夜NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | たとえ夜がどんなに深くてもいいさ 二人でのめりこんでしまうのもいい ボクが君にいう夜の言葉は暗やみに向けて放ち 君がボクにいうおしろいだらけのはなしも 空気をはうだけ もっともっと楽しいことさがそう もっともっとおもしろいことさがそう…… きみの体は光っててやみの中でもみえる かみがみだれて肩にかかっているのがわかる ボクが君にする愛のあかしはしらじらうそがもえて ボクに答える君の体は そのうそ知らないはずはない もっともっと楽しいことさがそう もっともっとおもしろいことさがそう…… |
かくれんぼ鬼は誰NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 空がない 土がない 東京の街 ほこりだらけの雪でさえ 降れば いいなぁ かくれんぼ 鬼は誰 かくれんぼ 鬼は誰 かくれんぼ 鬼は誰 ちょっと待って ひとりぼっち 言葉が欲しい 朝なのに 日もでない 空が落ちてくる かくれんぼ 鬼は誰 かくれんぼ 鬼は誰 かくれんぼ 鬼は誰 頬にキッス 恐い顔 今でも わからない どこを越え 旅に出る 手遅れに ならぬよう かくれんぼ 鬼は誰 かくれんぼ 鬼は誰 かくれんぼ 鬼は誰 |
シャツのほころび涙のかけらNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | ほおづえついたテーブルに 涙のかけらが残っているんじゃないか おもわず息を吸ってみる きみの匂いが残っているようで 嫌われたからぐちを云っているんじゃない きみの涙が見たかっただけ 考えては一息にまたいっぱい 頭をかかえてまたいっぱいの酒 風が入ってくるのに窓を開けたまま 夜の空をねころんで見上げ 鼻の頭が凍りつきそう 両手でつつんで息を吹く 嫌われたからぐちを云っているんじゃない きみの涙が見たかっただけ へりくつ並べてきみをおこらせて ほら そのふくれっつら見たかっただけ シャツのほころび縫うのには 時間がかかりすぎて 何をやってもぐずなんだと 云ったあとで後悔する 嫌われたからぐちを云っているんじゃない きみの涙が見たかっただけ 考えては一息にまたいっぱい 頭をかかえてまたいっぱいの酒 |
おもいでNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | こっくりとうなずく僕は しゃべることを忘れてしまう スカートのすそつまんで 座るきみ うつむいたまま まわる おもいでまわる まわる 静かにまわる ぐるぐるとぐるぐると まわる おもいでまわる 遠回りしてきた僕さ きみと会えて ほんとによかった 別れても 友だちでいよう 月並な 言葉ですが まわれ おもいでまわれ まわれ 静かにまわれ ぐるぐるとぐるぐると まわれ おもいでまわれ |
砂浜NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 砂浜に 腹ばいになって 今年の夏を 思い出そう さらさらと 手のひら抜けて 零れてく 時の早さ 冬が来るって あなたが云う 砂の冷たさを 感じたのかな 砂浜に 二人立てば 繰り返す 波変わらずに 今までの 日々を棄てて 帰らない 時の重さ 人が恋しい あなたが云う 僕がいることを 知りながら 砂浜も 今日が最後 明日から 離れて暮らす お互いの 幸せ祈り まちがいも おもいでとして 海が恐いとあなたが云う 波の重吹きが襲ってくるという |
雪どけ水はつめたくてNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 雪どけ水は冷たくて つかっているのはつらいけど きみがひざまでつかってるので ボクもがまんしてるんだ でもボクはとても ひざまでは はいるきもちになれなくて きみのあとをおうのは なかなかできない おくびょうなボクは 小説の主人公みたいになれないで きみをさらっていけやしない さらってゆけない そして木片をひろってきては たきびをつくっているんだ はやくあがってこないかと おもっているのに おくびょうなボクは 小説の主人公みたいになれないで きみをさらっていけやしない さらってゆけない |
いいNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 天雲の下がいい うるさい所がいい 雨がザザンカザン 風さんビュービュー 電信柱の高いこと 二人かささし道路の片すみに 青空の下がいい 明るい所がいい おひさまぽかぽか 風さん 僕をなでて 友達に会ったら笑顔みせて 二人並んで町までおかいもの そんな二人になりたかった 腕をくんで歩く恋人同志 だけどうつむいてばかりいたんじゃ 愛の言葉も言えやしない だから お家の中がいい 一人でいるのがいい ストーブが燃えて 僕の心もとけて ストーブの上のやかんがふいて 僕は一人へやのすみっこに お家の外がいい スカッとするのがいい 雪をまるめて投げて 僕のユーウツも投げて |
キャンドル ライトNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | 瀬尾一三 | 君に招かれて 尋ねた あの夜想うよ 赤く 弾けてたライトが ドアから漏れてた 君が 腕をふるうディナー キャンドルだけで 声を弾ませて 笑うと 明りも揺れてた 何にも恐れず 無邪気な気持ちで 愛してあげれば よかった 何にも恐れず 心のままに 包んであげれば よかった あの頃の 君を 振り向くことは なかったけど 隠れて窓から 僕の姿が 消えるまで 見てたのは 知ってる 何にも恐れず 無邪気な気持ちで 愛してあげれば よかった 何にも恐れず 心のままに 包んであげれば よかった あの頃の 君を 君に招かれて 尋ねた あの夜想うよ 赤く 弾けてたライトが ドアから漏れてた |
