竹原ピストル・TARO編曲の歌詞一覧リスト  3曲中 1-3曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
せいぜい胸を張ってやるさ。竹原ピストル竹原ピストル竹原ピストル竹原ピストル竹原ピストル・TARO人もまばらな駅のホームに、朝の列車がやってきた。 今夜に向かって走りゆく、朝の列車がやってきた。 萎んだカバンを胸に抱き、寝ぼけ眼で車窓を覗く。 街を去る度に音がする。何かと千切れる音がする。  “分かってたまっか。知ったこっちゃねーよ。 分かってたまっか。知ったこっちゃねーよ。。って 閉ざしきった足音を重ねてきたし 重ねていくんだろうけど  せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。 せいぜい胸を張ってやるさ。  螺旋階段の踊り場で、商売敵(とも)の歌を聴いている。 小屋の扉からはみ出した、商売敵の歌を聴いている。 これが最後の曲らしい。爪を噛むのを、 膝を揺らすのをやめて、 やがてステージを継ぐ度に音がする。 何かが千切れる音がする。  “負けてたまっか。ざまあみろ。 負けてたまっか。ざまあみろ。。” って 荒みきった足音を重ねてきたし 重ねていくんだろうけど  せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。  ピントのズレたスポットライトの下 トグロを巻くタバコの煙を蹴散らし 酒に腐った野次を掻き分け 縒れた手拍子に小節をしならせながら 首の曲がったフォークギターを掻き鳴らし 頭の潰れたマイクロフォンに口づけ 左右ちぐはぐな声帯を擦り合わせ 濁声を弾き飛ばしながら  せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。  せいぜい胸を張ってやるさ。 せいぜい胸を張ってやるさ。 救いようのない人間にしか救いようのない人間もいるだろうよ。  せいぜい胸を張ってやるさ。
朧月。君よ、今宵も生き延びろ。竹原ピストル竹原ピストル竹原ピストル竹原ピストル竹原ピストル・TARO返すべき言葉を見つけられないまま、掛けるべき言葉を見つけられないまま、 イライラとモヤモヤとサンダルを突っかけ外に出る。 湿った夜空の下、寝静まった界隈は、遥かから微かに聞こえてくる踏切の音を 虫けらのように黙殺し、微動だにしない。。  朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。  返すべき言葉を見つけられないまま、掛けるべき言葉を見つけられないまま、 コンビニの駐車場の片隅、灰皿の傍にしゃがみ込む。 舌打ちまじりに啜る缶コーヒーは、盗っ人のようにコソコソと、 水銀のように白々しく、歌に爛れた喉元を滑り落ちていく。。  朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。  そしてまた読み返す。 いくつもの傷跡をそのまま縫い込んだかのような、 いくつもの痛みをそのまま封じ込めたかのような、 今にも破裂せんばかりの切実が綴られた、君からの便りをまた読み返す。  自分と自分で罵り合うような日々が、 自分と自分を必死に繋ぎ止めようとする日々が、 自分で自分を思い留まらせようする日々が、自分との戦いに次ぐ、 戦いに次ぐ、戦いの日々が綴られた、君からの便りをまた読み返す。  返すべき言葉を見つけられないまま、掛けるべき言葉を見つけられないまま、 がらんどうの不甲斐なさの淵からモグラのようにただ闇雲に君の健闘を祈り、 祈り、 祈ることしかできないがらんどうの不甲斐なさの淵からモグラのように ただ闇雲に君の健闘を祈り、祈り、 祈ることしかできないがらんどうの不甲斐なさの淵からモグラのように ただ闇雲に君の健闘を祈り、祈り、 祈ることしかできなくてごめんな。 それでいてもしも、世にもクソバカタレた自惚れに、自分自身、 強いて強いて目を瞑ってやるとするならば、 そして君がそれを許してくれるとするならば、返すべき言葉でも 掛けるべき言葉でもないのだろうけど、どうか言わせて欲しい。  君よ、この歌が君に届くまで。 君よ、この歌が君に届いてからも。 君よ、この歌が君に届いてからこそ。 君よ、生き延びろ。  朧月。君よ、今宵も生き延びろ。 朧月。君よ、今宵も、君よ、今宵も、生き延びろ。
初詣竹原ピストル竹原ピストル竹原ピストル竹原ピストル竹原ピストル・TARO雲から零れた月明かりが 老いた桜木の骨を晒す 雪にも雨にもなれぬまま 手の甲でみぞれが息絶える  始発列車の先端が 街のまぶたをこじ開ける 酒の燃えかすを腹に揺らし 前歯の隙間から唾を弾く  俺はいつまで繰り返すのか! いつまで俺を繰り返すのか!!  爪を丸めたショベルカーが 河川敷の隅で拗ねている 矢印に並んだ渡り鳥が 矢印の方向に空を割る  あやふやな足取りは それでも もうじき橋を渡り切る 嫌みなまでに澄んだ風を 頬に閉じ込めて弄ぶ  俺はいつまで繰り返すのか! いつまで俺を繰り返すのか!! 俺はいつまで繰り返すのか! いつまで俺を繰り返すのか!!  これは“はちまんさん”の口か肛門か ねずみ色に褪せた鳥居をくぐる ならば俺は“はちまんさん”の餌か糞か 柏手が虚空にどん詰まる
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