1/2石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 私の1/2に たとえばポケットに 一つしかない赤い林檎を ためらいもなく両手に おいてあげる優しさを持っていたいから 空元気の向こう側で ふたつの背中が静かに並んだ時 初めてひとりの人間になれるようで 季節はずれのふたつの線香花火 小さな灯が落ちるまでつき合ってよ Under the moonlight 永遠の1/2 笑顔が途切れると 素知らぬふりで歌い始めた 肩越しの存在が空白を埋めるように そばにいてくれる 取りとめのない話のように ふたつの横顔 向こう見ずな片割れは 寂しい時ほど はしゃいで見せるけど 心の1/2 涙で濡れたときは 差しだす傘の中 素直に入ってね Under the moonlight 近づくと似てない光の破片 重ねて太陽に透かして見れば 色をつけて呼び合うもの ふたつの背中が静かに並んだ時 初めてひとりの人間になれるようで 季節はずれのふたつの線香花火 小さな灯が落ちるまでつき合ってよ Under the moonlight |
house石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 小さな手と大きな両手で 庭の隅の家庭菜園 学校帰りに食べた野イチゴ土の味がしてた 夏の終わりに太陽に嫌われた 荒れ始めた目の前の楽園は あぶら虫のついた菜の花だけが ぼんやり揺れていた 手をつないだ小さな兄妹たち どうしようもないことがあるんだ 毎日水をやり続けてもなくなってしまった 錆びた自転車細く続く砂利道 二人乗りしたオレンジの空 意味もわからないませた歌を歌って 笑いころげていた この日初めておねだりしたよ ガラス越しに見てたハムスター この子が入れば家族は減らないから 笑顔が戻るだろう 手をつないだ小さな兄妹たち いつか全てがわかるから 失うもの拾うもの もう少し待っていてよ 手をつないだ小さな兄妹たち どうしようもないことがあるんだ 毎日水をやり続けてもなくなってしまった 手をつないだ小さな兄妹たち いつか全てがわかるから 失うもの拾うもの もう少し待っていてよ 家に帰ろう 新しい家族だ |
眠らされたリネージュ(TV Size ver.)JUNNA | JUNNA | 石川智晶 | 石川智晶 | 白戸佑輔 | この世のまがいものでないと 疑いと拒絶を繰り返す あなたの残り火を消せるのは私だけ あなたに似た髪に生まれて 細く絡みつづける今生の景色に 黙って櫛でとかしていた 揺らぐスープの向こう伺う 花ついばむ鳥へ 繋がれた横顔 無視されるなら傷つけて ドアの外になおざりにされた傘よ 私は 類い稀な羽を持たされ 使わずして尚も愛を乞う あなたの全能は私の幹でした‥でした ah この世のまがいものでないと 疑いと拒絶を繰り返す あなたの残り火を消せるのは私だけ |
眠らされたリネージュJUNNA | JUNNA | 石川智晶 | 石川智晶 | 白戸佑輔 | この世のまがいものでないと 疑いと拒絶を繰り返す あなたの残り火を消せるのは私だけ あなたに似た髪に生まれて 細く絡みつづける今生の景色に 黙って櫛でとかしていた 揺らぐスープの向こう伺う 花ついばむ鳥へ 繋がれた横顔 無視されるなら傷つけて ドアの外になおざりにされた傘よ 私は 類い稀な羽を持たされ 使わずして尚も愛を乞う あなたの全能は私の幹でした‥でした ah この世のまがいものでないと 疑いと拒絶を繰り返す あなたの残り火を消せるのは私だけ 真綿を編んでいくそばから 膝の上ぽろぽろとほつれてく 悲しいくらい確かな遺伝子よ 望んで欲しくて 引き出しの奥まるめたファクト 月灯りが照らす ガタついてる椅子さえも その場しのぎの安らぎをくれるのに 私は‥ 鍵穴から覗いた想空(そら)が 美しい季節並べても 私の明暗はあなたの声でした…でした ah 何度目かの冬が教えた これ以上の愛はないだろう あなたを最果てに連れていくのは私 私が私を抱きしめて 遅くはない ゆっくり 愛を知る人になる なる‥なる‥なる‥なる‥ 類い稀な羽を持たされ 使わずして尚も愛を乞う あなたの全能は私の幹でした‥でした ah この世のまがいものでないと 疑いと拒絶を繰り返す あなたの残り火を消せるのは私だけ |
涙石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | このところ続いてる長雨が はやる気持ちを押さえ込んで 途切れることのない後悔が前髪を揺らす 暗闇より人の優しさに足止めされそうで あなたとの約束をまぶたに思い返してた 涙 涙の雫が堕ちて 朽ちかけた月が浮かんだ 涙 涙が伝えるすべてをひとつも逃がさない気持ちで 雨宿りその一時に見える幻が明日を変えることも あなたなら両手にその輝き抱きしめていたろう 夜の静けさから走る息づかいだけが聞こえる 背中を押すものは愛に似たきずな一つだけ 涙 涙の雫がこぼれて 夜霧が月に寄り添う 涙 涙が足跡を照らす あなたに近づけるような気がする 涙 涙の雫が堕ちて 朽ちかけた月が浮かんだ 涙 涙が伝えるすべてをひとつも逃がさない気持ちで 涙 涙の雫こぼれて 夜霧が月に寄り添う 涙 涙が足跡を照らす あなたに近づけるような気がする |
何を泣くなんの涙石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 回遊する swordfish その鼻先をふいに変えても 当たり前のように流れていく 私はか弱き泳ぎ手じゃないんだ 呟いてみせた 何を泣くなんの涙だろう 小さなスプーンで満たされる すくいたいものがわからない 不甲斐ない私とそうでない私と 何を泣くなんの涙 鮮やかな Blue marlin 小さな声は届かないけど 海流の底には静かな世界がある 感傷とは数ミリ違った話をしたい 何を泣くなんの涙だろう ノートの切れ端にかいてた 陽を浴びていた言葉はもう 一番大事ではなくなった今を 何を泣くなんの涙 |
夏の庭石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 繰り返し耳打ちしてくる 終わりのない物語なら この夏の庭の隅っこに 全部埋めてしまおうよ 片手にシャベルと 少しだけ無駄話をして 言葉が途切れても 別の夜を増やさないように 夢 夢 夢 夢 夢だったのかもしれない 夏 夏 夏 夏の庭で 風 風 風 風 風に小さく微笑んだこと 誰にも今は見せたくないよ 強い日差しの下で揺れる 扉は錆びついた顔を見せて 知ったふりをするのやめてと 不機嫌な音が絶えずしている 鍵を持ってなかった訳じゃない あなたが笛吹く草むらの中に 踏み出すほど自分を持ってない 夢 夢 夢 夢 夢だったあの静けさ 夏 夏 夏 夏が消える 風 風 風 風 風に立つ背中を見ていると 泣きたくなるの どうしようもなく 沈んでいく太陽は見せかけの感傷 誰のためにも何もしないことを あなただけがそう知ってる 夢 夢 夢 夢 夢 夏 夏 夏 夏 夏 夢 夢 夢 夢 夢だったのかもしれない 夏 夏 夏 夏の庭で 風 風 風 風 風に小さく微笑んだこと 誰にも今は見せたくない 夢 夢 夢 夢 夢だった あの夏の日からまだ続いているよ 夢 夢 夢 夢 |
