LIVE REPORT

ザ・クロマニヨンズ ライブレポート

ザ・クロマニヨンズ

ザ・クロマニヨンズ SHIBUYA-AX

2008年01月07日@SHIBUYA-AX

撮影:柴田恵理/取材:高木智史

2008.01.20

ロック原人の雄叫びが会場中に響き渡り、桐田勝治、小林 勝に続き、バンダナ頭で首もとの大きく開いたTシャツという永遠のスタイルで入場のマーシー。そして白シャツの前をはだけ、タイトなパンツをはき、頭をふりながら現れたヒロト。それだけで起こる大歓声。まず1曲目の「ギリギリガガンガン」。のっけからの“今日は最高”の大合唱で、新年早々、ロックンロールを叫びまくる一夜が始まった。次々と楽曲が演奏され、その骨太なロックサウンドとキャッチーなメロディーに熱気はどんどん上昇する。彼らの楽曲は欲求とか願望とか欲望とかの想いを、ありのままに歌っているから自然とサウンドもキャッチーなものになる。そこに歴としたクロマニヨンズの音楽が確立されていて、聴く者の心をダイレクトに打つ。会場は1階2階関係なく揺れていたのだった。その盛り上がるファンを見ていると、あることに気付く。サラリーマン風の観客が多いことに。それもそのはず、ブルーハーツ、ハイロウズと時を共に大人になった当時のロック野郎が駆けつけているからだ。そして彼らは家族を持ち、その子供であろう小さなロック原人も声を上げ、拳を上げていた。そんな熱くも温かい雰囲気に包まれて、楽しくないはずがない。マーシーのギターには温かさを感じ、チューニングの時にはストーンズの「Satisfaction」をつま弾く。その姿はまるでギターを初めて鳴らした喜びを表すかのように僕には映った。ヒロトはファンから告げられる“愛してる”の言葉に本当に照れながら、自らも“愛してるぜー”とはにかむ。ロックンロールはこんなにも温かいものなのだと思えたライヴだった。
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