| ハヴァナ・シガレット鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | 港町の夜明けは 夜よりも淋しい ほら娼婦がひとり 泣いてる 白く乱れる煙草の線 ハヴァナ・シガレット サラヴァ・シガレット よせよ芝居なんて よせよ涙なんて 筋書きが見えてるぜ 初心な女気取る 年でもないくせに 女って悲しいね 水夫が道へ消えてく…… どうする? 男なんて無慈悲さ 追うほど逃げるよ 私信じたんだね 馬鹿だね 白い吸殻燃え尽きて ハヴァナ・シガレット サラヴァ・シガレット よせよ死ぬなんて よせよ海を見るな 青空が眩しいね ベッドの上だけは 優しい奴だった 溺れたら悲しいね もうじき船は出てくよ…… どうする? 握りつぶした紙ケース ハヴァナ・シガレット サラヴァ・シガレット よせよ愛だなんて よせよそんな言葉 いたずらに使うなよ カモメが群れ騒ぐ 貨物船が揺れる 新しい日も来るさ テープを投げに行くかい…… どうする? |
| はるかぜを待つ人鈴木茂 | 鈴木茂 | 伊勢正三 | 鈴木茂 | | 夏限りに燃えつきてしまう ユリの花には愛しい思いを見た 翼ならべて鳥は南へ飛ぶ 限り知ればすぐに 遠い昔の人達が 旅をしのんで思ふあたりの夕暮れ 風冷たく指先を冷やし ビルの日影が信じられなくなる頃 去年のセーター少しほころびて ちょうどなじむ頃さ 秋も深まる土曜日は 街ゆく二人の肩もよりそいやすく 都会の冬こそ 君が欲しかった 山吹色のはるかぜ吹くまでは 旅の心と気まぐれは 時の流れのせいさ 春の訪れ知る人は 冬の寒さも愛に変えてしまう |
| BAD DREAM鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | ライトが歪んだ路地を匍(は)うたび 女は汗ばむハンドルを切る 飛び去る未来と過去のはざまで 乳房は尖がってわなないていた Thrill in the night Thrill in the night 靴音だけが夜を引き裂き 誰れかが誰れかを追いつめる 何かに脅え 何かを恐れ 誰れかに誰れかは追われてる そんな恐しい夢を見た 砕けて零れる砂時計から 凍えた時間が雪崩れはじめる 倒れた女の金箔の背に くいこむ爪なら死の指先だ Thrill in the night Thrill in the night 石に変わった俺の足は 逃げても逃げても動かない 影に震えて 影に縫われて 逃げても逃げても動かない Thrill in the night Thrill in the night ヒッチコックのサスペンス映画のように どんでんがえしはもうじきだ 光る銃口 火が走る時 俺はベッドで飛び起きた そんな恐しい夢を見た |
| 100ワットの恋人鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 春のウィンドウに映してみたけど 流石にきまった一張羅のスーツ わざと五分も待ち合わせ遅れてった それなのに何故きみは 二十五分もぼくを待たせたの ふたりしみじみと話したかったの きみの早口 マシンガンのようさ ショーケンがどんな素敵かを話しては 頬そめてウットリ ぼくの顔見て我にかえったの 別れる間ぎわに手渡されたセーター 編んでる内に春になったの そんなふたりが肩寄せて生きてゆく you are my sunshine でもないが きみは明るい100ワット電球さ |
| 風信子鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 僕の髪の毛をひとすじ 指に巻きつけて待つと言う お前の黒い瞳の色が ブルーに変わる綺麗だよ 映画のセットのようだね 土煙走る冬の駅 まつ毛に涙はしらせながら お前は影を見ていたね 風信子 都会へ行っても 風信子 風で知らせるよ 風信子 枯れずに待っててくれよ あれから半年流れて 街へ来ないかと手紙を書く 返事にゃそうさ 「うぬぼれないで」 七文字 それがピリオドさ 風信子 音もなく咲いて 風信子 声もなく散った 風信子 無口なお前のようだ 白黒の写真の想い出 ひとつ鮮やかに残る色 お前の黒い瞳の色が ブルーに変わる風信子 |
