言葉にできなくてTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | | 君のことが好きでした ずっと 言葉にできなくて 君に逢えるなら 飛んでゆけるきっと 宇宙の果てまでも 妄想ばっか 膨らんでく いつもの仲間 いつもの場所で 同じ毎日 俺が恋なんて あいつら笑うだろう 冗談ばっかりでそんな話できそうもない 卒業したら 逢えない運命 baby I'll miss you 言葉にできなくて 弾けそうな 胸の中 言葉にできなくて 伝えなくちゃ この気持ちを 君が好きになる 男ってどんなだろう 答えは出ないまま 頭から煙が出てきた 当たって砕けろ 覚悟を決めて 響け 恋のメロディ 君のことが好きでした ずっと 言葉にできなくて 嗚呼 言葉にできなくて 逃げたくない 君の目を 見つめて 言葉にできなくて 呼吸さえも 止まりそうで 言葉にできなくて 弾けそうな 胸の中 言葉にできなくて 伝えなくちゃ この気持ちを |
コバルトブルーTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | この夜が明ける頃 俺達は風になる 勿忘の花びらを 舞い上げて吹き抜ける 闇の沈黙(しじま)に十六夜(いざよい)の月 季節が黒く血を流してる 潮騒の音 抜け殻だけを残して 変わらないこの世界 くだらねえこの世界 そんな事誰だって 子供(ガキ)だって知ってるさ だけど俺達泣く為だけに 産まれた訳じゃなかったはずさ ただひたすらに生きた証を刻むよ 今 俺達は風の中で砕け散り一つになる 辿り着く場所も知らぬまま燃え尽きる この夜が明けるまで酒を飲み笑い合う 俺達がいた事を死んだって忘れない 「めんどくせえなぁ 逃げちまおうか」 今更誰も口にはせずに あどけないまま眠る横顔 震える胸 愛しさも淡い夢もこの空に溶ければいい 誰も皆コバルトブルーの風の中 さあ笑え 笑え ほら夜が明ける 今 俺達は風の中で砕け散り一つになる 大げさに悲しまずにもう一度始まってく 俺達は… 俺達は風の中 |
コワレモノTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 人気もんも嫌われもんもみんな仲良くこわれもんさ 怒りん坊 さみしん坊 甘えん坊 きかん坊に暴れん坊 いい善人 悪い善人 いい悪人 悪い悪人も みんな愛しきこわれもんさ 体は一つの袋です その形状は心の形です 愛する形 愛される形 いじめる形 いじめられる形 みんなに埋もれず適度な自己主張 センス良ければなおさらいいけどクレーム言うなら俺にもできるぜ 自分自身じゃなにも出来ませんが何か? 普通を自ら名乗る瞬間に普通じゃない人を羨ましがると同時に 心の何処かで見下すんだ 自分の言葉は他人の言葉で他人の言葉は自分の言葉で とりあえず一人じゃ生きられない 人気もんも嫌われもんもみんな仲良くこわれもんさ 怒りん坊 さみしん坊 甘えん坊 きかん坊に暴れん坊 いい善人 悪い善人 いい悪人 悪い悪人も みんな愛しきこわれもんさ 新宿あたりで酩酊状態で遠くに聞こえるシタールに誘われ 古びたドアの向こう側は神様だらけのスナック 隣で水割り作る方は動物のような顔をしてらして 注文を聞いてるあの方は360度が顔面で 神様でさえいろんな姿で人間だってもっとあるがままで いいと思った瞬間に目が覚めたんだ 俺と違う君を好きになるよに 人と違う俺を誰かさんが 好きになることもあるのかな 人気もんも嫌われもんもみんな仲良くこわれもんさ 怒りん坊 さみしん坊 甘えん坊 きかん坊に暴れん坊 いい善人 悪い善人 いい悪人 悪い悪人も みんな愛しきこわれもんさ 人気もんも嫌われもんもみんな仲良くこわれもんさ 怒りん坊 さみしん坊 甘えん坊 きかん坊に暴れん坊 いい善人 悪い善人 いい悪人 悪い悪人も みんな愛しきこわれもんさ 人気もんも嫌われもんもみんな仲良くこわれもんさ |
金輪際THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | THE BACK HORN | 疲労困憊 逆に笑っちまう 今日乗り切ればやっと週末だ 理不尽な八つ当たり喰らって 表情筋 崩壊しそうです 一回血ヘド吐いてきていいですか? 今すぐそのゴミ箱に堪忍袋ごとブン投げろ 期限の切れた怒りの請求書 溜まってる 使うチャンスを逃しちまったんだ 用途不明のコード類のように なんか役に立ちたくって 生きてますがまだ役立たず ベルが鳴る アイツ等に早く会いたい 遊びに行こう 遠くまで 夜を越えて 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ 馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ こんな自分なんて消えちゃえ 金輪際 ギリッギリの気分だって 会えば笑いあえたんだ いつだって なんかキレイキレイキレイキレイ 深い深い闇を泳ぐ魚 「こんな自分」なんて言うなよ 金輪際 フラッフラで倒れて 眠りにつく時まで身をよじって 儚い光に手を伸ばし続ける アンタの真面目は病だから、 他人がふざけて見えたら、アンタも適度にふざけなさい。 ってばあちゃん 言ってくれたっけ あれ違ったっけ? 用途不明のコード類のように なんか役に立ちたくって 生きてますがまだ役立たず 腹が鳴る 大切な会議の最中に 9回裏満塁で放る 軌跡は 奇跡は 暗い青空に吸い込まれて 夏が終わった。 いまだに夢に出てくる 立ち尽くしてる坊主頭 少しずつでも一緒に前に進んでゆこう 夜を越えて 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ 馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ こんな自分なんて消えちゃえ 金輪際 ギリッギリの気分だって 会えば笑いあえたんだ いつだって なんかキレイキレイキレイキレイ 深い深い闇を泳ぐ魚 「こんな自分」なんて言うなよ 金輪際 フラッフラで倒れて 眠りにつく時まで身をよじって いつもいつも ふざけあって ずっとずっと どこまでも続いてゆければいいのになあ あまりに儚い光 それでも僕ら手を伸ばし続けよう |
最後に残るものTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | | 最後に残るもの 夜が終わる頃に あなたの胸の奥 冷めない熱になれ 最後に残るもの 音楽が鳴り止む頃 あなたが「此処に居ていいんだ」と 思える世界になれ 生きる理由は誰かのため 生きてゆく意味は自分のためだろ? その両方を歌にのせて鳴らすんだ 人生の最終日 最後の一息で きっと笑うのさ 出会えて良かった 心からそう思うよ 一人じゃなかった あなたがいてくれた 壊れそうな あの夜とか 生き急いでしまいそうだった瞬間に この手を掴んでくれたのは あなただった 歌い続けてゆくから いつしか正論に疲れて 「綺麗事だ」って あなたを遠ざけ 逃げ出す卑怯者 思い出したくもない 過ちもあるけど 人生が交わって 火花のように 歌が生まれてく 出会えて良かった 伝えたかった ずっと あなたにもきっと 泣きたい夜があった 出会えて良かった 心からそう思うよ 一人じゃなかった あなたがいてくれた 壊れそうな あの夜とか 生き急いでしまいそうだった瞬間に この手を掴んでくれたのは あなただった 歌い続けてゆくから 聴いていてくれないか 最後に残るもの 夜が終わる頃に また1歩踏み出せる そんな明日を願った 最後に残るもの 音楽が鳴り止む頃 あなたが「此処に居ていいんだ」と 思える世界になれ |
桜雪THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 月光がキラキラと舞う こんな夜は 罪の深さだけ深く潜れるという 海に身を投げ眠ろう そして何もない クモの糸 垂れた滴 水彩画に 塗り潰され隠された我は闇 優しさなど知らぬが故 誰もいない… 時を止めてくれ ひとすじヒダマリ揺れて 幼き我 空 泳ぐ 時空に風になる 桜雪 笑い顔 赤きポストに積もる 灰色の空の下 どうか届けと願う |
