LIVE REPORT

さくらしめじ×大石昌良 ライヴレポート

さくらしめじ×大石昌良 ライヴレポート

【さくらしめじ×大石昌良 ライヴレポート】 『おおいしめじ。 感動の再会ライブ!』 2020年12月5日 at 配信ライヴ

2020年12月05日@配信ライヴ

取材:土屋恵介

2020.12.15

田中雅功と高田彪我によるフォークデュオ・さくらしめじが、シンガーソングライターの大石昌良との2マン配信ライヴ『おおいしめじ。感動の再会ライヴ!』を12月5日に開催した。さくらしめじと大石昌良は2019年3月8日に“ダブルでワクワク!さぁ!集まれダブダブ!大石昌良×さくらしめじ”と題して2マンをな行うなど、これまでギター弾き語りの先輩後輩として交流を深めてきた間柄。久々の対バンだけにオープニングトークから3人は楽しい会話を弾ませ、明るい空気の中、先行をさくらしめじが務める。

ギターを手にした雅功と彪我は「またたび」のアコースティックバージョンでライヴの幕を開け、大切な人への想いを穏やかなメロディーで届ける。そして、「My Sunshine」の力強いヴォーカルとギターで空気を一気に変えたふたり。挫けずに明日へ向かっていく希望を歌うその姿には、凛々しさすら感じた。

MCで彪我は“さくらしめじ&大石昌良さんの2マンライヴ、最初から最後まで楽しんでいきましょう!”、雅功は“2回目の2マンライヴができて超嬉しいです。画面の向こうのみんなも一緒に遊びませんか? 思いっきりはっちゃけましょう!”と「しりとり」を披露。タイトル通り、しりとりをモチーフにした歌詞をリズミカルに歌っていく。言葉と音を楽しむ、音楽の本質を笑顔で届けた雅功と彪我は“楽しすぎるよー!”と声を上げ、ジャンプで曲を締めた。

彪我が“感動の再会ライヴだからこそ、やりたいことを持ってきました。大石さんの曲のカバーをやりたいと思います!”と話したあとに披露したのは、大石の「幻想アンダーグラウンド」。さくらしめじにはないタイプのクールでカッコ良いアップチューンを、雅功と彪我は大人っぽく演奏し、曲中には彪我がギターソロを見せるなど、カバーを通じてふたりの成長を見せつけた。また、演奏を終えると雅功は“大石さんは僕らの憧れですけど、今回カバーして改めて大石お兄さんは化け物なんだなって認識しました”と先輩へのリスペクトを口にした。

ここで彪我がレスポールを持ち、ふたりはライヴのテンションをさらに上げるようにロックチューン「青春の唄」を投下! エレキギターのサウンドとともに熱いヴォーカルで、前に一歩踏み出す思いを精いっぱい歌う雅功と彪我。続けて、ソリッドなギターリフから「たけのこミサイル」をドロップ。女の子への妄想が爆発する男子感たっぷりの歌詞を熱唱し、彪我は激しいギターソロを炸裂させる。そんなさくらしめじパート最後の曲は「しめじ体操」。ギターを置き“にょっきっき”としめじ体操を楽しく踊るふたり。すると、舞台袖にいた大石を引っ張り出し、おおいしめじ体操と称して3人で踊ってステージを締め括った。

さくらしめじが元気さを届けたあと、大石のステージは「ファイヤー!」が口火を切る。リバーブの効いたアコギのサウンドはかなりスペイシーで、静けさと熱さを緩急つけながら歌う大石はスラップを多用しボディを叩きグルーブを作り出していく。ギターでメロディーを奏でるだけではなく打楽器としても使っていく巧みさには、圧倒されるパワーを感じた。そして、MCで“さくらしめじ、いいライヴしたね。僕の曲の中でも1番難易度が高い曲をモノにしてて感動しました”とさくらしめじを絶賛し、“ここからは大石ワールドに浸ってください”と語ると、「キウイ畑の宇宙船」で幻想的な空間を作り上げる。

ここで大石は改めて自己紹介。“僕はギター一本でいろんな奏法で楽しませるというのがコンセプトで活動しています”“僕は41歳になるんですけど、ふたりは息子くらいの年なわけなんです。そう思ったら、若い才能あるふたりが自分に憧れてくれるのはむちゃすごいことだなって。でも、まだまだ負けてられへん! これからも日本一の弾き語りストとしてガツガツ進んでいきたいと思いました”と、さくらしめじから受けた刺激を語った。

その後、浮遊感あふれる「ボーダーライン」、ファンキーなアップチューン「トライアングル」、会いたい人への思いを綴った「涙が止まらない」を立て続けに歌い上げた大石。明るくハッピーな「ピエロ」では、口でトランペットの音を真似たりとひとりオーケストラ状態を展開した。

そして、さくらしめじのふたりをステージに呼ぶと、ここからは“おおいしめじ”としてのコラボステージ。大石の歌い出しから始まったのは、さくらしめじの「ひだりむね」。雅功と彪我が大石を挟んで並び、3人は美しいハーモニーを響かせた。続いては、大石の「おはよう」を3人で歌唱。3人は明日の世界が笑えるようにというメッセージをやさしく軽快なサウンドで演奏。“♪ナナナ〜”のコーラスを画面越しのファンとともに大合唱し、ハッピーな空間を作り上げた。

2マンライヴを大成功で終えたさくらしめじと大石は満面の笑みで感無量状態。雅功は“めちゃくちゃ良かったです! 大石さん、またやりましょう”、彪我は“最高でした! 憧れの大石さんとまさか2回も2マンできると思ってなくて、ほんとに貴重なライヴになりました”と声を上げ、その言葉に対して大石は“呼ばれたらいつでも行きますよ。これを思い出にせず続けていきたいです”と応える。ギターという楽器の奥深さ、ソロとデュオという少人数編成の音楽の可能性見せてくれた、さくらしめじと大石昌良。絆をさらに深めた弾き語り先輩後輩のこれからがさらに楽しみになるライヴだった。

取材:土屋恵介

さくらしめじ

さくらしめじ:田中雅功と髙田彪我による、フォークデュオユニット。2015年3月に両A面シングル「いくじなし / きのうのゆめ」にてデビュー。フリーライヴで全国47都道府県を回る“菌活”の遂行など、精力的な活動を展開! 17年夏より1年をかけて月に1回、日本各地のライヴハウスでライヴを行なっていく『菌育 in the 家(はうす)』を実施し、18年4月には待望の1stアルバム『ハルシメジ』をリリースした。

大石昌良

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    【さくらしめじ】

  2. 2

    01. またたび(Acoustic Version)

  3. 4

    03. しりとり

  4. 5

    04. 幻想アンダーグラウンド

  5. 9

    【大石昌良】

  6. 11

    02. キウイ畑の宇宙船

  7. 14

    05. 涙が止まらない

  8. 16

    【おおいしめじ】

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