さまよえる未だ犬の夢きのうモノクロの旅に出た 遠い遠い遠いところ 僕はドリーム 荷馬車はカタコト揺れるよ いまにも泣き出しそうな空が 一瞬の夢よさめずに 僕はドリーム 荷馬車はカタコト揺れるよ | あがた森魚 | 春山玲 | 春山玲 | | きのうモノクロの旅に出た 遠い遠い遠いところ 僕はドリーム 荷馬車はカタコト揺れるよ いまにも泣き出しそうな空が 一瞬の夢よさめずに 僕はドリーム 荷馬車はカタコト揺れるよ |
珊瑚魔術師の弟子寝静まる サンゴの森で サンゴの魔術で サンゴ叩け ぼやぼやしてると夜が明ける サンゴの魔術で サンゴ叩け つきあげる サンゴの腕で サンゴ達よ ボンゴ叩け わきあがる サンゴの声で サンゴ達よ サンゴ建てよ さがし続けていた 言葉がそこにあったけど 禁じられてしまった 言葉もそこにあったけど キラメク宝石に似た 言葉がそこにあったけど 静かに横たわってる 言葉もそこにあったけど どうしても聞こえなかった サンゴ魔術師の 言葉さえ どうしても聞こえなかった 僕は君とそこにいたのに 水底 玉手箱 水夫の歌声もなく ガイコツ船長さん ただゆらめく指の骨 愛してた 誰を 何を 誰を つきあげる サンゴの腕で サンゴ達よ ボンゴ叩け わきあがる サンゴの声で サンゴ達よ サンゴ建てよ サンゴの森の 最後の墓場 亡霊船乗り みな底に眠る サンゴの裏の 最後の金銀 ルビーの財産 サンゴ墓場に やっと見つけだした 言葉がそこにあったけど 本当に言いたかった 言葉もそこにあったけど 君にだけ言いたかった 言葉がそこにあったけど 静かに伝えたかった 言葉もそこにあったけど どうしても言えなかった 地の涯てまでも叫んだけど どうしても言えなかった 僕は君の前にいたのに あのときささやいた言葉の意味 また ひとつ ひとつ おもいだして あのときささやいた言葉の意味 また ひとつ ひとつ おもいだして | あがた森魚 | あがた森魚 | 谷口博史・OTO・丸尾めぐみ | | 寝静まる サンゴの森で サンゴの魔術で サンゴ叩け ぼやぼやしてると夜が明ける サンゴの魔術で サンゴ叩け つきあげる サンゴの腕で サンゴ達よ ボンゴ叩け わきあがる サンゴの声で サンゴ達よ サンゴ建てよ さがし続けていた 言葉がそこにあったけど 禁じられてしまった 言葉もそこにあったけど キラメク宝石に似た 言葉がそこにあったけど 静かに横たわってる 言葉もそこにあったけど どうしても聞こえなかった サンゴ魔術師の 言葉さえ どうしても聞こえなかった 僕は君とそこにいたのに 水底 玉手箱 水夫の歌声もなく ガイコツ船長さん ただゆらめく指の骨 愛してた 誰を 何を 誰を つきあげる サンゴの腕で サンゴ達よ ボンゴ叩け わきあがる サンゴの声で サンゴ達よ サンゴ建てよ サンゴの森の 最後の墓場 亡霊船乗り みな底に眠る サンゴの裏の 最後の金銀 ルビーの財産 サンゴ墓場に やっと見つけだした 言葉がそこにあったけど 本当に言いたかった 言葉もそこにあったけど 君にだけ言いたかった 言葉がそこにあったけど 静かに伝えたかった 言葉もそこにあったけど どうしても言えなかった 地の涯てまでも叫んだけど どうしても言えなかった 僕は君の前にいたのに あのときささやいた言葉の意味 また ひとつ ひとつ おもいだして あのときささやいた言葉の意味 また ひとつ ひとつ おもいだして |
ジブラ流樽ワルツあぶくの上でうみがめ眠る キャビアのマフラーでちょうざめ踊る 航海日誌は羅針盤めぐり 七つの海底(なかにわ) 船酔う船長(キャプテン) 取舵一杯千鳥足踊り 七つの魔の海うろつきやつれてさぁ さあ、おどりだせ 波におどりだせ さあ、おどりましょ 波におどりましょ 錨をしずめて あなたの腕で 錨をしずめて あなたの胸で あてすらない海の果て まぁるい夕陽だぁけは あなたの笑顔になる 月夜の海でじゅごんは歌う 海へび並んで ファゴット鳴らす 交換日誌は希望峰(ケープタウン)めぐり 七つの智恵の輪 解けない船長(キャプテン) 面舵一杯面影よぎり 七つの魔の港都(おか) うろつきやつれてさぁ さあ、おどりだせ 波におどりだせ さあ、おどりましょ 波におどりましょ 錨をしずめて あなたの腕で 錨をしずめて あなたの胸で あてすらない海の果て まぁるい夕陽抱けば あなたの笑顔になる さあ、おどりだせ 波におどりだせ さあ、おどりましょ 波におどりましょ | あがた森魚 | あがた森魚 | 安達昌宣 | | あぶくの上でうみがめ眠る キャビアのマフラーでちょうざめ踊る 航海日誌は羅針盤めぐり 七つの海底(なかにわ) 船酔う船長(キャプテン) 取舵一杯千鳥足踊り 七つの魔の海うろつきやつれてさぁ さあ、おどりだせ 波におどりだせ さあ、おどりましょ 波におどりましょ 錨をしずめて あなたの腕で 錨をしずめて あなたの胸で あてすらない海の果て まぁるい夕陽だぁけは あなたの笑顔になる 月夜の海でじゅごんは歌う 海へび並んで ファゴット鳴らす 交換日誌は希望峰(ケープタウン)めぐり 七つの智恵の輪 解けない船長(キャプテン) 面舵一杯面影よぎり 七つの魔の港都(おか) うろつきやつれてさぁ さあ、おどりだせ 波におどりだせ さあ、おどりましょ 波におどりましょ 錨をしずめて あなたの腕で 錨をしずめて あなたの胸で あてすらない海の果て まぁるい夕陽抱けば あなたの笑顔になる さあ、おどりだせ 波におどりだせ さあ、おどりましょ 波におどりましょ |
たそがれる海の城砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら あの時 僕らは 屋根の上 ふたりで並んで 屋根の上 真昼に燃え出す 海の屋根 ひろがる空いっぱいの秘密さ秘密さ 誰あれも知らずに わきたつ砂の城 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で たそがれる 海の城 みんな揃って波にゆらゆられながら 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら 桃色珊瑚 紅珊瑚 白い珊瑚 腕かざし 桃色珊瑚 紅珊瑚 白い珊瑚 腕かざし 腕飾り 耳飾り 桃色珊瑚 耳触り 首飾り 指輪にも 桃色珊瑚 指輪にも あの時 僕らは 波の上 ふたりではしゃいで 波の上 真昼に燃え出す 波の船 ひろがる空いっぱいの秘密さ秘密さ 誰あれも知らずに 消えてく砂の城 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら たそがれる 海の城 みんな揃って波にゆらゆらゆられながら 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚・セロニアスモンキース | | 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら あの時 僕らは 屋根の上 ふたりで並んで 屋根の上 真昼に燃え出す 海の屋根 ひろがる空いっぱいの秘密さ秘密さ 誰あれも知らずに わきたつ砂の城 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で たそがれる 海の城 みんな揃って波にゆらゆられながら 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら 桃色珊瑚 紅珊瑚 白い珊瑚 腕かざし 桃色珊瑚 紅珊瑚 白い珊瑚 腕かざし 腕飾り 耳飾り 桃色珊瑚 耳触り 首飾り 指輪にも 桃色珊瑚 指輪にも あの時 僕らは 波の上 ふたりではしゃいで 波の上 真昼に燃え出す 波の船 ひろがる空いっぱいの秘密さ秘密さ 誰あれも知らずに 消えてく砂の城 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら たそがれる 海の城 みんな揃って波にゆらゆらゆられながら 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら |
あこがれそして港b湧き立つ白雲にうれしさこらえて だからいたずらに だからいたずらに 笑っていれたよ ゆらめく階段を 一人っきりでおりて 泡だつ海岸 一人泳いだ夏 キスのことも知らずに まだ僕は16のままだった 君のことも知らずに 港いっぱい果実が浮かんでいたのだから まちきれない夏の坂を埃にまみれて だから走って 走って逃げ出して 知らんぷりしてたよ ゆらめく鉄塔を 一人っきりでおりて 泡だつ海底 届くばかりの丘(おか) キスのことも知らずに まだ街は16のままだった スキだとも知らずに 空いっぱい果実がうかんでいたのだから ただただその日のことは だからだからその日のことは もう忘れてほしいよね 街はかわってしまったのだから ただただその日のことは だからだからその日のことは もう許してほしいよね 僕もかわってしまったのだから だから だから だから だから だから だから だから だから もう忘れてほしいよね 今は変わってしまったのだから キスのことも知らずに まだ僕は16のままだった 君のことも知らずに 港いっぱい果実が浮かんでいたのだから キスのことも知らずに まだ街は16のままだった スキだとも知らずに 空いっぱい果実が浮かんでいたのだから だから だから 憧れていたん だから だから だから 大好きだったん だから だから だから だから だから | あがた森魚 | あがた森魚 | 谷口博史 | | 湧き立つ白雲にうれしさこらえて だからいたずらに だからいたずらに 笑っていれたよ ゆらめく階段を 一人っきりでおりて 泡だつ海岸 一人泳いだ夏 キスのことも知らずに まだ僕は16のままだった 君のことも知らずに 港いっぱい果実が浮かんでいたのだから まちきれない夏の坂を埃にまみれて だから走って 走って逃げ出して 知らんぷりしてたよ ゆらめく鉄塔を 一人っきりでおりて 泡だつ海底 届くばかりの丘(おか) キスのことも知らずに まだ街は16のままだった スキだとも知らずに 空いっぱい果実がうかんでいたのだから ただただその日のことは だからだからその日のことは もう忘れてほしいよね 街はかわってしまったのだから ただただその日のことは だからだからその日のことは もう許してほしいよね 僕もかわってしまったのだから だから だから だから だから だから だから だから だから もう忘れてほしいよね 今は変わってしまったのだから キスのことも知らずに まだ僕は16のままだった 君のことも知らずに 港いっぱい果実が浮かんでいたのだから キスのことも知らずに まだ街は16のままだった スキだとも知らずに 空いっぱい果実が浮かんでいたのだから だから だから 憧れていたん だから だから だから 大好きだったん だから だから だから だから だから |
雪男ひとりさみしい夜には 星を眺めていることもあるんだよ 星は僕に何にも教えてくれはしないけど そして、どんなに泣こうとも | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | ひとりさみしい夜には 星を眺めていることもあるんだよ 星は僕に何にも教えてくれはしないけど そして、どんなに泣こうとも |
シャドウレス・ア・ポカリプスChoppiring Kawwaick 0.15 Picogram dk Choppiring Kayuuick 0.15 Picogram zt 枯葉を歌えば朽ちる葉芳れり 病ら葉繁えれば若葉は萎れり Rock'nRoll は苔むす時まで 輝く理想は地球儀回して ひばりの雲間に未来を降り蒔いて 空中(そら)には中庭 彼等は一列 真昼に影をとられて並んでる.....誰もが 眠くなるまで 肩ヲクッツケテ 暗くなるまで 視ッツメアッテタ 枯葉を歌えば朽ちる葉芳れり Rock'nRoll 苔むす時まで 僕らはさあ フラミンゴ並ぶ日に 僕は君 君は僕といっしょ いつ いつ いつだっていっしょで 永遠に一緒に だったね 若さと希望は地球儀回して 嵐の雲間にはじき飛ばされて 空中(そら)では中庭 誰もが一度は 真夏に影をとられて並んでた.....誰かと 眠くなれなくて 抱キシメアッテタ 暗くなっても 視ッツメアッテタ 病ら葉繁えれば若葉はしおれり Rock'nRoll 苔むす時まで 僕らはさあ フラミンゴ踊る日に 僕は君 君は僕といっしょ いつ いつ いつだっていっしょで 永遠は一瞬 だったね 眠くなるまで肩ヲクッツケテ 暗くなるまで視ッツメアッテタ 眠くなれなくて抱キシメアッテタ 暗くなっても視ッツメアッテタ 眠くなるまでヒトツメノ星ヲ 暗くなるまでフタツノ永遠カラ | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | Choppiring Kawwaick 0.15 Picogram dk Choppiring Kayuuick 0.15 Picogram zt 枯葉を歌えば朽ちる葉芳れり 病ら葉繁えれば若葉は萎れり Rock'nRoll は苔むす時まで 輝く理想は地球儀回して ひばりの雲間に未来を降り蒔いて 空中(そら)には中庭 彼等は一列 真昼に影をとられて並んでる.....誰もが 眠くなるまで 肩ヲクッツケテ 暗くなるまで 視ッツメアッテタ 枯葉を歌えば朽ちる葉芳れり Rock'nRoll 苔むす時まで 僕らはさあ フラミンゴ並ぶ日に 僕は君 君は僕といっしょ いつ いつ いつだっていっしょで 永遠に一緒に だったね 若さと希望は地球儀回して 嵐の雲間にはじき飛ばされて 空中(そら)では中庭 誰もが一度は 真夏に影をとられて並んでた.....誰かと 眠くなれなくて 抱キシメアッテタ 暗くなっても 視ッツメアッテタ 病ら葉繁えれば若葉はしおれり Rock'nRoll 苔むす時まで 僕らはさあ フラミンゴ踊る日に 僕は君 君は僕といっしょ いつ いつ いつだっていっしょで 永遠は一瞬 だったね 眠くなるまで肩ヲクッツケテ 暗くなるまで視ッツメアッテタ 眠くなれなくて抱キシメアッテタ 暗くなっても視ッツメアッテタ 眠くなるまでヒトツメノ星ヲ 暗くなるまでフタツノ永遠カラ |
