ふもれすく例えば 雨にずぶ濡れ野良犬にも 空を流れる雲を眺める木樵達の悲しみは 判らない時もあるだろう あるいは 昨日見た映画の砂漠のお月様にも 暗い御空のむこうの喜び悲しみは 判らない時もあるだろう 僕にも こんな日々に 明日におののきうめき喜びなげいてる 乙女達の胸の内はおそらく判るまい だけども この僕が どんなにおののきうめき喜びなげかい あなたを待っているかは あなたには判るまい 打ち上げられた 酔いどれ破れ船の夢の様に 明日の磯辺に 真砂と砕ける様に この僕のこのふたつの手で あなたをどんなに強く抱きしめても あなたもいつか死んで行くだろうか 崩れていった男や女達の夢のように 明日の御空にあてなくさまようように この僕のこのふたつの手で あなたをどんなに強く抱きしめても あなたもいつか帰ってゆくだろうか | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 例えば 雨にずぶ濡れ野良犬にも 空を流れる雲を眺める木樵達の悲しみは 判らない時もあるだろう あるいは 昨日見た映画の砂漠のお月様にも 暗い御空のむこうの喜び悲しみは 判らない時もあるだろう 僕にも こんな日々に 明日におののきうめき喜びなげいてる 乙女達の胸の内はおそらく判るまい だけども この僕が どんなにおののきうめき喜びなげかい あなたを待っているかは あなたには判るまい 打ち上げられた 酔いどれ破れ船の夢の様に 明日の磯辺に 真砂と砕ける様に この僕のこのふたつの手で あなたをどんなに強く抱きしめても あなたもいつか死んで行くだろうか 崩れていった男や女達の夢のように 明日の御空にあてなくさまようように この僕のこのふたつの手で あなたをどんなに強く抱きしめても あなたもいつか帰ってゆくだろうか |
午後4時のアメジスト午後4時の アメジスト 空向いて風に咲く まだやみがたき かなたへの まだ鳴りやまぬ 胸騒ぎ 今たそがれる おもかげが 今燃え上がる かの島の うすむらさきの おくりもの 午後9時にあじさいは うつむいて雨に咲く まだやみがたき あなたへの まだ鳴りやまぬ しおざいは うすむらさきに けぶってく まだ消えがたき 思い出に さようなら さようなら まだやみがたき あなたへの まだ鳴りやまぬ しおざいの うすむらさきの おくりもの まだたそがれぬ かの島に うすむらさきの おくりもの やがて消え行く かの島に さようなら 手を振って さようなら 手を振れば uh uh | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 午後4時の アメジスト 空向いて風に咲く まだやみがたき かなたへの まだ鳴りやまぬ 胸騒ぎ 今たそがれる おもかげが 今燃え上がる かの島の うすむらさきの おくりもの 午後9時にあじさいは うつむいて雨に咲く まだやみがたき あなたへの まだ鳴りやまぬ しおざいは うすむらさきに けぶってく まだ消えがたき 思い出に さようなら さようなら まだやみがたき あなたへの まだ鳴りやまぬ しおざいの うすむらさきの おくりもの まだたそがれぬ かの島に うすむらさきの おくりもの やがて消え行く かの島に さようなら 手を振って さようなら 手を振れば uh uh |
たそがれる海の城砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら あの時 僕らは 屋根の上 ふたりで並んで 屋根の上 真昼に燃え出す 海の屋根 ひろがる空いっぱいの秘密さ秘密さ 誰あれも知らずに わきたつ砂の城 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で たそがれる 海の城 みんな揃って波にゆらゆられながら 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら 桃色珊瑚 紅珊瑚 白い珊瑚 腕かざし 桃色珊瑚 紅珊瑚 白い珊瑚 腕かざし 腕飾り 耳飾り 桃色珊瑚 耳触り 首飾り 指輪にも 桃色珊瑚 指輪にも あの時 僕らは 波の上 ふたりではしゃいで 波の上 真昼に燃え出す 波の船 ひろがる空いっぱいの秘密さ秘密さ 誰あれも知らずに 消えてく砂の城 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら たそがれる 海の城 みんな揃って波にゆらゆらゆられながら 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚・セロニアスモンキース | | 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら あの時 僕らは 屋根の上 ふたりで並んで 屋根の上 真昼に燃え出す 海の屋根 ひろがる空いっぱいの秘密さ秘密さ 誰あれも知らずに わきたつ砂の城 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で たそがれる 海の城 みんな揃って波にゆらゆられながら 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら 桃色珊瑚 紅珊瑚 白い珊瑚 腕かざし 桃色珊瑚 紅珊瑚 白い珊瑚 腕かざし 腕飾り 耳飾り 桃色珊瑚 耳触り 首飾り 指輪にも 桃色珊瑚 指輪にも あの時 僕らは 波の上 ふたりではしゃいで 波の上 真昼に燃え出す 波の船 ひろがる空いっぱいの秘密さ秘密さ 誰あれも知らずに 消えてく砂の城 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら たそがれる 海の城 みんな揃って波にゆらゆらゆられながら 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら |
夏の微笑どおすることも出来ない 戦く恋への憬れ それは十六の時の夏 ブルウヴィオレンソ 君の唇 それは十六の時の夏 ブルウヴィオレソン 君の唇 | あがた森魚 | 田中克久 | 田中克久 | | どおすることも出来ない 戦く恋への憬れ それは十六の時の夏 ブルウヴィオレンソ 君の唇 それは十六の時の夏 ブルウヴィオレソン 君の唇 |
雪幻燈午後の雨は 雪に編まれて 窓を襲う白い花びら 道が凍える前に 帰るよ 今日一日働きづくめ 舵のとれた小舟のように 君のやすらぐ港が欲しい 棄てたもんじゃないさ僕の人生 少しづつ良くなる僕の人生 白いひげの医者が言ったよ 自分の身体 大事にしろと 君はそれ見たことと微笑うね 雪幻燈の眩しい街で ほら童話の挿絵のように 足跡だけが君に続く 今日一日働きづくめ 舵のとれた小舟のように 君のやすらぐ港が欲しい 棄てたもんじゃないさ僕の人生 悪友たちに内緒にしても そろそろ君のお腹が目立つ 棄てたもんじゃないさ僕の人生 僕も心を入れかえなくちゃ 棄てたもんじゃないさ僕の人生 少しづつ良くなる僕の人生 | あがた森魚 | 松本隆 | あがた森魚 | | 午後の雨は 雪に編まれて 窓を襲う白い花びら 道が凍える前に 帰るよ 今日一日働きづくめ 舵のとれた小舟のように 君のやすらぐ港が欲しい 棄てたもんじゃないさ僕の人生 少しづつ良くなる僕の人生 白いひげの医者が言ったよ 自分の身体 大事にしろと 君はそれ見たことと微笑うね 雪幻燈の眩しい街で ほら童話の挿絵のように 足跡だけが君に続く 今日一日働きづくめ 舵のとれた小舟のように 君のやすらぐ港が欲しい 棄てたもんじゃないさ僕の人生 悪友たちに内緒にしても そろそろ君のお腹が目立つ 棄てたもんじゃないさ僕の人生 僕も心を入れかえなくちゃ 棄てたもんじゃないさ僕の人生 少しづつ良くなる僕の人生 |
組曲噫無情<嘆きの舞姫(バレリーナ)> 流れ流れて地の果てよ 舞踏酒場の片隅で ピンクのガーター色っぽく 踊る瞳に涙あり ピンクのガーター色っぽく 語る昔に涙あり 風は何処から吹くのやら あなた訪ねて三千里 南十字の星さん わたしの瞳をぬらさずに 南十字の星さん わたしのあしたに輝いて 見よ嘆きの舞姫 踊る姿も、ああ哀し 夢はめぐりて幾星霜 ダンスガールの悲しさよ それでもあなたにめぐり逢い 星のワルツを踊ります 銀のシューズで踊ります <イカリの水夫> おいらはマドロス 船乗りポパイだぞ ここいら波止場で 寝過ごしちゃあいられない それでももう鳥渡 君といたいかな いややっぱりお名残り 惜しいが いざさらば オーロラまくらに君の夢をみよ それではいとおしのひと またいつか マドロスなんかにゃ 惚れちゃいけないよ 森羅万象酔生 ああ夢情 ああ無情 オーロラまくらに 君の夢 それではいとおしのひと またいつか マドロスなんかにゃ 惚れちゃあいけないよ 羅針盤に聴いても ああ無情 森羅万象酔生 ああ無情 ああ無情 | あがた森魚 | 松本隆・あがた森魚 | あがた森魚 | | <嘆きの舞姫(バレリーナ)> 流れ流れて地の果てよ 舞踏酒場の片隅で ピンクのガーター色っぽく 踊る瞳に涙あり ピンクのガーター色っぽく 語る昔に涙あり 風は何処から吹くのやら あなた訪ねて三千里 南十字の星さん わたしの瞳をぬらさずに 南十字の星さん わたしのあしたに輝いて 見よ嘆きの舞姫 踊る姿も、ああ哀し 夢はめぐりて幾星霜 ダンスガールの悲しさよ それでもあなたにめぐり逢い 星のワルツを踊ります 銀のシューズで踊ります <イカリの水夫> おいらはマドロス 船乗りポパイだぞ ここいら波止場で 寝過ごしちゃあいられない それでももう鳥渡 君といたいかな いややっぱりお名残り 惜しいが いざさらば オーロラまくらに君の夢をみよ それではいとおしのひと またいつか マドロスなんかにゃ 惚れちゃいけないよ 森羅万象酔生 ああ夢情 ああ無情 オーロラまくらに 君の夢 それではいとおしのひと またいつか マドロスなんかにゃ 惚れちゃあいけないよ 羅針盤に聴いても ああ無情 森羅万象酔生 ああ無情 ああ無情 |
