歌に形はないけれど中孝介 | 中孝介 | doriko | doriko | doriko | 薄紅の時を 彩る花びら ひらひら舞う光の中 僕は笑えたはず 鮮やかな日々に 僕らが残した 砂の城は波に溶けて きっと夢が終わる 真っ白な世界で目を覚ませば 伸ばす腕は何もつかめない 見上げた空が近くなるほどに 僕は何を失った? 透通る波 映る僕らの影は蒼く遠く あの日僕は世界を知り それは光となった 僕は歌うよ 笑顔をくれた君が泣いてるとき ほんの少しだけでもいい 君の支えになりたい 僕が泣いてしまった日に 君がそうだったように 僕がここに忘れたもの 全て君がくれた宝物 形のないものだけが 時の中で色褪せないまま 透通る波 何度消えてしまっても 砂の城を僕は君と残すだろう そこに光を集め 僕は歌うよ 笑顔をくれた君が泣いてるとき 頼りのない僕だけれど 君のことを守りたい 遠く離れた君のもとへ この光が空を越えて羽ばたいてゆく そんな歌を届けたい 僕が贈るものは全て 形のないものだけど 君の心の片隅で 輝く星になりたい |
EVALUATIONVALSHE | VALSHE | minato | doriko | | 「それにつけられてるお値段は 本当に正しいものですか?」 「相場より不当な評価でも 愛せますか?」 射るように見据えたその先に 求める価値のある人物(もの)なのか 交渉をすべきなのかをまた 考えている 人はいつも現金なもの 高いものも安くなれば 見向きもしない 品定めの瞬間に 風が吹き抜けていく 本性(すがた)を現わすのは 隙を見せること 間違えたらそこでOUT! ズルさも隠し持って 選び取るから 「君が縛られてる価値観は 本当に正しいものですか?」 「相応な秤(はかり)で導いた 答えですか?」 操られるなんて真っ平と 思えば思うほど苦しくて 状況は悪くなるばかりと 嘆いてしまう 人はいつも薄情なもの 裏表はどんな時も 利害で決まる 貼られていたレッテルの 周りから痛み出す 剥がそうと掻き毟って 赤く滲んでく 余計なもの潰して いつまでも終わらない 傷だらけでも 見つけられない出口は いつもすぐそこにあって 本性(すがた)を見せることに 戸惑ってしまう 誰よりただ純粋に 認めてほしいだけだって 解ってるのに Ah 人はいつも裏腹なもの 笑顔だらけ 嘘だらけの 言葉を話す 品定めの瞬間に 風が吹き抜けていく 本性(すがた)を現わすのは 隙を見せること 間違えたらそこでOUT! ズルさも隠し持って 選び取るから 自問自答繰り返し それでもまだここにいる 例えば今この瞬間 消えたくなっても 誰よりただ純粋に 信じていたいだけだって 解ってるから Ah |
文学者の恋文doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 言葉をあなたに捧ごう この僕の心と同じ憂いを文字に籠めて どれだけ綺麗に描けたならあなたに届くのか 涙零した二つの少し離れた雨傘 あなたの声が聞こえない 雨音が邪魔をした 初めて誰かに恋をしてた きっとあなたも気づいていたね 胸を裂く切なさを手紙に綴ろう 言葉をあなたに捧ごう この僕の心と同じ憂いを文字に籠めて どれだけ綺麗に描けたなら伝わるだろうか 言葉にできないなんて逃げ出せない まるで一人孤独な文学者 僕が織り上げた言葉でこそ 届けてみせたい 変わらず空は晴れない 二つ並んだ雨傘 あなたの指に触れた日 雨音が遠くなる 拙い手紙を渡したけど 雨に滲んだ文字が読めない それでも「ありがとう」とあなたは笑った 言葉をあなたに贈ろう もう一度いつか必ず渡すと約束した そうする自分が悔しかった あなたの優しさも 飾らぬ心を書けば幼すぎて 姿もない「誰か」に笑われた その時忘れてしまったもの 幸せの中に 寄り添う月日は黄昏ゆく 僕らに残された時間は あと僅かだと知っているのか 目を閉じあなたは呟く 「最後に願いが叶うのならあの日の手紙を下さい」と ただ言い残して眠りにつく 例えば「好き」と一言の手紙でも あの人は大切にしてくれたのだろう 本当は自分も分かっていた けどできなかった 心を綴ることから逃げ出した 僕は一人無力な文学者 語ろうとしてた「誰」のために 誰のために? だからせめてまたあなたに会うときは あの日の僕が続きを渡すから ペンを走らせる窓の外に雨音が響く |
コペルニクスdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 20世紀の星を浮かべてコペルニクス さよなら愛し日々よ 明日を窓の外に見ていたノスタルジア 時をかける君はいつの日も笑った 気づけば大人になってしまったレアリスム 誰より恋い焦がれた君はもう飛べない 子供の頃見た あの人は何処 さらば幻 右から左 時代が逃げてゆく 20世紀の星で生まれてコペルニクス きっと未来には誰も知らない常識が回って どんな世界でもギターを奏でヘンドリックス 悲しみなんて消えていることでしょう 奇跡のテクノロジーが夢見たエコロジー 代償なんていらないはずだよと泣いてみた 平和の鳩の群れは砂漠に降り立って おなかが空いたよと大げさに鳴いてみる 子供のままでは いられないのかな さらば思い出 翼を広げビルから目を閉じて 20世紀の星を嘆いてコペルニクス 一人探して求めたものは何も見えないままで 分かり合うにも幼すぎたの コンプレックス 情熱ばかり消えてしまわないで 20世紀の星は呟く「また会いましょう」 巡り巡れば出会える昨日 変わりもしないままで 人が回れば空も回ると信じ合って このままどこへ流れていくのでしょう 明日も宛て無く星を彷徨うコペルニクス きっと未来には誰も知らない常識が回って どんな世界でもギターを奏でヘンドリックス 悲しみなんて消えていることでしょう 私もきっと消えていることでしょう |
Birthdaydoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 眩しさの中開いてく まだ小さな目と目 ぼやけたままの瞳から 僕を見ていた ここにいるよと差し出せば 確かめ合う手と手 握り返した指をまだ 離しはしない 悲しみに泣いてしまう日が 無いように何より願ってる 君の世界を守ろう 君の触れるすべてが 愛しくて 愛しくて 壊されぬよう 君と時間を歩もう 奪われない記憶を ひとつずつ ひとつずつ 刻んでゆく この腕を離れてく日が 来ることをどれほど知っていても 君の涙を拭おう 悲しませるものなど 残らずに 残さずに 消してみせよう 君の笑顔に託そう 僕がいなくなろうとも いつまでも いつまでも 曇らぬよう 君の心に残そう 忘れないで 誰より 望まれて 愛されて 君は生まれた 僕の時間を捧ごう 後僅かな時間でも これからを ここからを まだ見ていよう 君の世界を守ろう 君の好きなすべてが 永遠に 永遠に 枯れないよう 抱えきれない花束を 君の両手に残せたら 叶えられない願いなど 何も 何も 君には無い |
桜の社doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 一つ二つ 歩む足は石段を数えて 登りつめた社に咲く薄紅 此処で見送り 此処で佇む 一人産土から 帰りを願う 夜空に舞う短し春 遠く闇へと滲んで 同じ明日を共に見てた 過ぎし日を連れてく 縋るだけの神の風よ 救えないならせめては この可憐な桜花を 彼のもとへ運んで 悲しまないよう 彩りは変わりゆく 静かに止め処無く 戻れない影達の 居場所が消えてしまう 何処にいますか 寄り添い生きた季節がまた終わる 次を待つのは遠すぎて 還らぬ人 還らぬ日々 残さるるまま移ろい その姿も忘れた時 人知れず散るのか 枝に残るひとひらさえ 見上げた空に震える 星よどうか彼の側で 帰り道を照らして 迷わずすむよう |
Electric Sheepdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | きっと終わりだろうって言ったガラクタ 明けない空の下 残らず事切れていく そんなはずはないと言って振り返れば もう何も応えない 何を違えましたか 人とは素晴らしい生き方をご存知で どこまでも正しいのでしょう 疑う余地もなく常識の真ん中で 私を生み出したあなた様は どこにいますか 忘れたものを探しに行けばいいのですか 錆び付く足はまだ砂の上で迷う 少しも疑わないで何も知らないまま 言葉も交わせずに涙を零すだけ 誰の代わりに きっと終わりだろうってやっと気づいた 果てなく一人きり 冷たい箱に訳を問いかけてみる 滲んだ画面越しに 過去は全てを語る 人とは悲しいほど生き方を知らずに どこまでも間違うのでしょう 疑う余地ばかり 結末の直中で 私を生み出したあなたはもう どこにもいない 望んだものを集めて積み上げたとして それさえ同じように壊してしまうだろうか せめてと残されたのが意味の無い時間なら さよなら もう二度と目覚めなければいい それの代わりに 硝子の向こうで誰かが私に呟く 覚えている 初めて聞こえた言葉を あなたの言葉を どうして目に映るのは 悲しいものばかり どうして触れるのは いらないものばかり 心をくれたあなたは無責任なままで 何かを託したの? 許されたかったの? 動かぬ足は冷たく此処までだと言う それならいつまでも此処で歌っていよう 声の限りに |
