愛の讃歌たとえ空が落ちて 地が裂け崩れても ただおまえだけを愛する私 抱き空いて眠る このひと時こそは 口付けの内に この世は消え果てる Le ciel bleu sur nous peut s'effondrer Et la terre peut bien s'ecrouler Peu m'importe si tu m'aimes Je me fous du monde entier Tant que I'amour inondera mes matins Tant que mon corps fremira sous tes mains Peu m'importent les problemes Mon amour, puisque tu m'aimes おまえのためなら 空の果てまで地の果てまでも おまえのためなら 陽でも月でも盗みもしよう おまえのためなら 友も裏切り国も捨てるさ 人よ笑え私を憎め それでいいのさ おまえが死ぬ時は 私も死ぬ時さ 二人の命は 変わらぬ愛を 歌い続けるのさ 空の青い果てから もう誰の手にも 届かぬあの世界で | 長谷川きよし | EDITH PIAF・訳詞:栗原野里子 | MARGUERITTE MONNOT | | たとえ空が落ちて 地が裂け崩れても ただおまえだけを愛する私 抱き空いて眠る このひと時こそは 口付けの内に この世は消え果てる Le ciel bleu sur nous peut s'effondrer Et la terre peut bien s'ecrouler Peu m'importe si tu m'aimes Je me fous du monde entier Tant que I'amour inondera mes matins Tant que mon corps fremira sous tes mains Peu m'importent les problemes Mon amour, puisque tu m'aimes おまえのためなら 空の果てまで地の果てまでも おまえのためなら 陽でも月でも盗みもしよう おまえのためなら 友も裏切り国も捨てるさ 人よ笑え私を憎め それでいいのさ おまえが死ぬ時は 私も死ぬ時さ 二人の命は 変わらぬ愛を 歌い続けるのさ 空の青い果てから もう誰の手にも 届かぬあの世界で |
別離これでもう 終わりなの あなたとの 愛の暮し 明日からは ワイングラスも この灰皿も なにもかも あなたの 匂いのするものは みんな 捨てましょう 忘れるために 捨てましょう 愛の暮しを 涙も 流さないで 想い出と 別れるの あきらめて 別れるの 今日でもう おしまいなの あなたとの お話も 明日からは このワイングラスも この灰皿 何もかも あなたの 匂いのするものは みんな 捨てましょう 忘れるために 捨てましょう 愛の暮しを 涙も 流さないで 想い出と 別れるの 涙も 流さないで 想い出と 別れるのよ | 長谷川きよし | Nino Ferrer・Gaby Verlor・訳詞:漣健児 | Nino Ferrer・Gaby Verlor | | これでもう 終わりなの あなたとの 愛の暮し 明日からは ワイングラスも この灰皿も なにもかも あなたの 匂いのするものは みんな 捨てましょう 忘れるために 捨てましょう 愛の暮しを 涙も 流さないで 想い出と 別れるの あきらめて 別れるの 今日でもう おしまいなの あなたとの お話も 明日からは このワイングラスも この灰皿 何もかも あなたの 匂いのするものは みんな 捨てましょう 忘れるために 捨てましょう 愛の暮しを 涙も 流さないで 想い出と 別れるの 涙も 流さないで 想い出と 別れるのよ |
ひとりぼっちの歌ひとりぼっちってなあに 可愛いい三つの女の子がいう そっとその子を抱き上げて きっとボクみたいさ それでも又聞いた ひとりぼっちって何 わかることならおしえてあげたい あの山の その又向こうの山に ひとりぼっちは立っている 春も夏も 秋も冬も 風に吹かれて 立っている 四季の風に乗って ときどき聞こえる 聞かせてあげよう ひとりぼっちのその詩を 青い空のあぜ道を ひとりぼっちのボクはあゆむ ボク ボク 何処へ行くの 雑木林の空も青い空 暗い空の山道を ひとりぼっちのボクは歩く ボク ボク 何処へ行くの 雑木林の上にふくろう鳴く 遠い空の人生を ひとりぼっちのボクは進む ボク ボク 何処へ行くの しあわせ目ざして ゆっくりと行く わかったかい 可愛いい三つの女の子 わかったなら早く お家へお帰り かえるが鳴くから 帰ろう | 長谷川きよし | 的野硯郎 | 長谷川きよし | | ひとりぼっちってなあに 可愛いい三つの女の子がいう そっとその子を抱き上げて きっとボクみたいさ それでも又聞いた ひとりぼっちって何 わかることならおしえてあげたい あの山の その又向こうの山に ひとりぼっちは立っている 春も夏も 秋も冬も 風に吹かれて 立っている 四季の風に乗って ときどき聞こえる 聞かせてあげよう ひとりぼっちのその詩を 青い空のあぜ道を ひとりぼっちのボクはあゆむ ボク ボク 何処へ行くの 雑木林の空も青い空 暗い空の山道を ひとりぼっちのボクは歩く ボク ボク 何処へ行くの 雑木林の上にふくろう鳴く 遠い空の人生を ひとりぼっちのボクは進む ボク ボク 何処へ行くの しあわせ目ざして ゆっくりと行く わかったかい 可愛いい三つの女の子 わかったなら早く お家へお帰り かえるが鳴くから 帰ろう |
