伝言藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 大人になるってどんな事と 昔の僕が問いかける それは、暗闇に入ることなんだよ でも怖くはないよ 人を愛すってどんな事と 鼻を垂らして問いかける それは、暗闇で探す 小さな光だと 笑って見せた 分かってくれるかな 息苦しい暗闇の 光は眩しい その中でやっと出会えた 君という光 生きることとは 苦しむことと 真実そうに 誰かが言った そんな真実は 認めるわけには いかないんだよ だから誓ってやるんだ 愛を誓ってやるんだ ただ神様に誓うわけじゃない 生きる痛みを感じるほどに 優しさの意味を知る 誰かへの想いがあれば 人から想われるにはどうすればいい 今でも僕に問いかける それは自分を想う延長線にあると答えてみる いや そう信じている 自分を想うことってさ どんな事だろう それは日常の何気ないものと向き合う事だよ 命を繋げること 未来へ繋げること それは苦しみを 繋ぐことですか それが本当なら すべての人を 否定するだろう だから誓ってやるんだ 愛を誓ってやるんだ ただ神様に誓うわけじゃない 生きる痛みを感じるほどに 愛しさの意味を知る 自分への想いがあれば 生きることとは 苦しむことと 真実そうに 誰かが言った そんな真実は 全身全霊で 否定してやる だから誓ってやるんだ 愛を誓ってやるんだ ただ神様に誓うわけじゃない 生きる痛みを感じて思う 人は苦しむために生まれたんじゃない 人は幸せになるために生まれた 暗闇の中で見つけた |
オレンジテトラポット藍坊主 | 藍坊主 | 佐々木健太 | 藤森真一 | | 僕らはどこにいるんだろう、 あなたはどこにいるんだろう、 あなたをあなたにしてるもの、 それは一体なんだろう。 チョコレートを見てる両目や、 温もりを伝える両手や、 潮風を感じる鼻先、 日の光に透ける髪の毛、 きれいに磨かれた爪先、 愛しさに波打つ心臓、 不思議を考えている脳、 そのすべてを作る細胞。 それは一瞬で壊れては、 増えてすぐに入れ替わってく、 君がただの物質ならば、 とっくに君はここにはいない。 その笑顔、 その涙、 どこからくるのだろう? いつだって何度も何度も確かめたいよ、 形無きあなたの存在を。 橙色に染まってゆくウロコ雲に震えてる、 宝石のような心を。 いつだって何度も何度も確かめあおう、 僕らが生きてる奇跡を。 あなたの姿を越えたとこに、 あなたがいるということを。 宇宙は広大無辺です。 さっぱりとよくわかりません。 それとおんなじくらいに、 心の端もよくわからない。 真っ暗なようで輝いて、 触れてるようで離れている。 だから僕らは細胞を越え、 触れ合えるのかもしれません。 あの橙橙色、空の橙橙色、 忘れないで。 あの橙橙色、海のダイダイダイダイ色、 忘れないよ。 いつだって何度も何度も確かめたいよ、 日が暮れてく感触を。 橙色に染まってゆくウロコ雲に震えてる、 宝石のような心を。 いつだって何度も何度も確かめあおう、 見えなくなってしまう前に。 寄せては返す波の色に僕らは、 形だけを見てるわけじゃないだろ。 いつだって何度も何度も確かめ合おう、 ただ抱き合う温もりを。 橙色に染まってゆく、体を伝い滲んでゆく、 消えそうになる感触を。 そうやって何度も何度も確かめたいよ、 僕らが生きていたことを。 橙色が眩しいね、 それはなぜ? 僕らが生きているからさ。 泣いて、笑って、愛して、 抱いて、生きて、あなたを。 泣いて、笑って、愛して、 抱いて、越えて、細胞を。 |
低迷宮の月藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 低迷宮の月が揺れる、錆びた水面に浮かんでる 波が立つたび、消えそうだよ、どうせ、私は偽者さ 銀の釣り針、垂らしてほしい、そして空へ、連れてってほしい 低迷宮の月は見る、夜空に光る月を 何万キロ進んだのなら、本物になれるのだろうと 低迷宮の月は、僕には無理だよと、海鳥の道筋を、優しく照らしました。 通り過ぎる魚の群、その度、驚きゆらゆらり これを気の小ささとするか、鋭い感受性とするか 諦めに似た、始まりだよ、今を受け入れ、明日が生まれる 低迷宮の月は見る、初めて自分の姿を そしたら気付きました、自分だって本物なことに 低迷宮の月は、たくさんの海鳥が、ハネを休める場所に、なって笑いました。 |
すべては僕の中に、すべては心の中に藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 頭の上に広がる暖かな空は 今朝 毛布に残してきた温度や湿度かもしれない そこに浮かぶ大きな雲は さっきしたあくびかもしれない 季節外れの湿気を含んだ雪は 日曜夕方、 アニメを見ている時の憂鬱なのかもしれない 月曜の飛行機雲は 高すぎたハードルかもしれない 夕方に降ったお天気雨は 泣きたい時の作り笑いかもしれない すべては僕の中に すべては心の中に 誰も分かってくれない そう思う時はいつも 自分も自分を分かっていないんだ この広い空の下 あなたに被せてしまった 疑いの網を取り払えるのは 他の誰でもない この僕なんだ 自分らしさは決め付けたその瞬間に からっぽになってしまうよ 何も無くなってしまうよ ほらまたアポロが飛んだろ 君なら何を飛ばすだろう 信じるでもなく疑うでもなく 頭に浮かんだことすべてが出来ること すべては君の中に すべては心の中に 胸の鼓動が数を重ねるたび 広がり続ける無限の可能性 この広い空が今 涙で覆われてても 明日の天気を晴れると決めたら そうなるように歩くだけなんだ 自分の世界を作り上げるのは 他の誰でもない 自分だけなんだ |
あさやけのうた藍坊主 | 藍坊主 | 佐々木健太 | 藤森真一 | | ひっぱるほど縮んでゆく、かた結びのような愛と、 広がるほど薄まってく、みんながみんなを愛そうとする心。 僕らはそう、あの地平線のよう、 空と大地の、どちらが描くのか、わからない曲線。 終わりは恐ろしい、受け入れたくはないけど、 頂上の無い山も、ただの、ただの、苦痛でしかない。 それでもただ、月は輝いて、 生きる意味を、夜明けまで語った。 あさやけのうた、絶望をすべて癒やせるほど、 この世界は安っぽくできてないだけ。 あさやけはほら、狂ったようにすべてを照らす。 この鎖を絆に変える、雄叫びをあげろ。 二つも三つもあったら、 とっくに飛び降りてるだろう。 そのたびどんな気分だろう、 命が一つで良かった。 君は君がいない世界を想像できるかい? 家族、友人、恋人、風景、どんな映像を浮かべてるんだい? けど、考えてみて欲しい、その視点は、その映像は、 どこまでいっても君の心に映ってる。 君がいない世界を君は想像なんてできない。 君がいなかった世界なんて、君にはもう既に不可能だ。 無いことを想像しろ、無いことを想像しろ、無いことを想像しろ、 けどそれはいつも君の空間を決して離れない。 本当に無いことなんて想像できない。 あなたの全存在に、ハッピーバースデイ。 あさやけのうた、母のくれたこの時間。 赤く染まった、父のくれたこの空間。 凍えた耳と、肺を突き刺してく冬の匂い。 この鎖を絆に変える、雄叫びをあげろ。 |
