Cinnamon白いカーテンを透かすような 朝の太陽が目蓋を引っ剥がして 渇きと頭痛を癒すコーヒー おぉ、ありがとう ところで君はどこの誰? この怠惰が創造的であらんと願う 愛を飾る憎悪と死の予感 あぁ!なんて恐ろしい 僕らは少し不幸せなだけなのにね 湯上がりの首筋から 香った麝香の奥に 少し覚えのある匂いがした 愛をもっとくれないか 苦くても構わないよ ささくれだった心には 甘ったるい一匙のシナモンを 逃してしまった幸福を 他の誰と取り戻せばいいの? あの人の好きなお茶の匂いの 鼻につく甘さをまだ思い出せる 君の髪も声も肌も仕草も全て 見たこともないほど素敵だよ あぁ!なんていじらしい 僕らそれでも幸せとは遠いね 愛をもっとくれないか 苦くても構わないよ ささくれだった心には 甘ったるい一匙のシナモンを 目を瞑っても耳を塞いでも 鼻腔をくすぐるせいで 忘れてしまうことも叶わないんだ 愛をもっとくれないか 苦くても構わないよ あの人と同じように 甘ったるく微笑んでほしいだけ 僕はずっと嫌いだった 遠い国の匂いがした 心がぎゅっと懐かしくて その首をもう一度嗅いでしまう | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 白いカーテンを透かすような 朝の太陽が目蓋を引っ剥がして 渇きと頭痛を癒すコーヒー おぉ、ありがとう ところで君はどこの誰? この怠惰が創造的であらんと願う 愛を飾る憎悪と死の予感 あぁ!なんて恐ろしい 僕らは少し不幸せなだけなのにね 湯上がりの首筋から 香った麝香の奥に 少し覚えのある匂いがした 愛をもっとくれないか 苦くても構わないよ ささくれだった心には 甘ったるい一匙のシナモンを 逃してしまった幸福を 他の誰と取り戻せばいいの? あの人の好きなお茶の匂いの 鼻につく甘さをまだ思い出せる 君の髪も声も肌も仕草も全て 見たこともないほど素敵だよ あぁ!なんていじらしい 僕らそれでも幸せとは遠いね 愛をもっとくれないか 苦くても構わないよ ささくれだった心には 甘ったるい一匙のシナモンを 目を瞑っても耳を塞いでも 鼻腔をくすぐるせいで 忘れてしまうことも叶わないんだ 愛をもっとくれないか 苦くても構わないよ あの人と同じように 甘ったるく微笑んでほしいだけ 僕はずっと嫌いだった 遠い国の匂いがした 心がぎゅっと懐かしくて その首をもう一度嗅いでしまう |
白無垢悲しくもなく ただ情けなくて俯いて 轍と足跡で泥まみれの 一昨日の雪に苛ついた 手を繋ぎ歩くような 綺麗なもんじゃないけれど 走馬燈のような思い出 少しだけ滲んだ 別に何も変わることはない 詮無い生活 が続くだけだぜ なんて狐と葡萄みたいなこと 吐き捨てるほど 虚しくなんだな いつかの君が纏った白無垢の雪は 暖かで柔い真綿のようでした いま僕の上に降って脆く崩れてくそれは 重く冷たい涙のようなみぞれでした アスファルトの泥を撥ねて 忙しく駆けずる人の群れの中 失うはずのないものを失い その残滓に縋りついていた 君にそれを告げられた朝 僕の表情は間抜けていただろう 想像しただけで笑えてくるのに 君は少しも笑わなかったな 優しい記憶だけ抱いて眠りたいのに アルコホルじゃこの目は冴えてしまうのだ 街を這いずり回ってただくだ巻いても虚しい 君に触れたい いつかの君が纏った白無垢の雪は 暖かで柔い真綿のようでした いま僕の上に降って痛みをぼかしてくれたのは 重く冷たい涙のようなみぞれでした せわしい街の只中なるしめやかさよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 悲しくもなく ただ情けなくて俯いて 轍と足跡で泥まみれの 一昨日の雪に苛ついた 手を繋ぎ歩くような 綺麗なもんじゃないけれど 走馬燈のような思い出 少しだけ滲んだ 別に何も変わることはない 詮無い生活 が続くだけだぜ なんて狐と葡萄みたいなこと 吐き捨てるほど 虚しくなんだな いつかの君が纏った白無垢の雪は 暖かで柔い真綿のようでした いま僕の上に降って脆く崩れてくそれは 重く冷たい涙のようなみぞれでした アスファルトの泥を撥ねて 忙しく駆けずる人の群れの中 失うはずのないものを失い その残滓に縋りついていた 君にそれを告げられた朝 僕の表情は間抜けていただろう 想像しただけで笑えてくるのに 君は少しも笑わなかったな 優しい記憶だけ抱いて眠りたいのに アルコホルじゃこの目は冴えてしまうのだ 街を這いずり回ってただくだ巻いても虚しい 君に触れたい いつかの君が纏った白無垢の雪は 暖かで柔い真綿のようでした いま僕の上に降って痛みをぼかしてくれたのは 重く冷たい涙のようなみぞれでした せわしい街の只中なるしめやかさよ |
ハイドアンドシーク向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて ありもしない正しさの奴隷さ チャチな走光性夏の夜の火に身を焦がして 音も立てずに散って逝く、あの羽虫のように終わりたいんだ 追えば追うほどに逃げてしまう あの太陽へと近づいて、羽根の溶ける音を聴く 丸々と肥えた自意識で臆病な僕らが身を隠したって無駄 彼は天井から見ている すぐに見つかってゲームは終いさ 逃げ切れなくなって僕ら 騙されていく騙されていく 見せかけの太陽に皆 喰われちまって壊れちまって 正しさはもうどこにもないんだ どうして天の賜った言葉の導くままに歩めないのか? 為す術なく塔は落ちる、んで馬鹿はいつも悲劇を招く 分断され惑うばかり 孤独な僕らの怯えた眼、白く濁ってたんだ 燃えるピアノ、破られた絵画 四肢を失くした踊り子が喘いでいる 些細な悪意が群がって、蓮のように醜く爛れた国で 息を潜めて 逃げ切れなくなって僕ら 騙されていく騙されていく 見せかけの太陽に皆 喰われちまって壊れちまって 正しさはもうどこにもなくて 上手く隠れたはずなのに 足音がすぐそこに来ている 僕らの頭上にずっと 生温い視線が向いている 一人として逃げれやしないんだ 顔を上げて鬼と目が合って 慈しみの罰が下るまで 向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて 孤立していく僕らは何に縋って生きてゆくのだろう? | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて ありもしない正しさの奴隷さ チャチな走光性夏の夜の火に身を焦がして 音も立てずに散って逝く、あの羽虫のように終わりたいんだ 追えば追うほどに逃げてしまう あの太陽へと近づいて、羽根の溶ける音を聴く 丸々と肥えた自意識で臆病な僕らが身を隠したって無駄 彼は天井から見ている すぐに見つかってゲームは終いさ 逃げ切れなくなって僕ら 騙されていく騙されていく 見せかけの太陽に皆 喰われちまって壊れちまって 正しさはもうどこにもないんだ どうして天の賜った言葉の導くままに歩めないのか? 為す術なく塔は落ちる、んで馬鹿はいつも悲劇を招く 分断され惑うばかり 孤独な僕らの怯えた眼、白く濁ってたんだ 燃えるピアノ、破られた絵画 四肢を失くした踊り子が喘いでいる 些細な悪意が群がって、蓮のように醜く爛れた国で 息を潜めて 逃げ切れなくなって僕ら 騙されていく騙されていく 見せかけの太陽に皆 喰われちまって壊れちまって 正しさはもうどこにもなくて 上手く隠れたはずなのに 足音がすぐそこに来ている 僕らの頭上にずっと 生温い視線が向いている 一人として逃げれやしないんだ 顔を上げて鬼と目が合って 慈しみの罰が下るまで 向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて 孤立していく僕らは何に縋って生きてゆくのだろう? |
パノプティコンどうなってんだよこれ! 鉄柵の奥の道化を笑ってたはずが 目を覚ましたら自分の番なんてさ、笑えないね 斬奸状は後回し 誰も彼も正義を持て余している 青白い顔の群れは怯えた眼をしていた 切り離されて人肌を忘れてしまった僕らの 心がいつか機能不全を起こしてしまった 七十億と少しの孤独が寄り集まって 猜疑心だけが募って、この手は冷え切ってしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 排気ガス塗れの僕らの頭上、救いの糸は無いんだ 善意でできた道がどうやら地獄の方へと続いてた、なんて ずっと前からわかっていたんだ 無邪気さゆえ手がつけれないんだ 孤独を自ら招いて自壊する 致命的なバグを抱えた僕らの業は 百年足らずじゃ清算できないね もつれた足で彷徨うことを止め、地下室へ逃げても テレスクリーンから無数の眼に覗かれているんだ 七十億と少しの孤独が寄り集まって 誰も信じれなくなって、温もりを忘れてしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 蓮の花の上に座した悪意 蜘蛛は潰されていたんだ 正義の奴隷になって些末な悪に火を放っていた彼らもまた、 ガス室へ消えていく どこから見ているの? きっと途方もない悪意を孕んでいるんだろう? 七十億と少しの孤独が寄り集まって 猜疑心だけが募って、この手は冷え切ってしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 誰かがあの蜘蛛を徒に踏み潰したその日から 排気ガス塗れの僕らの頭上、救いの糸は無いんだ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | どうなってんだよこれ! 鉄柵の奥の道化を笑ってたはずが 目を覚ましたら自分の番なんてさ、笑えないね 斬奸状は後回し 誰も彼も正義を持て余している 青白い顔の群れは怯えた眼をしていた 切り離されて人肌を忘れてしまった僕らの 心がいつか機能不全を起こしてしまった 七十億と少しの孤独が寄り集まって 猜疑心だけが募って、この手は冷え切ってしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 排気ガス塗れの僕らの頭上、救いの糸は無いんだ 善意でできた道がどうやら地獄の方へと続いてた、なんて ずっと前からわかっていたんだ 無邪気さゆえ手がつけれないんだ 孤独を自ら招いて自壊する 致命的なバグを抱えた僕らの業は 百年足らずじゃ清算できないね もつれた足で彷徨うことを止め、地下室へ逃げても テレスクリーンから無数の眼に覗かれているんだ 七十億と少しの孤独が寄り集まって 誰も信じれなくなって、温もりを忘れてしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 蓮の花の上に座した悪意 蜘蛛は潰されていたんだ 正義の奴隷になって些末な悪に火を放っていた彼らもまた、 ガス室へ消えていく どこから見ているの? きっと途方もない悪意を孕んでいるんだろう? 七十億と少しの孤独が寄り集まって 猜疑心だけが募って、この手は冷え切ってしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 誰かがあの蜘蛛を徒に踏み潰したその日から 排気ガス塗れの僕らの頭上、救いの糸は無いんだ |