光る河思い出すのはよして 私の声を歌を 思い出すのはよして 私の涙を笑いを もう私は あなたのものじゃない あなたが愛を止めた時 私の愛も止ったの 思い出すのはよして 私のものだった光を もう私は忘れてしまったの あなたを恨みはしないけど 許すこともしないのよ 思い出すのはよしたわ 悲しみだけが ふえたわ | 長谷川きよし | 津島玲 | 長谷川きよし | | 思い出すのはよして 私の声を歌を 思い出すのはよして 私の涙を笑いを もう私は あなたのものじゃない あなたが愛を止めた時 私の愛も止ったの 思い出すのはよして 私のものだった光を もう私は忘れてしまったの あなたを恨みはしないけど 許すこともしないのよ 思い出すのはよしたわ 悲しみだけが ふえたわ |
椅子とりもどした温かさに 貧しい木造りの椅子を置こう 光を浴びながら 椅子はまぶしそうだ その椅子には ゆきずりの女が座るんじゃない ショールより温かく きみが座るんだ きみが座るにふさわしいのは 陽溜りの椅子に似ている 忘れられながら 椅子は待ちつづけて その椅子では たそがれの風景が通りすぎると おだやかなことばが きみに与えられる でもやがて ぼくに気づくと きみは くるりと椅子を廻すかも知れないけれど | 長谷川きよし | 岡本おさみ | 長谷川きよし | | とりもどした温かさに 貧しい木造りの椅子を置こう 光を浴びながら 椅子はまぶしそうだ その椅子には ゆきずりの女が座るんじゃない ショールより温かく きみが座るんだ きみが座るにふさわしいのは 陽溜りの椅子に似ている 忘れられながら 椅子は待ちつづけて その椅子では たそがれの風景が通りすぎると おだやかなことばが きみに与えられる でもやがて ぼくに気づくと きみは くるりと椅子を廻すかも知れないけれど |
ダンサーいつでも彼のうしろには 小さな女が立っている 造花のようなダンサーは あたかも彼の影のよう いつでも彼の肩の上 かなわぬ夢がのっている 暗い目をしたダンサーは あたかも彼の過去のよう 箱をあけると彼女は回わる 金の刺繍のスカートで ねじがもどれば彼女も止まる 彼の愛した夜想曲(ノクターン) 私が赤い靴をはき 死ぬまで踊り続けたら いつかはきっとあの人も 微ってくれるときがくる 微ってくれるときがくる 微ってくれるときがくる | 長谷川きよし | 荒井由実 | 長谷川きよし | | いつでも彼のうしろには 小さな女が立っている 造花のようなダンサーは あたかも彼の影のよう いつでも彼の肩の上 かなわぬ夢がのっている 暗い目をしたダンサーは あたかも彼の過去のよう 箱をあけると彼女は回わる 金の刺繍のスカートで ねじがもどれば彼女も止まる 彼の愛した夜想曲(ノクターン) 私が赤い靴をはき 死ぬまで踊り続けたら いつかはきっとあの人も 微ってくれるときがくる 微ってくれるときがくる 微ってくれるときがくる |
バイレロBAIRA BAILERO LERO BAIRA BAILERO LERO 恋に悩めるものは 何と幸せなこと BAIRA BAILERO LERO この世に咲くたった一輪の 黒い幻想の花 それを胸にかざれるのは 何と幸せなこと BAIRA BAILERO LERO おもい出そうとしても もう忘れてしまった 恋のときめき 去って行った人を 忘れないで あんなに苦しんで そして 忘れないことにして これからはこの苦しみを 大切に抱いて行こうと思ったのに いつのまにか その苦しささえ消えて行ってしまった 忘れないようになさい 苦しい思い出も BAIRA BAILERO LERO この世に咲くたった一輪の 黒い幻想の花 それを胸にかざれるのは 何と幸せなこと BAIRA BAILERO LERO | 長谷川きよし | 津島玲 | 長谷川きよし | | BAIRA BAILERO LERO BAIRA BAILERO LERO 恋に悩めるものは 何と幸せなこと BAIRA BAILERO LERO この世に咲くたった一輪の 黒い幻想の花 それを胸にかざれるのは 何と幸せなこと BAIRA BAILERO LERO おもい出そうとしても もう忘れてしまった 恋のときめき 去って行った人を 忘れないで あんなに苦しんで そして 忘れないことにして これからはこの苦しみを 大切に抱いて行こうと思ったのに いつのまにか その苦しささえ消えて行ってしまった 忘れないようになさい 苦しい思い出も BAIRA BAILERO LERO この世に咲くたった一輪の 黒い幻想の花 それを胸にかざれるのは 何と幸せなこと BAIRA BAILERO LERO |
そして今はEt maintenant que vais-je faire De tout ce temps que sera ma vie De tous ces gens qui m'indifferent Maintenant que tu es parti Toutes ces nuits pourquoi, pour qui? Et ce matin qui revient pour rien Ce coeur qui bat pour qui, pour quoi? Qui bat trop fort, trop fort 今ぼくは どうすりゃいい 君はもう いないのに まるっきり 一人ぼっち この世は 何てこった わかっておくれよ ぼくはもう もうだめ 夢なんか いらない 愛だって あゝ 僕は あゝ どうしたんだ 涙も出やしない 夜など焼き払え 朝は君を憎む 夜明けの光に この世の果てを見る 花も 花も枯れ 涙も枯れ この世にもう おさらば 今はもう 朽ち果てた なきがらだけ | 長谷川きよし | PIERRE DELANOE・GILBERT BECAUD・訳詞:栗原星紀 | GILBERT BECAUD | 山木幸三郎 | Et maintenant que vais-je faire De tout ce temps que sera ma vie De tous ces gens qui m'indifferent Maintenant que tu es parti Toutes ces nuits pourquoi, pour qui? Et ce matin qui revient pour rien Ce coeur qui bat pour qui, pour quoi? Qui bat trop fort, trop fort 今ぼくは どうすりゃいい 君はもう いないのに まるっきり 一人ぼっち この世は 何てこった わかっておくれよ ぼくはもう もうだめ 夢なんか いらない 愛だって あゝ 僕は あゝ どうしたんだ 涙も出やしない 夜など焼き払え 朝は君を憎む 夜明けの光に この世の果てを見る 花も 花も枯れ 涙も枯れ この世にもう おさらば 今はもう 朽ち果てた なきがらだけ |