雪ヶ谷日記雪ヶ谷寮は、閑静な避暑ホテルとも取れるカッテージ風建物で 部屋数は約八十 明るい食堂や円形の湯ぶねのあることが判った スペイン瓦の赤屋根を前景にして、馬込村の丘々の横顔があり その手前を横切って時々おもちゃのような汽車が通過する 菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ 星標機が旋回する トウモロコシの葉っぱが翻って 菊の花をちぎって まき散らしたような星 明方、洋服箪笥のある部屋で目を醒まして 窓の外にべらぼうに大きな星を見た 馭者(ぎょしゃ)座は、ちょうどその上方にあり 右寄りにオリオンの蝶々がせり上がっている 菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ 夕方、屋上のヤグラに登って、半月のおもてに西洋婦人の横顔を探った 天上界 そしてここから一様に見渡すことのできる下界の樹々 戦争などは歴史のうわっつらのサザナミだ 何もかも昔のままで、しばしの悪夢を見ていたのだという気がする (八月十七日) 星標機が旋回する トウモロコシの葉っぱが翻って 星標機が旋回する 屋上のパノラマ風景 馬込村の一郭、木立をまじえた起伏が ワーズワースという名を連想させる 透明な空気中をカラスが三羽帰って行く 更に西方を渡り鳥が過ぎて行った その下方に、真紅に縁取られた怪異な雲が突っ立っている 進駐軍にそなえて、女の子と食糧があわててかくされつつある (八月十九日) 中庭にそよぐトウモロコシの葉ずれ 日々に人々が減って行く広い館の淋しい午後 夕方の展望台で兄と幼い弟との対話- 「兄ちゃん、あの山と富士山と同じかい」 「くっついているけど、富士山の方が向うにあるんだぞ」 「兄ちゃん、お月様は生きてるんかい」 「知らないよ」 「じゃ誰が廻しているの」 「だれも廻してなんかいるもんか」 「じゃなぜ動くの。雲も生きているんかい。よう、教えておくれよ」 (八月二十日) 天候回復 風吹いて断雲しきりに東へ飛び、星標機が旋回する トウモロコシの葉が翻って、草々が光ながらなびいている 空の青をここに移した露草の一点! 郵便局の横で、女の子のノートらしい一片をひろった 「菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ」 と、そのノートに鉛筆で書いてあった (八月二十四日) だいだい色と紺色のぼかしの真ん中に引っかかった白銀の弓 ヘブル人が眺め、ヨブの眼に映ったのと同じ新月 一昨日、新宿で、白い星を描いた、ワゴンを連ねて乗り込んでくる、 アメリカ騎兵隊を見た ヘルメットをかむった蝋人形の大部隊 これを茫然と見やる群集 浦上天主堂における一万人の犠牲も合わせて すべては新しい『旧約聖書』のページを繰っている気持ちである (九月九日) 射すようなヴィナス 秋日和 藤色の富士山 物皆に くっきりと秋の影がついている (九月十七日) | あがた森魚 | 稲垣足穂 | あがた森魚 | | 雪ヶ谷寮は、閑静な避暑ホテルとも取れるカッテージ風建物で 部屋数は約八十 明るい食堂や円形の湯ぶねのあることが判った スペイン瓦の赤屋根を前景にして、馬込村の丘々の横顔があり その手前を横切って時々おもちゃのような汽車が通過する 菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ 星標機が旋回する トウモロコシの葉っぱが翻って 菊の花をちぎって まき散らしたような星 明方、洋服箪笥のある部屋で目を醒まして 窓の外にべらぼうに大きな星を見た 馭者(ぎょしゃ)座は、ちょうどその上方にあり 右寄りにオリオンの蝶々がせり上がっている 菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ 夕方、屋上のヤグラに登って、半月のおもてに西洋婦人の横顔を探った 天上界 そしてここから一様に見渡すことのできる下界の樹々 戦争などは歴史のうわっつらのサザナミだ 何もかも昔のままで、しばしの悪夢を見ていたのだという気がする (八月十七日) 星標機が旋回する トウモロコシの葉っぱが翻って 星標機が旋回する 屋上のパノラマ風景 馬込村の一郭、木立をまじえた起伏が ワーズワースという名を連想させる 透明な空気中をカラスが三羽帰って行く 更に西方を渡り鳥が過ぎて行った その下方に、真紅に縁取られた怪異な雲が突っ立っている 進駐軍にそなえて、女の子と食糧があわててかくされつつある (八月十九日) 中庭にそよぐトウモロコシの葉ずれ 日々に人々が減って行く広い館の淋しい午後 夕方の展望台で兄と幼い弟との対話- 「兄ちゃん、あの山と富士山と同じかい」 「くっついているけど、富士山の方が向うにあるんだぞ」 「兄ちゃん、お月様は生きてるんかい」 「知らないよ」 「じゃ誰が廻しているの」 「だれも廻してなんかいるもんか」 「じゃなぜ動くの。雲も生きているんかい。よう、教えておくれよ」 (八月二十日) 天候回復 風吹いて断雲しきりに東へ飛び、星標機が旋回する トウモロコシの葉が翻って、草々が光ながらなびいている 空の青をここに移した露草の一点! 郵便局の横で、女の子のノートらしい一片をひろった 「菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ」 と、そのノートに鉛筆で書いてあった (八月二十四日) だいだい色と紺色のぼかしの真ん中に引っかかった白銀の弓 ヘブル人が眺め、ヨブの眼に映ったのと同じ新月 一昨日、新宿で、白い星を描いた、ワゴンを連ねて乗り込んでくる、 アメリカ騎兵隊を見た ヘルメットをかむった蝋人形の大部隊 これを茫然と見やる群集 浦上天主堂における一万人の犠牲も合わせて すべては新しい『旧約聖書』のページを繰っている気持ちである (九月九日) 射すようなヴィナス 秋日和 藤色の富士山 物皆に くっきりと秋の影がついている (九月十七日) |
1970ハネディアンあの頃のぼくらは 老いたアリクイのようで 路地裏に しゃがみ込んで 風が 街に吹いても 鬱陶しいままに エレジー 奏でた 街に向けて 映画のように死んでくのも 羽田を飛び立ってゆくのも かなわない事だったよね ウォウォウォ (魚魚魚) 先のない 日々だったよね アンカレッジ廻りの トランジット 見送り 南廻りのバスから 月を見上げ 地中海の天気予報 アテネのラジオで聴いたり BANDONEON の騒ぐ 夜の国で メトロ裏窓で花壇や Barに居ても モノクローム墨ゑに澄んでも 醒めることない デジャヴなんだろか? wowowo 羽田では月が昇る頃 メトロ裏窓で花壇やBarに居ても モノクローム墨ゑに澄んでも 醒めることない デジャヴなんだろか? wowowo 羽田では月が昇ったか wowowo 羽田でも月が昇ったさ | あがた森魚 | 鈴木慶一・あがた森魚 | 鈴木慶一 | | あの頃のぼくらは 老いたアリクイのようで 路地裏に しゃがみ込んで 風が 街に吹いても 鬱陶しいままに エレジー 奏でた 街に向けて 映画のように死んでくのも 羽田を飛び立ってゆくのも かなわない事だったよね ウォウォウォ (魚魚魚) 先のない 日々だったよね アンカレッジ廻りの トランジット 見送り 南廻りのバスから 月を見上げ 地中海の天気予報 アテネのラジオで聴いたり BANDONEON の騒ぐ 夜の国で メトロ裏窓で花壇や Barに居ても モノクローム墨ゑに澄んでも 醒めることない デジャヴなんだろか? wowowo 羽田では月が昇る頃 メトロ裏窓で花壇やBarに居ても モノクローム墨ゑに澄んでも 醒めることない デジャヴなんだろか? wowowo 羽田では月が昇ったか wowowo 羽田でも月が昇ったさ |
河童あやめの漂う初夏の湯は 船が浮かんで背泳ぎで 夏が来る バミューダトライアングルなんて 知らなあいけどぉ セイントエルモスの燃える火も 知らなあいけどぉ 果てない海を泳いでいくのかな そして湯舟は霧立ち タイルの海の彼方まで | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | あやめの漂う初夏の湯は 船が浮かんで背泳ぎで 夏が来る バミューダトライアングルなんて 知らなあいけどぉ セイントエルモスの燃える火も 知らなあいけどぉ 果てない海を泳いでいくのかな そして湯舟は霧立ち タイルの海の彼方まで |
こんりん祭ゆめが 醒めれば 砂漠じゃないか あんたと 俺の 愛の古巣さ おもいで なんて いいことないよ あんたと 俺の 恋の道行き 桜吹雪に さらされて 桜吹雪に うもれてる たどりついたら 此処も砂漠さ あんたと 俺の 夢の棄て場さ 桜吹雪に さらされて 桜吹雪に うもれてる 桜吹雪に さらされて 桜吹雪に うもれてる 桜吹雪に さらされて 桜吹雪に うもれてる | あがた森魚 | 田中正志 | あがた森魚 | | ゆめが 醒めれば 砂漠じゃないか あんたと 俺の 愛の古巣さ おもいで なんて いいことないよ あんたと 俺の 恋の道行き 桜吹雪に さらされて 桜吹雪に うもれてる たどりついたら 此処も砂漠さ あんたと 俺の 夢の棄て場さ 桜吹雪に さらされて 桜吹雪に うもれてる 桜吹雪に さらされて 桜吹雪に うもれてる 桜吹雪に さらされて 桜吹雪に うもれてる |
MEZCAL(はじめに歌ありて)この歌は はじめから あなたへの つのる思いで はち切れる歌 夜明けには 霧の中 生まれ出す 水晶のように きらめき くだけて 涙さえ 振り切って 背中には うぶ毛だつ 翼を広げ 幾とせ ちとせまで 飛び越え 歌い また飛び上がり 歌って この歌は はじめから あなたへと 暖め続けた 愛のことです 夜道には 空じゅうの 星くずの神々が きらめき さざめき歌う 刃(やいば)さえ 振り切って 背中には うぶ毛だつ 翼を広げ 幾とせ ちとせまで 飛び越え 歌い また飛び上がり 歌って | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | この歌は はじめから あなたへの つのる思いで はち切れる歌 夜明けには 霧の中 生まれ出す 水晶のように きらめき くだけて 涙さえ 振り切って 背中には うぶ毛だつ 翼を広げ 幾とせ ちとせまで 飛び越え 歌い また飛び上がり 歌って この歌は はじめから あなたへと 暖め続けた 愛のことです 夜道には 空じゅうの 星くずの神々が きらめき さざめき歌う 刃(やいば)さえ 振り切って 背中には うぶ毛だつ 翼を広げ 幾とせ ちとせまで 飛び越え 歌い また飛び上がり 歌って |
星のふる郷破れ空から降る星に 何の願いをかけましょか くるりくるくる ほうき星 寒い心に灯をともせ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる アンドロメダかカシオペア せめてあなたが来ぬのなら オリオン座で待ち呆気 淋しい星とランデブウ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる いえいえそれでもわたくしは 星に涙をにじませましょう いえいえそれよりあなたへの 恋文そっと認めましょう あの娘 どこの娘 おさげ髪 あんなに長い影法師 せめてマッチで夢灯し 寒い心も暖まれ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる いえいえそれでもわたくしは 星に涙をにじませましょう いえいえそれよりあなたへの 恋文そっと認めましょう | あがた森魚 | 松本隆・あがた森魚 | あがた森魚 | | 破れ空から降る星に 何の願いをかけましょか くるりくるくる ほうき星 寒い心に灯をともせ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる アンドロメダかカシオペア せめてあなたが来ぬのなら オリオン座で待ち呆気 淋しい星とランデブウ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる いえいえそれでもわたくしは 星に涙をにじませましょう いえいえそれよりあなたへの 恋文そっと認めましょう あの娘 どこの娘 おさげ髪 あんなに長い影法師 せめてマッチで夢灯し 寒い心も暖まれ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる いえいえそれでもわたくしは 星に涙をにじませましょう いえいえそれよりあなたへの 恋文そっと認めましょう |
