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  • moon drop
    最初から二番目だと気付いていた。
    最初から二番目だと気付いていた。

    moon drop

    最初から二番目だと気付いていた。

     2022年1月19日に“moon drop”が1st Full Album『この掌がまだ君を覚えている』をリリース!キーボーディスト・SUNNY氏をプロデューサーに迎えた「水色とセーラー服」「リタ」など、ストリングスを中心としたバンドサウンド以外の音を巧みに組み合わせた意欲的な楽曲や、ライブハウスを中心に活動を続けてきたバンドの雰囲気がソリッドに表現された「君と夜風」など、全11曲のドラマチックなラブソングが収録されております。    さて今日のうたコラムでは、そんな最新作を放つ“moon drop”の浜口 飛雄也(Vo.)による歌詞エッセイをお届け。今回が最終回。綴っていただいたのは、今作の収録曲 「 この雪に紛れて 」 のお話です。大切なひとの一番大切なひとにはなれないとわかっていても…。今、切ない恋をしている方へこの歌詞とエッセイが届きますように…! 本当は分かっていた 花はいつか枯れるし、 始まりがあるから終わりがある いわゆる大人の恋ってやつは、 どこまでも子供だったりする この肌を刺すような痛みは寒さからなのか、それとも この雪に紛れて 言ってしまいたかった   白い息が空へ上がる とぼとぼと歩く すれ違う人を目で追って振り返る 向こうで微笑む貴方ともう一人 観たくもないものほど 目に入ってしまうから残酷だ 分かっていたような顔の下で大きくなる心臓の鼓動 いつでも心の底は見えなかったし、見せなかった 最初から二番目だと気付いていた   貴方の薬指にはめたそれと、私の頬を伝う雫 街のイルミネーションがいたずらに照らし合って 綺麗に光ってた   どうか、最後まで本当のことは言わないで 目を瞑ったままで側に居るから 二人で居る時間だけ、 この瞬間だけは嘘にならないで欲しい そう、そのままでいい だから今だけは優しい嘘をついてほしい   甘ったるい思い出が蘇る 握った手と手 車の中でしたキスの味 背中に飛び乗った帰り道 このままが続くことは無いと分かっていた   匂いと記憶は繋がっている あれから日が経った今でも鮮明に思い出す ほつれかけたマフラーに染み付いた貴方の匂い 忘れたいと思えば思うほどに いつの間にか手繰り寄せている こんなことになるなら、いっそ出会わなければ なんてことは思わないけど せめて記憶と一緒に 何も知らなかったあの頃に、 あの夜に連れて行って欲しかった   いつでも明日からのことなんて考えずに いつでも貴方以外のことから目を逸らしてきた これまで過ごしてきたツケが回ってきただけ だからもう、これで最後にします   この夜が明ける頃、私の前に貴方は居ないでしょう この雪が溶ける頃、貴方の前に私は居ないでしょう 私が貴方を想っていたように、 貴方を思っていてくれる人の側に居てほしい   そして、どこまでもズルくて どこまでも子供のままでいる私は まだ分け合えるものが残るのなら 今度は貴方から会いに来てほしいと その想いだけ心に蓋をして閉じ込めておきます   一つだけまたわがままを言ってもいいのなら この浮かれた街のようにいつか 私も輝けますように <moon drop・浜口飛雄也> ◆紹介曲「 この雪に紛れて 」 作詞:浜口飛雄也 作曲:浜口飛雄也・坂知哉 ◆配信SG「この雪に紛れて」  2021年12月8日(水)リリース  配信URL: https://moondrop.lnk.to/ konoyukinimagirete    

    2021/12/08

  • Panorama Panama Town
    今いる場所から逃れていく。漂流するように生きている。
    今いる場所から逃れていく。漂流するように生きている。

    Panorama Panama Town

    今いる場所から逃れていく。漂流するように生きている。

    2021年11月24日に“Panorama Panama Town”がミニアルバム『Faces』をリリース!アルバムタイトルには、1曲1曲それぞれをバンドの顔にしたいと言う思いが込められている今作。FODドラマ『ギヴン』主題歌「Strange Days」ほか、劇中バンド“the seasons”への書き下ろし楽曲「Melody Lane」のセルフカバーを含む全7曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Panorama Panama Town”の岩渕想太による歌詞エッセイをお届け!今回は【後編】です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 100yen coffee 」に通ずるお話。夜闇のなかを漂流しているかのような歌詞とサウンドが印象的なこの曲。なぜ、ひとは時々、あてどなく夜を漂流したくなるのでしょうか…。是非、歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 ジム・ジャームッシュの映画『パーマネント・バケーション』の冒頭、16歳の男アリーは、女友達のリーラに向かってこう話す。   「みな孤独さ。だから僕は漂流する。イかれてると言われても漂流してれば孤独でないと思うことができる。本当に孤独と感じるよりマシだ」   ニューヨークの街並みを眠らないまま漂流し続ける彼の言葉を聞いて、私は「わかる、わかるぞ!」と大声を上げた。     よく、夜を漂流する。そう言うと聞こえがいいが、ただの散歩だ。目的のない散歩。いつもの店に入るのを堪えて、知り合いに連絡するのも堪えて、ただひたすらに歩き続ける。誰かに会いたいけど、待ち合わせたくない。   今は夜22時の新宿で、電話すればあいつがやってくるけど、そんなことして何になるって言うんだ。できれば、知らない人に会いたい。知ってる人に会うにしても、衝撃的な出会い方でもって、出くわしたい。出くわしたい、そう私は今誰かに出くわしたいのかもしれない。   アメリカを東へ西へ行き、また東へ行って西へいくだけの小説、ジャック・ケルアックの『路上』の解説で見つけた言葉がある。   遠心性の誘惑   作家トマス・ピンチョンは、『路上』の持つ「遠心性の誘惑」に惹かれたらしい。トマス・ピンチョンを読んだことないけど、私はここでもう一度「わかる、わかるぞ!」と唸る。   【遠心】  意味 : 中心から遠ざかろうとすること。     あてどなく、夜を漂流する。「ここも違う」「ここも違う」を繰り返しながら。多くの場合、何にも出くわさないことを知っていながら、今いる場所から逃れていく。漂流するように生きている。あてがなくても、足は何故だか進んでいく。 <Panorama Panama Town・岩渕想太> ◆紹介曲「 100yen coffee 」 作詞:岩渕想太 作曲:岩渕想太 ◆Mini Album『Faces』 2021年11月24日発売   <収録曲> 1.King's Eyes 2.Strange Days 3.100yen coffee 4.Faceless 5.Seagull Weather 6.Algorithm 7.Melody Lane ◆ Panorama Panama Town One-man Live 2021-2022 "Face to Face" ・2021年12月11日(土) 兵庫・クラブ月世界 開場17:15 / 開演18:00 ・2022年1月14日(金) 東京・東京キネマ倶楽部 開場17:15 / 開演18:00

    2021/12/07

  • ユアネス
    「母は強し」という言葉の意味が少しだけわかった気がした。
    「母は強し」という言葉の意味が少しだけわかった気がした。

    ユアネス

    「母は強し」という言葉の意味が少しだけわかった気がした。

     2021年12月1日に“ユアネス”が1st Full Album『6 case』(読み:シックスケース)をリリースしました。TVアニメ『イエスタデイをうたって』主題歌「籠の中に鳥」や坂本真綾への提供曲「躍動」のセルフカバーが収録。さらに、ユアネスの代表曲「Bathroom」と「凩」も新たにボーカルを再録し、6 case ver.として収録。全12曲からなる初のフルアルバムです。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“ユアネス”の古閑 翔平(Gt.)による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作の収録曲「 私の最後の日 」のお話です。自身の母親が命の危機に瀕したことをきっかけに、「最後の日」という現実に向き合って生まれたこの曲。是非、歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 初めまして、ユアネス Gt,兼 Composer 古閑 翔平です。   この度 僕等ユアネスが 12月1日に1st full Album『6 case』を Releaseさせていただきました。   タイトルの『6 case』は これまで僕等がCDとしてリリースしてきた 作品の頭文字を合わせたものになっています。   思い返せばいつのまにか 6作品目になるんですね。はやいなぁ。   タイトル通り、今までのユアネスそして これからのユアネスを沢山詰め込んだので まだ聴いたことのないあなたも いつも応援してくださっているあなたも 是非今作、手に取っていただければと思います。   今回はそんなフルアルバムの 収録楽曲の中から 「私の最後の日」という楽曲について エッセイを描かせていただきましたので お楽しみ頂ければと思います。     「 私の最後の日 」   自身が生まれ故郷を離れ、一人暮らしを始めて数年。姉から突然「母がくも膜下出血によって倒れた。」と連絡が入った。   あまりにも突然の連絡で、事態を飲み込めない自分。   「とりあえず急いで帰ってきて。」そう伝えられ、ふわふわとした感覚のまま、荷物をまとめ、バスに乗った。   幸い、家族の住む地元へは、高速バスを使えば2時間ほどで帰れる距離での生活だったため、すぐにここを発つことができた。   バスに揺られながらも、姉と連絡を取り合い、どういう状況なのか、どういった原因でおきた事なのか、意識はあるのか、命に別状は無いのか、聞ける限りの問いは投げかけた。   伝えられた内容によると、突然頭が痛いと悲鳴を上げ、倒れ、意識がなくなり、あまりの出来事に整理が追いつかず、救急車を呼び、病院に運び込んだ後に伝えられた症状が「くも膜下出血」との事。   どういった症状なのか。この時の自分は何も知らずにいたため、少しすれば良くなるだろうと何度も言い聞かせ、焦る気持ちを落ち着かせていた。   しかし、内容を調べていくにつれ、状況は想像していたものとは違い、まさに命の危機に瀕している状態だと言うことがわかっていった。   いつもは意識しないこの時間の流れも、この時だけは止まっているかのようだった。   そこから病院につくまでの記憶は正直無く、到着してから、母の意識が戻って言われた 「心配をかけてごめんね」この言葉だけが強く残っている。   この時 何故か自分は少しだけ怒ってしまった。何を謝っているのだと。少ない生存率の中、あんたは自分達のために帰ってきてくれたのだから、もっと喜べ、もっと笑ってくれと心底思ったから。   違う感情を出さないと、涙が隠しきれなかったから。   私はその時に改めて「母は強し」という言葉の意味が少しだけわかった気がした。   自身の最後の日が来るとして、その時に自分はどのような感情を一体、誰に与えているのだろう。いつも隣り合わせに座っている「最後の日」という現実に少しだけ向き合って、この曲は生まれた。   いつか訪れる「最後の日」 笑顔も泣き顔も共に溢れていれば 幸せだと自分は思います。 <ユアネス・古閑 翔平> ◆紹介曲「 私の最後の日 」 作詞:古閑翔平 作曲:古閑翔平 ◆1st Full Album『6 case』 2021年12月1日発売   <収録曲> 1.籠の中に鳥 2.アミュレット 3.色の見えない少女 4.日照雨 5.ヘリオトロープ 6.Alles Liebe 7.49/51 (feat.nemoi) 8.凩 (6 case ver.) 9.躍動 10.Layer 11.Bathroom (6 case ver.) 12.「私の最後の日」

