世界ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ・NAOKI-T | Naoki-t | 君に甘えてた 全部だめにした 好き勝手夜をかき回して まだまだ大丈夫と言って いつまで子供のつもりでいたんだ 「生きているだけで 意味があるだろう」 甘やかす言葉に寄り添えば 汚れた体さえ許して 朝を待たないでこうして 歌ってた。 どしゃぶり 一人 悲しみ 終わり 夢は醒めていた 知っていた。 愛しすぎたんだ、君の未来。 震えてる声 さよなら。 僕に言わせて この涙、止まれ 光 生きていて。 変われない僕を 君は笑うだろう 些細なことでもがいて泣いて さみしさ捨てられないままで 君にこれ以上 なんにも、あげられない。 世界に 一人 明日は 光れ 行かなくちゃ、もう 生まれてしまった思い 手を振って 幸せであれ。 時間は 綺麗なままで 残酷に消える ずっと、愛してる。 |
Septemberハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ・A.Saruta・i-dep | | あの日、僕が欲しかったものは 突き刺すような言葉だった 隣の壁しか見えない窓から 何を見てた? 期待通りに期待外れだ それを優しさと思い込んで 曇り空が映る僕の目に 何を見てた? 咲いた花は散るけれども めまぐるしくて構っちゃいられない 変わっていくんだ ついてこいよ 邪魔をしないでよ ああ 9月がきたら 全てを終わりにしよう ああ 君のそばにいたこと 忘れていく 忘れていく あの日、僕が欲しかったものは 撃ち抜くような覚悟だった 何度も否定し合っただろう 生きていたんだ 知らないことが増えてゆけば みんな揃って目を塞いでる 変わっていくんだ 見届けてよ 手を放してよ ああ 雨が降ったら 全てを流してしまおう ああ 答えなんて あってもなくてもいいのだろう ああ 9月がきたら 全てを終わりにしよう ああ 僕のそばにいたこと 忘れてくれ 忘れてくれ 甘やかす仕草や 媚を含んだ笑顔も 泣きたいほど何も感じない ああ 9月がきたら 全てを終わりにしよう ああ 答えなんて あってもなくてもいいのだろう ああ 9月がきたら 全てを終わりにしよう ああ 君のそばにいたこと 忘れていく 忘れていく あの日、僕が欲しかったものは。 |
絶望ごっこハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | どこかで聞いたような 美しく薄っぺらい言葉を並べて 陶酔してる 気持ちいいだろう。 絶望ごっこしてる君と、 それに憧れちゃった僕と、 どちらもおんなじ匂いがしている。 何一つも欠けてないのに泣いてる君は 可哀相だね。 愛想尽かして見放す僕も 結局ここに戻ってくる。 開けておいた窓に普通の陽が射して 綱渡りをやめてしまった君はつまらない 安心なんていいからもっと危なくなれよ 今日は天気が良いな、ここは平和だな。 曖昧な箱の中に好きも嫌いも放り込んで 手を繋いでいる そろそろ帰りたい。 予定通りの今日の終わりに 上手な言葉聞いているだけ 反対の事を思っているのが バレないように黙ってるんだよ。 無防備な姿でもう一度言ってみろよ 安全な場所でいつも守られてるくせに。 散々嫌った後で味方になってくれよ 今日は暖かいな、ここは平和だな。 何一つも欠けてないのに泣いてる君は 可哀相だね。 箱の中が空っぽなことが バレないように黙ってるんだよ。 安全な部屋の中で肌に触れてみても 傷がすっかり癒えてしまった君はつまらない 安心なんていいからもっと危なくなれよ 今日は天気が良いな、ここは平和だな。 両手を挙げてもう一度 消えたいなんて言ってみろよ 安全な場所でいつも守られてるくせに。 呆れ返って最後に味方になってくれよ ここは平和だな、ここは平和だな。 |
その日がきたらハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 十川ともじ | ねえ、君は知ってる? 世界はもうすぐに終わるってこと。 でも僕は知ってる。 世界なんてとっくに終わってるんだ。 ねえ、信じてみてよ 無くすものなんてもうないだろう。 ああ、大丈夫だよ。 僕が弱いことくらい、分かっているさ。 約束ならしなくていい 意味がないこと知ってるから 繋いだ手も放していいよ ここから逃げたりしないから その日がきたら、さようならさ。 怯えるためだけに生きてるわけじゃない。 どうしてここにいるかも わからなくなって 迎える明日なら、もういらないよ。 ああ、落とさないように 必死に守ってたガラスなら いっそ、壊してしまえば 僕の腕はこんなに自由だった。 足下に散らばっている 破片が僕の胸に刺さって 涙あふれる 思い出してく ずっと忘れてたことがある 例えば君に聴こえないなら こんな歌なんて燃えてしまえばいい。 全てを犠牲にしても 僕はただ一人、君だけを守る。 その日がきたら。 心臓の音で怯える夜と、幸せを飲み込んだ副作用 穴が開いて萎んでいった、ビニール製の夢の世界 嘘の光を追いかけて、線路に飛び込んだ人 アルコールでかけた、数時間で溶ける魔法 誰も愛せない、札束でできたラブソング 一瞬で雨に流された、せっせと作った砂の城 ねえ、君は知ってる? その日がきたら、さようならさ。 その果てに何があってもいいんだ さよなら、何もいらない 僕はただ一人、君だけを守る。その日がきたら。 その日がきたら、君と幸せになろう。 |
それを僕は強さと呼びたい楠木ともり | 楠木ともり | ハルカ | ハルカトミユキ | 安原兵衛 | 悲しいとか悔しいとか 簡単な言葉にしないのは 流され続ける僕らのわずかな抵抗だ 何一つ生まれない日も生きていること それを僕は強さと呼びたい 同じ夜を過ごしているんだろう うずくまり膝を抱えて 重なっては溢れていく胸の痛みには 答えなんかなくていい 思い出は滲んで 未来は真っ黒だ 臆病な奴だって笑うかい? ここで泣いたっていいけど 君の思う壺になるのは嫌なんだ 静かな朝を待った。 悲しいとか悔しいとか 簡単な言葉にしないのは 流され続ける僕らのわずかな抵抗だ 何一つ生まれない日も生きていること それを僕は強さと呼びたい 違和感には気付いていたんだよ だけどただ好かれていたくて 君だって似たようなもんだったじゃないか 僕を責められるか? 愛されたいがうまくいかない 「考えすぎだ」って人は言うさ まあいいか、って割り切れたらいいのに わかってくれなくていいけど 君と同じ顔になるのは嫌なんだ 静かに風が吹いた 美しさや感動さえ その辺でもらえる世界でさ 舐められ続ける僕らのわずかな本能が 捨てられないもどかしさに火を灯すとき それはいつもひとりぼっちだ 「楽になれよ」って 誰かが囁いた 暗いみずうみへ引きずり下ろされそうだ 甘ったるい地獄へどろり飲まれていく ああ ここで泣いたっていいけど 君の思う壺になるのは嫌なんだ 静かな朝を待った。 悲しいとか悔しいとか 簡単な言葉にしないのは 流され続ける僕らのわずかな抵抗だ 何一つ生まれない日も生きていること 無様だっていい 美しさや感動さえ その辺でもらえる世界でさ 舐められ続ける僕らのわずかな本能が 捨てられないもどかしさに火を灯すとき そうさ、いつもひとりぼっち それを僕は強さと呼びたい |
TIMEハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 坂本裕介 | 誇れる自分を探してた 順番待ちの列の中で 何を待っているのかもいつしかわからなくなって 強くなろうとするたびに 大事なもの“ひとつだけ”を 選べと詰め寄られるこの街で 『あなたなら大丈夫よ』 優しいあの声が胸に響いてる 華やぐ都会の片隅で 何もできないと泣いてた夜に 人生が始まったことを君は知るのだろう 誰でもなく君のために朝は来るから その涙はいつか輝くだろう 傷を笑われたあの日から ちっとも前に進めなくて 言葉は呪いになって 「あいつのせい」と縛られて こんな時どうしたらいい? あの人に訊きたいけど 自分を信じてあげるよ もう一度 『いつだって帰っておいで』 遠いあの声が今日を支えてる 時間という名の幻が 少しずつ君を脅すけれど 幸せの消費期限は君が決めればいい 歩き方や愛し方を 馬鹿にするような 声に惑わないように それぞれの時計の針は平等な顔で進む わかったフリして 不安、焦り、何もかも違うのに 費やした日々がまるで泡のように消えてたって 無駄なんて言わないで 『あなたなら大丈夫よ』 優しいあの声が胸に響いてる 華やぐ都会の片隅で 何もできないと泣いてた夜に 人生が始まったことを君は知るのだろう 誰でもなく君のために朝は来るから その涙はいつか輝くだろう |
宝物ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 夕暮れのため息と空 気づけば年をとって 今問いかける ここで生きている理由(ワケ)を ごめんねも 好きだよも もう言い出せず背を向けた 日々 あの街の君が浮かんで消えた 苛立ちざわめき 喩えようもない 幼さを持て余して 行かないで 急がなくたっていい 時がくるまで気づかないような宝物がある 夜は明ける たった一つの夢も 互いの愛情も 守れなかった 青いままの春 今も続いてる 子供にも大人にも もうなれない僕らの歌 でも溢れてく涙に嘘はないこと 忘れ物してるような 気がしたまま次の場所へ 行く それこそを思い出と呼ぶのだろう いらない 足りない 振り回してきた 罪な無邪気さを悔やんで ためらわず 生きてゆけるかなんて 堪えてもきっと 誰かを愛してしまう日がくる 近づいても結び合えないことで 孤独の置き場所を 間違えるほどは若くないから 行かないで 急がなくたっていい 時がくるまで気づかないような宝物がある 夜は明ける たった一つの夢も 互いの愛情も 守れなかった 青いままの春 今も続いてる |
種を蒔く人ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 月も 太陽も 星も 宇宙も 泣いてる 聴こえる 愛しさよ 哀しみよ 夢中で 残酷な世界の肩を 抱いたあなたは 優しい人 夢は時の窓辺で 人知れずに目を閉じる 舞い上がった声 遠くなった空 人はずっと 種を蒔いてゆく 振り返る日々は なぜにあたたかく 去り行く友の憧れの跡で 通り越した街 消えていった名前 もうちょっと もうちょっと 手を伸ばしながら そっと落としていった 小さな願いを 次の誰かが拾って歩きだす 海のなみだも 風の歌も 届かず忘れた 切なさの言の葉と 罪を流して 上がった雨が 指の隙間をこぼれてゆく 花が散った浜辺で うなだれた夏の影 身を焦がした愛 溶けていった虹 人はずっと 種を蒔いてゆく 浮かぶ面影は 蜃気楼の果てに 還らぬときを儚く揺らした 通り越した街 消えていった名前 もうちょっと もうちょっと 手を伸ばしながら そっと落としてった 最後の祈りを 次の誰かがすくって捧げる 生命にそっと触って 存在に声を絞って 勇敢に門をくぐって 永遠に今日を探して |
手紙ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | | 雨が上がって 架かる虹が見えますか? 氷が溶けて そちらも春がきますか? 意地を張ってた 私を恨んでますか? 雲の上には この声届いていますか? 愛なんて言葉は とてもじゃないけれど、まだ 恥ずかしくてごまかしていました ああなんて 今ならきっとそう 冗談のように笑って話せるなんて 馬鹿みたいですね 愛とは手紙のようなものですね 受け取るばかりで気がつかずに 涙あふれ 滲んでしまう それでも求めてしまいます あなたゆずりの不器用な文字で 今度は私が書いてみます 返事はもうこなくたって いつまでも待てる気がします お元気ですか? 花は芽吹いて 今年も鳥がゆきます 風はゆっくり 草木を撫でてゆきます 絆なんてものは 薄っぺらい戯言と 見向きもせず距離を取ってました ああなんて 今ならきっともう 投げ出さないで受け止められるなんて 呆れちゃいますね 何もなかった街も変わりました 変わらず私はここにいます 気が向いたら 顔を出して 笑ってみせてくれませんか? 愛とは手紙のようなものですね 受け取るばかりで気がつかずに 涙あふれ 滲んでしまう それでも求めてしまいます あなたゆずりの不器用な文字で 今度は私が書いてみます 返事はもうこなくたって いつまでも待てる気がします お元気ですか? |
伝言ゲームハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | みんなが買ってるあの本だけは とりあえず買ったよ うん、おもしろかったよ とか言って本当は よくわからなかったけど あの人がおもしろいって言うんだから 間違いないだろ 協調性が大事ですから 前ならえして並びましょう 足並み揃えられない人は 廊下に立ってろ 伝言ゲームしてる 間違っても続ける 誰も疑わないで 偉い奴が決まった 誰かが言ったことが 前から後ろへゆく ほんとのことは誰も 知らないままで続く あいつが聴いてるあの曲だけは とりあえず嫌いだ、本当に嫌いだ とか言って一度も 聴いたことないけど あの人がダメだよなって言うんだから 間違いないだろ 協調性が大事ですから 右にならって動きましょう 足並み揃えられない人は 廊下に立ってろ 伝言ゲームしてる 間違っても続ける 誰も疑わないで 悪い奴が決まった 誰かが言ったことが おまえの口から出る 本当のとこは何も 知らないくせに話す 伝言ゲームしてる 間違っても続ける 誰も疑わないで 悪い奴が決まった 誰かが言ったことが おまえの口から出る 本当のとこは何も 知らないくせに話す |
tonightハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ・NAOKI-T | Naoki-t | まるめこまれて笑う 媚を売ってる 私 don't call me. you don't call me. 言いなりになったんだ か弱いね 可愛いね ひきつる笑顔 許せない 私だけが 醜くなっていくの? call me, call me, call me stoppin' stoppin' stoppin' 泣いて stoppin' stoppin' 止まっていないで stoppin' stoppin' stoppin' 泣いて やられてばっかで stoppin' stoppin' stoppin' 泣いて stoppin' stoppin' 止まっていないで stoppin' stoppin' stoppin' 泣いて それで友達? 「それがいいね」と笑う あんたみたいな女 don't call me. you don't call me. 断ち切ってしまったんだ 散々だ、もうたくさんだ 今日で終わりだ 最低だ 関係ない でも プライドってやつだ call me, call me, call me stoppin' stoppin' 笑ってないで stoppin' stoppin' 笑っていたくて stoppin' stoppin' 殴っていっそ こんな、こんな私 stoppin' stoppin' 笑ってないで stoppin' stoppin' 笑っていたくて stoppin' stoppin' stoppin' 今夜 殴りに行くんだ tonight tonight tonight… 嫌い嫌い嫌い… stoppin' stoppin' 止まってないで stoppin' stoppin' 止まっていないで stoppin' stoppin' 黙ってないで もう許さないから stoppin' stoppin' 止まってないで stoppin' stoppin' 止まっていないで stoppin' stoppin' 待ってて今夜 殴りに行くから! |
トーキョー・ユートピアハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | ゲームオーバー コントローラー上手く使えない 放り投げて大きくため息 敵だらけの世界 東京は 汗流して 笑顔晒して 自分を売って登ったヒエラルキー 今レベルはいくつ? 「一番じゃなくていいんだ」と うそぶいて 腹の底探り合う 倒す隙を狙って でも人生の勝敗は どうやって決めるの? 武器を磨いたって幸せかい? 遊んでいる気になって 遊ばれてるだけなの? 生き残るため。 タイムオーバー 信じらんない 受け入れらんない リセットボタン連打してるんだ ああ見苦しいだけ もういっそ 他人の声に消え入りそうな ポッシビリティなんか捨て去って ギブアップしちゃえばいいのに あと10パーセントの体力 負け戦も 宣戦布告 残念賞 いつか 名誉挽回 ただイエス・ノーの 選択を間違ったらさよなら? 過密都市には空席は無い。 本当は最初から 決まっている結末 運命を変えたい。 目指していた ユートピア 見つけたんだ ディストピア 主人公は 誰だったっけ 気付いて 最後の最後の敵は いつもここに でも人生の勝敗は どうやって決めるの? 武器を磨いたって幸せかい? 選んできた場所だって 選ばれなきゃムダなの? 生き残るため。 イエス・ノーの 選択を間違ったらさよなら? 過密都市には空席は無い。 本当は最初から 決まっている結末 運命を変えたい。 |
どうせ価値無き命ならハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 目に見える全てがついに 見えぬもの侵したとき 何を振り捨てても構わず 君は化物に変われ 産まれたなら 若さを餌食にする人に 道委ねるものじゃない 説明を求める世間は 未来を根絶やしにする 誰の為に、時代は今 使い捨てと化してゆく 一枚だって花びらを 奪われはするな 明日には枯れる花も 可能性と名付けよう どうせ価値無き命なら 何に怯えるんだろう 当たり前のように風は冷たいさ 生きてやろうよ 真実を曲げなきゃ何も 守れない日がくるだろう 本当に大事なものが 何かわからなくなって 「抗うのは未熟だから」と 覚えてきた僕たちは いつまでだって熟さない 子供でいようか 窓辺から見える川を 世の中と名付けよう どうせ選べぬ命なら 何を出し惜しむんだろう 当たり前のように人は醜いさ それが何だろう 無邪気な喜びがいつか 鎖に繋がれたとき 何と呼ばれようと構わず 君はしたたかに走れ 他人(ひと)は黒を白と言うが 澄んだ目を開いてくれ 無いものねだりしないで 創り出せばいい 明日には枯れる花も 可能性と名付けよう どうせ価値無き命なら 何に怯えるんだろう 当たり前のように風は冷たいさ 生きてやろうよ 産まれたなら |
ドライアイスハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 僕らはいつでも少しの間違いで 蝕まれてゆく日々を どうすることもできずにいた 人より少しだけ運が悪いみたいだから 仕方がないねって 君はずぶ濡れで笑った 薄いまぶたに口づけをする 何も見えなくなればいい 口移しした溜息の味 僕らの夜に出口はなかった 僕らの夜に出口はなかった 眠りに着くように 何かを捨てるように 焼け付くように そっと 君の明日が凍りつく ただ生きていて これから何も信じられなくたっていい そう願うように抱きしめるけど 僕の体じゃ溶かせなかった 薄いまぶたに口づけをする 何も見えなくなればいい 口移しした生きている味 僕らの夜に出口はなかった ただ生きていて こんな世界に今更期待などしない 閉じ込められた果てに僕らは みんな壊して笑ってやるよ みんな失くして笑ってやるよ |
DRAG & HUGハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 「願いごとをひとつ叶えてあげよう」 あなたが僕にそう言った もしどこか戻ってやり直せるなら 後悔を消しされるなら どこにも戻らない ああ なんて愛おしい 曖昧な日々 苛立ちさえ うやむやにして 後味悪いままゆく 死んだように生きろと責めたてる 新宿 高層ビルの灯り 右目で媚びて 左目で見下した 残酷な自分にゾッとしてた まばたきもできない ああ なんて可笑しい 曖昧な日々 白黒つかない 割り切れやしない 感情ひきずってゆく ああ なんて愛おしい 曖昧な日々 過去はいつも 美化されるだけ やり直すのはごめんだ ああ なんて愛おしい 曖昧な日々 苛立ちさえ うやむやにして 後味悪いままゆく 白黒つかない 割り切れやしない 感情ひきずってゆく |
ナイフハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 穏やかな昼間の差し込んだ日差しに 頭の片隅で憎しみばかり育つ 隙だらけの体 浮かんでくる言葉 できるなら全てを笑って見送りたい 何度も手を伸ばしたナイフをしまって 代わりのおもちゃを探す 失うことを知らない誰かの 錆びついたナイフが刺さって 今になっても抜けずにいるから 痛みが忘れられない 一度は飲み込んだ出来事が今更 喉の奥の方で黒い塊になる 向き合うべきものからナイフをそらして 代わりのおもちゃに向ける 当たり障りのないように生きて 所詮こんなに狭い世界で きっと全てを失う気がした ナイフは握れずにいる 見えなくなった それでも歩いた たった一つの約束だから なかったことになってく全ての 悲しみを抱えてゆく |
長い待ち合わせハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | それじゃあね。 あそこの角を曲がってすぐのとこにいるから。 詰めすぎた重い鞄を 今更少し後悔してる どうしても見せたい本と 言いたいことが沢山あって 約束の時間がきても なぜだか一人ぼっちで 「今から走ってくから、もう少し待っていてよ。」 って言うから待ってたのに 映画も祭りも終わってしまって 少しずつ諦めて、一人で帰る 疑いの意味も知らない少女は 好きな歌を歌った あれからもう何年過ぎて 今度は誰の事を待ってる 忘れてしまったのかな、 それとも寝てるのかな。 「ごめんね、まだまだ遅くなるけど、待っていてよ。」 って言うなら怒らないのに ご飯の時間も間に合わないけど そんなことどうでもいい 迎えに来てほしい 「また明日、ここにいるよ。」 「もう少し待っていてよ。」 「今から走って行くよ。」 「それじゃあね、またあとで。」 って言うから待ってたのに 映画も祭りも終わってしまって 少しずつ諦めて、一人で帰る ああ待ってたのに もう何もかも終わってしまって 少しずつ諦めて、一人で帰る |
夏にだまされてハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 坂本裕介 | 真夜中の風が鼻に触れて 泣きそうになるのは 寂しさのカケラが夏の中に 紛れ込んでいるから 永遠みたいな顔した季節が サヨナラも言わず気配を残して どうか一人私を置いていかないで うだるような空気 ベランダには遠い日の抜け殻 どんな言葉かき集めてみても心は表せない 正しいことなど今は言わないで 嘘でもいいから信じさせていて あなたのその無責任な笑顔だけ 張り裂けそうな真夏の夜に サンダルのままで駆け出して あなたの胸に飛び込んでみたい 流れる汗も構わずに 無邪気すぎる夏に騙されて あなたが笑ってくれたら あともう少しだけ 二人の今日よ終わらないで 届かないままで消えていった 淡い星のように いくつもの願いが夏の空に 漂い続けてる 眠れない夜に薬はいらない 夢でもいいから信じさせていて あなたのその下手くそな優しさだけ はち切れそうな真夏の夜に Tシャツのままで飛び出して どこか遠くへとさらって欲しい あなたが同じ気持ちなら 走り去ってく夏に騙されて 今を愛してしまいたい 呼吸さえ忘れて輝く今日よ終わらないで (眠れない夜に薬はいらない 昨日はいらない 明日もいらない 正しいことなど今は言わないで 嘘でもいいから 夢でもいいから) 張り裂けそうな真夏の夜に サンダルのままで駆け出して あなたの胸に飛び込んでみたい 流れる汗も構わずに 無邪気すぎる夏に騙されて あなたが笑ってくれたら あともう少しだけ 二人の今日よ終わらないで 呼吸さえ忘れて輝く今日よ終わらないで |
鳴らない電話ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 安原兵衛 | 心いくつあっても足りない ずっと君の返事を待って 泣き出しそうな空を見ていた 8月の風に気の抜けたビール 流し込み来た道を引き返す どれだけ着飾ってみせても所詮僕は 君の人生のエキストラ 最後のセリフさえなくて 代わりはいくらでもいて ひとりきりで歩く夜を君は知る由もない 午前0時過ぎのキスにきっと意味なんてなかった そうわかっていてもあの時の笑顔は優しすぎたよ だけどこんなにも誰かを好きになれた 僕を僕だけは愛したい コンビニばかりの道をすり抜けて 意味もなく見送った終電車 浮かれたピアスをゆっくりと外し ポケットに突っ込んで握ってた ずぶ濡れになった気持ちと 裏腹なこの足取り 都合のいいだけの人をいつまでも演じられない 君のそばにいるだけで主人公になれた気がした 手応えのない毎日がスポットライト浴びて ほんとはとっくにわかっていたよ僕は そんな自分に恋しただけ 遠いざわめき 光るアスファルト 雨はやがて強くなるのでしょう 帰れない僕の明日を重たく濡らしていく 鳴らない電話 呼ばれない名前 恋の終わりを選ぶ時 さよなら痛いだけの優しさ 甘いだけの思い出よ バイバイ 心いくつあっても足りない ずっと君の返事を待って 泣き出しそうな空には星がひとつ見えたの だからこんなにも誰かを好きになれた 僕を僕だけは愛してる そんな僕を僕だけは愛したい |
二十歳の僕らは澄みきっていたハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 新しい季節 過ぎ去って 見慣れていたサンプラザも遠く ああ 君と中央線、過去に変わった レンタルのパンクロックには 魔法がかかってたはずなのに ああ 夜と環状線、僕をせかした 立ち読みした小説の中 ださいセリフをお守りにして ユラユラゆれた時のはざまで 二十歳の僕らは澄みきっていた 寝っころがって夢をなぞった 怒りと若さのやり場探して 君と歩いた線路の上で 煙草ふかして笑った 何もなくってもこわくなかった 37度の微熱がいつか 冷めてくことがこわかったんだ 変わらない景色 見送って 見飽きていたライブハウスの中 ああ 君は歌うことやめると言った 池袋で日々はもつれて 「ぼくたちの失敗」を聴いてた ああ 長い自由時間 終わる気がした 他愛なく君と話した 悪口だけが希望だったよ イライラしてたフラフラしてた 普通の僕らが愛おしくって 絶望なんて当たり前だと 昔の誰かは歌ってくれた 忘れることも壊れることも うまくできない僕らは 謝りたくて殴られたくて それでもいいよ、と許されたくて 他愛なく君と話した 悪口だけが希望だったよ 希望だったよ ユラユラゆれた時のはざまで 二十歳の僕らは澄みきっていた 寝っころがって夢をなぞった 怒りと若さのやり場探して 忘れることも壊れることも うまくできない僕らは 謝りたくて殴られたくて それでもいいよ、と許されたくて 正気のままで愛されたくて |