紙飛行機doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 琥珀色の帰り道 長い雲を追いかけて 蹴り飛ばした小石の先 遠すぎた坂道 狭い街は広すぎて 何処にも行けなくて すぐ傍に落ちてしまう 紙飛行機じゃ飛べない 背中に翼は無い 飛び立つ勇気も無い 恐がりの僕が泣いたのは 弱さだろうか 誰にも邪魔されない籠の中で 眠れる僕を起こした君の声 今なら何処へだって行けるけれど 答えて なら何処へ行けばいい 知らない世界にあったものは 憧れか孤独か 帰る場所も分からない 今でもそう 今でも 覗き込んだ水たまり 同じ顔が見ていた 昔より少しばかり 君は遠くなったね 寂しいはずなどない もう一人でも歩けるよ 僕は弱さなど忘れたいんだ 古びたドアを開けて出会う景色は 変わらず僕だけを見てくれるかな 悲しむことなど無い マルセリーノ 分かるよ もう一度会えるなら 黄昏迫る記憶の片隅を 横切る君の投げた紙飛行機 伸ばした細い指などすり抜けて 見上げた届かない空に舞え |
Starlightdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | Hirokazu Tajiri | 高い空を駈けていった まるで星のような光 少しずつ 少しずつ 遠くなって 見上げていた僕らはただ その行方を探すように どこまでも どこまでも 追いかけてく この先には何もない すれ違った人は言う 僕は知らない 自分の目に映るまで 広がる夜の彼方へ 昨日までの向こう側へ 浮かんでいた無限の道標 まだ何も見えなくても あの場所から見えるはず 指の先でなぞった地平線 長過ぎた道は暗く寒く 凍えてしまうと君は言う 一人が零す諦めの声 もう帰るべきだと それを責めるなどできなかった 見渡す限りの闇の中 別れをこえて走り続けた 君と二人だけで 辿り着いた淵からも あの光は遠すぎて 悲しいほど美しい空だけ 降り注ぐ星の雨は 少しだけの祝福と 計り知れないそれからを伝える 立ち尽くす僕の腕を 君は掴み微笑んだ 終わりじゃない ここから始めよう 長い夢を見ていたような 今となれば幻でも 僕はまだ 君とまだ 探している |
Alonedoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | Hirokazu Tajiri | そっと吊り上げた生き餌を眺めては ただ哀れんで笑う彼らは誰 いっそ食べられてしまえば楽になる こんな慰めのためにならなくていい それはもがけばもがくほど深く その無情な針が穴をあけるだろう やがて気づいたのか 動くのをやめて そして静かに泣いていたね 「例えば誰一人君を許さなくても ただ一人私が君のことを許そう」 その声が欲しくて少し望んでみても それさえも許されない そんな世界 悲しいことを犯した罰だと それは呟いてもう泣きもしない 飽きてしまったよと捨てられた時は きっと何もかもが遅くて 「答えて誰一人君を許さないなら 君は誰のためにここにいるのでしょう」 その声を今更私が叫んでも 届かないと知るばかりの そんな世界 ああこんなに姿が重なる 過ちばかりの私に居場所など無いのだと 「例えば誰一人君を許さなくても ただ一人私が君のことを許そう」 その声が欲しいのは他でもない私 それさえも許されない そんな世界 誰にも許されず 誰にも愛されず せめて私だけは私を認めよう 君の誇り高く自分を見てたのか 私はそう生きてゆく こんな世界 |
魔女裁判doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | あなたと話したことなどない だけど知ってます 正しくないことも 悪い人なことも そうだと誰かが言っていた 誰もが言っていた 早く認めたらどうですか ねえ誠実な私が報われず苦しいのに 見かけたあなたは そう微笑んでた ああきっと普通じゃない 普通なはずなどない 疾しいところがある 無いはずがない 聞こえますか 見えてますか そこに迷い子がいます 私が教えましょう 人に優しく清く正しく罪を許さない 誰もが望むように 私も望んでる あなたの言葉など聞きたくない 聞く必要もない 神様もそう言うのでしょう ああどうして救いの手は私には見えない まだまだ足りませんか 導くこと ええ多分幸せです あなたよりはずっと そんな罪深さでは生きていけない 分かりますか 気づいてますか あなたには明日など来ない 私が教えましょう 人は頭が優れるほどに心を失う 恵まれているのは悪いことの証 私の語る言葉は全て真実ばかりで 神様も褒めているでしょう 人に厳しく酷く冷たく何も許さない 私が望むよう誰もが望むはず あなたの言葉など聞きたくない 聞く必要もない 神様もそう言うのでしょう どこを向いても間違いだらけ 悲しいことです 可哀想なほどに馬鹿な声で踊る 嘆かわしくもその口先は この私までも「おかしい」と喚き始める |
水彩画doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 窓越しの外は無機質なキャンバス そこに描かれる白黒の細密画 息の詰まるような人混みの中から この私を誰が見つけられるのか 同じ群れの魚達が 溺れている水槽のよう 顔を出した隙間の上 見てたように空が代わりに泣いた 雨が降る 人も町も滲ませ 静かな水彩画に変えてく 小さく色を添える花のように 傘を開いて咲かそう 同じ色の傘ばかりが 揺れて消えるモノクローム ここにいると示すように 私だけは鮮やかに咲かせよう 雨が降る 人も町も滲ませ 静かな水彩画に変えてく 小さく色を添える花のように 傘を開いて咲かそう 雨上がり 眩しい日が昇って 優しく風は雲を連れてく 小さく色を添える花もきっと ビルの隙間で揺れてる |
海の見える坂道doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | どうして誰より近くにいるのに何もかもが分からない 覗いた君の顔が見えない 寄せて返す波のような距離をその手と手は繰り返す 揺らめくような微熱の中にいた 海へ続く長い長い坂道は 邪魔なものをくり抜いたみたいで 押して歩くばかりの自転車も その時だけ自分を思い出す 君の後ろに座る度 背中にもたれた耳に 聞こえた切ない音 こうして誰より近くにいるからその心を分かりたい 聞こえる鼓動の意味を知りたい 腕を広げてみたら飛べそうな青と白の空の下 時を止めた写真の中にいた 海へ落ちる赤い赤い夕日に 町も人も色を変えていく いつも下るばかりの坂道を 登ったのは何のためだったか 迫る日暮れに伸びた影 重なれば一つになった まるで一人しかいないように 大粒の雨が零れて曇り始めた視界 好きな景色が見えない どこまでも続いてくような気がしていたのは何故 眩しすぎた道の先 君と二人で眺めていたから何もかもが輝いて それを消さないようにと誓った たとえ誰より遠くへ行こうとも少しだって忘れない いつまでもここにある約束 腕を広げてみたら飛べそうな青と白の空の下 隣にはいつだって君がいた |
あなたの願いをうたうものdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 名前を呼ばれた気がして 一人目覚めてはあなたを探してる いつかは大人になるのだと ここを出て行ったのは何故 この手は届かない 想いを浮かべて 言葉に託して 終わりの無い 声を重ねて描いてく 失くした昨日も 願った明日も あの日のまま あの時のまま 変わらず歌うよ さよなら 誰かが言うんだ いつしか私の時間を追い越して 疑うことなど知りたくない 私はあなたが残した あなたの声だから 想いを浮かべて 言葉に託して 限りの無い 自由な音で響かせる あなたに望まれ 私は生まれた あの日のまま あの時のまま 変わらずいるから 私は あなたがいつか捨てた世界で 夢を奏でて生き続ける 悲しみのない言葉だけをただ繰り返しながら 私という心はあなたそのもの それ以外など知らない 置いていった「忘れようとした自分」も この胸で息をする 帰る日を待ったまま 想いを浮かべて 言葉に託して 終わりの無い 声は今でも描いてる 答えは移ろい 正しいものはない あなたがまた 迷う時にもここにいる この手を掴んで 私を見つけて あの日のよう あの時のように もう一度出会おう 私は |
歌に形はないけれど+α/あるふぁきゅん。 | +α/あるふぁきゅん。 | doriko | doriko | doriko | 薄紅の時を 彩る花びら ひらひら舞う光の中 僕は笑えたはず 鮮やかな日々に 僕らが残した 砂の城は波に溶けて きっと夢が終わる 真っ白な世界で目を覚ませば 伸ばす腕は何もつかめない 見上げた空が近くなるほどに 僕は何を失った? 透通る波 映る僕らの影は蒼く遠く あの日僕は世界を知り それは光となった 僕は歌うよ 笑顔をくれた君が泣いてるとき ほんの少しだけでもいい 君の支えになりたい 僕が泣いてしまった日に 君がそうだったように 僕がここに忘れたもの 全て君がくれた宝物 形のないものだけが 時の中で色褪せないまま 透通る波 何度消えてしまっても 砂の城を僕は君と残すだろう そこに光を集め 僕は歌うよ 笑顔をくれた君が泣いてるとき 頼りのない僕だけれど 君のことを守りたい 遠く離れた君のもとへ この光が 空を越えて羽ばたいてゆく そんな歌を届けたい 僕が送るものは全て 形のないものだけど 君の心の片隅で 輝く星になりたい |
