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ザ・クロマニヨンズ ライヴレポート

ザ・クロマニヨンズ ライヴレポート

【ザ・クロマニヨンズ ライヴレポート】 『ザ・クロマニヨンズ ツアー 「ラッキー&ヘブン 2017—2018 」』2018年4月8日 at オリンパスホール八王子

2018年04月08日@

撮影:柴田恵理/取材:荒金良介

2018.04.15

ザ・クロマニヨンズの全国ツアー『ラッキー&ヘブン 2017-2018』セミファイナル公演は、最新作を惜しげもなく全曲披露し、過去曲との混ざり具合も最高で全23曲を一気に駆け抜ける豪快なショーを見せつけた。その熱狂の一夜をここに書き記す。

11thアルバム『ラッキー&ヘブン』に伴う全国ツアーセミファイナルは、オリンパスホール八王子で開催された。甲本ヒロト(Vo)、真島昌利(Gu)、小林 勝(Ba)、桐田勝治(Dr)のメンバー4人がステージに姿を見せると、“オーライ、ロッケンロール!”と甲本が声高らかに宣言し、「デカしていこう」でライヴはスタート。続いて「流れ弾」「どん底」と最新作から曲順通りに3連打を放ち、特に後者は《どん底だから あがるだけ》というシンプルな歌詞も相まって、観客全員参加のシンガロングを巻き起こす。「ぼー」を挟むと、再び最新作からこれまた曲順通りに4連打をかます。ゆったりしたテンポでどこか郷愁を誘う「足のはやい無口な女子」は妙味が出ていたし、熱烈なコール&レスポンスを生み出す「ハッセンハッピャク」はライヴ映え抜群で多くの人が嬉々として“ハッセンハッピャク”と叫び、会場の温度は急上昇! それから「嗚呼! もう夏は!」の続編と説明したあとに「盆踊り」をプレイ。すると、観客はオイ!と合いの手を入れるように声を上げ、楽曲を心底楽しんでいるようだった。

“(最新)アルバムB面1曲目まで終わった、このままやると10分で終わる”と甲本が言うと、中盤以降は「ヘッドバンガー」「ペテン師ロック」などアッパーな過去曲も投下し、アンコール3曲を含む全23曲(最新作も全曲披露)を走破。最新作はミドルテンポの曲調が多かったが、スッと懐に飛び込み、観客の心を内側から刺激する親密な魅力にあふれていた。ますます滲み出るザ・クロマニヨンズの人間味に酔いしれた一夜となった。

撮影:柴田恵理/取材:荒金良介

ザ・クロマニヨンズ

ザ・クロマニヨンズ:2006年7月23日13時41分、『FM802 MEET THE WORLD BEAT 2006』に出現。その後、数々の夏フェスにも出現し、デビュー前から話題を呼んだ。そして、同年9月に待望のシングル「タリホー」でデビュー。ロックンロールをこよなく愛する4人が最強のロックンロールを響かせる!

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