びわの実パレードびわの実とあじさいの頃の僕と君とは びわの実とあじさいの街で僕と君とは ねぼけてこごえながら 夏だよって 笑ったら おどけてこごえながら 夏だねって 笑ってた かぼそい小枝の びわの実 もいでは 窓辺の木陰で びわの実 ほおばった おぼえているだろうか 深みどりの色の 波の上でねむった日 ゆれて あなたにくちづけ なみだで 海も潮風も 不思議だな あなたの言葉だけは おぼえてる 何故だろう あなたの声だけは 潮騒の上 ねぼけてこごえながら 夏だよって 笑ったら おどけてこごえながら 夏だねって 笑ってた まばたく路地裏 はばたくしあわせ しわくちゃ 夜明けに あじさいが首振る朝焼け おぼえているだろうか 深みどりの色の 波の上でねむった日 ゆれて あなたにくちづけ なみだで 海も潮風も 不思議だな あなたの言葉だけは おぼえてる 何故だろう あなたの声だけは 潮騒の上 夏の絵ハガキかけば あなたがそばで寝息たて 不思議だな遠い銀河(そら) びわの実パレードがゆくよ 不思議だな あなたの言葉だけは おぼえてる 何故だろう あなたの声だけは 潮騒の上 夏の絵ハガキかけば あなたがそばで寝息たて 不思議だな遠い銀河 びわの実パレードがゆくよ | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚・谷口博史 | | びわの実とあじさいの頃の僕と君とは びわの実とあじさいの街で僕と君とは ねぼけてこごえながら 夏だよって 笑ったら おどけてこごえながら 夏だねって 笑ってた かぼそい小枝の びわの実 もいでは 窓辺の木陰で びわの実 ほおばった おぼえているだろうか 深みどりの色の 波の上でねむった日 ゆれて あなたにくちづけ なみだで 海も潮風も 不思議だな あなたの言葉だけは おぼえてる 何故だろう あなたの声だけは 潮騒の上 ねぼけてこごえながら 夏だよって 笑ったら おどけてこごえながら 夏だねって 笑ってた まばたく路地裏 はばたくしあわせ しわくちゃ 夜明けに あじさいが首振る朝焼け おぼえているだろうか 深みどりの色の 波の上でねむった日 ゆれて あなたにくちづけ なみだで 海も潮風も 不思議だな あなたの言葉だけは おぼえてる 何故だろう あなたの声だけは 潮騒の上 夏の絵ハガキかけば あなたがそばで寝息たて 不思議だな遠い銀河(そら) びわの実パレードがゆくよ 不思議だな あなたの言葉だけは おぼえてる 何故だろう あなたの声だけは 潮騒の上 夏の絵ハガキかけば あなたがそばで寝息たて 不思議だな遠い銀河 びわの実パレードがゆくよ |
ガルトネルのブナの森あの年老いたブナの木 その 枝一つ一つ落としてゆく インダスに牛草はんでる間に間 あの年老いたブナの木 その 枝一つ一つ落としてゆく サイゴンの十字架朽ちてく間に間に 悪魔は眠ったふりや 死んだふりをするはずもなく 僕らに逢いたくて 見せかけの城に今も住みながら 愛してみせて 苦しめてみせて むごいつかの間 見逃さず 愛して抱きしめて さまよう廃墟街 廃墟の跡形もなく 月夜に城の跡 愛した跡形もなく 愛してた? 誰と 誰と 誰と あの時ささやいた言葉の色 また一つ一つ色移りて 老いたブナの木の葉擦れ合う間に間 あの時ささやいた言葉のくさび また一つ一つ錆ついてく 朽ちた船底の夢も洗いさらう間に間に あなたは眠ったふりや 死んだふりさえおしむことなく 誰かに逢いたくて 滅んだ夢に今も住みながら 愛してみせて 苦しんでみせて むごいつかの間 見逃さず 愛して苦しめて 愛して苦しんで | あがた森魚 | あがた森魚 | 谷口博史 | | あの年老いたブナの木 その 枝一つ一つ落としてゆく インダスに牛草はんでる間に間 あの年老いたブナの木 その 枝一つ一つ落としてゆく サイゴンの十字架朽ちてく間に間に 悪魔は眠ったふりや 死んだふりをするはずもなく 僕らに逢いたくて 見せかけの城に今も住みながら 愛してみせて 苦しめてみせて むごいつかの間 見逃さず 愛して抱きしめて さまよう廃墟街 廃墟の跡形もなく 月夜に城の跡 愛した跡形もなく 愛してた? 誰と 誰と 誰と あの時ささやいた言葉の色 また一つ一つ色移りて 老いたブナの木の葉擦れ合う間に間 あの時ささやいた言葉のくさび また一つ一つ錆ついてく 朽ちた船底の夢も洗いさらう間に間に あなたは眠ったふりや 死んだふりさえおしむことなく 誰かに逢いたくて 滅んだ夢に今も住みながら 愛してみせて 苦しんでみせて むごいつかの間 見逃さず 愛して苦しめて 愛して苦しんで |
パタゴニア・パンタンゴ1999かなりの悪党 カナロにコクトー コルトを構えて海中庭園サスペンション Patagonia Patang Patagonia Patango (MUI PICARIO!) わるいやっちゃ かなりの悪党 カナロにコクトー コルトが沈んで海中庭園サスペンション Patagonia Patang Patagonia Patango (MUI PICART!) わるいやっちゃ ひどいやっちゃ 南へ廻る入江たそがれかけ ゆれる 密航路の窓 地図を照らす男たち 海に酔っちゃ波に口づけするシルエット マストの上で見張り番をするのは 海のノマド 海まるごと網にさらわれる 天国みたいな浮かぶ城塞(とりで) 港に入るともう暗くなって うるむ 吃水線は 霧をかきわけてやっとかえる 非道い奴らにまけてすさむ男たち 灯台守と流氷のおたけび 海のノマド 夜いっぱい波にあらわれて 海からよみがえる浮かぶ城塞(とりで) マストの上でも煙突の上でも 酔わずには生きられないさ もう帰れないこの地の果てで バラを咲かせて 羊育てて パタゴニアで見る夢 街に入る よろい戸くたびれたか きしむ 熱帯樹の蔭で月から隠れ 遊んで 夜に酔っちゃ海にまた戻る男たち 煙突の上から帰る船を見守る 街のマノン 島まるごと波にさらわれる 天国みたいな浮かぶ城塞(とりで) マストの上でも煙突の上でも 酔わずには生きられないさ もう帰れないこの地の果てで バラを咲かせて 羊育てて パタゴニアで見る夢 パタゴニアの見る夢 パタゴニアで見る夢 | あがた森魚 | あがた森魚 | 岡田徹 | | かなりの悪党 カナロにコクトー コルトを構えて海中庭園サスペンション Patagonia Patang Patagonia Patango (MUI PICARIO!) わるいやっちゃ かなりの悪党 カナロにコクトー コルトが沈んで海中庭園サスペンション Patagonia Patang Patagonia Patango (MUI PICART!) わるいやっちゃ ひどいやっちゃ 南へ廻る入江たそがれかけ ゆれる 密航路の窓 地図を照らす男たち 海に酔っちゃ波に口づけするシルエット マストの上で見張り番をするのは 海のノマド 海まるごと網にさらわれる 天国みたいな浮かぶ城塞(とりで) 港に入るともう暗くなって うるむ 吃水線は 霧をかきわけてやっとかえる 非道い奴らにまけてすさむ男たち 灯台守と流氷のおたけび 海のノマド 夜いっぱい波にあらわれて 海からよみがえる浮かぶ城塞(とりで) マストの上でも煙突の上でも 酔わずには生きられないさ もう帰れないこの地の果てで バラを咲かせて 羊育てて パタゴニアで見る夢 街に入る よろい戸くたびれたか きしむ 熱帯樹の蔭で月から隠れ 遊んで 夜に酔っちゃ海にまた戻る男たち 煙突の上から帰る船を見守る 街のマノン 島まるごと波にさらわれる 天国みたいな浮かぶ城塞(とりで) マストの上でも煙突の上でも 酔わずには生きられないさ もう帰れないこの地の果てで バラを咲かせて 羊育てて パタゴニアで見る夢 パタゴニアの見る夢 パタゴニアで見る夢 |
ラム酒の大楽隊ヒカウキ ブンブン ヒカウキ ブンブン ヘリコプ タプタプ ヘリコプ タプタプ | あがた森魚 | あがた森魚 | 鈴木慶一 | | ヒカウキ ブンブン ヒカウキ ブンブン ヘリコプ タプタプ ヘリコプ タプタプ |
河童あやめの漂う初夏の湯は 船が浮かんで背泳ぎで 夏が来る バミューダトライアングルなんて 知らなあいけどぉ セイントエルモスの燃える火も 知らなあいけどぉ 果てない海を泳いでいくのかな そして湯舟は霧立ち タイルの海の彼方まで | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | あやめの漂う初夏の湯は 船が浮かんで背泳ぎで 夏が来る バミューダトライアングルなんて 知らなあいけどぉ セイントエルモスの燃える火も 知らなあいけどぉ 果てない海を泳いでいくのかな そして湯舟は霧立ち タイルの海の彼方まで |
最后のダンスステップ私の名は朝子です。 齢は十八、身長は百六十三センチです。 自分では綺麗な方だと想っています。 今、髪は短いですが、ぢき長くなると想います。 お酒はまだあまりのめませんが、 ブルースとタンゴぐらいは踊れます。 今宵限りのダンスホール あなたのリードでステップ踏めば お別れするのに夜会服が 何とか明日もくうるくると おいらめとろのつむぢ旋風 ソフトハットをなびかせて シベリア・ケーキにお茶でも飲んで ギンザのキネマに行きたいナァ 踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも あなたなんだかおセンチね もうすぐ外地へお出征しね あたしも最後のパアマネント この髪乱して踊りたい 踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも 今宵かぎりのダンスホール 扉閉ざせば あすしれぬ 今風立ちぬ いざ征かん あすは 異邦のつむぢ旋風 踊ろうか 踊りましょう どうせ 今宵かぎりぢゃない | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 私の名は朝子です。 齢は十八、身長は百六十三センチです。 自分では綺麗な方だと想っています。 今、髪は短いですが、ぢき長くなると想います。 お酒はまだあまりのめませんが、 ブルースとタンゴぐらいは踊れます。 今宵限りのダンスホール あなたのリードでステップ踏めば お別れするのに夜会服が 何とか明日もくうるくると おいらめとろのつむぢ旋風 ソフトハットをなびかせて シベリア・ケーキにお茶でも飲んで ギンザのキネマに行きたいナァ 踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも あなたなんだかおセンチね もうすぐ外地へお出征しね あたしも最後のパアマネント この髪乱して踊りたい 踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも 今宵かぎりのダンスホール 扉閉ざせば あすしれぬ 今風立ちぬ いざ征かん あすは 異邦のつむぢ旋風 踊ろうか 踊りましょう どうせ 今宵かぎりぢゃない |
赤色エレジー 愛は愛とて何になる 男一郎 まこととて 幸子の幸は何処にある 男一郎ままよとて 昭和余年は春も宵 桜吹雪けば情も舞う さみしかったわどうしたの おかあさまのゆめみたね おふとんもひとつほしいよね いえいえこうしていられたら あなたの口からさよならは 言えないことと想ってた はだか電燈舞踏会 おどりし日々は走馬燈 幸子の幸は何処にある 愛は愛とて何になる 男一郎まこととて 幸子の幸は何処にある 男一郎ままよとて 幸子と一郎の物語 お泪頂戴ありがとう | あがた森魚 | あがた森魚 | 八洲秀章 | | 愛は愛とて何になる 男一郎 まこととて 幸子の幸は何処にある 男一郎ままよとて 昭和余年は春も宵 桜吹雪けば情も舞う さみしかったわどうしたの おかあさまのゆめみたね おふとんもひとつほしいよね いえいえこうしていられたら あなたの口からさよならは 言えないことと想ってた はだか電燈舞踏会 おどりし日々は走馬燈 幸子の幸は何処にある 愛は愛とて何になる 男一郎まこととて 幸子の幸は何処にある 男一郎ままよとて 幸子と一郎の物語 お泪頂戴ありがとう |
