茜さす 帰路照らされど… 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 何時もの交差点で彼は頬にキスする また約束も無く今日が海の彼方に沈む ヘッドフォンを耳に充(あ)てる アイルランドの少女が歌う 夕暮れには切な過ぎる 涙を誘い出しているの? 振り返る通りを渡るひとに見蕩(みと)れる また約束も無く彼がビルの彼方に消える ヘッドフォンを耳に充てる ファズの利いたベースが走る 夕焼けには切な過ぎる 涙を誘い出しているの? 今の二人には確かなものなど何も無い 偶(たま)には怖がらず明日を迎えてみたいのに I PLACE THE HEADPHONES ON MY EARS AND LISTEN SOMEONE SINGS A SONG. I FEEL SO BLUE NOW DARLIN' PROMISE ME PLEASE TELL ME SOMETHING WORDS TO SOOTHE I DON'T WANNA CRY |
真夜中は純潔 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 東京スカパラダイスオーケストラ | 洗い立ての黒い髪が馨(カヲ)って 今にも飛んで行きそう カシス色に染まった爪 潤んだ二人の粘膜みたい 悪いけれど葡萄酒(ワイン)ならば 自分の口唇ダイレクトで グラスよりも其の御口に 注いで載きたいのだもの 「始めませふ安易な位置づけ 属隷(ゾクレイ)の興行(ショウ) 簡単な選択(セレクション) わたしは今夜 唯 攻められたひ」 類稀(タグイマレ)に理由もなく 平伏(ヒレフ)すだけの場合が有るの 近い様でも他人で在る それ以外何も無い寂しさ 「辱(ハズカシ)めて小粋な言葉で匂はす首 強引な仕草で捩ぢ伏せて 増歪(ディストーション)懸けたら 揺蕩(タユタ)ふ布 簡単な選択(セレクション) わたしは只現在あなたが依々」 蜷色(ニナイロ)に埋もれども 雑(マ)じり気なき身 「辱(ハズカシ)めて小粋な言葉で匂はす首 強引な仕草で捩ぢ伏せて 増歪(ディストーション)懸けたら 揺蕩(タユタ)ふ布 簡単な選択(セレクション) わたしは只現在あなたが依々」 あなたが依々 あなたが依々 |
月に負け犬 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | 好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ 虚勢を張る気は無いのだけれど取分け怖いこと等ない 此の河は絶えず流れゆき 一つでも浮かべてはならない花などが在るだろうか 無い筈だ 僕を認めてよ 明日 くたばるかも知れない だから今すぐ振り絞る 只 伝わるものならば 僕に後悔はない 何時も身体を冷やし続けて無言の季節に立ち竦む 浴びせる罵倒に耳を澄まし 数字ばかりの世に埋まる 上手いこと橋を渡れども 行く先の似た様な途(みち)を 未だ走り続けている 其れだけの 僕を許してよ 逢いたい人に逢うこともない だから手の中の全てを 選べない 日の出よりも先に 僕が空に投げよう 吐く息が熱くなってゆく |
茎 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | | 此の扉(ドアー)なら破れない 其の塔なら崩れない 彼(あ)の天なら潰れない 何(ど)れも嘘らしく馨つてゐます 喩へ蒔いても育つても仙人草(クレマチス) 咲いても強く色付かうとも 瞬時に黙つて堕ちて逝きます 如何して? 何故 哀しくなつたの 現実の夢 此の肺なら破れない 其の顔なら崩れない 彼(あ)の天なら限りない 何(ど)れも赤色に匂つてゐます 斯くて哭(な)いては惑つては生(な)りませぬ 立つたら強く進まなくては やつとで呼吸に成つて来ました 如何して? 何故 魘(うな)されてゐるの 現実が夢 今日からは生えても芽吹いても仙人草(クレマチス) 咲いても悦び過ぎないから 大事な生命(いのち) 壱ツだけ だうか持つて行かれませぬ様に 哭(な)いたり惑つたり致しませぬ 立つたら弐度と倒れないから 何も要らない 壱ツだけ だうか 誰か 嗚呼 エントリー番号壱(ナンバーワン) |