永遠のマドンナK子供の頃、とほい面影。 母が心に抱いていた 大きな綺麗なチョコレットの ペーパーボクス 船乗りだった父が洋行帰りに 持ち帰った ハクライの函には、若き母の 夢の如き肖像フォトが しまわれていた。 遠い還らぬ日々と人と 異国の海と邦にはせた、 幼き心の彩られし日々。 そして、そのポートレートたちの中に一葉の 何とも不可思議なブロマイドが Kと云ふイニシャルを抱いていたのです。 Kと云ふイニシャルだったね 想えば哀し はつ恋のひと キネマの銀の絹の嵐をくぐりぬけて 今日からバルセローナへ 翔んで行くのよって 哀しく微笑み仄かに消えたよ Kだから云ったじゃないか 三つの蕾に一つは薔薇さ 約束は約束さ きっと守るよって 約束は約束さ きっと守るよって あいくるしい耳許にささやいたはずだよ 約束は約束さ きっと守るよって 約束は約束さ きっと守るよって 頬寄せ、指切り 由故なく泣いたよ キネマの銀の絹の嵐をくぐりぬけて それでも僕は行くよ エデンの東まで Kと云ふイニシャル追って | あがた森魚 | あがた森魚・松本隆 | あがた森魚 | | 子供の頃、とほい面影。 母が心に抱いていた 大きな綺麗なチョコレットの ペーパーボクス 船乗りだった父が洋行帰りに 持ち帰った ハクライの函には、若き母の 夢の如き肖像フォトが しまわれていた。 遠い還らぬ日々と人と 異国の海と邦にはせた、 幼き心の彩られし日々。 そして、そのポートレートたちの中に一葉の 何とも不可思議なブロマイドが Kと云ふイニシャルを抱いていたのです。 Kと云ふイニシャルだったね 想えば哀し はつ恋のひと キネマの銀の絹の嵐をくぐりぬけて 今日からバルセローナへ 翔んで行くのよって 哀しく微笑み仄かに消えたよ Kだから云ったじゃないか 三つの蕾に一つは薔薇さ 約束は約束さ きっと守るよって 約束は約束さ きっと守るよって あいくるしい耳許にささやいたはずだよ 約束は約束さ きっと守るよって 約束は約束さ きっと守るよって 頬寄せ、指切り 由故なく泣いたよ キネマの銀の絹の嵐をくぐりぬけて それでも僕は行くよ エデンの東まで Kと云ふイニシャル追って |
これが自由というものか知らない間に生まれてて 知らない間に育ってて 知らない間に恋をして 知らない間に年とった これは呆れた驚いた 何がなんだか判らない これが人生というものか そうか人生というものか 知らない間に税金で 知らない間に督促状 知らない間にたまってて 知らない間にさしおさえ これは呆れた驚いた 何がなんだか判らない これがお金というものか そうかお金というものか 知らない間に飲んじゃって 知らない間に食べちゃって 知らない間にくだをまき 知らない間に御勘定 これは呆れた驚いた 何がなんだか判らない これがお金というものか そうかお金というものか 知らない間に兵隊で 知らない間に戦争で 知らない間に負けちゃって 知らない間に終わってた これは呆れた驚いた 何がなんだか判らない これが自由というものか そうか自由というものか 知らない間に働いて 知らない間に預けてて 知らない間にたまってて 知らない間にお金持ち これは呆れた驚いた 何がなんだかわからない これが幸福というものか そうか幸福というものか 知らない間に生まれてて 知らない間に育ってて 知らない間に恋をして 知らない間に年とった これは呆れた驚いた 何がなんだかわからない これが自由というものか そうか自由というものか これは呆れた驚いた 何がなんだかわからない これが自由というものか そうか自由というものか | あがた森魚 | 三木トリロー | 三木トリロー | | 知らない間に生まれてて 知らない間に育ってて 知らない間に恋をして 知らない間に年とった これは呆れた驚いた 何がなんだか判らない これが人生というものか そうか人生というものか 知らない間に税金で 知らない間に督促状 知らない間にたまってて 知らない間にさしおさえ これは呆れた驚いた 何がなんだか判らない これがお金というものか そうかお金というものか 知らない間に飲んじゃって 知らない間に食べちゃって 知らない間にくだをまき 知らない間に御勘定 これは呆れた驚いた 何がなんだか判らない これがお金というものか そうかお金というものか 知らない間に兵隊で 知らない間に戦争で 知らない間に負けちゃって 知らない間に終わってた これは呆れた驚いた 何がなんだか判らない これが自由というものか そうか自由というものか 知らない間に働いて 知らない間に預けてて 知らない間にたまってて 知らない間にお金持ち これは呆れた驚いた 何がなんだかわからない これが幸福というものか そうか幸福というものか 知らない間に生まれてて 知らない間に育ってて 知らない間に恋をして 知らない間に年とった これは呆れた驚いた 何がなんだかわからない これが自由というものか そうか自由というものか これは呆れた驚いた 何がなんだかわからない これが自由というものか そうか自由というものか |
Be My Baby忘れられない ひとみ 離れられない その魅力 だから 愛して もっと 愛して うんと 愛してほしいのさ Be My、Be My、Be My Little Baby Be My Little Baby、Be My Baby Now Be My、Be My、Be My Little Baby Be My Little Baby、Be My Baby Now 思いきれない きずな 別れられない あなたなの だから 愛して もっと 愛して うんと 愛してほしいのさ Be My、Be My、Be My Little Baby Be My Little Baby、Be My Baby Now Be My、Be My、Be My Little Baby Be My Little Baby、Be My Baby Now だから 愛して もっと 愛して うんと 愛してほしいのさ Be My、Be My、 Be My Little Baby Be My Little Baby、 Be My Baby Now | あがた森魚 | Jeff Barry | Ellie Greenrich・Phill Spector | | 忘れられない ひとみ 離れられない その魅力 だから 愛して もっと 愛して うんと 愛してほしいのさ Be My、Be My、Be My Little Baby Be My Little Baby、Be My Baby Now Be My、Be My、Be My Little Baby Be My Little Baby、Be My Baby Now 思いきれない きずな 別れられない あなたなの だから 愛して もっと 愛して うんと 愛してほしいのさ Be My、Be My、Be My Little Baby Be My Little Baby、Be My Baby Now Be My、Be My、Be My Little Baby Be My Little Baby、Be My Baby Now だから 愛して もっと 愛して うんと 愛してほしいのさ Be My、Be My、 Be My Little Baby Be My Little Baby、 Be My Baby Now |
弥勒日本の言葉には あえかな人々の 諸国(くにぐに)がありました と聞く 日本の弥勒さま 小夜う児の現身(うつしみ)が 百済(くだら)から降りてきた と聞く 日本の言葉には 彷徨う児の空蝉(うつせみ)の 諸国(くにぐに)がありました と聞く | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 日本の言葉には あえかな人々の 諸国(くにぐに)がありました と聞く 日本の弥勒さま 小夜う児の現身(うつしみ)が 百済(くだら)から降りてきた と聞く 日本の言葉には 彷徨う児の空蝉(うつせみ)の 諸国(くにぐに)がありました と聞く |
夜のレクエルドそれでもあなたと夜に歩きたい 月の光を蹴散らして つかの間の刻はくだけ散り もう何も見えないから どうしても あなたとずーっと歩きたい 細く屋根の尖る街 それは誰かのいたずら 淡くオオロラ巡る夜 それも夜のまやかし だけれども本當だよ もうこんな夜には あなたを好きだと判るばかりだから それでもあなたと夜に歩きたい 月の光を蹴散らして ものほしげな風は吹きすさび もう何も言えないけど どこまでも あなたと夜を歩きたい 高くケーブルカーの昇る街 それも誰かのいたずら 遠くホトトギスの叫ぶ夜 それも夜のみせかけ だけれどももし本當にそうなら どんなにあなたを待ち憧がれても ただやみくもに月の夜を 歩くばかりだから 夜は沈み 月は昇り 星は砕け そしてもう何も そしてもう何も そしてもう何も もう何もかにも見えない ああ ああ あなたさえ もう何もかにも見えないよ ああ ああ あなたさえ ああ ああ あなたさえ | あがた森魚 | エドゥアルド・モノーレ・訳詞:あがた森魚 | オスバルド・プグリエーゼ | | それでもあなたと夜に歩きたい 月の光を蹴散らして つかの間の刻はくだけ散り もう何も見えないから どうしても あなたとずーっと歩きたい 細く屋根の尖る街 それは誰かのいたずら 淡くオオロラ巡る夜 それも夜のまやかし だけれども本當だよ もうこんな夜には あなたを好きだと判るばかりだから それでもあなたと夜に歩きたい 月の光を蹴散らして ものほしげな風は吹きすさび もう何も言えないけど どこまでも あなたと夜を歩きたい 高くケーブルカーの昇る街 それも誰かのいたずら 遠くホトトギスの叫ぶ夜 それも夜のみせかけ だけれどももし本當にそうなら どんなにあなたを待ち憧がれても ただやみくもに月の夜を 歩くばかりだから 夜は沈み 月は昇り 星は砕け そしてもう何も そしてもう何も そしてもう何も もう何もかにも見えない ああ ああ あなたさえ もう何もかにも見えないよ ああ ああ あなたさえ ああ ああ あなたさえ |
上海リル陽は海に落ちて 街に夜が来れば 赤い唇仇な姿 歌うは 上海リル 恋の街よ 上海 流れ来る メロディ 高らかに 口ずさめば 心ははづむ 赤い唇 仇な姿 歌うは 上海リル | あがた森魚 | AI Dubin・訳詞:名古屋宏 | Harry Warren | | 陽は海に落ちて 街に夜が来れば 赤い唇仇な姿 歌うは 上海リル 恋の街よ 上海 流れ来る メロディ 高らかに 口ずさめば 心ははづむ 赤い唇 仇な姿 歌うは 上海リル |
いとこ同志いとこ同士で 洗い晒しに波打ち際で 踊って くだけて 他人同士でも 恋人同士でもない 僕らのつながり 腕の中に抱きすくめて 握りあう 手のひら 空に透かしてみると まぶしすぎるほどぴったり 僕ら とても 似てる形の 涙と笑顔 持っている 今に なにもかにも すべて終わること 知ってる くせに くちづけしたんだね 握りあう 手のひら 窓に透かしてみると まるでいとこみたいぴったり なぜか とても 似てる形の 涙と笑顔 持っている | あがた森魚 | あがた森魚 | 光永巌 | | いとこ同士で 洗い晒しに波打ち際で 踊って くだけて 他人同士でも 恋人同士でもない 僕らのつながり 腕の中に抱きすくめて 握りあう 手のひら 空に透かしてみると まぶしすぎるほどぴったり 僕ら とても 似てる形の 涙と笑顔 持っている 今に なにもかにも すべて終わること 知ってる くせに くちづけしたんだね 握りあう 手のひら 窓に透かしてみると まるでいとこみたいぴったり なぜか とても 似てる形の 涙と笑顔 持っている |
