かなりや唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は 後(うしろ)の山に 棄てましょか いえいえそれは なりませぬ 唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は 背戸(せど)の小藪(こやぶ)に 埋めましょか いえいえそれも なりませぬ 唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は 柳の鞭(むち)で ぶちましょか いえいえそれは かわいそう 唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は 象牙の船に 銀の櫂(かい) 月夜の海に 浮かべれば 忘れた唄を おもいだす | 新垣勉 | 西條八十 | 成田為三 | 美野春樹 | 唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は 後(うしろ)の山に 棄てましょか いえいえそれは なりませぬ 唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は 背戸(せど)の小藪(こやぶ)に 埋めましょか いえいえそれも なりませぬ 唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は 柳の鞭(むち)で ぶちましょか いえいえそれは かわいそう 唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は 象牙の船に 銀の櫂(かい) 月夜の海に 浮かべれば 忘れた唄を おもいだす |
竹田の子守唄守もいやがる 盆から先にゃ 雪もちらつくし 子も泣くし 盆が来たとて 何うれしかろ 帷子(かたびら)はなし 帯はなし この子よう泣く 守をばいじる 守も一日 やせるやら はよも行(ゆ)きたや この在所(ざいしょ)こえて 向こうに見えるは 親の家(うち) | 新垣勉 | 京都府民謡 | 京都府民謡 | 美野春樹 | 守もいやがる 盆から先にゃ 雪もちらつくし 子も泣くし 盆が来たとて 何うれしかろ 帷子(かたびら)はなし 帯はなし この子よう泣く 守をばいじる 守も一日 やせるやら はよも行(ゆ)きたや この在所(ざいしょ)こえて 向こうに見えるは 親の家(うち) |
私と小鳥と鈴と私が両手をひろげても (ひろげても) お空はちっとも飛べないが (飛べないが) 飛べる小鳥は私のように 地面(じべた)を速くは走れない 地面(じべた)を速くは走れない 鈴と 小鳥と それから私 みんなちがって みんないい 私がからだをゆすっても (ゆすっても) きれいな音は出ないけど (出ないけど) あの鳴る鈴は私のように たくさんな唄は知らないよ たくさんな唄は知らないよ 鈴と 小鳥と それから私 みんなちがって みんないい みんなちがって みんないい | 新垣勉 | 金子みすゞ | 杉本竜一 | 美野春樹 | 私が両手をひろげても (ひろげても) お空はちっとも飛べないが (飛べないが) 飛べる小鳥は私のように 地面(じべた)を速くは走れない 地面(じべた)を速くは走れない 鈴と 小鳥と それから私 みんなちがって みんないい 私がからだをゆすっても (ゆすっても) きれいな音は出ないけど (出ないけど) あの鳴る鈴は私のように たくさんな唄は知らないよ たくさんな唄は知らないよ 鈴と 小鳥と それから私 みんなちがって みんないい みんなちがって みんないい |
赤とんぼ夕焼け小焼けの 赤とんぼ 負(お)われて見たのは いつの日か 山の畑の 桑(くわ)の実を 小籠(こかご)に摘んだは まぼろしか 十五で姐(ねえ)やは 嫁に行き お里のたよりも 絶えはてた 夕焼け小焼けの 赤とんぼ とまっているよ 竿(さお)の先 | 新垣勉 | 三木露風 | 山田耕筰 | 美野春樹 | 夕焼け小焼けの 赤とんぼ 負(お)われて見たのは いつの日か 山の畑の 桑(くわ)の実を 小籠(こかご)に摘んだは まぼろしか 十五で姐(ねえ)やは 嫁に行き お里のたよりも 絶えはてた 夕焼け小焼けの 赤とんぼ とまっているよ 竿(さお)の先 |
BELIEVEたとえば君が 傷ついて くじけそうに なった時は かならず僕が そばにいて ささえてあげるよ その肩を 世界中の 希望のせて この地球は まわってる いま未来の 扉をあけるとき 悲しみや 苦しみが いつの日か 喜びに変わるだろう I believe in future 信じてる もしも誰かが 君のそばで 泣き出しそうに なった時は だまって腕をとりながら いっしょに歩いて くれるよね 世界中の やさしさで この地球をつつみたい いま素直な 気持ちになれるなら 憧れや 愛しさが 大空に はじけて耀るだろう I believe in future 信じてる いま未来の 扉をあけるとき I believe in future 信じてる | 新垣勉 | 杉本竜一 | 杉本竜一 | | たとえば君が 傷ついて くじけそうに なった時は かならず僕が そばにいて ささえてあげるよ その肩を 世界中の 希望のせて この地球は まわってる いま未来の 扉をあけるとき 悲しみや 苦しみが いつの日か 喜びに変わるだろう I believe in future 信じてる もしも誰かが 君のそばで 泣き出しそうに なった時は だまって腕をとりながら いっしょに歩いて くれるよね 世界中の やさしさで この地球をつつみたい いま素直な 気持ちになれるなら 憧れや 愛しさが 大空に はじけて耀るだろう I believe in future 信じてる いま未来の 扉をあけるとき I believe in future 信じてる |
平和のための祈りああ主よ、我をして御身の平和の道具とならしめよ 我をして憎しみのあるところへ愛をばもたらしめよ 争いのあるところに赦(ゆる)しをば 分裂のあるところに一致をもたらしめよ 疑いあるところに信仰を、誤りあるところに 真理をば、絶望のあるところへ希望をもたらしめよ 悲しみのあるところに喜びを 闇のあるところに光をもたらしめよ ああ主よ、我をして慰めらるるより慰むることをば 求めしめよ、理解さるることより理解することをば 愛さるることより愛することを 我に求めさせたまえかし そは、我ら自(みずか)ら与うるが故我らに神より 与えらるるなり、赦すが故に赦さるるなり、 己が身をば棄て死するが故に 永遠(とわ)の生命(いのち)をば得(う)るものなればなり | 新垣勉 | 山本直純 | 山本直忠 | 淡海悟郎 | ああ主よ、我をして御身の平和の道具とならしめよ 我をして憎しみのあるところへ愛をばもたらしめよ 争いのあるところに赦(ゆる)しをば 分裂のあるところに一致をもたらしめよ 疑いあるところに信仰を、誤りあるところに 真理をば、絶望のあるところへ希望をもたらしめよ 悲しみのあるところに喜びを 闇のあるところに光をもたらしめよ ああ主よ、我をして慰めらるるより慰むることをば 求めしめよ、理解さるることより理解することをば 愛さるることより愛することを 我に求めさせたまえかし そは、我ら自(みずか)ら与うるが故我らに神より 与えらるるなり、赦すが故に赦さるるなり、 己が身をば棄て死するが故に 永遠(とわ)の生命(いのち)をば得(う)るものなればなり |