| 微熱少年鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 俄か雨降る午後に 体温計を挾み 天井の木目 ゆらゆらと揺れて溶けだした 窓のガラスを叩く 野球帽子の少年の ビー玉を石で砕いては空に撤き散らす ほらね 嘘じゃないだろう 路面電車は浮かんでゆくよ 銀河へと 遠い電車の響き 路地から路地に伝染り 目覚めれば誰もいない部屋 夜が忍び寄る ほらね 嘘じゃないだろう 路面電車は浮かんでゆくよ 銀河へと |
| VIVA CALIFORNIA鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | フリーウェイの動脈を 錆びた自動車(くるま)がほとばしる Angels are comin' to L.A in California コーク片手にマルボロの 煙の糸で文字を書く VIVA VIVA CALIFORNIA VIVA VIVA CALIFORNIA 太陽は義眼のように 荒野の街を照らしてる 今ぼくはラシェネガから マリブの海に行くところ 金髪女が手で招く マッサージ・パーラーの闇の色 Angels are comin' to L.A in California イミテーションの宝石(いし)を手に ビバリーヒルズに灯が点る VIVA VIVA CALIFORNIA VIVA VIVA CALIFORNIA モンローの腰つき真似て 星条旗まで千鳥足 今ぼくはジョギングシューズの ほどけたひもを 結んでる VIVA VIVA CALIFORNIA VIVA VIVA CALIFORNIA 魂のゴールドラッシュ 夢を求めて人は来る そう君も避難民なら 西海岸へ行くといい |
| HEY! WOMAN鈴木茂 | 鈴木茂 | 仲畑貴志 | 鈴木茂 | | Hey! Woman Hey! Woman 髪を切ったりして 心変りか Hey! Woman Hey! Woman ジタンなんか くわえてた キザな野郎はどうしたい Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman Hey! Woman 赤いヒールはいて どこへ行くのさ Hey! Woman Hey! Woman ふられたのか ふったのか いいさどうでも 独りだろ Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman Hey! Woman 俺の側へおいで かまわないだろう Hey! Woman Hey! Woman 知らぬ振りか 気取るなよ Make Love なら今のうち Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman 俺も独りさ |
| マドモアゼル鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | 青い夜が炎えている 透かし模様の心を 月が照らした 君は罪深い人さ 心を針で貫き痛みをくれた マドモアゼル マドモアゼル 禁じられた女(ひと) まるで処女のようだね その柔らかな髪 抱きしめたら もう死んでもいい 僕は灰になるだろう 紅(あか)い禁断の木の実 瞳に光る Temptation 神話の少女 きゃしゃな指で触れてくれ 触れるものみな凍らす ルビーの爪で マドモアゼル マドモアゼル 禁じられた恋 まるで処女のようだね その柔らかな肌 炎えつきたら 未来もいらない 僕は灰になるだろう |
| 幻花鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | Everything is transparent now transparent now Everything is transparent now transparent now. 夜の都会のウィンドウの中で 少女の裸身がきらめいていた 夜を横切る長距離の汽車が 銀河に向って車輪を投げる 君は UMI ぼくは KAI 透きとおる夢さえも 時がたてば濁るのを 僕らは知らなかった オペラグラスで太陽を見つめ 瞳を焦がした少年の手の 口から飛んだ溜息の蝶が 少女の額で翅ふるわせる 君は UMI ぼくは KAI 透きとおる夢さえも 時がたてば濁るのを 僕らは知らなかった Everything is transparent now transparent now Everything is transparent now transparent now. |