旅立つ秋愛はいつも束の間 このまま眠ったら 二人 これから ずっと はぐれてしまいそう 明日あなたのうでの中で 笑う私がいるでしょうか 秋は木立ちをぬけて 今夜遠く旅立つ 夜明け前に見る夢 本当になるという どんな悲しい夢でも 信じはしないけれど 明日霜がおりていたなら それは凍った月の涙 秋は木立をぬけて 今夜 遠く旅立つ 今夜 遠く旅立つ | 長谷川きよし | 荒井由実 | 荒井由実 | 乾裕樹 | 愛はいつも束の間 このまま眠ったら 二人 これから ずっと はぐれてしまいそう 明日あなたのうでの中で 笑う私がいるでしょうか 秋は木立ちをぬけて 今夜遠く旅立つ 夜明け前に見る夢 本当になるという どんな悲しい夢でも 信じはしないけれど 明日霜がおりていたなら それは凍った月の涙 秋は木立をぬけて 今夜 遠く旅立つ 今夜 遠く旅立つ |
夕陽の中にもう秋になったの 窓をあけることも 忘れていたうちに 夕陽の中に 梢の葉が光ってる 早くもとの私に もどらなくてはいけないの 秋の歩道は 一人で歩くのが よく似合うわ 新しい秋のドレスも 作らなくてはならないし そう 忙しくなるわ 解るでしょう 秋の歩道は 一人で歩くのが よく似合うわ 新しい秋のドレスも 作らなくてはならないし そう 忙しくなるわ 解るでしょう | 長谷川きよし | 津島玲 | 長谷川きよし | 村井邦彦 | もう秋になったの 窓をあけることも 忘れていたうちに 夕陽の中に 梢の葉が光ってる 早くもとの私に もどらなくてはいけないの 秋の歩道は 一人で歩くのが よく似合うわ 新しい秋のドレスも 作らなくてはならないし そう 忙しくなるわ 解るでしょう 秋の歩道は 一人で歩くのが よく似合うわ 新しい秋のドレスも 作らなくてはならないし そう 忙しくなるわ 解るでしょう |
帰っておいで帰っておいで 迎えに来たんだ もうやめにしよう むずかしい顔は 帰っておいで わかっていたんだ いつかこの戸口に こうして立つ日が 来ることを 君は僕を憎み 僕は君をののしった あの日の言葉が ふたりの心に凍りついてる でもそんなこと 忘れてしまえるさ 帰っておいで ふるえながら 君の言葉を 待っているんだ 帰っておいで 何か云ってくれ 助けてほしいんだ タクシーが待ってる さあ行こう 帰っておいで | 長谷川きよし | ジルベール・ベコー、訳詞:長谷川きよし | ジルベール・ベコー | 川口真 | 帰っておいで 迎えに来たんだ もうやめにしよう むずかしい顔は 帰っておいで わかっていたんだ いつかこの戸口に こうして立つ日が 来ることを 君は僕を憎み 僕は君をののしった あの日の言葉が ふたりの心に凍りついてる でもそんなこと 忘れてしまえるさ 帰っておいで ふるえながら 君の言葉を 待っているんだ 帰っておいで 何か云ってくれ 助けてほしいんだ タクシーが待ってる さあ行こう 帰っておいで |
夜が更けてもけだるい疲れに おぼれていたいから 夜が更けても 唄っている 唄っていたいと いうのじゃないけど ム…… こんな気持も おもしろいものよ ム…… ム…… ラ…… そんな調子で 生きてゆこうか こんなにあなたを 愛したからといって 何んにも 変わる訳じゃない あなたはやっぱり 家へ帰るし ム…… 私はいつも 一人ぼっちよ ム…… ム…… ラ…… そんな調子で 生きてゆこうか | 長谷川きよし | 津島玲 | 長谷川きよし | 山木幸三郎 | けだるい疲れに おぼれていたいから 夜が更けても 唄っている 唄っていたいと いうのじゃないけど ム…… こんな気持も おもしろいものよ ム…… ム…… ラ…… そんな調子で 生きてゆこうか こんなにあなたを 愛したからといって 何んにも 変わる訳じゃない あなたはやっぱり 家へ帰るし ム…… 私はいつも 一人ぼっちよ ム…… ム…… ラ…… そんな調子で 生きてゆこうか |
さよならさよなら。さよなら。 ……さようなら。さよなら。 又 逢おうね 又 逢えるね 笑って逢える日が きっと来るさ あなたが悪いんじゃない 僕が悪いのでもない 逢って 別れて 又逢って 笑っていられる人生を生きよう どうして。どうして。 ……どうして。どうして? もう 逢わない なぜ 逢えない 二度と逢わないと いいきれるの あなたは疲れきっている 僕も疲れてしまった 逢って 別れて 又逢って 少しづつ大人になってゆけるさ | 長谷川きよし | 永六輔 | 長谷川きよし | 乾裕樹 | さよなら。さよなら。 ……さようなら。さよなら。 又 逢おうね 又 逢えるね 笑って逢える日が きっと来るさ あなたが悪いんじゃない 僕が悪いのでもない 逢って 別れて 又逢って 笑っていられる人生を生きよう どうして。どうして。 ……どうして。どうして? もう 逢わない なぜ 逢えない 二度と逢わないと いいきれるの あなたは疲れきっている 僕も疲れてしまった 逢って 別れて 又逢って 少しづつ大人になってゆけるさ |
