東京キッド歌も楽しや 東京キッド いきで おしゃれで ほがらかで 右のポッケにゃ 夢がある 左のポッケにゃ チュウインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 泣くも笑うも のんびりと 金はひとつも なくっても フランス香水 チョコレート 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 腕も自慢で のど自慢 いつもスイング ジャズの歌 おどるおどりは ジタバーグ 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール | 岡林信康 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 歌も楽しや 東京キッド いきで おしゃれで ほがらかで 右のポッケにゃ 夢がある 左のポッケにゃ チュウインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 泣くも笑うも のんびりと 金はひとつも なくっても フランス香水 チョコレート 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 腕も自慢で のど自慢 いつもスイング ジャズの歌 おどるおどりは ジタバーグ 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール |
五年ぶり別れた女(ひと)と 五年ぶり ひょんなところで 逢いました あんなふうに 別れたが こんなふうに 飲んでる ン…… あんたの彼氏の 話から 俺のかみさんと 子供まで あんなふうに 別れたが こんなふうに 話して ン…… 時が洗い流すなんて そんなふうに言いたくないけど まんざら嘘でも…… おばあちゃんの子の 甘えんぼ 自分の口から いえるんだ あんたにゃ ネタは割れてるし なんだか嬉しく なってくる ン…… 少し大人に なったのね サンキューとっても 嬉しいよ あんたは子供の 儘がいい そいつが一番 いかしてる ン…… 時が洗い流すなんて そんなふうに言いたくないけど まんざら嘘でも…… | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 別れた女(ひと)と 五年ぶり ひょんなところで 逢いました あんなふうに 別れたが こんなふうに 飲んでる ン…… あんたの彼氏の 話から 俺のかみさんと 子供まで あんなふうに 別れたが こんなふうに 話して ン…… 時が洗い流すなんて そんなふうに言いたくないけど まんざら嘘でも…… おばあちゃんの子の 甘えんぼ 自分の口から いえるんだ あんたにゃ ネタは割れてるし なんだか嬉しく なってくる ン…… 少し大人に なったのね サンキューとっても 嬉しいよ あんたは子供の 儘がいい そいつが一番 いかしてる ン…… 時が洗い流すなんて そんなふうに言いたくないけど まんざら嘘でも…… |
それで自由になったのかいいくらブタ箱の 臭いまずい飯が うまくなったところで うまくなったところで それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ そりゃよかったね 給料が上ったのかい 組合のおかげだね 上った給料で 一体何を買う テレビでいつも言ってる 車を買うのかい それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ あんたの言ってる 自由なんて ブタ箱の中の自由さ 俺たちの欲しいのは ブタ箱の中での より良い生活なんかじゃないのさ 新しい世界さ 新しい世界さ しみだらけの汚ねえカベを きれいに塗りかえて モナリザの微笑みを 飾ってみたところで それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ そりゃよかったね 給料が上ったのかい 組合のおかげだね 上った給料で やっとあんたの息子も 大学にやれるネ ドンドン出世して もらわなくちゃナ それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ あんたの言ってる 自由なんて ブタ箱の中の自由さ 俺たちの欲しいのは ブタ箱の中での より良い生活なんかじゃないのさ 新しい世界さ 新しい世界さ ジュータンでもしくかい ソファも入れるかい 冷たい鉄格子に カーテンでもかけりゃ こぎれいになったネ ブタ箱じゃないみたい それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ 今にあんたは きっと言い出すだろう 住めば都さ ブタ箱も悪かない ジッとだまってりゃ そのうち出してくれるさ それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ あんたの言ってる 自由なんてブタ箱の中の自由さ 俺たちの欲しいのは ブタ箱の中での より良い生活なんかじゃないのさ 新しいおまえさ 新しいおまえさ | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | いくらブタ箱の 臭いまずい飯が うまくなったところで うまくなったところで それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ そりゃよかったね 給料が上ったのかい 組合のおかげだね 上った給料で 一体何を買う テレビでいつも言ってる 車を買うのかい それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ あんたの言ってる 自由なんて ブタ箱の中の自由さ 俺たちの欲しいのは ブタ箱の中での より良い生活なんかじゃないのさ 新しい世界さ 新しい世界さ しみだらけの汚ねえカベを きれいに塗りかえて モナリザの微笑みを 飾ってみたところで それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ そりゃよかったね 給料が上ったのかい 組合のおかげだね 上った給料で やっとあんたの息子も 大学にやれるネ ドンドン出世して もらわなくちゃナ それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ あんたの言ってる 自由なんて ブタ箱の中の自由さ 俺たちの欲しいのは ブタ箱の中での より良い生活なんかじゃないのさ 新しい世界さ 新しい世界さ ジュータンでもしくかい ソファも入れるかい 冷たい鉄格子に カーテンでもかけりゃ こぎれいになったネ ブタ箱じゃないみたい それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ 今にあんたは きっと言い出すだろう 住めば都さ ブタ箱も悪かない ジッとだまってりゃ そのうち出してくれるさ それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ あんたの言ってる 自由なんてブタ箱の中の自由さ 俺たちの欲しいのは ブタ箱の中での より良い生活なんかじゃないのさ 新しいおまえさ 新しいおまえさ |
