どーん!とやってこい、ダイスケ!思い通りにはいかないってことを 知る為にはまず 思った通りにやってみる必要があるんだ どーん!とやってこい、ダイスケ! “努力は必ず報われる”ってほど世の中甘くはないけれど 才能の有り無しで勝ち敗けを決められちゃうほど 世の中厳しくもないんだ どーん!とやってこい、ダイスケ! 100点満点じゃ食っていけねーぞ 最低でも101点とってこい 食っていくってきっとそういうことだと思うぜ どーん!とやってこい、ダイスケ! 酒の席で無茶ブリされて 苦笑いでちびちび歌ってたお前がよ いつの間にか一丁前に“ワンマンライブやるんです”だってよ チケット2500円だと? このやろう生意気だぞ しょうがねぇな2枚とっとけ あのこと見に行くよ どーん!とやってこい、ダイスケ! | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 高田漣・竹原ピストル | 思い通りにはいかないってことを 知る為にはまず 思った通りにやってみる必要があるんだ どーん!とやってこい、ダイスケ! “努力は必ず報われる”ってほど世の中甘くはないけれど 才能の有り無しで勝ち敗けを決められちゃうほど 世の中厳しくもないんだ どーん!とやってこい、ダイスケ! 100点満点じゃ食っていけねーぞ 最低でも101点とってこい 食っていくってきっとそういうことだと思うぜ どーん!とやってこい、ダイスケ! 酒の席で無茶ブリされて 苦笑いでちびちび歌ってたお前がよ いつの間にか一丁前に“ワンマンライブやるんです”だってよ チケット2500円だと? このやろう生意気だぞ しょうがねぇな2枚とっとけ あのこと見に行くよ どーん!とやってこい、ダイスケ! |
Here we go!!空よりも空っぽなポケット 放り込み放題の未来 何番ホームでも大丈夫 きっとたどり着けるはずなんだ 粉雪と桜の境界線またいで 名残惜しいけど 名残惜しいから いっそ Here we go!! 見に行こう!! 新しい色を 形を 街のあっちを見に行こう!! Here we go!! 覚悟よりはあやふやで 気まぐれよりはゆるぎない 春一番にさらわれた さよならのキッスをお守りに 少年と青年の境界線またいで 名残惜しいけど 名残惜しいから いっそ 行くぞ Here we go!! 見に行こう!! 新しい色を 形を 街のあっちを見に行こう!! Here we go!! 見に行こう!! 新しい色を 形を 街のあっちを見に行こう!! Here we go!! Here we go!! | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 高橋太郎・竹原ピストル | 空よりも空っぽなポケット 放り込み放題の未来 何番ホームでも大丈夫 きっとたどり着けるはずなんだ 粉雪と桜の境界線またいで 名残惜しいけど 名残惜しいから いっそ Here we go!! 見に行こう!! 新しい色を 形を 街のあっちを見に行こう!! Here we go!! 覚悟よりはあやふやで 気まぐれよりはゆるぎない 春一番にさらわれた さよならのキッスをお守りに 少年と青年の境界線またいで 名残惜しいけど 名残惜しいから いっそ 行くぞ Here we go!! 見に行こう!! 新しい色を 形を 街のあっちを見に行こう!! Here we go!! 見に行こう!! 新しい色を 形を 街のあっちを見に行こう!! Here we go!! Here we go!! |
ぼくは限りない~One for the show~滲んだ夕焼けを背に ぽんこつギターを背に カラスは街から家路に ぼくは旅路から街に 仕事を終えたあなたに向けて ぼくは仕事を始める 今日一日の幕が下りて ステージの幕が上がる 喜びが歌を呼び 歌が歌う喜びを呼ぶ あなたがいてくれる限り ぼくは限りない 同じ文字なのに 書き順の違いで諍う 同じ夢なのに 叶え方の違いでいがみ合う ため息に音符を羽織らせて 感傷に言葉をまぶして 真面目に不真面目に あなたをにやにやさせたい 哀しみが歌を呼び 歌が歌う哀しみを呼ぶ あなたがいてくれる限り ぼくは限りない 喜びが歌を呼び 歌が歌う喜びを呼ぶ あなたがいてくれる限り ぼくは限りない One for the show Two for the show Three for the showって そーとーアホでしょ? お待ちかね だったかは知らねー ただいいだけライブしたいだけ どこででもしてるここだけの話 おっと常連さん オチ先に言うのはナシ お嬢さん呆れ顔がいい塩梅ね 今宵よろしければビーマイベイベー!! 。。あれ?ってスベってもドンマイ へでもねーぜこんくらい 凹むなんて論外 これでいいのだ by 赤塚不二夫 場数が武器よ チェキ チェキ ヨー!! 早く歌えよ!って野次の主誰よ? よっしゃ付き合えよ いっそ朝までよ One for the show Two for the show Three for the show そろそろやりましょう!! | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 高橋太郎・竹原ピストル | 滲んだ夕焼けを背に ぽんこつギターを背に カラスは街から家路に ぼくは旅路から街に 仕事を終えたあなたに向けて ぼくは仕事を始める 今日一日の幕が下りて ステージの幕が上がる 喜びが歌を呼び 歌が歌う喜びを呼ぶ あなたがいてくれる限り ぼくは限りない 同じ文字なのに 書き順の違いで諍う 同じ夢なのに 叶え方の違いでいがみ合う ため息に音符を羽織らせて 感傷に言葉をまぶして 真面目に不真面目に あなたをにやにやさせたい 哀しみが歌を呼び 歌が歌う哀しみを呼ぶ あなたがいてくれる限り ぼくは限りない 喜びが歌を呼び 歌が歌う喜びを呼ぶ あなたがいてくれる限り ぼくは限りない One for the show Two for the show Three for the showって そーとーアホでしょ? お待ちかね だったかは知らねー ただいいだけライブしたいだけ どこででもしてるここだけの話 おっと常連さん オチ先に言うのはナシ お嬢さん呆れ顔がいい塩梅ね 今宵よろしければビーマイベイベー!! 。。あれ?ってスベってもドンマイ へでもねーぜこんくらい 凹むなんて論外 これでいいのだ by 赤塚不二夫 場数が武器よ チェキ チェキ ヨー!! 早く歌えよ!って野次の主誰よ? よっしゃ付き合えよ いっそ朝までよ One for the show Two for the show Three for the show そろそろやりましょう!! |
隠岐手紙雨音に微睡み眠り 雨音に小突かれ目を覚ます 見送られてたまるかで置き手紙 “傘、盗んでくよ。返して欲しくば、また会おう。” てめーでてめーを島へ流し てめーでてめーを島から流す 高波に捩れる船旅が 二日酔いと追憶をかき混ぜる 死なせないために歌った歌で 殺しちまったことがあるんだよ まともなわけねーだろが まともなわけねーだろが 誰かと間違ってねーか? 俺がまともなわけねーだろが 痛み 傷口を芸にすり換えて 日銭をつつくペテン稼業 とり憑かれてるならいざしらず とり憑いてるってんだから救いがねえ 生乾きの空に翻る 海鳥達の行方を傘の先でなぞり歩く そういや船が港に寄せる間際 女房を抱く夢をみた 俺の目が黒いうちは どうぞ白い目で見守っていておくれ まともなわけねーだろが まともなわけねーだろが 誰かと間違ってねーか? 俺がまともなわけねーだろが | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 雨音に微睡み眠り 雨音に小突かれ目を覚ます 見送られてたまるかで置き手紙 “傘、盗んでくよ。返して欲しくば、また会おう。” てめーでてめーを島へ流し てめーでてめーを島から流す 高波に捩れる船旅が 二日酔いと追憶をかき混ぜる 死なせないために歌った歌で 殺しちまったことがあるんだよ まともなわけねーだろが まともなわけねーだろが 誰かと間違ってねーか? 俺がまともなわけねーだろが 痛み 傷口を芸にすり換えて 日銭をつつくペテン稼業 とり憑かれてるならいざしらず とり憑いてるってんだから救いがねえ 生乾きの空に翻る 海鳥達の行方を傘の先でなぞり歩く そういや船が港に寄せる間際 女房を抱く夢をみた 俺の目が黒いうちは どうぞ白い目で見守っていておくれ まともなわけねーだろが まともなわけねーだろが 誰かと間違ってねーか? 俺がまともなわけねーだろが |
