トリガーハッピーねぇ、哀れにも人として享けた生に於いて 人を妬み傲って、ナルシシズムに堕して 時に色に溺れ慰めあってる はぁ、それじゃあ天国は遠いね ほら、烏合の衆が何か燃やしている 番った男女が泥塗りあって笑っている Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy ねぇ、惨めにも人として享けた生に於いて 己が不幸嘆いて、メタフィジカに逃れて 悲嘆に暮れてる間に次の春だよ はぁ、まったく天国は遠いね たかが10グラム弱の鉛ひとつで弾け飛ぶような泥人形のせいで、 生まれ来る煩悩の類が ウザったくて仕方がないよな だから全部壊してやんのさ ほら、烏合の衆が何か燃やしている また一つ「正しさ」が彼の亡霊のエサに成り果てる みんな空を仰いでセイブミーと喚いている 煩くてかなわないな 僕は悲しくて引き金を引く Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | ねぇ、哀れにも人として享けた生に於いて 人を妬み傲って、ナルシシズムに堕して 時に色に溺れ慰めあってる はぁ、それじゃあ天国は遠いね ほら、烏合の衆が何か燃やしている 番った男女が泥塗りあって笑っている Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy ねぇ、惨めにも人として享けた生に於いて 己が不幸嘆いて、メタフィジカに逃れて 悲嘆に暮れてる間に次の春だよ はぁ、まったく天国は遠いね たかが10グラム弱の鉛ひとつで弾け飛ぶような泥人形のせいで、 生まれ来る煩悩の類が ウザったくて仕方がないよな だから全部壊してやんのさ ほら、烏合の衆が何か燃やしている また一つ「正しさ」が彼の亡霊のエサに成り果てる みんな空を仰いでセイブミーと喚いている 煩くてかなわないな 僕は悲しくて引き金を引く Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy |
Stoned Child不幸自慢とアルコール 爆弾みたいなチャンポンかまして (tick, tick-tock, tick-tock) 気づいたら知らないベッドの上 絞首台で待っている囚人みたいにビクついてたって (ding, ding-dong, ding-dong) 時間切れのチャイムが鳴った マヒった脳がやらかくなってく! 千鳥みたいにジグザグに踊っている みっともないよな アミグダラとろけだしてしまう! この世の全部を許したくなった まぁ一息つこうぜ ウィーアーストーンドチルドレン 流れていく時間はずっとスロウなままで 感覚だけ尖っていった 「人間なんて辞めちまおうぜ」 ウィーアーストーンドチルドレン かわいそうな私、だなんて ベロベロに酔っ払ってもいいじゃないか 足がもつれて歩けないね 繰り返す同じ話 中身は無しの数時間 ふらつく足踏み出し 疼き出すマンチー そしてまた後悔 チルタイム終わりの合図 「閉店のお時間です」 始発を待つ間に昇る太陽が この無為な生活を照らした バグった脳に警告の痛み グロい夢ん中で絶頂したんだ どうしようもないな また出会ったね ピンクの亡霊 鼓膜を裂くような声で喚いている そうカリカリすんなよ ウィーアーストーンドチルドレン 流れていく時間はずっとスロウなままで 感覚だけ尖っていった 「人間なんて辞めちまおうぜ」 ウィーアーストーンドチルドレン かわいそうな私、だなんて ベロベロに酔っ払ってもいいじゃないか 足がもつれて歩けないね へべれけじゃなきゃ生きれないよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 不幸自慢とアルコール 爆弾みたいなチャンポンかまして (tick, tick-tock, tick-tock) 気づいたら知らないベッドの上 絞首台で待っている囚人みたいにビクついてたって (ding, ding-dong, ding-dong) 時間切れのチャイムが鳴った マヒった脳がやらかくなってく! 千鳥みたいにジグザグに踊っている みっともないよな アミグダラとろけだしてしまう! この世の全部を許したくなった まぁ一息つこうぜ ウィーアーストーンドチルドレン 流れていく時間はずっとスロウなままで 感覚だけ尖っていった 「人間なんて辞めちまおうぜ」 ウィーアーストーンドチルドレン かわいそうな私、だなんて ベロベロに酔っ払ってもいいじゃないか 足がもつれて歩けないね 繰り返す同じ話 中身は無しの数時間 ふらつく足踏み出し 疼き出すマンチー そしてまた後悔 チルタイム終わりの合図 「閉店のお時間です」 始発を待つ間に昇る太陽が この無為な生活を照らした バグった脳に警告の痛み グロい夢ん中で絶頂したんだ どうしようもないな また出会ったね ピンクの亡霊 鼓膜を裂くような声で喚いている そうカリカリすんなよ ウィーアーストーンドチルドレン 流れていく時間はずっとスロウなままで 感覚だけ尖っていった 「人間なんて辞めちまおうぜ」 ウィーアーストーンドチルドレン かわいそうな私、だなんて ベロベロに酔っ払ってもいいじゃないか 足がもつれて歩けないね へべれけじゃなきゃ生きれないよ |
