音楽も聴けず、信号も見落としそうなほどの失恋をしてしまったら…?

NakamuraEmi
音楽も聴けず、信号も見落としそうなほどの失恋をしてしまったら…?
失恋したのに無理に元気を出そうとするのは まだ青いバナナをレンジに入れて黄色くするようなもの。 作家・吉本ばななの「ハチ公の最後の恋人」という作品にそんな一節があります。まだ青いバナナを無理やり温めたところでどうしようもないのと同じように、傷ついた心をごまかすための笑顔に効果がないことは失恋経験者なら誰でも痛いほどわかりますよね。それどころか見ないように空元気で蓋をしていた傷がいつのまにか膿んでいてもっと酷くなっていた…なんてことも(泣)。みなさんは、失恋をしたときどうやって前に進んでいますか?時の流れに身を任せますか?新しい恋を探しますか? “さよなら いろんな形があるけど そうなったって事はそういう事だ 口答えもせず 段ボールにつめて 埃をはらって シャンとしろ女の私よ 私を選ばなかった事が あなたにとって正解である為に 私は選ばれなかった事が 私にとって正解である為に” 「台風18号」/NakamuraEmi この曲は、2016年1月20日にアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』でメジャーデビューを果たした新星女性ソロアーティスト“NakamuraEmi”の楽曲です。デビュー前から、全国のラジオ等でのパワープレイ・Apple Music「NEW ARTIST スポットライト」への選出・地上波音楽番組への出演など大きな話題となっている彼女は、小さな体から恐るべきパワフルボイスを放出させます…!アルバムに詰まっているのは、弱さも傷も涙も強さも曝け出した“日本の女”のココロ。そんな新作の5曲目に収録されているのが「台風18号」です。是非、歌詞をすべて読んでいただきたい1曲。 嵐のように少しずつ襲来を予感させながら近づいてきた<さよなら>。そしてついにその“台風の目”に飲み込まれ、吹き飛ばされ、荒れに荒れ、ズタズタになった末、<あなた>のいない日々にポツリ残された主人公を描いた失恋ソングです…。<No music, No lifeのつもりだったが 今どの音楽も聴けない><鮮やかな信号も今は見落としてしまいそう>といったフレーズから、ぽっかり穴が空いてしまった心の冷たさがひしひし伝わってきます。 しかし、歌詞の最後に綴られている<こんな想いを残したあなたを やっぱりすごいと思うけれど そんなことも忘れるほど 幸せになるんだろう 私は幸せになるんだろう>というフレーズに“女の強さ”も感じますよね。やっぱり失恋を乗り越えるためには、ただ次の恋をするだけではなく<幸せ>にならなければいけません。<幸せ>になれると信じなければいけません。何かに没頭することで傷を忘れようと折り紙や塗り絵、模様替え、スポーツ、お菓子作りなどにハマる方も多いそうですが、何にせよ失恋をした全ての方が、どうかあの頃より<幸せ>になれますように…! ◆Major Debut Album 『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』 2016年1月20日 【CD】 COCP-39398 ¥2,700+tax 【LP】 COJA-9301 ¥4,000+tax 【iTunes】 COCP-39398 ¥2,000 (tax in) <収録曲> 01. YAMABIKO 02. スケボーマン 03. All My Time 04. I 05. 台風18号 06. オネガイ 07. 女子達 08. プレゼント〜繋ぐ〜 09. 使命 10. 七夕