Mother悲しいことがあるたびに あなたの顔が目に浮かぶ いつでも そっと 手を広げ 「ここにおいで」と 迎えてくれる 生まれた街に 背を向けて 自分の道を歩いてる どこかに帰る鳥たちに 私は遠いあなたを想う Mother 時は過ぎても Mother 何も変わらず Mother 私はあなたの娘 子守唄を聞かせて どうにか一人 生きて来(こ)れた そこに あなたがいたから やさしく髪をなでながら 私のためのぬくもりを 悲しい夜の地図にして 頑張る勇気を あなたがくれる Mother 誰の胸にも Mother きっといるはず Mother 心配ばかりかけてる 私だけを見ていて 離れていても わかり合える それがあなたのララバイ Mother 時は過ぎても Mother 何も変わらず Mother 私はあなたの娘 子守唄を聞かせて どうにか一人 生きて来(こ)れた そこに あなたがいたから そこに あなたがいたから | 竹原ピストル | 秋元康 | 鈴木キサブロー | | 悲しいことがあるたびに あなたの顔が目に浮かぶ いつでも そっと 手を広げ 「ここにおいで」と 迎えてくれる 生まれた街に 背を向けて 自分の道を歩いてる どこかに帰る鳥たちに 私は遠いあなたを想う Mother 時は過ぎても Mother 何も変わらず Mother 私はあなたの娘 子守唄を聞かせて どうにか一人 生きて来(こ)れた そこに あなたがいたから やさしく髪をなでながら 私のためのぬくもりを 悲しい夜の地図にして 頑張る勇気を あなたがくれる Mother 誰の胸にも Mother きっといるはず Mother 心配ばかりかけてる 私だけを見ていて 離れていても わかり合える それがあなたのララバイ Mother 時は過ぎても Mother 何も変わらず Mother 私はあなたの娘 子守唄を聞かせて どうにか一人 生きて来(こ)れた そこに あなたがいたから そこに あなたがいたから |
あ。っという間はあるさ遥かアルプスの稜線 まだちらり雪を被ったまま 雲ひとつない青の空 四畳半に切りとってフォークで突く 楽しんでたつもりだったけど ふと気がついたらうんざりしてたんだ しゃがみこんでこそ届く夢 そんなのあるわけないけどあるかもよ まぁまぁまぁ どーぞ ご一服 人生、あ。っという間はあるさ 金色に降り注ぐ陽の光 漲った田畑に跳ね躍る 干からびるまで歩いたら 今日は初っ端から日本酒だ 無論 縮み上がるほど とびきり冷たいやつ 黙りこんでこそ響く歌 そんなのあるわけないけどあるかもよ まぁまぁまぁ どーぞ ご一服 人生、あ。っという間はあるさ しゃがみこんでこそ届く夢 そんなのあるわけないけどあるかもよ まぁまぁまぁ どーぞ ご一服 人生、あ。っという間はあるさ 黙りこんでこそ響く歌 そんなのあるわけないけどあるかもよ まぁまぁまぁ どーぞ ご一服 人生、あ。っという間はあるさ | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 遥かアルプスの稜線 まだちらり雪を被ったまま 雲ひとつない青の空 四畳半に切りとってフォークで突く 楽しんでたつもりだったけど ふと気がついたらうんざりしてたんだ しゃがみこんでこそ届く夢 そんなのあるわけないけどあるかもよ まぁまぁまぁ どーぞ ご一服 人生、あ。っという間はあるさ 金色に降り注ぐ陽の光 漲った田畑に跳ね躍る 干からびるまで歩いたら 今日は初っ端から日本酒だ 無論 縮み上がるほど とびきり冷たいやつ 黙りこんでこそ響く歌 そんなのあるわけないけどあるかもよ まぁまぁまぁ どーぞ ご一服 人生、あ。っという間はあるさ しゃがみこんでこそ届く夢 そんなのあるわけないけどあるかもよ まぁまぁまぁ どーぞ ご一服 人生、あ。っという間はあるさ 黙りこんでこそ響く歌 そんなのあるわけないけどあるかもよ まぁまぁまぁ どーぞ ご一服 人生、あ。っという間はあるさ |
おーい!おーい!!倒れこめるほど疲れ切れず ウンザリできるほど続けられず ごまかす為だけに飲まれる酒は テーブルに置いてさえもらえない 確かにぼくはここにいるけれど 確かなぼくはどこにいるんだろ ぼくはここにいるけれど ぼくはどこにいるんだろ おーい!おーい!! ようやく捩れ始めた文字 ぺたんと閉じてほったらかす まどろむ為だけに読まれる本は しおりを挟んでさえもらえない 確かにぼくはここにいるけれど 確かなぼくはどこにいるんだろ ぼくはここにいるけれど ぼくはどこにいるんだろ おーい!おーい!! ときに赤錆びた焦燥に膝を揺らし 血液よりもせわしなく ときに朝日に焦がされるがままに 亡骸よりも微動だにせず 確かにぼくはここにいるけれど 確かなぼくはどこにいるんだろ ぼくはここにいるけれど ぼくはどこにいるんだろ おーい!おーい!! | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 倒れこめるほど疲れ切れず ウンザリできるほど続けられず ごまかす為だけに飲まれる酒は テーブルに置いてさえもらえない 確かにぼくはここにいるけれど 確かなぼくはどこにいるんだろ ぼくはここにいるけれど ぼくはどこにいるんだろ おーい!おーい!! ようやく捩れ始めた文字 ぺたんと閉じてほったらかす まどろむ為だけに読まれる本は しおりを挟んでさえもらえない 確かにぼくはここにいるけれど 確かなぼくはどこにいるんだろ ぼくはここにいるけれど ぼくはどこにいるんだろ おーい!おーい!! ときに赤錆びた焦燥に膝を揺らし 血液よりもせわしなく ときに朝日に焦がされるがままに 亡骸よりも微動だにせず 確かにぼくはここにいるけれど 確かなぼくはどこにいるんだろ ぼくはここにいるけれど ぼくはどこにいるんだろ おーい!おーい!! |
ON THE ROAD雲と雲との切れ間から また雲がこちらをのぞいている 燻んだ川面にひっくり返る 鈍い舌打ちと赤いトンボ 旅支度と帰り支度の境目を失った道の上 君のためならなんでもするさ 但し 君が会ってくれるなら ON THE ROAD... 街と街との切れ間から また街がこちらをのぞいている たるんだ電線を五線譜に 月は今 G♯のあたり 恩返しと罪滅ぼしの境目を失った道の上 金のためならなんでもやるさ 但し 金でなんでも買えるなら 群れを反れたのは てめーだろ 途方に暮れるのは筋違い いやはやこいつはどうしたものかと 空きっ腹こすって薄ら笑い 旅支度と帰り支度の境目を失った道の上 君のためならなんでもするさ 但し 君が会ってくれるなら 恩返しと罪滅ぼしの境目を失った道の上 金のためならなんでもやるさ 但し 金でなんでも買えるなら ON THE ROAD... | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル・山内総一郎 | 雲と雲との切れ間から また雲がこちらをのぞいている 燻んだ川面にひっくり返る 鈍い舌打ちと赤いトンボ 旅支度と帰り支度の境目を失った道の上 君のためならなんでもするさ 但し 君が会ってくれるなら ON THE ROAD... 街と街との切れ間から また街がこちらをのぞいている たるんだ電線を五線譜に 月は今 G♯のあたり 恩返しと罪滅ぼしの境目を失った道の上 金のためならなんでもやるさ 但し 金でなんでも買えるなら 群れを反れたのは てめーだろ 途方に暮れるのは筋違い いやはやこいつはどうしたものかと 空きっ腹こすって薄ら笑い 旅支度と帰り支度の境目を失った道の上 君のためならなんでもするさ 但し 君が会ってくれるなら 恩返しと罪滅ぼしの境目を失った道の上 金のためならなんでもやるさ 但し 金でなんでも買えるなら ON THE ROAD... |
ハッピーエンド春をまだ遥か遥かに 粉雪に霞んだ一本道 カミソリ色の歩道に揺れる 背中を丸めた淡い影 夜がテキトーにスッ転がした 木っ端みたいな雑居ビル 図鑑に載っていない歌達が 刹那に瞬く地下の店 あれからずっと手を伸ばし続けてきた あれからずっとつかみ損ね続けてきた たかが足跡 されど足跡 曲がりなりにも一本道 もう諦めることはないだろう もう諦め飽きてしまったんだ 仄かに色づいた桜の蕾を つついて遊ぶ天気雨 ため息のようにあくびのように 性懲りもなくまた歩き出す これからもずっと手を伸ばし続けるんだろう これからもずっとつかみ損ね続けるんだろう このままいっそ終われないまま このままいっそ終われないまま 終わってやるさ | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 高田漣 | 春をまだ遥か遥かに 粉雪に霞んだ一本道 カミソリ色の歩道に揺れる 背中を丸めた淡い影 夜がテキトーにスッ転がした 木っ端みたいな雑居ビル 図鑑に載っていない歌達が 刹那に瞬く地下の店 あれからずっと手を伸ばし続けてきた あれからずっとつかみ損ね続けてきた たかが足跡 されど足跡 曲がりなりにも一本道 もう諦めることはないだろう もう諦め飽きてしまったんだ 仄かに色づいた桜の蕾を つついて遊ぶ天気雨 ため息のようにあくびのように 性懲りもなくまた歩き出す これからもずっと手を伸ばし続けるんだろう これからもずっとつかみ損ね続けるんだろう このままいっそ終われないまま このままいっそ終われないまま 終わってやるさ |