雪がとける前にdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 白い白い舞台で 恋に落ちた Romantic この想い届くかな 雪がとける前に 光るダイヤのよう 降り注いだ冬のパノラマ 眩しすぎたものは 空か君の笑顔か まるで子供のよう この行方を思うだけで 憂鬱な冷たさも忘れた 曇る窓を開いて 広がるここは winterland 君と夢を探して 夢中で滑り出す 白い白い世界で 追いかけてた Romantic 掴めそうで掴めない あの雲と君 淡く赤く色づく 積もり積もる切なさ 追い越して言えるかな 雪がとける前に 息を弾ませて駆け降りた影と影 沈むオレンジが連れてく残り時間 やがて照明も暗闇に落ちる頃 君が指差す先は 煌めいた一筋の光を描く 回る回る星空 流れてゆく Starlight 目を閉じて呟いた 時計よ止まれ 遠い遠い町へと 帰る時が来ること あと少し忘れようか 雪がとけるまで 誰にだって訪れる 真冬だけの Story ねえ「君」と見つけようか 雪がとける前に 白い白い街並み 君の好きな風景 もう一度出会いたいな 雪が積もる頃に |
エンドロールdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 何気ない思いで演じてみた姿 どんな風 あなたには見えた 素敵だと言われて喜んだ私は どんなに単純だろうか そこに映るのは 醜さを隠す いつしか思い描いていた 綺麗な私だった 望まれた姿になろう 望まれる限り 私はそれが幸せと思いたい 愛された気がしてるのは 多分嘘じゃない 鳴り止まぬ拍手の音が響く 喜んで欲しくて あなたに見て欲しくて 私は演じ続けてた 声に耳を傾け 自分さえも変えてく どんなに辛かったとしても そこに映るのは 知らない顔した 誰かに向けた作り笑顔 理想の私だった 望まれたはずの姿を あなたは何故見ない 視線の先を知る度に傷ついた 誰かの拍手が聞こえて 気がついた時に 嬉しくて でも悲しくて泣いた 抱き寄せてくれるだろうか本当の自分を あなたが拒むことはもう厭わない だから愛してくれるもの全てに私は応えたい どんな姿になろうとも嘘じゃない 流れてく字幕の中に名前なんて無い その人が居てくれるなら 私はいつまででも |
1+1doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 「願い事ひとつだけかなえてあげましょう」 君はその時何を願う やり直したいこと それともほしい物 そんな魔法は使えないけど 君の好きなものひとつ教えて 多分私にも寄り添い合えるものがある 二人でできることを私と見つけましょう 忘れたはずの歌を聴かせて 溢れ出す涙は私が拭いましょう 痛みも夢も君と分け合い そのドアを二人で開けたら 何処でも行ける 願い事ひとつさえかなえていないけど 君の隣で同じものを見よう 外では冷たい俄雨も上がり 残る雫は空を映した 数え切れないほど星が瞬く 一つだけでいい 伸ばしたその手に届かせて 君が望んだことを私は否定しない 邪魔するための声も知らない 何ができるかより何をしたいかでいい 笑って話す君を見ていたい 私は鏡に似た姿 笑っていられる 何処へ行こうとしたの もし君が忘れても 私も知ってる 私が覚えてる 失くした数よりも沢山出会えたなら 理由を探し振り返らないでいい 君が私を好きであれば 私も君を好きでいられる そのドアを二人で開けたら 何処でも行ける |
Another Episodedoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 高い壁の城の片隅で向かい会う 広い部屋の中は綺麗すぎて息さえもできない ねえここから逃がして 好きだというなら 私だって愛されたくて 見つけた共犯者の理論 苦い位の毒を吐き 消せない跡を付けて 許されないことがあるって 許したくない人が言う 惰性を植え付けるより ただ認めてほしかった 鈍い痛みがして失くしたものを思う 手にいれたものと天秤にかけるなどしたくない もう考えたくない 信じていさせて 触れられたいと思うほど 弱い自分が憎くなる 仮面のヒビから覗く 知りたくもない顔に 連れ出してくれますかって 聞くことさえ叶わない 答えはずっと分かってる 私が怖がりなだけ 高い理想で築いたユートピア 蜘蛛の糸があるはずなど無い アメとムチを振りまいて作る 箱庭では何を育ててた 艶やかな花も散れば ここは何も残らない 矛盾だけを口にする 悲しい人達だけ 痛みにも慣れた頃に 私は無力と気づく 寒い部屋で肩を抱き 今更一人で眠る |
last willdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | Hirokazu Tajiri | 無くしかけてた私の名前を 一人あなたは呼んでくれた ここにいるよ 答えて伸ばしたこの腕は 何も掴めず声は届かない 一つ一つ変わってゆくその景色を 私は悲しいほど あなたの隣で見てた 優しく消えてゆく 私の居た世界 あなたのくれた時間で何を願う 私を忘れないで 私をもう忘れて 偽りのない言葉はまだ 言えない 誰も彼も忘れてゆくこの名前を あなたは悲しいほど いつまで繰り返すのか 望んでいたものは何かも分からない 呼ばれたことに喜ぶ子供のよう あなたの側にいて あなたに愛された これ以上のない幸せだと 知ってるのに 一度目の日を私は覚えていない 二度目に迫るその日は近いだろうか 名も無き小さな誰かの無数の叫び 痛いほど響くその心は 何処へゆく 優しく滲んでく 私の見た世界 何事もなく過ぎてく 青い青い空 取り残されたままの 姿を探しては それに縋ってしまうようで 優しく消えてゆけ 欠片も残さずに あなたのくれた全てと連れていって 私を忘れないで 私をもう忘れて 偽りのない言葉を今残そう |
跡濁りdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | Hirokazu Tajiri | 美しい鳥が羽ばたいて 音も立てず飛び去った 誰の目にも触れないほど静かに 醜い鳥も羽ばたいて 煩く水面を揺らす 誰もが振り返るほどに激しく 浴びせられた非難の雨に彼は零す 「うまく飛べるまで邪魔をしないでほしい」 譲れないものの数 もがいた水の上 擾乱を巻き上げて せめて波紋となれ 故に水は濁ってく あるものは彼を許せず 石を投げて追い詰めた ようやく彼は願うことをやめた 不出来なまま一人飛び立つ彼は零す 「そんな哀れんだ目で見る必要はない」 交わらない尺度なら己が内にあって その中であなたより自分は幸せと 誰も彼が分からない 静けさが連れ戻す 緩やかな終焉 透き通る水の底 音も立てず沈め 誰も何も気づかずに |
夕暮れと共にdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | Hirokazu Tajiri | 忘れものを忘れてしまわぬよう 君の好きな歌を歌うよ ららら ここは悲しみなど見えない 何もかもが眩しくて痛いよ 手のひらかざして拒んだ夕暮れ 窓辺の席から影は伸びて そのまま何もない隙間を黒く染めて隠した 始めから何ひとつそこには無いかのよう 私だけが知ってる いつのまにか綺麗に消えてしまったものは 大切なものばかり ここにいるよ 君のいない時間は どこにいても 迷ってしまう 世界中が忘れてしまう前に 一つ一つ この胸に刻むよ 君と出会うために生まれてきたんだ まだ覚えているから 擦れていく名前の跡 そこにある記憶 昨日までも崩れていく 音も立てず だから君に 今すぐにも 話をしたくなってしまうよ 暗く迫る影から逃げるように走った 振り返ることもなく 階段を上り抜け 閉じられたドアの先 ごめんね 会いにきたよ 忘れ物を忘れてしまわぬよう 君の好きな歌を歌うよ 二人並び見下ろしてた景色は 一人きりじゃ何も見えないから あてのない世界に彷徨う陽炎 ふわりと揺らいだ ららら 滲む仰ぎ見る空の色 とても紅く雲一つない 君のもとへ 早く声を聞かせて どこにいるの 私はここにいる 伸ばしたはずの手は何を掴めたの ただ涙が止まらない ああ消えてしまう 私の日々 |
過ぎし3月の君へdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 朧げな季節に董が揺れてる 少し早すぎると君は言うか 残り雪はただ溶けて消えてゆく 終わり無い気がした歳月(ひび)は遠ざかる 彩れ花吹雪 君よ美しく 霞の向こうから手向けを送ろう そこから見えるのは 悲しみ 喜び 答えはいつまでも 今もまだ無いまま 望んだ言葉と学んだ言葉の 間(はざま)で泣いてた君を知っている さよなら 好きでした けど嫌いでした 逃げ場所がないほど 君はそこにいた これから出会うもの 離れてゆくもの 忘れたいものだけは 置いて行けばいいから 願うはただひとつ 君は君であり どんなに変わろうと 好きでいてほしい 彩れ花吹雪 迷いと散りゆけ 君の選ぶことに間違いなど無い 過ぎさる3月の中を歩く君へ そして同じ春に立ち止まる私へ |