    2021/12/06

  • 松本千夏
    「ばかみたい」は妹がインスピレーション。
    「ばかみたい」は妹がインスピレーション。

    松本千夏

    「ばかみたい」は妹がインスピレーション。

     2021年8月25日に、デジタルシングル「歌って」でメジャーデビューを果たした“松本千夏”が10月20日にデジタルシングル「ばかみたい」をリリースしました。彼女が4年ほど前に制作し温めていた楽曲。日々過ごす中で、とくに若年層が抱える“葛藤”や“生きづらさ”を綴った、シリアスなリリックに注目です。さらに、11月24日には「さえたろう」をリリース!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“松本千夏”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾です。綴っていただいたのは、10月にリリースした新曲「 ばかみたい 」についてのお話です。彼女が2個下の妹を見て、歌詞を書いたというこの曲。その在り方に、自分が重なる方もいるのではないでしょうか。是非、歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください! 私には2個下の妹がいる。   踊ったり演じたり表現するのが好きで、動物に優しくて、料理がうまい。いつもお洒落な服を着て、どこか色気があって女っぽい。   だけども家族が知っている妹は、くだらないことですぐ笑って、くだらないことですぐ泣く。自分が好きなことには全力だけど、嫌いなことは一切やらない、というよりやれない。そして誰よりも負けず嫌いで、ストイックで熱い。   小さい頃、妹はよく、友達と遊びに行く私の後ろをついてきて一緒に遊んだ。おしゃべりな私とずっと一緒にいたせいか、妹は人見知りで、基本喋るのが苦手だ。   気に入らないことがあるとすぐ怒り喧嘩になる私とは逆に、妹は我慢して家で一人泣くタイプの人間だと思う。   昔から、悲しい時に悲しい、辛い時に辛いというのを人に言わず家まで持ち帰ってくる。なんでも家に持ち帰り心にしまい、私や母にも全然相談しない。それは多分、自分の感情を上手く言葉にできないんだと思う。そんな本音を押し殺して生きている妹を見て私が19歳の時に「ばかみたい」が生まれた。   あれから数年、妹は自分を表現出来る居場所を見つけた。それは舞台である。妹は舞台に立った瞬間いつも豹変する。あんなに不器用な妹が舞台では喜怒哀楽を表現してオーラを放っている。     日常で本音が喉に詰まって言えなくても、今ではそれをわかってくれる人が妹の周りにはいるし、妹にはちゃんと自分を表現できる居場所がある。   「ばかみたい」と思っていた世界は、「いつか変わってやる、私らしく生きていく」という気持ちと行動力で変えられる。   妹を見て沸いた歌詞である。 <松本千夏> ◆紹介曲「 ばかみたい 」 作詞:松本千夏 作曲:松本千夏 配信リンク:   https://chinatsu-matsumoto. lnk.to/bakamitai

    2021/12/03

  • 足立佳奈
    私のひとつひとつの思い出の中の「あなた」を想って作りました。
    私のひとつひとつの思い出の中の「あなた」を想って作りました。

    足立佳奈

    私のひとつひとつの思い出の中の「あなた」を想って作りました。

     2021年11月24日に“足立佳奈”がニューアルバム『あなたがいて』をリリースしました。前作『I』(読み:アイ)以来となるおよそ1年9か月ぶりのオリジナルアルバム。収録楽曲は、昨年リリースされた配信シングル「朝になったら削除します」をはじめ、「まちぼうけ」「キミとなら」「ノーメイク」「Film」を含む全12曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“足立佳奈”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、アルバム『あなたがいて』のタイトルに込めた想い。そして彼女がはじめて家族について歌った、「 2歳の記憶 」と「 ライオンの居場所 」についてのお話です。是非、歌詞と併せてお楽しみください。 シンガーソングライターの足立佳奈です。今年の8月でデビュー4周年を迎えることができて、歌える幸せを感じています。   LIVEが大好きで、みんなと直接会ってLIVEができなかったコロナ渦は、沢山不安な気持ちになって、、。会えないから、とても怖くなりました。きっとみんなもそうだったよね。   でもね!今は来年2022年に全国ツアーができること、本当に嬉しくてたまらないんです。色んなルールの中ででも、大好き人達に会える喜びは言葉ではあらわせないです。   曲を通して思いを直接伝えられること、ライブを通して私を知ってもらえること、本当に幸せです。みんな本当に来てほしいなぁ。よろしくお願いしますっ。   今回は、こうしてゆっくり話せる機会をもらえたので、11月24日にリリースした、私の3枚目のアルバム『あなたがいて』のお話をしたいと思います。   少し聞いてください^ ^   アルバムを『あなたがいて』と名付けました。というのも、コロナ渦で不安な毎日の中でも、今までを振り返る時間ができて、過去の辛い思い出も、悔しい思い出も、あったかい思い出も、大好きな思い出も、その全ての思い出があったから、今の私はココにいるんだなぁと思ったんです。私のひとつひとつの思い出の中の「あなた」を想って作りました。   中でも今回は、はじめて家族について歌った曲を2曲紹介します。   1曲目は、「 2歳の記憶 」。 アルバムの7曲目に収録している曲です。   みんなは、小さい頃にこれだけは鮮明に覚えてる!っていう記憶ありますか? 以前、見に行ったとあるLIVEのMCで、小さい頃の記憶のお話を聞いた時、私はお父さんの記憶だなぁと思ってこの曲を作りはじめました。大切な記憶です。   この曲が完成したことで、より温かくて特別な記憶となりました。昔のお父さんへの想いと、今だからこそ言える想い、曲を通して、嘘なく本音を打ち明けることができたんです。この曲がお父さんにも届いていると思うと、申し訳ない気持ちもあるけど、ずっともやもやして締め付けられていた心が解放された気がしたんです。   それぞれの家族の形があるから、作品にすることを躊躇した瞬間もあったけど、全てを打ち明けることでシンガーソングライターとして一歩踏み出せた気がします。     そしてアルバム11曲目に収録している曲、「 ライオンの居場所 」。 これは岐阜県海津市にいる家族に歌った曲です。   家族で動物園に行った時、ライオンをみました。その動物園のライオンと、実家に帰ってきた時の私、似てるなぁと思って書きはじめた曲なんです。   ライオンは、野生にいたら厳しい自然の中で大変だけど、動物園だったら守ってくれる人がいて甘えられる場所があります。私も岐阜に帰れば、いつも味方でいてくれる家族がいます。この曲を聞いて、家族の温もりを感じてもらえたら嬉しいです。     他にも今回のアルバムでは、たくさんの想いを込めています。「あなた」の日常の1ページに寄り添える歌が1曲でもあったら嬉しいです。私のアルバム『あなたがいて』は、手に取ってくれる「あなた」、こうして読んでくれる「あなた」がいて、やっと完成します。皆さん、どうぞよろしくお願いします。   最後まで読んでくれてありがとうございました。   <足立佳奈> ◆紹介曲 「 2歳の記憶 」 作詞:足立佳奈 作曲:足立佳奈 「 ライオンの居場所 」 作詞:足立佳奈 作曲:足立佳奈   ◆ニューアルバム『あなたがいて』 2021年11月24日発売   <収録曲> 01.なんかさ 02.This is a Love Story 03.Film 04.ロードムービー 05.おやすみ 06.キミとなら 07.2歳の記憶 08.ノーメイク 09.朝になったら削除します 10.まちぼうけ 11.ライオンの居場所 12.雨の日は ◆『あなたがいて』発売中! https://adachikana.lnk.to/ 3rdAL_anatagaite   ◆LIVE 「 ADACHI KANA LIVE TOUR 2022 ~あなたがいて~」開催決定   「 ADACHI KANA LIVE TOUR 2022 ~あなたがいて~」 2 月 26 日 ( 土 ) 東京・ shibuyaWWW 3 月 11 日 ( 金 ) 大阪・ umeda TRAD 3 月 12 日 ( 土 ) 石川・金沢 AZ 3 月 20 日 ( 日 ) 東京・ EX THEATER ROPPONGI 3 月 21 日 ( 月・祝 ) 札幌・ cube garden 3 月 27 日 ( 日 ) 宮城・仙台 MACANA 4 月 2 日 ( 土 ) 広島・ SECOND CRUTCH 4 月 3 日 ( 日 ) 福岡・ DRUM Be-1 4 月 8 日 ( 金 ) 名古屋・ DIAMOND HALL   詳しくはこちら: https://www. adachikana.com/live/