Natural石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | あなたの胸にいつも揺れてる銀色 涙の入った小瓶は 感情という激しく清らかなもの 一滴だけ私の湖に今落としてよ 永遠に似てる退屈な この揺らぎをそう海に変える 想像以上に時間がないから この銀色の静寂の中でみつけたい 願わくば指差す一番高い樹登って すべてを見渡せる場所にいけば 目にしてきた全てを許そうと思うのでしょうか 渡り鳥の目線の先にあるもの このまま平行線でも 追いかけたいと願う まだら雲の先に物語りが隠されていると知っている 原生林の中にひとり 手を加えられていない場所に 戸惑うくらいに全身を置きたい 最終行まで一気に読み通していく 真夜中の本のように 向かう帰路は朝でなく 嬉しい悲しいとか おかまいなしに振りきったまま 誰かを追い求めることができるでしょうか この銀色の静寂の中でみつけたい 願わくば指差す一番高い樹登って すべてを見渡せる場所にいけば 目にしてきた全てを許そうと思うのでしょうか |
TW石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | この世界の単なる敗者でいられないのなら 両耳ふさいで 闇雲に暴走すること 本線から踏み外していくこと それこそ健全じゃないか I'll try to keep in contact with you 紫の花が持っている 咳き込むような正義感を 毛嫌いする雑草らは そのまやかしを飲み込むように 我を忘れて生い茂る根も 土に這いつくばって 片っ端から根こそぎむしるこの両手も それを誰が喜ぶというの? この世界の単なる敗者で いられないのなら 両耳ふさいで 闇雲に暴走すること 本線から踏み外していくこと それこそ健全じゃないか I'll try to keep in contact with you I'll try to keep in contact with you なまぬるい雨がどこまでも 不快指数を無情に上げ 窓の外に赤いクレーン 足場取られた自分じゃないか? そこからじゃないと抜け出せないもの 生まれてこない何か 濡れた床にはもう言葉が並べられる 独り静かに戦うことから この世界を語らせないように 音を立てずなぜか触らないように 光でも暗闇でもない 平然とあり続ける形から 確実にスライドしていく 駆け抜けるのでもなく 決して逃げるのでなく 一番の真実の種はたぶん掘り返されないように 地下深くに埋められている ドアを叩けよ 時に激しく 交互に点滅してはやがて消える それは怒りなのか それとも感情さえも操れない このもどかしさなのか 体中の微熱が冷めないのは 廃屋に置かれたまま忘れ去られても 自分の痕跡を残したいからだ この世界の単なる敗者で いられないのなら 両耳ふさいで 闇雲に暴走すること 踏み外していくこと… |
ティル・ナ・ノーグ石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 我武者らと捨て身は似て非なるもの 履き違えてる虫の愚かさよ 必要とされる者は声上げず 自然と呼ばれるものなのだよ 過ちおかしそれを悔いる人生など 手ぬるいすぎてお前の全力はこれか? 松の木が叫ぶほどに燃える あれは戦火ではない ほどなく洗礼をうけた高揚感 よこせ 深紅 BLOOD STORY 歓迎をうけろ 喉の奥で何度も羅列するシソーラス 美しい生き方とは最後に何を言うかだ いつか戻ろう あのティル・ナ・ノーグ 鹿が歩いた路 後に続けと 赤い実のついた枝を踏みつけて 神々たちに続く結界を破ったものに容赦しない 傷跡みせて奪い合う先陣よりも その屈折がお前の転機になるから 風を詠む以外 利口になる必要はないだろう ここらで分かち合う我ら 好機到来 捨てよ流儀 BLOOD STORY 踊らされてみろ 古のミラージュ この城の天辺で 面白き世にするのだ 面白きとはなにかと 誰か教えろ この通り雨 あのティル・ナ・ノーグ あのティル・ナ・ノーグ |
誰も教えてくれなかったこと石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 頬杖ついて 溜息をひとつ 完成間近の 泣き顔のロボット 固まりかけていた紙粘土 両手で崩してしまったよ 優しい目を向けないでと 無我夢中で走ってさえいたら チョウチョ巻き上げた分だけ 風を起こせると思ってた 誰も教えてくれない 誰も教えてくれなかったこと ふいにこの手を払われたことで 何かしてあげようと空回りしたよ 可愛そうだという慰めに似たもの 心の四隅に隠れていたかもしれない あの時本に書いてあったことが 色鉛筆12色におさまらず色を欲しがった 誰も教えてくれない 誰も教えてくれなかったこと 無我夢中で走ってさえいたら チョウチョ巻き上げた分だけ 風を起こせると思ってた 誰も教えてくれない 誰も教えてくれなかったこと 誰も教えてくれない 誰も教えないてくれたこと |
太陽石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 心と体が追いかけあう切なさは 説明できないくらいがちょうどいいんだ 寝転んで見つめる空にもう何も言う事はない What color would you paint the sun ? 太陽の下の安らぎに戸惑うけれど You've got what it takes. それは永遠という長さではない 時々世界がひとつの小さな箱の中で始まって 終って行く夢を見る 太陽はただ約束を緩やかに繰り返してた I go everywhere with you. 少しくらいはグラついたって構わない To the inside of light 両手の中でしばらく眠りたい What color would you paint the sun ? 太陽の下の安らぎに戸惑うけれど You've got what it takes. それは永遠という長さではない I go everywhere with you. 少しくらいはグラついたって構わない To the inside of light 両手の中でしばらく眠りたい |
