あの町この町あの町 この町 日が暮れる 日が暮れる 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ お家(ふみ)が だんだん 遠くなる 遠くなる 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ お空に 夕(ゆうべ)の 星が出る 星が出る 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ | レインブック | 野口雨情 | 中山晋平 | | あの町 この町 日が暮れる 日が暮れる 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ お家(ふみ)が だんだん 遠くなる 遠くなる 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ お空に 夕(ゆうべ)の 星が出る 星が出る 今来た この道 かえりゃんせ かえりゃんせ |
背くらべ柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ 粽(ちまき)たべたべ 兄(にい)さんが 計ってくれた 背のたけ きのうくらべりゃ 何のこと やっと羽織(はおり)の 紐(ひも)のたけ 柱に凭(もた)れりゃ すぐ見える 遠いお山も 背くらべ 雲の上まで 顔だして てんでに背伸(せのび)していても 雪の帽子(ぼうし)を ぬいでさえ 一(いち)はやっぱり 富士の山 | レインブック | 海野厚 | 中山晋平 | | 柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ 粽(ちまき)たべたべ 兄(にい)さんが 計ってくれた 背のたけ きのうくらべりゃ 何のこと やっと羽織(はおり)の 紐(ひも)のたけ 柱に凭(もた)れりゃ すぐ見える 遠いお山も 背くらべ 雲の上まで 顔だして てんでに背伸(せのび)していても 雪の帽子(ぼうし)を ぬいでさえ 一(いち)はやっぱり 富士の山 |
われは海の子我(われ)は海の子白波(しらなみ)の さわぐいそべの松原に 煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家(すみか)なれ 生まれてしおに浴(ゆあみ)して 浪(なみ)を子守の歌と聞き 千里寄せくる海の気を 吸いてわらべとなりにけり 高く鼻つくいその香(か)に 不断(ふだん)の花のかおりあり なぎさの松に吹く風を いみじき楽(がく)と我は聞く 丈余(じょうよ)のろかい操(あやつ)りて 行手(ゆくて)定めぬ浪まくら 百尋千尋(ももひろちひろ)海の底 遊びなれたる庭広し 幾年(いくとせ)ここにきたえたる 鉄より堅きかいなあり 吹く塩風に黒みたる はだは赤銅(しゃくどう)さながらに 浪にただよう氷山も 来(きた)らば来れ恐れんや 海まき上ぐるたつまきも 起(おこ)らば起れ驚かじ いで大船(おおぶね)を乗出して 我は拾わん海の富 いで軍艦に乗組みて 我は護(まも)らん海の国 | レインブック | 不詳 | 不詳 | | 我(われ)は海の子白波(しらなみ)の さわぐいそべの松原に 煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家(すみか)なれ 生まれてしおに浴(ゆあみ)して 浪(なみ)を子守の歌と聞き 千里寄せくる海の気を 吸いてわらべとなりにけり 高く鼻つくいその香(か)に 不断(ふだん)の花のかおりあり なぎさの松に吹く風を いみじき楽(がく)と我は聞く 丈余(じょうよ)のろかい操(あやつ)りて 行手(ゆくて)定めぬ浪まくら 百尋千尋(ももひろちひろ)海の底 遊びなれたる庭広し 幾年(いくとせ)ここにきたえたる 鉄より堅きかいなあり 吹く塩風に黒みたる はだは赤銅(しゃくどう)さながらに 浪にただよう氷山も 来(きた)らば来れ恐れんや 海まき上ぐるたつまきも 起(おこ)らば起れ驚かじ いで大船(おおぶね)を乗出して 我は拾わん海の富 いで軍艦に乗組みて 我は護(まも)らん海の国 |
時計台の鐘時計台の鐘が鳴る 大空遠くほのぼのと 静かに夜は明けて来た ポプラの梢(こずえ)に日は照り出して きれいな朝(あした)になりました 時計台の鐘が鳴る 時計台の鐘が鳴る アカシヤの樹に日は落ちて 静かに街も暮れて行く 山の牧場(まきば)の羊の群も 黙って御家(おうち)へ帰るだろう 時計台の鐘が鳴る | レインブック | 高階哲夫 | 高階哲夫 | | 時計台の鐘が鳴る 大空遠くほのぼのと 静かに夜は明けて来た ポプラの梢(こずえ)に日は照り出して きれいな朝(あした)になりました 時計台の鐘が鳴る 時計台の鐘が鳴る アカシヤの樹に日は落ちて 静かに街も暮れて行く 山の牧場(まきば)の羊の群も 黙って御家(おうち)へ帰るだろう 時計台の鐘が鳴る |
春よ来い春よ来い 早く来い あるきはじめた みいちゃんが 赤い鼻緒(はなお)の じょじょはいて おんもへ出たいと 待っている 春よ来い 早く来い おうちのまえの 桃の木の 蕾(つぼみ)もみんな ふくらんで はよ咲きたいと 待っている | レインブック | 相馬御風 | 弘田龍太郎 | | 春よ来い 早く来い あるきはじめた みいちゃんが 赤い鼻緒(はなお)の じょじょはいて おんもへ出たいと 待っている 春よ来い 早く来い おうちのまえの 桃の木の 蕾(つぼみ)もみんな ふくらんで はよ咲きたいと 待っている |
赤い靴赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて いっちゃった よこはまの はとばから ふねにのって 異人さんに つれられて いっちゃった いまでは 青い目に なっちゃって 異人さんの お国に いるんだろう 赤い靴 見るたび かんがえる 異人さんに あうたび かんがえる | レインブック | 野口雨情 | 本居長世 | | 赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて いっちゃった よこはまの はとばから ふねにのって 異人さんに つれられて いっちゃった いまでは 青い目に なっちゃって 異人さんの お国に いるんだろう 赤い靴 見るたび かんがえる 異人さんに あうたび かんがえる |
七つの子烏(からす) なぜ啼(な)くの 烏は山に 可愛(かわい)七つの 子があるからよ 可愛 可愛と 烏は啼くの 可愛可愛と 啼くんだよ 山の古巣(ふるす)に いって見て御覧(ごらん) 丸い眼(め)をした いい子だよ | レインブック | 野口雨情 | 本居長世 | | 烏(からす) なぜ啼(な)くの 烏は山に 可愛(かわい)七つの 子があるからよ 可愛 可愛と 烏は啼くの 可愛可愛と 啼くんだよ 山の古巣(ふるす)に いって見て御覧(ごらん) 丸い眼(め)をした いい子だよ |