大寒町大寒町にロマンは沈む 星にのって 銀河を渡ろう かわいいあの娘と踊った場所は 今じゃあ 場末のビリヤード 大寒町に 雪降るころは もうじきだね 呼んでみようよ 輝やけ星よ 月よりも あの娘のしあわせ てらしだせ 大寒町にロマンは沈む 星にのって 銀河を渡ろう かわいいあの娘と踊った場所は 今じゃあ 場末のビリヤード | あがた森魚 | 鈴木博文 | 鈴木博文 | | 大寒町にロマンは沈む 星にのって 銀河を渡ろう かわいいあの娘と踊った場所は 今じゃあ 場末のビリヤード 大寒町に 雪降るころは もうじきだね 呼んでみようよ 輝やけ星よ 月よりも あの娘のしあわせ てらしだせ 大寒町にロマンは沈む 星にのって 銀河を渡ろう かわいいあの娘と踊った場所は 今じゃあ 場末のビリヤード |
君はハートのクィーンだよぽっけに石鹸一個入れ 軽石手拭頚に下げ 君のほそい影踏めば おふろあがりのさむい径 街ではどかどかチンドン屋 年末特別大バーゲン 僕らのお城は長屋裏 石炭ストーヴない夜は ラヂヲで大雪注意報 君と僕とで静かに聴けば まるで大英帝国の 僕は勲功し王子様 君は麗わし王女様 君のおつとめ喫茶店 今夜も帰りは終電車 駅までおむかえ雪の径 マフラと駆けっこ白い息 ジングルジャングル街あかり 繭玉お飾り歳の市 僕らのお城も除夜の鐘 窓べで粉雪おにごっこ 僕らのお雑煮たべたそう よい年来てねとそっと祈れば そうさ(明日は)大英帝国の 僕は勲功し王子様 君は麗わし王女様 | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | ぽっけに石鹸一個入れ 軽石手拭頚に下げ 君のほそい影踏めば おふろあがりのさむい径 街ではどかどかチンドン屋 年末特別大バーゲン 僕らのお城は長屋裏 石炭ストーヴない夜は ラヂヲで大雪注意報 君と僕とで静かに聴けば まるで大英帝国の 僕は勲功し王子様 君は麗わし王女様 君のおつとめ喫茶店 今夜も帰りは終電車 駅までおむかえ雪の径 マフラと駆けっこ白い息 ジングルジャングル街あかり 繭玉お飾り歳の市 僕らのお城も除夜の鐘 窓べで粉雪おにごっこ 僕らのお雑煮たべたそう よい年来てねとそっと祈れば そうさ(明日は)大英帝国の 僕は勲功し王子様 君は麗わし王女様 |
テレビヂョンてれびぢょん トキメキ日々ノ佳キ景色 移ロヒ日々ヲ 色ニ香に 良キ人ヨ イザ謳エ 明日ゾ昭和ノ 御代 アア テレビヂョン てれびぢょん 燃ユル日差シ 夢ニ聴キ 朗ラナ御聾 幻ロ視ル 若キ児ヨ イザ躍レ 今ゾ昭和ノ 御代 アア テレビヂョン てれびぢょん トキメキ日々ノ佳キ景色 移ロヒ日々ヲ 色ニ香に 良キ人ヨ イザ謳エ 明日ゾ 昭和ノ 御代 アア テレビヂョン | あがた森魚 | 不詳・補作詞:あがた森魚 | あがた森魚 | | てれびぢょん トキメキ日々ノ佳キ景色 移ロヒ日々ヲ 色ニ香に 良キ人ヨ イザ謳エ 明日ゾ昭和ノ 御代 アア テレビヂョン てれびぢょん 燃ユル日差シ 夢ニ聴キ 朗ラナ御聾 幻ロ視ル 若キ児ヨ イザ躍レ 今ゾ昭和ノ 御代 アア テレビヂョン てれびぢょん トキメキ日々ノ佳キ景色 移ロヒ日々ヲ 色ニ香に 良キ人ヨ イザ謳エ 明日ゾ 昭和ノ 御代 アア テレビヂョン |
月曜日のK約束は約束さ きっと守るよって 約束は約束さ きっと守るよって 頬寄せ 指切り 由故なく泣いたよ 今日からバルセロナへ翔んで行くのよって それでも 僕は行くよ エデンの東まで 月曜だけはキネマの椅子で | あがた森魚 | あがた森魚・松本隆 | あがた森魚 | | 約束は約束さ きっと守るよって 約束は約束さ きっと守るよって 頬寄せ 指切り 由故なく泣いたよ 今日からバルセロナへ翔んで行くのよって それでも 僕は行くよ エデンの東まで 月曜だけはキネマの椅子で |
モンテカルロ珈琲店 (小さな喫茶店)それは去年のことだった 星の綺麗な宵だった 二人で歩いた 思い出の小径だよ なつかしいあの過ぎた日の 事が浮かぶよ 此の道を歩くとき 何かしら 悩ましくなる 春さきの 宵だったが あの過ぎた日の事が浮かぶよ 此の道を歩くとき 何故かしら 心さみしい 秋ふかい 宵だったが 小さな喫茶店に入った時も 二人はお茶とお菓子を前にして ひと言もしゃべらぬ そばでラヂヲはあまい歌を 優しく唄ってたが 二人は ただだまって むきあっていたっけね | あがた森魚 | Erest Neubach・訳詞:瀬沼喜久雄 | Fred Raymond | | それは去年のことだった 星の綺麗な宵だった 二人で歩いた 思い出の小径だよ なつかしいあの過ぎた日の 事が浮かぶよ 此の道を歩くとき 何かしら 悩ましくなる 春さきの 宵だったが あの過ぎた日の事が浮かぶよ 此の道を歩くとき 何故かしら 心さみしい 秋ふかい 宵だったが 小さな喫茶店に入った時も 二人はお茶とお菓子を前にして ひと言もしゃべらぬ そばでラヂヲはあまい歌を 優しく唄ってたが 二人は ただだまって むきあっていたっけね |
はいからはくちはいから はいから はいから はいから きみは はいから 裳裾をからげ 賑やかな都市を飾る 女郎花(おみなえし) ぼくは ぼくは はいから はくち はいから はいから はいから はいから ぼくははいから血を吐きながら きみのNO!に ただ夕まぐれ ぼくは ぼくは はいからはくち | あがた森魚 | 松本隆 | 大瀧詠一 | | はいから はいから はいから はいから きみは はいから 裳裾をからげ 賑やかな都市を飾る 女郎花(おみなえし) ぼくは ぼくは はいから はくち はいから はいから はいから はいから ぼくははいから血を吐きながら きみのNO!に ただ夕まぐれ ぼくは ぼくは はいからはくち |
上海リル陽は海に落ちて 街に夜が来れば 赤い唇仇な姿 歌うは 上海リル 恋の街よ 上海 流れ来る メロディ 高らかに 口ずさめば 心ははづむ 赤い唇 仇な姿 歌うは 上海リル | あがた森魚 | AI Dubin・訳詞:名古屋宏 | Harry Warren | | 陽は海に落ちて 街に夜が来れば 赤い唇仇な姿 歌うは 上海リル 恋の街よ 上海 流れ来る メロディ 高らかに 口ずさめば 心ははづむ 赤い唇 仇な姿 歌うは 上海リル |
元祖ラヂヲ焼YEA YEA YEA!! GWANSOW!! RADIO YAKI GWA DEKITA! RADIO YAKI GWA YAKETA! AMATO NO OKATA WA TABEYANSE! KARATO NO OKATA MO TABEYANSE! TAISHO YAKI YORI OISHIYO YEA YEA RASHE RASHE OSHEYE OSHEYE BOY OICHAN!! RADIO YAKI 3 KO CHODAI GUY OOOH!! YAKITATE 3CHO!! BOY OH!! UMASO! MUSH CUCH MSHA!! GUY UMMM BOY ACH OKANE WA? BOY YE? OKANE DATTE OICHAN!! RADIO WA MUSEN DARO? GUY SWAMP! YEA YEA GWANSOW!! RADIO YAKI GWA DEKITA!! RADIO YAKI GWA DEKITA!! | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | YEA YEA YEA!! GWANSOW!! RADIO YAKI GWA DEKITA! RADIO YAKI GWA YAKETA! AMATO NO OKATA WA TABEYANSE! KARATO NO OKATA MO TABEYANSE! TAISHO YAKI YORI OISHIYO YEA YEA RASHE RASHE OSHEYE OSHEYE BOY OICHAN!! RADIO YAKI 3 KO CHODAI GUY OOOH!! YAKITATE 3CHO!! BOY OH!! UMASO! MUSH CUCH MSHA!! GUY UMMM BOY ACH OKANE WA? BOY YE? OKANE DATTE OICHAN!! RADIO WA MUSEN DARO? GUY SWAMP! YEA YEA GWANSOW!! RADIO YAKI GWA DEKITA!! RADIO YAKI GWA DEKITA!! |
星のふる郷破れ空から降る星に 何の願いをかけましょか くるりくるくる ほうき星 寒い心に灯をともせ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる アンドロメダかカシオペア せめてあなたが来ぬのなら オリオン座で待ち呆気 淋しい星とランデブウ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる いえいえそれでもわたくしは 星に涙をにじませましょう いえいえそれよりあなたへの 恋文そっと認めましょう あの娘 どこの娘 おさげ髪 あんなに長い影法師 せめてマッチで夢灯し 寒い心も暖まれ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる いえいえそれでもわたくしは 星に涙をにじませましょう いえいえそれよりあなたへの 恋文そっと認めましょう | あがた森魚 | 松本隆・あがた森魚 | あがた森魚 | | 破れ空から降る星に 何の願いをかけましょか くるりくるくる ほうき星 寒い心に灯をともせ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる アンドロメダかカシオペア せめてあなたが来ぬのなら オリオン座で待ち呆気 淋しい星とランデブウ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる いえいえそれでもわたくしは 星に涙をにじませましょう いえいえそれよりあなたへの 恋文そっと認めましょう あの娘 どこの娘 おさげ髪 あんなに長い影法師 せめてマッチで夢灯し 寒い心も暖まれ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ いえいえあちらは暗い街 空にまたたくネオンがひとつ ゆらゆら涙で遠い街 空にまたたくネオンが揺れる いえいえそれでもわたくしは 星に涙をにじませましょう いえいえそれよりあなたへの 恋文そっと認めましょう |
組曲噫無情<嘆きの舞姫(バレリーナ)> 流れ流れて地の果てよ 舞踏酒場の片隅で ピンクのガーター色っぽく 踊る瞳に涙あり ピンクのガーター色っぽく 語る昔に涙あり 風は何処から吹くのやら あなた訪ねて三千里 南十字の星さん わたしの瞳をぬらさずに 南十字の星さん わたしのあしたに輝いて 見よ嘆きの舞姫 踊る姿も、ああ哀し 夢はめぐりて幾星霜 ダンスガールの悲しさよ それでもあなたにめぐり逢い 星のワルツを踊ります 銀のシューズで踊ります <イカリの水夫> おいらはマドロス 船乗りポパイだぞ ここいら波止場で 寝過ごしちゃあいられない それでももう鳥渡 君といたいかな いややっぱりお名残り 惜しいが いざさらば オーロラまくらに君の夢をみよ それではいとおしのひと またいつか マドロスなんかにゃ 惚れちゃいけないよ 森羅万象酔生 ああ夢情 ああ無情 オーロラまくらに 君の夢 それではいとおしのひと またいつか マドロスなんかにゃ 惚れちゃあいけないよ 羅針盤に聴いても ああ無情 森羅万象酔生 ああ無情 ああ無情 | あがた森魚 | 松本隆・あがた森魚 | あがた森魚 | | <嘆きの舞姫(バレリーナ)> 流れ流れて地の果てよ 舞踏酒場の片隅で ピンクのガーター色っぽく 踊る瞳に涙あり ピンクのガーター色っぽく 語る昔に涙あり 風は何処から吹くのやら あなた訪ねて三千里 南十字の星さん わたしの瞳をぬらさずに 南十字の星さん わたしのあしたに輝いて 見よ嘆きの舞姫 踊る姿も、ああ哀し 夢はめぐりて幾星霜 ダンスガールの悲しさよ それでもあなたにめぐり逢い 星のワルツを踊ります 銀のシューズで踊ります <イカリの水夫> おいらはマドロス 船乗りポパイだぞ ここいら波止場で 寝過ごしちゃあいられない それでももう鳥渡 君といたいかな いややっぱりお名残り 惜しいが いざさらば オーロラまくらに君の夢をみよ それではいとおしのひと またいつか マドロスなんかにゃ 惚れちゃいけないよ 森羅万象酔生 ああ夢情 ああ無情 オーロラまくらに 君の夢 それではいとおしのひと またいつか マドロスなんかにゃ 惚れちゃあいけないよ 羅針盤に聴いても ああ無情 森羅万象酔生 ああ無情 ああ無情 |