骨この骨は誰のもの? ボクの体の中にひそむ白い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中できしむ硬い骨 ぼくが死んで ぼくが消えて 骨だけのこる Bone, bone, bone, bone 白い骨 Bone, bone, bone, bone 硬い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中にひそむ白い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中できしむ硬い骨 ぼくの中に 生きてる中に 骨があるよ Bone, bone, bone, bone 白い骨 Bone, bone, bone, bone 硬い骨 この骨は誰のもの? どこのだれに返されるの? 白い骨 この骨は誰のもの? どこのだれに返されるの? 白い骨 だから君を抱きしめる こんなに強く 今はぼくの中 白いガイコツ 今は君の中 硬い骨 Bone, bone, bone, bone Bone, bone, bone, bone …… | あがた森魚 | 久住昌之 | 鈴木慶一 | | この骨は誰のもの? ボクの体の中にひそむ白い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中できしむ硬い骨 ぼくが死んで ぼくが消えて 骨だけのこる Bone, bone, bone, bone 白い骨 Bone, bone, bone, bone 硬い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中にひそむ白い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中できしむ硬い骨 ぼくの中に 生きてる中に 骨があるよ Bone, bone, bone, bone 白い骨 Bone, bone, bone, bone 硬い骨 この骨は誰のもの? どこのだれに返されるの? 白い骨 この骨は誰のもの? どこのだれに返されるの? 白い骨 だから君を抱きしめる こんなに強く 今はぼくの中 白いガイコツ 今は君の中 硬い骨 Bone, bone, bone, bone Bone, bone, bone, bone …… |
少年宇宙屈折した純情心理 スウィトピーの水際 少年宇宙の底辺シック 早く君だけを抱きしめたいと くれなずむ上昇気流に ひとすじのアンコール 君は流れて星くずみたいだね ときめきは無限さ さみしかった二人は 水晶のように急ぐ 辛い辛いと言わないで スタッカートの口づけ 銀河の渚で セルロイドの靴をぬぐ 君は疲れて恋もつらいみたい 思わくは無限さ 思惑は無限さ 少年少女の恋人同志 早く知りたい ことがあるのに 誰を愛しても悲しいかい きっと同じ眼でどうでもいいと 銀河の渚で セルロイドの夢を見る 君は疲れてふいに涙声 トキメキは無限ね トキメキは無限さ 君は疲れて恋もつらいみたい トキメキは無限ね トキメキは無限さ | あがた森魚 | 銀色夏生 | あがた森魚 | | 屈折した純情心理 スウィトピーの水際 少年宇宙の底辺シック 早く君だけを抱きしめたいと くれなずむ上昇気流に ひとすじのアンコール 君は流れて星くずみたいだね ときめきは無限さ さみしかった二人は 水晶のように急ぐ 辛い辛いと言わないで スタッカートの口づけ 銀河の渚で セルロイドの靴をぬぐ 君は疲れて恋もつらいみたい 思わくは無限さ 思惑は無限さ 少年少女の恋人同志 早く知りたい ことがあるのに 誰を愛しても悲しいかい きっと同じ眼でどうでもいいと 銀河の渚で セルロイドの夢を見る 君は疲れてふいに涙声 トキメキは無限ね トキメキは無限さ 君は疲れて恋もつらいみたい トキメキは無限ね トキメキは無限さ |
モンテカルロ珈琲店 (小さな喫茶店)それは去年のことだった 星の綺麗な宵だった 二人で歩いた 思い出の小径だよ なつかしいあの過ぎた日の 事が浮かぶよ 此の道を歩くとき 何かしら 悩ましくなる 春さきの 宵だったが あの過ぎた日の事が浮かぶよ 此の道を歩くとき 何故かしら 心さみしい 秋ふかい 宵だったが 小さな喫茶店に入った時も 二人はお茶とお菓子を前にして ひと言もしゃべらぬ そばでラヂヲはあまい歌を 優しく唄ってたが 二人は ただだまって むきあっていたっけね | あがた森魚 | Erest Neubach・訳詞:瀬沼喜久雄 | Fred Raymond | | それは去年のことだった 星の綺麗な宵だった 二人で歩いた 思い出の小径だよ なつかしいあの過ぎた日の 事が浮かぶよ 此の道を歩くとき 何かしら 悩ましくなる 春さきの 宵だったが あの過ぎた日の事が浮かぶよ 此の道を歩くとき 何故かしら 心さみしい 秋ふかい 宵だったが 小さな喫茶店に入った時も 二人はお茶とお菓子を前にして ひと言もしゃべらぬ そばでラヂヲはあまい歌を 優しく唄ってたが 二人は ただだまって むきあっていたっけね |
太陽がいっぱい初めて 都会へ 出て来た年の夏 友達に さそわれて 海を見にいった 磯部は 若い 男や女の子達で 何もかもが 眩ぶしすぎた 友達のヨットの上で 友達の彼女が ヨットよりも白い手で 麦藁帽子を 海にむけて涼しげに 振っていたけど 俺にもやさしいひとが欲しかっただけさ その日の 海は 青く深く澄んでいたけど 俺のナイフは 海の底に沈んでいた 友達の彼女とふたりだけで泳いだ日 砂浜の上でくちづけをした 昼下りの磯辺は 風と波と砂とばかりで ふたりが離れたら 海猫が 泣いていた 彼女は微笑むけど 何んだか口惜しくなって 口びるを噛みしめて ぬぐっても ぬぐっても ナイフで裏切った 傷口が赤すぎた 俺にも やさしいひとが欲しかっただけさ その日の 空は 白く高くぬけていたけど 俺のナイフは 海の底に錆びていただろうか | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 初めて 都会へ 出て来た年の夏 友達に さそわれて 海を見にいった 磯部は 若い 男や女の子達で 何もかもが 眩ぶしすぎた 友達のヨットの上で 友達の彼女が ヨットよりも白い手で 麦藁帽子を 海にむけて涼しげに 振っていたけど 俺にもやさしいひとが欲しかっただけさ その日の 海は 青く深く澄んでいたけど 俺のナイフは 海の底に沈んでいた 友達の彼女とふたりだけで泳いだ日 砂浜の上でくちづけをした 昼下りの磯辺は 風と波と砂とばかりで ふたりが離れたら 海猫が 泣いていた 彼女は微笑むけど 何んだか口惜しくなって 口びるを噛みしめて ぬぐっても ぬぐっても ナイフで裏切った 傷口が赤すぎた 俺にも やさしいひとが欲しかっただけさ その日の 空は 白く高くぬけていたけど 俺のナイフは 海の底に錆びていただろうか |
パール・デコレーションの庭父さんの絵葉書の少し読めない文字 に・じ・ん・で・る この真珠飾りの庭の都市 百合を飾った蓄音機 黒い悪魔の音の函 だだだだ だだだだ 進みます 父さんはね この海の底が大好きだ 今こちらでは大博覧会 もうすぐ二十世紀も終わるからね こちらもやたらに忙しい KUN......KUN...... つぶやくように あわ吹いて ぶあついレンズに現れて うろこの紳士も洗われて ヤッボー ヤッボーと エンジンも 父さんの絵葉書…ところどころ読めない も・う・み・え・な・い 真珠飾りのケーキの庭は サリガニ銜へた潜望鏡 黒い怪しい音の函 だだだだ だだだだ 走ったもんさ 広場ではエッフェルタワーや ケーブルカー 凱旋門をくぐりぬけ もうすぐ海の旅も終わるからね こちらもやたらに忙がしい KUN......KUN...... 泪をふいたら あわ喰って ぶあついレンズで見つめあい うろこの紳士も遠ざかる ヤッボー ヤッボーと おさらばと ヤッボー ヤッボーと おさらばと | あがた森魚 | あがた森魚 | 矢野顕子 | | 父さんの絵葉書の少し読めない文字 に・じ・ん・で・る この真珠飾りの庭の都市 百合を飾った蓄音機 黒い悪魔の音の函 だだだだ だだだだ 進みます 父さんはね この海の底が大好きだ 今こちらでは大博覧会 もうすぐ二十世紀も終わるからね こちらもやたらに忙しい KUN......KUN...... つぶやくように あわ吹いて ぶあついレンズに現れて うろこの紳士も洗われて ヤッボー ヤッボーと エンジンも 父さんの絵葉書…ところどころ読めない も・う・み・え・な・い 真珠飾りのケーキの庭は サリガニ銜へた潜望鏡 黒い怪しい音の函 だだだだ だだだだ 走ったもんさ 広場ではエッフェルタワーや ケーブルカー 凱旋門をくぐりぬけ もうすぐ海の旅も終わるからね こちらもやたらに忙がしい KUN......KUN...... 泪をふいたら あわ喰って ぶあついレンズで見つめあい うろこの紳士も遠ざかる ヤッボー ヤッボーと おさらばと ヤッボー ヤッボーと おさらばと |
蒲田行進曲 '74虹の都光の港 キネマの天地 花の姿 春の匂い あふるる処 カメラの眼に映る 仮染めの恋にさえ 青春もゆる生命もおどる キネマの天地 胸を去らぬ想い出ゆかし キネマの世界 セットの花と輝くスター 微笑む処 瞳の奥ふかく焼付けた面影の 消えて結ぶ幻の国 キネマの世界 | あがた森魚 | 堀内敬三 | Rudolf Friml | | 虹の都光の港 キネマの天地 花の姿 春の匂い あふるる処 カメラの眼に映る 仮染めの恋にさえ 青春もゆる生命もおどる キネマの天地 胸を去らぬ想い出ゆかし キネマの世界 セットの花と輝くスター 微笑む処 瞳の奥ふかく焼付けた面影の 消えて結ぶ幻の国 キネマの世界 |
薔薇瑠璃学園長イ髪ヲ ナビカセテ クレヨンヌリ絵ノ 苺咲ク丘 自転車デ 登ッテゴランヨ 虹ヲ越エタラ 永遠ニ真理絵 聖瑠璃学園修道院 十字架踏絵ニ 背ヒテハ 港ノ見エル丘 流行リノジャズソング 君ト謳ッタ宵 カフェテラスノ飾窓ニ 泣イテ映ッテタ 愛ノ教エサ 聖瑠璃学園礼拝堂 今ハ独人 流離ヒニ 菩提樹萌エタ庭 ヤツレシ懺悔部屋 メクルメク 真ノ道ナド 歩ケハシナイヨ 今泣キナガラサールハ 聖瑠璃学園修道院 | あがた森魚 | 長谷川守正・あがた森魚 | あがた森魚 | | 長イ髪ヲ ナビカセテ クレヨンヌリ絵ノ 苺咲ク丘 自転車デ 登ッテゴランヨ 虹ヲ越エタラ 永遠ニ真理絵 聖瑠璃学園修道院 十字架踏絵ニ 背ヒテハ 港ノ見エル丘 流行リノジャズソング 君ト謳ッタ宵 カフェテラスノ飾窓ニ 泣イテ映ッテタ 愛ノ教エサ 聖瑠璃学園礼拝堂 今ハ独人 流離ヒニ 菩提樹萌エタ庭 ヤツレシ懺悔部屋 メクルメク 真ノ道ナド 歩ケハシナイヨ 今泣キナガラサールハ 聖瑠璃学園修道院 |
僕は泣いちっち僕の恋人 東京へいっちっち 僕のきもちを 知りながら なんでなんでなんで どうしてどうしてどうして 東京がそんなにいいんだろ 僕は泣いちっち 横むいて泣いちっち さびしい夜は いやだよ 僕もいこう あの娘のすんでる東京へ 祭のたいこが テンテケテンと泣いちっち みんなうきうき 踊るのに なんでなんでなんで どうしてどうしてどうして 僕だけしょんぼり みそっかす 涙がほろり ひとりででっちっち おまつりなんか いやだよ 僕はおもう とおい東京のことばかり | あがた森魚 | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | | 僕の恋人 東京へいっちっち 僕のきもちを 知りながら なんでなんでなんで どうしてどうしてどうして 東京がそんなにいいんだろ 僕は泣いちっち 横むいて泣いちっち さびしい夜は いやだよ 僕もいこう あの娘のすんでる東京へ 祭のたいこが テンテケテンと泣いちっち みんなうきうき 踊るのに なんでなんでなんで どうしてどうしてどうして 僕だけしょんぼり みそっかす 涙がほろり ひとりででっちっち おまつりなんか いやだよ 僕はおもう とおい東京のことばかり |