木枯がやさしい夜NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | 瀬尾一三 | 外は木枯さ窓ガラスが笑う寒い夜さ ちょっとここに来て僕の話聞いて少し聞いて 君に不満があるわけじゃない 安らぐ毛布に包まれながら 愛する人が微笑んで見守る夜も 何か不安に思う 溶けた雪がまた凍り始めてゆく深い夜さ テレビが終わったら冬の風を入れて少し入れて 君を縛っているわけじゃない 傷つけ合うのも時には愛さ 言葉ばかりの慰めは優しさじゃない そうと分かっていても 外は木枯吹き荒れる夜 愛する気持ちに変わりはないし 二人こうして過すたび幸せだけど 何か不安に思う |
残像NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 何がそんなに悲しくて 憎みあったというのか 今となっては訳なんて どうでもいいんだ 寒いプールで溺れかけて 死んでゆくんだと思った 水面の光だけが 目に焼き付いてる 長い長い夜の闇の中で 絶望の影に怯える 眠れない苦しさを 分け合いたいんだ 溶けだした雪が 土の中にしみ込んでいくように 君の心を少しずつ解りたいだけ いったい君はどこから 生まれてきたの いったい君はどこまで ゆくつもりなの 愛してるよ 勘違いかな 形のない温もりを 抱きしめている 余計な物を集めすぎた 真実だけがつかめない ありふれた毎日の中 慣れてしまうよ 金網のむこうの校舎から 黄昏に沈んでゆく ふざけあった友達の顔を 想い描いてる いったい僕はいつから ここに居るんだろう いったい僕はどうして 君が欲しいんだろう いったい君はどこから 生まれてきたの いったい君はどこまで ゆくつもりなの 愛してるよ 口にしないけど 声にならない気持ちだけを抱きしめている |
夕陽を浴びてNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | ギター弾いていると 君の後に沈んでく 夕陽が見えた 窓にそっと掛けて 君は今日のできごとを あれこれ思う ほんの少しの沈黙が よけいに愛を強くさせ 少し無理でも したくなる 君のために ギター弾いていると 君が半分暗くなる 夕陽を浴びて 君を育てた風景が 優しく僕をも 包みこむ ここで死ぬまで 暮らそうか 君と共に ギター弾いていると 君が半分暗くなる 夕陽を浴びて ギター弾いていると |
未来NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | N.S.P | 求め合えばコミュニケーション 信じたい人がいる 愛はめくるめく時間(とき)の中で 一つだけ無くしたくないもの 未来を強く生き抜くために あなたのその微笑が欲しい 見つめ合えばカンバセーション 偶然に生まれた国で もしも苦しみを分かり合えて 喜びをわかちあえたら 命が燃えつきてしまうまで あなたを愛し続けていたい 何がそうさせて何が導くの 愛しても愛し足りない 未来を強く生き抜くために あなたのその微笑が欲しい 命が燃えつきてしまうまで あなたを愛し続けていたい |
リズムもよろしくNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 街吹く風 ほころぶ雲の下 散歩のつもり ブラブラリ 空をあおいで 大きくあおいで 粋な上着 ほこりを はらい リズムも よろしく ステップふんで 紙飛行機 力まかせ 空から地面に ストンとおち 空をあおいで 大きくあおいで 子どものころより うまく ならない 顔をゆがめて ためいき一つ 路次裏 たたずむ あの娘だれ どこかで 見た娘 頭をひねって 空をあおいで 大きくあおいで 子どものころ よく 遊んだ娘 なのに声一つ かけずじまい 流れる人並 さけて通り それでもごつんと ぶつかりながら 空をあおいで 大きくあおいで なんにも いいこと なかった けれど 今日はなんだか 気分がいい |
思い出はドラマさNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 思い出 それは あの日に君と別れてから始まった 思い出 それは ドラマさ 心がスクリーンさ すべてが同じ景色の中に 静かに息づいている すべてが同じだけれど 君の姿がそこにない 君の姿がそこにない 僕の影だけ他にない 緑の森を四角いキャンパスに 閉じこめた君が 片目を閉じて笑った あれはクライマックス 五月も終わりかけてた 温い日差しが降り注いでた すべてが同じだけれど 君の姿がそこにない 君の姿がそこにない 僕の影だけ他にない 思い出 それは 心に根を張り枝を広げてく 思い出 それは 傷跡悲しみしか残さない すべてが絡みあってる 長い長い長い物語 すべてが同じだけれど 君の姿がそこにない 君の姿がそこにない 僕の影だけ他にない 君の姿がそこにない 僕の影だけ他にない |