| MOON BABY鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 月の絵筆がひとすじ 君の瞳(め)をぬらす 星の粉でも蒔いたように 髪がきらめくよ 肌を彩どる夜風に 僕の瞳(め)が眩む 闇のガウンを脱ぎすてて 僕の手においで 時の波間へと身を横たえて 君の吐息の小舟に乗りたい 君を知るため今まで 生きて来たようだ 髪をうなじに束ねて 僕の手においで |
| 夕焼け波止場鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 夕映えのカーテンが防波堤におりてきて 波は血を流してるし ぼくはそれを 眺めてるだけ むきだしの寂寥が岸壁に打ち寄せて 潮風の研ぎ澄ました鋭い爪 胸にくいこむ そんなにいきがるなよ あの娘の胸が待ってる 夕凪ぎ前に帰ってあげなよ 街路には淋しさの船団が碇泊し それを縫う季節風に ぼくはいつも 酔いしれるだけ 夕闇は葡萄色 沈む陽に照らされて ひらひらと紋白蝶が波の上を渡ってゆくよ そんなにいきがるなよ あの娘の胸が待ってる 夕凪ぎ前に帰ってあげなよ |
| ラハイナ・ガール鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | ラハイナ 波のうねりが あなたの背中に雪崩(なだ)れて とても綺麗だ ラハイナ 横切るシュガー・トレイン マウイの夕陽は心に 「愛してる」あなたの片言の Japanese それだけが二人をつなぐ言葉さ I'm falling in love ラハイナ 海に浮かぶ街 昔は栄えた港と あなたが話す ラハイナ 旅立つぼくを あなたは知ってて今夜は 服を着換えた 「愛してる」あなたの片言の Japanese 混血の瞳に哀しみが舞う I'm falling in love 「愛してる」あなたの片言の Japanese それだけが二人をつなぐ言葉さ ヨットの帆ちらばるラハイナの港 いつの日か必ず戻って来るよ I'm falling in love |
| レイニー・ステイション鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | レイニー・ステイション サングラスの雨が 街の色をにじませてる あせるあせるよ 君は駅で 重いトランクひきずる頃 渋滞のタクシー飛び出して 雨を縫って走って来たよ レイニー・ステイション 悩んでる君に 気付けなくて どじな僕さ あせるあせるよ 間にあわなきゃ 二度と逢えない 予感がする 改札を切符も買わずに 走り込めば ひと足違い 映画なら ここで終わり だけど愛は 続くはずさ レイニー・ステイション 向いのホームに ぼんやり立つ 君が見えた あせるあせるよ 頬の上に 涙の線も弱々しく 汽車にのる勇気がなかったの 泣きくずれる君は 腕の中 |
| LADY PINK PANTHER鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 日除け帽子(ソフト)に流し目煌り 君は陽炎 LADY PINK PANTHER 可愛い暗殺者(キラー) ろくに狙いをつけないで! 赤いマニキュア 黒いペディキュア 揺れる靴下止(ガーター) 心の中を爪先だって 横切る女豹… LADY PINK PANTHER 悪女(わる)ぶってても 素顔はとても寂しいね LADY PINK PANTHER 壁の貼絵(ポスター) 速くその絵を出ておいで |
| 涙の糸と銀の針鈴木茂、尾崎亜美 | 鈴木茂、尾崎亜美 | 松本隆 | 鈴木茂 | 鈴木茂 | ほら混んだ電車で 千切れたのか胸のボタンが無い そう任しといてと 君は言って僕のシャツを奪う あなた銀の針下さいね 愛の彩(いろどり)を刺繍して 綺麗な思い出織れるよう そう悪い時には 悪いことがきっと続くものさ その襟の先には ルージュのシミ浮気がバレちまったよ あなた言い訳はいらないわ 胸に思い出を縫い留める 涙の絹糸を下さいね そう愛ってやつは 針に糸を通す難しさだよ ねえふくれないでさ 破けそうな心繕(つくろ)ってくれ |
| LADY PINK PANTHERスターダスト☆レビュー | スターダスト☆レビュー | 松本隆 | 鈴木茂 | 添田啓二 | 日除け帽子(ソフト)に流し目煌り 君は陽炎 LADY PINK PANTHER 可愛い暗殺者(キラー) ろくに狙いをつけないで! 赤いマニキュア 黒いペディキュア 揺れる靴下止(ガーター) LADY PINK PANTHER 悪女(わる)ぶってても 素顔はとても寂しいね LADY PINK PANTHER 壁の貼絵(ポスター) 速くその絵を出ておいで 心の中を爪先だって 横切る女豹… LADY PINK PANTHER 悪女(わる)ぶってても 素顔はとても寂しいね LADY PINK PANTHER 壁の貼絵(ポスター) 速くその絵を出ておいで |