雨傘昨宵 あなたが忘れていった雨傘 水玉模様がほろほろと ぼくの晩のお使い一緒にね 斜に飾せば五月晴れ 飛んで往き来の濡れ燕 傘はきみに逢いたいよっていってるよ ぼくも少しは逢いたいよな気もするし こんど雨の日遊びに来ませんか だからどうぞ遊びに来てください でももう逢いには来ませんか もう逢いになんか来ませんよね あなたに伝えたいぼくの本当を こんな切ないペンで書き切れぬのなら いっそのこと喉掻き切れた方がどんなに 楽だろうにねと想いつつ 楽だろうにねと想いつつ 昨宵きみに書いた水色手紙 水玉泪で虹が架かり 煙草で火を付けもしてしまった こんど雨の日逢いに行きたいな 傘も逢いたいっていってるし ぼくもほんとに逢いたいし こんど逢えませんか いやもう逢えませんね もう逢うのなんてだめですよね ぼくさえあの時大人しくしていて きみを識らぬふりできていたら 五月晴れの中の夕立ちのように 束の間の雨宿りで済んでたらどんなに 楽だったろうにねと想いつつ 楽だったろうにねと想いつつ | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 昨宵 あなたが忘れていった雨傘 水玉模様がほろほろと ぼくの晩のお使い一緒にね 斜に飾せば五月晴れ 飛んで往き来の濡れ燕 傘はきみに逢いたいよっていってるよ ぼくも少しは逢いたいよな気もするし こんど雨の日遊びに来ませんか だからどうぞ遊びに来てください でももう逢いには来ませんか もう逢いになんか来ませんよね あなたに伝えたいぼくの本当を こんな切ないペンで書き切れぬのなら いっそのこと喉掻き切れた方がどんなに 楽だろうにねと想いつつ 楽だろうにねと想いつつ 昨宵きみに書いた水色手紙 水玉泪で虹が架かり 煙草で火を付けもしてしまった こんど雨の日逢いに行きたいな 傘も逢いたいっていってるし ぼくもほんとに逢いたいし こんど逢えませんか いやもう逢えませんね もう逢うのなんてだめですよね ぼくさえあの時大人しくしていて きみを識らぬふりできていたら 五月晴れの中の夕立ちのように 束の間の雨宿りで済んでたらどんなに 楽だったろうにねと想いつつ 楽だったろうにねと想いつつ |
サブマリンホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 茶色い星の カフェ幻しか ファンタジアが鳴り出す頃は こうもり傘のまぶたも潤む 波の朝顔 夜のグラモフォン ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ チャイナクォーター 隠れカジノで 美女は衣を 脱いだり着たり サブマリンのウロコが踊る 天体望遠鏡のよな目で ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 黄色い煙 小瓶が舞って モロッコ模様 カクテルバーで 氷雨の紳士 ハマナス博士 艦隊分かれ 大海戦中 ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 路地から屋根への 怪盗紳士 並みいる敵を 横目でチラリ スペインラザァの逆なでうけてヒステリックハンカチ震え止む ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 茶色い星のカフェ幻しか ファンタジアが鳴り止む頃は サブマリンの 連続艦隊 海底ケーブル 噛んだよな歯で ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 茶色い星の カフェ幻しか ファンタジアが鳴り出す頃は こうもり傘のまぶたも潤む 波の朝顔 夜のグラモフォン ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ チャイナクォーター 隠れカジノで 美女は衣を 脱いだり着たり サブマリンのウロコが踊る 天体望遠鏡のよな目で ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 黄色い煙 小瓶が舞って モロッコ模様 カクテルバーで 氷雨の紳士 ハマナス博士 艦隊分かれ 大海戦中 ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 路地から屋根への 怪盗紳士 並みいる敵を 横目でチラリ スペインラザァの逆なでうけてヒステリックハンカチ震え止む ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 茶色い星のカフェ幻しか ファンタジアが鳴り止む頃は サブマリンの 連続艦隊 海底ケーブル 噛んだよな歯で ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ |
白い翼朝もやの中に霞んで 消えるまで 皆んなで 手を振った 白い翼よ Quando olhei a terra ardendo Qual fogueira de Sao Joao Eu perguntei ao Deus do ceu, ai Por que tamanha judiacao? Eu perguntei ao Deus do ceu, ai Por que tamanha judiacao? 帰って来るのか帰ってこないのか 古い友達 白い翼よ 古い友達 白い翼よ 霧が 晴れても 夢が消えても とどいて おくれよ 白い翼よ とどいて おくれよ 白い翼よ Inte mesmo a asa branca Bateu asas do sertao Entonces eu disse adeus Rosimha Guarda contigo meu coracao Entonces eu disse adeus Rosinha Guarda contigo meu coracao 無邪気に遊んだ われらが大地へ とどけて おくれよ 白い翼よ とどけて おくれよ 白い翼よ 帰って来るのか帰ってこないのか 古い友達 白い翼よ 古い友達 白い翼よ 翼よ 翼よ | あがた森魚 | Humberto Teixeira・Luiz Gonzaga・日本語詞:あがた森魚 | Humberto Teixeira・Luiz Gonzaga | | 朝もやの中に霞んで 消えるまで 皆んなで 手を振った 白い翼よ Quando olhei a terra ardendo Qual fogueira de Sao Joao Eu perguntei ao Deus do ceu, ai Por que tamanha judiacao? Eu perguntei ao Deus do ceu, ai Por que tamanha judiacao? 帰って来るのか帰ってこないのか 古い友達 白い翼よ 古い友達 白い翼よ 霧が 晴れても 夢が消えても とどいて おくれよ 白い翼よ とどいて おくれよ 白い翼よ Inte mesmo a asa branca Bateu asas do sertao Entonces eu disse adeus Rosimha Guarda contigo meu coracao Entonces eu disse adeus Rosinha Guarda contigo meu coracao 無邪気に遊んだ われらが大地へ とどけて おくれよ 白い翼よ とどけて おくれよ 白い翼よ 帰って来るのか帰ってこないのか 古い友達 白い翼よ 古い友達 白い翼よ 翼よ 翼よ |
港のロキシー夏の終わる頃が近づいてくると つかの間の楽しみが消えていくみたいで 笑顔は寝顔へとさざ波立って 寝顔は笑顔へとまた寄せかえし 渚づたいに誰かの笑顔と 並んで重なってどこまで歩いてく 窓辺にまどろんだ夏の寝顔さえ ゆらいでもかすんでも それでも続いてた 夏の終わる頃が近づいてくると 映画で遊んだ友達も帰るのだろう 夏雲は映画館の屋根の上から 秋風のプラットホームに手を振りながら 渚づたいに誰かの笑顔と 並んで重なってどこまで歩いてく 窓辺にはにかんだ夏の素顔さえ はなれてもかすんでも ずぅっと憶えて | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 夏の終わる頃が近づいてくると つかの間の楽しみが消えていくみたいで 笑顔は寝顔へとさざ波立って 寝顔は笑顔へとまた寄せかえし 渚づたいに誰かの笑顔と 並んで重なってどこまで歩いてく 窓辺にまどろんだ夏の寝顔さえ ゆらいでもかすんでも それでも続いてた 夏の終わる頃が近づいてくると 映画で遊んだ友達も帰るのだろう 夏雲は映画館の屋根の上から 秋風のプラットホームに手を振りながら 渚づたいに誰かの笑顔と 並んで重なってどこまで歩いてく 窓辺にはにかんだ夏の素顔さえ はなれてもかすんでも ずぅっと憶えて |
怪盗ルビィ今度の花は たしかに間近 今度の恋は たしかに間近 今度の恋は たしかに間近 誰かの熱いハート いつでも恋はきらめく謎ね ねらいをつけたら もう逃がさないから 海賊が埋めたあの宝 手に入れたらすぐサヨナラ キラキラダイヤモンド 赤いルビーも輝く夜 夢みれば上がる温度 光るエメラルド 心はおどる 好きよ 金銀サンゴ 憧れてたタンゴ 欲しいのはサファイア それとも素敵なキス・オブ・ファイア ヒミツの鍵穴 やさしくかけるわな 涙をかくしたあの戸棚 思わず心に咲く花 誰かの熱いハート 盗んでいたのいつのまにか はばたく 天使の鳩 今度の花は たしかに間近 今度の恋は たしかに間近 | あがた森魚 | 和田誠 | 大瀧詠一 | | 今度の花は たしかに間近 今度の恋は たしかに間近 今度の恋は たしかに間近 誰かの熱いハート いつでも恋はきらめく謎ね ねらいをつけたら もう逃がさないから 海賊が埋めたあの宝 手に入れたらすぐサヨナラ キラキラダイヤモンド 赤いルビーも輝く夜 夢みれば上がる温度 光るエメラルド 心はおどる 好きよ 金銀サンゴ 憧れてたタンゴ 欲しいのはサファイア それとも素敵なキス・オブ・ファイア ヒミツの鍵穴 やさしくかけるわな 涙をかくしたあの戸棚 思わず心に咲く花 誰かの熱いハート 盗んでいたのいつのまにか はばたく 天使の鳩 今度の花は たしかに間近 今度の恋は たしかに間近 |
大道芸人ないて生きよか 笑って生こか 死んでしまえば それまでよ 生きてるうちが 花なのね~ 親の因果か 産まれ落ちた 身のさだめ 足が魚だよ 人魚姫 いつの日か 遠い邦のマドロスに 捧げましょ ゆれて 人魚の ぬれて 人魚の 恋の花 ないて生きよか 笑って生こか 死んでしまえば それまでよ 生きているうちが 花なのね~ 海へは還れぬ人魚の泪は 真珠で紡いだ金の糸 | あがた森魚 | 林静一 | あがた森魚 | | ないて生きよか 笑って生こか 死んでしまえば それまでよ 生きてるうちが 花なのね~ 親の因果か 産まれ落ちた 身のさだめ 足が魚だよ 人魚姫 いつの日か 遠い邦のマドロスに 捧げましょ ゆれて 人魚の ぬれて 人魚の 恋の花 ないて生きよか 笑って生こか 死んでしまえば それまでよ 生きているうちが 花なのね~ 海へは還れぬ人魚の泪は 真珠で紡いだ金の糸 |