デッドウェイト誰かに褒められたあの日も 嘲り罵られたあの日も 全て素敵な思い出だよ 嬉しくも悲しくもないけど 何年かが経った今日まで ずっとこびりついてる 足取りは重くなっていく この身に残されたのは、吐き出せない澱だけ どれだけ背負えば終わり? 数えていたらキリが無い程 数多の呪いが纏わりついて 否定も肯定も同じ 真綿で首を絞めるように 少しずつ僕の心臓が軋んでいくみたいだ 愛を契り合ったあの日も 裏切り裏切られたあの日も 全て素敵な思い出だよ 時折恐ろしくなるけど 何十年か経ったとしても 忘れられないんだろう 呪いが僕を縛っていく 全てを抱えていくには、この器じゃ足りない どれだけ背負えば終わり? 数えていたらキリが無い程 数多の呪いが纏わりついて 否定も肯定も同じ 真綿で首を絞めるように 少しずつ僕の心臓が軋んでいく 「優しい人であれ」と明日の僕を見張って 「お前には無理だ」と昨日の僕を見限ってきた 傷口に膿が溜まるような 数多の呪いで心臓が潰されていくんだ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 誰かに褒められたあの日も 嘲り罵られたあの日も 全て素敵な思い出だよ 嬉しくも悲しくもないけど 何年かが経った今日まで ずっとこびりついてる 足取りは重くなっていく この身に残されたのは、吐き出せない澱だけ どれだけ背負えば終わり? 数えていたらキリが無い程 数多の呪いが纏わりついて 否定も肯定も同じ 真綿で首を絞めるように 少しずつ僕の心臓が軋んでいくみたいだ 愛を契り合ったあの日も 裏切り裏切られたあの日も 全て素敵な思い出だよ 時折恐ろしくなるけど 何十年か経ったとしても 忘れられないんだろう 呪いが僕を縛っていく 全てを抱えていくには、この器じゃ足りない どれだけ背負えば終わり? 数えていたらキリが無い程 数多の呪いが纏わりついて 否定も肯定も同じ 真綿で首を絞めるように 少しずつ僕の心臓が軋んでいく 「優しい人であれ」と明日の僕を見張って 「お前には無理だ」と昨日の僕を見限ってきた 傷口に膿が溜まるような 数多の呪いで心臓が潰されていくんだ |
人間みたいねあなたの優しさは涸れてしまって 同じ生き物じゃなくなったみたいだ それでも誰かの代わりで良かったのに どうやらそれも叶わない 悲しみの形がわかっていった あなたに見合うのはもっと奥の、暗く深い地獄だよ 壊れたら元には戻らないこと、わかっているでしょう? あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ わたしと同じように誰かを愛せた気になっても それじゃ駄目だよ お揃いの悪夢の中で会える日を待ってるから 夾竹桃の花のように鮮やかな記憶の毒がまわり始めた あなたの優しさが涸れてしまった日が焼きついて離れなくて 誰一人愛せた覚えが無いよ わたしはあの日から知ってしまった 暗く深い孤独を かじかんだ身体を慰めるもの、わかっているでしょう? あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ それでもわたしの心がまた満たされてしまうこと 許せないんだよ 犬の骨のようにあなたの玩具で終わってしまった あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ わたしと同じように誰かを愛せた気になっても それじゃ駄目だよ お揃いの悪夢の中で会える日を待ってるから | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | あなたの優しさは涸れてしまって 同じ生き物じゃなくなったみたいだ それでも誰かの代わりで良かったのに どうやらそれも叶わない 悲しみの形がわかっていった あなたに見合うのはもっと奥の、暗く深い地獄だよ 壊れたら元には戻らないこと、わかっているでしょう? あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ わたしと同じように誰かを愛せた気になっても それじゃ駄目だよ お揃いの悪夢の中で会える日を待ってるから 夾竹桃の花のように鮮やかな記憶の毒がまわり始めた あなたの優しさが涸れてしまった日が焼きついて離れなくて 誰一人愛せた覚えが無いよ わたしはあの日から知ってしまった 暗く深い孤独を かじかんだ身体を慰めるもの、わかっているでしょう? あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ それでもわたしの心がまた満たされてしまうこと 許せないんだよ 犬の骨のようにあなたの玩具で終わってしまった あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ わたしと同じように誰かを愛せた気になっても それじゃ駄目だよ お揃いの悪夢の中で会える日を待ってるから |
悪夢現実か夢かわからないままの歪んだ視界 四つ這いで呻く 濡れたコンクリート 時間の感覚が無い 見苦しくも嘔吐いて 腑溢れ出した なぁ、ここはどこで俺は何をしてる? 萎びた草として時が経つのを待った 無意味に晴れる空 まだ俺は動けないんだ 「止まない雨など無い」? まだ終わらない悪夢を見てんだよ ご覧の通り、救いが無い 背にアスファルトこの様は何だ? あーあ 畜生も食わない末枯れの生が腐れていく 燦々と注ぐ太陽の光さえも 得てして平等じゃない 燃える火に包まって 焼ける肺に喘いで この苦しみから未だ逃れられず 雨降りに凍えて 自分すらも憎んで 無意味で無秩序な悲劇を生きろと強いられてる 「止まない雨など無い」? まだ終わらない悪夢を見てんだよ ご覧の通り、救いが無い 背にアスファルトこの様は何だ? ねぇ 「明けない夜など無い」? ならこの俺を今すぐにでも照らしておくれよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 現実か夢かわからないままの歪んだ視界 四つ這いで呻く 濡れたコンクリート 時間の感覚が無い 見苦しくも嘔吐いて 腑溢れ出した なぁ、ここはどこで俺は何をしてる? 萎びた草として時が経つのを待った 無意味に晴れる空 まだ俺は動けないんだ 「止まない雨など無い」? まだ終わらない悪夢を見てんだよ ご覧の通り、救いが無い 背にアスファルトこの様は何だ? あーあ 畜生も食わない末枯れの生が腐れていく 燦々と注ぐ太陽の光さえも 得てして平等じゃない 燃える火に包まって 焼ける肺に喘いで この苦しみから未だ逃れられず 雨降りに凍えて 自分すらも憎んで 無意味で無秩序な悲劇を生きろと強いられてる 「止まない雨など無い」? まだ終わらない悪夢を見てんだよ ご覧の通り、救いが無い 背にアスファルトこの様は何だ? ねぇ 「明けない夜など無い」? ならこの俺を今すぐにでも照らしておくれよ |
デマゴーグ信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 私が私であること、それさえも見失うような 暗い場所に落ちてきたみたいだ 膨らみ続けてく宇宙で、ひどく小さないきものたち みんな何かの奴隷になって 柔らかな夢の中へ逃げてしまった 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる 呼吸をすることその苦しみ全てを抱えて生きる、 美しさに祝福を! 信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 生温い痛みの中 母親の腕の中で眠るような錯覚を覚えた 狭まり続けてく視界で、見えたものさえ失ってゆく 遅効性の毒が抜けないまま 抜け殻のように終わってしまうのだろうか 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる あなたも、その汚されてしまった瞳を光で雪いで 醒めない夢はないんだよ 隣にいる誰かを妬ましく思う日々さえ、受け入れられますように その目を覆いたくなるような現実の醜さでさえ、 抱きしめられますように ずっとその苦しみ全てを抱えて生きる、あなたへの祈りを! | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 私が私であること、それさえも見失うような 暗い場所に落ちてきたみたいだ 膨らみ続けてく宇宙で、ひどく小さないきものたち みんな何かの奴隷になって 柔らかな夢の中へ逃げてしまった 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる 呼吸をすることその苦しみ全てを抱えて生きる、 美しさに祝福を! 信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 生温い痛みの中 母親の腕の中で眠るような錯覚を覚えた 狭まり続けてく視界で、見えたものさえ失ってゆく 遅効性の毒が抜けないまま 抜け殻のように終わってしまうのだろうか 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる あなたも、その汚されてしまった瞳を光で雪いで 醒めない夢はないんだよ 隣にいる誰かを妬ましく思う日々さえ、受け入れられますように その目を覆いたくなるような現実の醜さでさえ、 抱きしめられますように ずっとその苦しみ全てを抱えて生きる、あなたへの祈りを! |