バッドエンドの続きをハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 根岸孝旨・ハルカトミユキ | 例えば何をしたら 結末を変えられただろう 僕の描くストーリーは いつも残酷 二度と降りない駅の 改札にまだ僕がいて 握った切符の日付は あの日のまま 差し伸べてくれた手を 僕から振りほどいたんだ 探してたものは なんだかもういいや 僕にはバッドエンドが似合うよ。 選ばなかった道の その先にもしも行けたなら 「都合がいいね」と記憶の中 君は笑った もう一度会えたとして 君に何を言えるかな 本当はずっと知っていて 知らないフリしてた 最後のページに何もないこと。 今でもずっと結末を知らずに歩いてる 「もしも」の先をいつも羨みながら それでもいつか後悔が答えになるように 生きるよバッドエンドの続きを 信じて |
Vanillaハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 間違っていた答えは間違ったままで いつか普通の顔してまた次の春がくる 数え切れないほど失くしたけれど 本当に欲しいものはただ一つだけだった 死んだように冷たいキッチンの床に 落ちるただのゴミくずを見間違えた僕は 何をまだ待ってて思い出して 書き殴って破り去っている? 何を追いかけて部屋を出て また戻って繰り返している? 狂えない 狂えない 狂ってしまえない どんなに寂しくても 記憶が散らばって居場所のない部屋と これ以上使い道のなくなった言葉 全てのきっかけが君だったことを知って こんな日々にさえ見放された僕は 何をまだ待ってて思い出して 書き殴って破り去っている 何を追いかけて部屋を出て また戻って繰り返している 壊せない 壊せない 壊してしまえない また同じ朝が来る 狂えない 狂えない 狂ってしまえない くだらない僕は 許せない 許せない 許してあげたい あの頃の僕たちを |
光れハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 速すぎる電車飛び乗って ひとつ消えた夢 笑えやしない言葉も うまく聞き流していた ないものばっかり掘り返すクセが 抜けないまま 愛を手にして 止んでる雨にさえ気がつかずに 目をそらして 傷つけてた 投げ捨てたプライドの代わりを 探し 迷子になった からまわり騙し騙しで だけど ここにいたい さよなら憧れ 手紙は届かない 信号は赤に変わって さよなら輝き 今更帰れない 人波途切れた未来は 抜け出した嘘ばかりの部屋 孤独 酔いしれて 何もかも愛せない 幼いこころ暴いた 半端な悲しみ振りかざして どこかズレてく ゆがんでいく 同じ速度で変わっている こんな時代と こんな僕らは まっすぐに生きる強さは 今もまだ持てなくて 断ち切れない影も許していたい 光 追うならば さよなら憧れ 返事はいらない 信号は青に変わった さよなら思い出 もう一度歩き出す あのとき描いた未来は 今はまださわれない 今もまだわからない 今はまだ... 電車はそれでも走ってく 僕らはそれでも変わってく 今はまだ... |
Fairy Trash Taleハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 一瞬で 閉まるドア駆け込んで 息を切らし、気づいたのは 行きたい場所がないこと 暗い空かきわけて 流れ星 探し 疲れ果て、気づいたのは 心からの願いがないこと ここから抜け出す鍵が欲しくて 華やぐ街で目を閉じる 幸せ抱いて迎えた朝陽が ゴミを抱えた僕を照らす 夢をみた 微笑んでた 毛布の中 あたたかく 輝いた 物語 その先は 知らなかった 何だって できるという 魔法の箱を開け、目にしたのは 無駄にしてきた時間 ただ 綺麗なままでいたいと願い 簡単に、手にしたのは 薬で消毒された 純白 君の心映す みずうみも 近づけば水たまりで 地面に手をついて泣いた僕は 転んだように見えるだけ 記憶を断ち切る鋏が欲しくて ガラスの靴が欲しくて 幻をうつす鏡がほしくて おとぎ話を買いに行く 夢をみた 微笑んでた 毛布の中 あたたかく 輝いた 物語 その先は 知らなかった |
振り出しに戻るハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 群衆という幻想 大衆という幽霊 患った僕 マスクを外せない 疑って徘徊 ワンルームで遭難 彷徨って君に遭遇 一マス進む お前が吐いた言葉が 噛んだガムみたいに いつまでも取れないから 振り出しに戻る 群衆という錯覚 大衆という亡霊 こじらせた僕 帽子を外せない 疑って幻聴 ワンルームで放浪 行き止まり君に遭遇 一回休み お前が捨てた言葉が 吸いさしタバコみたいに いつまでも消えないから 振り出しに戻る 匿名希望人間が 指差し合って笑う 足をすくわれたから 振り出しに戻る |
プラスチック・メトロハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ・安原兵衛 | | 数字と矢印と機械と沈黙の地下道を行く 同じところをぐるぐる回る男の横を通り過ぎ 口の中で異物を転がす プラスチックをしゃぶり続ける すれ違った女は壊れていた 化学物質の花の匂い 目の前を流れていく男女男男女男女 誰かいる たくさんいる 誰もいない 誰かが名前を叫んだようで いつもそうして振り返りまた歩き出す 誰かが腕をつかんだようで いつもそうして振り返りまた歩き出す もしも触れれば跳ね飛ばされる ぎりぎりのところに立っている もしも触れれば跳ね飛ばされる ぎりぎりのところに立っている 「浪費せよ 消費せよ」 「金を労力を命を時間を情報を」 異議を唱える前にとりあえずの睡眠と食事 それでまたなんだか忘れちゃってまあいいか 上がっても上がっても地下道 矢印の果てには真っ黒い海 覗き込んで引き返す どこかで道を間違えた 「どうしようもない」と聞こえたが誰の声かわからない まだ流れていく男女男男女男女 誰かが名前を叫んだようで いつもそうして振り返りまた歩き出す 誰かが腕をつかんだようで いつもそうして振り返りまた歩き出す もしも触れれば跳ね飛ばされる ぎりぎりのところに立っている もしも触れれば跳ね飛ばされる ぎりぎりのところに立っている |
POOLハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 君がいなくなる前に何をしようか 電車に乗るのもそろそろ飽きた 少年たちよ 嘘つけよ 楽しいことがしたいだろう 笑いたいなら笑っていいよ 君にはきっと分かんないよ。 いつか書いた歌を燃やしてしまいたい フィクションの中で紙切れになりたい 部屋の隅から違う景色を見たい 何より先に君を忘れたい いいだろう いいだろう それで満足か。 行方知れずになる計画は また明日まで延期にしよう。 少年たちよ 嘘つけよ 悲しいことが嫌いだろう 笑いたいなら笑っていいよ 君にはきっと分かんないよ。 僕の姿を肯定してもらいたい とんでもない嘘を並べて驚かせたい 明日起きたら少しは歩き出したい 何よりもただ、昨日を忘れたい いいだろう いいだろう それで満足か。 あの日笑った訳を忘れたい あの時なんて言ったか忘れたい 何より先に君を忘れたい そんなの全部嘘だと言いたい いいだろう いいだろう それで満足か。 いいだろう いいだろう それくらいは。 |