孤独のあかつき 椎名林檎 | 椎名林檎 | 渡辺あや | 椎名林檎 | 椎名林檎 | さあまぶた閉じて耳をふさげよ 静かな闇の中に聴こえてくる 君の呼吸と小さな君の鼓動 捕まえたなら解き放てよ 走りだせ地球は大きいから 抱き締めろ命は短い 君の涙を夢を愛を待っている 広い世界が待っている ああ紛らわすな君の痛みを 淋しく押し殺すな醜くとも 苦しくとも重さに挫けようとも 風は吹いている解き放てよ 与えられやがて奪われる そんな風に僕らは出来ている 込み上げる想いがあるだろう 叫べばいい君は美しい 朝日眩し水面輝き 草木萌えて 花咲き散り夜鷹哭く空 月も冴えて いとしくて涙があふれて かなしくて星空見上げて 目映い光に目を瞑ったら 僕らいま夜明け真っ直中 |
神様、仏様 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎・向井秀徳 | 椎名林檎 | 椎名林檎・村田陽一 | 充たしたいのよ五臓六腑まで沁みわたつてよ 留度ないのう酔へる物なら皆呑ませておくれ もの足りないのう 眠りたいのよ生きてゐることも忘れたいのよ 忙しないのう狸寝入りを照らさないでおくれ…うらめしや さうだよ幽霊の正体見たり 人間様のお通りよ 塩ツ辛いナマ臭い生き血がかしましい 南無阿弥陀仏!神様、仏様 這ひつくばつて煙幕を張れば小火騒ぎ 交互に人生の上前ハネ合う 世間様おたがひ様 狡ツ辛いキナ臭い浮き世はかしましい 南無阿弥陀仏!神様、仏様 色めき立つた奴等面白可笑しく空騒ぎ ところが此方人等一等恐いのは自らよ ささくれ立つてはついいけない胸騒ぎ 遊びたいのよ誰ぞ好い人と善がりたいのよ 慾深いのう地獄の淵へ突き落としておくれ 繰返される諸行無常 よみがへる性的衝動 冷凍都市の暮らし 行方知れずの彼奴 何時の間にか姿眩まし |
永遠の不在証明 東京事変 | 東京事変 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 東京事変 | 引き金を引いた途端立ち現わる白く空虚な時よ 掻き乱せ目眩ませ煙に巻け 果て無き闇の洗礼 重たい敵意込められた弾がほら緋く通ずる前に 掻い潜れ飛び違う弾を避(よ)け 道無き道を駆けて 追い付きたい突き止めたい その真相最高機密(トップシークレット) さあ隠し通せよ一層実は全部真っ黒だろうけど 嘘を吐く方選び台本書き続けるか釈明しようか 加害者にはいつでも誰でもなれる仮令考えず共 御座形な言葉も凶器となる 果敢無き人の尊厳 追い越したい食い止めたい この手で急転直下 ああ仮初めの人生を愛し合うのも啀み合うのも 詰まり各自選ぶ相棒次第どうして間違えるのか 味方の自分が最後まで奇々怪々なる存在 そう 世界平和をきっと皆願っている待ち望んでいる 白か黒か謎か宇宙の仕組みは未だ解明されない 今沢山の生命が又出会っては活かし合っている せめて誰かひとり死守出来るとしたら万々歳か 喜びとは怒りとは悲しみとは灰色に悩んでいる 元々の本当の僕はどこへ |
修羅場 東京事変 | 東京事変 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 東京事変 | 短夜半夏、嘘を眩むとぞ 疑うなんて浅ましいです 陽のもと認めたあの腕の白さまで 忘れたら‥凍えずに温まるのか 一層この侭通わないとて構わない 笠の雪の、自然が災ひや 黒ばむ前科に労働きます 揺れては末とあの夏の期待を責め 仰いだら‥灰色に誘う娑羅双樹 一層この侭繁らないとて厭わない 何方かに会えば記憶を奪取まれよう 喉を使えば貴方が零れ出で溢れよう ‥是以上識りたくなどない 一層この侭眠って居られたら好いのに 噫!貴方の首筋が きっと現在はもう真っ白く透き徹って居る |
