ヨーグルトホリックハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ・安原兵衛 | 安原兵衛 | 週刊誌右手の人生参加 誕生日過ぎたら一体何歳 Cランク程度の人生評価 冗談ですませた将来設計 感情の渦を上がって落ちる 本当の声はシンクの中へ 環状の日々を廻ってせめての 抵抗で漁る栄養剤 いいか、いいや、いいよ、いいさ。 だって、そうか、しょうがないな。 給料日限りの人生賛歌 信号機過ぎたら酩酊状態 冷蔵庫の中で増えるヨーグルト 冗談で済ませた恋愛感情 10分の距離を歩いて帰る 出迎えている防犯のライト Tシャツの染みが増えてせめての 抵抗で入れる漂白剤 いいか、いいや、いいよ、いいさ。 やっぱ、そうか、しょうがないや。 このままでいいな、それじゃいけないかな こんなはずじゃないけど、こんなもんだったかもな 冷凍の愛をチンして食べる 不健全な夢はベッドの中で 最低な日々が果てなく見えても そんなに長く続きはしない いいか、いいや、いいよ、いいさ。 だって、そうか、しょうがないな。 いいか、いいや、いいよ、いいさ。 やっぱ、そうか、しょうがないや。 |
わらべうたハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 今日は何曜日? 頭でうごめく カゲロウ 痛くもかゆくもない 宙づりで約束を放棄 できたらいいがちゃんと行きます 今日は何時にどこでしたか? 相談しましょ そうしましょう 相談しましょ そうしましょう どうせ言ってもわからない 死んだフリしながらやり過ごす 白か黒しかわからない 想像力のない奴ら 毒には毒と書けと言う 想像力のない奴ら 今日は何曜日? 聞いてない留守番電話 期限が切れてる 宙づりで人間を放棄 できたらいいがちゃんと生きます ところであなた誰でしたか? 降参しましょ そうしましょう 降参しましょ そうしましょう どうせ言ってもわからない 言葉を飲みこめば思う壷 十からやっと一を知る 想像力のない奴ら 毒には毒と書けと言う 想像力のない奴ら テキテキテッキョ メッキメッキメッショウ... あの子がほしい あの子じゃわからん この子がほしい この子じゃわからん 相談しましょ そうしましょう 相談しましょ そうしましょう |
Stand Up, Babyハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | | 子供のふりしなきゃ ここじゃ生きていけないこと 思い知らされてきた “強く正しく”より “か弱く可愛い馬鹿”が好き 優しく呼びかける こんな風に 「君はありのままでいいよ」 それらしいセリフ 飲み込んで しまえない私がおかしいの? 指を咥えて いつまでも 幼稚なのは一体、誰だ Can you stand up, baby? 歩き出せ さあ 一人だって お揃いの言葉で 同じ動きの繰り返し みんなそれで良くなった お遊戯の時間は 大人になっても終わらない 必死に生きてきた その数が 恥ずかしくて仕方がない 染み付いてしまった 劣等感で 気づけば私 空っぽになった 開き直って どこまでも 無意味を競い合うなら Can you stand up, baby? 逃げてしまえ ah 戦わないで 心は何処へ行った? 身体は何処へ行く 私は何処へ行って あなたは何処へ行く 何も選ばずに 何も思わずに 涙を流すだけ 指を咥えて いつまでも 幼稚なのは一体、誰だ Can you stand up, baby? 歩き出せ さあ 開き直って どこまでも 無意味を競い合うなら Can you stand up, baby? 逃げてしまえ ah 戦わないで |
かたくてやわらかいハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | | また騒ぎだした胸の奥に 手を伸ばした (鍵を開ける) そっとドアを引いて さらけ出した心のひだ らんらんらんと歌っていた ありふれた夢のよう 生まれない何かを待っていた君とふたり 延々と絡まっている (流れ始める) 思考回路の端っこを 指先でそっとなぞっている ほどけだした (体を開いてみたら) あいまいな 混ざり合っているまま 思いをちぎりながら 不器用に生きてる ああ、今は 風が吹き抜けるように おやすみ、おやすみ。 とりとめないこの夜も (せめてただ、歌にして。) ああ、ため息、まばたき、そして嘘を。 またうずきだした言葉そっと 掬い上げる ずるずると寄り添っていた 恥ずかしい生傷を 慰め合って眠っている 君とふたり 食べ散らかす日々の 残像 味気ない生活に愛を 指先でそっと護っている 祈るように 大切な 死んでしまったなら ひとつひとつつむいだ 歌はどこへいくの。 ああ、季節は ぬけがら残して いつも過ぎたあと気づく とりとめないこの夜も ああ、ため息 ねえ、ただ あいまいな 混ざり合っているまま 思いをちぎりながら 不器用に生きてる ああ、今は 風が吹き抜けるように おやすみ、おやすみ。 とりとめないこの夜も せめてただ 染み付いて 忘れない 歌にした。 ああ、ため息、まばたき、安らぎ、ぼやけた、幸せ、 まだ終わらぬ憂いを。 |
朝焼けはエンドロールのようにハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | | ゆっくり 注いでゆく ゆっくり 溢れてゆく ゆっくり ゆっくり 流れてゆく あと一歩ずつ近づいたら 僕たちは戻れない 寂しさと退屈はいつも 同じような色だから 部屋には 匂いも残さない 期待は抱かない 最後に失うなら 朝焼けの街なんて 見たくはなかった ひとりぼっち 青く冷えていく 道端に捨てられた人形と同じ 僕は帰れない 同じ煙草に火を着ければ 沈黙が流れてく 汚れたものは戻せないこと 本当は気づいてた いつでも 苛立ち傷つけて そのくせ怖くなって 優しいふりをしてる 錆び付いた愛情じゃ どこへもゆけない 二度と来ない迎えを待っている 駅前に捨てられた自転車と同じ 僕は動けない 窓辺に置いた 果実は腐り 許されていた刻を知る 隠せないのは 証拠じゃなくて 弱さだった 朝焼けの街なんて 見たくはなかった ひとりぼっち 青く冷えていく 道端に捨てられた人形と同じ 帰れない 錆び付いた愛情じゃ どこへもゆけない 二度と来ない迎えを待っている 駅前に捨てられた自転車と同じ 僕は動けない |