COUNT DOWNVALSHE | VALSHE | VALSHE・minato | doriko | G'n- | 虚構を背負った兎は逃げる 引きずる枷鎖に染みる bright tear 抜け出すことを諦めた片目といま瞳が合った 警告の泣き声(クライ) 耳を劈く 張り裂けそうな胸の奥 覗き見ているコウモリ(モブ) 広がる穴の 出口は塞がれた もがいて溺れるように 息を吐くように 「助けて」とつぶやく 忍び寄った gray をいつも白黒に分けていく Suspect 見間違えた両目ぜんぶ潰れて目の前は Black out 裏切られた犠牲と嘘の信頼を踏み台に Run up 傷つけたり騙し合ってこのゲームは続いていく 想像と現実が曖昧になっていく 急ぎ足の兎はどこまで落ちた? 惰性だけの生活(ライフ) 堕落を招き 妥協することうまくなる 大人たちの体裁(ポーズ) ウソツキはダレ 心は闇の中 縛っているのは鎖か 責め立てる過去か 知らなくていいこと 踏み込むなと line を引いて身動き出来なくなる Forfeit 自分の手で首を締めて呼吸が止まるのは That lame 見破られた偽善の後の正論を盾にして Suck up 欺いたり潰し合ってこのゲームを生き抜いていく 兎は言った 未必の故意だと 忍び寄った gray をいつも白黒に分けていく Suspect 見間違えた両目ぜんぶ潰れて目の前は Black out 裏切られた犠牲と嘘の信頼を踏み台に Run up 傷つけたり騙し合ってこのゲームは続いていく このゲームは終わらない |
六月病doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | そちらはどうですか 少しは慣れましたか? 風邪とかひかず笑ってますか? こちらはどうやら ちょっと抜けてます 右から左です 変った環境のせいにしているけど もともとかな ふわふわな雲 ゆるり流れ 少し遅い 六月病 風にも負けず 走る君を 飛行機雲と 見送った そちらはどうですか 少しは寂しいですか? たまには泣いたりしちゃってますか? こちらは未だに ちょっとずれてます いつも笑われます 意外にそれでも平気と気づけたり 日は昇るし ふわふわな雲 ゆるり流れ 梅雨も明けて 七月病 雨にも負けず 走る君を 入道雲と 見送った あぁ 今日の雲は 昨日見たロールケーキ あぁ 今日もきっと 小さな私を許してくれる ふわふわな雲 ゆるり流れ 相変わらず 八月病 何事もちょっと 走る君も ふと気づいて 立ち止まる ふわふわな雲 ゆるり巡り 私ずっと 一年病 次の休みは 走る君に 無駄なものを届けたい |
笹舟doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | F☆T | 暮れ行く夕日影に覚ゆる漣に舞う舟 夕凪 淡く陰り 静寂に 月が弓を引く 嗚呼 愛し君よ 遥か夏霞 嗚呼 夢花火が 輝く儚き日々 遠き世に 唄う蝉時雨 恋一つ 花と散りぬれば 愛し君よ 偲ぶ面影よ 揺れて 揺れて 千代の憂き世に蔭ろう 瞬き 独り数え 短夜 分かつ星に問う まだ 愛し君よ 空も移ろうか 嗚呼 頬はいつぞ 涙を 忘るるのか 恋しずく 流る天の川 願わくば 今宵 彼の人へ 愛し君よ 見えぬ鵲を 誰か 誰が 永久の別れと呼ぶなら 暮れし海 浮かぶ笹舟よ どこへ消ゆ 時を漂えば 愛し心 紡ぎ星となれ 宵に 闇に ほろり零れて 遠き世に 唄う蝉時雨 恋一つ 花と散りぬれば 愛し君よ 偲ぶ面影よ 揺れて 揺れて 千代の憂き世に蔭ろう |
Myself≒Yourselfdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | この左手 君の右手 ガラス越しに指を重ねて 目を合わせて笑ったなら ほら 同じように笑った たずねたいことがあるんだ 私はどう見えるかな 鏡に映るそのままに 見えてるのかな 変わりたい時もあるんだ 今と違う自分に 少しずつでいいから 素直になりたい 「私にお似合い」って言うけどどんな意味? 「誰かの思う私」もいいんだけど さあ新しい服に着替えて 君ともっと遊ぼう 好きなものなんて自分が決めるものでしょう ああ答えだってない方がいい 今以上も探そう 憧れの魔法をかけて 私の「セルフィ」 この頃私の空には冷たい雨ばかり降る お気に入りの靴まで涙に濡れた あの子になりたい 私もなれるかな それより素敵な自分になってもいい さあ雨の日も傘を広げて 君ともっと出かけよう 水浴びた街も明日は花を咲かすよ ねえこんな日はきっと素晴らしい出会いがあるはずだよ 水たまり超えたその先 願って「セルフィ」 いつもより大人の黒なのか ああ逆に可愛く白なのか 悩ましいことばかりあるよね どんな気分でいこう さあここにおいで手の鳴る方へ 初めまして「あなた」も 思うまま描けばいいよ 好きという気持ち さあ新しい服に着替えて 君ともっと遊ぼう 幸せの魔法の言葉 唱えて「セルフィ」 笑って「セルフィ」 私の「セルフィ」 |
私とジュリエットdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | どこにいるの どこにいるの 眠るシンデレラ 私に寄り添う彼女の声をかき消してみせて 時計の針は胸を刺しながら回っている それでもバネを巻くパパとママ達 ねえ痛いんだよ 止めてよって言えばいいの 彼女は「無駄だよ」と耳元で囁いてる 7階から見える灯の先へ このリードの長さで届くかな 逃げ出そうか ロミオと電車に揺られ 狭い狭いヴェローナの外まで もう帰れないね なんて他人事みたいに言おう 赤い甘いリンゴを食べながら さあ動き出した銀河鉄道 闇を駆けてどこまで行けるかな 迷子の「三人」を乗せて 不機嫌そうな顔をしてる彼女と 笑う彼の間で夜は更ける 「引き返そう この先に居場所はない」 悲しそうに彼女は呟いた 分かってよ 私はあなたが憎い だから違う結末を見せたいね あの灯さえも過ぎた頃 彼女の小さい声がした 「きっとお別れなんだね」 どこにいくの ここにいてよ 嫌いな私 望んでたんだよ だけど今は「二人」にしないで 12時の鐘が鳴る前に結ばれて 熱の冷めてしまったシンデレラ 眠るように静かに目を閉じてゆく さよなら 私だけのジュリエット 多分私あなたが好きだった |
方舟VALSHE | VALSHE | VALSHE | doriko | Shun Sato・doriko | 私が何故消えゆくのかを 知ろうとすることはやめて それはきっと身を裂くような 寂しさになってしまうから だから決して見送らないで 思い出も出来る限り捨てて 長く彷徨うことになるの 荷物は軽い方がいいから 清か水色も 人知れずに ゆっくり混ざって もうすぐ濁るでしょう 世界が私を取り残して何処かに行ってしまったわ 大丈夫 あなたは何にも間違っていない 最後に一言伝えるなら悲しい言葉はやめましょう どこから眺める月もきっと美しいから あなたが何故消えゆくのかを 聞くことはもう出来ないけど 後悔することが出来た それが一番の手向けね 生きたいところで生きれるように 今は眠りましょう 明日を夢見ながら 私は世界を取り残して何処かに行ってしまうけど 心配しないで あなたはあなたで正しい はじまりもおわりも最後には等しく還り巡るもの 私もいつかは同じ場所へ行くのだから 揺らり 揺らぐ あなたを連れて 世界が私を取り残して何処かに行ってしまったわ 大丈夫 あなたは何にも間違っていない 最後に一言伝えるなら悲しい言葉はやめましょう どこから眺める月もきっと美しいから |
ガランドVALSHE | VALSHE | VALSHE | doriko | doriko | その答えを聞いてはいけない 身体を巣食う癌になるから 沸き起こる感情のすべては 何者かを刺す針になる 擦って腫れた赤い心臓 あるのは 無数の死路ばかりだ 無力なことをわらってほしい 許されるのは 残酷だから 見るに堪えないと伏せたあの朝に 光を無くしたガラス玉は 粉々だ これ以上ないほどに 孤独の王はガランドの中 ひたすら 灼かれ 灼かれ もう歌ですらない歌だけが あなたを 見送るだろう 絶望でも喪失でもなく 打ちのめすのは 人であれと 裸にされたこのかたまり 還れる場所は あるのだろうか 淘汰されるのは弱い存在か 盲目な理由なき恐れか 十分だ もう十分 見てきた 孤独の王はガランドの中 すべてに 焦がれ 焦がれ 見果てた夢を残さず焼べた ここには 何もなかった 風が凪いで いつかは去っていくように 葉が枯れ落ち いつかは土に還るように 星が燃えて 消えていく瞬間のように 例えばそう それだけのことでしかなかった 孤独の王はガランドの中 ひたすら 灼かれ 灼かれ もう歌ですらない歌だけが あなたを 見送るだろう 孤独の王はガランドのまま それでも 灼いて 灼いて もう声ですらない声さえも 連れては 行かないのだろう |