| エトセトラ高見知佳 | 高見知佳 | 竜真知子 | 鈴木茂 | | あなたが私に 会いにくるのは 他に行く場所が ないときだけね 愛してることを かくせない 不器用な私を 思い出すときだけ 仕事の続きや 飲み友達 あなたを取り巻く 忙しい日々 ほんの少しの 息ぬきと つかのまのスリル さがしているのね ねえあなた 今夜だけはそばにいて 明日になったら また忘れてもいいから 恋と不安と エトセトラ なるようになるわ なるようになるわ さびしさときめき エトセトラ なるようにしか ならない あなたのオフィスに 電話をしたら とてもそっけなく 返事したわね 二人の時の 優しさを 男のひとって どこにかくすのよ ねえあなた 今夜だけはそばにいて 明日になったら また忘れてもいいから 昨日 今日 明日エトセトラ なるようになるわ なるようになるわ よろこびかなしみ エトセトラ なるようにしか ならない |
| ソバカスのある少女TIN PAN ALLEY | TIN PAN ALLEY | 松本隆 | 鈴木茂 | | 北の通りで ソバカスのある 少女を見かけたなら 声をかけてくれ 君が寒さに ふるえていたら 一枚きりの肩かけ 差し出すだろう 石のような心も あたためちまう女さ 泣かした事が 昔あるんだ 風も叫んでたよ ひどい奴だと 石のような心も あたためちまう女さ 今でも髪は 長いだろうか 君も 友だちなら たしかめてくれ |
| はあどぼいるど町TIN PAN ALLEY | TIN PAN ALLEY | 松本隆 | 鈴木茂 | | 射つか射たれるか この町は はあどぼいるど 棘のある 接吻(きす)に刺されて 正直な 胸に風穴 甘える髪は 諾 くちびるは 否(のお)なのに 気をつけろ 猫目(きゃっつあい) 切り札は ハートの女王(くいーん)さ 迷探偵(ほーむず)も真っ青さ 謎かけ遊び す−ぷが寒い喉を 火のように駆け巡る お返しに 君の中に 引き鉄を ひいてやるさ 快盗賊(あるせーぬ)も地団駄さ しりとり遊び |
| 明日あたりはきっと春はっぴいえんど | はっぴいえんど | 松本隆 | 鈴木茂 | | 冬化粧 白は流れて 砂糖菓子の街 ひっそりと テーブルには 牛乳瓶に詰められた ぼくらの春が ほら ごらん 冬が空をゆっくりと渡ってゆくよ 冬がだんだん遠くなる 春の部屋 緑は流れ 木蓮の花 咲き乱れて 鳥になった ぼくとお前は 溶け出した春に舞い上る あしたあたりはきっと春 |
| さよなら通り3番地はっぴいえんど | はっぴいえんど | 松本隆 | 鈴木茂 | | 知らない空が ぐるりとまわり 冬の絵の具が 淋しく流れる どの通りにも さよならなんて 淋しい言葉が 滲んでいるだけ こうしてぼくは待っていよう きみが微笑みを想い出すまでは |
| 花いちもんめはっぴいえんど | はっぴいえんど | 松本隆 | 鈴木茂 | | ぼくらが 電車通りを駆け抜けると 巻きおこる たつまきで街はぐらぐら おしゃれな風は花びらひらひら 陽炎の街 まるで花ばたけ 紙芝居屋が 店をたたんだあとの 狭い 路次裏はヒーローでいっぱい 土埃の風の子たちにゃあ 七つの海も まるで箱庭さ 右手の烟突は 黄色い煙を吐き 左手の烟突は 紅い煙を吐く みんな妙に怒りっぽいみたい みんな妙に怒りっぽいみたい |
| 氷雨月のスケッチはっぴいえんど | はっぴいえんど | 松本隆 | 鈴木茂 | | 雨のむこうに街が煙って 赤や黄のパラソル涙に濡れて 12色の色鉛筆でスケッチされたお前の顔 ねえ もうやめようよ こんな淋しい話 お前の暗い瞳の中に 青褪めた街 深く沈んで ねえ もうやめようよ こんな淋しい話 |
| 305の招待席布施明 | 布施明 | 門谷憲二 | 鈴木茂 | | 淋しい夜にはおいで 悪い女だと言われても 雨にぬれておいで 赤い靴さげて 女の君が 男の僕が 生まれたままになって 灯りを消して 部屋中の愛 海に変えよう なりさがれ 女に この愛に 流されて あどけなく 堕ちてゆけ そのままの君でいい ああ 二人の夜にはもっと 悪い女でいて欲しい 笑いながら服を 部屋中におとせ 髪をおろして 腕をからめて 祭りの酒をのもう 背中をすべる指先だけが 愛を奏でる なりさがれ 女に この愛に流されて あどけなく 堕ちてゆけ そのままの君でいい ああ なりさがれ 女に この愛に流されて あどけなく 堕ちてゆけ そのままの君でいい ああ |
