今日のうたコラム - 歌ネット|歌詞検索サービス「歌ネット」

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  • 上野優華
    どれもその子が選んだ幸せの形。
    どれもその子が選んだ幸せの形。

    上野優華

    どれもその子が選んだ幸せの形。

     2023年3月22日に“上野優華”がニューアルバム『恋愛シグナル』をリリースしました。アルバムには、androp・内澤崇仁が書き下ろした新曲「恋をしました。あなたに」や、NakamuraEmiによる提供曲「チョコかアイス」を含む全10曲が収録。さらに、初回限定盤に同梱されるBlu-rayには『上野優華 ONEMAN LIVE TOUR 2022 ~冬の夜長と片想い~』初日・渋谷公演の模様が収録!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“上野優華”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。今回は第1弾。綴っていただいたのは、今作『恋愛シグナル』にまつわるお話です。今、「好き」を抱えているあなたへ。恋をして日々、感情に大きく振り回されているあなたへ…。さらに今回は“音声版”もございます!上野優華本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 きっとこの恋は、もうあと一歩踏み込んでしまえば 私は抜け出すことが出来ない。   でも、もうあと一歩踏み込んだ世界は 今までとは比べられないほどキラキラ輝いているかもしれない。   進んでみないと分からないけど そのたった1歩で私の見える全てが良くも悪くもなってしまう。   恋をして、その感情に振り回されない人なんていないと思う。 自分のことが大好きになる恋愛もあれば、自分のことが大嫌いになる恋愛だってある。   その位人生が大きく変わってしまう。   赤信号なのか、青信号なのか。 分かりやすく誰かが示してくれたらいいけど それを見定めるのは自分しかいない。   んーん。 示してくれたとて意味ないのかもしれない。   いつだって、誰だって、 前を向いて歩いてるわけじゃないから。 信号に気づけないくらい俯いてる時だってあるし、周りが見えないくらい没頭することだってある。     特別だと言われて嬉しくなったり ほんと、そういうとこだよ?って呆れてるくらいあの人のことを知ってる私に嬉しくなったり くだらない毎日がこんなに愛しくて、この日々を守りたいと思ったり   それも恋だけど   どうせならもっと上手く騙してよって あの子に負けたわけじゃないなら、これ以上悲しい芝居をさせないで欲しいって そう願うほどあの人じゃなきゃダメな自分がいる   それも、在るべき形じゃないかもしれないけど きっと恋だよね。   どれも切実な気持ちで どれもその子が選んだ幸せの形。   色んな気持ちになって書いて、歌っていて気づいたのは 恋の始まりにも、終わりにも 共通してあるのは「好き」という気持ちがあること。   始まりにはもちろん、 嫌いになって恋が終わるなんていうのは 私の「好き」が抱えきれないほど大きくなってしまって、どうしようもなくて この「好き」を受け止めて貰えなくなった時にきっと恋が終わるんだと思いました。   どんな場面でも こんなに恋という言葉が出てくるコラムってあるのかな? その位「恋する心」に向き合って出来上がったアルバムです。 <上野優華> ◆New ALBUM『恋愛シグナル』 2023年3月22日発売   <収録曲> 1. ジコアイキセイ 2. imu 3. 恋をしました。あなたに 4. Cinema 5. そうゆうとこ。 6. フラッシュバック 7. チョコかアイス 8. Amber 9. ジャスミン 10. 分かってくれない

    2023/03/16

  • Hakubi
    自分が自分であることに向き合い、肯定していくために。
    自分が自分であることに向き合い、肯定していくために。

    Hakubi

    自分が自分であることに向き合い、肯定していくために。

     2023年3月15日に“Hakubi”がニューアルバム『Eye』をリリース!2枚目のフルアルバムとなる今作は、新作RPG『メメントモリ』キャラクターテーマソングとして書き下ろされた「Twilight」、ピッコマTVCMソングに起用された「あいたがい」、ドラマ『青春シンデレラ』主題歌に起用された「君が言うようにこの世界は」、今年1月から放送のTVアニメ『ノケモノたちの夜』エンディングテーマ「Rewrite」を含む全10曲を収録。    さて、今日のうたコラムでは、“Hakubi”の片桐(Vo/Gt.)による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、アルバムタイトル曲「 Eye 」にまつわるお話。自分が嫌になって、自分が自分であることから目を逸らしたくなるそんなとき、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 3ヶ月連続コラム、今回で最終回となります。 文章を書くのがとても好きなので、 書かせていただけるのが嬉しいです。   この原稿を書いているのはリリース一週間前で、 2nd Full Album『Eye』のリリースが近づき、 新曲を聴いて貰える楽しみな気持ちと、 どう感じて貰えるんだろうという緊張で 毎日ソワソワしています。   今回は、3月1日に先行配信を開始した楽曲、 「Eye」についてのお話です。   アルバムとタイトルと同じ、ということで 「Eyeを軸にアルバム制作をしたのですか?」 と、インタビュー等でよく聞かれるのですが 10曲中9曲が出来上がった段階で、 『Eye』というアルバムタイトルをつけてから 最後のピースを埋めるように作ったので、 アルバムの中では一番最後に作られたのでした。   自分が自分であることに向き合い、 肯定していくために作った「Eye」という楽曲、 僕と君のお話。     -E y e-     君はいつも不機嫌そうな顔をしてこっちをみる。 だから僕も、もっと不機嫌になってしまう。     そんなことを繰り返して、 目を合わすことも嫌になってしまっていたね。     でも、ある日 君は泣いていて、 涙はなくても泣いていて、 それをわかってあげられるのは 世界でたった一人僕だけだって気づいたんだ。     そうしたら涙が溢れてきて、 君の頬に涙が一筋流れて、 一緒になって情けない顔で泣いたんだ。     僕は君を世界で一番よく知っていて、 君は僕を世界で一番よく知っている。     おはようから、おやすみまでの1日も、 情けなくて嫌なところも、 少しずつ好きになってきたところも、 全部全部よく知ってる。 全部全部誰よりもわかってる。     いくら目を逸らしたって、 君は僕で、僕は君なんだから、 それなら堂々と 君と目を合わせてやる。     君と何度もぶつかってきた 傷だらけの僕が言うんだ。 こころから。     そのままでいいんだよ と、僕は君に言う。     君は君でいいんだよ と、僕は君に言う。     生きていていいんだよ、と と、僕は君に言うんだ。       3ヶ月ありがとうございました。 今回で最終回となります。 また機会があれば、 歌詞でも、こう言ったコラムでも 私の言葉を読んでくれると幸いです。       <hakubi 片桐> ◆紹介曲「 Eye 」 作詞:片桐 作曲:Hakubi ◆ニューアルバム『Eye』 2023年3月15日発売 初回限定盤[CD+DVD] PCCA-06178 ¥4,000(税込) 通常盤[CD ONLY] PCCA-06179 ¥3,000(税込) ◆ライブ情報 ●Hakubi one-man tour 2023 -Eye to Eye- 2023年4月1日(土) 福岡 LIVEHOUSE CB(17時30分開場/18時開演) 2023年4月2日(日) 岡山YEBISU YA PRO(17時30分開場/18時開演) 2023年4月7日(金) 名古屋ELL(18時30分開場/19時開演) 2023年4月8日(土) 金沢vanvanV4(17時30分開場/18時開演) 2023年4月15日(土) 札幌BESSIE HALL(17時30分開場/18時開演) 2023年4月23日(日) 仙台MACANA(17時30分開場/18時開演) 2023年4月27日(木) 大阪 BIGCAT(18時15分開場/19時開演) 2023年4月30日(日) 東京LINE CUBE SHIBUYA(17時開場/18時開演)   ▼チケットご予約はこちら https://w.pia.jp/t/hakubi/

    2023/03/15

  • ゴホウビ
    “似合う”と“好き”
    “似合う”と“好き”

    ゴホウビ

    “似合う”と“好き”

     男女混声豆腐メンタル4人組バンド“ゴホウビ”が、2023年2月8日に新曲「kissしよ」をデジタルリリースしました。白雪姫がモチーフとなっている今作。主人公の王子様が、姫に対して強がってしまい、「ごめんね」が言えず、もっとも伝えたい「アイラブユー」をなかなか伝えられないという、カップルにありがちな何気ない日常が描かれております。おとぎ話だけではない、現代人の心にも刺さるカップル向けラブリーソング…!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“ゴホウビ”による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回は第2弾です。綴っていただいたのは、彼らのメジャーデビュー曲「 好きな服 」にまつわるお話。自分に“似合う”ものと“好き”なものは必ずしも一致しない。それならどちらを選ぶ方が幸せなのか…。そう考えたことがあるあなたへ。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 最近SNSで、“骨格・肌色診断”をよく見かける。 これで大体自分にどんな服が似合うかわかる。   でも、“似合う”と“好き”が一致するとは限らない。 私も試してみたけれど、好みとは真逆の服をあてがわれた。   じゃあ好きな方を選べばいいじゃんと思うかもしれないが、これまた好きな服を着て似合ってないことに開き直れなかったりする。難儀!   小さな画面越し、私の理想を着こなす見知らぬ誰かが「自分らしく生きよう」とこちらに微笑みかけてくる。そっとスマホを伏せる。   こんだけ比較対象がわんさか溢れるこの世界で、“自分なんか”って感情が生まれること、否定しないでほしいよな。自分は自分、人は人、わかっちゃいるけど強くなれないから強がるしかない日もあるよ。未だに思うもん、選ばなかった道を進んだ方が幸せになれたんじゃないかって。弱っちくて嫌になるよ。   それでも私はなんだかんだ“好き”を選んでしまう体質で、ここまで来てしまいました。あちゃー! もう醒めるまで「好き」を追及してみようと思います。一生“完璧”にはなれないけど、だから苦しくて、憧れ続ける。       どちらを選ぶ方が幸せか、それは本当に人それぞれ。考え抜いて選んだ答えに間違いなんてない。   だけどもし今、“好き”と“似合う”の間であなたが揺れているのなら、自分の心に従ってみるのも悪くないかもしれませんよ。   “好き”は奇跡の出会いだよ。   さて明日は何着よう。   <ゴホウビ・スージー> ◆紹介曲「 好きな服 」 作詞:スージー 作曲:スージー・cody