泥中の蓮生まれた時には終わっていた この悪い夢はいつまで続くのか 油の浮いた水面にボウフラが湧くように 群れを成した 押し付けられた不条理の中 逃げ出すことさえ怖くてただ 微睡んでいる あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 背負った憎しみで僕らはいつから 眠りこけた睡蓮のようだ 生まれた時には終わっていた 泥濘みに足をとられてもがいていた 傍らをふと見遣れば 蓮が笑うように揺れていたんだ ずっと醒めない悪夢の中 いつまでもこの夜の闇が明けないまま あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 濁った泥中で僕らはいつまで 咲き方を知らずにいるんだ 光のない場所で萎えてうなだれた花びら 醜さゆえ疎まれたその種が肥えていく あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて それでも暁が僕らを照らして 白く染まる日を待っているんだ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 生まれた時には終わっていた この悪い夢はいつまで続くのか 油の浮いた水面にボウフラが湧くように 群れを成した 押し付けられた不条理の中 逃げ出すことさえ怖くてただ 微睡んでいる あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 背負った憎しみで僕らはいつから 眠りこけた睡蓮のようだ 生まれた時には終わっていた 泥濘みに足をとられてもがいていた 傍らをふと見遣れば 蓮が笑うように揺れていたんだ ずっと醒めない悪夢の中 いつまでもこの夜の闇が明けないまま あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 濁った泥中で僕らはいつまで 咲き方を知らずにいるんだ 光のない場所で萎えてうなだれた花びら 醜さゆえ疎まれたその種が肥えていく あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて それでも暁が僕らを照らして 白く染まる日を待っているんだ |
Stoned Child不幸自慢とアルコール 爆弾みたいなチャンポンかまして (tick, tick-tock, tick-tock) 気づいたら知らないベッドの上 絞首台で待っている囚人みたいにビクついてたって (ding, ding-dong, ding-dong) 時間切れのチャイムが鳴った マヒった脳がやらかくなってく! 千鳥みたいにジグザグに踊っている みっともないよな アミグダラとろけだしてしまう! この世の全部を許したくなった まぁ一息つこうぜ ウィーアーストーンドチルドレン 流れていく時間はずっとスロウなままで 感覚だけ尖っていった 「人間なんて辞めちまおうぜ」 ウィーアーストーンドチルドレン かわいそうな私、だなんて ベロベロに酔っ払ってもいいじゃないか 足がもつれて歩けないね 繰り返す同じ話 中身は無しの数時間 ふらつく足踏み出し 疼き出すマンチー そしてまた後悔 チルタイム終わりの合図 「閉店のお時間です」 始発を待つ間に昇る太陽が この無為な生活を照らした バグった脳に警告の痛み グロい夢ん中で絶頂したんだ どうしようもないな また出会ったね ピンクの亡霊 鼓膜を裂くような声で喚いている そうカリカリすんなよ ウィーアーストーンドチルドレン 流れていく時間はずっとスロウなままで 感覚だけ尖っていった 「人間なんて辞めちまおうぜ」 ウィーアーストーンドチルドレン かわいそうな私、だなんて ベロベロに酔っ払ってもいいじゃないか 足がもつれて歩けないね へべれけじゃなきゃ生きれないよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 不幸自慢とアルコール 爆弾みたいなチャンポンかまして (tick, tick-tock, tick-tock) 気づいたら知らないベッドの上 絞首台で待っている囚人みたいにビクついてたって (ding, ding-dong, ding-dong) 時間切れのチャイムが鳴った マヒった脳がやらかくなってく! 千鳥みたいにジグザグに踊っている みっともないよな アミグダラとろけだしてしまう! この世の全部を許したくなった まぁ一息つこうぜ ウィーアーストーンドチルドレン 流れていく時間はずっとスロウなままで 感覚だけ尖っていった 「人間なんて辞めちまおうぜ」 ウィーアーストーンドチルドレン かわいそうな私、だなんて ベロベロに酔っ払ってもいいじゃないか 足がもつれて歩けないね 繰り返す同じ話 中身は無しの数時間 ふらつく足踏み出し 疼き出すマンチー そしてまた後悔 チルタイム終わりの合図 「閉店のお時間です」 始発を待つ間に昇る太陽が この無為な生活を照らした バグった脳に警告の痛み グロい夢ん中で絶頂したんだ どうしようもないな また出会ったね ピンクの亡霊 鼓膜を裂くような声で喚いている そうカリカリすんなよ ウィーアーストーンドチルドレン 流れていく時間はずっとスロウなままで 感覚だけ尖っていった 「人間なんて辞めちまおうぜ」 ウィーアーストーンドチルドレン かわいそうな私、だなんて ベロベロに酔っ払ってもいいじゃないか 足がもつれて歩けないね へべれけじゃなきゃ生きれないよ |
花の香生ぬるい土の匂い 靄がかった視界の奥に あなたの横顔 鼻先をくすぐる 湿っぽい夜の芳香で くらくらしたんだ 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 紗幕の奥に潜んだ やわ肌の上を 流れていく赤色に魅入られてしまった 汗ばんだその首筋に指を走らす 濡れそぼった花の香で緩んだくちもとに 垂涎 息を呑んだ 何もかも奪ってしまえたなら 薄闇に紛れて 垣間見た視界の奥に 踊る花一つ 帳を少し上げる ガラスの眼に狼狽の色 壊れそうだった 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 伸ばした手で触れた髪 かんざしを抜けば その頬には紅色が頼りなげに点した 燻らせた紫煙の行方に不帰の影 ひたに揺れる花の香で誘われた先に 散瞳 目が眩んだ その頬に光った滴一つ 茹だる夏の街灯、虫が集る夜に ほどいた髪、濡れ烏 艶やかに香った | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 生ぬるい土の匂い 靄がかった視界の奥に あなたの横顔 鼻先をくすぐる 湿っぽい夜の芳香で くらくらしたんだ 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 紗幕の奥に潜んだ やわ肌の上を 流れていく赤色に魅入られてしまった 汗ばんだその首筋に指を走らす 濡れそぼった花の香で緩んだくちもとに 垂涎 息を呑んだ 何もかも奪ってしまえたなら 薄闇に紛れて 垣間見た視界の奥に 踊る花一つ 帳を少し上げる ガラスの眼に狼狽の色 壊れそうだった 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 伸ばした手で触れた髪 かんざしを抜けば その頬には紅色が頼りなげに点した 燻らせた紫煙の行方に不帰の影 ひたに揺れる花の香で誘われた先に 散瞳 目が眩んだ その頬に光った滴一つ 茹だる夏の街灯、虫が集る夜に ほどいた髪、濡れ烏 艶やかに香った |
トリガーハッピーねぇ、哀れにも人として享けた生に於いて 人を妬み傲って、ナルシシズムに堕して 時に色に溺れ慰めあってる はぁ、それじゃあ天国は遠いね ほら、烏合の衆が何か燃やしている 番った男女が泥塗りあって笑っている Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy ねぇ、惨めにも人として享けた生に於いて 己が不幸嘆いて、メタフィジカに逃れて 悲嘆に暮れてる間に次の春だよ はぁ、まったく天国は遠いね たかが10グラム弱の鉛ひとつで弾け飛ぶような泥人形のせいで、 生まれ来る煩悩の類が ウザったくて仕方がないよな だから全部壊してやんのさ ほら、烏合の衆が何か燃やしている また一つ「正しさ」が彼の亡霊のエサに成り果てる みんな空を仰いでセイブミーと喚いている 煩くてかなわないな 僕は悲しくて引き金を引く Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | ねぇ、哀れにも人として享けた生に於いて 人を妬み傲って、ナルシシズムに堕して 時に色に溺れ慰めあってる はぁ、それじゃあ天国は遠いね ほら、烏合の衆が何か燃やしている 番った男女が泥塗りあって笑っている Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy ねぇ、惨めにも人として享けた生に於いて 己が不幸嘆いて、メタフィジカに逃れて 悲嘆に暮れてる間に次の春だよ はぁ、まったく天国は遠いね たかが10グラム弱の鉛ひとつで弾け飛ぶような泥人形のせいで、 生まれ来る煩悩の類が ウザったくて仕方がないよな だから全部壊してやんのさ ほら、烏合の衆が何か燃やしている また一つ「正しさ」が彼の亡霊のエサに成り果てる みんな空を仰いでセイブミーと喚いている 煩くてかなわないな 僕は悲しくて引き金を引く Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy |
