中島みゆきの歌詞一覧リスト  473曲中 201-400曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
シュガースパンコールと羽根飾りをつけて 今夜もあたしの出番が来る ありえないような お伽の駅から 今夜も 男たち 旅立ってゆく  二文字 砕けた 呼び込みのネオンは おかげで 故郷のつづりと似てしまった 霧の深い夜は 大好きよ 5m先に あの日の夢たちが 映画みたいに映る  夢は57セント 1度足を上げる値段 夢から夢へ綱渡り SUGAR SUGAR 砂糖菓子  A.M.3時までには 迎えに行かなきゃね あの児の夜泣きする声が 聞こえて来る 預けっぱなしで なつかない瞳が あいつとそっくりに あたしをさげすむわ  夢は57セント 1度足を上げる値段 胸から胸へ綱渡り SUGAR SUGAR 砂糖菓子  欲しかったものは 手に入れたわ 何もかもさ ほら こんなに光ってる 靴もネックレスも 人生は 2番目の夢だけが叶うものなのよ ほら だって あの人はあたしに残らない  隣の店から 風に乗って流されて来る 油の匂いで 胸やけがするわ スポンジのようなパンを 水で喉に押し込んで 今夜も 極楽へ 踊り出してゆく  夢は57セント 1度足を上げる値段 ここから どこへ まだゆける SUGAR SUGAR 砂糖菓子  夢は57セント 1度足を上げる値段 ここから どこへ まだゆける SUGAR SUGAR 砂糖菓子中島みゆき中島みゆき中島みゆき椎名和夫スパンコールと羽根飾りをつけて 今夜もあたしの出番が来る ありえないような お伽の駅から 今夜も 男たち 旅立ってゆく  二文字 砕けた 呼び込みのネオンは おかげで 故郷のつづりと似てしまった 霧の深い夜は 大好きよ 5m先に あの日の夢たちが 映画みたいに映る  夢は57セント 1度足を上げる値段 夢から夢へ綱渡り SUGAR SUGAR 砂糖菓子  A.M.3時までには 迎えに行かなきゃね あの児の夜泣きする声が 聞こえて来る 預けっぱなしで なつかない瞳が あいつとそっくりに あたしをさげすむわ  夢は57セント 1度足を上げる値段 胸から胸へ綱渡り SUGAR SUGAR 砂糖菓子  欲しかったものは 手に入れたわ 何もかもさ ほら こんなに光ってる 靴もネックレスも 人生は 2番目の夢だけが叶うものなのよ ほら だって あの人はあたしに残らない  隣の店から 風に乗って流されて来る 油の匂いで 胸やけがするわ スポンジのようなパンを 水で喉に押し込んで 今夜も 極楽へ 踊り出してゆく  夢は57セント 1度足を上げる値段 ここから どこへ まだゆける SUGAR SUGAR 砂糖菓子  夢は57セント 1度足を上げる値段 ここから どこへ まだゆける SUGAR SUGAR 砂糖菓子
ショウ・タイム日本中このごろ静かだと思います 日本中秘かに計画してます なにも変わりありませんなにも不足ありません たまに虚像の世界を翔びたいだけ 日本中望みをあからさまにして 日本中傷つき挫けた日がある だから話したがらないだれも話したがらない たまに虚像の世界を翔びたいだけ いまやニュースはショウ・タイム いまや総理はスーパースタ- カメラ回ればショウ・タイム 通行人も新人スター Watch & enjoy チャンネル切れば別世界  人が増えすぎて区別がつきません みんなモンゴリアン区別がつきません 私特技はハイジャンプ私苦手は孤独 たまに虚像の世界を翔びたいだけ 決まりきった演説偉いさんの演説 揺れるジェネレイションイライラの季節 息が詰まりそうな地味な暮らしが続く いいじゃないの 憧れてもすてきなショウ・タイム いまやニュースはショウ・タイム 乗っ取り犯もスーパースター カメラ回ればショウ・タイム 私なりたいスーパースター Watch & enjoy チャンネル切れば別世界中島みゆき中島みゆき中島みゆき日本中このごろ静かだと思います 日本中秘かに計画してます なにも変わりありませんなにも不足ありません たまに虚像の世界を翔びたいだけ 日本中望みをあからさまにして 日本中傷つき挫けた日がある だから話したがらないだれも話したがらない たまに虚像の世界を翔びたいだけ いまやニュースはショウ・タイム いまや総理はスーパースタ- カメラ回ればショウ・タイム 通行人も新人スター Watch & enjoy チャンネル切れば別世界  人が増えすぎて区別がつきません みんなモンゴリアン区別がつきません 私特技はハイジャンプ私苦手は孤独 たまに虚像の世界を翔びたいだけ 決まりきった演説偉いさんの演説 揺れるジェネレイションイライラの季節 息が詰まりそうな地味な暮らしが続く いいじゃないの 憧れてもすてきなショウ・タイム いまやニュースはショウ・タイム 乗っ取り犯もスーパースター カメラ回ればショウ・タイム 私なりたいスーパースター Watch & enjoy チャンネル切れば別世界
白菊月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く  冬を越えてあなたともう一度めぐり会い 冬を越えてあなたをもう一度愛したい 変わらずに変わらずに 幻よ冬を越えて  月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く  雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く  雪よ帰せすべてを真白きあの日々に 雪よ帰せ私を別れの前の日に 悲しみも思い出も 幻よ雪に包め  雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く  冬を越えてあなたともう一度めぐり会い 冬を越えてあなたをもう一度愛したい 変わらずに変わらずに 幻よ冬を越えて  月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く  雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く  雪よ帰せすべてを真白きあの日々に 雪よ帰せ私を別れの前の日に 悲しみも思い出も 幻よ雪に包め  雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く
親愛なる者へ風は北向き 心の中じゃ朝も夜中もいつだって吹雪 だけど死ぬまで春の服を着るよ そうさ寒いとみんな逃げてしまうものね みんなそうさ  走り続けていなけりゃ倒れちまう 自転車みたいなこの命転がして 息はきれぎれそれでも走れ 走りやめたらガラクタと呼ぶだけだ この世では  冷えた身体を暖めてくれ すがり寄る町に住む人とてなく 扉をあけて出てくる人は 誰も今しも旅に出る支度 意気も高く  生きてゆけよと扉の外で 手を振りながら呼んでる声が聞こえる 死んでしまえとののしっておくれ 窓の中笑いだす声を聞かすくらいなら ねぇ、おまえだけは  生きる手だてはあざないものと 肩をそらして風を受けながら いま崩れゆく崖の上に立ち 流し目を使う 昔惚れてくれた奴に なさけないね  風は北向き 心の中じゃ朝も夜中もいつだって吹雪 だれどだけどだけど 死んでも春の服を着るよ そうさ寒いとみんな逃げてしまうものね中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三風は北向き 心の中じゃ朝も夜中もいつだって吹雪 だけど死ぬまで春の服を着るよ そうさ寒いとみんな逃げてしまうものね みんなそうさ  走り続けていなけりゃ倒れちまう 自転車みたいなこの命転がして 息はきれぎれそれでも走れ 走りやめたらガラクタと呼ぶだけだ この世では  冷えた身体を暖めてくれ すがり寄る町に住む人とてなく 扉をあけて出てくる人は 誰も今しも旅に出る支度 意気も高く  生きてゆけよと扉の外で 手を振りながら呼んでる声が聞こえる 死んでしまえとののしっておくれ 窓の中笑いだす声を聞かすくらいなら ねぇ、おまえだけは  生きる手だてはあざないものと 肩をそらして風を受けながら いま崩れゆく崖の上に立ち 流し目を使う 昔惚れてくれた奴に なさけないね  風は北向き 心の中じゃ朝も夜中もいつだって吹雪 だれどだけどだけど 死んでも春の服を着るよ そうさ寒いとみんな逃げてしまうものね
心音空は信じられるか 風は信じられるか 味方だろうか悪意だろうか 言葉を呑んだ あれは幻の空 あれは幻の町 ひりつく日々も眩しい日々も 閉じ込める夜 誰も触れない 誰も問わない 時は進まない でも聞こえてしまったんだ 僕の中の心音 綺麗で醜い嘘たちを 僕は此処で抱き留めながら 僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け  窓は窓にすぎない 此処に雪は降らない 雪色の絵の中の出来事 冷たくはない 考えない どうでもいい 夜が塗り込める でも渡さない微かな熱 僕の中の心音 ほころびつつある世界の 瀬戸際で愛を振り絞り 僕は現実の僕へと 願いのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け  綺麗で醜い嘘たちを 僕は此処で抱き留めながら 僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三空は信じられるか 風は信じられるか 味方だろうか悪意だろうか 言葉を呑んだ あれは幻の空 あれは幻の町 ひりつく日々も眩しい日々も 閉じ込める夜 誰も触れない 誰も問わない 時は進まない でも聞こえてしまったんだ 僕の中の心音 綺麗で醜い嘘たちを 僕は此処で抱き留めながら 僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け  窓は窓にすぎない 此処に雪は降らない 雪色の絵の中の出来事 冷たくはない 考えない どうでもいい 夜が塗り込める でも渡さない微かな熱 僕の中の心音 ほころびつつある世界の 瀬戸際で愛を振り絞り 僕は現実の僕へと 願いのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け  綺麗で醜い嘘たちを 僕は此処で抱き留めながら 僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け
進化樹高い空 腕を伸ばして どこまでも咲こうとした めぐりあわせの儚(はかな)さに まだ気づきもせず  幾億年歩き続けて すがた貌(かたち)は変わっても 幾億年傷を抱えて 明日(あした)こそはと願っても  誰か教えて 僕たちは今 ほんとうに進化をしただろうか この進化樹の 最初の粒と 僕は たじろがずに向きあえるのか  ことづては託(たく)されてゆく 面影は偲(しの)ばれてゆく けれど世代の7つ8つ過ぎれば 他人  踏み固めた道も薄れて また始めから荒れ野原 人はなんて幼いのだろう 転ばなければわからない  誰か聞かせて 遥(はる)か昔へ 僕は 何を置いて来たのだろう 何も知らずに 僕はひとりだ この樹の根は 何処(どこ)に在(あ)ったのだろう  人はなんて幼いのだろう 転ばなければわからない  誰か教えて 僕たちは今 ほんとうに進化をしただろうか この進化樹の 最初の粒と 僕は たじろがずに向きあえるのか  何も知らずに 僕はひとりだ この樹の根は 何処(どこ)に在(あ)ったのだろう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三高い空 腕を伸ばして どこまでも咲こうとした めぐりあわせの儚(はかな)さに まだ気づきもせず  幾億年歩き続けて すがた貌(かたち)は変わっても 幾億年傷を抱えて 明日(あした)こそはと願っても  誰か教えて 僕たちは今 ほんとうに進化をしただろうか この進化樹の 最初の粒と 僕は たじろがずに向きあえるのか  ことづては託(たく)されてゆく 面影は偲(しの)ばれてゆく けれど世代の7つ8つ過ぎれば 他人  踏み固めた道も薄れて また始めから荒れ野原 人はなんて幼いのだろう 転ばなければわからない  誰か聞かせて 遥(はる)か昔へ 僕は 何を置いて来たのだろう 何も知らずに 僕はひとりだ この樹の根は 何処(どこ)に在(あ)ったのだろう  人はなんて幼いのだろう 転ばなければわからない  誰か教えて 僕たちは今 ほんとうに進化をしただろうか この進化樹の 最初の粒と 僕は たじろがずに向きあえるのか  何も知らずに 僕はひとりだ この樹の根は 何処(どこ)に在(あ)ったのだろう
SINGLES BARだれかあなたを待たせてる人がおありですか さっきから見るともなく見ている私を悪く思わないで下さい そこから何が見えますかタバコの煙越し 窓の彼方 マスターはあい変わらず何も話さない 自分のことも何も話さない 夜の入口はさみしくて 眠りにつくまでさみしくて 人の気配のする暗がりに身を寄せたくなります  だれか拾いに来たわけじゃない いまさらもういいんです 日々をひたすら生きてゆくだけだから 嘘のような時間がほしかったんです 出会うことも別れることも いまさらもういいんです ただ だれか同じような人が他にもいると思いたいんです 夜の入口はさみしくて 眠りにつくまでさみしくて 人の気配のする暗がりに身を寄せたくなります  古いレコードをかけるなら思い出よりももっと古いやつがいい 無邪気に「こんな曲知らない」と笑う私になれるから SINGLES BARのさみしさは 帰りどきを自分で決めること 「もう帰ろうか」って言われて席を立つ残念さもくすぐったさもないこと 夜の入口はさみしくて 眠りにつくまでさみしくて 人の気配のする暗がりに身を寄せたくなります  夜の入口はさみしくて 眠りにつくまでさみしくて 人の気配のする暗がりに身を寄せたくなります中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三だれかあなたを待たせてる人がおありですか さっきから見るともなく見ている私を悪く思わないで下さい そこから何が見えますかタバコの煙越し 窓の彼方 マスターはあい変わらず何も話さない 自分のことも何も話さない 夜の入口はさみしくて 眠りにつくまでさみしくて 人の気配のする暗がりに身を寄せたくなります  だれか拾いに来たわけじゃない いまさらもういいんです 日々をひたすら生きてゆくだけだから 嘘のような時間がほしかったんです 出会うことも別れることも いまさらもういいんです ただ だれか同じような人が他にもいると思いたいんです 夜の入口はさみしくて 眠りにつくまでさみしくて 人の気配のする暗がりに身を寄せたくなります  古いレコードをかけるなら思い出よりももっと古いやつがいい 無邪気に「こんな曲知らない」と笑う私になれるから SINGLES BARのさみしさは 帰りどきを自分で決めること 「もう帰ろうか」って言われて席を立つ残念さもくすぐったさもないこと 夜の入口はさみしくて 眠りにつくまでさみしくて 人の気配のする暗がりに身を寄せたくなります  夜の入口はさみしくて 眠りにつくまでさみしくて 人の気配のする暗がりに身を寄せたくなります
信じ難いもの十四や十五の 娘でもあるまいに くり返す嘘が 何故みぬけないの 約束はいつも 成りゆきと知りながら 何故あいつだけを べつだと言えるの  信じ難いもの:愛の言葉 誘い言葉 信じ難いもの:寂しい夜の あたしの耳  嘘つきはどちら 逃げること戻ること 嘘つきはどちら 泣き虫忘れん坊 いくつになったら 大人になれるだろう いくつになったら 人になれるだろう  信じ難いもの:愛の言葉 はやり言葉 信じ難いもの:寂しい夜の あたしの耳  信じ難いもの:愛の言葉 はやり言葉 信じ難いもの:寂しい夜の あたしの耳中島みゆき中島みゆき中島みゆき石川鷹彦十四や十五の 娘でもあるまいに くり返す嘘が 何故みぬけないの 約束はいつも 成りゆきと知りながら 何故あいつだけを べつだと言えるの  信じ難いもの:愛の言葉 誘い言葉 信じ難いもの:寂しい夜の あたしの耳  嘘つきはどちら 逃げること戻ること 嘘つきはどちら 泣き虫忘れん坊 いくつになったら 大人になれるだろう いくつになったら 人になれるだろう  信じ難いもの:愛の言葉 はやり言葉 信じ難いもの:寂しい夜の あたしの耳  信じ難いもの:愛の言葉 はやり言葉 信じ難いもの:寂しい夜の あたしの耳
信じられない頃に信じられない頃に あなたが やって来たの 何も悪くは ないの そんな 頃だった だけなのよ  あなたが早く 来てくれないと 誰より早く 来てくれないと  信じられない 季節の淵に すぐに沈んで しまうものなのよ  なんて 不幸な あなた そして 不幸な 私 裏切り続けるのは 言うほど 楽じゃない ことなのよ  信じられない頃に あなたは愛を告げる 甘く やさしい声が 何もかもを 嘘に みせかける  あなたが早く 来てくれないと 誰より早く 来てくれないと 忘れられない 悲しみなんて すぐに覚えてしまう ものなのよ  なんて 不幸な あなた そして 不幸な 私 裏切り続けるのは 言うほど楽じゃない ことなのよ 言うほど楽じゃない ことなのよ中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進信じられない頃に あなたが やって来たの 何も悪くは ないの そんな 頃だった だけなのよ  あなたが早く 来てくれないと 誰より早く 来てくれないと  信じられない 季節の淵に すぐに沈んで しまうものなのよ  なんて 不幸な あなた そして 不幸な 私 裏切り続けるのは 言うほど 楽じゃない ことなのよ  信じられない頃に あなたは愛を告げる 甘く やさしい声が 何もかもを 嘘に みせかける  あなたが早く 来てくれないと 誰より早く 来てくれないと 忘れられない 悲しみなんて すぐに覚えてしまう ものなのよ  なんて 不幸な あなた そして 不幸な 私 裏切り続けるのは 言うほど楽じゃない ことなのよ 言うほど楽じゃない ことなのよ
新曾根崎心中無駄だとわかってやめられるのなら 恋わずらいとは呼ばないのよ、ボク 夢だとわかって目が醒めないから 夢中と呼ぶのよ 覚えときなさい  二人きりにしてください 二人きりでしかできないことがあるから  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね  枕もおよばぬ絆の脆さ 義理でもふりでも愛よりは確か 肌身に離さぬおまえの気配 恩より親よりおまえが恋し  二人手をとって行こうか 二人きりでしか行けない憂き世の浄土、さァ  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね  二人手をとって行こうか 二人きりでしか行けない憂き世の浄土、さァ  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三無駄だとわかってやめられるのなら 恋わずらいとは呼ばないのよ、ボク 夢だとわかって目が醒めないから 夢中と呼ぶのよ 覚えときなさい  二人きりにしてください 二人きりでしかできないことがあるから  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね  枕もおよばぬ絆の脆さ 義理でもふりでも愛よりは確か 肌身に離さぬおまえの気配 恩より親よりおまえが恋し  二人手をとって行こうか 二人きりでしか行けない憂き世の浄土、さァ  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね  二人手をとって行こうか 二人きりでしか行けない憂き世の浄土、さァ  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず  親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね
C.Q.C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… だれかいますか だれかいますか だれかいますか どこかには だれかいますか 生きていますか 聞こえていますか C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… 送ってみる 送ってみる あてのない呼びかけを 耳をすます 耳をすます あてのない空へ ただ人がいることをただ聞いてみたいだけ なにも欲しがりはしないただ聞いてみたいだけ だれかの頷く声だれかの頷く声 歩いた道のことや 仕事して来たことや どうでもいいようなことただ聞いてほしいだけ 咲いてた花のことや 拾ったボールのこと ただ聞いてほしいだけ ただ聞いてほしいだけ  だれかいますか だれかいますか だれかいますか どこかには だれかいますか 生きていますか 聞こえていますか 突然波が通る 大きな波が通る 呼びかけても応えない大きな波が通る 名前やTel.ナンバー I. D.ナンバー クラスナンバー そんなことつまらない 私を表さない どうでもいいようなことただ聞いてほしいだけ 孵ったヒナのことや 好きな人の話 ただ聞いてほしいだけ ただ聞いてほしいだけ  C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (C. Q. C. Q.……) C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (C. Q. C. Q.……)中島みゆき中島みゆき中島みゆきC. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… だれかいますか だれかいますか だれかいますか どこかには だれかいますか 生きていますか 聞こえていますか C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… C. Q. C. Q.…… 送ってみる 送ってみる あてのない呼びかけを 耳をすます 耳をすます あてのない空へ ただ人がいることをただ聞いてみたいだけ なにも欲しがりはしないただ聞いてみたいだけ だれかの頷く声だれかの頷く声 歩いた道のことや 仕事して来たことや どうでもいいようなことただ聞いてほしいだけ 咲いてた花のことや 拾ったボールのこと ただ聞いてほしいだけ ただ聞いてほしいだけ  だれかいますか だれかいますか だれかいますか どこかには だれかいますか 生きていますか 聞こえていますか 突然波が通る 大きな波が通る 呼びかけても応えない大きな波が通る 名前やTel.ナンバー I. D.ナンバー クラスナンバー そんなことつまらない 私を表さない どうでもいいようなことただ聞いてほしいだけ 孵ったヒナのことや 好きな人の話 ただ聞いてほしいだけ ただ聞いてほしいだけ  C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (C. Q. C. Q.……) C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (だれかいますか) C. Q. C. Q.…… (C. Q. C. Q.……)
シーサイド・コーポラスコーポラスなんて名前をつけたら 本物のコーポラスが裸足で逃げそうな シーサイド・コーポラス 小ねずみ駆け抜ける 港はいつも魚の脂の匂い いじめっ小僧はいつも 一人きりで遊ぶのが嫌い 昼寝犬に石をぶつけて 吠えたてられても シーサイド・コーポラス 小ねずみ駆け抜ける 港はいつも魚の脂の匂い  蒸気船一つ 片付け終らない 大きな白い船は おやすみのあと 蒸気船一つ 片付け終らない おかみさん 夕暮れに子供らを呼ぶ 潮の匂いはいつも そう、海べりよりも海よりも 飲み屋小路の軒先につかまっているもの シーサイド・コーポラス 小ねずみ駆け抜ける 港はいつも魚の脂の匂い中島みゆき中島みゆき中島みゆきコーポラスなんて名前をつけたら 本物のコーポラスが裸足で逃げそうな シーサイド・コーポラス 小ねずみ駆け抜ける 港はいつも魚の脂の匂い いじめっ小僧はいつも 一人きりで遊ぶのが嫌い 昼寝犬に石をぶつけて 吠えたてられても シーサイド・コーポラス 小ねずみ駆け抜ける 港はいつも魚の脂の匂い  蒸気船一つ 片付け終らない 大きな白い船は おやすみのあと 蒸気船一つ 片付け終らない おかみさん 夕暮れに子供らを呼ぶ 潮の匂いはいつも そう、海べりよりも海よりも 飲み屋小路の軒先につかまっているもの シーサイド・コーポラス 小ねずみ駆け抜ける 港はいつも魚の脂の匂い
ジェラシー・ジェラシージェラシー ジェラシー ジェラシー ジェラシー  誰の目にも見せないようにすればするほど ひどくなってゆくのがジェラシー 目線ひとつバレずにクールに見せてるほど 降り積もってゆくのがジェラシー  ジェラシー ジェラシー ジェラシー 嫌われたくないのね あの人からも あの人の側にいる人みんなから 良く思われたいのよね バカじゃないかしら  会えないのと会いたくないのは別ものだと わかりきっているのにジェラシー 「縛られないで済むのが賢い」と男たち 猫みたいに言うからジェラシー  ジェラシー ジェラシー ジェラシー 誰もが疑わしい 男だろうと 女ならもっと あの人に妙に近づきすぎる気がするの バカじゃないかしら  ジェラシー ジェラシー ジェラシー 誰もが疑わしい ジェラシー ジェラシー ジェラシー 誰もが疑わしい  ジェラシー ジェラシー ジェラシー ジェラシー中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ジェラシー ジェラシー ジェラシー ジェラシー  誰の目にも見せないようにすればするほど ひどくなってゆくのがジェラシー 目線ひとつバレずにクールに見せてるほど 降り積もってゆくのがジェラシー  ジェラシー ジェラシー ジェラシー 嫌われたくないのね あの人からも あの人の側にいる人みんなから 良く思われたいのよね バカじゃないかしら  会えないのと会いたくないのは別ものだと わかりきっているのにジェラシー 「縛られないで済むのが賢い」と男たち 猫みたいに言うからジェラシー  ジェラシー ジェラシー ジェラシー 誰もが疑わしい 男だろうと 女ならもっと あの人に妙に近づきすぎる気がするの バカじゃないかしら  ジェラシー ジェラシー ジェラシー 誰もが疑わしい ジェラシー ジェラシー ジェラシー 誰もが疑わしい  ジェラシー ジェラシー ジェラシー ジェラシー
自画像デリカシーに欠ける女が1人 ゆく先々で いちいち揉(も)める デリカシーに欠ける女が1人 発(た)つ鳥あとを 散らかし放題  他人(ひと)に言われりゃ腹が立つ 他人(ひと)に言われりゃ逆恨(さかうら)み あたり さわり 皆(み)んな耐える  エゴイストなだけの女が1人 気楽(きらく)とも呼べるが 薄情とも呼べる エゴイストなだけの女が1人 逃げ足いちばん ど忘れ にばん  絵具(えのぐ)足らずの自画像から やりきれない昨日(きのう)が ほつれる 巳(や)んぬる哉(かな) 巳(や)んぬる哉(かな)  デリカシーに欠ける女が1人 デリカシーに欠ける女が1人中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三デリカシーに欠ける女が1人 ゆく先々で いちいち揉(も)める デリカシーに欠ける女が1人 発(た)つ鳥あとを 散らかし放題  他人(ひと)に言われりゃ腹が立つ 他人(ひと)に言われりゃ逆恨(さかうら)み あたり さわり 皆(み)んな耐える  エゴイストなだけの女が1人 気楽(きらく)とも呼べるが 薄情とも呼べる エゴイストなだけの女が1人 逃げ足いちばん ど忘れ にばん  絵具(えのぐ)足らずの自画像から やりきれない昨日(きのう)が ほつれる 巳(や)んぬる哉(かな) 巳(や)んぬる哉(かな)  デリカシーに欠ける女が1人 デリカシーに欠ける女が1人
時効誰も知らないことならば 何の罪にもなりはせず あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる  証しが残されなければ 在るものも無いことになる あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる  時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも  誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ  誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば  風に化わってゆく眺め 風に変わってゆく形見 あとは時を味方につけるだけで 新しさが正しさになる  時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも  誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ  誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三誰も知らないことならば 何の罪にもなりはせず あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる  証しが残されなければ 在るものも無いことになる あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる  時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも  誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ  誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば  風に化わってゆく眺め 風に変わってゆく形見 あとは時を味方につけるだけで 新しさが正しさになる  時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも  誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ  誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば
時刻表街頭インタヴューに答えて 私やさしい人が好きよと やさしくなれない女たちは答える 話しかけた若い司会者は またかとどこかで思いながら ぞんざいに次の歩行者をつかまえる 街角にたたずむ ポルノショーの看板持ちは爪を見る  きのう午後9時30分に そこの交差点を渡ってた 男のアリバイを証明できるかい あんなに目立ってた酔っぱらい 誰も顔は思い浮かばない ただ そいつが迷惑だったことだけしか たずね人の写真のポスターが 雨に打たれてゆれている  海を見たといっても テレビの中でだけ 今夜じゅうに行ってこれる海はどこだろう 人の流れの中で そっと時刻表を見上げる  満員電車で汗をかいて肩をぶつけてるサラリーマン ため息をつくなら ほかでついてくれ 君の落としたため息なのか 僕がついたため息だったか 誰も電車の中 わからなくなるから ほんの短い停電のように 淋しさが伝染する  誰が悪いのかを言いあてて どうすればいいかを書きたてて 評論家やカウンセラーは米を買う 迷える子羊は彼らほど賢い者はいないと思う あとをついてさえ行けば なんとかなると思う 見えることとそれができることは 別ものだよと米を買う  田舎からの手紙は 文字がまた細くなった 今夜じゅうに行ってこれる海はどこだろう 人の流れの中でそっと 時刻表を見上げる 人の流れの中でそっと 時刻表を見上げる中島みゆき中島みゆき中島みゆき街頭インタヴューに答えて 私やさしい人が好きよと やさしくなれない女たちは答える 話しかけた若い司会者は またかとどこかで思いながら ぞんざいに次の歩行者をつかまえる 街角にたたずむ ポルノショーの看板持ちは爪を見る  きのう午後9時30分に そこの交差点を渡ってた 男のアリバイを証明できるかい あんなに目立ってた酔っぱらい 誰も顔は思い浮かばない ただ そいつが迷惑だったことだけしか たずね人の写真のポスターが 雨に打たれてゆれている  海を見たといっても テレビの中でだけ 今夜じゅうに行ってこれる海はどこだろう 人の流れの中で そっと時刻表を見上げる  満員電車で汗をかいて肩をぶつけてるサラリーマン ため息をつくなら ほかでついてくれ 君の落としたため息なのか 僕がついたため息だったか 誰も電車の中 わからなくなるから ほんの短い停電のように 淋しさが伝染する  誰が悪いのかを言いあてて どうすればいいかを書きたてて 評論家やカウンセラーは米を買う 迷える子羊は彼らほど賢い者はいないと思う あとをついてさえ行けば なんとかなると思う 見えることとそれができることは 別ものだよと米を買う  田舎からの手紙は 文字がまた細くなった 今夜じゅうに行ってこれる海はどこだろう 人の流れの中でそっと 時刻表を見上げる 人の流れの中でそっと 時刻表を見上げる
時代MILLION LYLIC今はこんなに悲しくて 涙も枯れ果てて もう二度と笑顔にはなれそうもないけど  そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう  まわるまわるよ時代は回る 喜び悲しみくり返し 今日は別れた恋人たちも 生まれ変わってめぐり逢うよ  旅を続ける人々は いつか故郷に出逢う日を たとえ今夜は倒れても きっと信じてドアを出る たとえ今日は果てしもなく 冷たい雨が降っていても  めぐるめぐるよ時代は巡る 別れと出逢いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ  まわるまわるよ時代は回る 別れと出逢いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ  今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよMILLION LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき船山基紀今はこんなに悲しくて 涙も枯れ果てて もう二度と笑顔にはなれそうもないけど  そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう  まわるまわるよ時代は回る 喜び悲しみくり返し 今日は別れた恋人たちも 生まれ変わってめぐり逢うよ  旅を続ける人々は いつか故郷に出逢う日を たとえ今夜は倒れても きっと信じてドアを出る たとえ今日は果てしもなく 冷たい雨が降っていても  めぐるめぐるよ時代は巡る 別れと出逢いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ  まわるまわるよ時代は回る 別れと出逢いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ  今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ
十二月自殺する若い女が この月だけ急に増える それぞれに男たち 急に正気に返るシーズン 大都会の薬屋では 睡眠薬が売り切れる なけなしのテレビでは 家族たちが笑っている  何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月  人の叫びも 鴃(もず)の叫びも 風の叫びも 警笛(ふえ)の叫びも みんな似ている みんな似ている 人恋しと泣け 十二月  飾り澄ました街なかを 赤い光が駆け抜ける 付き添いの誰もない女たち 運ばれてゆく  何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月  好きになるのも 信じきるのも 待ちわびるのも 思い切るのも みんな自由だ みんな自由だ 人恋しと泣け 十二月  何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月  人の叫びも 鴃(もず)の叫びも 風の叫びも 警笛(ふえ)の叫びも みんな似ている みんな似ている 人恋しと泣け 十二月中島みゆき中島みゆき中島みゆき自殺する若い女が この月だけ急に増える それぞれに男たち 急に正気に返るシーズン 大都会の薬屋では 睡眠薬が売り切れる なけなしのテレビでは 家族たちが笑っている  何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月  人の叫びも 鴃(もず)の叫びも 風の叫びも 警笛(ふえ)の叫びも みんな似ている みんな似ている 人恋しと泣け 十二月  飾り澄ました街なかを 赤い光が駆け抜ける 付き添いの誰もない女たち 運ばれてゆく  何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月  好きになるのも 信じきるのも 待ちわびるのも 思い切るのも みんな自由だ みんな自由だ 人恋しと泣け 十二月  何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月  人の叫びも 鴃(もず)の叫びも 風の叫びも 警笛(ふえ)の叫びも みんな似ている みんな似ている 人恋しと泣け 十二月
十二天北の天から 南の天へ 乾の天から 巽の天へ 西の天から 東の天へ 坤(ひつじさる)から 艮(うしとら)へ 上(かみ)の天から 下(しも)の天 日の天から 月の天  毘沙門天(びしゃもんてん)から 焔魔(えんま)の天へ 風の天から 火の天へ 水の天から 帝釈天(たいしゃくてん)へ 羅刹天(らせつてん)から 伊舎那天(いしゃなてん) 梵(ぼん)の天から 地の天へ 日の天から 月の天中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三北の天から 南の天へ 乾の天から 巽の天へ 西の天から 東の天へ 坤(ひつじさる)から 艮(うしとら)へ 上(かみ)の天から 下(しも)の天 日の天から 月の天  毘沙門天(びしゃもんてん)から 焔魔(えんま)の天へ 風の天から 火の天へ 水の天から 帝釈天(たいしゃくてん)へ 羅刹天(らせつてん)から 伊舎那天(いしゃなてん) 梵(ぼん)の天から 地の天へ 日の天から 月の天
十年凍えた並木の下 あなたに初めて会った あなたをあきれさせる生意気な口をきいた 嵐に折られかけた あなたの日々を見てた 私はいたわりもせず 薄情に離れていた わざとよ 心の中で波が騒いでたから わざとよ あなたの傍にいるべき人を知ってたから 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた  並木は枝を伸ばし 緑のトンネルになった 二人でいると聞いてたあなたに 再び出会った 本当よ 二人のこと遠くで安心してたのに ずいぶん前からまさか あなたが孤独だったなんて 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた  枯葉の並木の下 あなたを祝っている すさんだ日々を支えた新しい彼女を 褒めている 本当ね 十年なんてほんのひとつ 恋ひとつぶんね ふざけてあなたが肩を抱いてくれたから もういいよ 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いている 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いている中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三凍えた並木の下 あなたに初めて会った あなたをあきれさせる生意気な口をきいた 嵐に折られかけた あなたの日々を見てた 私はいたわりもせず 薄情に離れていた わざとよ 心の中で波が騒いでたから わざとよ あなたの傍にいるべき人を知ってたから 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた  並木は枝を伸ばし 緑のトンネルになった 二人でいると聞いてたあなたに 再び出会った 本当よ 二人のこと遠くで安心してたのに ずいぶん前からまさか あなたが孤独だったなんて 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた  枯葉の並木の下 あなたを祝っている すさんだ日々を支えた新しい彼女を 褒めている 本当ね 十年なんてほんのひとつ 恋ひとつぶんね ふざけてあなたが肩を抱いてくれたから もういいよ 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いている 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いている
樹高千丈 落葉帰根見知らぬ土地へ流れてゆく心細さをたとえるなら 幹から遠くなるほどに 次第に細くなってゆく枝葉 私はどこまでゆけるでしょう 空まで昇ってゆくかしら それともつらい冬が来て 望み叶わずに散るかしら 樹高は千丈 遠ざかることだけ憧れた 落ち葉は遙か 人知れず消えてゆくかしら いいえ どこでもない 枝よりもっと遙かまで 木の根はゆりかごを差し伸べて きっと抱きとめる  それぞれ離れてゆく枝は つかのま触れてはまた離れ 風のしわざと知りつつも 諦めきれずに振り返る 私は独りが嫌いです それより戦さが嫌いです それゆえ違う土地へゆき 懐しがろうと思います 樹高は千丈 遠ざかるしかない者もある 落ち葉は遙か 人知れず消えてゆくかしら いいえ どこでもない 枝よりもっと遙かまで 木の根はゆりかごを差し伸べて きっと抱きとめる  いいえ どこでもない 枝よりもっと遙かまで 木の根はゆりかごを差し伸べて きっと抱きとめる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三見知らぬ土地へ流れてゆく心細さをたとえるなら 幹から遠くなるほどに 次第に細くなってゆく枝葉 私はどこまでゆけるでしょう 空まで昇ってゆくかしら それともつらい冬が来て 望み叶わずに散るかしら 樹高は千丈 遠ざかることだけ憧れた 落ち葉は遙か 人知れず消えてゆくかしら いいえ どこでもない 枝よりもっと遙かまで 木の根はゆりかごを差し伸べて きっと抱きとめる  それぞれ離れてゆく枝は つかのま触れてはまた離れ 風のしわざと知りつつも 諦めきれずに振り返る 私は独りが嫌いです それより戦さが嫌いです それゆえ違う土地へゆき 懐しがろうと思います 樹高は千丈 遠ざかるしかない者もある 落ち葉は遙か 人知れず消えてゆくかしら いいえ どこでもない 枝よりもっと遙かまで 木の根はゆりかごを差し伸べて きっと抱きとめる  いいえ どこでもない 枝よりもっと遙かまで 木の根はゆりかごを差し伸べて きっと抱きとめる
情婦の証言ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  疑いの眼差が2人に向けられる 調べてもかまわない 愛だけが見えるはず  けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい  目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉  目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉  どこかで仕組まれてる 身代りうまれてる 誰よりも側にいる 何もかも知っている  けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず  中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  疑いの眼差が2人に向けられる 調べてもかまわない 愛だけが見えるはず  けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい  目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉  目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉  どこかで仕組まれてる 身代りうまれてる 誰よりも側にいる 何もかも知っている  けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず  
常夜灯常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ 常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ もう二度とあの人が通って来ない曲がり角を ひとりきり帰るけど あの人が消し忘れて行った 常夜灯が 点(つ)いているから あたし泣かないわ  次の夜明けに帰って来るわ きっとあの人は だからここで待っているのよ あたし泣かないわ もしあたしが留守だったら その間(あいだ)かもしれなくて 大急ぎ戻るのよ 間(ま)に合うかしら息を切らして 常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ  月が何回丸くても 月が何回壊れても 花が咲いても 雪が積んでも 見てるのは あの曲がり角だけよ  夜の底で 眠り半(なか)ば 目を開けてしまった 誰もいない 音もしない 風も動かない カーテンの隙間から細い光が伏せている それだけが添い寝なの あの人が消し忘れて行った 消し忘れて行った 常夜灯が点(つ)いているから あたし哀しいわ 常夜灯が点(つ)いているから あたし哀しいわ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ 常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ もう二度とあの人が通って来ない曲がり角を ひとりきり帰るけど あの人が消し忘れて行った 常夜灯が 点(つ)いているから あたし泣かないわ  次の夜明けに帰って来るわ きっとあの人は だからここで待っているのよ あたし泣かないわ もしあたしが留守だったら その間(あいだ)かもしれなくて 大急ぎ戻るのよ 間(ま)に合うかしら息を切らして 常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ  月が何回丸くても 月が何回壊れても 花が咲いても 雪が積んでも 見てるのは あの曲がり角だけよ  夜の底で 眠り半(なか)ば 目を開けてしまった 誰もいない 音もしない 風も動かない カーテンの隙間から細い光が伏せている それだけが添い寝なの あの人が消し忘れて行った 消し忘れて行った 常夜灯が点(つ)いているから あたし哀しいわ 常夜灯が点(つ)いているから あたし哀しいわ
ジョークにしないか笑ってくれましたか それならいいんです 驚き過ぎると笑うしかないですよね 笑ってくれましたか 黙らないでください 構えさせてしまった 深い意味はないんです 愛について語ることは 私たちは苦手だから 明日また会えるように ジョークにしないか きりのない願いは ジョークにしてしまおう  桜が咲きましたね 雪が来ますね そんな話だけで1年が過ぎてもいい ふざけてばかりな奴 好きも嫌いもない うとましがられるより そんな奴でいいんです 愛なんて軽いものだ 会えることに比べたなら 明日また会えるように ジョークにしないか きりのない願いは ジョークにしてしまおう  海へゆこう 眺めにゆこう 無理に語らず 無理に笑わず 伝える言葉から伝えない言葉へ きりのない願いは ジョークにしてしまおう 伝える言葉から伝えない言葉へ きりのない願いは ジョークにしてしまおう きりのない願いは ジョークにしてしまおう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三笑ってくれましたか それならいいんです 驚き過ぎると笑うしかないですよね 笑ってくれましたか 黙らないでください 構えさせてしまった 深い意味はないんです 愛について語ることは 私たちは苦手だから 明日また会えるように ジョークにしないか きりのない願いは ジョークにしてしまおう  桜が咲きましたね 雪が来ますね そんな話だけで1年が過ぎてもいい ふざけてばかりな奴 好きも嫌いもない うとましがられるより そんな奴でいいんです 愛なんて軽いものだ 会えることに比べたなら 明日また会えるように ジョークにしないか きりのない願いは ジョークにしてしまおう  海へゆこう 眺めにゆこう 無理に語らず 無理に笑わず 伝える言葉から伝えない言葉へ きりのない願いは ジョークにしてしまおう 伝える言葉から伝えない言葉へ きりのない願いは ジョークにしてしまおう きりのない願いは ジョークにしてしまおう
人生の素人輝いていた頃の君を探してた 今はもう失ったものを褒(ほ)めていた そのことが君をなお傷つけていたと 気づかない僕は この愚かさを憎む 「くよくよなんてしなさんな 昨日は昨日 見せたい海があるの 知らなかったでしょう」 君が今 新しさを僕に教えてる 皆、 人生は素人(しろうと)につき  日々という流れには ひながたもなく 1人ずつ放された蛍のようだ 「いつかはなんて云わないで 今すぐ見せて 行(ゆ)けばよかった國(くに)の地図 私に見せて」 君が今 向う見ずを僕に迫ってる 皆、 人生は素人(しろうと)につき  思い出は要(い)りますか 思い出は要(い)りませんか いつか旅立つ日のために 憧れは要(い)りますか 憧れは要(い)りませんか いつか旅立つ日のために 皆、 人生は素人(しろうと)につき  「くよくよなんてしなさんな 昨日は昨日 見せたい海があるの 知らなかったでしょう」 君が今新しさを僕に教えてる 皆、 人生は素人(しろうと)につき 皆、 人生は素人(しろうと)につき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三輝いていた頃の君を探してた 今はもう失ったものを褒(ほ)めていた そのことが君をなお傷つけていたと 気づかない僕は この愚かさを憎む 「くよくよなんてしなさんな 昨日は昨日 見せたい海があるの 知らなかったでしょう」 君が今 新しさを僕に教えてる 皆、 人生は素人(しろうと)につき  日々という流れには ひながたもなく 1人ずつ放された蛍のようだ 「いつかはなんて云わないで 今すぐ見せて 行(ゆ)けばよかった國(くに)の地図 私に見せて」 君が今 向う見ずを僕に迫ってる 皆、 人生は素人(しろうと)につき  思い出は要(い)りますか 思い出は要(い)りませんか いつか旅立つ日のために 憧れは要(い)りますか 憧れは要(い)りませんか いつか旅立つ日のために 皆、 人生は素人(しろうと)につき  「くよくよなんてしなさんな 昨日は昨日 見せたい海があるの 知らなかったでしょう」 君が今新しさを僕に教えてる 皆、 人生は素人(しろうと)につき 皆、 人生は素人(しろうと)につき
過ぎゆく夏過ぎゆく夏のたわむれに 君を愛してしまおうか みんなみんな忘れん坊たちだから 忘れてもいいよ 今日のことは  過ぎゆく夏のはかなさに 君を惜しんでしまおうか みんなみんないい奴ばかりだったと 今だけは言ってもいいじゃないか  過ぎゆくものよ 清(すが)しきものよ 横顔だけを見せつけて 帰らぬものよ 袖振るものよ 熟さぬ酒を酌みかわせ  さみしさと愛しさを 夏はすり替える  過ぎゆく夏のまぶしさに 君を好きだと告げようか みんなみんな幻かもしれないから いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三過ぎゆく夏のたわむれに 君を愛してしまおうか みんなみんな忘れん坊たちだから 忘れてもいいよ 今日のことは  過ぎゆく夏のはかなさに 君を惜しんでしまおうか みんなみんないい奴ばかりだったと 今だけは言ってもいいじゃないか  過ぎゆくものよ 清(すが)しきものよ 横顔だけを見せつけて 帰らぬものよ 袖振るものよ 熟さぬ酒を酌みかわせ  さみしさと愛しさを 夏はすり替える  過ぎゆく夏のまぶしさに 君を好きだと告げようか みんなみんな幻かもしれないから いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか
スクランブル交差点の渡り方初めて渡ったときは気分が悪くなり しばらく道の隅で休んでいました それから何年も そこを渡るたびに 気持ちを使い果たす程に疲れました おそらく人に酔ったみたいなことです おそろしく沢山な敵ばかりでした 私には向いていないと思いました  信号のない島に行ったりしました 誰も来ない道は 道と呼べませんでした 3つ隣の 中くらいの島に着いて 信号の灯に喜んだのは確かでした とはいえ街に戻ると めまいがしました あまりにも複雑な競い合いでした 私には向いていないと思いました  私には向いていない その交差点を やむなく めまいしながら何年も渡り ほんとに偶然に気が付いたんです みんななぜ楽々(らくらく)と渡っているのか 人と違うほうへ出ようとするから 人とぶつかるばかりだったんです 人の後ろに付けばいいんだと知りました スクランブル交差点では 渡り方にコツが要(い)る  それでも時折 意外な所へ着いてしまったりもするので 人の行く先を予測するのが大事(だいじ)です スクランブル交差点では 渡り方にコツが要(い)る スクランブル交差点では 渡り方に‥‥中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三初めて渡ったときは気分が悪くなり しばらく道の隅で休んでいました それから何年も そこを渡るたびに 気持ちを使い果たす程に疲れました おそらく人に酔ったみたいなことです おそろしく沢山な敵ばかりでした 私には向いていないと思いました  信号のない島に行ったりしました 誰も来ない道は 道と呼べませんでした 3つ隣の 中くらいの島に着いて 信号の灯に喜んだのは確かでした とはいえ街に戻ると めまいがしました あまりにも複雑な競い合いでした 私には向いていないと思いました  私には向いていない その交差点を やむなく めまいしながら何年も渡り ほんとに偶然に気が付いたんです みんななぜ楽々(らくらく)と渡っているのか 人と違うほうへ出ようとするから 人とぶつかるばかりだったんです 人の後ろに付けばいいんだと知りました スクランブル交差点では 渡り方にコツが要(い)る  それでも時折 意外な所へ着いてしまったりもするので 人の行く先を予測するのが大事(だいじ)です スクランブル交差点では 渡り方にコツが要(い)る スクランブル交差点では 渡り方に‥‥
すずめ別れの話は 陽のあたる テラスで紅茶を 飲みながら あなたと私の 一日の 一頁(ページ)を 読むように 別れの話を する時は 雨降る夜更けに 呼ばないで あなたと私の 一生が 終わるように 響くから  時計の中に だれかがいるの 旅立つ支度の あなた 今なら汽車に 間に合うかしら 車を さがしてくるわ 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れたくない なのに なのに ふざけるばかり 雀のように はしゃいでるばかり  あなたにもらった パステルの 私の似顔を 捨てたいわ 焼くのはあまりに つらいから 夜の海に 捨てたいわ  いつものように 手を振りながら あなたの車が消える ついでのように 見送りながら 私 いつか走りだす 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れられない 呼んで 呼んで 雀のように あなたのあとを 追いかけてゆくの  雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れられない 呼んで 呼んで 雀のように あなたのあとを 追いかけてゆくの中島みゆき中島みゆき中島みゆき告井延隆別れの話は 陽のあたる テラスで紅茶を 飲みながら あなたと私の 一日の 一頁(ページ)を 読むように 別れの話を する時は 雨降る夜更けに 呼ばないで あなたと私の 一生が 終わるように 響くから  時計の中に だれかがいるの 旅立つ支度の あなた 今なら汽車に 間に合うかしら 車を さがしてくるわ 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れたくない なのに なのに ふざけるばかり 雀のように はしゃいでるばかり  あなたにもらった パステルの 私の似顔を 捨てたいわ 焼くのはあまりに つらいから 夜の海に 捨てたいわ  いつものように 手を振りながら あなたの車が消える ついでのように 見送りながら 私 いつか走りだす 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れられない 呼んで 呼んで 雀のように あなたのあとを 追いかけてゆくの  雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れられない 呼んで 呼んで 雀のように あなたのあとを 追いかけてゆくの