白い小部屋白い小部屋で 私はとても幸せ 窓辺の木々が きらりと光る あなたはじっと ベットの上の 動かぬ足を 見つめている もしもあなたが 愛してくれるなら この日々を とても愛おしく 思えるはずなのに やわらかな春の陽に あなたはまどろみの中 となりの小さな 溜息など 気づきもせずに 白い小部屋で 私は話し続ける 小さな頃の 街の家並や 遠く旅した 夏の日の事 時はゆっくり 流れて行く もしもあなたが 愛してくれるなら 見つめ合う ただそれだけで 幸せなはずなのに もうすぐに よくなると あなたは微笑んでいる 優しい光が 揺れている 白い部屋の中 | 長谷川きよし | 津島玲 | 長谷川きよし | 乾裕樹 | 白い小部屋で 私はとても幸せ 窓辺の木々が きらりと光る あなたはじっと ベットの上の 動かぬ足を 見つめている もしもあなたが 愛してくれるなら この日々を とても愛おしく 思えるはずなのに やわらかな春の陽に あなたはまどろみの中 となりの小さな 溜息など 気づきもせずに 白い小部屋で 私は話し続ける 小さな頃の 街の家並や 遠く旅した 夏の日の事 時はゆっくり 流れて行く もしもあなたが 愛してくれるなら 見つめ合う ただそれだけで 幸せなはずなのに もうすぐに よくなると あなたは微笑んでいる 優しい光が 揺れている 白い部屋の中 |
今 あなたは酔うといつも おしゃべりになって 同じ事を何度も 繰り返したものよ 皆愛想をつかして 笑っていたけど 私はそんな あなたが好きだった ずい分知ってるわ 別れた人達や 見果てぬあなたの 夢の話も やさしく見まもる 人のいることを 私は心から祈っている 夜明け近く 飲んでた仲間も 一人二人と減って 最後には私だけ 時には意地悪く 見つめていたけど 私の心は 判っていた筈よ ずい分知ってるわ 別れた人達や 見果てぬあなたの 夢の話も やさしく見まもる 人のいることを 私は心から祈っている | 長谷川きよし | 津島玲 | 長谷川きよし | 乾裕樹 | 酔うといつも おしゃべりになって 同じ事を何度も 繰り返したものよ 皆愛想をつかして 笑っていたけど 私はそんな あなたが好きだった ずい分知ってるわ 別れた人達や 見果てぬあなたの 夢の話も やさしく見まもる 人のいることを 私は心から祈っている 夜明け近く 飲んでた仲間も 一人二人と減って 最後には私だけ 時には意地悪く 見つめていたけど 私の心は 判っていた筈よ ずい分知ってるわ 別れた人達や 見果てぬあなたの 夢の話も やさしく見まもる 人のいることを 私は心から祈っている |
愛は夜空ヘ今夜二人で歌った愛は 明りとりの窓から 夜空へ帰ってゆく 今夜二人で歌った愛は 夏の風に吹かれて 今どこを飛んでいるの? 美しい調べはいつも つゆくさのつゆのようです せめて明日の朝まで 二人を包んでおくれ それぞれちがう涙をもって 生まれて来たけれども 今わかった あなたの悲しみ 今わかった あなたの淋しさ | 長谷川きよし | 荒井由実 | 長谷川きよし | 乾裕樹 | 今夜二人で歌った愛は 明りとりの窓から 夜空へ帰ってゆく 今夜二人で歌った愛は 夏の風に吹かれて 今どこを飛んでいるの? 美しい調べはいつも つゆくさのつゆのようです せめて明日の朝まで 二人を包んでおくれ それぞれちがう涙をもって 生まれて来たけれども 今わかった あなたの悲しみ 今わかった あなたの淋しさ |
夕凪のマルシヤ今 夕凪の時 沖行く船の白い帆 浜辺は人も皆去って 静けさを取り戻す 波の寄せる音だけ 今 夕凪の時 思い出はよみがえってくる ほてった体に ああ 遠いあの日よ 僕の胸は 切なく疼く 広げた両手一杯に 今夜は星の夜 波の寄せる音だけ 今 夕凪の時 思い出はよみがえってくる ほてった体に | 長谷川きよし | 津島玲 | 平野融 | 乾裕樹 | 今 夕凪の時 沖行く船の白い帆 浜辺は人も皆去って 静けさを取り戻す 波の寄せる音だけ 今 夕凪の時 思い出はよみがえってくる ほてった体に ああ 遠いあの日よ 僕の胸は 切なく疼く 広げた両手一杯に 今夜は星の夜 波の寄せる音だけ 今 夕凪の時 思い出はよみがえってくる ほてった体に |
もう一つのドア僕の言葉に 私もと 言わなかった 君はうつ向いたまま それから 立ち上がり 私ね……と 言いかけて それっきり 何も言わなかった 君の言葉に やめろと 言わなかった 君の背中を見つめ したい様にしろと 冷たく言ってしまい それが嘘だと 言えなかった 君のトランクを 取り上げて 冗談だろうと 言わなかった ドアに手をかけた時 僕は外を見ていた 行くなと 言わなかった 傾いた陽の影が ドア迄差込んでいた 君は君で じゃあねと 言った すぐに帰ると 君は言わなかった ドアに手をかけたまま 静かに振り向いて やめると 言わなかった 僕は待ってると 言わなかった | 長谷川きよし | 寺井れい子・補作詞:津島玲 | 長谷川きよし | 乾裕樹 | 僕の言葉に 私もと 言わなかった 君はうつ向いたまま それから 立ち上がり 私ね……と 言いかけて それっきり 何も言わなかった 君の言葉に やめろと 言わなかった 君の背中を見つめ したい様にしろと 冷たく言ってしまい それが嘘だと 言えなかった 君のトランクを 取り上げて 冗談だろうと 言わなかった ドアに手をかけた時 僕は外を見ていた 行くなと 言わなかった 傾いた陽の影が ドア迄差込んでいた 君は君で じゃあねと 言った すぐに帰ると 君は言わなかった ドアに手をかけたまま 静かに振り向いて やめると 言わなかった 僕は待ってると 言わなかった |
後姿(プラ・ボセ・ナンエンボウラ)今だから二人とも傷つかずに 別れていけると あなたは言うけれど 苦しんで何もかも失っても 燃えている炎消すことなど 僕にはできない 別れていくあなたの 後姿はみたくない 目を閉じてうたおう 僕の最後のこの歌を この煙草すい終わるその時まで ほんの少しだけここに座っていて 優しさに満ちていたその瞳も 今は冷たくあきらめの色を 映すばかり 別れていくあなたの 後姿はみたくない 目を閉じてうたおう 僕の最後のこの歌を 別れていくあなたの 後姿はみたくない 目を閉じてうたおう 僕の最後のこの歌を | 長谷川きよし | ベニート・ジ・パウラ、訳詞:長谷川きよし | ベニート・ジ・パウラ | 船山基紀 | 今だから二人とも傷つかずに 別れていけると あなたは言うけれど 苦しんで何もかも失っても 燃えている炎消すことなど 僕にはできない 別れていくあなたの 後姿はみたくない 目を閉じてうたおう 僕の最後のこの歌を この煙草すい終わるその時まで ほんの少しだけここに座っていて 優しさに満ちていたその瞳も 今は冷たくあきらめの色を 映すばかり 別れていくあなたの 後姿はみたくない 目を閉じてうたおう 僕の最後のこの歌を 別れていくあなたの 後姿はみたくない 目を閉じてうたおう 僕の最後のこの歌を |