戯言THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 山田将司 | THE BACK HORN | 絶対秘密の口止めは 拡散希望のタグと同じ 朝日と同時に煙が上る 炎上騒ぎでお江戸は華やぐ 平々凡々の中の中 まじめだけが取り柄でした ほんの魔が刺したコンマ1秒 あっちゅうま 人生踏み違えていたの 謝ろうが 誤魔化そうが 全部後の祭り 戯言 蹴飛ばして 逆さまどんでん返しを狙え どいつもこいつも好き勝手戯言 頭湧いちゃってイッちゃって SHOWTIME 紳士淑女も寄ってらっさっさい 週刊誌だけにゃ任せられぬ 独自のスジから入手したネタを 今宵も界隈の縁 お教えしましょう ヘリウムガス吸い込んで 「正義の名の下に」 戯言 蹴飛ばして 逆さまどんでん返しを狙え どいつもこいつも好き勝手戯言 頭湧いちゃってイッちゃって SHOWTIME サーカス小屋 ハメ外せ 大盤振る舞いでアン・ドゥ・トロワ 清廉潔白な奴ほど落としがいが あんだ かんだ 揚げ足取りはお手のもの 「哀れなピエロみたいに悲しい笑顔見せてくれ」 はっ、くだらねだせえ趣味 他人の人生笑うのはカス 戯言 蹴飛ばして 逆さまどんでん返しを狙え どいつもこいつも好き勝手戯言 頭湧いちゃってイッちゃって SHOWTIME 戯言 蹴飛ばして 逆さまどんでん返しを狙え どいつもこいつも好き勝手戯言 頭湧いちゃって逝っちゃって頂戴 所詮は戯言 塵になって消えろ |
疾風怒濤THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | | けたたましい男 唱えるぜ踊り念仏 そう so tight 性理論 雲の形が顔ティック 謝りながら産道 這い出て来て今参上 芸術は爆発 そして感情の爆発も芸術だ 疾風怒濤 踊ろうぜ 重力うざいなあ ハローハローハローこちとら バンドT 着たサンタクロース ギターを置いていく そしてナイフを盗んでいく ないものねだればきりがない あるのは生身の命だけ 楽しめ だらけろ 怠けろ 笑おう 無心に 上れよ 有頂天 愛 鼠尾馬尾鼠尾 非凡な煩悩 本当の自分なんて あるある詐欺だちくしょう とうとう堂々巡りを大胆に脱す 用意はできてるか? 踊ろうぜ 疾風怒濤 歌おうぜ 疾風怒濤 かけ抜けよう どこまでも いやあ、しかし重力うぜえなあ |
上海狂騒曲THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | かわいいあの娘の手首にゃ傷がある チャイナブルーさ 笑顔を奪った奴らは許さねえ 港の倉庫で唸りを上げたのは 金属バット 上海ネオンに名誉のジャリっぱげ なんか訳も無くギラついた 最高で最低の この街で生きてゆく きっと死ぬまで せえので駆け抜けろ 燃え上がる摩天楼 脳天貫いた悲しみの果て オヤジは首吊り ババアは酒浸り ガキは物乞い 泣いても泣いても吹くのは空っ風 顔面歪ませ血管ブチ切れて 笑い飛ばすぜ 感傷なんかは銭にもなりゃしねえ 毎夜血塗れのラブソング 笑顔はどんな顔 俺にだけ見せてくれ 傍にいるから その手を伸ばすなら 死んでも離さない 人生は悪かねえ 良くもねえけど… なんか唾吐いて ガンつけて 野良犬蹴り上げて 自棄っぱち プロポーズ 最後の笑顔 せえので駆け抜けろ 燃え上がる摩天楼 脳天貫いた悲しみの果て 伸ばした掌に 掴めなかったもの あの娘は永遠の夏の陽炎 |
シュプレヒコールの片隅でTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | THE BACK HORN | そして彼女は行方不明 雷鳴が銃声をかき消したあの晩に 「戦おう 戦おう 戦おう 倒れたあいつのためにも」 男たちは酒酌み交わし 夜明けの夢を見てた 不機嫌な彼女には 何もかもが標的だ 飼い猫と睨み合い 舌を出す 誰かの靴の音が 空に響いて消えた 彼女と待ち合わせた石畳 シュプレヒコールの片隅で そっと手を繋いだね どうしようもないこと 怒りを覚えたときは 泣きながら怒ってた 窓際で 涙も枯れたはてたら 歌を口ずさむのさ 楽しげな 軽やかな あの歌を シュプレヒコールの片隅で ひとり目を 塞いでた 揺りかごを揺らすのが 僕の手であったならば 彼女は手紙を書き 破り捨てた そして彼女は行方不明 雷鳴が銃声をかき消したあの晩に 「戦おう 戦おう 戦おう 震える心を隠して」 風に揺れる蝋燭(ろうそく)の灯に あなたを想っていた さよなら悲しみよ あの人の心から 出て行っておくれ お願いだから さよなら悲しみよ あの人の心から 出て行っておくれ 神様 どうして 悲しみは 生まれゆく |
シリウスTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 共に生き歩んだ日々 支え続けてくれた人 立ち尽くすあなたの為 今何ができるのだろう 黒い白鳥が音もなく舞い降りて ささやかな日々に終わりを連れてくる いつも笑ってた人たちの怒鳴る声 決断を迫られて俺達は変わってく シリウスが真夜中の空を 焼き焦がし感傷を笑う 息は白く 共に生き歩んだ日々 支え続けてくれた人 立ち尽くすあなたの為 今何ができるのだろう 告げたサヨナラは数えればきりがなくて あるのは生身の生命が灯す光だ 理屈じゃわりきれぬ 道を選ぼうとも 誰もが自らの想いはごまかせない 待ち焦がれる幸せも 家路を急ぐ幸せも もう一度抱きしめて もう二度と離さずに 共に生き歩んだ日々 支え続けてくれた人 立ち尽くす心に今 世界を取り戻すよ 告げたサヨナラは数えればきりがなくて あるのは生身の生命が灯す光だ 命は命を育て 命は命を喰らい 命は命を叫び 命は一人じゃ生かしきれない |
心臓が止まるまではTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | | ハローハロー 生きるための言葉を刻もう 僕の体を切ってみたら ぬるい温度が滲み出した その絶望の境目に指を突っ込んで ベリベリと剥がしたら ガキの頃の風景だ 今もあの頃のまま イキルサイノウなどないけどさ だけどさ 自分の魂ぐらいはてめえで救ってやるさ お手を拝借 時に害悪 毒か薬か僕が決めんだい 飴を頂戴 歌え兄弟 そっちゃどうだい? 正味な話 一体全体膨満感 桃源郷は喰い放題 古今東西 NO問題って んなこたない 心臓が止まるまでは 全身全霊生きたがって叫ぼうぜ お前を傷つけたやつらが笑ってら お前は感情を出せなくなってゆく まず吐き出せ 声が枯れるまで そして歩き出せ お前のその道を 目の前の荒野を恐れることはねえ 歌い舞い踊ってぶんどるんだ未来を お手を拝借 時に害悪 毒か薬か僕が決めんだい 飴を頂戴 歌え兄弟 そっちゃどうだい? 正味な話 罵詈雑言土鍋で 三、四日ほど煮込んで 頭からぶっかけたい クズ野郎 心臓が止まるまでは 全身全霊生きたがって叫ぼうぜ 一体全体膨満感 桃源郷は喰い放題 古今東西 NO問題ってんなこたない 心臓が止まるまでは 全身全霊生きたがって叫ぼうぜ さあ言葉を刻め 生き抜くために 滾る想いは血の味だ さあ言葉を刻め 生き抜くために 滾る想いは血の味だ さあ言葉を刻め 生き抜くために 滾る想いは血の味だ 心臓が止まるまでは 全身全霊生きたがって叫ぼうぜ 心臓が止まるまでは 全身全霊生きたがって叫ぼうぜ 全身全霊生きたがって叫ぼうぜ |
シンフォニアTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 僕が死にゆく時のためのエチュードが 流星群のように降りそそぐ 想像上の未来に全感覚でタッチするスクリーンに 走馬灯のように光る星 空っぽの世界で片っぽの正解抱いて 明日を探して 突き刺す感情を 染める群青を 夜明けの国 僕ら笑いあって 途切れ途切れのSOSが溢れそうで光に目を細めた 始まりが僕らを待ってる 絶望的な状況 妄想は制御不能 クレッシェンドな混沌の中で 天災にさえ勝る天才的な愛の存在 きみの声で息を吹き返す 砕け散る世界で暴かれた空(スカイ)が堕ちて 明日を探して 放物線描いて最後尾から愛を ありのままかどうかは問わなくていい フィードバックループする映像 一生モンの思い出を 流星が今夜ハートを貫いて メロディーが方角を示してる 何も変わらないけど洗いたてのシーツが 夜を越えさせてゆくこともあるだろう 帰る場所ならここにあるから何処へでも飛んでけよ 突き刺す感情を 染める群青を 夜明けの国 僕ら笑いあって 途切れ途切れのSOSが溢れそうで光に目を細めた たくさんの想いを傷つけて悲しませても ここにいたい 許されなくたって ありふれた喜びも 微笑みも 愛しさも 切なくて揺れていた 光の中で今 始まりが僕らを待ってる |
シンメトリーTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | One more time, we celebrate I found a place where we belong (When) raindrops sing a song (everything is) gonna be alright My mind set you free センチメンタルな飛行船 天高く登っていったよ 降ろしたその荷物 担いだらまた歩くんだよ 狭い路地の向こうに きっとひらけてゆく海 あとひと息 水面に瞬き揺れて光れ 何気なく些細な瞬間 君の指先が 物語の幕を開ける 何度でも 何度でも光の絵筆重ねて 閃きの風に乗って どうかノーミスよりも濃密な人生を さんざめく愛の庭 いつの日か辿り着くだろ もう一度顔をあげ 旅人よ 振り向くな 君はデザインしてゆく 世界との関係性を今 魔法を忘れたレインメイカー 共にゆこう もう一度笑っておくれ 世界の何処かで 君を待ってる人がいるんだ 輝きの欠片たち バランスとりあって煌めくよ 天気雨よ 日々を飾れ 何気なく未来を迎え撃つ僕ら One more time, we celebrate I found a place where we belong (When) raindrops sing a song (everything is) gonna be alright My mind set you free We are walking on this winding road (When) raindrops sing a song (everything is) gonna be alright Don't leave me while (I'm) on my way いつでも 君の世界の見方の味方さ 続けておくれよ 物語を 大丈夫だって心配ないよって声かけあっていこう 君のおかげ 生きてるのは だから だんだん変わって少しずつだって最大限描けるよ 胸の奥へ届く光 天国への非常階段 駆け上りたくなる時は その手をのばしておくれ 強く強く引き寄せるよ 明日君が口ずさむ 誰も知らないメロディを聞かせて One more time, we celebrate I found a place where we belong (When) raindrops sing a song (everything is) gonna be alright My mind set you free We are walking on this winding road (When) raindrops sing a song (everything is) gonna be alright Don't leave me while (I'm) on my way |
自由THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 炎天下の庭 彼は耳までうな垂れていた 自由になれとそっと首輪を外してやったんだ だけど彼はその場所を動きはしなかった 錆びた鎖は彼を縛りつけてはいなかった 俺は何を期待してた? チクリと痛むこの胸を風が吹き抜けた その時何となく感じた 直観が確信に変わった “自由な気分ならそれで十分”だって その場所から見える景色はどうだい? ネガポジプラスマイナスゼロの地平線に立って 子供のころ描いた色とりどりの世界 空は虹色 クジラが雲の隙間で泳いだ 画用紙をはみ出して床や壁に続く物語 大人達が子供らしいと誉めてくれたから 子供の絵はわりと不自由だ 大人の絵はわりと自由だ 俺はどうなんだ? 変換ミスや言い間違いや思いつきや無駄の向こうに 無限の宇宙が広がっている気がした 触れない光に伸ばす指先 この手に自由を教えてやるんだ 風が吹き抜けるあの場所まで僕ら走り抜けよう 何故かこぼれてくあの涙は凛々と音を描く 確かなものなんてない未来へひょうひょうと走り抜けよう 誰かの小さなつぶやきでさえ世界を変えてしまうかもしれない 変えてしまうかもしれない 行こう 行こう 風が吹き抜けるあの場所まで僕ら走り抜けよう |
情景泥棒~時空オデッセイ~THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | THE BACK HORN | 油断したぜ ポケットに空いた穴から 時空間(そら)に 情景が零れ落ちてく 一瞬の輝き 永遠の暗闇 笑顔とその裏で 唇から血を流す顔 路上に舞い散る週刊誌 言の葉が濡れて黙ってた 神々の不倫や 百万年のため息 表現中毒者が 殺した無数の人たち いつの時代も 優しいやつから死んでいった 美しくあって性器でもあって この世を彩る花 そしてビッグバン 未来人は肉体を持たず 脳と神経だけ瓶詰めになって 痛みもなく 見た目の善し悪しも無く 平穏 手に入れたはず 未来人は肉体を持たず 脳と神経だけ瓶詰めになって 痛みもなく 見た目の善し悪しも無く 平穏 手に入れたはずだった 今を生きろ 壊れながら 今を生きろ もがきながら 情景 情景 情景 情景 世界中の慟哭が 蠢く壁の様だった 今を生きるんだ お前は生きるんだ ...此処は何処だ? |
世界の果てでTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 時には何もかも陽射しのせいにして 深呼吸するのさ 今のらりくらり行こう 考え込む夜が下着を脱いだなら 全てがバカらしくなる 少し楽しくなる いつか赤く光る月を掴みたくて 甘く濡れる風を滑り落ちる 今 終わらないメロディー 独りじゃ足りない宇宙で 壊れそうな想い抱いていても 恥らうあなたの好きという言葉が 美しいことを知ってほしい 抱きしめる 世界の果てで 僕らは優しさを覚えたその時に 大人になるのだろう でも悪いことじゃないさ どうか人生なんかを語りはせずに 運命なんかと暮らさぬように 今 毎日を歌う 歩いてゆくのさ旅路を 少しくらい遠回りもいいさ 誰かの答えは何かが足りない 汗を掻きながら生きてゆくよ 真実は一つじゃないさ 重ね合わせてゆく 僕ら歩いてゆく 独りじゃ足りない宇宙で 壊れそうな想い抱いていても 恥らうあなたの好きという言葉が 美しいことを知ってほしい 抱きしめる 世界の果てで |
世界を撃てTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 突風が吹いて葛藤が砕け散った 雑踏を抜けて戦場へ舞い戻った それぞれの日々が戦う意味だ 逃げ出すほど弱くないさ 拳を握る 瞬間風速は台風を越えていった 上昇気流に乗っかって舞い上がった 何処までも飛べよ 想うがままに 自由を奪い取れ 共に夜明けを目指す 孤独を暴く光 その最前線をゆけ 見つめる眼差しは真っ直ぐに 世界を撃て 臆病者が俺のことを呼んだ 闇の中で首根っこを掴んだ 蹴飛ばして躍れ その亡霊を しらけたしゃれこうべ 風に吹かれ消えてく 命を懸けてみたい 信じるべき想いに 暮れゆく橙の逆光を切り裂いてく 臆病者は過去を抱いて死んだ 覚悟決めて生まれ変われ今夜 生きてゆくことを諦めるなら 軽蔑しておくれ どうか愛する人よ 孤独を暴く光 その最前線をゆけ 見つめる眼差しは真っ直ぐに 世界を撃て 心が正解だろう いつかは笑えるだろう 果てなき悪戦苦闘の道 続いてゆく 顔を上げて世界を撃て |