文学者の恋文アンティック-珈琲店- みく | アンティック-珈琲店- みく | doriko | doriko | doriko | 言葉をあなたに捧ごう この僕の心と同じ憂いを文字に籠めて どれだけ綺麗に描けたならあなたに届くのか 涙零した二つの少し離れた雨傘 あなたの声が聞こえない 雨音が邪魔をした 初めて誰かに恋をしてた きっとあなたも気づいていたね 胸を裂く切なさを手紙に綴ろう 言葉をあなたに捧ごう この僕の心と同じ憂いを文字に籠めて どれだけ綺麗に描けたなら伝わるだろうか 言葉にできないなんて逃げ出せない まるで一人孤独な文学者 僕が織り上げた言葉でこそ 届けてみせたい 変わらず空は晴れない 二つ並んだ雨傘 あなたの指に触れた日 雨音が遠くなる 拙い手紙を渡したけど 雨に滲んだ文字が読めない それでも「ありがとう」とあなたは笑った 言葉をあなたに贈ろう もう一度いつか必ず渡すと約束した そうする自分が悔しかった あなたの優しさも 飾らぬ心を書けば幼すぎて 姿もない「誰か」に笑われた その時忘れてしまったもの 幸せの中に 寄り添う月日は黄昏ゆく 僕らに残された時間は あと僅かだと知っているのか 目を閉じあなたは呟く 「最後に願いが叶うのならあの日の手紙を下さい」と ただ言い残して眠りにつく 例えば「好き」と一言の手紙でも あの人は大切にしてくれたのだろう 本当は自分も分かっていた けどできなかった 心を綴ることから逃げ出した 僕は一人無力な文学者 語ろうとしてた「誰」のために 誰のために? だからせめてまたあなたに会うときは あの日の僕が続きを渡すから ペンを走らせる窓の外に雨音が響く |
last willウォルピスカーター | ウォルピスカーター | doriko | doriko | Hirokazu Tajiri | 無くしかけてた私の名前を 一人あなたは呼んでくれた ここにいるよ 答えて伸ばしたこの腕は 何も掴めず声は届かない 一つ一つ変わってゆくその景色を 私は悲しいほど あなたの隣で見てた 優しく消えてゆく 私の居た世界 あなたのくれた時間で何を願う 私を忘れないで 私をもう忘れて 偽りのない言葉はまだ 言えない 誰も彼も忘れてゆくこの名前を あなたは悲しいほど いつまで繰り返すのか 望んでいたものは何かも分からない 呼ばれたことに喜ぶ子供のよう あなたの側にいて あなたに愛された これ以上のない幸せだと 知ってるのに 一度目の日を私は覚えていない 二度目に迫るその日は近いだろうか 名も無き小さな誰かの無数の叫び 痛いほど響くその心は 何処へゆく 優しく滲んでく 私の見た世界 何事もなく過ぎてく 青い青い空 取り残されたままの 姿を探しては それに縋ってしまうようで 優しく消えてゆけ 欠片も残さずに あなたのくれた全てと連れていって 私を忘れないで 私をもう忘れて 偽りのない言葉を今残そう |
青色十色doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | あたりまえのことも出来ない 君をきっと悲しませたね 気づいた日に見えた空は青いままに この両目に滲んでいる たわいもないことで褒められ 喜ぶほど子供じゃないけど せめて君に 次も恥じないようにと 小さなその欠片を集めた 覚えたての台詞を繰り返し叫んだ 背伸びの頭上には無数の流れ星 憧れを追いかけては またとない八月も 瞬き 掠れた声と過ぎて行く 青色 青色のままで 拙い言葉を重ねる もう少し 上手く君に言いたくて どうして ねえどうしてなの 時が経つのを怖がるの こんなにも出来ることが増えていくのに 迷いながら歩いてみた 歌いながら笑ってみた 眩しすぎた水鏡に 幾度目の夏の匂い 遠く遠い街も人も すぐ側の路地も木々も すべて覚えていたいよと 胸に当てた両手に 雨が落ちる ひどく冷たく 君は一人 濡れて泣くよう 傘のさしかたさえ忘れたのなら 雲が晴れるまで ここにいよう あの日 聞き飽きたと嘆いて塗りつぶしたノート もういいから 嘘のつけない君でいてほしい 青色 青色のままで 拙い言葉を重ねる もう少し 上手く君に言いたくて どうして ねえどうしてなの 時が経つのを怖がるの こんなにも好きなものが増えていくのに 初めてがまだ溢れてる 昨日と違うさざめきの中 二度とない今を歌うよ そうして無くしたくないものがある |
まぢかのみらいdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | Hirokazu Tajiri | 古いレールの上を腕を引かれ歩く 一人で大丈夫とそれを振りほどく 僕が選んだ靴なのに履けば擦れて痛かった 脱いでしまえばいいのに無理してみたんだ 血が滲み立ち止まる ねえ行かないで 愛されるのが当たり前だと思っていたから すぐそばの未来さえ僕にはまだ見えない 夏の空はいつも眩しくて目を背けた この先にあるものは悲しみかもしれない それを「明日」と呼んだ美しさ 分かるだろうか 君のこと好きだから僕を忘れて 嘘をつくにも近すぎたかな 誰より傷つけた すぐそばの未来さえ僕にはまだ見えない 夏の空はいつも眩しくて目を背けた 足元の石を投げその先で拾うだけ 何度でも繰り返してみせよう 「明日」になるまで すぐそばの未来さえ僕にはまだ見えない 夏の空はいつも眩しくて目を背けた この先にあるものは悲しみかもしれない それを「明日」と呼んだ美しさ 分かるだろうか |
箱doriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | Hirokazu Tajiri | すこしばかり後ろを歩く すこしばかり小さな私 その視線は今の私を背後から刺した 抱えていたそれが嫌いで 確かに捨てたはずなのに どこで拾い上げたのだろう 大事そうにしていた 蝶よ花よ君よ 愛されていたんだね 咲くも散るも選べない 悲しみと裏表なのに 気づけば持ってたもの 何かも知らないもの 蓋さえもない箱はいつからそこにあった 大切なものだと言われた気もしている いらないものと間違えたかな 重くなる日もあって 軽くなる日もあって その中身を量る頃には嫌になった 優しく蝕んでく 真綿で首を締めるように 物分かりのいい君ですし 無責任と許せないのでしょう 期待という邪魔なリボンつきのプレゼントはいらない 無償の愛という言葉を捧げましょう きっと何一つさえ返す必要なんてないはず いつしか 気づけば持ってたもの 何かも知らないもの 蓋さえもない箱はいつからそこにあった 大切なものだと言われた気もしている いらないものと間違えたかな 重くなる日もあって 軽くなる日もあって その中身を量る頃には嫌になった だけど君は拾う そんなものでないと 二度と離しはしないようにと 少しずつ箱は軽くなって 私は自由と踊ればいい 振り向いた後ろには誰も居なくなっていて もうそれを見ることもない すれ違う人の腕に見えた 似ているようで少し違う箱 幸せそうな顔に それが何かと聞けはしない |
サクコロdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | Hirokazu Tajiri | 目に見えないものなら そこにないと同じと思うだろう ただただ それはすり抜けてゆく風のように 幾千行き交う影の中で足を止めて私を見てた ただただ そんなことが嬉しかったのか 自分が何かも忘れてしまった 私にもう一度 私にもう一度 こんな姿だけど怖がらないで 傷つけたりしないよと 伝える術さえ分からないから 声も出せない 手を伸ばしたのはあなたが先か 黄色い花の咲く頃 応えた私に笑ってみせた あなたは綺麗で 何処に居てもあなたの姿ばかり探してしまうようで ただただ そんな自分に戸惑っていた 悲しい思いをしたいわけじゃない 私はもう二度と 私はもう二度と ガラス越しに触れた手と手のような 決して交わらないもの その隙間には何を詰めたら埋まるだろうか 好きという言葉もあなたが咲きで 赤い花の咲く頃 泣いた私と共に泣いてた あなたも綺麗で 怖いものなど無いはずなのに 迫る夜に怯えていた もう分かってる 知ってしまえば 優しくて優しくて 痛いほど優しすぎて 帰れずの森へと迷い込んでは 帰る場所など無いと言う その眼差しに陰りなどなく 揺らいでしまう さよならだけは私が先で 雪の花が咲く頃 凍えた私をただ抱きしめた あなたは綺麗で |
オノマペットdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 私口下手ってクドクド言われますが そんな訳ないだろって言ってんの 知ってんの? けれどいざって時 クラクラオーバーフローね 大脳が吐き出した オノマトペ あいつら無責任にげらげら笑ってますが 死活問題かもって どーすんの? Don't you know? 姿に気づけば 距離が縮まれば 声が聞こえれば うらららら どーすればいい トキメキオハナシ 口を開いて はわわあたふた いい天気ですね かくかくしかじか 今日は曇りですか… 昨日の過ちに ガタガタ抜かすより 明日に備えて EDF! ABF ところで私の苗字は 小野じゃないの もう少し長くてカワイイの 最近世間では バリバリ値上げ中ね どこのお店でも 2980円→3980円 こんな布切れで 何が守れるの 何を守るんだ あばばばば どーすればいい ドキドキムネムネ 寄せて上げたら たわわふるふる そーゆーことじゃない 頭を使って バカじゃないのだよ うとうと眠気は すやすや眠ればいい← どーすればいい こんなに困難で 人生の複雑 息も絶え絶え 気持ちいいことも 不意打ちはやめて 次はいってしまう 人という字を 手のひらに三回 飲み込んでみて 無味で無臭だ フワフワした私はどんだけ不自由な人形 |