記憶の水槽大嫌いな君の靴 海に沈めてしまって もう 明日には忘れているから きっと君のことなんて 恋をしていた 飴玉のような いつか溶けてしまうってことも思い出せなくなってさ 溺れていた 海が凍りついた朝のような痛みの中で 目を閉じて 大嫌いな君の靴 海に沈めてしまっても なにもかも覚えている ただ、水槽が満ちて溢れ出した 止まった時計の針、二度とは動かない心臓 あの時見えていたはずの景色ですらも灰に消えるような 恋をしていた 最後の記録で、君が煙になって冬の天井に消えてさ 凍りついた私の記憶の水槽は、今でも眠りの中だ 誰も死なない病棟のように、過去の手紙に溺れてしまえ 明日がもう来ないのならば 氷の底でさ 春を夢見るだけ 恋をしている 飴玉のように記憶の海に溶けて、全てが灰色になっても 君が笑って私の選択を許してくれる 二人は水槽で沈んでいく さよならが言えないまま 彼女はずっと夢を見て 今日が終わってまた今日が始まる朝でも、笑うだけだった | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 大嫌いな君の靴 海に沈めてしまって もう 明日には忘れているから きっと君のことなんて 恋をしていた 飴玉のような いつか溶けてしまうってことも思い出せなくなってさ 溺れていた 海が凍りついた朝のような痛みの中で 目を閉じて 大嫌いな君の靴 海に沈めてしまっても なにもかも覚えている ただ、水槽が満ちて溢れ出した 止まった時計の針、二度とは動かない心臓 あの時見えていたはずの景色ですらも灰に消えるような 恋をしていた 最後の記録で、君が煙になって冬の天井に消えてさ 凍りついた私の記憶の水槽は、今でも眠りの中だ 誰も死なない病棟のように、過去の手紙に溺れてしまえ 明日がもう来ないのならば 氷の底でさ 春を夢見るだけ 恋をしている 飴玉のように記憶の海に溶けて、全てが灰色になっても 君が笑って私の選択を許してくれる 二人は水槽で沈んでいく さよならが言えないまま 彼女はずっと夢を見て 今日が終わってまた今日が始まる朝でも、笑うだけだった |
きっとこの命に意味は無かった耳を塞いでも 目を瞑っても 心臓は脈を打ち続けている 「僕は誰だ?」 誰も答えない 君が例えば、ここで惨めに腑を溢して命を乞うても 「意味のないこと」 疾うに気が付いていた 夜の色 静寂の黒 希死念慮が這いずっている音 救いなど無いと知った 一生神様に縋っても 僕は醜いまま 一体どうして どうして 未だこの呼吸は続いている? 「愛する喜びさえ知ることができたなら」 やっと気づいた 全部 きっとこの命に意味は無かった 耳を塞いでも 目を瞑っても 腐り落ちた感情の匂いは消えないな 「夢を見ることも叶わなかった、無意味な悲劇だ」 繁華街の路地裏で人知れず生き絶える野良犬の目に映った 天使は笑っていた 何もかも全て壊してみたい いつかまた生まれ変わる それが僕は恐ろしくてさ 終わりにしたいと思った 一生神様に縋っても 僕は醜いまま 一体どうして どうして 未だこの呼吸は続いている? 「愛する喜びさえ知ることができたなら」 やっと気づいた 全部 きっとこの命に意味は無かった 観衆の視線に耐えきれなかった惨めな役者 泥を食む暮らしの中 くすんだ眼には何も映らない 氾濫するラブソングで水浸しになっている この街で 救いなど無いと知っていたはずなのに、僕はどうして 一生神様を呪っても 何も変われやしない 一体どうして どうして 未だここで生き永らえている? 天国も地獄も僕には与えられなかった ずっとわかっていたんだ 僕のこの命に意味は無かった こうして僕は 僕は やっと幸福の在り処を見つけたんだ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 耳を塞いでも 目を瞑っても 心臓は脈を打ち続けている 「僕は誰だ?」 誰も答えない 君が例えば、ここで惨めに腑を溢して命を乞うても 「意味のないこと」 疾うに気が付いていた 夜の色 静寂の黒 希死念慮が這いずっている音 救いなど無いと知った 一生神様に縋っても 僕は醜いまま 一体どうして どうして 未だこの呼吸は続いている? 