野ばら童(わらべ)は見たり 野なかの薔薇(ばら) 清らに咲ける その色愛(め)でつ 飽(あ)かずながむ 紅(くれない)におう 野なかの薔薇 手折(てお)りて往(ゆ)かん 野なかの薔薇 手折らば手折れ 思出(おもいで)ぐさに 君を刺さん 紅におう 野なかの薔薇 童は折りぬ 野なかの薔薇 折られてあわれ 清らの色香(いろか) 永久(とわ)にあせぬ 紅におう 野なかの薔薇 | レインブック | GOETHE VON JOHANN WOLFGANG・訳詞:近藤朔風 | SCHUBERT FRANZ(KLASSIKER) | | 童(わらべ)は見たり 野なかの薔薇(ばら) 清らに咲ける その色愛(め)でつ 飽(あ)かずながむ 紅(くれない)におう 野なかの薔薇 手折(てお)りて往(ゆ)かん 野なかの薔薇 手折らば手折れ 思出(おもいで)ぐさに 君を刺さん 紅におう 野なかの薔薇 童は折りぬ 野なかの薔薇 折られてあわれ 清らの色香(いろか) 永久(とわ)にあせぬ 紅におう 野なかの薔薇 |
故郷の廃家幾年(いくとせ)ふるさと 来てみれば 咲く花鳴く鳥 そよぐ風 門辺(かどべ)の小川のささやきも なれにし昔に 変らねど あれたる我家(わがいえ)に 住む人絶えてなく 昔を語るか そよぐ風 昔をうつすか 澄(す)める水 朝夕かたみに 手をとりて 遊びし友人(ともびと) いまいずこ さびしき故郷(ふるさと)や さびしき我家(わがいえ)や | レインブック | 訳詞:犬重球渓 | HAYS WILLIAM SHAKESPEARE | | 幾年(いくとせ)ふるさと 来てみれば 咲く花鳴く鳥 そよぐ風 門辺(かどべ)の小川のささやきも なれにし昔に 変らねど あれたる我家(わがいえ)に 住む人絶えてなく 昔を語るか そよぐ風 昔をうつすか 澄(す)める水 朝夕かたみに 手をとりて 遊びし友人(ともびと) いまいずこ さびしき故郷(ふるさと)や さびしき我家(わがいえ)や |
どじょっこふなっこはるになれば しがこもとけて どじょっこだの ふなっこだの よるがあけたと おもうべな なつになれば わらしこおよぎ どじょっこだの ふなっこだの おにっこきたなと おもうべな あきになれば このはこおちて どじょっこだの ふなっこだの ふねっこきたなと おもうべな ふゆになれば しがこもはって どじょっこだの ふなっこだの てんじょこはったと おもうべな | レインブック | 東北地方わらべうた | 岡本敏明 | | はるになれば しがこもとけて どじょっこだの ふなっこだの よるがあけたと おもうべな なつになれば わらしこおよぎ どじょっこだの ふなっこだの おにっこきたなと おもうべな あきになれば このはこおちて どじょっこだの ふなっこだの ふねっこきたなと おもうべな ふゆになれば しがこもはって どじょっこだの ふなっこだの てんじょこはったと おもうべな |
椰子の実名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子(やし)の実(み)一つ 故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月(いくつき) 舊(もと)の木は生(お)いや茂れる 枝はなお影をやなせる われもまた渚(なぎさ)を枕 孤身(ひとりみ)の浮寝(うきね)の旅ぞ 実をとりて胸にあつれば 新(あらた)なり流離(りゅうり)の憂(うれい) 海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落(お)つ異郷の涙 思いやる八重(やえ)の汐々(しおじお) いづれの日にか国に帰らん | レインブック | 島崎藤村 | 大中寅二 | | 名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子(やし)の実(み)一つ 故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月(いくつき) 舊(もと)の木は生(お)いや茂れる 枝はなお影をやなせる われもまた渚(なぎさ)を枕 孤身(ひとりみ)の浮寝(うきね)の旅ぞ 実をとりて胸にあつれば 新(あらた)なり流離(りゅうり)の憂(うれい) 海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落(お)つ異郷の涙 思いやる八重(やえ)の汐々(しおじお) いづれの日にか国に帰らん |
雪あかりあの日の約束 忘れないで 指に残ったぬくもりが 嘘にならぬように 白い吐息かさなり あかりが灯る 暗闇を照らすように 過ぎゆくこの日を想う 今年も雪が降り積もり 笑顔こぼれる あなたが居れば それだけで心が温かくなる 雪あかりに照らされ 見つめてた あなたの腕に しがみついた 肩越しに映った 町並みがとても美しく 冬の匂いの中で あかりが灯る これからを照らすように 七色に染まってゆく 今年も雪が降り積もり 白く輝き あなたが居れば それだけで想いが寄り添ってゆく 雪あかりに照らされ 空を見上げると 星も私に降りそそぐ 今年も雪が降り積もり 白く輝き あなたが居れば それだけで想いが寄り添ってゆく 雪あかりに染まって いつまでも2人を照らしてる | レインブック | 山本容子 | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | あの日の約束 忘れないで 指に残ったぬくもりが 嘘にならぬように 白い吐息かさなり あかりが灯る 暗闇を照らすように 過ぎゆくこの日を想う 今年も雪が降り積もり 笑顔こぼれる あなたが居れば それだけで心が温かくなる 雪あかりに照らされ 見つめてた あなたの腕に しがみついた 肩越しに映った 町並みがとても美しく 冬の匂いの中で あかりが灯る これからを照らすように 七色に染まってゆく 今年も雪が降り積もり 白く輝き あなたが居れば それだけで想いが寄り添ってゆく 雪あかりに照らされ 空を見上げると 星も私に降りそそぐ 今年も雪が降り積もり 白く輝き あなたが居れば それだけで想いが寄り添ってゆく 雪あかりに染まって いつまでも2人を照らしてる |
しゃぼん玉しゃぼん玉 とんだ 屋根まで とんだ 屋根まで とんで こわれて 消えた しゃぼん玉 消えた 飛ばずに 消えた うまれて すぐに こわれて 消えた 風 風 吹くな しゃぼん玉 とばそ | レインブック | 野口雨情 | 中山晋平 | | しゃぼん玉 とんだ 屋根まで とんだ 屋根まで とんで こわれて 消えた しゃぼん玉 消えた 飛ばずに 消えた うまれて すぐに こわれて 消えた 風 風 吹くな しゃぼん玉 とばそ |
