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  • The Songbards
    その企画の撮影を終えた後の上野と松原で連詩をしたいと思います。
    その企画の撮影を終えた後の上野と松原で連詩をしたいと思います。

    The Songbards

    その企画の撮影を終えた後の上野と松原で連詩をしたいと思います。

     2021年6月2日に“The Songbards”がミニアルバム『AUGURIES』をリリースしました。今作は各作品が連動した三部作の第二章。人々の“孤独”をテーマにした、三部作の第一章『SOLITUDE』のリリースから約8ヶ月。第二章となる今作は、その“孤独”から、もう一度助け合いの精神を見つめ直す全5曲が収録された内容となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“The Songbards”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!The Songbardsの作詞作曲を担当している上野皓平と松原有志が、計3回に渡り、各テーマで“連詩”に挑戦してくださいました。連詩を終えての二人のやり取りも是非、お楽しみください。今回はその第2弾。新曲「 夕景 」の企画撮影を終えて制作された連詩です…! ~歌詞エッセイ第2弾~ 2021の4月。ソングバーズはデジタルシングルとして「 夕景 」という曲をリリースしました。 そのリリースに伴って、「夕景SNSショートビデオ企画」という参加型の企画を実行。日本各地にいるみなさんに、同じ日同じ時間に夕日が沈む様子をSNSにあげてもらい、メンバーで編集したものをまたSNSにあげます、という趣旨のもの。 第一回目は日本の半分以上が雨に見舞われ、一部の方に託すことに。そして第二回目は晴れの地域が多かったようで、ついに東京に住むメンバーも参加することができました! 今回はその企画の撮影を終えた後の上野と松原で連詩をしたいと思います。まだ編集を控えているので、ビデオの完成は想像するしかありません。そんな状態での連詩は今回も前回に続き、一行ずつを八回でひとつの詩を完成させようと思います!先行は松原。 松原:とかいはひかげがおおすぎる 上野:ぼくらはいそぐ上へ上へ 松原:ビルをかき分け上へ上へ上へ 上野:だれかがぼくのかげになる 松原:とかいはひかげがおおすぎる 上野:かさなることばをかき分けて 松原:ぼくらはいきいそぐ 上野:だれかに光をみせたくて ― この八行を終えての補足 ― 松原:まず前回の詩はなんとなくソングバーズっぽさがあったなと思って、今回は自分たちっぽくなるのは避けたいなと思ったかな。あとみんなで夕日が沈むのを見るっていうのは、捉えようによってはちょっとロマンチックすぎる気もしたから、より純粋に捉えれるように都会とかをあえて平仮名にしたりしてスタートした。 上野:最初の一行目の詩の段階で、今回の詩の全体の雰囲気がすぐ掴めたし、すごい良いなと思った。谷川俊太郎さんとかまどみちをさんの感じか、なるほど。という(笑)。だから二行目の「ぼくら」とかは最初漢字ににしてたけど、ちょっと書き直したりしたりして。あとは自分が企画を参加した体験と詩の雰囲気を崩さないように心がけて進めていったかな。 松原:二行目は動きを感じる描写でいいなと思ったな。景色と動きの描写って、それぞれの方向性は違うけど、同じくらい力強い文章になると思うねん。ちゃんと今回の夕景の企画に沿った動きやと思ったし、俺もその流れに乗って続けようと思って三行目は書いたな。 上野:たしかに次も同じ感じの動きの描写を重ねたことで、臨場感とか躍動感みたいなのがより出たよな。 松原:うん、で次の「だれかがぼくのかげになる」はちょっと技ありって感じやと思ったかな(笑)。ここで一展開終わったなと思ったから、もう一回最初の文章が来て違う展開に繋がったら、前回との違いも含めて面白いんじゃないかなと思って。この前は八行で一文て感じやったから。 上野:うん、前回の反省をちゃんといかせてると思った(笑)。 松原:次の展開は、二行目に皓平が「いそぐ」って言葉を使ってて、三行目に俺が「かき分けて」を使ってた流れから、六行目に皓平が「かき分けて」を使ってきたからその反対かなと思って七行目に「いそぐ」ってのを入れたな。 上野:なるほど、それは意識してなかったんやけど(笑)。俺的に「かさなることば」っていうのは最初の文章をもう一回重ねてきたことと、都会の喧騒をかき分けるっていうのをイメージしてダブルミーニング的に使ってみようと思って。 松原:なるほどな。今度はビルとかの物理的なものをかき分けるんじゃないってことでな。 上野:うん、で最後の有志の「急いでいる」っていう状態を受けて、やっぱり最後はプラスのメッセージで終わりたいなと思った。自分が誰かに影を作ってしまってたとしても、その影を作ってしまった理由はせめて、自分のためじゃなくて誰かの為であってほしいなと。最後ちょっとくさいかもと思ったけどこうしたかな(笑) 松原:なるほど。最後ワードとしては普通よりな表現やなとは思ったけど、今補足を聞いてあぁなるほどなって伝わってくるものがあったから、次はそれを詩だけで伝えられるといいよな。 上野:(笑)。はい、ありがとうございます。 松原:(笑)。 <The Songbards> ◆紹介曲「 夕景 」 作詞:上野皓平・松原有志 作曲:上野皓平・松原有志 ◆4th Mini Album『AUGURIES』 2021年6月2日発売 完全限定生産盤 VIZL-1897 \2,300 +tax 通常盤 VICL-65502 \1,500 +tax

    2021/06/09

  • 奇妙礼太郎
    うそやろ。笑っちゃった。ぼくも少し泣いた。
    うそやろ。笑っちゃった。ぼくも少し泣いた。

    奇妙礼太郎

    うそやろ。笑っちゃった。ぼくも少し泣いた。

     2021年6月9日に“奇妙礼太郎”がミニアルバム『ハミングバード』をリリース!先行シングル「humming bird」の他、「アスファルト」など6曲が収録されております。本作に映し出されるのは、人生の儚さや未来への希望。エモーショナルに歌い上げる曲から、ポップで広がりのある曲まで、奇妙礼太郎の“今”を切り取った作品をご堪能あれ…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“奇妙礼太郎”による歌詞エッセイをお届け。まずは自己紹介。そして、最近のメモしたことを明かしてくださいました。是非、今作の歌詞と併せて、エッセイもお楽しみください! ~歌詞エッセイ~ こんにちは奇妙礼太郎です。 音楽活動を主に行って暮らしています。 ひとつよろしくお願いします。 さて、はじめましての方はいったい私にどのような印象を持ちはるんでしょうか、この名前。まあやはり変わっている、変わっている寄りの名前ではあるので、由来等々質問頂くこともままあります。 名前の由来、エピソードとしてなにかおもしろいものあれば良かったんですが、取り立ててそういうわけもなく、チラシに載った時に、無名やけど一回見てみたくなるような名前てどんなんかな、という流れでふと思いついたまま、気がつくと20年ほど経ちました。 そんな私ですが、2005年にアニメーションズとしてローズレコードからアルバムを出してからというもの、2008年から奇妙礼太郎トラベルスイング楽団やら天才バンドというグループをやり、現在は主にソロアーティストとして活動しております。 最近の動向といたしましては、6月9日にニューミニアルバム『ハミングバード』発表。それに伴いレコ発ライブもございます。6月29日大阪梅田シャングリラ、7月1日東京duo music exchange、こちら両日共にバンドライブです。 そしてそのまま弾き語りツアーがはじまります。全国津々浦々、お会い出来ること楽しみにしております。 さあ自己紹介はこの辺りにしまして、最近のメモしたことをこちらにしたためたいと思います。 ①真面目 真面目な人、って褒め言葉として自分も使ってたんだけど、もうやめたほうがいいかもなと。不真面目でいいやん。不真面目によって出来た隙間に生まれた良さあるやん。生まれてなくてもいいし。 真面目だけで成り立つ世界は息苦しい。 真面目さを褒めることが、それを求める事になり、窮屈な世界の手助けをしてるかもしれん。 だから真面目に不真面目をやっていこう。 わけのわからない文章になってしまった。 ②あの頃 もう10何年前だろう ローリングストーンズを見にいった。 バンドメンバー4人。 はじまる少し前に居酒屋に入り、ビールで乾杯。 一曲目が何か当てようということになった。 サティスファクション、 スタートミーアップ、 新しい曲かも。 色々な意見が出た中、ギターの生島くんが 「ブラウンシュガー」と言った。 居酒屋を出て大阪ドームへ。 すごい熱気だ。 ミュージシャンの姿もチラホラ見かけた。 売店でビールを買い、席へ向かう。 しばらくすると照明が暗転し、ステージが照らされた。 ダッダーン、ダダダーダダダーダダダ ダッダーン、ダダダー ブラウンシュガー! そう思ってとなりの生島くんを見た。 口を大きく開けて叫んでいた。 ダッダーン!ダダダーダダダーダダダ! ダッダーン!ダダダー! ギターのリフを口で叫んでる人をはじめてみた。 しかも涙を流しながら。 うそやろ。 笑っちゃった。 ぼくも少し泣いた。 奇妙礼太郎でした。 それでは、また。 <奇妙礼太郎> ◆ミニアルバム『ハミングバード』 2021年6月9日発売 VICL-65495 ¥2,200(tax in) <収録曲> 1.humming bird 2.お茶を飲もう 3.Life Is Beautiful 4. アスファルト 5. 思い出の店 6. すぐそばのハッピー

