今日のうた検索結果一覧 - 歌ネット|歌詞検索サービス「歌ネット」

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  • Ms.OOJA
    私のすべての執着が歌に吸い取られていると言っても過言ではない。
    私のすべての執着が歌に吸い取られていると言っても過言ではない。

    Ms.OOJA

    私のすべての執着が歌に吸い取られていると言っても過言ではない。

     メジャーデビュー10周年を迎え、2022年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、2月16日にベストアルバム『10th Anniversary Best ~私たちの主題歌~』をリリース!今作にはこれまでの数々の名曲を、「Single Selections」「Ms.OOJA Selections」「Cover & Collaboration Selections」それぞれのテーマで収録。    さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、デビューから今ここに至るまでの様々な想いと軌跡です。ベストアルバムを作るにあたり、過去の作品たちを聴き直したとき、感じた気持ちとは。そしてこれからの意志とは。是非、今作と併せて、このエッセイを受け取ってください。 コロナ禍で迎えた2021年2月16日のメジャーデビュー10周年、元々計画していたプランは一度白紙になった。先の見えない中で、出来ることをやろうとスタートさせたのは、10月リリースのアルバム『PRESENT』を含む全13ヶ月連続リリース。その締めくくりとなるのが、2022年2月16日の11周年のデビュー日にリリースされる『10th Anniversary Best~私たちの主題歌~』だ。   メジャーデビュー10周年、インタビューなどで「どんな10年でしたか?」との質問に「あっという間でした」と答えることが多くなった。なんてありきたりな答えなのだろうと思うけど、本当に気づいたら10年経っていたのだからしょうがない。もちろん10年の重みはそれなりにあるはあるし、短い年月ではないことも実感している。   デビュー当時の2011年はいわゆる「着うた」の全盛期の頃で、CDが少しずつ下火になる気配を見せながら、一方で「着うた」を含むダウンロードという新しいスタイルが浸透しつつあり、そこからサブスクに移行するまでの、ちょうど移り変わりの時期だったと捉えている。「着うた」系と呼ばれるアーティストがゴロゴロといて盛り上がっていた。   2012年リリースの「Be. . .」などは、まさに「着うた」系の勢いも借りた100万ダウンロードだったと思っている。毎朝レコチョクのランキングを朝5時にチェックして一喜一憂していたのが懐かしい。   デビュー当時、名古屋から通っていた日々から一気に東京での稼働が増え、大きなキャリーバッグを2個抱えてのホテル生活を半年ほどした。ホテルと仕事場と地方の行き来でプライベートな時間などほぼなく、移動中はぐったりと眠りこけていた。   ほどなく上京してからも、仕事と家を行き来するだけの生活は続いた。東京で遊ぶ友達も時間も全然なかったけど、それでもそんな日々は全く苦しくなかった。むしろ音楽以外のことを考えない暮らしが嬉しくてしょうがなかった。   月日が流れるにつれて、気づけば同時期にチャートを賑わせていたアーティストたちが姿を見せなくなっていた。1年・2年でメジャー契約を打ち切られるアーティストもたくさんいた。   未だに見る夢がある。バイトのシフトに入る夢だ。デビュー直前まで百貨店でやっていたアパレル販売員は、やりがいのある仕事だったけど、歌だけで生きていきたいというジレンマを抱えながら働いていた。そのバイトに今の状態で入る夢だ。   「お客さんにMs.OOJAだってバレたら嫌だな?」とか「他の店舗の人はどう思うかな?」とか考える一方で、「先月のバイト代もらったっけ?」とかも考えていて、かなりリアルな心情である。   自分はいつかデビュー前の生活に戻ってしまうのではないか。そんな危機感は潜在的にずっと持ち続けていた。それくらい厳しい世界であるということだ。ただひたすら、目の前のことを一生懸命にやり続けること、それ以外にやれることなんてなかったけど、気づいたら10年という月日が経っていた。   今回のBEST ALBUMを作るにあたって過去の作品たちを聴き直して、がむしゃらだったり不器用だったり、私の歌が、その時をちゃんと表現していて、歌を聴くだけで鼻の奥がツンとなるような感覚があった。照れくさいけど愛おしい。   そして、それ以上にまっすぐに作品に向き合ってきた事実がそこにはあった。いろんな葛藤があったし、迷っていた時期もあったけど、こうして振り返ってみるとすべてがMs.OOJAらしく輝いている。なかなか頑張ったじゃないか!と褒めてあげたい気持ちになった。   大好きだからこそ、そこからこぼれてしまう危機感を常に持ちながら必死に食らいついていく。そんなしつこさを、私は歌に対してだけは懲りずに持ち続けていて、それは歌を始めた17歳の頃から変わらない。私のすべての執着が歌に吸い取られていると言っても過言ではない。それが私の唯一の才能なんじゃないかとここ最近は思っている。   オリジナルもカバーもコラボレーションも、どれをとってもMs.OOJAにとって欠かせない要素であるし、その根底にあるものは「歌うことが好き」というシンプルな思いだ。   そして、その歌を聴いてくれた人が何か感じて、自分の主題歌にして人生を共に歩いてくれる。その人の中で生き続けて、時間と共に薄れていっても、また曲を聴くことでタイムマシンのように蘇る。そんな力が音楽にはあると思うし、その一端を担えることは歌い手としてこれ以上の喜びはない。そのエピソードを、私が知ることはないとしても。もしも知れたとしたら、それは大きなご褒美だ。   10年という月日は、右往左往しながらも、自分らしい歩き方を学ぶものだったと思っている。今やっと、スタート地点に立ったような感覚だ。ここから20周年、30年周年に向けた道は、もっと険しいかもしれないけれど、もっと自由で楽しい道であるだろうと確信している。   その節目の記念として『10th Anniversary Best~私たちの主題歌~』が発売になる。ベスト盤としてはもちろん、一つの作品としてもクオリティーの高い、聴き応えのあるものだと思っている。   これまでもこれからも、共に寄り添って歩いていけるような音楽を届けていける歌手でありたい。そんな決意表明の作品でもある。ぜひこの機会に聴いてみて欲しい。 <Ms.OOJA> ◆10周年記念ベストアルバム 『10th Anniversary Best ~私たちの主題歌~』 2022年02月16日発売 通常盤(3CD) UMCK-1708/10 ¥4,500 (税込)   <収録曲>   DISC-1 【Single Selections】   It's OK Life Cry day... ジレンマ~I'm your side~ Be... My Way 30 ANSWER また恋をすることなど 翼 あなたに会えなくなる日まで You are Beautiful WAY YOU ARE with 小渕健太郎 I Remember You feat. AK-69 鐘が鳴る Who Are You Open door(2022/01/16配信)   DISC-2 【Ms.OOJA Selections】   Baby don't know why Dear I can change Letter 優しい雨 I WILL ORANGE I'm ALIVE Footprint 花 White Letter Be myself WITH 星をこえて 海を見てる はじまりの時   DISC-3 【Cover & Collaboration Selections】   let go First Love Ti Amo 最後の雨(Album ver.) このまま君だけを奪い去りたい Time goes by ら・ら・ら 空と君のあいだに 慟哭 未来予想図Ⅱ 三日月 フライディ・チャイナタウン 真夜中のドア/Stay With Me また君と feat. Ms.OOJA / JAY’ED 愛とは duet with Ms.OOJA / 黒沢 薫 しあわせ feat. Ms.OOJA & SALU / SPICY CHOCOLATE