死んだ男の残したものは死んだ男の残したものは ひとりの妻とひとりの子ども 他には何も残さなかった 墓石ひとつ残さなかった 死んだ女の残したものは しおれた花とひとりの子ども 他には何も残さなかった 着もの一枚残さなかった 死んだ子どもの残したものは ねじれた脚と乾いた涙 他には何も残さなかった 思い出ひとつ残さなかった 死んだ兵士の残したものは こわれた銃とゆがんだ地球 他には何も残せなかった 平和ひとつ残せなかった 死んだかれらの残したものは 生きてるわたし生きてるあなた 他には誰も残っていない 他には誰も残っていない 死んだ歴史の残したものは 輝く今日とまた来る明日 他には誰も残っていない 他には誰も残っていない | 新垣勉 | 谷川俊太郎 | 武満徹 | 伊藤芳輝 | 死んだ男の残したものは ひとりの妻とひとりの子ども 他には何も残さなかった 墓石ひとつ残さなかった 死んだ女の残したものは しおれた花とひとりの子ども 他には何も残さなかった 着もの一枚残さなかった 死んだ子どもの残したものは ねじれた脚と乾いた涙 他には何も残さなかった 思い出ひとつ残さなかった 死んだ兵士の残したものは こわれた銃とゆがんだ地球 他には何も残せなかった 平和ひとつ残せなかった 死んだかれらの残したものは 生きてるわたし生きてるあなた 他には誰も残っていない 他には誰も残っていない 死んだ歴史の残したものは 輝く今日とまた来る明日 他には誰も残っていない 他には誰も残っていない |
我した村思い出は ふるさとの村 夢に見る 県道みち 道すじの 並松(なんまつ)の 並松(なんまつ)の 一里二里 思い出は ふるさとの村 なつかしく 村あしび 遊(あし)び庭(な)の デイゴの花(でぃぐぬはな) デイゴの花(でぃぐぬはな) 赤さ赤さ 思い出は ふるさとの村 忘れない カヤブキの 家(や)のそばに 九年母(くねんぼ)の 九年母(くねんぼ)の 二つ三つ | 新垣勉 | 朝比呂志 | 普久原恒勇 | 淡海悟郎 | 思い出は ふるさとの村 夢に見る 県道みち 道すじの 並松(なんまつ)の 並松(なんまつ)の 一里二里 思い出は ふるさとの村 なつかしく 村あしび 遊(あし)び庭(な)の デイゴの花(でぃぐぬはな) デイゴの花(でぃぐぬはな) 赤さ赤さ 思い出は ふるさとの村 忘れない カヤブキの 家(や)のそばに 九年母(くねんぼ)の 九年母(くねんぼ)の 二つ三つ |
ふるさとの雨雨が降る降る ふるさとの 山のみどりに 田や畑に 稔りの雨が 島に降る 雨がふるふる ふるさとに 雨が降る降る ふるさとの 赤いかわらに 石垣に 風の涙か うるむよう 雨がふるふる ふるさとに 雨が降る降る ふるさとの 真紅(あか)いデイゴにユウナの葉に まろい雨が 島に降る 雨がふるふる ふるさとに | 新垣勉 | 吉川安一 | 普久原恒勇 | | 雨が降る降る ふるさとの 山のみどりに 田や畑に 稔りの雨が 島に降る 雨がふるふる ふるさとに 雨が降る降る ふるさとの 赤いかわらに 石垣に 風の涙か うるむよう 雨がふるふる ふるさとに 雨が降る降る ふるさとの 真紅(あか)いデイゴにユウナの葉に まろい雨が 島に降る 雨がふるふる ふるさとに |
えんどうの花えんどうの花の 咲く頃は 幼い時を 思い出す 家(うち)の軒端(のきば)に 巣をくって 暮れ方かえった あのつばめ えんどうの花の 咲く頃は 冷たい風が 吹きました 妹おぶって 暮れ方に 苺を取りに 行った山 今朝はつめたい 風が吹き つばめが一羽 飛んでいる えんどうの畑は 寒けれど わたしゃ一人で 帰りましょう | 新垣勉 | 金城栄治 | 宮良長包 | | えんどうの花の 咲く頃は 幼い時を 思い出す 家(うち)の軒端(のきば)に 巣をくって 暮れ方かえった あのつばめ えんどうの花の 咲く頃は 冷たい風が 吹きました 妹おぶって 暮れ方に 苺を取りに 行った山 今朝はつめたい 風が吹き つばめが一羽 飛んでいる えんどうの畑は 寒けれど わたしゃ一人で 帰りましょう |
あなたに人にやさしくされた時 自分の小ささを知りました あなた疑う心恥じて 信じましょう心から 流れゆく日々その中で 変わりゆく物多すぎて 揺るがないものただ一つ あなたへの思いは変わらない 泣かないで愛しい人よ 悩める喜び感じよう 気がつけば悩んだ倍 あなたを大切に思う ほら 元どおり以上だよ 気がつけばもう僕の腕の中 あなたに 逢いたくて 逢いたくて あなたに 逢いたくて 逢いたくて 眠れない夜 夢で逢えたら考えすぎて 眠れない夜 夢で逢えたら どこへ行こうか? あなたがいれば どこでもいいよ あなたに 逢いたくて 逢いたくて あなたに 逢いたくて 逢いたくて 流れゆく日々 季節は変わる 花咲き散れば元にもどるの こんな世の中 誰を信じて歩いてゆこう 手を取ってくれますか? あなたに 逢いたくて 逢いたくて あなたに 逢いたくて 逢いたくて | 新垣勉 | Kiyosaku Uezu | MONGOL800 | | 人にやさしくされた時 自分の小ささを知りました あなた疑う心恥じて 信じましょう心から 流れゆく日々その中で 変わりゆく物多すぎて 揺るがないものただ一つ あなたへの思いは変わらない 泣かないで愛しい人よ 悩める喜び感じよう 気がつけば悩んだ倍 あなたを大切に思う ほら 元どおり以上だよ 気がつけばもう僕の腕の中 あなたに 逢いたくて 逢いたくて あなたに 逢いたくて 逢いたくて 眠れない夜 夢で逢えたら考えすぎて 眠れない夜 夢で逢えたら どこへ行こうか? あなたがいれば どこでもいいよ あなたに 逢いたくて 逢いたくて あなたに 逢いたくて 逢いたくて 流れゆく日々 季節は変わる 花咲き散れば元にもどるの こんな世の中 誰を信じて歩いてゆこう 手を取ってくれますか? あなたに 逢いたくて 逢いたくて あなたに 逢いたくて 逢いたくて |