    2023/03/14

  • 中村ゆりか
    女の子の恋愛には影がつきもの。
    女の子の恋愛には影がつきもの。

    中村ゆりか

    女の子の恋愛には影がつきもの。

     2023年3月1日に“中村ゆりか”が1st EP盤『Moonlight』をリリースしました。「月」をキーワードにアートワークされたビジュアルは、月明かりに照らされているような色彩で、中村ゆりかの妖艶な表情が魅力的。作詞作曲を恋愛ソングのカリスマ・CHIHIROが手がけた4曲が収録されており、リアルな女性の心情などを歌った楽曲になっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな中村ゆりかの最新作の楽曲を手がけた“CHIHIRO”による歌詞エッセイをお届け。今作の“『Moonlight』=月”というコンセプトにはどのようにたどり着いたのか。そして収録曲「 浮ついたHeart 」「 分かっていても 」「 Positive 」に込めた想いを綴っていただきました。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 月の光は色んな意味がある。 暖かさ、静けさ、冷たさ、美しさ。   中村ゆりかというアーティスト像に 謎めいた魅力のある月のイメージがすごくマッチして 「Moonlight」というコンセプトでEPを書き上げた。   光と影。 女の子の恋愛には影がつきもの。 その影を光に持っていける音楽で表現できたらいいねって二人でよく話してた。   浮気された女の子の気持ちを書いた「 浮ついたHeart 」。   浮気って心を抉られる。 そして時間が経ってもトラウマにもなる。 そんな時に悲しくても強く吹っ切っていくための曲を書いた。   気づかなきゃよかったんだ 早々に気付いてよかったかな 君の嘘も浮ついたHeart 私だけじゃなかったLover 笑ってしまうよね 一番好きな人にね 一番されたくなかったこと 君はしたんだ もう嫌い   そして 叶わない恋を諦められない気持ちを書いた「 分かっていても 」 最初から二人を隔てるものが多かった。 絶対恋しちゃいけない人を好きになった。 君の肩書き、離れた数字。 危険信号が点滅してるのに進みたくなって 葛藤しながら恋をしている女の子を描いた。 君と結ばれる世界線を信じて。   終わる点滅 2人はRed light 青にはきっと戻れない 君と結ばれる世界線 どこかにあると信じてる   EPのラストに入れたのは 女の子が強く自信を持って生きようというメッセージの「 Positive 」   傷ついたりするしどん底な日だってあるけど めげないで前を向くの。 ここで成長するか停滞するかは自分次第。 どうにかなるからポジティブに進もう。 そんな応援歌になれるような曲。   どうにかなるMy life どうにでもなるし Positiveにいこう どうにかなるMy life どうにでもなるし Aggressiveにいこう   綺麗な言葉じゃなく 苦しみも含んだような言葉を書いたのは それがリアルだから。   人生山もあれば谷もあるし 光を浴びる日もあれば、影を感じる日もある。   ふと心が癒されたい日に このEPが心を照らす音楽になれば嬉しいです。   ゆりちゃんの素敵な声と共に。   <CHIHIRO> ◆紹介曲 「 浮ついたHeart 」 作詞:CHIHIRO 作曲:CHIHIRO 「 分かっていても 」 作詞:CHIHIRO 作曲:CHIHIRO 「 Positive 」 作詞:CHIHIRO 作曲:CHIHIRO ◆1st EP盤『Moonlight』 2023年3月1日発売   <収録曲> M1.浮ついたHeart M2.Lovely Baby M3.分かっていても M4.Positive M5.浮ついたHeart(Instrumental)  M6.Lovely Baby(Instrumental) M7.分かっていても(Instrumental) M8.Positive(Instrumental)  

    2023/03/13

  • 牛来美佳
    勝手な使命感が動かした、失ったモノたちが教えてくれたこと。
    勝手な使命感が動かした、失ったモノたちが教えてくれたこと。

    牛来美佳

    勝手な使命感が動かした、失ったモノたちが教えてくれたこと。

     2023年2月22日に“牛来美佳”がメジャーデビューシングル「いつかまた浪江の空を」をリリースしました。彼女は東日本大震災後、避難先で活動を続ける、福島県浪江町出身のシンガーソングライター。タイトル曲は、震災前に浪江町のイベントで知り合った音楽家・山本加津彦との共作で、2015年にYouTube上にて発表。その後、合唱曲としてもじわじわと全国に広がり、昨年配信限定でリリース。そして今年のCD化に繋がりました。    さて、今日のうたコラムでは、そんな“牛来美佳”による歌詞エッセイをお届けします。歌手になる夢を抱き始めた頃、東日本大震災の経験、「伝えるための歌を歌い続ける」という決心、そして生まれた「 いつかまた浪江の空を 」という楽曲。今ここにたどり着くまでの軌跡と想いを、歌詞と併せて受け取ってください。さらに今回は“音声版”もございます!牛来美佳本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 8歳の時から夢見ていたのは歌手になること。 教室の窓からいつもの景色を眺めながら、 言葉というものなのか…想いというものなのか… ノートや教科書の隅に書き綴る。 その頃から一人遊びのように癖になってた。   福島県内ではあったものの中学を卒業して親元を離れ、 密かに歌手になる夢に向かっていくつもりだったが、 出逢ったライブハウスの店長とのご縁で、 イベントのステージでカバー曲を歌うシンガーとして、 何度かステージに立っただけ。 オリジナルの制作や本格的な音楽活動は一切なく、 ただただ歌手という夢に恋をしているような私だった。   19歳の時に娘を授かり、それを機に帰郷し20歳で出産。 間もなくシングルマザーとして娘を育てる日々。 周りはこれからやりたいことを見付けて夢を追いかけていく時。 だけど私は生活や育児に追われていく日々で、 同世代の子たちとは全く違う環境(状況)だった。       そして私は東日本大震災を経験する。 まして原発事故により全町民強制避難指示区域となり、 着の身着のまま突然の避難を余儀なくされた。 福島県内は勿論、新潟県内などあちこち転々と避難した後、 当時5歳だった幼い娘と2人で群馬県に辿り着いた。   避難先で見える景色はその地域にある当たり前の姿。 私たちにとっての当たり前の日常はどこの場所にも重なることはなく、 あの浪江町にあった全てという全てが当たり前の日常だった。   町は存在しているのに自分たちが住んでいる家にも、 町に入ることさえ許されない。 って本当に意味が分からない現実が起こった。       大地震により崩壊している建物も、 大津波で救助隊を待っていた命たちも、 そのまま…そのまま突然に町から人が居なくなった。 そんなことが現実に起こっていること。   心の叫びは限界を超えて、 とにかく伝えなきゃ、伝えなきゃ…と 強い想いと共に焦りを感じていた。     安否確認後に電話してきた 10代の頃に出逢ったライブハウスの店長。 「美佳、こんな時だからこそ歌わないか? 10代の頃いつかオリジナル曲つくろう って言ってそのままだったしさ…。」   とにかく伝えなきゃ…と思い繰り返す中で、 その電話の声を思い出した。 気付いた時には「私、うたう。だから協力して欲しい」と電話をしていた。 震災から3ヶ月後のことだった。 福島と群馬を行ったり来たりしながら生まれて初めての作曲。 無知ながら自主制作でCDを作る作業に取り掛かり、 2012年3月にミニアルバムを完成させた。   「伝えるための歌を歌い続ける」と決心し、 私はシンガーソングライターとして活動し始めた。   強制的に町を去らなくてはならなかった現実は、 どんな言葉を並べても全てを表現できない。 当たり前にあるこの瞬間、瞬間がこんなにも愛おしいということ。 そして私は伝えるための歌を歌い続けていきたい。 その目の前にある日常が私たちにとって愛おしい日々。 震災があって良かったなんて思うことはこれまでもこれからも決して無いこと。 だけど震災がなければ出逢えなかった沢山の方々とのご縁が私の支えであり、 一つひとつの巡り合わせに心から感謝している。   音楽家・山本加津彦さんと共作し2015年に発表した「いつかまた浪江の空を」。 発表から7年の月日を経てキングレコードから配信リリースになり、 また更に約1年越しに同レコード会社からCDリリースとなった。   傷ついた心を癒せぬまま、震災直後に音楽を通して伝えることを決心した。 本当は孤独に歌っていたような気持ちもあったけど、 諦めない気持ちと伝え続ける想いがゆっくりゆっくりと時と共に歩いている。   この楽曲に込めた想い… いつかまた浪江の空の下で沢山の人々たちの笑顔が溢れ、 当たり前の日常が、生活の音が、自然の鳴き声たちと共に ありふれることを心から願い、祈りを込めてずっと歌い続けてきた大切な楽曲です。   浪江で会おう…。   <牛来美佳> ◆紹介曲「 いつかまた浪江の空を 」 作詞:牛来美佳・山本加津彦 作曲:山本加津彦 ◆「いつかまた浪江の空を」 2023年2月22日発売 配信: https://king-records.lnk.to/namienosora_gorai2023   <収録曲> 1.「いつかまた浪江の空を」 2.「菜の花のきみへ」 3.「幸せのカタチ~I think this is Love~」