    2022/02/16

  • Ms.OOJA
    心のドアをひらいていれば、会えない人にもきっと会える。
    心のドアをひらいていれば、会えない人にもきっと会える。

    Ms.OOJA

    心のドアをひらいていれば、会えない人にもきっと会える。

     メジャーデビュー10周年を迎え、2022年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、2月16日にベストアルバム『10th Anniversary Best ~私たちの主題歌~』をリリース!1月16日には先行配信シングルとなる新曲「Open door」をリリースしました。ドラマティックでどこか懐かしさを感じさせるサウンドに、Ms.OOJAの伸びやかでエモーショナルなヴォーカルが印象的な楽曲で、これまでとこれからの決意を感じるメッセージが込められた1曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 Open door 」のお話です。Dr.R Sakaiと麦野優衣とのコライトによって制作され、歌詞ははるか遠い宇宙をさまようような感覚で生まれたという楽曲。あなたにとってのたくさんの愛を、もう会えない誰かを、思い浮かべながらこのエッセイを受け取ってください…! みなさま、こんにちは。Ms.OOJAです。2022年ですね、、、ついに2022年になってしまいました。未来は必ず今になってそして過去になる。そうはわかってはいても、ついに来てしまったか、、、と身が引き締まる思いで2022年を迎えました。   そうです、3月27日(日)、Ms.OOJA初の日本武道館単独公演がついに迫ってきたからです。ゲストも続々と発表になり、具体的にいろんなことが進んで来て、さらに頑張っていこうという気概に満ちた思いであります。   そんな中、1月16日にリリースされたのがMs.OOJA連続配信第12弾の新曲「Open door」です。10周年企画ということで昨年の2月16日から毎月様々な弾を打ち続けて来たMs.OOJAですが、この曲はまさに今、そしてこれからの私を表現した曲になりました。   昨年12月にリリースされた「Who Are You」と同時期に制作をしたんですが、「Who Are You」がコンセプチュアルな楽曲だったのに対して、「Open door」は本能的に書いた曲と言えます。   今作は数々の曲を生み出して来たDr.R Sakaiと麦野優衣とのコライト。制作時、スタジオに入るまでに「こんな曲作りたい!」というイメージをして入る時もあれば、全くノープランでスタートする時もあって、「Open door」は後者でした。   近年の制作は「普遍的である」ということを大切にしています。しかし普遍的と言ってもその感覚は人それぞれ。あくまでも自分の中の普遍性というものを軸にしながら、決してひとりよがりにならない音楽を目指しています。 その軸がピタッと合うこのお二方との制作はいつも楽しく、その能力の高さと音楽に対する情熱に助けられてばかりです。   そんな信頼できる二人との制作だったこともあってか、私の意識はこの時はるか遠い宇宙をさまよっていたような感覚があります(笑)。歌詞を書いていると、思考より先に無意識が言葉を紡ぐことがあって、この時もメロディーが出来上がる前に冒頭の<立ち止まり足元を見れば 曲がりくねった道の上 守れなかったものたちとも どこかでまた会えると>、 <冷たい水の中を泳いで 感覚さえなくしたまま 見つけたぬくもりに生きていく 強さを感じていた>の部分を、宇宙をさまよいながら(笑)、自身のPCに打ち込んでいました。それが酒井さんの作ったトラックと麦野ちゃんが生み出したメロディーにピタリとハマったのです。なにか運命的なものを感じました。   2021年9月に長年一緒に暮らしていた愛猫が天に召されました。私のすべてのような存在でしたから、深い悲しみに暮れ、大人になって初めて声を上げて泣きました。その深い悲しみの底まで落ちたときに、何かあたたかなものに触れた気がしました。   それは今までその子がくれたたくさんの愛でした。姿形はなくても数え切れないほどの場面が私の中で生き続けていました。そして悲しみは幸せだったことの証なのだと気付きました。たくさんの愛が私の人生には満ちていて、まさに消えない歌のように響き続けている。愛猫が残した悲しみはそう優しく教えてくれました。   心のドアをひらいていれば、会えない人にもきっと会える。無意識が紡いだ言葉が私の思考を越えて未来に繋がっていく。その扉の向こうはきっと光で満ち溢れている。   「Open door」一人でも多くの方の心の支えになれたら嬉しいです。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 Open door 」 作詞:Ms.OOJA・Yui Mugino・Ryosuke“Dr.R”Sakai 作曲:Ryosuke“Dr.R”Sakai・Ms.OOJA・Yui Mugino

    2022/01/17

  • Ms.OOJA
    愛することは信じること。布袋さんはそう伝えてくださった。
    愛することは信じること。布袋さんはそう伝えてくださった。

    Ms.OOJA

    愛することは信じること。布袋さんはそう伝えてくださった。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリース!2021年9月16日に最後を飾る楽曲「鐘が鳴る」をリリースしました。同曲は、布袋寅泰の楽曲提供・プロデュースによるミッドバラード。Ms.OOJAが布袋のライブに足を運んだことがきっかけで親交が深まり、Ms.OOJAからの熱烈なオファーで制作が実現!聴く人の心にあたたかな光を灯すような楽曲に仕上がりました。    さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届け。今回はその最終回。綴っていただいたのは、新曲「 鐘が鳴る 」にまつわるお話です。布袋寅泰に曲を依頼するまでの気持ち、コロナ禍で立ち止まって見えてきたもの、今の彼女が歌いたかった想い…。是非、歌詞と併せてエッセイを受け取ってください…! ~歌詞エッセイ最終回:「 鐘が鳴る 」~ Ms.OOJAメジャーデビュー10周年記念企画7ヶ月連続配信の締めくくりは、あの布袋寅泰さんに書き下ろしていただいた「鐘が鳴る」という曲だ。布袋さんといえば、誰しもが知るビッグアーティストであり、数々の伝説や名曲で音楽の歴史を作り上げてきた人だ。そしてデビュー40周年を迎える今もその勢いは留まるところを知らない、永遠のカリスマだ。 2017年12月25日横浜アリーナに初めてライブに伺った、その圧巻のステージはもちろんのこと、ファンのみなさんの一体感に圧倒されたのを覚えている。終盤のバンド紹介の際に、布袋さんに憧れギターを始め、憧れ続けて今や布袋さんの右腕とまで呼ばれるようになったOOJAバンドでもおなじみのギタリスト、アッキーこと黒田晃年氏の紹介をする時に、アッキーを褒め称えたあとで、それでも自分はまだまだ超えられない壁で居続けるから全力で挑んでこい!というようなことをおっしゃっていて、かっこよすぎて体の芯まで痺れたのを覚えている。第一線を走り続け、時代を築き、今なお他の追随を許さない。そんな姿に憧れを抱き追いかけたくなる、男の中の男!そんなふうに思った。 布袋さんに曲を書いてほしい!と思うようになったのは、その翌年の2018年に今井美樹さんのライブを観たのがきっかけだった。美樹さんの伸びやかで包み込むようなボーカルに酔いしれながら聴いた数々の名曲達。その中で「あなたはあなたのままでいい」という新曲を歌われていて、そのメロディーと歌詞のまっすぐな強さと潔さ、今の美樹さんが歌う意味が込められているような気がして本当に感動した。女性の凛とした美しさを引き出す楽曲を作るのは、これぞ男の中の男だと感じた布袋寅泰さんだった。布袋さんのプロデュース能力の凄まじさをひしひしと感じた瞬間だった。 2020年新型コロナウィルスの蔓延により、世界中がストップした。当たり前のように流れていた時間が止まった。自分だけではない、日本だけではない、世界中が同じ事態に見舞われたのだ。かつてない経験に私自身ももちろん多いに戸惑った。でも戸惑いながらも立ち止まることで見えてきたものがあった人は、少なくないのではないだろうか。 今まで何かに急かされるように働き、競うように何かを生み出し、競うようにそれを消費し。それはいつのまにか自分自身すらも消費し、すり減らし続けていたことに気づいた。一体何が大切で何が要らないものなのか、そんな心の整理も出来ないまま、ひたすら走り続けてきた。自分の頭で考えるより流れに身を任せる方が楽だったのかもしれない。 突如として訪れたストップモーションのような時間。別の時空に入り込んだような不思議な感覚だった。1日中自宅で待機する、たまに昼間に散歩をする、軒先でテイクアウトのご飯や野菜を売っている店がある、夜になれば早々に店が閉まり街から明かりが消える、逆に各々の家に明かりが灯る、映画で観た『ALWAYS 三丁目の夕日』のようだった。みんなが同じように不便で、ある意味で平等な社会だった。でもそこには人と会えないという不思議な隔たりがあった。 人と会えないということが、いかに人と会うことが大切だったかを教えてくれた。配信ライブをやったり、観たりして、そこでの満足感はもちろんあるけれど、100回配信しても1回の会うには敵わないということを知った。 医療従事者の方々にとっては怒涛の凄惨な世界だろう、命がけで従事してくれているみなさんには感謝の気持ちしか無い。感染してしまうのは悪いことではないけれど、出来るだけ感染はしたくない。そしていつ感染してしまうかと怯えながら暮らす日々にも疲れていく。身動きの取れない状態で、「あの頃にはきっと」と信じた未来がなんの変化もない今になり、そして過去になる。状況が長引けば長引くほど不安が心を支配していった。 そんな時、布袋さんに曲を書いていただけることになり、リモートでロンドンと繋いでお話をさせていただいた。あんな曲やこんな曲、ずっと妄想してきたことがついに実現する。「どんな曲が良いですか?」との布袋さんからの問いに、緊張の中すぐに出たのは「愛を歌いたいです。」という言葉だった。 数日後、布袋さんから送られてきたデモには、メロディーとサビにだけ仮の歌詞が添えられていた。シンプルだけどとても強いメロディーとサビのメッセージ。聴いた瞬間に心を掴まれた。 すぐに自宅で仮歌を録ってお戻しした。私の声で聴くそのメロディーはすでに強さを増していた。それからメールでのやりとりをして曲が完成していく度に、見たこともない素直な私がキラキラと輝いているように歌が響いた。オートクチュールとはその人にぴったりとサイズを合わせて作るだけではなく、その本人すらも知らない本質的な魅力を引き出すためにあるものなのだと知った。 レコーディングを経て、最終調整のトラックダウンの作業で布袋さんに再会した。スタジオで完成した曲を聴いた時、思わず涙がこぼれた。確認のためにもう1度聴いた、もう1度涙がこぼれた。自分の歌で涙することなんて一生に何度もあることじゃない。 今、私が1番ほしくて1番届けたい言葉とメロディーがそこにはあった。愛することは信じること。布袋さんはそう伝えてくださった。とても難しいからこそ大切なこと。シンプルだからこそ強い。そして私が歌うから意味がある。そんな大名曲をいただいた。 大切なことはなにか、愛とはなにか、立ち止まるこの世界に希望の鐘のように、この歌が響き渡り、愛する人達を守る光になると信じている。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 鐘が鳴る 」 作詞:Tomoyasu Hotei 作曲:Tomoyasu Hotei