兎のダンスソソラ ソラ ソラ 兎のダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ 脚(あし)で 蹴(け)り蹴り ピョッコ ピョッコ 踊(おど)る 耳に鉢巻(はちまき) ラッタ ラッタ ラッタ ラ ソソラ ソラ ソラ 可愛(かわい)いダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ とんで 跳(は)ね跳ね ピョッコ ピョッコ 踊る 脚に赤靴 ラッタ ラッタ ラッタ ラ | レインブック | 野口雨情 | 中山晋平 | | ソソラ ソラ ソラ 兎のダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ 脚(あし)で 蹴(け)り蹴り ピョッコ ピョッコ 踊(おど)る 耳に鉢巻(はちまき) ラッタ ラッタ ラッタ ラ ソソラ ソラ ソラ 可愛(かわい)いダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ とんで 跳(は)ね跳ね ピョッコ ピョッコ 踊る 脚に赤靴 ラッタ ラッタ ラッタ ラ |
揺籃のうた揺籃(ゆりかご)のうたを カナリヤが歌う よ ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ 揺籃のうえに 枇杷(びわ)の実が揺れる よ ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ 揺籃のつなを 木ねずみが揺する よ ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ 揺籃のゆめに 黄色い月がかかる よ ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ | レインブック | 北原白秋 | 草川信 | | 揺籃(ゆりかご)のうたを カナリヤが歌う よ ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ 揺籃のうえに 枇杷(びわ)の実が揺れる よ ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ 揺籃のつなを 木ねずみが揺する よ ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ 揺籃のゆめに 黄色い月がかかる よ ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ |
汽車今は山中 今は浜 今は鉄橋(てっきょう)渡るぞと 思う間も無く トンネルの 闇(やみ)を通って広野原(ひろのはら) 遠くに見える村の屋根 近くに見える町の軒 森や林や田や畑 後(あと)へ後へと飛んで行く 廻(まわ)り灯籠(とうろう)の画(え)の様(よう)に 変(かわ)る景色のおもしろさ 見とれてそれと知らぬ間に 早くも過ぎる幾十里(いくじゅうり) | レインブック | 文部省唱歌 | 大和田愛羅 | | 今は山中 今は浜 今は鉄橋(てっきょう)渡るぞと 思う間も無く トンネルの 闇(やみ)を通って広野原(ひろのはら) 遠くに見える村の屋根 近くに見える町の軒 森や林や田や畑 後(あと)へ後へと飛んで行く 廻(まわ)り灯籠(とうろう)の画(え)の様(よう)に 変(かわ)る景色のおもしろさ 見とれてそれと知らぬ間に 早くも過ぎる幾十里(いくじゅうり) |
真白き富士の根(七里ヶ浜の哀歌)真白き富士の根 緑の江の島 仰(あお)ぎ見るも 今は涙 帰らぬ十二の 雄々(おお)しきみたまに 捧(ささ)げまつる 胸と心 ボートは沈みぬ 千尋(ちひろ)の海原(うなばら) 風も浪(なみ)も 小さき腕に 力もつきはて 呼ぶ名は父母(ちちはは) 恨(うら)みは深し 七里ヶ浜辺(しちりがはまべ) み雪は咽(むせ)びぬ 風さえ騒ぎて 月も星も 影をひそめ みたまよ何処(いずこ)に 迷いておわすか 帰れ早く 母の胸に みそらにかがやく 朝日のみ光り 暗(やみ)にしずむ 親の心 黄金(こがね)も宝も 何しに集めん 神よ早く 我も召せよ 雲間に昇りし 昨日の月影 今は見えぬ 人の姿 悲しさ余りて 寝られぬ枕に 響く波の おとも高し 帰らぬ浪路(なみじ)に 友よぶ千鳥(ちどり)に 我もこいし 失(う)せし人よ 尽きせぬ恨(うらみ)に 泣くねは共々 今日もあすも 斯(か)くてとわに | レインブック | 三角錫子 | Jeremiah Ingalls | | 真白き富士の根 緑の江の島 仰(あお)ぎ見るも 今は涙 帰らぬ十二の 雄々(おお)しきみたまに 捧(ささ)げまつる 胸と心 ボートは沈みぬ 千尋(ちひろ)の海原(うなばら) 風も浪(なみ)も 小さき腕に 力もつきはて 呼ぶ名は父母(ちちはは) 恨(うら)みは深し 七里ヶ浜辺(しちりがはまべ) み雪は咽(むせ)びぬ 風さえ騒ぎて 月も星も 影をひそめ みたまよ何処(いずこ)に 迷いておわすか 帰れ早く 母の胸に みそらにかがやく 朝日のみ光り 暗(やみ)にしずむ 親の心 黄金(こがね)も宝も 何しに集めん 神よ早く 我も召せよ 雲間に昇りし 昨日の月影 今は見えぬ 人の姿 悲しさ余りて 寝られぬ枕に 響く波の おとも高し 帰らぬ浪路(なみじ)に 友よぶ千鳥(ちどり)に 我もこいし 失(う)せし人よ 尽きせぬ恨(うらみ)に 泣くねは共々 今日もあすも 斯(か)くてとわに |
朧月夜菜の花畠に 入日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし 春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて にほい淡し 里わの火影も 森の色も 田中の小路をたどる人も 蛙のなくねも かねの音も さながら霞める 朧月夜 | レインブック | 高野辰之 | 岡野貞一 | 前澤ヒデノリ | 菜の花畠に 入日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし 春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて にほい淡し 里わの火影も 森の色も 田中の小路をたどる人も 蛙のなくねも かねの音も さながら霞める 朧月夜 |
真夏の夜の夢遠い夏の日の 乾いた空に 夏がくれたもの 風が運んでく 砂に書いた文字がせつなく 波が寄せてかき消してく 午前の太陽がまぶしくて 私あなたに何も言えないの 遠い夏の日の 乾いた空に 夏がくれたもの 風が運んでく 遠い夏の日の 夜に見た夢は 幻になって 波間に消えてく 肌に触れたあなたのシャツに 何故か急に寂しくなる 夕暮れ南風に誘われて 波の船に貝殻流す 遠い夏の日に 流した涙は 夏の砂浜が 潮風に変えた 遠い夏の日の 乾いた空に 夏がくれたもの 風が運んでく 遠い夏の日の 夜に見た夢は 幻になって 波間に消えてく | レインブック | 山本容子 | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | 遠い夏の日の 乾いた空に 夏がくれたもの 風が運んでく 砂に書いた文字がせつなく 波が寄せてかき消してく 午前の太陽がまぶしくて 私あなたに何も言えないの 遠い夏の日の 乾いた空に 夏がくれたもの 風が運んでく 遠い夏の日の 夜に見た夢は 幻になって 波間に消えてく 肌に触れたあなたのシャツに 何故か急に寂しくなる 夕暮れ南風に誘われて 波の船に貝殻流す 遠い夏の日に 流した涙は 夏の砂浜が 潮風に変えた 遠い夏の日の 乾いた空に 夏がくれたもの 風が運んでく 遠い夏の日の 夜に見た夢は 幻になって 波間に消えてく |