君のつづき映画の中のお話みたいに迎えた、私たちの結末 あの約束も守れないままで ごめんね これから君はまた、新しいフィルムの上を歩いていく 歩いていかなきゃね 想い出の足枷を解いて、幸せになってね 泣かないでほしいよ 君とまた笑いたいけど 私の命のエンドロールは終わった でも君の呼吸はまだ、続いているから 好きな映画を観ている君の隣が、私の天国だよ 記憶の中の君の横顔 私の宝物だったの また眺めたいよ、笑っていてよ、お願い これから君はもう、少しずつ私を忘れて 誰かと呼吸を交わして、生きていくの 時間が悲しみを癒して、さよならだね 泣かないでほしいよ 君とまた笑いたいけど 私の命のエンドロールが終わって 次のフィルムが回り始める お別れだよ、もう 君のつづきの映画が始まる 結末はハッピーエンド、約束だよ 君の幸せをずっと眺めてる 安息の光の中 映画の中のお話みたいに迎えた、私たちの結末 ひだまりのような体温があった | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 映画の中のお話みたいに迎えた、私たちの結末 あの約束も守れないままで ごめんね これから君はまた、新しいフィルムの上を歩いていく 歩いていかなきゃね 想い出の足枷を解いて、幸せになってね 泣かないでほしいよ 君とまた笑いたいけど 私の命のエンドロールは終わった でも君の呼吸はまだ、続いているから 好きな映画を観ている君の隣が、私の天国だよ 記憶の中の君の横顔 私の宝物だったの また眺めたいよ、笑っていてよ、お願い これから君はもう、少しずつ私を忘れて 誰かと呼吸を交わして、生きていくの 時間が悲しみを癒して、さよならだね 泣かないでほしいよ 君とまた笑いたいけど 私の命のエンドロールが終わって 次のフィルムが回り始める お別れだよ、もう 君のつづきの映画が始まる 結末はハッピーエンド、約束だよ 君の幸せをずっと眺めてる 安息の光の中 映画の中のお話みたいに迎えた、私たちの結末 ひだまりのような体温があった |
穴の空いた生活粉々になった心の破片で、足の踏み場もない部屋 「片付けくらいやりなよ」って 君なら叱ってくれたかな 狭い部屋で交わしあった、呼吸の暖かみを求めて 一度味をしめてしまえば、死ぬまで忘れられないや こんなにも僕は、寂しさに弱いのなら 初めから一人でいればよかったなぁ 君が遠くへ越していってから ぽっかりと穴の空いた生活 まるで君がこちらを覗く窓みたいだ 温みが残る僕の続きを、笑って眺めていて 粉々になった心の破片でついた傷が痛むけど この痛みを失ってしまえば、君との幸せな思い出も 薄れてしまいそうで怖いよ 「ちゃんとご飯を食べなきゃだめだよ 朝になったらカーテンをあけて 洗濯も掃除もちゃんとやるんだよ」なんて お母さんみたいな手紙と、ひだまりを残した 君をどうしても忘れたくないけど もう僕は、前を向き歩き始める 君の体温が薄れゆくことに慣れるまでは ねぇ、 君との淡い幸せな記憶に、たまには逃げてもいいかな 明日は少し出かけてみようか 流行りの映画でも観るよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 粉々になった心の破片で、足の踏み場もない部屋 「片付けくらいやりなよ」って 君なら叱ってくれたかな 狭い部屋で交わしあった、呼吸の暖かみを求めて 一度味をしめてしまえば、死ぬまで忘れられないや こんなにも僕は、寂しさに弱いのなら 初めから一人でいればよかったなぁ 君が遠くへ越していってから ぽっかりと穴の空いた生活 まるで君がこちらを覗く窓みたいだ 温みが残る僕の続きを、笑って眺めていて 粉々になった心の破片でついた傷が痛むけど この痛みを失ってしまえば、君との幸せな思い出も 薄れてしまいそうで怖いよ 「ちゃんとご飯を食べなきゃだめだよ 朝になったらカーテンをあけて 洗濯も掃除もちゃんとやるんだよ」なんて お母さんみたいな手紙と、ひだまりを残した 君をどうしても忘れたくないけど もう僕は、前を向き歩き始める 君の体温が薄れゆくことに慣れるまでは ねぇ、 君との淡い幸せな記憶に、たまには逃げてもいいかな 明日は少し出かけてみようか 流行りの映画でも観るよ |
クラブ・アンリアリティ悲しみで溢れている極彩色の仮想空間にて 青い鳥たちは今日も午前3時の孤独をさえずってる 「ねぇどうして、彼女らはサッド・ガールを気取っているの?」 「数万年単位で仕込まれてきた遺伝子のせいだってこと!」 天国なんてここにはないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 現実なんて逃げ出して ねぇきみもおいでよ クラブ・アンリアリティへ あの日からずっとそうだ 逃げ場がない、悲しみの置き場がない ヤケクソの子供たちをゲームボーイだけが救ってきたんだ 「ねぇどうして、信じていた『天国』は見当たらないの?」 「数千年単位で仕掛けられていたドッキリだったってこと!」 真実なんてどこにもないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 極彩色マシマシのサイケな夢を見ようぜ クラブ・アンリアリティで 「寂しい」と繰り返すだけの、プログラムに成り下がったきみも 素敵だと思うよ 天国なんてここにはないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 現実なんて逃げ出して ねぇきみもおいでよ クラブ・アンリアリティ たったひとつの逃げ場所なんだ それぞれの悲しみが許されてる 死んでみるのはまた今度 何して遊ぼうか? | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 悲しみで溢れている極彩色の仮想空間にて 青い鳥たちは今日も午前3時の孤独をさえずってる 「ねぇどうして、彼女らはサッド・ガールを気取っているの?」 「数万年単位で仕込まれてきた遺伝子のせいだってこと!」 天国なんてここにはないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 現実なんて逃げ出して ねぇきみもおいでよ クラブ・アンリアリティへ あの日からずっとそうだ 逃げ場がない、悲しみの置き場がない ヤケクソの子供たちをゲームボーイだけが救ってきたんだ 「ねぇどうして、信じていた『天国』は見当たらないの?」 「数千年単位で仕掛けられていたドッキリだったってこと!」 真実なんてどこにもないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 極彩色マシマシのサイケな夢を見ようぜ クラブ・アンリアリティで 「寂しい」と繰り返すだけの、プログラムに成り下がったきみも 素敵だと思うよ 天国なんてここにはないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 現実なんて逃げ出して ねぇきみもおいでよ クラブ・アンリアリティ たったひとつの逃げ場所なんだ それぞれの悲しみが許されてる 死んでみるのはまた今度 何して遊ぼうか? |
Sad Girl一生、性と愛を引き換えにして、 「曖昧になった、不安がぜんぶ」なんて宣った 殺してやろうか?お望み通りに モルヒネ擬きの錠剤を噛み砕く音 あぁ、ドア越しに聞くのにも慣れたな それも全部タイムオーバー からっぽだね、きみ 死にゆく獣の眼みたいだ 「だってわたし、あなたみたいに音楽とか作れないし」 くだらないよね、それ 何者かになれたらいいだけ? ならインターネットでカラオケしてる方が随分マシだと思うけど わかってるよ? きみは夜の居場所を探して、身体を差し出して 何人と、何十人と、即席の愛を交わした? それでもいつも不安になって、飴玉流し込んで 何年も、何十年も、その後悔は続いていく When night time just went behind my back Your lies had just designed yourself Good morning, bitch I fucked up all of your places If you die they'll love you, I think You gonna trip again I'm fed up with your fake pains Getting stoned you covered the eyes and apologized to me That's all of your life though no rhyme's done well here Now I know Your wrist have rusted away And I know You're prey to boys like me They want you only for temporary desires I'm so sorry but just as you do わかってるよ? きみは夜の居場所を探して、身体を差し出して 何人と、何十人と、即席の愛を交わした? それでもいつも不安になって、飴玉流し込んで 何年も、何十年も、その後悔は続いていく | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 一生、性と愛を引き換えにして、 「曖昧になった、不安がぜんぶ」なんて宣った 殺してやろうか?