花のなはなの花藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | サンバを 踊るてんとう虫 その真ん中で 眩く揺れる花がある 夕焼けのような 優しさが そばにいるから 眩く揺れる花がある 空のむこうもっとむこう 大切なあの人も笑っているよ 花の名は菜の花 今日の名は喜び この暖かな旅立ちの日に 柔らかな祝福を 始まりの色は黄色 春に息吹いた運命よ 永遠であれ 永遠であれ 二人の手が離れる事のないように 産まれた場所も育った家も 違うのに何故か 顔が似てきた 気がするよ 青春を分かち合ったからか いや、それだけじゃない 同じ未来を見てるから すべて受け入れ すべて受け止め 流れた涙は 絆に変わる 花の名は菜の花 今日の名は喜び この暖かな旅立ちの日に 柔らかな祝福を どんなことがあっても どんな日々であっても 諦めるな 諦めるな 明ける太陽、待ってる人がいるから 永久に幸あれ 永久に幸あれ 二人のもとへ 永久に幸あれ 花の名は菜の花 今日の名は喜び |
未知の道の道藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 僕からアレをとったら何も残らない 僕からアレをとったら何も残らない 家族から愛をとったら家族じゃなくなるように 僕からアレをとったら僕じゃなくなってしまう そんなものがあったなら 胸がはちきれる ドキドキするぜ!! 一歩一歩一歩ずつ 僕は歩く ぎゅっとぎゅっとふみしめて 前に進む 一歩一歩一歩ずつ 僕は歩く きっときっとそう信じて 前に進む アレを見つける道 君からアレをとったら何も残らない 君はアレを見たか君は見つけられたか そんなものがあったなら 君は輝くぜ キラキラするぜ!! 一歩一歩一歩ずつ 僕は歩く ぎゅっとぎゅっとふみしめて 前に進む 一歩一歩一歩ずつ 僕は歩く きっときっとそう信じて 前に進む アレを見つける道 一人一人のアレがある 自分なりの道がある だからあせらなくてもいいんだよ 人と比べるものじゃないんだよ 一歩一歩一歩ずつ 僕は歩く ぎゅっとぎゅっとふみしめて 前に進む 一歩一歩一歩ずつ 僕は歩く きっときっとそう信じて 前に進む アレを見つける 未知の道の道 |
宇宙に行ったライオンSUPER EIGHT | SUPER EIGHT | 藤森真一 | 藤森真一 | 野間康介・藤森真一 | サーカス団のテントの隅 ライオンが 百獣の王の 檻を壊した 調教師、ピエロから逃げ ライオンは 世界を見たいと 草原走り出した 遠くへ… 風が風であるように 俺が俺であるために 初めて見えた世界に 自分を重ね合わせんだ 何も出来ない事以上に 何も知らない事を知った 俺はこんなもんじゃねーと 涙を堪え叫んだ ガオー!! 排気ガスが煙る街で ライオンは 一人ぼっちの 少年と出会った それならいっしょに旅しようと 少年を 背中に乗せ アスファルト進んだ 遠くへ… 風が風であるように 俺が俺であるために 初めて得た仲間に 曝け出して応えたいんだ 気付けば元のサーカス団 地球を1周した 世界ってこんなもんか 涙流し叫んだ ガオー!! もっと遠くが遠くがあるよと 少年は宇宙指す もっと遠くへ遠くへ行けるよ 雲の果て 胸の奥 遠くへ!! 風が風であるように 俺が俺であるために 初めて見えた世界に 自分を重ね合わせんだ 強きプライドの為 プライドを捨てる時 俺はこんなもんじゃねーと 震える血が滾るんだ 限界なんか壊して、遠くへ 限界なんか壊して、遠くへ 限界なんか壊して、遠くへ 金の鬣揺らして ガオー!!! |
ワンダーランドのワンダーソング藍坊主 | 藍坊主 | 佐々木健太 | 藤森真一 | 藍坊主・野間康介 | ニワトリなのか タマゴなのか 始まりを想うたびに 迷い込む感じ 答えはあるのでしょうか どうにも不思議な世界 ワンダーランド キラキラ光ってる ワンダーソング聞こえる 耳よりも聴こえる場所で ひろがる景色を見てる 3分間は長いか短いか 答えを僕は知らない たのしいときは一瞬で終わるのに くるしいときは永遠のよう 僕が生まれなかったら 別の誰かが生まれたのかい その誰かって誰なんだい 誰だってよかったんじゃないのかい ワンダーランド 今革命が起きる ワンダーソング壊れた 心の回路に電流を ねむった目にアドレナリンを ワンダーランド さあ対決のとき 静寂な無意味よ なんのために僕は生きてる お前を食べてしまいたい ドアを開けたら また扉があって 開けたら また扉があった あるとき開かない 扉にぶつかったよ のぞいた カギ穴には 答えを持った化け物が どろどろどっと暴れてる いつだろう閉じ込めた 大切な僕のモンスター ワンダーランド さあ革命のとき ワンダーソング聴こえた 僕が生まれた理由なんて 本当はどうだっていいんだよ ワンダーランド アリスよりもワンダー 抜け出せないこの世界 心から愛したいだけ 生まれたワンダーな僕らを ワンダーランド アリスよりもワンダー 抜け出せないこの世界から ひろがれ このワンダーソング ニワトリなのか タマゴなのか 始まりはどちらでもいい もはやどちらでも とっても幸せな匂い そして私は食べる オムレツを |
生命のシンバル藍坊主 | 藍坊主 | 佐々木健太 | 藤森真一 | 藍坊主・野間康介 | 空も眠りそうな 風が吹いてる そよぐ ちぎれそうな 僕のこころ エラがない ボンベを背負えない 僕らは生きる 酸欠の未来 いつから 潜ったのだろう はりつく 仮面を重ねて 彗星のように ゆらゆらゆれて 光れ ゆらりゆれる 生命のシンバル だれもしらない それぞれの痛みのなか 彗星のように ゆらゆらゆれ さまよう 僕らの蒼い魂は 鉄の ように 冷めて 夜に落ちる 今日も かたむいていた 斜めな空気 なのに 倒れられない 斜めな僕ら 顔のない 笑顔をみたよ 虫もつかない サラダ食べたよ 芯のない 鉛筆もって 希望が かけないと嘆いてるよ 彗星のように ゆらゆらゆれて 光れ ゆらりゆれる 生命のシンバル 機械みたいに 真っ直ぐ飛べやしねえなら 彗星のように ゆらゆらゆれ さまよえ 僕らの蒼い魂よ 釘の ように まっすぐ 夜に刺され やまない雨はなくて ふらない雨もない どんなにそう 願っても 明けない夜も また 存在しない世界 彗星のように ゆらゆらゆれて 光れ だれもしらない 弧を描いて なんどでも僕らは 削られてはかがやく 針に なって さいごを 貫くまで ひかれ ひかれ ひかれ ひかれ |
タイムバッファロウ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 野間康介 | タイムバッファロウ。。地球を眺める 単純化しすぎた僕らに これでいいんですか、いいんですか。価値観に角立て 過去の傷を 今の疑問に変えて 未来を作り出す。偶然じゃないぜ タイムバッファロウ。。。 タイムバッファロウ。。地球を眺める 欲望を一つと決めれば それを満たせども 満たせども 不安になる心 何か変だと思う君は 木々のように豊かだろ。 偶然じゃないぜ タイムバッファロウ。。。 |