浜辺の歌あした浜辺を さまよえば 昔のことぞ しのばるる 風の音よ 雲のさまよ よする波も かいの色も ゆうべ浜辺を もとおれば 昔の人ぞ しのばるる 寄する波よ かえす波よ 月の色も 星のかげも | レインブック | 林古溪 | 成田為三 | | あした浜辺を さまよえば 昔のことぞ しのばるる 風の音よ 雲のさまよ よする波も かいの色も ゆうべ浜辺を もとおれば 昔の人ぞ しのばるる 寄する波よ かえす波よ 月の色も 星のかげも |
旅愁更(ふ)けゆく秋の夜 旅の空の わびしき思いに ひとりなやむ 恋しやふるさと なつかし父母(ちちはは) 夢路(ゆめじ)にたどるは 故郷(さと)の家路 窓うつ嵐(あらし)に 夢もやぶれ 遥(はる)けき彼方(かなた)に こころ迷う 恋しやふるさと なつかし父母 思いに浮かぶは 杜(もり)のこずえ | レインブック | 犬童球渓 | OWDWAY J P | | 更(ふ)けゆく秋の夜 旅の空の わびしき思いに ひとりなやむ 恋しやふるさと なつかし父母(ちちはは) 夢路(ゆめじ)にたどるは 故郷(さと)の家路 窓うつ嵐(あらし)に 夢もやぶれ 遥(はる)けき彼方(かなた)に こころ迷う 恋しやふるさと なつかし父母 思いに浮かぶは 杜(もり)のこずえ |
この空が迎えてくれる道端には 名もない花が咲き 揺れてる 初めて行く 街の風景が温かくて 息を吸い込み 大きく手を広げて 風を感じ 嬉しそうな声が聴こえる 遠い見知らぬこの街で いつのまにか笑顔が集まってくる ほら この空が迎えてくれる 心弾む 新しい出会いが 始まる 共に歩き 言葉交わす事ほろ苦くて あふれる勇気 いつまででも友達 約束だよ 嬉しそうな声が聴こえる いつか見慣れたこの街で いつのまにか笑顔が集まってくる ほら この空が迎えてくれる 楽しそうにあなたが笑う いつも聴こえてくるメロディ 足を進め歩んでゆくこの道は ほら どこまでも果てなく続く 君と歩くこの道のりの向こうに 夢が広がる | レインブック | 山本容子 | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | 道端には 名もない花が咲き 揺れてる 初めて行く 街の風景が温かくて 息を吸い込み 大きく手を広げて 風を感じ 嬉しそうな声が聴こえる 遠い見知らぬこの街で いつのまにか笑顔が集まってくる ほら この空が迎えてくれる 心弾む 新しい出会いが 始まる 共に歩き 言葉交わす事ほろ苦くて あふれる勇気 いつまででも友達 約束だよ 嬉しそうな声が聴こえる いつか見慣れたこの街で いつのまにか笑顔が集まってくる ほら この空が迎えてくれる 楽しそうにあなたが笑う いつも聴こえてくるメロディ 足を進め歩んでゆくこの道は ほら どこまでも果てなく続く 君と歩くこの道のりの向こうに 夢が広がる |
浜千鳥~ちんちん千鳥青い月夜の 浜辺には 親を探して 鳴く鳥が 波の国から 生まれ出る 濡(ぬ)れたつばさの 銀の色 夜鳴く鳥の 悲しさは 親をたずねて 海こえて 月夜の国へ 消えてゆく 銀のつばさの 浜千鳥 ~ ちんちん千鳥の啼(な)く夜(よ)さは 啼く夜さは 硝子戸しめてもまだ寒い まだ寒い ちんちん千鳥の啼く声は 啼く声は 燈(あかり)を消してもまだ消えぬ まだ消えぬ ちんちん千鳥は親ないか 親ないか 夜風に吹かれて川の上 川の上 ちんちん千鳥よ お寝(よ)らぬか お寝らぬか 夜明(よあ)けの明星(みょうじょう)が早(は)や白(しら) 早や白む | レインブック | 鹿島鳴秋・北原白秋 | 弘田龍太郎・近衛秀麿 | | 青い月夜の 浜辺には 親を探して 鳴く鳥が 波の国から 生まれ出る 濡(ぬ)れたつばさの 銀の色 夜鳴く鳥の 悲しさは 親をたずねて 海こえて 月夜の国へ 消えてゆく 銀のつばさの 浜千鳥 ~ ちんちん千鳥の啼(な)く夜(よ)さは 啼く夜さは 硝子戸しめてもまだ寒い まだ寒い ちんちん千鳥の啼く声は 啼く声は 燈(あかり)を消してもまだ消えぬ まだ消えぬ ちんちん千鳥は親ないか 親ないか 夜風に吹かれて川の上 川の上 ちんちん千鳥よ お寝(よ)らぬか お寝らぬか 夜明(よあ)けの明星(みょうじょう)が早(は)や白(しら) 早や白む |
竹田の子守唄守もいやがる 盆から先にゃ ゆきもちらつくし 子も泣くし 盆が来たとて なにうれしかろ かたびらはなし おびはなし この子よう泣く 守をばいじる 守も一日 やせるやら はよも行きたや この在所こえて 向うに見えるは 親のうち 向うに見えるは 親のうち | レインブック | 京都府民謡 | 京都府民謡 | | 守もいやがる 盆から先にゃ ゆきもちらつくし 子も泣くし 盆が来たとて なにうれしかろ かたびらはなし おびはなし この子よう泣く 守をばいじる 守も一日 やせるやら はよも行きたや この在所こえて 向うに見えるは 親のうち 向うに見えるは 親のうち |
村祭村の鎮守(ちんじゅ)の 神様の 今日はめでたい 御祭日(おまつりび) どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 朝から聞こえる 笛太鼓 年も 豊作満作で 村は総出の 大祭(おおまつり) どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 夜までにぎわう 宮の森 治(おさ)まる御代(みよ)に 神様の めぐみあおぐや 村祭 どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 聞いても心が 勇み立つ | レインブック | 不詳 | 不詳 | | 村の鎮守(ちんじゅ)の 神様の 今日はめでたい 御祭日(おまつりび) どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 朝から聞こえる 笛太鼓 年も 豊作満作で 村は総出の 大祭(おおまつり) どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 夜までにぎわう 宮の森 治(おさ)まる御代(みよ)に 神様の めぐみあおぐや 村祭 どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 聞いても心が 勇み立つ |