涙そうそう古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても おもかげ探して よみがえる日は 涙そうそう 一番星に祈る それが私のくせになり 夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す 悲しみにも 喜びにも おもうあの笑顔 あなたの場所から私が 見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう 会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう | 新垣勉 | 森山良子 | BEGIN | | 古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても おもかげ探して よみがえる日は 涙そうそう 一番星に祈る それが私のくせになり 夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す 悲しみにも 喜びにも おもうあの笑顔 あなたの場所から私が 見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう 会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう |
白百合の花が咲く頃君と歩いた道 風が唄う野道 白い百合の花咲く頃 君と歩いた道 君と歩いた道 ニヌファ星を探し 空を見上げる君の顔 ずっと見てた夜道 幼い頃も今も 振り向けば君がいた いつの日か結ばれる日を夢見たけれど 君の涙見た日 赤く燃えゆく町 逃げまどう人をかき分け 君と走った道 君をさがした道 焼けたままの野道 夏も秋も冬も春も 君を待った野道 この島で僕は生まれ 君と出会い そして別れ いつの日か君と同じ星に生まれ変わろう 一人見上げる空 ニヌファ星のそばで 懐かしい人に囲まれ 輝いている君 君と歩いた道 風が唄う野道 白い百合の花咲く頃 君と歩いた道 白い百合の花咲く頃 君と歩いた道 | 新垣勉 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 君と歩いた道 風が唄う野道 白い百合の花咲く頃 君と歩いた道 君と歩いた道 ニヌファ星を探し 空を見上げる君の顔 ずっと見てた夜道 幼い頃も今も 振り向けば君がいた いつの日か結ばれる日を夢見たけれど 君の涙見た日 赤く燃えゆく町 逃げまどう人をかき分け 君と走った道 君をさがした道 焼けたままの野道 夏も秋も冬も春も 君を待った野道 この島で僕は生まれ 君と出会い そして別れ いつの日か君と同じ星に生まれ変わろう 一人見上げる空 ニヌファ星のそばで 懐かしい人に囲まれ 輝いている君 君と歩いた道 風が唄う野道 白い百合の花咲く頃 君と歩いた道 白い百合の花咲く頃 君と歩いた道 |
てぃんさぐぬ花てぃんさぐぬの花や 爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ 親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や 肝(ちむ)に染(す)みり 天(てぃん)ぬ群(む)り星(ぶし)や 読(ゆ)みば読(ゆ)まりしが 親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や 読(ゆ)みやならん 夜(ゆる)走(は)らす船(ふに)や 子(に)ぬ方星(ふぁぶし)見当(みあ)てぃ 我(わ)ん生(な)ちぇる親(うや)や 我(わ)んどぅ見当(みあ)てぃ 宝玉(たからだま)やてぃん 磨(みが)かにば錆(さび)す 朝夕(あさゆ)肝(ちむ)みがち 浮世(うちゆ)渡ら 誠(まくとぅ)する人(ひとぅ)や 後(あとぅ)や何時(いち)までぃん 思事(うむぐとぅん叶(かな)てぃ 今日(きゆ)ぬ栄(さかい)い なしば何事(なんぐとぅ)ん なゆる事(くどぅ)やしが なさぬ故(ゆい)からどぅ ならぬ定み | 新垣勉 | 沖縄民謡 | 沖縄民謡 | | てぃんさぐぬの花や 爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ 親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や 肝(ちむ)に染(す)みり 天(てぃん)ぬ群(む)り星(ぶし)や 読(ゆ)みば読(ゆ)まりしが 親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や 読(ゆ)みやならん 夜(ゆる)走(は)らす船(ふに)や 子(に)ぬ方星(ふぁぶし)見当(みあ)てぃ 我(わ)ん生(な)ちぇる親(うや)や 我(わ)んどぅ見当(みあ)てぃ 宝玉(たからだま)やてぃん 磨(みが)かにば錆(さび)す 朝夕(あさゆ)肝(ちむ)みがち 浮世(うちゆ)渡ら 誠(まくとぅ)する人(ひとぅ)や 後(あとぅ)や何時(いち)までぃん 思事(うむぐとぅん叶(かな)てぃ 今日(きゆ)ぬ栄(さかい)い なしば何事(なんぐとぅ)ん なゆる事(くどぅ)やしが なさぬ故(ゆい)からどぅ ならぬ定み |
千の風になって私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 秋には光になって 畑にふりそそぐ 冬はダイヤのように きらめく雪になる 朝は鳥になって あなたを目覚めさせる 夜は星になって あなたを見守る 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 死んでなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 千の風に 千の風になって あの 大きな空を 吹きわたっています あの 大きな空を 吹きわたっています | 新垣勉 | 不詳・訳詞:新井満 | 新井満 | 篠原敬介 | 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 秋には光になって 畑にふりそそぐ 冬はダイヤのように きらめく雪になる 朝は鳥になって あなたを目覚めさせる 夜は星になって あなたを見守る 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 死んでなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 千の風に 千の風になって あの 大きな空を 吹きわたっています あの 大きな空を 吹きわたっています |