女の友情黒髪ながく やはらかき をんなごころを たれかしる こころをつなぐ くろかみの 女の友情 知るや君 同じこころに 月と星 仰ぐひとみに 湧く涙 思ひを胸に 通はせて 花のこころは 花ぞしる 友のなげきは わが愁ひ 君悲しめば われ辛く 袂にかばひ 身を寄する 女の友情 知るや君 | あがた森魚 | 吉屋信子 | 田村しげる | | 黒髪ながく やはらかき をんなごころを たれかしる こころをつなぐ くろかみの 女の友情 知るや君 同じこころに 月と星 仰ぐひとみに 湧く涙 思ひを胸に 通はせて 花のこころは 花ぞしる 友のなげきは わが愁ひ 君悲しめば われ辛く 袂にかばひ 身を寄する 女の友情 知るや君 |
水晶になりたい水晶になりたい 地面の中から顔をのぞかせて 歌をうたっていたい 時々とおる旅人たちに 歌をうたっていたい ひろがる大空いっぱい 水晶になりたい 地面の中から顔をのぞかせて 水晶になりたい 地面の中 体もぐりこませ 歌をうたっていたい 時々とおる旅人たちに 歌をうたっていたい ひろがる大空いっぱい 水晶になりたい 地面の中 体もぐりこませ どうしてあんなに 青い空の上 ウォウォウォ ウォウォウォ | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 水晶になりたい 地面の中から顔をのぞかせて 歌をうたっていたい 時々とおる旅人たちに 歌をうたっていたい ひろがる大空いっぱい 水晶になりたい 地面の中から顔をのぞかせて 水晶になりたい 地面の中 体もぐりこませ 歌をうたっていたい 時々とおる旅人たちに 歌をうたっていたい ひろがる大空いっぱい 水晶になりたい 地面の中 体もぐりこませ どうしてあんなに 青い空の上 ウォウォウォ ウォウォウォ |
あともう一回だけあともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ わたしがサヨナラする あともう一回だけ あの日を見せて あともう一回だけ わたしがサヨナラする あともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ あの日を見せて あともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ わたしがサヨナラする | あがた森魚 | ツジコノリコ | ツジコノリコ | | あともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ わたしがサヨナラする あともう一回だけ あの日を見せて あともう一回だけ わたしがサヨナラする あともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ あの日を見せて あともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ わたしがサヨナラする |
君はハートのクィーンだよぽっけに石鹸一個入れ 軽石手拭頚に下げ 君のほそい影踏めば おふろあがりのさむい径 街ではどかどかチンドン屋 年末特別大バーゲン 僕らのお城は長屋裏 石炭ストーヴない夜は ラヂヲで大雪注意報 君と僕とで静かに聴けば まるで大英帝国の 僕は勲功し王子様 君は麗わし王女様 君のおつとめ喫茶店 今夜も帰りは終電車 駅までおむかえ雪の径 マフラと駆けっこ白い息 ジングルジャングル街あかり 繭玉お飾り歳の市 僕らのお城も除夜の鐘 窓べで粉雪おにごっこ 僕らのお雑煮たべたそう よい年来てねとそっと祈れば そうさ(明日は)大英帝国の 僕は勲功し王子様 君は麗わし王女様 | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | ぽっけに石鹸一個入れ 軽石手拭頚に下げ 君のほそい影踏めば おふろあがりのさむい径 街ではどかどかチンドン屋 年末特別大バーゲン 僕らのお城は長屋裏 石炭ストーヴない夜は ラヂヲで大雪注意報 君と僕とで静かに聴けば まるで大英帝国の 僕は勲功し王子様 君は麗わし王女様 君のおつとめ喫茶店 今夜も帰りは終電車 駅までおむかえ雪の径 マフラと駆けっこ白い息 ジングルジャングル街あかり 繭玉お飾り歳の市 僕らのお城も除夜の鐘 窓べで粉雪おにごっこ 僕らのお雑煮たべたそう よい年来てねとそっと祈れば そうさ(明日は)大英帝国の 僕は勲功し王子様 君は麗わし王女様 |
君のことすきなんだきみのこと すきだった とおくからみつめても きがつくと そばにいた 秘密のよな まばゆさに わけしらずひきづられ ゆびにさえ ふれてさえ きみのことすきだった もしもきみがしんだなら 約束はただひとつ みずうみになきがらを だきしめて 泳いでく みずうみにかすむまで きみのこえ きいてさえ きみのことすきだった しろい頬てをそえて みずうみになきがらを だきしめて およいでく みずうみにねむるまで だきしめて およいでく みずうみにかすむまで ゆびにさえ ふれてさえ きみのことすきなんだ | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | きみのこと すきだった とおくからみつめても きがつくと そばにいた 秘密のよな まばゆさに わけしらずひきづられ ゆびにさえ ふれてさえ きみのことすきだった もしもきみがしんだなら 約束はただひとつ みずうみになきがらを だきしめて 泳いでく みずうみにかすむまで きみのこえ きいてさえ きみのことすきだった しろい頬てをそえて みずうみになきがらを だきしめて およいでく みずうみにねむるまで だきしめて およいでく みずうみにかすむまで ゆびにさえ ふれてさえ きみのことすきなんだ |
春の嵐の夜の手品師むかし私はバレリーナ だから心のドレスが今も揺れてる 今はひとりいつもあてなし 春の嵐の夜の手品師 私の心の誰にも見せない青い小筺 だから今は何も言わず 私を抱きしめて 明日は全てが変わるもの あなたが夢見た全てのものが もちろん今でもあなたが好きだわ だから胸のフリルが今も震えるわ いつかは誰もが全ての謎明かし 春の明朝に色あせていくのね 私の心の誰にも見せない青い小筺さえ だから今は何も言わず私を許してね 明日は全てが判るもの あなたが夢見た全てのものが だから今は何も言わず あなたの思いを じっと抱きしめて 明日は全てが判るもの あなたが夢見た全てのものが だから今は何も言わず あなたの思いを じっと抱きしめて 明日は全てが変わるもの あなたが夢見た全てのものが | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | むかし私はバレリーナ だから心のドレスが今も揺れてる 今はひとりいつもあてなし 春の嵐の夜の手品師 私の心の誰にも見せない青い小筺 だから今は何も言わず 私を抱きしめて 明日は全てが変わるもの あなたが夢見た全てのものが もちろん今でもあなたが好きだわ だから胸のフリルが今も震えるわ いつかは誰もが全ての謎明かし 春の明朝に色あせていくのね 私の心の誰にも見せない青い小筺さえ だから今は何も言わず私を許してね 明日は全てが判るもの あなたが夢見た全てのものが だから今は何も言わず あなたの思いを じっと抱きしめて 明日は全てが判るもの あなたが夢見た全てのものが だから今は何も言わず あなたの思いを じっと抱きしめて 明日は全てが変わるもの あなたが夢見た全てのものが |
清怨夜曲汝が綺髪 かき抱き 吾が綺夢 見果てぬとも 添うて踊ろ 僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ 素敵よ夜の曲片 あなたの肩でるりるら踊れたら だから踊ろ 僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ でも怖いの ほらあんなに 明日も淋しそキラキラお星さま はなすもんか明日こそは 大きな海を見つけに行くんだぜ きっとよ お日さま照って 遠くまで仕合せが見えるのね 泣くなよ そんな泣いたら 僕だって悲しくなっちゃうよ だから踊ろ 僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ 海も踊ろどんどんあれろ 天の神鳴りさまも 何にもかにもこわれてしまえ もう明日なんて怖くはないし だから踊ろ僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 汝が綺髪 かき抱き 吾が綺夢 見果てぬとも 添うて踊ろ 僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ 素敵よ夜の曲片 あなたの肩でるりるら踊れたら だから踊ろ 僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ でも怖いの ほらあんなに 明日も淋しそキラキラお星さま はなすもんか明日こそは 大きな海を見つけに行くんだぜ きっとよ お日さま照って 遠くまで仕合せが見えるのね 泣くなよ そんな泣いたら 僕だって悲しくなっちゃうよ だから踊ろ 僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ 海も踊ろどんどんあれろ 天の神鳴りさまも 何にもかにもこわれてしまえ もう明日なんて怖くはないし だから踊ろ僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ |
冬のサナトリウムほんの少しだけれど 陽が射し始めた 雪明り 誘蛾燈 誰が来るもんか 独人 荒野から山径へ 邂逅はまぼろし 弄びし夏もや 何が視えたんだろか 抱擁て 十九歳十月 窓からたびたち 壁でザビエルも ベッドで千代紙も 涕泣いた | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | ほんの少しだけれど 陽が射し始めた 雪明り 誘蛾燈 誰が来るもんか 独人 荒野から山径へ 邂逅はまぼろし 弄びし夏もや 何が視えたんだろか 抱擁て 十九歳十月 窓からたびたち 壁でザビエルも ベッドで千代紙も 涕泣いた |
電気ブラン浅草六区に行くんだったら電気ブラン たった五十銭 神谷バアの電気ブラン 一口天国二杯で地獄 三杯呑んだらあの世行き あの娘のようにシビレてしまうぜ 電気ブラン おさかなうまいね神谷バアの電気ブラン | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 浅草六区に行くんだったら電気ブラン たった五十銭 神谷バアの電気ブラン 一口天国二杯で地獄 三杯呑んだらあの世行き あの娘のようにシビレてしまうぜ 電気ブラン おさかなうまいね神谷バアの電気ブラン |