ブルース藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 野間康介 | 祈りの主よ あなたの望みは 自分の活躍ですか? それとも自分が要らなくなる日ですか? 真っ白い歌詞カードはカモメ。飛ばしたいからブルースを綴った。 ザンビアの白砂漠まで飛んでいけ。悲しみを浮き彫りにしたいから。 豊かさ=イエンタウンネオン。メインストリートしか載らない地図。 裏路地に目を瞑って歩いていく。やっと辿りついたオアシスは蜃気楼。 一心不乱に音をかき鳴らす 快楽主義のブルースマン アタラクシアは捨てた 「あんた何人?」の問いに「日本人」じゃなく「世界人」という日々を 叫び叫び続ける 彼は炭鉱のカナリアなのか。ケチャップソース拭う少年は。 嗜好すら飼いならされた。自分の姿、そのものなのだろう。 物質的欲求を満たさせ得た、富で己の欲求を満たす。 ただそれだけを乗せたブルースは今も、加速したまま。。加速したまま。。。 一心不乱に大義名分諭す 御都合主義のローメーカー CSR振りまくCM そんなもんじゃないだろ欲望 そんなもんじゃないだろ人間 そんなに安っぽくないだろ 一心不乱に音をかき鳴らす 快楽主義のブルースマン 新しい快楽探す ブルースをブルースのままで終わらせない為のブルースを 叫び叫び続ける |
涙が滲む理由藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 野間康介 | 例え、何も発せず、何も語らずとも、命は躍動し共鳴する。 ただ生きる。なんてない。ただ生きる。なんてない。 消えそうで、それでも諦めない鼓動。心が奮えて涙が滲む。 さよなら。は言わない。さよなら。は言わない。 産声が一人では上げられないように、天国へ昇るのも一人のことではない。 命は一人一人の中にはない、人と人を繋ぎとめるもの。 優しくなるより 強くなるよりも この先の命へ 願う事 子等。感じてほしい。 子等。揺蕩う命を。 子等。溢れるままに。 一片の悔いのない最後よりも、まだだと思う方が、光り輝く。 しかし、やりきったと思う終わりを、目指さなきゃここまでは光れない。 日々、不安と生きるには虚勢でなく、胸を張れる思想が必要。 しかし、学べば学ぶほど、自分の存在の正義を疑う。 数え切れぬ心の悶えも貫いた、生き様に涙が滲むのは。 薄暗い世界に希望を灯すから。命で命を肯定するように。 優しくなりたい 強くもなりたい そしてこの命で 伝う事 子等。感じてほしい。 子等。溢れる命を。 子等。溢れるままに。 ただ生きるなんてない あなたが生きてる それを望んでる人がいる 子等。感じてほしい。 子等。揺蕩う命を。 子等。溢れるままに。 |
バク藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 野間康介 | さぁ。おやすみ。旅をしよう。子守唄越えて。 さぁ。おやすみ。旅をしよう。夜光虫越えて。 バクバク。。。バクバク。。。 夢見て夢を食べ。。。。夢見て夢を食べる夢見る 無限です。から困るんです。ノンフィールドザワールド。 鏡に鏡映る鏡。一撃で終わる儚さ。 君は単純過ぎるから、言葉じゃ追いつけやしない。。いないいないばあ!! 夢見て夢を食べ。。。。夢見て夢を食べる夢見る さぁ。おはよう。旅をしよう。木漏れ日を越えて。 |
イエロームーンチャイルド藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 野間康介 | 細胞分裂がしたいよ アメーバのように この欲望は宇宙の摂理に消えた フッ。フッ。フッ。。。そして少しほっとした 午後の朝 パンダがロックを歌ってる ペンキでツイスト 地球儀のように太った声で歌う フー。フー。フー。。。それはロックではなかった ブルースだった イエロームーンチャイルド ムーンチャイルド 世界は素晴らしい イエロームーンチャイルド 笑っちゃうほど 世界は素晴らしい イエロー。。。 透明人間を雇って まやかし覗けば その上に建ってる裕福さなんて ふーふーふー。。。息を吹きかけただけで 崩れそう 掃除機かけ 掃除しなきゃ そろそろ始めなきゃ イエロームーンチャイルド ムーンチャイルド 世界は素晴らしい イエロームーンチャイルド 笑っちゃうほど 世界は素晴らしい イエロー。。。 |
天国からの手紙藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 野間康介 | 何もかも忘れてしまわないで。 あの日、生まれたものは、悲しみだけじゃない。 玄関を眺め期待してるのは 天国からの「ただいま」かい。 「もう会えない。。」と。何回も何回も 胸のポンプ押し続け 心の井戸から汲み上げて欲しい。笑いあった日々と、本当のあなたを。 天国へ昇る「さよなら」で 産声上げるものがある 脈打つ鼓動果てるまで 心の鼓動を震わせる理由。 生と死の間の境界線が 滲んで見えるのは涙のせいじゃない そっと地上に手を振ってるんだ あなたが大好きだったと。 幾万年も続く、生命の流れ。その中に探した、生きてる意味。 いくら探してもなかったわけだ。流れそのものなんだから。 生きる意味が『あの人』だったからと、世界を灰色に見ないで。 大切な人が生きていた意味を、 『あなた以上』にするのは、あなたしかいない。 天国へ昇る「さよなら」で 産声上げるものがある 脈打つ鼓動果てるまで 心の鼓動を響かせる決意。 生と死の間の境界線が 伸びてみえるのは気のせいじゃない 誰かにとって自分もそうなりたいと願う 一筋の光。 すべての命が すべての命の 希望に成り得る 命の連鎖 大切な人があなたに向け 願ってたことは まだ息をしてる 歴史に残すものが悲しみだけなら 何も知らない子供さえ 罪を背負ってしまう 愛した罰や、愛された罰。それが今だと思っちゃいけない。 天国へ昇る「さよなら」で 産声上げるものがある どんなに失ったものが大きかろうと、 あなたは幸せになるべき人だということ。 |
She is the beautiful藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 藍坊主 | She is the beautiful 時を越えて あなたが生まれた日に、もう彼女は いなかった筈さ でも何故だろう 同じように優しくってさ 涙は乾いた後に どこへ行く 薄い塩味残して どこへ行く 探すよ マフラー巻いて She is the beautiful 時を越えて あなたが育つ中で、彼女は どんな時でも 一人にしない 自分で自分を汚してしまう日も 息が白い朝に 湯気、立つミルク 指先まで染みいる 真っ白いミルク いつもより 暖かい 36℃ She is the beautiful 時を越えて チロチロと舞う雪が綺麗だな |
ハッピーリバースデー藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | ハッピーリバースデー なぜ誰も助けてくれない そりゃそうだろ 弱った姿を 見せたくなくて孤独を 選んだのだろ よく頑張ったな もう十分だよ 後悔は心を削っても 消えはしない 生まれてよかった 生まれてよかった 自分への最後の嘘が言えたなら ハッピーリバースデー 今日から自分に嘘をつくんじゃねぇ これ以上自分を悲しませるんじゃねぇ これ以上心を裏切るんじゃねぇ 期待と失望に監視され 褒められようとする心 自分で作ったルールの リボンを解け モノクロの視界に色がつく 雨の色はモノクロのままか 世界を信じることはありのままを受け入れることだ 見えてる現実は ありのままか 鋭利に尖った今を鵜呑みにして 未来の命に飲み込めと言うのか 信じたいだけ ただ ただ だから 利口さは弱者を言いくるめる 凶器だろうか 本当にそうか 可能性を隠した包装紙を あけてみたら ただ鏡が入っていた 生を享けて 生かされてきた世界で 生きていくことを 自分に誓う日 ハッピーリバースデー 愛してる 世界にそう叫べる日を のぞんでのぞんでのぞみ続けたら あなたはあなたを愛していける |