花笠道中これこれ 石の地蔵さん 西へ行くのは こっちかえ だまって居ては 判らない ぽっかり浮かんだ 白い雲 何やらさみしい 旅の空 いとし殿御の こころの中は 雲におききと 言うのかえ もしもし野田の 案山子さん 西へ行くのは こっちかえ だまって居ては 判らない 蓮華たんぽぽ 花盛り 何やら悲しい 旅の空 いとし殿御の こころの中は 風におききと 言うのかえ さてさて 旅は遠いもの 田舎の道は つづくもの そこでしばらく 立ち止まる 流れて消える 白い雲 やがて蓮華も 散るだろう いとし殿御と 花笠道中 せめて寄り添う 道の端 | 岡林信康 | 米山正夫 | 米山正夫 | | これこれ 石の地蔵さん 西へ行くのは こっちかえ だまって居ては 判らない ぽっかり浮かんだ 白い雲 何やらさみしい 旅の空 いとし殿御の こころの中は 雲におききと 言うのかえ もしもし野田の 案山子さん 西へ行くのは こっちかえ だまって居ては 判らない 蓮華たんぽぽ 花盛り 何やら悲しい 旅の空 いとし殿御の こころの中は 風におききと 言うのかえ さてさて 旅は遠いもの 田舎の道は つづくもの そこでしばらく 立ち止まる 流れて消える 白い雲 やがて蓮華も 散るだろう いとし殿御と 花笠道中 せめて寄り添う 道の端 |
風詩秋の終りに 鳴く虫の音は そばにお前が 居るのに淋し だからこうして 相寄り添うて 巡り会えたを 噛み締めましょう ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ 旅の終わりが 来たその時は しかと心に 問わねばならん 惚れて愛して 愛して惚れて 深くこの世を 旅したかいな ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ 銭の深さにゃ 縁ないけれど 惚れた深さを 威張りやしゃんせ 旅も半ばを とっくに過ぎて こんな大事を やっとこ知った ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ 今度この世に 生まれて来たら どんな具合に お前と会える 夫婦 親子か 兄妹か もっと今より 大事にします ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ 冬が来るよに 一幕降りて 夢を見るよに 一代暮れる あの世この世を 幾度も往くは もっと愛して 惚れるがためよ ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ そうさお前と 歩いた旅の 秋の終わりに 相寄り添うて 巡り会えたを 噛み締めましょう これが運命と ああ風の詩 これが運命と ああ風の詩 ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 秋の終りに 鳴く虫の音は そばにお前が 居るのに淋し だからこうして 相寄り添うて 巡り会えたを 噛み締めましょう ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ 旅の終わりが 来たその時は しかと心に 問わねばならん 惚れて愛して 愛して惚れて 深くこの世を 旅したかいな ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ 銭の深さにゃ 縁ないけれど 惚れた深さを 威張りやしゃんせ 旅も半ばを とっくに過ぎて こんな大事を やっとこ知った ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ 今度この世に 生まれて来たら どんな具合に お前と会える 夫婦 親子か 兄妹か もっと今より 大事にします ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ 冬が来るよに 一幕降りて 夢を見るよに 一代暮れる あの世この世を 幾度も往くは もっと愛して 惚れるがためよ ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ そうさお前と 歩いた旅の 秋の終わりに 相寄り添うて 巡り会えたを 噛み締めましょう これが運命と ああ風の詩 これが運命と ああ風の詩 ヤンサノエー ヨイヤマカショ ヤンサノエー ヨイヤマカショ |
角兵衛獅子の唄生まれて父の 顔知らず 恋しい母の 名も知らぬ わたしゃ旅路の 角兵衛獅子 打つや太鼓の ひとおどり 情けを知らぬ 親方の 昼寝のひまに 空見れば かりも親子で 帰るのに わたしゃ越後へ いつ帰る 旅路にまたも 茶の花が 匂えば故郷を 想い出す 赤い万燈 村まつり 幼馴染が 忘らりょか | 岡林信康 | 西條八十 | 万城目正 | | 生まれて父の 顔知らず 恋しい母の 名も知らぬ わたしゃ旅路の 角兵衛獅子 打つや太鼓の ひとおどり 情けを知らぬ 親方の 昼寝のひまに 空見れば かりも親子で 帰るのに わたしゃ越後へ いつ帰る 旅路にまたも 茶の花が 匂えば故郷を 想い出す 赤い万燈 村まつり 幼馴染が 忘らりょか |