    2021/09/16

  • Ms.OOJA
    二人が口をそろえてCity popを歌うことを勧めてきたのだ。
    二人が口をそろえてCity popを歌うことを勧めてきたのだ。

    Ms.OOJA

    二人が口をそろえてCity popを歌うことを勧めてきたのだ。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリース!2021年8月16日に第6弾となる新曲「Cold Kiss」をリリースしました。世界中で大ヒット中のJapanese City Pop Movementの流れと歌謡テイストをリンクさせたミッドチューン。真夏の夜を彩る甘く艶のある大人の1曲に仕上がった今作は、これまで数々の楽曲でタッグを組んできたJiNと、気鋭の作・編曲家の川嶋フトシとMs.OOJAとで制作されました。    さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届け。今回はその第7弾。綴っていただいたのは、新曲「 Cold Kiss 」にまつわるお話です。100曲近くの楽曲をカバーしてきた彼女だからこそ、生み出すことができたこの曲。Ms.OOJA流の“City Pop”を、エッセイと併せてじっくりとお楽しみください…! ~歌詞エッセイ:「 Cold Kiss 」~ 今回のコラムは7ヶ月連続配信第6弾「Cold Kiss」。ついに7ヶ月連続配信も6弾まで来て、このコラムも今回と残すところあと1回となりました。 「Cold Kiss」はシティポップをテーマにJiNとのコライトで出来上がった楽曲。JiNとはデビューの頃から一緒に制作をしていて、数々のオリジナルはもちろん。カバーのアレンジでも大変お世話になっている。JiNは、R&BやHIPHOPはもちろん、王道のPOPSやラテンや歌謡曲テイストなメロディーラインも得意とし、国内外問わず数々のヒット曲も手がけているプロデューサーだ。 数年前に韓国料理を食べながら、「いつか歌謡曲のカバーアルバムを出したいからJiNちゃんアレンジしてなー」という話しの流れから、JiNにもアレンジ参加してもらった昨年「流しのOOJA~VINTAGE SONG COVERS~」のリリースに至っていたりもする。その中に収録された松原みきさんの「真夜中のドア/Stay With Me」が今世界的にリバイバルヒットしていることは知っている方も多いと思うが、これは本当に偶然のタイミングだった。 2015年にNHKの歌謡番組『新BS日本の歌』に初出演した時に、プロデューサーからリクエストされた楽曲が「真夜中のドア/Stay With Me」だった。その時、あまりのかっこよさに衝撃を受けたことを覚えている。そこから歌謡曲、歌謡ポップスというジャンルに興味を持つようになった。 デビュー前からカバーというものをライフスタイルにしてきて、かれこれ100曲近くの楽曲をカバーしてきた。正直、サブスクのランキングなどを見てもわかるように、オリジナルよりもカバーが上位にいる割合が圧倒的に高い。昔はそのことにやきもきしたり、「カバー聴いてます!!」というファンの声に素直に喜べない部分もあった。でも本来、私はカバーが大好きだ。 そして原曲に対するリスペクトはもちろんありながらも、カバーでもオリジナルでもMs.OOJAが歌うということには変わりなく、数ある曲の中からMs.OOJAを選んで聴いてもらえている事実を誇らしく感じている。カバーが導入となりファンになってくれた人もたくさんいる。私にとってカバーもオリジナルも同じくらい大切なものと今ならはっきり言える。 カバーの良さは、リスナーの間口を広げてくれるだけではなく、シンガーとしての経験値を一気にあげてくれるところだ。これはレコーディングをすることで初めて得られる体験かもしれないと思っている。レコーディングをする上では、それこそオリジナルもカバーも関係なくなるからだ。歌手として、ただの1曲と丸裸で向き合って、共同作業をしていく感覚は変わらない。 しかしそこにあるのは、まだ誰にも知られていない新曲ではなく、多くの人に愛され歌い継がれてきた名曲なのだ。あの有名歌手もこの過程を経たのかと、つまり名曲が生まれる瞬間を追体験出来ると言っても良いのかもしれない。 名曲を歌える喜びと、それを歌い継いでいく責任感。それは歌手としてたくさんのことを学ばせてくれている。だから私はこれからもたくさんの名曲をカバーしたいし、それを超えるオリジナルも作っていきたいと、カバーに対する闘志も燃やしている。 そんな中、生まれたのがこの「Cold Kiss」だ。まさに「真夜中のドア/Stay With Me」から感銘を受け、City popをMs.OOJAなりに落とし込んで表現したいと制作していった1曲。うねるようなベースラインと爽快なブラスが、アーバンでトレンディな雰囲気を醸し出しているし、アンニュイみのあるボーカルと歌詞も我ながらとても気に入っている。 この曲はストックではなく、いわゆる書き下ろしだ。まさに今!という感じで作り上げた。素晴らしいアレンジをしてくれたJiNとFutoshi Kawashimaに大きな感謝だ。早くライブで歌いたくてしょうがない。 そういえばこの曲を作りながら思い出したことがある。2019年のSHINE TOURを終え、東京公演を観に来てくれた、10代からの旧友であるHOMEMADE家族のKUROとシンガーソングライターのルンヒャンとご飯を食べていた時のこと。 二人が口をそろえてCity popを歌うことを勧めてきたのだ。ステージを見ていてそれを感じたそうだ。OOJAには絶対合う!ヒットする!と言われて正直、当時はぴんと来なかったのだけど、なんとも自然な流れでCity popを歌うことになって、まるで予言のような言葉に驚いている。 「Cold Kiss」がヒットすれば更に予言は大当たりになるわけで、そうなることを強く願っている。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 Cold Kiss 」 作詞:Ms.OOJA・JiN 作曲:JiN・Ms.OOJA

    2021/08/16

  • Ms.OOJA
    「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。
    「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。