長い待ち合わせハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | それじゃあね。 あそこの角を曲がってすぐのとこにいるから。 詰めすぎた重い鞄を 今更少し後悔してる どうしても見せたい本と 言いたいことが沢山あって 約束の時間がきても なぜだか一人ぼっちで 「今から走ってくから、もう少し待っていてよ。」 って言うから待ってたのに 映画も祭りも終わってしまって 少しずつ諦めて、一人で帰る 疑いの意味も知らない少女は 好きな歌を歌った あれからもう何年過ぎて 今度は誰の事を待ってる 忘れてしまったのかな、 それとも寝てるのかな。 「ごめんね、まだまだ遅くなるけど、待っていてよ。」 って言うなら怒らないのに ご飯の時間も間に合わないけど そんなことどうでもいい 迎えに来てほしい 「また明日、ここにいるよ。」 「もう少し待っていてよ。」 「今から走って行くよ。」 「それじゃあね、またあとで。」 って言うから待ってたのに 映画も祭りも終わってしまって 少しずつ諦めて、一人で帰る ああ待ってたのに もう何もかも終わってしまって 少しずつ諦めて、一人で帰る |
385ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | つまらないなこんなとこ つまらないなお前なんか もう明日の予報はいらないんだよ いい子ちゃんたちのマネして 歩いてみたの 僕は自分に裏切られる 氷が溶けて薄くなったジュース みたいなお前と いつまでも戯れちゃいない 密かに誓う 僕にできなくて誰かにできるような そんなことばかり溢れているけど ぐちゃぐちゃな心は誰にも言えなくて バカみたいな顔で空を見ている 思い通りにならない 全てのことを許したら 僕は大人になれるだろうか ほんの小さな罪を犯して、 また隠しては 熱い身体を守るために ゴミ箱行きの日々をもう一度 大事に開いて 届くように祈るのは 無駄なことか? やっと見つけたのに消えてしまうの ならば 最初から何も知らなきゃよかった 途方に暮れて立ち尽くす日は 汗ばむ顔がひどく綺麗だ。 何にも言わずに どこまでも行くの 誰にも言わずに どこまでも行くと密かに 誓う。 いつも 僕にできなくて 誰かにできるような そんなことばかり 溢れているけど ぐちゃぐちゃな心は 誰にも言えなくて バカみたいな顔で 空を見ている やっと見つけたのに消えてしまうの ならば 最初から何も知らなきゃよかった 途方に暮れて立ち尽くす日は 汗ばむ顔がひどく綺麗だ。 |
DRAG & HUGハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 「願いごとをひとつ叶えてあげよう」 あなたが僕にそう言った もしどこか戻ってやり直せるなら 後悔を消しされるなら どこにも戻らない ああ なんて愛おしい 曖昧な日々 苛立ちさえ うやむやにして 後味悪いままゆく 死んだように生きろと責めたてる 新宿 高層ビルの灯り 右目で媚びて 左目で見下した 残酷な自分にゾッとしてた まばたきもできない ああ なんて可笑しい 曖昧な日々 白黒つかない 割り切れやしない 感情ひきずってゆく ああ なんて愛おしい 曖昧な日々 過去はいつも 美化されるだけ やり直すのはごめんだ ああ なんて愛おしい 曖昧な日々 苛立ちさえ うやむやにして 後味悪いままゆく 白黒つかない 割り切れやしない 感情ひきずってゆく |
どうせ価値無き命ならハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 目に見える全てがついに 見えぬもの侵したとき 何を振り捨てても構わず 君は化物に変われ 産まれたなら 若さを餌食にする人に 道委ねるものじゃない 説明を求める世間は 未来を根絶やしにする 誰の為に、時代は今 使い捨てと化してゆく 一枚だって花びらを 奪われはするな 明日には枯れる花も 可能性と名付けよう どうせ価値無き命なら 何に怯えるんだろう 当たり前のように風は冷たいさ 生きてやろうよ 真実を曲げなきゃ何も 守れない日がくるだろう 本当に大事なものが 何かわからなくなって 「抗うのは未熟だから」と 覚えてきた僕たちは いつまでだって熟さない 子供でいようか 窓辺から見える川を 世の中と名付けよう どうせ選べぬ命なら 何を出し惜しむんだろう 当たり前のように人は醜いさ それが何だろう 無邪気な喜びがいつか 鎖に繋がれたとき 何と呼ばれようと構わず 君はしたたかに走れ 他人(ひと)は黒を白と言うが 澄んだ目を開いてくれ 無いものねだりしないで 創り出せばいい 明日には枯れる花も 可能性と名付けよう どうせ価値無き命なら 何に怯えるんだろう 当たり前のように風は冷たいさ 生きてやろうよ 産まれたなら |
永遠の手前ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | どこにも続かない 扉をいくつくぐってきた? 入った場所からは 出なければと思い続けて 永遠の手前の Y字路でいつも立ち止まる 世界でここだけが 動いていないようだった リレーのバトンを渡せないまま いつの間にみんないなくなり 終わりの合図は突然響く 声は掻き消された ただ一度輝いてみせた夢は 目の前で消えてった 幸せは泣きたいほどに怖くて 今くらいが丁度いい お別れが言えずに 夜をひらひらとさまよった ちぎれそうな思いも 小さな腕に抱きしめて どこまで行っても終わらない道を 泣きそうなままで歩いている 生きてゆくことの約束をした それだけを守るために さよならと言えば優しく手を振る 君だけに雨が降る 今ならばちゃんと言えることがある 君だけに雨は降る ただ一度輝いてみせた夢は 目の前で消えてった 幸せは泣きたいほどに怖くて 今くらいが丁度いい |
種を蒔く人ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 月も 太陽も 星も 宇宙も 泣いてる 聴こえる 愛しさよ 哀しみよ 夢中で 残酷な世界の肩を 抱いたあなたは 優しい人 夢は時の窓辺で 人知れずに目を閉じる 舞い上がった声 遠くなった空 人はずっと 種を蒔いてゆく 振り返る日々は なぜにあたたかく 去り行く友の憧れの跡で 通り越した街 消えていった名前 もうちょっと もうちょっと 手を伸ばしながら そっと落としていった 小さな願いを 次の誰かが拾って歩きだす 海のなみだも 風の歌も 届かず忘れた 切なさの言の葉と 罪を流して 上がった雨が 指の隙間をこぼれてゆく 花が散った浜辺で うなだれた夏の影 身を焦がした愛 溶けていった虹 人はずっと 種を蒔いてゆく 浮かぶ面影は 蜃気楼の果てに 還らぬときを儚く揺らした 通り越した街 消えていった名前 もうちょっと もうちょっと 手を伸ばしながら そっと落としてった 最後の祈りを 次の誰かがすくって捧げる 生命にそっと触って 存在に声を絞って 勇敢に門をくぐって 永遠に今日を探して |