    2021/12/02

  • ヒグチアイ
    なにがしたくてここまで、そんなの上京3年目で消えたんだ。
    なにがしたくてここまで、そんなの上京3年目で消えたんだ。

    ヒグチアイ

    なにがしたくてここまで、そんなの上京3年目で消えたんだ。

     ヒグチアイが、9月から3ヶ月連続で新曲をデジタルリリース!2021年11月24日にリリースされたのが第3弾楽曲「やめるなら今」です。社会に出て、描いていた夢やなりたいものに向かって歩み出してから、誰もが直面する理想と現実。生まれる葛藤や挫折。その末に迫られる決断。人生の岐路に立つ方に、耳を傾けてほしい1曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作をリリースした“ヒグチアイ”による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け。今回が最終回です。綴っていただいたのは、新曲「 やめるなら今 」に通ずるお話。何度も音楽をやめたいと思う気持ちが現れながらも、今も続けているその理由とは…。是非、楽曲と併せて、このエッセイを受け取ってください。 ライブ前、鏡の前で前髪と服の皺を撫でていると、ふと「なんでこんなところにいるんだろう」と疑問が浮かんでくる。いやいやと首を振って考えないようにする。   大きな声を出すのが苦手で、友達とご飯をするときはなるべく静かそうな店を探す。バイト中、客席にコーヒーを運ぶと一瞬会話が止まる。「お待たせしました」とコーヒーを机に置く動作を見られているのがとても苦手だった。   そんなわたしが、なぜ、人前でライブをしているのか。それは、勘違いからだったと思う。   人前に出て何かをすることが得意で好きだと思っていた。22歳ぐらいまでは。だんだんヒグチアイと樋口愛は乖離していたのに、気付いていなかったときが一番辛かった。なにもかもがうまくいかなくて空回っていた。やりたい自分となりたい自分が普段のわたしとは真逆のところにいたから。   樋口愛としてステージに出てずっと緊張したままライブをするのはしんどかったし、それならと、どうにかしてヒグチアイに近付けようとしたけど、心が保たなかった。その頃から、やめたいと思う気持ちがよく現れるようになっていた。   やめたい、と、やめる、の間には大きな川が流れている。あちら側の世界に行ってみたら案外音楽のことなんか思い出さず生きていけるかもね。単純作業とかレジ打ちが好きだから、きっと生きていける。でも知ってしまえば、帰ってくることはできないと思う。人生はいつも一方通行だから。   わたしは、川を渡ることの恐怖心から、ずっとこちら側にいるのかもしれない。もしかしたらただの水溜りかもしれないその濁流をいつも眺めてる。眺めながら歩いてきたら、ここまで来てしまった。   未だによくやめたいと思う。衝動的なものではなく、カセットコンロのガスが切れるように、パチパチと音を立てながら、だんだんと火が小さくなっている。でも最近、気付いた。やめたいやつとやめたいのをなだめているやつが同時に存在している。その二人のわたしはきっとあの頃のヒグチアイと樋口愛だ。   「とかいっちゃってさ、結局やめないんでしょ? はいはいレーズンサンドでも食べて、ほら、明日からでいいからやるよ」って言ってる樋口愛がいる。濁流を眺めるヒグチアイの手を引きここまで歩かせて、【ご報告】の文章を作るヒグチアイのメモ帳を消して、もう何も書くことがないとゲームばっかりするヒグチアイのやる気を待つ樋口愛。   本当のわたしは才能なんかなくて、穏やかで、緊張しいで、人前が苦手で、アーティストに向いているとは思えない人間だけど、そのわたしがいなければ、やめたいわたしは勝手にやめていた。樋口愛はヒグチアイに憧れていて、ヒグチアイは樋口愛に助けられていた。なりたいだけだった私はいつしか、必要不可欠な存在になっていた。   なんだっていい、そのままでいい。わたしはわたしを認めてるから。きっとそんな風にして、続いていく未来を信じていける気がする。 <ヒグチアイ> ◆紹介曲「 やめるなら今 」 作詞:ヒグチアイ 作曲:ヒグチアイ

    2021/12/01

  • moon drop
    だから今日も君のせいで幸せな僕が居る。
    だから今日も君のせいで幸せな僕が居る。

    moon drop

    だから今日も君のせいで幸せな僕が居る。

     2022年1月19日に“moon drop”が1st Full Album『この掌がまだ君を覚えている』をリリース!キーボーディスト・SUNNY氏をプロデューサーに迎えた「水色とセーラー服」「リタ」など、ストリングスを中心としたバンドサウンド以外の音を巧みに組み合わせた意欲的な楽曲や、ライブハウスを中心に活動を続けてきたバンドの雰囲気がソリッドに表現された「君と夜風」など、全11曲のドラマチックなラブソングが収録されております。    さて今日のうたコラムでは、そんな最新作を放つ“moon drop”の浜口 飛雄也(Vo.)による歌詞エッセイをお届け。今回は第2弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 リタ 」のお話です。ただそばにいるだけで幸せを感じる、あなたにとっての大切なひとを思い浮かべながら、このエッセイと歌詞を受け取ってください。 なんとなく流れる雲と、 なんとなく流してるテレビと、 なんとなく流れてく日々に寄り添って なんとなく一緒に居る二人   部屋に散らばった洗濯物、 いつも着てるトレーナーが 二人のだらしなさを表しているみたい   この世で一番だらしないような気がしたけど それすらも気にならないほど 二人にとって輝いてみえた それで良かったし、それが良かった 「あの冬に初めて会った日のこと覚えてる?」 いきなり君が言うと、得意げに頷く僕 少し時間が経って、季節が変わって あの頃の二人を置いてきてしまったような ちょっぴり寂しい気持ちにもなるけど それすらこれからの一部なんだ あの頃から変わったこともあるけど、 それが二人の道のりになって この先も続いていくんだと思うと 嬉しくて、誇らしかった   まだ、今よりもっと遠くに住んでた頃 僕はずっと宙を歩いているようだった 甘いとも淡いとも違う 嘘か本当かでもなくてどこか透明な 会うまでの実感がない 掴めそうで掴めない 本当に君がこの地球上に 存在するのかどうかも疑うほど 恋にのまれていたんだと思う 明確な想いじゃなくても あの気持ちだけはずっと忘れないように 君もそう思ってくれたらな   高級で高いお店で食べる料理より お金の無い時の昨日の残り物のほうが 美味しかったのはきっと君のせいで 誰にも分からないようなことが可笑しくなって 転がったこともきっと君のせいで だから今日も 君のせいで幸せな僕が居る   何十年後の話は置いといて 今日だけ 今だけ側に居て 距離じゃなくて、頭じゃなくて、心の話 それをずっと続けていけたなら 二人の毎日はきっと輝く   君の涙を拭うのは僕に任せて 形に残る物やいくつもの思い出は未来の二人に任せて 何もなかったこの部屋から平凡を集めて 替えのきかない特別にしよう 見つめ合うだけじゃなくて同じ方向をみて 自分が自分であるために これから先もお互い様でいよう   思い返してみれば、僕のこれまでは なんとなくの積み重ねで出来ている そしてこれからも 二人の特別は あの日のくだらないから始まった   リタ   ずっと君のままで <moon drop・浜口飛雄也> ◆紹介曲「 リタ 」 作詞:浜口飛雄也 作曲:浜口飛雄也・坂知哉 配信URL: https://moondrop.lnk.to/rita 

    2021/11/30

  • 三阪咲
    「変わっちゃったのかな」と思う方もいると思うけど、全部が私。
    「変わっちゃったのかな」と思う方もいると思うけど、全部が私。

    三阪咲

    「変わっちゃったのかな」と思う方もいると思うけど、全部が私。

    2021年11月1日に“三阪咲”が4曲入り音源『I am ME』でメジャーデビュー!今作は「私らしく“今、歌いたい楽曲”を届けたい」というコンセプトのもと制作。タイトルは「私は私」という意味で、移り変わりの激しい時代の中でもジャンルレスかつ、自由に歌い、自由に音楽を楽しむ彼女のこれからを示す音源になっております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“三阪咲”による歌詞エッセイを3回に渡りお届け。今回が最終回。綴っていただいたのは、恋バナから生まれた収録曲「 Rollercoaster 」についてのお話。そして、これからのお話です。是非、歌詞と併せてお楽しみください! こんにちは、三阪咲です! 大阪出身、好きな食べ物はうどんとえんがわです!(笑)     この度、私、三阪咲は、 11月1日にメジャーデビューEP『I am ME』を デジタルリリースしましたっっ!   全4曲入りのEPで、 今、私が歌いたい曲、届けたい曲が ぎゅっとつまった作品になっています!     さて! 定番のごあいさつでスタートしましたが(笑)   『I  am ME』リリースのお祝いとして 歌ネットさんで三阪のコラムを 公開して頂いてきましたが あっという間に3回目。   今回が最終回となります…(涙)     最終回の今回は 「 Rollercoaster 」という曲について そして、三阪のこれからについて お話していきます!       まずは「Rollercoaster」!     この曲は、作詞をお願いした麦野さんと がっつり“恋バナ”をして 出来上がった歌詞です!     やっぱ“恋バナ”は盛り上がりますよね(笑)   きっとたくさんの人にも 「わかる!」って思ってもらえる 歌詞ができたと思います!   歌っていても、爽快感があって とても気持ちがよくて大好きな曲です!     実は…近々MVも公開されるのですが、 今まで見せていない特技(?)を 披露しているので、是非 注目してほしいです!(笑)       改めまして、3回にわたって 『I am ME』についてお話する機会を頂き そして読んでくれた皆さん ありがとうございました!!     『I am ME』は 新しい挑戦もたくさんできたし、 自信を持って「聴いてください!」と いえるメジャーデビューEPです。     「三阪咲、変わっちゃったのかな」と 思う方もいると思うんですけど 全部が私。     そんな想いをこめて『I am ME』というタイトルにしました。     私の進化していく姿を これからも見続けてほしいし 『I am ME』を通して、私のこの気持ちが ファンのみなさんに伝わるとうれしいです。     そして! 三阪にとって欠かせないのがライブっっ!!!     ステージは、私にとって とても大切な場所です。   これからもたくさんライブで皆さんに 私の歌を届けていきたいと思っています!     今は、全国モールツアーの真っ最中なので 是非、三阪の歌を聴きに 足を運んでくださると嬉しいです!     さらに!さらに!来年の3月6日には KT Zepp Yokohamaでの ワンマンライブが決定しています!     高校生のうちに Zeppのステージに立ちたいという夢を かなえることができたのは いつも応援してくれる皆さんがいるからです。     精一杯歌いますので 是非是非、是非!遊びにきてくださいっ!     それでは!またお会いできるときまで!     三阪咲でした! <三阪咲> ◆紹介曲「 Rollercoaster 」 作詞:Yui Mugino 作曲:Yanka Lena・Joe Lawrence ◆配信URL http://VA.lnk.to/vcOrPw   ◆「Saki Misaka "I am ME" MALL TOUR 2021」日程   ○12/5(日)神奈川県・グランツリー武蔵小杉 START 15:00 ~   ○12/11(土)愛知県・プライムツリー赤池 START 15:00 ~   ○12/12(日)埼玉県・アリオ川口 START 15:00 ~   ○12/18(土)東京都・アリオ西新井 START 15:00 ~   ○12/25(土)大阪府・セブンパーク天美 ※開演時間詳細は後日発表   『Saki Misaka One-Man Live 2022 at KT Zepp Yokohama』   日程:2022年3月6日(日)  会場:KT Zepp Yokohama 時間:開場16:00/開演17:00 チケット料金:全席指定4,800円(税込)1ドリンク別 問い合わせ先:キョードー横浜045-671-9911(月~金12:00-17:00)   https://eplus.jp/sakimisaka/