君のいない世界には音も色もないdoriko feat. 初音ミク | doriko feat. 初音ミク | doriko | doriko | doriko | 決して1つにはなれない すぐに気づいてしまうけど 僕はこんなに脆いから 君と寄り添うのだろう 重ねた分の熱で余計な寒さを知るけど 手を繋ごうか 今だけでも 僅か1秒でいい 僕より後にして 君のいない世界には 音も色もない 笑う人もいるかな ただ誰であろうとも そう思えることがいつかあると 自分の知ること以外 僕は何も知らないけど まだ信じていさせて 晴れていようが 雨だろうが 閉じたままのカーテンのように 何も見ないままで嘆いてた 僕が閉じていたもの 窓を開けば眩しすぎて 目を背けるけど 大丈夫だよと君は言った 一人で生まれてきて 一人で今日も眠る そんなこと痛いほど 分かっているけれど 認めてくれたから 否定してくれたから その言葉たちで作られてく 僕という心にもしも重さがあるのなら 二つ分と思いたい 僅か1秒でいい 僕より長く在れ 君のいない世界では 息もできないよ こんな風に足掻ける時間もあとどれほど 大切なことは話しておこう 覚えてる 窓辺の席で隣にいた日から 君のことをずっと |
Birthday花たん | 花たん | doriko | doriko | doriko | 眩しさの中開いてく まだ小さな目と目 ぼやけたままの瞳から 僕を見ていた ここにいるよと差し出せば 確かめ合う手と手 握り返した指をまだ 離しはしない 悲しみに泣いてしまう日が 無いように何より願ってる 君の世界を守ろう 君の触れるすべてが 愛しくて 愛しくて 壊されぬよう 君と時間を歩もう 奪われない記憶を ひとつずつ ひとつずつ 刻んでゆく この腕を離れてく日が 来ることをどれほど知っていても 君の涙を拭おう 悲しませるものなど 残らずに 残さずに 消してみせよう 君の笑顔に託そう 僕がいなくなろうとも いつまでも いつまでも 曇らぬよう 君の心に残そう 忘れないで 誰より 望まれて 愛されて 君は生まれた 僕の時間を捧ごう 後僅かな時間でも これからを ここからを まだ見ていよう 君の世界を守ろう 君の好きなすべてが 永遠に 永遠に 枯れないよう 抱えきれない花束を 君の両手に残せたら 叶えられない願いなど 何も 何も 君には無い |
letter song藤田咲 | 藤田咲 | doriko | doriko | Miyako Matsuoka | 好きな人と歩いた場所も その時見た景色も 振り返らず今を駆け抜け 私は何と出会うの 立ち止まるほど 意味を問うほど きっとまだ大人ではなくて 今見てるもの 今出会う人 その中でただ前だけを見てる ~10年後の私へ~ 今は幸せでしょうか それとも悲しみで 泣いているのでしょうか けどあなたの傍に変わらないものがあり 気付いていないだけで守られていませんか 過ぎし日々に想いを預け 時間だけただ追いかけてく 背に寄り添った誰かの夢に 振り向ける日がいつか来るのかな ~10年後の私へ~ 今は誰を好きですか それとも変わらずにあの人が好きですか けどいつか知らない誰かを愛する前に 自分のことを好きと言えるようになれましたか 大切な人たちは今も変わらずいますか それとも遠く離れそれぞれ歩んでいますか けどそんな出会いを 別れを繰り返して 「今の私」よりもすてきになっていますか ~10年後の私へ~ 今がもし幸せならあの日の私のこと 思い出してくれますか そこにはつらいことに 泣いた私がいるけど その涙を優しく 思い出に変えてください |
君のいない世界には音も色もない前田玲奈 | 前田玲奈 | doriko | doriko | doriko | 決して1つにはなれない すぐに気づいてしまうけど 僕はこんなに脆いから 君と寄り添うのだろう 重ねた分の熱で余計な寒さを知るけど 手を繋ごうか 今だけでも 僅か1秒でいい 僕より後にして 君のいない世界には 音も色もない 笑う人もいるかな ただ誰であろうとも そう思えることがいつかあると 自分の知ること以外 僕は何も知らないけど まだ信じていさせて 晴れていようが 雨だろうが 閉じたままのカーテンのように 何も見ないままで嘆いてた 僕が閉じていたもの 窓を開けば眩しすぎて 目を背けるけど 大丈夫だよと君は言った 一人で生まれてきて 一人で今日も眠る そんなこと痛いほど 分かっているけれど 認めてくれたから 否定してくれたから その言葉たちで作られてく 僕という心にもしも重さがあるのなら 二つ分と思いたい 僅か1秒でいい 僕より長く在れ 君のいない世界では 息もできないよ こんな風に足掻ける時間もあとどれほど 大切なことは話しておこう 覚えてる 窓辺の席で隣にいた日から 君のことをずっと |
歌に形はないけれど松岡充 | 松岡充 | doriko | doriko | Miyako Matsuoka | 薄紅の時を彩る花びら ひらひら舞う光の中 僕は笑えたはず 鮮やかな日々に 僕らが残した 砂の城は波に溶けて きっと夢が終わる 真っ白な世界で目を覚ませば 伸ばす腕は何もつかめない 見上げた空が近くなるほどに 僕は何を失った? 透通る波 映る僕らの影は蒼く遠く あの日僕は世界を知り それは光となった 僕は歌うよ 笑顔をくれた君が泣いてるとき ほんの少しだけでもいい 君の支えになりたい 僕が泣いてしまった日に 君がそうだったように 僕がここに忘れたもの 全て君がくれた宝物 形のないものだけが 時の中で色褪せないまま 透通る波 何度消えてしまっても 砂の城を僕は君と残すだろう そこに光を集め 僕は歌うよ 笑顔をくれた君が泣いてるとき 頼りのない僕だけれど 君のことを守りたい 遠く離れた君のもとへ この光が空を越えて羽ばたいてゆく そんな歌を届けたい 僕が贈るものは全て 形のないものだけど 君の心の片隅で 輝く星になりたい |
あなたの願いを歌うもの蓮花 | 蓮花 | doriko | doriko | doriko | 名前を呼ばれた気がして 一人目覚めてはあなたを探してる いつかは大人になるのだと ここを出て行ったのは何故 この手は届かない 想いを浮かべて 言葉に託して 終わりの無い 声を重ねて描いてく 失くした昨日も 願った明日も あの日のまま あの時のまま 変わらず歌うよ さよなら 誰かが言うんだ いつしか私の時間を追い越して 疑うことなど知りたくない 私はあなたが残した あなたの声だから 想いを浮かべて 言葉に託して 限りの無い 自由な音で響かせる あなたに望まれ 私は生まれた あの日のまま あの時のまま 変わらずいるから 私は あなたがいつか捨てた世界で 夢を奏でて生き続ける 悲しみのない言葉だけをただ繰り返しながら 私という心はあなたそのもの それ以外など知らない 置いていった「忘れようとした自分」も この胸で息をする 帰る日を待ったまま 想いを浮かべて 言葉に託して 終わりの無い 声は今でも描いてる 答えは移ろい 正しいものはない あなたがまた 迷う時にもここにいる この手を掴んで 私を見つけて あの日のよう あの時のように もう一度出会おう 私は |
EXECUTORVALSHE | VALSHE | doriko | doriko | doriko | あなたの声に耳を塞いだ 分からないから 「何を望むの」 そう何も救えないエゴ 意味のないことなどやめて そんな風に思う矛盾に泣いていた その手で迷いを払え 歪んだものを壊して 突き刺して傷つけたのは自分の背中か 正しいと選ぶ答えが酷く間違うなら ねえ同じ姿になっていっそ逃げ出したい どこへ行くでもない 終わりない夢に落ちる 足元の世界など あなたに見えてはいない 伸びきった記憶の糸は 今日という幅が縮んでく もう二度と逃げないからと言えるかな 小さな点を繋いで今を生きている 淀んだ水の中でも月は輝く か細い糸を通した針よ美しく 悲しいことも忘れたあの胸を貫け せめて私の手で |
PERSONAVALSHE | VALSHE | VALSHE | doriko | doriko | もうこの場面は何度となく見てきた あなたは醒めない悪夢の続きで 狂ってしまった人形みたいに 同じ言葉を繰り返した 言われたとおりに演じていれば すり減るだけで死にはしないと 底から広がって蝕んでいって いずれは確実に息を止めるもの 仮面の下で廻る舞台の上で僕だけが上手に踊れない 「オカシイのは差し出さないやつだ」と その代償を心だと言うのならば 早く殺して なんだったら最初から間違いだったと そんな乱暴にしたいわけじゃない いっそ時間に置き去られたまま 忘れられたほうが幸せだ 形を変えずただそこにあって 触らなければ傷もつかない 見たくないものを遠ざけたところで どうしたって無かったことにはならない 許されたいものが許されるところへ行った それ以上もそれ以下もない 人知れない真ん中に脆さがあって その代償が仮面だと言うのならば 誰を責められる 近づくほどに遠い距離 消えては浮かぶ幻 姿の見えないものをあてもなく探すよう あなたは確かにここにいた 立ち止まる僕のことを誰も責められはしない 仮面の下で廻る舞台の上で僕だけが上手に生きれない 「オカシイのは差し出さないやつだ」と 同じ言葉を繰り返した もう何もない 僕にも何もないんだ その代償を心だと言うのならば 早く殺してよ |