ひまわりさくまであとすこしはたらくと つかれるね おなかへるし のどもかわく ぼくはもう たべないよ のまないよ そばにいてね うたいたくないことはうたわない きみのえは へたくそだ ぼくのえは じょうずだよ くらべるな くらべるな くらべるな くらべるな くらべるな くらべるな なにがみえる? うみがみえる なにがかおる? やまがかおる なにがふれる? きみがふれる あとすこし あとすこし ひまわりさくまであとすこし ひまわりさくまであとすこし | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | はたらくと つかれるね おなかへるし のどもかわく ぼくはもう たべないよ のまないよ そばにいてね うたいたくないことはうたわない きみのえは へたくそだ ぼくのえは じょうずだよ くらべるな くらべるな くらべるな くらべるな くらべるな くらべるな なにがみえる? うみがみえる なにがかおる? やまがかおる なにがふれる? きみがふれる あとすこし あとすこし ひまわりさくまであとすこし ひまわりさくまであとすこし |
Gimme the mic !!昨日の俺でもできたこと 今日の俺だからできること 明日の俺ならできそうなこと 混じり混じって俺ができてる 痛みを癒すべき今と引き換えに 牙を剥くべき今を失うな 先端はもう決して遠くはないが 先端はまだ決して近くはないぞ Gimme the mic!! かつてどんな夢を描いていたのかは忘れた ただ 少なくともチャレンジャーであり続けることを 前提に描いていた夢ではあったはずだ Gimme the mic!! 漲っていようが 枯れ果てていようが 常に Gimme the mic!! 青コーナーから飛び出せ 狙い続けなきゃ意味がない Gimme the mic!! 昨日の俺にはできなかったこと 今日の俺だからできないこと 明日の俺でもできなそうなこと 混じり混じって俺ができてる 進むほど強くなる向かい風 激しくなる雨足 くじけるな 先端はまだ決して近くはないが 先端はもう決して遠くはないぞ Gimme the mic!! 負けを恐れてきたからこそここまでこれた ただ この先に進めないのは他でもなく負けを恐れているからだ Gimme the mic!! 次なる高みを知る為に 次なる地べたを知るときがきたんだ Gimme the mic!! ノーガードで飛び出せ もはや他に道はない Gimme the mic!! かつてどんな夢を描いていたのかは忘れた ただ 少なくともチャレンジャーであり続けることを 前提に描いていた夢ではあったはずだ Gimme the mic!! 漲っていようが 枯れ果てていようが 常に Gimme the mic!! 青コーナーから飛び出せ 狙い続けなきゃ意味がない Gimme the mic!! そりゃいるさ上にゃ上 星の数 だが数ある限り 限りあるはず 引き剥がす ひとつひとつ やがて全て 必ず 勝つ 退かす 鬼と化す 守る気なきゃ色も何もねー信号 突っ走んぞ 心臓と刻む深層の振動 声 言葉 志 恥 美学 身から出た錆さえサビにして響す 常識をぶっ壊したいわけじゃない 常識を元の姿に蘇らせたいだけだ つまるところ はえー話が てっぺんにいるべきは君じゃない Gimme the mic!! | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 佐藤洋介・竹原ピストル | 昨日の俺でもできたこと 今日の俺だからできること 明日の俺ならできそうなこと 混じり混じって俺ができてる 痛みを癒すべき今と引き換えに 牙を剥くべき今を失うな 先端はもう決して遠くはないが 先端はまだ決して近くはないぞ Gimme the mic!! かつてどんな夢を描いていたのかは忘れた ただ 少なくともチャレンジャーであり続けることを 前提に描いていた夢ではあったはずだ Gimme the mic!! 漲っていようが 枯れ果てていようが 常に Gimme the mic!! 青コーナーから飛び出せ 狙い続けなきゃ意味がない Gimme the mic!! 昨日の俺にはできなかったこと 今日の俺だからできないこと 明日の俺でもできなそうなこと 混じり混じって俺ができてる 進むほど強くなる向かい風 激しくなる雨足 くじけるな 先端はまだ決して近くはないが 先端はもう決して遠くはないぞ Gimme the mic!! 負けを恐れてきたからこそここまでこれた ただ この先に進めないのは他でもなく負けを恐れているからだ Gimme the mic!! 次なる高みを知る為に 次なる地べたを知るときがきたんだ Gimme the mic!! ノーガードで飛び出せ もはや他に道はない Gimme the mic!! かつてどんな夢を描いていたのかは忘れた ただ 少なくともチャレンジャーであり続けることを 前提に描いていた夢ではあったはずだ Gimme the mic!! 漲っていようが 枯れ果てていようが 常に Gimme the mic!! 青コーナーから飛び出せ 狙い続けなきゃ意味がない Gimme the mic!! そりゃいるさ上にゃ上 星の数 だが数ある限り 限りあるはず 引き剥がす ひとつひとつ やがて全て 必ず 勝つ 退かす 鬼と化す 守る気なきゃ色も何もねー信号 突っ走んぞ 心臓と刻む深層の振動 声 言葉 志 恥 美学 身から出た錆さえサビにして響す 常識をぶっ壊したいわけじゃない 常識を元の姿に蘇らせたいだけだ つまるところ はえー話が てっぺんにいるべきは君じゃない Gimme the mic!! |
奥底の歌矛先をなくした眼差しは 瞼の裏で立ち往生 胡座に痺れた脛を小突き 他人事のような独り言 季節の裂け目に挟まった寝ぐらで齧る爪の先 寝転がしたままのためらいに薄黒く床ずれができている 陽の光を知らぬまま 奥底にのみ生まれ落ちる歌に 月の光を知らぬまま 奥底にのみ朽ち果てる 歌に光を。。 兆しも見出せないままに 路地に擦り付ける浅い歩幅 込み上げ えずき 吐き出してやっと 飲み込んできたものを思い出す 蹴落としていったその先 蹴落とされていったその先 理由に棄てられた遠吠えが街の虫歯をつついている 陽の光を知らぬまま 奥底にのみ生まれ落ちる歌に 月の光を知らぬまま 奥底にのみ朽ち果てる 歌に光を。。 奥底にのみ生まれ落ちる 歌に光を。。 奥底にのみ朽ち果てる 歌に光を。。 | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 佐藤洋介・高橋太郎・竹原ピストル | 矛先をなくした眼差しは 瞼の裏で立ち往生 胡座に痺れた脛を小突き 他人事のような独り言 季節の裂け目に挟まった寝ぐらで齧る爪の先 寝転がしたままのためらいに薄黒く床ずれができている 陽の光を知らぬまま 奥底にのみ生まれ落ちる歌に 月の光を知らぬまま 奥底にのみ朽ち果てる 歌に光を。。 兆しも見出せないままに 路地に擦り付ける浅い歩幅 込み上げ えずき 吐き出してやっと 飲み込んできたものを思い出す 蹴落としていったその先 蹴落とされていったその先 理由に棄てられた遠吠えが街の虫歯をつついている 陽の光を知らぬまま 奥底にのみ生まれ落ちる歌に 月の光を知らぬまま 奥底にのみ朽ち果てる 歌に光を。。 奥底にのみ生まれ落ちる 歌に光を。。 奥底にのみ朽ち果てる 歌に光を。。 |
藍色のハンカチ星の数だけ星があり 人の数だけ人がいる やっと頭がちゃんとしたのかな 目を開けたまま 眠るようになった 窓の数だけ暮らしがあり 列車の数だけ帰り道がある やっと頭がちゃんとしたのかな 疑ったまま ゆだねるようになった ポケットの中 お守りがわり あなたがくれた藍色のハンカチ 世にもあべこべなハンカチ 握りしめると涙が溢れてくるハンカチ 人懐っこい柔らかな夜風 面影も残さず春のおわり 見上げた満月のつむじに生えた歌 面影も残さず春のおわり ポケットの中 お守りがわり あなたがくれた藍色のハンカチ 世にもあべこべなハンカチ 握りしめると涙が溢れてくるハンカチ 手のひらの中 さよならのとき あなたがくれた藍色のハンカチ 世にもあべこべなハンカチ ぬぐうと一層 涙が溢れてくるハンカチ あなたがくれた藍色のハンカチ | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 星の数だけ星があり 人の数だけ人がいる やっと頭がちゃんとしたのかな 目を開けたまま 眠るようになった 窓の数だけ暮らしがあり 列車の数だけ帰り道がある やっと頭がちゃんとしたのかな 疑ったまま ゆだねるようになった ポケットの中 お守りがわり あなたがくれた藍色のハンカチ 世にもあべこべなハンカチ 握りしめると涙が溢れてくるハンカチ 人懐っこい柔らかな夜風 面影も残さず春のおわり 見上げた満月のつむじに生えた歌 面影も残さず春のおわり ポケットの中 お守りがわり あなたがくれた藍色のハンカチ 世にもあべこべなハンカチ 握りしめると涙が溢れてくるハンカチ 手のひらの中 さよならのとき あなたがくれた藍色のハンカチ 世にもあべこべなハンカチ ぬぐうと一層 涙が溢れてくるハンカチ あなたがくれた藍色のハンカチ |