お望み通りに モルヒネ擬きの錠剤を噛み砕く音 あぁ、ドア越しに聞くのにも慣れたな それも全部タイムオーバー からっぽだね、きみ 死にゆく獣の眼みたいだ 「だってわたし、あなたみたいに音楽とか作れないし」 くだらないよね、それ 何者かになれたらいいだけ? ならインターネットでカラオケしてる方が随分マシだと思うけど わかってるよ? きみは夜の居場所を探して、身体を差し出して 何人と、何十人と、即席の愛を交わした? それでもいつも不安になって、飴玉流し込んで 何年も、何十年も、その後悔は続いていく When night time just went behind my back Your lies had just designed yourself Good morning, bitch I fucked up all of your places If you die they'll love you, I think You gonna trip again I'm fed up with your fake pains Getting stoned you covered the eyes and apologized to me That's all of your life though no rhyme's done well here Now I know Your wrist have rusted away And I know You're prey to boys like me They want you only for temporary desires I'm so sorry but just as you do わかってるよ? きみは夜の居場所を探して、身体を差し出して 何人と、何十人と、即席の愛を交わした? それでもいつも不安になって、飴玉流し込んで 何年も、何十年も、その後悔は続いていく |
夜がこわれる不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 枯れていく体温、表皮から僕でなくなっていく アイロンで均された地表、人々はみな退行の一途を辿る 今日のこと 誇大妄想に投与したレクサプロ 社交不安症、示唆的な「エス・エー・ディー」 暗い部屋、深い底、異常 僕の理解者はいなくて 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 壊れ出した夜から逃げようにも 左回りの時計が見つかんない 地下シェルターは満員 椅子取りでサリン撒かれる事態に 蜘蛛の糸掴んだ牛建陀多みたいなあんたらを救う神などいないが 不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 割れる地平の線の奥、赤黒い錆、巨大な球体だ 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 地平線の彼方から罅が入る午前4時の孤独、漏れだす太陽が俺を酷く、打ちのめす それはまるで核シェルターの天井が割れる如く、僕らを真っ白にする光だった 解答の無い問いを前にして僕らは 崩れ壊れ落ちて凍る夜、貪る夜の奥、深い孤独、悟り踊る猿を見る 恒星はまだ光を放っている 誰も彼も腐れ糧は失われて成れの果てに 独り呟く 夜がこわれる When I die you all will love me, i think Rest in peace, Lil Peep I feel empty, too | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 枯れていく体温、表皮から僕でなくなっていく アイロンで均された地表、人々はみな退行の一途を辿る 今日のこと 誇大妄想に投与したレクサプロ 社交不安症、示唆的な「エス・エー・ディー」 暗い部屋、深い底、異常 僕の理解者はいなくて 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 壊れ出した夜から逃げようにも 左回りの時計が見つかんない 地下シェルターは満員 椅子取りでサリン撒かれる事態に 蜘蛛の糸掴んだ牛建陀多みたいなあんたらを救う神などいないが 不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 割れる地平の線の奥、赤黒い錆、巨大な球体だ 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 地平線の彼方から罅が入る午前4時の孤独、漏れだす太陽が俺を酷く、打ちのめす それはまるで核シェルターの天井が割れる如く、僕らを真っ白にする光だった 解答の無い問いを前にして僕らは 崩れ壊れ落ちて凍る夜、貪る夜の奥、深い孤独、悟り踊る猿を見る 恒星はまだ光を放っている 誰も彼も腐れ糧は失われて成れの果てに 独り呟く 夜がこわれる When I die you all will love me, i think Rest in peace, Lil Peep I feel empty, too |
悪魔の踊り方感情なんてもんはどうしても無駄だって悪魔は言った 「何もかも捨てちまえよ」 嗚呼、快不快も、喜怒哀楽さえも! どうしようもない事実、ヒトは終焉から逃れられない 「誰も抗えない欲望に従え」 思考を休めるな 脳ミソを回せ 「誰もお前のことなど見ちゃいないさ」 おかしくなってしまうことをどうして恥じる? お前らに完璧で間違った踊り方を教えてやるから いっせーので捨てちまえ、そんな命ならば 何十何百何千何万回学習しなさいな どうしたってさ、空っぽの頭蓋骨だろ わかっているのかい? 感情なんていつ何時でも邪魔だって悪魔は言った 「反論の余地などない」 嗚呼、人生に意味を与えておくれ! 420でさえも救えない終焉があると知った 「誰も疑わない神様を疑え」 思考を休めるな 脳ミソを回せ 「誰もお前のことなど見ちゃいないさ」 躊躇っている数秒の無益さを知れ お前らに完璧で間違った踊り方を教えてやるから いっせーので捨てちまえ、そんな命ならば 何十何百何千何万回学習しなさいな どうしたってさ、頭ん中空っぽなこと わかっていないようだ 承認欲にレイプされ、死んだ花をぶら下げている女 何かを愛すことすら、ままならないまま餌を待つだけ 踊り方を知らない、芸術の価値などわからないやつらに 堕落していれば 何も見えないまま 真善美に背いた踊り方を教えてやるから いっせーので狂っちまえ、惨めな姿で 何十何百何千何万何億人の中でさぁ、 そうして埋もれていたっていいと どうして言えるのだろう? ねぇ、世界が患っている狂信は 健常者でさえ目が眩むような光を放っている 今夜、悪魔がお前らにこう云うぜ 「神とやらに惑わされるなよ」 | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 感情なんてもんはどうしても無駄だって悪魔は言った 「何もかも捨てちまえよ」 嗚呼、快不快も、喜怒哀楽さえも! どうしようもない事実、ヒトは終焉から逃れられない 「誰も抗えない欲望に従え」 思考を休めるな 脳ミソを回せ 「誰もお前のことなど見ちゃいないさ」 おかしくなってしまうことをどうして恥じる? お前らに完璧で間違った踊り方を教えてやるから いっせーので捨てちまえ、そんな命ならば 何十何百何千何万回学習しなさいな どうしたってさ、空っぽの頭蓋骨だろ わかっているのかい? 感情なんていつ何時でも邪魔だって悪魔は言った 「反論の余地などない」 嗚呼、人生に意味を与えておくれ! 420でさえも救えない終焉があると知った 「誰も疑わない神様を疑え」 思考を休めるな 脳ミソを回せ 「誰もお前のことなど見ちゃいないさ」 躊躇っている数秒の無益さを知れ お前らに完璧で間違った踊り方を教えてやるから いっせーので捨てちまえ、そんな命ならば 何十何百何千何万回学習しなさいな どうしたってさ、頭ん中空っぽなこと わかっていないようだ 承認欲にレイプされ、死んだ花をぶら下げている女 何かを愛すことすら、ままならないまま餌を待つだけ 踊り方を知らない、芸術の価値などわからないやつらに 堕落していれば 何も見えないまま 真善美に背いた踊り方を教えてやるから いっせーので狂っちまえ、惨めな姿で 何十何百何千何万何億人の中でさぁ、 そうして埋もれていたっていいと どうして言えるのだろう? ねぇ、世界が患っている狂信は 健常者でさえ目が眩むような光を放っている 今夜、悪魔がお前らにこう云うぜ 「神とやらに惑わされるなよ」 |