私のWeekend事務所ばかりの古いビルの ペントハウスに帰るのよ 朝は早くから陽を浴びて 洗濯物を干したりする 街がだんだんにぎやかになると 私はベットにもぐり すぐに深い眠りにつく おやすみ 夕暮れがあたりをつつむ頃 ペントハウスは静かになる 眠気ざましのコーヒーを飲み 望遠鏡をセットする 空は一面の星の世界 ふかすタバコの煙が 溜息だらけの夜の街を飛んで行く これが私のウィークエンド 誰も知らない秘密の世界 いくら愛するあなたでも 招待する事はできない 日曜の夕焼けを憎みながら あなたの部屋に帰るわ だから待っててこれ以上は 聞かないで | 長谷川きよし | 津島玲 | 長谷川きよし | 船山基紀 | 事務所ばかりの古いビルの ペントハウスに帰るのよ 朝は早くから陽を浴びて 洗濯物を干したりする 街がだんだんにぎやかになると 私はベットにもぐり すぐに深い眠りにつく おやすみ 夕暮れがあたりをつつむ頃 ペントハウスは静かになる 眠気ざましのコーヒーを飲み 望遠鏡をセットする 空は一面の星の世界 ふかすタバコの煙が 溜息だらけの夜の街を飛んで行く これが私のウィークエンド 誰も知らない秘密の世界 いくら愛するあなたでも 招待する事はできない 日曜の夕焼けを憎みながら あなたの部屋に帰るわ だから待っててこれ以上は 聞かないで |
美しい日々古いアパートで マルクは絵を画く 故郷の森を 風の吹く丘を 今日は誕生日 祝うひともなく 床にうずくまり彼は夢を見る ベラが花束を抱え 空を翔んで来るよ 碧い山々を越えて 彼の窓に降りる ドアを叩く音に ふと目を醒ますと 懐しい声が彼の名を呼んだ ベラが花束を抱え そこに立っていたよ ひとり夜汽車に揺られて 遠いこのパリまで 広いアトリエで いまは想い出す 若いあの頃を 美しい日々を ベラが花束を抱え 空を翔んでいるよ 彼のキャンバスの上に スカートを拡げて | 長谷川きよし | 荒井由実 | 長谷川きよし | 本多俊之 | 古いアパートで マルクは絵を画く 故郷の森を 風の吹く丘を 今日は誕生日 祝うひともなく 床にうずくまり彼は夢を見る ベラが花束を抱え 空を翔んで来るよ 碧い山々を越えて 彼の窓に降りる ドアを叩く音に ふと目を醒ますと 懐しい声が彼の名を呼んだ ベラが花束を抱え そこに立っていたよ ひとり夜汽車に揺られて 遠いこのパリまで 広いアトリエで いまは想い出す 若いあの頃を 美しい日々を ベラが花束を抱え 空を翔んでいるよ 彼のキャンバスの上に スカートを拡げて |
波止場ひとり 波止場に佇ずんで 遠く見てる あの女 なにか気になる 今日の俺は やっぱり このまま引き返そう 馬鹿な奴と笑っとくれ かまわないさ 佇ずむ女の影は長い 水夫が馳けて行く 同じ処を女は見ていた 海の向こうに何が見える 思いがけない 時間を過ごし この景色を 俺は見ていた 明るさと また 果てしのない暗さが なぜか 奇妙な程 入り混ざって 戦っている そんな気がして 久し振りに いまの俺は 苦しい程のときめき いつだって 波止場は深い いつかまた 逢えるさ 誰れかに 後影 それだけでいいの | 長谷川きよし | 浅川マキ | 吉野金次 | 本多俊之 | ひとり 波止場に佇ずんで 遠く見てる あの女 なにか気になる 今日の俺は やっぱり このまま引き返そう 馬鹿な奴と笑っとくれ かまわないさ 佇ずむ女の影は長い 水夫が馳けて行く 同じ処を女は見ていた 海の向こうに何が見える 思いがけない 時間を過ごし この景色を 俺は見ていた 明るさと また 果てしのない暗さが なぜか 奇妙な程 入り混ざって 戦っている そんな気がして 久し振りに いまの俺は 苦しい程のときめき いつだって 波止場は深い いつかまた 逢えるさ 誰れかに 後影 それだけでいいの |
TOKYOワルツ脱いだヒールを 両手にさげて 裸足で街を 歩きます 赤や青 むらさきの ネオン地獄に のみこまれ 迷子になって しまいたい 愛しても 愛しても 不幸ばっかり続くなら 女なんか やめたい 男が悪い 東京が悪い 負ける女が なお悪い 三拍子そろった 東京ワルツ 三拍子そろった 東京ワルツ 仲間はずれに された気分で 知らない店で のんでます 左手に ゆれている 金の鎖を ひきちぎり 未練ばかりか 縁も切る 愛しても 愛しても 二度とあなたに逢えぬなら 女なんか やめたい 男が悪い 東京が悪い 負ける女が なお悪い 三拍子そろった 東京ワルツ 三拍子そろった 東京ワルツ 愛しても 愛しても 不幸ばっかり続くなら 女なんか やめたい 男が悪い 東京が悪い 負ける女が なお悪い 三拍子そろった 東京ワルツ 三拍子そろった 東京ワルツ | 長谷川きよし | なかにし礼 | 宇崎竜童 | 丸山恵市 | 脱いだヒールを 両手にさげて 裸足で街を 歩きます 赤や青 むらさきの ネオン地獄に のみこまれ 迷子になって しまいたい 愛しても 愛しても 不幸ばっかり続くなら 女なんか やめたい 男が悪い 東京が悪い 負ける女が なお悪い 三拍子そろった 東京ワルツ 三拍子そろった 東京ワルツ 仲間はずれに された気分で 知らない店で のんでます 左手に ゆれている 金の鎖を ひきちぎり 未練ばかりか 縁も切る 愛しても 愛しても 二度とあなたに逢えぬなら 女なんか やめたい 男が悪い 東京が悪い 負ける女が なお悪い 三拍子そろった 東京ワルツ 三拍子そろった 東京ワルツ 愛しても 愛しても 不幸ばっかり続くなら 女なんか やめたい 男が悪い 東京が悪い 負ける女が なお悪い 三拍子そろった 東京ワルツ 三拍子そろった 東京ワルツ |
