真田ナオキ、新曲『246』インタビュー!
真田ナオキ、新曲 インタビュー!「それはもう毎日思いますね…」最新シングル『246』が 2024年5月22日に発売! オリコン「週間 演歌・歌謡 シングルランキング」1位! 歌声が耳から離れないキャッチーなマイナー調アップテンポ! メジャーデビュー後の悩みや、盟友 新浜レオン、辰巳ゆうと との関係も! インタビューの最後に、直筆サイン色紙 の 読者プレゼントあり! Sanada Naoki 真田 ナオキ 8th / Major 5th Single 『 246 』 (ニーヨンロク) ★ 2016年 吉幾三 の弟子として『れい子』で歌手デビューして 9年目! ★ 2020年 メジャー移籍シングル『恵比寿』で「レコ大」最優秀新人賞 受賞! ★ 吉幾三 書き下ろしの メジャー 5作目、通算8作目の最新シングル『246』! ★「オリコン」の「週間 演歌・歌謡 シングルランキング」で第1位! ★ 一度、聴けば歌声が耳から離れない キャッチーなマイナー調アップテンポ! ★ カップリング曲は、新たな魅力を感じる 爽やかなメジャー調のバラード! ★「それはもう毎日思いますね…」 ★ メジャーデビュー後の悩みや、盟友 新浜レオン、辰巳ゆうと との関係も! 真田ナオキ「246」Music Video 真田ナオキ 新曲「246」発売記念イベント ダイジェスト!サーキットで全力疾走!年末の大舞台へ発進! ■ シングル リリース情報 真田ナオキ『246』 【青山通り盤】 シングル CD / Digital 2024年 5月22日 発売 (2024年4月6日 先行配信) TECA-24601 ¥1,500 テイチクレコード / テイチクエンンタテインメント <CD 収録曲> 1 246 (作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:矢野立美) 2 SA.KU.RA(作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:矢野立美) 3 246 (オリジナル・カラオケ) 4 SA.KU.RA(オリジナル・カラオケ) 真田ナオキ『246』 【駒沢通り盤】 シングル CD / Digital 2024年 5月22日 発売 (2024年4月6日 先行配信) TECA-24602 ¥1,500 テイチクレコード / テイチクエンンタテインメント <CD 収録曲> 1 246 (作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:矢野立美) 2 伝えるよ(作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:矢野立美) 3 246 (オリジナル・カラオケ) 4 伝えるよ(オリジナル・カラオケ) 真田ナオキ『246』 【DVD付】 シングル CD + DVD 2024年 5月22日 発売 TECA-24603 ¥1,500 テイチクレコード / テイチクエンンタテインメント <CD 収録曲> 1 246 (作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:矢野立美) 2 SA.KU.RA(作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:矢野立美) <DVD 収録内容> 「246」ミュージックビデオ 各配信サイト 『246』歌詞を見る 『SA.KU.RA』歌詞を見る 『伝えるよ』歌詞を見る 真田ナオキ テイチクエンタテインメント 真田ナオキ オフィシャルサイト 真田ナオキ YouTube 真田ナオキ 歌詞一覧 ■ コンサート / イベント出演 情報 真田ナオキ "2024 サマーツアー 東京&神戸" (演奏:ASA-CHANG & ラッキーセブン) 2024年 7月7日 (日) 東京・日経ホール [昼の部] 開場 13:45 開演 14:30 [夜の部] 開場 17:15 開演 18:00 2024年 7月17日 (水) 兵庫・神戸朝日ホール [昼の部] 開場 13:45 開演 14:30 [夜の部] 開場 17:15 開演 18:00 公演詳細 令和にっぽん!演歌の夢まつり 2024 東京公演 開催日時: 2024年6月13日 (木) 開演 15:00 開催会場: 東京「東京国際フォーラム」ホールA チケット: S席 13,800円 出演歌手: 堀内孝雄、鳥羽一郎、山川豊、坂本冬美、藤あや子、水森かおり、真田ナオキ、辰巳ゆうと、新浜レオン、K4 公演詳細 演歌男子。10周年フェスティバル 開催日時: 2024年7月31日(水)【昼公演】開演 14:00 【夜公演】 開演18:00 開催会場: 東京「ティアラこうとう」大ホール チケット: S席 6,800円(税込)/ A席 5,800円(税込) 出演歌手: はやぶさ、パク・ジュニョン、徳永ゆうき、真田ナオキ、二見颯一、新浜レオン、東京力車、青山新、原田波人 公演詳細 吉幾三 ふるさとチャリティコンサート(ゲスト出演) 開催日時: 2024年8月9日 (金) 昼の部 開演 13:00 / 夜の部 開演 17:00 開催会場: 青森県五所川原市「オルテンシア」 チケット: S席 8,800円 A席 7,700円 ゲスト : 吉永加世子、真田ナオキ 公演詳細 真田ナオキ コンサート 2024 開催日時: 2024年8月17日 (土) 開演 15:00 開催会場: 福岡県中間市「なかまハーモニーホール」 チケット: 一般:4,400円 / なかまハーモニーホール友の会会員:3960円 公演詳細 真田ナオキ Summer Dinner Show 開催日時: 2024年8月24日 (土) 1部:12:00~ディナー 12:45~ショー 2部:16:30~ディナー 17:15~ショー 開催会場: 大阪府高槻市「アンシェルデ・マリアージュ(アスティオン)」 チケット: お一人様 22,000円(お料理・お飲み物・税・サービス料込) 公演詳細 2024 真田ナオキ 東北ツアー 第一弾 (八戸・青森・秋田・郡山) 真田ナオキコンサート 2024 in 八戸 