兎のダンスソソラ ソラ ソラ 兎のダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ 脚(あし)で 蹴(け)り蹴り ピョッコ ピョッコ 踊(おど)る 耳に鉢巻(はちまき) ラッタ ラッタ ラッタ ラ ソソラ ソラ ソラ 可愛(かわい)いダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ とんで 跳(は)ね跳ね ピョッコ ピョッコ 踊る 脚に赤靴 ラッタ ラッタ ラッタ ラ | レインブック | 野口雨情 | 中山晋平 | | ソソラ ソラ ソラ 兎のダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ 脚(あし)で 蹴(け)り蹴り ピョッコ ピョッコ 踊(おど)る 耳に鉢巻(はちまき) ラッタ ラッタ ラッタ ラ ソソラ ソラ ソラ 可愛(かわい)いダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ とんで 跳(は)ね跳ね ピョッコ ピョッコ 踊る 脚に赤靴 ラッタ ラッタ ラッタ ラ |
どんぐりころころどんぐりころころ どんぶりこ おいけにはまって さあたいへん どじょうがでてきて こんにちは ぼっちゃんいっしょに あそびましょう どんぐりころころ よろこんで しばらくいっしょに あそんだが やっぱりお山が こいしいと ないてはどじょうを こまらせた | レインブック | 青木存義 | 粱田貞 | | どんぐりころころ どんぶりこ おいけにはまって さあたいへん どじょうがでてきて こんにちは ぼっちゃんいっしょに あそびましょう どんぐりころころ よろこんで しばらくいっしょに あそんだが やっぱりお山が こいしいと ないてはどじょうを こまらせた |
埴生の宿埴生(はにゅう)の宿も わが宿(やど) 玉のよそおい うらやまじ のどかなりや 春のそら 花はあるじ 鳥は友 オーわがやどよ たのしとも たのもしや ふみよむ窓も わがまど 瑠璃(るり)の床(ゆか)も うらやまじ きよらなりや 秋の夜半(よわ) 月はあるじ むしは友 オーわが窓よ たのしとも たのもしや | レインブック | 里見義 | HENRY ROWLEY BISHOP | | 埴生(はにゅう)の宿も わが宿(やど) 玉のよそおい うらやまじ のどかなりや 春のそら 花はあるじ 鳥は友 オーわがやどよ たのしとも たのもしや ふみよむ窓も わがまど 瑠璃(るり)の床(ゆか)も うらやまじ きよらなりや 秋の夜半(よわ) 月はあるじ むしは友 オーわが窓よ たのしとも たのもしや |
ペチカ雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ むかしむかしよ 燃えろよ ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ おもては寒(さむ)い 栗(くり)や栗やと 呼びます ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ じき春来ます いまに楊(やなぎ)も 萌(も)えましょ ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ 誰だか来ます お客さまでしょ うれしい ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ 火の粉ぱちぱち はねろよ ペチカ | レインブック | 北原白秋 | 山田耕筰 | | 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ むかしむかしよ 燃えろよ ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ おもては寒(さむ)い 栗(くり)や栗やと 呼びます ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ じき春来ます いまに楊(やなぎ)も 萌(も)えましょ ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ 誰だか来ます お客さまでしょ うれしい ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ 火の粉ぱちぱち はねろよ ペチカ |
浜千鳥~ちんちん千鳥青い月夜の 浜辺には 親を探して 鳴く鳥が 波の国から 生まれ出る 濡(ぬ)れたつばさの 銀の色 夜鳴く鳥の 悲しさは 親をたずねて 海こえて 月夜の国へ 消えてゆく 銀のつばさの 浜千鳥 ~ ちんちん千鳥の啼(な)く夜(よ)さは 啼く夜さは 硝子戸しめてもまだ寒い まだ寒い ちんちん千鳥の啼く声は 啼く声は 燈(あかり)を消してもまだ消えぬ まだ消えぬ ちんちん千鳥は親ないか 親ないか 夜風に吹かれて川の上 川の上 ちんちん千鳥よ お寝(よ)らぬか お寝らぬか 夜明(よあ)けの明星(みょうじょう)が早(は)や白(しら) 早や白む | レインブック | 鹿島鳴秋・北原白秋 | 弘田龍太郎・近衛秀麿 | | 青い月夜の 浜辺には 親を探して 鳴く鳥が 波の国から 生まれ出る 濡(ぬ)れたつばさの 銀の色 夜鳴く鳥の 悲しさは 親をたずねて 海こえて 月夜の国へ 消えてゆく 銀のつばさの 浜千鳥 ~ ちんちん千鳥の啼(な)く夜(よ)さは 啼く夜さは 硝子戸しめてもまだ寒い まだ寒い ちんちん千鳥の啼く声は 啼く声は 燈(あかり)を消してもまだ消えぬ まだ消えぬ ちんちん千鳥は親ないか 親ないか 夜風に吹かれて川の上 川の上 ちんちん千鳥よ お寝(よ)らぬか お寝らぬか 夜明(よあ)けの明星(みょうじょう)が早(は)や白(しら) 早や白む |