赤くぬれハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | | 知らないうちに処刑が済んで 街はお祭り騒ぎ ダンスをしよう 西のかなたが真っ赤に染まり 鉄の匂いが流れたら ダンスをしよう クレヨンを口紅にして 少女は楽しそうに踊る 幼心にやがて気づく 死にたくなければ踊りましょう 全部赤く塗れ 知らないうちに処刑が済んで 街はお祭り騒ぎ ダンスをしよう 焼却炉から煙が上がり 動物達が鳴いている ダンスをしよう マジックをマニキュアにして 少女は泣きながらも踊る 大好きな詩を唱えたら きっと痛くなんてない 全部赤く塗れ 全部赤く塗れ 赤く赤く赤く赤く 塗れ |
POOLハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 君がいなくなる前に何をしようか 電車に乗るのもそろそろ飽きた 少年たちよ 嘘つけよ 楽しいことがしたいだろう 笑いたいなら笑っていいよ 君にはきっと分かんないよ。 いつか書いた歌を燃やしてしまいたい フィクションの中で紙切れになりたい 部屋の隅から違う景色を見たい 何より先に君を忘れたい いいだろう いいだろう それで満足か。 行方知れずになる計画は また明日まで延期にしよう。 少年たちよ 嘘つけよ 悲しいことが嫌いだろう 笑いたいなら笑っていいよ 君にはきっと分かんないよ。 僕の姿を肯定してもらいたい とんでもない嘘を並べて驚かせたい 明日起きたら少しは歩き出したい 何よりもただ、昨日を忘れたい いいだろう いいだろう それで満足か。 あの日笑った訳を忘れたい あの時なんて言ったか忘れたい 何より先に君を忘れたい そんなの全部嘘だと言いたい いいだろう いいだろう それで満足か。 いいだろう いいだろう それくらいは。 |
プラスチック・メトロハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ・安原兵衛 | | 数字と矢印と機械と沈黙の地下道を行く 同じところをぐるぐる回る男の横を通り過ぎ 口の中で異物を転がす プラスチックをしゃぶり続ける すれ違った女は壊れていた 化学物質の花の匂い 目の前を流れていく男女男男女男女 誰かいる たくさんいる 誰もいない 誰かが名前を叫んだようで いつもそうして振り返りまた歩き出す 誰かが腕をつかんだようで いつもそうして振り返りまた歩き出す もしも触れれば跳ね飛ばされる ぎりぎりのところに立っている もしも触れれば跳ね飛ばされる ぎりぎりのところに立っている 「浪費せよ 消費せよ」 「金を労力を命を時間を情報を」 異議を唱える前にとりあえずの睡眠と食事 それでまたなんだか忘れちゃってまあいいか 上がっても上がっても地下道 矢印の果てには真っ黒い海 覗き込んで引き返す どこかで道を間違えた 「どうしようもない」と聞こえたが誰の声かわからない まだ流れていく男女男男女男女 誰かが名前を叫んだようで いつもそうして振り返りまた歩き出す 誰かが腕をつかんだようで いつもそうして振り返りまた歩き出す もしも触れれば跳ね飛ばされる ぎりぎりのところに立っている もしも触れれば跳ね飛ばされる ぎりぎりのところに立っている |
青い夜更けハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | お前がささした空は黒く見えた コンクリートの上歩く靴の音 お前がささした白くてまぶしいガードレイルが傾いている 誰も知らないまま、誰も知らないまま、太陽は死んだ 太陽は死んだ 誰も知らないまま、誰も知らないまま、冷蔵庫の中 太陽は死んだ ぐらりぐらり心臓を揺らす 花瓶の花が静かに腐る まだ私は息を殺して そこだけ青く光った夜 ラララ声を聞かせて ラララ話をして あの日の出来事の本当の意味を知り あれから少し時が流れただけ 笑っているだけじゃいけない事を知り あれから少し大人になっただけ ごろりごろり月が転がる グラスの水が泡を立てる また私は叫んでいた 初めて怖いと思った夜 ラララ声を聞かせて ラララ話をして |
グッドモーニング、グッドナイトハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | あの子はきっと一生懸命でいい子だけど たぶん友達にはなれないだろう それは僕がダメな人だからさ 僕がダメな人だからさ 僕がダメな人だからさ ごめんね あなたはきっと全てをかけて 僕を愛してくれているけど 僕にはわからない それは僕がバカな人だからさ 僕がバカな人だからさ 僕がバカな人だからさ 何度だって朝になって 寝転がって夜になって 幸せを踏みにじっても 僕はダメなままだ あの子のことを心のどこかでずっと憎んでいるんだ それを誰かにぽんとはわかってほしい それは僕がダメな人だからか 僕がダメな人だからか 僕がダメな人だからか 何度だって春になって いつのまにか冬になって 過ぎた日々を夢に見ても 僕はバカなままだ 何度だって朝になって 寝転がって夜になって 悲しみを忘れても 僕はダメなままだ あなたのことを心のどこかでずっと愛しているんだ だけど誰にも言えるはずないよ ごめんね |
振り出しに戻るハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 群衆という幻想 大衆という幽霊 患った僕 マスクを外せない 疑って徘徊 ワンルームで遭難 彷徨って君に遭遇 一マス進む お前が吐いた言葉が 噛んだガムみたいに いつまでも取れないから 振り出しに戻る 群衆という錯覚 大衆という亡霊 こじらせた僕 帽子を外せない 疑って幻聴 ワンルームで放浪 行き止まり君に遭遇 一回休み お前が捨てた言葉が 吸いさしタバコみたいに いつまでも消えないから 振り出しに戻る 匿名希望人間が 指差し合って笑う 足をすくわれたから 振り出しに戻る |
mosaicハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ・安原兵衛 | | 正義は勝つとか言っちゃってる 自分の声でイっちゃってる 中が見えない入り口へ誘う。 愛が救うとか言っちゃってる 恥ずかし気もなくやっちゃってる 画面の中の壊れた顔に つられて、みんな笑う。 あっそう、もうどうでもいいけど 大事なもんは見えないまんま モザイクかかってる 大体、もうどうすりゃいいとか お前に訊く気はない。 生きているってこんなにも 素晴らしいことなんだと、 画面の中でただ繰り返す いい加減、うるさいな。 あっそう、もう興味もないけど 他にはなんか言うこと無いの? それさっきも聞いたな 大体、そう教えてもらうほど 頭悪くはない。 あっそう、もうどうでもいいけど 大事なもんは見えないまんま 気持ち悪いだけ 毛頭、伝える気がないなら 今すぐに消えろ。 |
光れハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 速すぎる電車飛び乗って ひとつ消えた夢 笑えやしない言葉も うまく聞き流していた ないものばっかり掘り返すクセが 抜けないまま 愛を手にして 止んでる雨にさえ気がつかずに 目をそらして 傷つけてた 投げ捨てたプライドの代わりを 探し 迷子になった からまわり騙し騙しで だけど ここにいたい さよなら憧れ 手紙は届かない 信号は赤に変わって さよなら輝き 今更帰れない 人波途切れた未来は 抜け出した嘘ばかりの部屋 孤独 酔いしれて 何もかも愛せない 幼いこころ暴いた 半端な悲しみ振りかざして どこかズレてく ゆがんでいく 同じ速度で変わっている こんな時代と こんな僕らは まっすぐに生きる強さは 今もまだ持てなくて 断ち切れない影も許していたい 光 追うならば さよなら憧れ 返事はいらない 信号は青に変わった さよなら思い出 もう一度歩き出す あのとき描いた未来は 今はまださわれない 今もまだわからない 今はまだ... 電車はそれでも走ってく 僕らはそれでも変わってく 今はまだ... |
伝言ゲームハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | みんなが買ってるあの本だけは とりあえず買ったよ うん、おもしろかったよ とか言って本当は よくわからなかったけど あの人がおもしろいって言うんだから 間違いないだろ 協調性が大事ですから 前ならえして並びましょう 足並み揃えられない人は 廊下に立ってろ 伝言ゲームしてる 間違っても続ける 誰も疑わないで 偉い奴が決まった 誰かが言ったことが 前から後ろへゆく ほんとのことは誰も 知らないままで続く あいつが聴いてるあの曲だけは とりあえず嫌いだ、本当に嫌いだ とか言って一度も 聴いたことないけど あの人がダメだよなって言うんだから 間違いないだろ 協調性が大事ですから 右にならって動きましょう 足並み揃えられない人は 廊下に立ってろ 伝言ゲームしてる 間違っても続ける 誰も疑わないで 悪い奴が決まった 誰かが言ったことが おまえの口から出る 本当のとこは何も 知らないくせに話す 伝言ゲームしてる 間違っても続ける 誰も疑わないで 悪い奴が決まった 誰かが言ったことが おまえの口から出る 本当のとこは何も 知らないくせに話す |
恋は魔法さハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | miifuu・ハルカ | | 恋は魔法さ 何もかも全部投げ出したっていい ときどき思う 愛されたいなと 思うのは贅沢なのかな 君を失ってから ただ愛しくて 歌になる日々 無駄にして それでも戻れる気がしてた いつだって ただ一瞬だけ あの一瞬の君は 命に代えてもいい。怖くはないよ 知らない街角 夕暮れ染まる景色 君に会いたい 今、それがすべて 何にも知らなかった あの日のまま どうでもいいような 言葉を吐いた 麻痺してしまった 誰でもいいような 約束して 名前を呼んで 肌に触って 壊れていくよ 連れて行ってよ どこでだって美しい 君がいれば世界のまんなか 生きてゆける この悲しみは 嘘なんかじゃないけど 償えるなんて 馬鹿 馬鹿げてるか? ごみの中で光る ほしいのはただ あの一瞬だけ ほら、夜が明ける 苦し紛れでもいいさ どこでだって 生きてゆける |
未成年ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | あの子が殺した蟻を一人で弔って 夕焼けこやけの鐘が鳴る 小屋のウサギを逃がしたら どうしていけないの?って 訊けないまま大人になってしまった やり直しのできないことは いつも何でもない顔で そこらじゅうに紛れてる 僕も君もみんなウサギで 何も言えない寂しい目して いつも何かうらやんでるだけ 僕も君もみんな人間で 何も言わない悲しい目 何かを忘れちゃった悲しい目してさあ いけすの魚が眺めてる 夜明けの交差点で 愛に似てるゴミ袋をカラスがつつく 無邪気な目で潰した桃は もう元には戻らない そんな風に君を殺した 僕も君もみんなサカナで 何も言えない寂しい目して いつも何か押し殺してるだけ 僕も君もみんな人間で 何も言わない悲しい目 何かを忘れちゃった悲しい目してさあ ただ僕は、君を守りたかった。 僕も君もみんなウサギで 何も言えない寂しい目して いつも何かうらやんでるだけ 僕も君もみんな人間で 何も言わない悲しい目 何かを忘れちゃった悲しい目してさあ |
Hate youハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ・安原兵衛 | | Hate you 君が嫌い だって昨日と言ってることが違う Hate you 君が嫌い 何でも解ったようなフリをしていること Hate you 君が嫌い だってあの日の約束を忘れてる Hate you 君が嫌い 面倒くさそうな目で話しをすることも 今がずっと続いていくなんて 馬鹿なこと思って、いるでしょ 何よりも一番君に酷いことをしてやりたい 明日の朝にはもうこの部屋を出て行くよ Hate you 君が嫌い 平気で長い間待たせること Hate you 君が嫌い 僕を責めてばっかりで自分に甘いし 無駄な時間だけが過ぎてゆくなら 終わらせてしまおう 今すぐ さよなら、もう二度と君のこと怒らせることもない さよなら、よかったね、手を振って笑ってよ。 Hate you 君が嫌い 本当は凄くもろくて弱いこと Hate you 君が好き …とか言ってもらえると思うなよ? Hate you 君が嫌い 大体話がおもしろくないし Hate you 君が嫌い これ以上かわいそうだから黙っておくよ |
ナイフハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 穏やかな昼間の差し込んだ日差しに 頭の片隅で憎しみばかり育つ 隙だらけの体 浮かんでくる言葉 できるなら全てを笑って見送りたい 何度も手を伸ばしたナイフをしまって 代わりのおもちゃを探す 失うことを知らない誰かの 錆びついたナイフが刺さって 今になっても抜けずにいるから 痛みが忘れられない 一度は飲み込んだ出来事が今更 喉の奥の方で黒い塊になる 向き合うべきものからナイフをそらして 代わりのおもちゃに向ける 当たり障りのないように生きて 所詮こんなに狭い世界で きっと全てを失う気がした ナイフは握れずにいる 見えなくなった それでも歩いた たった一つの約束だから なかったことになってく全ての 悲しみを抱えてゆく |
COPYハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ・ナカムラヒロシ | | 下心 バレてる? 真っ白いスカート汚した わからない その哲学 間違ってるけど大好き ダーリン 合言葉はなに? あなたが書いた言葉 まるめて捨てた切れ端 隠れてついて行って あなたの世界の一部に ダーリン 合鍵を渡す ダーリン、もうダメ my sugar baby baby すみ切った空 わからない my sugar baby baby who are, you are? 愛 とびちった。 あなたは誰かわからない からっぽのあたま かき回す 誰でもすぐわかるような バカみたいな嘘にしがみついて そっと手を伸ばす ダーリン、見下して my sugar baby baby なぜ笑うのか わからない my sugar baby baby who are, you are? 真似して笑ってた my sugar baby baby その愛しさが わからない my sugar baby baby その苦しみが わからない my sugar baby baby その合言葉 使えない my sugar baby baby ふらふら 隠してた ゆらゆら ばらした グラグラ 少し怯えた |
手紙ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | | 雨が上がって 架かる虹が見えますか? 氷が溶けて そちらも春がきますか? 意地を張ってた 私を恨んでますか? 雲の上には この声届いていますか? 愛なんて言葉は とてもじゃないけれど、まだ 恥ずかしくてごまかしていました ああなんて 今ならきっとそう 冗談のように笑って話せるなんて 馬鹿みたいですね 愛とは手紙のようなものですね 受け取るばかりで気がつかずに 涙あふれ 滲んでしまう それでも求めてしまいます あなたゆずりの不器用な文字で 今度は私が書いてみます 返事はもうこなくたって いつまでも待てる気がします お元気ですか? 花は芽吹いて 今年も鳥がゆきます 風はゆっくり 草木を撫でてゆきます 絆なんてものは 薄っぺらい戯言と 見向きもせず距離を取ってました ああなんて 今ならきっともう 投げ出さないで受け止められるなんて 呆れちゃいますね 何もなかった街も変わりました 変わらず私はここにいます 気が向いたら 顔を出して 笑ってみせてくれませんか? 愛とは手紙のようなものですね 受け取るばかりで気がつかずに 涙あふれ 滲んでしまう それでも求めてしまいます あなたゆずりの不器用な文字で 今度は私が書いてみます 返事はもうこなくたって いつまでも待てる気がします お元気ですか? |
消しゴムハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 一番嫌いだったものに もうすぐなりそうな気がしている 僕は僕を消しゴムで消し去りたい 書き殴っても書き殴っても 誰も何も言わない 寂しいと言いかけて何度もやめた 声を殺して泣いた 負けたくなかった 決して譲れない思いも いつか売り渡してしまうかな 僕は僕を消しゴムで消し去りたい やっと見つけた切り札はまた 目の前で破られた 虚しいと言いかけて何度もやめた あとどれくらい自分自身を保っていられる? 散々つまらないと思っていた世界に 僕は今負けそうだ 助けてと言いかけて何度もやめた 声を殺して泣いた 寂しいと言いかけて何度もやめた 逃げ出すことは簡単だけど 負けたくないんだ |
マゼンタハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | ナカムラヒロシ・ハルカトミユキ | この空がいつまでも青くないことを 君は知ってるの? 写真の中で見た美しい色々は 昨日までに壊れてしまった全てさ もう、僕の負けでいいよ 幸せな言葉は白昼の夢のなか 現れては消えて行く 落ちてゆく日々もままごと遊びも 本当のことだったのに いまさらね、 あの時の話の続きはもう二度と言えない 向こうの空を通り過ぎてゆく 最終列車に手を伸ばしてみる 優しくなりたいと思っていたのに 空遠くなる もしも私がずっと途方にくれても 朝は来てしまうね これからは約束や連れてきた幻が 元の場所に帰るだけ さよならさ 最初から何にもなかった そんなことも忘れてた 昨日までこの手で触れてたもの 夏はまた僕を置き去りに マゼンタは願いと後悔の色 まだ消えない 向こうの空を通り過ぎてゆく 最終列車に手を伸ばしてみる ヒグラシの声に目を覚ませば 空遠く 昨日までこの手で触れてたもの 夏はまた僕を置き去りに マゼンタは願いと後悔の色 まだ消えない |
MONDAYハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 君みたいな人が世界中どこにも 世界中どこを探してもいなくなればいい 電車が止まってるその隙にここから こんな嫌なところからいなくなるよ わあわあと泣いている 大人なのに恥ずかしくないの? ぐるぐると繰り返す過ちは甘い味 散々な僕たちの散々な月曜は さよならも聞こえない 消えちゃってそれっきりだ 散々な僕たちは 変われない 変われないで いつまでも笑っている 僕はそんなことが聞きたいんじゃないよ そんな話がしたかった訳じゃないのに わあわあと泣いている 後姿かっこ悪いな ぐるぐると繰り返す それ以外仕方ない 残酷な僕たちの残酷な月曜は 手を繋ぎ息をした 火曜には全部失くした 平気だと言えるほど僕はまだ大人じゃないな 強くはないな 生きたいも死にたいも 生きたくないも死にたくないも おんなじみたいな顔してさ 恥ずかしいことをして かっこ悪いことをして それだけの日々だった それだけが好きだったのに わあわあと泣いている 大人なのに恥ずかしくないの ぐるぐると繰り返す 過ちは甘い味 散々な僕たちの散々な月曜は さよならも聞こえない 消えちゃってそれっきりだ 散々な僕たちは 終われない 終われないで いつまでもこのままで |
アパートハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 僕の部屋には孤独があるし 君の部屋には寂しさがある 2人でいよう ご飯を食べよう 全て忘れてしまえばいいよ 怒っていいなんて泣いてもいいなんて 誰も教えてくれなかったじゃないか 僕が泣いたら君も泣いて ぐちゃぐちゃになって眠りたい 世界で一番きれいなものをあげるよ ゴミくずでもいい 世界で一番幸せになってね 守ってあげるから 夢の匂いが漂う朝に 生き急ぐ電車が通るよ 夜の気配を引きずりながら 無理やりに動きだす日々 本当の顔も知らないくせに 優しいなんて言われたくないんだよ 君が歌うふざけた歌で少し救われるけど 世界で一番きれいなものをあげるよ ゴミくずでもいい 世界で一番幸せになってね 守ってあげるよ これから何か変わっても 僕だけのものになってね 難しいことは言わないよ 世界で一番幸せになってね 守ってあげるから 守ってあげるから |
マネキンハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ・安原兵衛 | | 被験者はただ演じ続ける やがて中から食い尽くすまで 燻るほどに大きくなって 弾ける時を待っていた 引きずり出して飛び散った 赤や緑のハラワタ マネキンみたいな顔を塗りつぶす 包まれたなら突き刺せ 詰め込んだなら吐き出せ 支配者はどっちだ? 「早くなんか言えよ」 被験者はただ踊り続ける 青白い肌 見世物にして 無数の管を体に刺したままで お前に会いに行く 引き裂いた手で掻き出した ドロリと熱いかたまり 説明したがる口に押し込める 踏みつけられて笑って、支配欲を満たしてやる 「お前の嘘は最初から知ってる」 引きずり出して飛び散った 赤や緑のハラワタ 美しいだけの顔を塗りつぶす 包まれたなら突き刺せ 詰め込んだなら吐き出せ 支配者はどっちだ? 「早くなんか言えよ」 |
その日がきたらハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 十川ともじ | ねえ、君は知ってる? 世界はもうすぐに終わるってこと。 でも僕は知ってる。 世界なんてとっくに終わってるんだ。 ねえ、信じてみてよ 無くすものなんてもうないだろう。 ああ、大丈夫だよ。 僕が弱いことくらい、分かっているさ。 約束ならしなくていい 意味がないこと知ってるから 繋いだ手も放していいよ ここから逃げたりしないから その日がきたら、さようならさ。 怯えるためだけに生きてるわけじゃない。 どうしてここにいるかも わからなくなって 迎える明日なら、もういらないよ。 ああ、落とさないように 必死に守ってたガラスなら いっそ、壊してしまえば 僕の腕はこんなに自由だった。 足下に散らばっている 破片が僕の胸に刺さって 涙あふれる 思い出してく ずっと忘れてたことがある 例えば君に聴こえないなら こんな歌なんて燃えてしまえばいい。 全てを犠牲にしても 僕はただ一人、君だけを守る。 その日がきたら。 心臓の音で怯える夜と、幸せを飲み込んだ副作用 穴が開いて萎んでいった、ビニール製の夢の世界 嘘の光を追いかけて、線路に飛び込んだ人 アルコールでかけた、数時間で溶ける魔法 誰も愛せない、札束でできたラブソング 一瞬で雨に流された、せっせと作った砂の城 ねえ、君は知ってる? その日がきたら、さようならさ。 その果てに何があってもいいんだ さよなら、何もいらない 僕はただ一人、君だけを守る。その日がきたら。 その日がきたら、君と幸せになろう。 |
バッドエンドの続きをハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 根岸孝旨・ハルカトミユキ | 例えば何をしたら 結末を変えられただろう 僕の描くストーリーは いつも残酷 二度と降りない駅の 改札にまだ僕がいて 握った切符の日付は あの日のまま 差し伸べてくれた手を 僕から振りほどいたんだ 探してたものは なんだかもういいや 僕にはバッドエンドが似合うよ。 選ばなかった道の その先にもしも行けたなら 「都合がいいね」と記憶の中 君は笑った もう一度会えたとして 君に何を言えるかな 本当はずっと知っていて 知らないフリしてた 最後のページに何もないこと。 今でもずっと結末を知らずに歩いてる 「もしも」の先をいつも羨みながら それでもいつか後悔が答えになるように 生きるよバッドエンドの続きを 信じて |
夜明けの月ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | 野村陽一郎 | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 君に今何を言える? 一晩中考えてた 色の無い部屋で 愛してる よりも飾らない 例えば夜明けのような やわらかい言葉 坂道の上で振り向きながら 君が手を振る そんなただの一瞬が 僕にとっての永遠と やっと今わかった 太陽になれないそんな僕だけど 君の足元を照らす月になろう さみしい夜とんで行くよ 君がもう独りで泣かないように ねえ僕は何ができる? 震える君の背中の 代わりにはなれない 頑張って よりも飾らない 例えば握手のような あたたかい想い あの日つまずいた君の痛みは 今も消えない ただざらりとした感触が 噛み潰した毎日が また君を襲って もう歩けないそんな時は 何もかも投げ捨てて盾になろう むせかえるような人の流れに 君が二度とうずくまらないように 太陽になれないそんな僕だけど 君の足元を照らす月になろう さみしい夜とんで行くよ 君がもう独りで泣かないように もう歩けないそんな時は 何もかも投げ捨てて盾になろう むせかえるような人の流れに 君が二度とうずくまらないように 君に今何を言える? 一晩中考えたから 今 会いに行くよ |