みのりみのり ちいさな瞳で お空のお星様 お月様を 僕もおまえを胸に抱き 一緒に見上げてる 夜の空 みのりちゃんの おばあちゃんが 遠いところへ 行ったのは ちょうど去年の 今頃 ちょうど去年の 今頃だよ みのり あの星も月も 僕らをじっと見ているようだね おうちの中では かあさんと 大介くんがもう ねんねだよ みのりちゃんの おばあちゃんは 大介くんには 出会えずに 可愛い寝顔も 見えないまま たった一人で 行ったんだよ みのり 僕が出会えぬ人と 僕が見ることの できないものを いつかおまえは 見るだろう いつかおまえは 出会うだろう あの星は お月様は いろんなものを 見たろうね みのり ぼくのお母さんが 遠くへ行ってから 一年が…… | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | みのり ちいさな瞳で お空のお星様 お月様を 僕もおまえを胸に抱き 一緒に見上げてる 夜の空 みのりちゃんの おばあちゃんが 遠いところへ 行ったのは ちょうど去年の 今頃 ちょうど去年の 今頃だよ みのり あの星も月も 僕らをじっと見ているようだね おうちの中では かあさんと 大介くんがもう ねんねだよ みのりちゃんの おばあちゃんは 大介くんには 出会えずに 可愛い寝顔も 見えないまま たった一人で 行ったんだよ みのり 僕が出会えぬ人と 僕が見ることの できないものを いつかおまえは 見るだろう いつかおまえは 出会うだろう あの星は お月様は いろんなものを 見たろうね みのり ぼくのお母さんが 遠くへ行ってから 一年が…… |
津軽のふるさとりんごのふるさとは 北国の果て うらうらと 山肌に 抱かれて 夢を見た あの頃の想い出 ああ 今いずこに りんごのふるさとは 北国の果て りんごのふるさとは 雪国の果て 晴れた日は 晴れた日は 船がゆく 日本海 海の色は 碧く ああ 夢は遠く りんごのふるさとは 雪国の果て ああ 津軽の海よ山よ いつの日もなつかし 津軽のふるさと | 岡林信康 | 米山正夫 | 米山正夫 | | りんごのふるさとは 北国の果て うらうらと 山肌に 抱かれて 夢を見た あの頃の想い出 ああ 今いずこに りんごのふるさとは 北国の果て りんごのふるさとは 雪国の果て 晴れた日は 晴れた日は 船がゆく 日本海 海の色は 碧く ああ 夢は遠く りんごのふるさとは 雪国の果て ああ 津軽の海よ山よ いつの日もなつかし 津軽のふるさと |
お祭りマンボ私のとなりのおじさんは 神田の生れで チャキチャキ江戸っ子 お祭りさわぎが大好きで ねじりはちまき そろいのゆかた 雨が降ろうが ヤリが降ろうが 朝から晩まで おみこしかついで ワッショイワッショイ ワッショイワッショイ 景気をつけろ 塩まいておくれ ワッショイワッショイ ワッショイワッショイ ソーレ ソレソレ お祭りだ おじさんおじさん大変だ どこかで半鐘が なっている 火事は近いよ スリバンだ 何をいっても ワッショイショイ 何をきいても ワッショイショイ ワッショイワッショイ ワッショイワッショイ ソーレ ソレソレ お祭りだ そのまた隣の おばさんは 浅草育ちで チョッピリ美人で お祭りさわぎが 大好きで 意気な素足に しぼりのゆかた 雨が降ろうが ヤリが降ろうが 朝から晩まで おかぐら見物 ピーヒャラピーヒャラ テンツクテンツク おかめと鬼が ハンニャとヒョットコが ピーヒャラピーヒャラ テンツクテンツク ソーレ ソレソレ お祭りだ おばさんおばさん 大変だ おうちは留守だよ からっぽだ こっそり空巣が ねらってる 何をいっても ピーヒャラヒャ 何をきいても テンツクツ ピーヒャラピーヒャラ テンツクテンツク ソーレ ソレソレ お祭りだ お祭りすんで 日が暮れて つめたい風の 吹く夜は 家を焼かれた おじさんと ヘソクリとられた おばさんの ほんにせつない ためいきばかり いくら泣いても かえらない いくら泣いても あとの祭りよ | 岡林信康 | 原六朗 | 原六朗 | | 私のとなりのおじさんは 神田の生れで チャキチャキ江戸っ子 お祭りさわぎが大好きで ねじりはちまき そろいのゆかた 雨が降ろうが ヤリが降ろうが 朝から晩まで おみこしかついで ワッショイワッショイ ワッショイワッショイ 景気をつけろ 塩まいておくれ ワッショイワッショイ ワッショイワッショイ ソーレ ソレソレ お祭りだ おじさんおじさん大変だ どこかで半鐘が なっている 火事は近いよ スリバンだ 何をいっても ワッショイショイ 何をきいても ワッショイショイ ワッショイワッショイ ワッショイワッショイ ソーレ ソレソレ お祭りだ そのまた隣の おばさんは 浅草育ちで チョッピリ美人で お祭りさわぎが 大好きで 意気な素足に しぼりのゆかた 雨が降ろうが ヤリが降ろうが 朝から晩まで おかぐら見物 ピーヒャラピーヒャラ テンツクテンツク おかめと鬼が ハンニャとヒョットコが ピーヒャラピーヒャラ テンツクテンツク ソーレ ソレソレ お祭りだ おばさんおばさん 大変だ おうちは留守だよ からっぽだ こっそり空巣が ねらってる 何をいっても ピーヒャラヒャ 何をきいても テンツクツ ピーヒャラピーヒャラ テンツクテンツク ソーレ ソレソレ お祭りだ お祭りすんで 日が暮れて つめたい風の 吹く夜は 家を焼かれた おじさんと ヘソクリとられた おばさんの ほんにせつない ためいきばかり いくら泣いても かえらない いくら泣いても あとの祭りよ |
悲しい酒ひとり酒場で 飲む酒は 別れ涙の 味がする 飲んで棄てたい 面影が 飲めばグラスに また浮かぶ 酒よこころが あるならば 胸の悩みを 消してくれ 酔えば悲しく なる酒を 飲んで泣くのも 恋のため 一人ぼっちが 好きだよと 言った心の 裏で泣く 好きで添えない 人の世を 泣いて怨んで 夜が更ける | 岡林信康 | 石本美由起 | 古賀政男 | | ひとり酒場で 飲む酒は 別れ涙の 味がする 飲んで棄てたい 面影が 飲めばグラスに また浮かぶ 酒よこころが あるならば 胸の悩みを 消してくれ 酔えば悲しく なる酒を 飲んで泣くのも 恋のため 一人ぼっちが 好きだよと 言った心の 裏で泣く 好きで添えない 人の世を 泣いて怨んで 夜が更ける |
家は出たけれど俺らは奴らの おもちゃじゃないと おまえは親に さからって なんども家を 飛び出しては そのたび おふくろを泣かせてた ひどい息子だと いわれていたけど 俺は思ったぜ カッコイイ! だんだんどたまの さえてきたお前は 学校もたえられなく なってきて ある日とうとう おふくろにむかって 学校をやめると 言い出した おふくろは まるで野つぼに 落ちたような顔をして あの時言ったぜ ナヌー! いい線いってた お前だったが メッキがはげる 時がきた おふくろに好きな 男ができて 家を出てくと 言った時 こんどは お前が野つぼに 落ちたような 顔をして 言ってしまった お母はーん! 家を飛び出て 一緒になった 彼女にこのごろ ふられたそうな お前が つくろうとしていたものは あんなに きらってた家なのさ ただのつまらない 男だったと 彼女は お前をすててった いったい これから どないしはるつもりでござります! 