おぼろ月夜菜の花畠(ばたけ)に 入日(いりひ)薄(うす)れ 見わたす山の端(は) 霞(かすみ)深し 春風そよ吹く 空を見れば 夕月かかりて 匂(にお)い淡(あわ)し 里わの火影(ほかげ)も 森の色も 田中の小道を 辿(たど)る人も 蛙(かわず)の鳴く音(ね)も 鐘(かね)の音(おと)も さながら霞(かす)める おぼろ月夜 | レインブック | 高野辰之 | 岡野貞一 | | 菜の花畠(ばたけ)に 入日(いりひ)薄(うす)れ 見わたす山の端(は) 霞(かすみ)深し 春風そよ吹く 空を見れば 夕月かかりて 匂(にお)い淡(あわ)し 里わの火影(ほかげ)も 森の色も 田中の小道を 辿(たど)る人も 蛙(かわず)の鳴く音(ね)も 鐘(かね)の音(おと)も さながら霞(かす)める おぼろ月夜 |
あのねおかあさん あのね おかあさん ううん よんでみたくなっただけ だってわたしがかなしいと さいしょにわかってくれたから おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん ううん きいてみたくなっただけ だったわたしがうれしいと もっとよろこんでくれたから おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん わたし おかあさんになりました うたってくれたこもりうた わたしもそっとうたいます おかあさん あのね おかあさん ありがとう おかあさん あのね おかあさん あのね よんでみたくなっただけ だっておそらでにこにこと いつでもわらってくれるから おかあさん あのね おかあさん あいたい おかあさん あのね おかあさん あのね | レインブック | 山田ヒロシ | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | おかあさん あのね おかあさん ううん よんでみたくなっただけ だってわたしがかなしいと さいしょにわかってくれたから おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん ううん きいてみたくなっただけ だったわたしがうれしいと もっとよろこんでくれたから おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん わたし おかあさんになりました うたってくれたこもりうた わたしもそっとうたいます おかあさん あのね おかあさん ありがとう おかあさん あのね おかあさん あのね よんでみたくなっただけ だっておそらでにこにこと いつでもわらってくれるから おかあさん あのね おかあさん あいたい おかあさん あのね おかあさん あのね |
おとうさんへ「おとうさん」て さいしょに言えたのはいつだったんだろうな パパなんて感じじゃないもんね おとうさんはおとうさん 最近少し怒りっぽいね 喧嘩もしょっちゅうするけれど 私も言い過ぎなのかもね おとうさん おとうさん お酒の好きなおとうさん おとうさん おとうさん 寝相の悪いおとうさん いつもは絶対言わないけれど、 大好きですよ、 ありがとう おかあさんに わがまま言うのは甘えてるからだね アレどこと言ったらすぐ分かる おかあさんにはこうさん 小さな頃はおんぶにだっこ 今ではすっかりしないけど 心の中ではまだまだね おとうさん おとうさん ごはん2杯のおとうさん おとうさん おとうさん 働き者のおとうさん 恥ずかしくって言えないけれど 大好きですよ、 ありがとう もうじき名字が変わるけど 心配しないでいいからね 私があの人 選んだのはね おとうさんに にてるから おとうさん おとうさん 私の好きなおとうさん おとうさん おとうさん 元気でいてね おとうさん いつもは絶対言わないけれど、 大好きですよ、 ありがとう 大好きですよ ありがとう | レインブック | 山本容子・山田ヒロシ | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | 「おとうさん」て さいしょに言えたのはいつだったんだろうな パパなんて感じじゃないもんね おとうさんはおとうさん 最近少し怒りっぽいね 喧嘩もしょっちゅうするけれど 私も言い過ぎなのかもね おとうさん おとうさん お酒の好きなおとうさん おとうさん おとうさん 寝相の悪いおとうさん いつもは絶対言わないけれど、 大好きですよ、 ありがとう おかあさんに わがまま言うのは甘えてるからだね アレどこと言ったらすぐ分かる おかあさんにはこうさん 小さな頃はおんぶにだっこ 今ではすっかりしないけど 心の中ではまだまだね おとうさん おとうさん ごはん2杯のおとうさん おとうさん おとうさん 働き者のおとうさん 恥ずかしくって言えないけれど 大好きですよ、 ありがとう もうじき名字が変わるけど 心配しないでいいからね 私があの人 選んだのはね おとうさんに にてるから おとうさん おとうさん 私の好きなおとうさん おとうさん おとうさん 元気でいてね おとうさん いつもは絶対言わないけれど、 大好きですよ、 ありがとう 大好きですよ ありがとう |