    2021/06/08

  • 生活は忘れて
    いろんなことから逃れるために、夜に浸って浸っているんだろうな。
    いろんなことから逃れるために、夜に浸って浸っているんだろうな。

    生活は忘れて

    いろんなことから逃れるために、夜に浸って浸っているんだろうな。

     2021年6月2日にソロミュージシャン“生活は忘れて”が1st Full Album『生活』をリリース!リード曲「生活」をはじめ、インターネットを中心に活躍する女性シンガー“ねんね”とのコラボ楽曲「夜通し (feat. ねんね ) 」、シンプルなピアノサウンドで厭らしさと一瞬の色気を感じさせるようなインストゥルメンタル楽曲「あこがれ」などを含めた全12曲が収録。まさに“生活を忘れて浸りたい”繊細かつ丁寧に仕上げた至極の1作です。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“生活は忘れて”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 生活 」に通ずるお話です。人間関係について、将来について、夜について、不安、迷い、ネガティブな本音、様々な気持ちを等身大の言葉で明かしてくださいました。是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ:「 生活 」~ “毎日の暮らしに怯えた” 「生活」という歌詞の冒頭ですが、 最近の自分を端的に表した 言葉でもあるかなと思います。 小学生や中学生の頃の僕は 今思えばそんなに意識せずとも 人の輪の中に溶け込めていける人間でした。 それが、高校生のころから徐々に 人付き合いが下手になってきた気がしていて、 その頃友人だったといえる人は 片手で数えても余る程です。 お昼ご飯はたまに来る友人と よく保健室で食べていました。 無理して輪に入っていこうとしたこともありましたが やっぱり無理なものは無理でした。 大学に入ってからは、 周りの人に恵まれていて、そこでは救われました。 けれども、自分自身の心持ちが 根本的に変化したかと言われればそうでは無いわけで。 今年大学を卒業して 音楽系の専門に通っているのですが、 現状は、以前よりも酷くなっているなと感じています。 「友達」とか「友人」とか 以前はよく口に出していましたが、 最近はそのワードを発するのに何故か 結構なハードルを感じてしまう自分がいます。 (友達って何?とかって考えこんじゃいます) 自分の心持ちを根本から変えるためには そういうところが良くないのだろうと思っていますが なかなか変えられないもので…。 それと、大人に近づくにつれて、 最近は将来に対する不安という 誰しも経験するよくある不安も出てきていて、 音楽でやっていけるんだろうかとか 興味がないであろう音楽以外のことを 仕事にしても続くんだろうかとか (そんなもんは甘えだと言われればそうかもしれません) そういう本当によくあるありふれた不安も相まって 最近の心持ちは下方向に一直線な自分です。 普段の生活を顧みないで ずっとやりたいことばかりに熱中していたら その期間が長くなればなるほど、 普段の生活に戻った時の反動が 大きくなる気がしています。 そこからずっと抜け出したくないから 夜更かしし出したのかなと思います。 よく夜更かしをするようになったのは たしか高校生くらいからだったと思います。 自分にとって生きづらい昼間から 逃げた先の夜の居心地がとっても良くて、 “夜”というものに対して 何か特別な思いを持つようになった、 とかって考えてしまいます。 人間関係のこととか将来のこととか いろんなことから逃れるために 夜に浸って浸っているんだろうなと。 そうしている間にも時間は経っていってしまって。 そんなことを考えていると、 自分が音楽やっていなければ (音楽以外にも積極的に可能性を見出せれば) こんな思いになることもなかったのかなとか 思ってしまいます。 たらればを言っても仕方無いですが。 友人のことや将来のこと、夜のこと等々、 考えたことを次々書いたので 書き散らしも甚だしい駄文になってしまいました…。 本当に申し訳ないです。 けれども、背伸びをした文章ではなく、 等身大の考えを書けたと思います。 なんだか暗い文章になったけれども 僕みたいな心持ちの人は きっと結構いるんじゃないかと勝手に思っています。 そんな方に寄り添う文章になっていれば幸いです。 <生活は忘れて> ◆紹介曲「 生活 」 作詞:生活は忘れて 作曲:生活は忘れて ◆1st Full Album『生活』 2021年6月2日発売 PECF-3260 ¥2,420(税込) <収録曲> 01. intro.01 02. 生活 03. throw off 04. 綺麗なものだけ 05. 素肌 06. おでかけ 07. 浅めの夜で 08. 夜通し (feat.ねんね) 09. あこがれ 10. Alternative 11. それまでおやすみ 12. 22

    2021/06/07

  • um-hum
    ここにぶつけて書いてやろうと書いたのがこの曲です。
    ここにぶつけて書いてやろうと書いたのがこの曲です。

    um-hum

    ここにぶつけて書いてやろうと書いたのがこの曲です。

     2021年5月26日に“um-hum(ウンウン)”が1st mini album『[2O2O]』をリリースしました。彼らは2020年関西最大の音楽コンテスト<eo Music Try19/20>でグランプリ受賞。急速に注目を集める、結成1年半の平均年齢21才大阪発4ピースバンドです。今作には、全8曲を収録。3日間で一気にレコーディングを終え、彼らの初期衝動が詰まった現時点での最高傑作となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“um-hum(ウンウン)”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は最終回。執筆を担当したのは小田乃愛(Vo)です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 Ungra 」のお話。コロナ禍、本当か嘘かもわからない様々な情報が溢れるなか、飛び交う思いやりのカケラもない言葉たち。現実を目の当たりにしながら、小田乃愛が歌詞に込めた本音を明かしてくださいました。歌詞と併せて受け取ってください。 ~歌詞エッセイ最終回:[2O2O]1曲目、「 Ungra 」という曲。~ 「Ungra」は、um-humとしては“キャッチーな曲”として作られた分、当時自分が一番伝えたい事を歌詞にしたいと思って書いたものです。 ここで「Ungra」を出した時、ライブの物販スペースに“小田脳ート”というノートを置いたのですが、そこに書いたものを載せます。 202007~ 公の世の素敵な方々が亡くなる中で 色んな情報が自分のスマホに流れてきて、それを見ているとなんだか不安になりました。世の中こういうもんなのか。心無い言葉、冷静になれない言葉が、連鎖していました。 自分でよく考えて行動するということを出来てない人達が情報に集って群れている気がする。なんか終わってんな。しかもこれが後に何度も繰り返される、なんだか恐ろしいなと思った。  謂わばインターネットの時代、変えていくなら自分達しか居ないよなと思った。「この世には色んな人がいるから、こういうのはこの先も終わらない」とかそんな事言うけど、じゃあどうやって歴史は変わっていったと思ってるんだ。こんな事を思うばかりである。 自分はこういう事は心にしまっておきたい人なのですが、どうにか伝えられるよう、自分が歌詞を書いて、ここにぶつけて書いてやろうと書いたのがこの曲です。 例えばこの曲のサビに「助けが身を滅ぼす」という、聞いただけではまぁ凄い大袈裟なワードがあるんですけど。こんな感じで、この曲の歌詞全体を通し、耳にすんなり入っていかない歌詞にすることによって、視聴者を考えさせるような歌詞にしようと思ったんです。聴いた人が自分で答えを見つけていくように. 皆さま各々の考え方、各々の感性で、この曲の答えを見つけてくれたならば、私はこの曲の歌詞を生み出した甲斐があったと心底思います。 この曲の歌詞の言葉に、これからも責任を持って歌います。見てくださってありがとうございました。 と、1ページに纏めてこんな感じでした。 「助けが身を滅ぼす」という歌詞を作るのにめちゃくちゃ時間をかけたのを思い出しました。このサイトに書かせていただいた前作で後輩の話をしたのですが、その後輩とコメダ珈琲店へ行った際に作った歌詞が「戯言、豆の煮物」だったことも思い出しました。 人の真実かどうかもわからない情報を聞けば聞くほど、見れば見るほど、その情報をあたかも“本当の事”と受け取る人が多いよな、自分で考えろよ。ってマクドで女子高生が言ってました。 <um-hum・小田乃愛> ◆紹介曲「 Ungra 」 作詞:Oda Noah 作曲:R.ioka ◆1st mini album『 [2O2O]』 2021年5月26日発売 <収録曲> 01 Ungra(2O2Over.) 02 芥 03 Yawning 04 JoJo(2O2Over.) 05 続予報 06 20?? 07 space interval 08 secret track

    2021/06/04

  • 手嶌葵
    なぜだか一番難しい歌は…とふと考えてしまい、思いついたのは…。
    なぜだか一番難しい歌は…とふと考えてしまい、思いついたのは…。

    手嶌葵

    なぜだか一番難しい歌は…とふと考えてしまい、思いついたのは…。

     2021年6月2日に“手嶌葵”が、デビュー15周年を記念したオールタイムベストアルバム『Simple is best』をリリースしました。彼女の「素敵だなって思うことやものって、意外にシンプルだったりするんですよねぇ」という一言から名付けられた今作。まさに手嶌葵のアーティスト活動の集大成ともいえる全15曲が収録されております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“手嶌葵”による歌詞エッセイをお届け。15周年を振り返っての想いを綴っていただきました。また、ベストアルバムの選曲を進めていくなかで、改めて「一番難しい」と感じた歌やコンサートで必ず歌う思い出の歌、デビューのきっかけになった歌とは…? 是非、アルバムと併せてこのエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ:15周年を迎えて~ 歌手としてデビューさせて頂いて、2021年6月7日に15周年を迎えます。 今、皆さんにお伝えしたいことは、シンプルに…歌を聴いてくださってありがとう、です。ラジオや映画・TVで流れる歌を聞いてくださったり、CDを手に取ってくださったり、コンサートで応援してくださったり。皆様、いつも優しく支えてくださって本当にありがとうございます。 なんてあっと言う間に15年もの月日が経っているのか…と、少しぞっとしながらベストアルバムの準備を始めました。選曲に悩みながら、色々と曲を聴いたり一緒に歌ったりしていると、忘れっぽい私でもレコーディングルームの様子、来て下さっていたミュージシャンの皆さんのこと、何度も歌詞が変わった曲や憧れの人に作って貰えた曲、素敵なファーストテイクがとれて嬉しかったこと…。歌を歌う小さなブースのなかでの思い出が溢れてきて、なんて幸せな15年だったんだろうと改めて思いました。 振り返ってみると、こんなにも沢山の美しい曲を作って頂いていたんだなと感じ、記念日というものは、今まで出会ってきた方々に感謝する日なんだなと思いました。そうして選曲を進めていくうちに、なぜだか一番難しい歌は…とふと考えてしまい、思いついたのはデビュー曲「 テルーの唄 」です。 18歳の私は福岡の音楽学校のレッスン室でこの曲を聴きながら、そしてこの物悲しい詞を読みながら、『このオーディションの曲は難しい』と少し投げやりになっていたのを思い出します。学校の終わりに録音スタジオに向かい、緊張しながら歌った『テルーの唄』は、今でも歌う前、あの頃と同じ様に少し力が入ってしまいます。ですが、一番私自身に溶け込んでいる唄であり、これからも一番歌う歌であると思います。大事にしていきたいと改めて思います。 それから「 明日への手紙 」という曲は、コンサートでは必ず歌う曲です。ドラマの主題歌に採用して頂いたという理由もありますが、美しいメロディと色々な年齢の方に寄り添うことが出来ると思える優しい歌詞のバラードだからです。私自身、歌っていて、だんだんと気持ちが熱くなっていくのと同時に、とても優しい気持ちにもなる曲です。皆さんもそう感じてくれてるのではないかと思っています。そして、この曲をきっかけにコンサートに遊びに来て頂く方が増えた思い出の曲でもあります。 今回のアルバムでは日本語の歌も大切に歌っていきたいという思いから、オリジナル曲を中心に収録していますが、15周年記念という事で、私のデビューのきっかけとなった「 The Rose 」を新しくレコーディングしました。今まで支えてくださった皆さんに、感謝の気持ちを今のこの声で伝えることが出来る歌は『The Rose』だと思ったからです。 15周年を迎えた今、私が愛する曲達を集めたベストアルバム『simple is best』。是非沢山の方に聞いて頂けたら幸せです。 <手嶌葵> ◆紹介曲「 テルーの唄 」 作詞:宮崎吾朗 作曲:谷山浩子 「 明日への手紙 」 作詞:池田綾子 作曲:池田綾子 「 The Rose 」 作詞:Amanda McBroom 作曲:Amanda McBroom ◆デビュー15周年記念 オールタイムベストアルバム 『Simple is best』 2021年6月2日発売 初回限定盤 VICL-70246 ¥4,950(税抜¥4,500) 完全生産限定盤 VIZL-1906 ¥7,700(税抜¥7,000) 通常盤 VICL-65505 ¥3,300(税抜¥3,000) <収録曲> 通常盤、初回限定盤Disc1、完全生産限定盤Disc 1 1.テルーの唄 2.時の歌 3.岸を離れる日 4.虹 5.さよならの夏~コクリコ坂から~ 6.流星 7.明日への手紙 8.海を見つめる日 9.風の谷のナウシカ 10.東京 11. 瑠璃色の地球 12.こころをこめて 13.散りてなお 14.ただいま 15.The Rose(15th Anniversary Version)

    2021/06/03

  • The Songbards
    詩から絵を描いてもらったのとは逆に、絵を見て詩を書いてみようと。
    詩から絵を描いてもらったのとは逆に、絵を見て詩を書いてみようと。