いとしの第六惑星もう忘れかけた霜降る月まてば 今船が沈む刻の胸に 遥か地の星 海にうかぶ 今宵 ぼうし かしげ 少し おもいけむり はいて船は くろい森を 阿蘇へ かえりたくない かえりたくない 同じことばをしゃべるとこへは かえりたくない かえりたくない 今 夜が巡る 双子のつばの上 光るガラスと仰ぐ 同じ星の下 そらにあそぶ もみじしだき うなじかさね あゆむ ひとり 滝に湯あむ スピカすだく 他に訪うものなく かえりたくない かえりたくない 君の唇奪うことばをしゃべるとこへは かえりたくない かえりたくない 熊本 南熊本 水前寺 龍田口 三里木原水 肥後大津 瀬田 立野駅 のりかえ 長陽 阿蘇下田 あとは 夜峰の岳 かえりたくない かえりたくない だけど 同じことばをしゃべるとこに こんな美し処 かえりたくない かえりたくない 明けの星がふるえ ねむい船は 有明 うみの かなた 博多 ヒカリ 最終 レール あとは ネオン トオキョオ かえりたくない かえりたくない 君の唇奪うことばをしゃべるとこへは かえりたくない かえりたくない 君を抱いていたい二人だけでいたい かえりたくない かえりたくない 君と 二人だけでいたい 君を抱きしめて | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | もう忘れかけた霜降る月まてば 今船が沈む刻の胸に 遥か地の星 海にうかぶ 今宵 ぼうし かしげ 少し おもいけむり はいて船は くろい森を 阿蘇へ かえりたくない かえりたくない 同じことばをしゃべるとこへは かえりたくない かえりたくない 今 夜が巡る 双子のつばの上 光るガラスと仰ぐ 同じ星の下 そらにあそぶ もみじしだき うなじかさね あゆむ ひとり 滝に湯あむ スピカすだく 他に訪うものなく かえりたくない かえりたくない 君の唇奪うことばをしゃべるとこへは かえりたくない かえりたくない 熊本 南熊本 水前寺 龍田口 三里木原水 肥後大津 瀬田 立野駅 のりかえ 長陽 阿蘇下田 あとは 夜峰の岳 かえりたくない かえりたくない だけど 同じことばをしゃべるとこに こんな美し処 かえりたくない かえりたくない 明けの星がふるえ ねむい船は 有明 うみの かなた 博多 ヒカリ 最終 レール あとは ネオン トオキョオ かえりたくない かえりたくない 君の唇奪うことばをしゃべるとこへは かえりたくない かえりたくない 君を抱いていたい二人だけでいたい かえりたくない かえりたくない 君と 二人だけでいたい 君を抱きしめて |
サルビアの花いつもいつも思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベッドに サルビアの赤い花を敷きつめて ぼくは君を死ぬまで 抱きしめていようと なのになのにどうして 他の人の所に ぼくの愛の方がすてきなのに 泣きながら君の後を 追いかけて 花吹雪舞う道を 教会の鐘の音は何んて うそっぱちなのさ 扉が開いて出て来た君は いつわりの花束 ほゝをこわばらせ 僕をちらっとみた 泣きながら君のあとを追いかけて 花吹雪まう道を ころげながら ころげながら走りつづけたのさ (いつもいつも思ってた サルビアの花を) そして君のベッドに サルビアの赤い花を敷きつめて 僕は君を死ぬまで 抱しめていようと | あがた森魚 | 相沢靖子 | 早川義夫 | | いつもいつも思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベッドに サルビアの赤い花を敷きつめて ぼくは君を死ぬまで 抱きしめていようと なのになのにどうして 他の人の所に ぼくの愛の方がすてきなのに 泣きながら君の後を 追いかけて 花吹雪舞う道を 教会の鐘の音は何んて うそっぱちなのさ 扉が開いて出て来た君は いつわりの花束 ほゝをこわばらせ 僕をちらっとみた 泣きながら君のあとを追いかけて 花吹雪まう道を ころげながら ころげながら走りつづけたのさ (いつもいつも思ってた サルビアの花を) そして君のベッドに サルビアの赤い花を敷きつめて 僕は君を死ぬまで 抱しめていようと |
キットキット!!遠く遠く!!どこへ行ったのだろう 遠く遠く遠く 誰もが歩いた 夢の彼方の星(まち)は なぜあの日 そこに僕と君はいたの? 離れても 生きる勇気つかむため? 新しい 時間を創り出すため?(キットキット) 旅立ってった君にも 生まれてくる君にも まぶたの上にキスして サヨナラは言わないよ キット遠くで キット会おうよ どこへ行ったのだろう キット遠く遠く それでも覚えてるだろう 涙や笑顔の時刻(とき)を なぜ今も 僕らは ここにいるの? 約束を また見つめ直すために? 新しい 宇宙(そら)を分かち合うために(キットキット) 別れていった君にも これから出合う君にも この両手で抱きしめて サヨナラは言わないよ キット遠くで キット会えるよ(キット遠くで) (キット遠く遠く)(キットキットキット) なぜあの日 そこに僕と君はいたの? 離れても 生きる勇気つかむため? 新しい 時代に生まれ続けるため (キットキット) 旅立ってった君にも 生まれてくる君にも この両手で抱きしめて サヨナラは言わないよ キット遠くで キット会えるよ キット遠くで キット会えるよ まぶたの上にキスをして まぶたをつむって宇宙(そら)を見て (サヨナラは言わない サヨナラはいらない) | あがた森魚 | あがた森魚・草間和夫 | 小杉保夫 | | どこへ行ったのだろう 遠く遠く遠く 誰もが歩いた 夢の彼方の星(まち)は なぜあの日 そこに僕と君はいたの? 離れても 生きる勇気つかむため? 新しい 時間を創り出すため?(キットキット) 旅立ってった君にも 生まれてくる君にも まぶたの上にキスして サヨナラは言わないよ キット遠くで キット会おうよ どこへ行ったのだろう キット遠く遠く それでも覚えてるだろう 涙や笑顔の時刻(とき)を なぜ今も 僕らは ここにいるの? 約束を また見つめ直すために? 新しい 宇宙(そら)を分かち合うために(キットキット) 別れていった君にも これから出合う君にも この両手で抱きしめて サヨナラは言わないよ キット遠くで キット会えるよ(キット遠くで) (キット遠く遠く)(キットキットキット) なぜあの日 そこに僕と君はいたの? 離れても 生きる勇気つかむため? 新しい 時代に生まれ続けるため (キットキット) 旅立ってった君にも 生まれてくる君にも この両手で抱きしめて サヨナラは言わないよ キット遠くで キット会えるよ キット遠くで キット会えるよ まぶたの上にキスをして まぶたをつむって宇宙(そら)を見て (サヨナラは言わない サヨナラはいらない) |
乙女の儚夢あわれ乙女よ何故歎くか お巡りさんがわけ迅えば お願いだから許してね 弟 いもうとおなかすかして 待ってるからね なくなと云えばなを泣いた かた うちふるわせて 乙女の父親人力俥夫豊八は にげたお春の日々を追い酒に歎き暮れ 弟 いもうといじらしく ジっとひもじさこらえれば 小さな胸にそっとあたためてみた あぁとりがらソップ お姉様はね 廓街錦紗の帯にほお紅で すてきなのよと 乙女よこがれよと アコーディオン鳴りわたり 物語り泣く宵の辻よ とおりぬけれます いえ通りぬけれぬ 春をひさぐ あぁメリンスフトン | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | あわれ乙女よ何故歎くか お巡りさんがわけ迅えば お願いだから許してね 弟 いもうとおなかすかして 待ってるからね なくなと云えばなを泣いた かた うちふるわせて 乙女の父親人力俥夫豊八は にげたお春の日々を追い酒に歎き暮れ 弟 いもうといじらしく ジっとひもじさこらえれば 小さな胸にそっとあたためてみた あぁとりがらソップ お姉様はね 廓街錦紗の帯にほお紅で すてきなのよと 乙女よこがれよと アコーディオン鳴りわたり 物語り泣く宵の辻よ とおりぬけれます いえ通りぬけれぬ 春をひさぐ あぁメリンスフトン |
百合コレクション夜毎夜毎 夢に咲く百合の君 百合から百合へ ささやく花言葉 高原の停車場の汽笛ふるわせて ゆめうつつのまま 閉じたるつぼみを抱きしめて オペラホールの丸屋根の上で 視つめていましたね 砕けてしまった土星のように 淋しい星でした それでもあなたと歩いた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection ふりむけば 秋空に昇る君 一秒一秒毎に変わる君 一雨一雨毎にそよぐ百合 マッチ・ボックスに灯る夜の影 ゆめうつつのまま 触れたる口唇抱きしめて ラスト・シーンにくるくる踊る 北極星を視た シネマが終われば街灯りもない 淋しい星でした 旅の果てに訪ねた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection ふりむけば 秋空に沈む君 | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 夜毎夜毎 夢に咲く百合の君 百合から百合へ ささやく花言葉 高原の停車場の汽笛ふるわせて ゆめうつつのまま 閉じたるつぼみを抱きしめて オペラホールの丸屋根の上で 視つめていましたね 砕けてしまった土星のように 淋しい星でした それでもあなたと歩いた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection ふりむけば 秋空に昇る君 一秒一秒毎に変わる君 一雨一雨毎にそよぐ百合 マッチ・ボックスに灯る夜の影 ゆめうつつのまま 触れたる口唇抱きしめて ラスト・シーンにくるくる踊る 北極星を視た シネマが終われば街灯りもない 淋しい星でした 旅の果てに訪ねた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection ふりむけば 秋空に沈む君 |
4000粒の恋の唄靴下を折りまげ 下着をつける 枕を直して お化粧してさよなら 胸元までつたう 黒い黒い涙 歯型の痛みは ざらついた砂の空 肉・髪・声・キス・口紅が胃にもたれて 薬指を喉の奥まで…… エメラルドの 指輪が邪魔して 時も何もかも 戻せない CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで チワワを連れて 散歩をしましょう 落ち葉の坂道を キツめのハイヒールで ハンケチがないから 美貌もないから 私の笑顔は 悪意に満ちあふれて 裏切りのポエムを何度も呟いて 並木道の樹を数え出す 人騒がせな 涙が邪魔して ろくに数も数えられない CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで CRY 大好きな CRY 貴方のために マスカラと爪切りと マニキュアとため息と オモチャのピストルを ハンドバックにつめて…… CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで CRY 大好きな CRY 貴方のために CRY 口づけは CRY ハーモニカのように CRY さみしいよ CRY CRY 今夜一人で月の砂漠に 夢を納めに歩きましょう 安物シネマのこの街に 信じる物など何も無く…… 4000粒の恋物語 ロマンスのかけらも無くしたなんて 言うほど気にしてないさ 気にしてないさ 気にしてないさ 気にしてないさ I LOVE YOU I LOVE YOU I LOVE YOU TU RURU………… | あがた森魚 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | | 靴下を折りまげ 下着をつける 枕を直して お化粧してさよなら 胸元までつたう 黒い黒い涙 歯型の痛みは ざらついた砂の空 肉・髪・声・キス・口紅が胃にもたれて 薬指を喉の奥まで…… エメラルドの 指輪が邪魔して 時も何もかも 戻せない CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで チワワを連れて 散歩をしましょう 落ち葉の坂道を キツめのハイヒールで ハンケチがないから 美貌もないから 私の笑顔は 悪意に満ちあふれて 裏切りのポエムを何度も呟いて 並木道の樹を数え出す 人騒がせな 涙が邪魔して ろくに数も数えられない CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで CRY 大好きな CRY 貴方のために マスカラと爪切りと マニキュアとため息と オモチャのピストルを ハンドバックにつめて…… CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで CRY 大好きな CRY 貴方のために CRY 口づけは CRY ハーモニカのように CRY さみしいよ CRY CRY 今夜一人で月の砂漠に 夢を納めに歩きましょう 安物シネマのこの街に 信じる物など何も無く…… 4000粒の恋物語 ロマンスのかけらも無くしたなんて 言うほど気にしてないさ 気にしてないさ 気にしてないさ 気にしてないさ I LOVE YOU I LOVE YOU I LOVE YOU TU RURU………… |