芥の部屋は錆色に沈むどうしてこんなに、僕の生活は 朝にだって昼にだって夜にだって理不尽に苛まれ どうにもできない、散らかった部屋の隅で泥水を口に含んでも 「誰が僕を救ってくれるの?」 背後に張り付く視線は、 「彼の目がこちらを見ている」 タバコの煙で顔を隠したって、その視線が僕を貫いて 飽き飽きしてんだ 薄汚れたこの生活から救ってくれ このどうしようもない日々の傷口から溢れ出した灰色の夢 これが何者にもなれない僕らが見ている未来 このままじゃ、どうしようもない僕が吐き捨てた彼を呪う言葉も届かぬまま 彼は罰すら与えてはくれないのさ、この僕の愚かさに どうしてこんなに、僕の生活は 昨日にだって今日にだって明日にだって不条理に貫かれ どうにもできない、凡庸な街の隅で天を仰いで唾を吐いても 「彼が僕を救ってくれるの?」 紫の煙が泳いで 「もうそろそろ終わらせてくれないか」 目の前が白く染まるのを待っている 少しずつ明日が近づいて、 この生活から抜け出せずに不安の種を芽吹かせている このどうしようもない日々の傷口から溢れ出した灰色の夢 これが何者にもなれない僕らが見ている未来 このまま消え去ってしまうことさえも叶わずに、僕らは息をした ただ薄汚れた日常の中で、狡猾に餌を奪いあって 斜陽さす小さな窓、206号室で途方に暮れている 街が錆びついていく、子供の声が遠くに聞こえた ここに生まれてしまったこと、醜い姿に育ったことを、書き遺しておく このどうしようもない日々の傷口から溢れ出した灰色の夢 これが何者にもなれない僕らが見ている未来 明日さえどうしようもないほど恐ろしくて、彼を呪う言葉も届かぬなら この手紙を書き遺して終わらせたいんだ、明日が来る前に | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | どうしてこんなに、僕の生活は 朝にだって昼にだって夜にだって理不尽に苛まれ どうにもできない、散らかった部屋の隅で泥水を口に含んでも 「誰が僕を救ってくれるの?」 背後に張り付く視線は、 「彼の目がこちらを見ている」 タバコの煙で顔を隠したって、その視線が僕を貫いて 飽き飽きしてんだ 薄汚れたこの生活から救ってくれ このどうしようもない日々の傷口から溢れ出した灰色の夢 これが何者にもなれない僕らが見ている未来 このままじゃ、どうしようもない僕が吐き捨てた彼を呪う言葉も届かぬまま 彼は罰すら与えてはくれないのさ、この僕の愚かさに どうしてこんなに、僕の生活は 昨日にだって今日にだって明日にだって不条理に貫かれ どうにもできない、凡庸な街の隅で天を仰いで唾を吐いても 「彼が僕を救ってくれるの?」 紫の煙が泳いで 「もうそろそろ終わらせてくれないか」 目の前が白く染まるのを待っている 少しずつ明日が近づいて、 この生活から抜け出せずに不安の種を芽吹かせている このどうしようもない日々の傷口から溢れ出した灰色の夢 これが何者にもなれない僕らが見ている未来 このまま消え去ってしまうことさえも叶わずに、僕らは息をした ただ薄汚れた日常の中で、狡猾に餌を奪いあって 斜陽さす小さな窓、206号室で途方に暮れている 街が錆びついていく、子供の声が遠くに聞こえた ここに生まれてしまったこと、醜い姿に育ったことを、書き遺しておく このどうしようもない日々の傷口から溢れ出した灰色の夢 これが何者にもなれない僕らが見ている未来 明日さえどうしようもないほど恐ろしくて、彼を呪う言葉も届かぬなら この手紙を書き遺して終わらせたいんだ、明日が来る前に |
きっとこの命に意味は無かった耳を塞いでも 目を瞑っても 心臓は脈を打ち続けている 「僕は誰だ?」 誰も答えない 君が例えば、ここで惨めに腑を溢して命を乞うても 「意味のないこと」 疾うに気が付いていた 夜の色 静寂の黒 希死念慮が這いずっている音 救いなど無いと知った 一生神様に縋っても 僕は醜いまま 一体どうして どうして 未だこの呼吸は続いている? 「愛する喜びさえ知ることができたなら」 やっと気づいた 全部 きっとこの命に意味は無かった 耳を塞いでも 目を瞑っても 腐り落ちた感情の匂いは消えないな 「夢を見ることも叶わなかった、無意味な悲劇だ」 繁華街の路地裏で人知れず生き絶える野良犬の目に映った 天使は笑っていた 何もかも全て壊してみたい いつかまた生まれ変わる それが僕は恐ろしくてさ 終わりにしたいと思った 一生神様に縋っても 僕は醜いまま 一体どうして どうして 未だこの呼吸は続いている? 「愛する喜びさえ知ることができたなら」 やっと気づいた 全部 きっとこの命に意味は無かった 観衆の視線に耐えきれなかった惨めな役者 泥を食む暮らしの中 くすんだ眼には何も映らない 氾濫するラブソングで水浸しになっている この街で 救いなど無いと知っていたはずなのに、僕はどうして 一生神様を呪っても 何も変われやしない 一体どうして どうして 未だここで生き永らえている? 天国も地獄も僕には与えられなかった ずっとわかっていたんだ 僕のこの命に意味は無かった こうして僕は 僕は やっと幸福の在り処を見つけたんだ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 耳を塞いでも 目を瞑っても 心臓は脈を打ち続けている 「僕は誰だ?」 誰も答えない 君が例えば、ここで惨めに腑を溢して命を乞うても 「意味のないこと」 疾うに気が付いていた 夜の色 静寂の黒 希死念慮が這いずっている音 救いなど無いと知った 一生神様に縋っても 僕は醜いまま 一体どうして どうして 未だこの呼吸は続いている? 「愛する喜びさえ知ることができたなら」 やっと気づいた 全部 きっとこの命に意味は無かった 耳を塞いでも 目を瞑っても 腐り落ちた感情の匂いは消えないな 「夢を見ることも叶わなかった、無意味な悲劇だ」 繁華街の路地裏で人知れず生き絶える野良犬の目に映った 天使は笑っていた 何もかも全て壊してみたい いつかまた生まれ変わる それが僕は恐ろしくてさ 終わりにしたいと思った 一生神様に縋っても 僕は醜いまま 一体どうして どうして 未だこの呼吸は続いている? 「愛する喜びさえ知ることができたなら」 やっと気づいた 全部 きっとこの命に意味は無かった 観衆の視線に耐えきれなかった惨めな役者 泥を食む暮らしの中 くすんだ眼には何も映らない 氾濫するラブソングで水浸しになっている この街で 救いなど無いと知っていたはずなのに、僕はどうして 一生神様を呪っても 何も変われやしない 一体どうして どうして 未だここで生き永らえている? 天国も地獄も僕には与えられなかった ずっとわかっていたんだ 僕のこの命に意味は無かった こうして僕は 僕は やっと幸福の在り処を見つけたんだ |
記憶の水槽大嫌いな君の靴 海に沈めてしまって もう 明日には忘れているから きっと君のことなんて 恋をしていた 飴玉のような いつか溶けてしまうってことも思い出せなくなってさ 溺れていた 海が凍りついた朝のような痛みの中で 目を閉じて 大嫌いな君の靴 海に沈めてしまっても なにもかも覚えている ただ、水槽が満ちて溢れ出した 止まった時計の針、二度とは動かない心臓 あの時見えていたはずの景色ですらも灰に消えるような 恋をしていた 最後の記録で、君が煙になって冬の天井に消えてさ 凍りついた私の記憶の水槽は、今でも眠りの中だ 誰も死なない病棟のように、過去の手紙に溺れてしまえ 明日がもう来ないのならば 氷の底でさ 春を夢見るだけ 恋をしている 飴玉のように記憶の海に溶けて、全てが灰色になっても 君が笑って私の選択を許してくれる 二人は水槽で沈んでいく さよならが言えないまま 彼女はずっと夢を見て 今日が終わってまた今日が始まる朝でも、笑うだけだった | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 大嫌いな君の靴 海に沈めてしまって もう 明日には忘れているから きっと君のことなんて 恋をしていた 飴玉のような いつか溶けてしまうってことも思い出せなくなってさ 溺れていた 海が凍りついた朝のような痛みの中で 目を閉じて 大嫌いな君の靴 海に沈めてしまっても なにもかも覚えている ただ、水槽が満ちて溢れ出した 止まった時計の針、二度とは動かない心臓 あの時見えていたはずの景色ですらも灰に消えるような 恋をしていた 最後の記録で、君が煙になって冬の天井に消えてさ 凍りついた私の記憶の水槽は、今でも眠りの中だ 誰も死なない病棟のように、過去の手紙に溺れてしまえ 明日がもう来ないのならば 氷の底でさ 春を夢見るだけ 恋をしている 飴玉のように記憶の海に溶けて、全てが灰色になっても 君が笑って私の選択を許してくれる 二人は水槽で沈んでいく さよならが言えないまま 彼女はずっと夢を見て 今日が終わってまた今日が始まる朝でも、笑うだけだった |
初夏、殺意は街を浸す病のように青すぎる天井から逃れて、狂ったように冷えた箱の中 煙を喫む蘭服に睨まれて、自分が酷く愚かしく思えた コンクリートの上で気化する想像が、やけに生々しい 今日も渋谷の喧騒が灰に帰す夢で眠りに就く 君のその声が過去になる前に、僕を殺してくれないか 夏に毒されて茹だった頭で、それなりの愛を歌っている コンクリートの上を逃げてくように、 君の背中に渦巻く沈黙と怨恨を見送るとき 君がその声を捨ててしまう前に、僕を殺してくれないか 熱に冒されていかれた頭で、嘘塗れの愛を歌う 六月に溶けた花嫁のように、白が君を連れ去っても 神など要らない 夏の不条理に潰されぬように背を向けて 夏に毒されて茹だった頭で、それなりの愛を歌っている | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 青すぎる天井から逃れて、狂ったように冷えた箱の中 煙を喫む蘭服に睨まれて、自分が酷く愚かしく思えた コンクリートの上で気化する想像が、やけに生々しい 今日も渋谷の喧騒が灰に帰す夢で眠りに就く 君のその声が過去になる前に、僕を殺してくれないか 夏に毒されて茹だった頭で、それなりの愛を歌っている コンクリートの上を逃げてくように、 君の背中に渦巻く沈黙と怨恨を見送るとき 君がその声を捨ててしまう前に、僕を殺してくれないか 熱に冒されていかれた頭で、嘘塗れの愛を歌う 六月に溶けた花嫁のように、白が君を連れ去っても 神など要らない 夏の不条理に潰されぬように背を向けて 夏に毒されて茹だった頭で、それなりの愛を歌っている |