開催日時: 2024年8月31日 (土) 開演 13:30 開催会場: 青森県八戸市「八戸市公会堂」 チケット: 6,000円 真田ナオキコンサート 2024 in 青森 開催日時: 2024年9月1日 (日) 開演 13:30 開催会場: 青森県青森市「青森市民ホール/リンクモア平安閣市民ホール(」 チケット: 6,000円 真田ナオキコンサート 2024 in 秋田 開催日時: 2024年9月7日 (土) 開演 13:30 開催会場: 秋田県秋田市「あきた芸術劇場ミルハス」中ホール チケット: 6,000円 真田ナオキコンサート 2024 in 盛岡 開催日時: 2024年9月14日 (土) ① 開演 11:00 / ② 開演 15;00 開催会場: 岩手県盛岡市「トーサイクラシックホール岩手」中ホール チケット: 6,000円 真田ナオキコンサート 2024 in 郡山 開催日時: 2024年9月21日 (土) 開演 14:00 開催会場: 福島県郡山市「けんしん郡山文化センター」中ホール チケット: 6,000円 公演詳細 真田ナオキ 最新スケジュール ■ 真田ナオキ、新曲『246』インタビュー! 人は誰でも、とかく周りと比べたり、他人からどう見られているかということが気になるものだが、真田ナオキ の場合、そういうことには全く無関心で、いい意味で無頓着だ。「自分は自分」「自分に恥じない、自分らしい歌を歌えばいい」と考えている。実に、さっぱりしていて気持ちがいい。 歌手になれたことは「奇跡的」で「運がいい」と言い、師匠の 吉幾三 を心からリスペクトし、感謝の言葉も忘れない。知ったかぶりもせず、素直に「音楽のことはあまり詳しくないので」とも言う。ただ、ひたすら「より良い歌を歌いたい」「いい歌を歌って、ファンも周りのスタッフも喜ばせたい、笑顔にしたい」という一心だ。 そういう人柄が、歌にもよく表れている。 真田ナオキ の歌は、邪念がなく、素直で、まっすぐで、嫌味がない。そして、実に、楽しそうに歌う。まるで、歌手になれたという「運の良さ」と「歌えることの喜び」を、日々、感じながら、歌っているかのように見える。 たしかに、真田ナオキ の場合、そのデビューまでの経緯を考えると「運がいい」とも言えるが、しかし、実際は、決して「幸運」というだけで歌手になれたわけではない。個性的な歌声を作るために、自ら「喉をつぶす」という並大抵ではない努力もしてきている。(そのへんのデビューまでのストーリーを知りたい方は、以前のインタビューで詳しく語ってくれているので、そちらをお読みください。最下部にリンクをつけておきます。) 2016年に、吉幾三 の弟子として、吉幾三 の書き下ろしによる『れい子』で歌手デビューし、2018年に発売された 3枚目のシングル『酔いのブルース』(作詞・作曲:吉幾三)が話題となったことで、2020年には、レコード会社を「テイチク・エンタテインメント」に移籍しメジャーデビュー。メジャーデビュー曲の『恵比寿』(作詞・作曲:吉幾三)で、年末には「第62回 日本レコード大賞」で「最優秀新人賞」を受賞した。 その後、2021年には『本気(マジ)で惚れた』、2022年には『渋谷で…どう?』、2023年には『酔えねぇよ!』と、いずれも師匠である 吉幾三 作品を歌い、歌手デビューから 9年目、メジャーデビューから 5年目となる今年、2024年5月22日に、メジャー 5作目、通算 8作目となるシングル『246』(にい よん ろく)(作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:矢野立美)が発売された。 一度、聴けば、サビの「♪246(ニ〜 ヨンロク〜)」の歌声が耳から離れないキャッチーなマイナー調アップテンポの曲。前作『酔えねぇよ!』から、余計なチカラが抜けて響きが豊かになった歌唱は、今作でより進化していて、とくに高い音で張るところなどは、チカラが抜けた分、伸びやかで、よりパワフルに聴こえる。 新曲『246』は、すでに、「オリコン」の「週間 演歌・歌謡 シングルランキング」で第1位を獲得している。メジャーデビューシングル『恵比寿』以降の全シングル、5作連続での1位獲得だ。 最新シングル『246』は、【青山通り盤】【駒沢通り盤】というジャケットとカップリング曲が違う2種類に、【DVD付】と、全3形態で発売され、それぞれのカップリング曲『SA.KU.RA』と『伝えるよ』は、タイトル曲の『246』とは全く違い、いずれも、さわやかなメジャー調のバラードだが、それらがまたいい。 明るい響きの歌声で、嫌味がなく、素直でやさしいから、声の良さがより出ているし、歌詞やメロディも伝わってくる。『酔いのブルース』『恵比寿』『本気(マジ)で惚れた』『渋谷で…どう?』『酔えねぇよ!』『246』といったシングルのタイトル曲のイメージとはまた違った 真田ナオキ の魅力を感じることができる。 <もくじ> 1 シンプルで一度聴いただけで歌声が耳に残る新曲『246』 〜「でも、ボクはラクです…」〜 2 「オリコン」のランキングで、5作連続での1位獲得 〜「一番、力強いのかなと思います…」〜 3 【青山通り盤】のカップリング曲『SA.KU.RA』はメジャー調のバラード 〜「意外性が詰まってると思います…(笑)」〜 4 【駒沢通り盤】のカップリング曲『伝えるよ』もメジャー調のバラード 〜「それはすごい心がけて歌いました…」〜 5 歌手デビューから 9年目、メジャーデビューから 5年目 〜「それはもう毎日思いますね…」〜 6 番組でカバー曲を歌う難しさ 〜「とにかく楽しもうと思ってやってます…」〜 7 歌ってみたい曲調、カバーしてみたい曲 〜「こだわりもないですし…」〜 8 新浜レオン、辰巳ゆうと は特別な存在 〜「あの 2人にしかないかもしれないです…」〜 1 シンプルで一度聴いただけで歌声が耳に残る新曲『246』 〜「面白い曲だなというふうに思います…」〜 ーー 2016年の歌手デビューから 9年目、2020年のメジャーデビューから 5年目となる今年、2024年5月22日に、メジャー 5作目、通算 8作目となるシングル『246』(にい よん ろく)(作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:矢野立美)が発売された。