青空藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | あなたに会えて 本当に良かった そう指先に込めて シャッター切った すべての景色があなたの 背景になるその時に 初めて世界と繋がった いつか何もかも そっと何もかも 消えてしまいそうだから そばにいてほしい 信じられるものをただひとつだけでいい 抱きしめたい ブルースカイブルースカイ 同じ空の下で あなたのための文明はあなたを 歯車にして犠牲にして 地球は廻る 「どうか助けて」と祈る 神様だって沢山いて その違いで人が殺し合う 何のため 誰のため いつか何もかも そっと何もかも 消えてしまわないように そばにいてほしい 揺るがない想いをただひとつだけでいい 抱きしめたい いつでもいつまでも あなたのことを |
音楽室から見た虹藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 青い衝動雨の臭い 夏が蒸発してく ツンとする拳とマザー 頬にはカントリーロード 橙色の夕日に 反比例するテンション ペダルも風も叫んだ 国境なんかない Over the Rainbow Over the Rainbow 心拍数の羅針盤で 導け高みへ Over the Rainbow Over the Rainbow 越えていけるだろ 黄色い信号クラクション ネオンに渋滞する蛾 スクランブル交差点で 蝶を夢見る 紫の玉葱 根も葉もなく剥がれる また一枚、沁みる目には 小さくなった芯 藍色が残った 楠んだ青い春 でも何か悪くないな なんか良いよな Over the Rainbow Over the Rainbow 心拍数の羅針盤で 導け高みへ Over the Rainbow Over the Rainbow 越えていけるだろ 緑の服脱ぐ ここはネバーランドじゃない 痛みを感じなきゃ夢は 夢のままだろ 赤い炎を灯せ 血の滲む導火線 そして可能性は今も 無限大のまま Over the Rainbow Over the Rainbow 心拍数の羅針盤で 導け高みへ Over the Rainbow Over the Rainbow 窓の向こうの 自分よどうだ 越えていけるだろ あの虹を |
マッチ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | マッチ箱から取り出して 灯した 君との夢の欠片は 大都会のビル風に 消えそうな光 繁華街の雑踏 聖なる夜は雨 眺めるだけのショーウインドーに 未来を映していた 寝顔に呟く「愛してる」で 強くなれる気がしてた ずっとこのまま ずっと二人で 笑いあえる気がしてた マッチ箱から取り出して 灯した 君との夢の欠片は 大都会のビル風に 消えそうな光 もう照らせない いつか見せると誓った 景色はもう照らせない そしてそれを見る時の 笑顔が照らせない 明日夢は叶うと 僕は嘘をついた せめて最後は笑顔を見せて 今夜消えてしまおう その時 突然君は泣いた そして必死にこう訴えた 「あなたの中に私はいるの あなたにとって私はなんなの」 マッチ箱から取り出して 灯した 君との夢の欠片は 大都会のビル風に 消えそうな光 背中丸め守ってた光 独りじゃ守れない光 君と向き合うことでしか 守れない光 涙と鼻水でぐちゃぐちゃになり 僕は声を絞り出した 初めて伝えた「愛してる」は そんなダサいものだった マッチ箱から取り出して 灯した 君との夢の欠片は 大都会の隅っこで 煌々と光った 小さいけれど 確かな炎の 温もり感じあったら 雨はいつの間にか 粉雪に変わってた |
冬空藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | ため息がまだ熱を帯びてる 別れの言葉をあと何回言えば 僕の心は分かるんだろう もう君がいないってことを さよなら さよなら さよなら さよなら 君より美しい人はいない 君より優しい人はいない 君より好きになる人はいない 北風は運ぶよ 冬の匂い そして仄かな君の匂い 暖かくしてるかな すぐに風邪ひくから 見上げた空の北極星は 遠くで遠くで輝いてる さよなら さよなら さよなら さよなら 叶わない奇跡を 願う胸に叫ぶ 公園のベンチはギシギシと 必死にバランスを保ってる 歩き出そう慣れなきゃな 君がいない街を むかいのパン屋に駐車場 君の面影が染み付いてる 僕は生きていこう 君がいた街で 君と過ごした日々を笑えるようになるまで 遠い君の倖せ願えるようになるまで さよなら さよなら さよなら さよなら 叶わない奇跡を 願う胸に叫ぶ さよなら さよなら さよなら 愛する人 思い出もいっしょに流れぬよう 栓をした瞼で君が笑ってる 無邪気に笑ってる 遠い冬の空の下 |
宇宙が広がるスピードで藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 一斉の「せ」で飛び出した 同志よ闘志燃やして 己の道を切り開いていけ 誓った絶対の信念 自分を救えるのは 自分しかいないよな 井戸でも王になれなかった蛙 大海にでてどうなると思う 死に物狂いで泳ぐのだろう その姿はさ 誰より自由だろう 流星が燃えるスピードで 小さくなる背中 宇宙が広がるスピードで 負けねぇと叫んだ 一斉の「せ」で飛び出した 同志よ闘志燃やして 己の道を切り開いていけ 叶える為だけの夢ならいらない 自分を誇る為にあれ すごい奴に会い 自信は崩れた 努力したって 勝てない奴がいる だけどやめねーよ!やめられるかよ!! お前と自分には 格好良くありたい 次の一歩に意味はいらねー 二歩目は更に広く スピードに乗った三歩目で その意味を抱いた 青春の「せ」で飛び出した、どうしようもない興奮感 茨の道は望むところだ 「変わっちまった」は言わない 過去との辻褄は 突き進んで合わせりゃいい 宇宙が広がるスピードで 負けねぇと叫んだ 一斉の「せ」で飛び出した 同志よ闘志燃やして 己の道を切り開いていけ いつかまた会えるだろう 笑ってまた会えるだろう ビールでも飲みながら 短いさよならだ |
向日葵藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 藍坊主・野間康介 | 夏が終わり告げた日 僕らは大人へ変わった 大丈夫 淋しさの理由は汚れたからじゃない 果てしない空 蝉の音 社と鎮守の森 バスを待つ赤いポスト ユラメク太陽の詩 奇麗なものを奇麗と感じられる それは奇跡 大人になる季節は眩しく 手の平翳せば 燦々と木漏れ陽が照らした あの日の抜け殻 魔法は解けて消えた 影法師のように リアルを言い訳にすんなよ リアリティーからも逃げて 誰でもいいよ 誰か夢を語ってよ 大声で 夏が終わり告げた日誓った 真っ赤な夕陽に 染まらないぜ 僕らの青春は虹色の花火 大人になる季節に迷って 夜空へ叫べば 見えるだろう 流れ星の群れが 枯れない希望が 誰か分かってくれよ 一人じゃ破裂しそうだよ 帰れない思い出と 馴れ合えない現在(いま)に 揺れてる涙は線香花火 夏が終わり告げた日残った 絵日記の中の ヒーローが呟いた 人は皆 孤独(ひとり)だ それでも笑ってる強さを 大人は秘めてる 一つだけ咲き誇る光は 金色向日葵 大丈夫 歩いて行く道は 金色向日葵 |