家は出たけれど 家は出たけれど 家は 出たけれど トホホホホ…… | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 俺らは奴らの おもちゃじゃないと おまえは親に さからって なんども家を 飛び出しては そのたび おふくろを泣かせてた ひどい息子だと いわれていたけど 俺は思ったぜ カッコイイ! だんだんどたまの さえてきたお前は 学校もたえられなく なってきて ある日とうとう おふくろにむかって 学校をやめると 言い出した おふくろは まるで野つぼに 落ちたような顔をして あの時言ったぜ ナヌー! いい線いってた お前だったが メッキがはげる 時がきた おふくろに好きな 男ができて 家を出てくと 言った時 こんどは お前が野つぼに 落ちたような 顔をして 言ってしまった お母はーん! 家を飛び出て 一緒になった 彼女にこのごろ ふられたそうな お前が つくろうとしていたものは あんなに きらってた家なのさ ただのつまらない 男だったと 彼女は お前をすててった いったい これから どないしはるつもりでござります! 家は出たけれど 家は出たけれど 家は 出たけれど トホホホホ…… |
哀愁出船遠く別れて 泣くことよりも いっそ死にたい この恋と うしろ髪ひく 哀愁出船 涙かみしめ ゆく潮路 こんな冷たい あなたのしうち それがうらめぬ 私なの 霧笛一声 哀愁出船 つきぬ思い出 波に散る そうよいつかは 判ってくれる せめて儚い 空だのみ 別れおしんで 哀愁出船 涙堪えて みる潮路 | 岡林信康 | 菅野小穂子 | 遠藤実 | | 遠く別れて 泣くことよりも いっそ死にたい この恋と うしろ髪ひく 哀愁出船 涙かみしめ ゆく潮路 こんな冷たい あなたのしうち それがうらめぬ 私なの 霧笛一声 哀愁出船 つきぬ思い出 波に散る そうよいつかは 判ってくれる せめて儚い 空だのみ 別れおしんで 哀愁出船 涙堪えて みる潮路 |
誰ぞこの子に愛の手を母の顔も知らないうちに 哀れこの子はサーカス小屋に 辛い玉乗り綱渡り 鬼の師匠が 鞭の雨 夜毎 褥は 涙の海よ これが泣かずに おられようか 誰ぞこの子に愛の手を 誰ぞこの子に愛の手を とおとおある晩風呂敷一つ サーカス小屋をば飛びいだし 有閑マダムにひろわれて いつしか若いツバメの身 これでいいやら悪いやら 新聞読んでも かいてない 誰ぞこの子に愛の手を 誰ぞこの子に愛の手を マダムの可愛い着せかえ人形 何をやっても「まあ、素敵!」 ところが 夜毎夢の中 鬼の師匠が地獄の責め苦 おかげでちやほやせぬ人あれば 鬼の師匠に見え 憎らしい 誰ぞこの子に愛の手を 誰ぞこの子に愛の手を そんなわけでこの子のやる事は 右から左の両極端 あるときゃいじけた自閉症 舞台かわれば 甘えて好きかって 黒か白だけ グレイは見えず 被害妄想のパラノイヤ 誰ぞこの子に愛の手を 誰ぞこの子に愛の手を | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 母の顔も知らないうちに 哀れこの子はサーカス小屋に 辛い玉乗り綱渡り 鬼の師匠が 鞭の雨 夜毎 褥は 涙の海よ これが泣かずに おられようか 誰ぞこの子に愛の手を 誰ぞこの子に愛の手を とおとおある晩風呂敷一つ サーカス小屋をば飛びいだし 有閑マダムにひろわれて いつしか若いツバメの身 これでいいやら悪いやら 新聞読んでも かいてない 誰ぞこの子に愛の手を 誰ぞこの子に愛の手を マダムの可愛い着せかえ人形 何をやっても「まあ、素敵!」 ところが 夜毎夢の中 鬼の師匠が地獄の責め苦 おかげでちやほやせぬ人あれば 鬼の師匠に見え 憎らしい 誰ぞこの子に愛の手を 誰ぞこの子に愛の手を そんなわけでこの子のやる事は 右から左の両極端 あるときゃいじけた自閉症 舞台かわれば 甘えて好きかって 黒か白だけ グレイは見えず 被害妄想のパラノイヤ 誰ぞこの子に愛の手を 誰ぞこの子に愛の手を |
悲しき口笛丘のホテルの 赤い灯も 胸のあかりも 消えるころ みなと小雨が降るように ふしも悲しい 口笛が 恋の街角 露地の細道 ながれ行く いつかまた逢う 指切りで 笑いながらに 別れたが 白い小指の いとしさが 忘れられない さびしさを 歌に歌って 祈るこころの いじらしさ 夜のグラスの 酒よりも もゆる紅色 色さえた 恋の花ゆえ 口づけて 君に捧げた 薔薇の花 ドラのひびきに ゆれて悲しや 夢とちる | 岡林信康 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 丘のホテルの 赤い灯も 胸のあかりも 消えるころ みなと小雨が降るように ふしも悲しい 口笛が 恋の街角 露地の細道 ながれ行く いつかまた逢う 指切りで 笑いながらに 別れたが 白い小指の いとしさが 忘れられない さびしさを 歌に歌って 祈るこころの いじらしさ 夜のグラスの 酒よりも もゆる紅色 色さえた 恋の花ゆえ 口づけて 君に捧げた 薔薇の花 ドラのひびきに ゆれて悲しや 夢とちる |
愛する人へ知らないうちに僕は君を 思いのままにしようとしていたんだね 僕が人からされたくないことを 僕はいつも君にしていたんだね 思いどおりにならなかったから 僕は君をすててきてしまったのさ わかってほしいんだこれでも君を 僕は本気で愛しているつもりだったのだから ふかいわけなどないけれど とてもさみしくなってしまうのさ だけど心配なんかしなくていいよ こんなに君を苦しめた僕のことなんか これからは気をつけるんだ 新しい人を失いたくないから もう僕は二人で歩き出したのだ 新しい道を新しい道を | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 知らないうちに僕は君を 思いのままにしようとしていたんだね 僕が人からされたくないことを 僕はいつも君にしていたんだね 思いどおりにならなかったから 僕は君をすててきてしまったのさ わかってほしいんだこれでも君を 僕は本気で愛しているつもりだったのだから ふかいわけなどないけれど とてもさみしくなってしまうのさ だけど心配なんかしなくていいよ こんなに君を苦しめた僕のことなんか これからは気をつけるんだ 新しい人を失いたくないから もう僕は二人で歩き出したのだ 新しい道を新しい道を |