あのねおかあさん あのね おかあさん ううん よんでみたくなっただけ だってわたしがかなしいと さいしょにわかってくれたから おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん ううん きいてみたくなっただけ だったわたしがうれしいと もっとよろこんでくれたから おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん わたし おかあさんになりました うたってくれたこもりうた わたしもそっとうたいます おかあさん あのね おかあさん ありがとう おかあさん あのね おかあさん あのね よんでみたくなっただけ だっておそらでにこにこと いつでもわらってくれるから おかあさん あのね おかあさん あいたい おかあさん あのね おかあさん あのね | レインブック | 山田ヒロシ | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | おかあさん あのね おかあさん ううん よんでみたくなっただけ だってわたしがかなしいと さいしょにわかってくれたから おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん ううん きいてみたくなっただけ だったわたしがうれしいと もっとよろこんでくれたから おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん あのね おかあさん わたし おかあさんになりました うたってくれたこもりうた わたしもそっとうたいます おかあさん あのね おかあさん ありがとう おかあさん あのね おかあさん あのね よんでみたくなっただけ だっておそらでにこにこと いつでもわらってくれるから おかあさん あのね おかあさん あいたい おかあさん あのね おかあさん あのね |
砂山海は荒海 向こうは佐渡よ すずめ啼(な)け啼け もう日はくれた みんな呼べ呼べ お星さま出たぞ 暮れりゃ砂山 汐鳴(しおなり)ばかり すずめちりぢり また風荒れる みんなちりぢり もう誰も見えぬ 帰ろ帰ろよ ぐみ原わけて すずめさよなら さよならあした 海よさよなら さよならあした | レインブック | 北原白秋 | 中山晋平 | | 海は荒海 向こうは佐渡よ すずめ啼(な)け啼け もう日はくれた みんな呼べ呼べ お星さま出たぞ 暮れりゃ砂山 汐鳴(しおなり)ばかり すずめちりぢり また風荒れる みんなちりぢり もう誰も見えぬ 帰ろ帰ろよ ぐみ原わけて すずめさよなら さよならあした 海よさよなら さよならあした |
初恋砂山の砂に腹這(はらば)ひ 初恋の いたみを遠くおもひ出ずる日 | レインブック | 石川啄木 | 越谷達之助 | | 砂山の砂に腹這(はらば)ひ 初恋の いたみを遠くおもひ出ずる日 |
宵待草待てど 暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵(こよい)は 月も 出ぬそうな | レインブック | 竹久夢二 | 多忠亮 | | 待てど 暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵(こよい)は 月も 出ぬそうな |
故郷(ふるさと)兎(うさぎ)追いしかの山 小鮒(こぶな)釣りしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷 如何(いか)にいます父母(ちちはは) 恙(つつが)なしや友がき 雨に風につけても 思いいずる故郷 こころざしをはたして いつの日にか帰らん 山はあおき故郷 水は清き故郷 | レインブック | 高野辰之 | 岡野貞一 | | 兎(うさぎ)追いしかの山 小鮒(こぶな)釣りしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷 如何(いか)にいます父母(ちちはは) 恙(つつが)なしや友がき 雨に風につけても 思いいずる故郷 こころざしをはたして いつの日にか帰らん 山はあおき故郷 水は清き故郷 |
心のちから君と過ごした時間より もっと大切なことがある それは 勇気をくれた君のしぐさ 忘れないよ 君と過ごした時間より もっと大切なことがある それは 元気になれた君の笑顔 憶えてるから 君と歩んだ道のりは 決してやさしいものじゃない だけど『心のちから』教えてくれた きっと大事な宝物 思い出も痛みも全て引き受けて 私は強くなって 君といた時間を 輝く 輝く 時間にしたいから 歩き出す 君の歩んだ道のりは 決して短い道じゃない だから いつも一緒と 心の中 約束するんだね 思い出も痛みも全て引き受けて 私は強くなって 君と見た場面を 輝く 輝く 星に映し出す いつの日も 君と歩んだ道のりは 決してやさしいものじゃない だけど『心のちから』教えてくれた きっと大事な宝物 思い出も痛みも全て引き受けて 私は強くなって 君といた時間を 輝く 輝く 時間にしたいから 永遠に咲く 花のように | レインブック | 山本容子 | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | 君と過ごした時間より もっと大切なことがある それは 勇気をくれた君のしぐさ 忘れないよ 君と過ごした時間より もっと大切なことがある それは 元気になれた君の笑顔 憶えてるから 君と歩んだ道のりは 決してやさしいものじゃない だけど『心のちから』教えてくれた きっと大事な宝物 思い出も痛みも全て引き受けて 私は強くなって 君といた時間を 輝く 輝く 時間にしたいから 歩き出す 君の歩んだ道のりは 決して短い道じゃない だから いつも一緒と 心の中 約束するんだね 思い出も痛みも全て引き受けて 私は強くなって 君と見た場面を 輝く 輝く 星に映し出す いつの日も 君と歩んだ道のりは 決してやさしいものじゃない だけど『心のちから』教えてくれた きっと大事な宝物 思い出も痛みも全て引き受けて 私は強くなって 君といた時間を 輝く 輝く 時間にしたいから 永遠に咲く 花のように |