太陽吉野裕行 come across アレルヤ・ハプティズム | 吉野裕行 come across アレルヤ・ハプティズム | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 心と体が追いかけあう切なさは 説明できないくらいがちょどいいんだ 寝転んで見つめる空にもう何も言う事はない What color would you paint the sun? 太陽の下の安らぎに戸惑うけれど You've got what it takes. それは永遠という長さではない 時々世界がひとつの小さな箱の中で始まって 終って行く夢を見る 太陽はただ約束を緩やかに繰り返してた I go everywhere with you. 少しくらいはグラついたって構わない To the inside of light 両手の中でしばらく眠りたい What color would you paint the sun? 太陽の下の安らぎに戸惑うけれど You've got what it takes. それは永遠という長さではない I go everywhere with you. 少しくらいはグラついたって構わない To the inside of light 両手の中でしばらく眠りたい |
それは紛れもなく~選ばれし者のソリチュード~石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | それは紛れもなく 選ばれし者のソリチュード 立て膝ついて顔を映す To the flow of water To the flow of water あなたの横顔が東の空を向けば 瞼の先から綻び拡がっていく 今さら黒い裾の尾をつかんでみても 両手を恐れるのはもうおやめなさい 右と左に引き離された核心 むせるように 咳をしても 根をはりめぐらせた大杉は 夜風に揺れるのを許さないでしょう それは紛れもなく 選ばれし者のソリチュード 惜しみなく与えられた自我 そこに翻弄されたいの 膝下にまとわりつく世情 高みに登らされて その悲しい代償こそが あなたを本物にさせていくから そういうもの そういうものなのです あなたに触れた者は 美しい言葉を なぜこの世に残したいと思うのだろう 燃やすつもりで書いた手紙 ひとりでにその姿を変えていく それは消えゆく星のように 格別に美しい背中だった それは紛れもなく 生まれ落ちてきたソリチュード 猟犬の群れを走らせる その声がかすれてく 薄曇りの視界の中 その背後で呼吸(いき)をする 新しい時代が緩やかな曲線を描いていくの そういうもの そういうものなのです この座から離れて 何が自分に残るのか 泥水に足をとられても 観えるものそれを信じる それは紛れもなく 選ばれし者のソリチュード 惜しみなく与えられた自我 そこに翻弄されたいの 膝下にまとわりつく世情 高みに登らされて その悲しい代償こそが あなたを本物にさせていくから そういうもの そういうものなのです |
ソプラノ高垣彩陽 | 高垣彩陽 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 薄い芝生 土が肌をみせる場所で 降りてくる光と咲き始めた感傷 双子のように寄り添ってる どちらにも心を置いておきたい いつしか私の歌になっていく 今すべてを寒空に捨てたら この箱の中に重ねてた歌が視線を追いかけてくる ri―rarara ri-rara 何百もの色彩を抱きしめたことを 誰にも伝えられない 寂しさだけ際立ってるこの境界線 余白残しながら答えださず歩く 何年後かもっと別の影に動かされて その背中がつぶやく言葉をただ歌いたいの 今すべてをこの夜に捨てたら 泣きたい場所だけを探すような乾いた曲線をつくるだけ ri―rarara ri-rara 何千もの涙から語り繋ぐもの この歌が風を起こす 声を拾ってくれたら 声が届いているのなら ri―rarara ri―rarara ra 今すべてを寒空に捨てたら この箱の中に重ねてた歌が視線を追いかけてくる ri―rarara ri-rara 何百もの色彩を抱きしめたことを 誰にも伝えられない |
その逆石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 土屋学 | 愛されたいと望んでいるヒトほど かたくなに向こう側でドアを締めてる その逆 逆にあるもの その逆 逆に恐れているもの 上っ面な優しさ 月夜に陶酔するだけの 半分嘘だろうと言われても 救われたいために誰か助けようとする 走ってる時ほど失速した時のこと考えてる その逆にある感情こそ 歩きたい道を繋ぐ 隣合わせのビルに空室が笑いなくしても 賑やかしい街で息をする その逆 逆にある姿を その逆 逆に見えてこないもの 君の手を握り 列車の窓眺めてた春景色 もう1人の空は仰げない その逆から身勝手なほど喜びを知る この車輪が回らなくなれば 別の手が逃避行する その逆が全て満たす訳じゃないからいいの 「その逆」 走ってる時ほど失速した時のこと考えてる その逆にある感情こそ 歩きたい道を繋ぐ その逆 逆にあるもの その逆 逆に恐れているもの その逆 逆にある姿を その逆 逆に見えてこないもの |
前夜石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | それは瑪瑙の瞳 重なる気配を消して すべてが本物じゃないなら 体温がすぐに伝わってしまう 始まれば終わる その熱のようなモノだけで繰り返し綴る本を 誰かの祈りの中で情熱と呼ぶのだろう 湿った空に 雪が降る 雪が降って 帰る場所などない蹄の音がする ただ寄り添うだけの静かな雪が似合う そんな朝が来るなら 月と夜の呼吸に今更恐れはしない 過ぎてみればみんな夢だと 今はまだ瞼とじる気もなくて 白一色の彼方 雪鳥の足跡だけ言葉を残していくと 脇道を歩くものが一生触れないものに会える気がする 雪が降る 雪のように 尚もこの視界が研ぎ澄まされていく 繋がりを消したら どれだけ強くあろうとそんなものは要らない 雪が降る 雪が泣けば 胸に奥深くしまわれてた鈴がわずかに震えだす この手が示すものを許そう この前夜なら 雪がふる 雪がふって 帰る場所などない蹄の音がする ただ寄り添うだけの静かな雪が似合う そんな朝が来るなら |
砂の上のドルフィン石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 枯れ葉がまだらに浮かんで プールの底が見えない 錆びた金網を乗り越えた 海岸に迷い込んだドルフィン いるはずのないキミが今 泳いでるような 幻を見た マテリアルワールド この世界は 選ばれた者ばかりが作った訳じゃない なのにいつしか道の真ん中を 歩く瞳を失ってた気がする 誠実であろうとするほど まるで 漂流する大木のように 力なく流されていく 打ちあげられたキミは砂の上で 続く群れから外れても 何かを見つけた訳じゃなかった マテリアルワールド 外れたままの小さなネジ ベンチの影 転がってるけれど 拾いあげたら意外に重くて 世界はこんな風を欲しがっている マテリアルワールド この世界は 選ばれた者ばかりが作った訳じゃない なのにいつしか道の真ん中を 歩く瞳を失ってた気がする マテリアルワールド 外れたままの小さなネジ ベンチの影 転がってるけれど 拾いあげたら意外に重くて 世界は今 水を欲しがっている |