閃光THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | THE BACK HORN | どうか光のかけらよ 君の日々を一時でも 人生のシビアさから 痛みから守っておくれ こんなふうに心 動く瞬間を 君と分け合い 生きてゆけるなら 隠し持ってた 陽炎のリグレット 解き放つよ 空へ 一瞬の輝きを 輝きを 輝きをくれた 君に捧げる歌 一瞬の輝きを 輝きを 輝きを一生 忘れないから 旅路に吹く風 気分は良いな 疲れきってんのに なんか 生きているって感じだ 共に行こう どこまででも 祭りの後の さみしさと一緒に ひとかけらだけ 何を残せるか 頑張り過ぎんな ひとりぼっちで 同じ気持ちで 戦ってるやつが 君のそばに いるから 一瞬の輝きを 輝きを 輝きをくれた 君に捧げる歌 一瞬の輝きを 輝きを 輝きを一生 忘れないから 知らねえよ 正しいか 知らねえよ 意味なんか 音を鳴らすんだ 悲しみさえ 祝福するような 現実はいつも どうしようも無くリアルで ドッキリの看板持ったやつが出てくるわけでもねえ もう会えねえ 蝉の声が 風の音が あいつがいない分だけ うるさく聞こえる せめて見守っていて やり続けていくから 物語は続く 俺たちが望むなら 一瞬で消えちまう 何もかも だからこそ俺たち 今を生きるんだ 一瞬の輝きを 輝きを 輝きをくれた 君に捧げる歌 一瞬の輝きを 輝きを 輝きを一生 忘れないから 知らねえよ 正しいか 知らねえよ 意味なんか 音を鳴らすんだ 悲しみさえ 祝福するような |
その先へTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | THE BACK HORN | とりあえず全部ぶっ壊そう 閃いたライブハウスで 世界が動き出した 1998 光の海沈んで 爆音に飲み込まれ 空白を握りしめて 退屈を燃やして 人に言えないこともやった 図々しく生きるんだ 許可するんだ 生存を 俺もお前も皆 死んじまうんだ いつの日か すべてを今賭けよう イメージは 咲く花 鳴らせ 君の声 「その先へ その先へ」 闇を突きぬけて 「共にゆこう 共にゆこう」 生きてゆく その意志を リハスタの喫煙所は あこがれと嫉妬が蛇のように とぐろ巻いて 誰かの悪口吐き出して 弱さがまた顔出した あの日々よ 幕があがる度 逃げ出したくなるんだ 振り払えよその恐怖を 踏み出すんだ たった一歩 俺が倒れたならば 屍を越えてくんだ 全てを繋げてく 拳を振り上げて 心を解き放て 始まりはいつだって ここからさ あの夜ひとかけら 君のポケットに残っていた ちっぽけな希望が 今も俺を支え続けてる 鳴らせ 君の声 「その先へ その先へ」 闇を突き抜けて 「共にゆこう 共にゆこう」 鳴らせ 君の声 「風穴を こじ開けて」 闇を突き抜けて 「何処までも 何処までも」 生きてゆく その意志を |
戦う君よTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 戦う君よ 世界を愛せるか 紺碧の空に三日月滲んで消えた 何故君は行く 傷つき倒れても 高鳴る熱い思いを忘れはしない 何処までも行けよ 顔をあげて ありのまま何もかも輝くだろう 今はまだ闇に震えていても 笑いあえる日がくる ためらうことも とまどうこともなく いつかは君に幸あれ 光の中で 少年の日々を思いだして 水たまり 反射する飛沫あげて 泥だらけのまま笑えたのなら 何処へだって行けるさ 何処までも行けよ 顔をあげて ありのまま何もかも輝くだろう きれいごとじゃなく美しき日々 探し続けてゆくよ さぁ走り抜けよう この歌を胸に抱きしめ 今 強く強く叫ぶように夜明けは降り注いだ さぁ走り抜けよう この歌を胸に抱きしめ 今 高く高く羽撃けるさ 晴れわたるあの空を目指してゆけ |
旅人THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 旅人は荒野をゆく 疲れた身体引きずって 太陽に手を伸ばしてる 瞳はひどく透きとおって 何処を探したってきっと綺麗な水なんか無いのに そんな事は初めから分かっていた筈なのに 旅人は荒野をゆく 戻れない旅路をゆく 燃え尽きてゆく惑星にちっぽけな影を伸ばして 探し物なんて本当はもうどうだっていいんだろ? 歩き続けてゆく為に歩き続けてゆくんだろう 名前も忘れるほど世界は続いてゆく 途方に暮れるような無数の星の下で 絶体絶命の毎日を突き抜け銀河に届け 果て無き大地を蹴り上げて命よ天まで届け 旅人は荒野をゆく 疲れた身体横たえて 月光に手を伸ばしてる 瞳はひどく透きとおって 何処を探したってきっと綺麗な水なんか無いのに そんな事は初めから分かっていた筈なのに 夢見る風待ち人 手を振る幻人 あなたの面影さえ掠れて消えてくけど 正体不明の絶望に心が殺されぬように 泣き顔のままで笑ったら旅路は花びら景色 絶体絶命の毎日を突き抜け銀河に届け 果て無き大地を蹴り上げて命よ天まで届け 旅人よ そして今永遠の荒野をゆけ |
魂のアリバイTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | THE BACK HORN | 刻め刻め ここで確かに 俺たち生きていると 刻め刻め 存在の歌 さよなら告げる日まで 魂のアリバイを 風に向かうは君の背中 旅立ちの時が近づいて 舞い散る花びら空高く 吸い込まれてく 止まず流るる君の涙を 拭うことなどできないならば 声を届けよう 皮膚を突き抜け 心を目指して 刻め刻め ここで確かに 俺たち生きていると 刻め刻め 存在の歌 さよなら告げる日まで 魂のアリバイを 止まず流るる君の涙を 拭うことなどできないならば 声を届けよう 皮膚を突き抜け 心を目指して 刻め刻め 望みを胸に 俺たちここにいると 刻め刻め この瞬間に 命を打ち鳴らして 刻め刻め ここで確かに 俺たち生きていると 刻め刻め 存在の歌 さよなら告げる日まで 魂のアリバイを |
天気予報THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 顔を上げて歩いてゆくには 太陽は眩し過ぎる 下を向いて歩いてゆくには 人生は美し過ぎる 絶望はこの雨のようなぬるい水だ 36度5分のユウウツだ 傘も持たずに何処へいくって言うんだ 自分の為に流す涙ほど汚いなんて言ってたくせに 君に別れを告げたあの夜 言葉が足りないのか 言葉じゃ足りないのか 本当は知っていたはずなのに はずれた天気予報 雨、止みそうもない 止まない雨は誰のものなの? 止まない雨は誰のものなの? 止まない雨は誰のものなの? 誰か教えて 軽くだるく歩く奈落の底の様な街で 後悔ばかりして生きてる 運命なんて一人じゃ抱えきれないから 君に愛してるなんて言ったのか 激しくなる雨の音に掻き消される声 ごめんなさい ごめんなさい 何度呟いても君は帰らない 白い息に染まる公園通り 教会の鐘が鳴り響く 幸せになってくれなんて嘘だ 不幸でもいいから傍にいてくれ はずれた天気予報 雨、止みそうもない 止まない雨は誰のものなの? 止まない雨は誰のものなの? 止まない雨は誰のものなの? 誰か教えて ああ天気予報 止まない雨 ああ天気予報 止まない雨 ああ天気予報 止まない雨 ああ天気予報 止まない雨 |
閉ざされた世界THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 赤く濡れた指先でサイは振られ 宇宙(ソラ)へ落ちてゆく 深く深く 二度と帰れない闇の彼方へ 加速してゆく ラストシーンは 誰にも止められない 運命を切り拓け 傷ついた翼広げ翔び立つよ 真実(こたえ)はここには無いから 誰がために鐘は鳴る? 絶望に満ちた閉ざされた世界 羽撃き続ける微かな光へと きっと人は弱いから美しいと 君は微笑んで目蓋を閉じた 駆け出してゆく 炎の中へ さよならも言わないで 何度でも何度でも 傷ついた両手広げ叫ぶだろう 真実は心にあるから 燃え上がる世界地図 堕天使が描き出した新世紀 聖者の祈りは掠れて消えてゆく 賛美歌の響く夜 ガス室の動物は 息絶える時まで人を信じ続けているのに 運命を切り拓け 傷ついた翼広げ翔び立つよ 真実はここには無いから 誰がために鐘は鳴る? 絶望に満ちた閉ざされた世界 羽撃き続ける微かな光へと もう一度 信じるだけの勇気をもって もう一度 疑うだけの知性をもって 最後まで世界を見つめ続けてゆく 最後まで世界を見つめ続けてゆく |
トロイメライTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | チクタク チクタク… 鼓動がこの耳もとでささやいて 深い愛情を抱く人 あの空の向こうで何を想う たった一つの約束も守れないまま青い空 千年経ってもう一度会いにゆけたらいいのにな 目を閉じればいつだってよみがえる 誇らしく咲きほこるあの花が今でも あなたを探していた あなたの声を聞いた 手のひらで受け止めていた命のかけら あの花びらのように 小さくなったこの世界 さみしくなんかないけれど 電源切って繋がった 心の声が響きだして ポロポロとこぼれてく 少しだけホッとして 目を閉じればいつだってよみがえる あたたかな思い出が一つずつ灯って あなたが笑っていた あなたと手を繋いだ アカシアの雨が降りゆく道の彼方で また出会える 鼓動が時を刻む 命に抱かれながら 僕だけに伝えてる 今旅立ちの時 あの花びら 風に散る前に |