捨てるほどの愛でいいから夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ気がついて あの人におくる愛に比べたら ほんの捨てるほどの愛でいいから  はじめから どうせこんなことじゃないかと 思っていたわ べつに涙を流すほどのことじゃない そうよ たぶん 愛を交わす人の一人もいない人には 見えなかった わたしの予感があたりね でも 気のつくのが遅いわ それがわたしの悪いところよ くり返し 一人の浜辺に打ちあげられるだけ わすれられて わすれられて さまよい揺れるだけ  夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ気がついて あの人におくる愛に比べたら ほんの捨てるほどの愛でいいから  誰にでも やさしくし過ぎるのは あなたの 軽い癖でも わたしみたいな者には心にしみる はじめから いっそ冷たくされれば こんな夢も見ないわ いいえ それでも愛を待ちわびるかしら でも あなたの胸の中は あの人のためによせる愛で 満たされて わたしの姿は 波間に消えるだけ わすれられて わすれられて さまよい揺れるだけ  夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ気がついて あの人におくる愛に比べたら ほんの捨てるほどの愛でいいから  夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ気がついて あの人におくる愛に比べたら ほんの捨てるほどの愛でいいから  夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ中島みゆき中島みゆき中島みゆき夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ気がついて あの人におくる愛に比べたら ほんの捨てるほどの愛でいいから  はじめから どうせこんなことじゃないかと 思っていたわ べつに涙を流すほどのことじゃない そうよ たぶん 愛を交わす人の一人もいない人には 見えなかった わたしの予感があたりね でも 気のつくのが遅いわ それがわたしの悪いところよ くり返し 一人の浜辺に打ちあげられるだけ わすれられて わすれられて さまよい揺れるだけ  夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ気がついて あの人におくる愛に比べたら ほんの捨てるほどの愛でいいから  誰にでも やさしくし過ぎるのは あなたの 軽い癖でも わたしみたいな者には心にしみる はじめから いっそ冷たくされれば こんな夢も見ないわ いいえ それでも愛を待ちわびるかしら でも あなたの胸の中は あの人のためによせる愛で 満たされて わたしの姿は 波間に消えるだけ わすれられて わすれられて さまよい揺れるだけ  夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ気がついて あの人におくる愛に比べたら ほんの捨てるほどの愛でいいから  夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ気がついて あの人におくる愛に比べたら ほんの捨てるほどの愛でいいから  夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ
砂の船誰か 僕を呼ぶ声がする 深い夜の 海の底から 目を 開ければ窓の外には のぞくように 傾いた月  僕はどこへゆくの夢を泳ぎ出て 夢を見ない国をたずねて いま 誰もいない夜の海を 砂の船がゆく  望むものは何ひとつない さがす人も 誰ひとりない 望むほどに 消える夢です さがすほどに 逃げる愛です  月は波に揺れて 幾百 幾千 古い熱い夢の数だけ いま 誰もいない夜の海を 砂の船がゆく  月は波に揺れて 幾百 幾千 古い熱い夢の数だけ いま 誰もいない夜の海を 砂の船がゆく いま 誰もいない夜の海を 砂の船がゆく ただ 誰もいない夜の海を 砂の船がゆく中島みゆき中島みゆき中島みゆき誰か 僕を呼ぶ声がする 深い夜の 海の底から 目を 開ければ窓の外には のぞくように 傾いた月  僕はどこへゆくの夢を泳ぎ出て 夢を見ない国をたずねて いま 誰もいない夜の海を 砂の船がゆく  望むものは何ひとつない さがす人も 誰ひとりない 望むほどに 消える夢です さがすほどに 逃げる愛です  月は波に揺れて 幾百 幾千 古い熱い夢の数だけ いま 誰もいない夜の海を 砂の船がゆく  月は波に揺れて 幾百 幾千 古い熱い夢の数だけ いま 誰もいない夜の海を 砂の船がゆく いま 誰もいない夜の海を 砂の船がゆく ただ 誰もいない夜の海を 砂の船がゆく
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
SMILE,SMILE君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  夜も昼も忘れ 話し続ける人たちも ほんのひとつの愛を 伝えあぐねる  難しい演説 きけばきくほどもつれる 君はたやすくほどく 決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ  SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  昔の小説も 今日の朝の新聞も 読んでくれる君の声で意味が変わる  決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ  君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  ねえ、SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE SMILE, SMILE中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  夜も昼も忘れ 話し続ける人たちも ほんのひとつの愛を 伝えあぐねる  難しい演説 きけばきくほどもつれる 君はたやすくほどく 決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ  SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  昔の小説も 今日の朝の新聞も 読んでくれる君の声で意味が変わる  決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ  君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  ねえ、SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE SMILE, SMILE
成人世代悲しい気持ちを 抱きしめて 悲しみ知らないふりをする 笑っているのは 泣き顔を 思い出さずに歩くため  寂しい気持を 抱きしめて 寂しさ知らないふりをする 踊っているのは憐れみを 鎖と共に捨てるため  テレビの歌はいかにもそこに いかにもありそうな お伽ばなしをうたう 夢やぶれ いずこへ還る 夢やぶれ いずこへ還る  隣りを歩いてゆく奴は だれもが幸せ のぼり坂 ころんでいるのは自分だけ だれもが心で そう思う  大人の隣りを追い越せば しらけた世代と声がする 子供の隣りを追い越せば ずるい世代と声がする  電車のポスターは いつでも夢が 手元に届きそうな ことばだけ選ぶ 夢やぶれ いずこへ還る 夢やぶれ いずこへ還る 夢やぶれ いずこへ還る中島みゆき中島みゆき中島みゆき星勝悲しい気持ちを 抱きしめて 悲しみ知らないふりをする 笑っているのは 泣き顔を 思い出さずに歩くため  寂しい気持を 抱きしめて 寂しさ知らないふりをする 踊っているのは憐れみを 鎖と共に捨てるため  テレビの歌はいかにもそこに いかにもありそうな お伽ばなしをうたう 夢やぶれ いずこへ還る 夢やぶれ いずこへ還る  隣りを歩いてゆく奴は だれもが幸せ のぼり坂 ころんでいるのは自分だけ だれもが心で そう思う  大人の隣りを追い越せば しらけた世代と声がする 子供の隣りを追い越せば ずるい世代と声がする  電車のポスターは いつでも夢が 手元に届きそうな ことばだけ選ぶ 夢やぶれ いずこへ還る 夢やぶれ いずこへ還る 夢やぶれ いずこへ還る
清流なぜ競わなければいられないのでしょう 男と女は敵じゃないわ なぜ夢中になることは弱みになるのでしょう 私あなたの敵じゃないわ 従えてもひれ伏させても 掌に心は入らない 私が味方だとわからない 流れよ清き流れよ はじめの気持ちを忘れても 流れよどちらからともなくまじわり合って流れてゆけ  世の中に争いは数限りなくある 勝ちと負けとで成り立ってる だからといってあなたまで何に身構えるの 私があなたに何をするの うやまわせておそれさせておかなけりゃ逃げると思ってる 私が味方だとわからない 流れよ清き流れよ はじめの滴を忘れても 流れよどちらからともなくまじわり合って流れてゆけ  流れよ清き流れよ はじめの滴を忘れても 流れよどちらからともなくまじわり合って流れてゆけ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三なぜ競わなければいられないのでしょう 男と女は敵じゃないわ なぜ夢中になることは弱みになるのでしょう 私あなたの敵じゃないわ 従えてもひれ伏させても 掌に心は入らない 私が味方だとわからない 流れよ清き流れよ はじめの気持ちを忘れても 流れよどちらからともなくまじわり合って流れてゆけ  世の中に争いは数限りなくある 勝ちと負けとで成り立ってる だからといってあなたまで何に身構えるの 私があなたに何をするの うやまわせておそれさせておかなけりゃ逃げると思ってる 私が味方だとわからない 流れよ清き流れよ はじめの滴を忘れても 流れよどちらからともなくまじわり合って流れてゆけ  流れよ清き流れよ はじめの滴を忘れても 流れよどちらからともなくまじわり合って流れてゆけ
鶺鴒(せきれい)心許無(こころもとな)く見るものは 野の花僅(わず)か草の花 それでも何も無いならば 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 心許無(こころもとな)く聴くものは 野の鳥僅(わず)か草の鳥 それでも何も無いならば 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 永遠(とわ)に在(あ)れ山よ 永遠(とわ)に在(あ)れ河よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き遺(のこ)れよ心  心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の ゆく空帰る空を見る それでも泣けてくるならば 涙の水たまりを見る 涙に映る空を見る 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 呼ぶ声返す声を聴く それでも泣けてくるならば 子を呼ぶ人の声を聴く 人呼ぶ人の声を聴く 永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心  永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心  心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三心許無(こころもとな)く見るものは 野の花僅(わず)か草の花 それでも何も無いならば 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 心許無(こころもとな)く聴くものは 野の鳥僅(わず)か草の鳥 それでも何も無いならば 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 永遠(とわ)に在(あ)れ山よ 永遠(とわ)に在(あ)れ河よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き遺(のこ)れよ心  心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の ゆく空帰る空を見る それでも泣けてくるならば 涙の水たまりを見る 涙に映る空を見る 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 呼ぶ声返す声を聴く それでも泣けてくるならば 子を呼ぶ人の声を聴く 人呼ぶ人の声を聴く 永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心  永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心  心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の
世情PLATINA LYLIC世の中はいつも 変わっているから 頑固者だけが 悲しい思いをする  変わらないものを 何かにたとえて その度崩れちゃ そいつのせいにする  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  世の中は とても 臆病な猫だから 他愛のない嘘を いつもついている  包帯のような嘘を 見破ることで 学者は世間を 見たような気になる  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うためPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき世の中はいつも 変わっているから 頑固者だけが 悲しい思いをする  変わらないものを 何かにたとえて その度崩れちゃ そいつのせいにする  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  世の中は とても 臆病な猫だから 他愛のない嘘を いつもついている  包帯のような嘘を 見破ることで 学者は世間を 見たような気になる  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため
雪・月・花シーツの波間にあなたを探していた 探せると思った 会いたくて固く抱きあっていても もっと会いたいと思うばかり どこへゆけばあなたに会える あなたに訊く 不思議がられる 会ってるよとあなたは笑う もっと会うと私はねだる なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…  何かを私に与えてくれるならば ひとつだけ与えて 自由をください あなたを愛してもいいという自由だけをください 解き放して私を早く 縛らないで私を早く あなたなしで生きる未来の淋しさから 自由にしてよ なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…  雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり  雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…中島みゆき中島みゆき中島みゆきシーツの波間にあなたを探していた 探せると思った 会いたくて固く抱きあっていても もっと会いたいと思うばかり どこへゆけばあなたに会える あなたに訊く 不思議がられる 会ってるよとあなたは笑う もっと会うと私はねだる なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…  何かを私に与えてくれるならば ひとつだけ与えて 自由をください あなたを愛してもいいという自由だけをください 解き放して私を早く 縛らないで私を早く あなたなしで生きる未来の淋しさから 自由にしてよ なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…  雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり  雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…
SE・TSU・NA・KU・TE友だちをなぐさめる役ばかり回ってきた 励ましてひやかして頼りにされたりしてた 人生の答だけ教えてくれる映画たち はじめから答だけ教えてくれるドラマたち みんなみんな嘘ね みんなみんな嘘ね 私にだけなにも教えない せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった  今までの私なら気のきいたジョークきめる 今までの私ならクールなセリフできめる なのになぜ口ごもる うろたえて答が出ない こんなときこうしろと友だちになら言えたのに わかりすぎてしまう わかりすぎてしまう あなたに追いつけやしないこと せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった  せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三友だちをなぐさめる役ばかり回ってきた 励ましてひやかして頼りにされたりしてた 人生の答だけ教えてくれる映画たち はじめから答だけ教えてくれるドラマたち みんなみんな嘘ね みんなみんな嘘ね 私にだけなにも教えない せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった  今までの私なら気のきいたジョークきめる 今までの私ならクールなセリフできめる なのになぜ口ごもる うろたえて答が出ない こんなときこうしろと友だちになら言えたのに わかりすぎてしまう わかりすぎてしまう あなたに追いつけやしないこと せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった  せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった
背広の下のロックンロールうまく化けてるね 見分けがつかない程に 静かな人に見えるよ どこから見ても たぎる怒り たぎる願い 抱え込んで たくし込んで ネクタイで首をしめて 荒くれをつなぎとめても 革靴に足を詰めて さすらいをつなぎとめても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  見破られないね その笑顔からは悲しみを 見破られないね その目つきからは悔しさを 100のうちの99まで譲ったなら 何が残る 右肩に愛を乗せて 足どりが遅くなっても 左肩に国を乗せて 足どりが遅くなっても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  過ぎ去りし無謀を 惜しむ幼な馴染みよ 全力で駆け抜ける 人生のバイクが見えないか 右肩に愛を乗せて 足どりが遅くなっても 左肩に国を乗せて 足どりが遅くなっても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  WOO, 誰も気付かないさ WOO, 誰も気付かないさ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲うまく化けてるね 見分けがつかない程に 静かな人に見えるよ どこから見ても たぎる怒り たぎる願い 抱え込んで たくし込んで ネクタイで首をしめて 荒くれをつなぎとめても 革靴に足を詰めて さすらいをつなぎとめても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  見破られないね その笑顔からは悲しみを 見破られないね その目つきからは悔しさを 100のうちの99まで譲ったなら 何が残る 右肩に愛を乗せて 足どりが遅くなっても 左肩に国を乗せて 足どりが遅くなっても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  過ぎ去りし無謀を 惜しむ幼な馴染みよ 全力で駆け抜ける 人生のバイクが見えないか 右肩に愛を乗せて 足どりが遅くなっても 左肩に国を乗せて 足どりが遅くなっても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  WOO, 誰も気付かないさ WOO, 誰も気付かないさ
儀式(セレモニー)ひきずられてゆく波の中で光る ガラスたちの折れる寒い音がする 少し着くずれたあなたの衿元を なおしてあげる手を途中で引きます あの町へ行ったね あの海も行ったね 仲間たちに会ったね いいことばかりだったね  セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら  24時間の過ぎてゆく早さを 変えようとしていた夏の日が遠い 危うげな愛の過ぎてゆく早さを 予感してた2人なおさら急いだ 幻を崖まで追いつめたあの日々 耳を打つ潮風はたわごとだけを運んだ  セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら  セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら中島みゆき中島みゆき中島みゆきひきずられてゆく波の中で光る ガラスたちの折れる寒い音がする 少し着くずれたあなたの衿元を なおしてあげる手を途中で引きます あの町へ行ったね あの海も行ったね 仲間たちに会ったね いいことばかりだったね  セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら  24時間の過ぎてゆく早さを 変えようとしていた夏の日が遠い 危うげな愛の過ぎてゆく早さを 予感してた2人なおさら急いだ 幻を崖まで追いつめたあの日々 耳を打つ潮風はたわごとだけを運んだ  セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら  セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら
線路の外の風景なにごともなく一日が過ぎ去っていたあの頃は 苛立っていた 決められて歩くのが悔しかったんだ  なにも疑わずにレールを なにも違わずにレールを ただ素直に進んでゆく娘たちが ぬるく見えた  あれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景  荒れ果てた地面のすきまに 朽ち果てたレールが寝ていた そんなものあたしのじゃないと 行く先も確かめなかった  でも夜に思い出したんだ 夢の中思い出したんだ あれはあたしの夢のレールだ 走ろうとしていたあたしだ  あれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 見渡す限り草原の中 見渡す限り草原の中 …中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三なにごともなく一日が過ぎ去っていたあの頃は 苛立っていた 決められて歩くのが悔しかったんだ  なにも疑わずにレールを なにも違わずにレールを ただ素直に進んでゆく娘たちが ぬるく見えた  あれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景  荒れ果てた地面のすきまに 朽ち果てたレールが寝ていた そんなものあたしのじゃないと 行く先も確かめなかった  でも夜に思い出したんだ 夢の中思い出したんだ あれはあたしの夢のレールだ 走ろうとしていたあたしだ  あれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 見渡す限り草原の中 見渡す限り草原の中 …
走(そう)風向きは変わり続けている 掌(てのひら)は返り続けている ひと時の追い風も ひと時の逆風も 旗色に従っている 約束は変わり続けている 審判は変わり続けている 昔からのルールも 出来たてのルールも 利害に従っている 君も変わってしまうのだろうか 君も忘れてしまうのだろうか 迎える声は風の中 ゴールは吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく  応援はとうに終わっている 表彰はとうに終わっている ちぎれ去ったテープも ゆき交った盃(さかずき)も 伝説に変わっている 恩人は恩返しを待っている 損になるか得になるか数えている ひときれの優しさも ひときれの励ましも 見返りを数えている 僕は迷っているのだろうか 僕は走っているのだろうか 約束の船は風の中 はるかな吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三風向きは変わり続けている 掌(てのひら)は返り続けている ひと時の追い風も ひと時の逆風も 旗色に従っている 約束は変わり続けている 審判は変わり続けている 昔からのルールも 出来たてのルールも 利害に従っている 君も変わってしまうのだろうか 君も忘れてしまうのだろうか 迎える声は風の中 ゴールは吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく  応援はとうに終わっている 表彰はとうに終わっている ちぎれ去ったテープも ゆき交った盃(さかずき)も 伝説に変わっている 恩人は恩返しを待っている 損になるか得になるか数えている ひときれの優しさも ひときれの励ましも 見返りを数えている 僕は迷っているのだろうか 僕は走っているのだろうか 約束の船は風の中 はるかな吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく
蕎麦屋GOLD LYLIC世界じゅうがだれもかも偉い奴に思えてきて まるで自分ひとりだけがいらないような気がする時 突然おまえから電話がくる 突然おまえから電話がくる あのぅ、そばでも食わないかあ、ってね  べつに今さらおまえの顔見てそばなど食っても仕方がないんだけれど 居留守つかうのもなんだかみたいでなんのかんのと割り箸を折っている どうでもいいけどとんがらし どうでもいいけどとんがらし そんなにかけちゃ よくないよ、ってね  風はのれんをばたばたなかせてラジオは知ったかぶりの大相撲中継 あいつの失敗話に けらけら笑って丼につかまりながら、おまえ あのね、わかんない奴もいるさって あのね、わかんない奴もいるさって あんまり突然云うから 泣きたくなるんだ  風はのれんをばたばたなかせて ラジオは知ったかぶりの大相撲中継 くやし涙を流しながらあたしたぬきうどんを食べている おまえは丼に顔つっこんでおまえは丼に顔つっこんで 駄洒落話をせっせと咲かせる  風はのれんをばたばたなかせて ラジオは知ったかぶりの大相撲中継GOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき世界じゅうがだれもかも偉い奴に思えてきて まるで自分ひとりだけがいらないような気がする時 突然おまえから電話がくる 突然おまえから電話がくる あのぅ、そばでも食わないかあ、ってね  べつに今さらおまえの顔見てそばなど食っても仕方がないんだけれど 居留守つかうのもなんだかみたいでなんのかんのと割り箸を折っている どうでもいいけどとんがらし どうでもいいけどとんがらし そんなにかけちゃ よくないよ、ってね  風はのれんをばたばたなかせてラジオは知ったかぶりの大相撲中継 あいつの失敗話に けらけら笑って丼につかまりながら、おまえ あのね、わかんない奴もいるさって あのね、わかんない奴もいるさって あんまり突然云うから 泣きたくなるんだ  風はのれんをばたばたなかせて ラジオは知ったかぶりの大相撲中継 くやし涙を流しながらあたしたぬきうどんを食べている おまえは丼に顔つっこんでおまえは丼に顔つっこんで 駄洒落話をせっせと咲かせる  風はのれんをばたばたなかせて ラジオは知ったかぶりの大相撲中継
空がある限りアゼルバイジャンの夕暮れは 女満別(めまんべつ)の夕暮れと変わらない 歩いているうちにいつのまにか 紛れ込んで続いてゆきそうだ 銃で砕かれた建物や 鉄条網が視界を塞いでも まるで昔からいるように 私はそこにいるだろう 肌を包む布がある 私は赤児に返る 誰か歌う声がする 私は子供に返る 空がある限り 私の暮らす町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町  これから朝に転じる前が 夜のいちばん寒い時間でしょう あなたにたどり着かないのは まだ寂(さみ)しさが足りないのでしょう あなたの傍へゆくために パスポートもビザも必要がない 空を見上げて 空に溶けて 空を伝ってゆく そこに夏は来るかしら そこに冬は来るかしら そこに人は住むかしら そこに神は住むかしら 空がある限り 私の暮らす町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町  取り替えてみませんか あなたがここに 私がそこに どちらの寂(さみ)しさも変わらない 共にいないならば 空がある限り 空がある限り なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三アゼルバイジャンの夕暮れは 女満別(めまんべつ)の夕暮れと変わらない 歩いているうちにいつのまにか 紛れ込んで続いてゆきそうだ 銃で砕かれた建物や 鉄条網が視界を塞いでも まるで昔からいるように 私はそこにいるだろう 肌を包む布がある 私は赤児に返る 誰か歌う声がする 私は子供に返る 空がある限り 私の暮らす町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町  これから朝に転じる前が 夜のいちばん寒い時間でしょう あなたにたどり着かないのは まだ寂(さみ)しさが足りないのでしょう あなたの傍へゆくために パスポートもビザも必要がない 空を見上げて 空に溶けて 空を伝ってゆく そこに夏は来るかしら そこに冬は来るかしら そこに人は住むかしら そこに神は住むかしら 空がある限り 私の暮らす町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町  取り替えてみませんか あなたがここに 私がそこに どちらの寂(さみ)しさも変わらない 共にいないならば 空がある限り 空がある限り なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町
空と君のあいだにPLATINA LYLIC君が涙のときには 僕はポプラの枝になる 孤独な人につけこむようなことは言えなくて 君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた ひきとめた僕を君は振りはらった遠い夜  ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ いつまでも  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる 空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる  君の心がわかる、とたやすく誓える男に なぜ女はついてゆくのだろう そして泣くのだろう 君がすさんだ瞳で強がるのがとても痛い 憎むことでいつまでもあいつに縛られないで  ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ うつむかないで  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる 空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなるPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三君が涙のときには 僕はポプラの枝になる 孤独な人につけこむようなことは言えなくて 君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた ひきとめた僕を君は振りはらった遠い夜  ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ いつまでも  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる 空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる  君の心がわかる、とたやすく誓える男に なぜ女はついてゆくのだろう そして泣くのだろう 君がすさんだ瞳で強がるのがとても痛い 憎むことでいつまでもあいつに縛られないで  ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ うつむかないで  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる 空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
宙船(そらふね)PLATINA LYLICその船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか 流されまいと逆らいながら 船は挑み 船は傷み すべての水夫が恐れをなして逃げ去っても その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  その船は自らを宙船(そらふね)と 忘れているのか その船は舞い上がるその時を 忘れているのか 地平の果て 水平の果て そこが船の離陸地点 すべての港が灯りを消して黙り込んでも その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  何の試験の時間なんだ 何を裁く秤(はかり)なんだ 何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ 何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ 何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるなPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか 流されまいと逆らいながら 船は挑み 船は傷み すべての水夫が恐れをなして逃げ去っても その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  その船は自らを宙船(そらふね)と 忘れているのか その船は舞い上がるその時を 忘れているのか 地平の果て 水平の果て そこが船の離陸地点 すべての港が灯りを消して黙り込んでも その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  何の試験の時間なんだ 何を裁く秤(はかり)なんだ 何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ 何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ 何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな
それ以上言わないで自分でなんか言えないことを 貴方自分で知ってたくせに なにか言わなきゃならないような しずかな海になぜ来たの 少し私が寒そうにすると 貴方いつしか無意識のうち 上着を脱いではおってくれる よけいさみしい温もりね 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで  わざと貴方が眠っている時に 迎えにきてよとtelかけたわね わがままだから愛しているよ はしゃいだ日々がよみがえる 憎み合っての別れじゃなかったと 明日みんなに言わなきゃね 昔 貴方を愛した時も だれかこうして泣いたのかしら 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで  もしも私に勇気があれば ここで貴方を殺したかった あの娘にあげる心はあげる せめて私に命をほしい 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで中島みゆき中島みゆき中島みゆき自分でなんか言えないことを 貴方自分で知ってたくせに なにか言わなきゃならないような しずかな海になぜ来たの 少し私が寒そうにすると 貴方いつしか無意識のうち 上着を脱いではおってくれる よけいさみしい温もりね 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで  わざと貴方が眠っている時に 迎えにきてよとtelかけたわね わがままだから愛しているよ はしゃいだ日々がよみがえる 憎み合っての別れじゃなかったと 明日みんなに言わなきゃね 昔 貴方を愛した時も だれかこうして泣いたのかしら 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで  もしも私に勇気があれば ここで貴方を殺したかった あの娘にあげる心はあげる せめて私に命をほしい 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで
それは愛ではないあてもなく自分を休みたい日がある 弱音を少しだけ解き放ちたい日がある 強がりを続けてどこまでも走るだろう けれどふと黙りこむ時もあるのだろう たとえばこんな満天の星の夜 たとえばここで討ち死にをしたくなる 砂に倒れる虚しさよりも ひとときの人間の心に倒れこみたい 愛ではない それは愛ではない 愛ではない それは愛ではない  やさしさはさほど難しくはない 与えることはさほど難しいことじゃない 奪い取ることさえも恐くはない なのに他人(ひと)からの恵みには後ずさる たとえばこんな満天の星の夜 たとえばだれかに従ってしまいたい 宇宙(そら)を横切る軌道のように なにもかも行く先をだれかに委ねたくなる 愛ではない それは愛ではない 愛ではない それは愛ではない中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あてもなく自分を休みたい日がある 弱音を少しだけ解き放ちたい日がある 強がりを続けてどこまでも走るだろう けれどふと黙りこむ時もあるのだろう たとえばこんな満天の星の夜 たとえばここで討ち死にをしたくなる 砂に倒れる虚しさよりも ひとときの人間の心に倒れこみたい 愛ではない それは愛ではない 愛ではない それは愛ではない  やさしさはさほど難しくはない 与えることはさほど難しいことじゃない 奪い取ることさえも恐くはない なのに他人(ひと)からの恵みには後ずさる たとえばこんな満天の星の夜 たとえばだれかに従ってしまいたい 宇宙(そら)を横切る軌道のように なにもかも行く先をだれかに委ねたくなる 愛ではない それは愛ではない 愛ではない それは愛ではない
体温秘かに訊きたいことがある あたしは不幸じゃないかしら わかってる その答え バチ当たりを言いなさんなって 生きてるだけでも奇跡でしょ こんなに危ない世の中で 体温があるだけで 拾いもんでしょってね 悩みごとなら砂の数 砂にまみれて探すのは 行方知れずの願いのカケラ 透明すぎて見つからない 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで  あなたは確かに他人でも あたしはあなたが懐かしい 生者必滅(しょうじゃひつめつ)さとっても さみしさは羅針盤 味方のいない世界なら 将来だけが非常口 どうして言葉があるのだろう 言わずにわかる勘がないせいね 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで  悩みごとなら砂の数 砂にまみれて探すのは 行方知れずの願いのカケラ 透明すぎて見つからない 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三秘かに訊きたいことがある あたしは不幸じゃないかしら わかってる その答え バチ当たりを言いなさんなって 生きてるだけでも奇跡でしょ こんなに危ない世の中で 体温があるだけで 拾いもんでしょってね 悩みごとなら砂の数 砂にまみれて探すのは 行方知れずの願いのカケラ 透明すぎて見つからない 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで  あなたは確かに他人でも あたしはあなたが懐かしい 生者必滅(しょうじゃひつめつ)さとっても さみしさは羅針盤 味方のいない世界なら 将来だけが非常口 どうして言葉があるのだろう 言わずにわかる勘がないせいね 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで  悩みごとなら砂の数 砂にまみれて探すのは 行方知れずの願いのカケラ 透明すぎて見つからない 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで
たかが愛GOLD LYLICまちがいだけを数えていても人の心をなぞれはしない 教えておくれ止まない雨よ本当は誰を探しているの あぁ この果てない空の下で 何ひとつまちがわない人がいるだろうか 何故にたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても 捨ててしまえないものがまだあるの 僕はたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても 捨ててしまえない たかが愛  傷つきあったさよならだけが形に残るものだとしても たしかにあったあのときめきがいつか二人を癒してくれる あぁ この果てない空の下で 独りでも寂しくない人がいるだろうか 何故にたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても 捨ててしまえないものがまだあるの 僕はたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても 捨ててしまえない たかが愛GOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三まちがいだけを数えていても人の心をなぞれはしない 教えておくれ止まない雨よ本当は誰を探しているの あぁ この果てない空の下で 何ひとつまちがわない人がいるだろうか 何故にたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても 捨ててしまえないものがまだあるの 僕はたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても 捨ててしまえない たかが愛  傷つきあったさよならだけが形に残るものだとしても たしかにあったあのときめきがいつか二人を癒してくれる あぁ この果てない空の下で 独りでも寂しくない人がいるだろうか 何故にたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても 捨ててしまえないものがまだあるの 僕はたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても 捨ててしまえない たかが愛
鷹の歌あなたは杖(つえ)をついて ゆっくりと歩いて来た 見てはいけないようで 私の視線はたじろいだ あなたはとても遅く 身体(からだ)を運んでいた まわりの人はみんな いたわりの手を差しのべた 鷹と呼ばれていた人が 這(は)うように命を運ぶ 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た  世界は変わってゆく あなたはいつもそれの 変えてはならないことを つよく叫び続けて来た 世界は変わってゆく あなたを嘲笑(わら)いながら 私はあなたの歌を 痛々しく聴き返す 灰色の翼は痩(や)せて かすれた鳴き声をあげて 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「命を超えて続くものを」 鷹の目が 叫んでいた  あなたは停(と)まりもせず そのまま歩いてゆく 面倒(めんどう)な道ばかりを あえて歩き続けてゆく 私は自分を恥(は)じる あなたを思って恥(は)じる ラクな道へ流れくだる 自分の安さを恥(は)じる 鷹と呼ばれていた人が 這(は)うように命を運ぶ 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た  「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あなたは杖(つえ)をついて ゆっくりと歩いて来た 見てはいけないようで 私の視線はたじろいだ あなたはとても遅く 身体(からだ)を運んでいた まわりの人はみんな いたわりの手を差しのべた 鷹と呼ばれていた人が 這(は)うように命を運ぶ 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た  世界は変わってゆく あなたはいつもそれの 変えてはならないことを つよく叫び続けて来た 世界は変わってゆく あなたを嘲笑(わら)いながら 私はあなたの歌を 痛々しく聴き返す 灰色の翼は痩(や)せて かすれた鳴き声をあげて 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「命を超えて続くものを」 鷹の目が 叫んでいた  あなたは停(と)まりもせず そのまま歩いてゆく 面倒(めんどう)な道ばかりを あえて歩き続けてゆく 私は自分を恥(は)じる あなたを思って恥(は)じる ラクな道へ流れくだる 自分の安さを恥(は)じる 鷹と呼ばれていた人が 這(は)うように命を運ぶ 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た  「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た
タクシードライバーGOLD LYLICやけっぱち騒ぎは のどがかれるよね 心の中では どしゃ降りみたい 眠っても眠っても 消えない面影は ハードロックの波の中に 捨てたかったのにね  笑っているけど みんな本当に幸せで 笑いながら 町の中歩いてゆくんだろうかね 忘れてしまいたい望みを かくすために バカ騒ぎするのは あたしだけなんだろうかね  タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す  酔っぱらいを乗せるのは 誰だって嫌だよね こんなふうに道の真ン中で泣いてるのも 迷惑だよね だけどあたしは もう行くところがない 何をしても 叱ってくれる人も もう いない  タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す  車のガラスに額を押しつけて 胸まで酔ってるふりをしてみても 忘れたつもりの あの歌が口をつく あいつも あたしも 好きだった アローン・アゲイン  ゆき先なんて どこにもないわ ひと晩じゅう 町の中 走りまわっておくれよ ばかやろうと あいつをけなす声が途切れて 眠ったら そこいらに捨てていっていいよ  タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返すGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき福井峻やけっぱち騒ぎは のどがかれるよね 心の中では どしゃ降りみたい 眠っても眠っても 消えない面影は ハードロックの波の中に 捨てたかったのにね  笑っているけど みんな本当に幸せで 笑いながら 町の中歩いてゆくんだろうかね 忘れてしまいたい望みを かくすために バカ騒ぎするのは あたしだけなんだろうかね  タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す  酔っぱらいを乗せるのは 誰だって嫌だよね こんなふうに道の真ン中で泣いてるのも 迷惑だよね だけどあたしは もう行くところがない 何をしても 叱ってくれる人も もう いない  タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す  車のガラスに額を押しつけて 胸まで酔ってるふりをしてみても 忘れたつもりの あの歌が口をつく あいつも あたしも 好きだった アローン・アゲイン  ゆき先なんて どこにもないわ ひと晩じゅう 町の中 走りまわっておくれよ ばかやろうと あいつをけなす声が途切れて 眠ったら そこいらに捨てていっていいよ  タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す
タグ・ボート(Tug・Boat)負けを知らぬ城のような 大いなる船が出る あふれ返る光の粒 降り注ぐ水の上 祝盃は交わされる 人々は沸(わ)き返る 胸高鳴る旅人の 目は何も見ていない  その城の足元を 懸命に押している 汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない  大いなる船は今 おごそかに岸を離れる 祝杯は交わされる 人々は見ていない  その城の足元を 身を震わせ引いている 汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない  外海(そとうみ)へ出たなら 大いなるスクリューが回りだす 小さな船は急いで急いで離れゆく  さよなら ようそろ 行っておいでの笛 さよなら ようそろ ごきげんようの笛  大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ 大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない  タグ・ボートは今日も上機嫌 タグ・ボートは今日も上機嫌 夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく  潮の流れに乗ったなら 港は見えなくなる 大いなる船が 遠く遠くから響かせる  さよなら ようそろ ごくろうさんの笛 さよなら ようそろ ごきげんようの笛  大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ 大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない  タグ・ボートは今日も上機嫌 タグ・ボートは今日も上機嫌 夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく  タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三負けを知らぬ城のような 大いなる船が出る あふれ返る光の粒 降り注ぐ水の上 祝盃は交わされる 人々は沸(わ)き返る 胸高鳴る旅人の 目は何も見ていない  その城の足元を 懸命に押している 汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない  大いなる船は今 おごそかに岸を離れる 祝杯は交わされる 人々は見ていない  その城の足元を 身を震わせ引いている 汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない  外海(そとうみ)へ出たなら 大いなるスクリューが回りだす 小さな船は急いで急いで離れゆく  さよなら ようそろ 行っておいでの笛 さよなら ようそろ ごきげんようの笛  大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ 大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない  タグ・ボートは今日も上機嫌 タグ・ボートは今日も上機嫌 夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく  潮の流れに乗ったなら 港は見えなくなる 大いなる船が 遠く遠くから響かせる  さよなら ようそろ ごくろうさんの笛 さよなら ようそろ ごきげんようの笛  大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ 大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない  タグ・ボートは今日も上機嫌 タグ・ボートは今日も上機嫌 夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく  タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート
竹の歌遙かな山から吹きつける風に ひれ伏しながら けして折れはせぬ 押し寄せる雲から打ちやまぬ雨に ひれ伏しながら けして折れはせぬ  私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私が住みたい国はといえば 地下に根を張る あの竹の国  ゆく夏来る夏 照りつける熱に 埋ずもれながら けして消えはせぬ 青に黄に緑に 移りゆく旗に 移ろいながら けして消えはせぬ  私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三遙かな山から吹きつける風に ひれ伏しながら けして折れはせぬ 押し寄せる雲から打ちやまぬ雨に ひれ伏しながら けして折れはせぬ  私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私が住みたい国はといえば 地下に根を張る あの竹の国  ゆく夏来る夏 照りつける熱に 埋ずもれながら けして消えはせぬ 青に黄に緑に 移りゆく旗に 移ろいながら けして消えはせぬ  私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林
ただ・愛のためにだけ涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした 涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした ああ大事なことに気づくまでに みんな私たちは遠回りだけど ただ・愛のためにだけ 涙はこぼれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう  星も見えない砂漠の日々も あなたの呼ぶ声を聞く 風に耳をすます ああ心の中に磁石がある みんなひとつずつの磁石がある ただ・愛のためにだけ 言葉はかすれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう  これが始まりでも これでおしまいでも これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした 涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした ああ大事なことに気づくまでに みんな私たちは遠回りだけど ただ・愛のためにだけ 涙はこぼれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう  星も見えない砂漠の日々も あなたの呼ぶ声を聞く 風に耳をすます ああ心の中に磁石がある みんなひとつずつの磁石がある ただ・愛のためにだけ 言葉はかすれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう  これが始まりでも これでおしまいでも これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう
たとえ世界が空から落ちてもやさしい男(ひと)は だれだって好き 札つきだろうと 殺し屋だろうと やさしいことを 言ってくれるなら たとえ世界が空から落ちても あたしは あの人をかばう やさしくしてくれるなら  嘘つきだろうと 落ちぶれだろうと やさしいことを くれる人ならば たとえ世界が空から落ちても あたしは あの人をかばう やさしくしてくれるなら中島みゆき中島みゆき中島みゆきやさしい男(ひと)は だれだって好き 札つきだろうと 殺し屋だろうと やさしいことを 言ってくれるなら たとえ世界が空から落ちても あたしは あの人をかばう やさしくしてくれるなら  嘘つきだろうと 落ちぶれだろうと やさしいことを くれる人ならば たとえ世界が空から落ちても あたしは あの人をかばう やさしくしてくれるなら
煙草煙草をください あの人に見せたいから 煙草をください わざとすってみせるから みつめてください 噂(うわさ)がうまれるように 私が本当は 移り気に見えるように  踊りの輪の中には あなたとあの娘 溶け合うように いま煙草の煙が 途切れたすきに わかってしまう  だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして  煙草をすうたび あなたに嫌われたわね あの娘は煙草を すわないふりしてるのね 忘れて帰った あなたの煙草をいつか 返せるつもりで みんな湿気てしまったわ  煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える  だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして  煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える  だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして中島みゆき中島みゆき中島みゆきクリスタルキング・山下三智夫煙草をください あの人に見せたいから 煙草をください わざとすってみせるから みつめてください 噂(うわさ)がうまれるように 私が本当は 移り気に見えるように  踊りの輪の中には あなたとあの娘 溶け合うように いま煙草の煙が 途切れたすきに わかってしまう  だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして  煙草をすうたび あなたに嫌われたわね あの娘は煙草を すわないふりしてるのね 忘れて帰った あなたの煙草をいつか 返せるつもりで みんな湿気てしまったわ  煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える  だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして  煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える  だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして
旅人のうたPLATINA LYLIC男には男のふるさとがあるという 女には女のふるさとがあるという なにも持たないのは さすらう者ばかり どこへ帰るのかもわからない者ばかり 愛よ伝われ ひとりさすらう旅人にも 愛よ伝われ ここへ帰れと あの日々は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと あの愛は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと  西には西だけの正しさがあるという 東には東の正しさがあるという なにも知らないのは さすらう者ばかり 日ごと夜ごと変わる風向きにまどうだけ 風に追われて消えかける歌を僕は聞く 風をくぐって僕は応える あの日々は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと あの愛は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよとPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三男には男のふるさとがあるという 女には女のふるさとがあるという なにも持たないのは さすらう者ばかり どこへ帰るのかもわからない者ばかり 愛よ伝われ ひとりさすらう旅人にも 愛よ伝われ ここへ帰れと あの日々は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと あの愛は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと  西には西だけの正しさがあるという 東には東の正しさがあるという なにも知らないのは さすらう者ばかり 日ごと夜ごと変わる風向きにまどうだけ 風に追われて消えかける歌を僕は聞く 風をくぐって僕は応える あの日々は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと あの愛は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと
旅人のうた(2nd Version)男には男のふるさとがあるという 女には女のふるさとがあるという なにも持たないのは さすらう者ばかり どこへ帰るのかもわからない者ばかり 愛よ伝われ ひとりさすらう旅人にも 愛よ伝われ ここへ帰れと あの日々は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと  西には西だけの正しさがあるという 東には東の正しさがあるという なにも知らないのは さすらう者ばかり 日ごと夜ごと変わる風向きにまどうだけ 風に追われて消えかける歌を僕は聞く 風をくぐって僕は応える あの日々は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと  あの愛は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと中島みゆき中島みゆき中島みゆき男には男のふるさとがあるという 女には女のふるさとがあるという なにも持たないのは さすらう者ばかり どこへ帰るのかもわからない者ばかり 愛よ伝われ ひとりさすらう旅人にも 愛よ伝われ ここへ帰れと あの日々は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと  西には西だけの正しさがあるという 東には東の正しさがあるという なにも知らないのは さすらう者ばかり 日ごと夜ごと変わる風向きにまどうだけ 風に追われて消えかける歌を僕は聞く 風をくぐって僕は応える あの日々は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと  あの愛は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと
旅人よ我に帰れ僕が貴女を識(し)らない様に 貴女も貴女を識(し)らない 古い記憶は 語り継がれて 捩(ね)じ曲げられることもある 彷徨(さまよ)う人よ 心と逸(はぐ)れていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう 我に帰れ 旅人よ帰れ 我に帰れ この胸に帰れ  旅を命ずるその囁きは 貴女の生きる日を願うか 遠く見つめるその道筋は 闇に塞がれていないか 彷徨(さまよ)う人よ 心は凍(こご)えていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう  優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう woo… (植えつけられた怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) woo… (まちがった怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) 我に帰れ (私たちはジャスミン 茉莉花(まつりか)の2人) 旅人よ帰れ (あなたも1人 私も1人) 我に帰れ (さようならジャスミン 私の妹) この胸に帰れ (私とは違う人生を生きなさい) Ah… (さようならジャスミン 私の妹) (私とは違う人生を生きなさい) (さようならジャスミン 私の妹)中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三僕が貴女を識(し)らない様に 貴女も貴女を識(し)らない 古い記憶は 語り継がれて 捩(ね)じ曲げられることもある 彷徨(さまよ)う人よ 心と逸(はぐ)れていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう 我に帰れ 旅人よ帰れ 我に帰れ この胸に帰れ  旅を命ずるその囁きは 貴女の生きる日を願うか 遠く見つめるその道筋は 闇に塞がれていないか 彷徨(さまよ)う人よ 心は凍(こご)えていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう  優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう woo… (植えつけられた怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) woo… (まちがった怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) 我に帰れ (私たちはジャスミン 茉莉花(まつりか)の2人) 旅人よ帰れ (あなたも1人 私も1人) 我に帰れ (さようならジャスミン 私の妹) この胸に帰れ (私とは違う人生を生きなさい) Ah… (さようならジャスミン 私の妹) (私とは違う人生を生きなさい) (さようならジャスミン 私の妹)
た・わ・わモンローウォークにつられてつい振り返る 男心はみんな彼女のマリオネット 胸は熟したフルーツさ眩暈を誘う みんな寝不足なのさ彼女の夢で 醒めてもうつつ幻づくめ 悩ましい膝組みかえながら  た・わ・わ おまえを殺したい た・わ・わ あいつをとらないで  糸を渡ってゆくような細いピンヒール きっと迎えてくれる期待の手招きさ まとうシルクドレスは腰までバックレス 流し目ひとつくれたら天にも昇る 不思議な奴さ優しい奴さ 男の弱み全て知ってる  た・わ・わ おまえを殺したい た・わ・わ あいつをとらないで た・わ・わ おまえを殺したい た・わ・わ あいつをとらないで  よりどりみどり気まぐれ次第 誘いかけない男なんてありえない  た・わ・わ おまえを殺したい た・わ・わ あいつをとらないで た・わ・わ おまえを殺したい た・わ・わ あいつをとらないで中島みゆき中島みゆき中島みゆきモンローウォークにつられてつい振り返る 男心はみんな彼女のマリオネット 胸は熟したフルーツさ眩暈を誘う みんな寝不足なのさ彼女の夢で 醒めてもうつつ幻づくめ 悩ましい膝組みかえながら  た・わ・わ おまえを殺したい た・わ・わ あいつをとらないで  糸を渡ってゆくような細いピンヒール きっと迎えてくれる期待の手招きさ まとうシルクドレスは腰までバックレス 流し目ひとつくれたら天にも昇る 不思議な奴さ優しい奴さ 男の弱み全て知ってる  た・わ・わ おまえを殺したい た・わ・わ あいつをとらないで た・わ・わ おまえを殺したい た・わ・わ あいつをとらないで  よりどりみどり気まぐれ次第 誘いかけない男なんてありえない  た・わ・わ おまえを殺したい た・わ・わ あいつをとらないで た・わ・わ おまえを殺したい た・わ・わ あいつをとらないで
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
誕生PLATINA LYLICひとりでも私は生きられるけど でもだれかとならば人生ははるかに違う 強気で強気で生きてる人ほど 些細な寂しさでつまずくものよ 呼んでも呼んでもとどかぬ恋でも むなしい恋なんて ある筈がないと言ってよ 待っても待っても戻らぬ恋でも 無駄な月日なんてないと言ってよ  めぐり来る季節をかぞえながら めぐり逢う命をかぞえながら 畏れながら憎みながら いつか愛を知ってゆく 泣きながら生まれる子供のように もいちど生きるため泣いて来たのね  Remember 生まれた時だれでも言われた筈 耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome Remember 生まれたこと Remember 出逢ったこと Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていること  ふりかえるひまもなく時は流れて 帰りたい場所がまたひとつずつ消えてゆく すがりたいだれかを失うたびに だれかを守りたい私になるの  わかれゆく季節をかぞえながら わかれゆく命をかぞえながら 祈りながら嘆きながら とうに愛を知っている 忘れない言葉はだれでもひとつ たとえサヨナラでも愛してる意味  Remember 生まれた時だれでも言われた筈 耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome Remember けれどもしも思い出せないなら 私いつでもあなたに言う 生まれてくれて Welcome  Remember 生まれたこと Remember 出逢ったこと Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていることPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ひとりでも私は生きられるけど でもだれかとならば人生ははるかに違う 強気で強気で生きてる人ほど 些細な寂しさでつまずくものよ 呼んでも呼んでもとどかぬ恋でも むなしい恋なんて ある筈がないと言ってよ 待っても待っても戻らぬ恋でも 無駄な月日なんてないと言ってよ  めぐり来る季節をかぞえながら めぐり逢う命をかぞえながら 畏れながら憎みながら いつか愛を知ってゆく 泣きながら生まれる子供のように もいちど生きるため泣いて来たのね  Remember 生まれた時だれでも言われた筈 耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome Remember 生まれたこと Remember 出逢ったこと Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていること  ふりかえるひまもなく時は流れて 帰りたい場所がまたひとつずつ消えてゆく すがりたいだれかを失うたびに だれかを守りたい私になるの  わかれゆく季節をかぞえながら わかれゆく命をかぞえながら 祈りながら嘆きながら とうに愛を知っている 忘れない言葉はだれでもひとつ たとえサヨナラでも愛してる意味  Remember 生まれた時だれでも言われた筈 耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome Remember けれどもしも思い出せないなら 私いつでもあなたに言う 生まれてくれて Welcome  Remember 生まれたこと Remember 出逢ったこと Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていること
DIAMOND CAGEDIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え  DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え  「悲しい夢など何ひとつひとつ 見ないで済むなら越したことはない 悲しい話は何ひとつひとつ 聞かずに済むなら越したことはない 越したことはない」  DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 頑丈な檻の DIAMOND CAGE 中で笑え  誰かがおまえに矢を射かけるかと 怯えて怯えて夜も眠れない 誰かがお前に毒を盛るかもと 怯えて怯えて水も飲めないね そんなに恐ければ  DIAMOND CAGE ナイフより強い DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 柔らかなヒヨコ DIAMOND CAGE 息もできず  DIAMOND CAGE ナイフより強い DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 柔らかなヒヨコ DIAMOND CAGE 息もできず  なのに何故WOMAN 愛し始めたら なのに何故WOMAN 恐いもの知らずなの なのに何故WOMAN ダイヤの檻さえも なのに何故WOMAN 卵の殻みたいね  DIAMOND CAGE ナイフより強い DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え  なのに何故WOMAN 愛し始めたら なのに何故WOMAN 恐いもの知らずなの なのに何故WOMAN ダイヤの檻さえも なのに何故WOMAN 卵の殻みたいね  DIAMOND CAGE 頑丈な檻の DIAMOND CAGE 中で笑え DIAMOND CAGE 柔らかなヒヨコ DIAMOND CAGE 息もできず DIAMOND CAGE DIAMOND CAGE DIAMOND CAGE中島みゆき中島みゆき中島みゆき浦田恵司・瀬尾一三DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え  DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え  「悲しい夢など何ひとつひとつ 見ないで済むなら越したことはない 悲しい話は何ひとつひとつ 聞かずに済むなら越したことはない 越したことはない」  DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 頑丈な檻の DIAMOND CAGE 中で笑え  誰かがおまえに矢を射かけるかと 怯えて怯えて夜も眠れない 誰かがお前に毒を盛るかもと 怯えて怯えて水も飲めないね そんなに恐ければ  DIAMOND CAGE ナイフより強い DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 柔らかなヒヨコ DIAMOND CAGE 息もできず  DIAMOND CAGE ナイフより強い DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 柔らかなヒヨコ DIAMOND CAGE 息もできず  なのに何故WOMAN 愛し始めたら なのに何故WOMAN 恐いもの知らずなの なのに何故WOMAN ダイヤの檻さえも なのに何故WOMAN 卵の殻みたいね  DIAMOND CAGE ナイフより強い DIAMOND CAGE 檻で囲え DIAMOND CAGE 臆病な笑みを DIAMOND CAGE 檻で囲え  なのに何故WOMAN 愛し始めたら なのに何故WOMAN 恐いもの知らずなの なのに何故WOMAN ダイヤの檻さえも なのに何故WOMAN 卵の殻みたいね  DIAMOND CAGE 頑丈な檻の DIAMOND CAGE 中で笑え DIAMOND CAGE 柔らかなヒヨコ DIAMOND CAGE 息もできず DIAMOND CAGE DIAMOND CAGE DIAMOND CAGE
ダイヤル117手を貸して あなた 今夜眠れないの 笑えないの 歩けないの 大人になれない  手を貸して あなた 今夜眠くなるまで わがままよ 泣き虫よ ひとりの時あたし  あなたもいつか ひとりの夜が 一度はあるなら わかるでしょう ねえ 切らないで なにか 答えて  人前で泣くのは 女はしちゃいけない 笑いなさい 歩きなさい 涙涸れるまで  愚痴を聞くのは 誰も好きじゃない 笑うだけよ 歩くだけよ 女は死ぬ日まで  張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて  張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて  ねえ 切らないで なにか 答えて中島みゆき中島みゆき中島みゆき福井峻手を貸して あなた 今夜眠れないの 笑えないの 歩けないの 大人になれない  手を貸して あなた 今夜眠くなるまで わがままよ 泣き虫よ ひとりの時あたし  あなたもいつか ひとりの夜が 一度はあるなら わかるでしょう ねえ 切らないで なにか 答えて  人前で泣くのは 女はしちゃいけない 笑いなさい 歩きなさい 涙涸れるまで  愚痴を聞くのは 誰も好きじゃない 笑うだけよ 歩くだけよ 女は死ぬ日まで  張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて  張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて  ねえ 切らないで なにか 答えて
誰のせいでもない雨が誰のせいでもない雨が降っている しかたのない雨が降っている 黒い枝の先ぽつりぽつり血のように りんごが自分の重さで落ちてゆく 誰のせいでもない夜が濡れている 眠らぬ子供が 責められる そっと通る黒い飛行機があることも すでに赤子が馴れている もう誰一人気にしてないよね 早く 月日すべての悲しみを癒せ 月日すべての悲しみを癒せ  怒りもて石を握った指先は 眠れる赤子をあやし抱き 怒りもて罪を穿った唇は 時の褥に愛を呼ぶ されど 寒さに痛み呼ぶ片耳は されど 私の裏切りは 誰のせいでもない雨が降っている 日々の暮らしが降っている もう誰一人気にしてないよね 早く 月日すべての悲しみを癒せ 月日すべての悲しみを癒せ  船は港を出る前に沈んだと 早すぎる伝令が火を止めにくる 私たちの船は 永く火の海を 沈みきれずに燃えている きのう滝川と後藤が帰らなかったってね 今ごろ遠かろうね寒かろうね 誰かあたしのあの人を救けてよと 跣(はだし)の女が雨に泣く もう誰一人気にしてないよね 早く 月日すべての悲しみを癒せ 月日すべての悲しみを癒せ 早く 月日すべての悲しみを癒せ 月日すべての悲しみを癒せ中島みゆき中島みゆき中島みゆき誰のせいでもない雨が降っている しかたのない雨が降っている 黒い枝の先ぽつりぽつり血のように りんごが自分の重さで落ちてゆく 誰のせいでもない夜が濡れている 眠らぬ子供が 責められる そっと通る黒い飛行機があることも すでに赤子が馴れている もう誰一人気にしてないよね 早く 月日すべての悲しみを癒せ 月日すべての悲しみを癒せ  怒りもて石を握った指先は 眠れる赤子をあやし抱き 怒りもて罪を穿った唇は 時の褥に愛を呼ぶ されど 寒さに痛み呼ぶ片耳は されど 私の裏切りは 誰のせいでもない雨が降っている 日々の暮らしが降っている もう誰一人気にしてないよね 早く 月日すべての悲しみを癒せ 月日すべての悲しみを癒せ  船は港を出る前に沈んだと 早すぎる伝令が火を止めにくる 私たちの船は 永く火の海を 沈みきれずに燃えている きのう滝川と後藤が帰らなかったってね 今ごろ遠かろうね寒かろうね 誰かあたしのあの人を救けてよと 跣(はだし)の女が雨に泣く もう誰一人気にしてないよね 早く 月日すべての悲しみを癒せ 月日すべての悲しみを癒せ 早く 月日すべての悲しみを癒せ 月日すべての悲しみを癒せ
断崖―親愛なる者へ―風は北向き 心の中じゃ 朝も夜中も いつだって吹雪 だけど 死ぬまで 春の服を着るよ そうさ 寒いと みんな逃げてしまうものね、みんなそうさ  走り続けていなけりゃ 倒れちまう 自転車みたいな この命転がして 息はきれぎれ それでも走れ 走りやめたら ガラクタと呼ぶだけだ、この世では  冷えた身体を 暖めてくれ すがり寄る町に 住む人とてなく 扉をあけて 出てくる人は 誰も今しも 旅に出る仕度、意気も高く  生きてゆけよと 扉の外で 手を振りながら 呼んでる声が聞こえる 死んでしまえと ののしっておくれ 窓の中 笑いだす声を 聞かすくらいなら、ねぇ、おまえだけは  生きる手だては あざないものと 肩をそらして 風を受けながら いま 崩れゆく 崖の上に立ち 流し目を使う 昔惚れてくれた奴に、なさけないね  風は北向き 心の中じゃ 朝も夜中も いつだって吹雪 だけど 死ぬまで春の服を着るよ そうさ 寒いとみんな逃げてしまうものね そうさ 死んでも春の服を着るよ そうさ 寒いとみんな逃げてしまうものね  そうさ 死んでも春の服を着るよ そうさ 寒いとみんな逃げてしまうものね中島みゆき中島みゆき中島みゆき福井峻風は北向き 心の中じゃ 朝も夜中も いつだって吹雪 だけど 死ぬまで 春の服を着るよ そうさ 寒いと みんな逃げてしまうものね、みんなそうさ  走り続けていなけりゃ 倒れちまう 自転車みたいな この命転がして 息はきれぎれ それでも走れ 走りやめたら ガラクタと呼ぶだけだ、この世では  冷えた身体を 暖めてくれ すがり寄る町に 住む人とてなく 扉をあけて 出てくる人は 誰も今しも 旅に出る仕度、意気も高く  生きてゆけよと 扉の外で 手を振りながら 呼んでる声が聞こえる 死んでしまえと ののしっておくれ 窓の中 笑いだす声を 聞かすくらいなら、ねぇ、おまえだけは  生きる手だては あざないものと 肩をそらして 風を受けながら いま 崩れゆく 崖の上に立ち 流し目を使う 昔惚れてくれた奴に、なさけないね  風は北向き 心の中じゃ 朝も夜中も いつだって吹雪 だけど 死ぬまで春の服を着るよ そうさ 寒いとみんな逃げてしまうものね そうさ 死んでも春の服を着るよ そうさ 寒いとみんな逃げてしまうものね  そうさ 死んでも春の服を着るよ そうさ 寒いとみんな逃げてしまうものね
小さき負傷者たちの為に声もなき 小さき者たちは 見開いた瞳も乾(かわ)いて 力なき 小さき者たちは ひれ伏して 爪まで縮(ちぢ)めて 愛のある人間と 愛のない人間の 微笑(ほほえ)みの違いなど 読みわけるすべもなく 疑わず まっすぐに付いてゆく 言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に  仕方なく 小さき者たちは 己(おの)が身を 比べることなく 傷ついて 小さき者たちは 己(おの)が身の 落度かと詫(わ)びる 心ある人間と 心ない人間の さしのべるその腕を 選びとるすべもなく 助け無(な)く 運命に耳を澄(す)ます 言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に  言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三声もなき 小さき者たちは 見開いた瞳も乾(かわ)いて 力なき 小さき者たちは ひれ伏して 爪まで縮(ちぢ)めて 愛のある人間と 愛のない人間の 微笑(ほほえ)みの違いなど 読みわけるすべもなく 疑わず まっすぐに付いてゆく 言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に  仕方なく 小さき者たちは 己(おの)が身を 比べることなく 傷ついて 小さき者たちは 己(おの)が身の 落度かと詫(わ)びる 心ある人間と 心ない人間の さしのべるその腕を 選びとるすべもなく 助け無(な)く 運命に耳を澄(す)ます 言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に  言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に
地上の星PLATINA LYLIC風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく 草原のペガサス 街角のヴィーナス みんな何処へ行った 見守られることもなく 地上にある星を誰も覚えていない 人は空ばかり見てる つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう  崖の上のジュピター 水底のシリウス みんな何処へ行った 見守られることもなく 名立たるものを追って 輝くものを追って 人は氷ばかり掴む つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう  名立たるものを追って 輝くものを追って 人は氷ばかり掴む 風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろうPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく 草原のペガサス 街角のヴィーナス みんな何処へ行った 見守られることもなく 地上にある星を誰も覚えていない 人は空ばかり見てる つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう  崖の上のジュピター 水底のシリウス みんな何処へ行った 見守られることもなく 名立たるものを追って 輝くものを追って 人は氷ばかり掴む つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう  名立たるものを追って 輝くものを追って 人は氷ばかり掴む 風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう
知人・友人・愛人・家人あなたの瞳の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも席がない  あなたの記憶の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも生きてない  旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように 私は何処にも席がない  旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように  私は何処にも席がない 私は何処にも席がない中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あなたの瞳の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも席がない  あなたの記憶の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも生きてない  旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように 私は何処にも席がない  旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように  私は何処にも席がない 私は何処にも席がない
心月心月(つき)を捜してる 夜(よ)もすがら 遮られながら 夜もすがら 心月を捜してる 夜もすがら 欺かれながら 夜もすがら 空を覆う雲のせい いいえたぶんそこには無い 心月を捜してる 夜もすがら  心月を捜してる 昼ひなか 目も眩みながら 昼ひなか 降り注ぐ威光(ひかり)の中 いいえたぶんそこにも無い 降り注ぐ威風(かぜ)の中 いいえたぶんそこにも無い 心月を捜してる 昼ひなか 目も眩みながら 昼ひなか  心月を捜してる 夜もすがら 遮られながら 夜もすがら 暗い夜が明ける刻(とき)まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら(暗い夜が明ける刻まで) 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら(暗い夜が明ける刻まで) 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら 遮られながら 夜もすがら  暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三心月(つき)を捜してる 夜(よ)もすがら 遮られながら 夜もすがら 心月を捜してる 夜もすがら 欺かれながら 夜もすがら 空を覆う雲のせい いいえたぶんそこには無い 心月を捜してる 夜もすがら  心月を捜してる 昼ひなか 目も眩みながら 昼ひなか 降り注ぐ威光(ひかり)の中 いいえたぶんそこにも無い 降り注ぐ威風(かぜ)の中 いいえたぶんそこにも無い 心月を捜してる 昼ひなか 目も眩みながら 昼ひなか  心月を捜してる 夜もすがら 遮られながら 夜もすがら 暗い夜が明ける刻(とき)まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら(暗い夜が明ける刻まで) 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら(暗い夜が明ける刻まで) 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら 遮られながら 夜もすがら  暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで
月の赤ん坊閉ざしておいた筈の窓をすり抜け 子守歌が流れてる 裸足のままで蒼い窓辺に立てば 折れそうな三日月 だれが歌っているの だれが叫んでいるの なんでもないよと答えた日からひとりになったの 笑顔のままで蒼ざめきった月は 今にも折れそう  大人になんか僕はなりたくないと だれかを責めた時から 子供はきっとひとつ覚えてしまう 大人のやりくち 君はいくつになるの 明日いくつになるの 恐いもの何もないと言えたら大人と呼ぼうね 子供はいつもそれと知らないうちに 大人に変わるよ  だれが歌っているの だれが叫んでいるの なんでもないよと答えた日からひとりになったの 夜になるたび月は子供に帰り ひとりを恐がる 夜になるたび月は子供に帰り ひとりを恐がる中島みゆき中島みゆき中島みゆき閉ざしておいた筈の窓をすり抜け 子守歌が流れてる 裸足のままで蒼い窓辺に立てば 折れそうな三日月 だれが歌っているの だれが叫んでいるの なんでもないよと答えた日からひとりになったの 笑顔のままで蒼ざめきった月は 今にも折れそう  大人になんか僕はなりたくないと だれかを責めた時から 子供はきっとひとつ覚えてしまう 大人のやりくち 君はいくつになるの 明日いくつになるの 恐いもの何もないと言えたら大人と呼ぼうね 子供はいつもそれと知らないうちに 大人に変わるよ  だれが歌っているの だれが叫んでいるの なんでもないよと答えた日からひとりになったの 夜になるたび月は子供に帰り ひとりを恐がる 夜になるたび月は子供に帰り ひとりを恐がる
月の夜に月の夜に岸を出て あてどもなく岸を出て 月の残す曳(ひ)き波が 光るのを辿(たど)ってゆく 朝になれば あの人は何もかも元のとおり 私を知らぬ人になり 穏(おだ)やかに暮らすだろう  遥(はる)かな波の彼方 何かが気になっても 何も其処(そこ)に見つけはしない 気のせいだけで終わるだろう 月の夜に岸を出て 想いを捨てにゆく 月の夜はひきとめて 夢だけひきとめて  水平線が見当たらないほど 月の出ない闇ならば 遠い灯(あか)り間違えて 街の夜に騙(だま)されて 涙を抱きしめる  月の夜は空の中 花が咲いているようで あの人にとどけたくて どこまでも辿(たど)ってゆく  言えば良かったことが 月の中に揺れてる 言わなければ良かったことが 水面(みなも)の月に揺れている 月の影に誘われて 想いを捨てにゆく 月の夜は抱きしめて 夢だけ抱きしめて  月を背にすれば 闇が道標(みちしるべ) 許されているような しどけなさを真(ま)に受けて 街の夜に騙(だま)されて 涙を抱きしめる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三月の夜に岸を出て あてどもなく岸を出て 月の残す曳(ひ)き波が 光るのを辿(たど)ってゆく 朝になれば あの人は何もかも元のとおり 私を知らぬ人になり 穏(おだ)やかに暮らすだろう  遥(はる)かな波の彼方 何かが気になっても 何も其処(そこ)に見つけはしない 気のせいだけで終わるだろう 月の夜に岸を出て 想いを捨てにゆく 月の夜はひきとめて 夢だけひきとめて  水平線が見当たらないほど 月の出ない闇ならば 遠い灯(あか)り間違えて 街の夜に騙(だま)されて 涙を抱きしめる  月の夜は空の中 花が咲いているようで あの人にとどけたくて どこまでも辿(たど)ってゆく  言えば良かったことが 月の中に揺れてる 言わなければ良かったことが 水面(みなも)の月に揺れている 月の影に誘われて 想いを捨てにゆく 月の夜は抱きしめて 夢だけ抱きしめて  月を背にすれば 闇が道標(みちしるべ) 許されているような しどけなさを真(ま)に受けて 街の夜に騙(だま)されて 涙を抱きしめる
月はそこにいる逃げ場所を探していたのかもしれない 怖(こわ)いもの見たさでいたのかもしれない あてもなく砂漠に佇(たたず)んでいた 思いがけぬ寒さに震えていた 悠然(ゆうぜん)と月は輝き まぶしさに打たれていた あの砂漠にはもう行けないだろう あの灼熱はもう耐えないだろう 蜩(ひぐらし)の声 紫折戸(しおりど)ひとつ 今日も終(しま)いと閉じかけて ふと 立ちすくむ 悠然(ゆうぜん)と月は輝く そこにいて月は輝く 私ごときで月は変わらない どこにいようと 月はそこにいる 悠然(ゆうぜん)と月はそこにいる  敵(かな)わない相手に 敵(かな)わないと告げてしまいたかっただけかもしれない 鳥よりも高い岩山の上 降(お)り道を失くしてすくんでいた 凛然(りんぜん)と月は輝き 天空の向きを示した あの山道は消えてしまった 人を寄せなくなってしまった 日々の始末に汲汲(きゅうきゅう)として また1日を閉じかけて ふと 立ちすくむ 凛然(りんぜん)と月は輝く そこにいて月は輝く 私ごときで月は変わらない どこにいようと 月はそこにいる 凛然(りんぜん)と月はそこにいる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三逃げ場所を探していたのかもしれない 怖(こわ)いもの見たさでいたのかもしれない あてもなく砂漠に佇(たたず)んでいた 思いがけぬ寒さに震えていた 悠然(ゆうぜん)と月は輝き まぶしさに打たれていた あの砂漠にはもう行けないだろう あの灼熱はもう耐えないだろう 蜩(ひぐらし)の声 紫折戸(しおりど)ひとつ 今日も終(しま)いと閉じかけて ふと 立ちすくむ 悠然(ゆうぜん)と月は輝く そこにいて月は輝く 私ごときで月は変わらない どこにいようと 月はそこにいる 悠然(ゆうぜん)と月はそこにいる  敵(かな)わない相手に 敵(かな)わないと告げてしまいたかっただけかもしれない 鳥よりも高い岩山の上 降(お)り道を失くしてすくんでいた 凛然(りんぜん)と月は輝き 天空の向きを示した あの山道は消えてしまった 人を寄せなくなってしまった 日々の始末に汲汲(きゅうきゅう)として また1日を閉じかけて ふと 立ちすくむ 凛然(りんぜん)と月は輝く そこにいて月は輝く 私ごときで月は変わらない どこにいようと 月はそこにいる 凛然(りんぜん)と月はそこにいる
月迎え月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい 月は意外と今の季節にとても近くに降りてくる 何かが足元をすり抜けて走る 生き物が足元くすぐって逃げる 見覚えがあるでしょう 自分の影だもの 寝巻と裸足で丘の上に着けば 先ゆく影が くるり振り返るよ 月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい  月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい 月の光は傷にしみない 虫の背中も痛まない 月は山の縁(へり)を離れたときから 少しずつふやけて空いっぱいになる さわってみたかった かじってみたかった 同んなじ望みで月を見上げるのは 隣の谷から来た 小さいカナヘビ 月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい 月は意外と今の季節にとても近くに降りてくる 何かが足元をすり抜けて走る 生き物が足元くすぐって逃げる 見覚えがあるでしょう 自分の影だもの 寝巻と裸足で丘の上に着けば 先ゆく影が くるり振り返るよ 月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい  月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい 月の光は傷にしみない 虫の背中も痛まない 月は山の縁(へり)を離れたときから 少しずつふやけて空いっぱいになる さわってみたかった かじってみたかった 同んなじ望みで月を見上げるのは 隣の谷から来た 小さいカナヘビ 月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい
夜もまだ明けない 冷たく蒼い空 小さな噤(つぐみ)は 何思い 巡る 東の空から 明日が降って来る 西の海の底へ 昨日が沈む いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐(お)われゆく 悲しみは終わる  東の大地から 明日が降って来る 西の町の底へ 昨日が沈む いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐われゆく 悲しみは終わる  はるかな昔から 何が変わったかな はるかな未来には 何が変わるかな いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐われゆく 悲しみは終わる 悲しみは終わる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三夜もまだ明けない 冷たく蒼い空 小さな噤(つぐみ)は 何思い 巡る 東の空から 明日が降って来る 西の海の底へ 昨日が沈む いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐(お)われゆく 悲しみは終わる  東の大地から 明日が降って来る 西の町の底へ 昨日が沈む いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐われゆく 悲しみは終わる  はるかな昔から 何が変わったかな はるかな未来には 何が変わるかな いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐われゆく 悲しみは終わる 悲しみは終わる
翼をあげて空を覆う者は誰だ 風を投げる者は誰だ 明日(あす)を閉ざす者は誰だ 気がついている  口を塞ぐ者は誰だ 夢を捩じる者は誰だ 明日を奪う者は誰だ 気がついている  怖れは消えはしない 生きる限り消えない 迷え 選べ 己れが最も畏れるものを 選べ  翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ 翼をあげて 向かい風の中  失うものを思っていた 転ぶことを思っていた 背中では知っていた きっとゆくことを  口を塞ぐ者は誰だ 夢を捩じる者は誰だ 明日を奪う者は誰だ 気がついている  怖れは消えはしない 生きる限り消えない 迷え 選べ 己れが最も畏れるものを 選べ  翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ 翼をあげて 向かい風の中 高く 翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三空を覆う者は誰だ 風を投げる者は誰だ 明日(あす)を閉ざす者は誰だ 気がついている  口を塞ぐ者は誰だ 夢を捩じる者は誰だ 明日を奪う者は誰だ 気がついている  怖れは消えはしない 生きる限り消えない 迷え 選べ 己れが最も畏れるものを 選べ  翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ 翼をあげて 向かい風の中  失うものを思っていた 転ぶことを思っていた 背中では知っていた きっとゆくことを  口を塞ぐ者は誰だ 夢を捩じる者は誰だ 明日を奪う者は誰だ 気がついている  怖れは消えはしない 生きる限り消えない 迷え 選べ 己れが最も畏れるものを 選べ  翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ 翼をあげて 向かい風の中 高く 翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ
つめたい別れ別れる時には つめたく別れて 心が残るから この世も凍ってしまうような言葉 叩きつけて 二人でいたから一人になるのが こんなに難しい 背中へ上着を着せかけて 涙ふいているわ 何も言わないで ただ抱きしめて 何も言わないで ただ見つめて  あなたが探していたのは 私の今夜の愛じゃなく だれかを愛していた頃の キラキラ光るあなた 私が探していたのは 私の愛する人じゃなく 私を愛してくれる人 そうよ おあいこなの 何も言わないで ただ抱きしめて 何も言わないで ただ見つめて それで それで 思い出にできる それで それで 泣かずにすむ  Forget me Forget me 忘れ捨ててね Forget me Forget me 探さないで  Forget me Forget me 忘れ捨ててね Forget me Forget me 探さないで中島みゆき中島みゆき中島みゆき倉田信雄別れる時には つめたく別れて 心が残るから この世も凍ってしまうような言葉 叩きつけて 二人でいたから一人になるのが こんなに難しい 背中へ上着を着せかけて 涙ふいているわ 何も言わないで ただ抱きしめて 何も言わないで ただ見つめて  あなたが探していたのは 私の今夜の愛じゃなく だれかを愛していた頃の キラキラ光るあなた 私が探していたのは 私の愛する人じゃなく 私を愛してくれる人 そうよ おあいこなの 何も言わないで ただ抱きしめて 何も言わないで ただ見つめて それで それで 思い出にできる それで それで 泣かずにすむ  Forget me Forget me 忘れ捨ててね Forget me Forget me 探さないで  Forget me Forget me 忘れ捨ててね Forget me Forget me 探さないで
強い風はいつも強い風はいつも ボクらの上に ひとつの渦巻きを 残してゆくのか 強い雨はいつも ボクらの上に ひとつの水たまりを 残してゆくのか 押し寄せる波は どこから生まれて 生まれて来るのか  強い日ざしはいつも ボクらの上に ひとつの長い影を 残してゆくのか 強い愛はいつも ボクらの胸に ひとつの悲しみを 残してゆくのか 追いかける夢は どこまで果てしなく どこまで続くのか中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進強い風はいつも ボクらの上に ひとつの渦巻きを 残してゆくのか 強い雨はいつも ボクらの上に ひとつの水たまりを 残してゆくのか 押し寄せる波は どこから生まれて 生まれて来るのか  強い日ざしはいつも ボクらの上に ひとつの長い影を 残してゆくのか 強い愛はいつも ボクらの胸に ひとつの悲しみを 残してゆくのか 追いかける夢は どこまで果てしなく どこまで続くのか
強がりはよせヨ強がりはよせヨと笑ってよ 移り気な性質(たち)よと 答えたら それならば唇かみしめて なぜ目をそらすかと 問いつめて  いつからこんなふうになったのか 子供のようには戻れない 強がりはよせヨと笑われて 淋しいと答えて 泣きたいの  生意気をいうなと笑ってよ ひとりが好きなのと答えたら それならこの俺の行くあてを どうしてたずねると問いつめて  いつからこんなふうになったのか やさしい女に戻れない 強がりはよせヨと笑われて 淋しいと答えて 泣きたいの  いつからこんなふうになったのか 子供のようには戻れない 強がりはよせヨと笑われて 淋しいと答えて 泣きたいの  強がりはよせヨと笑われて 淋しいと答えて 泣きたいの中島みゆき中島みゆき中島みゆき福井峻強がりはよせヨと笑ってよ 移り気な性質(たち)よと 答えたら それならば唇かみしめて なぜ目をそらすかと 問いつめて  いつからこんなふうになったのか 子供のようには戻れない 強がりはよせヨと笑われて 淋しいと答えて 泣きたいの  生意気をいうなと笑ってよ ひとりが好きなのと答えたら それならこの俺の行くあてを どうしてたずねると問いつめて  いつからこんなふうになったのか やさしい女に戻れない 強がりはよせヨと笑われて 淋しいと答えて 泣きたいの  いつからこんなふうになったのか 子供のようには戻れない 強がりはよせヨと笑われて 淋しいと答えて 泣きたいの  強がりはよせヨと笑われて 淋しいと答えて 泣きたいの
ツンドラ・バードお陽さまと同じ空の真ん中に 丸い渦を描いて鳥が舞う あれはオジロワシ 遠くを見る鳥 近くでは見えないものを見る 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも  あの丸い渦の真下のあたりは 必ず獲物が潜んでいる 獲物は潅木に紛れてくぐる オジロワシには全部見えている 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも  目を開けた夏には真夜中の色 翼とも呼べない尨毛(むくげ)玉 独り巣立つ冬は雪雲の色 翼は霙(みぞれ)で斑(まだら)になる ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 過去に会えるかも  幾つもの冬を通り越す毎に オジロワシの羽根は白くなる 最期の冬には雪よりも白く やがてはお陽さまに溶けてゆく ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 明日に会えるかも  間に合うかも 生きているうち会えるかも中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三お陽さまと同じ空の真ん中に 丸い渦を描いて鳥が舞う あれはオジロワシ 遠くを見る鳥 近くでは見えないものを見る 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも  あの丸い渦の真下のあたりは 必ず獲物が潜んでいる 獲物は潅木に紛れてくぐる オジロワシには全部見えている 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも  目を開けた夏には真夜中の色 翼とも呼べない尨毛(むくげ)玉 独り巣立つ冬は雪雲の色 翼は霙(みぞれ)で斑(まだら)になる ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 過去に会えるかも  幾つもの冬を通り越す毎に オジロワシの羽根は白くなる 最期の冬には雪よりも白く やがてはお陽さまに溶けてゆく ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 明日に会えるかも  間に合うかも 生きているうち会えるかも
テキーラを飲みほしておまえの惚れた あの女を真似て 使い古しの女っぽさ あたしも染まってみた おまえの惚れた 相手が変わるたび あたしも次々変わったわ 悪魔でも天使でも  6年目ね 待てと言われもせず 今夜聞く風の噂 身を固めるんだってね  テキーラを飲みほして テキーラを飲みほして 短かった幻の日々に こちらから Say Good Bye  おまえの歩く そのとおりに Goin' Down 街はいくらでも おちぶれるやり方の見本市 ふたりで同じ ひとつ穴のむじな 腐れ縁と呼ばれたかったわ 地獄まで落ちてでも  6年目ね 待てと言われもせず 今夜聞く風の噂 身を固めるんだってね  テキーラを飲みほして テキーラを飲みほして 短かった幻の日々に こちらから Say Good Bye中島みゆき中島みゆき中島みゆきおまえの惚れた あの女を真似て 使い古しの女っぽさ あたしも染まってみた おまえの惚れた 相手が変わるたび あたしも次々変わったわ 悪魔でも天使でも  6年目ね 待てと言われもせず 今夜聞く風の噂 身を固めるんだってね  テキーラを飲みほして テキーラを飲みほして 短かった幻の日々に こちらから Say Good Bye  おまえの歩く そのとおりに Goin' Down 街はいくらでも おちぶれるやり方の見本市 ふたりで同じ ひとつ穴のむじな 腐れ縁と呼ばれたかったわ 地獄まで落ちてでも  6年目ね 待てと言われもせず 今夜聞く風の噂 身を固めるんだってね  テキーラを飲みほして テキーラを飲みほして 短かった幻の日々に こちらから Say Good Bye
なんと小さな この掌であろうか わずかばかりの水でさえも こぼれて なんと冷たい この掌であろうか わずかばかりの砂でさえも こぼれて 何んでも出来ると未来を誇っていたのは 小さな掌の少年の頃だけだった  この掌で支える何かがあろうか ひれ伏す地面に両の掌をつく以外に この掌で守れる何かがあろうか 打たれる我が身を両の掌でかぼう以外に 他にはないのか 生まれたことの役目は 他にはないのか この掌の仕事は 何んでも出来ると未来を誇っていたのは 小さな掌の少年の頃だけだった  私のやつれた掌に 陽射しよまだ何か命ずるか 私のやつれた掌に 陽射しよまだ何か命ずるか中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三なんと小さな この掌であろうか わずかばかりの水でさえも こぼれて なんと冷たい この掌であろうか わずかばかりの砂でさえも こぼれて 何んでも出来ると未来を誇っていたのは 小さな掌の少年の頃だけだった  この掌で支える何かがあろうか ひれ伏す地面に両の掌をつく以外に この掌で守れる何かがあろうか 打たれる我が身を両の掌でかぼう以外に 他にはないのか 生まれたことの役目は 他にはないのか この掌の仕事は 何んでも出来ると未来を誇っていたのは 小さな掌の少年の頃だけだった  私のやつれた掌に 陽射しよまだ何か命ずるか 私のやつれた掌に 陽射しよまだ何か命ずるか
Tell Me,Sister自分が嫌いだった 何もかも嫌だった 嫌うことで別の自分になれる気分になってた 低い鼻やクセの髪じゃ もしなかったら 一生はどんなにか違うわと憎んだ  時は流れ ある日突然 全て備えた彼女に会った 私にない全てを持って 「何もない」と未来を見てた  Tell Me, Sister 真似させておくれよ Tell Me, Sister 追いつこうとしても Tell Me, Sister そんなふうになれない 「そのままでいいのに」と彼女は微笑むだけだった  全ての男は彼女に夢中だった 全ての女さえ彼女には挑まなかった 悪口を言われない運命ってあるものね その逆の運命が私だと思った  時は流れ ある日突然 この世にいない彼女を知った きっとずっと全てを知って 「何もない」と未来を見てた  Tell Me, Sister 教えておくれよ Tell Me, Sister 恵まれたものは何? Tell Me, Sister 何を真似ればいい? 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った  Tell Me, Sister 教えておくれよ Tell Me, Sister 恵まれたものは何? Tell Me, Sister 何を真似ればいい? 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った  Tell Me, Sister Tell Me, Sister 微笑みだけが残った中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三自分が嫌いだった 何もかも嫌だった 嫌うことで別の自分になれる気分になってた 低い鼻やクセの髪じゃ もしなかったら 一生はどんなにか違うわと憎んだ  時は流れ ある日突然 全て備えた彼女に会った 私にない全てを持って 「何もない」と未来を見てた  Tell Me, Sister 真似させておくれよ Tell Me, Sister 追いつこうとしても Tell Me, Sister そんなふうになれない 「そのままでいいのに」と彼女は微笑むだけだった  全ての男は彼女に夢中だった 全ての女さえ彼女には挑まなかった 悪口を言われない運命ってあるものね その逆の運命が私だと思った  時は流れ ある日突然 この世にいない彼女を知った きっとずっと全てを知って 「何もない」と未来を見てた  Tell Me, Sister 教えておくれよ Tell Me, Sister 恵まれたものは何? Tell Me, Sister 何を真似ればいい? 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った  Tell Me, Sister 教えておくれよ Tell Me, Sister 恵まれたものは何? Tell Me, Sister 何を真似ればいい? 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った  Tell Me, Sister Tell Me, Sister 微笑みだけが残った