島唄でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た くり返す哀しみは 島渡る波のよう ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ わたしの涙 でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ ささやかな幸せは うたかたの波の花 ウージの森で歌った友よ ウージの下で八千代の別れ 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ わたしの愛を 海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ わたしの涙 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ わたしの愛を ララララララ… | 新垣勉 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 篠原敬介 | でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た くり返す哀しみは 島渡る波のよう ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ わたしの涙 でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ ささやかな幸せは うたかたの波の花 ウージの森で歌った友よ ウージの下で八千代の別れ 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ わたしの愛を 海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ わたしの涙 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ わたしの愛を ララララララ… |
長崎の鐘こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る つぶやく雨の ミサの声 讃える風の 神の歌 輝く胸の 十字架に 微笑む海の 雲の色 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月すみぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る | 新垣勉 | サトウハチロー | 古関裕而 | 宮下博次 | こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る つぶやく雨の ミサの声 讃える風の 神の歌 輝く胸の 十字架に 微笑む海の 雲の色 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月すみぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る |
TSUNAMI風に戸惑う弱気な僕 通りすがるあの日の幻影(かげ) 本当は見た目以上 涙もろい過去がある 止めど流る清(さや)か水よ 消せど燃ゆる魔性の火よ あんなに好きな女性(ひと)に 出逢う夏は二度とない 人は誰も愛求めて 闇に彷徨う運命(さだめ) そして風まかせ Oh, My destiny 涙枯れるまで 見つめ合うと素直にお喋り出来ない 津波のような侘しさに I know… 怯えてる, Hoo… めぐり逢えた瞬間(とき)から魔法が解けない 鏡のような夢の中で 思い出はいつの日も雨 夢が終わり目覚める時 深い闇に夜明けが来る 本当は見た目以上 打たれ強い僕がいる 泣き出しそうな空眺めて 波に漂うカモメ きっと世は情け Oh, Sweet memory 旅立ちを胸に 人は涙見せずに大人になれない ガラスのような恋だとは I know… 気付いてる, Hoo… 身も心も愛しい女性(ひと)しか見えない 張り裂けそうな胸の奥で 悲しみに耐えるのは何故? 見つめ合うと素直にお喋り出来ない 津波のような侘しさに I know… 怯えてる, Hoo… めぐり逢えた瞬間(とき)から死ぬまで好きと言って 鏡のような夢の中で 微笑(ほほえみ)をくれたのは誰? 好きなのに泣いたのは何故? 思い出はいつの日も…雨 | 新垣勉 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | 篠原敬介 | 風に戸惑う弱気な僕 通りすがるあの日の幻影(かげ) 本当は見た目以上 涙もろい過去がある 止めど流る清(さや)か水よ 消せど燃ゆる魔性の火よ あんなに好きな女性(ひと)に 出逢う夏は二度とない 人は誰も愛求めて 闇に彷徨う運命(さだめ) そして風まかせ Oh, My destiny 涙枯れるまで 見つめ合うと素直にお喋り出来ない 津波のような侘しさに I know… 怯えてる, Hoo… めぐり逢えた瞬間(とき)から魔法が解けない 鏡のような夢の中で 思い出はいつの日も雨 夢が終わり目覚める時 深い闇に夜明けが来る 本当は見た目以上 打たれ強い僕がいる 泣き出しそうな空眺めて 波に漂うカモメ きっと世は情け Oh, Sweet memory 旅立ちを胸に 人は涙見せずに大人になれない ガラスのような恋だとは I know… 気付いてる, Hoo… 身も心も愛しい女性(ひと)しか見えない 張り裂けそうな胸の奥で 悲しみに耐えるのは何故? 見つめ合うと素直にお喋り出来ない 津波のような侘しさに I know… 怯えてる, Hoo… めぐり逢えた瞬間(とき)から死ぬまで好きと言って 鏡のような夢の中で 微笑(ほほえみ)をくれたのは誰? 好きなのに泣いたのは何故? 思い出はいつの日も…雨 |
あざみの歌山には山の 愁いあり 海には海の かなしみや ましてこころの 花園に 咲きしあざみの 花ならば 高嶺の百合の それよりも 秘めたる夢を ひとすじに くれない燃ゆる その姿 あざみに深き わが思い いとしき花よ 汝(な)はあざみ こころの花よ 汝はあざみ さだめの径は 涯てなくも かおれよせめて わが胸に | 新垣勉 | 横井弘 | 八洲秀章 | 宮下博次 | 山には山の 愁いあり 海には海の かなしみや ましてこころの 花園に 咲きしあざみの 花ならば 高嶺の百合の それよりも 秘めたる夢を ひとすじに くれない燃ゆる その姿 あざみに深き わが思い いとしき花よ 汝(な)はあざみ こころの花よ 汝はあざみ さだめの径は 涯てなくも かおれよせめて わが胸に |