    2021/11/29

  • YONA YONA WEEKENDERS
    我々は今まさに3箇所のワンマンツアーの真っ只中です。
    我々は今まさに3箇所のワンマンツアーの真っ只中です。

    YONA YONA WEEKENDERS

    我々は今まさに3箇所のワンマンツアーの真っ只中です。

    2021年11月3日に“YONA YONA WEEKENDERS”が1stフル・アルバム『YONA YONA WEEKENDERS』をリリースしました。自らのバンド名を冠したアルバムは、メジャー・デビュー以降にリリースした「いい夢」、「Good bye」、「Night Rider feat. 荒井岳史(the band apart)」を含む10曲が収録されております。また、11月~12月にかけて、ワンマンツアー【1st Album『 YONA YONA WEEKENDERS』Release One-man Tour】も開催!  さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“YONA YONA WEEKENDERS”のドラム・小原"Beatsoldier"壮史による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回です。現在、ワンマンツアーを開催中の彼ら。このエッセイを読めばきっと行きたくなる、YONA YONA WEEKENDERSのライブの魅力について綴っていただきました。是非、今作と併せてお楽しみください! 3回に渡ってお送りしたこのコラムも今回で最後となりますが、アルバムは聴いていただけましたでしょうか。流石に3回目まで目を通してくれた人はきっと何回も聴いてくれていることでしょう。それとなく友人や家族に勧めてみるのもありです。同じ音楽が好きなだけでバイブスぶちあがり間違いなしです。   さて1回目のコラムでお伝えしましたが、歌詞の内容や曲のこだわりでビートソルジャーが語れることはほとんどありません。今日は実際にライブに行きたいと思えるようYONA YONA WEEKENDERSのライブの魅力について語らせていただきます!   我々は今まさに3箇所のワンマンツアーの真っ只中です。福岡四次元・大阪CONPASSと2公演終えたわけですが、ありがたいことに発売後早々にチケットはソールドアウト。さらに2回会場とも当日券を数枚出したのですが、発売時間には列を作って並んでいただき感謝感激の2日間でした。   中でも福岡はYYW初上陸というのにたくさんのお客さんに暖かく迎えていただき、ちょっとタバコ吸いに外に出たら写真撮ってくださいなんて…。10数年バンドをやっていて初めての出来事に照れ臭くなりながらも一緒に写真に映らせていただきました。   我々は元が青春パンクやメロコア出身のメンバーということもあり、昔はマイクもなしに叫んだり、ステージフロア関係なく暴れたり(主にキイチが)、気がついたら流血していたり(主にキイチが)、ライブ中にバーカンでお酒を頼んだり(主にキイチが)と、おしゃんCity Pop好きがその場に居合わせたら秒で帰るであろうタイプのバンドでした。   YYWは世間の認識だとCity Popバンド、もう少し広くいうと歌モノなので流石にそんなハードなライブはしません…。お客さんあってのライブでもあるので。でもステージにあがり、1音かき鳴らすと…出ちゃうんですね~抑えきれない衝動が(主にキイチが)。飛んだり跳ねたり(主にキイチが)、これぞバンド!!これぞライブ!!って感じのステージです。YYWのあの曲の感じでそんなって思うかもしれないですが、是非一度見に来てください。きっとクセになります。   それと関係しているのかわからないですが、日常で起こる良いことも悪いことも音に出てしまう、良い意味での「ムラっ気がある」バンドです。もちろん毎公演ベストなライブです。でも毎回違います。決して順当に生きてきたとは言えないメンバーの人間味溢れるライブがそこにあります。何回も足を運んでもらえるときっとクセになるポイントだと思うので是非遊びに来てください!   あとはそうですね…。なぜか最近ステージにビールが置かれています。いつからでしょうか、一人1本だったものが2本になりました。先日の大阪では最後の曲が終わりステージから降りたらさらに追加で1本ずつ用意されていました。仕事のできるスタッフ陣に支えられています。ライブハウスも今お酒を解禁しているところが多いと思うので、是非一緒に乾杯しましょう!   というわけで3回に渡り、こちらのコラムを読んでいただきありがとうございました。バンド初のフルアルバム『YONA YONA WEEKENDERS』最高のアルバムに仕上がっていますので、皆さんの日常のお供として長く聴いていただけたらと思います。そして是非ライブ会場で一緒に乾杯しましょう!その時までお元気で! < YONA YONA WEEKENDERS・ 小原"Beatsoldier"壮史> ◆「 YONA YONA WEEKENDERS 」DL&Streaming https://jvcmusic.lnk.to/YONA_ YONA_WEEKENDERS   ◆1st Full Album『YONA YONA WEEKENDERS』 2021.11.3 Release CD 1 枚組 ※初回版スリーブケース仕様 3,000 円(tax out) / VICL-65586 <Track List> M1. 思い出in the sky M2. 終電で帰ります M3. Open your eyes M4. リルバズ M5. Good bye  M6. 泡沫の夢 M7. いい夢 M8.Night Rider feat. 荒井岳史(the band apart) M9.Tick Tack M10. 光の中

    2021/11/26

  • 川村結花
    悲しみは悲しみのままでいい。チカラになんてしなくていい。
    悲しみは悲しみのままでいい。チカラになんてしなくていい。

    川村結花

    悲しみは悲しみのままでいい。チカラになんてしなくていい。

    2020年にCDデビュー25周年を迎えた、シンガーソングライター・川村結花。今日のうたコラムでは、その記念企画として2020年~2021年の2年を通じてのご本人によるスペシャル歌詞エッセイをお届けしてまいります!更新は毎月第4木曜。  シンガーソングライターとして活躍しながら、様々なアーティストへの楽曲提供も行い、ここ数年はピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている彼女。この連載でどんな言葉を綴ってくださるのでしょうか…!今回は第23回をお届けいたします。 第23回歌詞エッセイ:思いの正体 11月。大好きな月。そのせいか気のせいか、11月というのはなにかしらわたしにとって、意味のある大事な事や良き事が訪れる月だったように思います。   先日開催した1年10ヶ月ぶりのワンマンライブも11月13日。最高のバンドとともに久々にアンサンブルを奏でる事ができ、お客様もあちこちからいらしてくださり、とても幸せな1日でありました(いらしてくださった皆さま、あらためてありがとうございました!)。それに4年前、Darjeelingのおふたり(佐橋佳幸さん&Dr.KyOnさん)のプロデュースで、アルバムをリリースするなんていう素敵な事が叶ったのも2017年の11月。   そしてそして。音楽家になって初めて、自主制作というやり方でピアノと歌だけのスタジオ録音アルバムを制作&リリースしたのも8年前2013年の11月でした。タイトルは「private exhibition」。意味は「個展」。これは数あるわたしのアルバム(いや、そないにないか、、、)の中でも最も個人的で内省的な作品であると思われます。   その中の「 歌なんて 」という曲。この曲は書き上げるのに5年かかりました。というとえらい大仰に聞こえますが、本当にそれだけ要しました。理由はその表現したい内容というのが生まれて初めて自分の中に芽生えた思い、人生観が変わってしまったほどの思いだったからです。   その思いの正体が何なのか。この叫びは何なのか。それがわかるまでに書いては捨て書いては捨てを繰り返しました。勿論5年の間この曲だけを書いていた訳ではありませんので、時々取り組んではしばらく忘れて、の繰り返しだったのですが。そんなこんなで5年目のある日、ようやく時が満ちて心と言葉が一致したのでした。3拍子の旋律と共に。   歌なんて 歌なんて なんの役に立つものか 歌なんて 歌なんて ただの絵空事じゃないか   この2行は、わたしが齢41にして経験した大きな悲しみを表すに最も適したものでした。それまでのわたしは、悲しみというのは越えて行くものだと―、越えてチカラにしてまたひとつ強さを手に入れ生きて行くものなのだと―、そう信じ込んで大人になりました。乗り越えられない時は努力が足りないせいだ。と自分を責め立て叱咤しました。そうやって生きて来ました。その生き方しか知りませんでした。   それが41歳の時、今まで経験したことのない大きな悲しみに出会い、抗えど抗えど太刀打ちできず、音楽さえも聴く事ができなくなり疲れ果て塞ぎ込み、ついに「嗚呼もう無理だ乗り越えられない」と膝をつき降参したのでした。そして知ったのです。この世には乗り越えられない悲しみがあることを。またそれは乗り越えられなくても構わないということを。なにより乗り越えられない自分を許していいんだということを。   何を知ったカオをして わたしは生きて来たんだろう   まったくその通りでした。何をわかったような気で偉そうに歌なんて作って歌って来たのだろう。本当の悲しみも知らないで。なんと自分は傲慢であったのだろう。そのことに気づかされた時、わたしの人生観もがらっと大きく変わりました。そして。   信じられない悲しみは ある日私の一部になった 信じられない悲しみを 越えずとも抱きしめてゆけばいいと   ―これがわたしのたどり着いた答えでした。   乗り越えなくてもいい。抱きしめていてもいい。ずっとともに生きていたっていい。悲しみは悲しみのままでいい。チカラになんてしなくていい。   あの頃のわたしの状態を、もしかしたら絶望と呼ぶのかもしれないなあと最近思います。絶望と無力感の日々。それでもまた歩き出すことができたのは、悲しみを乗り越えたからではなく、ずっと悲しくたっていいんだと自分に許しを与えたからです。そんな生き方もあると知りました。そして今日もわたしは生きています。できない自分をできないと認めながら許しながら。   、、、なんだか重たいハナシになってしまいましたが、、、最終回を前にどうしてもこのことだけはお話ししておきたかったのでした。そう、次回ついにラストとなりますこのエッセイ。うわー。さびしいな。そんで、1年、早ッ。なのでせめて最後は思いっきりHappyなお話がしたいな。できるかわからんけど。ということで~、ではまた来月、最終回でお会いしましょう!   <川村結花> ◆紹介曲「 歌なんて 」 作詞:川村結花 作曲:川村結花 ◆プロフィール 川村結花(シンガー・ソングライター) 大阪府生まれ。東京芸術大学作曲学科卒業。1995年、アルバム「ちょっと計算して泣いた」でシンガーソングライターとしてデビュー。同時に作詞家作曲家として楽曲提供を行い、主な提供楽曲は、夜空ノムコウ(作曲)をはじめ2019年現在までに100曲以上。2010年「あとひとつ」(作詞作曲共作)でレコード大賞作曲賞を受賞。2017年、アルバム「ハレルヤ」をリリース。ここ数年は、提供楽曲の作詞作曲も行いながら、ピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている。 オフィシャルサイト: https://www.kawamurayuka.com ◆歌詞エッセイバックナンバー 【 第1回 】 【 第2回 】 【 第3回 】 【 第4回 】 【 第5回 】 【 第6回 】 【 第7回 】 【 第8回 】 【 第9回 】 【 第10回 】 【 第11回 】 【 第12回 】 【 第13回 】 【 第14回 】 【 第15回 】 【 第16回 】 【 第17回 】 【 第18回 】 【 第19回 】 【 第20回 】 【 第21回 】 【 第22回 】