それでも僕らの呼吸は止まない立ち止まってしまった日の記憶、回想に意味はないのに 明日への恐怖に目を背けて、救済を願ってしまうな 「答えはどこにも転がっていない」 君は今を見据えているか 「この生に意味を与えるのは」 僕で、君だ 気づいているだろう ただそこで息をしていても、救いなんてないよ、そう 未来に縋って呼吸を繰り返していくこと きっと何十回も何千回もこの人生に失望して、その度自分を嫌うのだろう きっと何百回も何万回も食傷した劣等感に沈んで、 それでもこうして歌っている 僕の凡庸を知った日のこと こんな運命を恨んでも 明日もどうせ変われないまま、感傷に浸っているだけ 「お前の無力さを呪っていても」 神は何も与えてはくれない 「その生に意味があるとすれば」 お前がその目を凝らして探せよ ただそこで息をしていても、救いなんてないよ、そう 未来に縋って命を燃やしてみせてよ きっと何十回も何千回も不甲斐ない僕を嘲笑して、 その度鼓膜を揺らすのだろう きっと何百回も何万回もくだらない生を終えようとしている それでも呼吸は止まらないな いま呼吸をしている君も僕もこの人生に失望して、 それでも命を燃やすのだろう たかが数十年の一生涯に希望が無くても、その命の火は きっと何十回も何千回もこの人生に失望して、その度自分を嫌うのだろう きっと何百回も何万回も食傷した劣等感に沈んで、 それでもこうして生きている | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 立ち止まってしまった日の記憶、回想に意味はないのに 明日への恐怖に目を背けて、救済を願ってしまうな 「答えはどこにも転がっていない」 君は今を見据えているか 「この生に意味を与えるのは」 僕で、君だ 気づいているだろう ただそこで息をしていても、救いなんてないよ、そう 未来に縋って呼吸を繰り返していくこと きっと何十回も何千回もこの人生に失望して、その度自分を嫌うのだろう きっと何百回も何万回も食傷した劣等感に沈んで、 それでもこうして歌っている 僕の凡庸を知った日のこと こんな運命を恨んでも 明日もどうせ変われないまま、感傷に浸っているだけ 「お前の無力さを呪っていても」 神は何も与えてはくれない 「その生に意味があるとすれば」 お前がその目を凝らして探せよ ただそこで息をしていても、救いなんてないよ、そう 未来に縋って命を燃やしてみせてよ きっと何十回も何千回も不甲斐ない僕を嘲笑して、 その度鼓膜を揺らすのだろう きっと何百回も何万回もくだらない生を終えようとしている それでも呼吸は止まらないな いま呼吸をしている君も僕もこの人生に失望して、 それでも命を燃やすのだろう たかが数十年の一生涯に希望が無くても、その命の火は きっと何十回も何千回もこの人生に失望して、その度自分を嫌うのだろう きっと何百回も何万回も食傷した劣等感に沈んで、 それでもこうして生きている |
過ち自分の命が今閉じること ゼロに還ること、忘れられること 誰にも愛されなくなること そのどれもが恐ろしくて眠れないこと いつまでこうして 愛を買って、愛を売って 汚れた両手、誰に触れたいの? 居場所なんてどこにもないな 愛を買って、愛を売って それでもずっと、卑しく息をする僕を 殺してくれよ こんな世界に未練がある人 終わりのイメージに苛まれる人 消費し、消費されていく命の そのどれもを哀れまずにいられないこと いつまでこうして 愛を買って、愛を売って 汚れた両目、誰と合わせたいの? 居場所なんてどこにもないのに 愛を吸って、血脈に打って 一時の幸福に目が眩んでいる ここで僕を終わらせるべきだと思った 僕はずっと、 僕はずっと、 僕はずっと、 悔やみ続けていられない あの過ちを忘れないように、記憶に焼き付けて この命を閉じてしまおう | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 自分の命が今閉じること ゼロに還ること、忘れられること 誰にも愛されなくなること そのどれもが恐ろしくて眠れないこと いつまでこうして 愛を買って、愛を売って 汚れた両手、誰に触れたいの? 居場所なんてどこにもないな 愛を買って、愛を売って それでもずっと、卑しく息をする僕を 殺してくれよ こんな世界に未練がある人 終わりのイメージに苛まれる人 消費し、消費されていく命の そのどれもを哀れまずにいられないこと いつまでこうして 愛を買って、愛を売って 汚れた両目、誰と合わせたいの? 居場所なんてどこにもないのに 愛を吸って、血脈に打って 一時の幸福に目が眩んでいる ここで僕を終わらせるべきだと思った 僕はずっと、 僕はずっと、 僕はずっと、 悔やみ続けていられない あの過ちを忘れないように、記憶に焼き付けて この命を閉じてしまおう |
波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。くだらない愛の結果で僕らは生まれ落ちて 呼吸さえ強いられているけど 綺麗な言葉並べて、醜さに蓋をして 自分を愛せないままだな ずっと。 くだらない嘘を言う度青色こぼれ落ちた、ガラスの瞳が綺麗で 君のその瞼のように優しいひとになってさ そんな僕を愛したいんだよ 「わたしの呼吸に終わりがあること」 君の声を覚えている 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのか、なんてさ 他愛ない嘘が染みた積み木で遊んでいる 崩れるその日を待っている 澄み切った夜の静寂 君の頬の紅色で もうすぐ桜が咲くんだろう 僕らの呼吸に意味がなくても、二人はまた恋をする 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している そして君も夜の海に還っていくんだろう 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 囚われている ねぇ、覚えているかな いつかの春の朝に 桜の樹の下で約束したこと 思い出も君の名前も、いつの日か失ってしまって 僕もいつかこの海とひとつになるんだろう 君のいない冬の空気が僕の頬を刺すその痛みさえ 愛していたい 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのかな こうして冬が終わって、青い春がくる | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | くだらない愛の結果で僕らは生まれ落ちて 呼吸さえ強いられているけど 綺麗な言葉並べて、醜さに蓋をして 自分を愛せないままだな ずっと。 くだらない嘘を言う度青色こぼれ落ちた、ガラスの瞳が綺麗で 君のその瞼のように優しいひとになってさ そんな僕を愛したいんだよ 「わたしの呼吸に終わりがあること」 君の声を覚えている 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのか、なんてさ 他愛ない嘘が染みた積み木で遊んでいる 崩れるその日を待っている 澄み切った夜の静寂 君の頬の紅色で もうすぐ桜が咲くんだろう 僕らの呼吸に意味がなくても、二人はまた恋をする 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している そして君も夜の海に還っていくんだろう 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 囚われている ねぇ、覚えているかな いつかの春の朝に 桜の樹の下で約束したこと 思い出も君の名前も、いつの日か失ってしまって 僕もいつかこの海とひとつになるんだろう 君のいない冬の空気が僕の頬を刺すその痛みさえ 愛していたい 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのかな こうして冬が終わって、青い春がくる |
君が夜の海に還るまでいつか僕も夜の海に還るから、その時まで さよならをしよう 「嫌いなあなたの とても綺麗な声を 忘れてしまえたら いつかは救われるかな 嫌いなあなたと 笑い合いたいと思えば それはきっと呪いのように わたしを縛るのだろう」 震える手で手紙を書いた その喉はもう二度と震えないのに いつか君が夜の海に還るまで、僕の声を覚えていて いつか僕も夜の海に還るから、その時まで、さよならをしよう 「嫌いなあなたの とても綺麗な声を 忘れてしまえたら いつかは救われるかな」 病室の窓から救いの羽音が鳴って、 筆を置いた君の頬から熱が失くなっていたんだ こうして君の身体は ひとつまたひとつ、朽ちていった いつか君が夜の海に還るまで、僕の声を覚えていて いつか僕も夜の海に還るから、その時まで、さよならをしよう いつか、春の花曇りの空の下 君の声は覚えている いつか 君は朝桜のように笑う その時まで忘れないから 君が春の青ざめた空に溶けた 君の頬の薄紅に染まったような、桜の木の下で待っている | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | いつか僕も夜の海に還るから、その時まで さよならをしよう 「嫌いなあなたの とても綺麗な声を 忘れてしまえたら いつかは救われるかな 嫌いなあなたと 笑い合いたいと思えば それはきっと呪いのように わたしを縛るのだろう」 震える手で手紙を書いた その喉はもう二度と震えないのに いつか君が夜の海に還るまで、僕の声を覚えていて いつか僕も夜の海に還るから、その時まで、さよならをしよう 「嫌いなあなたの とても綺麗な声を 忘れてしまえたら いつかは救われるかな」 病室の窓から救いの羽音が鳴って、 筆を置いた君の頬から熱が失くなっていたんだ こうして君の身体は ひとつまたひとつ、朽ちていった いつか君が夜の海に還るまで、僕の声を覚えていて いつか僕も夜の海に還るから、その時まで、さよならをしよう いつか、春の花曇りの空の下 君の声は覚えている いつか 君は朝桜のように笑う その時まで忘れないから 君が春の青ざめた空に溶けた 君の頬の薄紅に染まったような、桜の木の下で待っている |