It's my life回想に飽いて大あくび 目をやる車窓の彼方の彼方 列車と並んで泳ぐ雲 よちよち歩きの春をあやす 弁当の飯粒ほじくるや パチンとへの字に折れた箸 こいつはいいことありそうだ 胃薬 溶かした茶をあおる 貶されようが 持て囃されようが 俺の身の丈 今更 伸びも縮みもしねーさ it's my life... 誰の物差し 知るものか it's my life とりっぱなしに借りっぱなし 追われっぱなしに逃げっぱなし 千切りに千切って街に堕ちる 終着駅の少し手前 しきたりをしがらみを跨ぎ ところ構わず 引っ掻き鳴らす ぼうや食わせなきゃなんねーんだ it's my life... 誰の縄張り 知るものか it's my life... 誰の物差し 知るものか it's my life... 誰の縄張り 知るものか it's my life | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 回想に飽いて大あくび 目をやる車窓の彼方の彼方 列車と並んで泳ぐ雲 よちよち歩きの春をあやす 弁当の飯粒ほじくるや パチンとへの字に折れた箸 こいつはいいことありそうだ 胃薬 溶かした茶をあおる 貶されようが 持て囃されようが 俺の身の丈 今更 伸びも縮みもしねーさ it's my life... 誰の物差し 知るものか it's my life とりっぱなしに借りっぱなし 追われっぱなしに逃げっぱなし 千切りに千切って街に堕ちる 終着駅の少し手前 しきたりをしがらみを跨ぎ ところ構わず 引っ掻き鳴らす ぼうや食わせなきゃなんねーんだ it's my life... 誰の縄張り 知るものか it's my life... 誰の物差し 知るものか it's my life... 誰の縄張り 知るものか it's my life |
サンサーラ生きてる 生きている その現だけが ここにある 生きることは サンサーラ 川の流れは 時を超えてゆく… 時は流れゆき 人を超えてく 遥か昔に 誰かが見た夢 僕たちに宿り 明日へ向かう 彷徨う昼と夜のストーリー 命つないで 朝もやに煙る ほとりに佇みながら 耳をすまし 聴くのは 生きてる生きている その現(うつつ)だけが ここにある 生きることはサンサーラ つかの間の世に なぜ人は嘆き 涙流すのか 繰り返すのか? 永遠を信じて 歩みを止めずに なぜ別れるため 人は出会う 戸惑う 生と死のストーリー 愛を紡いで 夕映えに光る 川面を見つめながら 耳をすまし 聴くのは 生きてる 生きている その現だけが ここにある 生きることは サンサーラ 生きてる 生きている その現だけが ここにある 生きることはサンサーラ 生きてる 生きている その現だけが ここにある 生きることは サンサーラ | 竹原ピストル | 山口卓馬・書上奈朋子 | 山口卓馬・書上奈朋子 | | 生きてる 生きている その現だけが ここにある 生きることは サンサーラ 川の流れは 時を超えてゆく… 時は流れゆき 人を超えてく 遥か昔に 誰かが見た夢 僕たちに宿り 明日へ向かう 彷徨う昼と夜のストーリー 命つないで 朝もやに煙る ほとりに佇みながら 耳をすまし 聴くのは 生きてる生きている その現(うつつ)だけが ここにある 生きることはサンサーラ つかの間の世に なぜ人は嘆き 涙流すのか 繰り返すのか? 永遠を信じて 歩みを止めずに なぜ別れるため 人は出会う 戸惑う 生と死のストーリー 愛を紡いで 夕映えに光る 川面を見つめながら 耳をすまし 聴くのは 生きてる 生きている その現だけが ここにある 生きることは サンサーラ 生きてる 生きている その現だけが ここにある 生きることはサンサーラ 生きてる 生きている その現だけが ここにある 生きることは サンサーラ |
リョウメンシダ細く吸っては細く吐く。 木々と呼吸を口移し。 落ち葉の布団で夢を見る 虫たちは卵かサナギの季節。 皺ひとつない昼下がりの空。 ふと思い浮かぶ顔もある 散歩道。 全てに捧げるひとつの祈り。 ひとつに捧げる全ての祈り。 全てに繋げる一つの生命。 ひとつに繋げる全ての生命。 足元に揺れるシダの葉 姿 形。 そんな面はゆい物思い。 とめとない行き交いは まるで街の血液のよう。 遥かまでを見渡す高台。 ベンチで呆けて私はまるで街の 何だろう? そろそろ眠たげな陽の光。 風邪をひく前にまた歩き出そう 散歩道。 全てに捧げるひとつの意志。 ひとつに捧げる全ての意志。 全てに繋げるひとつの道。 ひとつに繋げる全ての道。 足元に揺れるシダの葉 姿 形。 おもても裏もない物思い 全てに捧げるひとつの祈り ひとつに捧げる全ての祈り 全てに繋げる一つの生命 ひとつに繋げる全ての生命 足元に揺れるシダの葉 姿 形。 そんな面映い物思い 表も裏もない物思い | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 細く吸っては細く吐く。 木々と呼吸を口移し。 落ち葉の布団で夢を見る 虫たちは卵かサナギの季節。 皺ひとつない昼下がりの空。 ふと思い浮かぶ顔もある 散歩道。 全てに捧げるひとつの祈り。 ひとつに捧げる全ての祈り。 全てに繋げる一つの生命。 ひとつに繋げる全ての生命。 足元に揺れるシダの葉 姿 形。 そんな面はゆい物思い。 とめとない行き交いは まるで街の血液のよう。 遥かまでを見渡す高台。 ベンチで呆けて私はまるで街の 何だろう? そろそろ眠たげな陽の光。 風邪をひく前にまた歩き出そう 散歩道。 全てに捧げるひとつの意志。 ひとつに捧げる全ての意志。 全てに繋げるひとつの道。 ひとつに繋げる全ての道。 足元に揺れるシダの葉 姿 形。 おもても裏もない物思い 全てに捧げるひとつの祈り ひとつに捧げる全ての祈り 全てに繋げる一つの生命 ひとつに繋げる全ての生命 足元に揺れるシダの葉 姿 形。 そんな面映い物思い 表も裏もない物思い |
今宵もかろうじて歌い切る街の明かりの外の外 鉛色の空に痩せた月 今更それが何になろうか 過ちを数え 罪を数え。。 拗れに拗れた感傷が あからさまなトドメを待っている 今宵もかろうじて歌い切る かろうじて今宵を歌い切る 眉間にうろつく淡い風 露を湛えた青い花 届くことなく潰えた祈り 手を振り合えずじまいの別れ あいつが逝ったとの報せを いまだ鼓膜の内側に飼っている 今宵もかろうじて歌い切る かろうじて今宵を歌い切る 棄てるのはいつだってこちらの方 “道”は人を棄てたりしない 浅い眠りから這い出て 歪んだ背骨にまた荷を担ぐ 細り萎び錆びゆく生業を されど 燃やして燃やして燃やして。。。 今宵もかろうじて歌い切る かろうじて今宵を歌い切る | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 街の明かりの外の外 鉛色の空に痩せた月 今更それが何になろうか 過ちを数え 罪を数え。。 拗れに拗れた感傷が あからさまなトドメを待っている 今宵もかろうじて歌い切る かろうじて今宵を歌い切る 眉間にうろつく淡い風 露を湛えた青い花 届くことなく潰えた祈り 手を振り合えずじまいの別れ あいつが逝ったとの報せを いまだ鼓膜の内側に飼っている 今宵もかろうじて歌い切る かろうじて今宵を歌い切る 棄てるのはいつだってこちらの方 “道”は人を棄てたりしない 浅い眠りから這い出て 歪んだ背骨にまた荷を担ぐ 細り萎び錆びゆく生業を されど 燃やして燃やして燃やして。。。 今宵もかろうじて歌い切る かろうじて今宵を歌い切る |
きーぷ、うぉーきんぐ!!今晩をうっかり昨晩にしそこねて ずるずると独酌 重い物思い ここまでこうなら きっとこのままずっとこう つぶれるが先か夜明けが先か あと何回始められるだろうか あと何回も始められないだろう。。 思い出したかのように思い出し 干からびた痛みに爪を立てる もはや足跡を残したいわけじゃない でも足音を鳴らしていたいんだ 取り返しがつかないわけでもない 後悔 未練 やり残し しでかし あるにはあるけど ないことにしたくもある 白みゆく空がひとつ残らず星を食べた あと何回終われるだろうか あと何回も終われないだろう。。 それらしき余韻があるでなし それらしき予感があるでなし もはや足跡を残したいわけじゃない でも足音を鳴らしていたいんだ 思い出したかのように思い出し 干からびた痛みに爪を立てる もはや足跡を残したいわけじゃない でも足音を鳴らしていたいんだ きーぷ、うぉーきんぐ!! | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 今晩をうっかり昨晩にしそこねて ずるずると独酌 重い物思い ここまでこうなら きっとこのままずっとこう つぶれるが先か夜明けが先か あと何回始められるだろうか あと何回も始められないだろう。。 思い出したかのように思い出し 干からびた痛みに爪を立てる もはや足跡を残したいわけじゃない でも足音を鳴らしていたいんだ 取り返しがつかないわけでもない 後悔 未練 やり残し しでかし あるにはあるけど ないことにしたくもある 白みゆく空がひとつ残らず星を食べた あと何回終われるだろうか あと何回も終われないだろう。。 それらしき余韻があるでなし それらしき予感があるでなし もはや足跡を残したいわけじゃない でも足音を鳴らしていたいんだ 思い出したかのように思い出し 干からびた痛みに爪を立てる もはや足跡を残したいわけじゃない でも足音を鳴らしていたいんだ きーぷ、うぉーきんぐ!! |