天鏡その鏡に映るものは 隠しきれぬ愚かさと その鏡に映るものは 拭いきれぬ悲しみと その鏡に映るものは 失くしてから気が付く愛しさ  その鏡に映るものは 置き忘れた約束と その鏡に映るものは 通り過ぎて気が付く誤ち  その鏡を手にすることに焦れ 戦(いくさ)を起こす 心を捨てる 手にする物は 砕け散る道標(みちしるべ)  その鏡に映るものは 隠しきれぬ愚かさと その鏡に映るものは 拭いきれぬ悲しみと その鏡に映るものは 失くしてから気が付く愛しさ  その鏡は 人の手には触れることの叶わぬもの その鏡は 空の彼方 遙か彼方 涙を湛えた 瞳だ 人の手には触れることの叶わぬもの その鏡は 空の彼方 遙か彼方 涙を湛えた 瞳だ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三その鏡に映るものは 隠しきれぬ愚かさと その鏡に映るものは 拭いきれぬ悲しみと その鏡に映るものは 失くしてから気が付く愛しさ  その鏡に映るものは 置き忘れた約束と その鏡に映るものは 通り過ぎて気が付く誤ち  その鏡を手にすることに焦れ 戦(いくさ)を起こす 心を捨てる 手にする物は 砕け散る道標(みちしるべ)  その鏡に映るものは 隠しきれぬ愚かさと その鏡に映るものは 拭いきれぬ悲しみと その鏡に映るものは 失くしてから気が付く愛しさ  その鏡は 人の手には触れることの叶わぬもの その鏡は 空の彼方 遙か彼方 涙を湛えた 瞳だ 人の手には触れることの叶わぬもの その鏡は 空の彼方 遙か彼方 涙を湛えた 瞳だ
天使の階段眺めに行かないか 天使の階段 寒い野原を駆けて 重い雲の傷口から 金の糸がしたたり落ちる 風も雪も話しやめる ごらん そっと天使が伝い降りる 残された迷子を呼ぶ  眺めに行かないか 天使の階段 凍る水を渡って 人が触れることはできない 人が崩すこともできない 天使だけが伝い昇る ごらん 白い鳥が追いかけてゆく どこまでも昇ってゆく  眺めに行かないか 天使の階段 寒い野原を駆けて中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三眺めに行かないか 天使の階段 寒い野原を駆けて 重い雲の傷口から 金の糸がしたたり落ちる 風も雪も話しやめる ごらん そっと天使が伝い降りる 残された迷子を呼ぶ  眺めに行かないか 天使の階段 凍る水を渡って 人が触れることはできない 人が崩すこともできない 天使だけが伝い昇る ごらん 白い鳥が追いかけてゆく どこまでも昇ってゆく  眺めに行かないか 天使の階段 寒い野原を駆けて
天女の話あんた笑いもんにされておるんやで ええのんかって えみちゃんは涙こぼし鼻水こぼして いきどおる あんたあんな嘘いわせて ほっといてええのんかって えみちゃんのパフェはとうに でろでろに溶けてしまった 逢いに来てよかったわ 仕事とんだけど 心斎橋まで 1時間 低い屋根しかないけれど ねえ 夕焼けが綺麗だね 人間なんて小さいね 小さいね  あんたのは結局のとこ ええかっこしいなんやって えみちゃんは掛けた椅子ごと にじり寄っては抗議する 沈黙は金(きん)なんて嘘 嘘やそれ横着やって えみちゃんは子供の日の顔になって もういちど泣く 逢いに来てよかったわ もう戻らなけりゃ 心斎橋まで 1時間 大きな川でもないけれど ねえ 潮風がさかのぼる 人間なんて小さいね 小さいね  旦那もおって 子供もおって 身体も壊して 地獄も越えて 笑顔の良さが 価値千両(あたいせんりょう) 面と向かっては ちょっと言えないが あたしのえみちゃんは 天女(てんにょ)なんだ 心斎橋まで 1時間 低い屋根しかないけれど ねえ 夕焼けが綺麗だね 人間なんて小さいね 小さいね 心斎橋まで 1時間中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あんた笑いもんにされておるんやで ええのんかって えみちゃんは涙こぼし鼻水こぼして いきどおる あんたあんな嘘いわせて ほっといてええのんかって えみちゃんのパフェはとうに でろでろに溶けてしまった 逢いに来てよかったわ 仕事とんだけど 心斎橋まで 1時間 低い屋根しかないけれど ねえ 夕焼けが綺麗だね 人間なんて小さいね 小さいね  あんたのは結局のとこ ええかっこしいなんやって えみちゃんは掛けた椅子ごと にじり寄っては抗議する 沈黙は金(きん)なんて嘘 嘘やそれ横着やって えみちゃんは子供の日の顔になって もういちど泣く 逢いに来てよかったわ もう戻らなけりゃ 心斎橋まで 1時間 大きな川でもないけれど ねえ 潮風がさかのぼる 人間なんて小さいね 小さいね  旦那もおって 子供もおって 身体も壊して 地獄も越えて 笑顔の良さが 価値千両(あたいせんりょう) 面と向かっては ちょっと言えないが あたしのえみちゃんは 天女(てんにょ)なんだ 心斎橋まで 1時間 低い屋根しかないけれど ねえ 夕焼けが綺麗だね 人間なんて小さいね 小さいね 心斎橋まで 1時間
てんびん秤どこで泣こうと涙の勝手 知ったことじゃないけれど あんたの前じゃ泣きやしないから せいぜい安心するがいい さしでたことを望みすぎるから だいじなてんびん秤が狂いだす あたしはよく立場をわきまえて 情のおこぼれもらうだけ  恋情と愛情は彼女のため 友情と同情はあたしのため そうそう、彼女に返しといてね カミソリなんかまにあってるわ  てんびん秤使いわけたら うまく世の中渡れるの 女は とても男のように器用に生きてはゆけないわ ここからここまでが誰のもの 女には思いもよらないこと てんびん秤に乗せるとしたら あんたと もうひとつは地球  純情と人情は彼女のため 色情と 薄情はあたしのため そうそう、彼女に教えときなさい あたしに八ツ当たりはバカねってさ  恋情と愛情は彼女のため 友情と同情はあたしのため 純情と人情は彼女のため 色情と薄情はあたしのため 器用にかけもてるのが男たち ぶざまに押しのけあうのが女たち中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三どこで泣こうと涙の勝手 知ったことじゃないけれど あんたの前じゃ泣きやしないから せいぜい安心するがいい さしでたことを望みすぎるから だいじなてんびん秤が狂いだす あたしはよく立場をわきまえて 情のおこぼれもらうだけ  恋情と愛情は彼女のため 友情と同情はあたしのため そうそう、彼女に返しといてね カミソリなんかまにあってるわ  てんびん秤使いわけたら うまく世の中渡れるの 女は とても男のように器用に生きてはゆけないわ ここからここまでが誰のもの 女には思いもよらないこと てんびん秤に乗せるとしたら あんたと もうひとつは地球  純情と人情は彼女のため 色情と 薄情はあたしのため そうそう、彼女に教えときなさい あたしに八ツ当たりはバカねってさ  恋情と愛情は彼女のため 友情と同情はあたしのため 純情と人情は彼女のため 色情と薄情はあたしのため 器用にかけもてるのが男たち ぶざまに押しのけあうのが女たち
伝説風につづるしかなかった手紙 あなただけは読んで 雪でつくるしかなかった形見 あなただけは抱いて 記された文(ふみ)だけがこの世に残ってゆく 形ある物だけがすべてを語ってゆく 叫べども あがけども だれがそれを知るだろう だれも だれも だれも… (だれも だれも だれも…)  だれのことづてをあなたは聞くの はるか時の彼方 だれの面影をあなたは見るの はるか霧の彼方 浮きあがる花だけを流れは運んでゆく 声高き鳥だけを季節は辿ってゆく 願えども あがけども だれがそれを知るだろう だれも だれも だれも… (だれも だれも だれも…)中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三風につづるしかなかった手紙 あなただけは読んで 雪でつくるしかなかった形見 あなただけは抱いて 記された文(ふみ)だけがこの世に残ってゆく 形ある物だけがすべてを語ってゆく 叫べども あがけども だれがそれを知るだろう だれも だれも だれも… (だれも だれも だれも…)  だれのことづてをあなたは聞くの はるか時の彼方 だれの面影をあなたは見るの はるか霧の彼方 浮きあがる花だけを流れは運んでゆく 声高き鳥だけを季節は辿ってゆく 願えども あがけども だれがそれを知るだろう だれも だれも だれも… (だれも だれも だれも…)
倒木の敗者復活戦打ちのめされたら 打ちひしがれたら 値打ちはそこ止まりだろうか 踏み倒されたら 踏みにじられたら 答はそこ止まりだろうか 光へ翔び去る翼の羽音(はおと)を 地べたで聞きながら 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない 泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦 あざ嗤え英雄よ 嗤(わら)うな傷ある者よ 傷から芽を出せ 倒木の復活戦  叩き折られたら 貶(おとし)められたら 宇宙はそこ止まりだろうか 完膚無(かんぷな)きまでの負けに違いない 誰から眺めても 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない 泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦 勝ち驕(おご)れ英雄よ 驕(おご)るな傷ある者よ 傷から芽を出せ 倒木の復活戦 傷から芽を出せ 倒木の復活戦 傷から芽を出せ 倒木の復活戦中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三打ちのめされたら 打ちひしがれたら 値打ちはそこ止まりだろうか 踏み倒されたら 踏みにじられたら 答はそこ止まりだろうか 光へ翔び去る翼の羽音(はおと)を 地べたで聞きながら 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない 泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦 あざ嗤え英雄よ 嗤(わら)うな傷ある者よ 傷から芽を出せ 倒木の復活戦  叩き折られたら 貶(おとし)められたら 宇宙はそこ止まりだろうか 完膚無(かんぷな)きまでの負けに違いない 誰から眺めても 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない 泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦 勝ち驕(おご)れ英雄よ 驕(おご)るな傷ある者よ 傷から芽を出せ 倒木の復活戦 傷から芽を出せ 倒木の復活戦 傷から芽を出せ 倒木の復活戦
闘りゃんせいちばん最近笑ったことを 語ってみてくれないか いちばん最近歌った歌を 聴かせてみてくれないか 私は忘れてしまったんです いちばん最近笑ったことを 語ってみてくれないか 行く人も帰る人も 見分けなんかつかないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  いちばん最近帰った道を 歩いてみてくれないか いちばん最近慕った人を 頼ってみてくれないか 私は迷ってしまったんです いちばん最近帰った道を 歩いてみてくれないか 過ぎた日々もまだな日々も 答なんかくれないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  ここは何処(どこ)か教えてくりゃれ 怖いながら教えてくりゃれ 私は届けに行くところ 私を届けに行くところ いちばん遠いところから いちばん近いところまで  過ぎた日々もまだな日々も 答なんかくれないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三いちばん最近笑ったことを 語ってみてくれないか いちばん最近歌った歌を 聴かせてみてくれないか 私は忘れてしまったんです いちばん最近笑ったことを 語ってみてくれないか 行く人も帰る人も 見分けなんかつかないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  いちばん最近帰った道を 歩いてみてくれないか いちばん最近慕った人を 頼ってみてくれないか 私は迷ってしまったんです いちばん最近帰った道を 歩いてみてくれないか 過ぎた日々もまだな日々も 答なんかくれないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  ここは何処(どこ)か教えてくりゃれ 怖いながら教えてくりゃれ 私は届けに行くところ 私を届けに行くところ いちばん遠いところから いちばん近いところまで  過ぎた日々もまだな日々も 答なんかくれないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中
時は流れてGOLD LYLICあんたには もう 逢えないと思ったから あたしはすっかり やけを起こして いくつもの恋を 渡り歩いた その度に 心は 惨めになったけれど あんたの行方を 探したりすれば もっと惨めに なりそうな気がして  あんたの恋のうわさも いくつか 聞いた その度に 心は 安心していた あたし一人が 変わってしまって あんたが何ひとつ変わらずにいたら 時はなんにも 理由のない 淋しい月日に なりそうな気がして  あんたよりずっと いいと思う相手と 恋をし直して きたつもりだった 人がなんと言おうと おかまいなしに なんとか今日だけ 楽しくなれよと 明日などないと 酒をあおれば なお褪めて 今日も まだ生きていた 人生は そんなもの  時は流れて 町は変わった 知ってる顔も 少なくなった 小石のように 転がりながら そうして あたしは あんたを待ちすぎた たとえ もういちど まぐれ逢えても 顔も見分けてもらえは しないだろう程に  あんたには もう 逢えないと思ったから あたしはすっかり やけを起こして いくつもの恋を 渡り歩いた その度に 心は 惨めになったけれど そして あたしは 変わってしまった 泳ごうとして 泳げなかった 流れの中で 今はただ 祈るほかはない あんたがあたしを みつけやしないように 時は流れて 時は流れて そして あたしは 変わってしまった 流れの中で 今はただ祈るほかはない あんたが あたしを こんなに変わった あたしを 二度と みつけや しないように  時は流れて 時は流れて そして あたしは 変わってしまった 時は流れて 時は流れて そしてあたしは あんたに 逢えないGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきあんたには もう 逢えないと思ったから あたしはすっかり やけを起こして いくつもの恋を 渡り歩いた その度に 心は 惨めになったけれど あんたの行方を 探したりすれば もっと惨めに なりそうな気がして  あんたの恋のうわさも いくつか 聞いた その度に 心は 安心していた あたし一人が 変わってしまって あんたが何ひとつ変わらずにいたら 時はなんにも 理由のない 淋しい月日に なりそうな気がして  あんたよりずっと いいと思う相手と 恋をし直して きたつもりだった 人がなんと言おうと おかまいなしに なんとか今日だけ 楽しくなれよと 明日などないと 酒をあおれば なお褪めて 今日も まだ生きていた 人生は そんなもの  時は流れて 町は変わった 知ってる顔も 少なくなった 小石のように 転がりながら そうして あたしは あんたを待ちすぎた たとえ もういちど まぐれ逢えても 顔も見分けてもらえは しないだろう程に  あんたには もう 逢えないと思ったから あたしはすっかり やけを起こして いくつもの恋を 渡り歩いた その度に 心は 惨めになったけれど そして あたしは 変わってしまった 泳ごうとして 泳げなかった 流れの中で 今はただ 祈るほかはない あんたがあたしを みつけやしないように 時は流れて 時は流れて そして あたしは 変わってしまった 流れの中で 今はただ祈るほかはない あんたが あたしを こんなに変わった あたしを 二度と みつけや しないように  時は流れて 時は流れて そして あたしは 変わってしまった 時は流れて 時は流れて そしてあたしは あんたに 逢えない
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
倶にGOLD LYLIC手すりのない橋を 全力で走る 怖(こわ)いのは 足元の深い峡谷を見るせいだ 透きとおった道を 全力で走る 硝子(ガラス)かも 氷かも 疑いが足をすくませる つんのめって 出遅れて 日は沈む 雨は横なぐりだ 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 過ぎた日々の峡谷を のぞき込むヒマはもうない 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)  身代(みがわ)りは要(い)らない 背負わなくてもいい 手を引いてこちらへと 示してほしいわけでもない 君は走っている ぜったい走ってる 確かめるすべもない 遠い遠い距離の彼方(かなた)で 独(ひと)りずつ 独(ひと)りずつ 僕たちは 全力で共鳴する 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 風前の灯火(ともしび)だとしても 消えるまできっちり点(とも)っていたい 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)  つんのめって 出遅れて 日は沈む 雨は横なぐりだ 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 風前の灯火(ともしび)だとしても 消えるまできっちり点(とも)っていたい 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび) 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)GOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三手すりのない橋を 全力で走る 怖(こわ)いのは 足元の深い峡谷を見るせいだ 透きとおった道を 全力で走る 硝子(ガラス)かも 氷かも 疑いが足をすくませる つんのめって 出遅れて 日は沈む 雨は横なぐりだ 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 過ぎた日々の峡谷を のぞき込むヒマはもうない 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)  身代(みがわ)りは要(い)らない 背負わなくてもいい 手を引いてこちらへと 示してほしいわけでもない 君は走っている ぜったい走ってる 確かめるすべもない 遠い遠い距離の彼方(かなた)で 独(ひと)りずつ 独(ひと)りずつ 僕たちは 全力で共鳴する 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 風前の灯火(ともしび)だとしても 消えるまできっちり点(とも)っていたい 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)  つんのめって 出遅れて 日は沈む 雨は横なぐりだ 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 風前の灯火(ともしび)だとしても 消えるまできっちり点(とも)っていたい 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび) 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)
トラックに乗せておじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  おじさん 邪魔になるようなら おじさん 野良猫のように ドアにすり寄って 眠っているから 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りが ついて来るのよ だから  おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  おじさん 口笛を吹いて おじさん 懐しのメロディ 歌に合わせりゃ 言わずにすむわ 諦めてきた あの人の名前  どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りがついて来るのよ だから  おじさん トラックはいつから おじさん トラックはいいね 揺れて揺られて 眠ったふりすりゃ 涙こぼれる時に気づかない  どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りが ついて来るのよ だから  おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて…中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソンおじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  おじさん 邪魔になるようなら おじさん 野良猫のように ドアにすり寄って 眠っているから 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りが ついて来るのよ だから  おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  おじさん 口笛を吹いて おじさん 懐しのメロディ 歌に合わせりゃ 言わずにすむわ 諦めてきた あの人の名前  どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りがついて来るのよ だから  おじさん トラックはいつから おじさん トラックはいいね 揺れて揺られて 眠ったふりすりゃ 涙こぼれる時に気づかない  どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りが ついて来るのよ だから  おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて…
鳥になって愛した人の数だけ 愛される人はいない 落ち葉の積もる窓辺はいつも 同じ場所と限るもの あなたがとうに昔を忘れたと思っていた 窓にうつった 私の影は とても だれかに似ていた  眠り薬をください 私にも 子供の国へ 帰れるくらい あなたのことも 私のことも 思い出せなくなりたい  流れる心まかせて 波にオールを離せば 悲しいだけの答が見える すれ違う舟が見える 誰も 眠りの中まで 嘘を持ってはゆけない 眠る額に 頬寄せたとき あなたは 彼女を呼んだ  眠り薬をください 私にも 子供の国へ 帰れるくらい 私は早く ここを去りたい できるなら 鳥になって  眠り薬をください 私にも 子供の国へ 帰れるくらい 私は早く ここを去りたい できるなら 鳥になって  私は早く ここを去りたい できるなら 鳥になって中島みゆき中島みゆき中島みゆき愛した人の数だけ 愛される人はいない 落ち葉の積もる窓辺はいつも 同じ場所と限るもの あなたがとうに昔を忘れたと思っていた 窓にうつった 私の影は とても だれかに似ていた  眠り薬をください 私にも 子供の国へ 帰れるくらい あなたのことも 私のことも 思い出せなくなりたい  流れる心まかせて 波にオールを離せば 悲しいだけの答が見える すれ違う舟が見える 誰も 眠りの中まで 嘘を持ってはゆけない 眠る額に 頬寄せたとき あなたは 彼女を呼んだ  眠り薬をください 私にも 子供の国へ 帰れるくらい 私は早く ここを去りたい できるなら 鳥になって  眠り薬をください 私にも 子供の国へ 帰れるくらい 私は早く ここを去りたい できるなら 鳥になって  私は早く ここを去りたい できるなら 鳥になって
とろ間に合わないって気持ち あなたにはわかるかい 追いつかないって気持ち あなたにはわかるかい 変わりたいと思った 全部変わりたいと思った ついに或る日ドアの向こうで噂話 あたしの噂 「あの人って、あの人って、変わ…ってるよね」 とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる  他の人はどうして何でもできるのだろう 他の人はどうして間違えないのだろう やらなきゃならないこと今日も追いかけて24時 何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる  何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三間に合わないって気持ち あなたにはわかるかい 追いつかないって気持ち あなたにはわかるかい 変わりたいと思った 全部変わりたいと思った ついに或る日ドアの向こうで噂話 あたしの噂 「あの人って、あの人って、変わ…ってるよね」 とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる  他の人はどうして何でもできるのだろう 他の人はどうして間違えないのだろう やらなきゃならないこと今日も追いかけて24時 何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる  何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる
トーキョー迷子思い出は綺麗 本当より綺麗 ありえぬほどいい人が 心で育つ 思い出はひいき あいつだけひいき いいところだけ思い出す それほどひいき  1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子  ここで待っておいで すぐ戻って来るよ 言われたように そのままで ここにいるのに 気にかかってふらり 待てなくってふらり 歩きだして そのせいで なおさら迷子  1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子  鴎でもひとり 見習えばいいのに 木の葉でもひとりひとりずつなのに  5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子  1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子  5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子中島みゆき中島みゆき中島みゆき思い出は綺麗 本当より綺麗 ありえぬほどいい人が 心で育つ 思い出はひいき あいつだけひいき いいところだけ思い出す それほどひいき  1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子  ここで待っておいで すぐ戻って来るよ 言われたように そのままで ここにいるのに 気にかかってふらり 待てなくってふらり 歩きだして そのせいで なおさら迷子  1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子  鴎でもひとり 見習えばいいのに 木の葉でもひとりひとりずつなのに  5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子  1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子  5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子
慟哭GOLD LYLIC避けられてるかもしれない予感 それとなくそれとなく感じてた 愛されてるかもしれない期待 かろうじてかろうじてつないだ 話がある、と 照れたように言いかけたあなた 逃げる私 聞けよ、イヤよ、聞けよ、知ってるわ ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて 気がついたの ともだちなんかじゃないという想い ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて わかったのに おまえも早くだれかをさがせよと からかわないで、エラそうに  あやしまれるほど耳もと近く ひそやかにあなたからたずねた どう思う? なんて視線の先 愛されびとが たたずんでた そうね二人とも似合うわ ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて 気がついたの ともだちなんかじゃないという想い ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて わかったのに いちばん先に知らせたともだちが 私だなんて 皮肉だね  でも、笑ってるわ でも、ちゃかしてるわ こんなひと どこに隠してたの  ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて 気がついたの ともだちなんかじゃないという想い ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて わかったのに おまえも早くだれかをさがせよと からかわないで、エラそうにGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき後藤次利瀬尾一三避けられてるかもしれない予感 それとなくそれとなく感じてた 愛されてるかもしれない期待 かろうじてかろうじてつないだ 話がある、と 照れたように言いかけたあなた 逃げる私 聞けよ、イヤよ、聞けよ、知ってるわ ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて 気がついたの ともだちなんかじゃないという想い ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて わかったのに おまえも早くだれかをさがせよと からかわないで、エラそうに  あやしまれるほど耳もと近く ひそやかにあなたからたずねた どう思う? なんて視線の先 愛されびとが たたずんでた そうね二人とも似合うわ ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて 気がついたの ともだちなんかじゃないという想い ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて わかったのに いちばん先に知らせたともだちが 私だなんて 皮肉だね  でも、笑ってるわ でも、ちゃかしてるわ こんなひと どこに隠してたの  ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて 気がついたの ともだちなんかじゃないという想い ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて わかったのに おまえも早くだれかをさがせよと からかわないで、エラそうに
童話美しい物語 読み聞かせていた 良い夢を見なさいと 寝かしつけていた おはなしのお終いは どれも必ず 報われた幸せで 満ちあふれていた 目を醒まして見るのは 片付かない結末 どうして 善い人が まだ泣いているの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか  勇ましい物語 悪者は倒されて 囚われの人々は 救われて いだき合い 穏やかな物語 長い旅路の果て たどり着くふるさとで 青い鳥が待っている 目を醒まして見るのは 不思議な 現の闇 泣き歩く人々が なぜまだ居るの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか  目を醒まして見るのは 片付かない結末 どうして 善い人が まだ泣いているの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三美しい物語 読み聞かせていた 良い夢を見なさいと 寝かしつけていた おはなしのお終いは どれも必ず 報われた幸せで 満ちあふれていた 目を醒まして見るのは 片付かない結末 どうして 善い人が まだ泣いているの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか  勇ましい物語 悪者は倒されて 囚われの人々は 救われて いだき合い 穏やかな物語 長い旅路の果て たどり着くふるさとで 青い鳥が待っている 目を醒まして見るのは 不思議な 現の闇 泣き歩く人々が なぜまだ居るの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか  目を醒まして見るのは 片付かない結末 どうして 善い人が まだ泣いているの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか
毒をんな噂は案外当たってるかもしれない 女の六感は当たってるかもしれない おひとよしの男だけがあたしに抱き盗られている 子供の瞳が怯えている 子犬のしっぽが見抜いている 自信に満ちた男だけがあたしにまきあげられてる 酒場からの手紙は届きはしない あんたのもとへは届かない 助けてくださいとレースペーパーに1000回血で書いた手紙 この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり  未明の埠頭を歩いたよね手も握らずに歩いたよね あの日のあたしはいなくなったたぶん死んでしまった 噛みつかれたら噛み返すよ 踏みつけられたら足をすくうよ そうならなけりゃ誰があたしを守ってくれるというの 酒場からの手紙は届きはしない あんたのもとへは届かない 助けてくださいとレースペーパーに1000回血で書いた手紙 この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり  ここから出ようと誘いをありがとう 男の親切はとっくに手遅れ 目を醒ませよと殴るよりも金を払って帰っておくれ 扉の陰に見張りがいるよ あんたとあたしを盗聴してるよ 愛してません他人でしたこれがあたしの愛の言葉 酒場からの手紙は届きはしない あんたのもとへは届かない 助けてくださいとレースペーパーに1000回血で書いた手紙 この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり中島みゆき中島みゆき中島みゆき噂は案外当たってるかもしれない 女の六感は当たってるかもしれない おひとよしの男だけがあたしに抱き盗られている 子供の瞳が怯えている 子犬のしっぽが見抜いている 自信に満ちた男だけがあたしにまきあげられてる 酒場からの手紙は届きはしない あんたのもとへは届かない 助けてくださいとレースペーパーに1000回血で書いた手紙 この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり  未明の埠頭を歩いたよね手も握らずに歩いたよね あの日のあたしはいなくなったたぶん死んでしまった 噛みつかれたら噛み返すよ 踏みつけられたら足をすくうよ そうならなけりゃ誰があたしを守ってくれるというの 酒場からの手紙は届きはしない あんたのもとへは届かない 助けてくださいとレースペーパーに1000回血で書いた手紙 この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり  ここから出ようと誘いをありがとう 男の親切はとっくに手遅れ 目を醒ませよと殴るよりも金を払って帰っておくれ 扉の陰に見張りがいるよ あんたとあたしを盗聴してるよ 愛してません他人でしたこれがあたしの愛の言葉 酒場からの手紙は届きはしない あんたのもとへは届かない 助けてくださいとレースペーパーに1000回血で書いた手紙 この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり
どこにいてもどこにいても あなたが急に通りかかる偶然を 胸のどこかで 気にかけているの あなたがまさか 通るはずない こんな時間 こんな場所 それはわかっているのに  追いかけるだとか 告げるだとか 伝えなければ 伝わらない わかるけれど わかるけれど 迷惑と言われたら 終わりだもの  どこにいても あなたが急に通りかかる偶然を それは 気にかけているの  街をゆく人 みんな あなたに 似てるような気もするし ひとつも似てないとも 思えるわ 聞こえる声 背中のほうで あなたかもしれないから 荒れた爪 少し悔やむ  元気だと噂うれしかった めげたと噂悲しかった それだけでも それだけでも 迷惑と言われたら 終わりだけど  あなたが けしているはずのない 確かすぎる場所がある 泣けてくる わたしの部屋中島みゆき中島みゆき中島みゆきどこにいても あなたが急に通りかかる偶然を 胸のどこかで 気にかけているの あなたがまさか 通るはずない こんな時間 こんな場所 それはわかっているのに  追いかけるだとか 告げるだとか 伝えなければ 伝わらない わかるけれど わかるけれど 迷惑と言われたら 終わりだもの  どこにいても あなたが急に通りかかる偶然を それは 気にかけているの  街をゆく人 みんな あなたに 似てるような気もするし ひとつも似てないとも 思えるわ 聞こえる声 背中のほうで あなたかもしれないから 荒れた爪 少し悔やむ  元気だと噂うれしかった めげたと噂悲しかった それだけでも それだけでも 迷惑と言われたら 終わりだけど  あなたが けしているはずのない 確かすぎる場所がある 泣けてくる わたしの部屋
土用波GOLD LYLIC昔の歌を聴きたくはない あの日が二度と戻らないかぎり なつかしい名前口ずさんでも 砂を崩して 土用波がゆく  愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく  伝えそこねた言葉のように 雨をはらんで 土用波がゆく  あなたの髪から私の髪へと 流れ落ちる 土用波の音 溜息まじりの潮風を泳ぐ 折れたカイトに見覚えはないか  愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく  あなたの髪から私の髪へと 流れ落ちる 土用波の音  流れゆけ流れてしまえ立ち停まる者たちよ 流れゆけ流れてしまえ根こそぎの土用波  愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく  伝えそこねた言葉のように 雨をはらんで土用波がゆくGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき昔の歌を聴きたくはない あの日が二度と戻らないかぎり なつかしい名前口ずさんでも 砂を崩して 土用波がゆく  愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく  伝えそこねた言葉のように 雨をはらんで 土用波がゆく  あなたの髪から私の髪へと 流れ落ちる 土用波の音 溜息まじりの潮風を泳ぐ 折れたカイトに見覚えはないか  愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく  あなたの髪から私の髪へと 流れ落ちる 土用波の音  流れゆけ流れてしまえ立ち停まる者たちよ 流れゆけ流れてしまえ根こそぎの土用波  愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく  伝えそこねた言葉のように 雨をはらんで土用波がゆく
泥海の中からふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 許せよと すまないと あやまるだけじゃ変わらない ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 許せよと すまないと あやまるだけじゃ変わらない  おまえが殺した 名もない鳥の亡骸は おまえを明日へ 連れて飛び続けるだろう  ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 許せよと すまないと あやまるだけじゃ変わらない  ふり返れ 歩きだせ 忘れられない罪ならば くり返す その前に 明日は少し ましになれ  おまえが壊した 人の心のガラス戸は おまえの明日を 照らすかけらに変わるだろう  ふり返れ 歩きだせ 忘れられない 罪ならば くり返す その前に 明日は少し ましになれ  ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 果てのない 昨日より 明日は少し ましになれ ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない ふり返れ 歩きだせ 明日は少し ましになれ 明日は少し ましになれ中島みゆき中島みゆき中島みゆき石川鷹彦ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 許せよと すまないと あやまるだけじゃ変わらない ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 許せよと すまないと あやまるだけじゃ変わらない  おまえが殺した 名もない鳥の亡骸は おまえを明日へ 連れて飛び続けるだろう  ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 許せよと すまないと あやまるだけじゃ変わらない  ふり返れ 歩きだせ 忘れられない罪ならば くり返す その前に 明日は少し ましになれ  おまえが壊した 人の心のガラス戸は おまえの明日を 照らすかけらに変わるだろう  ふり返れ 歩きだせ 忘れられない 罪ならば くり返す その前に 明日は少し ましになれ  ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 果てのない 昨日より 明日は少し ましになれ ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない ふり返れ 歩きだせ 明日は少し ましになれ 明日は少し ましになれ
泥は降りしきるなんだァ そういうことかァ 言ってくれないんだもの 期待してしまった 仕度してしまった あたしだけバカみたい やだなァ これじゃまるで なんか悪気みたい 愛し合う二人の邪魔してるだけみたい 可っ笑しいね この姿  泥は降りしきる泥は降りしきる 裸足で遡るハイウェイ 泥は降りしきる泥は降りしきる みぞれまじり GOOD-BYE  そうよね いない筈はないよね いい人だもんね あたし ほら これだから うぬぼれる質だから よくあるんだ 気にしないでよ いいよォ ごめんだとか べつにィ 平気だから 好きだとか 嘘だから あれ みんな冗談だから ほら 笑っているでしょう  泥は降りしきる泥は降りしきる 裸足で遡るハイウェイ 泥は降りしきる泥は降りしきる みぞれまじり GOOD-BYE中島みゆき中島みゆき中島みゆきなんだァ そういうことかァ 言ってくれないんだもの 期待してしまった 仕度してしまった あたしだけバカみたい やだなァ これじゃまるで なんか悪気みたい 愛し合う二人の邪魔してるだけみたい 可っ笑しいね この姿  泥は降りしきる泥は降りしきる 裸足で遡るハイウェイ 泥は降りしきる泥は降りしきる みぞれまじり GOOD-BYE  そうよね いない筈はないよね いい人だもんね あたし ほら これだから うぬぼれる質だから よくあるんだ 気にしないでよ いいよォ ごめんだとか べつにィ 平気だから 好きだとか 嘘だから あれ みんな冗談だから ほら 笑っているでしょう  泥は降りしきる泥は降りしきる 裸足で遡るハイウェイ 泥は降りしきる泥は降りしきる みぞれまじり GOOD-BYE
泣いてもいいんだよGOLD LYLIC「強くなれ 泣かないで」 「強くなれ 負けないで」 「大人になれ 泣かないで」 「大人になれ 負けないで」 僕たちは いつだって 乳飲み児の頃だって 言われ続け 育った  逃げ道のない闘いの日々が いつか人類を疲れさせてゆく 危ぶみながら見ぬふりの未来が いつか本能を痺(しび)れさせてゆく こんな約束を 僕たちはしていない 泣き虫な強い奴なんてのが いてもいいんじゃないか 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ  1日の中に1年を詰(つ)め込む 急ぎすぎる日々が欲望を蝕(むしば)む 隙(すき)も見せられない警戒の夜が いつか涙さえも孤立させてゆく どんな幻滅も 僕たちは超えてゆく でもその前にひとしきり痛むアンテナも なくはない 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ  (「強くなれ 泣かないで」 「強くなれ 負けないで」 「大人になれ 泣かないで」 「大人になれ 負けないで」 僕たちは いつだって 乳飲み児の頃だって 言われ続け 育った)  どんな幻滅も 僕たちは超えてゆく でもその前にひとしきり痛むアンテナも なくはない 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三「強くなれ 泣かないで」 「強くなれ 負けないで」 「大人になれ 泣かないで」 「大人になれ 負けないで」 僕たちは いつだって 乳飲み児の頃だって 言われ続け 育った  逃げ道のない闘いの日々が いつか人類を疲れさせてゆく 危ぶみながら見ぬふりの未来が いつか本能を痺(しび)れさせてゆく こんな約束を 僕たちはしていない 泣き虫な強い奴なんてのが いてもいいんじゃないか 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ  1日の中に1年を詰(つ)め込む 急ぎすぎる日々が欲望を蝕(むしば)む 隙(すき)も見せられない警戒の夜が いつか涙さえも孤立させてゆく どんな幻滅も 僕たちは超えてゆく でもその前にひとしきり痛むアンテナも なくはない 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ  (「強くなれ 泣かないで」 「強くなれ 負けないで」 「大人になれ 泣かないで」 「大人になれ 負けないで」 僕たちは いつだって 乳飲み児の頃だって 言われ続け 育った)  どんな幻滅も 僕たちは超えてゆく でもその前にひとしきり痛むアンテナも なくはない 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ
NIGHT WING何処で眠りに就こう 静まらない夜の中 石畳の隙間で ノイズの羽根にくるまる 君はもう寝たのかな 静まらない夜の中 せめて夢でなりとも 安らぎを手渡したい 走っても走っても止まってるように見えるのは 何のゆえだろう 泣いても泣いても笑ってるように見えるのは 何のゆえだろう NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  窓はいくつあるんだろう 世界全部合わせたら そのひとつひとつずつ 愛は巣ごもるだろうか 帰っても帰っても帰り着かぬ気がするのは 何のゆえだろう 触れても触れても触れていない気がするのは 何のゆえだろう NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  痛んでも痛んでも人を呼び起こせないのは 何のゆえだろう 黙っても黙っても君だけは聞こえてくれると 願うせいかな NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり掌で眠る NIGHT WING中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三何処で眠りに就こう 静まらない夜の中 石畳の隙間で ノイズの羽根にくるまる 君はもう寝たのかな 静まらない夜の中 せめて夢でなりとも 安らぎを手渡したい 走っても走っても止まってるように見えるのは 何のゆえだろう 泣いても泣いても笑ってるように見えるのは 何のゆえだろう NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  窓はいくつあるんだろう 世界全部合わせたら そのひとつひとつずつ 愛は巣ごもるだろうか 帰っても帰っても帰り着かぬ気がするのは 何のゆえだろう 触れても触れても触れていない気がするのは 何のゆえだろう NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  痛んでも痛んでも人を呼び起こせないのは 何のゆえだろう 黙っても黙っても君だけは聞こえてくれると 願うせいかな NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり掌で眠る NIGHT WING
ナイトキャップ・スペシャル眠れない理由を素直に思い出したくない夜中には 借りて来たビデオも 買い集めて来た薬も効き目がない  片付かない気持ちの話 男友達に打ち明ければ 答や指示を急ぐあまりに なお散らかしてくれるばかりね  こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう  サヨナラのあとの寂しさなら いずれ治せるわ男次第 でもサヨナラの前から寂しいなら 男の手には負えない  女の敵は女なんだと 男友達は分析をする 少し違うわ 敵は男でも女でもありうるってだけよ  傷ついた日の記憶なら 塗り替えられるわ男次第 でも傷つけたそのままだから まだ立ち直れないんでしょう  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう  こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三眠れない理由を素直に思い出したくない夜中には 借りて来たビデオも 買い集めて来た薬も効き目がない  片付かない気持ちの話 男友達に打ち明ければ 答や指示を急ぐあまりに なお散らかしてくれるばかりね  こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう  サヨナラのあとの寂しさなら いずれ治せるわ男次第 でもサヨナラの前から寂しいなら 男の手には負えない  女の敵は女なんだと 男友達は分析をする 少し違うわ 敵は男でも女でもありうるってだけよ  傷ついた日の記憶なら 塗り替えられるわ男次第 でも傷つけたそのままだから まだ立ち直れないんでしょう  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう  こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう
NOW闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 岸の灯りか すべてを失くし漂う 裸の民(たみ)には あれはもしや 敵の灯りか  希望よ何処(いずこ) 大地よ何処(いずこ) 我等は何であるのか 我等は何に成るのか  闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 人の灯りか  潮の流れ時の流れ 為すすべもなく 祈りに捧ぐ花さえない  理想よ何処(いずこ) 地軸よ何処(いずこ) 我等は誰の下僕(しもべ)か 我等は誰の主(あるじ)か  潮の流れ時の流れ 為すすべもなく 祈りに捧ぐ花さえない  NOW それはやがての日ではなく NOW それは彼方の日ではなく NOW それは夢の日ではなく NOW ここは過去も未来もない 何を守るか 何を捨てるか 何が望みか 何が怖れか 従うのは 人間(ひと)か人道(みち)か 疑う自由だけは まだ燃えている  闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 人の灯りか  NOW それはやがての日ではなく NOW それは彼方の日ではなく NOW それは夢の日ではなく NOW ここは過去も未来もない  何を守るか 何を捨てるか 何が望みか 何が怖れか 従うのは 人間か人道か 疑う自由だけは まだ燃えている  NOW ここは過去も未来もない 煩いを捨て 企みを捨て 我等は何を見つめるだろう 従うのは 人間か人道か 今 ここは過去も未来もない 煩いを捨て 企みを捨て 我等は何を見つめるだろう 今 ここは過去と未来つなぐ Right NOW Right NOW中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 岸の灯りか すべてを失くし漂う 裸の民(たみ)には あれはもしや 敵の灯りか  希望よ何処(いずこ) 大地よ何処(いずこ) 我等は何であるのか 我等は何に成るのか  闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 人の灯りか  潮の流れ時の流れ 為すすべもなく 祈りに捧ぐ花さえない  理想よ何処(いずこ) 地軸よ何処(いずこ) 我等は誰の下僕(しもべ)か 我等は誰の主(あるじ)か  潮の流れ時の流れ 為すすべもなく 祈りに捧ぐ花さえない  NOW それはやがての日ではなく NOW それは彼方の日ではなく NOW それは夢の日ではなく NOW ここは過去も未来もない 何を守るか 何を捨てるか 何が望みか 何が怖れか 従うのは 人間(ひと)か人道(みち)か 疑う自由だけは まだ燃えている  闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 人の灯りか  NOW それはやがての日ではなく NOW それは彼方の日ではなく NOW それは夢の日ではなく NOW ここは過去も未来もない  何を守るか 何を捨てるか 何が望みか 何が怖れか 従うのは 人間か人道か 疑う自由だけは まだ燃えている  NOW ここは過去も未来もない 煩いを捨て 企みを捨て 我等は何を見つめるだろう 従うのは 人間か人道か 今 ここは過去も未来もない 煩いを捨て 企みを捨て 我等は何を見つめるだろう 今 ここは過去と未来つなぐ Right NOW Right NOW
泣かないでアマテラスアマテラス アマテラス アマテラス どこにいるの アマテラス アマテラス アマテラス 泣かないで 私には何もない 与えうる何もない  アマテラス 悲しみは誰をも救わない アマテラス 憎しみは誰をも救わない 私には何もない 与えうる何もない 君をただ笑わせて 負けるなと願うだけ アマテラス アマテラス どこで泣いているの アマテラス アマテラス 明日は泣かないで アマテラス アマテラス アマテラス  地上に悲しみが尽きる日は無くても 地上に憎しみが尽きる日は無くても それに優る笑顔が ひとつ多くあればいい 君をただ笑わせて 負けるなと願うだけ 泣かないで 泣かないで 泣いて終わらないで 泣かないで 泣かないで 泣いて終わらないで  君をただ笑わせて 負けるなと願うだけ 泣かないで 泣かないで 泣いて終わらないで 泣かないで 泣かないで 泣いて終わらないで ほほえんで ほほえんで ほほえんで アマテラス!中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三アマテラス アマテラス アマテラス どこにいるの アマテラス アマテラス アマテラス 泣かないで 私には何もない 与えうる何もない  アマテラス 悲しみは誰をも救わない アマテラス 憎しみは誰をも救わない 私には何もない 与えうる何もない 君をただ笑わせて 負けるなと願うだけ アマテラス アマテラス どこで泣いているの アマテラス アマテラス 明日は泣かないで アマテラス アマテラス アマテラス  地上に悲しみが尽きる日は無くても 地上に憎しみが尽きる日は無くても それに優る笑顔が ひとつ多くあればいい 君をただ笑わせて 負けるなと願うだけ 泣かないで 泣かないで 泣いて終わらないで 泣かないで 泣かないで 泣いて終わらないで  君をただ笑わせて 負けるなと願うだけ 泣かないで 泣かないで 泣いて終わらないで 泣かないで 泣かないで 泣いて終わらないで ほほえんで ほほえんで ほほえんで アマテラス!