    2023/03/10

  • ドレスコーズ
    《ぼくらの孤独について。》
    《ぼくらの孤独について。》

    ドレスコーズ

    《ぼくらの孤独について。》

     2023年3月8日に“ドレスコーズ”が「ドレミ」7inchレコードをリリースしました。タイトル曲は、3月17日(金)より公開の映画『零落』(監督:竹中直人 / 原作:浅野いにお)の主題歌となっており、現在各サブスクリプションサービスにて好評配信中です。7inchレコードには、主題歌「ドレミ」と劇中歌「スーパー、スーパーサッド」のオリジナル音源が収録!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ドレスコーズ”の志磨遼平による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 ドレミ 」にまつわるお話です。孤独とは何なのか。孤独でなくなるための方法はあるのか。そしてそれは自分を救ってくれるのか…。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 「読書を好むのは孤独な者だけだ、なぜなら他人といる時間に本は必要ないからだ」というようなことを昔、誰かが言っていた。   今までに本を読んだ時間は今までお前が孤独だった時間だ、と。   というそのことばすら本で読んだし、そのとおりだね、と思ったがなにしろひとりなので口には出さずに思うだけにした。   ならば部屋中が本で埋もれたぼくの孤独は推して知るべし、といったところである。今ではテーブルの上まで本に占領され、いつも床に座ってごはんをぱくぱく食べている。もはや家賃を払うのはぼくじゃなくて本だと思う。   そう思ったところで、本はますます増えていく。ある日のぼくが買って帰ったのは、浅野いにおの『零落』という漫画だった。これもまた孤独について描かれた本だった。   ぼくにはぼくの本の山と同量かそれ以上の《口には出さずに思うだけにした》ことばがあって、それはたまたまひとりだからそうしたわけだけれど、たとえ誰かといたって口に出したかどうかはわからない。   なぜなら、そんなことを誰かに言ったところで、わかってもらえないかもしれないからだ。   わかってもらえないなら口に出したってしょうがないし、わかってもらえないならそれは「孤独」とおんなじだ。   誰といたって、いつも孤独が部屋を占領している。テーブルの上まで。孤独は家賃を払ってくれない。   『零落』は、れいらく、と読む。《零落れる》と書いておちぶれる、とも読む。   主人公の深澤は漫画家である。かつては人気作家だったが人気が続かず、おちぶれる。周囲が求めるものと自らの作家性に折り合いがつかずスランプにおちいる。かつての理解者はみな、手の平を返すように深澤のもとを去ってゆく。   創作を志した者であれば誰もが身につまされる話だ。   そんな話が、竹中直人監督の手によって映画化され、まさかのぼくが主題歌(と劇伴音楽)を担当する運びとなった。   スクリーンに映っていたのは、あの「部屋いっぱいの孤独」だった。   深澤の仕事部屋、妻と猫が待つ家、ちふゆと過ごすラブホテル。どのシーンでも、誰と過ごしていようとも、そこに映っているのは深澤の孤独だけだった。   かつてそんな歌を聴いたことがある。ぼくが思い出したのは、意外にもザ・ブルーハーツの“月の爆撃機”だった。   《ここから一歩も通さない/理屈も法律も通さない/誰の声も届かない/友達も恋人も入れない》   勇壮な曲調にまどわされそうになるが、ぼくはこれをなんてかなしい歌だ、と思った。   友達も恋人も入れない場所が、ぼくらにはある。かなしいことに。   それは自分の最後の砦(とりで)だ。誰にも指一本ふれさせないものをしまってある、幾重にも鎖をかけた扉の奥の部屋だ。   深澤は、その扉の前に立って苦悩する。「誰にでもわかるものを作る」ことは、その最後の砦を他人に明け渡すことだ。その部屋を土足で荒らされるということだ。   そんなことになるくらいなら。わかってたまるか。   『零落』のために書き下ろすならそんな歌だ、とぼくは考えた。竹中監督からの「"Don't Let Me Down" のような曲はどうだろう」というヒントに基づいて、題は“ドレミ”」とした。   (ビートルズがその歴史の終焉間際に生んだ“Don't Let Me Down”もまた、かなしい歌だ。「俺をがっかりさせるな」というジョンの叫びを、隣にいたポールは一体どんな気持ちで聴いていたんだろう)。   ぼくらが「孤独」でなくなるためのたったひとつの方法は、心の扉を開くこと。幾重にも鎖をかけた、例のあの扉を。   そしてきみはその大切ななにかを、だまって相手に差し出せばいい。   そうすればきみはきみではなくなって、誰かのものになれるだろう。孤独じゃないとは、そういうことだ。   でも、そんなことになるくらいなら。   おねがいベイビー、わかんないで。もう、ぼくのことなど。   そんなとびきりかなしい歌を、とびきりかなしい映画とその原作のために。     2023年 3月 ドレスコーズ 志磨遼平 ◆紹介曲「 ドレミ 」 配信: https://dress.lnk.to/doremilink 作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平   

    2023/03/09

  • ズーカラデル
    歌詞の内容って実体験なんですか?
    歌詞の内容って実体験なんですか?

    ズーカラデル

    歌詞の内容って実体験なんですか?

     2023年3月8日に“ズーカラデル”がMini Album『ACTA』をリリースしました。2022年にリリースした「ピノ」「ダダリオ」「都会の幽霊」に加え、新曲4曲を含む全7曲を収録。タイトルの『ACTA』は、ゴミや塵を意味する“芥”が由来であり、日々生活する中で切り捨られてしまうような感情を掬い上げて紡いだ作品となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ズーカラデル”の吉田崇展による歌詞エッセイをお届け! 彼が質問されて困る「歌詞の内容って実体験なんですか?」という問い。正しく伝わるように説明するなら…。その答えを改めて、正直に、丁寧に、綴っていただきました。 「歌詞の内容って実体験なんですか?」という質問をされて、困ることがたまにある。   “なんとなくその場を繋ぐのに丁度良い質問”として投げかけられているということは分かるのでサラッと答えたいのだけれど、話が下手なので「実際に体験した、という意味では実体験ではないのですが、歌の結末として描かれた感情は私が確かに感じたことがあるもので、しかしそれらは脳内物質によって引き起こされた虚像なので…」とかモニョモニョ喋っていたら、ああ、本当に興味が無さそうな顔をしている。   本当はこっちだって「全部妄想です」とか「目の前で起こったことを紙に書き写すだけです」みたいなシンプルでポップな回答をしたいのだけれど、嘘をつくのも良くないので、仕方なく正直に話す。正しく伝わるようにすると、話がどんどん長くなってゆく。   「歌詞の中の登場人物にはそれぞれモデルがいて、それは現在、あるいは過去の意中の女性だったり、友人、家族、SNSや道ですれ違っただけの知らないおじさんという場合もあります。   この人々はほとんどの場合、完全な姿では曲中に登場しません。例えば、これは実際に私が書いた曲なのですが、歌詞のある行でかつての恋人が現れて、再び私の前から立ち去って行く。かと思うと別の行では、彼女はテレビの中でしか見たことのない見目麗しい女性の姿になって私に微笑みかけるのです。   こうやって少しずつ折り重なったばらばらのイメージがサウンドと混ざり合うことによってひとつの像を結ぶといった塩梅です。   曲中では男性が女性として登場したり、その逆もあります。彼らと私が現実とは違う関係を持つこともあります。先程“かつての恋人”という例を紹介しましたが、そのモデルになった方とは私、一度も交際したことはありません。   他にもロックンロールだの夢や友情だのといった概念を擬人化して登場させる場合もあります。彼らは皆この虚な世界で確固たる“個”を持ち続けて生きているので、とても鮮やかに物語を紡いでくれます。それを敢えて腐してあげるのも楽しいです。全ての物事は一面的な視点で語り尽くせるものではないですから。   あるいは道端の石ころや架空の獣、原子力発電所の歌なんかも書いたことがあります。石ってなんか泣けませんか? そうでもない? ええそうですか。人にはそれぞれ感性がありますからね。ところで歌詞における意味の連続性が… <ズーカラデル・吉田崇展> ◆4th Mini Album『ACTA』 2023年3月8日発売 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/ACTA   <収録曲> 1. シアン 2. ラブソング 3. 怪光線 4. ダダリオ 5. ピノ 6. 流星群 7. 都会の幽霊 ◆『ACTA』全曲Teaser 