Hate youハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ・安原兵衛 | | Hate you 君が嫌い だって昨日と言ってることが違う Hate you 君が嫌い 何でも解ったようなフリをしていること Hate you 君が嫌い だってあの日の約束を忘れてる Hate you 君が嫌い 面倒くさそうな目で話しをすることも 今がずっと続いていくなんて 馬鹿なこと思って、いるでしょ 何よりも一番君に酷いことをしてやりたい 明日の朝にはもうこの部屋を出て行くよ Hate you 君が嫌い 平気で長い間待たせること Hate you 君が嫌い 僕を責めてばっかりで自分に甘いし 無駄な時間だけが過ぎてゆくなら 終わらせてしまおう 今すぐ さよなら、もう二度と君のこと怒らせることもない さよなら、よかったね、手を振って笑ってよ。 Hate you 君が嫌い 本当は凄くもろくて弱いこと Hate you 君が好き …とか言ってもらえると思うなよ? Hate you 君が嫌い 大体話がおもしろくないし Hate you 君が嫌い これ以上かわいそうだから黙っておくよ |
Painハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | ハロー 今、君には 過ぎた時間の取るに足らない 一瞬のすれ違いだ ハロー アローン 僕には 代わりなんていない ただ一つだけの ひとりだけの愛しい人 ハロー 今、君だけ 悪者にすれば気がすむほど 僕は器用じゃない ハロー アローン 白紙に戻せないものは そう 過去じゃなくて 色付いてしまった心 簡単に君が吐いた言葉を 真に受けたの いけないの? ねえ もしも僕がもっと汚れてたなら 傷つくことなんてなかったんだ あの日の記憶にすがり続けてた 狂った願いだなんてわかってたんだ ずるいよ ずるいよ ねえ僕にはもう 忘れたいこと 忘れたいことがあるよ ハロー ねえ自分が 嫌いと言って 本当は自己防衛している ハロー アローン 教えて そんな風にして ただ 辛い夜を耐えるのを 悪いというの? 動き出す人波 白けてく街 みじめさだけ持って帰る ねえ もしも僕がもっとずるかったなら おんなじ仕打ちを君にできたんだ あの日にこぼした赤いジュースのように 洗っても消えない染みが胸に残った ずるいよ ずるいよ ねえ君ならもう 真っ白いでしょう 跡形もないでしょう? あの日の記憶にすがり続けてた 寂しさ埋める術は他にはなくて ずるいよ ずるいよ ねえ僕ならもう 忘れないけど 真っ赤に染まっていくよ |
僕は街を出てゆくハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | どこまで行こうか? 書きかけの手紙をやぶいて 街を出てゆく 空につき刺さる 飛行機雲ながめていたら 夜がみちてく さみしさは隠さず 傘は持たず よろこびは鞄に 入れて歩く 月があくびしている 夢からさめないままに 眠ってる景色に手を振った からだをひとつ抱えて これから知らないきみを 探しにゆこうか どこまで行こうか? さよなら返事のない明日 僕は出てゆく 迷子のカラスと カラメル色したアスファルト ブルーベリーの海 約束はしないで 嘘はあまく 哀しみはそのうち 歌にするよ 星がくしゃみしている いつでも見えない風が とおくで黙って呼んでいる 会えたら全部あげるよ どこかで知らないきみが おなじ空を見てる 夢からさめないままに 眠ってる景色に手を振った からだをひとつ抱えて これから知らないきみを いつでも見えない風が とおくで黙って呼んでいる 会えたら全部あげるよ どこかで知らないきみが おなじ星座を おなじ夜明けを おなじ空を見てる |
マゼンタハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | ナカムラヒロシ・ハルカトミユキ | この空がいつまでも青くないことを 君は知ってるの? 写真の中で見た美しい色々は 昨日までに壊れてしまった全てさ もう、僕の負けでいいよ 幸せな言葉は白昼の夢のなか 現れては消えて行く 落ちてゆく日々もままごと遊びも 本当のことだったのに いまさらね、 あの時の話の続きはもう二度と言えない 向こうの空を通り過ぎてゆく 最終列車に手を伸ばしてみる 優しくなりたいと思っていたのに 空遠くなる もしも私がずっと途方にくれても 朝は来てしまうね これからは約束や連れてきた幻が 元の場所に帰るだけ さよならさ 最初から何にもなかった そんなことも忘れてた 昨日までこの手で触れてたもの 夏はまた僕を置き去りに マゼンタは願いと後悔の色 まだ消えない 向こうの空を通り過ぎてゆく 最終列車に手を伸ばしてみる ヒグラシの声に目を覚ませば 空遠く 昨日までこの手で触れてたもの 夏はまた僕を置き去りに マゼンタは願いと後悔の色 まだ消えない |
マネキンハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ・安原兵衛 | | 被験者はただ演じ続ける やがて中から食い尽くすまで 燻るほどに大きくなって 弾ける時を待っていた 引きずり出して飛び散った 赤や緑のハラワタ マネキンみたいな顔を塗りつぶす 包まれたなら突き刺せ 詰め込んだなら吐き出せ 支配者はどっちだ? 「早くなんか言えよ」 被験者はただ踊り続ける 青白い肌 見世物にして 無数の管を体に刺したままで お前に会いに行く 引き裂いた手で掻き出した ドロリと熱いかたまり 説明したがる口に押し込める 踏みつけられて笑って、支配欲を満たしてやる 「お前の嘘は最初から知ってる」 引きずり出して飛び散った 赤や緑のハラワタ 美しいだけの顔を塗りつぶす 包まれたなら突き刺せ 詰め込んだなら吐き出せ 支配者はどっちだ? 「早くなんか言えよ」 |
MONDAYハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | 君みたいな人が世界中どこにも 世界中どこを探してもいなくなればいい 電車が止まってるその隙にここから こんな嫌なところからいなくなるよ わあわあと泣いている 大人なのに恥ずかしくないの? ぐるぐると繰り返す過ちは甘い味 散々な僕たちの散々な月曜は さよならも聞こえない 消えちゃってそれっきりだ 散々な僕たちは 変われない 変われないで いつまでも笑っている 僕はそんなことが聞きたいんじゃないよ そんな話がしたかった訳じゃないのに わあわあと泣いている 後姿かっこ悪いな ぐるぐると繰り返す それ以外仕方ない 残酷な僕たちの残酷な月曜は 手を繋ぎ息をした 火曜には全部失くした 平気だと言えるほど僕はまだ大人じゃないな 強くはないな 生きたいも死にたいも 生きたくないも死にたくないも おんなじみたいな顔してさ 恥ずかしいことをして かっこ悪いことをして それだけの日々だった それだけが好きだったのに わあわあと泣いている 大人なのに恥ずかしくないの ぐるぐると繰り返す 過ちは甘い味 散々な僕たちの散々な月曜は さよならも聞こえない 消えちゃってそれっきりだ 散々な僕たちは 終われない 終われないで いつまでもこのままで |