導火線THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | THE BACK HORN | 心がダンスするような季節 風が吹いて 君のあげ初めし ほつれ髪にどきり わりと繊細に揺れる揺れる 男心 愛なんてわかんねぇから 愛の歌 覚えた 鬼さんこちら 手のなる方へおいでよ 夜明けの晩に 踊れ踊れ踊れ 胸高鳴って蝶々結び 儚く笑って祭の宵 はぐれてしまわないように 小指からめたまま 刹那く光って線香花火 ひらり舞い踊って浴衣姿 どうか夏よいかないで 想い 届け 届け 胸に刺さったトゲ 全部全部 抜いてしまおう 一生分笑ったって いつか言えるのかな ためらうこともなく 思い煩うこともなく 戸惑うこともなく 君よ幸せになれ 君よ幸せになれ 鬼さんこちら 手のなる方へおいでよ 夜明けの晩に 踊れ踊れ踊れ 胸高鳴って蝶々結び 儚く笑って祭の宵 はぐれてしまわないように 小指からめたまま 刹那く光って線香花火 ひらり舞い踊って浴衣姿 どうか夏よいかないで 想い 届け 届け どうか君よいかないで 想い 届け 届け |
何もない世界THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 風が吹き抜けて君は永遠になった 錆びたブランコは宙に浮かんだままで 僕だけを残し夏の日が終わる 声は聞こえない 途切れたキャッチボール 何も知らぬまま線路に止まる蝶々 何もない世界で 何もない世界で ひとりぼっちで影踏み遊び 日が暮れるまで唇噛んで 忘れ去られた蝉の抜け殻 からから鳴って 何もない 何もない 何もない世界で 遠くの空でひぐらし鳴いて 真っ赤な夕日 擦り剥いた膝 涙もでない さよならさえも 言えなかったよ 何もない 何もない 何もない世界で |
人間THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 人間はカナシイ 人間はハカナイ 人間はミニクイ 人間はキレイダナ 産まれ落ちたことが有罪だとしても命を抱きしめたい 人と人の間 そこにある何かが僕らを明日へと繋ぐの? 人間はコワレタ 人間はコワレタ 人間はコワレタ 人間はキレイダナ 君に触れてたいよ だけど触れられない 世界は張り裂けてく 君を神と呼ぶよ 君を愛と呼ぶよ 救いの歌は聞こえない 地球最後の日に咲いた忘れな草 裁きの鐘が響く 首吊り台の上 産まれ生きた日々を愛しく想えるかな? 人間… |
墓石フィーバーTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 燃えて震えて赤く染まれば 記憶の中を泳いで笑う バカな女の乳房に触れて そそり立つのはハカイシばかり ペットボトルが山盛りならば 今日も元気に病んでる証拠 カメの頭にピンクのネオン 雨に降られてハカイシばかり 何故かハカイシばかり 褥に狂う女 裁きを下す閻魔 赤い顔して 嗚呼… 何の因果か極限世界 だいの大人が漏らして候 本気になるなる鳴門のほっぺ 猫も杓子もハカイシばかり どうせ死ぬなら一人は嫌だ 旅は道連れ 世は阿婆擦れか 寝ぼけ眼でうっかり刺して 今日も今日とてハカイシばかり 何故かハカイシばかり 褥に狂う閻魔 裁きを下す女 赤い顔して 嗚呼… 賽の河原で踊りまくる亡霊 地獄の沙汰でナイトフィーバー あ、北斎 魑魅魍魎は正に全身全霊 ええじゃないか ええじゃないか えじゃないか… 賽の河原で踊りまくる亡霊 地獄の沙汰でナイトフィーバー あ、北斎 魑魅魍魎は正に全身全霊 地獄極楽 いい汗かいて生き地獄 賽の河原で踊りまくる亡霊 地獄の沙汰でナイトフィーバー あ、北斎 魑魅魍魎は正に全身全霊 ええじゃないか ええじゃないか 絵じゃないか… |
始まりの歌THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | THE BACK HORN | 伝えたかった想いは いつだってポケットの中 渡せないまま 色褪せてゆく これで何度目だろう 大事な人の言葉でさえ 届かない 心鎖して 忘れようとしても かき消そうとしても 蘇る 胸の奥で なぜ叫ぶんだろう 誰に届くんだろう 始まりの歌 空に消えてく 飛べる気がした この手広げて まだ 何一つ 始まってもねえよ 君にありのまま伝わってるか どうだろうな 半信半疑だったかもな 夢なんて言葉 今はだるくてさ 全部台無しにしてしまいたくなるよ 君の冗談が 耳元で弾けたよ マジになってふてくされた 僕の隣 君がいた日 今はここでまた笑えるか 今は涙 涙よ止まれ 君がいない いない世界 まだ君を感じる 青空 高く高く ただそばにいて ただそばにいて それだけで 嗚呼 良かったのに 飛べる気がした この手広げて まだ 何一つ 始まってもねえだろう? 今はここでまた笑えるか 今は涙 涙よ止まれ 君がいない いない世界 まだ君を まだ君を |
ハッピーエンドに憧れてTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | ブルーな人生の主役も楽じゃない 皆が望んでいる自分に為りきって笑う 便所がオアシスさ タバコ一本分 いつでも幻のアンコールが鳴り止まない さあ!さあ!骨身曝しておぼろげ 誰か理解ってくれないか? こんがらがってる日々のように聳え立つ部屋はゴミ屋敷 人生をリセットする程の覚悟で片付ける ずっと後回しにしてきた ちっぽけな事が重なって 雪崩を起こして生き埋めさ 独りぼっちで ブルーな人生の脇役も楽じゃない 黙って愚痴を聞き 誰かの心配ばかり ピンスポット 夢に見る タバコ一本分 メガネを外したら美人なんてオチも無くて さあ!さあ!百歩譲って生ゴミ 誰か代わってくれないか? 死にたがりなんて罰当たり 悪臭を放つ死にぞこない 頭に被ったゴミ袋 どうして生きてるの? 五体満足を持て余し 腐ってく心カビだらけ 僕ら気が付けば逆ゾンビ 虚ろな骸 この世界中に響け この歌よ! ドラマチックには生きられない君と僕の歌 ハッピーエンドの物語 アリエナイなんて捻くれて きっと誰よりも信じてた心の奥の方 ハッピーエンドに憧れて 閉め切ったカーテン開けたなら 割と陽の当たるこの部屋を黙々とただ片付けてゆく そしていつかは! |
ハナレバナレTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | | ハートブレイクな世界よ くたばれ 何者でもないまま 駆け抜けるよ 出会いは突然だった 眼差しが貫いて 爪が心に刺さって ずっと離れそうもない 名付けられる前の闇 乱雑に散らかった価値観 君という光で 全部暴かれるだろう [ドウセ他ノ誰カト腰振ッテルヨ] うるせえな あの瞳ん中 生きてみたいだけ 何でそうなった?なんて言われたって知らないよ 心臓が叫び出してんだ この境界線を越えて 君に触れたい 距離なんてそこにあるだけだろう ああ ハートブレイクな世界よ くたばれ 何者でもないまま 駆け抜けるよ 生き抜いた君と 死ねなかった俺と その違いは何だろう 空は青すぎて 少しの沈黙の後に君はこう言った 「確かなのは 今二人ここにいること」 全身細胞レベルで覚えとくよ この気持ちをいつか忘れたって 聴かせてよ君の物語を 誰も知らない秘密の場所で こんがらがった糸をほどくように ほんの少しづつ君を知ってく まぐれ当たりを運命なんて 呼ばなくてもいいかな 指先に未来が触れて 何千何万回 想いを伝えたって 足りないのなら抱きしめるから 今すぐ会いたくて走り出すなんて 今時 恋愛小説でも無いよって笑っておくれ 何でそうなった?なんて言われたって知らないよ 心臓が叫び出してんだ この境界線を越えて 君に触れたい 距離なんてそこにあるだけだろう 痛いほど眩んだこの日々を 全存在懸けて刻みつける ハートブレイクな世界よ くたばれ 何者でもないまま 駆け抜けるよ |
ハローTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN・林慶一 | 自由に広がる心に果てはないよ 見えない力が世界を変えてゆくよ 夕闇の中で一人ぼっち 僕らは想いを抱えてる 揺らしている 未来や希望や救いは何処にあるの? タバコやコーヒーで眠い目をこじあけて それぞれの道を歩きながら 誰もがいつかは旅に出る 夜空を越え 銀河の彼方へドライブしてゆく 流れ星みたいに切なく笑って 天の川でゆらりゆらり 土星の輪っか ぷかりぷかり 切れそうで切れないゴムみたいな毎日 命を活かして生きるってどんな感じ? 昔の侍 ページの中 真っ赤な鼓動で笑ってる 叫んでいる 聞こえていますか 君を呼ぶ声が 心のトビラをノックするメロディー 燃える光 ぎらりぎらり 時代の風がひゅるりひゅるり 君を想うよ さみしい時には 本当は今でも生きてる そんな気がして 銀河の彼方へドライブしてゆく 流星みたいに切なく笑って 聞こえていますか 君を呼ぶ声が 心のトビラをノックするメロディー いつかどこか違う場所で巡り会って 手を振りあって ハロー… |
番茶に梅干しTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 何にも始まらなかった 歴史のスキマの一日 少し暑くて長かった そんな今日が終わってく 駅前アコーディオンを弾き語るジジイの音色 懐かしくて辛くなって家路を急いだんだ 蛇腹をめくるような毎日を誰もが過ごしているさって 自分に言い聞かせても何故か辛いのは自分だけだって気がする 帰る場所はいつもの薄暗いあの部屋さ 独り 産まれた町を離れて 生きたい生きたいって 気が付けばいつも自分のことだけ考えてる 番茶に梅干し潰して飲んだらウマいんだぜ本当に 疲れ果てて眠る頃 夜が包んでくれる 純粋なことに心惹かれてもキレイなだけじゃ役立たずさ 罪のないのは青ばかりだろう 空の青 海の青 青い春 帰る場所はいつもの薄暗いあの部屋さ 独り 産まれた町を離れて 生きたい生きたいって 気が付けばいつも自分のことだけ考えてる 番茶に梅干しみたいな夕焼けが潰れて消えた タネもしかけもありません それではまた明日。 |
パッパラTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ 頭にくるぜ しょっぺえ人生 ハートバラバラ殺人事件 昔話にゃ やたら花が咲く 涙ポロリ こんなはずじゃなかったと 回るミラーボール見つめて 呟けば踊りだす ゾンビの群れ 燃え上がるフロアーで 二人くちづけしたね 燃え上がる あの恋も 遠い思い出 パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ 頭が悪い それは生まれつき 努力が嫌い それが運のツキ パッパラパーのままじゃ 生きられぬ 涙ポロリ 俺はきっとオワッテル 今日もダンスホールで独り 飲んだくれ 飛び回る天使の群れ 燃え上がるフロアーで 君に出会ったあの日 燃え上がる情熱を 捧ぐ女神 暗い世界情勢や でかいオゾンホールのことが 気になって眠れない そんなの嘘 何もかも冗談さ タチの悪い冗談 めちゃくちゃなステップが 少しセンチな夜 燃え上がるフロアーで 二人くちづけしたね 燃え上がる あの恋も 遠い思い出 パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ |
白夜THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 君にさよならを告げて俺は晴れて自由になった 縛られて嫌になって 砂埃 唾を吐いた サラバ サラバ 君よサラバ 俺のもとを去った人よ 泣かないで ハレよ ハレよ 今日もハレよ 眩し過ぎる太陽さえ奪えずに 教会の鐘が響いて幸せな奴らが出てきた 俺は黒猫になって森の奥へ迷い込んだ サラバ サラバ 君よサラバ 俺のもとを去った人よ 泣かないで ハレよ ハレよ 今日もハレよ ミルク色の空の下で永遠に 夜がこなければ誰が愛を語るだろう 夜が恋しくて俺は目を潰すだろう 神は知らぬ振りさ 白夜 白夜 胸が壊れそうさ 白夜 白夜 きっと気の迷い 悪魔の囁きさ 二人バラバラバラバラバラバラバラバラになっていった たった数秒で 君を想い独りきりで何度この手汚しただろう 切なくて きつくきつく赤い糸で俺の全て縛ってくれ もう一度 夜がこなければ 誰が愛を語るだろう 夜が恋しくて 俺は目を潰すだろう 夜がこなければ夢は灰に変わるだろう 夜が恋しくて干からびた吸血鬼 神は知らぬ振りさ 白夜 白夜 胸が壊れそうさ 白夜 白夜… |
ビリーバーズTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 転がる岩石になって諦めを蹴散らして進むんだ 賢い選択とは言えねえ 断然無礼な声暴れ出す 総距離を デイドリームビリーバーズ駆け出すよ ぶっ飛んでった 希望へと 夜明けまで 夢描いたあの日の夜覚えてる? 生きて生きて生きて生きて生きよう 叫ぶよ そう奴らが踏みつけたのは砕けてしまった夢のカケラだ 空想や蝋 人間じゃねえ 情景心に刻みつけて 脳蹴りな 大轟音のトラウマを超爆音が打ち砕く 聞こえるか モスキートーンの救難信号 応答願う 生きて生きて生きて生きて生きよう 超えるよ いつの日か君の傍 伝えたい言葉すべて消えて 真夜中の信号機が赤く雨上がりの道を染めて 顔上げて様にならないファイティングポーズでも今 明日に手を伸ばせ デイドリームビリーバーズ デイドリームビリーバーズ |
ファイティングマンブルースTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 働け男達よ 戦う病んだ魂 暮らsickな青い咳「ダイジョウブ マダマダイケルゼ」 男は皆ジョーカー?いやいやシドのチョーカー どんなにイキがっても最後は暮らしのドレイだぜ… 俺達ゃがんばるブルース たまにゃ飲んでクダをまけ ああ それでも愛しいエンジェル この心癒してく 何も知らず幸せそうに笑っておくれよ 条件反射の犬 赤ちゃん言葉のボス 地獄のギゼン者達 無気力製造工場 真実は全部袋とじで 開けたらなんか肩透かしで 押し出されるように前へ前へ進んでいくしかないんだぜ… 俺達ゃがんばるブルース たまにゃヌイて息を抜け ああ それでも愛しいエンジェル あたたかい腕の中 いい子いい子 頭を撫でて縛っておくれよ ああ 明日もがんばるブルース 何度だって立ち上がれ ああ 今夜も優しいエンジェル 毒入りのお味噌汁 夢を見る人間様 お陰様 お互い様 誰も彼も幸せそうに壊れているんだ ギャー!!! |
フラッシュバックTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 地球の空気を全部 奪い去る神の愛 ハレー彗星の影に怯えて泣いてるモグラ 形の無いものだけを信じて生きてゆきたい 甘い絶望が濡れる暗い暗い土の中 ナイフを持って儀式を始めよう 光の無い世界で 心の無い世界で 痛みの無い世界で慰めてGood night フラッシュバックみたいに甦る君のEye 時計の針を戻して また旅に出かけようよ 生まれる前の初めての記憶 光照らす世界へ 心揺れる世界へ 痛み癒えぬ世界へ帰ろうよGood-bye 地上には今日もサルの洪水さ 死にぞこないたちのパレードは続くよ 光の無い世界で 僕の穴を拡げて 奥へ奥へ入って助けてよ 今 光の無い世界で 君の穴に触って 奥へ奥へ入って助けるよ きっと 帰ろうよGood-bye |
フリージアTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN・林慶一 | フリージア 永遠を願っている 夢の中 泣いてる 風の中 咲いてる フリージア 君を探してた 消えてしまいそう フリージア いつかこの胸に咲いてくれたなら 夕闇 日常を彩ってく あてもなく待ってる 五月雨に散ってる フリージア 君を探してた 消えてしまいそう フリージア 強く抱きしめて どうか微笑んで 罪もなく殺される子供達 飢えながら死んでゆく子供達 かわいそうな かわいそうな子供達 かわいそうじゃない僕は生きながら腐るだろう フリージア 君を探してた 消えてしまいそう フリージア いつかこの胸に咲いてくれたなら フリージア… |
ブランクページTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | ラララ この声が届くように ラララ 空高く響き渡れ 「もし俺が死んだら祝ってくれないか 世界に静寂が戻った記念日を」 君の言葉 騒がしい日々 いつか笑い話になるのだろう ラララ この声が届くように ラララ 空高く響き渡れ どんくらい快晴だった? 君がいた夏の日 二つ並んで架かる虹 見ていた校舎の窓 ページめくる 風吹き抜けて 熱い季節は過ぎてゆくのだろう ラララ 歌い続けてゆくから ラララ 見守っていておくれよ ラララ この声が届くように ラララ 空高く響き渡れ ラララ 歌い続けてゆくから ラララ 見守っていておくれよ ブランクページ いつでも思い出は愛しくて ごめんなさいを包んだありがとうを届けて ブランクページ いつでも未来は澄み切って 奏でるよ何度でも 希望はここにある ブランクページ |
ヘッドフォンチルドレンTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 部屋の隅っこも宇宙の端っこも たいして変わりはないだろひざを抱え 曇り空の洗濯物みたいな気持ちで 矯正器具を付けた歯で笑う そんな毎日 声を聴かせて ヘッドフォンの向こう側に救いがあるの? 歌を聴かせて やせっぽっちなこんな歌にしがみつく 世界が終わる頃 生まれた俺達は 消えない虹を見て途方に暮れていた 籠の中閉じ込められた青い鳥は 自由になりたいなんて思っていない気がした “ヘッドフォンチルドレン”俺達の日々は きっと車に轢かれるまで続いてゆく 声を聴かせてヘッドフォンの中になんて救いはないよ 歌を聴かせてそんなことはわかってるよわかってる…ああ 大げさな女の子が心の傷を自慢してる あんな奴とは違うと唾を吐いて見てみないふり 不意に人にぶつかって 不意に音楽が途切れて 自分が自分じゃなくなる気がして車道にうずくまる 世界が終わる頃 誰かが吐き捨てた チューインガムのように路上に貼りついて 「どうして飛ばないの?」不思議そうな君の顔 ごめんね 初めから羽なんてなかったよ 世界が終わる頃 生まれた俺達は 消えない虹を見て途方に暮れていた 世界が終わる頃 誰かが吐き捨てた チューインガムのように路上に貼りついて |
舞姫THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN・林慶一 | 嗚呼 今は昔 許されない恋があった 花吹雪に紛れそっと その姿を見つめていた 何故に狂おしく踊る舞姫よ 燃える時代の風 忘れさせるように そして俺達は飲み込まれてゆく どす黒い穴の向こう側へ 嗚呼 焼け落ちてく孤城の空 君を想う 誇り高く生きておくれ 愛しき人いざさらば 君が泣くならば白き虎となり 屍踏みしめて軋む別れ霜 今宵 死に様に酔えば朧月 熱き柔肌に触れもせずに はらり舞う桜と誰かの夢の跡 はらり舞う桜と誰かの夢の跡 何故に狂おしく踊る舞姫よ 燃える時代の風 忘れさせるように そして俺達は飲み込まれてゆく どす黒い穴のその向こう側へ 憐れ祈りさえ飲み込まれてゆく どす黒い穴のその向こう側へ |
真冬の光THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | この心が汚れてても吐く息は白 窓を開けて見上げていた放課後の空 いつかは僕らも大人になってく ただ 命や愛の意味は置き去りのままで 机の奥 握りしめたガラスのかけら お前なんて死ねばいいとささやく声 穢れを知らない真冬の光が降る 平和な教室から何処へも行けずに 退屈な日々の中 残酷な出来事を 本当は望んでいる? 耳鳴りを止めてくれ ニヤついた傍観者(やつら)ごと メチャクチャに切り裂きたい 何もかも いつかは僕らも大人になってく ただ 命や愛の意味は置き去りのままで それでもいつかは誰もが大人になってく ただ 犯した過ちさえ償いもせずに あぁ… |
真夜中のライオンTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 熱帯雨林の街は夜の匂い 淋しげな愛と光の雨 真夜中のライオン震えている 選びとれ 目指すべき未来を 孤独と月光が夢を育んで 溢れだす想い 今 終わらない この夜を僕らはゆく 熱くなる胸の奥 声が響く 立ち上がれ美しき挑戦者よ 激流が押しよせる時代(とき)の中で 掴み取れ自由を その手で 判断基準はいつもこの心だ 誰が何と言おうと夜は明ける カブキ者みたいに好きに生きて 窮屈な世界を笑いとばせ 孤独な太陽が燃え上がるように 晴れてゆく想い 今 真夜中のライオンよ 明日を目指せ タテガミを風になびかせてゆけよ 閃きの羅針盤が導くだろう 暁が空を焦がしてくように 掴み取れ自由を 掴み取れ自由を その手で |
刃THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN・林憲一 | 立ち上がれ 死んでも譲れないものがある 振り向くな 後ろに道は無い 突き進め 孤独な歌声が闇夜に響く時 刃に写るのはポッカリと浮かぶ月 虚勢を張る胸に吹くのは旋風 命を張るならば何かが変わるのだろう 悲しみに降る雨に男はただ濡れる いざさらば 涙は拭わずに走り出す いざさらば 桜の花吹雪 風に散る 火花が散るほどに心をぶつけ合う 痛みを知ることを優しさと呼ぶのだろう 負けられぬ闘いに男の血は滾る 解き放て 世界でただ一つその刃 研ぎ澄ませ 勝負は一瞬のイナビカリ 立ち上がれ 死んでも譲れないものがある 振り向くな 後ろに道は無い 突き進め いざ征こう 信じたこの道を何処までも いざ征こう この命在る限り |
雷電THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | 開放の種蒔いてみればパンドラの箱が開く 崩壊の音響きわたり「諸法無我」とブッダは説く 抱擁の夢掲げながら暴走する欲望機械 生命の価値知らぬままに生存可能なユートピアで 心臓の位置忘れかけた 人生(仮) 「平等」こそが格差を生み分裂する 単細胞の 智慧の輪をまきちらして突き進む進化の罠 目には目を歯には歯をとメビウスの輪の中で 今 荒唐無稽なエナジーで存在の歌叫びだせ 境界線を飛び越えて幻想暴く乱気流 雷雲を這ういかずちよ 竜神となり荒れ狂え 縦横無尽に踊りだし電脳社会を嘲笑う 花よ鳥よ風よ月よ 火を噴いた富士の山 花よ鳥よ風よ月よ 陽出ずる国燃えあがれ 今 正体不明なエナジーで限界の壁突き破れ 脳内麻薬火をつけて太陽の道走り出せ 混沌の中生まれいでる最新型の野生児達 衝動と知性併せ持って関係性を再構築 国境を越え方法を問い到達する世界基準 開放崩壊抱擁の果て前人未踏のドア叩け 今 荒唐無稽なエナジーで存在の歌叫びだせ 境界線を飛び越えて幻想暴く乱気流 正体不明なエナジーで限界の壁突き破れ 脳内麻薬火をつけて太陽の道走り出せ |
ラピスラズリTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 一歩また一歩 歩み続けてくんだ 顔が向いてりゃ前向きだろう 一方片一方 探し続けてくんだ 不完全な俺達の世界の果て 互い違いに認めあってんだ 泥の船に乗っかって笑うんだ だってそうさ 魂はまだ死んでねぇだろう? 電光石火で駆けてゆけ 満身創痍青い空の下で 一点突破で賭けてゆけ 誠心誠意君を想い歌う あの衝動が胸の中 青い炎を灯している 全速力で走ってく 満足なんてできねぇから 恐怖症だらけ 処方箋はその恐怖を ぶん殴り続けることだけさ 落下傘部隊のように落ちてゆくんだ 孤独な鼓動の叫びを聞いた 死にたいと知りたいの天秤を 憂鬱と疎通する感受性を だってそうさ 魂はまだ死んでねぇだろう? 電光石火で駆けてゆけ 満身創痍青い空の下で 一点突破で賭けてゆけ 誠心誠意君を想い歌う あの衝動が胸の中 青い炎を灯している 全速力で走ってく 満足なんて出来ねぇから 一歩また一歩 歩み続けてゆく 一方片一方 探し続けてゆく 電光石火で駆けてゆけ 満身創痍青い空の下で 一点突破で賭けてゆけ 誠心誠意君を想い歌う |
ラフレシアTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | | この星に蔓延してゆく感情のパンデミック あきらめ悪い体温が生きろと言うよ 弱肉強食 野生の時代を誰もが走りつづける 赤々と染まれラフレシア 地獄の底の極彩色 地上はまるでエデンの園 隠された嘘が暴かれる 拒絶の矢を突き立てろ この世界に 滾らせてく 体温はあきらめない 2000年は一瞬の閃光 紀元前の人類の回答 「わかっちゃいるがどうにもやめられねぇな」 欲望が描いたシナリオどおりに世界は回りつづける 咲き乱れ笑うラフレシア 罪深き歌は美しく 落雷を待つバベルの塔 その頂上で誰が笑う 拒絶の矢を突き立てろ この世界に 滾らせてく 体温はあきらめない 今 凍える魂 溶かしてゆく その温もりに触れて目覚めてゆく この罪悪感(いたみ)は止まらない 何故? 赤々と染まれラフレシア 地獄の底の極彩色 地上はまるでエデンの園 隠された嘘が暴かれる 咲き乱れ笑うラフレシア 罪深き歌は美しく 落雷を待つバベルの塔 その頂上で誰が笑う 生まれ落ちた その意味を教えてくれ 愛し合った その理由を教えてくれ |
Running AwayTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | THE BACK HORN | 通い慣れた季節の傍で 誰のものでもない夜明け 風に向かって ひとりきり まっすぐ立てるか 避けて通れぬ思い悩みさえ 幾重にも重なるアイデンティティで 「中途半端www」じゃねぇ 「途中だから、半端」。 今に見てろ。 剥がせないコントロール その正体は縁(えにし)? または鎖? Running Away 傷だらけで まだ不完全な 君の歌で 現在地点(いま)を描き出そう あと少しで 壊れそうだって 君の歌で 現在地点(いま)を描き出そう 傷負って微笑んで いつまでたっても震えて 舞い降りた奇跡に触れ 背負った荷物の重さ 忘れて 誰かとの約束に追われ 自分との約束を忘れちゃいけないぜ 何があっても譲れない想いを つまずく度に 靴紐を結び 前を向いて Running Away 傷だらけで まだ不完全な 君の歌で 現在地点(いま)を描き出そう あと少しで 壊れそうだって 君の歌で 現在地点(いま)を描き出そう 「必要じゃない」なんて 誰にも言われちゃいないのに 「もういっそ消えようか」 感傷に染まってる闇夜 暴いて 言葉なく 君を想う 遠く空を見上げて 思いがけない未来で また笑おう Running Away 傷だらけで まだ不完全な 君の歌で 現在地点(いま)を描き出そう あと少しで 壊れそうだって 君の歌で 現在地点(いま)を描き出そう 傷負って微笑んで いつまでたっても震えて 舞い降りた奇跡に触れ 背負った荷物の重さ 忘れて |
路地裏のメビウスリングTHE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | 菅波栄純 | THE BACK HORN | 「救いようもない男だ あいつなんてやめちまえ」って 言われれば言われるほどに 信じたくなって 路地裏のメビウスリングが 二人つなぎ止めているんだ こんがらがった赤い糸 指切りしたね 君なしじゃ いられない なんて言葉は 自傷行為のようにクセになる メリーゴーラウンドみたいに純粋で ラブドールみたいに報われないなんて 冗談じゃない君のこと 誰もわかっちゃいない キャットウォークしながら歩いてゆけ 零れそうな愛を忍ばせて いつだって君だけが 僕の味方だった 世界征服をもくろむ 悪の秘密結社にだって 何か事情があるはずと 君は言うけど 改造人間にされたほうの身にもなってくれよって 動き続けるよ一晩中 暗い部屋で 英雄に あこがれて 家を出たのに おっかさん 堕落した 僕を見ないで アクションスターみたいに最強で 大胆不敵に笑うんですなんて いい加減なことばっか 語ってないでさあ たった一人の人間も 守れずになにがヒーローだい?なんて 人になら間単に 言ってやれんのに 言われなくたって こっちだって 頑張ってるんだって やってやるって いつだって呟いて何度も ため息つくよ もうだめだって いつの間にか寝ちゃって 目が覚めて君が横にいることを確認して ほっと 胸をなで下ろしている 日々に別れ告げて 強くなろう 君が誇れるくらいに 誰の為じゃないさ プライド賭けて メリーゴーラウンドみたいに純粋で ラブドールみたいに報われないなんて 冗談じゃない君のこと 誰もわかっちゃいない キャットウォークしながら歩いてゆけ 零れそうな愛を忍ばせて いつだって君だけが 僕の味方だった 世界中で君だけが 僕の味方だった |
罠THE BACK HORN | THE BACK HORN | 菅波栄純 | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 絶望は甘い罠 鎖されたその扉 心が戦場だから誰にも救えない ゼンマイの心臓が運命に操られ ブリキの兵隊達は殺戮を始める 命さえも玩ぶのか 壊れかけたおとぎの国で 胸の奥に走る痛みをどうかずっと忘れぬままで 欲望は毒林檎 手に入れたものは何? 未来の子供達へと遺せるものは何? 愛を知らず揺れるゆりかご 燃え尽きてく眠りの森で 共に生きる喜びさえも消えてしまう 遠く 優しさを信じ 全てを許して 慈しむように ただわかちあって わかりあって 命さえも玩ぶのか 壊れかけたおとぎの国で 胸の奥に走る痛みをどうかずっと忘れぬままで 愛を知らず揺れるゆりかご 何故僕らは生まれたのだろう 遥か彼方 祈りのような子守歌が響く 優しさを信じ 全てを許して 慈しむように ただわかちあって わかりあって |
世界を蹴飛ばせ!JUNNA | JUNNA | 菅波栄純 | 菅波栄純 | 菅波栄純 | そりゃ生まれ変わっても また女に生まれたいけど 無茶なことに命かけてる 男子が羨ましくもなるよ 「若くして死にたい」なんて真顔で言ってた君 そういうやつほど長生きするよねって 笑ってたあの日々 君が好きだった 言えなかった それで良かった でもほんとはちょっぴり触ってみたかった 前を向けなくて立ち止まっている背中へ この歌よ 届け 今 笑顔を見せてよ うつむいてないで 君らしく 夢中で駆け抜けて 立ち上がれるはずさ 何回だって この世界を蹴飛ばしてみせてよ 大好きなものがあれば 大げさな夢なんていらない なんて単純に割り切れない 幸せってなんなんだろう 笑えなくなるほど現実にぶつかってさ 君はずっと虚しさと必死で戦っていた 「ひとと比べない」なんて 自分だって出来なくって 考え過ぎちゃう夜を数えてきた あたしが信じるよ 君のことを 君の思いを この歌よ 届け 今 笑顔を見せてよ うつむいてないで 君らしく 夢中で駆け抜けて 立ち上がれるはずさ 何回だって この世界を蹴飛ばしてみせてよ 本音を言えばさ 理由なんて簡単なんだ くじけそうなのはこっちの方だったから あたしが見たいんだ あたしも見せたいんだ だからさ もう一度 笑顔を見せるよ うつむいてないで 自分らしく夢中で駆け抜けるよ どこまでも 笑顔を見せてよ うつむいてないで 君らしく夢中で駆け抜けて 立ち上がれるはずさ 馬鹿にされたって この世界を蹴飛ばしてみせてよ 立ち上がれるはずさ 何回だって この世界を蹴飛ばしてみせてよ |
超えてゆけGacharic Spin | Gacharic Spin | 菅波栄純 | 菅波栄純 | Gacharic Spin・菅波栄純 | いざ歩み出せ ハレバレとして 心は前を 前だけを向く 振り返らずに君よ ゆけ 超えて 超えてゆけよ 孤独な鼓動を何度鳴らした 孤独な鼓動が生きたいと歌う それぞれのその道が交わる場所で 最強最高の瞬間を 刻みつける覚悟はあるか 超えて超えてゆけ その壁を 超えて超えてゆけ みずからを Oh Oh 超えて 超えてゆけよ 馬鹿にされるほど前しか向かない (そういう生き物にわたしはなりたい) あきれられるほど希望を捨てない (そういう生き物にわたしはなりたい) 臆病なイメージ (ぶっ壊せ) 言い訳満載の日々よさらば たかぶる魂を燃やし尽くせ! 超えて超えてゆけ その壁を 超えて超えてゆけ みずからを Oh Oh 超えて 超えてゆけよ いざ歩み出せ ハレバレとして 心は前を 前だけを向く 振り返らずに君よ ゆけ 超えて 超えてゆけよ いざ歩み出せ ハレバレとして 心は前を 前だけを向く 振り返らずに君よ ゆけ 超えて 超えてゆけよ 超えて超えてゆけ その壁を 超えて超えてゆけ みずからを 超えて超えてゆけ 君ならば どこまでもどこへでもゆけるだろう Oh Oh 超えて 超えてゆけよ 超えてゆけよ |