公然の秘密 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎・村田陽一 | どこからか漂う 美味しそうな匂い 逃れらんないの一旦嗅いだら最後よ くらくら蹌踉けちゃう 拐かす匂い 秘密という名で評判のフレーバーよ 秘すれば花ね本当噂通りで堪んない 自分を誑し込んだ本体突き止めたい ほらご覧隠したってみえみえ…嘘を 乗せたトップノートああ近いようね 初々しいバニラ そう甘やかでしょ とろとろ蕩けちゃう 抱え切れぬ恋 秘密といういま流行のフレーバーの 主に成り果てて噂立ったら堪んない 自分を化かし通し首尾よく諦めたい 眼は逸らしたってばればれ…悔いを 残すラストノートああスパイシーね もどかしいシナモン ほろ苦いのよ 騙し騙され未来はどうなっちゃうの 罰は受けるハッピーエンドをお願い 頭まで微熱持ってめろめろ…ジゴロ 憖そそらないで存在さえもう罪深い チョコレート 芳しいのよ厭だ厭だ 見付かんないで誰にも…フェロモン 遍く振り撒いて皆を誘き寄せないで いつも見張り続けて独り占めしたい |
今夜はから騒ぎ 東京事変 | 東京事変 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 東京事変 | みずぎわ干いては満ちて胸騒ぎ もう屹度(KITTO)潮時よ顔と名前の貸借 足を洗うべきよ媚と恨みの売買 目尻(MANAJIRI)の真相は語るまじ世の煩い 涙は見せないで気まぐれまぐれ 当然の報いだよ仇と利息の返済 手を染めた罰よ恩と喧嘩の売買 裏切りの衝動は秋の夜の恋患い 項(UNAJI)で問わないでさようなら淫ら 浮かばれるか沈むか暗黙のTOKYO港湾(HARBOR) ずらからにゃパクられてまうああ青息吐息 笑顔がまぶしいね見おさめ小雨 泡沫(HOUR)を喰っちゃ泡沫を吹かす大博打思惑師 赤プリがもぬけならば名ばかりの紀尾井町 終わりゆく時代へ投げキス毎度あり型通り あの八番出口もヨウナシね…溜池山王 |
女の子は誰でも 東京事変 | 東京事変 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 服部隆之 | 女の子は誰でも魔法使いに向いている 言葉を介さずとも肌で感じているから 淋しさへ立ち向かうにはぜんぶ脱いで 最初に覚えた呪(まじな)い一つだけ思い出して 女の子は何時でも現在(いま)が初恋でしょう 惚れた貴方だけには魔法使いも形無し やりかたを忘れたときはぜんぶ解いて 贋物(まやかし)を見抜く占い一つだけ思い出して 女の子はお砂糖と薬味(スパイス)とで出来ている 気休め喰らわずとも時めきを嗅ぐから この胸は甘く満ちてはち切れるほどに 願い事を焦がされて何処までも苦いの 唱えてみて一度だけライクアバージン And when you talk to me it's paradise All words seem to turn into love songs And if I could be the one in your heart Just two people till death do us part If I am with you it's no consequence That blood flows through my veins I'm begging you Give your kiss to me now Would you fly me to heaven? |
青春の瞬き 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 冨田恵一 | 美しさと正しさが等しくあると 疑わないで居られるのは若さ故なんだ 子供みたいに疲れを忘れて寄り掛り合えば 僕らはたった独りでいるよりも有りの侭になる 時よ止まれ 何ひとつ変わってはならないのさ 今正に僕ら目指していた場所へ辿り着いたんだ 新しさと確かさを等しくもとめ 生命をほんの少しだけ前借りしたんだ 大人になって恥じらい覚えて寄り掛り合えば 僕らはきっと互いの重さを疎ましく思うだろう いつも何故か 気付いた時にはもう跡形も無い 伸ばす手の先で消え失せる物程欲しくなるんだ |