| 真夏の少女堀ちえみ | 堀ちえみ | 中里綴 | 鈴木茂 | | 冷たい レモンのジュースを ひと息 飲みほした気分 あなたに 逢いに行く時は 身体の中まで フレッシュ 時間がないわ 急がなきゃ 鏡の前で 手間どった 揺れてるポシェットの中には 大切なあなたの写真 真夏の光に誘われて 素敵な想い出づくり 連れてって いつの日が眩しい海へと だって Dreamin' Dreamin' マイ・ハート おなたといると そうよ Dreamin' Dreamin' マイ・ハート 夢が広がる 初めて 出逢った時の ときめき 今も消えなくて ごめんね たまにうつむくのは あふれる 想いのせいなの あなたのお喋りの中に 時々出てくる仔犬を 私にも 一度見せてね 坂道を 散歩させるの 真夏の光に誘われて ふたりの恋は育つわ 教えてね 少しずつ小さな癖まで だって Dreamin' Dreamin' マイ・ハート 一人でいると そうよ Dreamin' Dreamin' マイ・ハート あなた夢みる |
| ファニー前川清 | 前川清 | 山川啓介 | 鈴木茂 | | 古い港の町で あの娘(むすめ)に もしも会ったら 渡してくれないか この青い指輪を 別れた日から もしも つらい暮らし しているなら 指輪がゆるいだろう 気がかりさ そいつが ファニー あだ名はファニー やさしい娘(こ)さ 肌 寄せ合って暮らした ふり向くたびに過去は ひと駅ずつ遠くなってく わがままなこの夢 責めてた泣き顔も 都会の海に呑まれ 誰もみんな 変わってゆく おれも夢を売って あの娘が幸せなら なにも言わず 戻っておくれ 翡翠色の海に 指輪を捨ててくれ ファニー ふるさとファニー 帰りたい でも 遠すぎるお前さ グラスの中の海は 過去とおなじ セピアの色 お前が愛してた あのおれは 死んだよ ファニー……… |
| 黄昏はオレンジ・ライム松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 鈴木茂 | | あなたの電話を待ってたの 黄昏はオレンジ・ライム デートの支度も終えたのに 時計の針はなぜか意地悪 いたずらに過ぎてゆく It's too late 楽しみだった It's too late 映画の時間も 今では間に合わない It's too late グラスにライムをひと絞り 飲み干して忘れたいの いつでも気分で振り廻す そのわがままにつきあえないわ 他のひと探してね It's too late 服を着換えて It's too late 夕陽を見てたら 不思議に泣けて来たの It's too late It's too late グラスに映る It's too late 夕陽を見てたら 不思議に泣けて来たの It's too late |
| ソバカスのある少女森丘祥子 | 森丘祥子 | 松本隆 | 鈴木茂 | 宮田繁男 | 北の通りで ソバカスのある 少女を見かけたなら 声をかけてくれ 君が寒さに ふるえていたら 一枚きりの肩かけ 差し出すだろう 石のような心も あたためちまう女さ 泣かした事が 昔あるんだ 風も叫んでたよ ひどい奴だと 石のような心も あたためちまう女さ 今でも髪は 長いだろうか 君も 友だちなら たしかめてくれ |
| ソバカスのある少女矢野顕子+TIN PAN | 矢野顕子+TIN PAN | 松本隆 | 鈴木茂 | | 北の通りで ソバカスのある 少女を見かけたなら 声をかけてくれ 君が寒さに ふるえていたら 一枚きりの肩かけ 差し出すだろう 石のような心も あたためちまう女さ 泣かした事が 昔あるんだ 風も叫んでたよ ひどい奴だと 石のような心も あたためちまう女さ 今でも髪は 長いだろうか 君も 友だちなら たしかめてくれ |
| 氷雨月のスケッチ矢野顕子+TIN PAN | 矢野顕子+TIN PAN | 松本隆 | 鈴木茂 | | 雨のむこうに街が煙って 赤や黄のパラソル涙に濡れて 12色の色鉛筆で スケッチされたお前の顔 ねえ もうやめようよ こんな淋しい話 お前の暗い瞳の中に 青褪めた街 深く沈んで ねえ もうやめようよ こんな淋しい話 |