夏のアウトロ コオロギの鳴く頃“マーブル模様の空の向こう あれよあれよと陽が転がる。” “黄金がかった緩い風が そっと草花の前髪を撫でる。” “木陰に丸まった野良猫が こちらを睨んだまま欠伸する。” “弛んだ電線から飛び立って やがて鳥達が山に溶ける。” ギターの生えた背中を揺らし 脂汗のようにうじうじと旅路を行く。 夏のアウトロ。 コオロギの鳴く頃。 歩けるだけ歩こう。 何はなくとも。 覚悟の出涸らし 苦笑いに溶かし 細かに細かに 街々を徘徊。 不甲斐ない 足取りにこそ 生まれ宿る フレーズがあると願いたい。 描きたいがまま 常識をまず解体。 繋ぎたいがまま 五・七・五を問わず俳諧。 片付けようとすればするほど 余計に散らかってしまう。 胸のそこかしこに揺れる面影 余計に散らかってしまう。 知らず知らず アイツの歌を口ずさんでいたことにふと気づく。癪だ。 夏のアウトロ。 コオロギの鳴く頃。 歩けるだけ歩こう。 何はなくとも。 覚悟の出涸らし 苦笑いに溶かし 細かに細かに 街々を徘徊。 不甲斐ない 足取りにこそ 生まれ宿る フレーズがあると願いたい。 描きたいがまま 常識をまず解体。 繋ぎたいがまま 五・七・五を問わず俳諧。 | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | “マーブル模様の空の向こう あれよあれよと陽が転がる。” “黄金がかった緩い風が そっと草花の前髪を撫でる。” “木陰に丸まった野良猫が こちらを睨んだまま欠伸する。” “弛んだ電線から飛び立って やがて鳥達が山に溶ける。” ギターの生えた背中を揺らし 脂汗のようにうじうじと旅路を行く。 夏のアウトロ。 コオロギの鳴く頃。 歩けるだけ歩こう。 何はなくとも。 覚悟の出涸らし 苦笑いに溶かし 細かに細かに 街々を徘徊。 不甲斐ない 足取りにこそ 生まれ宿る フレーズがあると願いたい。 描きたいがまま 常識をまず解体。 繋ぎたいがまま 五・七・五を問わず俳諧。 片付けようとすればするほど 余計に散らかってしまう。 胸のそこかしこに揺れる面影 余計に散らかってしまう。 知らず知らず アイツの歌を口ずさんでいたことにふと気づく。癪だ。 夏のアウトロ。 コオロギの鳴く頃。 歩けるだけ歩こう。 何はなくとも。 覚悟の出涸らし 苦笑いに溶かし 細かに細かに 街々を徘徊。 不甲斐ない 足取りにこそ 生まれ宿る フレーズがあると願いたい。 描きたいがまま 常識をまず解体。 繋ぎたいがまま 五・七・五を問わず俳諧。 |
ギラギラなやつをまだ持ってる合図と同時に喰らいつくマイク。 所謂、バイブス、ヤバいっつータイプッす。 あんたの退屈、ひねり潰す、渾身の出し物。 何者なのかは関係ないのよ。 どーぞ足元見てくれ。但し最後まで居てくれ。 痛えくれえ真っ赤な余韻を残してくぜ。 俺が竹原ピストル、オールドルーキー。 メッキ剥がれてもゴールド純金。 攻め込む為に備わった両脚だ。 逃げ走る為に備わった両脚だ。 自分を肯定してくれる人間を、ひーこら探し回る為に使うのは 能無しだ。 より色濃く俺を俺に染め上げるチャンスだ。 ディスにも感謝。それが俺のアンサー。 賛否におびえた及び腰では、歩みに体重は乗らないんだ。 何を以って揺るぎないかは 揺るぎなく何を持ってるかだ ギラギラなやつをまだ持ってる 尽きぬ闘志を Still Going On ギラギラなやつをまだ持ってる ギラギラなやつをまだ持ってる ギラギラなやつをまだ持ってる 尽きぬ闘志を Still Going On 演者一筋。とことん現場主義。 半端にやってんじゃ趣味。手抜かずに。 迂闊に入るな。常識、方式のはるか向こう岸。 飽きない商い。プロの領域。 生身のアクションと生身のリアクション。 世にもあからさまな物々交換。 そうさ、ライブショーにテイク2はねーんだ。 一発勝負の連日連夜。 傷跡ひっくるめて魂だ。傷跡ひっくるめて体だ。 なかったことにしようだなんて、思ったことは一度もなかった。 煮え繰り返る悔しさ、不甲斐なさを胸に、睨み上げた夜空から、 ときに黒星の瞬きでこそ、照らし出される道筋があると学んだ。 何を以って揺るぎないかは 揺るぎなく何を持ってるかだ ギラギラなやつをまだ持ってる 尽きぬ闘志を Still Going On ギラギラなやつをまだ持ってる ギラギラなやつをまだ持ってる ギラギラなやつをまだ持ってる 尽きぬ闘志を Still Going On 尽きぬ闘志を Still Going On | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 合図と同時に喰らいつくマイク。 所謂、バイブス、ヤバいっつータイプッす。 あんたの退屈、ひねり潰す、渾身の出し物。 何者なのかは関係ないのよ。 どーぞ足元見てくれ。但し最後まで居てくれ。 痛えくれえ真っ赤な余韻を残してくぜ。 俺が竹原ピストル、オールドルーキー。 メッキ剥がれてもゴールド純金。 攻め込む為に備わった両脚だ。 逃げ走る為に備わった両脚だ。 自分を肯定してくれる人間を、ひーこら探し回る為に使うのは 能無しだ。 より色濃く俺を俺に染め上げるチャンスだ。 ディスにも感謝。それが俺のアンサー。 賛否におびえた及び腰では、歩みに体重は乗らないんだ。 何を以って揺るぎないかは 揺るぎなく何を持ってるかだ ギラギラなやつをまだ持ってる 尽きぬ闘志を Still Going On ギラギラなやつをまだ持ってる ギラギラなやつをまだ持ってる ギラギラなやつをまだ持ってる 尽きぬ闘志を Still Going On 演者一筋。とことん現場主義。 半端にやってんじゃ趣味。手抜かずに。 迂闊に入るな。常識、方式のはるか向こう岸。 飽きない商い。プロの領域。 生身のアクションと生身のリアクション。 世にもあからさまな物々交換。 そうさ、ライブショーにテイク2はねーんだ。 一発勝負の連日連夜。 傷跡ひっくるめて魂だ。傷跡ひっくるめて体だ。 なかったことにしようだなんて、思ったことは一度もなかった。 煮え繰り返る悔しさ、不甲斐なさを胸に、睨み上げた夜空から、 ときに黒星の瞬きでこそ、照らし出される道筋があると学んだ。 何を以って揺るぎないかは 揺るぎなく何を持ってるかだ ギラギラなやつをまだ持ってる 尽きぬ闘志を Still Going On ギラギラなやつをまだ持ってる ギラギラなやつをまだ持ってる ギラギラなやつをまだ持ってる 尽きぬ闘志を Still Going On 尽きぬ闘志を Still Going On |
Float Like a Buttrefly, Sting Like a Bee!!朝靄に滲んだ東の空 道のりを淡く齧るブーツの踵 寝てはいないが 起きてもいないまま あくびをひとつ もうひとつ 追憶を継ぎ剥ぎ 歌こしらえつつ 暑けりゃ北上 寒けりゃ南下 街を飛び立っては街へと降り立つ “菜の葉に飽いたら桜にとまれ♪” ってか Float like a butterfly Sting like a bee!! 流浪の旅 歌はさすらい Sing like me!! 夕陽に炙られゆく西の空 雑踏に擦れるシャツの袖 噂してるのはどこの誰だろか くしゃみをひとつ もうひとつ 歌い散らかし 飲み散らかしつつ 行くも戻るも「ただいま。」「おかえり。」 舞台を飛び立っては舞台に降り立つ “おいけのまわりにのばらがさいたよ♪” ってか Float like a butterfly Sting like a bee!! 流浪の旅 歌はさすらい Sing like me!! 抜き払う日本刀 YAMAHA ぶちかます日本語のヤバさ 頭からケツまでぐわー!!っとやるんだ ギャラで選ばず アトランダム たかがとされどを行ったり来たりなれど ともあれ歩んできたこの道だ ちぇっくしろ!男の子の意地だ!! 。。とかなんとか あんま力むな あんま気負うな ほらみたことか 歌詞ぶっ飛んで赤っ恥 残念 まだまだ足んねー鍛錬。。 Float like a butterfly Sting like a bee!! 流浪の旅 歌はさすらい Sing like me!! Float like a butterfly 流浪の旅 歌はさすらい Sting like a bee!! Sing like me!! | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 朝靄に滲んだ東の空 道のりを淡く齧るブーツの踵 寝てはいないが 起きてもいないまま あくびをひとつ もうひとつ 追憶を継ぎ剥ぎ 歌こしらえつつ 暑けりゃ北上 寒けりゃ南下 街を飛び立っては街へと降り立つ “菜の葉に飽いたら桜にとまれ♪” ってか Float like a butterfly Sting like a bee!! 流浪の旅 歌はさすらい Sing like me!! 夕陽に炙られゆく西の空 雑踏に擦れるシャツの袖 噂してるのはどこの誰だろか くしゃみをひとつ もうひとつ 歌い散らかし 飲み散らかしつつ 行くも戻るも「ただいま。」「おかえり。」 舞台を飛び立っては舞台に降り立つ “おいけのまわりにのばらがさいたよ♪” ってか Float like a butterfly Sting like a bee!! 流浪の旅 歌はさすらい Sing like me!! 抜き払う日本刀 YAMAHA ぶちかます日本語のヤバさ 頭からケツまでぐわー!!っとやるんだ ギャラで選ばず アトランダム たかがとされどを行ったり来たりなれど ともあれ歩んできたこの道だ ちぇっくしろ!男の子の意地だ!! 。。とかなんとか あんま力むな あんま気負うな ほらみたことか 歌詞ぶっ飛んで赤っ恥 残念 まだまだ足んねー鍛錬。。 Float like a butterfly Sting like a bee!! 流浪の旅 歌はさすらい Sing like me!! Float like a butterfly 流浪の旅 歌はさすらい Sting like a bee!! Sing like me!! |
