愛だけを残せ(remix)愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ やむにやまれぬ人生は綱渡(つなわた)りだ 選ぶつもりで選ばされる手品だ 闇の中の風のように 突然に愛は居どころを求める 弱き者汝の名を名乗れ しなやかに 強き者汝の名を名乗れ ささやかに みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ 思いがけない幻(まぼろし)に誘われて 思いがけない風向きに運ばれて 偶然の朝 偶然の夜 我々は何も知らされず 踏み出す 縁(えん)は不思議 それと知らぬ間(ま)に探し合う 縁(えん)は不思議 それと知りながら迷い合う みんな哀しくて みんな恋しくて 立ち止まってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ 愛だけを残せ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ やむにやまれぬ人生は綱渡(つなわた)りだ 選ぶつもりで選ばされる手品だ 闇の中の風のように 突然に愛は居どころを求める 弱き者汝の名を名乗れ しなやかに 強き者汝の名を名乗れ ささやかに みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ 思いがけない幻(まぼろし)に誘われて 思いがけない風向きに運ばれて 偶然の朝 偶然の夜 我々は何も知らされず 踏み出す 縁(えん)は不思議 それと知らぬ間(ま)に探し合う 縁(えん)は不思議 それと知りながら迷い合う みんな哀しくて みんな恋しくて 立ち止まってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ 愛だけを残せ |
煙草煙草をください あの人に見せたいから 煙草をください わざとすってみせるから みつめてください 噂(うわさ)がうまれるように 私が本当は 移り気に見えるように 踊りの輪の中には あなたとあの娘 溶け合うように いま煙草の煙が 途切れたすきに わかってしまう だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして 煙草をすうたび あなたに嫌われたわね あの娘は煙草を すわないふりしてるのね 忘れて帰った あなたの煙草をいつか 返せるつもりで みんな湿気てしまったわ 煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして 煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | クリスタルキング・山下三智夫 | 煙草をください あの人に見せたいから 煙草をください わざとすってみせるから みつめてください 噂(うわさ)がうまれるように 私が本当は 移り気に見えるように 踊りの輪の中には あなたとあの娘 溶け合うように いま煙草の煙が 途切れたすきに わかってしまう だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして 煙草をすうたび あなたに嫌われたわね あの娘は煙草を すわないふりしてるのね 忘れて帰った あなたの煙草をいつか 返せるつもりで みんな湿気てしまったわ 煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして 煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして |
夢の通り道を僕は歩いている夢の通り道を僕は歩いている たった1人だけで僕は歩いている それは必ずしも 運命のゆくえと同じとは限らず 僕は足をとめる ゆき暮れているうちに 気配さえ見失う どんな夢の形を僕は見ていたのだろう 夢の通り道で 僕は足をとめる 夢の通り道で僕は気弱になる 今はどのあたりに僕はいるのだろう 夢に見切りをつけ引き返したならば 回り道をせずに僕は生きるだろう だけど 月よ照らしておくれ 涙でにじまないで 僕の身の程じゃなく 夢だけを照らしてよ 夢の通り道を僕は追ってゆく 月よ照らしておくれ 涙でにじまないで 僕の身の程じゃなく 夢だけを照らしてよ 夢の通り道を僕は追ってゆく 夢の通り道を僕は追ってゆく | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 夢の通り道を僕は歩いている たった1人だけで僕は歩いている それは必ずしも 運命のゆくえと同じとは限らず 僕は足をとめる ゆき暮れているうちに 気配さえ見失う どんな夢の形を僕は見ていたのだろう 夢の通り道で 僕は足をとめる 夢の通り道で僕は気弱になる 今はどのあたりに僕はいるのだろう 夢に見切りをつけ引き返したならば 回り道をせずに僕は生きるだろう だけど 月よ照らしておくれ 涙でにじまないで 僕の身の程じゃなく 夢だけを照らしてよ 夢の通り道を僕は追ってゆく 月よ照らしておくれ 涙でにじまないで 僕の身の程じゃなく 夢だけを照らしてよ 夢の通り道を僕は追ってゆく 夢の通り道を僕は追ってゆく |
白鳥の歌が聴こえる海からかぞえて三番目の倉庫では NOを言わない女に逢える くずれかかった瀞箱の陰には 夜の数だけ天国が見える 白鳥たちの歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ やさしさだけしかあげられるものがない こんな最後の夜というのに 長く伸ばした髪の毛は冷たい 凍る男をあたためきらぬ 白鳥たちの歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ 言い残す言葉をくちびるにください かもめづたいに運んであげる いとおしい者へ から元気ひとつ 小さい者へ 笑い話ひとつ 白鳥たちの 歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 海からかぞえて三番目の倉庫では NOを言わない女に逢える くずれかかった瀞箱の陰には 夜の数だけ天国が見える 白鳥たちの歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ やさしさだけしかあげられるものがない こんな最後の夜というのに 長く伸ばした髪の毛は冷たい 凍る男をあたためきらぬ 白鳥たちの歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ 言い残す言葉をくちびるにください かもめづたいに運んであげる いとおしい者へ から元気ひとつ 小さい者へ 笑い話ひとつ 白鳥たちの 歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ |
渚便り涙色した貝は 私の心 あなたの指から こぼれ落ちた 波のしずく サヨナラは 砂の色 私の手を はなれ キラキラキラと 光の中で 輝いているわ 風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる 風とたわむれながら カモメが一羽 波から波のしぶきを 越えて ひくく 飛んでゆく サヨナラの物語 やさし歌に変えて 甘い調べを ささやきながら 漂ってゆくわ 風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる 風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる やさしい出来事に 見えてくる | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 西崎進 | 涙色した貝は 私の心 あなたの指から こぼれ落ちた 波のしずく サヨナラは 砂の色 私の手を はなれ キラキラキラと 光の中で 輝いているわ 風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる 風とたわむれながら カモメが一羽 波から波のしぶきを 越えて ひくく 飛んでゆく サヨナラの物語 やさし歌に変えて 甘い調べを ささやきながら 漂ってゆくわ 風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる 風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる やさしい出来事に 見えてくる |
信じられない頃に信じられない頃に あなたが やって来たの 何も悪くは ないの そんな 頃だった だけなのよ あなたが早く 来てくれないと 誰より早く 来てくれないと 信じられない 季節の淵に すぐに沈んで しまうものなのよ なんて 不幸な あなた そして 不幸な 私 裏切り続けるのは 言うほど 楽じゃない ことなのよ 信じられない頃に あなたは愛を告げる 甘く やさしい声が 何もかもを 嘘に みせかける あなたが早く 来てくれないと 誰より早く 来てくれないと 忘れられない 悲しみなんて すぐに覚えてしまう ものなのよ なんて 不幸な あなた そして 不幸な 私 裏切り続けるのは 言うほど楽じゃない ことなのよ 言うほど楽じゃない ことなのよ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 西崎進 | 信じられない頃に あなたが やって来たの 何も悪くは ないの そんな 頃だった だけなのよ あなたが早く 来てくれないと 誰より早く 来てくれないと 信じられない 季節の淵に すぐに沈んで しまうものなのよ なんて 不幸な あなた そして 不幸な 私 裏切り続けるのは 言うほど 楽じゃない ことなのよ 信じられない頃に あなたは愛を告げる 甘く やさしい声が 何もかもを 嘘に みせかける あなたが早く 来てくれないと 誰より早く 来てくれないと 忘れられない 悲しみなんて すぐに覚えてしまう ものなのよ なんて 不幸な あなた そして 不幸な 私 裏切り続けるのは 言うほど楽じゃない ことなのよ 言うほど楽じゃない ことなのよ |
ライカM4モデルはどんなつもりに写ろうかと あれこれ考えてやって来た それなりに モデルはどんなつもりに写ったかと 期待を籠(こ)めて出来上がりを覗(のぞ)き込む ところがそこに姿はない 期待を籠(こ)めた姿はない モデルは黙り込んで 踵(きびす)を返す だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ モデルは何(なん)の色に染まろうかと 腕の見せどころを考えてやって来た モデルは新たな色を創り出せたか 意地の見せどころを探して覗(のぞ)き込む ところがそこに貌(かたち)はない モデルは透明に写るだけ 靴音荒げ モデルは立ち去った だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ 時がすぐに過ぎるのは 良(い)いことかもしれないね つなぎとめることは出来たかい 今日吹いた風を モデルは逃げて指示に従わない 機嫌悪いらしく 話に応えない モデルはよけてフレームに収まらない 〆切りの時間ばかりがただ過ぎてゆく あれはどこかで見た奴だと 気がつけば忘れようもなく 子供の頃の自分がそこにいた だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | モデルはどんなつもりに写ろうかと あれこれ考えてやって来た それなりに モデルはどんなつもりに写ったかと 期待を籠(こ)めて出来上がりを覗(のぞ)き込む ところがそこに姿はない 期待を籠(こ)めた姿はない モデルは黙り込んで 踵(きびす)を返す だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ モデルは何(なん)の色に染まろうかと 腕の見せどころを考えてやって来た モデルは新たな色を創り出せたか 意地の見せどころを探して覗(のぞ)き込む ところがそこに貌(かたち)はない モデルは透明に写るだけ 靴音荒げ モデルは立ち去った だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ 時がすぐに過ぎるのは 良(い)いことかもしれないね つなぎとめることは出来たかい 今日吹いた風を モデルは逃げて指示に従わない 機嫌悪いらしく 話に応えない モデルはよけてフレームに収まらない 〆切りの時間ばかりがただ過ぎてゆく あれはどこかで見た奴だと 気がつけば忘れようもなく 子供の頃の自分がそこにいた だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ |
あのさよならにさよならを風の強い夜は怖い あなたの心がさらわれそうで 思わず強く抱きしめる あなたが何も気にしないように 思い出さなくていい後悔や悲しみが 私たちを迷わせる 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる時間などないから 予言者は化粧のように あやふやな明日を綺麗に飾る 立ちすくむ私たちには あらすじもなく予告篇もない 思いつかなくていい心配や疑いが 私たちを傷つける 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる代りに 思い出さなくていい後悔や悲しみが 私たちを迷わせる 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる時間などないから | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 風の強い夜は怖い あなたの心がさらわれそうで 思わず強く抱きしめる あなたが何も気にしないように 思い出さなくていい後悔や悲しみが 私たちを迷わせる 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる時間などないから 予言者は化粧のように あやふやな明日を綺麗に飾る 立ちすくむ私たちには あらすじもなく予告篇もない 思いつかなくていい心配や疑いが 私たちを傷つける 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる代りに 思い出さなくていい後悔や悲しみが 私たちを迷わせる 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる時間などないから |
とろ間に合わないって気持ち あなたにはわかるかい 追いつかないって気持ち あなたにはわかるかい 変わりたいと思った 全部変わりたいと思った ついに或る日ドアの向こうで噂話 あたしの噂 「あの人って、あの人って、変わ…ってるよね」 とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる 他の人はどうして何でもできるのだろう 他の人はどうして間違えないのだろう やらなきゃならないこと今日も追いかけて24時 何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる 何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 間に合わないって気持ち あなたにはわかるかい 追いつかないって気持ち あなたにはわかるかい 変わりたいと思った 全部変わりたいと思った ついに或る日ドアの向こうで噂話 あたしの噂 「あの人って、あの人って、変わ…ってるよね」 とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる 他の人はどうして何でもできるのだろう 他の人はどうして間違えないのだろう やらなきゃならないこと今日も追いかけて24時 何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる 何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる |
歌うことが許されなければ歌うことが許されなければ 歌うことが許されなければ 誰か わたしの腕の中から隠したの 古い古い物語 風が わたしの腕の中から飛ばしたの 編みかけてた物語 もの言わぬ魚さえ 歌いたい 波に紛れて もの言わぬ枝でさえ 歌いたい 夜に紛れて 繰り返される戦いの日々 言葉は閉じこめられてゆく わたしの心は風の中 本当の心は風の中 何度でも編みなおす物語 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう 息をひそませて降る 雨の音 羊たちだけが耳を傾ける 息をひそませて鳴く 虫の声 今宵を限りと謳(うた)う 命懸(いのちが)け 遠い星の数え方 夜啼(な)き鳥が教えてくれる 遠い国の掛詞(かけことば) 渡り鳥が教えてくれる そびえる山に爪は立たない 言葉は振り払われてゆく わたしの願いは風の中 本当の願いは風の中 何処(どこ)へでも旅をゆく物語 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう わたしは何処(どこ)へゆこう | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 歌うことが許されなければ 歌うことが許されなければ 誰か わたしの腕の中から隠したの 古い古い物語 風が わたしの腕の中から飛ばしたの 編みかけてた物語 もの言わぬ魚さえ 歌いたい 波に紛れて もの言わぬ枝でさえ 歌いたい 夜に紛れて 繰り返される戦いの日々 言葉は閉じこめられてゆく わたしの心は風の中 本当の心は風の中 何度でも編みなおす物語 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう 息をひそませて降る 雨の音 羊たちだけが耳を傾ける 息をひそませて鳴く 虫の声 今宵を限りと謳(うた)う 命懸(いのちが)け 遠い星の数え方 夜啼(な)き鳥が教えてくれる 遠い国の掛詞(かけことば) 渡り鳥が教えてくれる そびえる山に爪は立たない 言葉は振り払われてゆく わたしの願いは風の中 本当の願いは風の中 何処(どこ)へでも旅をゆく物語 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう わたしは何処(どこ)へゆこう |
秘密の花園道を教えてください 足跡残してください そこまでどれだけ遠いのでしょう 痛みを抱えた動物たちだけが向かう 誰にも教えてもらわずに 迷わず向かう 賢いはずの人間だけが 辿(たど)り着けずにまだ迷って いつか誰か教えてくれるまで 美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる 見つけたつもりで近づけば偽物(にせもの)ばかり 騙(だま)しているのは 眼の中の氷のカケラ 涙に溶けて流れて去れば 突然見える すぐ眼の前 密(ひそ)やかに続く道の その先 停まらない風たちと 停まらない水たちと 秘密が秘密を 補いあって 息をする森たちと 息をする砂たちと そこでは記憶がすれ違ってゆく これは秘密 すべて秘密 あなたたちが打ち明けたら 消える 美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 道を教えてください 足跡残してください そこまでどれだけ遠いのでしょう 痛みを抱えた動物たちだけが向かう 誰にも教えてもらわずに 迷わず向かう 賢いはずの人間だけが 辿(たど)り着けずにまだ迷って いつか誰か教えてくれるまで 美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる 見つけたつもりで近づけば偽物(にせもの)ばかり 騙(だま)しているのは 眼の中の氷のカケラ 涙に溶けて流れて去れば 突然見える すぐ眼の前 密(ひそ)やかに続く道の その先 停まらない風たちと 停まらない水たちと 秘密が秘密を 補いあって 息をする森たちと 息をする砂たちと そこでは記憶がすれ違ってゆく これは秘密 すべて秘密 あなたたちが打ち明けたら 消える 美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる |
くらやみ乙女暗闇に紛れて会いにゆきたいのに なのになのに よりによって満月 足跡を隠してくれると頼ってた 強い雨も とうにあがった 通りがかる町の人が 私を叱ってゆく “目を覚ませ目を覚ませ 思い知っただろう” 世の中なんてやきもちやきばかり あきらめさせて喜ぶ、そうでしょう 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ どんな遠い夜でも 見失うことなんてありえない Believe in you 白く光る道が夜の中にのびる まるで刃物が横たわってるよう 思いあたることが思い出をかすめる 風に押され 走り出す道 “訪れてはほしくない telもほしくない” あれは何故あれは何故 心がくり返す そんなはずないと思うことばかり 目の前にあるドアからこぼれる 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ せめてひとつ教えて 少しだけは本気もあったよね 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ せめてひとつ教えて 少しだけは本気もあったよね Believin' you | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 暗闇に紛れて会いにゆきたいのに なのになのに よりによって満月 足跡を隠してくれると頼ってた 強い雨も とうにあがった 通りがかる町の人が 私を叱ってゆく “目を覚ませ目を覚ませ 思い知っただろう” 世の中なんてやきもちやきばかり あきらめさせて喜ぶ、そうでしょう 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ どんな遠い夜でも 見失うことなんてありえない Believe in you 白く光る道が夜の中にのびる まるで刃物が横たわってるよう 思いあたることが思い出をかすめる 風に押され 走り出す道 “訪れてはほしくない telもほしくない” あれは何故あれは何故 心がくり返す そんなはずないと思うことばかり 目の前にあるドアからこぼれる 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ せめてひとつ教えて 少しだけは本気もあったよね 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ せめてひとつ教えて 少しだけは本気もあったよね Believin' you |
吹雪日に日に強まる吹雪は なお強まるかもしれない 日に日に深まる暗闇 なお深まるかもしれない 日に日に打ち寄せる波が 岸辺を崩すように どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 恐ろしいものの形を ノートに描いてみなさい そこに描けないものが 君たちを殺すだろう 間引かれる子の目印 気付かれる場所にはない どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 降り積もる白いものは 羽の形をしている 数えきれない数の 羽の形をしている あまりにも多過ぎて やがて気にならなくなる どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 誰も言えない はじめから無かったことになるのだろう 疑うブームが過ぎて 楯突くブームが過ぎて 静かになる日が来たら 予定どおりに雪が降る どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち 何もない闇の上を 吹雪は吹くだろう | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 日に日に強まる吹雪は なお強まるかもしれない 日に日に深まる暗闇 なお深まるかもしれない 日に日に打ち寄せる波が 岸辺を崩すように どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 恐ろしいものの形を ノートに描いてみなさい そこに描けないものが 君たちを殺すだろう 間引かれる子の目印 気付かれる場所にはない どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 降り積もる白いものは 羽の形をしている 数えきれない数の 羽の形をしている あまりにも多過ぎて やがて気にならなくなる どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 誰も言えない はじめから無かったことになるのだろう 疑うブームが過ぎて 楯突くブームが過ぎて 静かになる日が来たら 予定どおりに雪が降る どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち 何もない闇の上を 吹雪は吹くだろう |