ちちんぷいぷい 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 村田陽一 | そう確かに何でも持っている この世はおよそわたしのもの じゃあ如何して こんな欲を抱く必要があるのよ? 封じていたわ色仕掛など最終任務(FINAL MISSION) 喰らえHONEYTRAP本当か 嘘かも知れぬDIAM.を吐いて 奪うわあなたのハートを搦め捕り 根こそぎ頂戴するわSHAZAM そう最初はフェイクでいいのよ 最後にモノホンにしてしまえば 従来の青臭い欲を凌ぐ性急な思い きっとこれは命懸けなの最終手段(FINAL SECTION) 当たれSWEETSPOT外せば 明日をも知れぬこの身体を代償に 狙うわあなたのハートを突止めて 一撃お見舞いするわSHAZAM 箒や呪文などもう使わないのよ さあ此処からは止どめ!ご覚悟 251ならばちょっとひと捻り DIAM. へ変えて 攫うわあなたのハートを鷲掴み 高飛びするわ +2何処へ飛んで行くべきかも わたしには判っているの 貰うわあなたのハートを遣り込めて 時めきお見舞いするわSHAZAM |
雨傘 TOKIO | TOKIO | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 東京事変 | 待って 鼻を利かせなよ 今宵は雨だろう 傘くらい携えて行け 恐いことは流されること 五官が有るだろう なにより頼れば良いのに お前の瞳が暗く翳っている瞬間(とき)は何時も 気圧の所為にして忘れているんだ 思い起こせ生命(いのち) 自分の道具を持て余す位なら濡れて帰れよ ご覧よほら 耳を澄ましなよ 雨音は何処に ぶつかり派手になるのか 酷い騒音に言葉失えど 五感を涸らすな 其れだけ頼れば良いから お前の瞳が濡れて火照っている瞬間(とき)は何時も 文明の所為にして怠けているんだ 使い果たせ生命(いのち) 自分の脳味噌飼い殺す位なら立ち尽くして居ろ 思い出せぬ程の深い痛手と 使い切れぬ程の高い理想抱え びしょ濡れになったら迎えに行くよ ただ自分の現在地見誤るな |
正しい街 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね 不愉快な笑みを向け長い沈黙の後態度を更に悪くしたら 冷たいアスファルトに額を擦らせて期待はずれのあたしを攻めた 君が周りを無くした あたしはそれを無視した さよならを告げたあの日の唇が一年後 どういう気持ちでいまあたしにキスをしてくれたのかな 短い嘘を繋げ赤いものに替えて疎外されゆく本音を伏せた 足らない言葉よりも近い距離を好み理解出来ていた様に思うが 君に涙を教えた あたしはそれも無視した 可愛いひとなら捨てる程いるなんて云うくせに どうして未だに君の横には誰一人居ないのかな 何て大それたことを夢見てしまったんだろう あんな傲慢な類の愛を押し付けたり 都会では冬の匂いも正しくもない 百道浜も君も室見川もない もう我が儘など云えないことは分かっているから 明日の空港に最後でも来てなんてとても云えない 忠告は全ていま罰として現実になった あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね |
遭難 東京事変 | 東京事変 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 東京事変 | この花が咲いて枯れるまできっと二人には乗る物も見当らない 積載の限度を誤らない様に望む儘離す距離 拒むのを許せよ 遂に壊して着地点 認識困難 「墜ちていく。」 こうやって今此処で開花する傷付け合いの会話が 善くない種を増やしてまた育っていく 嗚呼もう如何(どう)にでもなりそうな事態 答に気付いても未だお互い愛しいと感じている非常線 「救助して。」 冬が嫌いと云う冷えた手はとうに選ばれて届く距離 掴むのを赦せよ 一層壊して水面が 遥か頭上へ 「溺れる。」 こうやって今振り向きもせず慈しみ合うこと自体 危ないとは判っていても黙っている 嗚呼もう如何にかなるかも知れない 答に気付いても未だお互い微笑み合う真昼 紅いネイル!だって真実等に興味は無い…下品な芝居で定刻 果敢ない想いを真っ白に隠して置いて 嗚呼もう如何にかなる途中の自分が疎ましい 然様(さよう)なら お互い似た答の筈 「出遭ってしまったんだ。」 |