南十字星己が胸の内と同じ色 島の夜道 真夏の夜風 熟れ果て爛れたアダンの実 虫に齧られ 為す術もない 星に願いを。。 “私に願いをください” 動物であることを忘れ “人”であることを持て余し 履き古された両足は やがて白銀の浜を踏む 星に願いを。。 “私に願いをください” よく考えてみれば よく考えたことがなかったよ 思い返してみれば 思い返したことがなかったよ 嗚呼 ばかばかしいほどに天の川 溺れて何処 南十字星(はいむるぶし) 星に願いを。。 “私に願いをください” 星に願いを。。 “私に願いをください” | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 己が胸の内と同じ色 島の夜道 真夏の夜風 熟れ果て爛れたアダンの実 虫に齧られ 為す術もない 星に願いを。。 “私に願いをください” 動物であることを忘れ “人”であることを持て余し 履き古された両足は やがて白銀の浜を踏む 星に願いを。。 “私に願いをください” よく考えてみれば よく考えたことがなかったよ 思い返してみれば 思い返したことがなかったよ 嗚呼 ばかばかしいほどに天の川 溺れて何処 南十字星(はいむるぶし) 星に願いを。。 “私に願いをください” 星に願いを。。 “私に願いをください” |
あっかんべ、だぜ故郷鈍色の海を縁取りひしめく工場群。 痛ましいほど絶え間なく、果てしない律動。 散々、風に弄ばれた挙句、結局、雲のわずか手前で力尽きる煙突の煙。 列車は関節を軋ませながら、過去、現在、未来を事細かに縫い合わせる。 不発弾のような危うい気まずさに、やがて車窓から視線を引き剥がす。 俺はこの街の嘘を知っていて、この街は俺の嘘を知っている。 上手くやれるはずがないだろ。 あっかんべ、だぜ故郷。 当て付けのように痩せ細った雨。 青痣のようにぼんやり滲みゆく街並み。 片手に下げていた喪服を、ひそひそと胸に抱き寄せる傘の下。。 ここからだからこそ焦がれに焦がれた夢。 しかし、ここにいる限り叶えようがなかった夢。 故郷。。 俺はこの街を見放して、この街は俺を見放した。 ただいま、とでも言うと思ったかよ? あっかんべ、だぜ故郷。 俺はこの街の嘘を知っていて、この街は俺の嘘を知っている。 上手くやれるはずがないだろ。 あっかんべ、だぜ故郷。 | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 鈍色の海を縁取りひしめく工場群。 痛ましいほど絶え間なく、果てしない律動。 散々、風に弄ばれた挙句、結局、雲のわずか手前で力尽きる煙突の煙。 列車は関節を軋ませながら、過去、現在、未来を事細かに縫い合わせる。 不発弾のような危うい気まずさに、やがて車窓から視線を引き剥がす。 俺はこの街の嘘を知っていて、この街は俺の嘘を知っている。 上手くやれるはずがないだろ。 あっかんべ、だぜ故郷。 当て付けのように痩せ細った雨。 青痣のようにぼんやり滲みゆく街並み。 片手に下げていた喪服を、ひそひそと胸に抱き寄せる傘の下。。 ここからだからこそ焦がれに焦がれた夢。 しかし、ここにいる限り叶えようがなかった夢。 故郷。。 俺はこの街を見放して、この街は俺を見放した。 ただいま、とでも言うと思ったかよ? あっかんべ、だぜ故郷。 俺はこの街の嘘を知っていて、この街は俺の嘘を知っている。 上手くやれるはずがないだろ。 あっかんべ、だぜ故郷。 |
なにもしないがしたい部屋だけ眠らせて ぼくと君は眠れない 部屋だけ眠らせて ぼくと君は眠らない 思い出は数えるほどなのに 数えきれないほどの思い出し笑い なにもしないがしたい なにもしないがしたい 君となにもしたくないんじゃなくて 君となにもしないがしたい 落ち葉色の灯りの中 ぼくと君は眠れない 落ち葉色の灯りの中 ぼくと君は眠らない 打ち明け話が尽きる頃には 新しい内緒話が芽生えてる なにもしないがしたい なにもしないがしたい 君となにもしたくないんじゃなくて 君となにもしないがしたい なにもしないがしたい なにもしないがしたい 君となにもしたくないんじゃなくて 君となにもしないがしたい | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 部屋だけ眠らせて ぼくと君は眠れない 部屋だけ眠らせて ぼくと君は眠らない 思い出は数えるほどなのに 数えきれないほどの思い出し笑い なにもしないがしたい なにもしないがしたい 君となにもしたくないんじゃなくて 君となにもしないがしたい 落ち葉色の灯りの中 ぼくと君は眠れない 落ち葉色の灯りの中 ぼくと君は眠らない 打ち明け話が尽きる頃には 新しい内緒話が芽生えてる なにもしないがしたい なにもしないがしたい 君となにもしたくないんじゃなくて 君となにもしないがしたい なにもしないがしたい なにもしないがしたい 君となにもしたくないんじゃなくて 君となにもしないがしたい |
御幸橋夜明けの前の薄闇の 遥かに灯る梅の花 月は伴穴のように動かない 小枝を咥えたカラスが一羽 欄干からそっと宙に刺さる 月は鍵穴のように動かない 浮腫んだ流れは中洲を齧り もろとも山影の横腹を打つ 月は鍵穴のように動かない 進み行くには気が遠く 引き返すのは気が重い 油の切れた口笛が 力なく風から剥がれ落ちる 月は鍵穴のように動かない | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 夜明けの前の薄闇の 遥かに灯る梅の花 月は伴穴のように動かない 小枝を咥えたカラスが一羽 欄干からそっと宙に刺さる 月は鍵穴のように動かない 浮腫んだ流れは中洲を齧り もろとも山影の横腹を打つ 月は鍵穴のように動かない 進み行くには気が遠く 引き返すのは気が重い 油の切れた口笛が 力なく風から剥がれ落ちる 月は鍵穴のように動かない |
たった二種類の金魚鉢つないでいたくはないのに ふりほどくことができないね 干からびた鱗のよう 並ぶ影と影 わたしにとっての良い知らせは あなたにとっての悪い知らせ たった二種類の金魚鉢 お魚はいいね 水の中では涙を気づかれずにすむだろう お魚はかなしいね 水の中では涙に気づいてもらえないだろう だからそこですかさず 覚悟だの勇気だのを持ち出してくるなよ 空をきる尾びれのよう 並ぶ影と影 あなたにとっての良い知らせは わたしにとっての悪い知らせ たった二種類の金魚鉢 お魚はいいね 水の中では涙を気づかれずにすむだろう お魚はかなしいね 水の中では涙に気づいてもらえないだろう 申し合わせてもいない待ち合わせ場所で 交わしてもいない約束を もう幸せではない待ち合わせ場所で 枯らして間もない約束を お魚はいいね 水の中では涙を気づかれずにすむだろう お魚はかなしいね 水の中では涙に気づいてもらえないだろう | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | つないでいたくはないのに ふりほどくことができないね 干からびた鱗のよう 並ぶ影と影 わたしにとっての良い知らせは あなたにとっての悪い知らせ たった二種類の金魚鉢 お魚はいいね 水の中では涙を気づかれずにすむだろう お魚はかなしいね 水の中では涙に気づいてもらえないだろう だからそこですかさず 覚悟だの勇気だのを持ち出してくるなよ 空をきる尾びれのよう 並ぶ影と影 あなたにとっての良い知らせは わたしにとっての悪い知らせ たった二種類の金魚鉢 お魚はいいね 水の中では涙を気づかれずにすむだろう お魚はかなしいね 水の中では涙に気づいてもらえないだろう 申し合わせてもいない待ち合わせ場所で 交わしてもいない約束を もう幸せではない待ち合わせ場所で 枯らして間もない約束を お魚はいいね 水の中では涙を気づかれずにすむだろう お魚はかなしいね 水の中では涙に気づいてもらえないだろう |