レクイエム~麦畑のひばり~麦畑空高く 飛ぶひばり 駆け昇る はるか雲の上まで おまえは行くというのか おまえを育ててくれた この麦畑を ふり返る事もなく行くよ ただ高く高く 飛びつづけてゆく そこから何が見える 教えておくれひばり 澄み渡る青空か それともその向うには 暗闇深くひろがり 遠き死の谷が たとえそれが見えたとしても おまえは行くだろう 飛びつづけるだろう 果てなく高き青空 私は見上げる 麦畑に吹く風の音 お前は見えない はるかなひばりよ 愛しのひばりよ | 岡林信康 | 美空ひばり・補作詞:岡林信康 | 岡林信康 | | 麦畑空高く 飛ぶひばり 駆け昇る はるか雲の上まで おまえは行くというのか おまえを育ててくれた この麦畑を ふり返る事もなく行くよ ただ高く高く 飛びつづけてゆく そこから何が見える 教えておくれひばり 澄み渡る青空か それともその向うには 暗闇深くひろがり 遠き死の谷が たとえそれが見えたとしても おまえは行くだろう 飛びつづけるだろう 果てなく高き青空 私は見上げる 麦畑に吹く風の音 お前は見えない はるかなひばりよ 愛しのひばりよ |
越後獅子の唄笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの わたしゃ孤児 街道ぐらし ながれながれの 越後獅子 今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと 叱られて 撥でぶたれて 空見あげれば 泣いているよな 昼の月 打つや太鼓の 音さえ悲し 雁が啼く啼く 城下町 暮れて恋しい 宿屋の灯 遠く眺めて ひと踊り ところ変れど 変らぬものは 人の情の 袖時雨 ぬれて涙で おさらばさらば 花に消えゆく 旅の獅子 | 岡林信康 | 西条八十 | 万城目正 | | 笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの わたしゃ孤児 街道ぐらし ながれながれの 越後獅子 今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと 叱られて 撥でぶたれて 空見あげれば 泣いているよな 昼の月 打つや太鼓の 音さえ悲し 雁が啼く啼く 城下町 暮れて恋しい 宿屋の灯 遠く眺めて ひと踊り ところ変れど 変らぬものは 人の情の 袖時雨 ぬれて涙で おさらばさらば 花に消えゆく 旅の獅子 |
26番目の秋山は紅く紅く色づいて すすきが風に風にゆれている 朝はとても冷い もうすぐ冬がくるね 朝はとても冷い もうすぐ冬がくるね 病院のベッドに おばあちゃんを 枯れたような からだをゆっくりおこして うれしそうに笑った ぼくを見て笑った ぼくは何も言えずにうつむいてだまった 姉には 2人目の2人目の子ども 上のさつきちゃんは もうおねえちゃんになるの 3年前には いなかったのに そしてぼくは この夏26 このごろ不思議な気分になることがある とてもゆかいなそのくせ 淋しいような ねえどうしてぼくはここにいるの ねえどうして ぼくはきみとここにいるの 山は紅く紅く色づいて すすきが風に風にゆれている 朝はとても冷い もうすぐ冬がくるね 朝はとても冷い もうすぐ冬がくるね | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 山は紅く紅く色づいて すすきが風に風にゆれている 朝はとても冷い もうすぐ冬がくるね 朝はとても冷い もうすぐ冬がくるね 病院のベッドに おばあちゃんを 枯れたような からだをゆっくりおこして うれしそうに笑った ぼくを見て笑った ぼくは何も言えずにうつむいてだまった 姉には 2人目の2人目の子ども 上のさつきちゃんは もうおねえちゃんになるの 3年前には いなかったのに そしてぼくは この夏26 このごろ不思議な気分になることがある とてもゆかいなそのくせ 淋しいような ねえどうしてぼくはここにいるの ねえどうして ぼくはきみとここにいるの 山は紅く紅く色づいて すすきが風に風にゆれている 朝はとても冷い もうすぐ冬がくるね 朝はとても冷い もうすぐ冬がくるね |
Good bye My DarlingGood Bye My Darling 愛しの人よ こうなる様な気が… Good Bye My Darling これもいいだろう 夢を見たのさ 素敵な夢を… 生きてゆくのは いい事だけの つくり話じゃない 星降る夜哀しみひとつ 口笛ふいて長い道のりを Good Bye My Darling いつか誰かと めぐり会うまでもう… Good Bye My Darling ふたりの事が 想い出になるそんな時までは… ふり向かないで つらくなるから 今はただ行くだけ ひとりの朝哀しみひとつ 口笛ふいて深くうずめよう 生きてゆくのはいい事だけの つくり話じゃない Good Bye My Darling 愛しの人よ ふたり夢みた虹にさよならを | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | Good Bye My Darling 愛しの人よ こうなる様な気が… Good Bye My Darling これもいいだろう 夢を見たのさ 素敵な夢を… 生きてゆくのは いい事だけの つくり話じゃない 星降る夜哀しみひとつ 口笛ふいて長い道のりを Good Bye My Darling いつか誰かと めぐり会うまでもう… Good Bye My Darling ふたりの事が 想い出になるそんな時までは… ふり向かないで つらくなるから 今はただ行くだけ ひとりの朝哀しみひとつ 口笛ふいて深くうずめよう 生きてゆくのはいい事だけの つくり話じゃない Good Bye My Darling 愛しの人よ ふたり夢みた虹にさよならを |
申し訳ないが気分がいいぬけるような空が痛い 風がヒゲに遊んでゆく 申し訳ないが気分がいい 全ては此処につきるはず どうしてこんなに 当り前のことに 今まで気づかなかったのか 緑が瞳をえぐり出し 谷川と鳥たちのうた 申し訳ないが気分がいい 全ては此処につきるはず どうしてこんなに 当り前のことに 今まで 気づかなかったのか 土と緑と動くものと 水と光とそして私 今はじめて彼らを知り 今はじめて私を知る 今この時 私は私を 人と 人と名付けるのだ | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | ぬけるような空が痛い 風がヒゲに遊んでゆく 申し訳ないが気分がいい 全ては此処につきるはず どうしてこんなに 当り前のことに 今まで気づかなかったのか 緑が瞳をえぐり出し 谷川と鳥たちのうた 申し訳ないが気分がいい 全ては此処につきるはず どうしてこんなに 当り前のことに 今まで 気づかなかったのか 土と緑と動くものと 水と光とそして私 今はじめて彼らを知り 今はじめて私を知る 今この時 私は私を 人と 人と名付けるのだ |