| 八月の匂い山内総一郎 & KREVA | 山内総一郎 & KREVA | 松本隆・RAP詞:KREVA | 鈴木茂 | 佐橋佳幸 | 鄙びた停車場に立ち 影の中に身を置き ラムネ飲みほすおまえを見てる 「空しいね」おまえの「淋しいね」うなじに 「哀しいね」ひとすじ「空しいね」流れる 「淋しいね」冷や汗 蒼いラムネの空壜 陽に灼けた肌にあて ああ冷いとおまえは笑う 白茶けた陽射し浴びて揺れるおまえの胸が 50マイルも遠くに見える 「空しいね」左の「淋しいね」小指が 「哀しいね」痛むよ「空しいね」おまえの 「淋しいね」歯の跡 お前が鳴らすガラス玉 音は生温く 曲がって見えるレールだけただ続く 鼻くすぐる 錆びたイスと空気の密度 浴びるミスト アイスミント ねえ撮って って 昨日見つけたほくろ 指差し差し出したレンズはオールド やっと鳴ったアナウンス ローファイ これを聞くことはたぶんもう無い ちょっと後悔 消した動画 手垢のついた客車に身をゆだねて座れば ぶつかる膝の交流電気 「空しいね」飛び去る「淋しいね」景色に 「哀しいね」吹かれて 「空しいね」ふたりの「淋しいね」笑顔が 「哀しいね」崩れる |
| 抱きしめられて山口百恵 | 山口百恵 | 松本隆 | 鈴木茂 | 鈴木茂 | 暮れない街の壁にもたれて 音を消したTV黙って見てる 無口を通り過ぎて せつなさだけ今はあなたに 男と女を足しても引いても 0(ゼロ)になる答えが哀しい 抱きしめて……ひび割れるほど 硝子の若さ その破片で傷つけたいの あなたを 泣かされたあと薔薇を手折って 月の床に赤い花びら散らす 若さは意味もなしに 軽い罪を犯すものなの 歓び哀しみ足しても引いても 0(ゼロ)になる二人が淋しい 抱きしめて……息が切れるほど 私の胸の吹雪で今凍らせたいの あなたを 抱きしめて……ひび割れるほど 硝子の若さ その破片で傷つけたいの あなたを |
| 春爛漫山口百恵 | 山口百恵 | 松本隆 | 鈴木茂 | 鈴木茂 | 手に構えた一眼レフの レンズの中あなたは振り向いて 春の海はひねもすのたり 寄せる時の流れもゆるやかに 未来の花嫁の腕に 花を投げる風と木の詩(うた) 大地は浅き夢見し春 淋しき色は匂えど 春……春……らんまん 一人のただの女として あなただけのために生きているから 二歩遅れてあなたの背中 ヘッドホンを下げてる影を踏む やさしささえはなせないけど 今 無言の約束信じても 未婚の旅人の先に 花の枝が作るトンネル 過去から未来への長旅 あなたの腕に触れれば 春……春……らんまん 一人のただの女として 心決めた言葉口に出さずに 大地は浅き夢見し春 淋しき色は匂えど 春……春……らんまん 一人のただの女として あなただけのために生きているから |
| Follow You山下久美子 | 山下久美子 | 野原理香 | 鈴木茂 | | すれちがう ただ それだけで 見知らぬ人に 恋したの 人波 かきわけながら 白いコート 追いかけてみた アスファルトのこみち レンガ色のビルディング 左に曲がれば シグナル Follow You Follow You ふり向かないで このまま歩き続けてね Follow You Follow You 夢をあたしに 見させてね どこまでも ついてく 公園のそば 足を止め ころがるボール ひろいあげる 子供たちにかえす ほほえみ そっと胸に 受けとめてみた キャメル色のマフラー あみこみのセーター せいたかのっぽの 恋人 Follow You Follow You ゆっくり歩いて あなたを 見失ってしまう Follow You Follow You 夢をあたしに 見させてね どこまでも ついてく Follow You Follow You ふり向かないで このまま歩き続けてね Follow You Follow You 夢をあたしに 見させてね どこまでも ついてく すれちがう ただそれだけで 見知らぬ人に 恋したの 夕陽にそまる 街角 あなたの影が長くなる |
| 花いちもんめROLLY | ROLLY | 松本隆 | 鈴木茂 | | ぼくらが 電車通りを駆け抜けると 巻きおこる たつまきで街はぐらぐら おしゃれな風は花びらひらひら 陽炎の街 まるで花ばたけ 紙芝居屋が 店をたたんだあとの 狭い 路地裏はヒーローでいっぱい 土埃の風の子たちにゃあ 七つの海も まるで箱庭さ 右手の烟突は 黄色い煙を吐き 左手の烟突は 紅い煙を吐く みんな妙に怒りっぽいみたい みんな妙に怒りっぽいみたい |