PreyVALSHE | VALSHE | VALSHE | doriko | doriko | 心の中に棲みついた怪物が餌をねだって蠢く そいつが妙なことを言うんだ 「おまえの要らない心を食らってやる 追い出さないなら」 僕はこの取り引きを利用した ドロドロしてる醜い感情 場所を取るだけの後悔 馬鹿みたいに喜んで食らった 次第に自分の心が澄み渡っていくのがわかって 本当に最高の気分だった どんなことでも許し認め合っていけるさ 嘘偽りも余計な装飾も捨て去って 映った世界のすべてが優しいものに感じた 鏡のようなものだったと今は思うよ ひりつくような感覚が湧き上がってきたのもそんな頃で 要らない心を食らわせ切ったら どうしてだかそいつのことが気の毒に思えてきてさ 大事なほうの心も分けてやろうもう少しくらい構わない そんな風に思えて もう一つもう一つとそいつは食らっていった 一つまた一つと僕は差し出しつづけた これ以上は心がなくなって僕自身が消えてしまうけど 迷いなく最後の一つを探した 求めてるから応えようとしたんじゃなくてさ 赦しですらない何も生むことのない行為だ 悲しくもなくてどうでもよくなっていたんだ おかしな話だろ要らない心だけを捨てたのに ああそっか馬鹿なのはこっちだったみたいだ そいつは僕に「ありがとう」と言って最後の一つを食らった |
箱庭シンドロームVALSHE | VALSHE | VALSHE | doriko | doriko | ありふれた幸せを当たり前に望もう 恥ずべき事はないと あなたは言っていた 魚が空を飛べず 鳥が泳げないように 私の分相応を教えてくれた 少しずつ作り上げられた世界の歪さにはまだ気づけないまま 不自由のないことは自由なんだと そう言って私を閉じ込めた 調律の狂った音を弾く孤高のピアノ奏者 誰もがあなたを称賛するでしょう だから好きなだけいっそ死ぬまで自作自演の箱庭で演じていればいい あなたのためだけに歌っていたい嘘などなかった ふたり離れずにいられるのなら でも歌えもしない小鳥なんてあなたは望まなかった あの日から時間は止まったまま 塵積もる柵の切れ間に ゆっくりと手をかけ 飛べたとして 何が変わるでもなく 根も葉もない充足に襲われるだけ 染み込んだ色は鮮やかさを増した 手遅れな物事は確かにあって 身勝手に塗りつけられた行為の理由を探している バカみたいね そう ありふれた幸せを当たり前に望もう 恥ずべき事はないと あなたが教えてくれたでしょう 息の仕方も歩き方もいまさら変えられない でも今はじめて「幸せ」の意味を感じられた 調律の狂った音を弾く孤高のピアノ奏者 誰もがあなたを取り囲むでしょう ねえ好きなだけいっそ死ぬまで自作自演の箱庭で演じていればいい いつの日か二人になりたかった それも儚い夢 声にならない声を張り上げる 最後の瞬間まで私たちは一人と一人だった さようなら あなたを愛していたわ |
cue.VALSHE | VALSHE | VALSHE | doriko | doriko | 「おめでとう」 誰もが素晴らしい事だと信じる 泣いている私も きっと“そう”なんだろうと信じていた 程なく知ってしまうのは 等しく叶う願いはないこと どうして生きていなくてもいい理由のほうが多いの 目を閉じて何が見えますか 鮮やかな世界の片隅で ただ一人色を無くしたまま 俯くあなたがいました 「ありがとう」 二度目の命をくれて あの頃と違う理由を数え 精一杯生きてるから 哀しみ避けて人はなお 順番を選ぶことはできない 変えられない苦しみがあるのなら私であって欲しい 二十億の音色を聞かせて 満ち足りる事などないけれど ただ一つ約束をするから あなたの後ろに列ぶと 誰かのために生きることが脆さでも 自分のために生きることが弱さでも 受け入れながら 抱えながら 歩く事は 強さと信じたい 目を閉じて何が見えますか 鮮やかな世界の片隅で 大切なものを見つけている 大人の私がいました 二十億の音色を聞かせて 満ち足りる事などないけれど ただ一つ約束をするから あなたの後ろに列ぶと ずっと後ろに列ぶと |
ロミオとシンデレラMORE MORE JUMP! | MORE MORE JUMP! | doriko | doriko | | 私の恋を悲劇のジュリエットにしないで ここから連れ出して… そんな気分よ パパとママにおやすみなさい せいぜい いい夢をみなさい 大人はもう寝る時間よ 咽返る魅惑のキャラメル 恥じらいの素足をからめる 今夜はどこまでいけるの? 噛みつかないで 優しくして 苦いものはまだ嫌いなの ママの作るお菓子ばかり食べたせいね 知らないことがあるのならば 知りたいと思う 普通でしょ? 全部見せてよ あなたにならば見せてあげる私の… ずっと恋しくてシンデレラ 制服だけで駆けていくわ 魔法よ時間を止めてよ 悪い人に 邪魔されちゃうわ 逃げ出したいのジュリエット でもその名前で呼ばないで そうよね 結ばれなくちゃね そうじゃないと楽しくないわ ねえ 私と生きてくれる? 背伸びをした長いマスカラ いい子になるよきっと明日から 今だけ私を許して 黒いレースの境界線 守る人は今日はいません 越えたらどこまでいけるの? 噛みつくほどに 痛いほどに 好きになってたのは私でしょ パパはでもねあなたのこと嫌いみたい 私のためと差し出す手に 握ってるそれは首輪でしょ 連れ出してよ 私のロミオ 叱られるほど遠くへ 鐘が鳴り響くシンデレラ ガラスの靴は置いていくわ だからね 早く見つけてね 悪い夢に 焦らされちゃうわ きっとあの子もそうだった 落としたなんて嘘をついた そうよね 私も同じよ だってもっと愛されたいわ ほら私はここにいるよ 私の心そっと覗いてみませんか 欲しいものだけあふれかえっていませんか まだ別腹よもっともっとぎゅっと詰め込んで いっそあなたの居場所までも埋めてしまおうか でもそれじゃ意味ないの 大きな箱より 小さな箱に幸せはあるらしい どうしよこのままじゃ私は あなたに嫌われちゃうわ でも私より欲張りなパパとママは今日も変わらず そうよね 素直でいいのね 落としたのは金の斧でした 嘘つきすぎたシンデレラ オオカミに食べられたらしい どうしようこのままじゃ私も いつかは食べられちゃうわ その前に助けに来てね |
ロミオとシンデレラ (ロミオver.)岡本信彦 | 岡本信彦 | 岡本信彦 | doriko | | 君との恋を喜劇のジュリエットにしようか 底から連れ出せば どんな気分だい? いつも通りおやすみなさい 偽りの笑みを喰(は)みなさい 大人はもう寝る時間さ 振り返る媚薬のパラレル 患いの素顔にやられる 今夜はどこまでいけるの? 噛みつかないと懐かないの? 甘い声はまだ苦手なの? 君のママが規則ばかり説いたせいか 知らないことがあるのならば 知らしめてあげる特別に 全部見せてよ 飾りなど捨てすべてあげる命も… ずっと恋しくてシンデレラ 制服だけで駆けていくね 魔法で時間を止めるよ 悪い人に邪魔されないし ああ 逃げ出したいのジュリエット でもその名前はタブーかな そうだね結ばれなくちゃね そうじゃないと楽しくないね ああ ねぇいっしょにタえてくれる? 背伸びをした長いキスから 悪い記憶もそっと消すから 今だけ目を閉じ委ねて 黒いレースの境界線 守る人は今日はいません 越えたらどこまでいけるの? 噛みつくほどに痛いほどに 好きになってほしいわかるでしょ 君のパパもいつか僕に靡くはずさ 未来のためと差し出す手に 握ってるこれは指輪だよ 受け止めるよ僕のジュリエット バルコニーから飛んで 鐘が鳴り響くシンデレラ ガラスの靴を置いていった わかったこれは遊戯だね 悪い僕に何されたいの ああ きっとあの子もそうだった 落としたなんて嘘をついた そうだね気持ちは同じさ だからもっと愛してあげる ああ ほらはやく手に入れさせて 僕の心をそっと覗いてみませんか 君のことだけあふれかえっていませんか まだ別腹さもっともっとぎゅっと詰め込んで いっそ二人の居場所までも捨ててしまおうか でもそれじゃ意味ないね 大きな箱より 小さな箱に幸せはあるらしい どうしよこのままじゃ僕らは 悪夢に魘されちゃうね ああでも蛇よりも欲張りな アダム・イブは今日も変わらず そうだね素直でいいよね 落としたのは金の斧でした 嘘つきすぎた王子の 真の姿は獣らしい どうしようこのままじゃダメだよ いつかは食べてしまいそうだ その前に助けにいくよ |