一度、聴けば、サビの「♪246(ニ〜 ヨンロク〜)」の歌声が耳から離れないキャッチーなマイナー調アップテンポの曲で、前作『酔えねぇよ!』のイメージを引き継いでいる。 真田: そうですね。まあ、なんか原点回帰と言うか、『酔いのブルース』(2018年、2019年、3rd Single)、『酔えねぇよ!』(2023年、7th Single、メジャー 4th Single)っていうのは、本当に同じような流れがあって、今回は、でも、『恵比寿』(2020年、4th Single、メジャーデビュー曲)に近いのかなっていう感じですかね。 ーー 『246』とは、東京の人であれば多くの人が知る渋谷を通る国道 246号線のことだ。とくに、渋谷あたりでは、「青山通り」とも呼ばれている。メジャーデビューシングルの『恵比寿』(2020年)という場所も渋谷に近く、『渋谷で…どう?』(2022年、6th Single、メジャー 3rd Single))でも、渋谷、三宿、三茶(三軒茶屋)といった渋谷近辺の地名が出てくる。 真田: たぶん、そのへんが好きなんでしょうね。若ぶってるんだと思います……(笑)。 ーー 歌詞の中で、ファミレスのことを「ファミレ」と言っている。「ファミレス」としても歌えるメロディだが、それを、あえて、意図的に「ファミレ」としている。 真田: そうですね、独特な言葉選びですね……(笑)。これ、すごいみんなにクスクス笑いながら「ファミレってなんなの?」って言われます……(笑)。 ーー 前作『酔えねぇよ!』は、「『酔いのブルース』みたいな曲が歌いたい」と、師匠の 吉幾三 に言って書いてもらった曲だった。 真田: そうですね。でも、今回は、(吉幾三)師匠のゴリ押しです……(笑)。もう「コレで」っていう感じで。 真田: 最初、聴いたときは、(吉幾三)師匠のデモだったんですけど、「面白い曲だな〜」っていう感じだったでんすよ……、本当、軽い感じの。ただ、本当、(吉幾三)師匠は、「これいいんだよ〜」「これでいったらいいと思う」っていう感じだったんすけど、スタッフ含めてそこから話し合いがあるので、これ(『246』)に決まるかどうかっていうのも僕もまだわからないぐらいだったんで、ただ「面白い曲だな〜」みたいな感じだったんですね。 真田: でも、(吉幾三)師匠は、いつも「(次のシングルは)これで決定だよ」って言って出すことはなくて、「最終判断は任せるけど、これがいいと思うよ」っていう感じで言ってきてくれる感じです。 真田: あと……、今回は「早口だな」って感じました……(笑)。すっごい早口で、なんか、休みがあんまりないんですよ。すごい言葉が詰まってるんで、「かまないかな〜」とかって初めは思ってたんですけど、歌ってみると意外とかまずに歌えて。『酔えねぇよ!』が、意外とゆったりしてて、テンポのわりには、ゆったり歌詞が入ってたので、それに比べると、すごいキュッとなっている曲だな〜と思いました。 真田: あとは、もう、「歌詞覚えられるかな」みたいな不安がありました……(笑)。通りをドライブしていく歌詞なので、これ、上馬を三茶と間違えてしまったりすると、すごいズレちゃうので、「歌詞ちゃんと覚えなきゃ」みたいな感じだったです……(笑)。 ーー 『246』は、A-B しかないシンプルな構成の曲で、一度、聴けば、サビの「♪ニ〜 ヨンロク〜」の 真田ナオキ の歌声が耳に残る。さらに、そのあとの「♪車を止めて ハザードつけて」、2番の「♪上馬抜けて 駒沢通り」、3番の「♪陽が差す用賀で ワイパー止めて」の高く張った声が気持ちいい。 真田: そうですね〜。ただ……、言ってることが、すごい当たり前のことすぎて、めちゃくちゃ気合入れて言ってるんですけど……、あの……、「死ぬほどあなたが恋しい!」ぐらいな感じの歌い方で歌ってるんすけど、「♪車を止めて ハザードつけて」すごい普通なことなんですよね……(笑)、「♪上馬抜けて 駒沢通り」とか……(笑)。「♪陽が差す用賀で ワイパー止めて」とか、めちゃくちゃリキんでますけど……(笑)。 ーー 前作『酔えねぇよ!』から、余計なチカラが抜けて響きが豊かになった歌唱は、今作でより進化していて、とくに高い音で張るところなどは、チカラが抜けた分、伸びやかで、よりパワフルに聴こえる。真田ナオキ 本人は「リキんでいる」と言うが、ただ闇雲にチカラを入れて、チカラだけで歌っているのではなく、思い切って声を出すが、逆にチカラを抜いて響かせているから、聴いて心地よいし、よりいいところが出ている。その歌い方だからこそ、「♪車を止めて ハザードつけて」「♪上馬抜けて 駒沢通り」「♪陽が差す用賀で ワイパー止めて」の部分など、より耳に残る。 真田: ありがとうございます。そこは、うなってるんですけど、(吉幾三)師匠から、「ここは、もう、とにかく行けるだけ行ってくれ、歌ってくれ」って言われました。 ーー 真田ナオキ の声の魅力がよく出るように想定して作られている。 真田: まあ、そういう面白さ、コミック感もありながら……、デートしてるフレッシュさもありながら、疾走感もある……、なんか面白い曲だなというふうに思います。 2 「オリコン」のランキングで、5作連続での1位獲得 〜「一番、力強いのかなと思います…」〜 ーー 前作『酔えねぇよ!』(2023年)では、歌入れのレコーディングの時、何度も録り直した。 真田: あっ、今回は、早かったですね。(カップリング曲と)3曲、同日で……、『246』『SA.KU.RA』『伝えるよ』3曲を同じ日に(歌を)入れたんですけど、もう本当に「さらっ」と終わった感じですね。 真田: (吉幾三)師匠も、「いや、もう『246』はお前の曲だから!」って言ってくれてて、唯一、言ったのはその「♪車を止めて ハザードつけて」のところだけですね。「もう行けるだけ、やれるだけ歌ってくれ」って。あとは、とくに何も言われなかったですね。 真田: なので、お昼過ぎ、1時くらいに始めて、4時にはもう帰ってたので、めちゃくちゃ早かったです。(吉幾三)師匠も、もう、「やっぱ、お前の歌だな!」って言って帰って行きましたけど、「なんだ、この現場! 気の利かない現場だな! ハイボールも出ねぇで!」って言って帰って行きました……(笑)。 