祈りの朝哀しみの夜よ 闇に抱かれてひとり この胸の痛みは いつまで続くか 二度と戻れない 深い闇の底まで 崩れゆくその時 ささやくあの声 あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ したたる血潮は やがて乾き始める 裂かれた傷口も いつか閉じてゆく 哀しみは人を 冷たく打つけれども 恵みの雨のように 豊かに育てる あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 哀しみの夜よ 闇に抱かれてひとり この胸の痛みは いつまで続くか 二度と戻れない 深い闇の底まで 崩れゆくその時 ささやくあの声 あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ したたる血潮は やがて乾き始める 裂かれた傷口も いつか閉じてゆく 哀しみは人を 冷たく打つけれども 恵みの雨のように 豊かに育てる あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ あなたの内なる 確かな力を 信じてその手に 全てを託けよ |
自由への長い旅いつのまにか私が 私でないような 枯葉が風に舞うように 小舟がただようように 私がもう一度 私になる為に 育ててくれた 世界に別れを告げて旅立つ 信じたいために うたがいつづける 自由への長い旅を一人 自由への長い旅を今日も この道がどこを とおるのか知らない 知っているのは たどりつくところが あることだけ そこがどこになるのか そこでなにがあるのか わからないまま一人で別れを告げて 旅立つ 信じたいために うたがいつづける 自由への長い旅を一人 自由への長い旅を今日も | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | いつのまにか私が 私でないような 枯葉が風に舞うように 小舟がただようように 私がもう一度 私になる為に 育ててくれた 世界に別れを告げて旅立つ 信じたいために うたがいつづける 自由への長い旅を一人 自由への長い旅を今日も この道がどこを とおるのか知らない 知っているのは たどりつくところが あることだけ そこがどこになるのか そこでなにがあるのか わからないまま一人で別れを告げて 旅立つ 信じたいために うたがいつづける 自由への長い旅を一人 自由への長い旅を今日も |
俺らいちぬけた田舎のいやらしさは 蜘蛛の巣のようで おせっかいのベタベタ 息がつまりそう だから俺は 町に出たんだ 義理と人情の蟻地獄 俺らいちぬけた ところが町の味気なさ 砂漠のようで コンクリートのかけらを 食っているみたい 死にたくないから 町を出るんだ ニヒリズムの無人島 こいつもいちぬけた 考えてみりゃ俺らも 生きもののひとつ お天とう様がなかったら 空気も吸えなんだ 花や鳥の中に 俺を見たんだ 命あるものの 流れに沿って 今夜町を出よう 命あるものの 流れに沿って 今夜町を出よう | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 田舎のいやらしさは 蜘蛛の巣のようで おせっかいのベタベタ 息がつまりそう だから俺は 町に出たんだ 義理と人情の蟻地獄 俺らいちぬけた ところが町の味気なさ 砂漠のようで コンクリートのかけらを 食っているみたい 死にたくないから 町を出るんだ ニヒリズムの無人島 こいつもいちぬけた 考えてみりゃ俺らも 生きもののひとつ お天とう様がなかったら 空気も吸えなんだ 花や鳥の中に 俺を見たんだ 命あるものの 流れに沿って 今夜町を出よう 命あるものの 流れに沿って 今夜町を出よう |
風の流れにつらい涙は ふかずにずっと 流し続けな 気のすむままに そうさそのうち 重たい雪も いつか溶け出し 日の光 むっくり顔出す 青い芽も 嬉しい時は 笑えばいいさ 気のすむままに 思いっきり そうさ真夏の 真赤な太陽 青い野原も 思いっきり 萌えて繁るよ その時は 山のつつじを 一緒にいつか 摘みに行こうよ 素敵だぜ 咲くも花なら 散るのも花よ そうさいいんだ いいんだそれで 泣いて笑って ゆくだけさ | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | つらい涙は ふかずにずっと 流し続けな 気のすむままに そうさそのうち 重たい雪も いつか溶け出し 日の光 むっくり顔出す 青い芽も 嬉しい時は 笑えばいいさ 気のすむままに 思いっきり そうさ真夏の 真赤な太陽 青い野原も 思いっきり 萌えて繁るよ その時は 山のつつじを 一緒にいつか 摘みに行こうよ 素敵だぜ 咲くも花なら 散るのも花よ そうさいいんだ いいんだそれで 泣いて笑って ゆくだけさ |
月の夜汽車いつも二人で 遊んだ小川 月の光に 照らされて 消えてゆきます 夜汽車の窓で ひとり見つめて ゆく私 ああ月の光を ひきずりながら 長い汽笛が むせび泣く いくら遠くへ 逃れてみても 消えぬ痛みと 知りながら ひとり夜汽車で 出てゆく私 どこへ行きましょ 夜の風 ああ月の光を ひきずりながら 長い汽笛が むせび泣く 空ゆく鳥も 野に咲く花も いつか姿を 消すものと 回り舞台か 夜汽車の窓よ 抱いてゆきます あなたを胸に ああ月の光を ひきずりながら 長い汽笛が むせび泣く | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | いつも二人で 遊んだ小川 月の光に 照らされて 消えてゆきます 夜汽車の窓で ひとり見つめて ゆく私 ああ月の光を ひきずりながら 長い汽笛が むせび泣く いくら遠くへ 逃れてみても 消えぬ痛みと 知りながら ひとり夜汽車で 出てゆく私 どこへ行きましょ 夜の風 ああ月の光を ひきずりながら 長い汽笛が むせび泣く 空ゆく鳥も 野に咲く花も いつか姿を 消すものと 回り舞台か 夜汽車の窓よ 抱いてゆきます あなたを胸に ああ月の光を ひきずりながら 長い汽笛が むせび泣く |