    2023/03/08

  • センチミリメンタル
    僕の音楽人生を揺るがす出来事。
    僕の音楽人生を揺るがす出来事。

    センチミリメンタル

    僕の音楽人生を揺るがす出来事。

     2023年2月5日、様々なアーティストへの楽曲提供でも知られる温詞(あつし)のソロプロジェクト“センチミリメンタル”の新曲「ひとりごと」が配信スタート!今作はドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』の主題歌として書き下ろした楽曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“センチミリメンタル”の温詞による歌詞エッセイをお届け!今回が最終回です。 第1弾 では新曲「 ひとりごと 」の制作過程を、 第2弾 ではその歌詞に込めた想いを明かしてくださいましたが、最終回は自身が音楽に触れ、歌を作るようになるまでのお話。彼の僕の音楽人生を揺るがしたとある出来事とは…。今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 新曲「ひとりごと」リリースに伴ってのエッセイも今回で区切り。 前々回では楽曲が出来上がるまでの話、前回では楽曲の内容について詳しく掘り下げたので、今回は、僕が音楽に触れ、そして歌を作るようになるまでの話を出来たらと思う。   昔から、心の動きを言葉にするのが好きだった。 題名の付けられていないピアノ練習曲たちに、ひとつひとつ題名をつけていたことを覚えている。 この曲は力強いけど、どこかのんびりしているから「ライオンのお昼寝」とか。 そうして音楽に言葉をつけていくと、輪郭が増していくような感覚があった。   僕が本格的に作曲を始めたのは小学2年生からで、その時作っていたのは言葉のないピアノ曲たちだったけれど、今思えばその曲たちのタイトルを決める瞬間がとても好きだった記憶がある。   幼少期からクラシック音楽をやっていたのだが、実はずっと引け目に思っていることがあった。それは、楽曲が自分の中に入ってこない、染み付いていかない感覚。   無論、クラシック音楽が嫌いなわけではなかった。むしろ、聴いていて、弾いていて心地の良い素晴らしい音楽文化だと思っている。でも、それでも染み付いていかない。   それを顕著に感じるきっかけになったのは、どうも自分がクラシック音楽の題名を覚えれないということだった。 繰り返し聴いた曲はおろか、弾いた曲でさえも時折題名が出てこない。曲そのものと題名が脳内できちんと一致していないのだと思う。   だから、自作曲に向き合う時間が好きだった。 これは自分がその音や、それを弾く上で感じた心情をそのまま自分で命名しているのだから、間違えようもないし、変な引け目を感じずに済んだからだ。   そんな中、僕の音楽人生を揺るがす出来事が起きた。   それは、忘れもしない、僕が小学5年生の時。 家族と一緒にドラマ『1リットルの涙』を観ていた。 切ない物語に胸を揺さぶられている中、とある楽曲が劇中歌として流れてきた。 レミオロメンの「 粉雪 」という曲だ。   脳内に電撃が走ったような感覚があった。美しいサウンドの上に乗っかる、力強い歌声、言葉たち。 音楽が、心臓を貫くように、まっすぐに入り込んでくる。 これだ、と思った。 僕の好きな音楽は、やりたい音楽はこれだったんだ、と気付くきっかけとなる瞬間だった。   その衝撃を忘れられず、僕は中学生の頃からピアノ曲ではなく、歌を作るようになった。 言葉を書くことはずっと好きなままだったので、小学生の頃からよくポエムを書いたりはしていたから、オリジナルの歌を作り始めることはとても自然で、心地よいことだった。   言葉はまるで宇宙のようで、その中を駆け巡って僕はどこへだっていける気がした。 思考も、願いも、妄想空想も、言葉は全部カタチとして僕に応えてくれた。 小説を書いたりした時期もあったけれど、僕の中では言葉と歌声がひとつになった時の衝撃を越えられなかった。   それからもう随分長いこと経つけれど、僕は飽きもせず歌を作り続けている。 心の中に閉じ込めた思いを、声に出し、音に乗せて、歌い続けている。   今もなお思う。言葉は宇宙だ。 無限の可能性があるからこそ、その暗闇の中に迷い込んでしまうことも度々ある。 でも、その中で君と一緒に迷って、探して、傷つけ合って、支え合って、繋がっていたい。   だから、僕はずっと、言葉を“歌”というラッピングに包んで君に手渡していく。 <センチミリメンタル・温詞> ◆新曲「 ひとりごと 」 2023年2月5日配信 作詞:温詞 作曲:温詞

    2023/03/07

  • ゆいにしお
    「女の子」はなんなのか。
    「女の子」はなんなのか。

    ゆいにしお

    「女の子」はなんなのか。

     2023年2月15日に“ゆいにしお”が新曲「会いたいな今夜」を配信リリースしました。ドラマ『来世ではちゃんとします3』エンディングテーマとして書き下ろされた同曲。歌詞は作品の主人公である大森桃江をイメージしたアップナンバー。編曲家としてPEOPLE 1等の楽曲にも参加する“Hajime Taguchi”氏を迎え、打ち込みサウンドを駆使した軽快なトラックに仕上がっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ゆいにしお”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「 会いたいな今夜 」にまつわるお話です。ずっと「女の子」という定義に振り回されてきたというゆいにしお。あるとき出会った詩とは。そして「女の子」とは何なのでしょうか…。さらに今回は“音声版”もございます!ゆいにしお本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 思えばずっと、「女の子」に振り回されてきたような気がする。   女の子、女の子、女の子。こんなにも定義が曖昧で、多義的な言葉があるのでしょうか。   中学から大学まで女子校に通っていたときも、母親から「女の子らしくしなさい」と言われたときも、とうとう「女の子」はなんなのかわからなくなった。   「女の子」でいようと無理して型に押し込めてみたり、逆張りで「女の子」からはかけ離れた存在になろうと意識してみたり。   そんななかで、出会った詩がある。   What are little girls made of? What are little girls made of? Sugar and spice And all that’s nice, That’s what little girls are made of.   私なりのめちゃくちゃな訳をすると、   女の子は何でできているの? 女の子は何でできているの? お砂糖とスパイス、 それと素敵なもの全部 そんなものでできているよ   これを聞いて、「確かに」と思う人もいると思う。でも、私は「お砂糖とスパイスで女の子になれるのなら、こんなに今苦労してねえよ」と思ってしまったのだった。   お砂糖とスパイスでできているものこと、女の子に対して、この世は定義づけに厳しい。というか、女の子が神格化されすぎていると思う。   万物はかわいい女の子として擬人化されていく。 「今日は女子会!」という言葉に、「女の子っていう年齢か?」なんてささやきを耳にする。   でも、綺麗な色のコートを着てショーウィンドウを覗いたりして、「私はお砂糖とスパイスでできているかも」なんて日もある。   たとえお砂糖とスパイスでできていなくたって、誰でも「女の子」を名乗っていい。 誰かを愛さなくても、誰にも愛されていないと思っていても。   『会いたいな今夜』は、恋人にしてくれない人を思い続ける歌だけど、「女の子」でいたい人にも聞いてほしい1曲だ。   私もこの曲を聴いていたら、「女の子」に振り回されることを忘れられそう。   <ゆいにしお> ◆紹介曲「 会いたいな今夜 」 作詞:ゆいにしお 作曲:ゆいにしお

    2023/03/06

  • lynch.
    その先にある“感動”を掴む為に。
    その先にある“感動”を掴む為に。

    lynch.

    その先にある“感動”を掴む為に。

     2023年3月1日に“lynch.”がニューアルバム『REBORN』をリリースしました。今作ではメンバー全員が曲作りを行い、それぞれが作曲した楽曲(全10曲)が収録。一時活動休止や武道館公演の大成功を経て、変わらない部分と進化した部分が交わり“lynch.の今”をより色濃く放つ作品に。そのタイトルの通り、復活を遂げた今だからこそ生み出された渾身の作品に仕上がっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“lynch.”の明徳による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作『REBORN』にまつわるお話です。“REBORN=生まれ変わる”というタイトルを掲げるアルバムにたどり着くまでに経験したこと、体感したこと、気づいたこと…。ぜひ楽曲と併せて、エッセイを受け取ってください。 映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観た。 もちろんこれはバスケの話なんだけど、湘北バスケ部を自分のバンドに置き換えて、この作品を観てしまったバンドマンは結構多いんじゃないかなと思った。ここではストーリーの内容については触れんけど、バンドをやっていて、個性的な仲間達と一緒に頑張ってこられて良かったなと、自分のバンド人生を誇りに思える。そんな素敵な内容の映画だった。   前置きはこんなところで、最近特にlynch.という塊になった時に起きる不思議なパワーというかバンドマジックを痛感している。 演奏力や音楽理論なんてものを超越した、ふとした瞬間の鳥肌が立つ感じ。それがどんどん増えてきていて。これだけは長い年月苦楽を共にしてきたlynch.の5人でlynch.の曲を演奏した時にしか出せないグルーヴなんだと言い切れるし、人を感動させられる力なんだと思う。   個人的に去年はlynch.以外のサポートの現場が多く、沢山の名だたるプレイヤーの方々と音を合わせてきた。皆、圧倒的な演奏力を持ち、音楽理論を日々勉強しているんだけど、共通して、観に来たお客さんを“感動させる”為に切磋琢磨している。逆に言うと、オリジナルメンバーでは無い故に、音だけで毎回勝負するしかないというシビアな世界だった。   僕の師匠の人時氏の更に師匠にあたる佐久間正英氏の著者にも、テクニカルなプレイどうこうでは無く一音一音に責任を持って演奏するのがプロとして求められる事である。というような事が書かれていて、それを痛感した一年だった。   オリジナルのバンドというのは、バンドというだけで許されてしまう状況が多々存在していて、そこを勘違いしていると前述したバンドマジックの力だけではスタジオミュージシャンの演奏力、音楽力の産み出す“感動”には敵わなくなってくる時があるんだと思う。   lynch.も慢心していた訳では無いけど、lynch.という存在が動くだけで巻き起こる力に頼り過ぎていた節はあったのかもしれない。ただ幸いな事に昨年約一年間活動を止めて、それぞれがバンドと音楽に向き合う時間を作った。リーダーの一言で半ば強行的にその時間は作られたんだけど、結果的にはlynch.はこれをきっかけに強くなれたと思う。   今回リリースした『REBORN』は、lynch.という名前に負けない力をつけたこの5人がまた集まって1から動き始める、そんな意思表明でもあるアルバムです。   20年近く活動してきて、武道館公演を成功させた直後に出すアルバムとしてはかなり冒険しているんだけど、もっと先の未来を見た時にこのタイミングの冒険は大きな意味のある決断だったと言えると思う。   毎回思い通りに上手くいく事なんて無くて、悔しい思いをする事がほとんどだけどその先にある“感動”を掴む為にこれからもやっていくし、lynch.にしか見せられない“感動”を見せていきたいです。   『REBORN』を聴き込んで、スラムダンクの映画を観て、REBORNツアーに来てライブをみて貰えば感動できる事間違いなし!   <lynch. 明徳> ◆ニューアルバム『REBORN』 2023年3月1日発売 配信: https://king-records.lnk.to/reborn   <収録曲> ECLIPSE  THE FORBIDDEN DOOR  NIHIL  ANGEL DUST  CRIME  BLEU  PRAGMA  CANDY  CALLING ME  SINK  