ーー 自身のオリジナル曲の場合、カバー曲とは違ってお手本となる歌はない。自由にどう歌っても良いという反面、正解がないので難しさもある。だから、時には、ディレクターや作曲家らから何も言われないと迷うこともある。 真田: あっ、でも、ボクはラクです……(笑)。そんなに、ボク、イメージつくって(レコーディングに)行かないんですけど、「歌ってみて作る」って言うか……。 真田: オケ録りの時に仮歌を歌って……、まあ、仮歌は「ふわふわ〜」って歌うんですけど、そのときに歌ってみて「ああ、こういう感じか」っていうのを何となく感じて、それを車の中で聴いて、「こういうふうに歌ってみようかな〜」みたいなのをある程度、何種類か作っていって、「ココは、こういうパターンと、こういうパターンで歌ってみたいな」とか……。で、(レコーディング)当日……、っていうそういう感じなんですけど。 ーー 最新曲『246』は、すでに、「オリコン」の「週間 演歌・歌謡 シングルランキング」で第1位を獲得している。メジャーデビューシングル『恵比寿』以降の全シングル、5作連続での 1位獲得だ。『246』は、キャンペーンなどでのお客さんの反応も良いようだ。 真田: いや、めちゃくちゃ良くて、本当、自分でも驚くぐらい、「こういう曲を待ってた」ぐらいのことを言ってくれる方がすごく多いので……。まあ『酔えねぇよ!』もすごいたくさんの方に応援していただいたんですけど、僕はてっきり、ああいう『酔いのブルース』のイメージの「男らしい曲を皆さん求めてるのかな?」っていうのがあったので。 真田: ただ、想像以上に『恵比寿』のタイプが好きな方が多いみたいで、そういう、なんか内容はそんなに重くなく、さっぱりとしてるけど、歌詞の中身もそんなに深い感じではないんですけど、音先行で……、で、僕の声が乗るっていうのが、結構、ファンの皆様に刺さっているみたいなんですよね。 ーー 同じようなタイプの『酔いのブルース』や『酔えねぇよ!』よりも、よりキャッチーだし、よりシンプルに楽しめる曲になっているからだろう。 真田: まあ、そうですね。深く考えずに……、歌詞も別に聴き逃しても、このノリがいいしですし、重要なのは「246」っていうところぐらいで、一緒に盛り上がれる曲なので、喜んでもらえると思います。 真田:あと、コーラスがすごく素敵で、2コーラスからハーフに入っていくときのあのコーラスは「ものすごいな!」って思いました。あと、ブラスもかっこいいですね……、はい、気持ちいいですね。 真田:でも、ホント、「音に助けてもらう曲」なのかなって……。僕自身も、ボーカルで伝えていくっていうときに、その音に一緒に、サウンドと一緒に乗っかっていくというか……。だから、歌詞だけが出ても駄目ですし、音だけが出ても駄目っていう、このうまくはまったときのパワー、楽曲的パワーで言うと、今までいただいてる曲の中で、一番、力強いのかなと思います。 3 【青山通り盤】のカップリング曲『SA.KU.RA』はメジャー調のバラード 〜「意外性が詰まってると思います…(笑)」〜 ーー 最新シングル『246』は、【青山通り盤】【駒沢通り盤】というジャケットとカップリング曲が違う2種類に、【DVD付】という全3形態で発売され、それぞれのカップリング曲『SA.KU.RA』(作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:矢野立美)と『伝えるよ』(作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:矢野立美)は、タイトル曲の『246』とは全く違い、いずれも、さわやかなメジャー調のバラードだが、それらがまたいい。 真田: ありがとうございます。まあ、でも、なんか、この『SA.KU.RA』にしても『伝えるよ』にしても、編曲の矢野(立美)先生の遊びというか、魅力が詰まっていて、『SA.KU.RA』の前奏のマイナーコードから入ってメジャーになるっていう、あそこは「すごいな」っていう……。何度、聴いても耳を引くというか、そのままマイナーの「桜のちょっと切ない曲なのかな?」って思いきやメジャーコードに入っていって……、でも、詞の世界は切ない曲っていう、このなんかアンバランス感がすごくいいなと思いました。 ーー 【青山通り盤】のカップリング曲『SA.KU.RA』は、メジャー調、ギターのスリーフィンガーが印象的なフォーク調バラード。明るい響きの歌声と、抜き方、切り方など歌い方が新鮮だ。素直でやさしく、これまであまり聴いたことのなかったような、さわやかな歌唱で、説得力がある。 真田: ありがとうございます。そうですね。あの……、どっちかって言うと、うなっている歌ばっかりなので、こういうさっぱりと(言葉を)置いていったりとかする歌が今までなかったんで、意外性が詰まってると思います……(笑)。 真田: でも、もう、本当、今まで以上に腹式呼吸を気をつけて歌ったというか……。普段はあんまり気にせず歌うんですけど、やっぱお腹から出さないと、こういう「置き歌」ってすごく「のべら」に聴こえちゃったりとか、微妙なニュアンスの違いが出せなかったりするので。 真田: でも、この『SA.KU.RA』が「すごくいい」って言ってくださる方がたくさんいらっしゃるんで、表題曲とのバランスもすごくいい 1枚になったのかなと思います。 ーー 『SA.KU.RA』は、サビ前の「♪ごめんね ごめんね ごめんね」は語るように歌い、サビの「♪散り行く SAKURA」の「さくら」は置くように歌っている。素直な声の出し方で、明るい響きで言葉を語っているから、メロディの良さも歌詞も伝わってくる。 真田: ああ……、ありがとうございます。「♪ごめんね ごめんね ごめんね」は、もう、この曲を 1回聴いたときから、「ココだな」と言うか「そこでしかない」っていうところだったので、そこだけは自分でこだわって歌ったところですね。「歌う」というよりは、やっぱり「喋る」というか、本当に「伝えたい気持ち」「自分の本音」みたいなところだと思うので、「歌っちゃいけない」って思いながら歌いました。 真田: で、「♪散り行く SAKURA」のところの(言葉を)置いていくっていうのは、唯一、そこは(吉幾三)師匠から言われた場所で、「ここの SAKURA だけは置いてくれ」って、「それ以外の SAKURA は歌っていい」って言われました。 