アメフリアメアメ フレフレ カアサンガ ジャノメ デ オムカイ ウレシイナ ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン カケマショ カバン ヲ カアサンノ アトカラ ユコユコ カネ ガ ナル ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン アラアラ アノコ ハ ズブヌレダ ヤナギ ノ ネカタ デ ナイテイル ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン カアサン ボクノヲ カシマショカ キミキミ コノカサ サシタマエ ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン ボクナラ イインダ カアサンノ オオキナ ジャノメ ニ ハイッテク ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン | レインブック | 北原白秋 | 中山晋平 | | アメアメ フレフレ カアサンガ ジャノメ デ オムカイ ウレシイナ ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン カケマショ カバン ヲ カアサンノ アトカラ ユコユコ カネ ガ ナル ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン アラアラ アノコ ハ ズブヌレダ ヤナギ ノ ネカタ デ ナイテイル ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン カアサン ボクノヲ カシマショカ キミキミ コノカサ サシタマエ ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン ボクナラ イインダ カアサンノ オオキナ ジャノメ ニ ハイッテク ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン |
かもめの水兵さんかもめの水兵さん ならんだ水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波に チャップ チャップ うかんでる かもめの水兵さん かけあし水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波を チャップ チャップ 越えてゆく かもめの水兵さん ずぶぬれ水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波で チャップ チャップ おせんたく かもめの水兵さん なかよし水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波に チャップ チャップ 揺れている | レインブック | 武内俊子 | 河村光陽 | | かもめの水兵さん ならんだ水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波に チャップ チャップ うかんでる かもめの水兵さん かけあし水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波を チャップ チャップ 越えてゆく かもめの水兵さん ずぶぬれ水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波で チャップ チャップ おせんたく かもめの水兵さん なかよし水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波に チャップ チャップ 揺れている |
折り鶴託された祈り ひとつ 夏の空降りそそぐ 残された折り目 ふたつ 重ねて心しのぶ あの場所で その昔この世界は 慈しみに溢れてた 時は過ぎこの世界は 安らぎを求め合う 遠い場所から明日を信じ 折り鶴に祈りを込めて 愛された命 ひとつ 抱きしめ心かよう 結ばれた手と手 ふたつ 合わせて想いめぐる この場所で 悲しみを感じていた 人々は傷つけ合い 幸せを考えてた 人々は愛し合う 高い空へと羽ばたくように 折り鶴に願いを乗せて 託された祈り ひとつ 夏の空降りそそぐ 残された折り目 ふたつ 重ねて心しのぶ 愛された命 ひとつ 抱きしめ心かよう 結ばれた手と手 ふたつ 合わせて想いめぐる 渡された想い ひとつ 白い雲遠ざかる 託された祈り 込めて やさしく時を想う この場所で いつまでも 信じ合う | レインブック | 山本容子 | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | 託された祈り ひとつ 夏の空降りそそぐ 残された折り目 ふたつ 重ねて心しのぶ あの場所で その昔この世界は 慈しみに溢れてた 時は過ぎこの世界は 安らぎを求め合う 遠い場所から明日を信じ 折り鶴に祈りを込めて 愛された命 ひとつ 抱きしめ心かよう 結ばれた手と手 ふたつ 合わせて想いめぐる この場所で 悲しみを感じていた 人々は傷つけ合い 幸せを考えてた 人々は愛し合う 高い空へと羽ばたくように 折り鶴に願いを乗せて 託された祈り ひとつ 夏の空降りそそぐ 残された折り目 ふたつ 重ねて心しのぶ 愛された命 ひとつ 抱きしめ心かよう 結ばれた手と手 ふたつ 合わせて想いめぐる 渡された想い ひとつ 白い雲遠ざかる 託された祈り 込めて やさしく時を想う この場所で いつまでも 信じ合う |
仰げば尊し仰げば尊し わが師の恩 教えの庭にも はや幾年(いくとせ) おもえば いと疾(と)し この歳月(としつき) 今こそわかれめ いざ さらば 互いに陸(むつ)みし 日頃の恩 別(わか)るる後(のち)にも やよ 忘るな 身を立て 名をあげ やよ 励めよ 今こそわかれめ いざ さらば 朝夕なれにし まなびの窓 蛍のともし火 積む白雪 忘るる間(ま)ぞなき ゆく歳月 今こそわかれめ いざ さらば | レインブック | 不詳 | 不詳 | | 仰げば尊し わが師の恩 教えの庭にも はや幾年(いくとせ) おもえば いと疾(と)し この歳月(としつき) 今こそわかれめ いざ さらば 互いに陸(むつ)みし 日頃の恩 別(わか)るる後(のち)にも やよ 忘るな 身を立て 名をあげ やよ 励めよ 今こそわかれめ いざ さらば 朝夕なれにし まなびの窓 蛍のともし火 積む白雪 忘るる間(ま)ぞなき ゆく歳月 今こそわかれめ いざ さらば |
ずいずいずっころばしずいずいずっころばし ごまみそずい ちゃつぼにおわれて トッピンシャン ぬけたら ドンドコショ たわらのねずみが こめくってチュウ チュウ チュウ チュウ おっとさんがよんでも おっかさんがよんでも いきっこなしよ いどのまわりで おちゃわんかいたの だあれ | レインブック | わらべ歌 | わらべ歌 | | ずいずいずっころばし ごまみそずい ちゃつぼにおわれて トッピンシャン ぬけたら ドンドコショ たわらのねずみが こめくってチュウ チュウ チュウ チュウ おっとさんがよんでも おっかさんがよんでも いきっこなしよ いどのまわりで おちゃわんかいたの だあれ |