Strawberry pain沼倉愛美 | 沼倉愛美 | 石川智晶 | 石川智晶 | 宮崎誠 | 心はどこにあるのでしょうか この胸がチリリと痛むけれど もう惑わされない あの塀の向こう探しに行きます 夕立の前触れ 窓の四隅 背中を押された 何度も すべてを捨ててもいいと一度は思った Strawberry pain 指先を紅く染めていくもの 泣きながら摘んだ この花の誠実さをどれくらい守ればいいの 庭の片隅 咲いている Strawberry pain 情熱はいつか消えるのでしょうか 口数の少ない未来の絵は はがされていくの 部屋から 羽根が欲しいなら与える人になること Strawberry pain その味が風を教えてくれる 私のココロが形になるその日まで 白と赤 花のキルトを旅していくの まっすぐに 街灯が作り出す 濃い影と薄い影 不器用に揺れている それこそが私だから すべてを捨ててもいいと一度は思った Strawberry pain 指先を紅く染めていくもの 泣きながら摘んだ この花の誠実さをどれくらい守ればいいの 庭の片隅 羽根をみた Strawberry pain |
squall石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | どこからか拾ってきた 細長い枝で自分を囲むように線をかいた 誰も入って来ないで ここは静寂の樹海 長い雨ひたすら待つ 向こう側 向日葵のの群衆 毒々しいものをどこまで避けて 世界を語るつもりなんだろう? 待ちわびた squall 震えるほど圧倒されたいんだ 通り一遍等の言葉と温度はもう効かない あの日の砂場に打ちまけた 白く潔いフラグメンツに深く染み込む 悲しい自伝を喜ぶ花たち なんて単純になびく風よ この世の正しいこと鼻歌に変わってく 平然と咲き誇る 黄色の花の愛想笑い 乾き切った種をぼろぼろ落として 苦い味がする季節の連鎖を 深い霧の中 狂おしいほど完成されたいんだ 太陽が指差したものだけの価値の中で 微笑んでいられるものかと叫ぶ 鳥肌がたつように空が騒ぎだす 雨の前兆は壊れやすくって 両手で体をそっと抱きしめる 汗ばむ首筋が緊張を誘って そう誰もが上がって行ける訳じゃない squall‥‥ 震えるほど圧倒されたいんだ 通り一遍等の言葉と温度はもう効かない あの日の砂場に打ちまけた 白く潔いフラグメンツに深く染み込む |
数字石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 君が微笑った時 弾けた粒子がカウントし始めてく それは素朴な自然数で片付けられない 限界を持たない景色 その縁どりを形にしたら もうそれは効力を失うのだから 数字の渦のなかに身を寄せ合っている 雑多な世界に何をもとらわれない 隠し立てのない列をなしてくから 色が不揃いな感情のままでいられる 言葉が途切れた後は 曖昧な記号が浮かんでいる 愛想のない顔した時間を作り出す 本を積みあげた分だけ いやそれ以上に増えていくもの 数字に置きかえていいのだろうか 数字が敷き詰めた絨毯の上を 複雑な感情 脇に抱え走る 割り切れず足されることもない午後は うやむやな返事をすることは許してくれる こんなにも遠くにきたことがわかる こんなにも大きくなったことがわかる 数字の渦のなかに身を寄せ合っている 雑多な世界に何をもとらわれない 隠し立てのない列をなしてくから 色が不揃いな感情のままでいられる |
スイッチが入ったら石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | スイッチが入ったら 世界の裏側を転がり落ちてくる あの橋の下の掃き溜めのように キレイゴトですまされない 1から10までパーツ全部揃えても 今の私じゃ何も使えないよ 手の腹を伝うてんとう虫の赤い点から 思わぬ火が点くこと恐れてる スイッチが入ったら 止まる思考回路 手を引っ込めた途端 暗闇に逆に噛まれるような 濃すぎる景色がある アクリルガラスの冷たいドームの中は 膝を抱えて座る静けさだけ この手で増やした瓦礫の中に 置き去りにした感情は絶えず点滅してる スイッチが入ったら 最大の強みは自分を知らないこと 心ごと全部乗っ取るくらいの 誰かのウィルスになる 初めて抱きしめた人形に息を吹きかけては 私の分身につぶやいてきたものを探そう 向こう見ずな風が髪を揺らしていく そのきっかけを探している スイッチが入ったら 止まる思考回路 手を引っ込めた途端 暗闇に逆に噛まれるような スイッチが入ったら 最大の強みは自分を知らないこと 心ごと全部乗っ取るくらいの 誰かのウィルスになる |
水槽の中のテトラ石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 部屋の明かりもつけずに 青白く光る水槽だけを ただじっと見つめてる夜は 僕の領域に誰も来て欲しくない ただぼんやり飽きるほど 流れてく君を見ていた 今日はいつもの僕を取り戻そうとあがいて 少しだけ意気込んでしまったよ 今気づいた 最初は一番弱かった 青いテトラ 思いもかけず一番長く生き続けてる そんなことで気持ちが嫌でも動くのは きっとどこかで僕が望んでたことなんだと思うよ ガラスに映る自分が揺らいでいるのが 嫌になってコツンと指ではじいたら 行き場を失うように僕から逃げてく 悲しみを引き受けて欲しいとは思わないから 誰の背中も追わずに泳いでいるあのテトラ どこまでも僕の先を行く 今気づいた 僕がいなきゃ生きられないよ 青いテトラ 狭い場所で何も出来ないのは僕の方 フィルターの音 目をつぶると海の中へ誘われてく 今 僕の前で生きてる 生きてる 今気づいた 最初は一番弱かった 青いテトラ 思いもかけず一番長く生き続けてる そんなことで気持ちが嫌でも動くのは きっとどこかで僕が望んでたことなんだと思うよ |