真夜中のエレベーターゆるやかにドアが開いて 真夜中のエレベーター いつものようにふたり つかずはなれず乗り込む 青いランプが降りはじめ 君はため息をつく 僕はぼんやり床を見て考えてる 冷たいこの箱の中は 意味もなく醒めてゆくのさ 送られ慣れてる君が うとましくなるなんて あぶなく気持ちが宙に浮く 沈黙の20秒 君の頬に影をおとす 真夜中のエレベーター 恋のあとのけだるさ 消してゆくモーターのうなり ふたりだけでいると何も 話すことがないわね いつか君が言ったことを思い出したよ 冷たいこの都市の中は さよならも軽いきっかけ きっと君は次の車 用意しているだろう 気まずい空気に窓がない 沈黙の20秒 冷たいこの都市の中は さよならも軽いきっかけ きっと君は次の車 用意しているだろう 気まずい空気に窓がない 沈黙の20秒 | 長谷川きよし | 有川正沙子 | 長谷川きよし | 石川鷹彦 | ゆるやかにドアが開いて 真夜中のエレベーター いつものようにふたり つかずはなれず乗り込む 青いランプが降りはじめ 君はため息をつく 僕はぼんやり床を見て考えてる 冷たいこの箱の中は 意味もなく醒めてゆくのさ 送られ慣れてる君が うとましくなるなんて あぶなく気持ちが宙に浮く 沈黙の20秒 君の頬に影をおとす 真夜中のエレベーター 恋のあとのけだるさ 消してゆくモーターのうなり ふたりだけでいると何も 話すことがないわね いつか君が言ったことを思い出したよ 冷たいこの都市の中は さよならも軽いきっかけ きっと君は次の車 用意しているだろう 気まずい空気に窓がない 沈黙の20秒 冷たいこの都市の中は さよならも軽いきっかけ きっと君は次の車 用意しているだろう 気まずい空気に窓がない 沈黙の20秒 |
透明なひとときを夜の静けさがある 薄紫の光がある 酔っていよう あなたの心の奥の芯に 僕の言葉がぶつかって こつんと小さな音をたてる そのかすかな響きが 部屋の中を遊んでいる 夜のほほえみがある グラスを満す酒がある 酔っていよう このやさしい ひとときを ただ狂おしく酔いしれて 逃れられぬ時の重荷なら つかの間でも忘れて 共に今は 酔っていよう 共に今は 酔っていよう | 長谷川きよし | 長谷川きよし | 長谷川きよし | 村井邦彦 | 夜の静けさがある 薄紫の光がある 酔っていよう あなたの心の奥の芯に 僕の言葉がぶつかって こつんと小さな音をたてる そのかすかな響きが 部屋の中を遊んでいる 夜のほほえみがある グラスを満す酒がある 酔っていよう このやさしい ひとときを ただ狂おしく酔いしれて 逃れられぬ時の重荷なら つかの間でも忘れて 共に今は 酔っていよう 共に今は 酔っていよう |
心ノ中ノ日本一人の女をだめにした 一人の男の日暮れ時 煙草つけても すぐ消える 後姿のやぶれうた 日本せまいぞ ラリパッパ タンナタラリヤ ラリパッパ 一人の男をだめにした 一人の女の昼下がり どうせ今夜も又雨さ お酒まかせの みだれ雨 日本せまいぞ ラリパッパ タンナタラリヤ ラリパッパ 二人で暮らせばだめになる 別れりゃなおさらだめになる 星があわないせいなのか 広い夜空にながれ唄 日本せまいぞ ラリパッパ タンナタラリヤ ラリパッパ | 長谷川きよし | 能吉利人 | 長谷川きよし | 山木幸三郎 | 一人の女をだめにした 一人の男の日暮れ時 煙草つけても すぐ消える 後姿のやぶれうた 日本せまいぞ ラリパッパ タンナタラリヤ ラリパッパ 一人の男をだめにした 一人の女の昼下がり どうせ今夜も又雨さ お酒まかせの みだれ雨 日本せまいぞ ラリパッパ タンナタラリヤ ラリパッパ 二人で暮らせばだめになる 別れりゃなおさらだめになる 星があわないせいなのか 広い夜空にながれ唄 日本せまいぞ ラリパッパ タンナタラリヤ ラリパッパ |
卒業さようなら女の子 キスのうまい女の子 もうすこしこうしていたいけど ふたりでねむっているうちに 春はどこかにいっちゃった さよなら女の子 きれいな胸の女の子 お礼にバラをあげたくて 花屋をさがしているうちに 春はどこかにいっちゃった いやだなアー いやだなアー 鉄砲一本にぎりしめ 誰かを殺しに風の中 バカな話しさ大人になるなんて さようなら女の子 涙の好きな女の子 ひとまずこれでお別れさ アルバムめくっているうちに 春はどこかにいっちゃった いやだなアー いやだなアー タバコを一本つけたけど 煙はたちまち風の中 バカな話さ大人になるなんて | 長谷川きよし | 能吉利人 | 長谷川きよし | 山木幸三郎 | さようなら女の子 キスのうまい女の子 もうすこしこうしていたいけど ふたりでねむっているうちに 春はどこかにいっちゃった さよなら女の子 きれいな胸の女の子 お礼にバラをあげたくて 花屋をさがしているうちに 春はどこかにいっちゃった いやだなアー いやだなアー 鉄砲一本にぎりしめ 誰かを殺しに風の中 バカな話しさ大人になるなんて さようなら女の子 涙の好きな女の子 ひとまずこれでお別れさ アルバムめくっているうちに 春はどこかにいっちゃった いやだなアー いやだなアー タバコを一本つけたけど 煙はたちまち風の中 バカな話さ大人になるなんて |