The WIND'S SONGNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | ああ この体じゅう ああ この体じゅう ああ 風を受けて 風を受けて 風を受けながら 丘へ続く道を 風が通り抜ける 背のびしたら ふいに 空が低く落ちる 淡い光を浴びて 君が輝きだす 二人きり過ごすことが とても自然すぎる 君の影の上に 僕の影を重ね 大地の温もりを 確かめながらゆく 疲れた時君は 僕のベッドがいい ゆっくり眠ったら 少し勇気が沸く 自由に生きることに 深い意味はないし 不確かな未来よりも 裸のままの君 ああ これからずっと ああ これからずっと ああ 風を受けて 風を受けて 風を受けながら |
一片の幸せNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 古い本をひっぱりだして ページをひらくと かびくさいにおいが ボクをつつむ それだけでいい気分になってしまう それだけで物語が目にうかぶ 昔のあなたと ばったり会ったなら ボクもすばやく 昔に帰る それだけで幸せになってしまう それだけでなみだがほほに光る 今のあなたは 思い出だけだから ボクも昔と 比べはしない いっしょにいるときはだまっていよう それだけであなたは恋人にもどる |
水のせいだったんですNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 君のKissがなんだか昨日と違う 水の味も変だったんです 擦りむいた心の傷 治りにくい 虹が消えたせいだったんです 冷たくなった小犬を抱きしめてる 君を今すぐ迎えに行こう 錆びたブランコで泣きながら揺れている あの日の君をここへ 連れ戻そう 連れ戻そう 送電線の向こうから景色が霞む 風の匂いも変だったんです ピカピカだった自転車も盗まれていた 月が隠れたせいだったんです 明日の朝世界が滅びようとも 今夜も草木に水をあげよう 説明できな悔しさに震えている あの日の君をここへ 連れ戻そう 水のせいだったんです 冷たくなった小犬を抱きしめてる 君を今すぐ迎えに行こう 錆びたブランコで泣きながら揺れている あの日の君をここへ 連れ戻そう 連れ戻そう |
FLY TO THE MOONNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | N.S.P | Fly to the moon Fly to the moon いくら遠くへ来ても僕も安心できないけど 急なカーブの前で恐いワなんてつぶやいてね 君のママはきっと心配してるし 僕の彼女少し疑ってる頃 Fly to the moon Fly to the moon 君にはスカーレットのドレスがとっても悩ましいね 海が見たいワなんてちょっと危険な台詞を云う 君の彼もきっと怪しんでるし 僕の彼女たぶん感づいてる頃 Fly to the moon Fly to the moon 君は空へ月へ飛び立つつもりかい 僕は君をきつく抱きしめたいだけ Fly to the moon Fly to the moon Fly to the moon Fly to the moon 君は彼にうまい言い訳するだろう 僕は僕でなれたアリバイ作り Fly to the moon Fly to the moon |
Radio daysNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 遠くの電波探りあて 真夜中に聴いていた 空っぽだった青春の隙間を埋めてた 憧れていたあの人と 見つめあう瞬間に 弟たちの足音で目覚めたRadio days 家を抜け出して愛するみたいに抱きしめた 見上げた星空に何を願っていたのか 記憶の中にとどめた 大好きだった君の笑顔 ほんのかすかなきらめき 心の奥で繋ぐRadio days 見慣れた奴が写ってる 年の瀬のショーウインドー あらから何年たったのか くたびれてないか 大事なレコードは催促出来ずに貸したまま みんなの消息も噂以上にないのさ 記憶の中にとどめた そこにはとっくに何もないけど ほんのわずかなこだわり 心の奥で響くRadio days やり場のない思い 自動販売機に蹴りいれて ただよう朝もやを 何故に恐れていたのか 記憶の中にとどめた 大好きだった君の匂い ほんの小さなメモリー 心の奥でつないでいる 記憶の中にとどめた そこにはとっくに何もないけど ほんのわずかなこだわり 心の奥で響くRadio days… |
君だけなんだ、8回思うNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 東京タワーを楽しんだ後 風を招き入れて 走り抜けてゆくビルの谷間で カーラジオと歌おう ねぇ 本当さ 君だけなんだ 流れる髪が素敵だよ 本当さ 君だけなんだ 形にならない あー こんな気持ち こんな気持ち 掌の上で転がすピアス 心が読めなくて フロントガラスに一粒の雨 そろそろ帰ろうか ねぇ 本当さ 君だけなんだ 汚れた夜空が落ち着くね 本当さ 君だけなんだ 2人を乗せて あー 夜を走る 夜を走る いつでも何かに夢中でいたいね 僕達どこまで 行ける所まで Side by side 何だか空気が薄くて今夜 胸が苦しくなる どこを見てるのか君の視線を 遮るワイパーさ ねぇ 本当さ 君だけなんだ タイヤがしぶきをあげるだけ 本当さ 君だけなんだ からめる指に あー くよくよする くよくよする ねぇ 本当さ 君だけなんだ 本当さ 君だけなんだ ねぇ 本当さ |