12番目の・・米倉千尋 | 米倉千尋 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 揺れる鳥籠 そんなに羽根をばたつかせなくても気がついてる 顔色変えずやたら平気に嘘をついた 誰かが都合よく決めつけた「私」やってるうちなんだか だらだらと微笑うだけになってしまったみたい 震える手で掻きわける see through world 正直さがどれだけ誠実なものだと誰が言ったんだろう wow wow wow wow wow 12番目の私は wow wow wow wow wow 誰のものでもなくて wow wow wow wow wow この子だけは上目遣いの diva じっとしているだけ ずっと近くに置いときながら 触らなかった紫の椅子 ここでもう一度カーテンの裏隠せることも 何枚目かのフィルターだけが 空しく増え続けているだけ 最近かなりそういう空気堪えられなくて 誰かに今見られてる see through world 手を差し出されてもすぐに行けない そんなに遠くないのに wow wow wow wow wow 12番目の私は wow wow wow wow wow 笑うこともしないで wow wow wow wow wow 通り雨を待つ午後のようにじっとしているだけ 壊れるほど泣いてみたい Cry me a river 走り抜いただけのランニングハイだけで全てを終わらせないよ wow wow wow wow wow 12番目の私は wow wow wow wow wow 誰のものでもなくて wow wow wow wow wow この子だけは上目遣いの diva じっとしているだけ wow wow wow wow wow 12番目の私は wow wow wow wow wow 笑うこともしないで wow wow wow wow wow 通り雨を待つ午後のようにじっとしているだけ |
Shylpeed~シルフィード~石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 柔らかな後れ毛は 日溜まりのように金色に 輝いて少女の時を刻んでいくよ このまま消えることができたなら 小さな傘さして あるはずもない水たまりに白い翼を映すよ Shylpeed 幻のように一日が終ればいい 赤色の日差し唇に触れる前に あなたに会いたい この羽が欲しいなら大事なものを差し出せと 「私はこの季節しか咲かない花です」 手紙を約束の木の下埋めた時には もう私は少女ではなく自分さえなくなっていた Shylpeed 黒髪をほどき階段を駆け上がった この街を見渡せる高い場所から あなたを探すよ 手を広げて たとえばあの錆びれた廃屋で 美しい歌を彼女は歌うよ ねえ自分であること誰かが言うほど そんなに大事なものなんだろうかって Shylpeed 幻のように一日が終ればいい 赤色の日差し唇に触れる前に あなたに会いたい |
シャーベットスノウ石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | オルゴールが途切れても どこかでまだ音が鳴ってる気がしていた 物語は続いてる 羅針盤はこの手の中にあるの 午後の太陽の大きさに すぐに崩れそうになるのは この街に降る雪だけじゃないと歌いたい シャーベットスノウ ほら古い宝石箱を開くとき 横顔が窓に映る その先にはシャーベットスノウ どうしようもないことだけで 夜を全部終わらせないように 緑の絨毯 寝転んで並べたボタンには 誰かの温かい手の気配を感じることがある シャーベットスノウ ほら幼い頃に泣いたあの部屋を コートの中抱きしめよう 手に触れたらシャーベットスノウ シャーベットスノウ ほら肩に手を置くように降りてくる コートの中抱きしめよう 雨に変わるシャーベットスノウ |
The Giving Tree石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 蘇らせたはずの土を踏みしめた 踵に響くのは朽ち果てた笛の音のようだ 重ねられた断層に無数の物語 ノートからこぼれ落ちた 自己満足なんじゃないか 歴史から抹消されたものほど きっと 本当の事しか歌わなかったはずだ 100年前に遡ろうと 100年後の扉を開けても 生きることを必要以上に学ばなくていい 人の涙どれだけ体で感じられるかどうかだけでいい 大いなる存在から 僕らは何をもがく必要があるの? 継ぎはぎだらけの言葉 積み木のようにして 今 探しているものは賢者の額にあるものだ 対岸に漕ぎ着けた小舟が揺れてる 泥で埋められてく心ない思想に 100年前のため息の色 100年後の孤独の姿は 手触りも違うものに引き合うのなぜだろう? 今 河の流れを塞き止めて 誰かが嘆き誰かが笑う 時代ごとさらっていいの? 覚悟してもどこか怖いんだいつも あなたは惜しげもなく この手のひらに 大切な金の鎖を握らせて それはピアニシモ 気高く小さな祈り ありがとうなんて言わなくていいと 100年前に遡ろうと 100年後の扉を開けても 生きることを必要以上に学ばなくていい 人の涙どれだけ体で感じられるかどうかだけでいい 大いなる存在から 僕らは何をもがく必要があるの? |
サヨナラっていう石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 小倉博和 | 僕が「僕」を動かしてるってこと 私が「私」を走らせてること 当たり前のことに ふと怖くなるんだ ah 林檎の皮 途切れずにむいて 削り取って繋いできたけれど ホコリ被った城を手放したいよ 気持ちついていけないだけ サヨナラっていうから サヨナラってサヨナラ 取れかかったボタン いつまでもみてる自分にサヨナラ サヨナラっていうから 横並びの星達が枝分かれしても ひとつ手放してひとつ光もらう サヨナラ 僕が「僕」をしゃべらせてるってこと 私が「私」を黙らせてること 体の真ん中 時計があるのなら壊して いま心は時間とは少し離れた場所に ある気がしている ぼんやりした過去を早回しして 眠りにつけるはずもなく サヨナラっていうから サヨナラってサヨナラ 地図をひろげても 紙切れ以上にみえない夢なら サヨナラっていうから サヨナラってサヨナラ 取れかかったボタン いつまでもみてる自分にサヨナラ サヨナラって何かを置いてく訳じゃなくて 誰も歩いてないまっさらな砂に物語をつくる サヨナラってあるから oh サヨナラ サヨナラ サヨナラって サヨナラ サヨナラ…. |
今夜ギターの弦をぜんぶ替えて吉野裕行 | 吉野裕行 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶・土屋学 | 一面の雪を見たければいつか この惑星の南の端まで行かなくてはならないだろう ままならなくなる尊き景色に 我が物顔で歩くペインレス 忘れがたい光景や置き去りにされた愛を ヒトガタにしたらまるであなたのようだと 与えられたこのVOICEで 見合った自分になれるだろうか 今夜ギターの弦をぜんぶ替えて この感情(きもち)ぼかさないように 新しい靴を履けば幼子はこの世界を愛そうとする それを声に出す役目なんだと 雨音がする水面(みなも)に向かって 今は綺麗な言葉だけじゃ届かなかったとしても 世界を読み解く共犯者のように 無条件で叫んでいよう 白い砂に灰色の小石が混じる心象 あの頃はこの体を使いきれずに 両手を縛られたまま戦うような日常だった 今も芯の部分は変わらずして 空白を歌いたがってる 今までのように誰かを喜ばせようとするだけじゃ 知るべき役目はそれ以上のところにある 新しい靴を履けば幼子はこの世界を愛そうとする それを声に出す役目なんだと 今までのように誰かを喜ばせようとするだけじゃ 知るべき役目はそれ以上のところにある |
