LIVE REPORT

さくらしめじ ライヴレポート

さくらしめじ ライヴレポート

【さくらしめじ ライヴレポート】 『さくらしめじ祝5周年企画第3弾! スペシャルライブ【夜の会】 森のきのこの音楽会 ~歌とギターとさくらしめじ。 そして、きのこりあんを添えて~』 2019年11月24日 at マイナビBLITZ赤坂

2019年11月24日@

撮影:鈴木友莉/取材:高良美咲

2019.12.01

“ガク&ヒョウガ”として活動を始めたふたりが“さくらしめじ”と名付けられてちょうど5年のこの日。バンド編成の昼公演『改めましてさくらしめじと申します。大・大・大祝祭!ドドン!とお祝いしてくれYO!』、弾き語りの夜公演『森のきのこの音楽会~歌とギターとさくらしめじ。そして、きのこりあんを添えて~』という、表情の異なる2公演できのこりあん(ファンの呼称)とともに5周年をお祝いした。

ふたりのアカペラが響く「同じ雲の下」で幕を開けた夜公演。田中雅功の刻むギターに合わせて髙田彪我がきのこりあんを先導して全員でダンスを踊る「てぃーけーじー」、きのこりあんとしりとりを掛け合うという斬新な新曲「しりとり」で一体感を生み出したあとは、ミディアムナンバーで息ぴったりなユニゾンを会場中に響き渡らせる。

ここで5年前を振り返り、サプライズでユニット名が授けられたと同時に1stシングルの発売が決まったこと、喜びのあまり彪我が1日中泣いていたこと...感慨深く話しながら、今この瞬間にも嬉しさがあふれているふたりの姿が印象的だった。そんな彼らのパフォーマンスにオケが加わり「My Sunshine」「いーでぃーえむ」でアグレッシブに攻めると、「ねこの16ビート」では彪我がエレキギターを掻き鳴らし、さらに会場は白熱。カラフルな紙吹雪が舞う「合言葉」は、きのこりあんの大合唱に背中を押されてさらに強く響くふたりのハーモニーに胸を打たれた。

3月4日には2ndアルバム『改めまして、さくらしめじと申します。』のリリースも控えているさくらしめじ。アンコールでは3月30日に高校生最後となるワンマンライヴ『さくらしめじ祝5周年企画第5弾!「世界イチHAPPYな卒業式やりまーす!(仮)」』をLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で行なうことを発表。大人になる今だからこそのリアルな想いがこもった「さんきゅう」でふたりで顔を見合わせながら歌う姿が、5周年を踏み出す新たな記念日として記憶に残る一夜となった。

撮影:鈴木友莉/取材:高良美咲

さくらしめじ

さくらしめじ:田中雅功と髙田彪我による、フォークデュオユニット。2015年3月に両A面シングル「いくじなし / きのうのゆめ」にてデビュー。フリーライヴで全国47都道府県を回る“菌活”の遂行など、精力的な活動を展開! 17年夏より1年をかけて月に1回、日本各地のライヴハウスでライヴを行なっていく『菌育 in the 家(はうす)』を実施し、18年4月には待望の1stアルバム『ハルシメジ』をリリースした。

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