なんて空だろうNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | この灰色の空は押しつぶそうとボクの頭の上 そんなに気持ちがいいんだろうかボクをいじめて なんて空だろうなんて空だろう ボクの心はくしゃくしゃになってしまいそう 今のボクには勉強なんかなんになる うそで固めたなぐさめなんか欲しくない なんて空だろうなんて空だろう 晴れたところで行くとこなんかある訳じゃないが 働いたって自分の家が建つ訳じゃなく どこかしらないところへ行ってしまいたくなる なんて街だろうなんて街だろう ビルとビルのすきまにむらがる人ばかり なんて空だろうなんて空だろう 都会の空は人の心もかえるのか なんて空だろうなんて空だろう ボクの心も灰色にぬりつぶす気なんだろう |
冬がのぞいてるNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 君が本を片手に持ってだまってすわるそのわきで 障子のすきまをはずかしそうに冬がのぞいてる からの茶わんのそこにはこちんとこおったためいきが ほこりにまじったけだるさは ぬけたかみといっしょさ ボクもきっと自分の年を数えるときがくるだろな 頭のしらががふえるのを気にするときがくるだろな じょうだんなんかいえないで しくはっくのいったりきたり でるまくなくてひまそうな てるてるぼうず 日はまた少しかたむいて屋根は赤くなってくる いつもと同じけしきの中で自分だけが年おいて ボクもきっと自分の年を数えるときがくるだろな 頭のしらががふえるのを気にするときがくるだろな じょうだんなんかいえないで しくはっくのいったりきたり でるまくなくてひまそうな てるてるぼうず |
雪の精NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | きみの顔が白すぎるので 雪の中では見分けがつかなくなったんです とってもきれいすぎるので ボクはまるで雪の精みたいに思えたんです だきしめたくて近づくとすっと消えてしまう だからやっぱりきみは 雪の精 雪の精 きみはふしぎな雪の精 きみの指が細すぎるので 雪をつかむとすぐにこおってしまうんです すきとおっているようだから きみの心は手にとるようによめるんです でもだきしめようと考えるといつもにげてしまう だからやっぱりきみは 雪の精 雪の精 きみはふしぎな雪の精 目をとじると現われてまたボクをからかうんです いたずらっこ つめたい風にあたってるから ほほのふくらみが赤くなってしまったんです はずかしそうに手でかくす きみはまるでお人形みたいにみえたんです でもだきしめようと近づくとすぐに視線をそらす だからやっぱりきみは 雪の精 雪の精 きみはふしぎな雪の精 |
潮騒のホテルNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 潮騒が聞える 海辺のホテルは 季節はずれで 人影もない 男と女が 安らぎ捜して たどり着いたら どうなる 満たされていた日々 思い違いの日々 信じる中にも 不安がつのる 男も女も 危険を承知で それでも愛を囁く ひとつになれれば ひとつが幸せ ひとつになりたい 体と体 抱きしめたいけど 抱きしめられない 抱きしめたときに 心と心 投げやりな言葉で 傷つけるときでも その陰に隠れた 真実がある 男と女の すきまを埋める やさしさだけで いいのに ひとつになれれば ひとつが幸せ ひとつになりたい 体と体 抱きしめたいけど 抱きしめられない 抱きしめたときに 心と心 潮騒のホテルは 冬を待つホテルさ これから先は どうなる |
五丁目二番地NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 淋しさに耐えかねて 公衆電話 ダイヤルを回す音 心に凍みる 帰るよ今すぐ やさしさ求めて 帰るよおまえに 安らぎ求めて 路地裏に迷ってる子犬を抱いて おまえが待っている五丁目二番地 履いた靴が重い程 疲れた時に 振り返ると影一つ 僕の影だけ 帰るよ今すぐ 何もかも棄てて 帰るよおまえに 安らぎ求めて ポケットの小銭をはたいて買った 花束を抱えて 五丁目二番地 帰るよ今すぐ やさしさ求めて 帰るよおまえに 安らぎ求めて |
夏の日差しがいっぱいNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 窓の向こうセミ達がうなる 短すぎる僕の一日が あー 君を愛しているのに 僕は傷つけてしまうよ また君を傷つけてしまうよ 何か足りない物だけせがんで 夏の日差しに溶ける こんな僕を許して 少し眩しい目をして 僕を許して 僕を許して 秋の事でケンカしたっていい いつのまにか ひまわりが枯れた あー 僕がここから消えても 君は探し続けてね この僕を探し続けてね すぐにいい思い出なんかにせずに 雨があがった後で こんな僕を抱きしめて 木々の緑の中で 僕を抱きしめて 僕を抱きしめて |
いなかっぺちゃんNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | きらいきらいはききあきて そんなにわがままいうんじゃあない ボクまでおこるよ だだっこちゃん きみがよぶのは わかっていても ふりむいてしまうのは しゃくなんだしゃくなんだ だめよだめだめつらいから そんなにないたらだめなんだ おはながでるよ さあふいて きみはおさげの かわいいこ わたいれがにあうよ いなかっぺなんだなあ いなかっぺなんだなあ いやよいやいや いうきみが ホントはすきだとわかってる 赤いほっぺにかいてある きみは元気な女の子 東北育ちさ いなかっぺなんだなあ いなかっぺなんだなあ |
