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ザ・クロマニヨンズ ライヴレポート

ザ・クロマニヨンズ ライヴレポート

【ザ・クロマニヨンズ ライヴレポート】 『ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020』 2019年11月20日 at TSUTAYA O-EAST

2019年11月20日@TSUTAYA O-EAST

撮影:柴田恵理/取材:岡本 明

2019.11.28

2019年10月9日にアルバム『PUNCH』をリリースし、30日からは全国ツアー『ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020』をスタートさせているザ・クロマニヨンズ。毎年、この時期になるとツアーで各地を沸かせている彼らだが、今年もそのペースは揺るがない。11月19日&20日にはTSUTAYA O-EASTで東京公演2デイズを開催。ここでは20日の模様をレポートしよう。

一瞬で沸点へと導く最強のロックンロールバンド、ザ・クロマニヨンズ。この日も会場の熱気とオーディエンスの興奮を極限まで高めるライヴを展開してくれた。最新アルバム『PUNCH』からのナンバーを中心に、息つく暇もないほどのスピード感で突き進んでいく。ストレートに耳に飛び込むポップなメロディー、切れ味抜群のバンドサウンド、そして何より身体全体で弾ける甲本ヒロトのヴォーカルとアクションが観客の心をとらえて離さない。曲に艶を与える彼のハーモニカも強烈だ。さらに、印象的なカッティングの「ケセケセ」「ガス人間」など、真島昌利のストイックなギタープレイも鋭く響く。

また、バンドのダイナミックレンジの広さをうかがわせるシングル曲「クレーンゲーム」、コーラスで観客と一体感が生まれる「ビッグチャンス」、スカのビートで会場が跳ねる「整理された箱」といったバラエティーに富んだ楽曲たちがライヴ全体に起伏を生み出す。そして、「リリイ」のようにスローな曲では、激しさだけではない繊細な歌と演奏でやさしい世界観を際立たせていた。他にもアルバム収録曲以外の曲も次々と登場し、ドラマ主題歌でお馴染みの「生きる」など怒涛のロックンロールナンバーが連続投下される。

““俺は今日、憂さを晴らしに来た”という面構えの奴がいっぱいいるけど(笑)、どうぞ楽しんで帰ってくださいよ。自分の分け前、全部取って帰れよ!”とヒロト。高い熱量で貫かれたエネルギッシュな90分間、破壊力満点の“PUNCH”を全身に浴びたライヴだった。

撮影:柴田恵理/取材:岡本 明

ザ・クロマニヨンズ

ザ・クロマニヨンズ:2006年7月23日13時41分、『FM802 MEET THE WORLD BEAT 2006』に出現。その後、数々の夏フェスにも出現し、デビュー前から話題を呼んだ。そして、同年9月に待望のシングル「タリホー」でデビュー。14年4月に初のシングル・コレクション『13 PEBBLES ~Single Collection~』を、同年5月に初のカップリング・コレクション『20 FLAKES ~Coupling Collection~』をリリース。19年10月には13枚目のアルバム『PUNCH』を発表。ロックンロールをこよなく愛する4人が最強のロックンロールを響かせる!

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