キネマ館に雨が降る場末の銀幕に哀しきスタアは 流れて消ゆる ピアニッシモの雨垂れたちよ 闇ずむ恋の夢 熱き泪は零れて消ゆる アメリカ生まれのセルロイド 今日も映画館に雨が降る 今日も映画館に雨が降る 相も変らず 夜霧にかき烟る メリケン波止場の夜は更けて 相々の傘一つ 路地の向こうに遠ざかれば ランプ・ポストのシルエット 今日も映画館に雨が降る 今日も映画館に雨が降る 泡末のロマンスは 星と輝き砕け散り 僕の瞳を傷つけた つかの間の恋終えぬ 扉の外の真昼の白さ エンドマークが胸を焼く 今日も映画館に雨が降る 今日も映画館に雨が降る | あがた森魚 | 鈴木慶一・松本隆 | 鈴木慶一 | | 場末の銀幕に哀しきスタアは 流れて消ゆる ピアニッシモの雨垂れたちよ 闇ずむ恋の夢 熱き泪は零れて消ゆる アメリカ生まれのセルロイド 今日も映画館に雨が降る 今日も映画館に雨が降る 相も変らず 夜霧にかき烟る メリケン波止場の夜は更けて 相々の傘一つ 路地の向こうに遠ざかれば ランプ・ポストのシルエット 今日も映画館に雨が降る 今日も映画館に雨が降る 泡末のロマンスは 星と輝き砕け散り 僕の瞳を傷つけた つかの間の恋終えぬ 扉の外の真昼の白さ エンドマークが胸を焼く 今日も映画館に雨が降る 今日も映画館に雨が降る |
永遠のマドンナK子供の頃、とほい面影。 母が心に抱いていた 大きな綺麗なチョコレットの ペーパーボクス 船乗りだった父が洋行帰りに 持ち帰った ハクライの函には、若き母の 夢の如き肖像フォトが しまわれていた。 遠い還らぬ日々と人と 異国の海と邦にはせた、 幼き心の彩られし日々。 そして、そのポートレートたちの中に一葉の 何とも不可思議なブロマイドが Kと云ふイニシャルを抱いていたのです。 Kと云ふイニシャルだったね 想えば哀し はつ恋のひと キネマの銀の絹の嵐をくぐりぬけて 今日からバルセローナへ 翔んで行くのよって 哀しく微笑み仄かに消えたよ Kだから云ったじゃないか 三つの蕾に一つは薔薇さ 約束は約束さ きっと守るよって 約束は約束さ きっと守るよって あいくるしい耳許にささやいたはずだよ 約束は約束さ きっと守るよって 約束は約束さ きっと守るよって 頬寄せ、指切り 由故なく泣いたよ キネマの銀の絹の嵐をくぐりぬけて それでも僕は行くよ エデンの東まで Kと云ふイニシャル追って | あがた森魚 | あがた森魚・松本隆 | あがた森魚 | | 子供の頃、とほい面影。 母が心に抱いていた 大きな綺麗なチョコレットの ペーパーボクス 船乗りだった父が洋行帰りに 持ち帰った ハクライの函には、若き母の 夢の如き肖像フォトが しまわれていた。 遠い還らぬ日々と人と 異国の海と邦にはせた、 幼き心の彩られし日々。 そして、そのポートレートたちの中に一葉の 何とも不可思議なブロマイドが Kと云ふイニシャルを抱いていたのです。 Kと云ふイニシャルだったね 想えば哀し はつ恋のひと キネマの銀の絹の嵐をくぐりぬけて 今日からバルセローナへ 翔んで行くのよって 哀しく微笑み仄かに消えたよ Kだから云ったじゃないか 三つの蕾に一つは薔薇さ 約束は約束さ きっと守るよって 約束は約束さ きっと守るよって あいくるしい耳許にささやいたはずだよ 約束は約束さ きっと守るよって 約束は約束さ きっと守るよって 頬寄せ、指切り 由故なく泣いたよ キネマの銀の絹の嵐をくぐりぬけて それでも僕は行くよ エデンの東まで Kと云ふイニシャル追って |
蒲田行進曲 '74虹の都光の港 キネマの天地 花の姿 春の匂い あふるる処 カメラの眼に映る 仮染めの恋にさえ 青春もゆる生命もおどる キネマの天地 胸を去らぬ想い出ゆかし キネマの世界 セットの花と輝くスター 微笑む処 瞳の奥ふかく焼付けた面影の 消えて結ぶ幻の国 キネマの世界 | あがた森魚 | 堀内敬三 | Rudolf Friml | | 虹の都光の港 キネマの天地 花の姿 春の匂い あふるる処 カメラの眼に映る 仮染めの恋にさえ 青春もゆる生命もおどる キネマの天地 胸を去らぬ想い出ゆかし キネマの世界 セットの花と輝くスター 微笑む処 瞳の奥ふかく焼付けた面影の 消えて結ぶ幻の国 キネマの世界 |
リラのホテルつかの間の恋だけど やるせない春の日 街のはずれ リラのある部屋 訪れる 窓はなつ 若きふたり もどかしい春の日 風に揺れる 痩せたリラの樹 愛してる まろやかな君とリラ 言葉さえ色あせる リラ まぼろしか この時 素敵だ! 淋しげな瞳の中 あおい庭が萌えている はかなく咲いて すすり泣く時 サヨナラ | あがた森魚 | かしぶち哲郎 | かしぶち哲郎 | | つかの間の恋だけど やるせない春の日 街のはずれ リラのある部屋 訪れる 窓はなつ 若きふたり もどかしい春の日 風に揺れる 痩せたリラの樹 愛してる まろやかな君とリラ 言葉さえ色あせる リラ まぼろしか この時 素敵だ! 淋しげな瞳の中 あおい庭が萌えている はかなく咲いて すすり泣く時 サヨナラ |
百合コレクション夜毎夜毎 夢に咲く百合の君 百合から百合へ ささやく花言葉 高原の停車場の汽笛ふるわせて ゆめうつつのまま 閉じたるつぼみを抱きしめて オペラホールの丸屋根の上で 視つめていましたね 砕けてしまった土星のように 淋しい星でした それでもあなたと歩いた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection ふりむけば 秋空に昇る君 一秒一秒毎に変わる君 一雨一雨毎にそよぐ百合 マッチ・ボックスに灯る夜の影 ゆめうつつのまま 触れたる口唇抱きしめて ラスト・シーンにくるくる踊る 北極星を視た シネマが終われば街灯りもない 淋しい星でした 旅の果てに訪ねた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection ふりむけば 秋空に沈む君 | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 夜毎夜毎 夢に咲く百合の君 百合から百合へ ささやく花言葉 高原の停車場の汽笛ふるわせて ゆめうつつのまま 閉じたるつぼみを抱きしめて オペラホールの丸屋根の上で 視つめていましたね 砕けてしまった土星のように 淋しい星でした それでもあなたと歩いた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection ふりむけば 秋空に昇る君 一秒一秒毎に変わる君 一雨一雨毎にそよぐ百合 マッチ・ボックスに灯る夜の影 ゆめうつつのまま 触れたる口唇抱きしめて ラスト・シーンにくるくる踊る 北極星を視た シネマが終われば街灯りもない 淋しい星でした 旅の果てに訪ねた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection ふりむけば 秋空に沈む君 |
MEZCAL(はじめに歌ありて)この歌は はじめから あなたへの つのる思いで はち切れる歌 夜明けには 霧の中 生まれ出す 水晶のように きらめき くだけて 涙さえ 振り切って 背中には うぶ毛だつ 翼を広げ 幾とせ ちとせまで 飛び越え 歌い また飛び上がり 歌って この歌は はじめから あなたへと 暖め続けた 愛のことです 夜道には 空じゅうの 星くずの神々が きらめき さざめき歌う 刃(やいば)さえ 振り切って 背中には うぶ毛だつ 翼を広げ 幾とせ ちとせまで 飛び越え 歌い また飛び上がり 歌って | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | この歌は はじめから あなたへの つのる思いで はち切れる歌 夜明けには 霧の中 生まれ出す 水晶のように きらめき くだけて 涙さえ 振り切って 背中には うぶ毛だつ 翼を広げ 幾とせ ちとせまで 飛び越え 歌い また飛び上がり 歌って この歌は はじめから あなたへと 暖め続けた 愛のことです 夜道には 空じゅうの 星くずの神々が きらめき さざめき歌う 刃(やいば)さえ 振り切って 背中には うぶ毛だつ 翼を広げ 幾とせ ちとせまで 飛び越え 歌い また飛び上がり 歌って |
ヂパングボーイ海鳴りも雷様も怒りたけって 海を越えろ 雨も越えろ 天地 くつがえせ いつか出会った旅人たちよ よい旅 つづくように 鶏鳴臥薪の朝やけ時を 嵐でやってこい いつか出会った旅人たちの よい旅 続くように 日本の浜辺で 遠いみなさん 幸せ 祈りましょう | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 海鳴りも雷様も怒りたけって 海を越えろ 雨も越えろ 天地 くつがえせ いつか出会った旅人たちよ よい旅 つづくように 鶏鳴臥薪の朝やけ時を 嵐でやってこい いつか出会った旅人たちの よい旅 続くように 日本の浜辺で 遠いみなさん 幸せ 祈りましょう |
あともう一回だけあともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ わたしがサヨナラする あともう一回だけ あの日を見せて あともう一回だけ わたしがサヨナラする あともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ あの日を見せて あともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ わたしがサヨナラする | あがた森魚 | ツジコノリコ | ツジコノリコ | | あともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ わたしがサヨナラする あともう一回だけ あの日を見せて あともう一回だけ わたしがサヨナラする あともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ あの日を見せて あともう一回だけ あなたが笑って あともう一回だけ わたしがサヨナラする |
午後4時のアメジスト午後4時の アメジスト 空向いて風に咲く まだやみがたき かなたへの まだ鳴りやまぬ 胸騒ぎ 今たそがれる おもかげが 今燃え上がる かの島の うすむらさきの おくりもの 午後9時にあじさいは うつむいて雨に咲く まだやみがたき あなたへの まだ鳴りやまぬ しおざいは うすむらさきに けぶってく まだ消えがたき 思い出に さようなら さようなら まだやみがたき あなたへの まだ鳴りやまぬ しおざいの うすむらさきの おくりもの まだたそがれぬ かの島に うすむらさきの おくりもの やがて消え行く かの島に さようなら 手を振って さようなら 手を振れば uh uh | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 午後4時の アメジスト 空向いて風に咲く まだやみがたき かなたへの まだ鳴りやまぬ 胸騒ぎ 今たそがれる おもかげが 今燃え上がる かの島の うすむらさきの おくりもの 午後9時にあじさいは うつむいて雨に咲く まだやみがたき あなたへの まだ鳴りやまぬ しおざいは うすむらさきに けぶってく まだ消えがたき 思い出に さようなら さようなら まだやみがたき あなたへの まだ鳴りやまぬ しおざいの うすむらさきの おくりもの まだたそがれぬ かの島に うすむらさきの おくりもの やがて消え行く かの島に さようなら 手を振って さようなら 手を振れば uh uh |
弥勒日本の言葉には あえかな人々の 諸国(くにぐに)がありました と聞く 日本の弥勒さま 小夜う児の現身(うつしみ)が 百済(くだら)から降りてきた と聞く 日本の言葉には 彷徨う児の空蝉(うつせみ)の 諸国(くにぐに)がありました と聞く | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 日本の言葉には あえかな人々の 諸国(くにぐに)がありました と聞く 日本の弥勒さま 小夜う児の現身(うつしみ)が 百済(くだら)から降りてきた と聞く 日本の言葉には 彷徨う児の空蝉(うつせみ)の 諸国(くにぐに)がありました と聞く |