イムジン河イムジン河 水清く とうとうと流る 水鳥 自由に むらがり とびかうよ 我が祖国 南の地 おもいははるか イムジン河 水清く とうとうと流る 北の大地から 南の空へ とび行く鳥よ 自由の使者よ 誰が祖国を 二つに分けてしまったの 誰が祖国を分けてしまったの イムジン河 空遠く 虹よかかっておくれ 河よ 思いを伝えておくれ ふるさとを いつまでも忘れはしない イムジン河 水清く とうとうと流る | 新垣勉 | 朴世永・訳詞:松山猛 | 高宗漢・加藤和彦 | 上柴はじめ | イムジン河 水清く とうとうと流る 水鳥 自由に むらがり とびかうよ 我が祖国 南の地 おもいははるか イムジン河 水清く とうとうと流る 北の大地から 南の空へ とび行く鳥よ 自由の使者よ 誰が祖国を 二つに分けてしまったの 誰が祖国を分けてしまったの イムジン河 空遠く 虹よかかっておくれ 河よ 思いを伝えておくれ ふるさとを いつまでも忘れはしない イムジン河 水清く とうとうと流る |
翼をください今 私の願い事が叶うならば 翼がほしい この背中に鳥のように 白い翼 つけて下さい この大空に翼を広げ 飛んで行きたいよ 悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ 行きたい 今 富とか名誉ならばいらないけど 翼がほしい 子供の時 夢見たこと 今も同じ 夢に見ている この大空に翼を広げ 飛んで行きたいよ 悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ 行きたい この大空に翼を広げ 飛んで行きたいよ 悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ 行きたい | 新垣勉 | 山上路夫 | 村井邦彦 | 上柴はじめ | 今 私の願い事が叶うならば 翼がほしい この背中に鳥のように 白い翼 つけて下さい この大空に翼を広げ 飛んで行きたいよ 悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ 行きたい 今 富とか名誉ならばいらないけど 翼がほしい 子供の時 夢見たこと 今も同じ 夢に見ている この大空に翼を広げ 飛んで行きたいよ 悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ 行きたい この大空に翼を広げ 飛んで行きたいよ 悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ 行きたい |
四季の歌春を愛する人は 心清き人 スミレの花のような ぼくの友だち 夏を愛する人は 心強き人 岩をくだく波のような ぼくの父親 秋を愛する人は 心深き人 愛を語るハイネのような ぼくの恋人 冬を愛する人は 心広き人 根雪をとかす大地のような ぼくの母親 ララララ… | 新垣勉 | 荒木とよひさ | 荒木とよひさ | 宮下博次 | 春を愛する人は 心清き人 スミレの花のような ぼくの友だち 夏を愛する人は 心強き人 岩をくだく波のような ぼくの父親 秋を愛する人は 心深き人 愛を語るハイネのような ぼくの恋人 冬を愛する人は 心広き人 根雪をとかす大地のような ぼくの母親 ララララ… |
青い空は青い空は 青いままで 子どもらに伝えたい 燃える 八月の朝 影まで燃えつきた 父の 母の 兄弟たちの 命の重みを 肩にせおって 胸に抱いて 青い空は 青いままで 子どもらに伝えたい あの夜 星はだまって 連れ去っていった 父の 母の 兄弟たちの 命の重みを 今流す灯篭(とうろう)の 光にこめて 青い空は 青いままで 子どもらに伝えたい すべての国から戦(いくさ)の火を消して 平和と 愛と 友情の 命の輝きを この固い握手と うたごえにこめて うたごえにこめて | 新垣勉 | 小森香子 | 大西進 | 上柴はじめ | 青い空は 青いままで 子どもらに伝えたい 燃える 八月の朝 影まで燃えつきた 父の 母の 兄弟たちの 命の重みを 肩にせおって 胸に抱いて 青い空は 青いままで 子どもらに伝えたい あの夜 星はだまって 連れ去っていった 父の 母の 兄弟たちの 命の重みを 今流す灯篭(とうろう)の 光にこめて 青い空は 青いままで 子どもらに伝えたい すべての国から戦(いくさ)の火を消して 平和と 愛と 友情の 命の輝きを この固い握手と うたごえにこめて うたごえにこめて |
また逢う日までまた逢う日まで 逢える時まで 別れのそのわけは 話したくない なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ たがいに傷つき すべてをなくすから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう また逢う日まで 逢える時まで あなたは何処にいて 何をしてるの それは知りたくない それはききたくない たがいに気づかい 昨日にもどるから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう | 新垣勉 | 阿久悠 | 筒美京平 | 上柴はじめ | また逢う日まで 逢える時まで 別れのそのわけは 話したくない なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ たがいに傷つき すべてをなくすから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう また逢う日まで 逢える時まで あなたは何処にいて 何をしてるの それは知りたくない それはききたくない たがいに気づかい 昨日にもどるから ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して その時心は何かを話すだろう |
野に咲く花のように野に咲く花のように 風に吹かれて 野に咲く花のように 人をさわやかにして そんな風に 僕達も 生きてゆけたら すばらしい 時には 暗い人生も トンネルぬければ 夏の海 そんな時こそ 野の花の けなげな心を 知るのです 野に咲く花のように 雨にうたれて 野に咲く花のように 人をなごやかにして そんな風に 僕達も 生きてゆけたら すばらしい 時には つらい人生も 雨のちくもりで また晴れる そんな時こそ 野の花の けなげな心を 知るのです ララララ…… そんな風に 僕達も 生きてゆけたら すばらしい 時には つらい人生も 雨のちくもりで また晴れる そんな時こそ 野の花の けなげな心を 知るのです ララララ…… | 新垣勉 | 杉山政美 | 小林亜星 | 淡海悟郎 | 野に咲く花のように 風に吹かれて 野に咲く花のように 人をさわやかにして そんな風に 僕達も 生きてゆけたら すばらしい 時には 暗い人生も トンネルぬければ 夏の海 そんな時こそ 野の花の けなげな心を 知るのです 野に咲く花のように 雨にうたれて 野に咲く花のように 人をなごやかにして そんな風に 僕達も 生きてゆけたら すばらしい 時には つらい人生も 雨のちくもりで また晴れる そんな時こそ 野の花の けなげな心を 知るのです ララララ…… そんな風に 僕達も 生きてゆけたら すばらしい 時には つらい人生も 雨のちくもりで また晴れる そんな時こそ 野の花の けなげな心を 知るのです ララララ…… |