夢遊病者は此岸にて暗い四畳半の隅で同じ過ちを犯し続けている 口から吐いた煙の数だけ醜い自分を忘れてしまえた 夜が今日もこの部屋を喰らい尽くしてしまうから、 幸福な夢の世界に逃げ込むのさ 真っ白の「ひとがた」が僕に光を与えた もう二度と手放せないな この痛みは 「君を殺してしまった今日」でさえも 「明日と変わらない今日」で 僕は今知ってしまった どうして僕が誰も愛せないでいたのか 桃色の亡霊が這いずっている部屋 幻聴は鼓膜を打った 死ぬまで解けない呪いに浸かりきった僕はもう救えないな 暗い四畳半の隅で同じ過ちを犯し続けている 煙を吸って見る夢の中では 明日の不安さえもなくなった いつか僕はこの部屋で孤独を抱いて消えるから、 せめて今だけ未来を忘れたいのさ 真っ白の「ひとがた」が僕に与えた光を もう二度と手放さない 終わりの時まで 「君を殺してしまった今日」でさえも 肉体の糧になって たった今知ってしまった どうして僕の眼球は濁っているのか 桃色の亡霊が這いずっている部屋 全身が海になっていく 死ぬまで解けない呪いが凡庸な僕に救いを与えるんだ 水銀で満ちた浴槽、浸かってしまった僕の軽忽さを そう、誰も彼もが笑っている 抜け出せないんだ ずっと この人生はもうお終いにしよう 僕が僕を許してしまう前にさ 巨大な不安が黒いカーテンのように目の前を遮っている どこかで狂ってしまった僕の生は、あまりに稚拙な悲劇だ 今頃天井で笑っているだろう この人形の終幕を 死ぬまで解けない呪いを、ここで今終わらせてしまおうか | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 暗い四畳半の隅で同じ過ちを犯し続けている 口から吐いた煙の数だけ醜い自分を忘れてしまえた 夜が今日もこの部屋を喰らい尽くしてしまうから、 幸福な夢の世界に逃げ込むのさ 真っ白の「ひとがた」が僕に光を与えた もう二度と手放せないな この痛みは 「君を殺してしまった今日」でさえも 「明日と変わらない今日」で 僕は今知ってしまった どうして僕が誰も愛せないでいたのか 桃色の亡霊が這いずっている部屋 幻聴は鼓膜を打った 死ぬまで解けない呪いに浸かりきった僕はもう救えないな 暗い四畳半の隅で同じ過ちを犯し続けている 煙を吸って見る夢の中では 明日の不安さえもなくなった いつか僕はこの部屋で孤独を抱いて消えるから、 せめて今だけ未来を忘れたいのさ 真っ白の「ひとがた」が僕に与えた光を もう二度と手放さない 終わりの時まで 「君を殺してしまった今日」でさえも 肉体の糧になって たった今知ってしまった どうして僕の眼球は濁っているのか 桃色の亡霊が這いずっている部屋 全身が海になっていく 死ぬまで解けない呪いが凡庸な僕に救いを与えるんだ 水銀で満ちた浴槽、浸かってしまった僕の軽忽さを そう、誰も彼もが笑っている 抜け出せないんだ ずっと この人生はもうお終いにしよう 僕が僕を許してしまう前にさ 巨大な不安が黒いカーテンのように目の前を遮っている どこかで狂ってしまった僕の生は、あまりに稚拙な悲劇だ 今頃天井で笑っているだろう この人形の終幕を 死ぬまで解けない呪いを、ここで今終わらせてしまおうか |
輪郭その輪郭をそっとなぞる 君の小さな背に浮かぶ 少し骨ばったような稜線 僕は息を止めている 青く血脈の透けたやわ肌 君の過去を語っているようで それを僕はなぞっていく 君は息を漏らしている 今日で幾度めの夜か 数えきれないほどを越えた でもきっとここでさよならだよ 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 二人で傷つけた互いの首筋から ひとしずくの赤をこぼした 窓に差した薄い明かりで 目を覚ました僕はひとりだった この部屋で目を覚ますのはもう何度目のことだろうって 昼か夕かすらわからなくって 枕に残った君の残り香を 君の吸いさしの煙草に火をつける 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 君が僕を忘れて誰かを愛せたなら こぼれ落ちたひとしずくの青で この夜を染めて眠りたいから | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | その輪郭をそっとなぞる 君の小さな背に浮かぶ 少し骨ばったような稜線 僕は息を止めている 青く血脈の透けたやわ肌 君の過去を語っているようで それを僕はなぞっていく 君は息を漏らしている 今日で幾度めの夜か 数えきれないほどを越えた でもきっとここでさよならだよ 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 二人で傷つけた互いの首筋から ひとしずくの赤をこぼした 窓に差した薄い明かりで 目を覚ました僕はひとりだった この部屋で目を覚ますのはもう何度目のことだろうって 昼か夕かすらわからなくって 枕に残った君の残り香を 君の吸いさしの煙草に火をつける 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 君が僕を忘れて誰かを愛せたなら こぼれ落ちたひとしずくの青で この夜を染めて眠りたいから |
I DO LOVE YOU. (Interlude)僕たちはただひとつだけ間違えてしまったようだ 生活にひとつ垂らした違和感がそう、溶けきるまで 僕たちはただ互いを知りすぎてしまったようだ ただ僕は ただ僕は ただ僕は ただ僕は I DO LOVE YOU. | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 僕たちはただひとつだけ間違えてしまったようだ 生活にひとつ垂らした違和感がそう、溶けきるまで 僕たちはただ互いを知りすぎてしまったようだ ただ僕は ただ僕は ただ僕は ただ僕は I DO LOVE YOU. |
I DO NOT LOVE YOU.数え切れないほど嘘をついて 拭え切れないほど汚れてしまった 僕もあなたも同じだった 無意味な憂鬱にしがみついている 誰か、僕の悲しみに気づいて 誰か、僕の憎しみをほどいて 誰か、僕の苦しみに寄り添っていて 頬を撫でて、僕の背をさすってくれないか “I DO NOT LOVE YOU.” “I DO NOT HATE YOU, TOO.” “I DO NOT LOVE YOU ALL.” “I DO NOT LOVE YOU.” I've run away 'cause given a lot of pains. Her name is “lain”, the ghost, a whitest ray of hope. I know, I was stupid to wish to be a human. So putrid were my empty pupils that I was excluded. “I'm alone. I'm alone. I'm alone.” Someone's about to be taken by Lord. “I'm alone. I'm alone. I'm alone.” I'll be waiting for the salvation of my soul. “I DO NOT LOVE YOU.” “I DO NOT HATE YOU, TOO.” “I DO NOT LOVE YOU ALL.” “I DO NOT LOVE YOU.” 誰か、僕の悲しみに気づいて 誰か、僕の憎しみをほどいて 誰か、僕の苦しみに寄り添っていて 頬を撫でて、僕の背をさすってくれないか 誰も、僕を憎むことはないけど 誰も、僕を愛すこともないから 君は、君は、君だけは離れないでいて 青く冷えた僕の手を握っていてほしいんだ “I DO NOT LOVE YOU.” “I DO NOT HATE YOU, TOO.” “I DO NOT LOVE YOU ALL.” “I DO NOT LOVE YOU.” “I DO NOT LOVE YOU.” “I DO NOT HATE YOU, TOO.” “I DO NOT LOVE YOU ALL.” “I DO NOT LOVE YOU.” I DO NOT LOVE YOU. | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 数え切れないほど嘘をついて 拭え切れないほど汚れてしまった 僕もあなたも同じだった 無意味な憂鬱にしがみついている 誰か、僕の悲しみに気づいて 誰か、僕の憎しみをほどいて 誰か、僕の苦しみに寄り添っていて 頬を撫でて、僕の背をさすってくれないか “I DO NOT LOVE YOU.” “I DO NOT HATE YOU, TOO.” “I DO NOT LOVE YOU ALL.” “I DO NOT LOVE YOU.” I've run away 'cause given a lot of pains. Her name is “lain”, the ghost, a whitest ray of hope. I know, I was stupid to wish to be a human. So putrid were my empty pupils that I was excluded. “I'm alone. I'm alone. I'm alone.” Someone's about to be taken by Lord. “I'm alone. I'm alone. I'm alone.” I'll be waiting for the salvation of my soul. “I DO NOT LOVE YOU.” “I DO NOT HATE YOU, TOO.” “I DO NOT LOVE YOU ALL.” “I DO NOT LOVE YOU.” 誰か、僕の悲しみに気づいて 誰か、僕の憎しみをほどいて 誰か、僕の苦しみに寄り添っていて 頬を撫でて、僕の背をさすってくれないか 誰も、僕を憎むことはないけど 誰も、僕を愛すこともないから 君は、君は、君だけは離れないでいて 青く冷えた僕の手を握っていてほしいんだ “I DO NOT LOVE YOU.” “I DO NOT HATE YOU, TOO.” “I DO NOT LOVE YOU ALL.” “I DO NOT LOVE YOU.” “I DO NOT LOVE YOU.” “I DO NOT HATE YOU, TOO.” “I DO NOT LOVE YOU ALL.” “I DO NOT LOVE YOU.” I DO NOT LOVE YOU. |