雪ヶ谷日記雪ヶ谷寮は、閑静な避暑ホテルとも取れるカッテージ風建物で 部屋数は約八十 明るい食堂や円形の湯ぶねのあることが判った スペイン瓦の赤屋根を前景にして、馬込村の丘々の横顔があり その手前を横切って時々おもちゃのような汽車が通過する 菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ 星標機が旋回する トウモロコシの葉っぱが翻って 菊の花をちぎって まき散らしたような星 明方、洋服箪笥のある部屋で目を醒まして 窓の外にべらぼうに大きな星を見た 馭者(ぎょしゃ)座は、ちょうどその上方にあり 右寄りにオリオンの蝶々がせり上がっている 菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ 夕方、屋上のヤグラに登って、半月のおもてに西洋婦人の横顔を探った 天上界 そしてここから一様に見渡すことのできる下界の樹々 戦争などは歴史のうわっつらのサザナミだ 何もかも昔のままで、しばしの悪夢を見ていたのだという気がする (八月十七日) 星標機が旋回する トウモロコシの葉っぱが翻って 星標機が旋回する 屋上のパノラマ風景 馬込村の一郭、木立をまじえた起伏が ワーズワースという名を連想させる 透明な空気中をカラスが三羽帰って行く 更に西方を渡り鳥が過ぎて行った その下方に、真紅に縁取られた怪異な雲が突っ立っている 進駐軍にそなえて、女の子と食糧があわててかくされつつある (八月十九日) 中庭にそよぐトウモロコシの葉ずれ 日々に人々が減って行く広い館の淋しい午後 夕方の展望台で兄と幼い弟との対話- 「兄ちゃん、あの山と富士山と同じかい」 「くっついているけど、富士山の方が向うにあるんだぞ」 「兄ちゃん、お月様は生きてるんかい」 「知らないよ」 「じゃ誰が廻しているの」 「だれも廻してなんかいるもんか」 「じゃなぜ動くの。雲も生きているんかい。よう、教えておくれよ」 (八月二十日) 天候回復 風吹いて断雲しきりに東へ飛び、星標機が旋回する トウモロコシの葉が翻って、草々が光ながらなびいている 空の青をここに移した露草の一点! 郵便局の横で、女の子のノートらしい一片をひろった 「菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ」 と、そのノートに鉛筆で書いてあった (八月二十四日) だいだい色と紺色のぼかしの真ん中に引っかかった白銀の弓 ヘブル人が眺め、ヨブの眼に映ったのと同じ新月 一昨日、新宿で、白い星を描いた、ワゴンを連ねて乗り込んでくる、 アメリカ騎兵隊を見た ヘルメットをかむった蝋人形の大部隊 これを茫然と見やる群集 浦上天主堂における一万人の犠牲も合わせて すべては新しい『旧約聖書』のページを繰っている気持ちである (九月九日) 射すようなヴィナス 秋日和 藤色の富士山 物皆に くっきりと秋の影がついている (九月十七日) | あがた森魚 | 稲垣足穂 | あがた森魚 | | 雪ヶ谷寮は、閑静な避暑ホテルとも取れるカッテージ風建物で 部屋数は約八十 明るい食堂や円形の湯ぶねのあることが判った スペイン瓦の赤屋根を前景にして、馬込村の丘々の横顔があり その手前を横切って時々おもちゃのような汽車が通過する 菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ 星標機が旋回する トウモロコシの葉っぱが翻って 菊の花をちぎって まき散らしたような星 明方、洋服箪笥のある部屋で目を醒まして 窓の外にべらぼうに大きな星を見た 馭者(ぎょしゃ)座は、ちょうどその上方にあり 右寄りにオリオンの蝶々がせり上がっている 菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ 夕方、屋上のヤグラに登って、半月のおもてに西洋婦人の横顔を探った 天上界 そしてここから一様に見渡すことのできる下界の樹々 戦争などは歴史のうわっつらのサザナミだ 何もかも昔のままで、しばしの悪夢を見ていたのだという気がする (八月十七日) 星標機が旋回する トウモロコシの葉っぱが翻って 星標機が旋回する 屋上のパノラマ風景 馬込村の一郭、木立をまじえた起伏が ワーズワースという名を連想させる 透明な空気中をカラスが三羽帰って行く 更に西方を渡り鳥が過ぎて行った その下方に、真紅に縁取られた怪異な雲が突っ立っている 進駐軍にそなえて、女の子と食糧があわててかくされつつある (八月十九日) 中庭にそよぐトウモロコシの葉ずれ 日々に人々が減って行く広い館の淋しい午後 夕方の展望台で兄と幼い弟との対話- 「兄ちゃん、あの山と富士山と同じかい」 「くっついているけど、富士山の方が向うにあるんだぞ」 「兄ちゃん、お月様は生きてるんかい」 「知らないよ」 「じゃ誰が廻しているの」 「だれも廻してなんかいるもんか」 「じゃなぜ動くの。雲も生きているんかい。よう、教えておくれよ」 (八月二十日) 天候回復 風吹いて断雲しきりに東へ飛び、星標機が旋回する トウモロコシの葉が翻って、草々が光ながらなびいている 空の青をここに移した露草の一点! 郵便局の横で、女の子のノートらしい一片をひろった 「菊の花をちぎって まき散らしたような星 サーチライトは着物の井げたのようだ」 と、そのノートに鉛筆で書いてあった (八月二十四日) だいだい色と紺色のぼかしの真ん中に引っかかった白銀の弓 ヘブル人が眺め、ヨブの眼に映ったのと同じ新月 一昨日、新宿で、白い星を描いた、ワゴンを連ねて乗り込んでくる、 アメリカ騎兵隊を見た ヘルメットをかむった蝋人形の大部隊 これを茫然と見やる群集 浦上天主堂における一万人の犠牲も合わせて すべては新しい『旧約聖書』のページを繰っている気持ちである (九月九日) 射すようなヴィナス 秋日和 藤色の富士山 物皆に くっきりと秋の影がついている (九月十七日) |
白い翼朝もやの中に霞んで 消えるまで 皆んなで 手を振った 白い翼よ Quando olhei a terra ardendo Qual fogueira de Sao Joao Eu perguntei ao Deus do ceu, ai Por que tamanha judiacao? Eu perguntei ao Deus do ceu, ai Por que tamanha judiacao? 帰って来るのか帰ってこないのか 古い友達 白い翼よ 古い友達 白い翼よ 霧が 晴れても 夢が消えても とどいて おくれよ 白い翼よ とどいて おくれよ 白い翼よ Inte mesmo a asa branca Bateu asas do sertao Entonces eu disse adeus Rosimha Guarda contigo meu coracao Entonces eu disse adeus Rosinha Guarda contigo meu coracao 無邪気に遊んだ われらが大地へ とどけて おくれよ 白い翼よ とどけて おくれよ 白い翼よ 帰って来るのか帰ってこないのか 古い友達 白い翼よ 古い友達 白い翼よ 翼よ 翼よ | あがた森魚 | Humberto Teixeira・Luiz Gonzaga・日本語詞:あがた森魚 | Humberto Teixeira・Luiz Gonzaga | | 朝もやの中に霞んで 消えるまで 皆んなで 手を振った 白い翼よ Quando olhei a terra ardendo Qual fogueira de Sao Joao Eu perguntei ao Deus do ceu, ai Por que tamanha judiacao? Eu perguntei ao Deus do ceu, ai Por que tamanha judiacao? 帰って来るのか帰ってこないのか 古い友達 白い翼よ 古い友達 白い翼よ 霧が 晴れても 夢が消えても とどいて おくれよ 白い翼よ とどいて おくれよ 白い翼よ Inte mesmo a asa branca Bateu asas do sertao Entonces eu disse adeus Rosimha Guarda contigo meu coracao Entonces eu disse adeus Rosinha Guarda contigo meu coracao 無邪気に遊んだ われらが大地へ とどけて おくれよ 白い翼よ とどけて おくれよ 白い翼よ 帰って来るのか帰ってこないのか 古い友達 白い翼よ 古い友達 白い翼よ 翼よ 翼よ |
骨この骨は誰のもの? ボクの体の中にひそむ白い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中できしむ硬い骨 ぼくが死んで ぼくが消えて 骨だけのこる Bone, bone, bone, bone 白い骨 Bone, bone, bone, bone 硬い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中にひそむ白い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中できしむ硬い骨 ぼくの中に 生きてる中に 骨があるよ Bone, bone, bone, bone 白い骨 Bone, bone, bone, bone 硬い骨 この骨は誰のもの? どこのだれに返されるの? 白い骨 この骨は誰のもの? どこのだれに返されるの? 白い骨 だから君を抱きしめる こんなに強く 今はぼくの中 白いガイコツ 今は君の中 硬い骨 Bone, bone, bone, bone Bone, bone, bone, bone …… | あがた森魚 | 久住昌之 | 鈴木慶一 | | この骨は誰のもの? ボクの体の中にひそむ白い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中できしむ硬い骨 ぼくが死んで ぼくが消えて 骨だけのこる Bone, bone, bone, bone 白い骨 Bone, bone, bone, bone 硬い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中にひそむ白い骨 この骨は誰のもの? ボクの体の中できしむ硬い骨 ぼくの中に 生きてる中に 骨があるよ Bone, bone, bone, bone 白い骨 Bone, bone, bone, bone 硬い骨 この骨は誰のもの? どこのだれに返されるの? 白い骨 この骨は誰のもの? どこのだれに返されるの? 白い骨 だから君を抱きしめる こんなに強く 今はぼくの中 白いガイコツ 今は君の中 硬い骨 Bone, bone, bone, bone Bone, bone, bone, bone …… |
いとこ同志いとこ同士で 洗い晒しに波打ち際で 踊って くだけて 他人同士でも 恋人同士でもない 僕らのつながり 腕の中に抱きすくめて 握りあう 手のひら 空に透かしてみると まぶしすぎるほどぴったり 僕ら とても 似てる形の 涙と笑顔 持っている 今に なにもかにも すべて終わること 知ってる くせに くちづけしたんだね 握りあう 手のひら 窓に透かしてみると まるでいとこみたいぴったり なぜか とても 似てる形の 涙と笑顔 持っている | あがた森魚 | あがた森魚 | 光永巌 | | いとこ同士で 洗い晒しに波打ち際で 踊って くだけて 他人同士でも 恋人同士でもない 僕らのつながり 腕の中に抱きすくめて 握りあう 手のひら 空に透かしてみると まぶしすぎるほどぴったり 僕ら とても 似てる形の 涙と笑顔 持っている 今に なにもかにも すべて終わること 知ってる くせに くちづけしたんだね 握りあう 手のひら 窓に透かしてみると まるでいとこみたいぴったり なぜか とても 似てる形の 涙と笑顔 持っている |
サブマリンホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 茶色い星の カフェ幻しか ファンタジアが鳴り出す頃は こうもり傘のまぶたも潤む 波の朝顔 夜のグラモフォン ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ チャイナクォーター 隠れカジノで 美女は衣を 脱いだり着たり サブマリンのウロコが踊る 天体望遠鏡のよな目で ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 黄色い煙 小瓶が舞って モロッコ模様 カクテルバーで 氷雨の紳士 ハマナス博士 艦隊分かれ 大海戦中 ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 路地から屋根への 怪盗紳士 並みいる敵を 横目でチラリ スペインラザァの逆なでうけてヒステリックハンカチ震え止む ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 茶色い星のカフェ幻しか ファンタジアが鳴り止む頃は サブマリンの 連続艦隊 海底ケーブル 噛んだよな歯で ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 茶色い星の カフェ幻しか ファンタジアが鳴り出す頃は こうもり傘のまぶたも潤む 波の朝顔 夜のグラモフォン ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ チャイナクォーター 隠れカジノで 美女は衣を 脱いだり着たり サブマリンのウロコが踊る 天体望遠鏡のよな目で ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 黄色い煙 小瓶が舞って モロッコ模様 カクテルバーで 氷雨の紳士 ハマナス博士 艦隊分かれ 大海戦中 ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 路地から屋根への 怪盗紳士 並みいる敵を 横目でチラリ スペインラザァの逆なでうけてヒステリックハンカチ震え止む ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓 ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 茶色い星のカフェ幻しか ファンタジアが鳴り止む頃は サブマリンの 連続艦隊 海底ケーブル 噛んだよな歯で ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ |
東京節東京の中枢は丸の内 日比谷公園両議院 いきなかまえの帝劇に いかめし館は警視庁 諸官省ズラリ馬場先門 海上ビルディング東京駅 ポッポと出る汽車どこへゆく ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ 東京で繁華な浅草は 雷門、仲見世、浅草寺 鳩ポッポ、豆売るお婆さん 活動、十二階、花屋敷 すし、おこし、牛、てんぷら なんだとこん畜生でお巡りさん スリに乞食にカッパライ ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ 東京の名物 満員電車 いつまで待ってても乗れしねぇ 乗るにゃ喧嘩腰 命がけ ヤットコサと空いたのが来やがっても ダメ ダメと 手をふって またまた止めずに行きやがる なんだ故障車か ボロ電車め ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ | あがた森魚 | 添田さつき | マーチング・スルー・ジョージア | | 東京の中枢は丸の内 日比谷公園両議院 いきなかまえの帝劇に いかめし館は警視庁 諸官省ズラリ馬場先門 海上ビルディング東京駅 ポッポと出る汽車どこへゆく ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ 東京で繁華な浅草は 雷門、仲見世、浅草寺 鳩ポッポ、豆売るお婆さん 活動、十二階、花屋敷 すし、おこし、牛、てんぷら なんだとこん畜生でお巡りさん スリに乞食にカッパライ ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ 東京の名物 満員電車 いつまで待ってても乗れしねぇ 乗るにゃ喧嘩腰 命がけ ヤットコサと空いたのが来やがっても ダメ ダメと 手をふって またまた止めずに行きやがる なんだ故障車か ボロ電車め ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトパナナデフライフライフライ |
森の小人森の木陰で ドンジャラホイ シャンシャン手拍子足拍子 太鼓たたいて 笛ふいて 今夜はお祭り 夢の国 小人さんがそろって にぎやかに ア ホイホイヨ ドンジャラホイ おつむふりふり ドンジャラホイ かわいいお手手で 踊り出す 三角帽子に 赤い靴 お月さん にこにこ森の中 小人さんがそろって おもしろく ア ホイホイヨ ドンジャラホイ お手手つないで ドンジャラホイ ピョンピョン はねはね輪になって 森の広場を 廻ります 今夜は明るい 月の夜 小人さんがそろって 元気よく ア ホイホイヨ ドンジャラホイ みんなで楽しく どんじゃらほい チョンチョン お手手を打ち合って 夢のお国の森の中 そろいのお服で 踊ります 小人さんがそろって 楽しそうに ア ホイホイヨ ドンジャラホイ | あがた森魚 | 山川清・玉木登美夫 | 山本雅之 | | 森の木陰で ドンジャラホイ シャンシャン手拍子足拍子 太鼓たたいて 笛ふいて 今夜はお祭り 夢の国 小人さんがそろって にぎやかに ア ホイホイヨ ドンジャラホイ おつむふりふり ドンジャラホイ かわいいお手手で 踊り出す 三角帽子に 赤い靴 お月さん にこにこ森の中 小人さんがそろって おもしろく ア ホイホイヨ ドンジャラホイ お手手つないで ドンジャラホイ ピョンピョン はねはね輪になって 森の広場を 廻ります 今夜は明るい 月の夜 小人さんがそろって 元気よく ア ホイホイヨ ドンジャラホイ みんなで楽しく どんじゃらほい チョンチョン お手手を打ち合って 夢のお国の森の中 そろいのお服で 踊ります 小人さんがそろって 楽しそうに ア ホイホイヨ ドンジャラホイ |
津軽海峡・冬景色上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中 北へ帰る人の群れは 誰も無口で 海鳴りだけを きいている 私もひとり 連絡船に乗り こごえそうな鴎見つめ 泣いていました ああ 津軽海峡 冬景色 ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす 息でくもる窓のガラス ふいてみたけど はるかにかすみ 見えるだけ さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色 さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色 | あがた森魚 | 阿久悠 | 三木たかし | 松延耕資 | 上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中 北へ帰る人の群れは 誰も無口で 海鳴りだけを きいている 私もひとり 連絡船に乗り こごえそうな鴎見つめ 泣いていました ああ 津軽海峡 冬景色 ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす 息でくもる窓のガラス ふいてみたけど はるかにかすみ 見えるだけ さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色 さよならあなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ 津軽海峡・冬景色 |
4000粒の恋の唄靴下を折りまげ 下着をつける 枕を直して お化粧してさよなら 胸元までつたう 黒い黒い涙 歯型の痛みは ざらついた砂の空 肉・髪・声・キス・口紅が胃にもたれて 薬指を喉の奥まで…… エメラルドの 指輪が邪魔して 時も何もかも 戻せない CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで チワワを連れて 散歩をしましょう 落ち葉の坂道を キツめのハイヒールで ハンケチがないから 美貌もないから 私の笑顔は 悪意に満ちあふれて 裏切りのポエムを何度も呟いて 並木道の樹を数え出す 人騒がせな 涙が邪魔して ろくに数も数えられない CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで CRY 大好きな CRY 貴方のために マスカラと爪切りと マニキュアとため息と オモチャのピストルを ハンドバックにつめて…… CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで CRY 大好きな CRY 貴方のために CRY 口づけは CRY ハーモニカのように CRY さみしいよ CRY CRY 今夜一人で月の砂漠に 夢を納めに歩きましょう 安物シネマのこの街に 信じる物など何も無く…… 4000粒の恋物語 ロマンスのかけらも無くしたなんて 言うほど気にしてないさ 気にしてないさ 気にしてないさ 気にしてないさ I LOVE YOU I LOVE YOU I LOVE YOU TU RURU………… | あがた森魚 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | | 靴下を折りまげ 下着をつける 枕を直して お化粧してさよなら 胸元までつたう 黒い黒い涙 歯型の痛みは ざらついた砂の空 肉・髪・声・キス・口紅が胃にもたれて 薬指を喉の奥まで…… エメラルドの 指輪が邪魔して 時も何もかも 戻せない CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで チワワを連れて 散歩をしましょう 落ち葉の坂道を キツめのハイヒールで ハンケチがないから 美貌もないから 私の笑顔は 悪意に満ちあふれて 裏切りのポエムを何度も呟いて 並木道の樹を数え出す 人騒がせな 涙が邪魔して ろくに数も数えられない CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで CRY 大好きな CRY 貴方のために マスカラと爪切りと マニキュアとため息と オモチャのピストルを ハンドバックにつめて…… CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで CRY 大好きな CRY 貴方のために CRY 口づけは CRY ハーモニカのように CRY さみしいよ CRY CRY 今夜一人で月の砂漠に 夢を納めに歩きましょう 安物シネマのこの街に 信じる物など何も無く…… 4000粒の恋物語 ロマンスのかけらも無くしたなんて 言うほど気にしてないさ 気にしてないさ 気にしてないさ 気にしてないさ I LOVE YOU I LOVE YOU I LOVE YOU TU RURU………… |
喧嘩のあとでALPHABETこの話の続きは また明日にしよう また明日が来てしまえば 涙の意味も わかるだろう 今両腕でまるく肩をつつみ込んで まあるい胸のうちの吐息をなでれば 唇の中で少しとんがってた あなたの本当のALPHABETならんでいる だからこの続きは また明日にしよう 泣きたいだけ泣いて気が晴れたのなら 胸のうちに望む希望をそっと告げて 二人が一つにつらなって夜をみつめ 唇からふきこぼれるるALPHABETおしえて だからこの続きはまた明日にしよう 僕らの失敗のわけや傷つけあった意味もわかるだろう 見えなくなってしまった二人をつなげた あまくてせつなくてはげしいあの日をさがし出そう からだを空に向け望遠鏡覗こう ここから空に続くALPHABET並んで また明日が来てしまえば 涙の意味もわかるだろ | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚・鈴木惣一朗 | | この話の続きは また明日にしよう また明日が来てしまえば 涙の意味も わかるだろう 今両腕でまるく肩をつつみ込んで まあるい胸のうちの吐息をなでれば 唇の中で少しとんがってた あなたの本当のALPHABETならんでいる だからこの続きは また明日にしよう 泣きたいだけ泣いて気が晴れたのなら 胸のうちに望む希望をそっと告げて 二人が一つにつらなって夜をみつめ 唇からふきこぼれるるALPHABETおしえて だからこの続きはまた明日にしよう 僕らの失敗のわけや傷つけあった意味もわかるだろう 見えなくなってしまった二人をつなげた あまくてせつなくてはげしいあの日をさがし出そう からだを空に向け望遠鏡覗こう ここから空に続くALPHABET並んで また明日が来てしまえば 涙の意味もわかるだろ |
七面鳥のパパたちへみんな船室に住んでいる 可愛らしい船室で遊んでる 一人一人小さな船室でみんな楽しく 遊んでいるみたいだ 船はみんなを乗せてどんどん進んでいる 誰も彼も乗せて進んでいるはず ここから先は僕らにはもう視えない ここから後もう僕らには遠いところ 船窓からは長い旅のかわあいい二十世紀の子供たち 歌は夢の中から次々と紡ぎ出されるけど あの日摘んだ彼等の花達はどこへ行ってしまったのお! みんな星に住んでた ちょっとつかれた星に住んでた だあれもだいすきな 歌や映画の溢れ返ってた星だったんだ 船はみんなを乗せてどんどん進んでいる 誰も彼も乗せて進んでいるはず ここから先は僕らにはまだ視えない ここから後もう僕らには遠いところ 歌は夢の中から次々と紡ぎ出されたけど あの日住んだ彼等の星々はどこへ行ってしまったのお! ここから先は僕らにはもう視えない ここから後もう僕らには遠いところ みんなみんな一人の旅は心細いのかい みんなみんな叫びながら船室にいるだけかい 船はみんなを乗せてどんどん進んでいる 誰も彼も乗せて進んでいるけどお! | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚・鈴木惣一朗 | | みんな船室に住んでいる 可愛らしい船室で遊んでる 一人一人小さな船室でみんな楽しく 遊んでいるみたいだ 船はみんなを乗せてどんどん進んでいる 誰も彼も乗せて進んでいるはず ここから先は僕らにはもう視えない ここから後もう僕らには遠いところ 船窓からは長い旅のかわあいい二十世紀の子供たち 歌は夢の中から次々と紡ぎ出されるけど あの日摘んだ彼等の花達はどこへ行ってしまったのお! みんな星に住んでた ちょっとつかれた星に住んでた だあれもだいすきな 歌や映画の溢れ返ってた星だったんだ 船はみんなを乗せてどんどん進んでいる 誰も彼も乗せて進んでいるはず ここから先は僕らにはまだ視えない ここから後もう僕らには遠いところ 歌は夢の中から次々と紡ぎ出されたけど あの日住んだ彼等の星々はどこへ行ってしまったのお! ここから先は僕らにはもう視えない ここから後もう僕らには遠いところ みんなみんな一人の旅は心細いのかい みんなみんな叫びながら船室にいるだけかい 船はみんなを乗せてどんどん進んでいる 誰も彼も乗せて進んでいるけどお! |