リラのホテルつかの間の恋だけど やるせない春の日 街のはずれ リラのある部屋 訪れる 窓はなつ 若きふたり もどかしい春の日 風に揺れる 痩せたリラの樹 愛してる まろやかな君とリラ 言葉さえ色あせる リラ まぼろしか この時 素敵だ! 淋しげな瞳の中 あおい庭が萌えている はかなく咲いて すすり泣く時 サヨナラ | あがた森魚 | かしぶち哲郎 | かしぶち哲郎 | | つかの間の恋だけど やるせない春の日 街のはずれ リラのある部屋 訪れる 窓はなつ 若きふたり もどかしい春の日 風に揺れる 痩せたリラの樹 愛してる まろやかな君とリラ 言葉さえ色あせる リラ まぼろしか この時 素敵だ! 淋しげな瞳の中 あおい庭が萌えている はかなく咲いて すすり泣く時 サヨナラ |
東京節東京の中枢は丸の内 日比谷公園両議院 いきなかまえの帝劇に いかめし館は警視庁 諸官省ズラリ馬場先門 海上ビルディング東京駅 ポッポと出る汽車どこへゆく ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ 東京で繁華な浅草は 雷門、仲見世、浅草寺 鳩ポッポ、豆売るお婆さん 活動、十二階、花屋敷 すし、おこし、牛、てんぷら なんだとこん畜生でお巡りさん スリに乞食にカッパライ ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ 東京の名物 満員電車 いつまで待ってても乗れしねぇ 乗るにゃ喧嘩腰 命がけ ヤットコサと空いたのが来やがっても ダメ ダメと 手をふって またまた止めずに行きやがる なんだ故障車か ボロ電車め ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ | あがた森魚 | 添田さつき | マーチング・スルー・ジョージア | | 東京の中枢は丸の内 日比谷公園両議院 いきなかまえの帝劇に いかめし館は警視庁 諸官省ズラリ馬場先門 海上ビルディング東京駅 ポッポと出る汽車どこへゆく ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ 東京で繁華な浅草は 雷門、仲見世、浅草寺 鳩ポッポ、豆売るお婆さん 活動、十二階、花屋敷 すし、おこし、牛、てんぷら なんだとこん畜生でお巡りさん スリに乞食にカッパライ ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ 東京の名物 満員電車 いつまで待ってても乗れしねぇ 乗るにゃ喧嘩腰 命がけ ヤットコサと空いたのが来やがっても ダメ ダメと 手をふって またまた止めずに行きやがる なんだ故障車か ボロ電車め ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ |
大寒町大寒町にロマンは沈む 星にのって 銀河を渡ろう かわいいあの娘と踊った場所は 今じゃあ 場末のビリヤード 大寒町に 雪降るころは もうじきだね 呼んでみようよ 輝やけ星よ 月よりも あの娘のしあわせ てらしだせ 大寒町にロマンは沈む 星にのって 銀河を渡ろう かわいいあの娘と踊った場所は 今じゃあ 場末のビリヤード | あがた森魚 | 鈴木博文 | 鈴木博文 | | 大寒町にロマンは沈む 星にのって 銀河を渡ろう かわいいあの娘と踊った場所は 今じゃあ 場末のビリヤード 大寒町に 雪降るころは もうじきだね 呼んでみようよ 輝やけ星よ 月よりも あの娘のしあわせ てらしだせ 大寒町にロマンは沈む 星にのって 銀河を渡ろう かわいいあの娘と踊った場所は 今じゃあ 場末のビリヤード |
津軽海峡・冬景色上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中 北へ帰る人の群れは 誰も無口で 海鳴りだけを きいている 私もひとり 連絡船に乗り こごえそうな鴎見つめ 泣いていました ああ 津軽海峡 冬景色 ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす 息でくもる窓のガラス ふいてみたけど はるかにかすみ 見えるだけ さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色 さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色 | あがた森魚 | 阿久悠 | 三木たかし | 松延耕資 | 上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中 北へ帰る人の群れは 誰も無口で 海鳴りだけを きいている 私もひとり 連絡船に乗り こごえそうな鴎見つめ 泣いていました ああ 津軽海峡 冬景色 ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす 息でくもる窓のガラス ふいてみたけど はるかにかすみ 見えるだけ さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色 さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色 |
最后のダンスステップ私の名は朝子です。 齢は十八、身長は百六十三センチです。 自分では綺麗な方だと想っています。 今、髪は短いですが、ぢき長くなると想います。 お酒はまだあまりのめませんが、 ブルースとタンゴぐらいは踊れます。 今宵限りのダンスホール あなたのリードでステップ踏めば お別れするのに夜会服が 何とか明日もくうるくると おいらめとろのつむぢ旋風 ソフトハットをなびかせて シベリア・ケーキにお茶でも飲んで ギンザのキネマに行きたいナァ 踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも あなたなんだかおセンチね もうすぐ外地へお出征しね あたしも最後のパアマネント この髪乱して踊りたい 踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも 今宵かぎりのダンスホール 扉閉ざせば あすしれぬ 今風立ちぬ いざ征かん あすは 異邦のつむぢ旋風 踊ろうか 踊りましょう どうせ 今宵かぎりぢゃない | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 私の名は朝子です。 齢は十八、身長は百六十三センチです。 自分では綺麗な方だと想っています。 今、髪は短いですが、ぢき長くなると想います。 お酒はまだあまりのめませんが、 ブルースとタンゴぐらいは踊れます。 今宵限りのダンスホール あなたのリードでステップ踏めば お別れするのに夜会服が 何とか明日もくうるくると おいらめとろのつむぢ旋風 ソフトハットをなびかせて シベリア・ケーキにお茶でも飲んで ギンザのキネマに行きたいナァ 踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも あなたなんだかおセンチね もうすぐ外地へお出征しね あたしも最後のパアマネント この髪乱して踊りたい 踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも 今宵かぎりのダンスホール 扉閉ざせば あすしれぬ 今風立ちぬ いざ征かん あすは 異邦のつむぢ旋風 踊ろうか 踊りましょう どうせ 今宵かぎりぢゃない |
森の小人森の木陰で ドンジャラホイ シャンシャン手拍子足拍子 太鼓たたいて 笛ふいて 今夜はお祭り 夢の国 小人さんがそろって にぎやかに ア ホイホイヨ ドンジャラホイ おつむふりふり ドンジャラホイ かわいいお手手で 踊り出す 三角帽子に 赤い靴 お月さん にこにこ森の中 小人さんがそろって おもしろく ア ホイホイヨ ドンジャラホイ お手手つないで ドンジャラホイ ピョンピョン はねはね輪になって 森の広場を 廻ります 今夜は明るい 月の夜 小人さんがそろって 元気よく ア ホイホイヨ ドンジャラホイ みんなで楽しく どんじゃらほい チョンチョン お手手を打ち合って 夢のお国の森の中 そろいのお服で 踊ります 小人さんがそろって 楽しそうに ア ホイホイヨ ドンジャラホイ | あがた森魚 | 山川清・玉木登美夫 | 山本雅之 | | 森の木陰で ドンジャラホイ シャンシャン手拍子足拍子 太鼓たたいて 笛ふいて 今夜はお祭り 夢の国 小人さんがそろって にぎやかに ア ホイホイヨ ドンジャラホイ おつむふりふり ドンジャラホイ かわいいお手手で 踊り出す 三角帽子に 赤い靴 お月さん にこにこ森の中 小人さんがそろって おもしろく ア ホイホイヨ ドンジャラホイ お手手つないで ドンジャラホイ ピョンピョン はねはね輪になって 森の広場を 廻ります 今夜は明るい 月の夜 小人さんがそろって 元気よく ア ホイホイヨ ドンジャラホイ みんなで楽しく どんじゃらほい チョンチョン お手手を打ち合って 夢のお国の森の中 そろいのお服で 踊ります 小人さんがそろって 楽しそうに ア ホイホイヨ ドンジャラホイ |
赤色エレジー愛は愛とて何になる 男一郎 まこととて 幸子の幸は何処にある 男一郎ままよとて 昭和余年は春も宵 桜吹雪けば情も舞う さみしかったわどうしたの おかあさまのゆめみたね おふとんもひとつほしいよね いえいえこうしていられたら あなたの口からさよならは 言えないことと想ってた はだか電燈舞踏会 おどりし日々は走馬燈 幸子の幸は何処にある 愛は愛とて何になる 男一郎まこととて 幸子の幸は何処にある 男一郎ままよとて 幸子と一郎の物語 お泪頂戴ありがとう | あがた森魚 | あがた森魚 | 八洲秀章 | | 愛は愛とて何になる 男一郎 まこととて 幸子の幸は何処にある 男一郎ままよとて 昭和余年は春も宵 桜吹雪けば情も舞う さみしかったわどうしたの おかあさまのゆめみたね おふとんもひとつほしいよね いえいえこうしていられたら あなたの口からさよならは 言えないことと想ってた はだか電燈舞踏会 おどりし日々は走馬燈 幸子の幸は何処にある 愛は愛とて何になる 男一郎まこととて 幸子の幸は何処にある 男一郎ままよとて 幸子と一郎の物語 お泪頂戴ありがとう |