    2023/03/03

  • moon drop
    君の唄を書いたよ。
    君の唄を書いたよ。

    moon drop

    君の唄を書いたよ。

     2023年1月25日に“moon drop”が2nd Full Album『僕の唄で君に永遠を』を配信リリースしました。さらに3月22日にはCDリリースすることも決定。結成から約9年間、まっすぐにラブソングだけを歌い続けてきた彼ら。今作も相も変わらずラブソングだけを詰め込んだ全11曲のアルバム作品となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“moon drop”の浜口飛雄也(Vo.)による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 ex.ボーイフレンド 」にまつわるお話。君と居た日々のこと、君の心のこと…。あの頃とは生活の色も変わった今、書くことができたこの歌を、ぜひエッセイと併せて受け取ってください。   何が大切で何が必要か そんなもの最初から分かってたら そもそも誰かに恋なんてしないと思う   「私の言葉を聞いて、私の心をのぞいて」 君の心の中で鳴ってたのはきっとその類のもの 今ならあの生活の中で 君がずっと感じてたこと全部晴らせるよなんて 今になっても言えやしない   あの街で、また次の街で 今日もステージであんな歌を歌うこと それを許してよなんて 当然のように言えなかった   別に離れたくて離れた訳じゃない ただもっと普通の いや、普通っていうか もっと平らな道を二人で歩きたかったんだと思う   君と居た日々のことを思い返す 君が目を瞑ってくれてたこと それに慣れてしまっていた それでも不機嫌な暮らしの中で 確かな幸せがあったことを忘れない 君もそう思ってくれていますように   散々泣かせたこと 散々怒らせたこと 散々考えさせたこと 今は少し思い出して 懐かしんでくれたらいいな   今まで散々歌ってきた元恋人の曲     少し時間が経って また生活の色が変わって 君の唄を書いたよ       - - - - - - - - - - - - - -   元彼女の歌なんか聴けるかバカ! そもそもいつまでバンドなんか続けんの?   いつでも私は離れる準備は出来てます そろそろ決めてよ私とバンド   帰り遅い酒臭い明日のバイトはどうすんの? 本当のことを言うと 貴方じゃなきゃいけないことなんて無い   ずっともっと最高の彼女で居たかったのに ずっと本当最高の女で居たかったのに 君のせいだよ   もっと大胆にそう不器用なりに 不格好でも下手クソでもいいから丁寧に 優しくしていてよ しょうがないなって許させてよ   ex. ガールフレンドだって いつ?どこの誰だよ うだうだ言ってないで 身ぐるみ全部剥がしちゃいな   ずっともっと最高の彼女で居たかったのに ずっと本当最高の女で居たかったのに   ずっともっと最高の結末を望んでたよ きっと本当は最初から分かっていたはずなんて そんな訳ないじゃん   元彼氏の歌になるその日まで <moon drop・浜口飛雄也> ◆紹介曲「 ex.ボーイフレンド 」 作詞:浜口飛雄也 作曲:浜口飛雄也・坂知哉 ◆2nd Full Album『僕の唄で君に永遠を』 2023年1月25日 Digital Release 2023年3月22日 CD Relaese   <収録曲> 1. 愛の縫目  2. ボーイズアンドガールズ  3. オールドルーキー  4. 君とiらんど。  5. 足りない 6. ふたりぐらし  7. kiiteruno?  8. ex. ボーイフレンド  9. 花  10. タイムマシン  11. アダムとイブ 配信サービス一覧: https://moondrop.lnk.to/bokunouta

    2023/03/02

  • 家入レオ
    ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。
    ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。

    家入レオ

    ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。

     2023年2月15日に“家入レオ”が4年ぶりのニューアルバム『Naked』をリリースしました。2022年に配信リリースされた「レモンソーダ」「Pain」「かわいい人」の他、新曲を含む全12曲が収録。全収録曲のソングライティングに家入本人が携わっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 I don't like you 」にまつわるお話。年齢を重ねるにつれ、景色に変化が訪れだした今、感じること、想うことは…。さらに、今回も第1弾・第2弾に引き続き“音声版”がございます。家入レオの言葉を本人の朗読でもお楽しみください。 20代後半。28になり、30という年齢も視野に入りはじめた最近。見慣れた景色に変化が訪れだした。   これまで地元福岡では早くに結婚しお母さんになった同級生もいることはいたけれど、どちらかと言えば少数派で。風の噂で聞くその子たちの様子も何処か現実味に欠けており、同じ制服を着ていたかつてのクラスメイトがミルクをあげている姿を上手く想像することができずにいたあの頃は、瞬く間に過ぎた。結婚、出産の報告も急激に増え、「久しぶりにご飯でも食べる?」と連絡を取り合い、先に待ち合わせ場所に着いていた友達2人が抱っこ紐をして娘を連れている姿は考えるものがあった。   そうか、28ってこういう現実もあり得るんだ、と遠いようでいて、近くて、近いようでいて、遠い。不思議な心地。だけどもう怖くない。私はアルバム『Naked』を作りながら私の道を選んだから。そして、そこで見えた答えがあって、その答えを更新していく為の「未来」がある。生きていけば良いんだ、思い切り。自分の人生を。   「I don't like you」は幸せの価値観について歌った1曲。 「今彼氏いるの?」「結婚してるの?」って質問にいいえで答えると、相手が少し気まずそうにする or 謎の明るい励ましが返ってくるあの感じ。気持ちは理解できるんだけど、同時にどうして? と疑問に思ったところから曲の構想が生まれた。   勿論恋愛も楽しいし、最高だけど、楽しくて最高なものは他にもある! 仕事に趣味、友達、ひとりの時間。幸せを感じる瞬間は人それぞれ。社会の声や他人の視線に押されなくて良い。自分の幸せを選ぶ権利が誰にでもある。   「恋愛がすべてじゃないでしょう」というサビの歌詞は、私はこう思う!と言い切っている訳ではなくて、この曲がディスカッションをするきっかけになればいいな、の願いを込めた。私はこれをしている時が幸せ!私はこれ!と話しているうちに、「常識がすべてじゃない」ことが分かってくる。だって人それぞれ幸せも常識も違うから。   自分の正しい、を相手に押し付けないこと。だからこそ、相手から自分の正しい、を否定された時も、ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。そういうテーマを湿度なくカラッと歌いたいと思ってのバンドサウンド。私が裸の心で紡ぎ歌ったニューアルバム『Naked』。ライブで歌うのを楽しみにしてる。   <家入レオ> ◆紹介曲「 I don't like you 」 作詞:家入レオ・Kanata Okajima 作曲:久保田真悟(Jazzin'park)・栗原暁(Jazzin'park) ◆7th Album『Naked』 2023年2月15日発売 【初回限定盤A:CD +DVD】 VIZL-2146 ¥5,500(税込) 【初回限定盤B:CD+DVD】 VIZL-2147 ¥4,620(税込) 【通常盤:CD】 VICL-65773 ¥3,300(税込) 【ビクターオンラインストア限定盤:CD】 NZS-905 ¥4,180(税込)    <収録曲> 1. Winter 2. 悩みたいだけ 3. レモンソーダ 4. I don't like you 5. 奇跡が足りない 6. 嘘つき 7. Pain 8. Hikari 9. 愛は鎖じゃない 10. 君に未練はないけど、恋に未練がある 11. かわいい人 12. Boyfriend 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/leo_Naked

    2023/03/01

  • 新山詩織
    友チョコ。
    友チョコ。

    新山詩織

    友チョコ。

     聞くひとの心を捉えて離さない、染み入る歌声と歌詞が多くのリスナーを惹きつけるシンガーソングライター・新山詩織。そんな彼女が、2022年12月にアーティストデビュー10周年を迎え、2023年4月17日にはメジャーデビュー10周年を迎えます…!    さて、今日のうたコラムでは、メモリアルイヤーを記念して“新山詩織”による歌詞エッセイを1年を通じ、12ヶ月連続でお届け!その第3弾です。綴っていただいたのは、懐かしくて、甘くてほろ苦い、バレンタインの思い出…。さらに今回は“音声版”もございます!新山詩織の言葉を本人の朗読でもお楽しみください。 2月になると いつも高校時代を思い出す。   当時「友チョコ」が流行っていたのもあり バレンタイン当日の朝クラスの戸を開けると 机の上にチョコが置かれていたり 「あげる!」とクラスの女子みんなから次々とお菓子を貰った(はず)。   みんなとても上手で、手が込んでいて、可愛くラッピングされていた もし自分が男子だったら天国だったんじゃないかと思う。   それから「貰ったらやっぱり返したい!」と言うギブアンドテイク精神が生まれ はりきってお返しのお菓子を作っていた。   なので毎年バレンタイン前になると 幼稚園時代からの親友とふたりどちらかの家の台所を占領して それぞれ目的のレシピを元に黙々とお菓子を作った。   私は焼き菓子が好きだったので クッキーを50個、60個、パウンドケーキを2、3本 とにかく大量生産出来るものをひたすらに焼いた。   私が何gを大雑把に計量していたのを「ちゃんとして!」と幼馴染に注意されたり 「試食しなきゃね!」と言いながら結局いくつか渡す分まで食べてしまったり 片思いしてた男の子との進展を互いに聞き合ったり…   あのなんとも言えない、楽しく幸せな親友とのお菓子作りの時間は 私にとって甘くてほろ苦い、忘れられない青春の思い出だ。   <新山詩織>