バタフライ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | ハローハロー 光る 二枚の羽 暗い世界を照らした羽 愚かで弱く臆病な僕が 強くなりたい そう思えた。 作り笑いで 穴が空いたホール 激しく痛んだ劣等感 埋めてもなお ありあまってる 君の存在 バタフライ あなたは 世界で たった一人だ 誰にも 奪えないぜ 君だけの羽 僕があなたを守りたいのは あなたが僕を守ったから 終わらない自分探しに答えを 割り切れるように出してくれた 一つは君の父さんで 一つは君の母さんで 半分ずつ 生きる意味を 分け合うように バタフライ あなたは 世界でたった一人だ 誰にも 奪えないぜ 君だけの羽 ハローハロー 薄い 心の襞 ボロボロだった心の壁 それでも君は疑わない 僕らを親に選んだこと 君に応えたい 不細工なフォーム デタラメ アドリブ 全部使うよ そして 飛ぶよ かけがえのない 君を乗せて 羽ばたくライン あなたを 遠い未来 まで連れていこう 心から 出会ってくれてありがとう |
オーケストラ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 音を集めてるネイビー オペラハウスの指揮者は 地平線を越えるため 涙腺とチェロを鳴らした。 陽だまりのグラス 一人じゃないぜ 鳴らせ鳴らせファンファーレ サラウンド 君はサラウンド ココに響くのは 今 今 今だけ 痛みを感じる歓喜を 大にして飛び越えた時 オーケストラは鳴り響く オーケストラは鳴り響く 僕の中には何人 僕がいるというのだろう その中の何人をさ 僕は裏切ったのだろう 記憶とばして 歌わせてしまえ 鳴らせ鳴らせファンファーレ サラウンド 君はサラウンド ココに響くのは 今 今 今だけ 五感で感じるすべてを 五線紙にぶち撒けた時 オーケストラは鳴り響く オーケストラは鳴り響く サラウンド 君はサラウンド ココに響くのは 今 今 今だけ 痛みを感じる歓喜を 大にして飛び越えた時 オーケストラは鳴り響く オーケストラは鳴り響く |
靄がかかる街藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 車道から雨の音 窓ガラスに映る黄色 あの日から動かない 生乾きの時を泳ぐ 手すりベランダ何かが在った痕 君が忘れた涙の後 嗚呼 微かな笑みを浮かべた後、耳を塞いだ 靄がかかる街 カーテンが揺れてた 鳥のやうに そう 鳥のやうに 流れ 朝の音を聞くのなら 燃ゆるは靄の斜影 悲しみは雨の音 喪失が疼く色彩 あの日から動かない 閉ざされた扉を叩く 君の唇 聞こえたクラクション 柔らかな羽で飛んでく 嗚呼「さよなら」か「ありがとう」か 分からないまま 荒れ果てた部屋で ゆらりゆらりとシャツを纏い 会いにいくよ さあ 会いにいくよ 靄がかかる街 カーテンが揺れてた 鳥のやうに そう 鳥のやうに 流れ 朝の音を聞くのなら 燃ゆるは靄の斜影 |
チョコレート藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 藤森真一 | 「チョコレートが嫌いなの。」あなたの言う淋しげな口癖 舌先で溶けてしまう言葉みたいだからと 昼下がり 喫茶店 煙草を燻らせてる僕は コーヒーに写ってる表情にハッとした あぁ また思い出していた もう聞けない口癖を あなたが思ってたよりずっとあなたを想ってたんだよ 本当は気付いてた、僕の言葉を待っていたこと チョコレートが嫌いなのはさ 僕も同じだったんだよ 銀紙を噛んだような 甘い台詞は嘘っぽくて ドアベル カランとなるたびに 振り向いては 探してる あなたのその笑顔も その涙も 見当たらない 今ならば 言えるのに この溶けないあなたへの想いを たった今遠く 君の声遠く 貯まった手紙 叶わない約束 捨てられない写真 消えない 声 あなたに会いたくなる 会いたくなる そんな時は チョコレート一粒食べてみる 食べてみる あなたが思ってたよりずっとあなたを想ってたんだよ 叫んでも 叫んでも ほろ苦い思い出は消えない |
あなたと空と星と夜明け藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | あなたと空と星と夜明け、何時迄も何時迄も忘れないよ、此の胸に 名前も知らない、鳥が囀り、名前のない雑草に光ってる夜露 朝日が沁みる旅立ちを此の胸に此の胸に、何度も重ねて歩くよ、此の道 流れ流れて此の場所で、巡り会えたら、其れ迄其の日迄、忘れないように あなたと空と星と夜明け、何時迄も何時迄も忘れないよ 小石の波紋は流れ消えた、言いかけた、さよならも、言えずに流れた 此の世界、此の世界、あなたの世界は、何処に在るの、此の夜の果て 今から行くから、ランプは点けたまま、待ってて 朝日が沁みる旅立ちを此の胸に此の胸に、何度も重ねて歩くよ、此の道 流れ流れて此の場所で、巡り会えたら、其れ迄其の日迄、忘れないように |
ラブミーテンダー藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | オーラブミー オーラブミー オーラブミーテンダー 散らばる星クズを包むように オーラブミー オーラブミー オーラブミーテンダー オーラブミーテンダー 死んでしまいそうだ 君を想うと パンクロックみたいに 弾けそう 唾を吐いて 口笛吹いて 平気な顔をして 街をいく 古本屋で探す 心にあう言葉 分からない 分からない 伝えられない オーラブミー オーラブミー オーラブミーテンダー 散らばる星クズを包むように オーラブミー オーラブミー オーラブミーテンダー ララララ オーラブミーテンダー シベリアを頬張った 口に残った ザラメみたいな味だ 初恋は、 孤独の石ころが 転がってあなたの 心の 隙間を 埋められたなら オーラブミー オーラブミー オーラブミーテンダー 散らばる星クズを包むように オーラブミー オーラブミー オーラブミーテンダー ララララ オーラブミーテンダー オーラブミー オーラブミー オーラブミーテンダー 散らばる星クズを包むように オーラブミー オーラブミー オーラブミーテンダー ララララ オーラブミーテンダー |
賢者の忘れ物藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 藤森真一 | シルバーシートを染める 夕日の中を一人 見えない誰かと話す オールドマン 杖を鳴らす 彼は一年中ずっと 夏の歌を歌う 遠い遠い戦友を思って 生きたい 生きたい そう願った夢が 生きたい 生きたい そう願った夢が 叶えたレールを 列車は今日も走る 生きたい 生きたい そう願った夢が 生きたい 生きたい 果敢なくなった夢が 繋げた今を ゴトゴトと ランプが灯る駅で ホームへのドアが開く 鞄を置き去りにした オールドマン 舞い上がる 彼は缶入りのピースを 決まって逆に吸う 遠い遠い戦友を思って 生きたい 生きたい そう願った夢が 生きたい 生きたい 果敢なくなった夢が 次の駅へと 汽笛鳴らす 鞄には暗証番号 中身は分からない ただただズシリとした 重さがあるだけだった その時 ブレーキが鳴る 重さを知らぬ光が 途中で消えた 生きたい 生きたい そう願った夢が 生きたい 生きたい そう願った夢が 叶えたレールを 列車は今日も走る 生きたい 生きたい そう願った夢が 生きたい 生きたい 果敢なくなった夢が 繋げた今を ゴトゴトと |