いろはにほへと 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 斎藤ネコ・椎名林檎 | 青い空よなぜ雲をかかえて走っていく 恋しいだれかをそっと追い掛けるの? 甘い果実よなぜ蜜を隠して黙っている 美味しい所をだれかに残しているの? おしえてよもう騙されないわ 仮初めの彩度だけぢゃ厭なの ‥色眼鏡割り棄てて‥ 赤い空よなぜ太陽なんて溶かしていく 敢えないなみだに今日を滲ませるの? 判るのよちゃんと見極めるわ モノクロの濃度だけで好いの ‥色仕掛取り止めて‥ 気高いあなたもこの大自然の一端ね わたしに見せてよ今尚未開拓の根源 生きているあなたいのちは無色透明 黄色い百合よなぜ別れ際に咲(わら)っている 万代不易(えいえん)を欲するのは無為と云うの? 丸い目をすかして求めた全部が愛(かな)しい 浅い夢見やしゃんせさあ見やしゃんせ |
カプチーノ 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 小林武史 | あと少しあたしの成長を待って あなたを夢中にさせたくて 藻掻くあたしを可愛がってね 今度逢う時はコートも要らないと そんなに普通に云えちゃうのが理解らない …ミルクの白に茶色が負けている 何よりもあなたに逢って触れたいの 全て味わって確かめて イーヴンな関係に成りたい 変わりゆくあたしの温度を許して もし我が儘が過ぎて居ても 黙って置いて行ったりしないでね コーヒーの匂いを間に挟んで 優位の笑みを隠し切れない様子で居る …苦いだけじゃ未だ中庸が取れない 梅の散る午後にもちゃんと二人は 今日と同じ様に人混みを 擦り抜けられるかしら それぞれが只忙しくして居たら 引く手の加減も曖昧に 忘れちゃいそうで不安なのに あなたが此処に居る約束など 1つも交わして居ない 何時の間にか淡色が当たり前に香り 二人を支配しそう 誰よりもあたしをちゃんと見透かして 口の悪さや強がりは“精一杯”の証拠だって 何よりもあなたに逢って触れたいの 全て味わって確かめて イーヴンな関係に成りたい 変わりゆくあたしの温度を許して もし我が儘が過ぎて居ても 黙って置いて行ったりしないでね |
ありあまる富 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | いまみちともたか | 僕らが手にしている富は見えないよ 彼らは奪えないし壊すこともない 世界はただ妬むばっかり もしも彼らが君の何かを盗んだとして それはくだらないものだよ 返して貰うまでもない筈 何故なら価値は生命に従って付いている 彼らが手にしている富は買えるんだ 僕らは数えないし失くすこともない 世界はまだ不幸だってさ もしも君が彼らの言葉に嘆いたとして それはつまらないことだよ なみだ流すまでもない筈 何故ならいつも言葉は嘘を孕んでいる 君の影が揺れている 今日限り逢える日時計 何時もの夏がすぐそこにある証 君の喜ぶものはありあまるほどにある すべて君のもの 笑顔を見せて もしも彼らが君の何かを盗んだとして それはくだらないものだよ 返して貰うまでもない筈 何故なら価値は生命に従って付いている ほらね君には富が溢れている |
NIPPON 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 斎藤ネコ・椎名林檎 | 万歳(Hurray)!万歳(Hurray)!日本晴れ 列島草いきれ 天晴 乾杯(Cheers)!乾杯(Cheers)!いざ出陣 我ら 時代の風雲児 さいはて目指して持って来たものは唯(たった)一つ この地球上で いちばん 混じり気の無い気高い青 何よりも熱く静かな炎さ 鬨の声が聴こえている 気忙しく祝福している 今日までハレとケの往来に 蓄えた財産をさあ使うとき 爽快な気分だれも奪えないよ 広大な宇宙繋がって行くんだ 勝敗は多分そこで待っている そう 生命が裸になる場所で ほんのつい先(さっき)考えて居たことがもう古くて 少しも抑えて居らんないの 身体まかせ 時を追い越せ 何よりも速く確かに今を蹴って 噫また不意に接近している淡い死の匂いで この瞬間がなお一層 鮮明に映えている 刻み込んでいる あの世へ持って行くさ 至上の人生 至上の絶景 追い風が吹いている もっと煽って唯(たった)今は この地球上で いちばん 混じり気の無い我らの炎 何よりもただ青く燃え盛るのさ |