泣きたい夜に泣きたい夜に一人でいるとなおさらに泣けてくる 泣きたい夜に一人はいけない誰かのそばにおいで 一人で泣くとなんだか自分だけいけなく見えすぎる 冗談じゃないわ世の中誰も皆同じくらい悪い  まるで暗い流れを渡るひな魚のように 泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで  涙だけは大きなタオルでもあれば乾くだろう けれど心の傷口は自分では縫えない 子供の頃に好きだった歌の名前を言ってごらん 腕の中できかせてあげよう心が眠るまで  なんて暗い時代を泳ぐひな魚のように 泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで  なんて暗い時代を泳ぐひな魚のように 泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで  泣きたい夜に一人はいけない あたしの腕においで中島みゆき中島みゆき中島みゆき泣きたい夜に一人でいるとなおさらに泣けてくる 泣きたい夜に一人はいけない誰かのそばにおいで 一人で泣くとなんだか自分だけいけなく見えすぎる 冗談じゃないわ世の中誰も皆同じくらい悪い  まるで暗い流れを渡るひな魚のように 泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで  涙だけは大きなタオルでもあれば乾くだろう けれど心の傷口は自分では縫えない 子供の頃に好きだった歌の名前を言ってごらん 腕の中できかせてあげよう心が眠るまで  なんて暗い時代を泳ぐひな魚のように 泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで  なんて暗い時代を泳ぐひな魚のように 泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで  泣きたい夜に一人はいけない あたしの腕においで
渚便り涙色した貝は 私の心 あなたの指から こぼれ落ちた 波のしずく サヨナラは 砂の色 私の手を はなれ キラキラキラと 光の中で 輝いているわ  風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる  風とたわむれながら カモメが一羽 波から波のしぶきを 越えて ひくく 飛んでゆく サヨナラの物語 やさし歌に変えて 甘い調べを ささやきながら 漂ってゆくわ  風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる  風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる  やさしい出来事に 見えてくる中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進涙色した貝は 私の心 あなたの指から こぼれ落ちた 波のしずく サヨナラは 砂の色 私の手を はなれ キラキラキラと 光の中で 輝いているわ  風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる  風とたわむれながら カモメが一羽 波から波のしぶきを 越えて ひくく 飛んでゆく サヨナラの物語 やさし歌に変えて 甘い調べを ささやきながら 漂ってゆくわ  風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる  風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる  やさしい出来事に 見えてくる
渚へ悪い相性と占われても身の程知らずがまだとまらない 海風のせいね 壊れる理由を言え波頭 壊れるゆくえを言え夜光虫 海風のせいね 問いつめて戻る心はあわれみばかり それはなんて情熱から遠すぎて 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない  騙されたのよと騒ぐな外野 気持ちはわかるとわかるな学者 海風のせいよ 裏切りなんかじゃないというのに 謝られたのが何より辛い くえない奴よ 追いかけて手練手管は裏目のダイス 誰か教えてよ大人しくしてりゃ戻ったの 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない 追いかけて手練手管は裏目のダイス 海よ教えてよ大人しくしてりゃ戻ったの 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない中島みゆき中島みゆき中島みゆき悪い相性と占われても身の程知らずがまだとまらない 海風のせいね 壊れる理由を言え波頭 壊れるゆくえを言え夜光虫 海風のせいね 問いつめて戻る心はあわれみばかり それはなんて情熱から遠すぎて 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない  騙されたのよと騒ぐな外野 気持ちはわかるとわかるな学者 海風のせいよ 裏切りなんかじゃないというのに 謝られたのが何より辛い くえない奴よ 追いかけて手練手管は裏目のダイス 誰か教えてよ大人しくしてりゃ戻ったの 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない 追いかけて手練手管は裏目のダイス 海よ教えてよ大人しくしてりゃ戻ったの 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない 渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない
なつかない猫なつかない猫を立ちどまらせたらコイン1枚 手をさしのべても飛びすさるばかり 疑い深い なつかない猫を振り返らせたらコイン1枚 ケガしても誰も届かない場所でうずくまるだけ 誰かのせいでこんなになったわけじゃないのよ 仔猫だった頃からよ ずっとこんなふうだったわ 可愛げのある仲間を 真似してみても真似は真似 いずれすぐにバレてしまう付け焼き刃よ  なつかない猫をおびき寄せたならコイン1枚 好きだったものにはもう手を出さない 罠と見抜いてる なつかない猫を従わせたなら コイン1枚 なでようとすると手をかいくぐって身をかわすだけ こらしめなけりゃ気持ちが晴れなくなった男たち なつかなかった罰だけを与えようとむきになる 湖よりもはるかに鎮まりかえった瞳で 猫は見てる 男たちをコインたちを中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三なつかない猫を立ちどまらせたらコイン1枚 手をさしのべても飛びすさるばかり 疑い深い なつかない猫を振り返らせたらコイン1枚 ケガしても誰も届かない場所でうずくまるだけ 誰かのせいでこんなになったわけじゃないのよ 仔猫だった頃からよ ずっとこんなふうだったわ 可愛げのある仲間を 真似してみても真似は真似 いずれすぐにバレてしまう付け焼き刃よ  なつかない猫をおびき寄せたならコイン1枚 好きだったものにはもう手を出さない 罠と見抜いてる なつかない猫を従わせたなら コイン1枚 なでようとすると手をかいくぐって身をかわすだけ こらしめなけりゃ気持ちが晴れなくなった男たち なつかなかった罰だけを与えようとむきになる 湖よりもはるかに鎮まりかえった瞳で 猫は見てる 男たちをコインたちを
夏土産今年は友だちと一緒に 海へ行く約束だから おまえも好きなところへ 友だちと行きなよって 嘘、ついてる目つきぐらいわかるけど でもそれを言っても 時はとまらない 海辺の崖から吹きあげる風にまぎれて 愛を語る名所なのね あなたが友だちと行く場所は 夏が終わって とどけられる 夏土産 とどけられる あなたと同じ場所からの貝殻と 恋人たちの写真  仲間と騒いで来たんだと 嘘はまだ優しさなのね カメラを忘れていって なにも撮れなかったって 嘘、とどいた私の友だちからの この写真の隅に 偶然 写る二人 そうだと思っていたけれど 訊かないように 知らないふりしてきたのは 私 まだあなたが好きだから 夏が終わって とどけられる 夏土産 とどけられる あなたと同じ場所からの貝殻と 恋人たちの写真  嘘、とどいた私の友だちからの この写真の隅に 偶然 写る二人 夏が終わって とどけられる 夏土産 とどけられる あなたと同じ場所からの貝殻と 恋人たちの写真中島みゆき中島みゆき中島みゆき今年は友だちと一緒に 海へ行く約束だから おまえも好きなところへ 友だちと行きなよって 嘘、ついてる目つきぐらいわかるけど でもそれを言っても 時はとまらない 海辺の崖から吹きあげる風にまぎれて 愛を語る名所なのね あなたが友だちと行く場所は 夏が終わって とどけられる 夏土産 とどけられる あなたと同じ場所からの貝殻と 恋人たちの写真  仲間と騒いで来たんだと 嘘はまだ優しさなのね カメラを忘れていって なにも撮れなかったって 嘘、とどいた私の友だちからの この写真の隅に 偶然 写る二人 そうだと思っていたけれど 訊かないように 知らないふりしてきたのは 私 まだあなたが好きだから 夏が終わって とどけられる 夏土産 とどけられる あなたと同じ場所からの貝殻と 恋人たちの写真  嘘、とどいた私の友だちからの この写真の隅に 偶然 写る二人 夏が終わって とどけられる 夏土産 とどけられる あなたと同じ場所からの貝殻と 恋人たちの写真
涙−Made in tears−忘れようと心を決めたのは ひと足の途絶えだした 公園通り メッキだらけの けばい茶店の隅っこは 雨やどりの女のための席ね  今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる  男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears  陽に焼けた サンルーフのたもとから 季節終わりの雨が したたってる 安っぽい格子が うるんで見えるのは 安っぽいシェリーが まわるせいね  今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる  男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears  きれいなビルに変わった このあたり 出会った日には さえない街だったね だめかもねと 怯えていたんじゃないの やっぱりねと 哄えば筋が合うわ  今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる  男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears中島みゆき中島みゆき中島みゆき忘れようと心を決めたのは ひと足の途絶えだした 公園通り メッキだらけの けばい茶店の隅っこは 雨やどりの女のための席ね  今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる  男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears  陽に焼けた サンルーフのたもとから 季節終わりの雨が したたってる 安っぽい格子が うるんで見えるのは 安っぽいシェリーが まわるせいね  今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる  男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears  きれいなビルに変わった このあたり 出会った日には さえない街だったね だめかもねと 怯えていたんじゃないの やっぱりねと 哄えば筋が合うわ  今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる  男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears
波の上何から何まで 昨日を 忘れてみても 胸の中に残る おまえの熱い声 昨日の酒を 今日の酒で 流してみても 砂漠の雨のように おまえに乾いてる  遠いエデン行きの貨物船が出る 帰りそこねたカモメが堕ちる 手も届かない 波の上  懲りもせずに 明日になれば 誰かに惚れて 昨日をくぐり抜けた 顔つきになれるだろう でも今夜は 少し今夜は イカレたハート 傍にいてくれるのは 優しすぎる Tanguerey  遠いエデン行きの貨物船が出る 帰りそこねたカモメが堕ちる 手も届かない 波の上 遠いエデン行きの貨物船が出る 帰りそこねたカモメが堕ちる 手も届かない 波の上中島みゆき中島みゆき中島みゆき何から何まで 昨日を 忘れてみても 胸の中に残る おまえの熱い声 昨日の酒を 今日の酒で 流してみても 砂漠の雨のように おまえに乾いてる  遠いエデン行きの貨物船が出る 帰りそこねたカモメが堕ちる 手も届かない 波の上  懲りもせずに 明日になれば 誰かに惚れて 昨日をくぐり抜けた 顔つきになれるだろう でも今夜は 少し今夜は イカレたハート 傍にいてくれるのは 優しすぎる Tanguerey  遠いエデン行きの貨物船が出る 帰りそこねたカモメが堕ちる 手も届かない 波の上 遠いエデン行きの貨物船が出る 帰りそこねたカモメが堕ちる 手も届かない 波の上
難破船思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから  後悔は終わらない ずっと終わらない 許しの海と忘却の海は 何処で会う  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて  いつから気がついていたのだろう もしかしたら船出の前から このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて  錨(アンカー)は届かない 水底に届かない 限りなく深くなって 限りなく透きとおって 限りなく凍りついて 限りなく間違って  風に抱かれて 風に抱かれて  思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから  このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから  後悔は終わらない ずっと終わらない 許しの海と忘却の海は 何処で会う  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて  いつから気がついていたのだろう もしかしたら船出の前から このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて  錨(アンカー)は届かない 水底に届かない 限りなく深くなって 限りなく透きとおって 限りなく凍りついて 限りなく間違って  風に抱かれて 風に抱かれて  思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから  このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて
二隻の舟GOLD LYLIC時は全てを連れてゆくものらしい なのにどうして寂しさを置き忘れてゆくの いくつになれば人懐かしさを うまく捨てられるようになるの 難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいない 時よ最後に残してくれるなら 寂しさの分だけ愚かさをください  おまえとわたしは たとえば二隻の舟 暗い海を渡ってゆくひとつひとつの舟 互いの姿は波に隔てられても 同じ歌を歌いながらゆく二隻の舟 時流を泳ぐ海鳥たちは むごい摂理をささやくばかり いつかちぎれる絆 見たさに 高く高く高く  敢えなくわたしが波に砕ける日には どこかでおまえの舟がかすかにきしむだろう それだけのことでわたしは海をゆけるよ たとえ舫い網は切れて嵐に飲まれても 時流を泳ぐ海鳥たちは むごい摂理をささやくばかり いつかちぎれる絆 見たさに 高く高く高く  おまえの悲鳴が胸にきこえてくるよ 越えてゆけと叫ぶ声が ゆくてを照らすよ きこえてくるよ どんな時も  おまえの悲鳴が胸にきこえてくるよ 越えてゆけと叫ぶ声が ゆくてを照らす  難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいないのに  風は強く波は高く 闇は深く星も見えない 風は強く波は高く 暗い海は果てるともなく 風の中で波の中で たかが愛は木の葉のように わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの ・ ・ ・ ・ ・GOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三時は全てを連れてゆくものらしい なのにどうして寂しさを置き忘れてゆくの いくつになれば人懐かしさを うまく捨てられるようになるの 難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいない 時よ最後に残してくれるなら 寂しさの分だけ愚かさをください  おまえとわたしは たとえば二隻の舟 暗い海を渡ってゆくひとつひとつの舟 互いの姿は波に隔てられても 同じ歌を歌いながらゆく二隻の舟 時流を泳ぐ海鳥たちは むごい摂理をささやくばかり いつかちぎれる絆 見たさに 高く高く高く  敢えなくわたしが波に砕ける日には どこかでおまえの舟がかすかにきしむだろう それだけのことでわたしは海をゆけるよ たとえ舫い網は切れて嵐に飲まれても 時流を泳ぐ海鳥たちは むごい摂理をささやくばかり いつかちぎれる絆 見たさに 高く高く高く  おまえの悲鳴が胸にきこえてくるよ 越えてゆけと叫ぶ声が ゆくてを照らすよ きこえてくるよ どんな時も  おまえの悲鳴が胸にきこえてくるよ 越えてゆけと叫ぶ声が ゆくてを照らす  難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいないのに  風は強く波は高く 闇は深く星も見えない 風は強く波は高く 暗い海は果てるともなく 風の中で波の中で たかが愛は木の葉のように わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの ・ ・ ・ ・ ・
二隻の舟時は 全てを連れてゆくものらしい なのに どうして 寂しさを置き忘れてゆくの いくつになれば 人懐かしさを うまく捨てられるようになるの 難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいない 時よ 最後に残してくれるなら 寂しさの分だけ 愚かさをください  おまえとわたしは たとえば二隻の舟 暗い海を渡ってゆく ひとつひとつの舟 互いの姿は波に隔てられても 同じ歌を歌いながらゆく 二隻の舟 時流を泳ぐ海鳥たちは むごい摂理をささやくばかり いつかちぎれる絆見たさに 高く高く高く  敢えなくわたしが 波に砕ける日には どこかでおまえの舟が かすかにきしむだろう それだけのことで わたしは海をゆけるよ たとえ舫い網は切れて 嵐に飲まれても きこえてくるよ どんな時も  おまえの悲鳴が 胸にきこえてくるよ 越えてゆけ と叫ぶ声が ゆくてを照らすよ  おまえの悲鳴が 胸にきこえてくるよ 越えてゆけ と叫ぶ声が ゆくてを照らす  難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいないのに  風は強く波は高く 闇は深く 星も見えない 風は強く波は高く 暗い海は果てるともなく 風の中で波の中で たかが愛は 木の葉のように  わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは二隻の舟中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三時は 全てを連れてゆくものらしい なのに どうして 寂しさを置き忘れてゆくの いくつになれば 人懐かしさを うまく捨てられるようになるの 難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいない 時よ 最後に残してくれるなら 寂しさの分だけ 愚かさをください  おまえとわたしは たとえば二隻の舟 暗い海を渡ってゆく ひとつひとつの舟 互いの姿は波に隔てられても 同じ歌を歌いながらゆく 二隻の舟 時流を泳ぐ海鳥たちは むごい摂理をささやくばかり いつかちぎれる絆見たさに 高く高く高く  敢えなくわたしが 波に砕ける日には どこかでおまえの舟が かすかにきしむだろう それだけのことで わたしは海をゆけるよ たとえ舫い網は切れて 嵐に飲まれても きこえてくるよ どんな時も  おまえの悲鳴が 胸にきこえてくるよ 越えてゆけ と叫ぶ声が ゆくてを照らすよ  おまえの悲鳴が 胸にきこえてくるよ 越えてゆけ と叫ぶ声が ゆくてを照らす  難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいないのに  風は強く波は高く 闇は深く 星も見えない 風は強く波は高く 暗い海は果てるともなく 風の中で波の中で たかが愛は 木の葉のように  わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは二隻の舟
希い希いに希う人ほど 希いを口に出さない 誰に打ち明けてみても 届かなかった日が多すぎて 欲にまみれた希いばかりが 先を争って叶(かな)ってゆく ささやかな希いばかりが 粉雪のように残される 肩を抱いてみても 頬を寄せてみても 何ひとつ ほんとは聞いていなかったんだ つましい希いだったのに  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ  言うに言えない恐れが 世界じゅうに溢(あふ)れてる 時が解決するだろうか 人が解決するだろうか 強く希えば叶(かな)うだなんて 子供に嘘はいけませんね 右と左の希いがあれば 強い方が叶(かな)うと教えますか その時でなければ間に合わない希いがある それと気付きながら 時を稼いだんだ 切(せつ)なる希いだったのに  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えにただひとつ  あなたのSOSが 聞こえなかったのは何故(なぜ)だ 聞こえなかったのではなく 聞きたくなかったせいだろう  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三希いに希う人ほど 希いを口に出さない 誰に打ち明けてみても 届かなかった日が多すぎて 欲にまみれた希いばかりが 先を争って叶(かな)ってゆく ささやかな希いばかりが 粉雪のように残される 肩を抱いてみても 頬を寄せてみても 何ひとつ ほんとは聞いていなかったんだ つましい希いだったのに  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ  言うに言えない恐れが 世界じゅうに溢(あふ)れてる 時が解決するだろうか 人が解決するだろうか 強く希えば叶(かな)うだなんて 子供に嘘はいけませんね 右と左の希いがあれば 強い方が叶(かな)うと教えますか その時でなければ間に合わない希いがある それと気付きながら 時を稼いだんだ 切(せつ)なる希いだったのに  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えにただひとつ  あなたのSOSが 聞こえなかったのは何故(なぜ)だ 聞こえなかったのではなく 聞きたくなかったせいだろう  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ
ねこちぐらねこちぐらに潜(もぐ)り込んで 1日じゅう出て来ないの ずいぶん古くてボロボロなのに 藁(わら)の匂いも消え去ったのに ねこちぐらに潜り込んで 1日じゅう出て来ないの 怒ってはいない 怖いこともない 欲しいものはない 何もいらない ねこちぐらに入ったまま 私の心 出て来なくなった  ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに たぶん あなたの部屋まで帰った 見上げているわ なつかしい窓 ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに 追い返してね ちゃんと話してね そこはもう 他(ほか)のねこの居場所 ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに  気まぐれだから 忘れんぼだから かまわないでおいて 何もいらない ねこちぐらに入ったまま 私の心 出て来なくなった  ねこは なにもいわない ねこは なにもいわない でも ねこだってかなしい でも ねこだってかなしい中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ねこちぐらに潜(もぐ)り込んで 1日じゅう出て来ないの ずいぶん古くてボロボロなのに 藁(わら)の匂いも消え去ったのに ねこちぐらに潜り込んで 1日じゅう出て来ないの 怒ってはいない 怖いこともない 欲しいものはない 何もいらない ねこちぐらに入ったまま 私の心 出て来なくなった  ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに たぶん あなたの部屋まで帰った 見上げているわ なつかしい窓 ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに 追い返してね ちゃんと話してね そこはもう 他(ほか)のねこの居場所 ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに  気まぐれだから 忘れんぼだから かまわないでおいて 何もいらない ねこちぐらに入ったまま 私の心 出て来なくなった  ねこは なにもいわない ねこは なにもいわない でも ねこだってかなしい でも ねこだってかなしい
熱病僕たちは熱病だった ありもしない夢を見ていた 大人だったり子供だったり男だったり 女になったり 僕たちは熱病だった 曲がりくねった道を見ていた 見ない聞かない言えないことで胸がふくれてはちきれそうだった でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病  僕たちは熱病だった 知恵が身につく寸前だった 熱の中でみんな白紙のテスト用紙で空を飛んでいた 僕たちは氷の海へ 上着のままで飛び込んでいた ずるくなって腐りきるより阿呆のままで昇天したかった でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病  でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病中島みゆき中島みゆき中島みゆき僕たちは熱病だった ありもしない夢を見ていた 大人だったり子供だったり男だったり 女になったり 僕たちは熱病だった 曲がりくねった道を見ていた 見ない聞かない言えないことで胸がふくれてはちきれそうだった でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病  僕たちは熱病だった 知恵が身につく寸前だった 熱の中でみんな白紙のテスト用紙で空を飛んでいた 僕たちは氷の海へ 上着のままで飛び込んでいた ずるくなって腐りきるより阿呆のままで昇天したかった でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病  でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
NEVER CRY OVER SPILT MILK昔 誰かを愛したことがあれば 二度と誰をも愛してはいけないのですか 昔 別れたいきさつが気になるのは 同じ別れを繰り返すと思うのですか  あばいてもあばいても心は晴れない 比べても比べても答は出ない  NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたをどんな人とも比べたりなんかできない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK  あやまちばかりくり返す人生でも くやみ続けて終わるなんて悲しすぎるわ 過去のすべてが私の邪魔をしても あなたとならば明日がある気がしてくるの  直しても直しても絵の具は足りない 試しても試しても答は出ない  NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたに替わる誰かになんか出会えるはずがない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三昔 誰かを愛したことがあれば 二度と誰をも愛してはいけないのですか 昔 別れたいきさつが気になるのは 同じ別れを繰り返すと思うのですか  あばいてもあばいても心は晴れない 比べても比べても答は出ない  NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたをどんな人とも比べたりなんかできない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK  あやまちばかりくり返す人生でも くやみ続けて終わるなんて悲しすぎるわ 過去のすべてが私の邪魔をしても あなたとならば明日がある気がしてくるの  直しても直しても絵の具は足りない 試しても試しても答は出ない  NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたに替わる誰かになんか出会えるはずがない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY
眠らないで眠らないで眠らないで ずっとずっとずっと このままふたりいつまでも歩きましょう 眠りの国のゴンドラはひとり乗り 出会ったことも 抱きあったことも 争ったことも 寄り添ったことも 頬に残る熱さも 腕に残る鼓動も みんな夢だったなんてことないよね 眠らないで眠らないで ずっとずっとずっと このままふたりいつまでも歩きましょう どこから夢と知らないで歩きましょう 歩きましょう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三眠らないで眠らないで ずっとずっとずっと このままふたりいつまでも歩きましょう 眠りの国のゴンドラはひとり乗り 出会ったことも 抱きあったことも 争ったことも 寄り添ったことも 頬に残る熱さも 腕に残る鼓動も みんな夢だったなんてことないよね 眠らないで眠らないで ずっとずっとずっと このままふたりいつまでも歩きましょう どこから夢と知らないで歩きましょう 歩きましょう
根雪(ねゆき)誰も気にしないで 泣いてなんか いるのじゃないわ 悲しそうに見えるのは 町に流れる 歌のせいよ  いやね古い歌は やさしすぎて なぐさめすぎて 余計なこと思い出す 誰かあの歌を 誰かやめさせて  いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか  町は 毎日 冬 どんな服でかくしてみせても 後ろ姿 こごえてる ひとり歩きは みんな 寒い  町は ひとりぼっち 白い雪に かくれて泣いてる 足跡も 車も そうよ あんたもかくして 降りしきる  いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか中島みゆき中島みゆき中島みゆき福井峻誰も気にしないで 泣いてなんか いるのじゃないわ 悲しそうに見えるのは 町に流れる 歌のせいよ  いやね古い歌は やさしすぎて なぐさめすぎて 余計なこと思い出す 誰かあの歌を 誰かやめさせて  いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか  町は 毎日 冬 どんな服でかくしてみせても 後ろ姿 こごえてる ひとり歩きは みんな 寒い  町は ひとりぼっち 白い雪に かくれて泣いてる 足跡も 車も そうよ あんたもかくして 降りしきる  いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか
野ウサギのようにいい男は いくらでもいるから そばにいてよね いつでもいてよね 誰にだって いいとこはあるから とかく ほろりと ほだされたりするわ 思いも寄らぬ女になって 変わったねって 哄われるだけ 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね  あたしの言うことは 男次第 ほらね 昨日と今とで もう違う 悪気のない人は みんな好きよ “好き”と“嫌い”の間がないのよ 思いも寄らぬ女になって 変わったねって 哄われるだけ 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね  見そこなった愛を 逃げだして また新しい烙印が 増える 野に棲む者は 一人に弱い 蜃気楼(きつねのもり)へ 駈け寄りたがる 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね中島みゆき中島みゆき中島みゆきいい男は いくらでもいるから そばにいてよね いつでもいてよね 誰にだって いいとこはあるから とかく ほろりと ほだされたりするわ 思いも寄らぬ女になって 変わったねって 哄われるだけ 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね  あたしの言うことは 男次第 ほらね 昨日と今とで もう違う 悪気のない人は みんな好きよ “好き”と“嫌い”の間がないのよ 思いも寄らぬ女になって 変わったねって 哄われるだけ 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね  見そこなった愛を 逃げだして また新しい烙印が 増える 野に棲む者は 一人に弱い 蜃気楼(きつねのもり)へ 駈け寄りたがる 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね
ノスタルジアいい人にだけめぐり会ったわ 騙されたことがない いい男いい別れそしてついにこのザマね 皮の鞄のケースワーカー くれるなら愛を頂戴 埃まみれの質屋から 御伽噺を出して頂戴 ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅  泣いてないわ悔やまないわ もう1杯お酒頂戴 嘆かないわ愚痴らないわ もう1本タバコ頂戴 次のバスから降りて来る人 もう1人待たせてね 泥のしずくを流すワイパー もう1人待たせてね ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅  傷ついてもつまずいても過ぎ去れば物語 人は誰も過ぎた日々に弁護士をつけたがる 裁かないでね叱らないでね思い出は物語 私どんな人のことも天使だったと言うわ ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅中島みゆき中島みゆき中島みゆきいい人にだけめぐり会ったわ 騙されたことがない いい男いい別れそしてついにこのザマね 皮の鞄のケースワーカー くれるなら愛を頂戴 埃まみれの質屋から 御伽噺を出して頂戴 ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅  泣いてないわ悔やまないわ もう1杯お酒頂戴 嘆かないわ愚痴らないわ もう1本タバコ頂戴 次のバスから降りて来る人 もう1人待たせてね 泥のしずくを流すワイパー もう1人待たせてね ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅  傷ついてもつまずいても過ぎ去れば物語 人は誰も過ぎた日々に弁護士をつけたがる 裁かないでね叱らないでね思い出は物語 私どんな人のことも天使だったと言うわ ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅
Nobody Is RightGOLD LYLICNobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right  もしも私が全て正しくて とても正しくて 周りを見れば 世にある限り全てのものは 私以外は間違いばかり もしもあなたが全て正しくて とても正しくて 周りを見れば 世にある限り全てのものは あなた以外は間違いばかり つらいだろうね その1日は 嫌いな人しか 出会えない 寒いだろうね その1生は 軽蔑だけしか いだけない 正しさと正しさとが 相容れないのはいったい何故なんだ Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃない  悪い人などいないだなんて あいにくですが頷けません 正しい人こそいないんじゃないか カンペキ正しいってどういう人だ 争う人は正しさを説く 正しさゆえの争いを説く その正しさは気分がいいか 正しさの勝利が気分いいんじゃないのか つらいだろうね その1日は 嫌いな人しか 出会えない 寒いだろうね その1生は 軽蔑だけしか いだけない 正しさと正しさとが 相容れないのはいったい何故なんだ Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃない  Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃないGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right  もしも私が全て正しくて とても正しくて 周りを見れば 世にある限り全てのものは 私以外は間違いばかり もしもあなたが全て正しくて とても正しくて 周りを見れば 世にある限り全てのものは あなた以外は間違いばかり つらいだろうね その1日は 嫌いな人しか 出会えない 寒いだろうね その1生は 軽蔑だけしか いだけない 正しさと正しさとが 相容れないのはいったい何故なんだ Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃない  悪い人などいないだなんて あいにくですが頷けません 正しい人こそいないんじゃないか カンペキ正しいってどういう人だ 争う人は正しさを説く 正しさゆえの争いを説く その正しさは気分がいいか 正しさの勝利が気分いいんじゃないのか つらいだろうね その1日は 嫌いな人しか 出会えない 寒いだろうね その1生は 軽蔑だけしか いだけない 正しさと正しさとが 相容れないのはいったい何故なんだ Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃない  Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃない
萩野原なつかしい野原で遊んでる夢を見ました 何がそんなにおかしいのか 笑っていました 風の吹く野原で 髪が舞い上がっても 笑いながら走ってゆく後ろ姿 振り返ると いつのまにか後ろ姿 振り返ると あの人に変わっていて 招くように急がすように笑って 消えました  萩の咲く野原は行ったことがないのに 白く揺れる野原は まるで波のようでした その中で私はあの人を呼んでいました 思い出せば 昔一輪もらいましたね 目をさますと 暗い部屋で泣いています 知らぬ人の腕の中で泣いています 思い出せるあの人は いつも少年です  なつかしい野原は今もあるのでしょうか いつか私が帰ってゆく白い野原は その中に私は 住むことができるでしょうか 何も起きない頃のように 笑うでしょうか 目をさますと 暗い部屋で泣いています 知らぬ人の腕の中で泣いています 思い出せるあの人だけは いつも少年です中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三なつかしい野原で遊んでる夢を見ました 何がそんなにおかしいのか 笑っていました 風の吹く野原で 髪が舞い上がっても 笑いながら走ってゆく後ろ姿 振り返ると いつのまにか後ろ姿 振り返ると あの人に変わっていて 招くように急がすように笑って 消えました  萩の咲く野原は行ったことがないのに 白く揺れる野原は まるで波のようでした その中で私はあの人を呼んでいました 思い出せば 昔一輪もらいましたね 目をさますと 暗い部屋で泣いています 知らぬ人の腕の中で泣いています 思い出せるあの人は いつも少年です  なつかしい野原は今もあるのでしょうか いつか私が帰ってゆく白い野原は その中に私は 住むことができるでしょうか 何も起きない頃のように 笑うでしょうか 目をさますと 暗い部屋で泣いています 知らぬ人の腕の中で泣いています 思い出せるあの人だけは いつも少年です
白鳥の歌が聴こえる海からかぞえて三番目の倉庫では NOを言わない女に逢える くずれかかった瀞箱の陰には 夜の数だけ天国が見える 白鳥たちの歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ  やさしさだけしかあげられるものがない こんな最後の夜というのに 長く伸ばした髪の毛は冷たい 凍る男をあたためきらぬ 白鳥たちの歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ  言い残す言葉をくちびるにください かもめづたいに運んであげる いとおしい者へ から元気ひとつ 小さい者へ 笑い話ひとつ 白鳥たちの 歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ中島みゆき中島みゆき中島みゆき海からかぞえて三番目の倉庫では NOを言わない女に逢える くずれかかった瀞箱の陰には 夜の数だけ天国が見える 白鳥たちの歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ  やさしさだけしかあげられるものがない こんな最後の夜というのに 長く伸ばした髪の毛は冷たい 凍る男をあたためきらぬ 白鳥たちの歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ  言い残す言葉をくちびるにください かもめづたいに運んであげる いとおしい者へ から元気ひとつ 小さい者へ 笑い話ひとつ 白鳥たちの 歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ
はじめましてはじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度 つきあわせてよ  新しい服を着る 季節のように 今来た道を 忘れてしまう 枯れた枝 落とすように 悲しい人を 他人のように忘れてしまう はじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度 つきあわせてよ  シカタナイ シカタナイ そんなことばを 覚えるために 生まれて来たの 少しだけ 少しだけ 私のことを 愛せる人もいると思いたい はじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度 つきあわせてよ  はじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度 つきあわせてよ はじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度 つきあわせてよ中島みゆき中島みゆき中島みゆきはじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度 つきあわせてよ  新しい服を着る 季節のように 今来た道を 忘れてしまう 枯れた枝 落とすように 悲しい人を 他人のように忘れてしまう はじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度 つきあわせてよ  シカタナイ シカタナイ そんなことばを 覚えるために 生まれて来たの 少しだけ 少しだけ 私のことを 愛せる人もいると思いたい はじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度 つきあわせてよ  はじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度 つきあわせてよ はじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度 つきあわせてよ
裸足で走れ黙っているのは 卑怯なことだと おしゃべり男の 声がする 命があるなら 闘うべきだと おびえた声がする  上着を着たまま 話をするのは 正気の沙汰では ないらしい 脱がせた上着を 拾って着るのは 賢いことらしい  一人になるのが 恐いなら 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ  裸足はいかがと すすめる奴らに限って グラスを 投げ捨てる ささくれひとつも つくらぬ指なら 握手もどんなに 楽だろう  かかとを切り裂く 痛みを指さし 心の熱さと 人は呼ぶ ここまでおいでと 手を振り手招き 背中へ ガラスを降り注ぐ  一人になるのが 恐いなら  裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ中島みゆき中島みゆき中島みゆき石川鷹彦黙っているのは 卑怯なことだと おしゃべり男の 声がする 命があるなら 闘うべきだと おびえた声がする  上着を着たまま 話をするのは 正気の沙汰では ないらしい 脱がせた上着を 拾って着るのは 賢いことらしい  一人になるのが 恐いなら 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ  裸足はいかがと すすめる奴らに限って グラスを 投げ捨てる ささくれひとつも つくらぬ指なら 握手もどんなに 楽だろう  かかとを切り裂く 痛みを指さし 心の熱さと 人は呼ぶ ここまでおいでと 手を振り手招き 背中へ ガラスを降り注ぐ  一人になるのが 恐いなら  裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ
裸爪のライオン裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない者  今日 僕は古い教科書を焼いた 涙をぬぐいながら 校庭の隅で いつもひとりだった あの頃の日々を焼いた 凍りついた街を捨てて 旅に出る一日前だった  ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説  もう あの場所には縛りつけられない 少しは振り向くけど なつかしさは 愛と違う もっと好きな場所ができる きっと  ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説  閉ざしたドアをこぼれて 光の帯が導く スタートライン  裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない 裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない中島みゆき中島みゆき後藤次利裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない者  今日 僕は古い教科書を焼いた 涙をぬぐいながら 校庭の隅で いつもひとりだった あの頃の日々を焼いた 凍りついた街を捨てて 旅に出る一日前だった  ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説  もう あの場所には縛りつけられない 少しは振り向くけど なつかしさは 愛と違う もっと好きな場所ができる きっと  ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説  閉ざしたドアをこぼれて 光の帯が導く スタートライン  裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない 裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない
ハリネズミだって恋をする傷つきやすいということが 言い訳(わけ)になってハリネズミ 傷つきやすいということが 逃げ道になってハリネズミ 傷つきやすいということが 世渡(よわた)りになってハリネズミ 傷つきやすいということが 止まらなくなってハリネズミ この針は 脱げない鎧(よろい) 寒さよけにもならないくせに この針は 脱げない鎧(よろい) 人にも我にも突き刺さる でも ハリネズミだってね 切実(せつじつ)な恋をする 暖めあって眠りたい ハリネズミだって恋をする  傷つけちまった悲しみに 後(あと)ずさりするハリネズミ 傷つけちまった悲しみに ひとりぽっちになるハリネズミ この針は 脱げない鎧(よろい) 外から来たか内から来たか この針は 脱げない鎧(よろい) 折っても抜いてもまだ増(ふ)える でも ハリネズミだってね 遠大(えんだい)な恋をする 隙(すき)まる出しで笑いたい ハリネズミだって恋をする ハリネズミだって恋をする中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三傷つきやすいということが 言い訳(わけ)になってハリネズミ 傷つきやすいということが 逃げ道になってハリネズミ 傷つきやすいということが 世渡(よわた)りになってハリネズミ 傷つきやすいということが 止まらなくなってハリネズミ この針は 脱げない鎧(よろい) 寒さよけにもならないくせに この針は 脱げない鎧(よろい) 人にも我にも突き刺さる でも ハリネズミだってね 切実(せつじつ)な恋をする 暖めあって眠りたい ハリネズミだって恋をする  傷つけちまった悲しみに 後(あと)ずさりするハリネズミ 傷つけちまった悲しみに ひとりぽっちになるハリネズミ この針は 脱げない鎧(よろい) 外から来たか内から来たか この針は 脱げない鎧(よろい) 折っても抜いてもまだ増(ふ)える でも ハリネズミだってね 遠大(えんだい)な恋をする 隙(すき)まる出しで笑いたい ハリネズミだって恋をする ハリネズミだって恋をする