エデン水樹奈々 | 水樹奈々 | 水樹奈々 | 藤森真一 | 藤間仁(Elements Garden) | それは、溶けてしまいそうな 淡い二人の囁き 照らして、照らして…青い花 長い沈黙掻き消すような 光の粒が髪を伝うよ どんな言葉も陳腐に見えて 重なる指に答え求めた もう少し傍にいて 時間よ止まって… 愛する意味も知らずに 愛されたいと願った 勝手な想いが先走る やがて大人になって 可笑しいと笑うんだろうか 教えて、教えて 青い花 息で曇った窓に描いた 二人の夢が切なく浮かぶ あの日まで戻れるなら 何かが変わった…? 声にならない気持ちが 心の自由奪って 悲しい記憶を繰り返す やがて大人になって 忘れてしまうだろうか 小さな、小さな 青い花 我が儘で 眩しくて 幸せは望むほど遠くに感じるけど 二人だけの明日があると信じている だから… 愛する意味も知らずに 愛されたいと願った 勝手な想いが先走る やがて大人になって 可笑しいと笑うんだろうか 教えて、教えて 青い花 |
マタウ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | 藍坊主 | 別れが来ても、悔やまないように、 世界で一つの、愛を貯金した。 馬鹿げてるよな、分かってるけど、 世界で一つの、愛した理由、探してた。 世界でたった一つの涙がこぼれ落ちたら、 言葉は要らない、もう要らない。 あなたに宿ってた命よ今、太陽のような優しさあれ。 僕は願ってた、僕は願ってた、悲しみよ凍れ、冷たく凍れ。 冷たい事も、感じられない、それ程冷たく、 悲しみ凍れ、それでも、マタウは照らす。 世界でたった一人のあなたが笑ってるだけで、生きてる奇跡思い出す。 僕らの喪失が乾いても、心の奥、愛しさあれ。太陽のような優しさあれ。 |
アメーバ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 生まれたばかりの、柔らかな鼻を、飽きる事も無く、自分で触ってる。 触たその時の、触れられた感覚。それが、全部、君だ。 足や胸や目や耳や、そして、その外が『世界』だ。 この奇観を抱いて、さあ奇跡を歌え、 1lにも満たない、脳みそが作る感情が、100lの涙に変わっても この奇観を抱いて、さあ奇跡を歌え、 あなたと世界を隔て、将又繋いでいるものは、計れない質量だ 水の中にある『水』のように光る、その美しさをずっと忘れないでよ。 ハッピーバースデートゥーユー。 世界と触れて傷つき、消えそうになった時は、流れに身をまかせればいい、 僕らのところへ来ればいい、怖がらないで、見るすべてを この奇観を抱いて、さあ奇跡を歌え、 地球を4周出来る、脳みその血管の距離を、 瞬間移動できるぜ、アイデアは。 この奇観を抱いて、さあ奇跡を歌え、 あなたと世界を隔て、将又繋いでいるものは、計れない心だ。 |
魔法以上が宿ってゆく藍坊主 | 藍坊主 | 佐々木健太 | 藤森真一 | | もしあなたがいなかったなら 僕は足から根っこが生えて 地面の底に引っ張られて もう埋まってたかもしれない あなたの言葉がなかったら 目の前で燃える夕焼けが あの時 底に沈んだままで もう燃えなかったかもしれない 花さえ 星さえ 歪んで 夜も朝も暗くて それが一つ二つ変わる 少しづつ変わっていった 誰からも愛されるような ヒーローなんて糞食らえだ 眩しすぎる光だけじゃ 僕は救われなかったろう 鉄のように重い肩を 溶かしていったのはなんだ ヒーローなんかよりもずっと光る あなたが流してくれたもの 変身できる気さえする 魔法なんて目じゃない力だ あなたが側にいてくれて 頑張れっていってくれれば 立ち上がろう 遠くまで走ろう あなたが息をやめる日まで 僕はゆこう 遠くまでゆこう 世界が、もうここで終わりと、 (かがやく)やめようって、(光を)言う時まで。 (it's than magic than magic like a magic!) 列車がゆっくり止まる 人身事故のアナウンスをきいて 誰かの命のことよりも とんだ迷惑に舌打ちをする 「人の命は地球より重い」 そんなのはやっぱり現実じゃない だからあなたが必要なんだ 地球より大切な存在が あなたを思い出すときは 冷たい地球が消えてく あなたにしかできない魔法 魔法以上が宿ってゆく 立ち上がろう 遠くまで走ろう あなたが心配しないように 僕はゆこう 遠くまでゆこう 世界が果てになった時に (素晴らしい) 言えるよう (世界だ!) 前を向こう 二人で歩こう あなたが安らかになるときも(魔法じゃなく)一緒で(ひとつで)あれるように |
バースデイイブ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 君にこの喜び伝えても 伝えきれないだろう だから僕は赤いリンゴを剥いているんだよ 僕が見てる赤と 君が見る赤は 同じ赤かな 僕が見てる赤と 君が見る赤は 同じ赤かな 本当のことなど分からない いつか君が生まれたくなかったなんて思うかもしれない 本当のことなど一つも分からないけど 君が育って行く日々が本当に本当に嬉しくて 例えば リンゴをみて「赤い」と思うことは ロボットにだって出来るんだよ 分光器をあてて 波長600ナノメートルの光が出ていれば 「これは赤です」と喋って 言葉にするんだよ だけど僕たちは鮮やかさを感じて 口に含んだら酸っぱさも感じて 何十年後かに 君がいつか誰かに リンゴを剥いた時感じるものがある 本当のことなど分からない いつか君が 生まれたくなかったなんて思うかもしれない 本当のことなど一つも分からないけど 君が育って行く日々が 本当に本当に嬉しくて 君にこの喜び伝えても 伝えきれないだろう だから僕は赤いリンゴを剥いているんだよ 君にこの喜び伝えても 伝えきれないだろう だから僕は赤いリンゴを剥いているんだ |
猫のヒゲ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | もし君がまだ見ぬ君が 目が見えず産まれたなら ある盲目の画家の話をしよう その画家はとても優しく 体全体で感じた風景を 毎日毎日描いてた 春の囀り 夏のそよ風 油絵の具の粘り気の違いで色彩を感じながら その画家はとても優しく 世界中に認められて 名画に触る事を許された 時代を超えて彼は見た 古い名画に隠された凹凸が語るメッセージ 震える筆で波打つ線には 100年誰も気付かない涙の跡があった 君に何かが足りなくても 他の人と違ってても 絶望の世界は与えたくないから もし君がまだ見ぬ君が 目が見えず産まれてきても 僕は君の目にはならない 君より僕は早く死んでしまうから 僕は君を待っているよ 君に会う日を待ってるよ 待ちきれないほどに待ってるよ 少し気が早いけれど バースデープレゼントは 猫のヒゲで出来た絵筆だ 初めましての自己紹介しよう 短い風が二回吹けば それが僕だよ 君にしか見えないものが 世界中に散らばってる その殆どが目には写らない 覚悟を持って生きるもの それだけが掴めるもの がむしゃらに手を伸ばせば触れるもの 自分らしさは君には要らないよ すでにすでに持っているよ 世界で一つのもの 君に何かが足りなくても 他の人と違ってても 絶望の世界は与えたくないから もし君がまだ見ぬ君が 目が見えず産まれてきても 僕は君の目にはならない 君には僕より沢山生きて欲しいから |