    2023/02/28

  • 竹内アンナ
    わたしが主人公だから。
    わたしが主人公だから。

    竹内アンナ

    わたしが主人公だから。

     2023年2月22日に“竹内アンナ”が自身5枚目のE.P『at FIVE』をリリースしました。すでにファンにはお馴染みのこのタイトル。デビューE.P『at ONE』からスタートし、atというのが“Anna Takeuchi”の頭文字となっているそうで、随所に彼女の遊び心が散りばめられております。今作には、昨年9月から3ヶ月連続配信リリースされた「あいたいわ」「made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D」「サヨナラ」を含む全5曲が収録。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“竹内アンナ”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作の収録曲「 WILD & FREE 」にまつわるお話です。ダメダメで、カッコ悪くて、自分なんかは主人公になれっこないと思っているあなたへ。この曲とエッセイを受け取ってください。 大好きな漫画のストーリーが絶体絶命のピンチを迎えている。 手に汗握りながらもページをめくる手がどこか落ち着いているのはどうしてだろう。 心のどこかで「きっと大丈夫」と分かっているから。 だって、だって、 “あの人は主人公だから”   まるで幻みたいに、まるで嘘みたいに、 遠く遠く手が届かない存在。   どうしたら わたしもそうなれる?   部屋の窓に切り取られた空を仰いでも 答えは掴めない。   ふぅ、っとついたため息が 冷たいフローリングに落ちる。   今日もうまく行かなかった、失敗をした。 そうやって挫折を繰り返すたびに わたしは世界の隅っこにいるような気分になった。   もっと気楽に、ラフに、楽しく 生きていたいよなぁ。   なぁんてボソっと呟いても 聞いているのはきっと神さまくらい。   外のいいお天気とは裏腹に グレーな霧がかかった心を晴らすために 珈琲でも入れようかと思った。             5分経過。         いや、面倒くさい。めちゃくちゃ面倒だ。   当たり前だけどわたしが珈琲を入れなきゃ わたしはいつまでたっても珈琲が飲めないわけだ。   わたしはわたしがいないと なあんにもできないんだな~ 全く世話の焼けるやつだ~ と意味の分からないことを思った。     んん、待てよ、待て待て、意味、分かる、かも。   わたしの人生にわたしがいなかったら もしかしてなにも始まらないんじゃないか?   珈琲を飲むことはもちろん、漫画を読みふけることも、 仕事で失敗しちゃうことも、誰かを好きになったりすることも、 全部、全部、わたしがいないとできないことじゃない?   そのとき、小さい部屋に散らばっていた点と点が 繋がった気がした。     そうか、そうだ。     主人公はヒーロである必要も、天才である必要もないんだ。   胸を張って生きていれば、 それだけできっと世界は回る。   ダメダメでも、かっこ悪くてもいいよ。 だってトントン拍子で成功を掴んじゃうストーリーなんて面白くないもんね。   転んだ数だけ、笑った数だけ、 興味深さの深さの部分が出るよきっと。   そう思うだけで 随分心が楽になった。   これからこの先もきっと 喜怒哀楽いろんな感情に振り回されるだろうし 良いことも悪いこともたくさん押し寄せてくるけれど、 大丈夫。   そのすべてがハッピーエンドを迎えるための伏線になる。     どうしてか?だってわたしの人生 “わたしが主人公だから”。 <竹内アンナ> ◆紹介曲「 WILD & FREE 」 作詞:竹内アンナ 作曲:竹内アンナ ◆5th E.P『at FIVE』 2023年2月22日発売 <収録曲> 1.WILD & FREE 2.サヨナラ 3.生活 feat. パジャマで海なんかいかない 4.あいたいわ 5.made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D

    2023/02/27

  • ももすももす
    猫飼いたい?
    猫飼いたい?

    ももすももす

    猫飼いたい?

     2023年2月15日に“ももすももす”がニューシングル「エソア」をリリース!タイトル曲は、TVアニメ『魔王学院の不適合者 Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』のエンディングテーマに決定しており、アニメの壮大な世界観に寄せて書き下ろされた、ドラマチックに駆け抜けるロックナンバーとなっております。また、今作にはカップリング曲として「宵待花」と「犬飼いたい」が収録。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“ももすももす”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回。綴っていただいたのは、今作のカップリング「 犬飼いたい 」にまつわるお話です。犬好きのあなたも、猫好きのあなたも、ぜひ歌詞と併せてエッセイをお楽しみください! 曲を作るとき、最近はピアノでコードを弾きながら、メロディーや歌詞を作ることが多いけれど、この曲は私が口ずさんだ歌詞とメロディーを、パソコンに打ち込んだ、数少ない曲です。   犬を飼いたいのですが、猫が二匹いるので、これ以上ご飯を狙われるのは大変だなと。そして、散歩も大変だなと、責任を持って犬を飼わないことにした経緯を曲にしました。   MVも自分で撮影編集したのですが、このエッセイを書くに当たって見返したところ、自分が登場し過ぎていて、とても恥ずかしいなと思いました。   そのためインターネットで叩かれないといいなと願っています。もし叩かれたら擁護コメントをお願いします。   なぜなら心がとても弱いので。   そもそも猫を飼い始めたのも、ひとり暮らしをしていて、寂し過ぎて心を病みそうになり、驚異的な頻度で猫カフェに通っていたことがきっかけでもあります。   今は毎日猫を愛することによって、癒されています。   うちの猫達は、白猫が10歳で、茶白猫が2歳なのですが、毎日喧嘩したり、お互いをグルーミングしあったり、なんだかカップルみたいだなと思ったりします。   でも片方の猫が人間に撫でられている時、もう片方の猫が嫉妬してちょっかいをかけに来たりもします。なので平等に可愛がるように、注意が必要です。   また、二匹の猫は毎晩私のベッドの上で寝ます。シングルベッドに二匹猫がいると、とても寝るスペースが少なくなるのですが、時々、猫が一緒に寝てくれない時があると、朝眠った気がしなくてとても悲しいです。   皆さんもぜひ猫を飼ってみませんか。   猫飼いたい? <ももすももす> ◆紹介曲「 犬飼いたい 」 作詞:ももすももす 作曲:ももすももす ◆New Single「エソア」 2023年2月15日発売   <収録曲>   01.エソア 02.宵待花 03.犬飼いたい 04.エソア (Karaoke) 05.宵待花 (Karaoke) 06.犬飼いたい (Karaoke) 07.エソア (TV Edit)