七つの子烏(からす) なぜ啼(な)くの 烏は山に 可愛(かわい)七つの 子があるからよ 可愛 可愛と 烏は啼くの 可愛可愛と 啼くんだよ 山の古巣(ふるす)に いって見て御覧(ごらん) 丸い眼(め)をした いい子だよ | レインブック | 野口雨情 | 本居長世 | | 烏(からす) なぜ啼(な)くの 烏は山に 可愛(かわい)七つの 子があるからよ 可愛 可愛と 烏は啼くの 可愛可愛と 啼くんだよ 山の古巣(ふるす)に いって見て御覧(ごらん) 丸い眼(め)をした いい子だよ |
しゃぼん玉しゃぼん玉 とんだ 屋根まで とんだ 屋根まで とんで こわれて 消えた しゃぼん玉 消えた 飛ばずに 消えた うまれて すぐに こわれて 消えた 風 風 吹くな しゃぼん玉 とばそ | レインブック | 野口雨情 | 中山晋平 | | しゃぼん玉 とんだ 屋根まで とんだ 屋根まで とんで こわれて 消えた しゃぼん玉 消えた 飛ばずに 消えた うまれて すぐに こわれて 消えた 風 風 吹くな しゃぼん玉 とばそ |
真白き富士の根(七里ヶ浜の哀歌)真白き富士の根 緑の江の島 仰(あお)ぎ見るも 今は涙 帰らぬ十二の 雄々(おお)しきみたまに 捧(ささ)げまつる 胸と心 ボートは沈みぬ 千尋(ちひろ)の海原(うなばら) 風も浪(なみ)も 小さき腕に 力もつきはて 呼ぶ名は父母(ちちはは) 恨(うら)みは深し 七里ヶ浜辺(しちりがはまべ) み雪は咽(むせ)びぬ 風さえ騒ぎて 月も星も 影をひそめ みたまよ何処(いずこ)に 迷いておわすか 帰れ早く 母の胸に みそらにかがやく 朝日のみ光り 暗(やみ)にしずむ 親の心 黄金(こがね)も宝も 何しに集めん 神よ早く 我も召せよ 雲間に昇りし 昨日の月影 今は見えぬ 人の姿 悲しさ余りて 寝られぬ枕に 響く波の おとも高し 帰らぬ浪路(なみじ)に 友よぶ千鳥(ちどり)に 我もこいし 失(う)せし人よ 尽きせぬ恨(うらみ)に 泣くねは共々 今日もあすも 斯(か)くてとわに | レインブック | 三角錫子 | Jeremiah Ingalls | | 真白き富士の根 緑の江の島 仰(あお)ぎ見るも 今は涙 帰らぬ十二の 雄々(おお)しきみたまに 捧(ささ)げまつる 胸と心 ボートは沈みぬ 千尋(ちひろ)の海原(うなばら) 風も浪(なみ)も 小さき腕に 力もつきはて 呼ぶ名は父母(ちちはは) 恨(うら)みは深し 七里ヶ浜辺(しちりがはまべ) み雪は咽(むせ)びぬ 風さえ騒ぎて 月も星も 影をひそめ みたまよ何処(いずこ)に 迷いておわすか 帰れ早く 母の胸に みそらにかがやく 朝日のみ光り 暗(やみ)にしずむ 親の心 黄金(こがね)も宝も 何しに集めん 神よ早く 我も召せよ 雲間に昇りし 昨日の月影 今は見えぬ 人の姿 悲しさ余りて 寝られぬ枕に 響く波の おとも高し 帰らぬ浪路(なみじ)に 友よぶ千鳥(ちどり)に 我もこいし 失(う)せし人よ 尽きせぬ恨(うらみ)に 泣くねは共々 今日もあすも 斯(か)くてとわに |
宵待草待てど 暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵(こよい)は 月も 出ぬそうな | レインブック | 竹久夢二 | 多忠亮 | | 待てど 暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵(こよい)は 月も 出ぬそうな |
才女(アニー・ローリー)かきながせる 筆のあやに そめしむらさき 世々(よよ)あせず ゆかりのいろ ことばのはな たぐいもあらじ そのいさお まきあげたる 小簾(おす)のひまに 君のこころも しら雪や 廬山(ろざん)の峯(みね) 遺愛(いあい)のかね めにみるごとき その風情(ふぜい) | レインブック | 文部省唱歌 | SCOTT LADY JOHN DOUGLAS | | かきながせる 筆のあやに そめしむらさき 世々(よよ)あせず ゆかりのいろ ことばのはな たぐいもあらじ そのいさお まきあげたる 小簾(おす)のひまに 君のこころも しら雪や 廬山(ろざん)の峯(みね) 遺愛(いあい)のかね めにみるごとき その風情(ふぜい) |
証城寺の狸囃子証(しょう) 証 証城寺(しょうじょうじ) 証城寺の庭は ツ ツ 月夜だ 皆出て 来い 来い 来い 己等(おいら)の友達ァ ぽんぽこぽんのぽん 負けるな 負けるな 和尚(おしょう)さんに負けるな 来い 来い 来い来い来い来い 皆出て 来い来い来い 証 証 証城寺 証城寺の萩(はぎ)は ツ ツ 月夜に花盛り 己等は浮かれて ぽんぽこぽんのぽん | レインブック | 野口雨情 | 中山晋平 | | 証(しょう) 証 証城寺(しょうじょうじ) 証城寺の庭は ツ ツ 月夜だ 皆出て 来い 来い 来い 己等(おいら)の友達ァ ぽんぽこぽんのぽん 負けるな 負けるな 和尚(おしょう)さんに負けるな 来い 来い 来い来い来い来い 皆出て 来い来い来い 証 証 証城寺 証城寺の萩(はぎ)は ツ ツ 月夜に花盛り 己等は浮かれて ぽんぽこぽんのぽん |