36時間1日は36時間と決めたんです 他人(ひと)さまの進み方は知りません お陽さまが昇って次に昇るのが1日じゃなく 次が昇るのを見届けて沈むまでが1日 出来ることが まだ間にあう し残したことが まだ間にあう ゆっくりゆっくり 悲しみは癒えるだろう 大切に大切に 愛する人と歩くだろう おそるおそる 人は変わってゆけるだろう 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 1日は36時間と忘れていました 子供の頃には知ってたのに お陽さまが直接教えてくれたのに なのにいつしか小賢(こざか)しく1日を短くしてしまった うろたえれば見まちがえる 慌てれば忘れ物を残す ゆっくりゆっくり 痛みの膜ははがれる やさしくやさしく 大切な人に尽くすだろう 休み休み 呼吸は深くなってゆけるだろう 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 小林信吾・瀬尾一三 | 1日は36時間と決めたんです 他人(ひと)さまの進み方は知りません お陽さまが昇って次に昇るのが1日じゃなく 次が昇るのを見届けて沈むまでが1日 出来ることが まだ間にあう し残したことが まだ間にあう ゆっくりゆっくり 悲しみは癒えるだろう 大切に大切に 愛する人と歩くだろう おそるおそる 人は変わってゆけるだろう 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 1日は36時間と忘れていました 子供の頃には知ってたのに お陽さまが直接教えてくれたのに なのにいつしか小賢(こざか)しく1日を短くしてしまった うろたえれば見まちがえる 慌てれば忘れ物を残す ゆっくりゆっくり 痛みの膜ははがれる やさしくやさしく 大切な人に尽くすだろう 休み休み 呼吸は深くなってゆけるだろう 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか |
トラックに乗せておじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ おじさん 邪魔になるようなら おじさん 野良猫のように ドアにすり寄って 眠っているから 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りが ついて来るのよ だから おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ おじさん 口笛を吹いて おじさん 懐しのメロディ 歌に合わせりゃ 言わずにすむわ 諦めてきた あの人の名前 どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りがついて来るのよ だから おじさん トラックはいつから おじさん トラックはいいね 揺れて揺られて 眠ったふりすりゃ 涙こぼれる時に気づかない どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りが ついて来るのよ だから おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて… | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | エジソン | おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ おじさん 邪魔になるようなら おじさん 野良猫のように ドアにすり寄って 眠っているから 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りが ついて来るのよ だから おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ おじさん 口笛を吹いて おじさん 懐しのメロディ 歌に合わせりゃ 言わずにすむわ 諦めてきた あの人の名前 どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りがついて来るのよ だから おじさん トラックはいつから おじさん トラックはいいね 揺れて揺られて 眠ったふりすりゃ 涙こぼれる時に気づかない どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りが ついて来るのよ だから おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて… |
僕は青い鳥僕は青い鳥 今夜もだれか捕まえに来るよ 銀の籠を持ち 僕は青い鳥 だれかの窓辺に歌うよ 銀の籠の中で 幸せを追いかけて 人は変わってゆく 幸せを追いかけて 狩人に変わってく 青い鳥 青い鳥 今夜も迷子 何が見えますか そこから 僕の命はただの小さな水鏡 夢を追いかけて 今夜もだれか捕まえに来るよ 爪を研いで 幸せになりたくて 人は変わってゆく 幸せを追いかけて 狩人に変わってく 青い鳥 青い鳥 それは自分なのに 青い鳥 青い鳥 今夜も迷子 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 僕は青い鳥 今夜もだれか捕まえに来るよ 銀の籠を持ち 僕は青い鳥 だれかの窓辺に歌うよ 銀の籠の中で 幸せを追いかけて 人は変わってゆく 幸せを追いかけて 狩人に変わってく 青い鳥 青い鳥 今夜も迷子 何が見えますか そこから 僕の命はただの小さな水鏡 夢を追いかけて 今夜もだれか捕まえに来るよ 爪を研いで 幸せになりたくて 人は変わってゆく 幸せを追いかけて 狩人に変わってく 青い鳥 青い鳥 それは自分なのに 青い鳥 青い鳥 今夜も迷子 |
髪を洗う女かみともにいまして ゆく道をまもり かみのまもり 汝が身を離れざれ 泣くにも泣けない しずかな夜は 灯りもつけずに しょんぼりと いつまでいつまで 飽きもせず 女が髪を洗います 煙草の煙を流すため お酒の香りを流すため あいつの全てを流すため いつまでいつまで 飽きもせず 女が髪を洗います 女は薄情なものだから 髪形ひとつで 言葉も変わる 元結ほどけば 崩れるように 髪の毛だけが 泣くのです 煙草の煙が流れない お酒の香りが流れない あいつの全てが流れない ひとりの夜更けは 水音さむく 女が髪を洗います 煙草の煙が流れない お酒の香りが流れない あいつの全てが流れない ひとりの夜更けは 水音さむく 女が髪を洗います | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | かみともにいまして ゆく道をまもり かみのまもり 汝が身を離れざれ 泣くにも泣けない しずかな夜は 灯りもつけずに しょんぼりと いつまでいつまで 飽きもせず 女が髪を洗います 煙草の煙を流すため お酒の香りを流すため あいつの全てを流すため いつまでいつまで 飽きもせず 女が髪を洗います 女は薄情なものだから 髪形ひとつで 言葉も変わる 元結ほどけば 崩れるように 髪の毛だけが 泣くのです 煙草の煙が流れない お酒の香りが流れない あいつの全てが流れない ひとりの夜更けは 水音さむく 女が髪を洗います 煙草の煙が流れない お酒の香りが流れない あいつの全てが流れない ひとりの夜更けは 水音さむく 女が髪を洗います |
旅人よ我に帰れ僕が貴女を識(し)らない様に 貴女も貴女を識(し)らない 古い記憶は 語り継がれて 捩(ね)じ曲げられることもある 彷徨(さまよ)う人よ 心と逸(はぐ)れていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう 我に帰れ 旅人よ帰れ 我に帰れ この胸に帰れ 旅を命ずるその囁きは 貴女の生きる日を願うか 遠く見つめるその道筋は 闇に塞がれていないか 彷徨(さまよ)う人よ 心は凍(こご)えていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう woo… (植えつけられた怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) woo… (まちがった怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) 我に帰れ (私たちはジャスミン 茉莉花(まつりか)の2人) 旅人よ帰れ (あなたも1人 私も1人) 我に帰れ (さようならジャスミン 私の妹) この胸に帰れ (私とは違う人生を生きなさい) Ah… (さようならジャスミン 私の妹) (私とは違う人生を生きなさい) (さようならジャスミン 私の妹) | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 僕が貴女を識(し)らない様に 貴女も貴女を識(し)らない 古い記憶は 語り継がれて 捩(ね)じ曲げられることもある 彷徨(さまよ)う人よ 心と逸(はぐ)れていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう 我に帰れ 旅人よ帰れ 我に帰れ この胸に帰れ 旅を命ずるその囁きは 貴女の生きる日を願うか 遠く見つめるその道筋は 闇に塞がれていないか 彷徨(さまよ)う人よ 心は凍(こご)えていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう woo… (植えつけられた怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) woo… (まちがった怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) 我に帰れ (私たちはジャスミン 茉莉花(まつりか)の2人) 旅人よ帰れ (あなたも1人 私も1人) 我に帰れ (さようならジャスミン 私の妹) この胸に帰れ (私とは違う人生を生きなさい) Ah… (さようならジャスミン 私の妹) (私とは違う人生を生きなさい) (さようならジャスミン 私の妹) |
炎と水あなたは炎の大地を歩き 途切れた未来へ注ぎ込む者 けれども情の深さのあまり 己れを癒せず凍えゆく者 私は凍った大地を歩き 凍てつく昨日を暖める者 けれども思いの熱さのあまり 己れを癒せず身を焦がす者 Flame & Aqua なんて遠い者たち 私たちは互いに誰より遠い Flame & Aqua なんて同じ者たち いちばん遠い者が いちばん近いの 私はあなたを傷つける者 誰よりあなたを傷つける者 けれども唯一 癒せるすべを それとは知らずに持っている者 Flame & Aqua なんて遠い者たち 私たちは互いに誰より遠い Flame & Aqua なんて同じ者たち いちばん遠い者が いちばん近い Flame & Aqua 互いから生まれあう あなたが いなければ 私はまだ生まれていないような者 あなたがあなたになればなるほど 私が私になればなるほど 互いは互いが必要になる 誰から教えられることもなく Flame & Aqua あなたは一途な水 私たちの行方を指し示す者 Flame & Aqua 私は揺れる炎 私たちの行方を照らし出す者 Flame & Aqua 求めずにいられない 私たちは あまりにひとりでは担い過ぎる炎と水 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | あなたは炎の大地を歩き 途切れた未来へ注ぎ込む者 けれども情の深さのあまり 己れを癒せず凍えゆく者 私は凍った大地を歩き 凍てつく昨日を暖める者 けれども思いの熱さのあまり 己れを癒せず身を焦がす者 Flame & Aqua なんて遠い者たち 私たちは互いに誰より遠い Flame & Aqua なんて同じ者たち いちばん遠い者が いちばん近いの 私はあなたを傷つける者 誰よりあなたを傷つける者 けれども唯一 癒せるすべを それとは知らずに持っている者 Flame & Aqua なんて遠い者たち 私たちは互いに誰より遠い Flame & Aqua なんて同じ者たち いちばん遠い者が いちばん近い Flame & Aqua 互いから生まれあう あなたが いなければ 私はまだ生まれていないような者 あなたがあなたになればなるほど 私が私になればなるほど 互いは互いが必要になる 誰から教えられることもなく Flame & Aqua あなたは一途な水 私たちの行方を指し示す者 Flame & Aqua 私は揺れる炎 私たちの行方を照らし出す者 Flame & Aqua 求めずにいられない 私たちは あまりにひとりでは担い過ぎる炎と水 |