    The Songbards

    詩から絵を描いてもらったのとは逆に、絵を見て詩を書いてみようと。

     2021年6月2日に“The Songbards”がミニアルバム『AUGURIES』をリリースしました。今作は各作品が連動した三部作の第二章。人々の“孤独”をテーマにした、三部作の第一章『SOLITUDE』のリリースから約8ヶ月。第二章となる今作は、その“孤独”から、もう一度助け合いの精神を見つめ直す全5曲が収録された内容となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“The Songbards”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!The Songbardsの作詞作曲を担当している上野皓平と松原有志が、計3回に渡り、各テーマで“連詩”に挑戦してくださいました。連詩を終えての二人のやり取りも是非、お楽しみください。今回はその第1弾。とあるプラネタリウムを観た後に制作された連詩です…! ~歌詞エッセイ第1弾~ 詩を読む時、言葉から連想される景色や感情は本当に色とりどり。僕たちはそれを音楽として表現することを選んでいますが、それ以外にも表現する方法はいくつもあります。 ソングバーズの『SOLITUDE』というミニアルバムにはブックレットの特典がついているのですが、その中でバンド初となる試みをしました。歌詞とは違う詩も作り、曲とその詩のイメージから「絵を描いて」もらうということです。絵を描いてくれたのはライブペインティングパフォーマーで絵描きの近藤康平さん。Gt.Vo.の上野は弾き語りで一緒にステージに立つ経験もしています。 今回はソングバーズの作詞作曲を担当している上野と松原のニ人で、その繋がりにまつわる新たな試みをしようと思いました。詩から絵を描いてもらったのとは逆に、絵を見て詩を書いてみようと! 現在、コスモプラネタリウム渋谷では『Starry Music~世界を巡る星とピアノと色彩~』という、絵と音楽とプラネタリウムを融合した番組が上映されていて、その絵の役割を担当しているのが近藤さんでした。インスピレーションにもぴったりなこの機会を逃すまいと二人で足を運びました…! その作品を見た後で作った 二人での連詩です。先行は上野から。 一行ずつを八回でひとつの詩を完成させます。 上野:暗闇に空いた小さな窓に 松原:大きな筆が迷いなく舞う 上野:街を、そして木や人を 松原:気配のない温もりが包む 上野:見えるものと見えないもの 松原:をみつめる 上野:たくさんの小さな目が 松原:をみつける ― この八行を終えての補足 ― 上野:まず 前回 は二行ずつ連詩をして、今回は一行ずつにしてみたけど結構感覚が違うかったな。前は小さい展開が始まって終わってを二行で繰り返しながら繋がっていったけど、今回は二人で一つの展開を始めて終えないとあかんのかな、っていう難しさを勝手に感じてた。 松原:今回は八行で一文って感じよな、展開があったとかじゃなくて一つのことを八行で言ったなって感じはしたかな。順番的に皓平が展開を作る役割で、俺がそれに対して受けて何かを書くっていう役割に自然となってたけど、六行目からそれが嫌になってきて、ちょっと変なことしたいと思って「をみつめる」を書いてみたりしたな(笑) 上野:こういう崩してくる感じええなと思った(笑) 松原:改行して「をみつめる」ってなると「何を?」ってなるところに、皓平が「~を」って書いて、最後に「をみつける」って終われたら気持ちいいなと思ってここはこうしたんやけど。まさかの「たくさんの小さな目が」ってきてどうしよかなって思った。けど、たくさんの小さな目が宇宙の目なのか、プラネタリウムをみている人たちの目なのかはかっていうのは想像の余地があると思ったから、そこはあえて何も書かないで、何をみつけたんやっていう気持ち悪さを持たせるのもありやなって思って。 上野:うん、確かに小さな目っていうのはまさに宇宙から見た目線でもあるし、自分たちが星を見ている目線でもあるし、誰かには見えないものを見ることができる生物の目線でもあると思って書いたな。見えるものと見えないものの違いは、それを見る生物の体の機能によって違うしなと思って。電磁波を見ることができる生物もいるし。 松原:なるほどね。あと今回のやりとりの中で、「みつめる」っていう言葉が実際に見えてるかどうかっていうのは関係ないってことに気付いたな。逆に「みつける」っていうのは見えている状態だど思うんやど、「みつめる」っていうのは見えてるとは限らないんやなって。心の中をみつめるっていう表現もあるし、なんか綺麗やな思って。 上野:なるほど、それはたしかに。 松原:あと今回、助詞の役割っていうのが、すごい無意識的に日本人には刷り込まれてるんじゃないかと思ったな。「~に」ってきたら次は「~だ。」っていう終わるしかない雰囲気を感じたというか。 上野:なるほどね、それは順番的にあんまり俺は感じられなかったな(笑) 松原:じゃあ次回は順番を入れ替えてということで(笑) <The Songbards> ◆4th Mini Album『AUGURIES』 2021年6月2日発売 完全限定生産盤 VIZL-1897 \2,300 +tax 通常盤 VICL-65502 \1,500 +tax

    2021/06/02

  • Omoinotake
    弱くて脆い、僕はただの人間だから。だからこの曲を書いた。
    弱くて脆い、僕はただの人間だから。だからこの曲を書いた。

    Omoinotake

    弱くて脆い、僕はただの人間だから。だからこの曲を書いた。

     2021年5月26日に“Omoinotake”が最新デジタルシングル「彼方」をリリースしました。自らの未来への決意と想いを歌った楽曲となっており、東京国際工科専門職大学・大阪国際工科専門職大学・名古屋国際工科専門職大学のCMソングとして制作された1曲です。「心がおもむく場所を信じたい」という確かな想いを表現したエモーショナルな歌声を、ご堪能あれ…!  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Omoinotake”の福島智朗/エモアキ(Ba&Cho)による歌詞エッセイをお届け!今作の作詞を手掛けた彼。新曲「 彼方 」に通ずるお話を綴っていただきました。これまでの人生における様々な選択を振り返りながら、Omoinotakeを組んだときの気持ち、初ライブを行ったときの手ごたえ、そして今の想いを明かしてくださいました。是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ:「 彼方 」~ 人生は選択の連続だ。 何時に起きて何時に寝る、何を食べて何を飲む。 何気ない生活の中でも、本当に些細な選択を 無意識の中で、僕たちは選んで暮らしている。 18歳の時、僕は高専を中退した。 それまでの人生の中で、一番大きな選択だった。 東京でバンドがしたかった。 中学生の頃から、ぼんやりと胸の中にあった、僕の夢。 「売れなかったらどうしよう」 「僕みたいな田舎者が、都会で成功できるはずがない」 頼りない僕の夢は、 まだ起こってもいない未来を勝手に想像して、 あっけなく折れた。 まだ何も始まってすらいなかったのに。 音楽の専門学校を勧めてくれた母ちゃんを、 ありったけの言い訳で説得して、 僕は服飾の専門学校へ進学して上京した。 正しかったのは母ちゃんだったのに。 音楽だけを選択して、 何者にもなれなかった時の自分が怖かった。 これが正しい選択だって自分に言い聞かせて、 初めての一人暮らしが始まった。 学校とバイト先を往復する毎日の中で、 島根から持ってきたベースとアコギは、 部屋の隅で埃をかぶっていた。 たまに思い出したように取り出して、 背面に貼られた昔組んでたバンドのステッカーを 眺めては、寂しくなった。 後戻りはできない、自分で選んだ道だった。 高専を辞めたことも、上京したことも、 服飾の専門に進学したことも、どの選択も。 それなのに、なんでこんなに 寂しくて悔しい気持ちがするのか、わからなかった。 心の内を吐露できるような、友達もいなかった。 眠れない夜には アコギを取り出して、曲を作るようになった。 家賃5万5千円の壁の薄いアパートだった。 何度も何度も壁ドンと床ドンを繰り返されて、 毛布にくるまって「ごめんなさい」と 呪文のように呟きながら眠りについた。 冬が明けて、 壁ドンがピンポン連打に進化した頃、 数曲ができあがっていた。 忘れたふりをしていた夢のこと、 ちゃんと見つめたいって、思った。 2年目。 レオが浪人を終えて上京してきた。 Omoinotakeを組んだ。 2012年の8月5日。 最低の1年間の中で書いた曲を演奏した初ライブ。 僕らのお客さんは片手で数えるほどしかいなかったけど あの日の手応えが、ずっと今も僕の中に残ってる。 あの日からもうすぐ9年が経つ。 いつも大切なところで 落ちてしまったオーディションライブ、 何度も何度も繰り返した渋谷の路上ライブ、 どんな一瞬も、今思えば 決して無意味じゃなかったと、思いたい。 あの頃に出会った同世代のバンドは、 みんないつの間にか解散してしまった。 中途半端に一度逃げた僕は、今も音楽を続けている。 今日もバンドを続けるための、 夢を叶えるための選択を、僕たちは続けている。 失ったものや、会えなくなった人、 叶わなかった想いもあるけれど、 少しずつ、少しずつ、守りたいものや、 大切な人たちが増えていく。 「彼方」で書いた歌詞は理想論だ。 毎日、毎分、毎秒。こんなに強い想いを、 僕は保ってはいられない。 きっと明日も明後日も、 きっと漠然とした不安に襲われる。 投げ出してしまう夜もある。 進んだ先に何があるのか、 マイナスのイメージから先に勘繰ってしまう。 弱くて脆い、僕はただの人間だから。 だからこの曲を書いた。 迷った時にいつでも帰ってこれる指針が、欲しかった。 選択を間違えたと泣いた、あの日の僕のことさえも、 愛しい過去と、いつか言い張れるように。 夢はまだ、彼方のように遠くにある。 だけど、この胸のおもむく方向に、 僕らの想い描く未来があると、信じている。 <Omoinotake・福島智朗/エモアキ> ◆紹介曲「 彼方 」 作詞:福島智朗 作曲:藤井怜央

    2021/06/01

  • みきなつみ
    やっぱり帰る場所は、ベストフレンドフォーエバー!です!!
    やっぱり帰る場所は、ベストフレンドフォーエバー!です!!

    みきなつみ

    やっぱり帰る場所は、ベストフレンドフォーエバー!です!!

     2021年5月26日に“みきなつみ”がミニアルバム『イエローバタフライ』をリリース。4月に配信リリースにされた「ウシロマエ」、自身の失恋体験を綴った「君が普通に生きてるなんて嫌だ」など、全7曲が収録されております。みきなつみが「2020年があったからこそ生まれた曲が、ほとんどです」と語る今作。是非、じっくりとご堪能あれ!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“みきなつみ”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。今回は【後編】です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 GIRL 」に通ずるお話。幼馴染、学生時代の友達、大人になってからの友達、あなたにとってのベストフレンドを思い浮かべながらこのエッセイと歌詞をお楽しみください! ~歌詞エッセイ【後編】:「 GIRL 」~ 私には、地元や学校が一緒で 仲良くなった友達 音楽活動をはじめて知り合い 仲良くなった友達がいます。 大人になるにつれて、 学生の頃の友達とは少しずつ疎遠になって 現在、生活の軸となっている音楽での 交友関係が増えていきます。 学生の頃の友達と会わなくなっていくのは 少し寂しくなる時もあるけれど それぞれのやりたいこと、守りたい人が できたからこそであって、 幸せなことなんだろなあ と、思います。 それに何年ぶりに会っても 「先週ぶり?あれ、昨日ぶりだっけ?」 みたいな感覚にさせてくれます。 ちょ~~キツかった部活を一緒に 乗り越えたり、受験を一緒に乗り越えたり、 青春の一部を共有していた友達というのは とても貴重で、恥ずかしい時代もダメなとこも 全部知られちゃってるわけなので なんでもさらけ出せる存在!になりますよね。 だからこそ、大人になってるとこを見て しみじみ時の流れを感じるし やっぱり変わらないな~ ってところを見てホッとするし なんか最近は、親戚みたいになっています。 そんな大切な友達に これからどんなことが起きても 味方でいたいし、変わらない場所で ありたいなと思います! 悩みがあれば、いつでも話を聞くし 悲しければ、泣ける場所で 嬉しいことは、シェアして何倍も喜べる そんな存在(居場所)でありたいです。 「ベストフレンドフォーエバー!」です! 23歳にもなって、何を言ってるんだとか 思わないでください! ちょっと照れますが 本気なので仕方ないです(笑)! 私は、いつでも本気なので! 友達も仕事も恋愛も!!!沢山信じて、 それなりに裏切られたりもして 気づいたのです。 やっぱりどんな時も揺るがないのは ベスト!フレンド!フォーエバー!だな! と、、、。 そして、そんな場所があるから また人を信じられるし 何度も立ち上がれるんだなと。 ありがとう友よ、、、。 遠くにいても、会うのが10年に一回でも それでもいいんです! だって、どんな時も私たちBFFだから! (平成裏ピース☆) <みきなつみ> ◆紹介曲「 GIRL 」 作詞:みきなつみ・矢作綾加 作曲:みきなつみ・大知正紘 ◆ミニアルバム『イエローバタフライ』 2021年5月26日発売 FOCD-0062 ¥2,000+tax <収録曲> 1.君にだけバレて欲しいな 2.青春のフィルター 3.Letter 4.GIRL 5.君が普通に生きてるなんて嫌だ 6.ウシロマエ 7.バタフライ