4 【駒沢通り盤】のカップリング曲『伝えるよ』もメジャー調のバラード 〜「それはすごい心がけて歌いました…」〜 ーー 一方、【駒沢通り盤】のカップリング曲『伝えるよ』もメジャー調のバラードで、いかにも「吉幾三が作ったバラード」という感じの「吉幾三節」を感じられる曲だ。 真田: そうなんですよね〜。この歌は、「(吉幾三)師匠っぽいな」「(吉幾三)師匠が作るメジャー調のバラードだな」って思いますね。なんか、こう、変態感があるというか……(笑)、フレッシュなんですけど、ちょっとやっぱ変態っぽいですよね……(笑)。「♪バッタリ出逢って 昔の話しを あの日が懐かしい」って、なんかこう……(笑)。 真田: まあ、でも、年齢層としては僕ぐらいの年齢層かなと思っていて、ばったり出会った人と、「もしかしたら恋仲になるかも」とか「付き合いたい」とかって思うのって、やっぱ 30代前半ぐらいかなと。40代後半になってくると、もうだいたい家庭を持っていてとかっていう方が多いですから、「久しぶりに同級生と会って、あのとき好きだった気持ちを伝えたい」って気持ちになるのって、やっぱ 20代半ばから 30代半ばぐらいまでかなと。だから、ちょうど等身大の曲なのかなと思ってレコーディングをしました。 ーー 言葉の明るい響きがいい。歌唱が素直で嫌味がないから、声の良さがよく出てるし、歌詞やメロディも伝わる。 真田: ありがとうございます。いや、もう、この曲は、とくにですけど……、まあ『SA.KU.RA』もそうですけど、「純粋になって歌わなきゃな〜」っていう気持ちはすごくしながら歌ってました……(笑)。フォークソングっぽい 2曲ですし、で、また、こんな「純な」ずっと片思いを続けてたっていう……、「いろんな経験をしたけども、それでもあなたが好きだった」っていう、こんな純愛って、基本、やっぱないじゃないですか。なので、それはすごい心がけて歌いました。 ーー とくに、毎回のサビの「♪北の大地の」「♪僕の想いを今度伝えるよ」の歌声が耳に残る。 真田: ああ、そうですね。でも、やっぱ、「吉幾三(メロディ)ライン」っていうのもあって……、「♪また近く飲もう」を「♪また近く飲も〜おおう」って(吉幾三)師匠はやれって言うんです。その「ひっかける」吉幾三節みたいなところは、吉幾三 作品らしいですね。 5 歌手デビューから 9年目、メジャーデビューから 5年目 〜「それはもう毎日思いますね…」〜 ーー 今年、2024年は、2016年に『れい子』で歌手デビューしてから 9年目、2020年に『恵比寿』でメジャーデビューしてから 5年目となる。 真田: いや……、でも……、(振り返って)思うことは、とにかく「運がよかったな」っていう風に思います。「運がいいな、自分……」って……、朝起きると、毎日、思ってるかもしれないです。 真田: たとえば、「なんかやっちまった!」みたいなことがあっても、ほとんどプラスに行くんですよね。「失敗した!」みたいのが、「面白い」って取られたりとか……。 真田: お仕事にしても、今、こうやっていろんな番組にも呼んでいただけるようになるって、もう本当、奇跡的というか……。それこそ奇跡的な出会いがあったりとか、いろんな方に助けてもらわないとできないことで、本当、「ことごとく運がいいな〜」って、「ありがたいな〜」っていう、それはもう毎日思いますね。 ーー しかし、2020年に『恵比寿』でメジャーデビューしてからは、大変だったと振り返る。 真田: もう、メジャーデビューしたその年は、「メジャーデビューすると、こんなにテレビに出れるの!」って思いました……(笑)。今まで呼んでいただけなかった番組がたくさんあって……、僕、『演歌男子。』と『新・BS日本のうた』くらいしか出させていただいてなかったので、それ以外の番組って、本当に何も出させていただいたことがなくて、なので、最初、ついていけなかったです。 真田: なので、もう、それを言いました、「ちょっと、ボク無理だ」って、「いっぱい いっぱい です」って。 真田: それまで、『新・BS日本のうた』とか『演歌男子。』だと、『新・BS日本のうた』だって多くて月1回ですし、『演歌男子。』は、そのシーズンにならないとないですし、あと、本当にチラチラとはテレビ収録もありましたけど、本当にチラチラだったので、カバー曲を歌うにしても、やっぱ集中できたんですよね。 真田: それが、「メジャーデビューします」ってなったら、ドドドッ!って「月何本!」みたいな感じで入れていただいて、「ちょっと、ついてけない……」みたいな。「これ、何の番組のだっけ?」とか、「どれが優先順位なんだっけ?」みたいのができなくて、かといって現場は毎日どんどんあるので、このなんか自分が今までやってたときとの温度差に……。取材の本数とかも、やっぱり尋常じゃないぐらい入れてくださるので、全部がもうちょっとついていけなくて……。で、一番、「俺、この仕事向いてないや」って思った瞬間が、メジャーデビューして数ヶ月です……(笑)。「僕、このの仕事、本当に向いてないわ」って……、「駄目だ……」って。 真田: で、メジャーデビューすると大人の数もやっぱ増えるじゃないすか、周りにこういてくださる方が。そんなこんなで、ちょっといろんなところで「ついていけない」と思ったら、コロナでストップしたんですよね。それまで、「もう自分が駄目になる」って思ってて、「もう、まともに歌が歌えないかもしれない」みたいな、「カバー曲もついていけない」みたいな……、あのときは、ちょっと思いました。 6 番組でカバー曲を歌う難しさ 〜「とにかく楽しもうと思ってやってます…」〜 ーー たしかに、メジャーデビューすると、出演するテレビの番組の数も桁違いに増えるし、そういう番組では、自分の持ち歌だけではなく、カバー曲を歌わなければならないことも多い。たとえ、知らない曲であっても、覚えて完璧に歌えなければいけない。 真田: あっ、でも、今は楽しめますね。メジャーデビューから 4年経って……、なんて言ったらいいんでしょうか……、それこそ、メジャーデビュー前、『れい子』で『新・BS日本のうた』に出させていただいたとき、宮城県多賀城市っていうところで初めての出演(2016年)だったんですけど、(番組で歌うのは)『れい子』1曲で、楽屋も本当一番遠くの端っこの楽屋で、「自分、出演者なのかな?」