    2021/11/25

  • moon drop
    夏休み中の僕らは画面越しでしか繋がれなかった。
    夏休み中の僕らは画面越しでしか繋がれなかった。

    moon drop

    夏休み中の僕らは画面越しでしか繋がれなかった。

     2022年1月19日に“moon drop”が1st Full Album『この掌がまだ君を覚えている』をリリース!キーボーディスト・SUNNY氏をプロデューサーに迎えた「水色とセーラー服」「リタ」など、ストリングスを中心としたバンドサウンド以外の音を巧みに組み合わせた意欲的な楽曲や、ライブハウスを中心に活動を続けてきたバンドの雰囲気がソリッドに表現された「君と夜風」など、全11曲のドラマチックなラブソングが収録されております。    さて今日のうたコラムでは、そんな最新作を放つ“moon drop”の浜口 飛雄也(Vo.)による歌詞エッセイをお届け。今回は第1弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 水色とセーラー服 」のお話です。画面越しで繋がる夏休み。君からの返信を待つ時間。そして新学期の不安と期待…。歌詞に描かれている物語と感情がより鮮明に伝わってくる歌詞エッセイを、是非、楽曲と併せてお楽しみください! 壊れかけた扇風機が刻む音と 麦茶に入った氷が溶ける音 僕を責めるように鳴くセミの声 カレンダーの空白に比例して大きくなるため息と一緒に今日を消費している   ただぼーっと 小さい部屋の冷たい床に張り付いて うなだれて君を待つ 夏休みの日の長さを恨むのは 後にも先にもこの夏だけだろうと思う   “君を待つ”といっても 実際に目の前に現れてくれるわけではない この長期休暇の楽しみといえば 君との何気ないLINEの会話だけだった スマホの振動に飛び起きてはため息をついている 完全に操り人形、踊らされている 笑える そう、夏休み中の僕らは 画面越しでしか繋がれなかった 費やす日々と、積もる想い それほどに君色に染まっていた   新学期 いつもの通学路 錆びついた自転車を漕ぎながら 差し込む日差しを睨んでいた 君との下校の約束 待ち望んだ今日のはずなのに 不安と期待が入り混じって家に帰りたい   終業のチャイムが校内に響く 日焼け止めの匂い 黒い髪とセーラー服 いつも通り、いや、いつも以上に光って見える君が 僕の想いなんてそっちのけで平然と僕の前に立っていた   「待った?」 の一言に得意げに首を横に振る 泳ぐ目に気付かれないように 心動が伝わらないように ゆっくりと二人並んで歩く 出来る限り歩幅を合わせて 近すぎず遠すぎず 君のペースで進んでいく さっきまでの余裕なんて忘れ去ってしまった僕に 「乗せてよ」 自転車を指差して君が言う   君を後ろに乗せたまま 風を切って坂を下る ガードレールを追い越して揺れるスカート 流れる汗となびく髪 加速する車輪と恋心   君を降ろして手を振った   「またね」   差し込むオレンジと心拍数 あの長い休みの間ずっと思ってたこと きっと涼しい顔をして伝えられないけど 眠る前に思い出すのが僕じゃなくても この夏が終わる前にどうしても言いたいことがある   ゆっくり二人を近づけるように そっと吹いた暖かい夏の風に押されて君を抱きしめた もうどうにでもなれと思った 全部夏のせいにしたかった 欲を言えばもう少しこのままで もう少し君の近くへ   日差しの強かったあの日 そっと暖かい風が吹いて 僕らは水色の恋をした <moon drop・浜口飛雄也> ◆紹介曲「 水色とセーラー服 」 作詞:浜口飛雄也 作曲:浜口飛雄也・坂知哉 配信URL: https://dto30.lnk.to/ mizuiro   

    2021/11/24

  • CHIHIRO
    好きな人には恋人がいた。私はそれを知ってて好きになった。
    好きな人には恋人がいた。私はそれを知ってて好きになった。

    CHIHIRO

    好きな人には恋人がいた。私はそれを知ってて好きになった。

     デジタル時代の恋愛ソングのカリスマとして、女性から圧倒的な支持を得るシンガーソングライター“CHIHIRO”が『失恋セラピー三部作』としたデジタルシングルを3ヶ月連続でリリース!恋愛迷子になってしまった女性に向けた恋愛処方箋となるような楽曲たち。2021年9月15日には、第1弾配信シングル「もうByeBye」をリリース。10月20日には、第2弾配信シングル「後悔のまえに」をリリース。11月17日には第3弾配信シングル「恋人ごっこ」をリリースしました。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“CHIHIRO”による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回は第2弾です。綴っていただいたのは、新曲「 恋人ごっこ 」のお話です。恋人みたいだけど恋人じゃない。好きになった人は好きになっちゃいけない人だった。叶うことのない恋をしているあなたへ。このエッセイと歌詞が届きますように。 私の好きな人には恋人がいた。 私はそれを知ってて好きになった。   君に自然に必然に魅かれていった。 君も私にそうだった。 分かっていても気持ちが止められなかった。 どうしてこんな出会いを 神様は与えたんだろう。   剥がれそうになっていた張り紙に 立ち入り禁止って書いてあった。 なんとなく見ないフリをして進んだ。 剥がれちゃえばいいのに とさえ思ったりした。     誰もいない道で 重なる手と手なんだか切なかった 触れちゃいけないものが多すぎて辛かった でも君といると優しい好きが心纏い幸せだった   一緒にいる時間は幸せと辛いが行き来して 帰り道にいつも涙が溢れそうになってた。 ふと見上げた空に滲んだ月は すごく綺麗でぐしゃぐしゃな感情になった。     どうしてこんな旅路選んだ ただね分かって欲しいのは どこで出会っても 荷物を下ろして あなたの元に飛び込むでしょう   分かってる。 きっとどこで出会っても きっといつ出会っても 君に恋をしてたんだと思う     恋人がいるのに 好きになってごめん 邪魔したいわけじゃない ただ会いたかった ここが好きだった 夢みたいだった 綺麗事ってちゃんと分かってる   これも分かってる。 ここにいちゃいけないことも。 手放さなきゃいけないことも。     まるでシンデレラI say I'll be going 時間がくればさよならしなきゃね 魔法が解けてもここにいたいよ なんて願いは叶わないよね 探されることないガラスの靴は 粉々にね割れるのでしょう   よく小さい頃おとぎ話に憧れた。 私は可愛いお姫様になって 素敵な王子様と結ばれるって 当たり前に思ってた。   絶対ハッピーエンドで 絶対幸せになってるって信じてた。   「ねぇ、私彼女にはなれないかな?」   目の前にいる王子様に聞いてみても 嬉しい返事はいつも来なかった。   私のガラスの靴なんて拾われるこもなく 探される事もないんだと思う。 誰かに踏まれて割れると思う。   もう、私は行くね。 もう、行かなきゃね。   ガラスの欠片と壊れた心を 鞄にそっとしまって私は歩かなきゃ。     さよならできない心が弱い でも戻るね 元の場所に 幸せになって 幸せになる   本当はね恋人ごっこじゃなくて 恋人になりたかったんだよ。   ありがとう、 幸せになるね。 <CHIHIRO> ◆紹介曲「 恋人ごっこ 」 作詞:CHIHIRO 作曲:CHIHIRO

    2021/11/22

  • YONA YONA WEEKENDERS
    逆境はお手の物。
    逆境はお手の物。

    YONA YONA WEEKENDERS

    逆境はお手の物。

    2021年11月3日に“YONA YONA WEEKENDERS”が1stフル・アルバム『YONA YONA WEEKENDERS』をリリースしました。自らのバンド名を冠したアルバムは、メジャー・デビュー以降にリリースした「いい夢」、「Good bye」、「Night Rider feat. 荒井岳史(the band apart)」を含む10曲が収録されております。また、11月~12月にかけて、ワンマンツアー【1st Album『 YONA YONA WEEKENDERS』Release One-man Tour】も開催!  さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“YONA YONA WEEKENDERS”のドラム・小原"Beatsoldier"壮史による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾。テーマは「レコーディングってとても大変」です。会社員と2足の草鞋で、そこに「子育て」もありながら、作り上げた今作。様々な”大変”のなかで感じた想いを明かしてくださいました。 歌ネットをご覧の皆さん、我々のアルバム聴いていただけましたでしょうか。前回はアルバムのコンセプトについて軽く書かせていただきましたが、今回は“レコーディングってとても大変”という話をしようと思います。   YONA YONA WEEKENDERSはよく「会社員と2足の草鞋で活動する―」と紹介されることが多いのですが、やはり会社員と兼業ってすごく大変です。   メンバーはスケジュールを合わせやすいよう、基本的に土日休みの仕事をしているのですが、週末はライブ活動やリハーサル、平日夜にスタジオで曲作りや練習といった生活をここ2年くらいしています。   バンド活動が忙しいことはとても良いことですが、礒野くんは昨年第一子が生まれて、そこに「子育て」という非常に重要なタスクが増えたわけです。   レコーディング期間は朝起きて仕事に向かい、帰ってきたら子どもの世話。寝かしつけたら、スタジオに向かいバンド練習やレコーディング…。礒野くんもそうですが、奥さんも大変だったでしょう。本当に周りの理解に助けられて、なんとかやっていけているバンドなんだなあとしみじみ思います。   そんな超過酷スケジュールの中進めたレコーディングでしたが、礒野くんに限らず他のメンバーもめちゃくちゃ頑張り、至極の10曲が完成いたしました。これで売れなかったら礒野くん奥さんに怒られちゃいますね!   ここまでちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、我々はきっと音楽だけやっていたらこんなにたくさんの良い曲はできなかったと思います。   初めてレコーディングした「明るい未来」は、礒野くんがブラック企業に務めていた時代に書き上げた、今でもライブ定番の1曲です。その他にも生活に寄り添った歌詞や曲がたくさんあります。   City Popと言われても、根っこは全員パンクバンドの人間なので逆境はお手の物。バカ売れして楽したいとか言いつつも、なんだかんだマイナスを糧にしてしっかり前に進めるバンドだと思います。そういったところが曲の芯になっているのかもしれませんね。   よくライブ中に「レコーディング期間でしっかり営業成績を落としてしまって~」なんて笑い話にしていますが、おそらくマジのようです。サボらないように忙しめのエリアに異動させられたと言っていました。   がんばれ礒野くん!こどもの明るい未来のために!   つづく <小原"Beatsoldier"壮史> ◆「 YONA YONA WEEKENDERS 」DL&Streaming https://jvcmusic.lnk.to/YONA_ YONA_WEEKENDERS   ◆1st Full Album『YONA YONA WEEKENDERS』 2021.11.3 Release CD 1 枚組 ※初回版スリーブケース仕様 3,000 円(tax out) / VICL-65586 <Track List> M1. 思い出in the sky M2. 終電で帰ります M3. Open your eyes M4. リルバズ M5. Good bye  M6. 泡沫の夢 M7. いい夢 M8.Night Rider feat. 荒井岳史(the band apart) M9.Tick Tack M10. 光の中