叱られて叱(しか)られて 叱られて あの子は町まで お使いに この子は坊やを ねんねしな 夕べさみしい 村はずれ コンときつねが なきゃせぬか 叱られて 叱られて 口には出さねど 眼(め)になみだ 二人のお里は あの山を 越えてあなたの 花のむら ほんに花見は いつのこと | レインブック | 清水かつら | 弘田龍太郎 | | 叱(しか)られて 叱られて あの子は町まで お使いに この子は坊やを ねんねしな 夕べさみしい 村はずれ コンときつねが なきゃせぬか 叱られて 叱られて 口には出さねど 眼(め)になみだ 二人のお里は あの山を 越えてあなたの 花のむら ほんに花見は いつのこと |
かごめかごめかごめ かごめ 籠(かご)の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀がすべった うしろの正面 だあれ | レインブック | わらべ歌 | わらべ歌 | | かごめ かごめ 籠(かご)の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀がすべった うしろの正面 だあれ |
アメフリアメアメ フレフレ カアサンガ ジャノメ デ オムカイ ウレシイナ ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン カケマショ カバン ヲ カアサンノ アトカラ ユコユコ カネ ガ ナル ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン アラアラ アノコ ハ ズブヌレダ ヤナギ ノ ネカタ デ ナイテイル ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン カアサン ボクノヲ カシマショカ キミキミ コノカサ サシタマエ ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン ボクナラ イインダ カアサンノ オオキナ ジャノメ ニ ハイッテク ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン | レインブック | 北原白秋 | 中山晋平 | | アメアメ フレフレ カアサンガ ジャノメ デ オムカイ ウレシイナ ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン カケマショ カバン ヲ カアサンノ アトカラ ユコユコ カネ ガ ナル ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン アラアラ アノコ ハ ズブヌレダ ヤナギ ノ ネカタ デ ナイテイル ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン カアサン ボクノヲ カシマショカ キミキミ コノカサ サシタマエ ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン ボクナラ イインダ カアサンノ オオキナ ジャノメ ニ ハイッテク ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン |
さくらさくらさくら さくら 野山も里も 見わたす限り かすみか雲か 朝日ににおう さくら さくら 花かざり さくら さくら やよいの空は 見わたす限り かすみか雲か 匂いぞ出ずる いざや いざや 見にゆかん | レインブック | 日本古謡 | 日本古謡 | | さくら さくら 野山も里も 見わたす限り かすみか雲か 朝日ににおう さくら さくら 花かざり さくら さくら やよいの空は 見わたす限り かすみか雲か 匂いぞ出ずる いざや いざや 見にゆかん |
茶摘夏も近づく八十八夜(はちゅじゅうはちや) 野にも山にも若葉が茂(しげ)る 「あれに見えるは茶摘じゃないか あかねだすきに菅(すげ)の笠(かさ)」 日和(びより)つづきの今日此頃(このごろ)を 心のどかに摘みつつ歌う 「摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ 摘まにゃ日本の茶にならぬ」 | レインブック | 文部省唱歌 | 文部省唱歌 | | 夏も近づく八十八夜(はちゅじゅうはちや) 野にも山にも若葉が茂(しげ)る 「あれに見えるは茶摘じゃないか あかねだすきに菅(すげ)の笠(かさ)」 日和(びより)つづきの今日此頃(このごろ)を 心のどかに摘みつつ歌う 「摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ 摘まにゃ日本の茶にならぬ」 |
青い眼の人形青い眼(め)をした お人形は アメリカ生(うま)れの セルロイド 日本の港へ ついたとき 一杯涙を うかべてた 「わたしは言葉が わからない 迷(ま)い子(ご)になったら なんとしよう」 やさしい日本の 嬢ちゃんよ 仲よく遊んで やっとくれ | レインブック | 野口雨情 | 本居長世 | | 青い眼(め)をした お人形は アメリカ生(うま)れの セルロイド 日本の港へ ついたとき 一杯涙を うかべてた 「わたしは言葉が わからない 迷(ま)い子(ご)になったら なんとしよう」 やさしい日本の 嬢ちゃんよ 仲よく遊んで やっとくれ |