って思いながら歌ったみたいな感じだったんですけど……(笑)。 真田: それが、だんだんと、どの番組に行っても「真田くん、久しぶり!」って声かけていただけるようになりましたし……。で、あとは、(吉幾三)師匠にも感謝なんですけど、結構、間違えるっぽいイメージを皆さんに持っていただいてるみたいで……(笑)、歌詞を間違えても「また、やってるね」「大丈夫よ!」みたいな感じで言っていただけたりするので……(笑)。なので、収録も、とにかく楽しもうと思ってやってます。 真田: もちろん、緊張する場合もありますけど、その中でも、やっぱ自分なりに楽しんで、やっぱエンタメなので、自分が楽しんでる姿を楽しんで見てもらうっていう。ただ、やっぱり、歌、本質は、しっかり勉強できるところは勉強して、自分のこの歌えるもの以上は絶対に歌えないので、背伸びしちゃっても仕方ないので、自分ができる歌の中で、自分なりのそのカバー曲を歌っていくという形ですね。 ーー 番組でカバー曲を歌う場合、ただ単に歌えれば良いというだけではいけない。元の曲のイメージを壊さず、かつ、自身の良さも出さなければならないところに難しさがある。歌わせた番組サイドから「良かったよ!」と言ってもらえないと、次に繋がらない。 真田: そうですね。カバー曲で言うと、一番、悩んだのは、メジャーデビューから 2年ぐらいの頃ですかね……。『恵比寿』で「レコード大賞」最優秀新人賞をもらって、なんか、見られ方が変わったっていうのはすごく実感をしてて、今まで、何ていうんでしょうか……、あまり話したことなかった偉い方ともお話させていただく機会とか、「真田くん」て声かけていただく機会も増えて、「見てもらってるんだ」っていうのがすごいわかってからが、すごい怖くて……、「ちゃんとやらなきゃ」みたいなのが 1年ぐらいあったんです。 真田: 振り切れたのが、その 3年目の『渋谷で…どう?』ぐらいの頃に、「まっ、ちゃんとやってて、自分以上のものはできないんだから、それだったら自分らしく歌えばいいや。失敗しても何でも自分らしくいこう」っていうふうに思えたというか……。実際、やっぱり怒られることも 2年目までは多々あったので。そうですね……、振り切れたのが3年目ぐらいかもしれないです。 ーー 先日、放送された『新・BS日本のうた』(NHK BSプレミアム4K 2024年5月26日 初回放送)では、真田ナオキ が「憧れの歌手」として 前川清 の『東京砂漠』をカバーして歌っている。 真田: はい、大好きです。僕、男性ボーカリストとなると、別格に 前川(清)さんが好きで……、昔からですね、デビュー前からです。演歌を勉強し始めて知ったんですけど、それまで存じ上げなかったんですけど、もう、聴く曲、聴く曲いい曲ですし、歌い方がかっこよくて。 ーー 自身のアルバムにも『逢わずに愛して』(作詞:川内康範 / 作曲:彩木雅夫 / 歌:内山田洋とクール・ファイブ、1969年)(2018年4月25日発売『メイド イン ナオキ』)が収録されているし、コンサートでは『花の時・愛の時』(作詞:なかにし礼 / 作曲:三木たかし / 歌:前川清、1987年)もカバー曲として歌っている。 真田: はい。本当、前川(清)さん、いい曲たくさんあって、あと、僕、『大阪』(作詞:前川清、岩井薫 / 作曲:都志見隆、歌:前川清、2001年)って曲も大好きですね。また、お人柄も、すごい温かいじゃないですか、お会いさせていただいてからは、なおのこと。 真田: あとは、堀内孝雄 さんも大好きです。ああいう、ちょっと、やっぱ個性的で、温かい方が好きですね。堀内(孝雄)さんだと、やっぱり『恋唄綴り』が好きですけど……。でも、どの歌を歌っても 堀内(孝雄)さんになるのがスゴイですね。 真田: どうしても、なんか、僕も含めて若手のみんなって「曲に寄っちゃう」じゃないですか。でも、あの年代の方って、「曲を寄せる」じゃないですか。あのチカラってすごいなっていう……、何を歌っても「曲が寄ってこいよ、俺はこの歌い方だ」っていう、あれはかっこいいっすね。 7 歌ってみたい曲調、カバーしてみたい曲 〜「こだわりもないですし…」〜 ーー 小学校のときには日本代表に選ばれるくらいの野球少年だった 真田ナオキ は、2022年9月2日、大ファンである「東京ヤクルトスワローズ」のホームゲーム、神宮球場での始球式を務めた。さらに、CS「チャンネル銀河」では、同じく野球経験者の 新浜レオン と『ナオキとレオンの熱唱野球部』(2022年11月〜)という不定期のレギュラー番組も放送されている。そういう歌以外の仕事もいろいろと増えているが、いまは楽しいと話す。 真田: いまは楽しいですね〜。楽しいですし、いろいろもっとやりたいなって思います。やっぱ、それこそ演技とかもやってみたいですし、劇場公演とかも夢のひとつなので、そうなると(演技も)できなきゃいけないだろうなと思ったりしますし。 ーー 師匠である 吉幾三 から言われることも変わってきたのだろうか? 真田: (吉幾三)師匠は……、う〜ん……、本質は変わらないですね。とにかく優しくて、「今が一番大変だから、とにかく風邪ひかない、ご飯食べる、よく寝るんだぞ」って常に体を気遣ってくれて、仕事がうまくいってるとか、うまくいってないとかってのは一切聞かない人なんですよ。「そんなのは、もう流れで、どうしようもないから」みたいな。「うまくいくものはうまくいく、うまくいかないものはうまくいかない、そういうときは誰にだってあるから」って……。「とにかく自分の体だけ気をつけなさい」って言ってくださって……。なんで、変わらずですね。 ーー 仕事でカバー曲を覚えたりする以外で、最近、楽しみとして聴いている音楽を聞いた。 真田: はい、聴きます。えっと、日本の方だと、エレカシ の 宮本浩次 さんとか、あと、結構、最近の人とか、Ado とか最近の流行りとかも聴いたりしてますね。あと、尾崎豊 さんとか昔から聴いてた人とかですかね。 真田: それと、海外の方で、カナダのシンガーなんですけど、マイケル・ブーブレ(Michael Bublé)の声が大好きで、楽屋では、ほとんど音楽聴かないんですけど、たま〜に聴くとしたら マイケル・ブーブレ ですね。