    2021/05/31

  • um-hum
    部屋でぼーっと日向ぼっこしているとピロンとスマホの通知が鳴った。
    部屋でぼーっと日向ぼっこしているとピロンとスマホの通知が鳴った。

    um-hum

    部屋でぼーっと日向ぼっこしているとピロンとスマホの通知が鳴った。

     2021年5月26日に“um-hum(ウンウン)”が1st mini album『[2O2O]』をリリースしました。彼らは2020年関西最大の音楽コンテスト<eo Music Try19/20>でグランプリ受賞。急速に注目を集める、結成1年半の平均年齢21才大阪発4ピースバンドです。今作には、全8曲を収録。3日間で一気にレコーディングを終え、彼らの初期衝動が詰まった現時点での最高傑作となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“um-hum(ウンウン)”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾。執筆を担当したのは小田乃愛(Vo)です。綴っていただいたのは、日常のとある3つのお話。友人とマックを食べたり、LINEのグループ電話をしたり、後輩の美人な恋人の話を聞いたり。どこか歌詞に通じているリアル。是非、楽曲と併せてお楽しみください。 ~歌詞エッセイ第2弾~ 1.この間友人とマクドナルドを食べた。 夜マックの、倍マックの、ビッグマックを食べた。僕らは偶然音楽の世界で出会った間柄だけど「同じクラスの友人」と言う設定で、嘘の話を作り上げながら2人、学生の多い店内で盛り上がっていた。 「あの英語の永田、今度結婚するらしいな」とかマジの顔をしながら。それに合わせるように会話を広げる。途端に“笑ったら負け”みたいなゲームが始まって、僕は思わずニヤニヤしまった。もしかしたら僕らは音楽とかより本気で演技に向き合った方がいいのかもしれないとか思ったり、しなかったりした。 満たされた腹がふたつ、ヘニョヘニョになりながら帰っていた。「爆弾落としてくるわ」とコンビニを見ながら言うので僕もついて行く。向かい合っている位置にあるトイレへ、戦場に向かうかのように二人してドアを閉じる。すると途端に向かいのトイレから「ブフォオオオ」と爆弾が落ちる音が聞こえた。僕は思わず吹いてしまった。もしかしてこのコンビニはブラジルまで陥没してしまうのではないか。トイレを出て とんでもない兵器とまた訳の分からない話をし合い、爆笑しながら帰った。 2.週に3~4回、LINEのグループ電話の通知が鳴る。 「お、来たな」と思いながら電話に参加する。鈴木と、鈴木と、長井と僕の4人でゲームをする。一瞬で遠い場所と繋がる。空にはどんな線がうじゃうじゃしているのか知らないが、途切れない4本の線で 多分僕らは繋がっている。 何気ない話をしながらコントローラーを握りしめる。この時間だけは本当に何にも考えずに敵を殺す。話していると、どうやら鈴木と長井はもう少しで同棲をするらしい。しかも2LDKらしい。電話を切るとき、いつも少し物寂しい感じになるから、自分は一瞬で切るようにしている。 切った後、あいつらの2LDKはどんな部屋になるのだろうとか、どんな飯を作るのだろうとか、ちょっと考えて楽しみになった。そして寝る前にちょっと歌詞を書いた。 3.部屋でぼーっと日向ぼっこしているとピロンとスマホの通知が鳴った。後輩だ。こいつはもう10年くらいの仲で、なんでもかんでも話せる唯一の友人だ。「暇」と書いていたので、「さて公園でも行くか」と返した。僕らはいつもこんな感じで喫茶店に出向いたり、コンビニでアイスを買って食ったりする。 めでたい事に最近こいつには彼女ができたらしい。それも、画像を見せてもらう限りとびきりの美女である。こんな美女と、これから傷付きながらも2人の世界を作っていくのだ。ただただ応援の気持ちでいっぱいである。僕はこの美女のことを、話を聞くのみでしか知ることができないが、勝手に想像して歌詞を書いたりする。 ごめんな後輩。この世界で描く美女は、お前の世界で見ている美女ではないかもしれないが、俺はお前より、この世界でその美女のことを知ってしまっている。惚気話を聞きながらこっそりひとりで答え合わせをするのが、最近のちっちゃい趣味だ。 これが日常。思い出せる範囲の日記。 <um-hum・小田乃愛> ◆1st mini album『 [2O2O]』 2021年5月26日発売 <収録曲> 01 Ungra(2O2Over.) 02 芥 03 Yawning 04 JoJo(2O2Over.) 05 続予報 06 20?? 07 space interval 08 secret track

    2021/05/28

  • 川村結花
    わたしにとって叫びとは歌を作る上でなくてはならないものなのです。
    わたしにとって叫びとは歌を作る上でなくてはならないものなのです。

    川村結花

    わたしにとって叫びとは歌を作る上でなくてはならないものなのです。

     2020年にCDデビュー25周年を迎えた、シンガーソングライター・川村結花。今日のうたコラムでは、その記念企画として2020年~2021年の2年を通じてのご本人によるスペシャル歌詞エッセイをお届けしてまいります!更新は毎月第4木曜。  シンガーソングライターとして活躍しながら、様々なアーティストへの楽曲提供も行い、ここ数年はピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている彼女。この連載でどんな言葉を綴ってくださるのでしょうか…!今回は第17回をお届けいたします。 第17回歌詞エッセイ:叫びたがる心 西の方から梅雨入りが始まりつつあるせいで、曇天率が高く朝から重たーい気圧に心も身体もやられがちな最近。親しい誰かとどっか飲みに行こうにも、叶わずの日々は長きに渡り。故に自宅でハイボールをちびちびやりながら、ひとりピアノと五線紙に向かう静かな日々を送っております、シンガーソングライター・川村結花であります。 でもね、今月初めには1年3ヶ月ぶりにライブというものが出来たのでした。それも大好きなピアニストでありシンガーソングライターの斎藤有太さんと。グランドピアノを2台、向かい合わせて交互に弾き歌いセッションし、という至福の時間。あの夜のシアワセとお客様からいただいたエネルギーが新しい曲を作りたいと願う燃料となって、今のわたしを動かしてくれているのです(大感謝!)。 そんなわけで久しぶりに本当に本気で新しい曲が書きたいと、魂が欲しているのをひしひし感じ、喜びを噛みしめているわたしです。例えるならばそれは、あっついあっつい温泉のあっちこっちで茶色いお湯の玉がボコボコ弾けている状態です。湧き上がって来るあっつい泡はココロの叫びです。 叫び、と言ってしまうとどうしても激しい感情を思い浮かべてしまいがちですが(そしてそれも大いにありなのですが)それだけじゃない。いとおしさや尊さ大切さ安らぎといった優しく静かな感情。もー、挙げればキリがないけれど、なにしろ表現せずにはいられない。外に出さずにはいられなくて、溢れ出す感情全てを叫びと呼んでいます。そしてそれこそを言葉にしメロディにしピアノに託すというのが、わたしの歌づくりにおける信条です。 なので、そういう状態=心の中にあっつい温泉の泡ボッコボコしてる状態、にいる時は、とにかく文字でも音符でも書いていたい。歌いながらピアノ弾いていたい。その世界に浸っていたいのです。今も5つくらいその泡が湧いて来ていて、毎日少しずつあっちに手をつけこっちに手をつけ、というのを繰り返している最中です。すべて自分のための歌であります。 それと同時に、ご依頼いただいている提供楽曲の歌詞も進めています。そちらの方は勿論アーティストさんやスタッフさんからのご要望がありますので、そこから外れないように指定された内容の範囲内であれやこれや物語の場面を考えます。 たとえば、失恋の歌にしてほしい、というオーダーだったとしたならば、サヨナラした3日後なのか。1年後なのか。今自分はどこにいて何を見ているのか。などなど。そのうち、あ、こういう場面がいいな。だとしたら自分はどんな気持ちでいるだろうか。そしたらきっとこんな感情が湧いてくるだろうな。ああ心が叫んでるわ、、、となって叫びに辿り着き書き始める。逆の方から攻めて行くやりかたをしているんやわ、と今初めて気づきました。 なににせよ、わたしにとって叫びとは歌を作る上でなくてはならないものなのです。それは言葉にならない時だってあります。心のままに弾いていたピアノの響きがただただ美しかった。そこに無理やり歌詞をつけるよりこのままインストの曲にしてしまおう。メロディが、コードがもう叫びを代弁してくれている。それもわたしにとっては歌なのであります。 なので、よく「なんにもないところから作る」という言い方をしますが、なんにもないなんてことはないのです。これまでの生きて来た道がある。喜び悲しみがある。感じる心がある。叫びがある。そこから作るのです(わたしは)。 なんだか語ってしまいましたが。久しぶりのライブで物凄く初心に立ち帰ったせいでしょう。50を過ぎて25年+1年やっていても、本質は変わらないのですね。今でも叫びが心に生まれてくれることがわたしにはただただうれしく、ちょっとほっとしていたりします。ああよかった、心は枯れてなかったわ。また歩いて行ける。よし作り続けよう。 <川村結花> ◆プロフィール 川村結花(シンガー・ソングライター) 大阪府生まれ。東京芸術大学作曲学科卒業。1995年、アルバム「ちょっと計算して泣いた」でシンガーソングライターとしてデビュー。同時に作詞家作曲家として楽曲提供を行い、主な提供楽曲は、夜空ノムコウ(作曲)をはじめ2019年現在までに100曲以上。2010年「あとひとつ」(作詞作曲共作)でレコード大賞作曲賞を受賞。2017年、アルバム「ハレルヤ」をリリース。ここ数年は、提供楽曲の作詞作曲も行いながら、ピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている。 オフィシャルサイト: https://www.kawamurayuka.com ◆歌詞エッセイバックナンバー 【第1回】 【第2回】 【第3回】 【第4回】 【第5回】 【第6回】 【第7回】 【第8回】 【第9回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 【第16回】