流れ者飯場飯場と 渡ってく おれは一生 流れ者 流れ流れて どこまでも 明日を知れない この俺さ 工事終った その日から 俺も居ないさ この街に 飯場飯場と 渡ってく おれは一生 流れ者 流れ者でも ふれあう心 すねた俺にも 恋はある どうせ出て行く この町なのに ほれたおれが やぼなのさ たまらないほど せつなくて 泣いてこの身を くやんでも 飯場飯場と渡ってく おれは一生 流れ者 暗い飯場の かたすみで 一人のみほす 茶わん酒 せんべい布団に くるまって おれが見る夢は 何の夢 どこか似ている この町が 思い出させる 故郷の 飯場飯場と渡ってく おれは一生 流れ者 | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 飯場飯場と 渡ってく おれは一生 流れ者 流れ流れて どこまでも 明日を知れない この俺さ 工事終った その日から 俺も居ないさ この街に 飯場飯場と 渡ってく おれは一生 流れ者 流れ者でも ふれあう心 すねた俺にも 恋はある どうせ出て行く この町なのに ほれたおれが やぼなのさ たまらないほど せつなくて 泣いてこの身を くやんでも 飯場飯場と渡ってく おれは一生 流れ者 暗い飯場の かたすみで 一人のみほす 茶わん酒 せんべい布団に くるまって おれが見る夢は 何の夢 どこか似ている この町が 思い出させる 故郷の 飯場飯場と渡ってく おれは一生 流れ者 |
くそくらえ節ある日学校の先生が 生徒の前で説教した テストで百点とらへんと りっぱな人にはなれまへん くそくらえったら死んじまえ くそくらえったら死んじまえ この世で一番えらいのは 電子計算機 ある日会社の社長はん 社員の前で訓示した 君達ワタスを離れては マンズ生きてはゆけない身の上サ くそくらえったら死んじまえ くそくらえったら死んじまえ 金で買われた奴隷だけれど 心は俺のもの ある日政府のおエラ方 新聞記者に発表した 正義と自由を守るため 戦争をしなくちゃならないの ウソこくなこの野郎 こきゃがったなこの野郎 おまはん等がもうけるために ワテラを殺すのけ…… | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | ある日学校の先生が 生徒の前で説教した テストで百点とらへんと りっぱな人にはなれまへん くそくらえったら死んじまえ くそくらえったら死んじまえ この世で一番えらいのは 電子計算機 ある日会社の社長はん 社員の前で訓示した 君達ワタスを離れては マンズ生きてはゆけない身の上サ くそくらえったら死んじまえ くそくらえったら死んじまえ 金で買われた奴隷だけれど 心は俺のもの ある日政府のおエラ方 新聞記者に発表した 正義と自由を守るため 戦争をしなくちゃならないの ウソこくなこの野郎 こきゃがったなこの野郎 おまはん等がもうけるために ワテラを殺すのけ…… |
君に捧げるラブ・ソング悲しみにうなだれる君を前にして そうさ何も出来ないでいるのがとてもつらい せめて君の為に歌を書きたいけど もどかしい想いはうまく歌にならない 今 書きとめたい歌 君に捧げるラブ・ソング 君の痛みの深さはわかるはずもない 何か二人遠くなる 目の前にいるというのに そうさ僕は僕 君になれはしない ひとり闘うのを ただ見つめているだけ 今 書きとめたい歌 君に捧げるラブ・ソング 二人はためされてるの君は僕の何 これで壊れてゆくなら僕は君の何だった 何も出来はしない そんなもどかしさと のがれずに歩むさ それがせめての証し 今 書き止めたい歌 君に捧げるラブ・ソング 今 書き止めたい歌 君に捧げるラブ・ソング | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 悲しみにうなだれる君を前にして そうさ何も出来ないでいるのがとてもつらい せめて君の為に歌を書きたいけど もどかしい想いはうまく歌にならない 今 書きとめたい歌 君に捧げるラブ・ソング 君の痛みの深さはわかるはずもない 何か二人遠くなる 目の前にいるというのに そうさ僕は僕 君になれはしない ひとり闘うのを ただ見つめているだけ 今 書きとめたい歌 君に捧げるラブ・ソング 二人はためされてるの君は僕の何 これで壊れてゆくなら僕は君の何だった 何も出来はしない そんなもどかしさと のがれずに歩むさ それがせめての証し 今 書き止めたい歌 君に捧げるラブ・ソング 今 書き止めたい歌 君に捧げるラブ・ソング |
Gの祈り胸に風が吹く夜は 熱い想い消えぬように 胸に雨が降る朝も 燃やし続けて あたたかい季節が 過ぎる時 凍てついた空に 初めて届くだろう 想いの熱さは 遠い唄 聞きながら 今は待つだけ 今は待つだけ いつか届け この想い いつか届けこの祈り 誰をうらむ事もない 夢と消えても あたたかい季節に 燃えつきた 熱すぎる命 それでも 俺の胸に たしかに届いた 遠い唄 聞きながら 今は待つだけ 今は待つだけ 遠い唄 聞きながら 今は待つだけ | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 胸に風が吹く夜は 熱い想い消えぬように 胸に雨が降る朝も 燃やし続けて あたたかい季節が 過ぎる時 凍てついた空に 初めて届くだろう 想いの熱さは 遠い唄 聞きながら 今は待つだけ 今は待つだけ いつか届け この想い いつか届けこの祈り 誰をうらむ事もない 夢と消えても あたたかい季節に 燃えつきた 熱すぎる命 それでも 俺の胸に たしかに届いた 遠い唄 聞きながら 今は待つだけ 今は待つだけ 遠い唄 聞きながら 今は待つだけ |
私たちの望むものは 私たちの望むものは 生きる苦しみではなく 私たちの望むものは 生きる喜びなのだ 私たちの望むものは 社会のための 私ではなく 私たちの望むものは 私たちのための 社会なのだ 私たちの望むものは 与えられることではなく 私たちの望むものは 奪いとることなのだ 私たちの望むものは あなたを殺すことではなく 私たちの望むものは あなたと生きることなのだ 今ある不幸に とどまってはならない まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ 私たちの望むものは くりかえすことではなく 私たちの望むものは たえず変わってゆく ことなのだ 私たちの望むものは 決して私たちではなく 私たちの望むものは 私でありつづける ことなのだ 今ある不幸に とどまってはならない まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ 私たちの望むものは 生きる喜びではなく 私たちの望むものは 生きる苦しみなのだ 私たちの望むものは あなたと 生きることではなく 私たちの望むものは あなたを殺すことなのだ 今ある不幸に とどまってはならない まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ 私たちの望むものは 私たちの望むものは… | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 私たちの望むものは 生きる苦しみではなく 