新緑の頃、君に語りかけるNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 君はここに居ても 心がいないから 雪が空から来て 色をなくしてゆく 深い所でつながる夢を見る 知らずに僕の涙が溢れ出す 海を渡る蝶が 不思議を問いかける そこはどこでもなく 地図さえないけれど ベッドの中へしみ込む僕だから 宇宙の闇をさまよう船を出す 誰もがいつか悲しみ受け止めて 神秘の森へ一人で帰るだろう 新しい緑が 枝に輝く頃 毛並みの良い猫が 君に語りかける |
北風が見ていたNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 約束なんて 守れなかった 吐息のようなつぶやききいていた 真顔でウソを云えたその日から 子供のような笑顔も忘れたの? 好きだったと口にしたのは すべて過去にするため つないだ君の手が自然に ちぎれてた 季節は みじめだった 屈辱の涙 風が見てた 風が見ていた 風が見ていた 普通の日々を生きたくないと それならどんな明日を望むのか 煙がくすぶるたき火を ながめてた 鋪道で 誰もがだまってた理由は 冬を待っていただけ 静かだった 死んでゆくように 風も見てた 風が見ていた 風が見ていた 風が見ていた 風が見ていた |
冷蔵庫に入れるものNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | ヨーグルトの隣にこの気持ち並べておけたら安心したけど いつかは腐ってもしかたないだけどあと少しもう少しだけ あー 君と出会えて なんていうかな 前向きな日々なんだ あー 君と出会えて なんていうかな 悲しみも沸き上がるよ 幸せな気持ちは時の流れの波にのまれて形かえた やっぱりなかったんだ スペシャルな冷蔵庫だなんてやっぱりなかった あー 君と出会えた 運命だろうかそしてまた すれ違う あー 君と出会えた 今度どこかで生まれても また出会おう あー 君と出会えて どうしてなんだろう 振り返る事ばかり あー 君と出会えて どうしてなんだろう 裏切りさえステキだったよ ヨーグルトの隣にこの気持ち並べておけたら安心たけど いつかは腐ってもしかたないだけどあと少し もう少し |
はじまりは朝NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 歯ブラシは白く乾いて あの人が訪ねて来ない 子供を叱りつけるママになったような 不思議な気持ちであの人を愛したけど すべて分かっていると自惚れていただけで 何も知らなかったあの人の心の中 コップを回して カラカラ音をたてる朝 長すぎた愛の年月 過ぎ去ればほんの瞬(まばたき) 手紙を出してみたりまちぶせしてみたり いわなくていい事口をついて出てゆく どうにもならないって辛い悔しい悲しい 拾った分だけ失うものがあるのね 今は静かな 幸せ願う私なの あの人いつまでも不良少年みたいに きっとどこかで女の子困らせてる ようやく私にも新しい人ができ あの人の歯ブラシ屑篭へ捨てられそう 鍵をかけたら 靴音響かせ出掛けるわ |
あの夏が続く空河合奈保子 | 河合奈保子 | 天野滋 | 天野滋 | | 恋の終わりは ためらいがすべて 私のせいね 焼けた背中にハート震わせ そっとつぶやく I Love You だけど あなた気付かない あなた気付かない 寄せてはかえす 波に紛(まぎ)れたの あなた追いかけて あなた追いかけて あの夏に消えた恋 椰子の木陰で うたた寝をすると 陽炎揺れた きれいになったと耳元聞えて 振り向く瞬間 夢が醒(さ)めていた あなた抱きしめて あなた抱きしめて いけない朝を迎えてもいいの あなた捜しても あなた捜しても ただ海が青いだけ だけど あなた遠い人 あなた遠い人 今度は上手に愛を囁くわ あなた忘れない あなた忘れない あの夏が続く空 |
フェアリーテールを探してNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 午前三時の宇宙の風よ 手を広げて受け止めてみる 孤独だけ受け止めてみる 愛されているみたいなキスも あいまいな日常さえも 何となく受け入れてきた どんな幸せを幸せと呼ぶのか 夜の星々に 答えを探すよ 探すよ 君に捧げたポエムじゃなくて 真実はいつのまにやら ぼんやりと滲んでゆくよ 目覚めたような目覚めぬような 生きている神秘とも違う 鼓動だけ時を刻むよ 何が大切で宝物だというのか 夜の煌めきに 答えを探すよ 探すよ どんな幸せを幸せと呼ぶのか 夜の星々に 答えを探すよ 探すよ どんな偶然を奇跡なんて呼ぶのか 夜の星々に 答えを探すよ 探すよ 探すよ 探すよ… |
チケット握り締めてNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | 梅垣達志 | 明日のチケット 押えたし いつも いつも いつもどおりさ 要る物これでみんな 鞄に納めた 電話掛けて 誘うから 君と 君と 君と二人で 行先不明になって 気ままに過ごそう そこは誰も 僕を知らない もちろん君を 知る人もいない 君を路上で 抱きしめた時に 景色の中に 溶け込むさ 道が分れ 右左 いつも いつも いつも同じさ 足跡少いほうを 選ぶとしようか 都会の静か 森の静か どこか どこか どこか違うよ 生まれてから今まで 気付かないでいた 束縛されない時間を食べて 時計の針を忘れてしまおう 街の人とバスに乗り込み 本当の風を感じるさ |