野ばら童(わらべ)は見たり 野なかの薔薇(ばら) 清らに咲ける その色愛(め)でつ 飽(あ)かずながむ 紅(くれない)におう 野なかの薔薇 手折(てお)りて往(ゆ)かん 野なかの薔薇 手折らば手折れ 思出(おもいで)ぐさに 君を刺さん 紅におう 野なかの薔薇 童は折りぬ 野なかの薔薇 折られてあわれ 清らの色香(いろか) 永久(とわ)にあせぬ 紅におう 野なかの薔薇 | レインブック | GOETHE VON JOHANN WOLFGANG・訳詞:近藤朔風 | SCHUBERT FRANZ(KLASSIKER) | | 童(わらべ)は見たり 野なかの薔薇(ばら) 清らに咲ける その色愛(め)でつ 飽(あ)かずながむ 紅(くれない)におう 野なかの薔薇 手折(てお)りて往(ゆ)かん 野なかの薔薇 手折らば手折れ 思出(おもいで)ぐさに 君を刺さん 紅におう 野なかの薔薇 童は折りぬ 野なかの薔薇 折られてあわれ 清らの色香(いろか) 永久(とわ)にあせぬ 紅におう 野なかの薔薇 |
故郷の廃家幾年(いくとせ)ふるさと 来てみれば 咲く花鳴く鳥 そよぐ風 門辺(かどべ)の小川のささやきも なれにし昔に 変らねど あれたる我家(わがいえ)に 住む人絶えてなく 昔を語るか そよぐ風 昔をうつすか 澄(す)める水 朝夕かたみに 手をとりて 遊びし友人(ともびと) いまいずこ さびしき故郷(ふるさと)や さびしき我家(わがいえ)や | レインブック | 訳詞:犬重球渓 | HAYS WILLIAM SHAKESPEARE | | 幾年(いくとせ)ふるさと 来てみれば 咲く花鳴く鳥 そよぐ風 門辺(かどべ)の小川のささやきも なれにし昔に 変らねど あれたる我家(わがいえ)に 住む人絶えてなく 昔を語るか そよぐ風 昔をうつすか 澄(す)める水 朝夕かたみに 手をとりて 遊びし友人(ともびと) いまいずこ さびしき故郷(ふるさと)や さびしき我家(わがいえ)や |
汽車今は山中 今は浜 今は鉄橋(てっきょう)渡るぞと 思う間も無く トンネルの 闇(やみ)を通って広野原(ひろのはら) 遠くに見える村の屋根 近くに見える町の軒 森や林や田や畑 後(あと)へ後へと飛んで行く 廻(まわ)り灯籠(とうろう)の画(え)の様(よう)に 変(かわ)る景色のおもしろさ 見とれてそれと知らぬ間に 早くも過ぎる幾十里(いくじゅうり) | レインブック | 文部省唱歌 | 大和田愛羅 | | 今は山中 今は浜 今は鉄橋(てっきょう)渡るぞと 思う間も無く トンネルの 闇(やみ)を通って広野原(ひろのはら) 遠くに見える村の屋根 近くに見える町の軒 森や林や田や畑 後(あと)へ後へと飛んで行く 廻(まわ)り灯籠(とうろう)の画(え)の様(よう)に 変(かわ)る景色のおもしろさ 見とれてそれと知らぬ間に 早くも過ぎる幾十里(いくじゅうり) |
ずいずいずっころばしずいずいずっころばし ごまみそずい ちゃつぼにおわれて トッピンシャン ぬけたら ドンドコショ たわらのねずみが こめくってチュウ チュウ チュウ チュウ おっとさんがよんでも おっかさんがよんでも いきっこなしよ いどのまわりで おちゃわんかいたの だあれ | レインブック | わらべ歌 | わらべ歌 | | ずいずいずっころばし ごまみそずい ちゃつぼにおわれて トッピンシャン ぬけたら ドンドコショ たわらのねずみが こめくってチュウ チュウ チュウ チュウ おっとさんがよんでも おっかさんがよんでも いきっこなしよ いどのまわりで おちゃわんかいたの だあれ |
春よ来い春よ来い 早く来い あるきはじめた みいちゃんが 赤い鼻緒(はなお)の じょじょはいて おんもへ出たいと 待っている 春よ来い 早く来い おうちのまえの 桃の木の 蕾(つぼみ)もみんな ふくらんで はよ咲きたいと 待っている | レインブック | 相馬御風 | 弘田龍太郎 | | 春よ来い 早く来い あるきはじめた みいちゃんが 赤い鼻緒(はなお)の じょじょはいて おんもへ出たいと 待っている 春よ来い 早く来い おうちのまえの 桃の木の 蕾(つぼみ)もみんな ふくらんで はよ咲きたいと 待っている |
庭の千草庭の千草も むしのねも かれて さびしく なりにけり ああ しらぎく 嗚呼(ああ) 白菊 ひとり おくれて ささにけり 露(つゆ)にたわむや 菊の花 しもに おごるや きくの花 ああ あわれあわれ ああ 白菊 人のみさおも かくてこそ | レインブック | アイルランド民謡・訳詞:里見義 | アイルランド民謡 | | 庭の千草も むしのねも かれて さびしく なりにけり ああ しらぎく 嗚呼(ああ) 白菊 ひとり おくれて ささにけり 露(つゆ)にたわむや 菊の花 しもに おごるや きくの花 ああ あわれあわれ ああ 白菊 人のみさおも かくてこそ |
こきりこ節こきりこの竹は 七寸五分(しちすんごぶ)じゃ 長いは袖(そで)の 邪魔(かなかい)じゃ 窓の桟(さん)サも デデレコデン ハレの桟サも デデレコデン 向かいの山を 担(かす)ことすれば 荷縄(になわ)が切れて 担かれん 窓の桟サは デデレコデン ハレの桟サも デデレコデン | レインブック | 富山県民謡 | 富山県民謡 | | こきりこの竹は 七寸五分(しちすんごぶ)じゃ 長いは袖(そで)の 邪魔(かなかい)じゃ 窓の桟(さん)サも デデレコデン ハレの桟サも デデレコデン 向かいの山を 担(かす)ことすれば 荷縄(になわ)が切れて 担かれん 窓の桟サは デデレコデン ハレの桟サも デデレコデン |