ココロ昆夏美 | 昆夏美 | 石川智晶 | 石川智晶 | Zelig works | この世で一番美しいものは それ以上にずっと脆いものだという 青いガラスの破片 太陽にかざすよ トランクは空のまま旅を続ける ずっと心探してた その重さ掴んだ時 揺るがない「ココロ」が欲しいと 大きな鞄をまた用意している 自分の明日など目隠しされたまま 見えないほうがいい 眠れない夜だけど 引き出しの奥の奥にしまいこんだ 光 影 涙 声 心動くよ ずっと「いつか」を探して やっと横顔に出会えば また別の「いつか」が遠くで手を振っている その繰返しね 土に深く根を張らないうちに 花を摘んでしまってはいけない 少しずつ少し 動かないものがある ココロ そう心だ ずっと「ココロ」探してた その重さ掴んだ時 揺るがない「ココロ」が欲しいと 大きな鞄をまた用意している |
クラウディ石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 僕の心が見えるだろうか? 月の光に照らされながら 帰る道がわからなくて座り込む 気休めの旅が薬にならず 感情をプレスしたままで終って 曇り空は黙りこんだ 寂しい夜はいつも残酷なほど用意されてる cloudy sky 昨日までの僕を動かした声が消えていく これからの僕は単純にもっと靴を鳴らして行ける 僕の心がわかるだろうか? 誰かに強く愛されたいと 望んでいるのに求めてないんだ たぶん両手を差し出されると 花束押しつけられたように その香りに背を向けるよ 欲しいものはいつもどこか望んだ姿ではなく cloudy sky 雨になったらこの物語は悲しいだけになる 薄暗い空に見えないままの優しさ甘えたいから cloudy sky 昨日までの僕を動かした声が消えていく これからの僕は単純にもっと靴を鳴らして行ける |
逆光 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 放し飼いにされた大海原で 迷ったふりして 右往左往して どこまでも認めたくないんだよ もはやヒトではないことを 空に浮く白い鳥 美しいと目を細めても 今宵 クヌギの木の住処へ足を踏み入れる なんてあさましい奴かと光の前に平伏して どれだけ謝ればいいんですか ああ逆光は体を黒く埋めつくす たぐいなき日々を前にして マブシクテ マブシクテ 「ここでは何をしてもいいんだよ」 何百回もまじないのように 唱えた先に押し寄せる闇よ それを「恐れ」というらしい 深海を這っていた 欲のない魚連れてきて その成れの果て 誰かが今楽しんでるように デッドポイントはむしろ強くつま弾けと 断崖の端までいっそ微笑んで走る ああ逆光がシルエット浮かび上がらせる わびしく怯えているんだよ マブシクテ マブシクテ この夜空に満開に咲いた雪の花よ すべてを消して 手を引かれた子供の頃を想い出して動けなくなる なんてあさましい奴かと光の前に平伏して どれだけ謝ればいいんですか ああ逆光は体を黒く埋めつくす たぐいなき日々を前にして マブシクテ マブシクテ ヤミクモニ アザヤカニ オレハイマ ココニイル マブシクテ マブシクテ |
GIFT石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 僕の手がまだ力を持たないときに 授かったこの名前を ごめんなさい 捨てたいと思ったこと何度もある 砂場でずっと掘り続けた山 夕方の匂い 片手の先にあったはずのバビロン 片方の視界塗りつぶしたように いつしか自分の名前を演じるようになってしまった 僕はこの世界のGIFTとして 生まれたんだろうか そうだとしたら この花摘んだときに地上から離される理由を 花に教えるような誠実さ絶え間なく伝えていく GIFTを与える人になりたい 紙一枚に僕がしてきたことを ひとつひとつ書いてみても 物語は満足しないもの すべての善悪を両手に知ったところで 誰かを簡単に泣かしてしまう事だってあるだろう 僕はこの世界のGIFTとして 産声あげたその時はまだ 与えられた羽が重たすぎて無意識に泣いたよ 白い木綿の感触に包まれた瞬間 ただの子供になれた気がする 最初にもらったGIFTだ 僕はこの世界のGIFTとして 生まれたんだろうか そうだとしら この花摘んだときに地上から離される理由を 花に教えるような誠実さ絶え間なく伝えていく GIFTを与える人になりたい それこそGIFTだ |
美しければそれでいい石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 光に包まれ無数の花たちは 迷いのない瞳で明日を見つめてる 誰もが純粋さを私に望むけど すり切れそうな空に 持って行けるものなど 咲いている花を折って 自分のものにするような 罪深いものばかり 未来と指切りするのをやめたのは 痛みから遠く逃れようとしても 冷えた風がほら髪を揺らすよ 何処で答えを探せばいい? 身勝手な運命に息をついても どこかで 救われているような気がする 作り直しがきかない過去も いつの日か 小さな箱にしまえるように 光に包まれ無数の花たちは 迷いのない瞳で明日を見つめてる 静かに見下ろす白いベールが 美しければそれでいいよ 夢の続きなのか これは覚めない夢なのか 何度も呟いてた 未来と指切りするのをやめたのは 痛みから遠く逃れようとしても 冷えた風がほら髪を揺らすよ 何処で答えを探せばいい? |
INFINITY~あの日を越えて~石田燿子 | 石田燿子 | 石田燿子 | 石川智晶 | MATERIAL WORLD | INFINITY あの日を越えて 物語は これからも続いてく~ 守りたい世界を今 壊したいときの衝動 まるで螺旋を描くように 止まらないRhythm くり返しおとずれる 終りのない問いかけだって 強いHeartなら 誰にもあるはずさ INFINITY 無限の旅へ 高い空を目指して 風にのっていく INFINITY 疲れた翼 時には休めて 涙ふいて その先に虹 INFINITY たとえ闇に落とされて 消えそうなときの幻想 なにも恐れることなどない 絶望のRhythm 奇跡を起こすために 物語を語ろう、それは あの日残した~ ぼくたちの足跡 INFINITY 世界の向こう 晴れた空は必ず 扉を開ける INFINITY 何度でも そう 深呼吸して 再び空へ 輝いて星 INFINITY もし、今君に また会えたら もう一度伝えよう INFINITY 無限の旅へ 高い空を目指して 風にのっていく INFINITY こころの翼 取り戻して あの日の夢を 青空に虹 INFINITY |