シクラメンのかほり真綿色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない 出逢いの時の 君のようです ためらいがちに かけた言葉に 驚いたように ふりむく君に 季節が頬をそめて 過ぎてゆきました うす紅色の シクラメンほど まぶしいものはない 恋する時の 君のようです 木もれ陽あびた 君を抱けば 淋しささえも おきざりにして 愛がいつのまにか 歩き始めました 疲れを知らない 子供のように 時が二人を 追い越してゆく 呼び戻すことが できるなら 僕は何を 惜しむだろう うす紫の シクラメンほど 淋しいものはない 後ろ姿の 君のようです 暮れ惑う街の 別れ道には シクラメンのかほり むなしくゆれて 季節が知らん顔して 過ぎてゆきました 疲れを知らない 子供のように 時が二人を 追い越してゆく 呼び戻すことが できるなら 僕は何を 惜しむだろう | 新垣勉 | 小椋佳 | 小椋佳 | 宮下博次 | 真綿色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない 出逢いの時の 君のようです ためらいがちに かけた言葉に 驚いたように ふりむく君に 季節が頬をそめて 過ぎてゆきました うす紅色の シクラメンほど まぶしいものはない 恋する時の 君のようです 木もれ陽あびた 君を抱けば 淋しささえも おきざりにして 愛がいつのまにか 歩き始めました 疲れを知らない 子供のように 時が二人を 追い越してゆく 呼び戻すことが できるなら 僕は何を 惜しむだろう うす紫の シクラメンほど 淋しいものはない 後ろ姿の 君のようです 暮れ惑う街の 別れ道には シクラメンのかほり むなしくゆれて 季節が知らん顔して 過ぎてゆきました 疲れを知らない 子供のように 時が二人を 追い越してゆく 呼び戻すことが できるなら 僕は何を 惜しむだろう |
花のメルヘン「これはね ママにきいたお話なの 大きいお花とちっちゃいお花がありました」 むかしむかし その昔 小さな川のほとりに 大きな花と小さな花が 並んで咲いていた 大きな花は美しい いつも楽しくうたう花 けれども小さな花は たった一人ぼっち 恋の陽ざし浴びて ふたつの花は 春の想いに 腕をふくらませる むかしむかし その昔 小さな川のほとりに 大きな花と小さな花が 並んで咲いていた あの娘もこの娘も この俺を ひとめ見ようと ここに来る 生きてることの楽しさは おまえにゃわかるまい 大きな花さん 聞いとくれ たとえ一人ぼっちでも ぼくには心の太陽が いつも輝いてる 愛の息吹き浴びて ふたつの花は 春の想いに 胸をふくらませる むかしむかし その昔 小さな川のほとりに 大きな花と小さな花が 並んで咲いていた | 新垣勉 | 敏トシ | 敏トシ | 淡海悟郎 | 「これはね ママにきいたお話なの 大きいお花とちっちゃいお花がありました」 むかしむかし その昔 小さな川のほとりに 大きな花と小さな花が 並んで咲いていた 大きな花は美しい いつも楽しくうたう花 けれども小さな花は たった一人ぼっち 恋の陽ざし浴びて ふたつの花は 春の想いに 腕をふくらませる むかしむかし その昔 小さな川のほとりに 大きな花と小さな花が 並んで咲いていた あの娘もこの娘も この俺を ひとめ見ようと ここに来る 生きてることの楽しさは おまえにゃわかるまい 大きな花さん 聞いとくれ たとえ一人ぼっちでも ぼくには心の太陽が いつも輝いてる 愛の息吹き浴びて ふたつの花は 春の想いに 胸をふくらませる むかしむかし その昔 小さな川のほとりに 大きな花と小さな花が 並んで咲いていた |
きみの朝横たわるきみの顔に 朝の光が射している 過去の重さを洗おうとして たどりついた 深い眠りよ 別れようとする魂と 出会おうとする魂と あゝ心より躯のほうが 確かめられるというのか モーニング モーニング きみの朝だよ モーニング モーニング きみの朝だよ 急ぎ足ふととめて ふりかえれば夕焼けが この先いくら生きてゆくのか こんな暮らし 仮の姿と 生まれようとする魂と 老いぼれてゆく魂と あゝ人間のはしくれに 生まれてきたというのに モーニング モーニング きみの朝だよ モーニング モーニング きみの朝だよ 群衆をのみこんだ 都会(まち)の悲しみの渦の中に コーヒー一杯分のやさしさを そそぎこむ ぼくの唄よ かわろうとする魂と よどんでしまう魂と あゝ躯じゅう輝きながら 旅立ってゆけ 朝に モーニング モーニング きみの朝だよ モーニング モーニング きみの朝だよ モーニング モーニング きみの朝だよ モーニング モーニング きみの朝だよ | 新垣勉 | 岡本おさみ | 岸田智史 | 淡海悟郎 | 横たわるきみの顔に 朝の光が射している 過去の重さを洗おうとして たどりついた 深い眠りよ 別れようとする魂と 出会おうとする魂と あゝ心より躯のほうが 確かめられるというのか モーニング モーニング きみの朝だよ モーニング モーニング きみの朝だよ 急ぎ足ふととめて ふりかえれば夕焼けが この先いくら生きてゆくのか こんな暮らし 仮の姿と 生まれようとする魂と 老いぼれてゆく魂と あゝ人間のはしくれに 生まれてきたというのに モーニング モーニング きみの朝だよ モーニング モーニング きみの朝だよ 群衆をのみこんだ 都会(まち)の悲しみの渦の中に コーヒー一杯分のやさしさを そそぎこむ ぼくの唄よ かわろうとする魂と よどんでしまう魂と あゝ躯じゅう輝きながら 旅立ってゆけ 朝に モーニング モーニング きみの朝だよ モーニング モーニング きみの朝だよ モーニング モーニング きみの朝だよ モーニング モーニング きみの朝だよ |