君はまだ知らないハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ・NAOKI-T | Naoki-t | 髪を切った あの子は空をにらんだ 屋上のすみ タバコの煙吐いた 雨は止んだ 濡れたまま 寒くなった うずくまって 見ていた猫、そっと鳴いた 「ねえ、僕は誰よりもきっと 痛いほど人愛せるのに」 泣けないのなら壊して 無理に笑わないで ひとりぼっちを怖がらないで 永遠に思えてる 残酷な日々すべて ああ いつ終わるの? 桜散る、校舎の裏 耳塞いだ 笑えるくらい 悪いことしてみたい。 ああ 僕の中にある全て ありったけ君にあげられたら 一人でいる強さ 痛みわかる優しさ 汚れた声に掻き消されても 好きなら好きと言って 宝物抱きしめて もう 放さないで。 奇跡なんてないよ 生きるしかないよ ここで会えるまで ずっと待ってる。 震えた指、握って 雨上がり見上げて ああ 笑えるまで。 |
終わりの始まりハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 冷めた表情 鈍る感情 錆びた街灯に虫が群がる 薄暗い道の先に 崖があっても誰も気が付けない oh yeah 何かおかしいと思ってたけど 戻れない 自分よりも苦しい人に 苦しいなんてとても言えないよ 飲み込んで 押し殺した いつかコップは溢れてしまった つぎはぎで繋いだ明日は 穴だらけだなんて知っていた 精一杯耐えている もうこれ以上動けないようだ 正直者が馬鹿を見る それならいっそ先に裏切ろう 愛をくれた人さえも いつの日か突き落とすんだろう 手遅れな期待の欠片を 必死で守ってるあの子を見て 馬鹿だって 惨めだって 責めも笑いもできなかった 揚げ足とるたびに穢れてく だけど壊れそうで仕方がない 標的を探している もっと酷い顔を見せてくれ oh yeah キリのない鬼ごっこ 捕まってしまえば ああ次は 僕がやられる番だ 息を止めろ 限界だ全部 殺されてしまったみんな 麻酔が効いちゃって 不幸せが大好きだ 「お前みたいにだけは なりたくないよ」って あの日の僕が吐き捨てて消えた 大丈夫、頑張れよ 我慢比べで世界を回して その結果 どうなった 血走ったこの目は何だろう 考えない方が平和 諦めることだけが上手くなる 気持ち悪い だけど言えない 変なのは自分だって言い聞かす oh yeah 逃げ場ないかくれんぼ 捕まってしまえば ああ次は 君がやられる番だ 顔を隠して 限界だ全部 殺されてしまったみんな 麻酔が効いちゃって 不幸せが大好きだ 「お前みたいにだけは なりたくないよ」って あの日の僕が吐き捨てて消えた もういいかい まあだだよ もういいかい もういいよ もういいかい まあだだよ もういいかい もういいかい もういいかい まあだだよ もういいかい もういいよ もういいかい まあだだよ もういいよ もういいよ もういいよ もういいよ もういいよ 冷めた表情 鈍る感情 錆びた街灯に虫が群がる 薄暗い道の先に 崖があっても誰も気が付けない |
奇跡を祈ることはもうしないハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 愛して 愛して 愛して 誰もが 愛して 愛して 愛して 愛して 愛して 愛して 僕らは ずっと ずっと ずっと ずっと ずっと 求めている 乾ききった 心に花を 身に余る富や 手に余る夢は 要らない 「あなたはきっと幸せ」 そうして育てられた羊たち 風になびく旗は 色褪せていた 7月4日 雨が降り 僕らはあたらしく生まれ変わる 鐘がなり響いて 空を見上げ 愛を知るんだ 信じて 信じて 信じて 誰もが 信じて 信じて 信じて 信じて 信じて 信じて 僕らは ずっと ずっと ずっと ずっと ずっと 戦ってる 群れにならず 多くは言わず 自分の誇りと 生まれた理由を 守るため 「わたしはきっと幸せ」 何度も言い聞かせ歩いて来た 遠く街の灯り 霞んでいった 雨は上がって 星が降る 奇跡を祈ることはもうしない 夜の彼方で今 僕らの明日が 生まれてるんだ 乾いた心を 満たすだけの花を 自分の誇りを 生まれた理由を 「あなたはきっと幸せ」 そうして育てられた羊たち 風になびく旗は 色褪せていた 7月4日 雨がふり 僕らはあたらしく生まれ変わる 鐘がなり響いて 空を見上げ 愛を知るんだ |
シアノタイプハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 朝方の青白い部屋に なくしたものだけ浮かんでる 体の中の広い場所が 空気で満ちて苦しくなる 心から人を愛せるなら 隙間は埋まる気がしていた もしかしてそれが君ならば 努力したっていいなんてさ 心なんてすぐに変わって 永遠にさえも期限があって ああ 少しだけ未来のこと期待してしまうから ああ できるだけ気づかれないように笑った 自問自答を重ねながら 天井の傷と見つめ合う 同じ答えのそのどこかに 微かな希望を探してる 一人じゃだめなんて言っても 一人で立つふりもできるし、いいさ もうちょっとだけ、近くにいたいのは僕のわがまま でも、できるなら君を好きな僕を許して ああ 本当はずっと先を期待してしまうけど ああ 言わないでおくから今はただ笑って ああ 少しだけ未来のこと期待してしまうから ああ できるだけ気づかれないように笑った |