どこまでも青くNSP | NSP | 平賀和人 | 天野滋 | | 遠くを見つめるキミの瞳に 僕が愛した人がいる どこか似ている横顔見つめながら 止まった歴史(じかん)を思い出す Oh~Oh~ Oh~Oh~ 君じゃない名前を呼ぶけれど 今は黙って笑って聞いていて欲しい ボクじゃない自分とあいつじゃないキミ 同じ夢見る事はないけど 乾きはじめた砂に絵を描くように 意味のない事も今は刻もう Oh~Oh~ Oh~Oh~ 青く青く続く空 埋もれた未来 ボクはもう僕以上変われやしない Oh~Oh~ Oh~Oh~ 青く青く続く空 生まれる未来 ボクは今あいつ以上 君を愛したいけど |
あせピース | ピース | 天野滋 | 天野滋 | ピース・ヤマサキテツヤ | 全く人気のない道に しらけた太陽が照って ほこりっぽい石ころだらけで 風もない 雨もない 何かいいことさがして ひたいにしわよせて歩いて こんな道 一本道を 気のむくままに ふらふらと つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの汗を流し つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの汗をぬぐう せっかく生きているのに なんにも出来ないなんて 石ころを けとばして 空にぶつけてみようか みっともない こんな姿を 誰にもみせたくないから 道にそって 遠くどこかへ いってしまいたいのさ この世で一番大事なものは 一体何だろう 金でもない 勉強でもない まして女じゃないさ もちろんそれだって 少しは大切だけれど もっと大事なことが 絶対あるはずさ つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの汗を流し つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの汗をぬぐう そりゃだれだって つらいことはたくさんあるけれど この世に生まれた以上は 生きてゆかなくちゃ 生意気だけど 精一杯生きてゆくのさ そうすれば きっと何かがあるはずさ つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの汗を流し つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの汗をぬぐう |
NIGHT DANCER浅香唯 | 浅香唯 | 真名杏樹 | 天野滋 | | Sorry baby 今夜 また一つ 切ない恋が終わるの 車を着けたベイエリア 言い訳なんて止めてよ Ah あなたの声 最後のクラクション Tonight プラチナの月の下で Break down 踊らせて Dance! Dance! Dance! Tonight 涙ごと甘えられる Break down 悲しみに Kiss! Kiss! Kiss! Tonight 罪なほど 愛を知った Ah 私はもう 天使じゃない Show you, baby 夏のグラスから こぼれた夢のシャンパン 都会の空に撒き散らし 迷子の星座にするわ Ah 傷つくのが 怖いだけね Tonight 移り気な風のルージュ Break up 光らせて Shake! Shake! Shake! Tonight 声かける誰もみんな Break up 寂しいの Cheek! Cheek! Cheek! Ah 胸の中で鳴り続けるクラクション ただ想い出だけ それでいいの? Tonight プラチナの月の下で Break down 躍らせて Dance! Dance! Dance! Tonight 涙ごと甘えられる Break down 悲しみに Kiss! Kiss! Kiss! Tonight サヨナラが似合い過ぎる Ah あなただって 天使じゃない |
面影橋YSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | 君には君を愛する人がいつもそばにいるのに 僕の口づけをうけた訳がわからない 黄昏せまる面影橋に見送るつもりで来たが 帰したくなくなってさよならいえない ルールも 友だちも 約束もみんな棄てて 君を ああこのまま 抱いていたい 面影橋で 心のままに生きたとしても幸せとは限らない ほら ふざけているうちに涙がでてきちゃう 楽しい事も悲しい事も時が洗い流して すべてを思い出という言葉に変えてしまう ルールも 友だちも 約束もみんな棄てて 君の ああ名前を 呼んでいたい 面影橋で ルールも 友だちも 約束もみんな棄てて 君を ああこのまま 抱いていたい 面影橋で |
哀しみの翼浅香唯 | 浅香唯 | 佐藤純子 | 天野滋 | | 夕陽に流れだす人ごみの中で 涙がこぼれぬよう よそ見をしていた ずい分 変わったね 逢えないあいだに 髪型…シャツの色も違うひとのよう 「元気そうで よかったよ」と 思い出したみたいに言うね… ひとりで何を今、考えているの? 笑顔で心では 誰をかばってるの? あなたが飛んでゆく羽根の音がする こんなに好きなのに 何故ダメになるの? 哀しみの翼 出逢いのあの頃は 電話鳴るだけで あなたがかけてきたと すぐに分ったわ 哀しみに負けないほど 見つめかえす瞳が欲しい こんなに限りなく離れてゆくなら 恋したきっかけも みんな持ち去って ふたりで よく似てる夢を見ていたの どうして あなただけ目覚めたの 先に 哀しみの翼 どうして 人はみな恋なんかするの 美しいさよならは何処にも無いのに あなたが飛んでゆく羽根の音がする こんなに好きなのに何故ダメになるの? 哀しみの翼 |