    2021/11/19

  • GARNiDELiA
    死んだように息していたくない。
    死んだように息していたくない。

    GARNiDELiA

    死んだように息していたくない。

    2021年11月17日に“GARNiDELiA(ガルニデリア)”がニューアルバム『Duality Code』をリリース!今作は“Duality=二元性”と名付けられたとおり、改めてふたりの才能と信念が形成された、12年目の口火を切る作品となっております。TVアニメ『大正オトメ御伽話』OPテーマ「オトメの心得」や、ドラマ『どうせもう逃げられない』OP主題歌「春がきたよ」ほか全12曲が収録。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った““GARNiDELiA”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回。綴っていただいたのは、今作のリード曲「My Code」に通ずるお話。長い間、歌い続けてきたからこその、今の想いとこれからの意志を明かしてくださいました。是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 みなさんこんにちは、こんばんは! GARNiDELiAのMARiAです! さてコラム第三弾、今回で最終回です。 お付き合いくださりありがとうございました。   一曲の歌詞に関してこんなに掘り下げて 自分で解説することも中々ないので 自分でも気づきがたくさんあり とても楽しかったです。 今度はライブで皆様にお愛できる日を 楽しみにしております。   それでは第三弾は Newアルバム『Duality Code』リードナンバー 「My Code」のお話です。     アルバム制作に 本腰入れて取り掛かったのは確か 今年の夏頃。   『Duality Code』は直訳すると 二元性のポリシーとかそういうこと。 GARNiDELiAはボーカルの私MARiAと コンポーザーのtoku、2人組の音楽ユニット。 結成12年目を迎えた私たち。 インディーズの頃からずっと 2人だけで音楽を紡ぎ続けてきた。   そんな私たちが2021年それぞれ ソロのアルバムをリリースさせていただいた。 12年2人だけで作り続けて 走り続けてきた私たち。 ソロアルバムを作ってる間の 2ヶ月くらい色んなアーティストの方や 作家の人達の作品に触れ、 ものすごい刺激をうけた。   もはや革命レベル。   秋にまた集合ね。と お互い自分と向き合い、 音楽と向き合った半年間くらい。   たったの半年だけど、 常に一緒に走り続けてきたもんだから このGARNiDELiAの アルバムレコーディングをしたときは おお、久しぶり。 みたいな今までだったら考えられない 一言目からはじまった。   ツアーもリリースも いろんなことがぶっとびまくって なんにも思い通りに進まなかった約2年間 からの移籍第一弾アルバム。 そしてソロ活動あけのアルバム。   ということで このアルバムを制作するにあたり うちららしさを改めて考え直した。 それで出た答えを提示するアルバムにすると 作った『Duality Code』。 リードナンバーはどんな曲にすればいい?   そもそも2年ぶりのツアーが決まっていて そこに向けてのアルバムでもあったから 『LIVE』をかなり意識したものであり うちらの失ってきた色んなものを 一瞬で取り戻せる曲にしたい。   tokuには  とにかく“強い”曲を頼むとお願いした。   それできた返事が この「my code」の原型。     色あせるほど懐かしい写真に 思い馳せる 指先少し触れたはずの夢も 崩れてく   あの頃は良かっただなんて ダサいセリフ吐いてないで この瞬間最強で生きていたい     ここは今のまんまの気持ち。   カッコ悪いけど、どうしても思ってしまう。   もみくちゃになって がむしゃらに汗だくになってた あの日々。あの景色。   めちゃくちゃ恋しい。   あの景色にまた戻ってきて欲しい。   でもそれでも うちらは止まれない、止まってられない。   人生は何が起きるかわからない、 そして一度きり。   そんで アーティストなんだからカッコよくなきゃ。   みんなの前くらいカッコつけてたい。   だからダサいセリフもダルいセリフも 吐いてらんない。   ステージの上ではいつだって最強で みんなのヒーローで。   それがアーティストであると思ってる。   いや、思ってた。   もちろんカッコよくて みんなのヒーローであり続けるのは もちろんだけど   おっちょこちょいだったり たまには愚痴こぼしたり たまには弱かったり そんなヒーローがいたって いいんじゃないかななんて 思い始めた今日この頃。 名前も知らない新人歌手は希望を 歌ってた 画面に映る笑顔が眩しくて 目を伏せた     20代前半のときははちゃめちゃで ずっと張り詰めてて尖りまくってた。 でもそれだけじゃ まえには進めないことも知って 時には立ち止まって耳を傾けたり けちゃんけちょんに傷ついて、 だからこそ得られるものがあったり。   張り詰めまくって、 ずっと肩に力入りまくってた 新人歌手だった私に言ってあげたい   大丈夫 キミはキミらしくいれば ちゃんと愛してくれる人がいる     GARNiDELiA として12年 個人も含めた歌手活動は19年 長いこと歌い続けてきた     「いつまでこんなことやってんの?」 「いつまでだってやってやるの」 人は必ずいつか終わりを迎える 黙ってたって 時代は過ぎていくだけ 死んだように息していたくない 最強を生きて     まだ小学生だったころ、中学生だったころ 歌を歌っているということだけで 学校のみんなに思うように馴染めなかった。   どうせ無理だと何度も笑われた。   でも今、私は こうしてステージに立ち続けている 世界中に待っててくれる人がいる。     この先何年 歌い続けるのか続けられるのか そんなことわかんないけど 自分はやりたいように生きて 歌いたい歌を歌う   いつかまた笑われる日が来たって そんなの構わない 私がいて それを愛してくれるキミがいるなら 私は私としてあり続ける。 <GARNiDELiA・MARiA>

    2021/11/18

  • Kitri
    必要なのは、少しの勇気と優しさだけだ。
    必要なのは、少しの勇気と優しさだけだ。

    Kitri

    必要なのは、少しの勇気と優しさだけだ。

    2021年11月17日に“Kitri”が初のシングルCD「ヒカレイノチ」をリリース!今作は、10月6日より毎週水曜日24:00~テレビ東京ほかにて放送開始予定のTVアニメ『古見さんは、コミュ症です。』のアニメ化に伴い、主人公の気持ち共感したKitriが書き下ろした2曲になっており、エンディング主題歌の「ヒカレイノチ」と第1話のエンディングのために特別に制作した「シンパシー」が収録されます。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Kitri”による歌詞エッセイを2ヶ月連続でお届け!第2弾を執筆してくださったのは、Hinaです。新曲タイトルの「 シンパシー 」は“思いやり”や“共感”を意味する言葉。シンパシーとは、わたしたちにとってどんな力を持つものなのでしょうか。是非、歌詞と併せて、Hinaの想いを受け取ってください。 夏目漱石はこう言った。 「呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする。」   人の心の内というのは、見かけだけでは分からないものだなとつくづく思う。世の中には優しさによって生まれた嘘もあれば、親切を装った悪もある。悲しみを押し込んだ笑顔があれば、苦しみの中に思わぬ幸福が隠れていることもある。   自分のことであれば容易に説明がつく感情も、他人のこととなると途端に難しくなる。それはみんな違う人間だからである。顔や身体といった見た目から、生まれ育った環境や出会ってきた人、性格や考え方、生き方まで人それぞれだ。   それでも多くの人は相手の気持ちを推し量る努力をする。コミュニケーションを取って解決することもあれば、その過程でぶつかったり悩んだりすることもあるが、どちらにしても気持ちを分かり共感したいという気持ちによるものである。   誰かの心の中に悲しみや怒りといった負の感情を垣間見た時、自分の中に思いやりというものが誕生する。これがシンパシーと呼ばれるものだろう。たとえ相手と同じ気持ちにはなれなくても、寄り添いたいという気持ちはある。たとえ想像した気持ちに間違いや勘違いがあったとしても、相手に対する思いやりの気持ちは本物である。そしてその人のことが大切であればあるほど、シンパシーは確かなものになるのだと思う。   自分の気持ちを曝け出すのは勇気のいることだが、お互いに本音を伝え合うことができた時、その人の意外な一面や知らなかった部分を知ることになる。   Kitriとしてデビューしたての頃、自分のやるべきことに精一杯で周りが見えていなかった時期がある。Monaとも上手に連携が取れず、お互いに声をかけあったり話し合ったりする余裕すら、十分に持つことができなかった。しかし後になって話してみると、案外同じような気持ちでいたことが分かったりする。思いを伝えることは大事なんだということをKitriになって改めて実感しているところである。   相手の考えていることが分かるかどうかは問題ではない。自分がその人にどんな言葉をかけたいのか、どんなことをしてあげたいのか、それさえ分かっていれば良いのではないだろうか。自分の行動によって相手がどう思うかまで考えて疲れてしまうこともあるかもしれないが、それでも良いと思う。シンパシーという名の優しさは、遠回りをしながらも必ず相手に伝わるものだからだ。そして伝わった先で、また新たな優しい気持ちが生まれるのだ。   「やらない後悔よりやる後悔!」というのは最近の私の口癖であるが、一度きりの人生、思い立ったら迷うよりやってみることにしている。自分の気持ちを素直に伝えるということも、他人を思いやるということも、やってみて初めて見える世界があるのだろう。そこに必要なのは、少しの勇気と優しさだけだ。   ようやく初めてのシングルCD『ヒカレイノチ』のリリース日を迎え、期待と感謝の気持ちでいっぱいだ。テレビアニメ『古見さんは、コミュ症です。』の第一話放送後、第一話特別エンディングの「シンパシー」に対して、世界中の方々から嬉しいコメントを沢山頂いた。その言葉一つ一つを胸に、音楽をもってお返ししていきたいと思う。悲しい音も幸せな音も鳴らしながら。   <Kitri・Hina> ◆紹介曲「 シンパシー 」 作詞:Mona・Hina 作曲:Mona

