「シンデレラ」といえば、2015年に実写映画化もされ好調なヒットを記録しましたよね!女性や子ども向けの映画だと思いがちですが、「映像が美しい!」「思いがけず面白かった!」といった男性観客からの高評価が成功に繋がったようです。この物語を、女性の視点から見ると“こんな出逢いがあったらいいなぁ…”という憧れもあれば、“結局は、魔法でオシャレをした可愛い子が幸せを手に入れただけじゃん!”という現実的な意見もあるかと思いますが、男性はどんな視点でみるのでしょうか…。本日のニュースでは、男性アーティストが描いた“シンデレラソング”を3曲ご紹介してみたいと思います!
“愛してるなんて言われたって
もう私は好きですらないので
返す言葉も慰める権利も
嘘でもいいからなんて言う人じゃ無かったのに
過ごした日々の代償が
逃げ出す私の身体締め付けて
無理矢理 解いてく程に
あなたの心 千切れ 空に舞って”
「ミラーボールとシンデレラ」/back number
“12時を回り 急ぐシンデレラ
魔法が溶けたら 寂しい寒い部屋
悪い事ばかり起きるんじゃないかなんて
心配ばかりで また星占いなんか見ている
冬は春になり 夏は秋になる 恋の次はどこ
憎しみを越えて 諦めを渡り 愛の次はどこ
踊ろう 今宵の風に吹かれて”
「シンデレラ」/斉藤和義
“「愛は永遠」って 誰かの誰かの誰かが言った
それがもし本当なら いつまで苦しめばいいの?
12時を越えて ずっと消えないものがあるなんて
お願いよ もう消して 消して 消して 消して
怖かったのに 辛かったのに 誰も信じてくれなかったのに
あなただけが その声だけが いつでも笑いかけてくれたのに
痛む心 癒えないのは 無様なほどに期待してるから
あなただけに その声だけに 優しくされたかっただけだったのに”
「シンデレラグレイ」/米津玄師
3曲とも2015年に発表された楽曲です。back numberの「ミラーボールとシンデレラ」は12月9日発売のアルバム『シャンデリア』に、斉藤和義の「シンデレラ」は10月28日発売のアルバム『風の果てまで』に、米津玄師の「シンデレラグレイ」は10月7日発売のアルバム『Bremen』に収録。そして、偶然にもどの曲も“幸せなシンデレラ”を描いてはいないんですね…!12時を過ぎたあと、幸せのそのあと、魔法がとけたあとの虚無や不安や孤独を歌っているのが印象的でした。男性はかなり現実的に「シンデレラ」の世界を見つめているということなのでしょうか…。
尚、余談ですが“シンデレラ男子”なるものも密かなブーム(?)になっているそうです。「必ず12時(終電)までに帰ってしまう」「継母に尽くしてばかりだったシンデレラのように女性に尽くす」「掃除に洗濯、料理まで万能で、女子力が高い」「運命の相手を待っている」etc...。この現代、女性の皆さんは、シンデレラのように王子様を待つのもアリですが、逆にそんな“シンデレラボーイ”を自ら迎えに行くという選択肢もあるのかもしれませんね…!