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GLIM SPANKY ライヴレポート ライブレポート

GLIM SPANKY ライヴレポート

【GLIM SPANKY ライヴレポート】 『BIZARRE CARNIVAL Tour 2017-2018』 2018年1月6日 at 新木場STUDIO COAST

2018年01月06日@

撮影:HAJIME KAMIIISAKA/取材:竹内美保

2018.01.10

“私たちは年齢も国籍も性別も関係なくロックをやっている”ーー松尾レミ(Vo&Gu)のこのMCに、このバンドのロックスピリットが表れている。自由で強靭なロックでオーディエンスを揺らし続けた『BIZARRE CARNIVAL Tour 2017-2018』のファイナル、1月6日の新木場STUDIO COAST公演をレポート!

作品集としてのアルバムが内包する世界の流れが、ライヴにおいても理想的なかたちで放てることへの自信と確信。オープニングを飾った「THE WALL」からの3曲が最新アルバム『BIZARRE CARNIVAL』の構成そのままで披露されたこと、しかし鳴り響く音と深く広がっていく歌声に音源とはまた異なる躍動的なタフネスが存在していることーーもう入口からディープかつドープ。そして、ニューアルバムの楽曲とそれ以前に発表されていた楽曲を組み合わせた4曲目からの展開が、融合しながら美しい相乗効果をもって表れていくという豊かな創造性。音楽で何を伝えるかではなく、“音楽が何を伝えるか”を明確な、明快な姿勢で体現せんとする松尾レミ(Vo&Gu)と亀本寛貴(Gu)のふたりのミュージシャンシップが徹頭徹尾貫かれ発揮されていた、ロックが幸福に奏でられることの証そのもののひと時。

もちろん、そこにはGLIM SPANKYならではの遊び心も時折織り込まれていて、「お月様の歌」での月光浴のようなライティング、パーカッショニストの朝倉真司が加わって打楽器(楽器ではないものも含む)を中心としたアコースティックアンサンブルを聴かせた「白昼夢」、メンバー全員が長いソロを披露したメンバー紹介など(松尾は「I Feel The Earth Move」「Move Over」のカバー2曲というサービスぶり!)、思わずニヤリのシーンも。そして、本編を「アイスタンドアローン」で締め、アンコール1曲目で新曲「愚か者たち」を鳴らすことの意味に意思をも見る。ロックの、音楽の魔法を具現化した本当に痛快なステージだった。

撮影:HAJIME KAMIIISAKA/取材:竹内美保

GLIM SPANKY

グリム・スパンキー:2007年、長野県内の高校にて結成。60〜70年代のロックとブルースを基調にしながらもフレッシュな感性で“今”の時代に鳴らすべき音、伝えるべきメッセージを歌い奏でている。14年6月にミニアルバム『焦燥』でメジャーデビュー。以降、その特異な存在感で注目を浴び続け、18年5月には初の日本武道館でのワンマンライヴも決定している。

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