人生は夢だらけ 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 村田陽一 | 大人になってまで胸を焦がして時めいたり傷付いたり慌ててばっかり この世にあって欲しい物を作るよ 小さくて慎ましくて無くなる瞬間 こんな時代じゃあ手間暇掛けようが掛けなかろうが終いには一緒くた きっと違いの分かる人は居ます そう信じて丁寧に拵えて居ましょう あの人に愛して貰えない今日を正面切って進もうにも難しいがしかし 実感したいです 喉元過ぎればほら酸いも甘いもどっちもおいしいと これが人生 私の人生 鱈腹味わいたい 誰かを愛したい 私の自由 この人生は夢だらけ この世にあって欲しい物があるよ 大きくて勇ましくて動かない永遠 こんな時代じゃあそりゃあ新しかろう良かろうだろうが古い物は尊い ずっと自然に年を取りたいです そう貴方のように居たいです富士山 二度と会えない人の幸せなんて遠くから願おうにも洒落臭いがしかし 痛感したいです 近寄れば悲しく離れれば楽しく見えてくるでしょう それは人生 私の人生 誰の物でもない 奪われるものか 私は自由 この人生は夢だらけ |
自由へ道連れ 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 超弩級(ちょうドきゅう)のミサイル 逸(はや)る命 この現し身は驀地(まっしぐら) 世界のまん中が視たい Take me there, won't you? 混沌(カオス)と秩序(コスモス)の間で待って居るよ 最高級(トップバリュー)のドライブ 君の命 そのDNAは驀地 世界のまん中に触れて Raise me up, won't you? 破壊と建設の間で立って居てよ 待ち切れない 今ならば子供にも大人にもなれる 試されたい 近付いている 確かめてほら 自由へ秒読み 初期化中の未来図 朧(おぼ)ろ命 ふと省みて驀地 世界のまん中が遠退く Wake me up, won't you? 気分と合理の両方で迷って居るよ 断ち切りたい 今だけは男にも女にもならない 裁かれたい 悴(かじか)んでいる 誰ひとりとて 損ねない様に 雨が止んで風が吹いて 絡み付いた縄解(ほど)くとき 生きている証は執着そのものだろうけど 放たれたい 相反する二つを結べ 自由はここさ 本当の世界のまん中 |
ここでキスして。 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | I'll never be able to give up on you So never say good bye and kiss me once again あたしは絶対あなたの前じゃ さめざめ泣いたりしないでしょ これはつまり常に自分が アナーキーなあなたに似合う為 現代のシド・ヴィシャスに 手錠かけられるのは只あたしだけ 行かないでね 何処にだってあたしと一緒じゃなきゃ厭よ あなたしか見て無いのよ 今すぐに此処でキスして 違う制服の女子高生を 眼で追っているの 知ってるのよ 斜め後ろ頭ら辺に痛い程視線感じないかしら そりゃ あたしは綺麗とか美人な タイプではないけれどこっち向いて 行かないでね どんな時もあたしの思想を見抜いてよ あなたの長い睫毛も其の華奢で大きな手も 全部大好きなの 何処にだってあなた程のひとなんて居ないよ あなたしか見て無いのよ 今すぐに此処でキスして 行かないでね 何処にだってあたしと一緒じゃなきゃ厭よ あなたしか見て無いのよ 今すぐに此処でキスして ねぇ I feel so nice 'cause you are with me now It is certain Ilove you so much baby I'll never be able to give up on you So never say good bye and kiss me once again |
