逆境はお手の物。

2021年11月3日に“YONA YONA WEEKENDERS”が1stフル・アルバム『YONA YONA WEEKENDERS』をリリースしました。自らのバンド名を冠したアルバムは、メジャー・デビュー以降にリリースした「いい夢」、「Good bye」、「Night Rider feat. 荒井岳史(the band apart)」を含む10曲が収録されております。また、11月~12月にかけて、ワンマンツアー【1st Album『 YONA YONA WEEKENDERS』Release One-man Tour】も開催!

 さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“YONA YONA WEEKENDERS”のドラム・小原"Beatsoldier"壮史による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾。テーマは「レコーディングってとても大変」です。会社員と2足の草鞋で、そこに「子育て」もありながら、作り上げた今作。様々な”大変”のなかで感じた想いを明かしてくださいました。



歌ネットをご覧の皆さん、我々のアルバム聴いていただけましたでしょうか。前回はアルバムのコンセプトについて軽く書かせていただきましたが、今回は“レコーディングってとても大変”という話をしようと思います。
 
YONA YONA WEEKENDERSはよく「会社員と2足の草鞋で活動する―」と紹介されることが多いのですが、やはり会社員と兼業ってすごく大変です。
 
メンバーはスケジュールを合わせやすいよう、基本的に土日休みの仕事をしているのですが、週末はライブ活動やリハーサル、平日夜にスタジオで曲作りや練習といった生活をここ2年くらいしています。
 
バンド活動が忙しいことはとても良いことですが、礒野くんは昨年第一子が生まれて、そこに「子育て」という非常に重要なタスクが増えたわけです。
 
レコーディング期間は朝起きて仕事に向かい、帰ってきたら子どもの世話。寝かしつけたら、スタジオに向かいバンド練習やレコーディング…。礒野くんもそうですが、奥さんも大変だったでしょう。本当に周りの理解に助けられて、なんとかやっていけているバンドなんだなあとしみじみ思います。
 
そんな超過酷スケジュールの中進めたレコーディングでしたが、礒野くんに限らず他のメンバーもめちゃくちゃ頑張り、至極の10曲が完成いたしました。これで売れなかったら礒野くん奥さんに怒られちゃいますね!
 
ここまでちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、我々はきっと音楽だけやっていたらこんなにたくさんの良い曲はできなかったと思います。
 
初めてレコーディングした「明るい未来」は、礒野くんがブラック企業に務めていた時代に書き上げた、今でもライブ定番の1曲です。その他にも生活に寄り添った歌詞や曲がたくさんあります。
 
City Popと言われても、根っこは全員パンクバンドの人間なので逆境はお手の物。バカ売れして楽したいとか言いつつも、なんだかんだマイナスを糧にしてしっかり前に進めるバンドだと思います。そういったところが曲の芯になっているのかもしれませんね。
 
よくライブ中に「レコーディング期間でしっかり営業成績を落としてしまって~」なんて笑い話にしていますが、おそらくマジのようです。サボらないように忙しめのエリアに異動させられたと言っていました。
 
がんばれ礒野くん!こどもの明るい未来のために!
 
つづく

<小原"Beatsoldier"壮史>

◆「YONA YONA WEEKENDERS」DL&Streaming

 
◆1st Full Album『YONA YONA WEEKENDERS』
2021.11.3 Release
CD 1 枚組 ※初回版スリーブケース仕様
3,000 円(tax out) / VICL-65586

<Track List>

M1. 思い出in the sky
M2. 終電で帰ります
M3. Open your eyes
M4. リルバズ
M5. Good bye 
M6. 泡沫の夢
M7. いい夢
M8.Night Rider feat. 荒井岳史(the band apart)
M9.Tick Tack
M10. 光の中