春なのにGOLD LYLIC卒業だけが理由でしょうか 会えなくなるねと 右手を出して さみしくなるよ それだけですか むこうで友だち 呼んでますね 流れる季節たちを 微笑みで送りたいけれど  春なのに お別れですか 春なのに 涙がこぼれます 春なのに 春なのに ため息またひとつ  卒業しても 白い喫茶店 今までどおりに会えますねと 君の話はなんだったのと きかれるまでは 言う気でした 記念にください ボタンをひとつ 青い空に捨てます  春なのに お別れですか 春なのに 涙がこぼれます 春なのに 春なのに ため息またひとつ  記念にください ボタンをひとつ 青い空に捨てます  春なのに お別れですか 春なのに 涙がこぼれます 春なのに 春なのに ため息またひとつGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき卒業だけが理由でしょうか 会えなくなるねと 右手を出して さみしくなるよ それだけですか むこうで友だち 呼んでますね 流れる季節たちを 微笑みで送りたいけれど  春なのに お別れですか 春なのに 涙がこぼれます 春なのに 春なのに ため息またひとつ  卒業しても 白い喫茶店 今までどおりに会えますねと 君の話はなんだったのと きかれるまでは 言う気でした 記念にください ボタンをひとつ 青い空に捨てます  春なのに お別れですか 春なのに 涙がこぼれます 春なのに 春なのに ため息またひとつ  記念にください ボタンをひとつ 青い空に捨てます  春なのに お別れですか 春なのに 涙がこぼれます 春なのに 春なのに ため息またひとつ
春までなんぼ私のことを嫌いな人が 私を好きなふりしてだます わかっていても信じてしまう 1パーセント信じてしまう 面白ければ 愛しなさいね 束の間限り 愛しなさいね それでも私 信じてしまう 残り99の疑い 殺す 春までなんぼ 春までなんぼ 私の身体で あとまだいくつ 春までなんぼ  いらない鳥を逃がしてあげた 逃がしてすぐに 野良猫喰べた 自由の歌が親切顔で そういうふうに誰かを喰べる 春までなんぼ春までなんぼ 私の身体であとまだいくつ 春までなんぼ  真面目にやってりゃ いつかは芽が出る? 諦めなければ 必ず芽が出る? 私の夢は大きくはない 春来い早く 生きてるうちに 春までなんぼ 春までなんぼ 私の身体であとまだいくつ 春までなんぼ中島みゆき中島みゆき中島みゆき私のことを嫌いな人が 私を好きなふりしてだます わかっていても信じてしまう 1パーセント信じてしまう 面白ければ 愛しなさいね 束の間限り 愛しなさいね それでも私 信じてしまう 残り99の疑い 殺す 春までなんぼ 春までなんぼ 私の身体で あとまだいくつ 春までなんぼ  いらない鳥を逃がしてあげた 逃がしてすぐに 野良猫喰べた 自由の歌が親切顔で そういうふうに誰かを喰べる 春までなんぼ春までなんぼ 私の身体であとまだいくつ 春までなんぼ  真面目にやってりゃ いつかは芽が出る? 諦めなければ 必ず芽が出る? 私の夢は大きくはない 春来い早く 生きてるうちに 春までなんぼ 春までなんぼ 私の身体であとまだいくつ 春までなんぼ
HALFはじめてあなたを見かけた時に 誰よりもなつかしい気がしました 遠い昔から知ってたような とてもなつかしい人に思えて 気のせいでしょうとそれきり忙しく 時は流れてゆく費やす日々 傷つけ傷つく苦い旅の中で 私あなたのこと思い出したわ 次に生まれて来る時は めぐり会おうと誓ったね 次に生まれて来る時は 離れないよと誓ったね なんで遠回りばかりしてきたの 私 誓いを忘れて今日の日まで 私たちは こうしてさすらいながら この人生もすれ違ってしまうのですか  誰でもいいほどさみしかったけれど 誰からももらえはしない愛だった 遠い彼方の日 誓った約束を やっと思い出す でも遅すぎて 寄り添いたくて寄り添いたくて 魂の半分が足りなかった 人違いばかりくり返すうちに 見失うばかりの大切な人 次に生まれて来る時は めぐり会おうと誓ったね 次に生まれて来る時は 離れないよと誓ったね なんで遠回りばかりしてきたの 私 誓いを忘れて今日の日まで 私たちは こうしてさすらいながら この人生もすれ違ってしまうのですか  次に生まれて来る時は めぐり会おうと誓ったね 次に生まれて来る時は 離れないよと誓ったね せめて伝えたい 後ろ姿に 私 おぼえていたよと今さらなのに もう一度誓いなおすことができるなら この次に生まれて来る時は きっと中島みゆき中島みゆき中島みゆきはじめてあなたを見かけた時に 誰よりもなつかしい気がしました 遠い昔から知ってたような とてもなつかしい人に思えて 気のせいでしょうとそれきり忙しく 時は流れてゆく費やす日々 傷つけ傷つく苦い旅の中で 私あなたのこと思い出したわ 次に生まれて来る時は めぐり会おうと誓ったね 次に生まれて来る時は 離れないよと誓ったね なんで遠回りばかりしてきたの 私 誓いを忘れて今日の日まで 私たちは こうしてさすらいながら この人生もすれ違ってしまうのですか  誰でもいいほどさみしかったけれど 誰からももらえはしない愛だった 遠い彼方の日 誓った約束を やっと思い出す でも遅すぎて 寄り添いたくて寄り添いたくて 魂の半分が足りなかった 人違いばかりくり返すうちに 見失うばかりの大切な人 次に生まれて来る時は めぐり会おうと誓ったね 次に生まれて来る時は 離れないよと誓ったね なんで遠回りばかりしてきたの 私 誓いを忘れて今日の日まで 私たちは こうしてさすらいながら この人生もすれ違ってしまうのですか  次に生まれて来る時は めぐり会おうと誓ったね 次に生まれて来る時は 離れないよと誓ったね せめて伝えたい 後ろ姿に 私 おぼえていたよと今さらなのに もう一度誓いなおすことができるなら この次に生まれて来る時は きっと
ばいばいどくおぶざべい次の仕事が決まったんだってね ロックシンガー 最後に歌っておくれよ 得意だったどくおぶざべい どんな真昼の空より明るい 明るい歌 おいらの左手 もうダメなんだってさ どくおぶざべい イカれちまったんだってさ どくおぶざべい 幕を引かないでくれ 明かりを消さないでくれ みんなわかってるから 誰も何も言わないでくれ ばいばいどくおぶざべい ばいばい どくおぶざべい  次の土曜の晩に この店に来てみれば 誰かがきっと歌っているんだろうな らいかろうりんすとうん 挨拶をきりだすのは こちらから 誰もおいらを覚えていないだろうな らいかろうりんすとうん 長居はできないだろう ろうりんすとうん みんな変わってしまう みんな忘れてしまうだろう だから最後の歌は空より明るい ばいばいどくおぶざべい ばいばい  ギターが重いぜ めちゃくちゃ重いぜ ロックシンガー 放りだしちまいたくなって 丁度いいやどくおぶざべい イカれたギターが おいらのイカれたこの腕に 溶けるつもりで何かたくらんでいるらしいぜどくおぶざべい みんな一緒に行っちまえ ばいばいばい 幕を引かないでくれ 明かりを消さないでくれ みんなわかってるから 誰も何も言わないでくれ ばいばいどくおぶざべい ばいばいどくおぶざべい ばいばいどくおぶざべい ばい中島みゆき中島みゆき中島みゆき次の仕事が決まったんだってね ロックシンガー 最後に歌っておくれよ 得意だったどくおぶざべい どんな真昼の空より明るい 明るい歌 おいらの左手 もうダメなんだってさ どくおぶざべい イカれちまったんだってさ どくおぶざべい 幕を引かないでくれ 明かりを消さないでくれ みんなわかってるから 誰も何も言わないでくれ ばいばいどくおぶざべい ばいばい どくおぶざべい  次の土曜の晩に この店に来てみれば 誰かがきっと歌っているんだろうな らいかろうりんすとうん 挨拶をきりだすのは こちらから 誰もおいらを覚えていないだろうな らいかろうりんすとうん 長居はできないだろう ろうりんすとうん みんな変わってしまう みんな忘れてしまうだろう だから最後の歌は空より明るい ばいばいどくおぶざべい ばいばい  ギターが重いぜ めちゃくちゃ重いぜ ロックシンガー 放りだしちまいたくなって 丁度いいやどくおぶざべい イカれたギターが おいらのイカれたこの腕に 溶けるつもりで何かたくらんでいるらしいぜどくおぶざべい みんな一緒に行っちまえ ばいばいばい 幕を引かないでくれ 明かりを消さないでくれ みんなわかってるから 誰も何も言わないでくれ ばいばいどくおぶざべい ばいばいどくおぶざべい ばいばいどくおぶざべい ばい
バクですバクです バクです 今の今からバクになる バクです バクです バクになることにしたんです  あんたの 悪い夢を喰っちまいます あんたの 怖(こわ)い夢を喰っちまいます あんたの つらい夢を喰っちまいます あんたの 泣いた夢を喰っちまいます  バクはまったく平気なんです 痛くもかゆくもないんです 腹いっぱいになりすぎたなら ふわりふわりと浮きそうだ そしたらバクは夢を見るんだ そしたらバクは夢を見るんだ 笑ってるあんたの夢を見る  バクです バクです 今の今からバクになる バクです バクです バクになることにしたんです  あんたの 悲しいことを喰っちまいます あんたの 寂しいことを喰っちまいます あんたの 苦しいことを喰っちまいます あんたの 痛いことを喰っちまいます  バクはまったく悪(あく)もの喰いで 何んでも彼んでも喰うんです 心配されても その心配さえ うまいうまいと喰いそうだ バクは1人で喰い続けてる バクは1人で喰い続けてる 笑ってるあんたの夢を見るまで  バクの上に夢よ降り積め あんたの捨てたい夢よ降れ バクは1人で喰い続けてる バクは1人で喰い続けてる 笑ってるあんたの夢を見るまで バクです バクです 今の今からバクになる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三バクです バクです 今の今からバクになる バクです バクです バクになることにしたんです  あんたの 悪い夢を喰っちまいます あんたの 怖(こわ)い夢を喰っちまいます あんたの つらい夢を喰っちまいます あんたの 泣いた夢を喰っちまいます  バクはまったく平気なんです 痛くもかゆくもないんです 腹いっぱいになりすぎたなら ふわりふわりと浮きそうだ そしたらバクは夢を見るんだ そしたらバクは夢を見るんだ 笑ってるあんたの夢を見る  バクです バクです 今の今からバクになる バクです バクです バクになることにしたんです  あんたの 悲しいことを喰っちまいます あんたの 寂しいことを喰っちまいます あんたの 苦しいことを喰っちまいます あんたの 痛いことを喰っちまいます  バクはまったく悪(あく)もの喰いで 何んでも彼んでも喰うんです 心配されても その心配さえ うまいうまいと喰いそうだ バクは1人で喰い続けてる バクは1人で喰い続けてる 笑ってるあんたの夢を見るまで  バクの上に夢よ降り積め あんたの捨てたい夢よ降れ バクは1人で喰い続けてる バクは1人で喰い続けてる 笑ってるあんたの夢を見るまで バクです バクです 今の今からバクになる
バス通り昔の女を だれかと噂するのなら 辺りの景色に気をつけてからするものよ まさかすぐ後ろの ウィンドウのかげで いま言われている 私が 涙を流して すわっていることなんて あなたは 夢にも思っていないみたいね  バスは雨で遅れてる 店は歌が 止まってる ふっと聞こえる 口ぐせも 変わらないみたいね それがつらいわ  時計をさがして あなたが店をのぞくまで 私は無理して 笑顔になろうとしてる  古びた時計は 今でも 昔のように あなた待ちわびて 十時の歌を歌いだす 小指をすべらせて ウィンドウをたたく ねえ 一年半遅刻よ あの日はふたりの時計が違ってたのよね あなたはほんとは待っていてくれたのよね  バスは雨で遅れてる 店は歌が流れだす 雨を片手でよけながら 二人ひとつの上着 かけだしてゆく  ため息みたいな 時計の歌を 聴きながら 私は ガラスの指輪をしずかに落とす中島みゆき中島みゆき中島みゆき萩田光雄昔の女を だれかと噂するのなら 辺りの景色に気をつけてからするものよ まさかすぐ後ろの ウィンドウのかげで いま言われている 私が 涙を流して すわっていることなんて あなたは 夢にも思っていないみたいね  バスは雨で遅れてる 店は歌が 止まってる ふっと聞こえる 口ぐせも 変わらないみたいね それがつらいわ  時計をさがして あなたが店をのぞくまで 私は無理して 笑顔になろうとしてる  古びた時計は 今でも 昔のように あなた待ちわびて 十時の歌を歌いだす 小指をすべらせて ウィンドウをたたく ねえ 一年半遅刻よ あの日はふたりの時計が違ってたのよね あなたはほんとは待っていてくれたのよね  バスは雨で遅れてる 店は歌が流れだす 雨を片手でよけながら 二人ひとつの上着 かけだしてゆく  ため息みたいな 時計の歌を 聴きながら 私は ガラスの指輪をしずかに落とす
BA-NA-NA私には何が有る 他(ほか)と比べずに何が有る 私には何が無い 他(ほか)と比べずに何が無い アジアの国に生まれ来て アジアの水を飲みながら アジアの土を這(は)い 風を吸い 強い国の民を 真似ては及ばず あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA  私足す 何を足す 生まれつきに無い何を足す 私引く 何を引く 生まれつきに有る何を引く アジアの顔に生まれ来て アジアの文字を書きながら アジアの友を持ち 人を恋い 強い国の民に 混じって混じらず あぁ今日も身の程を知る BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も身の程を知る BA-NA-NA-NA-NA-NA  アジアの国に生まれ来て アジアの水を飲みながら アジアの土を這(は)い 風を吸い 強い国の民を 真似ては及ばず あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三私には何が有る 他(ほか)と比べずに何が有る 私には何が無い 他(ほか)と比べずに何が無い アジアの国に生まれ来て アジアの水を飲みながら アジアの土を這(は)い 風を吸い 強い国の民を 真似ては及ばず あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA  私足す 何を足す 生まれつきに無い何を足す 私引く 何を引く 生まれつきに有る何を引く アジアの顔に生まれ来て アジアの文字を書きながら アジアの友を持ち 人を恋い 強い国の民に 混じって混じらず あぁ今日も身の程を知る BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も身の程を知る BA-NA-NA-NA-NA-NA  アジアの国に生まれ来て アジアの水を飲みながら アジアの土を這(は)い 風を吸い 強い国の民を 真似ては及ばず あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA
バラ色の未来今より未来のほうが きっと良くなってゆくと 教えられたから ただ待っている 星はまたたいて笑う 星はころがって笑う 今夜、月のかげに入る  だれかが耳うちをしてる だれかが誘いをかけてる あなたも幸せになりたいでしょうと だれかがあなたの手をとって だれかがあなたの目を閉じて 未来はバラ色ですと言う  わかってる 未来はまだ遙か遠くて届くまでに まだ何千年もかかると 僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く  だれもまだ見たことがない バラ色をまだ見たことがない これだと言われたらそうかなと思う しだいにそれじゃなきゃイヤだと思いこむようになって それがないのがつらくなる  教えてよ 僕の憧れてたあの頃 バラの色はどんな色だったというのか 僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く  僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く 僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く 僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く 僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三今より未来のほうが きっと良くなってゆくと 教えられたから ただ待っている 星はまたたいて笑う 星はころがって笑う 今夜、月のかげに入る  だれかが耳うちをしてる だれかが誘いをかけてる あなたも幸せになりたいでしょうと だれかがあなたの手をとって だれかがあなたの目を閉じて 未来はバラ色ですと言う  わかってる 未来はまだ遙か遠くて届くまでに まだ何千年もかかると 僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く  だれもまだ見たことがない バラ色をまだ見たことがない これだと言われたらそうかなと思う しだいにそれじゃなきゃイヤだと思いこむようになって それがないのがつらくなる  教えてよ 僕の憧れてたあの頃 バラの色はどんな色だったというのか 僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く  僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く 僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く 僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く 僕は僕は手紙を書く 僕にあてて手紙を書く
ばりほれとんぜどうしようもない勝手な奴だ どうしようもない不埒(ふらち)な奴だ 手綱(たづな)のきかないコントロール 取り乱してるぜコントロール 甘く見てた我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ  どうしようもない戯(たわ)けた奴だ どうしようもない阿呆な奴だ 予測のつかないコントロール いまだかつてないコントロール 常識のない我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ  手綱(たづな)のきかない 取り乱してる 予測のつかない いまだかつてない 甘く見てた我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲どうしようもない勝手な奴だ どうしようもない不埒(ふらち)な奴だ 手綱(たづな)のきかないコントロール 取り乱してるぜコントロール 甘く見てた我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ  どうしようもない戯(たわ)けた奴だ どうしようもない阿呆な奴だ 予測のつかないコントロール いまだかつてないコントロール 常識のない我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ  手綱(たづな)のきかない 取り乱してる 予測のつかない いまだかつてない 甘く見てた我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ
パラダイス・カフェネオンサインが妖しすぎて あらぬ期待の国道沿い いま通った車もきっと5分でUターンして来る  '60年のカレンダーが今もここでは使われてる 土曜の後が金曜日に変わることでもない限り  いざないの風が吹く なりゆきの顛末 寝そびれた子供には目の毒な宵  ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで色とりどりの客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで悩みのない客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢  砂の底から知らず知らず揮発してゆくオイルのように 胸の底から知らず知らず揮発してゆけ昼間の痛み  パームの枝にさえぎられて月はひそかに昇ってゆく 横顔だけをみせて笑う愛想の悪い美人のようだ  いざないの風が吹く なりゆきの顛末 寝そびれた子供には目の毒な宵  ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで色とりどりの客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで悩みのない客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ネオンサインが妖しすぎて あらぬ期待の国道沿い いま通った車もきっと5分でUターンして来る  '60年のカレンダーが今もここでは使われてる 土曜の後が金曜日に変わることでもない限り  いざないの風が吹く なりゆきの顛末 寝そびれた子供には目の毒な宵  ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで色とりどりの客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで悩みのない客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢  砂の底から知らず知らず揮発してゆくオイルのように 胸の底から知らず知らず揮発してゆけ昼間の痛み  パームの枝にさえぎられて月はひそかに昇ってゆく 横顔だけをみせて笑う愛想の悪い美人のようだ  いざないの風が吹く なりゆきの顛末 寝そびれた子供には目の毒な宵  ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで色とりどりの客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで悩みのない客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢
羊の言葉羊の言葉に戸惑わされている 無口だった筈の女が急にしゃべりだしたから 羊はなんにも言わないと思ってる 黙ってもしゃべっても愛は変わらないのに  耳を貸さなかったのは貴方よ 女が何かをほざいても放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 考えて 貴方に言った人 考えて それがあたしの今の彼よ  羊の言葉はありえないと思ってる 黙ってただ笑ってるだけでいい それですべてだと思ってる 羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ  貴方の腕の中寒かった 1人でいるよりも寒かった 放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 思い出して 貴方に言った人 思い出して それがあたしの今の彼よ  羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三羊の言葉に戸惑わされている 無口だった筈の女が急にしゃべりだしたから 羊はなんにも言わないと思ってる 黙ってもしゃべっても愛は変わらないのに  耳を貸さなかったのは貴方よ 女が何かをほざいても放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 考えて 貴方に言った人 考えて それがあたしの今の彼よ  羊の言葉はありえないと思ってる 黙ってただ笑ってるだけでいい それですべてだと思ってる 羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ  貴方の腕の中寒かった 1人でいるよりも寒かった 放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 思い出して 貴方に言った人 思い出して それがあたしの今の彼よ  羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ
陽紡ぎ唄Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  陽なたの綿毛と 月夜の綿毛を 両手で抱えて小人たちが紡ぐよ  木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 急げよ Ding-Dong, Ding-Dong 紡げよ 光の綿毛は刻一刻逃げるよ  Sunlight, Moonlight ひとひら Sunlight, Moonlight ふたひら 糸遊の糸車 小人たちが紡ぐよ  木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  何か話しかけるよ Ding-Dong, Ding-Dong, Ding-Dong……中島みゆき中島みゆき中島みゆきDing-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  陽なたの綿毛と 月夜の綿毛を 両手で抱えて小人たちが紡ぐよ  木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 急げよ Ding-Dong, Ding-Dong 紡げよ 光の綿毛は刻一刻逃げるよ  Sunlight, Moonlight ひとひら Sunlight, Moonlight ふたひら 糸遊の糸車 小人たちが紡ぐよ  木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  何か話しかけるよ Ding-Dong, Ding-Dong, Ding-Dong……
人待ち歌来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、  待つ、待たない、待つ、待たない、 待つ、待たない、待つ、待たない、 待つ、待たない、待つ、待たない、 待つ、待たない、待つ、待たない、  来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、  荒野を越えて 銀河を越えて 戦さを越えて 必ず逢おう  荒野を越えて 銀河を越えて 戦さを越えて 必ず逢おう  来る、来ない、来る、来ない、 待つ、待たない、待つ、待たない、 逢う、逢えない、逢う、逢えない、 逢う、逢えない、逢う中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、  待つ、待たない、待つ、待たない、 待つ、待たない、待つ、待たない、 待つ、待たない、待つ、待たない、 待つ、待たない、待つ、待たない、  来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、 来る、来ない、来る、来ない、  荒野を越えて 銀河を越えて 戦さを越えて 必ず逢おう  荒野を越えて 銀河を越えて 戦さを越えて 必ず逢おう  来る、来ない、来る、来ない、 待つ、待たない、待つ、待たない、 逢う、逢えない、逢う、逢えない、 逢う、逢えない、逢う
ひとりもううらみごとなら 言うのはやめましょう あの日出会った 思い出までも まちがいに 思えてしまうから  ねえ出会いの言葉を 忘れないでいてね だれかに ほめてもらったことなど あれきりのことだもの  時計の針なら戻る 枯れた花さえも 季節がめぐれば戻る でも私たちの愛は Good-by Good-by 明日からひとり どんな淋しい時でも 頼れないのね Good-by Good-by 慣れてるわひとり 心配なんかしないで 幸せになって  ねえ 歳をとったら もう一度会ってよね 今は心が まだ子供すぎます 謝ることさえも できぬほど  いつか遠い国から長い手紙を書いたら 封は切らずに かくしておいてよ いつか歳をとる日まで  時計の針なら戻る 枯れた花さえも 季節がめぐれば戻る でも私たちの愛は Good-by Good-by 明日からひとり どんな淋しい時でも 頼れないのね Good-by Good-by 慣れてるわひとり 心配なんかしないで 幸せになって  Good-by Good-by 明日からひとり どんな淋しい時でも 頼れないのね Good-by Good-by 慣れてるわひとり 心配なんかしないで 幸せになって中島みゆき中島みゆき中島みゆきもううらみごとなら 言うのはやめましょう あの日出会った 思い出までも まちがいに 思えてしまうから  ねえ出会いの言葉を 忘れないでいてね だれかに ほめてもらったことなど あれきりのことだもの  時計の針なら戻る 枯れた花さえも 季節がめぐれば戻る でも私たちの愛は Good-by Good-by 明日からひとり どんな淋しい時でも 頼れないのね Good-by Good-by 慣れてるわひとり 心配なんかしないで 幸せになって  ねえ 歳をとったら もう一度会ってよね 今は心が まだ子供すぎます 謝ることさえも できぬほど  いつか遠い国から長い手紙を書いたら 封は切らずに かくしておいてよ いつか歳をとる日まで  時計の針なら戻る 枯れた花さえも 季節がめぐれば戻る でも私たちの愛は Good-by Good-by 明日からひとり どんな淋しい時でも 頼れないのね Good-by Good-by 慣れてるわひとり 心配なんかしないで 幸せになって  Good-by Good-by 明日からひとり どんな淋しい時でも 頼れないのね Good-by Good-by 慣れてるわひとり 心配なんかしないで 幸せになって
ひとり遊びもう長いこと あたしは ひとり遊び 独楽を回したり 鞠をついたりして 日も暮れるころ あたしは追いかけるよ 独楽を抱えた 影のあとをね  鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ あたしの影を 追いかけて あたしの影を 追いかけてよ…  もう長い影 果てない ひとり遊び 声は 自分の 泣き声ばかり 日も暮れ果てて あたしは追いかけるよ 影踏み鬼は 悲しい遊び  鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ あたしの影を 追いかけて あたしの影を 追いかけてよ…中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進もう長いこと あたしは ひとり遊び 独楽を回したり 鞠をついたりして 日も暮れるころ あたしは追いかけるよ 独楽を抱えた 影のあとをね  鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ あたしの影を 追いかけて あたしの影を 追いかけてよ…  もう長い影 果てない ひとり遊び 声は 自分の 泣き声ばかり 日も暮れ果てて あたしは追いかけるよ 影踏み鬼は 悲しい遊び  鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ あたしの影を 追いかけて あたしの影を 追いかけてよ…
ひとり上手PLATINA LYLIC私の帰る家は あなたの声のする街角 冬の雨に打たれて あなたの足音をさがすのよ  あなたの帰る家は 私を忘れたい街角 肩を抱いているのは 私と似ていない長い髪  心が街角で泣いている ひとりはキライだとすねる ひとり上手と呼ばないで 心だけ連れてゆかないで 私を置いてゆかないで ひとり好きなわけじゃないのよ  雨のようにすなおに あの人と私は流れて 雨のように愛して サヨナラの海へ流れついた  手紙なんてよしてね なんどもくり返し泣くから 電話だけで捨ててね 僕もひとりだよとだましてね  心が街角で泣いている ひとりはキライだとすねる ひとり上手と呼ばないで 心だけ連れてゆかないで 私を置いてゆかないで ひとりが好きなわけじゃないのよ  ひとり上手と呼ばないで 心だけ連れてゆかないで 私を置いてゆかないで ひとりが好きなわけじゃないのよPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき萩田光雄私の帰る家は あなたの声のする街角 冬の雨に打たれて あなたの足音をさがすのよ  あなたの帰る家は 私を忘れたい街角 肩を抱いているのは 私と似ていない長い髪  心が街角で泣いている ひとりはキライだとすねる ひとり上手と呼ばないで 心だけ連れてゆかないで 私を置いてゆかないで ひとり好きなわけじゃないのよ  雨のようにすなおに あの人と私は流れて 雨のように愛して サヨナラの海へ流れついた  手紙なんてよしてね なんどもくり返し泣くから 電話だけで捨ててね 僕もひとりだよとだましてね  心が街角で泣いている ひとりはキライだとすねる ひとり上手と呼ばないで 心だけ連れてゆかないで 私を置いてゆかないで ひとりが好きなわけじゃないのよ  ひとり上手と呼ばないで 心だけ連れてゆかないで 私を置いてゆかないで ひとりが好きなわけじゃないのよ
1人で生まれて来たのだからジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて  人が1人で生まれて来ることは 1人きりで生きてゆくためなのよ 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ 2人でなければ半人前だと 責める人も世の中にはいるけれど ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて  1人で働いて自分を養う一生 THAT'S ALL それで終わり けっこうなことじゃないの 誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの  ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで  淋しくなったら両手で耳をふさいでみる 去ってゆくすべてのものに前もって手を切って どこへも去らない私がいるのを確かめる 私の声が私を呼ぶのを聞く  ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの  誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ  ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて  人が1人で生まれて来ることは 1人きりで生きてゆくためなのよ 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ 2人でなければ半人前だと 責める人も世の中にはいるけれど ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて  1人で働いて自分を養う一生 THAT'S ALL それで終わり けっこうなことじゃないの 誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの  ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで  淋しくなったら両手で耳をふさいでみる 去ってゆくすべてのものに前もって手を切って どこへも去らない私がいるのを確かめる 私の声が私を呼ぶのを聞く  ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの  誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ  ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン
ひとりぽっちで踊らせて女がひとりきりで 踊ってると不自然 そんな言葉 もう聞かないわ 今夜から利口になるの 女が連れもなしに 店にいてもいいでしょう あの人は忙しいそうよ 恋人と会っているから  だからひとり 今はひとり 踊りたいの あの人を恨みながら だからひとり かまわないで 優しくしないでよ 涙がでるから  両手をのべられたら 倒れこんでゆきそう 肩を抱いて 呼びかけないで あの人と間違えるから 心の一つ位 女だって持ってる あの人には見えないらしいわ からっぽに映るだけらしいわ  だからひとり 今はひとり 踊りたいの あの人を恨みながら だからひとり かまわないで 優しくしないでよ 涙がでるから中島みゆき中島みゆき中島みゆきチト河内女がひとりきりで 踊ってると不自然 そんな言葉 もう聞かないわ 今夜から利口になるの 女が連れもなしに 店にいてもいいでしょう あの人は忙しいそうよ 恋人と会っているから  だからひとり 今はひとり 踊りたいの あの人を恨みながら だからひとり かまわないで 優しくしないでよ 涙がでるから  両手をのべられたら 倒れこんでゆきそう 肩を抱いて 呼びかけないで あの人と間違えるから 心の一つ位 女だって持ってる あの人には見えないらしいわ からっぽに映るだけらしいわ  だからひとり 今はひとり 踊りたいの あの人を恨みながら だからひとり かまわないで 優しくしないでよ 涙がでるから
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ひまわり“SUNWARD”あの遠くはりめぐらせた 妙な柵のそこかしこから 今日も銃声は鳴り響く 夜明け前から 目を覚まされた鳥たちが 燃え立つように舞い上がる その音に驚かされて 赤ん坊が泣く  たとえ どんな名前で呼ばれるときも 花は香り続けるだろう たとえ どんな名前の人の庭でも 花は香り続けるだろう  私の中の父の血と 私の中の母の血と どちらか選ばせるように 柵は伸びてゆく  たとえ どんな名前で呼ばれるときも 花は香り続けるだろう たとえ どんな名前の人の庭でも 花は香り続けるだろう  あの ひまわりに訊きにゆけ あのひまわりに訊きにゆけ どこにでも降り注ぎうるものはないかと だれにでも降り注ぐ愛はないかと  たとえ どんな名前で呼ばれるときも 花は香り続けるだろう たとえ どんな名前の人の庭でも 花は香り続けるだろう たとえ どんな名前で呼ばれるときも 花は香り続けるだろう たとえ どんな名前の人の庭でも 花は香り続けるだろう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あの遠くはりめぐらせた 妙な柵のそこかしこから 今日も銃声は鳴り響く 夜明け前から 目を覚まされた鳥たちが 燃え立つように舞い上がる その音に驚かされて 赤ん坊が泣く  たとえ どんな名前で呼ばれるときも 花は香り続けるだろう たとえ どんな名前の人の庭でも 花は香り続けるだろう  私の中の父の血と 私の中の母の血と どちらか選ばせるように 柵は伸びてゆく  たとえ どんな名前で呼ばれるときも 花は香り続けるだろう たとえ どんな名前の人の庭でも 花は香り続けるだろう  あの ひまわりに訊きにゆけ あのひまわりに訊きにゆけ どこにでも降り注ぎうるものはないかと だれにでも降り注ぐ愛はないかと  たとえ どんな名前で呼ばれるときも 花は香り続けるだろう たとえ どんな名前の人の庭でも 花は香り続けるだろう たとえ どんな名前で呼ばれるときも 花は香り続けるだろう たとえ どんな名前の人の庭でも 花は香り続けるだろう
秘密の花園道を教えてください 足跡残してください そこまでどれだけ遠いのでしょう  痛みを抱えた動物たちだけが向かう 誰にも教えてもらわずに 迷わず向かう 賢いはずの人間だけが 辿(たど)り着けずにまだ迷って いつか誰か教えてくれるまで  美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる  見つけたつもりで近づけば偽物(にせもの)ばかり 騙(だま)しているのは 眼の中の氷のカケラ 涙に溶けて流れて去れば 突然見える すぐ眼の前 密(ひそ)やかに続く道の その先  停まらない風たちと 停まらない水たちと 秘密が秘密を 補いあって 息をする森たちと 息をする砂たちと そこでは記憶がすれ違ってゆく  これは秘密 すべて秘密 あなたたちが打ち明けたら 消える  美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三道を教えてください 足跡残してください そこまでどれだけ遠いのでしょう  痛みを抱えた動物たちだけが向かう 誰にも教えてもらわずに 迷わず向かう 賢いはずの人間だけが 辿(たど)り着けずにまだ迷って いつか誰か教えてくれるまで  美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる  見つけたつもりで近づけば偽物(にせもの)ばかり 騙(だま)しているのは 眼の中の氷のカケラ 涙に溶けて流れて去れば 突然見える すぐ眼の前 密(ひそ)やかに続く道の その先  停まらない風たちと 停まらない水たちと 秘密が秘密を 補いあって 息をする森たちと 息をする砂たちと そこでは記憶がすれ違ってゆく  これは秘密 すべて秘密 あなたたちが打ち明けたら 消える  美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる
百九番目の除夜の鐘百九番目の除夜の鐘 鳴り始めたならどうなろうか 百九番目の除夜の鐘 鳴り止まなければどうなろうか このまま明日(あした)になりもせず このまま来生(らいしょう)になりもせず 百と八つの悲しみが いつまでたっても止みもせず 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか やさしき者ほど傷つく浮世 涙の輪廻が来生(らいしょう)を迷う 垣衣(しのぶぐさ)から萓草(わすれぐさ) 裏切り前の1日へ 誓いを戻せ除夜の鐘 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか  此の岸彼(きしか)の岸 船路の彼方 悔みの続きは後ろの彼方 前(さき)の生(しょう)から次の生(しょう) 今居る生(しょう)へ 浮橋に誓いをつなげ除夜の鐘 百九番目の除夜の鐘 鳴り始めたならどうなろうか 百九番目の除夜の鐘 鳴り止まなければどうなろうか このまま明日(あした)になりもせず このまま来生(らいしょう)になりもせず 百と八つの悲しみが いつまでたっても止みもせず 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか  百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三百九番目の除夜の鐘 鳴り始めたならどうなろうか 百九番目の除夜の鐘 鳴り止まなければどうなろうか このまま明日(あした)になりもせず このまま来生(らいしょう)になりもせず 百と八つの悲しみが いつまでたっても止みもせず 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか やさしき者ほど傷つく浮世 涙の輪廻が来生(らいしょう)を迷う 垣衣(しのぶぐさ)から萓草(わすれぐさ) 裏切り前の1日へ 誓いを戻せ除夜の鐘 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか  此の岸彼(きしか)の岸 船路の彼方 悔みの続きは後ろの彼方 前(さき)の生(しょう)から次の生(しょう) 今居る生(しょう)へ 浮橋に誓いをつなげ除夜の鐘 百九番目の除夜の鐘 鳴り始めたならどうなろうか 百九番目の除夜の鐘 鳴り止まなければどうなろうか このまま明日(あした)になりもせず このまま来生(らいしょう)になりもせず 百と八つの悲しみが いつまでたっても止みもせず 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか  百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか
100人目の恋人あきらめてほしければ 嚇したらどうかしら 私の昔の恋人を ならべたてるのね あなたには初めてで 私には100人目 だから私に手をひけと 言うのは甘いわね  運命が ひとりずつ 小指同志を結んで いるならば はじめから目に見えればいいのに あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない  汚ない手 使うのはやめてって どういう意味 私は何も惜しまずに 愛しているだけよ 続かないたちだから 100人もとり替えて もう飽きた頃でしょうとは 言ってくれるじゃない  冗談で恋をして 遊んでこれたなら 私だってもう少し 自信がついてたわ あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない  冗談で恋をして 遊んでこれたなら 私だってもう少し 自信がついてたわ あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない 中島みゆき中島みゆき中島みゆきあきらめてほしければ 嚇したらどうかしら 私の昔の恋人を ならべたてるのね あなたには初めてで 私には100人目 だから私に手をひけと 言うのは甘いわね  運命が ひとりずつ 小指同志を結んで いるならば はじめから目に見えればいいのに あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない  汚ない手 使うのはやめてって どういう意味 私は何も惜しまずに 愛しているだけよ 続かないたちだから 100人もとり替えて もう飽きた頃でしょうとは 言ってくれるじゃない  冗談で恋をして 遊んでこれたなら 私だってもう少し 自信がついてたわ あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない  冗談で恋をして 遊んでこれたなら 私だってもう少し 自信がついてたわ あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない 
氷中花誰にも頼らずに強く歌うことに憧れ なさけないほど何ひとつ叶(かな)わぬ自分を知る 誰にも甘えずに歌う潔(いさぎよ)さに憧れ 境界線の重なりが痛い街でうずくまる 夏だったよね 抱き合ったのは 明日(あす)を思わず むさぼるように 夏だったよね 失ったのは わけもわからず ただ待っていた もう泣かない もう呼ばない 後悔の資格もない 情(じょう)を持たない花のように 氷の中立っている  夢を見てた それは誰にでも許される宝物だ 飛び立つことに不器用な人間にとってさえも 溢(あふ)れかえる夢どれもこれも 届きそうで捨て難(がた)くて 置き去りにして気付かない 一番だいじなものに 夏だったよね 間違ったのは 一瞬の今と 永劫(えいごう)の未来 夏だったよね 欲しかったのは もう戻らない 一瞬の今 なんて冷たい熱だろう 灼熱も情熱も 君の無い夏ならば 氷の中咲いている  夏だったよね 抱き合ったのは 明日(あす)を思わず むさぼるように 夏だったよね 失ったのは わけもわからず ただ待っていた もう泣かない もう呼ばない 後悔の資格もない 情(じょう)を持たない花のように 氷の中立っている 君の無い夏ならば 氷の中咲いている中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三誰にも頼らずに強く歌うことに憧れ なさけないほど何ひとつ叶(かな)わぬ自分を知る 誰にも甘えずに歌う潔(いさぎよ)さに憧れ 境界線の重なりが痛い街でうずくまる 夏だったよね 抱き合ったのは 明日(あす)を思わず むさぼるように 夏だったよね 失ったのは わけもわからず ただ待っていた もう泣かない もう呼ばない 後悔の資格もない 情(じょう)を持たない花のように 氷の中立っている  夢を見てた それは誰にでも許される宝物だ 飛び立つことに不器用な人間にとってさえも 溢(あふ)れかえる夢どれもこれも 届きそうで捨て難(がた)くて 置き去りにして気付かない 一番だいじなものに 夏だったよね 間違ったのは 一瞬の今と 永劫(えいごう)の未来 夏だったよね 欲しかったのは もう戻らない 一瞬の今 なんて冷たい熱だろう 灼熱も情熱も 君の無い夏ならば 氷の中咲いている  夏だったよね 抱き合ったのは 明日(あす)を思わず むさぼるように 夏だったよね 失ったのは わけもわからず ただ待っていた もう泣かない もう呼ばない 後悔の資格もない 情(じょう)を持たない花のように 氷の中立っている 君の無い夏ならば 氷の中咲いている