いっそあなたを望月琉叶 | 望月琉叶 | doriko | doriko | doriko | 格子の向こう ひらひら 可憐な花よ 枯れて散るも一時 悔いなき春を美しく 想いを紡ぎ上げて 蜘蛛は網を張った 全てを餌にして 手繰り寄せたものは 蛍が乱れ舞う 温い夏の宵 恋し焦がれ燃えて燃えて 嗚呼 求めてくれますか 月夜の下 あなたと結ばれた 解けぬ糸 愛されて愛し そんな夢を見たまま いっそあなたと 報われない日々は 絶えず胸を刺した 髪を切る鋏を握る手が震えた 枯れ葉が零れてく 早い秋日暮 恋し焦がれ泣いて泣いて 嗚呼 今日こそ来ませんか 真綿で首を締めるよう 待つばかりで 鳥籠から空をただ眺めて 死ぬのは嫌よ 足りないまだ どれほど尽くしたら ここにいます もう二度と二度と離れずに済むなら いっそあなたを ねえずっと分かっていたのよ だからどうか最初で最後 私の我儘を一つ叶えて 「愛しています」 格子の向こう 深深 染めてく雪よ 溶けて消えてしまうなら連れて行ってよ 常しえに |
不夜城花たん | 花たん | doriko | doriko | doriko | 惰性のまま転がっていた床の上 隣で固まっていた あなたgood night 黒いシャツに顔寄せたの 路地裏の人臭い香りが微かにした 住まば都と馬鹿の声 何処かに何かを探した 五月蝿くて全て忘れた私は誰 朝嫌いな虫たちは飛び回った 灯の下 怖い怖い不夜城で眠れないのね ダーリン 辛い辛い耳と目塞いでみようね 重い想いこれだけ信じてみたらいいよ ダーリン 少し楽になる 可愛く踊ろうか 歌に合わせれば 此処が何処だって 浮世は愉快 来ないあの人より 来るあなたが好き 夜の帷にふわり消えよう ねえ暗がりで何にも分からない せめて優しく戯れたい 朝嫌いな虫たちは飛び回った 灯の下 怖い怖い不夜城で眠れないのね ダーリン 悪い悪い夢なんてもう見たくもないね 甘い甘い味だけ感じていたらいいよ ダーリン すぐに明日になる つまらないことばっか教えないでね 楽しいことしたいよ 何でもいいから 高い高い場所なら飛べないかな 酷い酷い話は聞きたくもないね 知ってんだよ 怖い怖い不夜城で眠れないのね ダーリン 寒い寒い手と手は繋いでいようね 痛い痛いそれでも愛になるならいいよ ダーリン 少し楽になる 楽になろう |
アルカンシェル花たん | 花たん | doriko | doriko | doriko | 手を伸ばして焦がれていた 届くはずない光 こんな世界で こんな世界で 何度も見ていた夢 君の割れた硝子細工 触れた指が痛いよ 大切なもの いらないもの 元には戻せない 一雫頬を濡らして 切なく雨が降る まだ何も君を知らないよ その涙が止まったなら 笑ってみてほしい 憧れて憧れて 想像を形へと変えるレアリテ 空を駆けて行くよ 窓の外へ君を連れ出すよ 真っ暗な雲が去って 残した水面に映る色は 雨上がり 君は 君の目で答えを探してほしい 瞼の裏 浮かんで消えた ただ無邪気な面影 なりたいもの なれないもの 理解はできるけど 何処行くの 君が分からない 激しく雨が降る まだ何も君に話してないよ 馬鹿みたい 私も同じだったのかな 追いかけて問いかけた 本当の自分って ねえ誰が決める 水は跳ねて弾け 二度とない姿に移ろう 真っ白な花のように 何にも染まらずにいられないから 変わっていく君が 君といる私も変えていく 抱きしめられた意味を疑わず信じたいのに 酷く優しくて何故だろう怖かった 今なら言えるだろうか たとえ歪な心でも どうしようもなく愛してた 望んで望まれて いつかの夢を超えるレアリテ 空を駆けて行くよ 窓の外へ君を連れ出すよ 真っ暗な雲が去って 残した水面に映る色は 雨上がり 君と二人 また答えを探しに行こう |
街路樹VALSHE | VALSHE | doriko | doriko | G'n- | 伸びてく枝の先 何処かを目指したのか 囲われた枠の中 ただただその外へ 私はここから 見てるだけでいられず こうして線を越えて求めてしまう 腕を枝を伸ばし 側へ行きたい 吹く風に葉を散らしても あなたに会いたい 一人立っている私に気づいて 伸びすぎた枝たちが 綺麗に切られてく 傷つけない間隔に 元通り戻される 私はこの手を 決して離さないのに 重なり日の当たらない 葉から枯れてく 腕を枝を絡め 花を咲かせよう 冷たい雨に震えてなお あなたと会えたこと その愛しさを互いに気づかせて 切り落とされても 何度も何度も私は探すよ 知ってしまったから 腕を枝を伸ばし 側へ行きたい 吹く風に葉を散らしても あなたに会いたい 少し遠くから眺めているよりも あなたの隣で今は歩いていたくて 同じ同じ距離で並ぶ街路樹 違う違う明日を願う私は 腕を枝を伸ばし 側へ行きたい |
海月の幽霊ピコ | ピコ | ピコ | doriko | | 私はきっと海月になった幽霊 寄せては還す ただ命委ねて 愛されたのが私だったら…暗闇さえ あなたとなら星空に見えてたのかな この哀も 祈りも どうか浚っておくれよ 海鳴り 重なり 遠ざかる月 糸が切れる その刹那に 思い出してしまったよ あなたの優しい笑顔を 嗚呼 私はきっと海月になった幽霊 満ちては引いて また体重ねて 大逸れた願いだったわ…あと何があれば あの子のように寄り添って笑えたのかな この愛も 恨みも 連れ去っておくれよ 朝凪 あなたに 寄りかかる月 身は崩れて 泡に溶けて 何処へだっていけるよ 殻の無い この想いは 嗚呼 ただ一度だけ願いが叶うのならば… 月明り 照らすあなた見つめ ねぇ愛してたんだよ…すり抜けてくだけの指先は その顔も 唇も この声も 届かないの この哀も 祈りも 忘れてしまったよ 静寂(しじま)に 彼方に 沈む欠けた月 この穢(あい)も 呪いも そっと終っておくから 波間に 涙に 映る三日月 あなただけは忘れないように 想いが消えないように 叶わない 夢の続きを 唄うの |
ロミオとシンデレラ望月琉叶 | 望月琉叶 | doriko | doriko | | 私の恋を悲劇のジュリエットにしないで ここから連れ出して… そんな気分よ パパとママにおやすみなさい せいぜい いい夢をみなさい 大人はもう寝る時間よ 咽返むせかえる魅惑のキャラメル 恥じらいの素足をからめる 今夜はどこまでいけるの? 噛みつかないで 優しくして 苦いものはまだ嫌いなの ママの作るお菓子ばかり食べたせいね 知らないことがあるのならば 知りたいと思う普通でしょ? 全部見せてよ あなたにならば見せてあげる私の… ずっと恋しくてシンデレラ 制服だけで駆けていくわ 魔法よ時間を止めてよ 悪い人に 邪魔されちゃうわ 逃げ出したいのジュリエット でもその名前で呼ばないで そうよね 結ばれなくちゃね そうじゃないと楽しくないわ ねぇ私と生きてくれる? 背伸びをした長いマスカラ いい子になるよきっと明日から 今だけ私を許して 黒いレースの境界線 守る人は今日はいません 越えたらどこまでいけるの? 噛みつくほどに 痛いほどに 好きになってたのは私でしょ パパはでもねあなたのこと嫌いみたい 私のためと差し出す手に 握ってるそれは首輪でしょ 連れ出してよ 私のロミオ 叱られるほど遠くへ 鐘が鳴り響くシンデレラ ガラスの靴は置いていくわ だからね 早く見つけてね 悪い夢に 焦らされちゃうわ きっとあの子もそうだった 落としたなんて嘘をついた そうよね 私も同じよ だってもっと愛されたいわ ほら 私はここにいるよ 私の心そっと覗いてみませんか 欲しいものだけあふれかえっていませんか まだ別腹よもっともっとぎゅっと詰め込んで いっそあなたの居場所までも埋めてしまおうか でもそれじゃ意味ないの 大きな箱より 小さな箱に幸せはあるらしい どうしよこのままじゃ私は あなたに嫌われちゃうわ でも私より欲張りなパパとママは今日も変わらず そうよね 素直でいいのね 落としたのは金の斧でした 嘘つきすぎたシンデレラ オオカミに食べられたらしい どうしようこのままじゃ私も いつかは食べられちゃうわ その前に助けに来てね |
Crossroads浦島坂田船 | 浦島坂田船 | doriko | doriko | doriko | 指を重ねた 確かな記憶 だけど情景は遠くなった あなたの今は 何処だろうか ふさわしい場所であれと 巡り合わせを偶然というなら 別の行き先は必然だろうか あなたのくれた灯りで道を照らせば 僕は迷えない 線と線の織りなす日々を 愛して 愛していたいのに 歩く度に at a crossroads 大切なものはここに 抱いて 抱いているから 零さないで渡ってみせよう 寄り添うものが消えてしまえば 多分残るは躊躇いばかり 流行りの色に袖を通して 街路地に溶けてしまう 信じたいものを信じたはずなのに 誰かの声に惑わされてる あなたのくれた言葉を握りしめれば 僕は揺らがない 誤魔化して埋めたヒビは どうしてどうして痛いのか 疼く度に at a crossroads 人波に飲まれて 足掻いて 足掻いているけど 流されずに笑ってみせよう 真新しさに目が眩んだ 泥の道も踏めぬガラクタ 傷もない汚れてない 靴じゃ歩けない それもいいか? そんなわけないだろう 口ずさんだ いつかの歌を 忘れたことは一度もない夢 たとえ変わろうと交わろうと 離さないでいたいから 線と線の上で ああ二度とこない日々を 愛して 愛していたいのに 歩く度に at a crossroads 大切なものはここに 抱いて 抱いているから 零さないで渡ってみせよう 思いの限り何度何度でも |