    2021/05/27

  • ヒグチアイ
    家族は愛さなくてもいい。
    家族は愛さなくてもいい。

    ヒグチアイ

    家族は愛さなくてもいい。

     2021年4月16日に“ヒグチアイ”が新曲「縁(ゆかり)」をリリースしました。ドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』エンディングテーマとして書き下ろされた楽曲であり、ポニーキャニオンへの移籍第1弾シングル。昨年リリースされた楽曲「東京にて」は、ラジオ媒体を中心に大きな話題となり、その輪は今なお拡がり続けております。新たな活動が次々と芽吹いているヒグチアイから目が離せません…!  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ヒグチアイ”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「 縁 」に通ずるお話です。家族との距離感が難しい。家族に対する言動や愛情が正しいのかわからない。分かり合えたり、分かり合えなかったりの繰り返し。そんなあなたに、このエッセイと歌詞が届きますように。 ~歌詞エッセイ:「 縁 」~ 家族は愛さなくてもいい。必ずしも、愛さなくてはならない存在ではない。 わたしには妹がいるが、学生の頃、仲が良いことによくびっくりされた。兄弟姉妹という存在は、あまり仲が良いものではないらしい。特に子どもの頃はそういう人が多かったように思う。 幸いにも、虐待や育児放棄などがない家だったし、何不自由なく生活が送れたし、音楽を好き勝手やらせてくれたので、親からもらった愛情をそのまま返したいと思える大人になった。 でもそんなわたしでも、「なんであんなことされたんだろう」「なんであんなこと言われたんだろう」と疑問に思っていることがあった。その全てに、答えが欲しくて、実際に聞こうと思ったことがある。“幼い頃のトラウマは解決しないと後々恐ろしい形で返ってくる”というわたしの確信がさらに深まることが怖かったからだ。 いろんな人に相談したし、親に会う日程まで決めた。最後に妹に相談した。「親にこんなこと聞こうと思っているんだけど聞いてもいいと思う?」と聞いた。きっと、まああいぽ(わたしの呼び名)がそうしたいならいいんじゃない?と答えるはずだと思った。 でも、答えはちょっと違った。「聞かなくてもいいんじゃない?」その後、こう続いた。「今のあいぽになったのはそのおかげだし、今のあいぽがいいよ」と。 その言葉をきっかけに、親に対する疑問の答えを求めることをやめた。考えることも自然となくなった。わたしは、愛される資格が欲しかったし、理由が欲しかった。そうすれば、愛すこともできるから。でも、資格も理由もなく、言葉にもできずとも、「それがいいよ」と認めてくれる存在に、幼い頃のわたしが救われたのだ。 家族は愛さなくてもいい。それでも、わたしは家族を愛すことができて、しあわせだ。 <ヒグチアイ> ◆紹介曲「 縁 」 作詞:ヒグチアイ 作曲:ヒグチアイ

    2021/05/26

  • さとうもか
    とにかく、間違ってないよって誰かに言って欲しかった。
    とにかく、間違ってないよって誰かに言って欲しかった。

    さとうもか

    とにかく、間違ってないよって誰かに言って欲しかった。

     2021年5月26日に“さとうもか”がメジャーデビューシングル『Love Buds』をリリース!森善太郎をアレンジャーに迎えたタイトル曲「Love Buds」は、前に進む人を後押しするメッセージが込められた“ネオラブソング”です。カップリングには「いちごちゃん」と「Destruction」が収録。尚、さとうもか自身がジャケットに登場するのは本作が初となります。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“さとうもか”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、シングルタイトル曲「 Love Buds 」についてのお話。<間違ってないよと もっと強く言ってよ>と幕を開ける歌。失恋ソングだけれど、応援ソングでもある歌。そこに込めた想いを明かしてくださいました。是非、歌詞と併せて受け取ってください。最近、お別れをしたひとやお別れを決意した方に、届きますように。 ~歌詞エッセイ:「 Love Buds 」~ どうして大切なものほど、変わってしまうんだろう。 私には大切にしてた場所があって、ずっと同じ方を向いて、一緒に前に進んでいくと思っていた人が居た。でも楽しく上手く行ってるように感じる中でさえ、ほんの少しだけ、いつか終わりが来るんだろうなとも思っていた。 言葉って本当に恐ろしくて、心とは逆の気持ちを言葉にすれば、嘘の気持ちも“本当”として扱われていく。会話の中だと、そういう事が微妙なニュアンスでじわじわと侵食してくるから、自分でさえも気づけなかったり、気づけは時既に遅しだったりする。 そんな中で起こるすれ違いをどれだけ埋められるかは、努力、相性、タイミングの全部が上手く混ざり合っていかなければ、きっとどこかで終わりが来る。「Love Buds」は、そんなすれ違っていく二人を描いた曲。 私はこの一年の中で、したくなかった決断をした日があった。それは人を巻き込む決断で、自分の人生にとって大切な決断で、喜ぶ人もいれば、悲しむ人もいる決断だった。 こんな私の言葉一つで、色んな事が少しでも変わってしまう事に恐ろしささえ感じた。正解は無い事も分かっているのに、沢山の意見を聞く中で、自分が何を信じればいいのかも見失ってしまって、とにかく不安で不安で仕方なかった。毎日その事で頭がいっぱいで、歌詞なんか書けたものじゃなかった。何をやっても自分を責めてしまったり、責めてるくせにガス抜きみたいに誰かに愚痴を聞いてもらっては、そんな事を言っている自分をもっと嫌いになった。 とにかく、間違ってないよって誰かに言って欲しかった。誰かのそれっぽい答えにすがりたかったし、大丈夫だって思える確信が欲しかった。そんなの存在しないのに。 優しさとは何なのかも考えた。全員が喜ぶ選択肢が無い中で、誠実に居るという事がきっと優しさなのかもと思ったりもしたけど、私は完全に誠実に居られたかと言われたら、そんな事はなかったと思う。だから今でもそんな自分を思い出しては、苦しくなったりもする。でも自分がやってきた事を認めて前に進んでいくしか、今の私には出来ない。 もう一つ思ったのは、終わりを自分から言う事が優しさなのかとも思った。それは始まりを作るのは終わりだから。終わりを作る人は責任がある。だからこそ、ちゃんと終わりを自分で言う事が、優しさなのかもとも思ったりした。 もしずっと同じで居ることを選んだとしても、それはそれで楽しかっただろうし、幸せだったと思う。それでも枯れてしまった気持ちは、多分もう同じになる事は無いから、私は自分がこのまま腐ってしまわない為にも、前に進む事を選んだ。それが正解だったのか、間違いなのかは分からないけど、自分を信じて、自分の責任で前に進もうと思った。 この曲は失恋ソングに聴こえると思うけど、私は応援ソングだと思ってる。応援ソングにしては、日本で1番暗いかもしれないけど…笑。 この世には色々な形の出会いやお別れがあるけど、そのままで居続ける事も、終わることも、きっと本当は両方間違ってないと思う。でもそんな中で沢山悩んで、お別れを決意した人がいたら、この曲と一緒に前に進んでもらえたらいいなと思う。私も頑張ろうと思ってるよ。 <さとうもか> ◆紹介曲「 Love Buds 」 作詞:さとうもか 作曲:さとうもか ◆デビューシングル「Love Buds」 2021年5月26日発売 通常盤 UPCH-80559 ¥1,980(税込) <収録曲> 01. Love Buds 02. Destruction 03. いちごちゃん UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤 D2CN-2641 ¥4,400(税込) <収録曲> 01. Love Buds 02. Destruction 03. いちごちゃん 04. 幸せのバトン(Wicanテーマソング) 05. Love Buds (弾き語りver.)

    2021/05/25

  • みきなつみ
    「私よりブサイクなあの子」と言う資格はフラれた女の最後の足掻き。
    「私よりブサイクなあの子」と言う資格はフラれた女の最後の足掻き。

    みきなつみ

    「私よりブサイクなあの子」と言う資格はフラれた女の最後の足掻き。

     2021年5月26日に“みきなつみ”がミニアルバム『イエローバタフライ』をリリース。4月に配信リリースにされた「ウシロマエ」、自身の失恋体験を綴った「君が普通に生きてるなんて嫌だ」など、全7曲が収録されております。みきなつみが「2020年があったからこそ生まれた曲が、ほとんどです」と語る今作。是非、じっくりとご堪能あれ!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“みきなつみ”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。今回は【前編】です。綴っていただいたのは、新曲「 君が普通に生きてるなんて嫌だ 」のお話。失恋したばかりで、別れた現実を受け入れられない、受け入れたくない、行き場のない気持ちを抱えている方。みきなつみがあなたの味方です。どうかこのエッセイと歌詞が届きますように…! ~歌詞エッセイ:「 君が普通に生きてるなんて嫌だ 」~ あああ~、、ついにこの曲について エッセイを書く日がきてしまいましたね。 正直、、、、( わくわくしています。) 性格の悪さが滲み出ました、すみません。 大失恋バラードソング!!! 曲を聴いてくれた人は 話を聞きたくてうずうずしてたのでは、、! 結局、幸せ話より不幸話を 聞きたいのが人間の本性ですな。ククク。 全く興味ないより、私は嬉しいです。 読んでくれて、ありがとうございます。 本当に。 どこから何をどう話せばいいか 正直わかりませんが、ど頭の歌詞 “私よりブサイクなあの子にして 私より幸せになるつもり?”は、 世界中の誰もが認める美人だろうが、 頭良くて仕事できる超ハイスペックな女性だろうが、 この歌詞になります。 失恋した直後は、別れた現実への理解が 追いつかなくて、とりあえず悲しい! こんな時ばかり幸せだった頃を思い出して 涙が止まらねえ!!クソゥッ!なんですけど、 少しずつ脳が冴えてきて、冷静さを取り戻し 悲しみから怒りに変換した脳内は、 「あのク○野郎○\%#☆÷?!?!?!?!........」 みたいな感じで(想像にお任せします) 何か言ってやらんと気が済まない星人になります。 ただ、、!!!これだけは知っていてほしい。 失恋した人に 「○○○の方が、カワイイし~、いい女だよ~」 という言葉は、励ましの為に 使いがち(私も何度も言ってきた)ですが、 全くフォローにならない& その言葉を待っているわけじゃない!という事。 失恋した本人以外が、周りを悪く言ってしまったら、 ますます惨めな気持ちになるんです。 更には「じゃあなんであの子を選んだの!? 私の何がいけなかったの!?」という 後悔モード発動で逆効果、、。 「奪われたな!負けたな!ドンマイ!はは!」 とか言ってくれていいんです。 これ以上、可哀想なヤツにしないでください。 失恋者を代表してここに残しておきます。 さあ、話はあっちこっち行ってますが、 私は痛い女です。でも、あなたにだって そういう面はあるはずです。というか、 世の中痛い人ばかりです。 ただ、それを隠して「普通」を装っている。 その方が色々都合いいし、面倒じゃないし、 生きやすいから。そうする。 もちろん「痛い」箇所に個人差はあるだろうけど、 表に出すか出さないかの違いで、 み~んな抱えてるものです。(だと思っています。) 失恋した後、行き場のない心の 吐き出す場所を用意しました。 ぜひ、お友達に失恋した人がいたら そっとYouTubeのリンクを 送ってみてください。 私が、ひとりじゃないぜ!!!!と、 歌で代わりに抱きしめに行ってやるぜ!!! <みきなつみ> ◆紹介曲「 君が普通に生きてるなんて嫌だ 」 作詞:みきなつみ・矢作綾加 作曲:大知正紘・みきなつみ ◆ミニアルバム『イエローバタフライ』 2021年5月26日発売 FOCD-0062 ¥2,000+tax <収録曲> 1.君にだけバレて欲しいな 2.青春のフィルター 3.Letter 4.GIRL 5.君が普通に生きてるなんて嫌だ 6.ウシロマエ 7.バタフライ