    Ms.OOJA

    「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリース!2021年7月16日に第5弾となる新曲「あなたが決めた今日なら」をリリースしました。Ms.OOJAの代表曲「 Be... 」を共作したプロデューサー・her0ismと再びタッグを組んだ1曲。疾走感あふれるトラックに、背中を強く押してくれるようなポジティブなメッセージを詰め込んだ、爽快なサマーアンセムとなっております。  さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届け。今回はその第6弾。綴っていただいたのは、新曲「 あなたが決めた今日なら 」に通ずるお話です。今作で再びタッグを組んだher0ismと、初めて会ったLAでの体験を明かしてくださいました。そのときに湧き上がってきた、とある感情とは…? 今の自分が不甲斐なくて情けないと感じているあなたへ。是非、歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第6弾:「 あなたが決めた今日なら 」~ Ms.OOJA7ヶ月連続リリース第五弾「あなたが決めた今日なら」。この曲はLA在住の音楽プロデューサー・her0ism(ヒロイズム)との*Co-Write(コライト)だ。彼のオハコでもある天才的にキャッチーなメロディーラインと前向きだけど少し辛辣な歌詞。連続配信の中では初のアップテンポの応援ソングだ。 *Co-Write(コライト)=共同で曲作りをする her0ismといえば私の代表曲「 Be... 」の作曲家でもある。2012年にリリースされた「Be...」だが、作曲家である彼には一切会わずに制作したため、初めて彼にあったのは2017年のLAだった。 その時はDr.Rこと酒井さんとLAのクリエイターたちとのコライト合宿で訪れていたのだが、偶然にも隣のスタジオに彼が居て、そこで「初めまして」となった。ツイッターのアイコンでしか彼を知らなかったので、サングラスを掛けたトッポイ感じの人なのかと思ったら、とても優しく親しみやすい人物で安心したのを憶えている。しかも同い年だった。 コライトで訪れていた初のLAで、毎日スタジオに籠もって制作をしていたのだが、一つやりたいことがあった。それはライブをやること。 her0ismと初対面した夜、バーバンクの小さなライブハウスで歌えることになった。ハウスバンドのギターとドラムと簡易的なリハーサルをして(そのギターがとんでもなくやる気がなかったw)、しなびたポテトとビールを飲みながら本番を待った。そこにはher0ismと、もう一人の「Be...」の作曲者・アレックス(Alex Geringas)も駆けつけてくれた。 坂本九の「上を向いて歩こう(sukiyaki)」とアリシア・キーズの「If I ain't got you」と「Be...」を歌ったのだが、洋楽のアリシアを歌ったときには少し反応があったけど、SUKIYAKIならまだしも、アメリカ人にしてみたら全く聴いたことこのない日本語の曲を突然歌いだしたアジア人に、まばらにいたお客さんは終始クールな反応だった(しかも私は終始に日本語で喋っていた)。 小さな箱の小さなステージ、音響も照明も万全ではないし、なんせバンドのギターはずっとやる気がない(笑)。そして誰も私を知らない。そんな圧倒的アウェイな状況で私は意気消沈するどころか大興奮していた。歌いながら自分の中にどんどんとある感情が湧き上がって来ていることに気づいたのだ。それは17歳の時に初めてステージで歌った時の感覚に酷似していた。 「こっちを見ろ!」「歌を聴け!」「振り向かせてやる!」クラブで歌っていたころの私は、毎回挑むような気持ちでステージに立っていた。 クラブという場所に集まる人達にはさまざまな目的がある。踊りに来る人、酒を飲む人、ナンパ目的の人、目当てのアーティストのパフォーマンスを楽しむ人、人が多く集まるイベントもあれば、そうじゃない場合もある。歌う環境だって劣悪で、いわゆる転がしモニターと言われる、ステージに立つ人専用のスピーカーなんてものは無いのがほとんど。PAだってリハーサルの時と人が変わっていたりして、なんのためのリハーサルなんだ?と思うことも多々あった。 歌っている自分の声は、ほとんど聴こえない状態で歌うしかない。しかもホコリとタバコの煙と酒の匂いが蔓延する中で。そんな環境が当たり前にあって、いかにそこでステージに目を向けさせるか、歌を聴かせるか、名もなき駆け出しのシンガーには大きな課題となってくる。試行錯誤をして場数を踏んでいくしかない。悔しい思いも理不尽な経験もした。自分の不甲斐なさに情けなくなったこともたくさんあった。そんな私のモチベーションになっていたのが反骨心だ。この反骨心が私を燃えさせ、そして楽しませていた。 その反骨心は火種を絶やしていなかった。2017年のLAでまたメラメラと生き返ったのだ。そして目線の先には代表作を手がけてくれた作曲家二人がまっすぐにステージを見て「Be...」を聴いてくれている。まるであの頃、私のファンだと言って支えてくれた親友たちのように。たった一人に届けること、対観客ではなく対一人一人に。歌うことの楽しさ難しさを改めて感じることが出来、初心に帰ることが出来た。そんな貴重な体験だった。 その出会いから時を経て生まれた楽曲が、また時を経てみなさんのもとに届く。今は容赦なく過去になっていく。過去は変えられないと思うかもしれないが、過去は未来でその意味を変えることが出来る。例えば、クラブ時代にはその劣悪な環境で歌うことをマイナスだと思っていたけども、今こうして大きな声量とたくさん歌っても壊れない強い喉を手に入れたのは、当時のお陰だと言えるからプラスと言える。 今をどう生きるかでプラスにもマイナスにも過去を変える事ができる。これは私の大好きな作家さんの著書の中に出てくる概念だが、私の基軸となっている考え方だ。「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。今起こっていることの答えなんて、今理解出来なくても良い。いつか振り返った時に「そうだったのか」と思えればいい。しかもその答えは自分の歩く道次第でいくらでも姿を変えていくのだ。 そう、全ては自分次第、そして「あなたが決めた今日なら」人生はもっと楽しくハッピーなものに変えていけるのだと思う。私達の未来は希望だらけだ。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 あなたが決めた今日なら 」 作詞:Ms.OOJA・her0ism 作曲:her0ism・Ms.OOJA

    2021/07/16

  • Ms.OOJA
    家族ってすごいなあ。家族って素晴らしい。
    家族ってすごいなあ。家族って素晴らしい。

    Ms.OOJA

    家族ってすごいなあ。家族って素晴らしい。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリース!2021年6月16日に第4弾となる新曲「Sweet Home」をリリースしました。同曲は“アサヒグローバルホーム”CMソングとして書き下ろされた1曲。変わらないあたたかな愛の溢れる場所を、いとしく想う気持ちを紡いだ、Ms.OOJAらしい癒しに満ちたミッドナンバーとなっております。    さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届け。今回はその第5弾。綴っていただいたのは、新曲「 Sweet Home 」のテーマに通ずる“家族”のお話です。Ms.OOJAの幼少期、弟妹のこと、母のこと、父のこと、忘れられない記憶、今、実感している想いを明かしてくださいました。あなたにとって家族とはどんな存在ですか? 是非、歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第5弾:「 Sweet Home 」~ Ms.OOJAデビュー10周年記念企画第四弾は、地元四日市の住宅メーカー『アサヒグローバルホーム』のCMソングとして書き下ろした「Sweet Home」だ。このアサヒグローバルという会社はCMソングと共に昔からよく知っていた。「夢のお家をたてるなら~」というフレーズは東海エリアに住む人ならみんな歌えるんじゃないかと思う。 そんなおなじみソングをしっとりと歌い上げたCMには、なんと私Ms.OOJAがイメージキャラクターとして出演までさせていただいている。そのタイアップバージョンとして6月から「Sweet Home」が使用されたCMが放映されている。この曲は「家族」をテーマに盟友ルンヒャンと共に作った。今回は家族について書いていこうと思う。 記憶にはないが、幼少期の私はとにかくわがままで、世界が自分中心に回っていないと気が済まない子供だったらしい。すべてのものを自分のものだと言い張り、小児科の待合室のTVで大好きなNHKの子供番組ニコニコプンがやっていると、他の子供たちに「これは私のだ!見るな!」という意図の奇声を発していたらしい。そんな子供本当に嫌だ(笑)。 そして少し大きくなって家族で出かける時、2つ下の弟と車の後部座席に常にひっくり返って座っていたので、バックミラーにはいつも二人の足しか映らなかったらしい。その頃の弟との写真を見ると、なぜか毎回お互いの片足を持った謎のポーズのものばかり出てくる。母からは「猿子」と呼ばれていた。猿のように落ち着きが無かったらしい。 その後、妹、弟が生まれ4人きょうだいになるにつれ、食べ物の争奪戦ばかりしていて掴み合い罵り合い本当に騒がしかった。小学生の時の休み時間には、一輪車に乗ったり、放課後には女子サッカー部でキーパーをしたり、かなり活発な方だったと思う。 母は常に面白いことばかり考えている人で、幼少から培われたであろう卓越されたその笑いのセンスで家中が笑いに満ちていた。そして極度の方向音痴でかれこれ40年ほど住んでいる町内で未だに迷子になったりするすごく天然の可愛い人でもある。 父は過去に柔道をやっていて、任侠ものやシュワルツェネッガー、スティーブン・セガールのハードアクション映画が大好きな昔気質の男!という感じの人。『ターミネーター』や『プレデター』に関しては買ったほうが安いのでは?と思うくらいレンタルして何度も観ていた記憶がある。荒っぽくて不器用だけど実は照れ屋で優しい、そんな人だと思う。 両親とのことですごく記憶に残っている出来事が2つある。ひとつは、小学1年生のある日私が泣きながら「学校に行きたくない」と両親に告げた時のこと。一緒に集団登校をする上級生に意地悪をされて辛かったのだ。両親はびっくりした顔をしていたけど、真剣に話を聞いてくれて、その上級生の家に電話をして話をしてくれた。すぐにその子と母親が家まで謝りにきてくれて、それを期にその子とは仲良くなることが出来た。 もう一つは、高校を卒業した後で働いた場所がいわゆるブラック企業的なところで、本当に辛くて精神的に参っていた時のこと。小学1年生の時のように泣きながら「仕事に行きたくない」と両親に告白した。その時も両親はあの頃のように真剣に話を聞いてくれて「そんな会社行く必要はない」と言ってくれてすごく楽になれた。 日々の出来事を何もかも話すような関係でもないけれど、親というものはいつだって全力の味方で、いざという時、温かく抱きしめてくれる大きな存在なのだと心に刻まれている。 思えば、学生時に「勉強をしろ」と一度も言われたことがない。それは私が中学まではどちらかといえば勉強好きで、自分からやる秀才タイプだったからかもしれない。でも、高校受験で燃え尽きてそれ以降勉強についていけなくなり赤点ばかりだった時にも、何も言われなかった。 そして将来歌手になりたいと言っても反対されることはなかった。クラブという未知の場所で歌を歌うことも、良くは思ってなかったかもしれないが、静かに見守っていてくれた。そしてついにメジャーデビューが決まった時、本当に心から喜んでくれた。無責任に放り投げてるわけではなく、ずっと信頼してくれていたんだと、今なら思える。 そんな当たり前に味方でいてくれる家族。自分も歳を重ねて行くに連れて、当たり前ではないことに気づく。30代の後半に差し掛かり、当然親も同じように歳を取った。まだはっきりとは見えないけどいつか必ずくる「その日」が目の端に見え隠れしてくる。 兄弟の中で唯一、数年前に妹が結婚し結婚式をしてくれて、男の子を産んでくれた。両親にとっての初孫、私や兄弟にとっての初甥っ子。本当に目の中に入れても良いくらいに可愛い。それまで実家に帰るのは1年に1回のお正月くらいだったのが、いっきに月イチになった。甥っ子を中心にまた家族が集まる機会が増えて、家の中が明るくなった。 そんな風に甥っ子の成長を嬉しく思い、何が何でも幸せになってほしい、この子のためなら何でも出来ると思う瞬間(もちろん甥っ子の両親である妹夫婦は自分以上に感じてると思うけれど)、自分にもこんな時期があったんだなと思い返す。そしてどれだけ愛されて来たんだろうと思うと同時にこれまでのたくさんの過ちを思い、どんなに心配をかけ悲しませたんだろうと思いを馳せた。 私は結婚もしていなければ子供もいない。子供の頃は大人になれば当たり前に結婚して家族を作るのだろうと思っていたが、それのなんと困難なことだろう(笑)。だからこれまで家族を継続し、四人の子供を育て上げてきた両親に感謝と尊敬の気持ちでいっぱいだ。 世の中どんどん多様化していて、さまざまな生き方がある。私の人生に結婚や出産を経験する日が出来れば来て欲しいとは思うが、正直なくても幸せに生きていけるとは思っている。それでも家族というものの面白さ楽しさ、時には投げ出したくらい難解で困難な愛おしさに、私はずっと憧れ続けて行くのだろうと思う。 今回「Sweet Home」のMVで使用する大切な家族写真をファンのみなさまからたくさん送っていただいた。MVの構成上すべての写真を使うことは出来なかったのだけど、厳選する上でもすべてを見させて頂いた。様々な家族の形、それぞれの物語を覗き見させてもらったような気分で、懐かしさと愛おしさでいっぱいになり泣けてきた。 家族写真ってどうして泣けて来るんだろう?と考えた時に、それは奇跡だからだと気づいた。とてもかけがえのない簡単じゃない奇跡の重なりが、そこに映し出されているからなんだと。家族ってすごいなあ。家族って素晴らしい。この「Sweet Home」を聴いて家族がもっと楽しくなることを願っている。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 Sweet Home 」 作詞:Ms.OOJA・RUNG HYANG 作曲:RUNG HYANG・Ms.OOJA