能動的三分間 東京事変 | 東京事変 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 東京事変 | You're all alone You're fixing ramen You pour hot water in Where are your thoughts wandering as you wait there? Come back to life and be high 遣る瀬ない沙汰止みを 溜息にして無常 嘆いても時は男女平等 精神崩壊前夜 待ってよサンデードライバー 泣いてんだったら聴きな 才能開花した君は ヒッチハイクの巧いベテランペーパードライバー 三分間でさようならはじめまして See, yes I really am movin' on 骸骨を狙えシンセサイザー Hit! 格付(ランキング)のイノチは短い come back to life and be high 寄る辺ない現し身を 使い古して無常 喚いても時は怨親平等 列島崩壊前夜 待ってよダイナマイター タイマー切ったら効きな 愛憎大破した君は ロックアイコン顔負けのナチュラルハイタイム 三分間でさようならはじめまして See, yes U really are movin' on 脳天を浸せイコライザー Rock! 音楽(ミュージック)のキキメは長い I'm your record, I keep spinning round But now my groove is running down Don't look back brother get it on That first bite is but a moment away When I'm gone, take your generator, shock! Raise the dead on your turntable Up, up and away! |
罪と罰 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | 頬を刺す朝の山手通り 煙草の空き箱を捨てる 今日もまた足の踏み場は無い 小部屋が孤独を甘やかす 「不穏な悲鳴を愛さないで 未来等 見ないで 確信出来る 現在(いま)だけ 重ねて あたしの名前をちゃんと 呼んで身体を触って 必要なのは 是だけ 認めて」 愛している−独り泣き喚いて 夜道を弄れど虚しい 改札の安蛍光燈は 貴方の影すら落さない 歪んだ無常の遠き日も セヴンスターの香り 味わう如く季節を呼び起こす あたしが望んだこと自体 矛盾を優に超えて 一番愛しいあなたの声迄 掠れさせて居たのだろう 静寂を破るドイツ車とパトカー サイレン 爆音 現実界 或る浮遊 「不穏な悲鳴を愛さないで 未来等 見ないで 確信出来る現在だけ重ねて あたしの名前をちゃんと呼んで 身体を触って必要なのは是だけ認めて」 「不穏な悲鳴を愛さないで 確信出来る 現在だけ 重ねて あたしの名前をちゃんと呼んで 身体を触って必要なのは是だけ認めて」 頬を刺す朝の山手通り 煙草の空き箱を捨てる 今日もまた足の踏み場は無い 小部屋が孤独を甘やかす |
歌舞伎町の女王 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 蝉の声を聞く度に 目に浮かぶ九十九里浜 皺々の祖母の手を離れ 独りで訪れた歓楽街 ママは此処の女王様 生き写しの様なあたし 誰しもが手を伸べて 子供ながらに魅せられた歓楽街 十五に成ったあたしを 置いて女王は消えた 毎週金曜日に来ていた男と暮らすのだろう 「一度栄えし者でも必ずや衰えゆく」 その意味を知る時を迎え足を踏み入れたは歓楽街 消えて行った女を憎めど夏は今 女王と云う肩書きを誇らしげに掲げる 女に成ったあたしが売るのは自分だけで 同情を欲した時に全てを失うだろう JR新宿駅の東口を出たら 其処はあたしの庭 大遊戯場歌舞伎町 今夜からは此の町で娘のあたしが女王 |