    2021/05/24

  • um-hum
    人生に1つ折り目が付いて、考え方や感じ方の視点が変わった気がする
    人生に1つ折り目が付いて、考え方や感じ方の視点が変わった気がする

    um-hum

    人生に1つ折り目が付いて、考え方や感じ方の視点が変わった気がする

     2021年5月26日に“um-hum(ウンウン)”が1st mini album『[2O2O]』をリリースしました。彼らは2020年関西最大の音楽コンテスト<eo Music Try19/20>でグランプリ受賞。急速に注目を集める、結成1年半の平均年齢21才大阪発4ピースバンドです。今作には、全8曲を収録。3日間で一気にレコーディングを終え、彼らの初期衝動が詰まった現時点での最高傑作となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“um-hum(ウンウン)”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第1弾。執筆を担当したのはR.ioka(ろん れのん/Gt&Key)です。バンドを結成し、約1年経った頃のとある“黄金体験”のお話。ご自身の性格や考え方、感じ方のお話。そして歌詞に対する想いと、今作の収録曲「 Yawning 」についてのお話。3つのテーマで綴っていただきました。是非、歌詞と併せて受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第1弾~ どうも、um-humで、Guitar&Composer担当、ろんれのんです。ボンジョルノ。 ・黄金体験(ゴールドエクスペリエンス) えーと、2019年2月くらいかな、うん。弱冠19歳の時、後のum-humというバンドを、気休め程度に組んだ。それまで、海に流れるプラスチック片みたいな流れ者の僕は、ギター片手に(時にベース)色んな所で色んな人と演奏してた。 そんな快楽主義に侵されてた僕が考えたのは、自分のバンドを組んでみること。桃太郎が仲間を集めていくように、個性的でバラバラの3人のメンバーを集めて。自分の意思で、意図を他人と共有して具現化する。難しくて楽しい初めての作業がなんとなくゆるりと始まった。 そんなバンドを組んで1年ほど経って、2020年にも春の風が吹き出した頃。僕は過換気(過呼吸)症候群を患って、無を経験した。20年くらい生きてきたけど、息ができなくなるなんて無かったし普通に考えてヤバい。 3週間、色んなことを放棄して、何も考えないようにしてた。別に心が不安定だったり闇を抱えている…なんて事もないのに、それは突然やって来て。 桜の季節なんてお構い無しに、独りでSuperにDopeになって無になって、夕暮れ時の寂しさなんかも感じたりした。多分、この時期、僕の人格のリセットボタンみたいなものが作動して、新しい自分が始まった気がする。「自分だけど、自分…?」みたいな感じ。良い意味でも悪い意味でも、人生に1つ折り目が付いて、考え方や感じ方の視点が変わった気がする。 ・多重人格で本質主義(の僕) AB型ってのもあるかもしれないけど、昔から人格にムラっ気がある僕は、時期や環境によって人格がちょいと違ってくるっぽいので、時に変わり者って思われ、言われる時が多々ある。 自分と自分の周りの物事が、何かしら繋がって必然的に進んでる的な考え方に傾向したのは、ゆるっと死んでいたあの頃(上記より)から。 「自分」を他人に誇示しようとは昔から思わないけど、今は音楽があって、表現に苦しんでる。変な話。「人生にドM」なんて言葉を、うちのボーカルが出会った頃、呟いていたような。 ある意味捻くれてる。でも自分は自分。そんな僕にも大切な人達がいて、こんな僕にも付き合ってくれる多種多様な仲間がいる。これ以上に幸せな事はないなー。 ・アルバム「2O2O」歌詞? 色んなインタビューとかで聞かれた時、文学的な歌詞は書けないって、よく言ってる。この歌詞で、誰かの想いが、とか、届けばな、とか、直接的な意図を文学的に綴るより、語文の直感さや、シンプルにイカれた歌詞が僕は描きやすいし、好き。まあ別に誰かの気持ちや想いをくすぐりたくない訳じゃあないけど。 M-3「 Yawning 」は、ここだけの話、性愛を、まるで乾いた土手に水を撒くように勤しみたい!、みたいな曲を沢山書きたくて、そのうちの1つ。歌詞に実験的な要素をと、色々と最近はしてる。他の曲については疲れたので、また今度。 <um-hum・R.ioka> ◆紹介曲「 Yawning 」 作詞:R.ioka 作曲:R.ioka ◆1st mini album『 [2O2O]』 2021年5月26日発売 <収録曲> 01 Ungra(2O2Over.) 02 芥 03 Yawning 04 JoJo(2O2Over.) 05 続予報 06 20?? 07 space interval 08 secret track

    2021/05/21

  • HOWL BE QUIET
    何人何通りもの恋愛経験、苦しさが十二分に詰まった片想いの歌。
    何人何通りもの恋愛経験、苦しさが十二分に詰まった片想いの歌。

    HOWL BE QUIET

    何人何通りもの恋愛経験、苦しさが十二分に詰まった片想いの歌。

     2021年4月30日に“HOWL BE QUIET”が新曲「コーヒーの歌」を配信リリースしました。今作も「ベストフレンド」に続き、届かない相手への報われない恋をテーマにした片想いソング。HOWL BE QUIETとして初の試みとなったファンとのコミュニケーションの中から生まれた楽曲であり、切なさが募る1曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“HOWL BE QUIET”の竹縄航太(Vo / Gt / Piano)による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 コーヒーの歌 」のお話。コロナ禍で、一体どのような想いから曲作りをスタートさせたのか。コロナ禍ならではの新たな曲作りの試みとは。日々「もしもあなたと付き合えたら」という思いを胸に秘めている、恋するすべての方へ、このエッセイと歌詞が届きますように。 ~歌詞エッセイ:「 コーヒーの歌 」~ 「“コーヒーに牛乳を入れて飲んでる君”というテーマはどうでしょう?」 リスナーからのコメント。ここから物語は始まった。 時は遡り、2020年の3月。コロナウイルスが世の中に流行し始めた頃、元々決まっていたツアーなどを中止にすることを決めた。何かあってからでは遅いし、来てくれるお客さんの安全を第一に考えるべきなのは当たり前で、正しい選択であったと思う。でも、会いたかった、という気持ちが薄れることはなかった。繋がりを強制的に断ち切られたような気がして、悔しかった。 そこでどんな形でもいいから、リアルタイムで繋がれる場所。会話出来る場所を作りたくて、毎週同じ時間に配信をすることにした。 きっと見方によっては、自分の歌をそんなに安売りするものじゃない、と刺す人もいるだろう。でも、ぼくはそんなこと知ったこっちゃないし、例えそうだとしても、それでもよかった。そこに1人でも自分の歌を聴きに来てくれる人がいて、欲してくれる人がいるなら、歌いたいと思った。 急に今までの生活がどれほど恵まれていたか、気付かされるようなマスク、ディスタンス生活。自粛、自粛、自粛。STAY HOMEと言われ続け、息が詰まる。そこに一時でもお邪魔して、楽しい時間を提供出来たら(おれももらえたら)ほんの気持ち、呼吸しやすくなるんじゃないかと思い、始めた配信だった。 前置きが長くなったけど、配信を続けていく中で、コロナの影響から毎週配信を始めたことや、聴きに来てくれるみんなと会話したり笑ったりしたこと、何か思い出になるような、形として残るようなものを作りたいと思った。 欝屈とした日常、コロナふざけんなって気持ち、最悪な1年だったかもしれないけど、でもあの曲が出来たねって。あの時は楽しかったねって。そう言えるような、ちっちゃい灯みたいなもんを作りたかった。そういうのがあるとないじゃ、意外と違ったりするじゃない? そこで思いついたのが「そうだ、曲を作ろう」でした。 配信に遊びに来てくれるみんなと曲を作ったら、もうそれが形になるじゃないかと。そうやって始まったリスナーとの曲作り。これがまあ楽しいこと。当たり前だけど普段は、一人なので。良いも悪いも自分ジャッジだから「これで良いのか…?」と悩み狂ったりする。だけど、リスナーのみんながたくさん意見をくれるので、良い意味で軽い気持ちで作れた。さらっと歌ったメロディーに「今の良い!」とか。こんな歌詞どうかな~ってぼやいたのに「それグッとくる!」みたいな感じ。些細なアイデア一つ一つに反応してくれるおかげで、悩まずに進めたし、すごく新鮮だった。 それと“一緒に作る”って看板で始めた曲作りなんだから、みんなのアイデアを存分に取り入れたいと思い、歌詞の方向性はみんなに決めてもらおうと思った。こんな歌詞どうですか?とかあったらなんでも送ってください、と言ったところ、出てきたのが冒頭の一行。 あの一行に対して、みんなで続きを考えた。片想いで終わるべきか、結ばれて終わるべきか、しこたま話して、メロディーをつけて、“4分35秒”というフルコーラスを作り切った。ぼく一人の恋愛価値観では作れなかった。何人何通りもの恋愛経験、苦しさが十二分に詰まった片想いの歌が出来た。 その上で思うのは、忖度抜きでとても良い曲が出来たということ。自信を持って、HOWL BE QUIETの曲として出せるということ。 好きな人の前で、無理をする、理想に近付きたいと頑張るあなたへ 「コーヒーの歌」を送ります。 <HOWL BE QUIET・竹縄航太> ◆紹介曲「 コーヒーの歌 」 作詞:竹縄航太 作曲:竹縄航太