未成年ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ | | あの子が殺した蟻を一人で弔って 夕焼けこやけの鐘が鳴る 小屋のウサギを逃がしたら どうしていけないの?って 訊けないまま大人になってしまった やり直しのできないことは いつも何でもない顔で そこらじゅうに紛れてる 僕も君もみんなウサギで 何も言えない寂しい目して いつも何かうらやんでるだけ 僕も君もみんな人間で 何も言わない悲しい目 何かを忘れちゃった悲しい目してさあ いけすの魚が眺めてる 夜明けの交差点で 愛に似てるゴミ袋をカラスがつつく 無邪気な目で潰した桃は もう元には戻らない そんな風に君を殺した 僕も君もみんなサカナで 何も言えない寂しい目して いつも何か押し殺してるだけ 僕も君もみんな人間で 何も言わない悲しい目 何かを忘れちゃった悲しい目してさあ ただ僕は、君を守りたかった。 僕も君もみんなウサギで 何も言えない寂しい目して いつも何かうらやんでるだけ 僕も君もみんな人間で 何も言わない悲しい目 何かを忘れちゃった悲しい目してさあ |
見る前に踊れハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 途切れた 言葉はもうそのまま 宇宙の向こうの夢 あいつが ずっと探してた場所 なんにもない ゴミすらないよ 迷う前に踊っちゃえよ 裸足で歩く 通じない言葉で パラダイムは壊れてゆく 誰も知らない 今日と明日の隙間で パラダイスは生まれている 止まらない 着信の音ヒステリー 明け方激しい雨 たまらない 甘ったるくてノスタルジー 高円寺で猿真似してる 迷う前に踊っちゃえよ 100まで生きろ 死ぬまで全力疾走 盛大な暇つぶしだ 60億人の 悲しみ知らない ピストルに花が咲いた ジェットコースター ぶら下がったセンチメンタル 少年少女 午前0時センチメンタル 夜明けを歩く 通じない言葉で パラダイムは生まれている 誰も触れない 今日と明日の隙間で パラダイスは壊れてゆく 踊れ 踊れ 踊れ Baby... |
mosaicハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ・安原兵衛 | | 正義は勝つとか言っちゃってる 自分の声でイっちゃってる 中が見えない入り口へ誘う。 愛が救うとか言っちゃってる 恥ずかし気もなくやっちゃってる 画面の中の壊れた顔に つられて、みんな笑う。 あっそう、もうどうでもいいけど 大事なもんは見えないまんま モザイクかかってる 大体、もうどうすりゃいいとか お前に訊く気はない。 生きているってこんなにも 素晴らしいことなんだと、 画面の中でただ繰り返す いい加減、うるさいな。 あっそう、もう興味もないけど 他にはなんか言うこと無いの? それさっきも聞いたな 大体、そう教えてもらうほど 頭悪くはない。 あっそう、もうどうでもいいけど 大事なもんは見えないまんま 気持ち悪いだけ 毛頭、伝える気がないなら 今すぐに消えろ。 |
約束ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ミユキ | 江畑兵衛 | この曲が終わってしまう頃 いつものように二人は また別々の街へと戻っていく こんなにも人で溢れてるのに 世界に一人ぼっちで 逃げるように人混みを泳いだ 乾かない絵の具みたいに じわじわと混ざり合う車のライトが 滲んでいく 何もかも全部あるのに あなただけがいない街 時々波に飲み込まれそうになるけど 誰かの寂しさで出来ている東京が 愛おしくも思えているよ あなたのカバンの中に 私のカケラが一つ 紛れてしまったみたいに胸が痛いよ 近くにいるだけが愛じゃないってことを 私たちは知ってるはずだから 一人きり潰されそうな夜に 抱きしめられないけれど いつだって幸せを願うよ ひび割れたカメラみたいに キラキラ重なり合う思い出ばかりが 溢れてくる あなたが眠るその時 思い浮かべた私は どんなときもできるだけ笑っていたいよ 誰もが約束を抱きしめ歩いている その明日を生きていくために 交差する光の群れ 止まらない人の流れ 取り残されそうな月日の中 指折り数えた日々が終わっても 何度でもまた新しい約束をしよう 何もかも全部あるのに あなただけがいない街 時々波に飲み込まれそうになるけど 誰かの寂しさで出来ている東京が 愛おしくも思えているよ あなたのカバンの中に 私のカケラが一つ 紛れてしまったみたいに胸が痛いよ 近くにいるだけが愛じゃないってことを 私たちは知ってるはずだから |
youハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | ただがむしゃらに 夜を朝に塗り替えても 街のネオンに 飲み込まれて消えるだけ 愛されない 許されない 生きる意味も忘れた日に 傘さし歩く 冷たい微笑み 何もかもすべて見透かすように 奪われた you 手を伸ばしても 消えてしまいそうなあなたを追いかけた I その背中の あふれた痛みに触れてしまったから やっと見つけた その瞳は優しすぎて 「だから僕らはすぐ壊れてしまったね」 傷口も 醜さも 改札にばら撒いて すべての光ただあげたかった だけどあなたのその海をこれ以上 泳げない you 長い長い 冬の終わりを一緒に見たかった I ひとりきりで 生きてゆかずにどうか思い出して |
夜明けの月ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | 野村陽一郎 | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 君に今何を言える? 一晩中考えてた 色の無い部屋で 愛してる よりも飾らない 例えば夜明けのような やわらかい言葉 坂道の上で振り向きながら 君が手を振る そんなただの一瞬が 僕にとっての永遠と やっと今わかった 太陽になれないそんな僕だけど 君の足元を照らす月になろう さみしい夜とんで行くよ 君がもう独りで泣かないように ねえ僕は何ができる? 震える君の背中の 代わりにはなれない 頑張って よりも飾らない 例えば握手のような あたたかい想い あの日つまずいた君の痛みは 今も消えない ただざらりとした感触が 噛み潰した毎日が また君を襲って もう歩けないそんな時は 何もかも投げ捨てて盾になろう むせかえるような人の流れに 君が二度とうずくまらないように 太陽になれないそんな僕だけど 君の足元を照らす月になろう さみしい夜とんで行くよ 君がもう独りで泣かないように もう歩けないそんな時は 何もかも投げ捨てて盾になろう むせかえるような人の流れに 君が二度とうずくまらないように 君に今何を言える? 一晩中考えたから 今 会いに行くよ |
ヨーグルトホリックハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカトミユキ・安原兵衛 | 安原兵衛 | 週刊誌右手の人生参加 誕生日過ぎたら一体何歳 Cランク程度の人生評価 冗談ですませた将来設計 感情の渦を上がって落ちる 本当の声はシンクの中へ 環状の日々を廻ってせめての 抵抗で漁る栄養剤 いいか、いいや、いいよ、いいさ。 だって、そうか、しょうがないな。 給料日限りの人生賛歌 信号機過ぎたら酩酊状態 冷蔵庫の中で増えるヨーグルト 冗談で済ませた恋愛感情 10分の距離を歩いて帰る 出迎えている防犯のライト Tシャツの染みが増えてせめての 抵抗で入れる漂白剤 いいか、いいや、いいよ、いいさ。 やっぱ、そうか、しょうがないや。 このままでいいな、それじゃいけないかな こんなはずじゃないけど、こんなもんだったかもな 冷凍の愛をチンして食べる 不健全な夢はベッドの中で 最低な日々が果てなく見えても そんなに長く続きはしない いいか、いいや、いいよ、いいさ。 だって、そうか、しょうがないな。 いいか、いいや、いいよ、いいさ。 やっぱ、そうか、しょうがないや。 |
LIFE 2ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | 野村陽一郎 | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 今日にあとがきはない 明日にあらすじはない 過去への切符はない 未来のバス停はない 心に差す傘はない 思い出に鍵はない 後悔に名前はない 涙に蛇口はない 破れない鞄はない 汚れない靴はない 迷わない道はない 怖くない旅はない 絶望に足音はない 天国に裏口はない 年老いぬ友はいない 負け犬に慰めはない 燃えないゴミじゃない 腐らない造花じゃない 絵に描いた虎じゃない 僕らは機械じゃない 終わらない季節はない 青春に余白などない 過ちは消えはしない 間違わぬ人はいない 変わらない故郷はない 本当の居場所などない 憎しみじゃ答えは出ない 傷つかない別れはない それでも いいさ いいさ わからないことがある わかりたいことがある まだ欲しいものがある まだ見たいことがある 母との約束がある 父との歳月がある あなたとの誓いがある まだ話したいことがある 重たい荷物がある 山積みの仕事がある 疲れた体がある 止まらない心臓がある 乗り越えた昨日がある 蹴飛ばされた今日がある だけどまだ時間がある あたたかい命がある それでも いいさ いいさ それだけで いいさ いいさ 今日にあとがきはない 明日にあらすじはない 過去への切符はない 未来のバス停はない |
LIFE 2 (LIVE at 日比谷野外大音楽堂[2016/9/24])ハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ・野村陽一郎 | | 今日にあとがきはない 明日にあらすじはない 過去への切符はない 未来のバス停はない 心に差す傘はない 思い出に鍵はない 後悔に名前はない 涙に蛇口はない 破れない鞄はない 汚れない靴はない 迷わない道はない 怖くない旅はない 絶望に足音はない 天国に裏口はない 年老いぬ友はいない 負け犬に慰めはない 燃えないゴミじゃない 腐らない造花じゃない 絵に描いた虎じゃない 僕らは機械じゃない 終わらない季節はない 青春に余白などない 過ちは消えはしない 間違わぬ人はいない 変わらない故郷はない 本当の居場所などない 憎しみじゃ答えは出ない 傷つかない別れはない それでも いいさ いいさ わからないことがある わかりたいことがある まだ欲しいものがある まだ見たいことがある 重たい荷物がある 山積みの仕事がある 疲れた体がある 止まらない心臓がある 乗り越えた昨日がある 蹴飛ばされた今日がある だけどまだ時間がある あたたかい命がある それでも いいさ いいさ それだけで いいさ いいさ 今日にあとがきはない 明日にあらすじはない 過去への切符はない 未来のバス停はない |
RAINYハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 坂本裕介 | 夕立の匂いがして 街は騒がしくなって 私は一人になってしまった 貸したままの本と 借りたままの傘が 帰る場所なくした 家路を急ぐ人 うるさい雨音 前髪がうねるのをこんな時さえ気にしてる 夕焼けの歩道が綺麗だったことを 話す人がもういないんだな 歩き出した私の歩幅も 流れてるメロディーも すべてがあなたに繋がっていたよ ふと見上げたこの空は 何色と呼ぶのかな 明日になったら私の心も晴れるかな 二人過ごした日々はグラデーションになって 元には戻らないものだったよ ミルクとコーヒーが綺麗に混ざり合ったら 戻れないみたいにさ 生乾きのシャツの匂いが取れずに 私がいない日々に少しは困ってね 傘を忘れて戸惑ったり向かい風に迷ってる あなたの姿が目に浮かぶから ねえ私たちの未来を守れなくてごめんね あなたに降ってる雨が上がるように 飽きるほど見てた横顔 知り尽くした気でいた背中 まだ話し足りないことばかりが溢れてくるの 何年、何十年も先の日の二人が 今もまだ笑いかけてくるよ 退屈に思えたありふれた日々に ただあなたがいればそれでよかったよ 寄り道して買った花束も 好きになった映画も すべてがあなたに繋がっていたよ ふと見上げたこの空は 何色と呼ぶのかな 季節が過ぎたら忘れてしまっても ねえ今日みたいな雨の日は私を思い出して そんなこと言わないから また新しい暮らしの中 いつかきっとあなたの願いが叶うように 晴れるように |
わらべうたハルカトミユキ | ハルカトミユキ | ハルカ | ハルカ | 野村陽一郎・ハルカトミユキ | 今日は何曜日? 頭でうごめく カゲロウ 痛くもかゆくもない 宙づりで約束を放棄 できたらいいがちゃんと行きます 今日は何時にどこでしたか? 相談しましょ そうしましょう 相談しましょ そうしましょう どうせ言ってもわからない 死んだフリしながらやり過ごす 白か黒しかわからない 想像力のない奴ら 毒には毒と書けと言う 想像力のない奴ら 今日は何曜日? 聞いてない留守番電話 期限が切れてる 宙づりで人間を放棄 できたらいいがちゃんと生きます ところであなた誰でしたか? 降参しましょ そうしましょう 降参しましょ そうしましょう どうせ言ってもわからない 言葉を飲みこめば思う壷 十からやっと一を知る 想像力のない奴ら 毒には毒と書けと言う 想像力のない奴ら テキテキテッキョ メッキメッキメッショウ... あの子がほしい あの子じゃわからん この子がほしい この子じゃわからん 相談しましょ そうしましょう 相談しましょ そうしましょう |