インソムニア石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | またイヤホンからまってる 苛立って耳から乱暴に外した シャカシャカと乾いた音 反応しない地下鉄が好きだ 昨日 妹が振り乱して泣いた残像 あいつの毎日はもっと過激のようだ 朝のトースト他人事のように食べる その無防備さを少し分けてくれ 夜に見放されていく万年不眠症 マークシート塗りつぶせば 開けるものじゃない どちらかに振り切れたら 常連不眠症なら このまま少年でもいいんですか ほら突然、月夜の下 勢いで走らされていたTシャツが 意味もなく擦り減らしたソールも 苦笑いしてるようだ まるで戦う意志がない犬みたいと言われ 繋がれて空腹を満たすことだけだ ベッドと机しかおけない部屋の中で 他人の気配に吠え続けている 真夜中に煮えきれない万年不眠症 僕がいなくなってもそう誰も困らない 今更その事実には それほど堪えてなくて だけど眠れないの…なぜですか いいんですか? いいんですか? |
アンインストール 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | あの時 最高のリアルが向こうから会いに来たのは 僕らの存在はこんなにも単純だと笑いに来たんだ 耳を塞いでも両手をすり抜ける真実に惑うよ 細い体のどこに力を入れて立てばいい? アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール 僕らの無意識は勝手に研ぎ澄まされていくようだ ベッドの下の輪郭のない気配に この瞳が開く時は心など無くて 何もかも壊してしまう激しさだけ 静かに消えて行く季節も選べないというのなら アンインストール アンインストール 僕の代わりがいないなら 普通に流れてたあの日常を アンインストール アンインストール この手で終らせたくなる なにも悪いことじゃない アンインストール アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール |
アンインストール石田燿子 | 石田燿子 | 石川智晶 | 石川智晶 | | あの時 最高のリアルが向こうから会いに来たのは 僕らの存在はこんなにも単純だと笑いに来たんだ 耳を塞いでも両手をすり抜ける真実に惑うよ 細い体のどこに力を入れて立てばいい? アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール 僕らの無意識は勝手に研ぎ澄まされていくようだ ベッドの下の輪郭のない気配に この瞳が開く時は心など無くて 何もかも壊してしまう激しさだけ 静かに消えて行く季節も選べないというのなら アンインストール アンインストール 僕の代わりがいないなら 普通に流れてたあの日常を アンインストール アンインストール この手で終らせたくなる なにも悪いことじゃない アンインストール アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール |
アンインストール遠藤正明 | 遠藤正明 | 石川智晶 | 石川智晶 | | あの時 最高のリアルが向こうから会いに来たのは 僕らの存在はこんなにも単純だと笑いに来たんだ 耳を塞いでも両手をすり抜ける真実に惑うよ 細い体のどこに力を入れて立てばいい? アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール 僕らの無意識は勝手に研ぎ澄まされていくようだ ベッドの下の輪郭のない気配に この瞳が開く時は心など無くて 何もかも壊してしまう激しさだけ 静かに消えて行く季節も選べないというのなら アンインストール アンインストール 僕の代わりがいないなら 普通に流れてたあの日常を アンインストール アンインストール この手で終らせたくなる なにも悪いことじゃない アンインストール アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール |
アンインストールゴム | ゴム | 石川智晶 | 石川智晶 | | あの時 最高のリアルが向こうから会いに来たのは 僕らの存在はこんなにも単純だと笑いに来たんだ 耳を塞いでも両手をすり抜ける真実に惑うよ 細い体のどこに力を入れて立てばいい? アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール 僕らの無意識は勝手に研ぎ澄まされていくようだ ベッドの下の輪郭のない気配に この瞳が開く時は心など無くて 何もかも壊してしまう激しさだけ 静かに消えて行く季節も選べないというのなら アンインストール アンインストール 僕の代わりがいないなら 普通に流れてたあの日常を アンインストール アンインストール この手で終らせたくなる なにも悪いことじゃない アンインストール アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール |
アンインストールm.o.v.e | m.o.v.e | 石川智晶・rap詞:motsu | 石川智晶 | | あの時 最高のリアルが向こうから会いに来たのは 僕らの存在はこんなにも単純だと笑いに来たんだ 耳を塞いでも両手をすり抜ける真実に惑うよ 細い体のどこに力を入れて立てばいい? アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール 僕らの無意識は勝手に研ぎ澄まされていくようだ ベッドの下の輪郭のない気配に この瞳が開く時は心など無くて 何もかも壊してしまう激しさだけ 静かに消えて行く季節も選べないというのなら アンインストール アンインストール 僕の代わりがいないなら 普通に流れてたあの日常を アンインストール アンインストール この手で終わらせたくなる なにも悪いことじゃない アンインストール アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール Do you ever uninstall?... So we got to work this out, rock this out, check this out 無限に連鎖するくさりを 断ち切れば断ち切るほど 近づけば遠ざかる 偶然の一致と必然の不一致 なぜ悲しいほどに 物語はいつも美しい その疑問の答えのようなメロディーの中に 浮かんだ景色 So we got to work this out, rock this out, check this out Yeah... 恐れも痛みも知らない戦士のように Yeah... 振る舞うしかない このリアルの中 アンインストール 言葉の限界速度 真実の臨界温度 耳塞いでも両手をどんどんすり抜けるもの 切なさの理由 僕らの杞憂 日常という不自由 振る舞うしかない 恐れをしらない戦士のように Do you ever uninstall?... |