美貌の都笑えよ ふりかえる男を 笑えよ 淋しがる女を 僕たちは 笑いながら 悲しむ つがいの嘘つき  平気よ あなたはどうなの 元気さ 友だちもいるし  この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば 人はみな 泣き笑顔  別れの夜と同じ服で すげなく逢えれば 上出来さ 僕たちは テスト飛行 さまよう つがいの嘘つき  女は 美しく街へ 男は しかたなく酒へ  この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば  この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば 人はみな 泣き笑顔中島みゆき中島みゆき筒美京平後藤次利笑えよ ふりかえる男を 笑えよ 淋しがる女を 僕たちは 笑いながら 悲しむ つがいの嘘つき  平気よ あなたはどうなの 元気さ 友だちもいるし  この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば 人はみな 泣き笑顔  別れの夜と同じ服で すげなく逢えれば 上出来さ 僕たちは テスト飛行 さまよう つがいの嘘つき  女は 美しく街へ 男は しかたなく酒へ  この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば  この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば 人はみな 泣き笑顔
病院童痛い苦しい時にゆく もしくは運ばれる ゆかずに済めば関(かかわ)りたくない それが病院 「きっと元どおりにしてね」「きっと昔に戻してね」 言うほうも言われるほうも なかなかせつない 病院は戦場だ 病院は外国だ まさか過ぎる人生が 行ったり来たりする  叶(かな)うものなら 密(ひそ)やかに病院の片隅で 日曜日も寄り添ってる 童(わらし)になりたいわ きっと治って帰ってね きっと笑って帰ってね ここで出会ったことなんか忘れてしまってね 病院は戦場だ 病院は外国だ 急ぎ過ぎる人生が 行ったり来たりする  病院で産まれて 病院で育った この頃は 消毒のあの匂いが やや物足りない 病院は戦場だ 病院は外国だ 普通の表通りから さほど遠くない  所詮1人であることを ここでは知らされる 元気ならば越えられる孤独が 身に刺さる 「何んだおまえまだ居たのか」と笑ってもらえたらうれしい 1人ぽっちで泣く人の居るのは悲しい 病院は戦場だ 病院は外国だ 心細い人生が 行ったり来たりする 病院は戦場だ 病院は外国だ 病院童(びょういんわらし)になりたい 切実な願い中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三痛い苦しい時にゆく もしくは運ばれる ゆかずに済めば関(かかわ)りたくない それが病院 「きっと元どおりにしてね」「きっと昔に戻してね」 言うほうも言われるほうも なかなかせつない 病院は戦場だ 病院は外国だ まさか過ぎる人生が 行ったり来たりする  叶(かな)うものなら 密(ひそ)やかに病院の片隅で 日曜日も寄り添ってる 童(わらし)になりたいわ きっと治って帰ってね きっと笑って帰ってね ここで出会ったことなんか忘れてしまってね 病院は戦場だ 病院は外国だ 急ぎ過ぎる人生が 行ったり来たりする  病院で産まれて 病院で育った この頃は 消毒のあの匂いが やや物足りない 病院は戦場だ 病院は外国だ 普通の表通りから さほど遠くない  所詮1人であることを ここでは知らされる 元気ならば越えられる孤独が 身に刺さる 「何んだおまえまだ居たのか」と笑ってもらえたらうれしい 1人ぽっちで泣く人の居るのは悲しい 病院は戦場だ 病院は外国だ 心細い人生が 行ったり来たりする 病院は戦場だ 病院は外国だ 病院童(びょういんわらし)になりたい 切実な願い
B.G.M.あなたが留守と わかっていたから 嘘でつきとめた電話をかける だれかが出たら それであきらめる まちがい電話のふりをして 切るわ  カナリアみたいな声が受話器をひろう あの人の名前 呼び捨てに この賭けも 負け ね  淋しい歌を 歌ってたあなた だから ひとりだと思ってた私 電話の中で聞こえていたのは あの日に覚えた なつかしいメロディー  B.G.M.は 二人だけのとっておきのメロディー 知らずにいたのは私だけ いじわるね みんな  B.G.M.は 二人だけのとっておきのメロディー 知らずにいたのは私だけ いじわるね みんな中島みゆき中島みゆき中島みゆきあなたが留守と わかっていたから 嘘でつきとめた電話をかける だれかが出たら それであきらめる まちがい電話のふりをして 切るわ  カナリアみたいな声が受話器をひろう あの人の名前 呼び捨てに この賭けも 負け ね  淋しい歌を 歌ってたあなた だから ひとりだと思ってた私 電話の中で聞こえていたのは あの日に覚えた なつかしいメロディー  B.G.M.は 二人だけのとっておきのメロディー 知らずにいたのは私だけ いじわるね みんな  B.G.M.は 二人だけのとっておきのメロディー 知らずにいたのは私だけ いじわるね みんな
ピアニシモあらん限りの大声を張りあげて 赤ん坊の私はわめいていた 大きな声を張りあげることで 大人のあいだに入れると思った 大人の人たちの声よりも 男の人たちの声よりも 機械たちや車の音よりも ずっと大きな声を出そうとした だって歴史たちが示している シュプレヒコールもアジテイションもみんな わめかなければ届くものじゃない がならなければ振り向きもされない なのに あの人が私にリクエスト ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください  それしか言わない あの人は言わない 戸惑った私は あの人を憎んだ 屈辱のようで腹を立てていた 仕返しのように小さく歌った 言わんことじゃない ほら案(あん)の定(じょう) 通行人は誰も振り向きもしない けれどその代りに私には それから初めて聴こえたものがある 今すれ違った 気弱な挨拶 ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください  あの人に会えるなら伝えたい あの人はもう この町にいないから 私はピアニシモで歌っていますと でも たまにはフォルテシモでも歌いますと ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あらん限りの大声を張りあげて 赤ん坊の私はわめいていた 大きな声を張りあげることで 大人のあいだに入れると思った 大人の人たちの声よりも 男の人たちの声よりも 機械たちや車の音よりも ずっと大きな声を出そうとした だって歴史たちが示している シュプレヒコールもアジテイションもみんな わめかなければ届くものじゃない がならなければ振り向きもされない なのに あの人が私にリクエスト ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください  それしか言わない あの人は言わない 戸惑った私は あの人を憎んだ 屈辱のようで腹を立てていた 仕返しのように小さく歌った 言わんことじゃない ほら案(あん)の定(じょう) 通行人は誰も振り向きもしない けれどその代りに私には それから初めて聴こえたものがある 今すれ違った 気弱な挨拶 ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください  あの人に会えるなら伝えたい あの人はもう この町にいないから 私はピアニシモで歌っていますと でも たまにはフォルテシモでも歌いますと ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください
ピエロ思い出の部屋に 住んでちゃいけない 古くなるほど 酒は甘くなる えらそうに俺が 言うことでもないけど 出てこいよ さあ 飲みにゆこうぜ  かまれた傷には 麻酔が必要 俺でも少しは 抱いててやれるぜ  思い出の船を おまえは降りない 肩にかくれて 誰のために泣く まるで時計か ゆりかごみたいに ひとりで俺は さわぎ続ける  飲んでりゃ おまえも うそだと思うか 指から 鍵を奪って 海に 放り投げても  飲んでりゃ おまえも うそだと思うか 指から 鍵を奪って 海に 放り投げても中島みゆき中島みゆき中島みゆき戸塚修思い出の部屋に 住んでちゃいけない 古くなるほど 酒は甘くなる えらそうに俺が 言うことでもないけど 出てこいよ さあ 飲みにゆこうぜ  かまれた傷には 麻酔が必要 俺でも少しは 抱いててやれるぜ  思い出の船を おまえは降りない 肩にかくれて 誰のために泣く まるで時計か ゆりかごみたいに ひとりで俺は さわぎ続ける  飲んでりゃ おまえも うそだと思うか 指から 鍵を奪って 海に 放り投げても  飲んでりゃ おまえも うそだと思うか 指から 鍵を奪って 海に 放り投げても
ファイト!MILLION LYLICあたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた 女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる 悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる  私、本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い 私、驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ  暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく 光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね やせこけて そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく  勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの 出場通知を抱きしめて あいつは海になりました  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ  薄情もんが田舎の町に あと足で砂ばかけるって言われてさ 出てくならおまえの身内も住めんようにしちゃるって言われてさ うっかり燃やしたことにしてやっぱり燃やせんかったこの切符 あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京ゆき  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ  あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ  ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく 諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ  ファイト!MILLION LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきあたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた 女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる 悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる  私、本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い 私、驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ  暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく 光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね やせこけて そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく  勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの 出場通知を抱きしめて あいつは海になりました  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ  薄情もんが田舎の町に あと足で砂ばかけるって言われてさ 出てくならおまえの身内も住めんようにしちゃるって言われてさ うっかり燃やしたことにしてやっぱり燃やせんかったこの切符 あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京ゆき  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ  あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ  ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく 諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ  ファイト!
F.O.どちらから別れるってこじれるのは ごめんだな避けたいな いい子じゃないか 忙しくて用があって会えないから 愛情は変わらないが疎遠になる 自然に消えてゆく恋が二人のためにはいいんじゃないか こんどきっとtelするよ僕のほうから じっと待ってばかりないで 遊ぶといいよ コール三度目の暗号はなるべくとらない電話に変わった 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める 恋心  好きになった順番は僕が二番目 燃えあがった君についひきずり込まれ 先に言ったわけじゃない愛の言葉 肝心なひとことは極力避けた ののしり合って終わるのは悲しいことだとわかっておくれ 女にはわからない永遠のロマンス 正論はちがいないが夢が足りない 思い出したら十年後にいつでも会える関係がいいな 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める 恋心  男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める恋心中島みゆき中島みゆき中島みゆきどちらから別れるってこじれるのは ごめんだな避けたいな いい子じゃないか 忙しくて用があって会えないから 愛情は変わらないが疎遠になる 自然に消えてゆく恋が二人のためにはいいんじゃないか こんどきっとtelするよ僕のほうから じっと待ってばかりないで 遊ぶといいよ コール三度目の暗号はなるべくとらない電話に変わった 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める 恋心  好きになった順番は僕が二番目 燃えあがった君についひきずり込まれ 先に言ったわけじゃない愛の言葉 肝心なひとことは極力避けた ののしり合って終わるのは悲しいことだとわかっておくれ 女にはわからない永遠のロマンス 正論はちがいないが夢が足りない 思い出したら十年後にいつでも会える関係がいいな 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める 恋心  男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める恋心
フォーチュン・クッキー好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  未来は その中にある 砕けた甘菓子の中 小さなリボンを探して探して もしかしたら 食べた菓子のほうに書いてあったかもしれない  好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  当たりは あといくつある 残した甘菓子の中 あちらにすればと悔んで悔んで 取り替えたら 捨てた菓子のほうが当たりだったかもしれない  好きな未来を あなたの手で選びだして 隠したのは何 ねじれた甘菓子に ほら  好きな未来を あなたの手で選びだして 隠したのは誰 ねじれた甘菓子に ほら中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  未来は その中にある 砕けた甘菓子の中 小さなリボンを探して探して もしかしたら 食べた菓子のほうに書いてあったかもしれない  好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  当たりは あといくつある 残した甘菓子の中 あちらにすればと悔んで悔んで 取り替えたら 捨てた菓子のほうが当たりだったかもしれない  好きな未来を あなたの手で選びだして 隠したのは何 ねじれた甘菓子に ほら  好きな未来を あなたの手で選びだして 隠したのは誰 ねじれた甘菓子に ほら
ふたつの炎みつめあうことだけが大切なことじゃないと あなたは首すじから私の腕をほどく むさぼり合った季節は過ぎて 信じ合える時が来たんだと あなただけが大人になったように私を諭す  ふたつの炎が同じ速さで燃えはしない いつまでひとつが哀しく燃え続けて  ほどける糸のように今 愛が終わってゆく 憎み合うこともなくただ愛が終わってゆく 不思議だった女が消えて 届かなかった女が消えて すがるだけの追わなくても手に入る女になった  ふたつの炎が同じ速さで燃えはしない いつまでひとつが哀しく燃え続けていても  ふたつの炎が同じ速さで燃えはしない いつまでひとつが哀しく燃え続けていても中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三みつめあうことだけが大切なことじゃないと あなたは首すじから私の腕をほどく むさぼり合った季節は過ぎて 信じ合える時が来たんだと あなただけが大人になったように私を諭す  ふたつの炎が同じ速さで燃えはしない いつまでひとつが哀しく燃え続けて  ほどける糸のように今 愛が終わってゆく 憎み合うこともなくただ愛が終わってゆく 不思議だった女が消えて 届かなかった女が消えて すがるだけの追わなくても手に入る女になった  ふたつの炎が同じ速さで燃えはしない いつまでひとつが哀しく燃え続けていても  ふたつの炎が同じ速さで燃えはしない いつまでひとつが哀しく燃え続けていても
ふたりは「ごらんよ あれがつまり遊び女(め)って奴さ 声をかけてみなよ すぐについて来るぜ 掃除が必要なのさ この街はいつでも人並みに生きていく働き者たちの ためにあるのだから」  街を歩けば人がみんな振り返る そんな望みを夢みたことなかったかしら子供の頃 街じゅうにある街灯に私のポスター 小さな子でさえ私のこと知っていて呼びかけるの 「バ・イ・タ」  「ごらんよ子供たち ああなっちゃ終わりさ 奔放な暮らしの末路を見るがいい 近づくんじゃないよ 病気かもしれない 耳を貸すんじゃない 呪いをかけられるよ」  緑為す春の夜に 私は ひとりぽっちさまよってた 愛だけを望む度 愛を持たない人だけが何故よびとめるの  「ごらんよ あれがつまりごろつきって奴さ 話はホラばかり 血筋はノラ犬並み 掃除が必要なのさ この街はいつでも人並みに生きていく働き者たちの ためにあるのだから」  街じゅうにあるどんな店に入っても 誰かがきっと席をあけて招いてくれる おとぎばなし 夢は叶って 誰もが席をたつ まるで汚れた風を吸わぬために逃げだすかのように急いで  緑為す春の夜に あなたは 傷ついてさまよってた 誰からも聞こえない胸の奥のため息が 私には聞こえた  緑為す春の夜に ふたりは 凍えきってめぐりあった 与えあう何ものも残ってはいないけど もう二度と傷つかないで  耳を疑うほどに 他人(ひと)は喜んでいた  「まとめて片付く 早く旅立つがいい」  緑為す春の夜に ふたりは 凍えきってめぐりあった 与えあう何ものも残ってはいないけど もう二度と傷つかないで中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三「ごらんよ あれがつまり遊び女(め)って奴さ 声をかけてみなよ すぐについて来るぜ 掃除が必要なのさ この街はいつでも人並みに生きていく働き者たちの ためにあるのだから」  街を歩けば人がみんな振り返る そんな望みを夢みたことなかったかしら子供の頃 街じゅうにある街灯に私のポスター 小さな子でさえ私のこと知っていて呼びかけるの 「バ・イ・タ」  「ごらんよ子供たち ああなっちゃ終わりさ 奔放な暮らしの末路を見るがいい 近づくんじゃないよ 病気かもしれない 耳を貸すんじゃない 呪いをかけられるよ」  緑為す春の夜に 私は ひとりぽっちさまよってた 愛だけを望む度 愛を持たない人だけが何故よびとめるの  「ごらんよ あれがつまりごろつきって奴さ 話はホラばかり 血筋はノラ犬並み 掃除が必要なのさ この街はいつでも人並みに生きていく働き者たちの ためにあるのだから」  街じゅうにあるどんな店に入っても 誰かがきっと席をあけて招いてくれる おとぎばなし 夢は叶って 誰もが席をたつ まるで汚れた風を吸わぬために逃げだすかのように急いで  緑為す春の夜に あなたは 傷ついてさまよってた 誰からも聞こえない胸の奥のため息が 私には聞こえた  緑為す春の夜に ふたりは 凍えきってめぐりあった 与えあう何ものも残ってはいないけど もう二度と傷つかないで  耳を疑うほどに 他人(ひと)は喜んでいた  「まとめて片付く 早く旅立つがいい」  緑為す春の夜に ふたりは 凍えきってめぐりあった 与えあう何ものも残ってはいないけど もう二度と傷つかないで
船を出すのなら九月船を出すのなら九月 誰も見ていない星の九月 人を捨てるなら九月 人は皆 冬の仕度で夢中だ  あなたがいなくても 愛は愛は愛は 愛は まるで星のようにある  船を出すのなら九月 誰も皆 海を見飽きた頃の九月  夢をとばすなら九月 たくさんの愛がやせる九月 海へ逃げるなら九月 知らぬまに夜が誘いをのばしてる  あなたがいなくても 愛は愛は愛は 愛は どうせ砂のようにある  人を捨てるなら九月 誰も皆 冬を見ている夜の九月 船を出すのなら九月 誰も皆 海を見飽きた頃の九月中島みゆき中島みゆき中島みゆき船を出すのなら九月 誰も見ていない星の九月 人を捨てるなら九月 人は皆 冬の仕度で夢中だ  あなたがいなくても 愛は愛は愛は 愛は まるで星のようにある  船を出すのなら九月 誰も皆 海を見飽きた頃の九月  夢をとばすなら九月 たくさんの愛がやせる九月 海へ逃げるなら九月 知らぬまに夜が誘いをのばしてる  あなたがいなくても 愛は愛は愛は 愛は どうせ砂のようにある  人を捨てるなら九月 誰も皆 冬を見ている夜の九月 船を出すのなら九月 誰も皆 海を見飽きた頃の九月
吹雪日に日に強まる吹雪は なお強まるかもしれない 日に日に深まる暗闇 なお深まるかもしれない 日に日に打ち寄せる波が 岸辺を崩すように  どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない  恐ろしいものの形を ノートに描いてみなさい そこに描けないものが 君たちを殺すだろう 間引かれる子の目印 気付かれる場所にはない  どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない  降り積もる白いものは 羽の形をしている 数えきれない数の 羽の形をしている あまりにも多過ぎて やがて気にならなくなる  どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 誰も言えない はじめから無かったことになるのだろう  疑うブームが過ぎて 楯突くブームが過ぎて 静かになる日が来たら 予定どおりに雪が降る  どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち 何もない闇の上を 吹雪は吹くだろう中島みゆき中島みゆき中島みゆき日に日に強まる吹雪は なお強まるかもしれない 日に日に深まる暗闇 なお深まるかもしれない 日に日に打ち寄せる波が 岸辺を崩すように  どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない  恐ろしいものの形を ノートに描いてみなさい そこに描けないものが 君たちを殺すだろう 間引かれる子の目印 気付かれる場所にはない  どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない  降り積もる白いものは 羽の形をしている 数えきれない数の 羽の形をしている あまりにも多過ぎて やがて気にならなくなる  どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 誰も言えない はじめから無かったことになるのだろう  疑うブームが過ぎて 楯突くブームが過ぎて 静かになる日が来たら 予定どおりに雪が降る  どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち 何もない闇の上を 吹雪は吹くだろう
冬を待つ季節おまえが いなくなった後も 春は くり返してる 花はおまえが 咲かせたわけじゃ ないと 言いたがってる  もう 知らん顔して 歩きだす時なのに 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節  おまえが いなくなった後も 夏は くり返してる 別れは 夏の冗談だと 思い込みたがってる  もう 知らん顔して 歩きだす時なのに 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節  おまえの姿 埋もれさせて 秋は 降りつもってる すべて私が 隠せるわと 自慢げに 降りしきる  おまえが 消えちまった後も 時は くり返してる おまえのための 俺じゃないと うそぶいて 過ぎてゆく  もう 知らん顔して 歩きだす時なのに 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソンおまえが いなくなった後も 春は くり返してる 花はおまえが 咲かせたわけじゃ ないと 言いたがってる  もう 知らん顔して 歩きだす時なのに 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節  おまえが いなくなった後も 夏は くり返してる 別れは 夏の冗談だと 思い込みたがってる  もう 知らん顔して 歩きだす時なのに 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節  おまえの姿 埋もれさせて 秋は 降りつもってる すべて私が 隠せるわと 自慢げに 降りしきる  おまえが 消えちまった後も 時は くり返してる おまえのための 俺じゃないと うそぶいて 過ぎてゆく  もう 知らん顔して 歩きだす時なのに 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節
ふらふら甘い酒を飲みすぎて 気がつけばどん底 おごり目当てのとりまきも ずらかってどん底 ここは あの人の お気に入りの 隠れ家店 まるで 犬みたいに 嗅ぎつけてやって来た ふらふら ふらふら あたいはふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ  なにさ知らないふりをして 店じゅうがだんまり 誰かTELをかけたでしょ 来るなとあの人に 背中 こづき合って 気の弱いのが よこされるわ 奴は 来ないよと 大きなお世話聞こえない ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら しらふの言葉は 聞こえない  難しいこたァ 抜きにして ま、一杯どうです それであいつは 何処なのさ ま、一杯どうです 壁の 時計ばかりが やけに真面目に 働いてるじゃん あんたも 少し休んで こっち来なさい ほらほら ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら あたいはふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら 今夜もふらふら のんだくれ中島みゆき中島みゆき中島みゆき甘い酒を飲みすぎて 気がつけばどん底 おごり目当てのとりまきも ずらかってどん底 ここは あの人の お気に入りの 隠れ家店 まるで 犬みたいに 嗅ぎつけてやって来た ふらふら ふらふら あたいはふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ  なにさ知らないふりをして 店じゅうがだんまり 誰かTELをかけたでしょ 来るなとあの人に 背中 こづき合って 気の弱いのが よこされるわ 奴は 来ないよと 大きなお世話聞こえない ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら しらふの言葉は 聞こえない  難しいこたァ 抜きにして ま、一杯どうです それであいつは 何処なのさ ま、一杯どうです 壁の 時計ばかりが やけに真面目に 働いてるじゃん あんたも 少し休んで こっち来なさい ほらほら ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら あたいはふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら 今夜もふらふら のんだくれ
不良楽しいですか恋人たち 寂しいですか恋人たち もう少し楽なことばで話しませんか 裸で夜の海に浮けば 間違いだった数が解ける 1たす1は今夜も1にはなれないね 遠くて男 寒くて女 抱きしめているのにさ 腕の中の他人 あたしにも 幸せをまわしてよ 少しだけ 幸せをまわしてよ  わけなど何もなくても不良 女はすぐに転がる不良 だれかを好きになるたび 仔猫に逆戻り 男一度はなりたい不良 永くは呼ばれたくない不良 帰りの道の切符は今夜も捨てないね 遠くて男 寒くて女 抱きしめているのにさ 腕の中の他人 あたしにも 幸せをまわしてよ 少しだけ 幸せをまわしてよ  遠くて男 寒くて女 抱きしめているのにさ 腕の中の他人 あたしにも 幸せをまわしてよ 少しだけ 幸せをまわしてよ中島みゆき中島みゆき中島みゆき楽しいですか恋人たち 寂しいですか恋人たち もう少し楽なことばで話しませんか 裸で夜の海に浮けば 間違いだった数が解ける 1たす1は今夜も1にはなれないね 遠くて男 寒くて女 抱きしめているのにさ 腕の中の他人 あたしにも 幸せをまわしてよ 少しだけ 幸せをまわしてよ  わけなど何もなくても不良 女はすぐに転がる不良 だれかを好きになるたび 仔猫に逆戻り 男一度はなりたい不良 永くは呼ばれたくない不良 帰りの道の切符は今夜も捨てないね 遠くて男 寒くて女 抱きしめているのにさ 腕の中の他人 あたしにも 幸せをまわしてよ 少しだけ 幸せをまわしてよ  遠くて男 寒くて女 抱きしめているのにさ 腕の中の他人 あたしにも 幸せをまわしてよ 少しだけ 幸せをまわしてよ
ヘッドライト・テールライトPLATINA LYLIC語り継ぐ人もなく 吹きすさぶ風の中へ 紛れ散らばる星の名は 忘れられても ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない  足跡は 降る雨と 降る時の中へ消えて 称える歌は 英雄のために過ぎても ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない  行く先を照らすのは まだ咲かぬ見果てぬ夢 遥か後ろを照らすのは あどけない夢 ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない  ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらないPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三語り継ぐ人もなく 吹きすさぶ風の中へ 紛れ散らばる星の名は 忘れられても ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない  足跡は 降る雨と 降る時の中へ消えて 称える歌は 英雄のために過ぎても ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない  行く先を照らすのは まだ咲かぬ見果てぬ夢 遥か後ろを照らすのは あどけない夢 ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない  ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
遍路はじめて私に スミレの花束くれた人は サナトリウムに消えて それきり戻っては来なかった はじめて私が 長い長い手紙書いた人は 仲間たちの目の前で 大声で読みあげ 笑ってた 私がまだ 一人旅に憧れてた頃 もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 手にさげた鈴の音は 帰ろうと言う 急ごうと言う うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている  はじめて私に 甘い愛の言葉くれた人は 私が勤めた店に 前借りに現われ雲隠れ はじめて私に 笑い顔がいいと言った人は あれは私の聞き違い 隣の席の娘あての挨拶 もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 手にさげた鈴の音は 帰ろうと言う 急ごうと言う うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている  はじめて私に 永遠の愛の誓いくれた人は ふたりで暮らす家の 屋根を染めに登り それっきり はじめて私に 昔は忘れろと言った人は 今度は 彼の 人違い あまりに誰かを待ちすぎたあげくに もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 手にさげた鈴の音は 帰ろうと言う 急ごうと言う うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている中島みゆき中島みゆき中島みゆきはじめて私に スミレの花束くれた人は サナトリウムに消えて それきり戻っては来なかった はじめて私が 長い長い手紙書いた人は 仲間たちの目の前で 大声で読みあげ 笑ってた 私がまだ 一人旅に憧れてた頃 もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 手にさげた鈴の音は 帰ろうと言う 急ごうと言う うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている  はじめて私に 甘い愛の言葉くれた人は 私が勤めた店に 前借りに現われ雲隠れ はじめて私に 笑い顔がいいと言った人は あれは私の聞き違い 隣の席の娘あての挨拶 もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 手にさげた鈴の音は 帰ろうと言う 急ごうと言う うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている  はじめて私に 永遠の愛の誓いくれた人は ふたりで暮らす家の 屋根を染めに登り それっきり はじめて私に 昔は忘れろと言った人は 今度は 彼の 人違い あまりに誰かを待ちすぎたあげくに もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 手にさげた鈴の音は 帰ろうと言う 急ごうと言う うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている
ベッドルーム粗略に扱ってかまわない人間が ないがしろに扱ってかまわない人間が あなたの国にはまさか いないですね (いないですね) 名誉の傾きを取り繕うために 庇護(ひご)なき人を選び 踏み石にする技(わざ)が あなたの国にはまさか ないですよね (ないですよね) 誰にも見られていないベッドルームは あなたにあなたが見えるベッドルームだ あなたが鎧戸(よろいど)を固く閉めきる闇は あなたがあなたの中の鎧戸(よろいど)を開け放ってしまう闇だ 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム  しゃがみ込む子供を 親は叱りとばし しゃがみ込む親を 子は叱りとばす 叱らないでと うなされ続けている (続けている) 覚えない子供を 親は怒鳴りつけ 覚えない親を 子は怒鳴りつける 怒鳴らないでと うなされ続けている (続けている) 堅固(けんご)な石垣で囲むベッドルームは あなたをあなたから守るベッドルームだ あなたがあなたの国の王であるように 他人も他人の国の王であり続けられますように 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム  誰にも見られていないベッドルームは あなたにあなたが見えるベッドルームだ あなたが鎧戸(よろいど)を固く閉めきる闇は あなたがあなたの中の鎧戸(よろいど)を開け放ってしまう闇だ 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三粗略に扱ってかまわない人間が ないがしろに扱ってかまわない人間が あなたの国にはまさか いないですね (いないですね) 名誉の傾きを取り繕うために 庇護(ひご)なき人を選び 踏み石にする技(わざ)が あなたの国にはまさか ないですよね (ないですよね) 誰にも見られていないベッドルームは あなたにあなたが見えるベッドルームだ あなたが鎧戸(よろいど)を固く閉めきる闇は あなたがあなたの中の鎧戸(よろいど)を開け放ってしまう闇だ 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム  しゃがみ込む子供を 親は叱りとばし しゃがみ込む親を 子は叱りとばす 叱らないでと うなされ続けている (続けている) 覚えない子供を 親は怒鳴りつけ 覚えない親を 子は怒鳴りつける 怒鳴らないでと うなされ続けている (続けている) 堅固(けんご)な石垣で囲むベッドルームは あなたをあなたから守るベッドルームだ あなたがあなたの国の王であるように 他人も他人の国の王であり続けられますように 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム  誰にも見られていないベッドルームは あなたにあなたが見えるベッドルームだ あなたが鎧戸(よろいど)を固く閉めきる闇は あなたがあなたの中の鎧戸(よろいど)を開け放ってしまう闇だ 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム
PAIN抗(あらが)う水には 行く手は遠い 崩れる水には 岸は遠い どんなに傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人など あるだろうか  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  呼びかける呼びかける 問いかけは町にあふれても 振り向けば振り向けば 吹きすさぶ風ばかり 荒野の中 誰の声も聞かぬ一日 荒野の中 誰の声も聞かぬ一生  誰からも傷つけられず 身を守るため傷つけた  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を  傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人などあるだろうか 見えるだろう 心の中には淋しさの手紙が 宛名を書きかけてあふれている  (歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを) 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  Ah…  ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を中島みゆき中島みゆき中島みゆきDavid Campbell抗(あらが)う水には 行く手は遠い 崩れる水には 岸は遠い どんなに傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人など あるだろうか  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  呼びかける呼びかける 問いかけは町にあふれても 振り向けば振り向けば 吹きすさぶ風ばかり 荒野の中 誰の声も聞かぬ一日 荒野の中 誰の声も聞かぬ一生  誰からも傷つけられず 身を守るため傷つけた  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を  傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人などあるだろうか 見えるだろう 心の中には淋しさの手紙が 宛名を書きかけてあふれている  (歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを) 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  Ah…  ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を
ペルシャペルシャ なつかない無愛想のかたまり ペルシャ かといって機嫌は悪くない ペルシャ さみしげなそぶりなんかしない ペルシャ 目に映る人の向こうを見ている 雨の夜は眠たい 無愛想のうわぬり うしろめたさを誘う 無口な時間 思い出しかけてる 誰かが呼んでいる 愛しい人が私を呼ぶわ 「迎えに来たよ、さあ行(ゆ)こうね」と 愛しい人が私を呼ぶわ 「捨てたわけではないのよ」なんて なんだ、 夢なのか  ペルシャ ふわふわと触り心地が良い ペルシャ ふわふわとつかみどころがない ペルシャ 綱渡り 思い出の国まで ペルシャ 間違えてなついては離れる 雨の夜にだけ開く 幻の踏切り どこにあるのか普段 手掛かりもない 思い出しかけてる 誰かが呼んでいる 愛しい人が私を呼ぶわ 「迎えに来たよ、さあ行(ゆ)こうね」と 愛しい人が私を呼ぶわ 「捨てたわけではないのよ」なんて なんだ、 夢なのか中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ペルシャ なつかない無愛想のかたまり ペルシャ かといって機嫌は悪くない ペルシャ さみしげなそぶりなんかしない ペルシャ 目に映る人の向こうを見ている 雨の夜は眠たい 無愛想のうわぬり うしろめたさを誘う 無口な時間 思い出しかけてる 誰かが呼んでいる 愛しい人が私を呼ぶわ 「迎えに来たよ、さあ行(ゆ)こうね」と 愛しい人が私を呼ぶわ 「捨てたわけではないのよ」なんて なんだ、 夢なのか  ペルシャ ふわふわと触り心地が良い ペルシャ ふわふわとつかみどころがない ペルシャ 綱渡り 思い出の国まで ペルシャ 間違えてなついては離れる 雨の夜にだけ開く 幻の踏切り どこにあるのか普段 手掛かりもない 思い出しかけてる 誰かが呼んでいる 愛しい人が私を呼ぶわ 「迎えに来たよ、さあ行(ゆ)こうね」と 愛しい人が私を呼ぶわ 「捨てたわけではないのよ」なんて なんだ、 夢なのか
ほうせんかGOLD LYLIC悲しいですね 人は誰にも 明日 流す涙が見えません 別れる人とわかっていれば はじめから 寄りつきもしないのに  後姿のあの人に 優しすぎたわと ぽつり  ほうせんか 私の心 砕けて 砕けて 紅くなれ ほうせんか 空まであがれ あの人に しがみつけ  悲しいですね 人はこんなに ひとりで残されても 生きてます 悲しいですね お酒に酔って 名前 呼び違えては 叱られて  後姿のあの人に 幸せになれなんて 祈れない いつか さすらいに耐えかねて 私をたずねて来てよ  ほうせんか 私の心 砕けて 砕けて 紅くなれ ほうせんか 空まであがれ あの人に しがみつけ  ほうせんか 私の心 砕けて 砕けて 紅くなれ ほうせんか 空まであがれ あの人に しがみつけ  あの人に しがみつけ あの人に しがみつけGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき悲しいですね 人は誰にも 明日 流す涙が見えません 別れる人とわかっていれば はじめから 寄りつきもしないのに  後姿のあの人に 優しすぎたわと ぽつり  ほうせんか 私の心 砕けて 砕けて 紅くなれ ほうせんか 空まであがれ あの人に しがみつけ  悲しいですね 人はこんなに ひとりで残されても 生きてます 悲しいですね お酒に酔って 名前 呼び違えては 叱られて  後姿のあの人に 幸せになれなんて 祈れない いつか さすらいに耐えかねて 私をたずねて来てよ  ほうせんか 私の心 砕けて 砕けて 紅くなれ ほうせんか 空まであがれ あの人に しがみつけ  ほうせんか 私の心 砕けて 砕けて 紅くなれ ほうせんか 空まであがれ あの人に しがみつけ  あの人に しがみつけ あの人に しがみつけ
炎と水あなたは炎の大地を歩き 途切れた未来へ注ぎ込む者 けれども情の深さのあまり 己れを癒せず凍えゆく者  私は凍った大地を歩き 凍てつく昨日を暖める者 けれども思いの熱さのあまり 己れを癒せず身を焦がす者  Flame & Aqua なんて遠い者たち 私たちは互いに誰より遠い Flame & Aqua なんて同じ者たち いちばん遠い者が いちばん近いの  私はあなたを傷つける者 誰よりあなたを傷つける者 けれども唯一 癒せるすべを それとは知らずに持っている者  Flame & Aqua なんて遠い者たち 私たちは互いに誰より遠い Flame & Aqua なんて同じ者たち いちばん遠い者が いちばん近い Flame & Aqua 互いから生まれあう あなたが いなければ 私はまだ生まれていないような者  あなたがあなたになればなるほど 私が私になればなるほど 互いは互いが必要になる 誰から教えられることもなく  Flame & Aqua あなたは一途な水 私たちの行方を指し示す者 Flame & Aqua 私は揺れる炎 私たちの行方を照らし出す者 Flame & Aqua 求めずにいられない 私たちは あまりにひとりでは担い過ぎる炎と水中島みゆき中島みゆき中島みゆきあなたは炎の大地を歩き 途切れた未来へ注ぎ込む者 けれども情の深さのあまり 己れを癒せず凍えゆく者  私は凍った大地を歩き 凍てつく昨日を暖める者 けれども思いの熱さのあまり 己れを癒せず身を焦がす者  Flame & Aqua なんて遠い者たち 私たちは互いに誰より遠い Flame & Aqua なんて同じ者たち いちばん遠い者が いちばん近いの  私はあなたを傷つける者 誰よりあなたを傷つける者 けれども唯一 癒せるすべを それとは知らずに持っている者  Flame & Aqua なんて遠い者たち 私たちは互いに誰より遠い Flame & Aqua なんて同じ者たち いちばん遠い者が いちばん近い Flame & Aqua 互いから生まれあう あなたが いなければ 私はまだ生まれていないような者  あなたがあなたになればなるほど 私が私になればなるほど 互いは互いが必要になる 誰から教えられることもなく  Flame & Aqua あなたは一途な水 私たちの行方を指し示す者 Flame & Aqua 私は揺れる炎 私たちの行方を照らし出す者 Flame & Aqua 求めずにいられない 私たちは あまりにひとりでは担い過ぎる炎と水
本日、未熟者あがいて もがいて 1日がゆく わめいて ほざいて 1日がゆく さからい はむかい 1日がゆく 当たって 砕けて 1日がゆく いい加減に悟ればどうかと 低く招く誘い 蹴れば 掌は返る 敵(かたき)は増える それでこうして やさしい人をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情(なさけ)はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者  無理して のめって 1日がゆく のぼせて あせって 1日がゆく 意地張り 見栄張り 1日がゆく 当たって 砕けて 1日がゆく 要領を教えましょうかと ふところ手の誘い 蹴れば 顔色は変わる 寄辺(よるべ)は消える それでこうして 道なき道をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者  それでこうして やさしい人をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲あがいて もがいて 1日がゆく わめいて ほざいて 1日がゆく さからい はむかい 1日がゆく 当たって 砕けて 1日がゆく いい加減に悟ればどうかと 低く招く誘い 蹴れば 掌は返る 敵(かたき)は増える それでこうして やさしい人をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情(なさけ)はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者  無理して のめって 1日がゆく のぼせて あせって 1日がゆく 意地張り 見栄張り 1日がゆく 当たって 砕けて 1日がゆく 要領を教えましょうかと ふところ手の誘い 蹴れば 顔色は変わる 寄辺(よるべ)は消える それでこうして 道なき道をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者  それでこうして やさしい人をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者