ギブス 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | あなたはすぐに写真を撮りたがる あたしは何時も其れを厭がるの だって写真になっちゃえば あたしが古くなるじゃない あなたはすぐに絶対などと云う あたしは何時も其れを厭がるの だって冷めてしまっちゃえば 其れすら嘘になるじゃない don’t U θink? i 罠 B wiθ U 此処に居て ずっとずっとずっと 明日のことは判らない だからぎゅっとしていてね ダーリン あなたはすぐに いじけて見せたがる あたしは何時も 其れを喜ぶの だってカートみたいだから あたしがコートニーじゃない don’t U θink? i 罠 B wiθ U 傍に来て もっと 昨日のことは忘れちゃおう そしてぎゅっとしていてね ダーリン また四月が 来たよ 同じ日のことを思い出して |
本能 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | どうして 歴史の上に 言葉が生まれたのか 太陽 酸素 海 風 もう充分だった筈でしょう 淋しいのはお互い様で 正しく舐め合う傷は誰も何も 咎められない 紐 解いて 生命に 擬う 気紛れを 許して 今更なんて思わずに急かしてよ もっと中迄入って あたしの衝動を 突き動かしてよ 全部どうでもいいと云っていたい様な月の灯 劣等感 カテゴライズ そういうの 忘れてみましょう 終わりにはどうせ独りだし 此の際虚の真実を押し通して絶えてゆくのが良い 鋭い其の目線が 好き 約束は 要らないわ 果たされないことなど 大嫌いなの ずっと繋がれて 居たいわ 朝が来ない窓辺を 求めているの |
長く短い祭 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎・村田陽一 | 天上天下繋ぐ花火哉 万代と刹那の出会ひ 忘るまじ我らの夏を 場違ひに冷え切つた体を 人熱に放つて流し流され 思へば遠くへ来たものだ 人生なんて飽く気ないね まして若さはあつちう間 今宵全員が魁、一枚目よ 皆銘々取りゞの衣裳 奔放な命を被ふ化粧 隠すまじ我らは夏よ 何か知ら落ち込むだ心は 人熱彷徨つて流し流され 思へば遠くへ来たものだ 永遠なんて素気ないね ほんの仮初めが好いね 愈々宴も酣、本番です 皆銘々選り取り全方位 獰猛な命燃やす匂ひ 臆すまじ我らは夏よ 一寸女盛りを如何しやう この侭ぢや行き場がない 花盛り色盛り真盛りまだ 丁度大輪の枝垂れ柳 蘇るひと世の走馬灯 逃すまじ我らの夏を 一寸女盛りを如何しやう この侭ぢやまだ終れない 花盛り色盛り真盛りまだ |
幸福論 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 本当のしあわせを 探したときに 愛し愛されたいと考えるようになりました そしてあたしは君の強さも隠しがちな弱さも汲んで 時の流れと空の色に 何も望みはしない様に 素顔で泣いて笑う君にエナジイを燃やすだけなのです 本当のしあわせは目に映らずに 案外傍にあって気付かずにいたのですが かじかむ指の求めるものが見慣れたその手だったと知って あたしは君のメロディーやその 哲学や言葉 全てを 守る為なら少し位する苦労もいとわないのです 時の流れと空の色に 何も望みはしない様に 素顔で泣いて笑う君のそのままを愛している故に あたしは君のメロディーやその 哲学や言葉 全てを守り通します 君が其処に生きているという真実だけで幸福なのです |
丸の内サディスティック 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 報酬は入社後並行線で 東京は愛せど何も無い リッケン620頂戴 19万も持って居ない 御茶の水 マーシャルの匂いで飛んじゃって大変さ 毎晩絶頂に達して居るだけ ラット1つを商売道具にしているさ そしたらベンジーが肺に映ってトリップ 最近は銀座で警官ごっこ 国境は越えても盛者必衰(じょうしゃひっすい) 領収書を書いて頂戴 税理士なんて就いて居ない 後楽園 将来僧に成って結婚して欲しい 毎晩寝具で遊戯するだけ ピザ屋の彼女になってみたい そしたらベンジー、あたしをグレッチで殴(ぶ)って 青 噛んで熟(い)って頂戴 終電で帰るってば 池袋 |