アンインストールやなぎなぎ | やなぎなぎ | 石川智晶 | 石川智晶 | | あの時 最高のリアルが向こうから会いに来たのは 僕らの存在はこんなにも単純だと笑いに来たんだ 耳を塞いでも両手をすり抜ける真実に惑うよ 細い体のどこに力を入れて立てばいい? アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール 僕らの無意識は勝手に研ぎ澄まされていくようだ ベッドの下の輪郭のない気配に この瞳が開く時は心など無くて 何もかも壊してしまう激しさだけ 静かに消えて行く季節も選べないというのなら アンインストール アンインストール 僕の代わりがいないなら 普通に流れてたあの日常を アンインストール アンインストール この手で終らせたくなる なにも悪いことじゃない アンインストール アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない アンインストール アンインストール 恐れを知らない戦士のように 振る舞うしかない アンインストール |
After image吉野裕行 come across アレルヤ・ハプティズム | 吉野裕行 come across アレルヤ・ハプティズム | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 後ろを振りかえると 小さな灯りたちがポツンと 遠慮がちにそこにいる ほどなく汚れていたり 崩れかけたものだったり いい加減につき合ったものほど 手を伸ばしたくなるのはなぜなんだろう 胸を通り過ぎる記憶に たぶん形は二の次で なぜ朝焼けがこんなにも染みるのか それ以上の何があるというのだろう 片づけられていない路地裏の片隅で 仕方なさそうに咲いた花がいて 隙間風に揺られる君を頼りにしていた 一番痛い場所を触らずにいてくれるのが 心地よかったんだろう 記憶はホントは優しいはずなのに 気持ち絡んだまま 切なく哀しい感情にしてしまう そんなことを笑えるようになりたいよ 胸を駆け抜けてく記憶に たぶん形は二の次で なぜ朝焼けがこんなにも染みるのか それ以上の何かがあるというのだろう |
兄妹 ~aniimouto~石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 必ずっていうほどに僕の死角に君がいる 枕元の時計を早めてしまったようだ 手入れをし過ぎた花壇 完璧な土の上 思い描いた色にもう咲かないだろう 核心のピースどう組み合わせてみても どこか隙間が残るように その隠れ場所ふさがないで 愛がないよと 彼女は空の切れ端に生きている 蒼白い太陽が白い手首をさらうように 横顔の物憂さが出番を待っている たとえ話しながら筋書きを匂わせる 街灯の下に影を作るのやめてと 2人の手で掘り返えされるものだと 湿っぽく耐え難い残像 傷をつくる手はなお傷を閉じることもできると 愛した瞳が走り出す 途切れ途切れ言うよ、、 すべてを捨てるんだ、、 核心のピースどう組み合わせてみても どこか隙間が残るように その隠れ場所ふさがないで 愛がないよと 彼女は空の切れ端に生きている |
アクアテラリウム やなぎなぎ | やなぎなぎ | やなぎなぎ | 石川智晶 | MATERIAL WORLD | 温かい水に泳ぐデトリタス 長い時間をかけて糸を紡ぎながら繭になる 一体どれくらい目蓋を閉じていたんだろう 待っても待っても僕らずっとふたりきり ここは有限の水槽で 名前を呼べば泡になる 温かい水に泳ぐデトリタス 長い時間をかけて糸を紡ぎながら 穏やかに眠る君の外側で 全ての感情から守る繭になる 静かすぎたこの楽園で漂いながら 何一つ変わらないんだって気づいても 君の姿を見るだけで 僕の視界は透き通る 揺らぐ向こう側 届かないままに 近くて遠い砂の橋は碧く溶けた 穏やかに眠る君に寄り添って 波打つ月のかたち そっと見上げてる いつかひとりで目覚めた君の (いつかそう僕がいなくなる時に) はじめて瞳に映す景色が 美しいものだけで満たされる様に 捧ぐ子守唄 温かい水に泳ぐデトリタス 長い時間をかけて糸を紡ぎながら 穏やかに眠る君の外側で 全ての感情から守る繭になる |
青の中の青石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | | 青の中の青 青 そこでしか生きられない人に蜻蛉が唄えば あの人の「悲しい」はわたしの「悲しい」にはならない あの人の持つ多くはわたしの「満足」にならない 袂許せよ 流儀外せよ 風が止まないなら ポドゾルでできたタイガを あえてこの岐路を もはやこの凍上を 震える膝にあの余燼を感じて歩く 青の中の青 青 そこでしか生きられないヒトを どう呼んでどう抱きしめたらいいんだろう 青の中の青 あおのく仕草で無情に振りかざしたその剣に 我想うモノ ヒラヒラ落ちる あなた望む世界はわたしの「真ん中」にはないから あの人の物語はわたしの「涙」にはならない 我従えよ その座払えよ 声を枯らすまでも 朽ちれば黄色く滲んだ土になるだけの 指の腹を這う虫と変わらずの末路を想像できるか 青の中の青 青 情けは燃やすか燃やされるか 小さく咳をして見渡す平原に 青の中の青 乱れた髪がつぶやく 風が起きた場所に還れ 胸の鼓動が静かに刻む 水面を爪弾き 蜻蛉飛んでくFly low… わずかに頬を触って教えるもの It's world… 青の中の青 青 そこでしか生きられないヒトを どう呼んでどう抱きしめたらいいんだろう 青の中の青 あおのく仕草で無情に振りかざしたその剣に 我想うモノ 我通すモノ ヒラヒラ落ちる |
アイルキスユー石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 石川智晶 | 西田マサラ | 部屋の隅に落ちていた 古びた小さな写真が 小さな胸の痛みと輝いた季節を残す 生い茂る草の中 平らな石を集め 落ちないように重ねて 君は星になるんだ 見つけやすいオリオン座の近くにいてくれよ I'll kiss you 僕らは最高の兄弟だった I'll kiss you もう一度あの日溜まりで眠りたい 僕はまだ何も知らない情けない大人なんだよ 君の頭をくしゃくしゃ撫でながら話したいんだ 哀しみに言葉など力がない時には もの言わぬ者たちから ただ体くっつけて慰めてもらうんだ 静かな鼓動に変わる I'll kiss you あの時 確かに君と生きていた I'll kiss you どうしてこんなに泣いているんだろう I'll kiss you 君にまだ会いにいけないんだよ I'll kiss you 両手が光で満たされるまでは |