ホームにてPLATINA LYLICふるさとへ 向かう最終に 乗れる人は 急ぎなさいと やさしい やさしい声の 駅長が  街なかに 叫ぶ 振り向けば 空色の汽車は いま ドアが閉まりかけて 灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う 走りだせば 間に合うだろう かざり荷物を ふり捨てて 街に 街に挨拶を 振り向けば ドアは閉まる  振り向けば 空色の汽車は いま ドアが閉まりかけて 灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う ふるさとは 走り続けた ホームの果て 叩き続けた 窓ガラスの果て そして 手のひらに残るのは 白い煙と乗車券 涙の数 ため息の数 溜ってゆく空色のキップ ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券  たそがれには 彷徨う街に 心は今夜も ホームにたたずんでいる ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券 ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券PLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきふるさとへ 向かう最終に 乗れる人は 急ぎなさいと やさしい やさしい声の 駅長が  街なかに 叫ぶ 振り向けば 空色の汽車は いま ドアが閉まりかけて 灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う 走りだせば 間に合うだろう かざり荷物を ふり捨てて 街に 街に挨拶を 振り向けば ドアは閉まる  振り向けば 空色の汽車は いま ドアが閉まりかけて 灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う ふるさとは 走り続けた ホームの果て 叩き続けた 窓ガラスの果て そして 手のひらに残るのは 白い煙と乗車券 涙の数 ため息の数 溜ってゆく空色のキップ ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券  たそがれには 彷徨う街に 心は今夜も ホームにたたずんでいる ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券 ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券
ボギーボビーの赤いバラボギーボビーの赤いバラ むかしは きれいに 咲いていた ボギーボビーの赤いバラ むかしは きれいに 笑ってた 捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから ボギーボビーの赤いバラ あれから 二度と 笑わない  ボギーボビーの赤いバラ むかしは いつも うたってた ボギーボビーの赤いバラ 時の流れを 知らぬまま 捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから ボギーボビーは砂時計 いつか こぼれて 影もなし  捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから ボギーボビーは砂時計 いつか こぼれて 影もなし 影もなし中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進ボギーボビーの赤いバラ むかしは きれいに 咲いていた ボギーボビーの赤いバラ むかしは きれいに 笑ってた 捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから ボギーボビーの赤いバラ あれから 二度と 笑わない  ボギーボビーの赤いバラ むかしは いつも うたってた ボギーボビーの赤いバラ 時の流れを 知らぬまま 捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから ボギーボビーは砂時計 いつか こぼれて 影もなし  捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから ボギーボビーは砂時計 いつか こぼれて 影もなし 影もなし
僕たちの将来あたしたち多分 大丈夫よね フォークにスパゲティを巻きつけながら彼女は訊く 大丈夫じゃない訳って何さ ナイフに急に力を入れて彼はことばを切る ここは24時間レストラン 危いことばをビールで飲み込んだら さっき抱き合った宿の名前でも もう一度むし返そうか 僕たちの将来はめくるめく閃光の中 僕たちの将来は良くなってゆく筈だね  電話すると周りで聞いてる 友達のいない時はいつなのって彼女は訊く 電話してもいつもいない 君の休みの曜日を変えちまえよと彼は言う あたしも都合が おいらも都合が 危いことばをビールで飲み込んだら 君がとび込んで来てくれた夜の 話をむし返そうか 僕たちの将来はめくるめく閃光(ひかり)の中 僕たちの将来は 良くなってゆく筈だね  青の濃すぎるTVの中では まことしやかに暑い国の戦争が語られる 僕は見知らぬ海の向こうの話よりも この切れないステーキに腹を立てる  僕たちの将来はめくるめく閃光(ひかり)の中 僕たちの将来は 僕たちの将来は 僕たちの将来は良くなってゆくだろうか中島みゆき中島みゆき中島みゆきあたしたち多分 大丈夫よね フォークにスパゲティを巻きつけながら彼女は訊く 大丈夫じゃない訳って何さ ナイフに急に力を入れて彼はことばを切る ここは24時間レストラン 危いことばをビールで飲み込んだら さっき抱き合った宿の名前でも もう一度むし返そうか 僕たちの将来はめくるめく閃光の中 僕たちの将来は良くなってゆく筈だね  電話すると周りで聞いてる 友達のいない時はいつなのって彼女は訊く 電話してもいつもいない 君の休みの曜日を変えちまえよと彼は言う あたしも都合が おいらも都合が 危いことばをビールで飲み込んだら 君がとび込んで来てくれた夜の 話をむし返そうか 僕たちの将来はめくるめく閃光(ひかり)の中 僕たちの将来は 良くなってゆく筈だね  青の濃すぎるTVの中では まことしやかに暑い国の戦争が語られる 僕は見知らぬ海の向こうの話よりも この切れないステーキに腹を立てる  僕たちの将来はめくるめく閃光(ひかり)の中 僕たちの将来は 僕たちの将来は 僕たちの将来は良くなってゆくだろうか
僕は青い鳥僕は青い鳥 今夜もだれか捕まえに来るよ 銀の籠を持ち 僕は青い鳥 だれかの窓辺に歌うよ 銀の籠の中で 幸せを追いかけて 人は変わってゆく 幸せを追いかけて 狩人に変わってく 青い鳥 青い鳥 今夜も迷子  何が見えますか そこから 僕の命はただの小さな水鏡 夢を追いかけて 今夜もだれか捕まえに来るよ 爪を研いで 幸せになりたくて 人は変わってゆく 幸せを追いかけて 狩人に変わってく 青い鳥 青い鳥 それは自分なのに 青い鳥 青い鳥 今夜も迷子中島みゆき中島みゆき中島みゆき僕は青い鳥 今夜もだれか捕まえに来るよ 銀の籠を持ち 僕は青い鳥 だれかの窓辺に歌うよ 銀の籠の中で 幸せを追いかけて 人は変わってゆく 幸せを追いかけて 狩人に変わってく 青い鳥 青い鳥 今夜も迷子  何が見えますか そこから 僕の命はただの小さな水鏡 夢を追いかけて 今夜もだれか捕まえに来るよ 爪を研いで 幸せになりたくて 人は変わってゆく 幸せを追いかけて 狩人に変わってく 青い鳥 青い鳥 それは自分なのに 青い鳥 青い鳥 今夜も迷子
慕情GOLD LYLIC愛より急ぐものが どこにあったのだろう 愛を後回(あとまわ)しにして何を急いだのだろう 甘えてはいけない 時に情(なさけ)は無い 手離してならぬ筈(はず)の何かを 間違えるな 振り向く景色はあまりに遠い もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい  海から産まれて来た それは知ってるのに どこへ流れ着くのかを知らなくて怯えた 生き残る歳月 ひとりで歩けるかな 生き残らない歳月 ひとりで歩けるかな 限りない愚かさ 限りない慕情 もいちど出逢いから もしもあなたと歩きだせるなら もいちど出逢いから ただあなたに尽くしたい  少し嬉しかった事や 少し悲しかった事で 明日(あした)の行方(ゆくえ)は たやすくたやすく 翻(ひるがえ)るものだから 甘えてはいけない 時に情(なさけ)は無い 手離してならぬ筈(はず)の何かを 間違えるな  限りない愚かさ 限りない慕情 もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたいGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三愛より急ぐものが どこにあったのだろう 愛を後回(あとまわ)しにして何を急いだのだろう 甘えてはいけない 時に情(なさけ)は無い 手離してならぬ筈(はず)の何かを 間違えるな 振り向く景色はあまりに遠い もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい  海から産まれて来た それは知ってるのに どこへ流れ着くのかを知らなくて怯えた 生き残る歳月 ひとりで歩けるかな 生き残らない歳月 ひとりで歩けるかな 限りない愚かさ 限りない慕情 もいちど出逢いから もしもあなたと歩きだせるなら もいちど出逢いから ただあなたに尽くしたい  少し嬉しかった事や 少し悲しかった事で 明日(あした)の行方(ゆくえ)は たやすくたやすく 翻(ひるがえ)るものだから 甘えてはいけない 時に情(なさけ)は無い 手離してならぬ筈(はず)の何かを 間違えるな  限りない愚かさ 限りない慕情 もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい
ボディ・トーク霧の溶けるように波が寄せている それを描く言葉を二人、探している 事実、心に映ってるのは 海なんかでも霧なんかでもないのにさ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  爪にさえも体温はあるんだってね 冗談ともマジともつかず 君が言う 爪を透かして空を見ている その爪に この体温を乗せてくれ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  何故、と言葉で君は求める 僕がさし出せるのは 命だけだ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三霧の溶けるように波が寄せている それを描く言葉を二人、探している 事実、心に映ってるのは 海なんかでも霧なんかでもないのにさ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  爪にさえも体温はあるんだってね 冗談ともマジともつかず 君が言う 爪を透かして空を見ている その爪に この体温を乗せてくれ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  何故、と言葉で君は求める 僕がさし出せるのは 命だけだ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう
負けんもんね負けんもんね(負けんもんね) 負けんもんね(負けんもんね)  あぁ 飽(あ)きもせず あぁ 倦(う)みもせず これでもかこれでもかと 試(ため)すなら試(ため)せ試金石(しきんせき) あぁ 限(きり)も無(な)く あぁ 留処無(とめどな)く まだ足りぬまだ足りぬと 試(ため)すなら試(ため)せ試金石(しきんせき) 砂地(すなじ)に水を撒(ま)いている  小蟻(こあり)が山を牽(ひ)いている 味方も無(な)く ゴールも無(な)く 人生は希望を踏みつける、が 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね 負けとる場合じゃないんだもんね  あぁ 失えば あぁ その分の 何か恵みがあるのかと つい思う期待のあさましさ あぁ 何ゆえと あぁ 告げもせず 猛スピードで 猛スピードで 人生は希望を振り払う やっと見上げる鼻先を 叩きのめすように日々は降る そんなにまで そんなにまで 人生は私を嫌うのか、な 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね あの人がいるから 負けんもんね  砂地(すなじ)に水を撒(ま)いている 小蟻(こあり)が山を牽(ひ)いている 味方もなく ゴールもなく 人生は希望を踏みつける、が 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね 負けとる場合じゃないんだもんね  負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね あの人がいるから 負けんもんね中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三負けんもんね(負けんもんね) 負けんもんね(負けんもんね)  あぁ 飽(あ)きもせず あぁ 倦(う)みもせず これでもかこれでもかと 試(ため)すなら試(ため)せ試金石(しきんせき) あぁ 限(きり)も無(な)く あぁ 留処無(とめどな)く まだ足りぬまだ足りぬと 試(ため)すなら試(ため)せ試金石(しきんせき) 砂地(すなじ)に水を撒(ま)いている  小蟻(こあり)が山を牽(ひ)いている 味方も無(な)く ゴールも無(な)く 人生は希望を踏みつける、が 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね 負けとる場合じゃないんだもんね  あぁ 失えば あぁ その分の 何か恵みがあるのかと つい思う期待のあさましさ あぁ 何ゆえと あぁ 告げもせず 猛スピードで 猛スピードで 人生は希望を振り払う やっと見上げる鼻先を 叩きのめすように日々は降る そんなにまで そんなにまで 人生は私を嫌うのか、な 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね あの人がいるから 負けんもんね  砂地(すなじ)に水を撒(ま)いている 小蟻(こあり)が山を牽(ひ)いている 味方もなく ゴールもなく 人生は希望を踏みつける、が 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね 負けとる場合じゃないんだもんね  負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね あの人がいるから 負けんもんね
真直な線真直な線を 引いてごらん 真直な線なんて 引けやしないよ 真直な定規を たどらなきゃ…ね  真直な線を 引いてごらん 真直な線なんて 引けやしないよ 真直な定規を たどらなきゃ…ね  あんたの胸の扉から あたしの胸の扉まで 只の真直な線を引いてみて それが只ひとつの願い  まんまるな円を 描いてごらん まんまるな円なんて 描けやしないよ 円より 丸いものを たどらなきゃ…ね  あんたの 胸の扉から あたしの胸の扉まで 只の真直な線を引いてみて それが 只ひとつの願い  あんたの 胸の扉から あたしの胸の扉まで 只の真直な線を引いてみて それが 只ひとつの願い中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソン真直な線を 引いてごらん 真直な線なんて 引けやしないよ 真直な定規を たどらなきゃ…ね  真直な線を 引いてごらん 真直な線なんて 引けやしないよ 真直な定規を たどらなきゃ…ね  あんたの胸の扉から あたしの胸の扉まで 只の真直な線を引いてみて それが只ひとつの願い  まんまるな円を 描いてごらん まんまるな円なんて 描けやしないよ 円より 丸いものを たどらなきゃ…ね  あんたの 胸の扉から あたしの胸の扉まで 只の真直な線を引いてみて それが 只ひとつの願い  あんたの 胸の扉から あたしの胸の扉まで 只の真直な線を引いてみて それが 只ひとつの願い
まつりばやしGOLD LYLIC肩にまつわる 夏の終わりの 風の中 まつりばやしが 今年も近づいてくる 丁度 去年の いま頃 二人で 二階の 窓にもたれて まつりばやしを見ていたね けれど行列は 通り過ぎていったところで 後ろ姿しか 見えなくて 残念だった あとで思えば あの時の 赤い山車は 私の すべての まつりの後ろ姿だった もう 紅い花が 揺れても  今年よく似た 声をかき消す まつりの中 信じられない おまえの最後を知る 眠りはじめた おまえの窓の外 まつりばやしは 静かに あでやかに通り過ぎる もう 紅い花が 揺れても  人は誰でも まつりの終わりを知る まつりばやしに 入れなくなる時を知る 眠りつづけるおまえよ 私のところへは まつりばやしは 二度とは来ないような気がするよ もう 紅い花が 揺れても もう 紅い花が 揺れても もう 紅い花が 揺れてもGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき肩にまつわる 夏の終わりの 風の中 まつりばやしが 今年も近づいてくる 丁度 去年の いま頃 二人で 二階の 窓にもたれて まつりばやしを見ていたね けれど行列は 通り過ぎていったところで 後ろ姿しか 見えなくて 残念だった あとで思えば あの時の 赤い山車は 私の すべての まつりの後ろ姿だった もう 紅い花が 揺れても  今年よく似た 声をかき消す まつりの中 信じられない おまえの最後を知る 眠りはじめた おまえの窓の外 まつりばやしは 静かに あでやかに通り過ぎる もう 紅い花が 揺れても  人は誰でも まつりの終わりを知る まつりばやしに 入れなくなる時を知る 眠りつづけるおまえよ 私のところへは まつりばやしは 二度とは来ないような気がするよ もう 紅い花が 揺れても もう 紅い花が 揺れても もう 紅い花が 揺れても
瞬きもせずGOLD LYLIC瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだ  君を映す鏡の中 君を誉める歌はなくても 僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  あのささやかな人生を良くは言わぬ人もあるだろう あのささやかな人生を無駄となじる人もあるだろう でも僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだ  触れようとされるだけで痛む人は 火傷してるから 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  あのささやかな人生はもしかしたら僕に似ている あのささやかな人生はもしかしたら君だったのか 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだから  僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあうGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・デビッド・キャンベル瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだ  君を映す鏡の中 君を誉める歌はなくても 僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  あのささやかな人生を良くは言わぬ人もあるだろう あのささやかな人生を無駄となじる人もあるだろう でも僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだ  触れようとされるだけで痛む人は 火傷してるから 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  あのささやかな人生はもしかしたら僕に似ている あのささやかな人生はもしかしたら君だったのか 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだから  僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう
瞬きもせず(MOVIE THEME VERSION)瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 君は何時ここから消えるの ああ 君は何時僕をおいて去ってしまうの 僕をおいて何処へゆくの  君を映す鏡の中 君を誉める歌はなくても 僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  あのささやかな人生を良くは言わぬ人もあるだろう あのささやかな人生を無駄となじる人もあるだろう でも僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだ  触れようとされるだけで痛む人は 火傷してるから 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  あのささやかな人生はもしかしたら僕に似ている あのささやかな人生はもしかしたら君だったのか 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだから  僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 君は何時ここから消えるの ああ 君は何時僕をおいて去ってしまうの 僕をおいて何処へゆくの  君を映す鏡の中 君を誉める歌はなくても 僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  あのささやかな人生を良くは言わぬ人もあるだろう あのささやかな人生を無駄となじる人もあるだろう でも僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだ  触れようとされるだけで痛む人は 火傷してるから 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  あのささやかな人生はもしかしたら僕に似ている あのささやかな人生はもしかしたら君だったのか 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだから  僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう
真夜中の動物園真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  真夜中の羊水(ようすい)に 動物園は浮いている 逢いたい相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで  眠っているように 外から見えるだろう真夜中 はるかな国で消えた 渡り鳥の迷子(まいご)が 星に連れられて 地平線を飛んで来る Dada‥‥ 逢えない相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで  眠っているように 外から見えるだろう真夜中 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る Dada‥‥ Dada‥‥中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  真夜中の羊水(ようすい)に 動物園は浮いている 逢いたい相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで  眠っているように 外から見えるだろう真夜中 はるかな国で消えた 渡り鳥の迷子(まいご)が 星に連れられて 地平線を飛んで来る Dada‥‥ 逢えない相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで  眠っているように 外から見えるだろう真夜中 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る Dada‥‥ Dada‥‥
まるで高速電車のようにあたしたちは擦れ違う笑うことも 泣くことも その場限りのあたしたちだけど 思うことも しゃべることも その場限りのあたしたちだけど 怒ることも 歌うことも その場限りのあたしたちだけど 大嫌いも 大好きも その場限りのあたしたちだけど  だって ホラ1日は いつの間にか過ぎてゆく だって ホラ1生は いつの間にか過ぎてゆく ギリギリのところで 脆(もろ)い糸につかまって 細々(ほそぼそ)と疑う 瞬間たちの羅列(られつ)の中で  笑うことも 泣くことも 思うことも しゃべることも 怒ることも 歌うことも 大嫌いも 大好きも あたしたちは あたしたちは あたしたちは あたしたちは 自由っていう名前の中 何か嘘を嗅(か)ぎ取ってる  走ることも 停(と)まることも その場限りのあたしたちだけど 寒いことも 暑いことも その場限りのあたしたちだけど 飾ることも 脱ぐことも その場限りのあたしたちだけど 憧れも 共感も その場限りのあたしたちだけど  そうかもね 1秒も過ぎたことは霧の中 そうかもね 1秒も先のことは霧の中 手探(てさぐ)りで迷って 行く先々ぶつかって 怖々(こわごわ)と疑う 瞬間たちをつなぎ合わせながら  走ることも 停(と)まることも 寒いことも 暑いことも 飾ることも 脱ぐことも 憧れも 共感も あたしたちは あたしたちは あたしたちは あたしたちは 自由っていう名前の中 何か影を嗅(か)ぎ取ってる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三笑うことも 泣くことも その場限りのあたしたちだけど 思うことも しゃべることも その場限りのあたしたちだけど 怒ることも 歌うことも その場限りのあたしたちだけど 大嫌いも 大好きも その場限りのあたしたちだけど  だって ホラ1日は いつの間にか過ぎてゆく だって ホラ1生は いつの間にか過ぎてゆく ギリギリのところで 脆(もろ)い糸につかまって 細々(ほそぼそ)と疑う 瞬間たちの羅列(られつ)の中で  笑うことも 泣くことも 思うことも しゃべることも 怒ることも 歌うことも 大嫌いも 大好きも あたしたちは あたしたちは あたしたちは あたしたちは 自由っていう名前の中 何か嘘を嗅(か)ぎ取ってる  走ることも 停(と)まることも その場限りのあたしたちだけど 寒いことも 暑いことも その場限りのあたしたちだけど 飾ることも 脱ぐことも その場限りのあたしたちだけど 憧れも 共感も その場限りのあたしたちだけど  そうかもね 1秒も過ぎたことは霧の中 そうかもね 1秒も先のことは霧の中 手探(てさぐ)りで迷って 行く先々ぶつかって 怖々(こわごわ)と疑う 瞬間たちをつなぎ合わせながら  走ることも 停(と)まることも 寒いことも 暑いことも 飾ることも 脱ぐことも 憧れも 共感も あたしたちは あたしたちは あたしたちは あたしたちは 自由っていう名前の中 何か影を嗅(か)ぎ取ってる
マンハッタン ナイト ライン日本には繋(つな)がないで いま頃は真昼の国 夜の中起きている流民(るみん)たちに繋(つな)いでよ ガラス越しに見る街は 届きそうなシャンデリア 触ってみなさいよと 威丈高(いたけだか)な媚(こ)び笑い  変わり者が名物 浮気者が名物 顔ぶれはすぐ変わる 挨拶はすぐ変わる 争って勝ち抜いたら雲の上  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 泣いてると聴こえたら風邪のせい マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 逃げ帰る故郷など とうに無い  急ぎ足で追い抜いて 早口でリエゾンする この街の人々は 気が良くて 気が多い  たぶん何か話した たぶん何か笑った それなのに誰ひとり会わなかった気がする 真夜中の言葉なら通じるかな  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン あの人がいないなら意味がない マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 置き去りの夜景にくるまっても  突然の雪が降る 急に真冬に変わる 突然の熱が来る 急に真夏に変わる ひと晩で身の上も変わり果てる  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 泣いてると聴こえたら風邪のせい マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 逃げ帰る故郷など とうに無い  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三日本には繋(つな)がないで いま頃は真昼の国 夜の中起きている流民(るみん)たちに繋(つな)いでよ ガラス越しに見る街は 届きそうなシャンデリア 触ってみなさいよと 威丈高(いたけだか)な媚(こ)び笑い  変わり者が名物 浮気者が名物 顔ぶれはすぐ変わる 挨拶はすぐ変わる 争って勝ち抜いたら雲の上  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 泣いてると聴こえたら風邪のせい マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 逃げ帰る故郷など とうに無い  急ぎ足で追い抜いて 早口でリエゾンする この街の人々は 気が良くて 気が多い  たぶん何か話した たぶん何か笑った それなのに誰ひとり会わなかった気がする 真夜中の言葉なら通じるかな  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン あの人がいないなら意味がない マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 置き去りの夜景にくるまっても  突然の雪が降る 急に真冬に変わる 突然の熱が来る 急に真夏に変わる ひと晩で身の上も変わり果てる  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 泣いてると聴こえたら風邪のせい マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 逃げ帰る故郷など とうに無い  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン
見返り美人窓から見おろす 真冬の海が 愛は終わりと 教えてくれる 壊れたての 波のしぶきが 風に追われて 胸までせまる  とめてくれるかと 背中で待ってたわ 靴を拾いながら 少し待ったわ 自由 自由 ひどい言葉ね 冷めた女に 男が恵む  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人  ひと晩泣いたら 女は美人 生まれ変わって 薄情美人 通る他人(ひと)に しなだれついて 鏡に映る あいつを見るの  聞いてくれるかと 噂流したり 気にしてくれるかと わざと荒れたり いいの いいの 誰でもいいの あいつでなけりゃ 心は砂漠  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人中島みゆき中島みゆき中島みゆき萩田光雄窓から見おろす 真冬の海が 愛は終わりと 教えてくれる 壊れたての 波のしぶきが 風に追われて 胸までせまる  とめてくれるかと 背中で待ってたわ 靴を拾いながら 少し待ったわ 自由 自由 ひどい言葉ね 冷めた女に 男が恵む  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人  ひと晩泣いたら 女は美人 生まれ変わって 薄情美人 通る他人(ひと)に しなだれついて 鏡に映る あいつを見るの  聞いてくれるかと 噂流したり 気にしてくれるかと わざと荒れたり いいの いいの 誰でもいいの あいつでなけりゃ 心は砂漠  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人
未完成言えないこと何かあって 貴方の目が海へ逸れる 点けたままのTVの中 昔に観た映画が光る  出来上がらないパズルのようね 出来上がらない音楽のようね  歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない  ずるい人ね 貴方からはサヨナラとはきり出せない 未完成の絵を見ながら グラスの中 鍵を隠すわ  恋しがられて行きたいですか ひきとめられて泣かれたいですか  歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない  貴方の目のなかで 誰かが踊る 私の捜せないカケラを持っている 貴方の目のなかで 私が消える 私はいつまでもカケラを捜してる  歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない  貴方の目のなかで 誰かが踊る 私の捜せないカケラを持っている  歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない  貴方の目のなかで 私が消える 私はいつまでもカケラを捜してる中島みゆき中島みゆき中島みゆき言えないこと何かあって 貴方の目が海へ逸れる 点けたままのTVの中 昔に観た映画が光る  出来上がらないパズルのようね 出来上がらない音楽のようね  歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない  ずるい人ね 貴方からはサヨナラとはきり出せない 未完成の絵を見ながら グラスの中 鍵を隠すわ  恋しがられて行きたいですか ひきとめられて泣かれたいですか  歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない  貴方の目のなかで 誰かが踊る 私の捜せないカケラを持っている 貴方の目のなかで 私が消える 私はいつまでもカケラを捜してる  歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない  貴方の目のなかで 誰かが踊る 私の捜せないカケラを持っている  歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない  貴方の目のなかで 私が消える 私はいつまでもカケラを捜してる
水を探していた ずっと探していた 水の形を探してみて 水に形のないことを知る 何が水なのかわからずに 水を探していた ずっと探していた 降る雨も湧き出る泉も 私にとって水じゃなかった 何が水なのかわからずに さまよって さまよって さすらって さすらって 冷たい水 綺麗な水 珍しい水 どれも乾いた水ばかり あなたの呼吸は水の風 あなたの鼓動は水の熱 あなたが私の水 あなたが心の水  水を少しください ほんの少しください 水は誰もが探している あなたをとても必要とする人は 引きも切らずあります 待ちかねて 待ちかねて 争って 争って 分けあう水 奪う水 盗みあう水 あなたの為の水だけが無い 自分の心は飲めません 悲しい水です人間は あなたの為の水を 誰がくれるのでしょう あなたの為の水を 誰か恵んでください中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三水を探していた ずっと探していた 水の形を探してみて 水に形のないことを知る 何が水なのかわからずに 水を探していた ずっと探していた 降る雨も湧き出る泉も 私にとって水じゃなかった 何が水なのかわからずに さまよって さまよって さすらって さすらって 冷たい水 綺麗な水 珍しい水 どれも乾いた水ばかり あなたの呼吸は水の風 あなたの鼓動は水の熱 あなたが私の水 あなたが心の水  水を少しください ほんの少しください 水は誰もが探している あなたをとても必要とする人は 引きも切らずあります 待ちかねて 待ちかねて 争って 争って 分けあう水 奪う水 盗みあう水 あなたの為の水だけが無い 自分の心は飲めません 悲しい水です人間は あなたの為の水を 誰がくれるのでしょう あなたの為の水を 誰か恵んでください
店の名はライフ店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける 最終電車を 逃したと言っては たむろする 一文無したち 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける  店の名はライフ おかみさんと娘 母娘で よく似て 見事な胸 店の名はライフ おかみさんと娘 母娘で よく似て 見事な胸 娘のおかげで 今日も新しいアルバイト 辛過ぎるカレー みようみまね 店の名はライフ おかみさんと娘 母娘でよく似て 見事な胸  店の名はライフ 三階は屋根裏 あやしげな運命論の 行きどまり 店の名はライフ 三階は屋根裏 あやしげな運命論の 行きどまり 二階では徹夜で続く恋愛論 抜け道は左 安梯子 店の名はライフ 三階は屋根裏 あやしげな運命論の 行きどまり  店の名はライフ いまや純喫茶 頭のきれそな 二枚目マスター 店の名はライフ いまや純喫茶 頭のきれそな 二枚目マスター 壁の階段は ぬり込めてしまった 真直ぐな足のむすめ 銀のお盆を抱えて 「いらっしゃいませ」……  店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける中島みゆき中島みゆき中島みゆき店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける 最終電車を 逃したと言っては たむろする 一文無したち 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける  店の名はライフ おかみさんと娘 母娘で よく似て 見事な胸 店の名はライフ おかみさんと娘 母娘で よく似て 見事な胸 娘のおかげで 今日も新しいアルバイト 辛過ぎるカレー みようみまね 店の名はライフ おかみさんと娘 母娘でよく似て 見事な胸  店の名はライフ 三階は屋根裏 あやしげな運命論の 行きどまり 店の名はライフ 三階は屋根裏 あやしげな運命論の 行きどまり 二階では徹夜で続く恋愛論 抜け道は左 安梯子 店の名はライフ 三階は屋根裏 あやしげな運命論の 行きどまり  店の名はライフ いまや純喫茶 頭のきれそな 二枚目マスター 店の名はライフ いまや純喫茶 頭のきれそな 二枚目マスター 壁の階段は ぬり込めてしまった 真直ぐな足のむすめ 銀のお盆を抱えて 「いらっしゃいませ」……  店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける
霙の音今夜のうちに話してしまいたかったの 私の嘘とあやまちのこと あなたが酔って眠る時には 芝居の布団を掛けたくなかった 聞きたい話じゃないでしょうけど 好きな人ができたの私 少し前から ねぇ 霙って音がするのね 雨とも違う窓の音  ひどいことをしてしまったの 私どうしたらいい 誰かへ本気を移したかったのね 本気で好きと心を決めてから あなたと似た声のせいだと気づいたの 謝れないわ 残酷すぎて どうしたらいいの私 何か言ってよ ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音  私は手札をテーブルの上に 愚かに顕(あら)わに放り出し あなたは静かに窓の外を見てる 静かに誰かを隠してる  聞きたい話じゃないでしょうけど 他人から聞かされる前に話したかった ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音 ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三今夜のうちに話してしまいたかったの 私の嘘とあやまちのこと あなたが酔って眠る時には 芝居の布団を掛けたくなかった 聞きたい話じゃないでしょうけど 好きな人ができたの私 少し前から ねぇ 霙って音がするのね 雨とも違う窓の音  ひどいことをしてしまったの 私どうしたらいい 誰かへ本気を移したかったのね 本気で好きと心を決めてから あなたと似た声のせいだと気づいたの 謝れないわ 残酷すぎて どうしたらいいの私 何か言ってよ ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音  私は手札をテーブルの上に 愚かに顕(あら)わに放り出し あなたは静かに窓の外を見てる 静かに誰かを隠してる  聞きたい話じゃないでしょうけど 他人から聞かされる前に話したかった ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音 ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音
南三条地下鉄の海へ流れ込む人の流れに身をまかせ 今日も流れゆく 流れゆく心のぬけがら 互いに誰もがまるで人のいない砂漠をゆくように うまくすり抜けてすり抜けて触れあわず流れゆく  突然袖引かれ見れば 息をきらしてる笑顔 なんてなつかしい、と汗かいて 忘れたい忘れないあの日の女 南三条泣きながら走った 胸の中であの雨はやまない 南三条よみがえる夏の日 あの街並はあとかたもないのに 流れてゆく人の流れ何ひとつも知らなくて ただ二人は親しそうに見えるだろう  会いたかったわ会いたかったわと無邪気はあの日のまま 会いたくなんかなかったわ私は急ぐふり どこまでゆくのと 背中で眠る赤子を揺りあげながら 私ふけたでしょうあなたより年上みたいねと  なにも気づいてないのね 今もあの日と同じね もしもあなたなんか来なければ 今もまだ 私たち続いたのに 南三条泣きながら走った 胸の中であの雨はやまない 南三条よみがえる夏の日 あの街並はあとかたもないのに ほんとは違うわかっているの私と切れて後のことだと でも憎まずにはいられなかったの  この人なのよと呼び寄せた男に心当たりはなく そんなはずはないあの人と幸せになったはず 戸惑う私に気づいて教える屈託のない声で あなたの知ってるあの人とは間もなく切れたわと  そんなこと知らなかった 彼といると思ってた ずっと憎んで来た無駄な日々返してと 何を責めればいいの 南三条泣きながら走った 胸の中であの雨はやまない 南三条よみがえる夏の日 あの街並はあとかたもないのに 許せないのは許せなかったのは あの日あいつを惚れさせるさえできなかった自分のことだった中島みゆき中島みゆき中島みゆき地下鉄の海へ流れ込む人の流れに身をまかせ 今日も流れゆく 流れゆく心のぬけがら 互いに誰もがまるで人のいない砂漠をゆくように うまくすり抜けてすり抜けて触れあわず流れゆく  突然袖引かれ見れば 息をきらしてる笑顔 なんてなつかしい、と汗かいて 忘れたい忘れないあの日の女 南三条泣きながら走った 胸の中であの雨はやまない 南三条よみがえる夏の日 あの街並はあとかたもないのに 流れてゆく人の流れ何ひとつも知らなくて ただ二人は親しそうに見えるだろう  会いたかったわ会いたかったわと無邪気はあの日のまま 会いたくなんかなかったわ私は急ぐふり どこまでゆくのと 背中で眠る赤子を揺りあげながら 私ふけたでしょうあなたより年上みたいねと  なにも気づいてないのね 今もあの日と同じね もしもあなたなんか来なければ 今もまだ 私たち続いたのに 南三条泣きながら走った 胸の中であの雨はやまない 南三条よみがえる夏の日 あの街並はあとかたもないのに ほんとは違うわかっているの私と切れて後のことだと でも憎まずにはいられなかったの  この人なのよと呼び寄せた男に心当たりはなく そんなはずはないあの人と幸せになったはず 戸惑う私に気づいて教える屈託のない声で あなたの知ってるあの人とは間もなく切れたわと  そんなこと知らなかった 彼といると思ってた ずっと憎んで来た無駄な日々返してと 何を責めればいいの 南三条泣きながら走った 胸の中であの雨はやまない 南三条よみがえる夏の日 あの街並はあとかたもないのに 許せないのは許せなかったのは あの日あいつを惚れさせるさえできなかった自分のことだった
みにくいあひるの子冗談だよ 本気で言うはずないじゃないか 鏡をみろよと 言われるのがおち  鏡の中では つくり笑いがゆがむ にじんだ涙で つけまつげがはずれる たまには いいとこみせてもいいじゃないか あの人まで 笑わないでいてほしかった  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  まひるの町には 白い花びらみたいに きれいな娘が いくらもいるというのに わざわざこいつを連れてきたのは だれだ あの人は 俺じゃないよと顔をそむけた  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  中島みゆき中島みゆき中島みゆき冗談だよ 本気で言うはずないじゃないか 鏡をみろよと 言われるのがおち  鏡の中では つくり笑いがゆがむ にじんだ涙で つけまつげがはずれる たまには いいとこみせてもいいじゃないか あの人まで 笑わないでいてほしかった  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  まひるの町には 白い花びらみたいに きれいな娘が いくらもいるというのに わざわざこいつを連れてきたのは だれだ あの人は 俺じゃないよと顔をそむけた  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  
ミュージシャン今から20年後に もう一度会ったなら 僕は何をしてるだろう どうやって暮らしてるだろう 他にできることもなし この齢になってるから じっとベンチで暮らしてる それより他ないだろうか  人生は長過ぎて僕の手に負えない 生意気な若い日のツケが回ってくるのか  「ミュージシャン さみしいことを言わないで」 「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」  20才の頃とは違う あの頃はひとりだった 傷口を舐めるように 音に浸っていたけれど 愛する者に与えてやれるものが欲しいんだ 身勝手過ぎる憧れを 押さえ込むのが闘いさ  膝を抱え泣くのはもうたくさんだけれど ふたりで泣いてるのはなおさら辛いじゃないか  「ミュージシャン かなしいことを言わないで」 「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」  12才の頃 野球選手になりたかった 今でも夢にみるさ マウンドにあがってる 夢の中ではいつもヒーローさ やせっぽちのくせに不思議とヒーローさ だけど 8回の裏 投げ方を忘れてマウンドを降ろされる やりきれぬ笑いばなしさ かなしい夢さ  カウントが流れだすと 愚かな血が騒ぎだす すまし返った街の角を はしゃぎながら翔けてゆく 「ミュージシャン さみしいことを言わないで」 「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」 「ミュージシャン) 「かなしいことを言わないで」 「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」中島みゆき中島みゆき中島みゆき今から20年後に もう一度会ったなら 僕は何をしてるだろう どうやって暮らしてるだろう 他にできることもなし この齢になってるから じっとベンチで暮らしてる それより他ないだろうか  人生は長過ぎて僕の手に負えない 生意気な若い日のツケが回ってくるのか  「ミュージシャン さみしいことを言わないで」 「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」  20才の頃とは違う あの頃はひとりだった 傷口を舐めるように 音に浸っていたけれど 愛する者に与えてやれるものが欲しいんだ 身勝手過ぎる憧れを 押さえ込むのが闘いさ  膝を抱え泣くのはもうたくさんだけれど ふたりで泣いてるのはなおさら辛いじゃないか  「ミュージシャン かなしいことを言わないで」 「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」  12才の頃 野球選手になりたかった 今でも夢にみるさ マウンドにあがってる 夢の中ではいつもヒーローさ やせっぽちのくせに不思議とヒーローさ だけど 8回の裏 投げ方を忘れてマウンドを降ろされる やりきれぬ笑いばなしさ かなしい夢さ  カウントが流れだすと 愚かな血が騒ぎだす すまし返った街の角を はしゃぎながら翔けてゆく 「ミュージシャン さみしいことを言わないで」 「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」 「ミュージシャン) 「かなしいことを言わないで」 「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」
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