    2021/11/17

  • Omoinotake
    死にたいってぼやいたいつかの僕に、誇れるような未来を。
    死にたいってぼやいたいつかの僕に、誇れるような未来を。

    Omoinotake

    死にたいってぼやいたいつかの僕に、誇れるような未来を。

    2021年11月17日に“Omoinotake”がメジャー1st EP『EVERBLUE』をリリース!タイトル曲は、TVアニメ『ブルーピリオド』OPテーマ曲。 蔦谷好位置によるアレンジ・プロデュース。どことなく懐かしいディスコサウンドでありながら、長い下積み時代を経て、ようやく掴み取ったメジャーデビューへの熱い思いが込められた作品となっております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Omoinotake”の福島智朗による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作『EVERBLUE』に通ずる想いです。自分には才能がないと思い知ったあの夜。死にたいと思った帰り道。自信は消えかけ、絆さえも壊れかけていたあの頃。結成から9年の月日を振り返りながら、今の想いを明かしてくださいました。是非、歌詞と併せて受け取ってください。 自分には才能がないって、決定的に思い知った瞬間を今でもずっと憶えている。2015年、当時23歳だった僕らは渋谷のライブハウスの対バン企画で、才能の塊のような同世代、なんなら年下のバンドマン達にボコボコに(もちろん楽曲や演奏的な意味で)やられた。   帰り道に現実逃避の缶チューハイを飲みながら家まで歩いた。駅から家まで徒歩10分の帰路の途中、100回くらい死にたいと、心底思った。   同級生は社会人になっていく中で、僕は就職もせずに東京で売れないバンドをやってる。ぼんやりと、考えないようにしてた現実が、急にくっきりと形を帯びて牙を剥き、襲いかかってきた、そんな夜だった。   持ち前の忘れっぽい性格を利用して、なんとかあの夜から立ち直った僕は、諦めが悪かった。身体の隅々まで、僕のどこかに残されてる才能を探した。   だけど確かにあったはずの、たった一粒の自信は消えてしまっていた。正解がわからなくなった。誰でも書ける言葉ばかり書いては消した。これまでのスタイルも崩した。模倣もした。終いには、僕は僕が誰なのかさえも、わからなくなった。   それから2年が経った。諦めの悪い僕らは、まだ東京でバンドを続けていた。同級生は結婚して、子どもの写真をSNSにアップするようになっていた。Facebookを開けなくなった。   ようやくインディーズデビューのCDがリリースできるっていうのに、相変わらずガラガラのライブハウスで演奏してた僕らは、人気も誇れるものも、相変わらずひとつもなくって、唯一の取り柄だった仲の良ささえも、壊れかけていた気がする。   路上ライブを始めた。変わらない運命に、どうやら持ち合わせのなかった才能に、抗える手段が欲しかった。数秒間で何十人、何百人の人間が往来する渋谷センター街、TSUTAYA前。視線を上げることができなくって、割れた舗装や点字ブロックばかりを見つめながら演奏した。   数十分も演れたのに、誰一人の足も止めることができなかった僕らは、誰の邪魔にも、誰の得にもなることができなくって、まるで空気みたいだと思った。   その時僕は、渋谷のライブハウスでの、あの夜を思い起こした。だけどあの時とは違って、胸の奥で感情が燃え始めた感覚があった。きっとあの日に、僕は才能がないことを受け入れる覚悟が、できたんだと思う。   路上ライブを繰り返すたび、その場で感じた想いを歌詞にするようになった。あの頃とは違って、僕にしか書けない言葉が並んだ。消えたはずの自信が、数年越しに帰ってきた気がした。僕はそれをもう二度と手放したくなかった。例えその言葉が僕にしか理解できないとしたって。   2021年11月17日に、僕たちのメジャー1stEP『EVERBLUE』がリリースされる。結成から9年。今思えば、諦めの悪さっていう才能だけ持ってたんかなぁって、この文章を書きながら、僕はそんなことを考えてる。   「才能」なんてものは、もしかしたら始めからこの世界にはなくて、どう頑張ればいいのかさえもわからなかった、あの頃の僕の言い訳じみた幻想なのかもしれない。   そんな不確かで目に見えないものを産まれ持つことより、こんな僕なんかと一緒にいてくれるメンバーに出会えたことの方が、僕にとってはずっと大切で、ずっと奇跡だ。   2012年、渋谷の場末の居酒屋で結成したOmoinotake。ずっと思い描いてる青い夢を、諦めの悪い男3人で、永遠に追いかけよう。   死にたいってぼやいたいつかの僕に、誇れるような未来を。まだ僕たちは何も成し遂げちゃいないから。 <Omoinotake・福島智朗>

    2021/11/16

  • 三阪咲
    負けたからこそ得るものや気づくことがあると思う。
    負けたからこそ得るものや気づくことがあると思う。

    三阪咲

    負けたからこそ得るものや気づくことがあると思う。

    2021年11月1日に“三阪咲”が4曲入り音源『I am ME』でメジャーデビュー!今作は「私らしく“今、歌いたい楽曲”を届けたい」というコンセプトのもと制作。タイトルは「私は私」という意味で、移り変わりの激しい時代の中でもジャンルレスかつ、自由に歌い、自由に音楽を楽しむ彼女のこれからを示す音源になっております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“三阪咲”による歌詞エッセイを3回に渡りお届け。今回は第2回です。綴っていただいたのは、収録曲「 Get Stronger 」と「 DANNA 」のお話。夢を追うあなたへ、そして〇〇を追うあなたへ、聴いてほしい楽曲です…!是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 こんにちは、三阪咲です!   大阪出身、好きな食べ物はうどんとえんがわです!(笑)   この度、私、三阪咲は 11月1日にメジャーデビューEP 『I am ME』をデジタルリリースしましたっ!   全4曲入りのEPで 今、私が歌いたい曲、届けたい曲が ぎゅっとつまった作品になっています!   さて!このリリースのお祝いとして 歌ネットさんで三阪のコラムを 公開して頂いていますが 前回はEPのお話と 『My Type』のお話をしました!   ※まだ読んでないよ!という方は 今すぐチェックしてください(笑)     第二回となる今日は 「 Get Stronger 」と「 DANNA 」について お話してみたいと思います!   今回歌詞を制作するにあたって 三阪がアイデアを出した曲のテーマをもとに それぞれの作詞家さんにお願いをしたことは 前回もお話しましたが 「 Get Stronger 」は“夢”についての曲です。     たとえば試合やコンテスト なんでもいいんですが もしも勝てなかったとしても 負けたからこそ 得るものや気づくことがあると思うし 勝ちがすべてなわけじゃない。   そんな私の想いからこの曲はうまれました。     負けた悔しさを 乗り越えて進んでいくときに この曲が皆さんの力になると嬉しいですね。     ラップの部分、韻の踏み方とか めちゃカッコよくて、 すごく気に入っているので 是非注目して聴いてくださいっ!       そして続いて「 DANNA 」!!     この曲のタイトル ちょっと変わっていると思いますが 皆さん何のことか分かりましたか?(笑)     これ、“旦那”なんです(笑)     私は女子校に通っているんですけど みんな自分の推しのことを “旦那”って呼ぶんです。     そんな話を スタッフさんとの歌詞会議でしたら 「じゃあそれを歌詞にしてみよう!」 ということになり この曲ができあがりました!     まさかタイトルにまでなるとは…(笑)     それでは今日はここまでです。   次回はあっという間に最終回です。   是非楽しみにしていて下さい!     三阪咲でした! <三阪咲> ◆紹介曲 「 Get Stronger 」 作詞:ASOBOiSM 作曲:Vegard Magndal・Kristin Skolem 「 DANNA 」 作詞:NTsKi 作曲:Suhyun Kim・Karrinator