ふじの山あたまを雲の上に出し 四方(しほう)の山を見おろして かみなりさまを下にきく ふじは日本(にっぽん)一の山 青ぞら高くそびえたち からだに雪のきものきて かすみのすそをとおくひく ふじは日本一の山 | レインブック | 巌谷小波 | 不明 | | あたまを雲の上に出し 四方(しほう)の山を見おろして かみなりさまを下にきく ふじは日本(にっぽん)一の山 青ぞら高くそびえたち からだに雪のきものきて かすみのすそをとおくひく ふじは日本一の山 |
蛍の光蛍の光 まどの雪 書(ふみ)よむ月日 重ねつつ いつしか年も すぎの戸を 明けてぞ けさは別れゆく とまるもゆくも かぎりとて かたみにおもふ千萬(ちよろづ)の 心のはしを 一言に さきくとばかり 歌ふなり 筑紫(つくし)のきはみ 陸(みち)の奥 うみやま遠くへだつとも その真心はへだてなく ひとつにつくせ 国のため 千島の奥も 沖縄も 八洲(やしま)のうちのまもりなり いたらん国にいさをしく つとめよ わがせ 恙(つつが)なく | レインブック | スコットランド民謡・訳詞:稲垣千穎 | スコットランド民謡 | | 蛍の光 まどの雪 書(ふみ)よむ月日 重ねつつ いつしか年も すぎの戸を 明けてぞ けさは別れゆく とまるもゆくも かぎりとて かたみにおもふ千萬(ちよろづ)の 心のはしを 一言に さきくとばかり 歌ふなり 筑紫(つくし)のきはみ 陸(みち)の奥 うみやま遠くへだつとも その真心はへだてなく ひとつにつくせ 国のため 千島の奥も 沖縄も 八洲(やしま)のうちのまもりなり いたらん国にいさをしく つとめよ わがせ 恙(つつが)なく |
どこかで春がどこかで春が 生まれてる どこかで水が ながれ出す どこかで雲雀(ひばり)が 啼いている どこかで芽の出る 音がする 山の三月 東風(こち)吹いて どこかで春が うまれてる | レインブック | 百田宗治 | 草川信 | | どこかで春が 生まれてる どこかで水が ながれ出す どこかで雲雀(ひばり)が 啼いている どこかで芽の出る 音がする 山の三月 東風(こち)吹いて どこかで春が うまれてる |
冬景色さ霧消ゆる湊江(みなとえ)の 舟に白し 朝の霜 ただ水鳥(みずとり)の声はして いまだ覚めず 岸の家 烏啼(からすな)きて木に高く 人は畑(はた)に麦を踏む げに小春日(こはるび)ののどけしや かえり咲きの花も見ゆ 嵐吹きて雲は落ち 時雨降りて日は暮れぬ 若(も)し燈火(ともしび)の漏(も)れ来(こ)ずば それと分かじ 野辺の里 | レインブック | 文部省唱歌 | 文部省唱歌 | | さ霧消ゆる湊江(みなとえ)の 舟に白し 朝の霜 ただ水鳥(みずとり)の声はして いまだ覚めず 岸の家 烏啼(からすな)きて木に高く 人は畑(はた)に麦を踏む げに小春日(こはるび)ののどけしや かえり咲きの花も見ゆ 嵐吹きて雲は落ち 時雨降りて日は暮れぬ 若(も)し燈火(ともしび)の漏(も)れ来(こ)ずば それと分かじ 野辺の里 |
あの町この町あの町 この町 日が暮れる 日が暮れる 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ お家(ふみ)が だんだん 遠くなる 遠くなる 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ お空に 夕(ゆうべ)の 星が出る 星が出る 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ | レインブック | 野口雨情 | 中山晋平 | | あの町 この町 日が暮れる 日が暮れる 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ お家(ふみ)が だんだん 遠くなる 遠くなる 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ お空に 夕(ゆうべ)の 星が出る 星が出る 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ |
紅葉秋の夕日に照る山紅葉(もみじ) 濃(こ)いも薄(うす)いも数ある中に 松をいろどる楓(かえで)や蔦(つた)は 山のふもとの裾模様(すそもよう) 渓(たに)の流(ながれ)に散り浮く紅葉 波にゆられて離れて寄って 赤や黄色の色様々(さまざま)に 水の上にも織(お)る錦(にしき) | レインブック | 高野辰之 | 岡野貞一 | | 秋の夕日に照る山紅葉(もみじ) 濃(こ)いも薄(うす)いも数ある中に 松をいろどる楓(かえで)や蔦(つた)は 山のふもとの裾模様(すそもよう) 渓(たに)の流(ながれ)に散り浮く紅葉 波にゆられて離れて寄って 赤や黄色の色様々(さまざま)に 水の上にも織(お)る錦(にしき) |
竹田の子守唄守もいやがる 盆から先にゃ ゆきもちらつくし 子も泣くし 盆が来たとて なにうれしかろ かたびらはなし おびはなし この子よう泣く 守をばいじる 守も一日 やせるやら はよも行きたや この在所こえて 向うに見えるは 親のうち 向うに見えるは 親のうち | レインブック | 京都府民謡 | 京都府民謡 | | 守もいやがる 盆から先にゃ ゆきもちらつくし 子も泣くし 盆が来たとて なにうれしかろ かたびらはなし おびはなし この子よう泣く 守をばいじる 守も一日 やせるやら はよも行きたや この在所こえて 向うに見えるは 親のうち 向うに見えるは 親のうち |