    2021/06/16

  • Ms.OOJA
    AK-69はスターではなく太陽だった。
    AK-69はスターではなく太陽だった。

    Ms.OOJA

    AK-69はスターではなく太陽だった。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリース!2021年5月16日に第3弾となる新曲「I Remember You feat. AK-69」をリリースしました。地元東海の盟友・AK-69がfeaturing参加。それぞれの夢への旅路の途中でいつかの仲間を想う気持ちを歌った、優しくも力強いハートフルなメッセージソングに仕上がっております。    さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届けいたします。今回はその第4弾。綴っていただいたのは、新曲「I Remember You feat. AK-69」のお話です。Ms.OOJAが歌手を志した17歳の頃まで遡り、そこからAK-69と出会い、今作「 I Remember You feat. AK-69 」でのコラボにたどり着くまでの軌跡を明かしてくださいました。是非、夢を追い続けてきた二人ならではの楽曲と併せて、このエッセイもお楽しみください。 ~歌詞エッセイ第4弾:「 I Remember You feat. AK-69 」~ Ms.OOJA10周年記念企画7ヶ月連続リリース第三弾は「I Remember You feat. AK-69」。 AK-69といえば、日本を代表するHIPHOP KINGだ。昔から第一線を走り続けその道を切り開いてきたパイオニアでもあり、その勢いは今なおとどまるところを知らない。 そんなAK-69とMs.OOJA。デビューしてから私を知ってくれた方の中には、どうして?? と思う人もいるかと思う。でも実はMs.OOJAのメジャーデビューにも関わってくる、とてもとても深い関わりがある。 私が歌手を志したのは17歳のころだった。当時、四日市の中部近鉄百貨店の閉店後のショーウィンドウで、HIPHOPダンスをストリートで教えてくれる気前の良いお兄さんがいた。そこに通いだしてから、HIPHOPやR&Bといった洋楽に触れ、なんてかっこいいんだ!と、衝撃を受けた。私もなんとかカッコよく踊りたかったのだけど、どうやらダンスは向いていないらしいと早めの段階で気づき、得意だった歌を歌いたいとアピールしていたら、ダンスイベントの合間で歌わせてもらえることになった。 名古屋の新栄にある、小さなクラブの小さなステージで2~3曲歌ったと記憶している。自分にとっては新しい世界の扉を開いた心躍る体験だった。そこからダンスイベントやいろんなイベントに出演し、フライヤーに自分の名前とアー写が載ると本当に嬉しかったのを覚えている。もちろんギャラなんか発生しないし、交通費や様々な費用は自腹だ。それでも、ステージで歌える!というだけで幸せだった。 それからしばらく地元・三重を中心に活動をしていたが、20代前半のころ名古屋で活動していたラッパーのEL LATINO(エルラティーノ)のアルバムに参加することになった。そこで気に入ってもらい、いろんなライブにも出演し、ユニットで活動するようになり、拠点を名古屋に移す。 そして出会ったのがAK-69だ。同じイベントに何度も出演したけど、当時から爆発的な人気を誇っていた彼はクラブのスターだった。 フロアに人が押し寄せ、ライターの火がつかなくなる酸欠状態のようなステージをいつも袖からみていた。クラブのスターだった彼は、そのフィールドを自らどんどん広げていき、Zepp Nagoyaでのワンマン、そしてガイシホール(1万人規模のアリーナ)でのワンマン、武道館2DAYS、など常に自身の記録を塗り替えていった。 そんな姿をいつも客席から観ていた私は、その凄さに感動しながら、いつか私も....負けない!!と静かに闘志を燃やし続けていた。今思えば、そんな刺激になる人が近くにいてくれたことは本当に幸運なことだったのだと思う(このコラムの 「FLY」編 で書いた芸森で制作をしていたアーティストというのもAKさんだ)そしてもう一つ、私にとって最大の幸運な出来事あった。 当時、AK-69といえばインディペンデントキングでもあった、メジャーレーベルと契約せずにそれ同等の、いやそれ以上の影響力を持っていた。そんな存在をメジャーレーベルが放っておくわけもなく、私が26か27歳の時だったと思う、たまたま名古屋のクラブにAK-69を視察に来ていたユニバーサルシグマのスタッフが、同じステージで歌っていた私を見つけて声をかけてくれた。 朝方の明るくなって清掃が始まったクラブで、フラフラに酔っ払いながら(おそらくそのスタッフもフラフラに酔っていたはずw) 名刺受け取ったのを覚えている。当時、業界の大人たちをまったく信用していなかった私は、どうせ冷やかしだろうと思って期待してなかった。だが、その約一年後に私はユニバーサルシグマからメジャーデビューすることになった。当時28歳。半ば諦めかけていたメジャーデビューという夢を実現出来たきっかけにAK-69がいる。 それからしばらくMs.OOJAの活動としてクラブという場所が遠ざかっていくと共に、彼との距離も離れていった。それでもSNSなどのメディアでその活躍ぶりは目にしていたし、どんな時もぶれずに自分のスタイルを貫くその姿は常に刺激をくれた。いつか共演したい、という思いはずっとあったが、KINGをお迎えするには付け焼き刃の覚悟では失礼にあたる。10周年を迎え武道館公演も決まった今だからこそ、満を持して共演のお願いを出来る自分になったという自負がある。 制作は、このコラムでもおなじみDr.Rこと酒井さんのスタジオで行った。曲調は2000年代初頭によくクラブで聞いたような懐かしい曲をリファレンスにし、歌詞は夢を追い続ける中での心の支えとなった人との出会い、そして別れ、故郷に馳せる思い。いろんなことを乗り越えて今なお夢を追い続けている二人だからこそ出来るテーマにした。私の歌詞にも、AKさんのラップにもそんな思いがふんだんに込められている。手前味噌だが本当に良い曲が出来たと思うのでぜひたくさんの方に聴いてほしい。 今回の共演で発見したのは、AK-69はスターではなく太陽だったということ。道を切り開き走り続けるのは、そう簡単なことではない。いろんな葛藤も障害もあっただろう。それでも、自分の信じた道を突き進んでいく。そんな太陽のようなすさまじいエネルギーを彼は自家発電している。だからこそ多くの人が魅了され続けて来たんだろう。またすごい刺激をもらってしまった。私にとって初心に戻ることと、10年やってきたことが一つになる、そんな共演が実現した。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 I Remember You feat. AK-69 」 作詞:Ms.OOJA・AK-69・Ryosuke“Dr.R”Sakai 作曲:Ryosuke“Dr.R”Sakai・Ms.OOJA・AK-69