メッセンジャーの棲むところ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 僕の住む世界は 君の頭の中だ 地球の十億分の一の球体だ 僕の仕事は一つ その名前はメッセンジャー 君が君であるために 君の物語を紡ぐ仕事だ 君の細胞達と 設計図をカプセルで 月に飛ばしたら転送装置になるだろう。 君と瓜二つの うさぎと遊ぶ君は 誰なんだろう 誰なんだろう 『たった一人の愛する人』『二度とないこの一瞬』が 倍になって歪んで 君が君を殺すような世界にならないよう 僕がそばにいるよ 半年前の君と 今現在の君が 99%違う物質でも 初めて立った日のこと 初めて喋った言葉 初恋の味 夢を抱いた日 君の物語を紡ぐ仕事だ これはお伽噺かな これはお伽噺かな これはお伽噺かな そうかな 生きているっていうことは 罪悪感と向き合うことかもしれない ことかもしれない でも決して忘れないで 優しい優しいエピソード 優しく流れる1ページ そうさ 僕は君の記憶だ 「ホドクヨコドクヲホドクヨキオクヲ。」 |
うさぎとかめ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 感情と言葉は会えないんだ 感情はいつでも動いてるから ものすごい速さで動いてるから 言葉は追いつけない 追いつけない ああ 感情と言葉のスピードの差は うさぎとかめくらい違ってるから 歳を重ねただけ離れてしまう 歳を重ねただけ苦しくなる 出会った大切な人に 出会った時の喜びを 伝えるために そばにいるんだよ 言葉の到着を待ってる「愛してる」に代わる言葉を 僕らはそんな生き物なんです ああ 生まれて1年は持ってなかった 僕らは言葉を持ってなかった どんでん返しが万が一でも 起こる事がないようハンデをつけた 感情を言葉が抜かしたならば 感情を言葉が支配したなら 口先ばかりの大人になって 見せかけばかりの愛を語るでしょう 出会った大切な人が 突然目の前から消えて 納得できるかい「運命」という字で 笑い合った生活を「思い出」に変えるほど 僕らはそんな化け物じゃないよ ああ どうか 感情よ 言葉に合わせ どうか スピードを緩めないでよ どうか 居眠りをしないでおくれ このまま全力で 走っておくれ |
ボトルシップ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | マストを支えるロープ 引っ掻くのは つまり 幸運招く おまじないなんだ 心配いらない tonight 風は良好 トネリコの樹でできた キールと幌 船首像はマーメイド 帆(セイル)にセイHello Rubbing the Rope ケルティックなバイオリン 1000ダースのサーク・カティ ドルフィン踊れエンドルフィンにのっかって そうダンスダンス 君は妖精 パーティーへ 行くように 旅立った 僕は歌う 声の限り さぁハレルヤ 空を 抜けて 君へ 届け 空を 抜けて 君へ 届け 君が設計図をひいたこの舟は 世界一美しい曲線を描いている 君が設計図をひいたこの舟は 世界一美しい曲線を描いている そうだ 僕は君のイメージに乗って旅をしてるんだ そうだ 僕は君のイメージに乗って旅をしてるんだ そうだ 僕は君のイメージに乗って揺られて 僕のイメージの中を旅してるんだ 旅の目的は 旅の目的は 空の上にいった君に 「ここにいるよ」と伝える事だ 空を 抜けて 君へ 届け 空を 抜けて 君へ 届け 誰かの創造の中でしか人は生きていけないから 君の創造の中で生きていたい 誰かの創造の中でしか人は生きていけないから 君の創造の中で生きていたい |
ブラッドオレンジ藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 夕焼けのオレンジ 拾った古い自転車 大袈裟に はしゃいでる君の声 さよならが言えない 代わりにペダルを 力一杯踏み込んだ 県営団地を過ぎて 商店街を曲がって 坂道 来た道 登っていく 苦しいなんて言うなよ 息苦しい毎日に さよならしに来たんだよ 頂上と麓のちょうど真ん中にある 生まれ育った街を見渡せる場所から 君と見るこの景色を 僕は忘れない 僕らが抱えた痛みは 空を真っ赤な色に染めた 僕らがこの街を 旅立つ今日に滲んでいた ブラッドオレンジ 列んでるランドセル こっから見ると蟻みたいだ 懐かしい 通学路 指でなぞる 駄菓子屋 噴水 鬼ごっこ そうだよな 寄り道を繰り返してた気がするよ この道を二度と通る事はないけれど 駄目になりそうな時に思い出すだろう 遠回りを冒険と呼んだ日のことを 僕らが抱えた痛みは 空を真っ赤な色に染めた 不安に染まった 夢や希望 ぜんぶ握って さぁいこうか 全開で てっぺんへ 加速度を上げたベクトルで 重いペダルと 旅立つ今日に 滲んでいたブラッドオレンジ 落ちてく西日が影を伸ばしてる 僕らの距離をちょっと短くしている さよならを前に君の両目も 赤く滲む すべてが滲む 僕らが抱えた痛みは 空を真っ赤な色に染めた 僕らがこの街を 旅立つ今日に 滲んでいたブラッドオレンジ 滲んでいた ブラッドオレンジ |
嘘みたいな奇跡を藍坊主 | 藍坊主 | 佐々木健太 | 藤森真一 | | ぼくは うれしかったよ あなたといられて わらってすごせたことが ほんとうに うれしかったよ 雨にうたれて 言葉に打たれ 眠れなかった夜も だいじょぶだよと ほんとうだよと いつも わらっていてくれたから 生まれ変わっても あなたを 思いだすから 安心していっておいで きっと探し出すよ だから 僕を心配しないで いつか 出会えるときを 想像してみるだけで なみだがこぼれそうだよ あなたはどこへいっちゃうのだろう 愛しているよ 愛しているよ さびしいけれど ずっと愛してるよ 生まれ変わっても あなたを 忘れないから 安心していっておいで きっと探し出すよ だから 何も心配しないで そんなの馬鹿らしいかな 迷信じみてるかな 消えたら終わりかな それじゃあなんで悲しくなるの? 終わりで終われないよ 忘れたくても消えないよ だから僕ら人間なんだよ 愛しさで 胸が壊れそうだ 生まれ変わっても あなたを 思い出すから 嘘みたいな奇跡を 君も信じていて 必ず出会えるから 生まれ変わったら あなたと どこへゆこう? 見たかったもの 楽しいこと 次にとっておくよ ありがとう かけがえのない 時間を |