北極月報第一面の大見出し「北極月報大一面の大見出し」 「北極熊は北極星に向かって吠えよ!」 「北極熊は北極星に向かって吠えたい!そう想っているはずです。 だから、北極熊には北極星を与えよ!北極の曲芸台を与えよ! そう叫びたいのです。」 それによると次のようです。 「北極月報 4コマ漫画家歌手 北極熊朗に激動の40年」 「一家離散 片耳健忘症 右肩失望 股関節凍傷 四重苦をのりこえてここに 堂々北極点踏破! 踏歌! 大踏歌!」 「続報です 悲惨北極踏破の北極熊朗北極星指向の半世紀 北極星を宙から落とす オオロラのカアテンちぎれてもげる 白熊が招く運命のイタズラか?識者は識る 右前足のせた氷山がポロリを欠けた瞬間 おとなしく多摩動物センターにしておけば良かったと思ったはずです。」 「北極星が宙からポトリと落ちた瞬間 まだしも東武動物公園にしておけばよかったと~思ったはずです」 「続報です 20世紀一コマ漫画家歌手 北極熊朗ついに瀕死と思いきや 10年凍傷に突入す 俺はクマだクマローと言い続けて 3650日 今だに 右足親指モゲたまんま」 「北極歴980年 うろつき続けた歌う北極熊の遺骸 遂に完全な氷と化す 北極観測センター所長は語ってる コホン! 真っ白な北極の一点で最後にフッと消えたとき ちょっぴり胸部ギアが空まわりした気分でしたと」 「そおいつを! 北極熊と呼ばないのか 思うんなら北極曲芸台を置いて帰れ!」 | あがた森魚 | あがた森魚 | 鈴木惣一朗 | | 「北極月報大一面の大見出し」 「北極熊は北極星に向かって吠えよ!」 「北極熊は北極星に向かって吠えたい!そう想っているはずです。 だから、北極熊には北極星を与えよ!北極の曲芸台を与えよ! そう叫びたいのです。」 それによると次のようです。 「北極月報 4コマ漫画家歌手 北極熊朗に激動の40年」 「一家離散 片耳健忘症 右肩失望 股関節凍傷 四重苦をのりこえてここに 堂々北極点踏破! 踏歌! 大踏歌!」 「続報です 悲惨北極踏破の北極熊朗北極星指向の半世紀 北極星を宙から落とす オオロラのカアテンちぎれてもげる 白熊が招く運命のイタズラか?識者は識る 右前足のせた氷山がポロリを欠けた瞬間 おとなしく多摩動物センターにしておけば良かったと思ったはずです。」 「北極星が宙からポトリと落ちた瞬間 まだしも東武動物公園にしておけばよかったと~思ったはずです」 「続報です 20世紀一コマ漫画家歌手 北極熊朗ついに瀕死と思いきや 10年凍傷に突入す 俺はクマだクマローと言い続けて 3650日 今だに 右足親指モゲたまんま」 「北極歴980年 うろつき続けた歌う北極熊の遺骸 遂に完全な氷と化す 北極観測センター所長は語ってる コホン! 真っ白な北極の一点で最後にフッと消えたとき ちょっぴり胸部ギアが空まわりした気分でしたと」 「そおいつを! 北極熊と呼ばないのか 思うんなら北極曲芸台を置いて帰れ!」 |
焦げ茶色の国のアリス「終っちゃったね…」 「うん、終っちゃった…もっと活躍したかったろうにな…」 「でも映画良かった。『パラレルイヴニング』で二人は夫婦だったのかも しれませんねって台詞、私好きだな。」 「明日からハンマーキットシリーズが始まるんだ。時代も変わってね。」 metarica silverにまたがり cobalt空を飛ばした児 peppermint blueの声して 細長いまつげでしゃべった児 「明日からハンマーキットシリーズが始まるんだ。時代も変わってね、 VTRなんだ」 「ふーん、V、T、R?」 「さあもう寝よ。こないだのオオサンショウウオいるかな。 水族館に行く約束だろ。」 「ああ、新富町の淡水水族館。」 「たしか五郎って名前だったな。」 chocolataかおりの顔して 胸元で口笛吹いた児 beret帽かぶりの上手な 細長い影曳いて歩いた児 metarica silverにまたがり cobalt空を飛ばした児 peppermint blueの声して 細長いまつげでしゃべった児 夕繰れ時はね chocotto ほらさがしているよ chocoretto ほらあっちにも chocotto 男爵好みの chocoretto あう~お 気をつけて chocotto 気をつけないと chocoretto 誘惑されちゃうよ chocotto 月の光で働くやつ chocoretto 青白い光に chocotto あっドアが閉じてしまった | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 「終っちゃったね…」 「うん、終っちゃった…もっと活躍したかったろうにな…」 「でも映画良かった。『パラレルイヴニング』で二人は夫婦だったのかも しれませんねって台詞、私好きだな。」 「明日からハンマーキットシリーズが始まるんだ。時代も変わってね。」 metarica silverにまたがり cobalt空を飛ばした児 peppermint blueの声して 細長いまつげでしゃべった児 「明日からハンマーキットシリーズが始まるんだ。時代も変わってね、 VTRなんだ」 「ふーん、V、T、R?」 「さあもう寝よ。こないだのオオサンショウウオいるかな。 水族館に行く約束だろ。」 「ああ、新富町の淡水水族館。」 「たしか五郎って名前だったな。」 chocolataかおりの顔して 胸元で口笛吹いた児 beret帽かぶりの上手な 細長い影曳いて歩いた児 metarica silverにまたがり cobalt空を飛ばした児 peppermint blueの声して 細長いまつげでしゃべった児 夕繰れ時はね chocotto ほらさがしているよ chocoretto ほらあっちにも chocotto 男爵好みの chocoretto あう~お 気をつけて chocotto 気をつけないと chocoretto 誘惑されちゃうよ chocotto 月の光で働くやつ chocoretto 青白い光に chocotto あっドアが閉じてしまった |
少年宇宙屈折した純情心理 スウィトピーの水際 少年宇宙の底辺シック 早く君だけを抱きしめたいと くれなずむ上昇気流に ひとすじのアンコール 君は流れて星くずみたいだね ときめきは無限さ さみしかった二人は 水晶のように急ぐ 辛い辛いと言わないで スタッカートの口づけ 銀河の渚で セルロイドの靴をぬぐ 君は疲れて恋もつらいみたい 思わくは無限さ 思惑は無限さ 少年少女の恋人同志 早く知りたい ことがあるのに 誰を愛しても悲しいかい きっと同じ眼でどうでもいいと 銀河の渚で セルロイドの夢を見る 君は疲れてふいに涙声 トキメキは無限ね トキメキは無限さ 君は疲れて恋もつらいみたい トキメキは無限ね トキメキは無限さ | あがた森魚 | 銀色夏生 | あがた森魚 | | 屈折した純情心理 スウィトピーの水際 少年宇宙の底辺シック 早く君だけを抱きしめたいと くれなずむ上昇気流に ひとすじのアンコール 君は流れて星くずみたいだね ときめきは無限さ さみしかった二人は 水晶のように急ぐ 辛い辛いと言わないで スタッカートの口づけ 銀河の渚で セルロイドの靴をぬぐ 君は疲れて恋もつらいみたい 思わくは無限さ 思惑は無限さ 少年少女の恋人同志 早く知りたい ことがあるのに 誰を愛しても悲しいかい きっと同じ眼でどうでもいいと 銀河の渚で セルロイドの夢を見る 君は疲れてふいに涙声 トキメキは無限ね トキメキは無限さ 君は疲れて恋もつらいみたい トキメキは無限ね トキメキは無限さ |
バンブー・ジャングルモウソーリンボーバンブージャングル 銀座の裏にはカジノのランプ モウソーリンボーバンブージャングル 波止場の裏にもバンブージャングル 消防自動車の はしごの上から パノラマセットを 見渡してごらん パノラマセットの 誰も住んでいない ペラペラの街角で スタァは生まれる 「彼等生きる街」の働く労働者 「異国の熱血漢」の丘の上の墓地も、みんな (もちろん第七東映撮影所にございます) 「緑かぐわし夜」の路上電車の恋、 「この世の果てに発つ」の夕陽の大砂漠も、 みんな (もちろん第七東映撮影所にございます) モウソーリンボーバンブージャングル 展望台から 理髪店のネオン テレビ塔から 映画館のネオン モウソーリンボーバンブージャングル お屋敷裏にもバンブージャングル 向う島(の)裏にもバンブージャングル パノラマセットの通勤電車でスタァはたびする 「機関士大暴走」の深夜の大鉄橋 「ピロスマ号SOS」の龍巻の衛星基地も、 みんな (もちろん第七東映撮影所にございます) 赤ちゃんうばぐるま 哺乳瓶の中から パノラマセットを 覗いてごらん パノラマの街角で スタァは育む 「若様旅道中」の朝焼け東海道 「白鷲城下町」の真白き天守閣も、みんな (もちろん第七東映撮影所にございます) (どうぞ存分にご賞味下さい) | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚・鈴木惣一朗 | | モウソーリンボーバンブージャングル 銀座の裏にはカジノのランプ モウソーリンボーバンブージャングル 波止場の裏にもバンブージャングル 消防自動車の はしごの上から パノラマセットを 見渡してごらん パノラマセットの 誰も住んでいない ペラペラの街角で スタァは生まれる 「彼等生きる街」の働く労働者 「異国の熱血漢」の丘の上の墓地も、みんな (もちろん第七東映撮影所にございます) 「緑かぐわし夜」の路上電車の恋、 「この世の果てに発つ」の夕陽の大砂漠も、 みんな (もちろん第七東映撮影所にございます) モウソーリンボーバンブージャングル 展望台から 理髪店のネオン テレビ塔から 映画館のネオン モウソーリンボーバンブージャングル お屋敷裏にもバンブージャングル 向う島(の)裏にもバンブージャングル パノラマセットの通勤電車でスタァはたびする 「機関士大暴走」の深夜の大鉄橋 「ピロスマ号SOS」の龍巻の衛星基地も、 みんな (もちろん第七東映撮影所にございます) 赤ちゃんうばぐるま 哺乳瓶の中から パノラマセットを 覗いてごらん パノラマの街角で スタァは育む 「若様旅道中」の朝焼け東海道 「白鷲城下町」の真白き天守閣も、みんな (もちろん第七東映撮影所にございます) (どうぞ存分にご賞味下さい) |
霧のステーション・デパート街はビロードで たおれかかってる看板の映画館 フィルムのニュースは 霧のかかっているSCENE 夜行列車の停車時間に 夜毎おきてる事件 駅の地下室に人が消えていくSCENE プラットホームの屋根に登ってごらん 鏡の海峡を機関車が突き進む イケナイヨ!! 鏡の向こうなんて《非道ヒヨ!! 非道ヒヨ!!》 アエナイヨ そんな遠くては 《ステーション・デパートをご案内いたします》 海の底には 水族館 青紫色や赤紫色の揺れる水底 彼等は戦艦 沈みかかってるフィルムの夜を見る セーラー着たまま海のさらわれるSCENE 駅長室ではカーテン隙間で 朝まで改札中 霧の麻酔で記念館の消えかかるSCENE プラットホームの夜を走ってごらん 鏡の海峡で機関車があばれてる 逢イタイヨ!! ころげまわるほど 《入レテヨ!! 入レテヨ!!》 抱キタイヨ!! 空にぬけるほど 《ステーションデパートをご案内いたします》 海の底には海賊船 リオデジャネイロやマダガスカル沖の しかばねや宝箱 思い出してる海の域 いたずら好き達やフィロソフィアの 石ころたちの波の泡 「僕は人を傷つけたり殺したりするのは嫌だ」 「バカを言うな。おまえのおかげで風船男や影男がやられちまった。 早撃ちで勝負だ」 「あれ?これは本物の銀だ。おかげで助かった」 「おれは今までの奴とはちがうぞ」 「くそ」 「絶体絶命だな。これでもくらえ!」 「ここも回転扉だったのか。何とか助かった あれ?体が動かない」 そんな映画を観た帰りに雨と風の強い夜の… | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚・鈴木惣一朗 | | 街はビロードで たおれかかってる看板の映画館 フィルムのニュースは 霧のかかっているSCENE 夜行列車の停車時間に 夜毎おきてる事件 駅の地下室に人が消えていくSCENE プラットホームの屋根に登ってごらん 鏡の海峡を機関車が突き進む イケナイヨ!! 鏡の向こうなんて《非道ヒヨ!! 非道ヒヨ!!》 アエナイヨ そんな遠くては 《ステーション・デパートをご案内いたします》 海の底には 水族館 青紫色や赤紫色の揺れる水底 彼等は戦艦 沈みかかってるフィルムの夜を見る セーラー着たまま海のさらわれるSCENE 駅長室ではカーテン隙間で 朝まで改札中 霧の麻酔で記念館の消えかかるSCENE プラットホームの夜を走ってごらん 鏡の海峡で機関車があばれてる 逢イタイヨ!! ころげまわるほど 《入レテヨ!! 入レテヨ!!》 抱キタイヨ!! 空にぬけるほど 《ステーションデパートをご案内いたします》 海の底には海賊船 リオデジャネイロやマダガスカル沖の しかばねや宝箱 思い出してる海の域 いたずら好き達やフィロソフィアの 石ころたちの波の泡 「僕は人を傷つけたり殺したりするのは嫌だ」 「バカを言うな。おまえのおかげで風船男や影男がやられちまった。 早撃ちで勝負だ」 「あれ?これは本物の銀だ。おかげで助かった」 「おれは今までの奴とはちがうぞ」 「くそ」 「絶体絶命だな。これでもくらえ!」 「ここも回転扉だったのか。何とか助かった あれ?体が動かない」 そんな映画を観た帰りに雨と風の強い夜の… |