    2021/11/15

  • 西片梨帆
    泣いてしまうほど、この曲に入り込んでくれたらいい。
    泣いてしまうほど、この曲に入り込んでくれたらいい。

    西片梨帆

    泣いてしまうほど、この曲に入り込んでくれたらいい。

    2021年10月27日に“西片梨帆”が自身初となるフル・アルバム『まどろみのひかり』をリリースしました。今作には、先行配信曲「そのままでいてね」「愛は4年で終わる」を含む珠玉の11曲が収録されております。時にやさしく寄り添い、時に鋭利に迫る歌詞の魅力に加えて、爽快なギターロックや、胸に沁みるミドルテンポ、HIPHOP等、サウンド面でもバラエティに富んだ作品が完成!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“西片梨帆”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回。今作『まどろみのひかり』収録曲から「 まどろみのひかり 」「 愛は4年で終わる 」「 夜を捧げる 」「 桜上水で 」のセルフライナーノーツを綴ってくださいました。是非、歌詞と併せて、このエッセイをお楽しみください。 こんにちは。西片梨帆です。歌ネットさん連載、最終回となりました。前作の「彼女がいなければ孤独だった」に続いて、『そのままでいてね』の「愛は4年で終わる」先行配信でもエッセイを書かせて頂き、今回のアルバム『まどろみのひかり』では3回も書かせて頂きました。 文章を考えながら、私も自分の音楽について、思い出すことがあったり。すごくうれしかったです。改めて、ありがとうございました。今回は「まどろみのひかり」「愛は4年で終わる」「夜を捧げる」「桜上水で」についてのセルフライナーノーツです。是非ご覧ください。     「 まどろみのひかり 」   祖父が亡くなったとき、お葬式で久々に祖母と会いました。今までの家族の思い出をたくさん考える時間でした。その時、分かりやすく愛を表現できない人たちなだけで、きちんと愛を持っていたことを知り、あったかい気持ちになりました。   それまでは、悲しいことが多い方が生きている実感がしたけれど、この一件からは、平凡であっても幸せは見つけられるということに気づいて。それはまどろんでいて、オレンジ色をしている気がしました。「涼しくなったら会いにいくから」そう祖母に言ったのに、まだ会えていません。このアルバムを持って、会いに行きたいなと思います。       「 愛は4年で終わる 」   人生と同じように愛にも終わりが来るものだと思います。私はよくできた人間ではないので、ひどい言葉を言ったり、相手を傷つけたりして、泣いていたり、悲しんでいる姿を見て、ひとつの愛を受け取った気になるところがあって。そういう歪さすら、愛だと思いました。       「 夜を捧げる 」   夫婦や、飼い主と犬は、顔が似てくるというお話を聞いたことがあります。それはたぶん、互いに自分の一部を分け与えているからなのではと思います。   自分の一部をあげることは、初めは苦しいことだと思っていました。自分が変わらないといけないからです。ひとりで好きな時間を過ごすことよりも、2人でいる時間を優先させたり、生活を同じにすることで、愛だと主張される感じが当時はとても奇妙でした。   自分の在り方を変えなくても、愛と呼ぶ方法を探したい。そうやって、もがいているようなうただと思います。       「 桜上水で 」   当時、ずっと悩んでいたことがあって、知り合いが住む桜上水駅を降りたとき、その日はすごく晴れた夏の日で、とても気分が良くて。フィルムカメラでたくさん写真を撮り、軽やかな足取りで歩いていると、悩んでいることも忘れられた気がしました。   やっと忘れられそうよ ねぇ たまに見かけるの あなたのクリエイト ずっと続けていたら いつか出会えるかな それまで うたおう   心の中にずっとひっかかっていたものがやっと取れた気がして、大丈夫になれたような気がしました。   このうたをあなたがきいたとき 俺のことだって 思ってくれるかな   曲を書くとき、きっかけはいつもひとりのひとのことでした。不特定多数の誰かに届けばもちろん嬉しいけれど、それはもしかしたらわたしの一番、欲しいものではないのかな思います。   ひとりのひとが、泣いてしまうほど、この曲に入り込んでくれたらいい。じぶんごとすぎるよ、と責められたって、西片梨帆がうたう意味はいつもそこにあるんだと思います。初心を思い出す。どうしてうたっているのか。そんなことを考えてつくりました。       最後まで読んでくださり、ありがとうございます。このライナーノーツを通して、西片梨帆の音楽を更に深く知ってもらえたら嬉しいです。 <西片梨帆> ◆紹介曲 「 まどろみのひかり 」 作詞:西片梨帆 作曲:西片梨帆 「 愛は4年で終わる 」 作詞:西片梨帆 作曲:西片梨帆 「 夜を捧げる 」 作詞:西片梨帆 作曲:西片梨帆 「 桜上水で 」 作詞:西片梨帆 作曲:西片梨帆 ◆フルアルバム『まどろみのひかり』 2021年10月27日発売 COCB-54327 ¥3,300(税込) <収録曲> 1. まちのなか 2. 白昼夢 3. ゆるゆる 4. なりたい 5. そのままでいてね 6. 水槽の脳 7. 耐えがたいアイロニー 8. まどろみのひかり 9. 愛は4年で終わる 10. 夜を捧げる 11. 桜上水で

    2021/11/12

  • GARNiDELiA
    わたしが歌い続ける理由。
    わたしが歌い続ける理由。

    GARNiDELiA

    わたしが歌い続ける理由。

    2021年11月17日に“GARNiDELiA(ガルニデリア)”がニューアルバム『Duality Code』をリリース!今作は“Duality=二元性”と名付けられたとおり、改めてふたりの才能と信念が形成された、12年目の口火を切る作品となっております。TVアニメ『大正オトメ御伽話』OPテーマ「オトメの心得」や、ドラマ『どうせもう逃げられない』OP主題歌「春がきたよ」ほか全12曲が収録。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った““GARNiDELiA”のMARiAによる歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾。綴っていただいたのは、アルバムのラストを飾る収録曲「Reason」に通ずるお話です。自分と向き合い、歌う理由、ステージに立ち続けたい理由を考え続けたコロナ禍。たどり着いた一つの答えとは…。 こんにちは、こんばんは! またお会いできてうれしいです。 見ていただきありがとうございます。 GARNiDELiAのMARiA(メイリア)です。 第二弾はアルバムの最後に収録した曲 「Reason」についてお話します。       2019年12月31日 世界中を襲ったコロナウィルスが 最初に報道された日。     翌年2020年は GARNiDELiA結成10周年の年だった。 計画していた記念のツアーも 緊急事態宣言により延期。   こんなことが起きるなんて思ってもみなかった。   きっと誰もがそうだろう。   あと1ヶ月、いや半年頑張れば、が あと1年、来年こそは、と 歯を食いしばり1年なんとか耐え凌ぎ   2021年には 明るい未来が待ってると思っていた。 そうじゃなきゃやってられなかった。   でも現実世界はそんなに甘くなく 2021年に延期した公演たちも全て中止。   今だってまだ未来は不安定 なんとかしがみついてやっと今 規制の中でライブが できるようになったという感じ。     そんな中でも歩みは止めてはいけないと思った。 というか止まることが怖かった。 音楽を止めてしまうことがとにかく恐ろしかった。   2020年から2021年にかけて 試行錯誤の日々 今できることを今できることの中で 夢中で探した。   とともに、 突然ぽっかりと空いたスケジュール 家にたった一人もんもんと色んなことを考えた。   音楽で生きてきた私たち。 「不要不急の外出はお控えください。」   音楽は私にとっては 無くてはならないもの必要緊急のものだ。 これで生きてるんだから当たり前なんだけど。   それをやってはいけないと禁止される日々。   苦渋の選択で一歩踏み出せば、罵声の嵐。   『私はなんのために歌うんだろう。』   『どうしてステージに立ち続けたいんだろう。』   人生についてもたくさん考えた。 一度きりの人生だ。 かれこれ私はもう19年くらい 歌に、音楽に この身を捧げてきた。 人生の半分以上歌い続けている。   誰に頼まれるわけでも無く、 自分が歌いたいから歌い続けてきたわけだ。 そろそろ終わりにしたって、 別の道を歩む選択をしたっていいんじゃないか。 そんなことも頭をよぎった。   こんなしんどい、苦しい世界の中で それでも立ち上がって、 もがき続けるのはどうしてだろう。   そんなことを四六時中考えた   アルバムを制作している最中も。ずっと。   終わりにしてもいいか なんてことが頭をよぎったくせに 伝えたいことが止まらなかった こんな世の中を生きるすべての人たちへ向けて そして自分自身に向けて 夢中で書き殴った イマ、君に届けたい思いを。     「Reason」のデモが届き、聴いた瞬間 ステージに立つ自分、 ステージから見える君の顔を想像した。 私の歌を聴いてキラキラに笑ってくれるキミ、 時に命を救われたというメッセージ、 出会えてよかったと心からの感謝の言葉、 全てが頭を心を駆け巡った。 涙が止まらなかった。     あぁ、   こんなに簡単なことだったのに   何を悩んでいたんだろう。   いままでもこれからも、きっとずっと変わらない。     私が歌う理由。   それは。   『キミ』 <GARNiDELiA・MARiA>

    2021/11/11

  • Panorama Panama Town
    私は「顔を合わせてあなたと話がしたい」と叫んだ。
    私は「顔を合わせてあなたと話がしたい」と叫んだ。

    Panorama Panama Town

    私は「顔を合わせてあなたと話がしたい」と叫んだ。

    2021年11月24日に“Panorama Panama Town”がミニアルバム『Faces』をリリース!アルバムタイトルには、1曲1曲それぞれをバンドの顔にしたいと言う思いが込められている今作。FODドラマ『ギヴン』主題歌「Strange Days」ほか、劇中バンド“the seasons”への書き下ろし楽曲「Melody Lane」のセルフカバーを含む全7曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Panorama Panama Town”の岩渕想太による歌詞エッセイをお届け!今回は【前編】です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 Faceless 」に通ずる想いです。ときに枠組みの中に、人間を押し込めてしまう。ときに枠組みから、人間をはじき出してしまう。それはどんな言葉なのでしょうか…。 「キャラ」という言葉が苦手だ。   こんなこと何億年も言い続けてることだけど、「キャラ」という言葉を聴くたびに、強烈な居心地の悪さを感じる。   「あいつは天然キャラやから」 「そんなこと言うのキャラじゃないなー」   耳にする度に、何か大切なものが音を立てて崩れていく気がする。「キャラ」という言葉は「天然キャラ」の枠組みに入れなかった「あいつ」の中身をズタズタに切り刻んでいく。   小学校の頃、家庭科の授業でやった人参の型取り。花びらの形に切り取られた人参はとても綺麗で、その形から溢れた部分はチラシで作られたゴミ箱の中に捨てられていった。「キャラ」という言葉は、花びらの型だ。「天然キャラ」として生まれてくる人間なんかいない。花びらの形で生えてくる人参が存在しないように。       レヴィナスという哲学者が言う。   「顔は常に『汝、殺すなかれ』と訴えている」   大学受験のために開いた倫理の参考書の中に書かれていた言葉が、当時は全く理解できなかった。他者の「顔」は傷つきやすく殺人を誘惑するが、それによって我々は殺人を禁じられてもいるらしい。あまりの突拍子もなさに高3の私はそっと参考書を閉じ、「レヴィナスと出てきたら顔」と言うセンター試験特有の暗記法によって思考を放棄した。ただ、今になってみるとほんの少しだけ分かるかもしれない。「顔」は絶対的に他なるものとして、ただそこにある。私を拒絶しながら。   フランスの哲学者の発言をこう言い換えてみる。   「顔は常に『人参を花びら形に切り抜くなかれ』と訴えている」       「 Faceless 」と言う曲を作った。「Face」が「less」で、つまりは「顔がない」ことについて歌った曲だ。何十行に渡る歌詞の中で、私は「顔を合わせてあなたと話がしたい」と叫んだ。コロナ禍で、「ライブハウスが感染を広げている」「若い世代が感染を広げている」と名指しされる時、その言葉の中に顔はなかった。何千通りの生活と、何千通りの考え方と、何千通りの表情が、たった何文字かの「主語」に入りきれずに零れ落ちていた。私はただただそれが悲しくてしょうがなかった。   ただ、ここにある顔たち。4つの顔を付き合わせてバンドをやっている。北海道十勝の畑で土に埋まった人参のように、ただここにいるということをどうしようもなく歌いたかった。 <Panorama Panama Town・岩渕想太> ◆Mini Album『Faces』 2021年11月24日発売   <収録曲> 1.King's Eyes 2.Strange Days 3.100yen coffee 4.Faceless 5.Seagull Weather 6.Algorithm 7.Melody Lane ◆ Panorama Panama Town One-man Live 2021-2022 "Face to Face" ・2021年12月11日(土) 兵庫・クラブ月世界 開場17:15 / 開演18:00 ・2022年1月14日(金) 東京・東京キネマ倶楽部 開場17:15 / 開演18:00

    2021/11/10

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