おぼろ月夜菜の花畠(ばたけ)に 入日(いりひ)薄(うす)れ 見わたす山の端(は) 霞(かすみ)深し 春風そよ吹く 空を見れば 夕月かかりて 匂(にお)い淡(あわ)し 里わの火影(ほかげ)も 森の色も 田中の小道を 辿(たど)る人も 蛙(かわず)の鳴く音(ね)も 鐘(かね)の音(おと)も さながら霞(かす)める おぼろ月夜 | レインブック | 高野辰之 | 岡野貞一 | | 菜の花畠(ばたけ)に 入日(いりひ)薄(うす)れ 見わたす山の端(は) 霞(かすみ)深し 春風そよ吹く 空を見れば 夕月かかりて 匂(にお)い淡(あわ)し 里わの火影(ほかげ)も 森の色も 田中の小道を 辿(たど)る人も 蛙(かわず)の鳴く音(ね)も 鐘(かね)の音(おと)も さながら霞(かす)める おぼろ月夜 |
降る街この街で生まれて この街で生きている あなたに伝えたいよ さよなら そして ありがとうと 初めて会ったのは 雪の降る夜 不安な私に 笑いかけてくれた あなたと初めて 星をみた夜 憶病な私に 寄り添ってくれた あの日の記憶が 空から 舞い降りてくるの 雪の降る街 ほら愛が積もってく 真っ白なこの世界 満たしてくれる この空の下で 恋をして 行こうと あなたに出逢えたこと ありがとうと 遠くで想う 最後に会ったのも 雪が降る夜 不安な私は 問いかけていたの あなたと離れて 時が過ぎても 窓辺に咲く雪月花(はな) 見守っているから あの日の輝きが 地上に 白く 消えてゆく 雪の降る夜 ほら街が霞んでる あなたと来た道程(みちのり) やさしさ揺れる この空の下で 信じて 行こうと あなたに出逢えたこと ありがとうと 遠くで想う この街で生まれて この街で生きている あなたに伝えたいよ さよなら そして ありがとうと | レインブック | 山本容子 | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | この街で生まれて この街で生きている あなたに伝えたいよ さよなら そして ありがとうと 初めて会ったのは 雪の降る夜 不安な私に 笑いかけてくれた あなたと初めて 星をみた夜 憶病な私に 寄り添ってくれた あの日の記憶が 空から 舞い降りてくるの 雪の降る街 ほら愛が積もってく 真っ白なこの世界 満たしてくれる この空の下で 恋をして 行こうと あなたに出逢えたこと ありがとうと 遠くで想う 最後に会ったのも 雪が降る夜 不安な私は 問いかけていたの あなたと離れて 時が過ぎても 窓辺に咲く雪月花(はな) 見守っているから あの日の輝きが 地上に 白く 消えてゆく 雪の降る夜 ほら街が霞んでる あなたと来た道程(みちのり) やさしさ揺れる この空の下で 信じて 行こうと あなたに出逢えたこと ありがとうと 遠くで想う この街で生まれて この街で生きている あなたに伝えたいよ さよなら そして ありがとうと |
叱られて叱(しか)られて 叱られて あの子は町まで お使いに この子は坊やを ねんねしな 夕べさみしい 村はずれ コンときつねが なきゃせぬか 叱られて 叱られて 口には出さねど 眼(め)になみだ 二人のお里は あの山を 越えてあなたの 花のむら ほんに花見は いつのこと | レインブック | 清水かつら | 弘田龍太郎 | | 叱(しか)られて 叱られて あの子は町まで お使いに この子は坊やを ねんねしな 夕べさみしい 村はずれ コンときつねが なきゃせぬか 叱られて 叱られて 口には出さねど 眼(め)になみだ 二人のお里は あの山を 越えてあなたの 花のむら ほんに花見は いつのこと |
埴生の宿埴生(はにゅう)の宿も わが宿(やど) 玉のよそおい うらやまじ のどかなりや 春のそら 花はあるじ 鳥は友 オーわがやどよ たのしとも たのもしや ふみよむ窓も わがまど 瑠璃(るり)の床(ゆか)も うらやまじ きよらなりや 秋の夜半(よわ) 月はあるじ むしは友 オーわが窓よ たのしとも たのもしや | レインブック | 里見義 | HENRY ROWLEY BISHOP | | 埴生(はにゅう)の宿も わが宿(やど) 玉のよそおい うらやまじ のどかなりや 春のそら 花はあるじ 鳥は友 オーわがやどよ たのしとも たのもしや ふみよむ窓も わがまど 瑠璃(るり)の床(ゆか)も うらやまじ きよらなりや 秋の夜半(よわ) 月はあるじ むしは友 オーわが窓よ たのしとも たのもしや |
ペチカ雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ むかしむかしよ 燃えろよ ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ おもては寒(さむ)い 栗(くり)や栗やと 呼びます ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ じき春来ます いまに楊(やなぎ)も 萌(も)えましょ ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ 誰だか来ます お客さまでしょ うれしい ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ 火の粉ぱちぱち はねろよ ペチカ | レインブック | 北原白秋 | 山田耕筰 | | 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ むかしむかしよ 燃えろよ ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ おもては寒(さむ)い 栗(くり)や栗やと 呼びます ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ じき春来ます いまに楊(やなぎ)も 萌(も)えましょ ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ 誰だか来ます お客さまでしょ うれしい ペチカ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ 火の粉ぱちぱち はねろよ ペチカ |
おとうさんへ「おとうさん」て さいしょに言えたのはいつだったんだろうな パパなんて感じじゃないもんね おとうさんはおとうさん 最近少し怒りっぽいね 喧嘩もしょっちゅうするけれど 私も言い過ぎなのかもね おとうさん おとうさん お酒の好きなおとうさん おとうさん おとうさん 寝相の悪いおとうさん いつもは絶対言わないけれど、 大好きですよ、 ありがとう おかあさんに わがまま言うのは甘えてるからだね アレどこと言ったらすぐ分かる おかあさんにはこうさん 小さな頃はおんぶにだっこ 今ではすっかりしないけど 心の中ではまだまだね おとうさん おとうさん ごはん2杯のおとうさん おとうさん おとうさん 働き者のおとうさん 恥ずかしくって言えないけれど 大好きですよ、 ありがとう もうじき名字が変わるけど 心配しないでいいからね 私があの人 選んだのはね おとうさんに にてるから おとうさん おとうさん 私の好きなおとうさん おとうさん おとうさん 元気でいてね おとうさん いつもは絶対言わないけれど、 