    2021/05/17

  • Ms.OOJA
    歌詞は絶対に<星降る夜に迎えに行こう>にしようと決めた。
    歌詞は絶対に<星降る夜に迎えに行こう>にしようと決めた。

    Ms.OOJA

    歌詞は絶対に<星降る夜に迎えに行こう>にしようと決めた。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリース!2021年4月16日に第2弾「星降る夜に」をリリースしました。同曲は、プロデューサー・Ryosuke"Dr.R"Sakaiに加え、シンガーソングライター・麦野優衣とのコライト作品。Ms.OOJAの包み込むようなヴォーカルが癒しを与えてくれるミッドナンバーとなっております。  さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届けいたします。今回はその第3弾。綴っていただいたのは、新曲「 星降る夜に 」のお話です。第1弾、第2弾にも登場した“芸森スタジオ”で生まれたというこの曲。歌詞や歌声、サウンドにも大きく影響している芸森の冬の魅力とは…。是非、その景色や温度も想像しながら、楽曲をお楽しみください。 ~歌詞エッセイ第3弾:「 星降る夜に 」~ Ms.OOJAデビュー10周年記念企画7ヶ月連続配信。10周年と共に来年の3月27日の初の武道館 単独公演を向けて盛り上げていく企画。第二弾が4月16日リリースの「星降る夜に」だ。Uta-Netさんのうたコラムも本来、この7ヶ月連続配信にそって、3月16日にリリースの「FLY」から始まる予定だった。でも、私が勢い余って2月16日リリースの「はじまりの時」のコラムを書いてしまったので、いろいろ調整してもらって、そこから始まっている。 同じ16日リリースなんだから「はじまりの時」から数えて8ヶ月連続リリースでいいじゃないか、とお思いでしょうが(私も思っている)、この7ヶ月連続というところが味噌。ほんのりお知らせしている、7枚揃えた時のジャケ写の仕組みとその先の動きにも関わってくるのでそうなっていて。とにかく2021年は9月まで毎月16日新曲を出すということをやっていくので、何卒よろしくお願いしたい。 ということで「星降る夜に」だ。すでに度々登場している芸森スタジオ。この曲もそこで生まれた曲だ。気づけばこのコラム、芸森の話ばかりになっているけど、そんな機会もなかなかないし、曲作りに欠かせない要素だし、せっかくなので書かせてもらう。 夏にいくことのが多い芸森スタジオ。実は制作の間のお楽しみがあって、それはBBQだ。BBQをやるために夏の制作合宿をしている、と言っても過言ではないくらい、芸森のBBQは最高だ。 暑すぎない過ごしやすい気候の中、テラスでまる1日を完全にオフにして楽しむ。普通に肉を焼きビールを飲み、ハンモックに揺られているだけでも天国のように最高なのだけど、 ここ近年は札幌通いの中で仲良くなった一流料理人たちが持ち寄ってくれる品々のおかげでとんでもないことになっていた。 一昨年などは、ミシュラン2つ星の寿司職人による寿司、札幌でも屈指の焼き鳥、フレンチシェフが石窯で焼くピザ、行列が出来る店のラーメン、バーテンダーの作る本格フルーツカクテルなど、到底BBQのレベルではない料理が振る舞われ、しまいにはテントを張って、そこでスチームサウナをして整えるという、ちょっとしたフェス状態になっていた。さすがにそこまでのBBQはもう出来ないかもしれないとは思うが、そんなオフがあるから頑張って制作に挑める。 そんな夏とは対照的に、冬の芸森には冬ならではの良さがある。シンシンと降り積もる雪が、すべての音を吸収してしまうような静けさの贅沢。車寄せに大きなもみの木があって、雪化粧をしたその幻想的な風景は、なんだかおとぎの世界に迷い込んだような気持ちになる。 2020年12月、1年半ぶりに芸森合宿に挑んだ。コロナ禍の打撃はスタジオにも及んでいた。経営難から閉鎖を余儀なくされる寸前、最後のあがきで行ったクラウドファンディングによって奇跡の復活劇を見せた。ここがなくなって困るのは私なので、もちろん微力ながら参加させてもらったし、ラジオやSNSで知ったファンのみんなが協力してくれて、本当に嬉しかった。 メンバーはおなじみDr.Rこと酒井さんと、初登場のシンガーソングライターの麦野優衣さん。麦野ちゃんはソングライターとして数々の名曲を生み出しているだけでなく、ビルボードツアーではコーラスで参加してくれた素晴らしい才能を持つシンガーさんだ。新しい化学反応を楽しみにしつつ、そんなメンバーで曲作りを行った。 合間にはクリスマス前ということもあって、ボスの高瀬さんと食堂のツリーの飾り付けをしたり、暖炉で焼き芋を焼いたり。なんだかとても冬らしいことをして楽しんだ。そんな雰囲気も手伝ってか、全体的にエバーグリーンな優しく幸せな雰囲気の曲がたくさん生まれた合宿だった。 今回は同年8月にリリースしたカバーアルバム『流しのOOJA』の影響もあって、懐かしく普遍的なメロディーの曲が作りたいと思っていた。サビの頭のメロディーを作りながら、歌詞は絶対に<星降る夜に迎えに行こう>にしようと決めた。降りてきた!芸森の冬の澄み切った空気にきらめく星たちがぴたっと当てはまった。オールディーズな雰囲気で、星降る夜にトレンチコートにスカーフを巻いてクラッシックカーを運転してるような、そんな70年代の映画をイメージしながら曲を作っていった。 実は今回のボーカルは芸森の制作時に録音したものだ。MVにもその時の様子が登場するが、 制作時に録るボーカルというのは、その時にしかパッケージできないものがある。空気感だったりテンションだったり。都内のスタジオできれいにレコーディングをし直したものより、勢いで録ったプリプロの方が良いということが多々ある。そんなこともあっていつもレコーディングで使っているマイクを持って行ったのが大正解だった。芸森の冬の優しい空気がそのままボーカルに含まれていると思う。 そんな優しい曲「星降る夜に」は、新型コロナウィルスが再度猛威を奮っているこの時期に、少し疲れてしまった人たちの心にジワーッと染み込んで癒やしてくれるに違いないと信じている。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 星降る夜に 」 作詞:Ms.OOJA・Yui Mugino・Ryosuke"Dr.R"Sakai 作曲:Ryosuke"Dr.R"Sakai・Ms.OOJA・Yui Mugino