歩きつづけて話しつづけて そのまま どんなことでも その声を聞いていたい 今はそれだけ こんな気持で一人になったら とても淋しくて 歩きつづけて このまま 何も何も 言わずに 言葉など 今の二人に 何になるだろう 別れられずに よりそう心に 愛が通うだけ 水銀灯の光に 二つの影が あわくうかぶ 二人は ふと立ち止り 熱いくちづけをかわす 別れの時が来たって にぎりしめてるこの手は 離したくない 思いつづけて いつでも 変わることなく たまらなく淋しい時も 抱きしめあって この世の外に 二人で生きる その日 求めて その日 求めて | 長谷川きよし | 長谷川きよし | 長谷川きよし | 川口真 | 話しつづけて そのまま どんなことでも その声を聞いていたい 今はそれだけ こんな気持で一人になったら とても淋しくて 歩きつづけて このまま 何も何も 言わずに 言葉など 今の二人に 何になるだろう 別れられずに よりそう心に 愛が通うだけ 水銀灯の光に 二つの影が あわくうかぶ 二人は ふと立ち止り 熱いくちづけをかわす 別れの時が来たって にぎりしめてるこの手は 離したくない 思いつづけて いつでも 変わることなく たまらなく淋しい時も 抱きしめあって この世の外に 二人で生きる その日 求めて その日 求めて |
別れのサンバ何んにも 思わず 涙も 流さず あなたの 残した グラスを見つめて 独り みんなわかっていたはずなのに 心の奥の淋しさを ああ わかって あげれば 別れも 知らずにすんだの きっと 私を強く抱く時も あなたは独り 淋しかったのね あなたの愛した この髪さえ 今は泣いてる 今は泣いてる 今は泣いてる | 長谷川きよし | 長谷川きよし | 長谷川きよし | 村井邦彦 | 何んにも 思わず 涙も 流さず あなたの 残した グラスを見つめて 独り みんなわかっていたはずなのに 心の奥の淋しさを ああ わかって あげれば 別れも 知らずにすんだの きっと 私を強く抱く時も あなたは独り 淋しかったのね あなたの愛した この髪さえ 今は泣いてる 今は泣いてる 今は泣いてる |
黒の舟唄男と女の あいだには 深くて暗い 河がある 誰も渡れぬ 河なれど エンヤコラ今夜も 舟を出す ROW & ROW ROW & ROW 振り返るな ROW おまえ十七 俺十九 忘れもしない この河に ふたりの星の ひとかけら ながして泣いた 夜もある ROW & ROW ROW & ROW 振り返るな ROW あれから幾年 漕ぎつづけ 大波小波 ゆれゆられ 極楽見えた こともある 地獄が見えたこともある ROW & ROW ROW & ROW 振り返るな ROW たとえば男は 阿呆鳥 たとえば女は 忘れ貝 まっかな潮が 満ちる時 失くしたものを 想いだす ROW & ROW ROW & ROW 振り返るな ROW おまえと俺との あいだには 深くて暗い 河がある それでもやっぱり 逢いたくて エンヤコラ今夜も 舟を出す ROW & ROW ROW & ROW 振り返るな ROW 振り返るな ROW | 長谷川きよし | 能吉利人 | 桜井順 | 玉木宏樹 | 男と女の あいだには 深くて暗い 河がある 誰も渡れぬ 河なれど エンヤコラ今夜も 舟を出す ROW & ROW ROW & ROW 振り返るな ROW おまえ十七 俺十九 忘れもしない この河に ふたりの星の ひとかけら ながして泣いた 夜もある ROW & ROW ROW & ROW 振り返るな ROW あれから幾年 漕ぎつづけ 大波小波 ゆれゆられ 極楽見えた こともある 地獄が見えたこともある ROW & ROW ROW & ROW 振り返るな ROW たとえば男は 阿呆鳥 たとえば女は 忘れ貝 まっかな潮が 満ちる時 失くしたものを 想いだす ROW & ROW ROW & ROW 振り返るな ROW おまえと俺との あいだには 深くて暗い 河がある それでもやっぱり 逢いたくて エンヤコラ今夜も 舟を出す ROW & ROW ROW & ROW 振り返るな ROW 振り返るな ROW |
風景画緑おりなす 草原の風 あなたの髪を 櫛けずってゆく 果てしない海 わだつみの中 白い小舟は二人を乗せて 青い海面を すべってゆくよ オリーブの葉は 風とたわむれ 白い下着をきらめかせてる 荷車引いた ロバの背中に 春のにおいが かすかに揺れる 淡い陽射しよ 静かな愛よ 乾いた空は 霧をとじこめ ラウリヨンの町に 夏の日を告げ 陽炎は道を 旅へと誘う 銀色の葡萄 真球のように 坂を転がり 子供等の手に 坂を転がり 子供等の手に | 長谷川きよし | つのだ・ひろ | 長谷川きよし | | 緑おりなす 草原の風 あなたの髪を 櫛けずってゆく 果てしない海 わだつみの中 白い小舟は二人を乗せて 青い海面を すべってゆくよ オリーブの葉は 風とたわむれ 白い下着をきらめかせてる 荷車引いた ロバの背中に 春のにおいが かすかに揺れる 淡い陽射しよ 静かな愛よ 乾いた空は 霧をとじこめ ラウリヨンの町に 夏の日を告げ 陽炎は道を 旅へと誘う 銀色の葡萄 真球のように 坂を転がり 子供等の手に 坂を転がり 子供等の手に |
どうしてあの日どうして あの日 ふたりは出会ったの 人恋しい 人恋しいと 風の鳴る中で どうして あの日 ふたりは 見つめあったの 人生の切なさを 見たことのある瞳で 出会いは突然 出会いは偶然 だけど少しだけ 運命のにおい どうして あの時 ふたりは 思い出していたの あっさり捨ててきた故郷の町を どうして あの日 ふたりは 歩いたの 淋しいよう 淋しいようと 胸をふるわせて どうして あの日 ふたりは ふりかえったの 夕べから 明日まで 歩き続けた舗道を 出会いは突然 出会いは偶然 だけど少しだけ 運命のにおい どうして あの時 ふたりは 思い出していたの あっさり捨ててきた故郷の町を | 長谷川きよし | 中山千夏 | 長谷川きよし | | どうして あの日 ふたりは出会ったの 人恋しい 人恋しいと 風の鳴る中で どうして あの日 ふたりは 見つめあったの 人生の切なさを 見たことのある瞳で 出会いは突然 出会いは偶然 だけど少しだけ 運命のにおい どうして あの時 ふたりは 思い出していたの あっさり捨ててきた故郷の町を どうして あの日 ふたりは 歩いたの 淋しいよう 淋しいようと 胸をふるわせて どうして あの日 ふたりは ふりかえったの 夕べから 明日まで 歩き続けた舗道を 出会いは突然 出会いは偶然 だけど少しだけ 運命のにおい どうして あの時 ふたりは 思い出していたの あっさり捨ててきた故郷の町を |