ダンス藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 僕たちは闇夜の中を 僕たちは闇夜の中を 踊り踊るよ 見えないものにきっと 触れる気がするから 神様どうか 僕の頭上に 蜘蛛の糸があるなら 垂らしてくれ 幸せまでの 最短距離の 細い細い白い糸を そしたら真っ先に切ってしまいたい 引っ張ってさ 切ってしまいたい 僕の弱い心は 操られてしまうよ 幸せの奴隷だよ 僕たちは闇夜の中を 僕たちは闇夜の中を 踊り踊るよ マリオネットじゃないぜ 命を 命を 燃やして トリトリじゃんけんが響いてる どっちのチームからも 要らないよと 独り余った あの感覚が このダンスの始まり 自分でも自分を 必要ないよと 見捨てないように 殺さないように 雁字搦めの糸を 運命の糸へ 染め変えるため 藻掻いてる 君のこと使えないとか 君のこと使えるとか そう言われてさ疼く心の奥 それはね 優しさ きっと さぁ今 千切ってしまおうぜ そして空に浮かんだ 電球へ結んでしまおう いつかほらパチンと明かり付け 躓いた石のさ 小ささに笑える日が来るから ずっとずっと追いかけてきた願いはもう 目の前にあるよ 誰に滑稽だと笑われようと いいさ ダンスしよう このまま 僕たちは闇夜の中を 僕たちは闇夜の中を 踊り踊るよ 見えないものにきっと 触れる気がするから |
マザーツリー藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 精一杯背伸びしてみるよ今日は マザーツリーから伸びているブランコへ手が届くように 地上は悲しみで溢れてるけど ツリーの上には満天の星空があるよ ランダムに散らばる星屑はいつみても バケツいっぱいにいれた金平糖をひっくり返したかのように その配置に法則性は見当たらない 意味なんてない でも僕らは 水の掬えない柄杓や シャケのとれない小熊や 毒のないサソリの物語を 夜空に見ているんだぜ 僕に生まれた意味がなくても 僕が生きる物語を想像せずにいられない 手を伸ばせ その涙と その涙が ちゃんと星座になるように 頑張れ 物語の始まりの場所へ さぁいこうぜ さぁいこうぜ マザーツリーへ 世界中 すべての 子供が 母親から生まれてきた 君の母さんも そのまた母さんも そのまた母さんも そのまた母さんも 母さんから生まれた 頂上が見えないほど彼方から 伸びて来た命のバトン たったの一人でも たったの一人でも たったの一人でも リタイヤしたら 君はここにいない それでも言うか 君はいうか 私は弱い人間ですと 言えるのか 手を伸ばせ その涙と その涙が ちゃんと星座になるように 頑張れ 言の葉は 枯れそうな時に 背中を押すから マザーツリーへ さあごらん 数えきれない 涙が光ってる 力強く光ってる 諦めないで 優しいままでいることを 独りで隠した涙を この地球(ほし)では希望と呼ぶんだ 手を伸ばせ その希望と その希望が ちゃんと星座になるように 忘れないで 僕たちは 愛される為に この世に生まれた 泣く為じゃない さぁいこうぜ マザーツリーへ |
ランドリー藍坊主 | 藍坊主 | 佐々木健太 | 藤森真一 | | 君が泣くのなら僕は笑うから ここから辿ろう 涙の向こうへ 眩しすぎる蛍光灯 照らされ 一人のランドリー 今日は漫画が白黒のまま ポケットで溶けてたレシートや 散らばるティッシュみたいに 僕らの毎日は 面倒ばかりだけど 君が泣くのなら僕は笑うから 穏やかなままの君でいれるように 君が笑うなら夜も鮮やかだ ここから辿ろう 心に色を灯そう 消えないようにしなくちゃ 片方だけを残して 靴下なら笑い話だけど 揺れた自動ドアの向こう 夏が号泣してる土砂降りが 世界を洗ってくれたら 昨日を洗ってくれたら きっと きっと 君は笑えるよ笑顔になれるよ 心はそうだよ 僕ら次第だよ 君が笑うなら夜も鮮やかだ ここから辿ろう 涙の向こうへ かわいた明日へ |
プールサイドヒーローズ藍坊主 | 藍坊主 | 佐々木健太 | 藤森真一 | | あの空を何度でも 思い出すよ 僕はもう 戻れない だけどまだ あの夏を また目指してる プールサイドヒーローズ 気だるい風に揺られ カレーライスと塩素が混じる 青かった 空 雲 匂い 遠い夏の日 主人公の僕は 役目を終え 今は閉じた 思い出の中 あの空を何度でも 思い出すよ 僕はもう 行かなくちゃ だけどまだ あの夏が また呼んでる 文字が消えてる定期券 それでも開く改札機 僕は今 名無しの脇役 流れるまま 駅に立つ また 夏が来たな 破れた金網に 垂れてる水泳帽 僕のひらがな 君の名前 あの雲を何度でも 思い出すよ 僕はもう 戻れない だけどまだ あの夏を また目指してる パラソルの影 歯型のビート板 マントのタオル ヒーローは君だ 僕はヒーローを 守る脇役だ 君が脇役になる時まで この空を何度でも 思い出すよ いつかまた 僕たちは 名前のない 水滴の 間から 溢れそうな 夏の日を 今 見ている プールサイドヒーローズ |
夏の金網藍坊主 | 藍坊主 | 佐々木健太 | 藤森真一 | | やっぱりハズレた アイスの棒を噛んで 虫食いだらけの ビンゴに笑って 良くも悪くもない おみくじを結んで 期限切れになった クーポン捨てて 劇的ではない僕らだけど なんとなく過ぎる日々だけど 君が見ていた夏ぞらに 鼻歌まじり歌うよ 吹奏楽が金網から 風に変わるように どこまでも行けるはずさ ブロック塀を焦がした 日差しよりも白かったこと 僕ら心のまま 一度で挿さらない 裏でも挿さらない 戻すと挿さる USBメモリのような 料金所からの渋滞 2回洗う食器 捨てると必要になる 段ボールのような 空気に乗れない僕らだけど 思い通り行かない日々だけど 君が見ていた夏ぞらに 鼻歌まじり歌うよ 水槽に透けるあの夜が 月を放すように どこまでも行けるはずさ ブロック塀を冷やした 虫の音より透明なこと 僕ら心のまま 四角い夏の暴風が 机に吹く通り雨が めくったページは かきかけのまま どこへ向かおう 僕らが描く夏ぞらに 鼻歌まじり歌うよ 吹奏楽が金網から 風に変わるように どこまでも行けるはずさ 朝顔を種に変える 日差しよりも熱かったこと 僕ら心のまま |
ルノの子藍坊主 | 藍坊主 | 藤森真一 | 藤森真一 | | 空が綺麗なこの町で、いっしょに見ていた月の色 初めてくれた手紙には、コロッケ色の月の色 さぁ僕ら月を見てた、同じ痛みを抱えて さぁ何が、どんな色で、心を溶かすのだろう、心を描くのだろう 汚れた裾で手を振って、またねと言った桜色 悲しくないと思ってた、悲しくないと思っていた さぁ僕ら大人になり、同じ痛みを抱えた 蛹が蝶になって、輝くその瞬間を、優しさが照らすようにさ 月明かりのマントに、僕たちは揺れてるよ 不安な夜に震え、揺れる 月明かりのマントに、僕たちは揺れてるよ 涙やほら、笑顔やほら、心を持ち、揺れてるよ あの日の痛みは、花一匁 それでも痛みは、だれかさんが転んだ それでも痛みは、花一匁 それでも痛みは、だれかさんが転んだ 空が綺麗なこの町で、いっしょに見ていた月の色 初めてくれた、手紙には |
小さな哲学藍坊主 | 藍坊主 | 佐々木健太 | 藤森真一 | | ご飯が僕をむしゃむしゃ食べて 新聞が僕の文字を読んで 溜まった課題が 山のような選択が 日々僕をやっている はいはい考えちゃだめ 手も足も止めたらだめ 睡眠が僕をとる 繰り返してきた ルールの中 世界が僕になった ああ僕は僕を やれるのかな 夜空が僕を見上げた あの子は僕を冷たい人だというけれど 温かいとも言う 彼らは僕をだらしないと言うけれど マメなやつだともいう はいはい考えちゃだめ それが人間ってもんよ 全部がお前だよと 与えてもらった セオリーの中 みんなが僕になった もう僕は僕を やれるのかな 鏡が僕を見ていた 幸せを感じ 愛を感じ 消えてく僕を感じながら あたたかな空は眺めていた 小さな哲学が死ぬとき |