    2021/05/10

  • Ms.OOJA
    私のDNAだと言える、とても自由な曲が生まれた瞬間だった。
    私のDNAだと言える、とても自由な曲が生まれた瞬間だった。

    Ms.OOJA

    私のDNAだと言える、とても自由な曲が生まれた瞬間だった。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリース!2021年3月16日に第1弾「FLY」をリリースしました。シリアスでディープなトラックに、Ms.OOJAの力強いヴォーカルがマッチしたミッドナンバー。春を迎え新たな一歩を踏み出す人々を鼓舞するメッセージソングに仕上がっております。  さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届けいたします。今回はその第2弾。綴っていただいたのは、新曲「 FLY 」への想いです。北海道札幌市の芸森スタジオという思い入れの強い場所で生まれたというこの曲。10周年も見据えながらの制作だからこそ、彼女が大切にしたいと思ったこととは…。是非、歌詞と併せて受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第2弾:「 FLY 」~ 私の制作に欠かせない場所がある、北海道札幌市にある芸森スタジオだ。デビュー翌年の2012年から札幌のラジオ局FM NORTHWAVEでレギュラーラジオ FRIDAYPANTHER(現サタパン)を始めることになり、それまで観光やリリースキャンペーンでしか訪れることのなかった札幌に月に2回通うという日々が始まった。 縁もゆかりもないアーティストを北海道という土地柄なのか、誰もが温かく迎え入れてくれた。音楽好きの優しい人達と美味しいご飯、美味しいお酒、行く度に大好きな場所になっていった。 そして札幌には、ずっと行ってみたかったスタジオがあった。それが芸森スタジオだ。宿泊施設のついた制作スタジオで、坂本龍一さんを始めとする錚々たるアーティストが利用している。そのスタジオをインディーズの頃から近くにいたアーティストが利用している様子をブログなどで見ていて、札幌で制作合宿するなんて、なんて贅沢なんだろう!羨ましく思っていた。 そんな場所でついに自分も合宿をすることになった。2012年夏、一番最初の制作は二人のプロデューサーと参加した。離れのBeeスタジオで、まだまだ要領を得ない制作合宿はビールばかり飲んでいて、メロディーのスケッチをいくつか作っただけで終わった記憶がある。 でも、札幌とはいえ中心部から30分以上離れた山の上、まわりに何もない環境。夏なのに湿度がほとんどなく体が軽くなったような気候。騒音や暑さを気にせず、窓を全開にして外の草木を見ながらの制作は、ここでしか生まれない音があると確信させてくれた。何より、音楽以外のことを考えなくてもいい環境というのは本当にありがたい。決まった時間に出してくれるスタッフの八坂さんの料理は本当に美味しくて、このご飯のために頑張れる!と思うほど。 そんな芸森にもかれこれ9年ほぼ毎年、夏と行ける時は冬にも訪れてたくさんの楽曲を生み出してきた。前フリが長くなったが「FLY」も芸森で生まれた曲だ。 2019年夏、前回の「はじまりの時」と同じく酒井さんとルンヒャンと合宿に挑んだ。10周年も見据えた制作をしていこうとなって、その時に私が思ったのは“もっと自分らしさを出したい”ということだった。 デビューから、歌うことが好きでいろんなチャレンジをしたい!というフレキシブルな性質からいろんな曲を作ってきたし、タイアップや企画に挑戦したり、カバーも大好きでかれこれ100曲ちかく歌って来た。 そこで思ったのは、自分らしい音楽ってなんぞや?という疑問である。今まで好きなように歌って、その経験は何にも代えがたい財産になったが、その分なんだかとっ散らかってしまってるような気がしていた。Ms.OOJAとして「求められるもの」はなんなんだろう? そればかりを考えていた。 泣けるバラード?カバー?元気の出る応援歌? もちろんそういうのも好きだしプロの歌手としてのプライドもあり、いつしか期待に応えようと勝手にがんじがらめになっている自分がいた。本当に表現したいもの、好きなものってなんだろう? と原点に立ち返ってあえて、Ms.OOJAとしてではなく一人の音楽ファンとして曲を作りたいと思った。 アルバムの中にはさまざまな曲があり、その中には私の色が濃く出ている楽曲もある。そして気づいたことは、ファンのみんなは私が私らしく作った曲をちゃんと愛してくれているということ。 表現するのが難しいけど、私のDNAがそのまま入っていて、何の違和感もなく肌にすっと張り付くような楽曲。 コンスタントな合宿や海外でのコライトの経験などによって制作のスピードがアップし、1日1曲の制作ペースが当たり前になっていた近年。酒井さんとルンヒャンという素晴らしい音楽家となら、そのペースでも確実に良い楽曲が生まれるという確信があったが、酒井さんから提案されたのは「今回の合宿は1曲をじっくり時間をかけて作ってみよう」という事だった。 まず1日目にトラックとメロディーを作った、そして二日目からは歌詞を。すごく難しかった。日本語で歌う歌手として、歌詞に英語を極力入れないという自分のルールも破った。もっと自由にもっと解き放って、かっこいい!!と自分が「痺れる音」を追求する制作は苦しくもあり、本当に楽しかった!一週間ほどある日程のほとんどを、この1曲の制作に費した。 Good-bye my Gravity かわせよ Pressure 振り切れよ Loser Good-bye my Morality 見え透いた Future 壊したいのさ FLY TO BE FREE 自分の中の重力やルールやモラルさえもぶち壊して、自由を解き放て!このとても強いメッセージは、私自身に向けられたものだった。そして同時に「もう大丈夫だよ、もっと自分と自分が積み上げてきたものを信じなさい」というメッセージでもあった。自由であることは厳しいことである。厳しさの中に身をおく覚悟を持つことで、自由はやっと生まれる。 新しくも懐かしい、まさに私のDNAだと言える、とても自由な曲が生まれた瞬間だった。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 FLY 」 作詞:Ms.OOJA・Rung Hyang・Ryosuke“Dr.R”Sakai 作曲:Ryosuke“Dr.R”Sakai・Ms.OOJA・Rung Hyang

    2021/04/26

  • Ms.OOJA
    10年一緒にやってきたマネージャーの目を見て、「やる。」と答えた。
    10年一緒にやってきたマネージャーの目を見て、「やる。」と答えた。