巡礼者飢えた小羊が一匹行く 砂漠を灼けた砂漠を もうずっと歩いて来たので 何も持ってはいない 飢えた小羊が一匹行く あなたのもとへと あなたはもう そこには居ない 何故それが分るのか もうずっと歩いて来たので 誰にも巡り会わない いくつ丘を越えたのか いつ国を捨てたのか もうずっと歩いて来たので 何も覚えていない 飢えた小羊が一匹行く 砂漠を 星明りの中を もうずっと歩いて来たので 何も持ってはいない 飢えた小羊が一匹行く あなたのもとへと | 長谷川きよし | 津島玲 | 長谷川きよし | | 飢えた小羊が一匹行く 砂漠を灼けた砂漠を もうずっと歩いて来たので 何も持ってはいない 飢えた小羊が一匹行く あなたのもとへと あなたはもう そこには居ない 何故それが分るのか もうずっと歩いて来たので 誰にも巡り会わない いくつ丘を越えたのか いつ国を捨てたのか もうずっと歩いて来たので 何も覚えていない 飢えた小羊が一匹行く 砂漠を 星明りの中を もうずっと歩いて来たので 何も持ってはいない 飢えた小羊が一匹行く あなたのもとへと |
街角今夜もあの男は 帰って来ない 束の間の愛を 拾っては捨てて 彷徨う男の 後姿 暗い夜の街に あの男は何を 見つめているのか 過ぎた日々の夢 それとも癒えない寂しさなのか 私の漂泊人は 今夜は何処の港に 安らぐのだろうか わかってきた このまま私 待ってもいいと | 長谷川きよし | 津島玲 | 長谷川きよし | | 今夜もあの男は 帰って来ない 束の間の愛を 拾っては捨てて 彷徨う男の 後姿 暗い夜の街に あの男は何を 見つめているのか 過ぎた日々の夢 それとも癒えない寂しさなのか 私の漂泊人は 今夜は何処の港に 安らぐのだろうか わかってきた このまま私 待ってもいいと |
横須賀ブルース男の心は海の広さ 女の心は海の青さ 海が荒れれば 心が燃える 海と男と女のブルース 捨てても 捨てられても うらみっこ無しさ 女の胸はおいらの寝ぐらさ 長居は出来ない 別れがつらい ドジなおいらにも 朝日は昇る 朝日が昇れば サヨナラだけさ 捨てても 捨てられても うらみっこ無しさ 別れる時には片手もふるさ そしたら少しは 心もなごむさ 別れる時には 泪も流すさ そしたら少しは 心もなごむさ 捨てても 捨てられても 風が吹く 男と別れた女の心に 横須賀発の夜汽車が走る 女と別れた男の心にも 横須賀発の夜汽車が走る 捨てても 捨てられても 風が吹く 男の心は海の広さ 女の心は海の青さ 海が荒れれば 心が燃える 海と男と女のブルース 捨てても 捨てられても うらみっこ無しさ 捨てても 捨てられても 風が吹く | 長谷川きよし | 南正人・成田ヒロシ | 南正人 | | 男の心は海の広さ 女の心は海の青さ 海が荒れれば 心が燃える 海と男と女のブルース 捨てても 捨てられても うらみっこ無しさ 女の胸はおいらの寝ぐらさ 長居は出来ない 別れがつらい ドジなおいらにも 朝日は昇る 朝日が昇れば サヨナラだけさ 捨てても 捨てられても うらみっこ無しさ 別れる時には片手もふるさ そしたら少しは 心もなごむさ 別れる時には 泪も流すさ そしたら少しは 心もなごむさ 捨てても 捨てられても 風が吹く 男と別れた女の心に 横須賀発の夜汽車が走る 女と別れた男の心にも 横須賀発の夜汽車が走る 捨てても 捨てられても 風が吹く 男の心は海の広さ 女の心は海の青さ 海が荒れれば 心が燃える 海と男と女のブルース 捨てても 捨てられても うらみっこ無しさ 捨てても 捨てられても 風が吹く |
もう飽きてしまったIIもうあきてしまった もうあきてしまった バラのつぼみは 咲かずに散った お前と話すことさえも もうあきてしまった もうあきてしまった 窓のカーテン 黙ってゆれて 沈みかけた 太陽は動かない 夜はもうこない 夜はもうこない もうあきてしまった もうあきてしまった 鏡の中で ナイフが笑う 黙っていることさえも もうあきてしまった もうあきてしまった 窓のカーテン 黙ってゆれて 沈みかけた 太陽は動かない 夜はもうこない 夜はもうこない | 長谷川きよし | 津島玲 | 長谷川きよし | | もうあきてしまった もうあきてしまった バラのつぼみは 咲かずに散った お前と話すことさえも もうあきてしまった もうあきてしまった 窓のカーテン 黙ってゆれて 沈みかけた 太陽は動かない 夜はもうこない 夜はもうこない もうあきてしまった もうあきてしまった 鏡の中で ナイフが笑う 黙っていることさえも もうあきてしまった もうあきてしまった 窓のカーテン 黙ってゆれて 沈みかけた 太陽は動かない 夜はもうこない 夜はもうこない |
雨あがり雨の ひるさがりに ぼんやり 外を見てたら しずくがバラの 紅い花びらに しだいに大きく ふくらんで来て キラッと光って 落ちていった 雨のあがったあと 何となく 街へ出てみた 家路をいそぐ 人の群れから いつかはなれて 夕闇のなか あなたによく似た うしろ姿 こんなに早く 忘れさせていいのですか こんなに早く 遠ざからせていいのですか こんなに早く あなたの世界が 消えていってもいいのですか | 長谷川きよし | 葵梨佐 | 長谷川きよし | | 雨の ひるさがりに ぼんやり 外を見てたら しずくがバラの 紅い花びらに しだいに大きく ふくらんで来て キラッと光って 落ちていった 雨のあがったあと 何となく 街へ出てみた 家路をいそぐ 人の群れから いつかはなれて 夕闇のなか あなたによく似た うしろ姿 こんなに早く 忘れさせていいのですか こんなに早く 遠ざからせていいのですか こんなに早く あなたの世界が 消えていってもいいのですか |