    2021/05/20

  • ネクライトーキー
    かえるくんはここまで一緒に歩いてきてくれたらしい。
    かえるくんはここまで一緒に歩いてきてくれたらしい。

    ネクライトーキー

    かえるくんはここまで一緒に歩いてきてくれたらしい。

    2021年5月19日に“ネクライトーキー”がMajor 2nd Album『FREAK』をリリースしました。メジャーデビュー作『ZOO!!』以来1年4カ月ぶり、3枚目のアルバム。アニメ『秘密結社 鷹の爪 ~ゴールデン・スペル~』OP曲の「誰が為にCHAKAPOCOは鳴る」アルバムバージョン、ライブで披露されている新曲「続・かえるくんの冒険」「豪徳寺ラプソディ」「はよファズ踏めや」、アルバムのための新録曲など全13曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ネクライトーキー”による歌詞エッセイを3か月連続でお届け。第1弾を担当したのは、メンバーの藤田(Ba.)です。綴っていただいたのは、新曲「 続・かえるくんの冒険 」のお話。かつて制作された「 かえるくんの冒険 」の続編として出来上がったこの曲。一体、あの頃から<僕>はどのように変化したのでしょうか。そして自身は今、どんな気持ちを抱いているのでしょうか。是非、歌詞と併せてお楽しみください。   ~歌詞エッセイ:「 続・かえるくんの冒険 」~ 新曲のデモを聞かせてもらい、「この曲はかえるくんの冒険の続編にしたい」と朝日から聞いた時、何をふざけているんだろうと思った。デモ段階から壮大さを漂わせているのに、何故かえるくんなのだろうかと。 “コンテンポラリーな生活”で朝日と一緒に作った「 かえるくんの冒険 」に出てきたかえるくんは、怖いもの知らずで大人を小馬鹿にしている若者だった。そんな彼は、井戸を出て大海を目の当たりにし呆然として、はいおしまい。後は自分で考えてね、と突き放されて終わっていた。曲自体は朝日から愛されていたが、あの若者に対してそこまで思い入れがあるとは思っていなかったのだ。 そうして、どうなるのか想像も付かぬまま、皆でたくさん悩んで悩んで出来上がった「続・かえるくんの冒険」には、色んなことを知って、きっと知らない事も増えたであろう青年のかえるくんが居た。なんかちょっと歳をとったなと思った。きっと彼は私と同じ位の年齢なのかもなとも思った。 私自身は去年30歳になり、気付いたら31歳が目前に迫っているものの、なんとなくのらりくらりと歩いてきた人間である。自分の機嫌の取り方だけは格段に上手くなったと自負しているが、今までぶつかって来たであろう壁をどう乗り越えたのか覚えていない。覚えていないという事は迂回でもしたのだろうか。それとも壁自体を避けて逃げてきたのだろうか。もし今後壁にぶつかった時、真っ直ぐ前を見て歩けるのだろうか。 そんなのらくらもバンドだけは続けてきて、有難いことにメジャーデビューもさせてもらった。売れてやる!とそれなりに意気込んでいた若い頃とは少し変わって、面白いものをやっていきたいと思うようになった。30歳を超えてもなおバンドを続けてこられたからこそ、その純真は守るべきだと気付いた。 そうこうしているうちも、かえるくんはここまで一緒に歩いてきてくれたらしい。コンポラが上手く行かなくて苦しかった時も、新しくネクライトーキーを始める事に希望と不安が入り交じっていた時も、夜行バスの往復が辛いとぶー垂れていた時も。 そしてまだ彼の冒険は続いていく。メンバーといつか更に続編を作るか?なんてふざけた話をしていたけれど、もし本当に続いたとしたら、壮年になったかえるくんはどんな顔を見せてくれるのだろうか。 <ネクライトーキー 藤田(Ba)> ◆紹介曲「 続・かえるくんの冒険 」 作詞:朝日 作曲:朝日 ◆Major 2nd Album『FREAK』 2021年5月19日発売 初回生産限定盤[CD+BD] AICL-4053~4 ¥4,800(税抜) 通常盤[CD] AICL-4055 ¥2,800(税抜) <収録曲> 1.気になっていく 2.はよファズ踏めや 3.大事なことは大事にできたら 4.踊る子供、走るパトカー 5.誰が為にCHAKAPOCOは鳴る(Album EDIT) 6.俺にとっちゃあ全部がクソに思えるよ 7.八番街ピコピコ通り 8.豪徳寺ラプソディ 9.カニノダンス 10.思い出すこと 11.続・かえるくんの冒険 12.Mr.エレキギターマン 13.夢を見ていた

    2021/05/19

  • SUPER BEAVER
    ぱっと一言じゃ言い表せない。好き、だけのはずがない。
    ぱっと一言じゃ言い表せない。好き、だけのはずがない。

    SUPER BEAVER

    ぱっと一言じゃ言い表せない。好き、だけのはずがない。

     2021年5月19日に“SUPER BEAVER”がニューシングル「愛しい人」をリリースしました。タイトル曲は、松坂桃李×麻生久美子×井浦新による金曜ドラマ『あのときキスしておけば』主題歌。この楽曲には<死ぬまで味方でいよう>と綴られ、世代を超えて多くの人の共感を呼ぶラブソングに仕上がっております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“SUPER BEAVER”の柳沢亮太(Gt.)による歌詞エッセイをお届け!新曲「 愛しい人 」に通ずる想いです。あなたがこれまで経験してきた“恋”を振り返りながら、あなたのそばにいる“大切な人”を頭に思い浮かべながら、このエッセイと歌詞に込められた“愛”を受け取ってください。 ~歌詞エッセイ「 愛しい人 」~ 恋愛。口にすると実に照れくさい響き。それでいて人生と切り離せない、恋とか、愛とか。 誰かのことを恋愛感情として明確に意識し始めるのは小学生くらいの頃だろうか。それから抱くいくつかの恋心は、初めての気持ちとたくさん出会わせてくれる。 “好きな人” クラスが別になって落ち込んだり、友達と同じ人を好きになったり、その人は自分ではなく友達のことが好きだったり…。学校帰りの待ち合わせ、初めて遠出をしたデート、手を繋げた嬉しさ。進路、将来のこと、引越し、好きなのに、お別れしたり。当たり前のように動く世界が憎たらしくなるくらい、長く引きずる失恋もあるかもしれない。 胸の高鳴り、寂しさ、悔しさ、切なさ、苦しさ、嫉妬、執着。 振り返ればどれも微笑ましくて、その瞬間は真剣そのもので。 歓びを知って、哀しさも知って。満足を知って、喪失を知る。 やがて、そんな経験が予防線へと変わっていくこともある。万が一でも、落ち込まないよう、惨めにならないよう。告白、なんて曖昧にして、それよりも、何となくの勢いに身を任せてみたり。浮かれたり、後悔したり、嫌悪したり。いつしか「恋」は思い出話に。 それでも、ため息をついたその隣で「まあまあ」なんて言いながら、話に付き合ってくれる人もいたりして。互いに愚痴を披露しあって、卑しい部分も知っていて、それでいて一番気が合うような。 “大切な人” それが恋愛感情なのかどうなのか。それでも、一緒にいたいと思うようになって。少しずつお互いの人生に干渉するようにもなる。他人に話したことのない話を聞いてほしくなったり。恋心だけでは築けなかった関係。自分だけが知っている相手の良いところに頬を緩ませて、自分しか知らないであろう相手の駄目なところに苛々したりもする。 見た目が好き?優しい?面白い?趣味が同じ?惹かれた理由?さあ、なんだったっけ。 ぱっと一言じゃ言い表せない。 好き、だけのはずがない。 胸の高鳴り、寂しさや悔しさ、切なさも苦しみも渡し合って。歓びも、哀しみも、後悔も困難も分かち合って。嫉妬、執着、卑しさ、落ち込む姿も、惨めな姿も見せ合って。 死ぬまで味方でありたい、死ぬまで味方でいようと思うこと。 人と人とで向き合い生まれる信頼。きっといくつかの恋心の先で巡り合う特別。 口にするのは実に照れくさいけれど。 それが、好きな人で、大切な人で、自分の人生から切り離せない “愛しい人”。 <SUPER BEAVER・柳沢亮太> ◆紹介曲「 愛しい人 」 作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太 ◆New Single『愛しい人』 2021年5月19日発売 初回生産限定盤 SRCL-11762~3 ¥1,900(税込) 通常盤 SRCL-11764 ¥1,300(税込) <収録曲> 01. 愛しい人 02. ほっといて 03. はちきれそう

    2021/05/18

  • Ms.OOJA
    AK-69はスターではなく太陽だった。
    AK-69はスターではなく太陽だった。

    Ms.OOJA

    AK-69はスターではなく太陽だった。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリース!2021年5月16日に第3弾となる新曲「I Remember You feat. AK-69」をリリースしました。地元東海の盟友・AK-69がfeaturing参加。それぞれの夢への旅路の途中でいつかの仲間を想う気持ちを歌った、優しくも力強いハートフルなメッセージソングに仕上がっております。    さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届けいたします。今回はその第4弾。綴っていただいたのは、新曲「I Remember You feat. AK-69」のお話です。Ms.OOJAが歌手を志した17歳の頃まで遡り、そこからAK-69と出会い、今作「 I Remember You feat. AK-69 」でのコラボにたどり着くまでの軌跡を明かしてくださいました。是非、夢を追い続けてきた二人ならではの楽曲と併せて、このエッセイもお楽しみください。 ~歌詞エッセイ第4弾:「 I Remember You feat. AK-69 」~ Ms.OOJA10周年記念企画7ヶ月連続リリース第三弾は「I Remember You feat. AK-69」。 AK-69といえば、日本を代表するHIPHOP KINGだ。昔から第一線を走り続けその道を切り開いてきたパイオニアでもあり、その勢いは今なおとどまるところを知らない。 そんなAK-69とMs.OOJA。デビューしてから私を知ってくれた方の中には、どうして?? と思う人もいるかと思う。でも実はMs.OOJAのメジャーデビューにも関わってくる、とてもとても深い関わりがある。 私が歌手を志したのは17歳のころだった。当時、四日市の中部近鉄百貨店の閉店後のショーウィンドウで、HIPHOPダンスをストリートで教えてくれる気前の良いお兄さんがいた。そこに通いだしてから、HIPHOPやR&Bといった洋楽に触れ、なんてかっこいいんだ!と、衝撃を受けた。私もなんとかカッコよく踊りたかったのだけど、どうやらダンスは向いていないらしいと早めの段階で気づき、得意だった歌を歌いたいとアピールしていたら、ダンスイベントの合間で歌わせてもらえることになった。 名古屋の新栄にある、小さなクラブの小さなステージで2~3曲歌ったと記憶している。自分にとっては新しい世界の扉を開いた心躍る体験だった。そこからダンスイベントやいろんなイベントに出演し、フライヤーに自分の名前とアー写が載ると本当に嬉しかったのを覚えている。もちろんギャラなんか発生しないし、交通費や様々な費用は自腹だ。それでも、ステージで歌える!というだけで幸せだった。 それからしばらく地元・三重を中心に活動をしていたが、20代前半のころ名古屋で活動していたラッパーのEL LATINO(エルラティーノ)のアルバムに参加することになった。そこで気に入ってもらい、いろんなライブにも出演し、ユニットで活動するようになり、拠点を名古屋に移す。 そして出会ったのがAK-69だ。同じイベントに何度も出演したけど、当時から爆発的な人気を誇っていた彼はクラブのスターだった。 フロアに人が押し寄せ、ライターの火がつかなくなる酸欠状態のようなステージをいつも袖からみていた。クラブのスターだった彼は、そのフィールドを自らどんどん広げていき、Zepp Nagoyaでのワンマン、そしてガイシホール(1万人規模のアリーナ)でのワンマン、武道館2DAYS、など常に自身の記録を塗り替えていった。 そんな姿をいつも客席から観ていた私は、その凄さに感動しながら、いつか私も....負けない!!と静かに闘志を燃やし続けていた。今思えば、そんな刺激になる人が近くにいてくれたことは本当に幸運なことだったのだと思う(このコラムの 「FLY」編 で書いた芸森で制作をしていたアーティストというのもAKさんだ)そしてもう一つ、私にとって最大の幸運な出来事あった。 当時、AK-69といえばインディペンデントキングでもあった、メジャーレーベルと契約せずにそれ同等の、いやそれ以上の影響力を持っていた。そんな存在をメジャーレーベルが放っておくわけもなく、私が26か27歳の時だったと思う、たまたま名古屋のクラブにAK-69を視察に来ていたユニバーサルシグマのスタッフが、同じステージで歌っていた私を見つけて声をかけてくれた。 朝方の明るくなって清掃が始まったクラブで、フラフラに酔っ払いながら(おそらくそのスタッフもフラフラに酔っていたはずw) 名刺受け取ったのを覚えている。当時、業界の大人たちをまったく信用していなかった私は、どうせ冷やかしだろうと思って期待してなかった。だが、その約一年後に私はユニバーサルシグマからメジャーデビューすることになった。当時28歳。半ば諦めかけていたメジャーデビューという夢を実現出来たきっかけにAK-69がいる。 それからしばらくMs.OOJAの活動としてクラブという場所が遠ざかっていくと共に、彼との距離も離れていった。それでもSNSなどのメディアでその活躍ぶりは目にしていたし、どんな時もぶれずに自分のスタイルを貫くその姿は常に刺激をくれた。いつか共演したい、という思いはずっとあったが、KINGをお迎えするには付け焼き刃の覚悟では失礼にあたる。10周年を迎え武道館公演も決まった今だからこそ、満を持して共演のお願いを出来る自分になったという自負がある。 制作は、このコラムでもおなじみDr.Rこと酒井さんのスタジオで行った。曲調は2000年代初頭によくクラブで聞いたような懐かしい曲をリファレンスにし、歌詞は夢を追い続ける中での心の支えとなった人との出会い、そして別れ、故郷に馳せる思い。いろんなことを乗り越えて今なお夢を追い続けている二人だからこそ出来るテーマにした。私の歌詞にも、AKさんのラップにもそんな思いがふんだんに込められている。手前味噌だが本当に良い曲が出来たと思うのでぜひたくさんの方に聴いてほしい。 今回の共演で発見したのは、AK-69はスターではなく太陽だったということ。道を切り開き走り続けるのは、そう簡単なことではない。いろんな葛藤も障害もあっただろう。それでも、自分の信じた道を突き進んでいく。そんな太陽のようなすさまじいエネルギーを彼は自家発電している。だからこそ多くの人が魅了され続けて来たんだろう。またすごい刺激をもらってしまった。私にとって初心に戻ることと、10年やってきたことが一つになる、そんな共演が実現した。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 I Remember You feat. AK-69 」 作詞:Ms.OOJA・AK-69・Ryosuke“Dr.R”Sakai 作曲:Ryosuke“Dr.R”Sakai・Ms.OOJA・AK-69