耳の中でイヤホンして音楽を聴くってなると、本番前に聴きたくなる、急に聴きたくなるときがある人です。 真田: ほかには……、あと、それこそ、昨年、番組で歌わせてもらった エルヴィス(プレスリー)とか、マイケル・ジャクソン とかも好きですし、ナット・キング・コール、あと、オアシス とかも聴いたりとかはしますけど、でも、マイケル・ブーブレ は、ずば抜けて聴きますね。ファンっていうわけでもなくて、売れた曲とかもわかんないんですけど、とにかく、どの曲がってことではなくて、あの人の声が好きなので、勝手にライブラリーになってるプレイリストを順番に聴いてますね。 ーー 最近は、コンサートなどで、ギターの弾き語りも披露している。CS「歌謡ポップスチャンネル」の番組では、ギター弾き語りコーナーで、『壊れかけのRadio』(德永英明)、『もうひとつの土曜日』(浜田省吾)、『ファイト!』(中島みゆき)、『桜』(河口恭吾)、『恋月夜』(小田純平)、『「いちご白書」をもう一度』(バンバン)など、フォークやポップス系のカバー曲も歌っている。カバーで歌ってみたい曲を聞いてみた。 真田: う〜ん……、あんまりないかもしれない……(笑)。あっ、でも、(吉幾三)師匠の曲は、逆に、意外と番組で歌うことがなくて、たとえば、この間、番組の収録で『酒よ』を歌わせてもらったんですけど、「ボクがいるのに『雪國』を他の人が歌ってる」とか……(笑)、「ボクがいるのに『酔歌』を別の人が歌ってる」とか、そういうのが、「なんでボクじゃないんだろ?」……(笑)、っていうのはありますね……(笑)。まあ、番組的には、予想できるというか、意外性もないので、そうなるのかもしれないですけど……(笑)。それは、でも、たまに思います。 ーー カバー曲でも、自分のオリジナル曲でも、「こういう曲調が歌ってみたい」という希望があるか聞いた。 真田: ああ〜……、全然、ないですね……(笑)。僕、ホント、音楽に詳しくないので、こだわりもないですし。でも、やっぱり 3連系が好きで、なので、僕の曲も『酔いのブルース』とか『本気(マジ)で惚れた』とか 3連系が多いので……、まっ、(吉幾三)師匠も 3連系が多いんですけど……。(吉幾三)師匠の歌では『女のかぞえ唄』が一番好きですね。ちょっとズッコケっぽい感じの中から景色が見えてくるああいう感じが好きですね。 ーー 最近は、ギターを使って、作詞・作曲にも挑戦している。 真田: それは、やりたいですね。まだ(吉幾三)師匠とかには、全然、聴かせたりはしてないですけど、自分で作りためた曲とかはあります。ただ、まあ、演歌が書けないので、演歌ではない曲にはなりますけど……。でも、いつかは、世に出て欲しいなあ〜と思ってて、つい、この間も、楽屋でスタッフに、「もし紅白に出れたら、"感謝盤" で俺の作った曲をカップリングに入れてくれないかな〜?」って……(笑)、冗談で言ったりはしてますけど。 8 新浜レオン、辰巳ゆうと は特別な存在 〜「あの 2人にしかないかもしれないです…」〜 ーー 最近は、いわゆる「演歌第七世代」と呼ばれる人たちを含め、新浜レオン、辰巳ゆうと、中澤卓也、一条寛太、三丘翔太、二見颯一、彩青、青山新、木川尚紀、木村徹二…ら、年下や後輩の歌手も増えてきていて、番組やコンサートでの共演機会も多い。真田ナオキ は、お兄さん的なポジションになっているようだが、そういう友達であり、ライバルでもある歌手仲間に対しては、どう思っているのだろうか? 真田: たぶん……、これも問題あるのかもしれないんですけど……、なんとも思ってないですね……(笑)。ホントに、なんとも思わなくて……(笑)。なんか……、そうですね……、焦りとかもないですし、楽しいとかっていうのも……、まあ、みんなでいれば楽しいですけど、嬉しいとかもないですし、なんとも思わないですね……(笑)。ホントに無関心というか……(笑)。なんか、ただ単に「歌仲間」っていう感じですね。 ーー いい意味で周りに無関心という 真田ナオキ らしいと思う。 真田: でも、まあ、(新浜)レオンくんと、辰巳(ゆうと)くんの存在は特別です。 ーー 新浜レオン とは、2022年11月からスタートした CS「チャンネル銀河」のレギュラー番組『ナオキとレオンの熱唱野球部』で共演しているし、同じく CS「チャンネル銀河」でレギュラー番組『ゆうと王子の大冒険』(2021年1月〜)が放送されている 辰巳ゆうと とは、昨年、2023年11月に、CS「チャンネル銀河」主催の「『ゆうと王子の大冒険』&『ナオキとレオンの熱唱野球部』コラボステージ」(真田ナオキ、新浜レオン、辰巳ゆうと)で共演している。 真田: はい、あの 2人は、すごく特別ですね。ほか、みんな、たくさんいますけど、多分、一生できないような……。歳は離れてますけど、友人でありライバルなのかなっていう、一緒に駆け上がりたい 2人ですよね。もう、本当に、2人は特別です。「友人であり、ライバルでもある」っていう感覚は、あの 2人にしかないかもしれないです。 真田: (新浜)レオン くんは、裏も表もなく、あのままです。ホントに「振り切ったバカ」ですね……(笑)。すごい、本当に、めちゃくちゃいいコで、とにかく彼のことが可愛いんですよ。彼がいないところで、僕がマネージャーに言うくらい、ホントに可愛くて……、ズバ抜けて可愛いですね。 真田: 辰巳(ゆうと)くんは、しっかり者だな〜って思います。まっ、天然なところもなくはないですけど、でも、厳しいコだなって思います……、自分にも、人にも。しっかりしてて……、いや、厳しいというか、僕らの中だけなのかもしれないですけど、3人でステージやったときに、昼の部、夜の部で、すごいリハからバタバタで疲れちゃって、ステージに 3人で行ったときに、2人がわちゃわちゃ楽しそうに喋ってたから「まかせとけ」と思って休んでたら、すぐバレるんですよ……(笑)。辰巳くんが、「あんた休んでんじゃないよ」って見つけるとか……(笑)。そういうのが、なんかしっかり周りの見えるコで、僕もすごい自由なんで、3人でいるときは、彼がまとめてくれてるのかな〜って。一番、年下なんですけど。 真田: でも、2人とも、やっぱり可愛いです。