私たちの望むものは 生きる喜びなのだ 私たちの望むものは 社会のための 私ではなく 私たちの望むものは 私たちのための 社会なのだ 私たちの望むものは 与えられることではなく 私たちの望むものは 奪いとることなのだ 私たちの望むものは あなたを殺すことではなく 私たちの望むものは あなたと生きることなのだ 今ある不幸に とどまってはならない まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ 私たちの望むものは くりかえすことではなく 私たちの望むものは たえず変わってゆく ことなのだ 私たちの望むものは 決して私たちではなく 私たちの望むものは 私でありつづける ことなのだ 今ある不幸に とどまってはならない まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ 私たちの望むものは 生きる喜びではなく 私たちの望むものは 生きる苦しみなのだ 私たちの望むものは あなたと 生きることではなく 私たちの望むものは あなたを殺すことなのだ 今ある不幸に とどまってはならない まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ 私たちの望むものは 私たちの望むものは… |
チューリップのアップリケ うちがなんぼ早よ 起きても お父ちゃんはもう 靴トントンたたいてはる あんまりうちのこと かもてくれはらへん うちのお母ちゃん 何処に行ってしもたのん うちの服を 早よう持ってきてか 前は学校へ そっと逢いにきてくれたのに もうおじいちゃんが 死んださかいに 誰もお母ちゃん 怒らはらへんで 早よう帰って来てか スカートがほしいさかいに チューリップのアップリケ ついたスカート持って来て お父ちゃんも時々 買うてくれはるけど うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし うちのお父ちゃん 暗いうちから遅うまで 毎日靴を トントンたたいてはる あんな一生懸命 働いてはるのに なんでうちの家 いつも金がないんやろ みんな貧乏が みんな貧乏が悪いんや そやで お母ちゃん 家を出て行かはった おじいちゃんに お金の事で いつも大きな声で 怒られてはったもん みんな貧乏のせいや お母ちゃん ちっとも悪うない チューリップのアップリケ ついたスカート持って来て お父ちゃんも時々 買うてくれはるけど うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし | 岡林信康 | 岡林信康・大谷あや子 | 岡林信康 | | うちがなんぼ早よ 起きても お父ちゃんはもう 靴トントンたたいてはる あんまりうちのこと かもてくれはらへん うちのお母ちゃん 何処に行ってしもたのん うちの服を 早よう持ってきてか 前は学校へ そっと逢いにきてくれたのに もうおじいちゃんが 死んださかいに 誰もお母ちゃん 怒らはらへんで 早よう帰って来てか スカートがほしいさかいに チューリップのアップリケ ついたスカート持って来て お父ちゃんも時々 買うてくれはるけど うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし うちのお父ちゃん 暗いうちから遅うまで 毎日靴を トントンたたいてはる あんな一生懸命 働いてはるのに なんでうちの家 いつも金がないんやろ みんな貧乏が みんな貧乏が悪いんや そやで お母ちゃん 家を出て行かはった おじいちゃんに お金の事で いつも大きな声で 怒られてはったもん みんな貧乏のせいや お母ちゃん ちっとも悪うない チューリップのアップリケ ついたスカート持って来て お父ちゃんも時々 買うてくれはるけど うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし |
友よ 友よ 夜明け前の闇の中で 友よ 戦いの炎をもやせ 夜明けは近い 夜明けは近い 友よ この闇の向こうには 友よ 輝くあしたがある 友よ 君の涙 君の汗が 友よ むくわれるその日がくる 夜明けは近い 夜明けは近い 友よ この闇の向こうには 友よ 輝くあしたがある 友よ のぼりくる朝日の中で 友よ 喜びをわかちあおう 夜明けは近い 夜明けは近い 友よ この闇の向こうには 友よ 輝くあしたがある 友よ 夜明け前の闇の中で 友よ 戦いの炎をもやせ 夜明けは近い 夜明けは近い 友よ この闇の向こうには 友よ 輝くあしたがある | 岡林信康 | 岡林信康・鈴木孝雄 | 岡林信康 | | 友よ 夜明け前の闇の中で 友よ 戦いの炎をもやせ 夜明けは近い 夜明けは近い 友よ この闇の向こうには 友よ 輝くあしたがある 友よ 君の涙 君の汗が 友よ むくわれるその日がくる 夜明けは近い 夜明けは近い 友よ この闇の向こうには 友よ 輝くあしたがある 友よ のぼりくる朝日の中で 友よ 喜びをわかちあおう 夜明けは近い 夜明けは近い 友よ この闇の向こうには 友よ 輝くあしたがある 友よ 夜明け前の闇の中で 友よ 戦いの炎をもやせ 夜明けは近い 夜明けは近い 友よ この闇の向こうには 友よ 輝くあしたがある |
山谷ブルース 今日の仕事はつらかった あとは焼酎をあおるだけ どうせどうせ山谷のドヤずまい ほかにやる事ありゃしねぇ 一人酒場で飲む酒に かえらぬ昔がなつかしい 泣いて 泣いてみたってなんになる 今じゃ山谷がふるさとよ 工事終ればそれっきり お払い箱のおれ達さ いいさ いいさ山谷の立ちん坊 世間うらんで何になる 人は山谷を悪く言う だけどおれ達いなくなりゃ ビルも ビルも道路も出来ゃしねえ 誰も分かっちゃくれねぇか だけどおれ達ゃ泣かないぜ はたらくおれ達の世の中が きっと きっと来るさそのうちに その日にゃ泣こうぜうれし泣き | 岡林信康 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 今日の仕事はつらかった あとは焼酎をあおるだけ どうせどうせ山谷のドヤずまい ほかにやる事ありゃしねぇ 一人酒場で飲む酒に かえらぬ昔がなつかしい 泣いて 泣いてみたってなんになる 今じゃ山谷がふるさとよ 工事終ればそれっきり お払い箱のおれ達さ いいさ いいさ山谷の立ちん坊 世間うらんで何になる 人は山谷を悪く言う だけどおれ達いなくなりゃ ビルも ビルも道路も出来ゃしねえ 誰も分かっちゃくれねぇか だけどおれ達ゃ泣かないぜ はたらくおれ達の世の中が きっと きっと来るさそのうちに その日にゃ泣こうぜうれし泣き |