    2021/05/17

  • 石崎ひゅーい
    大きな欲求が4つ。食欲、睡眠欲、性欲、そして…
    大きな欲求が4つ。食欲、睡眠欲、性欲、そして…

    石崎ひゅーい

    大きな欲求が4つ。食欲、睡眠欲、性欲、そして…

     2021年5月7日に“石崎ひゅーい”が新曲「アヤメ」を配信リリースしました。テレビ朝日系 木曜ミステリー『警視庁・捜査一課長season5』の主題歌として書き下ろされた同曲。石崎ひゅーいは、同曲について「大切なモノを失くした分、もっと大切なモノを見つけていける、そんな願いを歌にしました」とコメントしております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“石崎ひゅーい”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは「どうして歌詞を書くのか」という問いに対する、ひとつの答えについてです。音楽を始めた中学3年生の頃まで遡って、彼の歌詞の軌跡を明かしてくださいました。是非、このエッセイを読んだ上で改めて、新曲「 アヤメ 」の歌詞をじっくりと味わってみてください。 ~歌詞エッセイ:4番目の欲~ 僕はなぜ歌詞を書くんだろう。果たして、今までそんな疑問を自分自身に投げかけた事があっただろうか。きっと無い。似ている質問で、あなたはなぜ歌を歌っているんですか? そんな質問をされる事が多々ある。僕はいつも「わからない」と答える。そう答えた後に少しだけ間を置いて「わからないからこそ、、、歌ってるんじゃないですかねぇ」的な事を言うんだけど、これは本音でもあるし、言い逃れでもある。そして文字に起こしてみると絶妙にダサい、、、。妙な間を使わずに、濁点で濁さずに素敵な解答ができたら良いなと思うけれど、きっと今の僕にはまだ早い。ボブディランと同じ80歳くらいになったら名解答が生まれるんだろうか。答えは風の中。 今日は、あなたはなぜ歌詞を書くんですか? そんな質問をされていると仮定してこの文章を書いていこうと思う。 僕は中3から音楽を始めた。バンドだ。その頃に初めて書いた歌詞は酷かった。「ヒストリーオブガンジー」というタイトルだった。そう、非暴力の、あのガンジー。教科書通りという言葉があるが、本当に教科書に書いてある通り、ガンジーの歴史を羅列しただけだった。ガンジーに対する僕の想いみたいなものは一言も描かれていなかった。きっとガンジーに対する思い入れが無かったんだろう。文部科学省頼りの駄作だった。 高校生になってバンドは本格的に動き始めた。オリジナルの楽曲を作り、デモテープを販売しようという話になった。1本500円。沢山売れたらエレキギターを買おう。そんな欲があった。一応歌詞も書いていた。しかし、売り物として出せるレベルの歌詞ではない。そこで辿り着いた答えは英語だった。どんなに稚拙な日本語でも英詞にしてしまえば様になるだろうと、今考えてみると卑怯くさい考えだ。でもそうやって僕は歌詞を書いて、人前で歌った。 あの頃からライブは僕の戦場で、英語という鎧を纏った歌詞は僕を最強の兵にさせた。けれど「母さんからもらった小遣い5000円でスケボー買ったぜ!Yeah!」みたいな歌詞でも熱狂してくれるお客さんに対して申し訳無さがあったし、そんな歌詞しか書けない自分に対する虚しさを抱えていた。鎧を脱がされた途端、僕は最弱の兵に成り下がった。薄々僕は気付いていたんだ。自分に歌詞を書く才能が無いことを。そんな事を察したのか、自然と僕じゃないメンバーが歌詞を担当するようになっていった。 バンドはその後も順調に活動を続けた。高校を卒業し、メンバー全員で上京した。CDも作った。お客さんは少ないが、東京のライブハウスで毎晩喉が千切れるまで歌った。幸せな生活だった。でも圧倒的になにか足りなかった。ステージ上でふと我に返る瞬間が増えた。上手から下手まで、なんなら楽屋やフロアまで縦横無尽に走り回って、何に対してこんなに必死でいるんだろうか? なんの為に歌い、叫んでいるんだろうか? そんな疑問が僕を窮屈にさせた。僕は気付いてしまった。人が書いた歌詞では無く、自分が書いた歌詞で歌いたいという、承認欲求に限りなく近い表現欲求が自分の中にあることに。 メンバーにそんな自分の心情を打ち明かしたのは20歳くらいの頃だった。どんなリアクションだったかあまり覚えていないが、きっと不安だったと思う。こいつ「ヒストリーオブガンジー2」みたいなものを書いてくるんじゃないかって、、、。 そこから僕は正式に歌詞と向き合うことになった。苦手意識はまだ存在していた。でもそれに勝る欲があった。好きなバンドの歌詞を熟読し、研究した。ネタになるような刺激があるなら構わずどこでも飛び込んだ。町中を駆け巡り、路上で寝転んだ。星や月が綺麗だった。溜まっていたものが溢れ出すように沢山の歌詞が生まれた。それは僕が音楽家になる為に避けては通れない大切なプロセスだった。 僕はそれまで以上に音楽に没頭していった。音源も何枚か制作した。小さなライブハウスに人を埋められる程度にもなった。でも音楽だけで生活をする事はできなかった。悔しかった。夕方から早朝までバイトをして朝焼けを見ながら電車に揺られた。窓に映る自分の顔が情けなかった。ボロボロの体でスタジオに行き、先行きの見えない音を鳴らすことが苦痛だった。このままじゃいけないと思った。成功したいという欲がまた僕を動かした。 バンドを辞めたい。そうメンバーに伝えたのは26の時。当時、僕の歌詞の書き方は母親が亡くなったこともあり、とてもパーソナルなものに変わっていく段階でもあった。個人的な内容の歌をバンドに背負わせるのにも違和感を感じていた。一人で歌ってみたい。正直な気持ちだった。歌をより強いものにする為に必要不可欠な決断だったし、決別だった。 28歳の時にシンガーソングライターとしてデビューをした。そこから9年。歌詞を書き続けている。正直未だに歌詞を書くことは苦手だ。タイアップ書き下ろしやアーティストへの楽曲提供。毎回悪戦苦闘を続けている。でも、それでいい。簡単じゃないから続けられるんだ。 僕には欲がある。ぜんぜん書けない時もある。惰性で書いてしまう時もある。でも人間の深い場所に届けたい。そんな欲がある。「ヒストリーオブガンジー」くらい変な歌詞を書くこともある。妄想で宇宙に飛ぶこともある。でも置いてけぼりにしたくはない。そんな欲がある。世話になった人達がいる。傷つけた人達がいる。離れた仲間や恋人や家族がいる。後悔や懺悔では無い。幸せでいてほしい、そんな欲がある。 手応えはいつも無い。みんなの顔を見てからじゃないとわからない。自分で満足しちゃいけない。誰かの心のひだが揺れる度、その姿を見て喜びたい。そんな欲がある。大きな欲求が4つ。食欲、睡眠欲、性欲、そして表現欲。4番目の欲求が僕に歌詞を書かせている。 <石崎ひゅーい> ◆新曲「 アヤメ 」 2021年5月7日リリース 作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい

    2021/05/14

  • 佐藤千亜妃
    孤独は、愛を知るためにあるのかもしれない。
    孤独は、愛を知るためにあるのかもしれない。

    佐藤千亜妃

    孤独は、愛を知るためにあるのかもしれない。

     2021年4月8日に“佐藤千亜妃”が新曲「カタワレ」を配信リリースしました。現在放送中の、鈴木亮平×吉岡里帆による木曜ドラマ『レンアイ漫画家』主題歌の同曲。ドラマの登場人物の心情を想像しながら「かけがえのない誰かに出会う」「人生の伴侶を見つける」というテーマのもと書き下ろされた1曲となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“佐藤千亜妃”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「 カタワレ 」に通ずるお話。何故、自分は言葉を必要とするのか。音楽を必要とするのか。そして何故、人間の心はこんなにも不完全に生まれたのか。歌詞に綴られている<君は世界でたった1人だけのカタワレ>というフレーズの真の意味を考えながら、是非このエッセイと楽曲をお楽しみください。 ~歌詞エッセイ:愛の起源~  いつも言葉はふいに溢れ出てくる。浮かんでは消えてゆく日もある。逃げてしまう前に掴まえることができる日もある。まちまちだ。感覚と脳を接続して、言葉を排出する。たったこれだけのことが、なぜ時に難しく、時に心を掻きむしるのだろう。  私は私のことがいつもわからない。私は私のことを上手く語ることができない。だから。だから、景色を、感情を、想像を、書きとめておくのかもしれない。自分が何者なのか知っていれば、おそらく満ち足りた気分で生きられるのだろう。そして、伝えるための言葉すら必要としなくなるだろう。それは、進化なのかもしれないし、退化なのかもしれない。  でもやっぱり私は、どこかが欠けたままの自分で愛を見つめていたい。生きる意味の答えがこの世に存在しているとしても、気付かぬふりをして君と朝まで語らっていたい。たどたどしい言葉で、無愛想な表情で、お気に入りの音楽を聴いて。  何かを隠し通すための言葉があり、そして全てをさらけ出すための言葉がある。詩は、そのどちらもを内包しているものではないか。だから、音楽に求心力と祈りを与える。言葉にならかった景色や感情は音になり、歌詞と音は互いを補い合う。まるでカタワレのように。それが歌だ。  そう思ってふと、「カタワレ」という曲について考える。哲学者プラトンが提唱した“人間球体説”をヒントに、歌詞を書きあげた曲だ。かつて人間は、二人でひとつの球体だったが、二つに引き裂かれてしまう。そして人間はその自分の半身を探す旅をしている。それが愛の起源である、というような話。プラトニックラブの語源にもなっているらしい。ロマンチックに聞こえる話だが、本当はきっと悲劇だ。どうしてこうも人間の心は不完全に生まれたのだろう、という疑問が解けた気がした。孤独は、愛を知るためにあるのかもしれない。  誰かの心の穴を埋めてあげることはできなくても、その穴ごと包んで、少しだけ楽になれるような言葉を紡いでいきたい。そのために私は生きていきたい。 <佐藤千亜妃> ◆紹介曲「 カタワレ 」 作詞:佐藤千亜妃 作曲:佐藤千亜妃

    2021/05/13

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