とまり木改札口は喧騒を 吐き出しこそすれ吸い込まず 滞った駅前の眺め その上澄みに 解体中のビルの肋骨 抜き足差し足 落ちゆく夕陽 季節の果てを報せる風 待つことを嫌い ひとりで 待たれることを嫌い ひとりで “ここまでを来れたんだ ここからを行けないわけがねーさ” L字のカウンターの隅 空いたグラス越しに揺れる外国の歌 明日に踏み出す寸前の 心地良い躊躇に頬杖をつく 半分に割れた白い月 痩せた街角に眠る花 離れることをおそれ ひとりで 出会うことをおそれ ひとりで “ここまでを来れたんだ ここからを行けないわけがねーさ”と そう思い続けることで そう信じ続けることで ここまでを来れたんだ ここからを行けないわけがねーさ | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 改札口は喧騒を 吐き出しこそすれ吸い込まず 滞った駅前の眺め その上澄みに 解体中のビルの肋骨 抜き足差し足 落ちゆく夕陽 季節の果てを報せる風 待つことを嫌い ひとりで 待たれることを嫌い ひとりで “ここまでを来れたんだ ここからを行けないわけがねーさ” L字のカウンターの隅 空いたグラス越しに揺れる外国の歌 明日に踏み出す寸前の 心地良い躊躇に頬杖をつく 半分に割れた白い月 痩せた街角に眠る花 離れることをおそれ ひとりで 出会うことをおそれ ひとりで “ここまでを来れたんだ ここからを行けないわけがねーさ”と そう思い続けることで そう信じ続けることで ここまでを来れたんだ ここからを行けないわけがねーさ |
初詣雲から零れた月明かりが 老いた桜木の骨を晒す 雪にも雨にもなれぬまま 手の甲でみぞれが息絶える 始発列車の先端が 街のまぶたをこじ開ける 酒の燃えかすを腹に揺らし 前歯の隙間から唾を弾く 俺はいつまで繰り返すのか! いつまで俺を繰り返すのか!! 爪を丸めたショベルカーが 河川敷の隅で拗ねている 矢印に並んだ渡り鳥が 矢印の方向に空を割る あやふやな足取りは それでも もうじき橋を渡り切る 嫌みなまでに澄んだ風を 頬に閉じ込めて弄ぶ 俺はいつまで繰り返すのか! いつまで俺を繰り返すのか!! 俺はいつまで繰り返すのか! いつまで俺を繰り返すのか!! これは“はちまんさん”の口か肛門か ねずみ色に褪せた鳥居をくぐる ならば俺は“はちまんさん”の餌か糞か 柏手が虚空にどん詰まる | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル・TARO | 雲から零れた月明かりが 老いた桜木の骨を晒す 雪にも雨にもなれぬまま 手の甲でみぞれが息絶える 始発列車の先端が 街のまぶたをこじ開ける 酒の燃えかすを腹に揺らし 前歯の隙間から唾を弾く 俺はいつまで繰り返すのか! いつまで俺を繰り返すのか!! 爪を丸めたショベルカーが 河川敷の隅で拗ねている 矢印に並んだ渡り鳥が 矢印の方向に空を割る あやふやな足取りは それでも もうじき橋を渡り切る 嫌みなまでに澄んだ風を 頬に閉じ込めて弄ぶ 俺はいつまで繰り返すのか! いつまで俺を繰り返すのか!! 俺はいつまで繰り返すのか! いつまで俺を繰り返すのか!! これは“はちまんさん”の口か肛門か ねずみ色に褪せた鳥居をくぐる ならば俺は“はちまんさん”の餌か糞か 柏手が虚空にどん詰まる |
悄気る街、舌打ちのように歌がある。四条の橋を渡り行く。 人々は、そして自分もまた 火薬のように押し黙り 四条の橋を渡り行く。 黒々と流れ行く川の 水面に遊ぶ、つがいの鯉。 嗚呼、悄気る街 舌打ちのように歌がある。 先斗町をすれ違う。 人と人は互いに通りの際と際に寄り カミソリのようにヒリヒリと 先斗町をすれ違う。 靴音に擦れて路の花。 華奢な背に負う花言葉。 嗚呼、悄気る街 舌打ちのように歌がある。 木屋町通りの街灯が点る。 つい忘れてしまっていたことを ふと思い出したかのように 木屋町通りの街灯が点る。 ドン底のような曇天に 誰の名を呼ぶ痩せ烏。 嗚呼、悄気る街 舌打ちのように歌がある。 ライブハウスの扉を開く。 意味、理由を拗らせることなく 主義、主張をほじくり返すことなく ライブハウスの扉を開く。 一人佇む舞台袖。 演れと言われりゃ演るだけさ。 嗚呼、悄気る街 舌打ちのように歌がある。 嗚呼、悄気る街 舌打ちのように歌がある。 | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 高田漣・竹原ピストル | 四条の橋を渡り行く。 人々は、そして自分もまた 火薬のように押し黙り 四条の橋を渡り行く。 黒々と流れ行く川の 水面に遊ぶ、つがいの鯉。 嗚呼、悄気る街 舌打ちのように歌がある。 先斗町をすれ違う。 人と人は互いに通りの際と際に寄り カミソリのようにヒリヒリと 先斗町をすれ違う。 靴音に擦れて路の花。 華奢な背に負う花言葉。 嗚呼、悄気る街 舌打ちのように歌がある。 木屋町通りの街灯が点る。 つい忘れてしまっていたことを ふと思い出したかのように 木屋町通りの街灯が点る。 ドン底のような曇天に 誰の名を呼ぶ痩せ烏。 嗚呼、悄気る街 舌打ちのように歌がある。 ライブハウスの扉を開く。 意味、理由を拗らせることなく 主義、主張をほじくり返すことなく ライブハウスの扉を開く。 一人佇む舞台袖。 演れと言われりゃ演るだけさ。 嗚呼、悄気る街 舌打ちのように歌がある。 嗚呼、悄気る街 舌打ちのように歌がある。 |
朧月。君よ、今宵も生き延びろ。返すべき言葉を見つけられないまま、掛けるべき言葉を見つけられないまま、 イライラとモヤモヤとサンダルを突っかけ外に出る。 湿った夜空の下、寝静まった界隈は、遥かから微かに聞こえてくる踏切の音を 虫けらのように黙殺し、微動だにしない。。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 返すべき言葉を見つけられないまま、掛けるべき言葉を見つけられないまま、 コンビニの駐車場の片隅、灰皿の傍にしゃがみ込む。 舌打ちまじりに啜る缶コーヒーは、盗っ人のようにコソコソと、 水銀のように白々しく、歌に爛れた喉元を滑り落ちていく。。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 そしてまた読み返す。 いくつもの傷跡をそのまま縫い込んだかのような、 いくつもの痛みをそのまま封じ込めたかのような、 今にも破裂せんばかりの切実が綴られた、君からの便りをまた読み返す。 自分と自分で罵り合うような日々が、 自分と自分を必死に繋ぎ止めようとする日々が、 自分で自分を思い留まらせようする日々が、自分との戦いに次ぐ、 戦いに次ぐ、戦いの日々が綴られた、君からの便りをまた読み返す。 返すべき言葉を見つけられないまま、掛けるべき言葉を見つけられないまま、 がらんどうの不甲斐なさの淵からモグラのようにただ闇雲に君の健闘を祈り、 祈り、 祈ることしかできないがらんどうの不甲斐なさの淵からモグラのように ただ闇雲に君の健闘を祈り、祈り、 祈ることしかできないがらんどうの不甲斐なさの淵からモグラのように ただ闇雲に君の健闘を祈り、祈り、 祈ることしかできなくてごめんな。 それでいてもしも、世にもクソバカタレた自惚れに、自分自身、 強いて強いて目を瞑ってやるとするならば、 そして君がそれを許してくれるとするならば、返すべき言葉でも 掛けるべき言葉でもないのだろうけど、どうか言わせて欲しい。 君よ、この歌が君に届くまで。 君よ、この歌が君に届いてからも。 君よ、この歌が君に届いてからこそ。 君よ、生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も、君よ、今宵も、生き延びろ。 | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル・TARO | 返すべき言葉を見つけられないまま、掛けるべき言葉を見つけられないまま、 イライラとモヤモヤとサンダルを突っかけ外に出る。 湿った夜空の下、寝静まった界隈は、遥かから微かに聞こえてくる踏切の音を 虫けらのように黙殺し、微動だにしない。。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 返すべき言葉を見つけられないまま、掛けるべき言葉を見つけられないまま、 コンビニの駐車場の片隅、灰皿の傍にしゃがみ込む。 舌打ちまじりに啜る缶コーヒーは、盗っ人のようにコソコソと、 水銀のように白々しく、歌に爛れた喉元を滑り落ちていく。。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 そしてまた読み返す。 いくつもの傷跡をそのまま縫い込んだかのような、 いくつもの痛みをそのまま封じ込めたかのような、 今にも破裂せんばかりの切実が綴られた、君からの便りをまた読み返す。 自分と自分で罵り合うような日々が、 自分と自分を必死に繋ぎ止めようとする日々が、 自分で自分を思い留まらせようする日々が、自分との戦いに次ぐ、 戦いに次ぐ、戦いの日々が綴られた、君からの便りをまた読み返す。 返すべき言葉を見つけられないまま、掛けるべき言葉を見つけられないまま、 がらんどうの不甲斐なさの淵からモグラのようにただ闇雲に君の健闘を祈り、 祈り、 祈ることしかできないがらんどうの不甲斐なさの淵からモグラのように ただ闇雲に君の健闘を祈り、祈り、 祈ることしかできないがらんどうの不甲斐なさの淵からモグラのように ただ闇雲に君の健闘を祈り、祈り、 祈ることしかできなくてごめんな。 それでいてもしも、世にもクソバカタレた自惚れに、自分自身、 強いて強いて目を瞑ってやるとするならば、 そして君がそれを許してくれるとするならば、返すべき言葉でも 掛けるべき言葉でもないのだろうけど、どうか言わせて欲しい。 君よ、この歌が君に届くまで。 君よ、この歌が君に届いてからも。 君よ、この歌が君に届いてからこそ。 君よ、生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も、君よ、今宵も、生き延びろ。 |