    2023/02/24

  • 家入レオ
    自分を守らず開いていくこと。
    自分を守らず開いていくこと。

    家入レオ

    自分を守らず開いていくこと。

     2023年2月15日に“家入レオ”が4年ぶりのニューアルバム『Naked』をリリースしました。2022年に配信リリースされた「レモンソーダ」「Pain」「かわいい人」の他、新曲を含む全12曲が収録。全収録曲のソングライティングに家入本人が携わっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 Pain 」にまつわるお話。改めてデビュー曲「サブリナ」で学んだことに立ち返り、自分に真正面から挑んで作ったこの曲。ぜひ歌詞と併せてエッセイを受け取ってください。  さらに、今回も第1弾に引き続き“音声版”がございます。家入レオの言葉を本人の朗読でもお楽しみください。 小さい頃から歌うのが好きだった私が、曲を作り始めたのは13才の時。中高大まであるエスカレーター式の女子校に通っていた。そのシステムを理解した上で受験したはずなのに、入学したある日の朝、10年間同じ場所に通い続けること、人間関係に躓いてしまったら10年間友達がいないことに呆然とした。人とぶつかるのが怖くて表面的な会話しかできなくなり、本当の気持ちはノートに綴った。心を言葉にすることで自分を癒し、発見した。   デビュー曲の「サブリナ」も福岡で本当の愛が欲しい、と思って作った。なんでもないみたいに笑いながら1人に怯えて生きているのは自分だけだと思っていたけど、東京に来て貰った手紙やメールを読みながら、似たような気持ちを抱え生きている人がいることに驚いた。   その気持ちに、応援してくれている人に、応えたい。気負い過ぎもあって、少しずつ音楽が自分自身の心を発見する場所ではなくなっていった。苦しかった。だけど、それを口にしたら最後な気がして。でも無かったことにしようとすればするほど、その想いは赤く醜く膨らみ、冷静を奪った。   もう無理かもなーと思ったその時に、そうだ、だから私には音楽が必要なんじゃんと思った。起源を辿り出すと果てしない。忘れたい。忘れられない。誰も悪くないとか言わせない。自分だって悪い。そんな複雑に絡まり合う現実と感情のうねりのままに作った「Pain」。   確かに無理してた時期もあった。空回りしたことも、失敗したことも。でも届けたい、という気持ちに嘘はなかった。それに無理してでも応えたかった想いや人が人生の中にあることはとても幸せなことだと思う。そうやって人は強くなる。音楽活動は曲を作って、ツアーを回ることだけじゃない。生きることの矛盾や憤りの中で足掻き、それで諦めずに足を進めるってことが音楽なんだ、と気づいた。   「Pain」をリリースすることは正直怖かった。だけど「サブリナ」は、誰かの気持ちに寄り添いたい、なんて余裕はなくて、自分の心と真正面から向き合って書いた曲で。でもそれが結果的に、私と同じような気持ちで生きている人の心に確かに刺さった。誰かを大事にする。それは、まず自分を大事にすることなんだ、と私は学んだ。   自分に真正面から挑んで作った「Pain」。自分を守らず開いていくこと。それが最後には、会ったこともない誰かの心の叫びと本当の意味での繋がりを生み出してくれると思ったから。それに賭けてみようと思った。私は「Pain」をリリースした夜、ファンの人が「おかえり」と言ってくれたことを絶対に忘れないと思う。   大切なものに出会って、自分の弱さを知って、それを繰り返しながら強くなっていく。暗闇から見た一筋の光。私が裸の心で紡ぎ歌ったニューアルバム『Naked』。 <家入レオ> ◆紹介曲「 Pain 」 作詞:家入レオ 作曲:新井弘毅  ◆7th Album『Naked』 2023年2月15日発売 【初回限定盤A:CD +DVD】 VIZL-2146 ¥5,500(税込) 【初回限定盤B:CD+DVD】 VIZL-2147 ¥4,620(税込) 【通常盤:CD】 VICL-65773 ¥3,300(税込) 【ビクターオンラインストア限定盤:CD】 NZS-905 ¥4,180(税込)    <収録曲> 1. Winter 2. 悩みたいだけ 3. レモンソーダ 4. I don't like you 5. 奇跡が足りない 6. 嘘つき 7. Pain 8. Hikari 9. 愛は鎖じゃない 10. 君に未練はないけど、恋に未練がある 11. かわいい人 12. Boyfriend 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/leo_Naked

    2023/02/22

  • センチミリメンタル
    最高の愛の言葉。
    最高の愛の言葉。

    センチミリメンタル

    最高の愛の言葉。

     2023年2月5日、様々なアーティストへの楽曲提供でも知られる温詞(あつし)のソロプロジェクト“センチミリメンタル”の新曲「ひとりごと」が配信スタート!今作はドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』の主題歌として書き下ろした楽曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“センチミリメンタル”の温詞による歌詞エッセイをお届け!今回はその第2弾です。 第1弾 では新曲「 ひとりごと 」の制作過程を綴っていただきましたが、今回はさらにワンフレーズずつをピックアップしながら、歌詞に込めた想いを明かしてくださいました。今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 前回のコラムで、「ひとりごと」という楽曲を作るに至るまでの過程などをお話しさせていただいたので、今回は実際に歌詞について触れていきたいと思う。     どれもこれもきっと君に 出会うためだったんだ そういうことに出来そうな気がしてるよ これを幸せと呼ぶのかな   幸せとは一体なんなのか、というのはよく議論される話題だけれど、自分なりに考えてみようと思った。   バタフライエフェクトという言葉がある。 非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながることを意味する言葉である。   人生にはいろんなことがあって、胸のつぶれそうな痛みを伴う別れや、仕事や対人関係での苦悩、はたまた小さいことで言えばタンスの角に小指をぶつけただとか醤油を服にこぼしただとか、様々な種類の悲劇がある。   でも、それらも全て“君に出会うために必要不可欠なことだった”と思えるような大切な誰かに巡り会えることが「幸せ」なのかもしれないな、というひとつの結論に辿り着き、この歌は歩みを始めた。     何もかも上手くいかない 真っ黒な日々でも 君の煌めきを見逃さないためだとしたら 意外と悪くないかな   星や月の小さく優しい光は暗闇の中でしか見つけられないように、心に影を落とす出来事たちは、君の煌めきをちゃんと見つけられるための背景なのだと考えていけたらいいなという思いで書いた。     La La La La... おんなじ想いを分け合えたらいいのに La La La La... こころは聞こえないんだな   そんな自分の想いが、大切な誰かにとっても同じものであったらいいのに、心の中の本音というのは、覗いたり盗み聞きしたりできないものだ。     だから いつの日も 思ってること "愛してるよ" まだ照れくさい ひとりごと 口喧嘩さえも好きだよ その声に僕の声が重なるから   すれ違う時があるのも、 出会って、一緒にいて、向き合っているからこそ。     抱きしめていいかな 僕のすべてで 守らせてよ 君の生きる未来ごと たぶん来世でも好きだよ そういう気持ちなんだよ 覚えといてよ   言葉は万能ではないから「愛してる」や「好き」だけではきっと伝えきれない想いがあって、それを自分なりの言葉で表現したものにサビの最後の締めくくりを任せたいと思った。   正直、僕は来世が存在するとかしないだとか、自分の中での結論は現状まだない。 それでも、もし生まれ変わって新たな命を生きる時が来たとして、その時にも、もう一度出会いたいな、と思えるような気持ちって、最高の愛の言葉なのかもしれない。 そう思い、このフレーズでサビを締めくくることにした。     誰も彼も抱いている 人間のほつれを やさしく包んであげられる あたたかさを 君に教わったんだよ   自分の足りないところを受け入れてもらえたり、逆に相手の足りないところを受け止めるという経験をしたり、体験を重ねていくことで、少しずつ人は優しくなれるような気がする。     La La La La... おんなじ日々を生きていられますように La La La La... 奇跡的な当たり前をしよう   大切な人と連絡を取ったり、顔を合わせたり、生活をしたり。 そんな奇跡的なことを“当たり前”にできるということがどんなに幸せなことなのかを忘れないでいたいし、聴くたびにその気付きをくれる楽曲にしたいと思い、この歌詞を書いた。     子どもみたいな顔して 寝息たてる君を 見つめ気付いた 生命の意味を 数えきれぬほどの 死にたいワケなんかは たったひとつで消えるんだな   センチミリメンタルには「死んでしまいたい、」という楽曲があるのだが、その楽曲のテーマにもなっているように、僕らは「死にたい」という言葉に「もっと上手に生きたい」という矛盾した願いを乗せてきた。   しかし言葉が持つパワーは凄まじく、徐々に「もっと上手に生きたい」という本質よりも「死にたい」という考えばかりに支配されてしまったりする。なぜなら、そういった感情に出くわす場面は、大小はあれど数え出したらキリがないからだ。   それでも、生きるべき理由がたったひとつでもあれば、僕らは踏みとどまることができる。「死にたい」のではなくて「生きたい」のだと力強く気付かせてくれる。 だからこそ、そのたったひとつに巡り合うということは、何にも代え難い、素晴らしいことだ。 人生は、そのたったひとつを探し、やがて巡り合い、寄り添い大切にし合っていくためにあるのだと思う。   そして。   だから いつの日も 思ってること "愛してるよ" 君にだけの ひとりごと       苦楽も共に 刻んでいこう その声に僕の声で答えていくよ 抱きしめているから 僕のすべてで 守っていくよ 君と生きる未来ごと たぶん来世でもふたりだよ そういう気持ちなんだよ 覚えといてよ     …随分長くなってしまったけれど、 今一度歌詞を全部並べ、ひとつひとつ振り返ることで自分としても改めてこの曲に込めた想いに気付くことができた気がする。   「ひとりごと」。 あなたは、この歌を聴きながら、そしてこのコラムを読みながら、誰のことを思い浮かべるんだろう。 そんなことを考えながら、僕はこの文章を書き終えることにする。 また次回。 <センチミリメンタル・温詞> ◆紹介曲「 ひとりごと 」 作詞:温詞 作曲:温詞

