LIVE REPORT

ザ・クロマニヨンズ ライブレポート

ザ・クロマニヨンズ

『ザ・クロマニヨンズ ツアー 2013 イエティ 対 クロマニヨン』

2013年06月06日@SHIBUYA-AX

取材:フジジュン

2013.06.20

“死にたいなんて一度も思ったことないけど、今だったらこのまま死んでもいいや!”。ライヴも終盤に差しかかった頃、甲本ヒロト(Vo)が独り言のように語り、ニッコリ笑う。最新アルバム『YETI vs CROMAGNON』を掲げての全国ツアー東京公演。イエティ対クロマニヨンの東京決戦は、“死んでもいい”と呟かせるほどの圧倒的な盛り上がりを見せる名勝負となった。開演時間をすぎて、フロアの“イエティ!”“クロマニヨン!”の突き上げる掛け声に、ステージに登場した爆音戦士・クロマニヨンズ。ド頭から沸騰寸前、強烈な熱気を放つフロアに「突撃ロック」「黄金時代」といったアッパーな新曲たちがさらなる勢いを付ける。“今日はアルバムの曲を全部やる気でここにきました。全部やっても30分ちょいで終わっちゃうから、他の曲もやるけど”の宣言通り、アルバム収録の新曲を中心としたセットで構成されたこの日。乾いたギターが印象的な激しくもセンチな「チェリーとラバーソール」、真島昌利(Gu)のマーシー節全開のノスタルジックな「団地の子供」が緩急付けながら、熱く激しいロケンロールで会場中を掻き回す。燃えたぎる歌と演奏がフロアの熱気に火を注いだ「炎」がひとつクライマックスを生むと、“楽しいなぁ、こんな時間がいつまでも続けばいいと思ってる”と笑顔のヒロト。その気持ちを体現するようにピョンピョン跳ね回り、パフォーマンスはさらに加速する。ただ、ひたすらに純粋にロケンロールを愛し、この場にいる誰よりも今を楽しんでいるヒロトが「燃えあがる情熱」で命輝かせる姿は、あまりに美しく眩しかった。
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  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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