生きてゆくおまえ小さな羊 小さな羊 ドアをあけて ドアをあけて いえいえキツネ あけられない ママがまだ戻らなくて 小さな美(メイ) 小さな美(メイ) ドアをあけて ドアをあけて いえいえキツネ あけられない ママがまだ戻らなくて 五月の風の中でおまえは生まれてきた 小さな手をさし出して私に抱きついたよ 何もない私には与える物もなくて この名をふたつに分けてつけた 小さな美の名を 父親もないおまえ喜んでくれたのは 幼な友達ひとりだけ ほかには誰もいない 夏のスコールの下 共にあやしてくれた 彼女はどこへ嫁ぐのだろう 幸せ夢見てた きっと愛を見つけてよ 本当の愛をみつけてよ 愛しいおまえ でも私の腕の中おまえはやせていった あんな悲しいことはない おまえが泣かなくなる 弱かった私のせい 飲ませる乳が出ない ミルクに替える着物も尽きて おまえが泣かなくなる 夢のような幸せ 友達は手に入れた 丘の上のシャングリラに見そめられてゆくこと 私たちの中から幸せ者が出ると 喜びあった 私の分も幸せになってよと でも私、偶然聞いた 裏街で酔ったボーイの声 「玉の輿などじゃない、本国に奥方が」 知らせなけりゃ 知らせなけりゃ 彼女は幸せになれない 駈けだしたその時 おまえが泣いた ……迎えの車待つ友達に 眠り薬飲ませた おまえは知らないだろう私が泣いてたこと 遠ざかる車の中で 灯り遠くなっても 手を振り続けながら 生きてと願っていた 私は遠く地獄で暮らし 宝物を送るよ きっと愛をみつけてよ 本当の愛をみつけてよ 生きてゆくおまえ きっと愛をみつけてよ 本当の愛をみつけてよ 生きてゆくおまえ 小さな小美(シャオ・メイ) 小さな小美 生きていてよ 生きていてよ 小さな小美(シャオ・メイ) 小さな小美 生きていてよ 生きていてよ 小さな小美 小さな小美 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | デビッド・キャンベル | 小さな羊 小さな羊 ドアをあけて ドアをあけて いえいえキツネ あけられない ママがまだ戻らなくて 小さな美(メイ) 小さな美(メイ) ドアをあけて ドアをあけて いえいえキツネ あけられない ママがまだ戻らなくて 五月の風の中でおまえは生まれてきた 小さな手をさし出して私に抱きついたよ 何もない私には与える物もなくて この名をふたつに分けてつけた 小さな美の名を 父親もないおまえ喜んでくれたのは 幼な友達ひとりだけ ほかには誰もいない 夏のスコールの下 共にあやしてくれた 彼女はどこへ嫁ぐのだろう 幸せ夢見てた きっと愛を見つけてよ 本当の愛をみつけてよ 愛しいおまえ でも私の腕の中おまえはやせていった あんな悲しいことはない おまえが泣かなくなる 弱かった私のせい 飲ませる乳が出ない ミルクに替える着物も尽きて おまえが泣かなくなる 夢のような幸せ 友達は手に入れた 丘の上のシャングリラに見そめられてゆくこと 私たちの中から幸せ者が出ると 喜びあった 私の分も幸せになってよと でも私、偶然聞いた 裏街で酔ったボーイの声 「玉の輿などじゃない、本国に奥方が」 知らせなけりゃ 知らせなけりゃ 彼女は幸せになれない 駈けだしたその時 おまえが泣いた ……迎えの車待つ友達に 眠り薬飲ませた おまえは知らないだろう私が泣いてたこと 遠ざかる車の中で 灯り遠くなっても 手を振り続けながら 生きてと願っていた 私は遠く地獄で暮らし 宝物を送るよ きっと愛をみつけてよ 本当の愛をみつけてよ 生きてゆくおまえ きっと愛をみつけてよ 本当の愛をみつけてよ 生きてゆくおまえ 小さな小美(シャオ・メイ) 小さな小美 生きていてよ 生きていてよ 小さな小美(シャオ・メイ) 小さな小美 生きていてよ 生きていてよ 小さな小美 小さな小美 |
100人目の恋人あきらめてほしければ 嚇したらどうかしら 私の昔の恋人を ならべたてるのね あなたには初めてで 私には100人目 だから私に手をひけと 言うのは甘いわね 運命が ひとりずつ 小指同志を結んで いるならば はじめから目に見えればいいのに あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない 汚ない手 使うのはやめてって どういう意味 私は何も惜しまずに 愛しているだけよ 続かないたちだから 100人もとり替えて もう飽きた頃でしょうとは 言ってくれるじゃない 冗談で恋をして 遊んでこれたなら 私だってもう少し 自信がついてたわ あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない 冗談で恋をして 遊んでこれたなら 私だってもう少し 自信がついてたわ あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | あきらめてほしければ 嚇したらどうかしら 私の昔の恋人を ならべたてるのね あなたには初めてで 私には100人目 だから私に手をひけと 言うのは甘いわね 運命が ひとりずつ 小指同志を結んで いるならば はじめから目に見えればいいのに あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない 汚ない手 使うのはやめてって どういう意味 私は何も惜しまずに 愛しているだけよ 続かないたちだから 100人もとり替えて もう飽きた頃でしょうとは 言ってくれるじゃない 冗談で恋をして 遊んでこれたなら 私だってもう少し 自信がついてたわ あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない 冗談で恋をして 遊んでこれたなら 私だってもう少し 自信がついてたわ あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない |
裸足で走れ黙っているのは 卑怯なことだと おしゃべり男の 声がする 命があるなら 闘うべきだと おびえた声がする 上着を着たまま 話をするのは 正気の沙汰では ないらしい 脱がせた上着を 拾って着るのは 賢いことらしい 一人になるのが 恐いなら 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ 裸足はいかがと すすめる奴らに限って グラスを 投げ捨てる ささくれひとつも つくらぬ指なら 握手もどんなに 楽だろう かかとを切り裂く 痛みを指さし 心の熱さと 人は呼ぶ ここまでおいでと 手を振り手招き 背中へ ガラスを降り注ぐ 一人になるのが 恐いなら 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 石川鷹彦 | 黙っているのは 卑怯なことだと おしゃべり男の 声がする 命があるなら 闘うべきだと おびえた声がする 上着を着たまま 話をするのは 正気の沙汰では ないらしい 脱がせた上着を 拾って着るのは 賢いことらしい 一人になるのが 恐いなら 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ 裸足はいかがと すすめる奴らに限って グラスを 投げ捨てる ささくれひとつも つくらぬ指なら 握手もどんなに 楽だろう かかとを切り裂く 痛みを指さし 心の熱さと 人は呼ぶ ここまでおいでと 手を振り手招き 背中へ ガラスを降り注ぐ 一人になるのが 恐いなら 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ |
鶺鴒(せきれい)心許無(こころもとな)く見るものは 野の花僅(わず)か草の花 それでも何も無いならば 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 心許無(こころもとな)く聴くものは 野の鳥僅(わず)か草の鳥 それでも何も無いならば 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 永遠(とわ)に在(あ)れ山よ 永遠(とわ)に在(あ)れ河よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き遺(のこ)れよ心 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の ゆく空帰る空を見る それでも泣けてくるならば 涙の水たまりを見る 涙に映る空を見る 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 呼ぶ声返す声を聴く それでも泣けてくるならば 子を呼ぶ人の声を聴く 人呼ぶ人の声を聴く 永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心 永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 小林信吾・瀬尾一三 | 心許無(こころもとな)く見るものは 野の花僅(わず)か草の花 それでも何も無いならば 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 心許無(こころもとな)く聴くものは 野の鳥僅(わず)か草の鳥 それでも何も無いならば 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 永遠(とわ)に在(あ)れ山よ 永遠(とわ)に在(あ)れ河よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き遺(のこ)れよ心 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の ゆく空帰る空を見る それでも泣けてくるならば 涙の水たまりを見る 涙に映る空を見る 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 呼ぶ声返す声を聴く それでも泣けてくるならば 子を呼ぶ人の声を聴く 人呼ぶ人の声を聴く 永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心 永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の |
美貌の都笑えよ ふりかえる男を 笑えよ 淋しがる女を 僕たちは 笑いながら 悲しむ つがいの嘘つき 平気よ あなたはどうなの 元気さ 友だちもいるし この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば 人はみな 泣き笑顔 別れの夜と同じ服で すげなく逢えれば 上出来さ 僕たちは テスト飛行 さまよう つがいの嘘つき 女は 美しく街へ 男は しかたなく酒へ この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば 人はみな 泣き笑顔 | 中島みゆき | 中島みゆき | 筒美京平 | 後藤次利 | 笑えよ ふりかえる男を 笑えよ 淋しがる女を 僕たちは 笑いながら 悲しむ つがいの嘘つき 平気よ あなたはどうなの 元気さ 友だちもいるし この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば 人はみな 泣き笑顔 別れの夜と同じ服で すげなく逢えれば 上出来さ 僕たちは テスト飛行 さまよう つがいの嘘つき 女は 美しく街へ 男は しかたなく酒へ この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向いてみれば 人はみな 泣き笑顔 |
霙の音今夜のうちに話してしまいたかったの 私の嘘とあやまちのこと あなたが酔って眠る時には 芝居の布団を掛けたくなかった 聞きたい話じゃないでしょうけど 好きな人ができたの私 少し前から ねぇ 霙って音がするのね 雨とも違う窓の音 ひどいことをしてしまったの 私どうしたらいい 誰かへ本気を移したかったのね 本気で好きと心を決めてから あなたと似た声のせいだと気づいたの 謝れないわ 残酷すぎて どうしたらいいの私 何か言ってよ ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音 私は手札をテーブルの上に 愚かに顕(あら)わに放り出し あなたは静かに窓の外を見てる 静かに誰かを隠してる 聞きたい話じゃないでしょうけど 他人から聞かされる前に話したかった ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音 ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 小林信吾・瀬尾一三 | 今夜のうちに話してしまいたかったの 私の嘘とあやまちのこと あなたが酔って眠る時には 芝居の布団を掛けたくなかった 聞きたい話じゃないでしょうけど 好きな人ができたの私 少し前から ねぇ 霙って音がするのね 雨とも違う窓の音 ひどいことをしてしまったの 私どうしたらいい 誰かへ本気を移したかったのね 本気で好きと心を決めてから あなたと似た声のせいだと気づいたの 謝れないわ 残酷すぎて どうしたらいいの私 何か言ってよ ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音 私は手札をテーブルの上に 愚かに顕(あら)わに放り出し あなたは静かに窓の外を見てる 静かに誰かを隠してる 聞きたい話じゃないでしょうけど 他人から聞かされる前に話したかった ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音 ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音 |