夕暮れ時はさびしそうYSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | 田舎の堤防 夕暮れ時に ぼんやりベンチにすわるのか 散歩するのもいいけれど よりそう人が欲しいもの あの娘がいれば 僕だって 淋しい気持ちにゃならないさ まわりの暗さは僕たちのため あの娘が来るのを待っている 夕暮れ時は淋しそう とっても一人じゃいられない 夕焼け雲さん 伝えてくれよ あの娘のお部屋の窓ぎわへ 虫にさされるのはいやだけど 肩を並べていたいよと こんな河原の夕暮れ時に 呼びだしたりして ごめんごめん 笑ってくれよ ウフフとネ そんなにふくれちゃいやだよ 夕暮れ時は淋しそう とっても一人じゃいられない 夕暮れ時は淋しそう とっても一人じゃいられない おうちの人におこられるかな 呼びだしたりして ごめんごめん もうちょっとだけ 一緒にいよう 帰りたいなんて言わないで そうか 君は笑うのが へたになっちゃったんだね あんまり僕を困らせないで そろそろ笑ってくれよ こんな河原の夕暮れ時に 呼びだしたりして ごめんごめん 笑ってくれよ ウフフとね そんなにふくれちゃいやだよ 夕暮れ時は淋しそう とっても一人じゃいられない 夕暮れ時は淋しそう とっても一人じゃいられない 夕暮れ時は淋しそう とっても一人じゃいられない |
赤い糸の伝説YSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | 人は生まれながら 赤い糸で結ばれている そしていつかは その糸をたどって めぐり会う しかし その糸は 細くて 弱い あなたと僕の 小指の糸が ほどけない様に 結びましょ 明日の朝は 汽車に乗るあなた 別れに涙は つきものと いやなんだ いやなんだ やさしいあなたを ひたすら待ち 年をとる悲しい僕に なりそうな気がして 誰にも見えない 赤い糸が二人をつなぐという キャラメルほおばり ほほふくらませ あなたと並んで 歩きましょ あなたの口びる ひとさし指で そっとふれても いいですか だめなんだ だめなんだ じょうだんも言えずに くだをまく あなたが女じゃなかったら なぐってやるのに 遠く離れてしまえば 愛も 消えてしまうという こわいんだ こわいんだ あなたの写真を みながら あなたが思い出になってゆく そんな気がして 手紙書くだけで心の糸が つながっているだろうか |
RainYSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | 誰がつついた訳でもないが いつしか空が割れて あなたの髪を濡らして遊ぶ 空の子供たちさ 流れる頬の雨が 煙草の火を消したね ほんとにあの雨は涙じゃなかったの 愛の心 硝子の心 壊れやすい心 優しい言葉 捜したけれど さようならしかなくて 赤や緑の傘がきれいだ 別離の祝福のよう どちらが悪者だと どちらが可哀相と 噂に二人とも振り回されたから 愛の心 硝子の心 壊れやすい心 愛の心 硝子の心 壊れやすい心 千切れる程に手を振る人は 昨日までの恋人 僕と別れる理由は何 それもはっきりしない どちらを勝ちにしたら どちらを敗けにしたら 二人の結末の答えになるのかな 愛の心 硝子の心 壊れやすい心 愛の心 硝子の心 壊れやすい心 |
さようならYSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | やけに真白な 雪がふわふわ 真っ裸の木を こごえさせ 蝉の子どもは 土の下 あったかいんだね ぐっすり眠る 昨日まで そうだったように 明日も このままでいたかった 楽しかったわ だなんて それが 最後の言葉かい ひとの言葉は 悪いいたずら 愛は 心にかいた落書きさ いつまでも 心にへばりついて ぼくの心を 悲しくさせる さようなら さようなら 去年の冬は ふたり仲よく こたつで まるまっていたんじゃないか 君はみかんを むいてくれたし ありがとうって ぼくは笑ったはずさ ほくには君が 大切なのに 君だって おんなじはずさ あれは 嘘っぱちだったんだね もういいよ さようなら さようなら さようなら… |
あせYSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | 全く人気のない道に しらけた太陽が照って ほこりっぽい石ころだらけ 風もない雨もない 何かいいことさがして ひたいにしわよせて歩いて こんな道 一本道を気のむくままに フラフラと つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗を流し つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗をぬぐう せっかく生きているのに 何にも出来ないなんて 石ころをけとばして 空にぶつけてみようか みっともないこんな姿を 誰にもみせたくないから 道にそって 遠くどこかへ 行ってしまいたいのさ この世で一番大事なものは 一体何だろう 金でもない勉強でもない まして女じゃないさ もちろんそれだって 少しは大切だけど もっと大事なことが 絶対あるはずさ つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗を流し つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗をぬぐう そりゃ誰だって つらいことはたくさんあるけれど この世に生まれた以上は 生きてゆかなくちゃ 生意気だけど 精一杯生きてゆくのさ そうすれば きっと何かがあるはずさ つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗を流し つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗をぬぐう |
おちばは夏の忘れものYSP | YSP | 小岩昌代 | 天野滋 | | 青空の下でポプラは そよ風に吹かれて 気持ち良さそうに 小鳥たちと遊んでいる 私の気持ちも 知らずに おちばは夏の忘れもの おちばは夏の忘れもの 枯れて 乾いた 草むらに うとうと 眠かけ 光をあびて あなたの息のぬくもりも あなたの言葉もすてきだったワ おちばは夏の忘れもの おちばは夏の忘れもの 何も話せない うつむいて さようならの 数分前なのよ 涙のせいじゃなくて あなたは ほんとに みえなくなった おちばは夏の忘れもの おちばは夏の忘れもの |
去年の夏YSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | 海沿いに歩いた日 聞こえたピアノは とぎれとぎれの微(かす)かなメロディ 叱られて泣き顔の 小さな坊やが きっと何度も弾いていたの 海はどこまでも 深く青くて 空と交わって 境い目がない 僕と君の糸が 切れた夏 つまずいた空かんで 君は足を切り 痛さ隠して最後の笑顔 砂に寝ころべば 突き刺す日差し 二人別々の明日があった 僕と君の糸が 切れた夏 僕と君の糸が 切れた夏 |
未来YSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | 求め合えばコミュニケーション 信じたい人がいる 愛はめくるめく時間(とき)の中で 一つだけ無くしたくないもの 未来を強く生き抜くために あなたのその微笑が欲しい 見つめ合えばカンバセーション 偶然に生まれた国で もしも苦しみを分かり合えて 喜びをわかちあえたら 命が燃えつきてしまうまで あなたを愛し続けていたい 何がそうさせて何が導くの 愛しても愛し足りない 未来を強く生き抜くために あなたのその微笑が欲しい 命が燃えつきてしまうまで あなたを愛し続けていたい |
Radio daysYSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | 遠くの電波探りあて 真夜中に聴いていた 空っぽだった青春の隙間を埋めてた 憧れていたあの人と 見つめあう瞬間に 弟たちの足音で目覚めたRadio days 家を抜け出して愛するみたいに抱きしめた 見上げた星空に何を願っていたのか 記憶の中にとどめた 大好きだった君の笑顔 ほんのかすかなきらめき 心の奥で繋ぐRadio days 見慣れた奴が写ってる 年の瀬のショーウインドー あれから何年たったのか くたびれてないか 大事なレコードは催促出来ずに貸したまま みんなの消息も噂以上にないのさ 記憶の中にとどめた そこにはとっくに何もないけど ほんのわずかなこだわり 心の奥で響くRadio days やり場のない思い 自動販売機に蹴りいれて ただよう朝もやを 何故に恐れていたのか 記憶の中にとどめた 大好きだった君の匂い ほんの小さなメモリー 心の奥でつないでいる 記憶の中にとどめた そこにはとっくに何もないけど ほんのわずかなこだわり 心の奥で響くRadio days… |
砂浜YSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | 砂浜に 腹ばいになって 今年の夏を 思い出そう さらさらと 手のひら抜けて 零れてく 時のはやさ 冬が来るって あなたが云う 砂の冷たさを 感じたのかな 砂浜に 二人立てば 繰り返す 波変わらずに 今までの 日々を棄てて 帰らない 時の重さ 人は恋しい あなたが云う 僕がいることを 知りながら 砂浜も 今日が最後 明日から 離れて暮らす お互いの 幸せ祈り まちがいも おもいでとして 海が恐いとあなたが云う 波の重吹きが 襲ってくるという |
キャンドルライトYSP | YSP | 天野滋 | 天野滋 | | 君に招かれて 尋ねた あの夜想うよ 赤く 弾けてたライトが ドアから漏れてた 君が 腕をふるうディナー キャンドルだけで 声を弾ませて 笑うと 明りも揺れてた 何にも恐れず 無邪気な気持ちで 愛してあげれば よかった 何にも恐れず 心のままに 包んであげれば よかった あの頃の 君を 振り向くことは なかったけど 隠れて窓から 僕の姿が 消えるまで 見てたのは 知ってる 何にも恐れず 無邪気な気持ちで 愛してあげれば よかった 何にも恐れず 心のままに 包んであげれば よかった あの頃の 君を 君に招かれて 尋ねた あの夜想うよ 赤く 弾けてたライトが ドアから漏れてた |
雪解け下成佐登子 | 下成佐登子 | 天野滋 | 天野滋 | 瀬尾一三 | 雪解けの音は春のときめき 一つの雫が川の流れへ 急ぎ過ぎている白い花たちに そっと風のくちづけ ああ だけど 冷たい冬を 懐かしく感じるのは なぜ ああ だけど 冷たい雪に やさしさを感じるのは なぜ 目を閉じると ふるさとは いつも すぐそばに 鳥たちの声は春のささやき 季節の扉の鍵を運んで 暮れてゆくたびに移りゆく景色 そっと時のいたずら ああ だけど 冷たい冬を 懐かしく感じるのは なぜ ああ だけど 冷たい雪に やさしさを感じるのは なぜ 目を閉じると ふるさとは もう すぐそこに |