絶望ごっこハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | どこかで聞いたような 美しく薄っぺらい言葉を並べて 陶酔してる 気持ちいいだろう。 絶望ごっこしてる君と、 それに憧れちゃった僕と、 どちらもおんなじ匂いがしている。 何一つも欠けてないのに泣いてる君は 可哀相だね。 愛想尽かして見放す僕も 結局ここに戻ってくる。 開けておいた窓に普通の陽が射して 綱渡りをやめてしまった君はつまらない 安心なんていいからもっと危なくなれよ 今日は天気が良いな、ここは平和だな。 曖昧な箱の中に好きも嫌いも放り込んで 手を繋いでいる そろそろ帰りたい。 予定通りの今日の終わりに 上手な言葉聞いているだけ 反対の事を思っているのが バレないように黙ってるんだよ。 無防備な姿でもう一度言ってみろよ 安全な場所でいつも守られてるくせに。 散々嫌った後で味方になってくれよ 今日は暖かいな、ここは平和だな。 何一つも欠けてないのに泣いてる君は 可哀相だね。 箱の中が空っぽなことが バレないように黙ってるんだよ。 安全な部屋の中で肌に触れてみても 傷がすっかり癒えてしまった君はつまらない 安心なんていいからもっと危なくなれよ 今日は天気が良いな、ここは平和だな。 両手を挙げてもう一度 消えたいなんて言ってみろよ 安全な場所でいつも守られてるくせに。 呆れ返って最後に味方になってくれよ ここは平和だな、ここは平和だな。 |
Painハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | ハロー 今、君には 過ぎた時間の取るに足らない 一瞬のすれ違いだ ハロー アローン 僕には 代わりなんていない ただ一つだけの ひとりだけの愛しい人 ハロー 今、君だけ 悪者にすれば気がすむほど 僕は器用じゃない ハロー アローン 白紙に戻せないものは そう 過去じゃなくて 色付いてしまった心 簡単に君が吐いた言葉を 真に受けたの いけないの? ねえ もしも僕がもっと汚れてたなら 傷つくことなんてなかったんだ あの日の記憶にすがり続けてた 狂った願いだなんてわかってたんだ ずるいよ ずるいよ ねえ僕にはもう 忘れたいこと 忘れたいことがあるよ ハロー ねえ自分が 嫌いと言って 本当は自己防衛している ハロー アローン 教えて そんな風にして ただ 辛い夜を耐えるのを 悪いというの? 動き出す人波 白けてく街 みじめさだけ持って帰る ねえ もしも僕がもっとずるかったなら おんなじ仕打ちを君にできたんだ あの日にこぼした赤いジュースのように 洗っても消えない染みが胸に残った ずるいよ ずるいよ ねえ君ならもう 真っ白いでしょう 跡形もないでしょう? あの日の記憶にすがり続けてた 寂しさ埋める術は他にはなくて ずるいよ ずるいよ ねえ僕ならもう 忘れないけど 真っ赤に染まっていくよ |
世界ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ・NAOKI-T | Naoki-t | 君に甘えてた 全部だめにした 好き勝手夜をかき回して まだまだ大丈夫と言って いつまで子供のつもりでいたんだ 「生きているだけで 意味があるだろう」 甘やかす言葉に寄り添えば 汚れた体さえ許して 朝を待たないでこうして 歌ってた。 どしゃぶり 一人 悲しみ 終わり 夢は醒めていた 知っていた。 愛しすぎたんだ、君の未来。 震えてる声 さよなら。 僕に言わせて この涙、止まれ 光 生きていて。 変われない僕を 君は笑うだろう 些細なことでもがいて泣いて さみしさ捨てられないままで 君にこれ以上 なんにも、あげられない。 世界に 一人 明日は 光れ 行かなくちゃ、もう 生まれてしまった思い 手を振って 幸せであれ。 時間は 綺麗なままで 残酷に消える ずっと、愛してる。 |
Vanillaハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 間違っていた答えは間違ったままで いつか普通の顔してまた次の春がくる 数え切れないほど失くしたけれど 本当に欲しいものはただ一つだけだった 死んだように冷たいキッチンの床に 落ちるただのゴミくずを見間違えた僕は 何をまだ待ってて思い出して 書き殴って破り去っている? 何を追いかけて部屋を出て また戻って繰り返している? 狂えない 狂えない 狂ってしまえない どんなに寂しくても 記憶が散らばって居場所のない部屋と これ以上使い道のなくなった言葉 全てのきっかけが君だったことを知って こんな日々にさえ見放された僕は 何をまだ待ってて思い出して 書き殴って破り去っている 何を追いかけて部屋を出て また戻って繰り返している 壊せない 壊せない 壊してしまえない また同じ朝が来る 狂えない 狂えない 狂ってしまえない くだらない僕は 許せない 許せない 許してあげたい あの頃の僕たちを |
ドライアイスハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 僕らはいつでも少しの間違いで 蝕まれてゆく日々を どうすることもできずにいた 人より少しだけ運が悪いみたいだから 仕方がないねって 君はずぶ濡れで笑った 薄いまぶたに口づけをする 何も見えなくなればいい 口移しした溜息の味 僕らの夜に出口はなかった 僕らの夜に出口はなかった 眠りに着くように 何かを捨てるように 焼け付くように そっと 君の明日が凍りつく ただ生きていて これから何も信じられなくたっていい そう願うように抱きしめるけど 僕の体じゃ溶かせなかった 薄いまぶたに口づけをする 何も見えなくなればいい 口移しした生きている味 僕らの夜に出口はなかった ただ生きていて こんな世界に今更期待などしない 閉じ込められた果てに僕らは みんな壊して笑ってやるよ みんな失くして笑ってやるよ |
17才ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | たとえば今日までの僕が壊された夜 誰にも愛されていないと感じた夜 ただまっすぐに透き通る明日を 信じることができたならば 眩しくて 眩しすぎて 瞳 凝らしていた 君の心の色さえ 解らないから 新しい季節と誰かのサイン 見逃さないように僕らは走る 遠くても 遠くても それは祈りのように 輝きを探してる 雨上がり虹が架かるよ たとえば夕陽さえ色褪せてしまった日は 誰かの勇気まで疑ってしまう日は また声もなく泣きそうな自分を 目を閉じて許してみて いつまでも いつまででも 笑っていたかった 君の涙の色さえ 気付かないから 変わらない景色と別れの後で 現在を振りほどいて僕らは走る 階段を駆け上がり 汗で滲む未来 その窓を開けたなら すべて今キャンバスになる 空はまた晴れてゆく 雲はただ流れてく 本当に綺麗なもの まだ解らないけど 戸惑いも悔しさも すべてが絵の具になるから 下手くそだって消さないで 新しい季節と誰かのサイン 見逃さないように僕らは走る 遠くても 遠くても それは祈りのように 輝きを探してる 雨上がり虹が架かるよ |