笑顔でさよなら、跡形もなく。古びた今日を追い立てるように のしのしと夜が満ちていく。 やがて輪郭の限りに街が灯り 全ての輪郭に影を生む。 子が親を選べぬように 金は汗水の色を選べない。 せめて誰かを羨みながらの いじけた酒だけは啜らぬように そちらにとっての裏通りが こちらにとっての表通り 分かり合えぬことを分かり合ったら 笑顔でさよなら、跡形もなく。 真新しい今日に急き立てられるように そそくさと夜が褪せていく。 寝ぐらを無くした鼻歌が 路地のどんつきに吹き溜まる。 自前は骨身と心根だけ。 あとは借り物、もらい物、授かり物。 日々、胸糞に積もりゆく恩の厚み。 夢の体重はそれで決まる。 そちらにとっての裏通りが こちらにとっての表通り 分かり合えぬことを分かり合ったら 笑顔でさよなら、跡形もなく。 そちらにとっての裏通りが こちらにとっての表通り 分かり合えぬことを分かり合ったら 笑顔でさよなら、跡形もなく。 笑顔でさよなら、跡形もなく。 | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 古びた今日を追い立てるように のしのしと夜が満ちていく。 やがて輪郭の限りに街が灯り 全ての輪郭に影を生む。 子が親を選べぬように 金は汗水の色を選べない。 せめて誰かを羨みながらの いじけた酒だけは啜らぬように そちらにとっての裏通りが こちらにとっての表通り 分かり合えぬことを分かり合ったら 笑顔でさよなら、跡形もなく。 真新しい今日に急き立てられるように そそくさと夜が褪せていく。 寝ぐらを無くした鼻歌が 路地のどんつきに吹き溜まる。 自前は骨身と心根だけ。 あとは借り物、もらい物、授かり物。 日々、胸糞に積もりゆく恩の厚み。 夢の体重はそれで決まる。 そちらにとっての裏通りが こちらにとっての表通り 分かり合えぬことを分かり合ったら 笑顔でさよなら、跡形もなく。 そちらにとっての裏通りが こちらにとっての表通り 分かり合えぬことを分かり合ったら 笑顔でさよなら、跡形もなく。 笑顔でさよなら、跡形もなく。 |
せいぜい胸を張ってやるさ。人もまばらな駅のホームに、朝の列車がやってきた。 今夜に向かって走りゆく、朝の列車がやってきた。 萎んだカバンを胸に抱き、寝ぼけ眼で車窓を覗く。 街を去る度に音がする。何かと千切れる音がする。 “分かってたまっか。知ったこっちゃねーよ。 分かってたまっか。知ったこっちゃねーよ。。って 閉ざしきった足音を重ねてきたし 重ねていくんだろうけど せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 螺旋階段の踊り場で、商売敵(とも)の歌を聴いている。 小屋の扉からはみ出した、商売敵の歌を聴いている。 これが最後の曲らしい。爪を噛むのを、 膝を揺らすのをやめて、 やがてステージを継ぐ度に音がする。 何かが千切れる音がする。 “負けてたまっか。ざまあみろ。 負けてたまっか。ざまあみろ。。” って 荒みきった足音を重ねてきたし 重ねていくんだろうけど せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。 ピントのズレたスポットライトの下 トグロを巻くタバコの煙を蹴散らし 酒に腐った野次を掻き分け 縒れた手拍子に小節をしならせながら 首の曲がったフォークギターを掻き鳴らし 頭の潰れたマイクロフォンに口づけ 左右ちぐはぐな声帯を擦り合わせ 濁声を弾き飛ばしながら せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル・TARO | 人もまばらな駅のホームに、朝の列車がやってきた。 今夜に向かって走りゆく、朝の列車がやってきた。 萎んだカバンを胸に抱き、寝ぼけ眼で車窓を覗く。 街を去る度に音がする。何かと千切れる音がする。 “分かってたまっか。知ったこっちゃねーよ。 分かってたまっか。知ったこっちゃねーよ。。って 閉ざしきった足音を重ねてきたし 重ねていくんだろうけど せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 螺旋階段の踊り場で、商売敵(とも)の歌を聴いている。 小屋の扉からはみ出した、商売敵の歌を聴いている。 これが最後の曲らしい。爪を噛むのを、 膝を揺らすのをやめて、 やがてステージを継ぐ度に音がする。 何かが千切れる音がする。 “負けてたまっか。ざまあみろ。 負けてたまっか。ざまあみろ。。” って 荒みきった足音を重ねてきたし 重ねていくんだろうけど せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。 ピントのズレたスポットライトの下 トグロを巻くタバコの煙を蹴散らし 酒に腐った野次を掻き分け 縒れた手拍子に小節をしならせながら 首の曲がったフォークギターを掻き鳴らし 頭の潰れたマイクロフォンに口づけ 左右ちぐはぐな声帯を擦り合わせ 濁声を弾き飛ばしながら せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 |
水割りをうすくつくっていつまでもようやく家が眠り やっと自分を貸し切って 水割りをうすくつくって 水割りをうすくつくっていつまでも そっと呼吸をほどき 凪いだ追想に頬を緩め 水割りをうすくつくって 水割りをうすくつくっていつまでも 明日にため息を持ち越さぬように 今夜のうちに余すことなく 水割りをうすくつくって 水割りをうすくつくっていつまでも いつからか夢と暮らし やみくもに夢で暮らし ふと気がつけば 夢、夢、夢が暮らし 水割りをうすくつくって 水割りをうすくつくっていつまでも | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | ようやく家が眠り やっと自分を貸し切って 水割りをうすくつくって 水割りをうすくつくっていつまでも そっと呼吸をほどき 凪いだ追想に頬を緩め 水割りをうすくつくって 水割りをうすくつくっていつまでも 明日にため息を持ち越さぬように 今夜のうちに余すことなく 水割りをうすくつくって 水割りをうすくつくっていつまでも いつからか夢と暮らし やみくもに夢で暮らし ふと気がつけば 夢、夢、夢が暮らし 水割りをうすくつくって 水割りをうすくつくっていつまでも |
逃がしてあげよう 鏡色に凪いだ海 隆々と肥えた山 画用紙のように澄み切った空 きっと今夜は月が綺麗 ちょっとした散歩と大それた冒険の おおよそ真ん中あたり くしゃみのような 思い出し笑い ふとこぼれ落ちる鼻歌 足音を連れていくような 足音に連れられていくような 心地よく 心強くて 心地よく 心許ない道のり いつもの通りを少しだけ外れて 逃がしてあげよう 逃がしてあげよう いつも通りを少しだけ忘れて 私を私から逃がしてあげよう どこからかは遠ざかり どこかには近付いていく 素晴らしい当たり前 なんて素晴らしい当たり前 いつもの通りを少しだけ外れて 逃がしてあげよう 逃がしてあげよう いつも通りを少しだけ忘れて 私を私から逃がしてあげよう いつもの通りを少しだけ外れて いつも通りを少しだけ忘れて 逃がしてあげよう | 竹原ピストル | 竹原ピストル | 竹原ピストル | | 鏡色に凪いだ海 隆々と肥えた山 画用紙のように澄み切った空 きっと今夜は月が綺麗 ちょっとした散歩と大それた冒険の おおよそ真ん中あたり くしゃみのような 思い出し笑い ふとこぼれ落ちる鼻歌 足音を連れていくような 足音に連れられていくような 心地よく 心強くて 心地よく 心許ない道のり いつもの通りを少しだけ外れて 逃がしてあげよう 逃がしてあげよう いつも通りを少しだけ忘れて 私を私から逃がしてあげよう どこからかは遠ざかり どこかには近付いていく 素晴らしい当たり前 なんて素晴らしい当たり前 いつもの通りを少しだけ外れて 逃がしてあげよう 逃がしてあげよう いつも通りを少しだけ忘れて 私を私から逃がしてあげよう いつもの通りを少しだけ外れて いつも通りを少しだけ忘れて 逃がしてあげよう |