大好きですよ、 ありがとう 大好きですよ ありがとう | レインブック | 山本容子・山田ヒロシ | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | 「おとうさん」て さいしょに言えたのはいつだったんだろうな パパなんて感じじゃないもんね おとうさんはおとうさん 最近少し怒りっぽいね 喧嘩もしょっちゅうするけれど 私も言い過ぎなのかもね おとうさん おとうさん お酒の好きなおとうさん おとうさん おとうさん 寝相の悪いおとうさん いつもは絶対言わないけれど、 大好きですよ、 ありがとう おかあさんに わがまま言うのは甘えてるからだね アレどこと言ったらすぐ分かる おかあさんにはこうさん 小さな頃はおんぶにだっこ 今ではすっかりしないけど 心の中ではまだまだね おとうさん おとうさん ごはん2杯のおとうさん おとうさん おとうさん 働き者のおとうさん 恥ずかしくって言えないけれど 大好きですよ、 ありがとう もうじき名字が変わるけど 心配しないでいいからね 私があの人 選んだのはね おとうさんに にてるから おとうさん おとうさん 私の好きなおとうさん おとうさん おとうさん 元気でいてね おとうさん いつもは絶対言わないけれど、 大好きですよ、 ありがとう 大好きですよ ありがとう |
涙雨公園でお気に入りの ベンチに座り空を見ていた 鉄の匂いの ブランコ揺れる いつのまにか雨が降っていた この道を歩いた 雨の中歩いてた ずぶ濡れで泣いてた あの日の私は 今も泣き虫だけど 笑い方を覚えた あなたから借りたままの ハンカチを返しそびれたまま 消せない記憶 消えない思い この雨は流してくれるかしら この坂を上った 雨の中上ってた この雨は きっと涙雨だから そっと隠してくれる すべてを忘れる日まで 雨の中泣いてた ずぶ濡れで泣いていた この坂を上った 雨の中上ってた この雨は きっと涙雨だから そっと隠してくれる すべてを忘れる日まで すべてを忘れる日まで | レインブック | 山本容子 | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | 公園でお気に入りの ベンチに座り空を見ていた 鉄の匂いの ブランコ揺れる いつのまにか雨が降っていた この道を歩いた 雨の中歩いてた ずぶ濡れで泣いてた あの日の私は 今も泣き虫だけど 笑い方を覚えた あなたから借りたままの ハンカチを返しそびれたまま 消せない記憶 消えない思い この雨は流してくれるかしら この坂を上った 雨の中上ってた この雨は きっと涙雨だから そっと隠してくれる すべてを忘れる日まで 雨の中泣いてた ずぶ濡れで泣いていた この坂を上った 雨の中上ってた この雨は きっと涙雨だから そっと隠してくれる すべてを忘れる日まで すべてを忘れる日まで |
野ばら野ばらの垣根に 囲まれた家 転校生のあの子 越してきた 先生の紹介で おさげの頭ペコリ下げ クラス中ざわめいた 心ざわめいた 窓辺の花びんに 生けられたばら 梅雨入りの日々 色つきにみえた 放課後の教室で あの子がいつも弾いていた ピアノの音好きだった 聞いていたかった 夏休み終わる頃 野ばらの家にとめられた トラックの積み荷には あの子のピアノが 無言で別れを 告げてるように 最後のソナタ 胸に響いてた | レインブック | さくら | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | 野ばらの垣根に 囲まれた家 転校生のあの子 越してきた 先生の紹介で おさげの頭ペコリ下げ クラス中ざわめいた 心ざわめいた 窓辺の花びんに 生けられたばら 梅雨入りの日々 色つきにみえた 放課後の教室で あの子がいつも弾いていた ピアノの音好きだった 聞いていたかった 夏休み終わる頃 野ばらの家にとめられた トラックの積み荷には あの子のピアノが 無言で別れを 告げてるように 最後のソナタ 胸に響いてた |
まどろみの午後目が覚めて朝の恵みに 感謝して光あびる お気に入りの場所に座って ぼんやりと考える 今日は何を着ようかな あとで何を観よう なんだか嬉しくなって 温かいミルクを飲む 庭にある『花水木』の木 白い蕾目を覚ます 手を抜いた料理を並べ さくらんぼの雫はらう 縁側の犬がまどろむ なんて素敵な時間 お気に入りの本読んで 大好きな歌うたい なんだか楽しくなって 笑顔の私に出会う 庭にある『花水木』の木 白い蕾目を覚ます お気に入りの本読んで 大好きな歌うたい なんだか楽しくなって 笑顔の私に出会う 庭にある『花水木』の木 白い蕾目を覚ます 白い花 風誘う | レインブック | 山本容子 | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | 目が覚めて朝の恵みに 感謝して光あびる お気に入りの場所に座って ぼんやりと考える 今日は何を着ようかな あとで何を観よう なんだか嬉しくなって 温かいミルクを飲む 庭にある『花水木』の木 白い蕾目を覚ます 手を抜いた料理を並べ さくらんぼの雫はらう 縁側の犬がまどろむ なんて素敵な時間 お気に入りの本読んで 大好きな歌うたい なんだか楽しくなって 笑顔の私に出会う 庭にある『花水木』の木 白い蕾目を覚ます お気に入りの本読んで 大好きな歌うたい なんだか楽しくなって 笑顔の私に出会う 庭にある『花水木』の木 白い蕾目を覚ます 白い花 風誘う |
雛罌粟の丘昔の君を知ってたら 今の僕はどこへ 出逢ったことよりも大きな 意味探してたんだね 明日という名の船に乗り 遠く高い夢をみる きっと届くずっと続く 雛罌粟の丘で 高い高い大空へ 光る光る彼方へ 走ってゆく 明日の夢を乗せて 君と居ればどんなに 曲がりくねった道を抜けて 一歩ずつ 確かめるよ 昔の僕を知ってたら 不思議に思うだろ わかり合えなかった事より 生きる事選んだよ 明日という名の約束を 交わした遠い春の日を 覚えてるよ君がくれた 真っ赤な花びらを 高い高い大空へ 光る光る彼方へ 今は共に 明日の誓いを乗せて 同じ瞬間を過ごした 巡り会いという名の奇跡を 信じてる これからも | レインブック | 山本容子 | 前澤ヒデノリ | 前澤ヒデノリ | 昔の君を知ってたら 今の僕はどこへ 出逢ったことよりも大きな 意味探してたんだね 明日という名の船に乗り 遠く高い夢をみる きっと届くずっと続く 雛罌粟の丘で 高い高い大空へ 光る光る彼方へ 走ってゆく 明日の夢を乗せて 君と居ればどんなに 曲がりくねった道を抜けて 一歩ずつ 確かめるよ 昔の僕を知ってたら 不思議に思うだろ わかり合えなかった事より 生きる事選んだよ 明日という名の約束を 交わした遠い春の日を 覚えてるよ君がくれた 真っ赤な花びらを 高い高い大空へ 光る光る彼方へ 今は共に 明日の誓いを乗せて 同じ瞬間を過ごした 巡り会いという名の奇跡を 信じてる これからも |