それは愛ではないあてもなく自分を休みたい日がある 弱音を少しだけ解き放ちたい日がある 強がりを続けてどこまでも走るだろう けれどふと黙りこむ時もあるのだろう たとえばこんな満天の星の夜 たとえばここで討ち死にをしたくなる 砂に倒れる虚しさよりも ひとときの人間の心に倒れこみたい 愛ではない それは愛ではない 愛ではない それは愛ではない やさしさはさほど難しくはない 与えることはさほど難しいことじゃない 奪い取ることさえも恐くはない なのに他人(ひと)からの恵みには後ずさる たとえばこんな満天の星の夜 たとえばだれかに従ってしまいたい 宇宙(そら)を横切る軌道のように なにもかも行く先をだれかに委ねたくなる 愛ではない それは愛ではない 愛ではない それは愛ではない | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | あてもなく自分を休みたい日がある 弱音を少しだけ解き放ちたい日がある 強がりを続けてどこまでも走るだろう けれどふと黙りこむ時もあるのだろう たとえばこんな満天の星の夜 たとえばここで討ち死にをしたくなる 砂に倒れる虚しさよりも ひとときの人間の心に倒れこみたい 愛ではない それは愛ではない 愛ではない それは愛ではない やさしさはさほど難しくはない 与えることはさほど難しいことじゃない 奪い取ることさえも恐くはない なのに他人(ひと)からの恵みには後ずさる たとえばこんな満天の星の夜 たとえばだれかに従ってしまいたい 宇宙(そら)を横切る軌道のように なにもかも行く先をだれかに委ねたくなる 愛ではない それは愛ではない 愛ではない それは愛ではない |
白菊月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く 冬を越えてあなたともう一度めぐり会い 冬を越えてあなたをもう一度愛したい 変わらずに変わらずに 幻よ冬を越えて 月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く 雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く 雪よ帰せすべてを真白きあの日々に 雪よ帰せ私を別れの前の日に 悲しみも思い出も 幻よ雪に包め 雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く 冬を越えてあなたともう一度めぐり会い 冬を越えてあなたをもう一度愛したい 変わらずに変わらずに 幻よ冬を越えて 月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く 雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く 雪よ帰せすべてを真白きあの日々に 雪よ帰せ私を別れの前の日に 悲しみも思い出も 幻よ雪に包め 雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く |
F.O.どちらから別れるってこじれるのは ごめんだな避けたいな いい子じゃないか 忙しくて用があって会えないから 愛情は変わらないが疎遠になる 自然に消えてゆく恋が二人のためにはいいんじゃないか こんどきっとtelするよ僕のほうから じっと待ってばかりないで 遊ぶといいよ コール三度目の暗号はなるべくとらない電話に変わった 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める 恋心 好きになった順番は僕が二番目 燃えあがった君についひきずり込まれ 先に言ったわけじゃない愛の言葉 肝心なひとことは極力避けた ののしり合って終わるのは悲しいことだとわかっておくれ 女にはわからない永遠のロマンス 正論はちがいないが夢が足りない 思い出したら十年後にいつでも会える関係がいいな 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める 恋心 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める恋心 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | どちらから別れるってこじれるのは ごめんだな避けたいな いい子じゃないか 忙しくて用があって会えないから 愛情は変わらないが疎遠になる 自然に消えてゆく恋が二人のためにはいいんじゃないか こんどきっとtelするよ僕のほうから じっと待ってばかりないで 遊ぶといいよ コール三度目の暗号はなるべくとらない電話に変わった 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める 恋心 好きになった順番は僕が二番目 燃えあがった君についひきずり込まれ 先に言ったわけじゃない愛の言葉 肝心なひとことは極力避けた ののしり合って終わるのは悲しいことだとわかっておくれ 女にはわからない永遠のロマンス 正論はちがいないが夢が足りない 思い出したら十年後にいつでも会える関係がいいな 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める 恋心 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める恋心 |
阿檀の木の下で波のかなたから流れて来るのは 私の知らない貝殻ばかり 波のかなたから流れて来るのは 私の知らない寿歌(ほぎうた)ばかり 遠い昔のあの日から この島に人はいない みんなみんな阿檀の木になった 波のかなたから流れて来るのは 私の知らない国歌ばかり 遠い昔にこの島は戦軍(いくさ)に負けて貢がれた だれもだれも知らない日に決まった 波のかなたから流れて来るのは 私の知らない決めごとばかり 陽は焼きつける 阿檀は生きる 大地を抱いて阿檀は生きる 山の形は雨風まかせ 島の行方は波風まかせ 遠い昔にこの島は 戦軍(いくさ)に負けて貢がれた だれもだれも知らない日に決まった だれも知らない木の根の下は 主(ぬし)の見捨てた貝殻ばかり | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 波のかなたから流れて来るのは 私の知らない貝殻ばかり 波のかなたから流れて来るのは 私の知らない寿歌(ほぎうた)ばかり 遠い昔のあの日から この島に人はいない みんなみんな阿檀の木になった 波のかなたから流れて来るのは 私の知らない国歌ばかり 遠い昔にこの島は戦軍(いくさ)に負けて貢がれた だれもだれも知らない日に決まった 波のかなたから流れて来るのは 私の知らない決めごとばかり 陽は焼きつける 阿檀は生きる 大地を抱いて阿檀は生きる 山の形は雨風まかせ 島の行方は波風まかせ 遠い昔にこの島は 戦軍(いくさ)に負けて貢がれた だれもだれも知らない日に決まった だれも知らない木の根の下は 主(ぬし)の見捨てた貝殻ばかり |
ただ・愛のためにだけ涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした 涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした ああ大事なことに気づくまでに みんな私たちは遠回りだけど ただ・愛のためにだけ 涙はこぼれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう 星も見えない砂漠の日々も あなたの呼ぶ声を聞く 風に耳をすます ああ心の中に磁石がある みんなひとつずつの磁石がある ただ・愛のためにだけ 言葉はかすれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう これが始まりでも これでおしまいでも これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした 涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした ああ大事なことに気づくまでに みんな私たちは遠回りだけど ただ・愛のためにだけ 涙はこぼれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう 星も見えない砂漠の日々も あなたの呼ぶ声を聞く 風に耳をすます ああ心の中に磁石がある みんなひとつずつの磁石がある ただ・愛のためにだけ 言葉はかすれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう これが始まりでも これでおしまいでも これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう |
新曾根崎心中無駄だとわかってやめられるのなら 恋わずらいとは呼ばないのよ、ボク 夢だとわかって目が醒めないから 夢中と呼ぶのよ 覚えときなさい 二人きりにしてください 二人きりでしかできないことがあるから 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね 枕もおよばぬ絆の脆さ 義理でもふりでも愛よりは確か 肌身に離さぬおまえの気配 恩より親よりおまえが恋し 二人手をとって行こうか 二人きりでしか行けない憂き世の浄土、さァ 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね 二人手をとって行こうか 二人きりでしか行けない憂き世の浄土、さァ 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 無駄だとわかってやめられるのなら 恋わずらいとは呼ばないのよ、ボク 夢だとわかって目が醒めないから 夢中と呼ぶのよ 覚えときなさい 二人きりにしてください 二人きりでしかできないことがあるから 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね 枕もおよばぬ絆の脆さ 義理でもふりでも愛よりは確か 肌身に離さぬおまえの気配 恩より親よりおまえが恋し 二人手をとって行こうか 二人きりでしか行けない憂き世の浄土、さァ 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね 二人手をとって行こうか 二人きりでしか行けない憂き世の浄土、さァ 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくず 親しんで楽しんでいとしんで愛(かな)しんで苦しんで ただ愛のもくずね |
ナイトキャップ・スペシャル眠れない理由を素直に思い出したくない夜中には 借りて来たビデオも 買い集めて来た薬も効き目がない 片付かない気持ちの話 男友達に打ち明ければ 答や指示を急ぐあまりに なお散らかしてくれるばかりね こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう サヨナラのあとの寂しさなら いずれ治せるわ男次第 でもサヨナラの前から寂しいなら 男の手には負えない 女の敵は女なんだと 男友達は分析をする 少し違うわ 敵は男でも女でもありうるってだけよ 傷ついた日の記憶なら 塗り替えられるわ男次第 でも傷つけたそのままだから まだ立ち直れないんでしょう さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 眠れない理由を素直に思い出したくない夜中には 借りて来たビデオも 買い集めて来た薬も効き目がない 片付かない気持ちの話 男友達に打ち明ければ 答や指示を急ぐあまりに なお散らかしてくれるばかりね こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう サヨナラのあとの寂しさなら いずれ治せるわ男次第 でもサヨナラの前から寂しいなら 男の手には負えない 女の敵は女なんだと 男友達は分析をする 少し違うわ 敵は男でも女でもありうるってだけよ 傷ついた日の記憶なら 塗り替えられるわ男次第 でも傷つけたそのままだから まだ立ち直れないんでしょう さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう |
あたしのやさしい人あの人が 言うの お前が ダメになる なんで そんなことばかり 言うのかしら あたしは あんたの 腕の中で 眠るわけにゃ いかないわ あたしの やさしい人 あんたは やさしすぎる あの人が 言うの お前は そこに居ればいいって なんだって そう しばりつけて おきたいのさ あたしは あんたの 胸の中じゃ 夢も 見られないわ あたしの やさしい人 あんたは やさしすぎる あたしは あんたの 胸の中じゃ 夢も 見られないわ あたしの やさしい人 あんたは やさしすぎる あたしの やさしい人 なんて やさしすぎる人 あたしの やさしい人 なんて やさしすぎる人 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 西崎進 | あの人が 言うの お前が ダメになる なんで そんなことばかり 言うのかしら あたしは あんたの 腕の中で 眠るわけにゃ いかないわ あたしの やさしい人 あんたは やさしすぎる あの人が 言うの お前は そこに居ればいいって なんだって そう しばりつけて おきたいのさ あたしは あんたの 胸の中じゃ 夢も 見られないわ あたしの やさしい人 あんたは やさしすぎる あたしは あんたの 胸の中じゃ 夢も 見られないわ あたしの やさしい人 あんたは やさしすぎる あたしの やさしい人 なんて やさしすぎる人 あたしの やさしい人 なんて やさしすぎる人 |
ダイヤル117手を貸して あなた 今夜眠れないの 笑えないの 歩けないの 大人になれない 手を貸して あなた 今夜眠くなるまで わがままよ 泣き虫よ ひとりの時あたし あなたもいつか ひとりの夜が 一度はあるなら わかるでしょう ねえ 切らないで なにか 答えて 人前で泣くのは 女はしちゃいけない 笑いなさい 歩きなさい 涙涸れるまで 愚痴を聞くのは 誰も好きじゃない 笑うだけよ 歩くだけよ 女は死ぬ日まで 張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて 張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて ねえ 切らないで なにか 答えて | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 福井峻 | 手を貸して あなた 今夜眠れないの 笑えないの 歩けないの 大人になれない 手を貸して あなた 今夜眠くなるまで わがままよ 泣き虫よ ひとりの時あたし あなたもいつか ひとりの夜が 一度はあるなら わかるでしょう ねえ 切らないで なにか 答えて 人前で泣くのは 女はしちゃいけない 笑いなさい 歩きなさい 涙涸れるまで 愚痴を聞くのは 誰も好きじゃない 笑うだけよ 歩くだけよ 女は死ぬ日まで 張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて 張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて ねえ 切らないで なにか 答えて |
パラダイス・カフェネオンサインが妖しすぎて あらぬ期待の国道沿い いま通った車もきっと5分でUターンして来る '60年のカレンダーが今もここでは使われてる 土曜の後が金曜日に変わることでもない限り いざないの風が吹く なりゆきの顛末 寝そびれた子供には目の毒な宵 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで色とりどりの客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで悩みのない客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 砂の底から知らず知らず揮発してゆくオイルのように 胸の底から知らず知らず揮発してゆけ昼間の痛み パームの枝にさえぎられて月はひそかに昇ってゆく 横顔だけをみせて笑う愛想の悪い美人のようだ いざないの風が吹く なりゆきの顛末 寝そびれた子供には目の毒な宵 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで色とりどりの客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで悩みのない客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | ネオンサインが妖しすぎて あらぬ期待の国道沿い いま通った車もきっと5分でUターンして来る '60年のカレンダーが今もここでは使われてる 土曜の後が金曜日に変わることでもない限り いざないの風が吹く なりゆきの顛末 寝そびれた子供には目の毒な宵 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで色とりどりの客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで悩みのない客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 砂の底から知らず知らず揮発してゆくオイルのように 胸の底から知らず知らず揮発してゆけ昼間の痛み パームの枝にさえぎられて月はひそかに昇ってゆく 横顔だけをみせて笑う愛想の悪い美人のようだ いざないの風が吹く なりゆきの顛末 寝そびれた子供には目の毒な宵 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで色とりどりの客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 ここはパラダイス・カフェ 夜明けまで悩みのない客が みんなパラダイス・カフェ テーブルの向こうに見る甘い夢 |
LADY JANELADY JANE 店を出るなら まだ LADY JANE 暗いうちがおすすめです 日常な町角 LADY JANE どしゃ降りの夜なら LADY JANE 古い看板が合います 色もない文字です 愛を伝えようとする二人連れが ただジャズを聴いている 愛が底をついた二人連れも ただ聴いている 時流につれて客は変わる それもいいじゃないの この町は乗り継ぎ人(びと)の町 LADY JANE 大好きな男が LADY JANE この近くにいるの たぶんここは知らないけど LADY JANE LADY JANE 脛(すね)に傷ありそうな LADY JANE マスターはいつも怒ってる 何かを怒ってる LADY JANE 昔の映画より LADY JANE 明日(あした)の芝居のポスターが 何故(なぜ)か古びている 座り心地が良いとは言いかねる 席はまるで船の底 常に灯りは霞(かす)んでいる 煙草のるつぼ 時流につれて町は変わる 迷い子になる程変わっちまっても この店はあるのかな 酔いつぶれて寝ていたような片隅の客が ふいとピアノに着く 静かに遠ざかるレコードから 引き継いで弾く 時流につれて国は変わる 言葉も通じない国になっても この店は残ってね LADY JANE 私は一人です LADY JANE 歩いて帰れる程度のお酒を作ってね LADY JANE 店を出るなら まだ LADY JANE 暗いうちがおすすめです 日常な町角 LADY JANE | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | LADY JANE 店を出るなら まだ LADY JANE 暗いうちがおすすめです 日常な町角 LADY JANE どしゃ降りの夜なら LADY JANE 古い看板が合います 色もない文字です 愛を伝えようとする二人連れが ただジャズを聴いている 愛が底をついた二人連れも ただ聴いている 時流につれて客は変わる それもいいじゃないの この町は乗り継ぎ人(びと)の町 LADY JANE 大好きな男が LADY JANE この近くにいるの たぶんここは知らないけど LADY JANE LADY JANE 脛(すね)に傷ありそうな LADY JANE マスターはいつも怒ってる 何かを怒ってる LADY JANE 昔の映画より LADY JANE 明日(あした)の芝居のポスターが 何故(なぜ)か古びている 座り心地が良いとは言いかねる 席はまるで船の底 常に灯りは霞(かす)んでいる 煙草のるつぼ 時流につれて町は変わる 迷い子になる程変わっちまっても この店はあるのかな 酔いつぶれて寝ていたような片隅の客が ふいとピアノに着く 静かに遠ざかるレコードから 引き継いで弾く 時流につれて国は変わる 言葉も通じない国になっても この店は残ってね LADY JANE 私は一人です LADY JANE 歩いて帰れる程度のお酒を作ってね LADY JANE 店を出るなら まだ LADY JANE 暗いうちがおすすめです 日常な町角 LADY JANE |
希い希いに希う人ほど 希いを口に出さない 誰に打ち明けてみても 届かなかった日が多すぎて 欲にまみれた希いばかりが 先を争って叶(かな)ってゆく ささやかな希いばかりが 粉雪のように残される 肩を抱いてみても 頬を寄せてみても 何ひとつ ほんとは聞いていなかったんだ つましい希いだったのに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ 言うに言えない恐れが 世界じゅうに溢(あふ)れてる 時が解決するだろうか 人が解決するだろうか 強く希えば叶(かな)うだなんて 子供に嘘はいけませんね 右と左の希いがあれば 強い方が叶(かな)うと教えますか その時でなければ間に合わない希いがある それと気付きながら 時を稼いだんだ 切(せつ)なる希いだったのに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えにただひとつ あなたのSOSが 聞こえなかったのは何故(なぜ)だ 聞こえなかったのではなく 聞きたくなかったせいだろう 希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 希いに希う人ほど 希いを口に出さない 誰に打ち明けてみても 届かなかった日が多すぎて 欲にまみれた希いばかりが 先を争って叶(かな)ってゆく ささやかな希いばかりが 粉雪のように残される 肩を抱いてみても 頬を寄せてみても 何ひとつ ほんとは聞いていなかったんだ つましい希いだったのに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ 言うに言えない恐れが 世界じゅうに溢(あふ)れてる 時が解決するだろうか 人が解決するだろうか 強く希えば叶(かな)うだなんて 子供に嘘はいけませんね 右と左の希いがあれば 強い方が叶(かな)うと教えますか その時でなければ間に合わない希いがある それと気付きながら 時を稼いだんだ 切(せつ)なる希いだったのに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えにただひとつ あなたのSOSが 聞こえなかったのは何故(なぜ)だ 聞こえなかったのではなく 聞きたくなかったせいだろう 希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ |
MEGAMI子供の頃に もらったような 甘い菓子など 飲みこめなくて 苦いグラスに 溺れてるおまえを 今夜もひとり ひろってゆこう どのみち短い 眠りなら 夢かと紛う 夢をみようよ おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 己れのための 愛を持たない おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 みかえり無用の 笑みをあげよう 飲みこみすぎた 言葉が多過ぎて 肺にあふれて 心をふさぐ 海の深くで 黙りこむおまえを 今夜もひとり ひろってゆこう どのみち終わらぬ 旅路なら 夢とも知らぬ 夢をみようよ おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 己れのための 愛を持たない おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 みかえり無用の 笑みをあげよう | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 子供の頃に もらったような 甘い菓子など 飲みこめなくて 苦いグラスに 溺れてるおまえを 今夜もひとり ひろってゆこう どのみち短い 眠りなら 夢かと紛う 夢をみようよ おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 己れのための 愛を持たない おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 みかえり無用の 笑みをあげよう 飲みこみすぎた 言葉が多過ぎて 肺にあふれて 心をふさぐ 海の深くで 黙りこむおまえを 今夜もひとり ひろってゆこう どのみち終わらぬ 旅路なら 夢とも知らぬ 夢をみようよ おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 己れのための 愛を持たない おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 みかえり無用の 笑みをあげよう |