ノワールの唇擦りつけられて 飛び跳ねながら RADIOで わめいてる奴の RYTHMに乗せられ 夜を飛びぬけ RAILに噛みつく 車輪の上で ころげるままに 千切れ続けて 車窓から投げた あなたへの歌 凍りつきながら とり残されていく プラットホームだけが 見つめていた 走りだして 空を抱きしめ 千切れる街に 歌った歌 抱きしめて 追いかけて 抱きしめて 置去りにして 口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく コートのエリで 唇かくして 口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく コートのエリで 歌をひそめて 抱きしめて 追いかけて 抱きしめて 置去りにして 走り去って 空を抱きしめ 千切れる街に 歌った歌 口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく コートのエリで 唇かくして 口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく コートのエリで 歌をひそめて | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 擦りつけられて 飛び跳ねながら RADIOで わめいてる奴の RYTHMに乗せられ 夜を飛びぬけ RAILに噛みつく 車輪の上で ころげるままに 千切れ続けて 車窓から投げた あなたへの歌 凍りつきながら とり残されていく プラットホームだけが 見つめていた 走りだして 空を抱きしめ 千切れる街に 歌った歌 抱きしめて 追いかけて 抱きしめて 置去りにして 口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく コートのエリで 唇かくして 口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく コートのエリで 歌をひそめて 抱きしめて 追いかけて 抱きしめて 置去りにして 走り去って 空を抱きしめ 千切れる街に 歌った歌 口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく コートのエリで 唇かくして 口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく コートのエリで 歌をひそめて |
パラレル・イヴニングククククビックに オオオオレマガリ 飛びゆく彼方 飛びゆくアナタ オオオオレマガル イヴイヴイヴイヴニングタイム あなたとわたし 向き合う彼方 鏡 りびんぐるーむの昼下り 宇宙の裏側のひるさがり りびんぐるーむな昼下り 宇宙の裏庭で待ちぼうけ りびんぐるーむを地下さがり 宇宙の裏庭に抜け出して (パラレル・パール パラレル・パーラ) キキキ キエユク アアアナタトワタシ 飛びゆく彼方 とどかぬアナタ キキキキオクノ キキキエユク イヴイヴイヴ イヴニングタイム 彼方とどかぬ とどかぬアナタ りびんぐるーむの昼下り 宇宙の裏窓雨上がり あなたと私とが いれちがうア あなたと彼方(と)が いきちがう りびんぐるーむな昼下り 宇宙の裏庭で待ちぼうけ こがれ ぶせる りびんぐるーむを地下さがり 宇宙の裏庭に出る出口 宇宙の裏庭にぬけだした 宇宙の裏庭でしのびあい 宇宙の裏庭に出発つ日 スリーピング・ウォーキングタイム スリーピング・イヴニングタイム スリーピング・パラレルタイム | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | ククククビックに オオオオレマガリ 飛びゆく彼方 飛びゆくアナタ オオオオレマガル イヴイヴイヴイヴニングタイム あなたとわたし 向き合う彼方 鏡 りびんぐるーむの昼下り 宇宙の裏側のひるさがり りびんぐるーむな昼下り 宇宙の裏庭で待ちぼうけ りびんぐるーむを地下さがり 宇宙の裏庭に抜け出して (パラレル・パール パラレル・パーラ) キキキ キエユク アアアナタトワタシ 飛びゆく彼方 とどかぬアナタ キキキキオクノ キキキエユク イヴイヴイヴ イヴニングタイム 彼方とどかぬ とどかぬアナタ りびんぐるーむの昼下り 宇宙の裏窓雨上がり あなたと私とが いれちがうア あなたと彼方(と)が いきちがう りびんぐるーむな昼下り 宇宙の裏庭で待ちぼうけ こがれ ぶせる りびんぐるーむを地下さがり 宇宙の裏庭に出る出口 宇宙の裏庭にぬけだした 宇宙の裏庭でしのびあい 宇宙の裏庭に出発つ日 スリーピング・ウォーキングタイム スリーピング・イヴニングタイム スリーピング・パラレルタイム |
トリカゴの街今ここにいる自分と 好きな人といた海の 町を見渡していると 急に時間は溶け出し 揺れてる島影 夏が来ると水しぶき 色リボンのムギワラで 海の町に触れていた 海の丘 すべてが見たくて 二人っきりじゃなく すべてが見たくて 丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った 懐かしいからじゃなくて 帰りたいからでもなく そこで僕らが見ていた 今はたそがれゆく場所 もう一度街の影 夕凪ぎに陽は走る 二人だけで耳澄まし 地球の街にさわってた 海の丘 すべてが続いている 二人っきりじゃなく すべてが続いている 丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った もう一度街の影 夕凪ぎに陽は走る 追いかけても逃げていく 夕凪ぎに陽は走る 海の丘 すべてに続いている 二人っきりじゃなく すべてに続いている 丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った 消えていく砂の丘 夕凪ぎに陽は走る 追いかけても逃げていく 夕凪ぎに陽は走る 消えていく砂の丘 夕凪ぎに陽は走る 二人だけで耳澄まし 地球の街にさわってた 海の丘 すべてに続いている 二人っきりじゃなく すべてに続いている 丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚 | | 今ここにいる自分と 好きな人といた海の 町を見渡していると 急に時間は溶け出し 揺れてる島影 夏が来ると水しぶき 色リボンのムギワラで 海の町に触れていた 海の丘 すべてが見たくて 二人っきりじゃなく すべてが見たくて 丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った 懐かしいからじゃなくて 帰りたいからでもなく そこで僕らが見ていた 今はたそがれゆく場所 もう一度街の影 夕凪ぎに陽は走る 二人だけで耳澄まし 地球の街にさわってた 海の丘 すべてが続いている 二人っきりじゃなく すべてが続いている 丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った もう一度街の影 夕凪ぎに陽は走る 追いかけても逃げていく 夕凪ぎに陽は走る 海の丘 すべてに続いている 二人っきりじゃなく すべてに続いている 丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った 消えていく砂の丘 夕凪ぎに陽は走る 追いかけても逃げていく 夕凪ぎに陽は走る 消えていく砂の丘 夕凪ぎに陽は走る 二人だけで耳澄まし 地球の街にさわってた 海の丘 すべてに続いている 二人っきりじゃなく すべてに続いている 丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った |
海底特急ミネルヴァなぜっていたいんだ 泡飛び跳ねる 翼のおうじろは ヴァイオレンスのつるぎ たたきつける 風のめまぐるしきに 泡飛び跳ねる 翼の魚らの オリエンタルな力 僕らを助ける しずみてしづけき うなじをすべって みなこそゆりゆらぎ ゆらぎてゆるぎぬ みなわをあつめて 星空ゆりゆらぎ 海洋特急 海洋特急 ミネルヴァエキスプレスGO! 海底特急 海底特急 ミネルヴァエキスプレスGO! なぜっていたいんだ 泡飛び跳ねる 翼のおうじろは 水の力 僕らの群れをしらせる いえない言葉は きこえない面影 ネ あえないくちびるは いえないくちづけ ネ かためをつむって 右目をまわすよ みなそら宙返り くるりともどして みぎわをまるめて すみれにすみわたり 海洋特急 海洋特急 ミネルヴァエキスプレスGO! 海底特急 海底特急 ミネルヴァエキスプレスGO! かためをつむって 右目をまわすよ みなそら宙返り くるりともどして みぎわをまるめて すみれにすみわたり 海洋特急 海洋特急 ミネルヴァエキスプレスGO! 海底特急 海底特急 ミネルヴァエキスプレスGO! しずみてしづけき うなじをすべって みなこそゆりゆらぎ ゆらぎてゆるぎぬ みなわをあつめて 星空ゆりゆらぎ ミネルヴァとヴィーナス ミネルヴァとヴィーナス みんなワッとはじけあい しずみてしづけき うなじをすべって みなこそゆりゆらぎ | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚・鈴木惣一朗 | | なぜっていたいんだ 泡飛び跳ねる 翼のおうじろは ヴァイオレンスのつるぎ たたきつける 風のめまぐるしきに 泡飛び跳ねる 翼の魚らの オリエンタルな力 僕らを助ける しずみてしづけき うなじをすべって みなこそゆりゆらぎ ゆらぎてゆるぎぬ みなわをあつめて 星空ゆりゆらぎ 海洋特急 海洋特急 ミネルヴァエキスプレスGO! 海底特急 海底特急 ミネルヴァエキスプレスGO! なぜっていたいんだ 泡飛び跳ねる 翼のおうじろは 水の力 僕らの群れをしらせる いえない言葉は きこえない面影 ネ あえないくちびるは いえないくちづけ ネ かためをつむって 右目をまわすよ みなそら宙返り くるりともどして みぎわをまるめて すみれにすみわたり 海洋特急 海洋特急 ミネルヴァエキスプレスGO! 海底特急 海底特急 ミネルヴァエキスプレスGO! かためをつむって 右目をまわすよ みなそら宙返り くるりともどして みぎわをまるめて すみれにすみわたり 海洋特急 海洋特急 ミネルヴァエキスプレスGO! 海底特急 海底特急 ミネルヴァエキスプレスGO! しずみてしづけき うなじをすべって みなこそゆりゆらぎ ゆらぎてゆるぎぬ みなわをあつめて 星空ゆりゆらぎ ミネルヴァとヴィーナス ミネルヴァとヴィーナス みんなワッとはじけあい しずみてしづけき うなじをすべって みなこそゆりゆらぎ |
第七東映アワー「あっ!ねえねえ走ってる。ほら汽車だよ!」 「あっ!あったあそこほら、私たちの学校」 「あっ!みっちゃんちの隣のおふろ屋さんのエントツ!」 「うん。ここからだと何でも見えるね…」 「でももうすぐ引っ越しちゃうんだろう…じゃ、ここからの景色見るのも これがおしまいか…」 「でも汽車に乗ってるだけなんだけどね」 「さあ七色のロマンと虹色のスペクタクル 映画新時代を拓く第七東映、第七東映アワー」 | あがた森魚 | あがた森魚 | あがた森魚・鈴木惣一朗 | | 「あっ!ねえねえ走ってる。ほら汽車だよ!」 「あっ!あったあそこほら、私たちの学校」 「あっ!みっちゃんちの隣のおふろ屋さんのエントツ!」 「うん。ここからだと何でも見えるね…」 「でももうすぐ引っ越しちゃうんだろう…じゃ、ここからの景色見るのも これがおしまいか…」 「でも汽車に乗ってるだけなんだけどね」 「さあ七色のロマンと虹色のスペクタクル 映画新時代を拓く第七東映、第七東映アワー」 |