一寸法師指に足りない 一寸法師 小さい体に 大きな望み お椀の舟に 箸の櫂 京へはるばる 上り行く 京は三条の 大臣殿に 抱えられたる 一寸法師 法師 法師と お気に入り 姫のお伴(とも)で 清水(きよみず)へ さても帰りの 清水坂に 鬼が1匹 現れ出でて 食ってかかれば その口へ 法師たちまち 躍り込む 針の太刀(たち)をば 逆手に持って ちくりちくりと 腹中つけば 鬼は法師を はき出して 一生懸命 逃げて行く 鬼が忘れた 打出の小槌 打てば不思議や 一寸法師 一打ち毎(ごと)に 背が伸びて 今は立派な 大男 | レインブック | 巌谷小波 | 田村虎蔵 | | 指に足りない 一寸法師 小さい体に 大きな望み お椀の舟に 箸の櫂 京へはるばる 上り行く 京は三条の 大臣殿に 抱えられたる 一寸法師 法師 法師と お気に入り 姫のお伴(とも)で 清水(きよみず)へ さても帰りの 清水坂に 鬼が1匹 現れ出でて 食ってかかれば その口へ 法師たちまち 躍り込む 針の太刀(たち)をば 逆手に持って ちくりちくりと 腹中つけば 鬼は法師を はき出して 一生懸命 逃げて行く 鬼が忘れた 打出の小槌 打てば不思議や 一寸法師 一打ち毎(ごと)に 背が伸びて 今は立派な 大男 |
十五夜お月さん十五夜お月さん 御機嫌(ごきげん)さん 婆(ばあ)やは お暇(いとま) とりました 十五夜お月さん 妹(いもうと)は 田舎(いなか)へ 貰(も)られて ゆきました 十五夜お月さん 母(かあ)さんに も一度 わたしは 逢(あ)いたいな | レインブック | 野口雨情 | 本居長世 | | 十五夜お月さん 御機嫌(ごきげん)さん 婆(ばあ)やは お暇(いとま) とりました 十五夜お月さん 妹(いもうと)は 田舎(いなか)へ 貰(も)られて ゆきました 十五夜お月さん 母(かあ)さんに も一度 わたしは 逢(あ)いたいな |
五木の子守歌おどま 盆ぎり盆ぎり 盆から先ゃ おらんど 盆が早(は)よ来(こ)りゃ 早よもどる おどま かんじんかんじん あん人達ゃ よか衆(し) よか衆(しゃ) よか帯 よか着物(きもん) おどんが 打っ死んだちゅて 誰(だい)が泣いて くりゅろ 裏の松山 蝉(せみ)が 鳴く 蝉じゃござらぬ 妹でござる 妹泣くなよ 気にかかる おどんが 打っ死んだば 往来(みち)ばた 埋(い)けろ 通る人ごて 花あぐる 花は何の花 つんつん椿(つばき) 水は天から もらい水 | レインブック | 熊本県民謡 | 熊本県民謡 | | おどま 盆ぎり盆ぎり 盆から先ゃ おらんど 盆が早(は)よ来(こ)りゃ 早よもどる おどま かんじんかんじん あん人達ゃ よか衆(し) よか衆(しゃ) よか帯 よか着物(きもん) おどんが 打っ死んだちゅて 誰(だい)が泣いて くりゅろ 裏の松山 蝉(せみ)が 鳴く 蝉じゃござらぬ 妹でござる 妹泣くなよ 気にかかる おどんが 打っ死んだば 往来(みち)ばた 埋(い)けろ 通る人ごて 花あぐる 花は何の花 つんつん椿(つばき) 水は天から もらい水 |
おもちゃのマーチやっとこやっとこ くりだした おもちゃのマーチが らったった 人形のへいたい せいぞろい おうまもわんわも らったった やっとこやっとこ ひとまわり キューピもぽっぽも らったった フランス人形も とびだして ふえふきゃたいこが ぱんぱらぱん | レインブック | 海野厚 | 小田島樹人 | | やっとこやっとこ くりだした おもちゃのマーチが らったった 人形のへいたい せいぞろい おうまもわんわも らったった やっとこやっとこ ひとまわり キューピもぽっぽも らったった フランス人形も とびだして ふえふきゃたいこが ぱんぱらぱん |
初恋砂山の砂に腹這(はらば)ひ 初恋の いたみを遠くおもひ出ずる日 | レインブック | 石川啄木 | 越谷達之助 | | 砂山の砂に腹這(はらば)ひ 初恋の いたみを遠くおもひ出ずる日 |
背くらべ柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ 粽(ちまき)たべたべ 兄(にい)さんが 計ってくれた 背のたけ きのうくらべりゃ 何のこと やっと羽織(はおり)の 紐(ひも)のたけ 柱に凭(もた)れりゃ すぐ見える 遠いお山も 背くらべ 雲の上まで 顔だして てんでに背伸(せのび)していても 雪の帽子(ぼうし)を ぬいでさえ 一(いち)はやっぱり 富士の山 | レインブック | 海野厚 | 中山晋平 | | 柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ 粽(ちまき)たべたべ 兄(にい)さんが 計ってくれた 背のたけ きのうくらべりゃ 何のこと やっと羽織(はおり)の 紐(ひも)のたけ 柱に凭(もた)れりゃ すぐ見える 遠いお山も 背くらべ 雲の上まで 顔だして てんでに背伸(せのび)していても 雪の帽子(ぼうし)を ぬいでさえ 一(いち)はやっぱり 富士の山 |