Tell Me,Sister自分が嫌いだった 何もかも嫌だった 嫌うことで別の自分になれる気分になってた 低い鼻やクセの髪じゃ もしなかったら 一生はどんなにか違うわと憎んだ 時は流れ ある日突然 全て備えた彼女に会った 私にない全てを持って 「何もない」と未来を見てた Tell Me, Sister 真似させておくれよ Tell Me, Sister 追いつこうとしても Tell Me, Sister そんなふうになれない 「そのままでいいのに」と彼女は微笑むだけだった 全ての男は彼女に夢中だった 全ての女さえ彼女には挑まなかった 悪口を言われない運命ってあるものね その逆の運命が私だと思った 時は流れ ある日突然 この世にいない彼女を知った きっとずっと全てを知って 「何もない」と未来を見てた Tell Me, Sister 教えておくれよ Tell Me, Sister 恵まれたものは何? Tell Me, Sister 何を真似ればいい? 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った Tell Me, Sister 教えておくれよ Tell Me, Sister 恵まれたものは何? Tell Me, Sister 何を真似ればいい? 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った Tell Me, Sister Tell Me, Sister 微笑みだけが残った | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 自分が嫌いだった 何もかも嫌だった 嫌うことで別の自分になれる気分になってた 低い鼻やクセの髪じゃ もしなかったら 一生はどんなにか違うわと憎んだ 時は流れ ある日突然 全て備えた彼女に会った 私にない全てを持って 「何もない」と未来を見てた Tell Me, Sister 真似させておくれよ Tell Me, Sister 追いつこうとしても Tell Me, Sister そんなふうになれない 「そのままでいいのに」と彼女は微笑むだけだった 全ての男は彼女に夢中だった 全ての女さえ彼女には挑まなかった 悪口を言われない運命ってあるものね その逆の運命が私だと思った 時は流れ ある日突然 この世にいない彼女を知った きっとずっと全てを知って 「何もない」と未来を見てた Tell Me, Sister 教えておくれよ Tell Me, Sister 恵まれたものは何? Tell Me, Sister 何を真似ればいい? 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った Tell Me, Sister 教えておくれよ Tell Me, Sister 恵まれたものは何? Tell Me, Sister 何を真似ればいい? 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った Tell Me, Sister Tell Me, Sister 微笑みだけが残った |
小春日和たぶん何かが足りなかったんでしょう それが何だったのかが 今もわからない それがそれがわかっていたなら あなたを傷つけはしなかったのに 悪気(わるぎ)だけでは生きてゆけないものよ 親切だけで生きてはゆけないように 何も何も頼らなければ あなたを傷つけはしなかったのに 風が吹くたび寂(さみ)しくて 雪がちらつくたびに寂(さみ)しくて 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています 冬の近さは誰にでもわかってる だから その前に少し息をつかせてね みんなみんな私をわかっている 私が自分をわかってないだけね 二度と誰をも泣かせない 誓うために訪ねて来ただけよ 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています 悪気(わるぎ)ありそな形(なり)をして 身構えなさいよと嗾(けしか)けて 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | たぶん何かが足りなかったんでしょう それが何だったのかが 今もわからない それがそれがわかっていたなら あなたを傷つけはしなかったのに 悪気(わるぎ)だけでは生きてゆけないものよ 親切だけで生きてはゆけないように 何も何も頼らなければ あなたを傷つけはしなかったのに 風が吹くたび寂(さみ)しくて 雪がちらつくたびに寂(さみ)しくて 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています 冬の近さは誰にでもわかってる だから その前に少し息をつかせてね みんなみんな私をわかっている 私が自分をわかってないだけね 二度と誰をも泣かせない 誓うために訪ねて来ただけよ 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています 悪気(わるぎ)ありそな形(なり)をして 身構えなさいよと嗾(けしか)けて 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています |
お月さまほしい君が今頃泣いてるんじゃないかと思ったんだ ひとりだけで泣いてるんじゃないかと思ったんだ どんなにひどい1日の終わりでも 笑って帰って行った君だから 夜中にひとりで泣いてるんじゃないかと思ったんだ 君をかばう勇気も なぐさめも 何ひとつ浮かばず 見送った 己れのなさけなさに さいなまれて 君に何か渡してあげたくて 何かないか何かないか 探し回ったんだ 夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 君に贈ってあげたいから お月さまほしい 夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 君に贈ってあげたいから お月さまほしい | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三・中島みゆき | 君が今頃泣いてるんじゃないかと思ったんだ ひとりだけで泣いてるんじゃないかと思ったんだ どんなにひどい1日の終わりでも 笑って帰って行った君だから 夜中にひとりで泣いてるんじゃないかと思ったんだ 君をかばう勇気も なぐさめも 何ひとつ浮かばず 見送った 己れのなさけなさに さいなまれて 君に何か渡してあげたくて 何かないか何かないか 探し回ったんだ 夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 君に贈ってあげたいから お月さまほしい 夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 君に贈ってあげたいから お月さまほしい |
一夜草どうせひと夜の花よ あてにしないでおくれ 風が変われば行方も変わる それは私のせいじゃない どうぞ憎んでおくれ 逃げも隠れもしない 願いどおりの風は吹かない 運び去られる この命 下手に愛など持とうものなら 裏切り者になるばかり 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ そうさひと夜の花は 何も残しやしない 終わらぬことや変わらぬことを 欲で待つから泣きを見る 好きも嫌いも嘘もホントも どうせ私の夢の外 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ もしも明日がもひとつあれば 心残りはないだろうか 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | どうせひと夜の花よ あてにしないでおくれ 風が変われば行方も変わる それは私のせいじゃない どうぞ憎んでおくれ 逃げも隠れもしない 願いどおりの風は吹かない 運び去られる この命 下手に愛など持とうものなら 裏切り者になるばかり 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ そうさひと夜の花は 何も残しやしない 終わらぬことや変わらぬことを 欲で待つから泣きを見る 好きも嫌いも嘘もホントも どうせ私の夢の外 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ もしも明日がもひとつあれば 心残りはないだろうか 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ |
真夜中の動物園真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る 真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る 柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る 真夜中の羊水(ようすい)に 動物園は浮いている 逢いたい相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで 眠っているように 外から見えるだろう真夜中 はるかな国で消えた 渡り鳥の迷子(まいご)が 星に連れられて 地平線を飛んで来る Dada‥‥ 逢えない相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで 眠っているように 外から見えるだろう真夜中 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る 柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る Dada‥‥ Dada‥‥ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る 真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る 柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る 真夜中の羊水(ようすい)に 動物園は浮いている 逢いたい相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで 眠っているように 外から見えるだろう真夜中 はるかな国で消えた 渡り鳥の迷子(まいご)が 星に連れられて 地平線を飛んで来る Dada‥‥ 逢えない相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで 眠っているように 外から見えるだろう真夜中 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る 柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る Dada‥‥ Dada‥‥ |