なごり雪汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる 東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく なごり雪も降る時を知り ふざけすぎた季節のあとで 今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 動き始めた汽車の窓に顔をつけて 君は何か言おうとしている 君の口びるがさようならと動くことが こわくて下をむいてた 時がゆけば幼い君も 大人になると気づかないまま 今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 君が去ったホームにのこり 落ちてはとける雪を見ていた 今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった | 新垣勉 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 宮下博次 | 汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる 東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく なごり雪も降る時を知り ふざけすぎた季節のあとで 今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 動き始めた汽車の窓に顔をつけて 君は何か言おうとしている 君の口びるがさようならと動くことが こわくて下をむいてた 時がゆけば幼い君も 大人になると気づかないまま 今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった 君が去ったホームにのこり 落ちてはとける雪を見ていた 今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった |
さらば青春僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに 僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ 見るがいい 黒い水が 抱き込むように 流れてく 少女よ 泣くのはお止め 風も木も川も土も みんな みんな たわむれの口笛を吹く 僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに 僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ 見るがいい 黒い犬が えものさがして かけて行く 少女よ 泣くのはお止め 空も海も月も星も みんな みんな うつろな輝きだ ラララ……ラララ…… | 新垣勉 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに 僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ 見るがいい 黒い水が 抱き込むように 流れてく 少女よ 泣くのはお止め 風も木も川も土も みんな みんな たわむれの口笛を吹く 僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに 僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ 見るがいい 黒い犬が えものさがして かけて行く 少女よ 泣くのはお止め 空も海も月も星も みんな みんな うつろな輝きだ ラララ……ラララ…… |
風人は誰も ただ一人旅に出て 人は誰も ふるさとを振り返る ちょっぴりさみしくて振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ 人は誰も 人生につまづいて 人は誰も 夢やぶれ振り返る プラタナスの枯葉舞う冬の道で プラタナスの散る音に振り返る 帰っておいでよと振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ 人は誰も 恋をした切なさに 人は誰も 耐え切れず振り返る 何かを求めて振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ 振り返らずただ一人一歩ずつ 振り返らず泣かないで歩くんだ 何かを求めて振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ 吹いているだけ 吹いているだけ…… | 新垣勉 | 北山修 | 端田宣彦 | 上柴はじめ | 人は誰も ただ一人旅に出て 人は誰も ふるさとを振り返る ちょっぴりさみしくて振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ 人は誰も 人生につまづいて 人は誰も 夢やぶれ振り返る プラタナスの枯葉舞う冬の道で プラタナスの散る音に振り返る 帰っておいでよと振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ 人は誰も 恋をした切なさに 人は誰も 耐え切れず振り返る 何かを求めて振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ 振り返らずただ一人一歩ずつ 振り返らず泣かないで歩くんだ 何かを求めて振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ 吹いているだけ 吹いているだけ…… |
白いブランコ君はおぼえているかしら あの白いブランコ 風に吹かれて ふたりでゆれた あの白いブランコ 日暮れはいつも淋しいと 小さな肩をふるわせた 君にくちづけした時に 優しくゆれた 白い白いブランコ 君はおぼえているかしら あの白いブランコ 寒い夜に 寄りそってゆれた あの白いブランコ 誰でもみんな ひとりぼっち 誰かを愛していたいのと 冷たいほほを寄せた時に 静かにゆれた 白い白いブランコ 僕の心に今もゆれる あの白いブランコ 幼い恋を 見つめてくれた あの白いブランコ まだこわれずに あるのなら 君の面影抱きしめて ひとりでゆれてみようかしら 遠いあの日の 白い白い白いブランコ | 新垣勉 | 小平なほみ | 菅原進 | 宮下博次 | 君はおぼえているかしら あの白いブランコ 風に吹かれて ふたりでゆれた あの白いブランコ 日暮れはいつも淋しいと 小さな肩をふるわせた 君にくちづけした時に 優しくゆれた 白い白いブランコ 君はおぼえているかしら あの白いブランコ 寒い夜に 寄りそってゆれた あの白いブランコ 誰でもみんな ひとりぼっち 誰かを愛していたいのと 冷たいほほを寄せた時に 静かにゆれた 白い白いブランコ 僕の心に今もゆれる あの白いブランコ 幼い恋を 見つめてくれた あの白いブランコ まだこわれずに あるのなら 君の面影抱きしめて ひとりでゆれてみようかしら 遠いあの日の 白い白い白いブランコ |