弟みたいな感じでもありながら、一緒に名前を並べさせてくれもらうことも多いですし、ライバルでもありながら、ず〜っと一緒でこの関係が続いたらいいなっていうふうに思います。 真田: なので、もちろん、お芝居とか作詞作曲もそうなんですけど、最近、よく言うのは、「その 3人でコンサートとかしたいね」っていうのは、3人でいると、よく話します。まあ、1回こっきり(2023年11月「『ゆうと王子の大冒険』&『ナオキとレオンの熱唱野球部』コラボステージ」)ではなく、すぐにでなくても、3人とも、しっかり紅白っていうところに目は向いているので、出られてからでもいいですし、いいタイミングでやりたいですね。 ーー 真田ナオキ、新浜レオン、辰巳ゆうと の 3人は、もう、すでに、去年、「NHK 紅白歌合戦」に出ていてもおかしくないと思う。 真田: ありがとうございます。でも、まあ、今年 3人でいけるように……。まあ、誰かひとりが行っても、もちろん嬉しいですけど、僕は、やっぱり 3人で出れたら一番嬉しいので、その中で自分だけ落ちないように、しっかり自分の道を頑張り、それぞれ自分のことを頑張って、しっかり認められるようにやっていれば、繋がる道だと思いますし、下の後輩とかも、「あんたらが出るか出ないかはっきりしないと、俺たちのチャンスないだろう」って思ってるコたちもたくさんいると思うので……、「早くしろよ」みたいな……(笑)。 真田: でも、まあ、出たときに、一般の方が見て「このコだったらそうだよね」って言われるぐらいの歌手になって本当は出たいですよね。なんか、「演歌の枠だから」っていうんじゃなくて……、「紅白あるある」というか、演歌歌手の方が紅白に出てきて、「普段、あんまりテレビ番組で見ないのに、この人誰なんだろう?」って、僕、子供の頃は、やっぱ見てたので、そうじゃなくて、「演歌歌手だけどこの人よくテレビ出てるよね」とか、「この人よく見るよね」とか、「この歌、知ってる」とか「聴いたことある」とか、そういうふうになって出れたら一番いいなと思います。 ーー 最後に、今後、どうなっていきたいのかを聞いた。 真田: そうですね〜……、もう変わらないですね。変わらないように変わりたいと言うか……、純烈のリーダーの酒井(一圭)さんがよく言う「変わらない成長」ですね。 ーー 時の流れとともに、取り巻く環境も変わっていくから、変わらないように見せるためには、変わってかなければならない。 真田: そうですね。まあ、あの……、やっぱ、一番は、「みんなが笑顔だったらいいかな」みたいな……、それだけですね。やっぱり、自分自身もしんどいときもありますし、同じようにスタッフもしんどい顔してるときもあるんですけど、そういうのを、全部、笑顔に変えられるのって、たぶん、僕だけなので。 真田: なので、周りのスタッフもファンの方も、全員が最終的に笑顔になれるまで……。それが「最終的に」っていうのが、「1年ごと」になるのか「日々なのか」っていうのは難しいとこですけど、「日々ずっと」ってなると、難しいお仕事ではあるので、いろんなことがあるので。でも、最終的に「良かったよね〜!」「楽しいよね!」って、どっかそういうふうになってれば、いいかなという感じですね。 (取材日:2024年 5月13日 / 取材・文:西山 寧) 真田ナオキ の デビューまでのヒストリーが知りたい方はコチラ↓ 真田ナオキ ロングインタビュー(2019年)大人の歌ネット 「もう涙がとまらなかったです…」 真田ナオキ インタビュー アーカイブ 真田ナオキ 新曲「本気で惚れた」インタビュー(2021年)大人の歌ネット 真田ナオキ 師匠・吉幾三との SPインタビュー(2021年)大人の歌ネット 真田ナオキ ロングインタビュー 第2弾(2023年)大人の歌ネット ■ 読者プレゼント! 真田ナオキ 直筆サイン色紙 を 3名様にプレゼント! X(旧 twitter)で、大人の歌ネット(@MUSICGUIDE1003)を フォロー&下記リンクの投稿をリポスト(リツイート)して頂いた方の中から、抽選で3名様に、 ナオキくん が 持っている 直筆サイン色紙を プレゼントさせていただきます。 締め切りは、2024年 6月 24日 (月) まで! 投稿(ツイート)はコチラ! 【ご注意ください】 当選された方には、x(twitter)の DM(ダイレクトメッセージ)にて、ご連絡させていただきます。 (せっかくご当選されたのに連絡の取れない方がいらっしゃいます。) また、「大人の歌ネット @MUSICGUIDE1003」を名乗る偽アカウントからプレゼント当選のDMが送られてくる事例が発生しています。 公式アカウントは「@MUSICGUIDE1003」です。 締切前に、当選者を決めたりご連絡することはありません。 DMでアカウント登録やクーポンを配信することはありません。 偽アカウントからDMが届いても、個人情報を入力したり、リンクをクリックしないで下さい。 ■ インタビュー 関連動画 真田ナオキ 念願の始球式!舞台ウラを大公開!!(YouTube) ゆうと王子の大冒険&ナオキとレオンの熱唱野球部 コラボステージ PR (YouTube) 『ナオキとレオンの熱唱野球部』真田ナオキ・新浜レオンのコメントが到着! (YouTube) 『ナオキとレオンの熱唱野球部 #4』 (YouTube) 『ナオキとレオンの熱唱野球部』(CS「チャンネル銀河」)オフィシャルサイト ■ 真田ナオキ シングル ディスコグラフィ 1st Single『れい子』(2016年4月27日 発売) 2nd Single『別れの夜明け』(2017年6月28日 発売) 3rd Single『酔いのブルース』(2018年9月12日 発売)(リミックス・リマスターバージョン 2019年3月27日 発売) Major Debut Single / 4th Songle『恵比寿』(2020年1月22日 Major 2nd / 5th Single『本気(マジ)で惚れた』(2021年2月17日 Major 3rd / 6th Single『渋谷で…どう?』(2022年3月9日 Major 4th / 7th Single『酔えねぇよ!』(2023年4月19日) 真田ナオキ YouTube Uta-Net「大人の歌ネット」インタビュー 一覧 Uta-Net「大人の歌ネット」トップ