風にならないかむずかしい言葉は自分を守ったかい 振りまわす刃は自分を守ったかい 降りかかる火の粉と 降り注ぐ愛情を けして間違わずに来たとは言えない 二度とだれかを傷つけたくはない されど自分が傷つきたくもない 互い違いに心は揺れる あてにならぬ地図を持ち ただ立ちすくんでいる もう風にならないか ねぇ風にならないか 自由になりたくて孤独になりたくない 放っておいてほしい 見捨てないでほしい 望みはすばしこく何処へでも毒をまく やがて自分の飲む水とも知らないで だれにも置き去りにされたくはない だれをも置き去りにさせたくはない 我が身可愛いと心は揺れる あてにならぬ地図を持ち ただ立ちすくんでいる もう風にならないか ねぇ風にならないか だれにも置き去りにされたくはない だれをも置き去りにさせたくはない 我が身可愛いと心は揺れる あてにならぬ地図を持ち ただ立ちすくんでいる もう風にならないか ねぇ風にならないか | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | むずかしい言葉は自分を守ったかい 振りまわす刃は自分を守ったかい 降りかかる火の粉と 降り注ぐ愛情を けして間違わずに来たとは言えない 二度とだれかを傷つけたくはない されど自分が傷つきたくもない 互い違いに心は揺れる あてにならぬ地図を持ち ただ立ちすくんでいる もう風にならないか ねぇ風にならないか 自由になりたくて孤独になりたくない 放っておいてほしい 見捨てないでほしい 望みはすばしこく何処へでも毒をまく やがて自分の飲む水とも知らないで だれにも置き去りにされたくはない だれをも置き去りにさせたくはない 我が身可愛いと心は揺れる あてにならぬ地図を持ち ただ立ちすくんでいる もう風にならないか ねぇ風にならないか だれにも置き去りにされたくはない だれをも置き去りにさせたくはない 我が身可愛いと心は揺れる あてにならぬ地図を持ち ただ立ちすくんでいる もう風にならないか ねぇ風にならないか |
走(そう)風向きは変わり続けている 掌(てのひら)は返り続けている ひと時の追い風も ひと時の逆風も 旗色に従っている 約束は変わり続けている 審判は変わり続けている 昔からのルールも 出来たてのルールも 利害に従っている 君も変わってしまうのだろうか 君も忘れてしまうのだろうか 迎える声は風の中 ゴールは吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく 応援はとうに終わっている 表彰はとうに終わっている ちぎれ去ったテープも ゆき交った盃(さかずき)も 伝説に変わっている 恩人は恩返しを待っている 損になるか得になるか数えている ひときれの優しさも ひときれの励ましも 見返りを数えている 僕は迷っているのだろうか 僕は走っているのだろうか 約束の船は風の中 はるかな吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 風向きは変わり続けている 掌(てのひら)は返り続けている ひと時の追い風も ひと時の逆風も 旗色に従っている 約束は変わり続けている 審判は変わり続けている 昔からのルールも 出来たてのルールも 利害に従っている 君も変わってしまうのだろうか 君も忘れてしまうのだろうか 迎える声は風の中 ゴールは吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく 応援はとうに終わっている 表彰はとうに終わっている ちぎれ去ったテープも ゆき交った盃(さかずき)も 伝説に変わっている 恩人は恩返しを待っている 損になるか得になるか数えている ひときれの優しさも ひときれの励ましも 見返りを数えている 僕は迷っているのだろうか 僕は走っているのだろうか 約束の船は風の中 はるかな吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく |
雨月の使者つむじ風に逆らって 知らない路地を曲がるとき ふと思いだす 忘れた使い 夢の中の原っぱに 月見草だけが揺れている どこかで見たような あばら屋ひとつ そこで誰かが呼んでいる 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く走って 月の明かりに照らされた 白紙の日記をのぞくとき ふと思い出す 忘れた誓い 夢の中の森深く 月見草だけが揺れている どこかで見たような あばら屋ひとつ そこで誰かが呼んでいる 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く飛び 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く飛び 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く飛び | 中島みゆき | 唐十郎 | 中島みゆき | 倉田信雄 | つむじ風に逆らって 知らない路地を曲がるとき ふと思いだす 忘れた使い 夢の中の原っぱに 月見草だけが揺れている どこかで見たような あばら屋ひとつ そこで誰かが呼んでいる 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く走って 月の明かりに照らされた 白紙の日記をのぞくとき ふと思い出す 忘れた誓い 夢の中の森深く 月見草だけが揺れている どこかで見たような あばら屋ひとつ そこで誰かが呼んでいる 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く飛び 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く飛び 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く飛び |
過ぎゆく夏過ぎゆく夏のたわむれに 君を愛してしまおうか みんなみんな忘れん坊たちだから 忘れてもいいよ 今日のことは 過ぎゆく夏のはかなさに 君を惜しんでしまおうか みんなみんないい奴ばかりだったと 今だけは言ってもいいじゃないか 過ぎゆくものよ 清(すが)しきものよ 横顔だけを見せつけて 帰らぬものよ 袖振るものよ 熟さぬ酒を酌みかわせ さみしさと愛しさを 夏はすり替える 過ぎゆく夏のまぶしさに 君を好きだと告げようか みんなみんな幻かもしれないから いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 過ぎゆく夏のたわむれに 君を愛してしまおうか みんなみんな忘れん坊たちだから 忘れてもいいよ 今日のことは 過ぎゆく夏のはかなさに 君を惜しんでしまおうか みんなみんないい奴ばかりだったと 今だけは言ってもいいじゃないか 過ぎゆくものよ 清(すが)しきものよ 横顔だけを見せつけて 帰らぬものよ 袖振るものよ 熟さぬ酒を酌みかわせ さみしさと愛しさを 夏はすり替える 過ぎゆく夏のまぶしさに 君を好きだと告げようか みんなみんな幻かもしれないから いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか |
北の国の習い離婚の数では日本一だってさ 大きな声じゃ言えないけどね しかも女から口火を切ってひとりぽっちの道を選ぶよ 北の国の女は耐えないからね 我慢強いのはむしろ南の女さ 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 北の国の女にゃ気をつけな 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 北の国の女にゃ気をつけな 吹雪の夜に白い山を越えてみようよ あんたの自慢の洒落た車で 凍るカーブは鏡のように気取り忘れた顔を映し出す 立ち往生の吹きだまり凍って死ぬかい それとも排気ガスで眠って死ぬかい 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 北の国の女にゃ気をつけな 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 北の国の女にゃ気をつけな 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 北の国の女にゃ気をつけな | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 離婚の数では日本一だってさ 大きな声じゃ言えないけどね しかも女から口火を切ってひとりぽっちの道を選ぶよ 北の国の女は耐えないからね 我慢強いのはむしろ南の女さ 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 北の国の女にゃ気をつけな 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 北の国の女にゃ気をつけな 吹雪の夜に白い山を越えてみようよ あんたの自慢の洒落た車で 凍るカーブは鏡のように気取り忘れた顔を映し出す 立ち往生の吹きだまり凍って死ぬかい それとも排気ガスで眠って死ぬかい 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 北の国の女にゃ気をつけな 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 北の国の女にゃ気をつけな 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 待っても春など来るもんか 見捨てて歩き出すのが習わしさ 北の国の女にゃ気をつけな |
アリア -Air-やまぬ雨のように 考え続けよう あなたのことだけを 考え続けよう 世の中のことなど振り向きもせず 不安を予感して泣く赤ん坊たち 不安を予感して恋する大人たち 未来は嘘をつく 予感を嗤(わら)う 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる あてもなく夜の空へ 鳥を放つかのように あてもなく声に出す 心を放つ 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった 海辺で聴く歌は 波の音(ね)と似ている 砂漠で聴く歌は 砂の音(ね)と似ている 私の歌声は何にでもなる 私は待ちわびる あなたの歌声を 私は待ちわびる 誤(あやま)たずあなたを 騒がしい時代に埋もれぬように 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 巡りあう人の総(すべ)て 愛せるほど強くない 巡りあう人の総(すべ)て 敵なら虚(むな)しい 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった アリア 空を覆(おお)う 孤独という冷たい闇から 闇から | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | やまぬ雨のように 考え続けよう あなたのことだけを 考え続けよう 世の中のことなど振り向きもせず 不安を予感して泣く赤ん坊たち 不安を予感して恋する大人たち 未来は嘘をつく 予感を嗤(わら)う 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる あてもなく夜の空へ 鳥を放つかのように あてもなく声に出す 心を放つ 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった 海辺で聴く歌は 波の音(ね)と似ている 砂漠で聴く歌は 砂の音(ね)と似ている 私の歌声は何にでもなる 私は待ちわびる あなたの歌声を 私は待ちわびる 誤(あやま)たずあなたを 騒がしい時代に埋もれぬように 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 巡りあう人の総(すべ)て 愛せるほど強くない 巡りあう人の総(すべ)て 敵なら虚(むな)しい 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった アリア 空を覆(おお)う 孤独という冷たい闇から 闇から |
顔のない街の中で見知らぬ人の笑顔も 見知らぬ人の暮らしも 失われても泣かないだろう 見知らぬ人のことならば ままにならない日々の怒りを 物に当たる幼な児のように 物も人も同じに扱ってしまう 見知らぬ人のことならば ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で 見知らぬ人の痛みも 見知らぬ人の祈りも 気がかりにはならないだろう 見知らぬ人のことならば ああ今日も暮らしの雨の中 くたびれて無口になった人々が すれ違う まるで物と物のように 見知らぬ人のことならば ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 見知らぬ人の笑顔も 見知らぬ人の暮らしも 失われても泣かないだろう 見知らぬ人のことならば ままにならない日々の怒りを 物に当たる幼な児のように 物も人も同じに扱ってしまう 見知らぬ人のことならば ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で 見知らぬ人の痛みも 見知らぬ人の祈りも 気がかりにはならないだろう 見知らぬ人のことならば ああ今日も暮らしの雨の中 くたびれて無口になった人々が すれ違う まるで物と物のように 見知らぬ人のことならば ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で |