戦争は知らない野に咲く花の 名前は知らない だけども 野に咲く花が好き 帽子にいっぱい 摘みゆけば なぜか涙が 涙が出るの 戦争の日々を 何も知らない だけども私に 父はいない 父を想えば あゝ荒野に 赤い夕陽が 夕陽が沈む 戦で死んだ 悲しい父さん 私は あなたの娘です 20年後の この故郷で 明日お嫁に お嫁に行くの 見ていて下さい 遙かな父さん いわし雲とぶ 空の下 戦知らずに 20才になって 嫁いで母に 母になるの 野に咲く花の 名前は知らない だけども 野に咲く花が好き | 新垣勉 | 寺山修司 | 加藤ヒロシ | 上柴はじめ | 野に咲く花の 名前は知らない だけども 野に咲く花が好き 帽子にいっぱい 摘みゆけば なぜか涙が 涙が出るの 戦争の日々を 何も知らない だけども私に 父はいない 父を想えば あゝ荒野に 赤い夕陽が 夕陽が沈む 戦で死んだ 悲しい父さん 私は あなたの娘です 20年後の この故郷で 明日お嫁に お嫁に行くの 見ていて下さい 遙かな父さん いわし雲とぶ 空の下 戦知らずに 20才になって 嫁いで母に 母になるの 野に咲く花の 名前は知らない だけども 野に咲く花が好き |
愛燦燦雨 潸潸(さんさん)と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね 風 散散(さんさん)と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね 愛 燦燦(さんさん)と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね | 新垣勉 | 小椋佳 | 小椋佳 | 宮下博次 | 雨 潸潸(さんさん)と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして 人は哀しい 哀しいものですね それでも過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね 風 散散(さんさん)と この身に荒れて 思いどおりにならない夢を 失くしたりして 人はかよわい かよわいものですね それでも未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね 愛 燦燦(さんさん)と この身に降って 心秘そかな嬉し涙を 流したりして 人はかわいい かわいいものですね ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う 人生って 不思議なものですね ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね |
芭蕉布海の青さに空の青 南の風に緑葉の 芭蕉は情に手を招く 常夏の国我(わ)した島沖縄(うちなー) 首里の古城の石だたみ 昔を偲ぶかたほとり 実れる芭蕉うれていた 緑葉の下我した島沖縄 今は昔の首里天(しゅいてん)ぎゃなし 唐ヲゥーつむぎはたを織り 上納ささげた芭蕉布(ばしょうふ) 浅地紺地(あさじくんじ)の我した島沖縄 | 新垣勉 | 吉川安一 | 普久原恒勇 | 淡海悟郎 | 海の青さに空の青 南の風に緑葉の 芭蕉は情に手を招く 常夏の国我(わ)した島沖縄(うちなー) 首里の古城の石だたみ 昔を偲ぶかたほとり 実れる芭蕉うれていた 緑葉の下我した島沖縄 今は昔の首里天(しゅいてん)ぎゃなし 唐ヲゥーつむぎはたを織り 上納ささげた芭蕉布(ばしょうふ) 浅地紺地(あさじくんじ)の我した島沖縄 |
見上げてごらん夜の星を見上げてごらん夜の星を 小さな星の 小さな光が ささやかな幸せをうたってる 見上げてごらん夜の星を ボクらのように名もない星が ささやかな幸せを祈ってる 手をつなごうボクと おいかけよう夢を 二人なら 苦しくなんかないさ 見上げてごらん夜の星を 小さな星の 小さな光が ささやかな幸せをうたってる 見上げてごらん夜の星を ボクらのように名もない星が ささやかな幸せを祈ってる | 新垣勉 | 永六輔 | いずみたく | 淡海悟郎 | 見上げてごらん夜の星を 小さな星の 小さな光が ささやかな幸せをうたってる 見上げてごらん夜の星を ボクらのように名もない星が ささやかな幸せを祈ってる 手をつなごうボクと おいかけよう夢を 二人なら 苦しくなんかないさ 見上げてごらん夜の星を 小さな星の 小さな光が ささやかな幸せをうたってる 見上げてごらん夜の星を ボクらのように名もない星が ささやかな幸せを祈ってる |
さとうきび畑ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ 今日も見渡すかぎりに みどりの波がうねる 夏の陽ざしのなかで ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ むかし海のむこうから いくさがやってきた 夏の陽ざしのなかで ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ あの日鉄の雨にうたれ 父は死んでいった 夏の陽ざしのなかで ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ そして私の生まれた日に いくさの終わりがきた 夏の陽ざしの中で ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ 知らないはずの父の手に だかれた夢を見た 夏の陽ざしのなかで ざわわ ざわわ ざわわ 風に涙はかわいても ざわわ ざわわ ざわわ この悲しみは消えない | 新垣勉 | 寺島尚彦 | 寺島尚彦 | | ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ 今日も見渡すかぎりに みどりの波がうねる 夏の陽ざしのなかで ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ むかし海のむこうから いくさがやってきた 夏の陽ざしのなかで ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ あの日鉄の雨にうたれ 父は死んでいった 夏の陽ざしのなかで ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ そして私の生まれた日に いくさの終わりがきた 夏の陽ざしの中で ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ 知らないはずの父の手に だかれた夢を見た 夏の陽ざしのなかで ざわわ ざわわ ざわわ 風に涙はかわいても ざわわ ざわわ ざわわ この悲しみは消えない |