時計台の鐘時計台の鐘が鳴る 大空遠くほのぼのと 静かに夜は明けて来た ポプラの梢(こずえ)に日は照り出して きれいな朝(あした)になりました 時計台の鐘が鳴る 時計台の鐘が鳴る アカシヤの樹に日は落ちて 静かに街も暮れて行く 山の牧場(まきば)の羊の群も 黙って御家(おうち)へ帰るだろう 時計台の鐘が鳴る | レインブック | 高階哲夫 | 高階哲夫 | | 時計台の鐘が鳴る 大空遠くほのぼのと 静かに夜は明けて来た ポプラの梢(こずえ)に日は照り出して きれいな朝(あした)になりました 時計台の鐘が鳴る 時計台の鐘が鳴る アカシヤの樹に日は落ちて 静かに街も暮れて行く 山の牧場(まきば)の羊の群も 黙って御家(おうち)へ帰るだろう 時計台の鐘が鳴る |
すかんぽの咲く頃土手(どて)のすかんぽ ジャワ更紗(さらさ) 昼は蛍(ほたる)が ねんねする 僕ら小学 尋常科(じんじょうか) 今朝(けさ)も通(かよ)って またもどる すかんぽ、すかんぽ 川のふち 夏が来た来た ド レ ミ ファ ソ 土手(どて)のすかんぽ ジャワ更紗(さらさ) 昼は蛍(ほたる)が ねんねする 僕ら元気な 小学生 今朝(けさ)も通(かよ)って またもどる すかんぽ、すかんぽ 川のふち 夏が来た来た ド レ ミ ファ ソ | レインブック | 北原白秋 | 山田耕筰 | | 土手(どて)のすかんぽ ジャワ更紗(さらさ) 昼は蛍(ほたる)が ねんねする 僕ら小学 尋常科(じんじょうか) 今朝(けさ)も通(かよ)って またもどる すかんぽ、すかんぽ 川のふち 夏が来た来た ド レ ミ ファ ソ 土手(どて)のすかんぽ ジャワ更紗(さらさ) 昼は蛍(ほたる)が ねんねする 僕ら元気な 小学生 今朝(けさ)も通(かよ)って またもどる すかんぽ、すかんぽ 川のふち 夏が来た来た ド レ ミ ファ ソ |
どじょっこふなっこはるになれば しがこもとけて どじょっこだの ふなっこだの よるがあけたと おもうべな なつになれば わらしこおよぎ どじょっこだの ふなっこだの おにっこきたなと おもうべな あきになれば このはこおちて どじょっこだの ふなっこだの ふねっこきたなと おもうべな ふゆになれば しがこもはって どじょっこだの ふなっこだの てんじょこはったと おもうべな | レインブック | 東北地方わらべうた | 岡本敏明 | | はるになれば しがこもとけて どじょっこだの ふなっこだの よるがあけたと おもうべな なつになれば わらしこおよぎ どじょっこだの ふなっこだの おにっこきたなと おもうべな あきになれば このはこおちて どじょっこだの ふなっこだの ふねっこきたなと おもうべな ふゆになれば しがこもはって どじょっこだの ふなっこだの てんじょこはったと おもうべな |
牧場の朝ただ一面に立ちこめた 牧場の朝の霧の海 ポプラ並木のうっすりと 黒い底から 勇ましく 鐘が鳴る鳴る かんかんと もう起出(おきだ)した小舎小舎(こやこや)の あたりに高い人の声 霧(きり)に包まれあちこちに 動く羊の 幾群(いくむれ)の 鈴が鳴る鳴る りんりんと 今さし昇る日の影に 夢からさめた森や山 あかい光に染められた 遠い野末に 牧童の 笛が鳴る鳴る ぴいぴいと | レインブック | 杉村楚人冠 | 船橋栄吉 | | ただ一面に立ちこめた 牧場の朝の霧の海 ポプラ並木のうっすりと 黒い底から 勇ましく 鐘が鳴る鳴る かんかんと もう起出(おきだ)した小舎小舎(こやこや)の あたりに高い人の声 霧(きり)に包まれあちこちに 動く羊の 幾群(いくむれ)の 鈴が鳴る鳴る りんりんと 今さし昇る日の影に 夢からさめた森や山 あかい光に染められた 遠い野末に 牧童の 笛が鳴る鳴る ぴいぴいと |
荒城の月春高楼(こうろう)の 花の宴(えん) 巡(めぐ)る盃 かげさして 千代の松が枝(え) わけ出(い)でし 昔の光 いまいずこ 秋陣営の 霜の色 鳴きゆく雁の 数見せて 植(う)る剣(つるぎ)に 照りそいし 昔の光 いまいずこ いま荒城の 夜半(よわ)の月 替(かわ)らぬ光 誰(だ)がためぞ 垣(かき)に残るは ただ葛(かずら) 松に歌うは ただ嵐 天上(てんじょう)影は 替らねど 栄枯(えいこ)は移る 世の姿 写さんとてか 今もなお 嗚呼(ああ)荒城の 夜半の月 | レインブック | 土井晩翠 | 瀧廉太郎 | | 春高楼(こうろう)の 花の宴(えん) 巡(めぐ)る盃 かげさして 千代の松が枝(え) わけ出(い)でし 昔の光 いまいずこ 秋陣営の 霜の色 鳴きゆく雁の 数見せて 植(う)る剣(つるぎ)に 照りそいし 昔の光 いまいずこ いま荒城の 夜半(よわ)の月 替(かわ)らぬ光 誰(だ)がためぞ 垣(かき)に残るは ただ葛(かずら) 松に歌うは ただ嵐 天上(てんじょう)影は 替らねど 栄枯(えいこ)は移る 世の姿 写さんとてか 今もなお 嗚呼(ああ)荒城の 夜半の月 |
この道この道はいつか来た道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる あの丘はいつか見た丘 ああ そうだよ ほら 白い時計台だよ この道はいつか来た道 ああ そうだよ お母(かあ)さまと馬車で行ったよ あの雲もいつか見た雲 ああ そうだよ 山査子(さんざし)の枝も垂(た)れてる | レインブック | 北原白秋 | 山田耕筰 | | この道はいつか来た道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる あの丘はいつか見た丘 ああ そうだよ ほら 白い時計台だよ この道はいつか来た道 ああ そうだよ お母(かあ)さまと馬車で行ったよ あの雲もいつか見た雲 ああ そうだよ 山査子(さんざし)の枝も垂(た)れてる |