    Ms.OOJA

    10年一緒にやってきたマネージャーの目を見て、「やる。」と答えた。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”。その日本武道館公演へのアンセムである新曲「はじまりの時」が、中部電力パワーグリッド「全力の電力。」2021年度のCMソングに起用。楽曲のメッセージと人々の暮らしを全力で支え続ける中部電力パワーグリッドの想いが重なった、ドラマティックな1曲になっております。さらに、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリースが決定!  さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届けいたします。今回はその第1弾。綴っていただいたのは、新曲「 はじまりの時 」への想いです。曲の誕生のきっかけは2018年。そこから数年の時が立ち、誰もが想像しなかった世の中に…。そんな今だからこそ、この曲を放つ意味とは。そして歌に込めた強い想いとは。是非、歌詞と併せて受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第1弾:「 はじまりの時 」~  2018年5月、アルバム『PROUD』のアコースティックツアーの初日の新潟公演。ちょうどロシアワールドカップに向けて、ドイツから地元新潟に帰省していた酒井高徳選手が遊びに来てくれた。ライブ後の挨拶では、精悍で爽やか好青年な酒井選手に私もミュージシャンもスタッフも全員メロメロ。 そんな彼が出場するロシアワールドカップなら応援しない手はない!!と、2002年の日韓ワールドカップぶりに、予選リーグの日本戦を見始めたら「日本代表!強い!なにこれ!かっこいい!楽しい!」と感動し、それからというもの集中して観戦するために家で一人、誘いも断り、酒も飲まず、テレビの前で応援した。 日本が1つずつ勝ち進んで行く度に泣きながら歓喜し、気付くと日本戦だけでなく決勝トーナメントのほとんどの試合を観てしまうほどのめり込んでいました。夜中の3時から始まる試合を観終えたら朝の5時、眠たい目に朝日が染みた。ベルギー戦で日本が敗退した時もTVの前でその勇姿を讃え一人泣きながら 「ありがとう!!!」と叫んだ(近所迷惑)。 その後も試合を見続け、決勝戦でフランスに負け準優勝となったクロアチアのイヴァン・ラキティッチとMVPに選ばれたルカ・モドリッチが好きで、その翌日に我が家にやってきた2匹の姉妹保護ネコにラキとルカと名付けた。と、まあそれくらいにワールドカップにドハマリしていた。2018年夏。毎年のように行っている札幌の芸森スタジオでの制作合宿に挑んだ。 盟友・Dr.SAKAIとルンヒャンとのコライト制作初日、まず私は何より日本代表に向けた熱い想いを歌にしたい!と二人にアピールした。 そしてピッチから去ったあとのロッカールームで汗にまみれたユニフォームを投げ捨てる選手達の様子を勝手に想像して作った <汗にまみれた シャツを投げ捨てた> という歌い出しの「はじまりの時」ができた。 それから2年後の2020年、まさかの事態となった。新型コロナウィルスの蔓延だ。人に会えなくなった。ライブが出来なくなった。今までの当たり前は当たり前じゃなくなった。数々のライブが延期になり、中止になり、人を集めることが目的のライブなのにそれが一切出来なくなった時、いかにライブというものに自分が支えられていたんだろうと気づいた人は多かったんじゃないかと思う。ファンもミュージシャン自身も。 配信やできる限りのことをして何かを届けていないと自分の精神も崩壊してしまいそうな日々だった。  そんな中、秋に配信なしの有人のバースデーツアーを行うことを決定した。ことごとく先の見えない情勢の中、何度も何度も協議を重ね、感染症対策のため本来の3分の1の人数しかいれられない、ZEPPライブでは本来ありえない高い金額設定にしなければいけない。そして1日2公演などなど、試練はたくさんあった。はっきりいって、売り切れたとしても赤字にしかならないライブ。みんなが来てくれるかどうかもわからない状態。実際、見送った人もたくさんいたと思う。会場は満席にはならなかった。それでもライブをするからには、観に来てくれる人たちに半端なものは見せられない。  バンドメンバー、スタッフ、照明、衣装、いつも通り今の私が見せられる最高の布陣で挑んだ。私のわがままを叶えてくれたスタッフには本当に感謝している。8月にリリースしたカバーアルバム『流しのOOJA』を中心とした選曲の中、セットリストを考えている時にふと「はじまりの時」を思い出した。 実は2018年に作った時には、ブリッジ部分を作っていなくて未完成の状態だった。もちろんレコーディングもしていなければ、リリースも決まっていない。それでもこの曲を今届けなきゃいけない!と強く思いライブの最後に披露することになった。このライブで感じたことをこのブリッジ部分に入れたいと思ったから、あえて未完成のまま歌うことにした。 ライブで初めて聴くこの曲をファンのみんなは喜んで受け入れてくれた。その反応を目の前で見て、感じながら、メジャーデビュー10年目を迎え、コロナ禍に立ち向かいながらライブをすること、これまでの歌手人生、そしてこれからの歌手人生、様々な思いが2年前サッカー日本代表のために作ったこの曲の歌詞とリンクしていった。  そして、2020年10月28日、38歳の誕生日当日、名古屋ZEPPでの1公演目を終え、2公演目を待っている楽屋で突然マネージャーから、2022年3月27日の武道館公演の打診をされた。しかも今この瞬間に決めないともう押さえられない。という。   大変な挑戦であることは目に見えていた、決して簡単じゃないことも自分が一番良くわかっている。でもこのタイミングでやらないと、きっと一生チャンスは巡って来ないと思った。メジャーデビューから10年一緒にやってきたマネージャーの目を見て、「やる。」と答えた。「よし。」と言って楽屋を出てどこかに連絡をしている様子のマネージャー。もう後戻りは出来ない思った。でもそれで良いと。思った。 いつもどこか逃げながら生きてきたような感覚があった。本当に挑まなきゃならないことから逃げて、自分を守ってきた。失敗したくないから、笑われたくないから。でも本当はそんなこと関係なく、自分が出来ることを納得するまでやりきるかどうか、自分を信じて、失敗したって無様だって、全身全霊で精根尽き果てるまで何かをやりきったのか?歌に向き合ってきたのか? それに気づいた時、私の中で静かに覚悟が決まった。  もしかしたらこの武道館公演が終わった時、私は灰になっているかもしれない。そして歌手をやめてしまうかもしれない。大げさではなく、それくらいの気持ちで挑むべきことだと思っている。 今 手を伸ばせば 繋がる 未来があるだろう 絶望も 希望も連れて行こう 覚悟決めれば それが はじまりの時 そしてそんなバースデーライブを経てブリッジ部分の歌詞が完成した。 逃げない 迷わない 言い訳も後悔もしない 心に誓った あの日の願いを もうごまかしたりなんてしないよ コロナ禍で迎えたメジャーデビュー10周年だったからこそ、持てた覚悟、決断だったかもしれないと今では思っています。そしてそんな10周年にふさわしく今伝えるべき「はじまりの時」は、私の覚悟と決断の歌です。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 はじまりの時 」 作詞:Ms.OOJA・Rung Hyang・Ryosuke“Dr.R”Sakai 作曲:Ryosuke“Dr.R”Sakai・Ms.OOJA・Rung Hyang

    2021/04/19

  • Ms.OOJA
    愛してると聞きたい、でも言わないで。
    愛してると聞きたい、でも言わないで。

    Ms.OOJA

    愛してると聞きたい、でも言わないで。

     2018年2月7日に“Ms.OOJA”が、ニューアルバム『PROUD』をリリース!今日のうたコラムではその中から、新曲「コントラスト」をご紹介いたします。まず、タイトルの「コントラスト」とは【画面や画像の明暗の差】を意味する言葉。明るさと暗さの差が大きいほど、コントラストは強くなり、シャープでくっきりと見えます。そしてこの歌では、主人公の“心のコントラスト”が“あなたへの想い”の強さとして描かれているのです。 あなたの夢をみるほど思い知らされる夜 朝日が何度昇っても消えないその面影 “あんなにひどい男は忘れ幸せになって” 優しい友が諭しても強くまた想ってる 「コントラスト」/Ms.OOJA  もう冒頭のフレーズから明暗の差は伝わってきますね。毎日ちゃんと<朝日>は昇るし、自分を心配してくれる<優しい友>もいるし、もっと違う<幸せ>だってある、明るい光。それなのに<あんなにひどい男>を<強くまた想って>しまう、暗い影。客観的に感じるのは、そんな明暗の差です。でも実は、主人公にとってそれは“逆”なのかもしれません…。 叶うわけない 馬鹿みたいとわかってるけど 描く物語 誰にも言えない それでもあなた微笑んでくれますか? 抱きしめたらもう二度と ひとりにしないと誓うエンドロール 光眩しすぎて明日が影になる 愛してると聞きたい でも言わないで信じてしまったのなら いつか悲劇になる喜劇が始まる コントラスト 「コントラスト」/Ms.OOJA  主人公にとって<光>とは<あなた>が全てです。他の誰でもない<あなた>と<描く物語>の中にだけ、幸せは存在するのです。だから先ほどの<優しい友>も、<あなた>を<忘れ幸せ>になることも、明るさには繋がらないのでしょう。むしろ<あなたの夢をみる>夜や<消えないその面影>の方が<光>と言えます。ただし、本当なら<あなた>は<光>にしてはいけない人。  何故なら、この恋はたとえ先に進めたとしても<いつか悲劇になる喜劇>だとわかっているから…。そのどうにもならない哀しみや苦しみこそが、暗い暗い<影>です。それでも<もう二度と ひとりにしない>と誓ってほしいと、<愛してると聞きたい>と、願うことをやめられない。大きな光で影はより濃くなり、逆に濃い影で光はより大きくなる。そうして心に強い「コントラスト」が生まれていく、ということなんです。 口づけして何度でも 戻るよと囁いたプロローグ 耳に甘く響いて瞳閉じてしまう 愛してると告げたら あなたが笑うのはもう知っていても いつか涙になるいびつなエンディング コントラスト 抱きしめれば暖かい ふたりでいれば見える愛の光 胸を熱く焦がす 燃え尽きたっていい 感じるまま触れ合う ただあなたと居られる瞬間だけは 影さえもきらめく果てない物語 コントラスト 「コントラスト」/Ms.OOJA  さらに、歌のラストでは<あなた>という<光>がいっそう大きくなっております。過去の甘い記憶や<ただあなたと居られる瞬間>によって、もはや未来の<影>なんて見えなくなっているのではないでしょうか。というより、暗闇に堕ちてゆく物語のサッドエンディングさえも<光>として感じられてしまう状態なのでしょう。実際には、もう後戻りできないほど<影>が大きくなっているということだとしても…。  自分が「コントラスト」の主人公の親友だとしたら、やはり報われない恋愛から目を覚まして、幸せになってほしいと願わずにはいられないですよね…。でも同時に<燃え尽きたっていい>と思えるほどに、誰かを愛している物語を、どこか羨ましくも感じませんか? そして、もし自分が「コントラスト」の主人公と同じような恋をしてしまったとしたらどんなエンディングを選択すると思いますか…?  そんなことも想像しながら、歌が進むにつれどんどん「コントラスト」が強くなってゆくこの恋の世界を、じっくり味わってみてください…! ◆6th ORIGINAL ALBUM「PROUD」 2018年2月7日発売 5,000枚限定生産盤(2CD+DVD) UMCK-9935 ¥7,980+TAX 通常盤(CDのみ) UMCK-1589 ¥3,000+TAX

    2018/02/13

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