    2023/02/21

  • a flood of circle
    「引越し蕎麦」という言葉。
    「引越し蕎麦」という言葉。

    a flood of circle

    「引越し蕎麦」という言葉。

     2023年2月15日に“a flood of circle”がニューアルバム『花降る空に不滅の歌を』をリリースしました。ジャケットは、世界的に活躍している画家・奈良美智によるデザイン。これまでも佐々木亮介(Vo.Gt.)が愛用するギターにイラストを描いてもらうなど親交があり、今回は佐々木本人の熱烈なオファーにより実現。そして楽曲は、昨年リリースされた「花火を見に行こう」「Party Monster Bop」を含む全10曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“a flood of circle”の佐々木亮介による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 くたばれマイダーリン 」にまつわるお話です。この曲に描かれた<引越し蕎麦>という言葉。彼がこのワードを“おもしろい”と思った理由は…。たったひとつの言葉からも見えてくる歌詞へのこだわりをお楽しみください…! 僕は「くたばれマイダーリン」という曲の歌詞に「引越し蕎麦」という言葉を入れた。   直感的に面白いと思ったからだ。 つまらないよりは面白い方が好きだからだ。 その自分の直感がなんなのかほんの少しだけ解きほぐしてみると、以下のようなことだと思う。   まず「引越し」と書くだけでもう、そこに物語や感情が立ち上がって来る。 子供の頃から引越しが多かった自分にとって、それは非常にドライな行いであるという認識がある。   良くも悪くも思い出が沢山あった部屋が短い期間で無機的な空間にされてしまうし、何となく捨てられないでいた品も荷造りの過程では合理性に負けてしまい「もう要らないじゃん」と気づかれ処分されてしまうし、環境や人間関係が総取っ替えになることも確定条件だし。海を越えるような引越しでは特に。   もう2度と会わないだろう人や触れないだろう物の多さに寂しくなる、というか大袈裟に書けばそこには絶望的な断絶を感じたりもするのである。 心は当然、水道や電気を止めて引越し先での契約を新たにする、みたいにはっきりと切り替えることが出来ない。   引っ越す前の記憶/引越しの準備の動作/引越しの移動中の景色/引越し後の空虚さ、期待とか不安とか一言で区切れない心情、段ボールでもガムテープでも何でも良い、無限に詩性が宿りそうなポイントが見つかる。 引越し。 なんとエモエモのエモな行為なんだろう。   だからこそ歌詞を書く時に「引越し」という言葉を単体で使うのは避けた。 つまらないと思ったからだ。   「引越し蕎麦」がアリだと思ったのは、それが引越しにまつわるイベントの中でもトップ・オブ・謎の儀式だからだと思う。 食べる意味もタイミングも分からない。 グーグルなんかで調べれば伝統的に正しい意味やタイミングはすぐに分かると思うが、自分にとってはその謎の部分が大事だった。   この歌の登場人物は引越しに際して迷いの中にいて、つい現実逃避的になっている。 人間関係や人生そのものの大きな分岐点に立っているというのに、口に出せない本音を持て余して、ついどうでも良いはずの引越し蕎麦について考えてしまう。   僕は、例えば大学の入学試験を受けている時にも、ペンを持って試験用紙に向かい真面目な顔をしながら、メシのことやエロいことを考えていた。 本能的な欲求が満たされる妄想をすることでプレッシャーから逃げようとしていたんだと思う。 ただ無為に時間を過ごすだけだと知りながら。 1人称の歌詞ではないのに肝心なところで「引越し蕎麦」が召喚されたのは、そういう自分の性質の発露だろう。   歌詞に食べものを入れることによって技術的な効果が生じるとも言える。 味、香り、見た目、感触を想起させるということ。 さらに、文脈はもちろん、歌い方やコードやリズムなどの音楽的な要素が蕎麦のニュアンスを伝えることもあるかも知れない。 限定はしないが、この人の盛り付け方は粗そうだなとか、海苔は切るとしても手で適当に千切られていそうだとか、蕎麦は結構ぶよぶよと伸びていそうだとか。   自分は普段革ジャンを着て「ロックンロール」だの「オーイェー」だの「オーライ」だの「ベイビー」だのを真顔で怒鳴り散らすような演奏をしているので、非常にステレオタイプなロックのミュージシャンの人という感じなのだが、それは好きでやっているし気持ちが良いんだから仕方がないとしても、ステレオタイプだからこそ逆張りを意識することは多い。   引越し蕎麦は、おそらくロック・ミュージックに登場してこなかったか、少なくともビールとかウイスキーとかドーナツとかよりは登場回数が少ないはずだし、そこに自分はチャーミングさを感じる。 何かに影響を受けて、スタイルを持つのは悪いことじゃないはずだ。 でもそこで止めない。 抵抗する。 逆張りを散りばめてみる。 変でも歪でも自分のスタイルが出来ていく気もする。 その方が面白い。   歌詞を書くのは面倒で、面白い。 面白い言葉を探すことは面白い生き方を探すことに似ている気もする。 生きていくのは面倒で、たまに面白い。 昨日までナシだった言葉をアリに転換する。 それはほとんど、クソみたいな役立たずの自分が好転していく可能性に賭ける行為とも言える。   僕は「くたばれマイダーリン」という曲の歌詞に「引越し蕎麦」という言葉を入れた。   <a flood of circle・佐々木亮介> ◆紹介曲「 くたばれマイダーリン 」 作詞:佐々木亮介 作曲:佐々木亮介 ◆ニューアルバム『花降る空に不滅の歌を』 2023年2月15日発売   <収録曲> 01. 月夜の道を俺が行く 02. バードヘッドブルース 03. くたばれマイダーリン 04. 如何様師のバラード 05. 本気で生きているのなら 06. カメラソング 07. 花降る空に不滅の歌を 08. GOOD LUCK MY FRIEND 09. Party Monster Bop 10. 花火を見に行こう

    2023/02/20

  • ももすももす
    近づくとほんのり花の香りがした。
    近づくとほんのり花の香りがした。

    ももすももす

    近づくとほんのり花の香りがした。

     2023年2月15日に“ももすももす”がニューシングル「エソア」をリリース!タイトル曲は、TVアニメ『魔王学院の不適合者 Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』のエンディングテーマに決定しており、アニメの壮大な世界観に寄せて書き下ろされた、ドラマチックに駆け抜けるロックナンバーとなっております。また、今作にはカップリング曲として「宵待花」と「犬飼いたい」が収録。    さて、今日のうたコラムでは“ももすももす”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾です。綴っていただいたのは、今作のカップリング曲「 宵待花 」にまつわるお話。今は報われなくても、いつかは心から愛してほしい…。そんな恋をしているあなたへ。この歌詞とエッセイを受け取ってください。 深夜の飲食店。   何杯目かのハイボール。   一緒に見た映画はあんまり面白くなかったけれど、面白かったふりをして、語り合う感想。       出来るだけ長い時間一緒にいたかった。   近づくとほんのり花の香りがした。       でも本当は気付いていた。   あなたには他に好きな人がいる。       終電がなくなるまで笑い合ったあとは、いつもタクシーで送ってくれた。   私のコートは白かった。   可愛いねって褒められて嬉しかった。       家に帰って猫を抱きしめた。   私の思いは迷子になって、拾われずに消えた。   そんな夢を見た朝、思った。       私早く最後の恋がしたい。       ズババババババババババババババババ!       ズキューーーーーーーーーーーーーン!       この間レコーディング中に、ももすちゃんは男の子っぽいから彼女を作った方がいいと言われました。彼女になりたい人いますか? <ももすももす> ◆紹介曲「 宵待花 」 作詞:ももすももす 作曲:ももすももす ◆New Single「エソア」 2023年2月15日発売   <収録曲>   01.エソア 02.宵待花 03.犬飼いたい 04.エソア (Karaoke) 05.宵待花 (Karaoke) 06.犬飼いたい (Karaoke) 07.エソア (TV Edit)

    2023/02/17

  • オレンジスパイニクラブ
    あの日書いた歌の誰か。
    あの日書いた歌の誰か。

    オレンジスパイニクラブ

    あの日書いた歌の誰か。

     2023年2月8日に“オレンジスパイニクラブ”が新曲「パピコ」をリリースしました。同曲は、メンバーのスズキナオト(gt/cho)が作詞作曲を手掛け、2つに分けて食べるパピコになぞらえて男女の淡い恋愛模様を表した楽曲。MVは過去に「ガマズミ」でも監督を手掛けた倉本雷大氏が監督し、画面を2分割させ、左右の画面で男女2人の物語を描いた印象的な作品となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“オレンジスパイニクラブ”のスズキナオトによる歌詞エッセイをお届け! 歌詞には実体験を書かないという彼。自分で物語や主人公を紡ぐものの、その結末や心境についてうまく答えられない理由とは…。ぜひ今作「 パピコ 」の歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください! 僕は実体験の曲を書かない。 だから「あの歌詞ってどういう意味なんですか?」とか「あの曲の最後ってどうなったんですか?」とか、歌詞について聞かれる事が多い。   その時は気分で「こういう意味だよ」とか「あれはハッピーエンドなんだよ」みたいに、割とテキトーに? テキトーって事もないけど、自分でも納得いかないまま答えてて、なんでこんなに自分でも分からないのかずっと不思議だったんだけど、最近そのモヤモヤの正体が分かった。気がする。     僕の曲に出てくる彼や彼女は、想像上の人ではなく、この日本のどこかに本当に存在していて、今も普通に生活をしている気がするから、他人である僕には彼らの心境や結末を上手く答えられないんだと。   頭おかしいって思いますか? 僕は思います。我ながらどうかしてるって。   でも本当にそんな気がするんですよね。   今回の新曲「パピコ」も、ある時は別れの歌ですと言ってみたり、2人は別れてません、やら支離滅裂な言動を繰り返してしまった。   そりゃ、まあ今思うと仕方ない。 だって分からないから。   分からないけど、彼らはなんとなく元気にやってるんだろうなとは思う。   欠伸しいしいバイトしたり、昼下がりスーパーで買い物したり、たまに焼き鳥屋で飲んじゃったり、二日酔いで寝坊しちゃったりしながら、よろしくやってるんじゃないかな。   多分、笹塚あたりで。   知らないけど。 今も2人でいるのか、もう1人なのかはさておき。   とりあえず何が言いたいかというと 昨日同じ車両にいた誰かが 今日道ですれ違った誰かが 明日話しをするかも知れない誰かが あの日書いた歌の誰かだと考えるととっても素敵だよねって事。   そんでもって、それが一生分からない、答えの合わせようの無いって事もロマンだなって思うって事。   なんか難しくて自分でもよくわからなくなってしまった。   ひとつ言える事は、これからも知らない誰かの事を歌っていくんだろうなあ。って思った。 パピコという曲を書き終えて改めて。   彼らは今日の月もみているんだろうね。 とりあえずみんな元気に過ごしマショー。   シェアハピ! <オレンジスパイニクラブ・スズキナオト> ◆紹介曲「 パピコ 」 作詞:スズキナオト 作曲:スズキナオト 

    2023/02/16

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