「愛する喜びさえ知ることができたなら」 やっと気づいた 全部 きっとこの命に意味は無かった 耳を塞いでも 目を瞑っても 腐り落ちた感情の匂いは消えないな 「夢を見ることも叶わなかった、無意味な悲劇だ」 繁華街の路地裏で人知れず生き絶える野良犬の目に映った 天使は笑っていた 何もかも全て壊してみたい いつかまた生まれ変わる それが僕は恐ろしくてさ 終わりにしたいと思った 一生神様に縋っても 僕は醜いまま 一体どうして どうして 未だこの呼吸は続いている? 「愛する喜びさえ知ることができたなら」 やっと気づいた 全部 きっとこの命に意味は無かった 観衆の視線に耐えきれなかった惨めな役者 泥を食む暮らしの中 くすんだ眼には何も映らない 氾濫するラブソングで水浸しになっている この街で 救いなど無いと知っていたはずなのに、僕はどうして 一生神様を呪っても 何も変われやしない 一体どうして どうして 未だここで生き永らえている? 天国も地獄も僕には与えられなかった ずっとわかっていたんだ 僕のこの命に意味は無かった こうして僕は 僕は やっと幸福の在り処を見つけたんだ |
夜がこわれる不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 枯れていく体温、表皮から僕でなくなっていく アイロンで均された地表、人々はみな退行の一途を辿る 今日のこと 誇大妄想に投与したレクサプロ 社交不安症、示唆的な「エス・エー・ディー」 暗い部屋、深い底、異常 僕の理解者はいなくて 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 壊れ出した夜から逃げようにも 左回りの時計が見つかんない 地下シェルターは満員 椅子取りでサリン撒かれる事態に 蜘蛛の糸掴んだ牛建陀多みたいなあんたらを救う神などいないが 不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 割れる地平の線の奥、赤黒い錆、巨大な球体だ 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 地平線の彼方から罅が入る午前4時の孤独、漏れだす太陽が俺を酷く、打ちのめす それはまるで核シェルターの天井が割れる如く、僕らを真っ白にする光だった 解答の無い問いを前にして僕らは 崩れ壊れ落ちて凍る夜、貪る夜の奥、深い孤独、悟り踊る猿を見る 恒星はまだ光を放っている 誰も彼も腐れ糧は失われて成れの果てに 独り呟く 夜がこわれる When I die you all will love me, i think Rest in peace, Lil Peep I feel empty, too | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 枯れていく体温、表皮から僕でなくなっていく アイロンで均された地表、人々はみな退行の一途を辿る 今日のこと 誇大妄想に投与したレクサプロ 社交不安症、示唆的な「エス・エー・ディー」 暗い部屋、深い底、異常 僕の理解者はいなくて 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 壊れ出した夜から逃げようにも 左回りの時計が見つかんない 地下シェルターは満員 椅子取りでサリン撒かれる事態に 蜘蛛の糸掴んだ牛建陀多みたいなあんたらを救う神などいないが 不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 割れる地平の線の奥、赤黒い錆、巨大な球体だ 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 地平線の彼方から罅が入る午前4時の孤独、漏れだす太陽が俺を酷く、打ちのめす それはまるで核シェルターの天井が割れる如く、僕らを真っ白にする光だった 解答の無い問いを前にして僕らは 崩れ壊れ落ちて凍る夜、貪る夜の奥、深い孤独、悟り踊る猿を見る 恒星はまだ光を放っている 誰も彼も腐れ糧は失われて成れの果てに 独り呟く 夜がこわれる When I die you all will love me, i think Rest in peace, Lil Peep I feel empty, too |
泥中の蓮生まれた時には終わっていた この悪い夢はいつまで続くのか 油の浮いた水面にボウフラが湧くように 群れを成した 押し付けられた不条理の中 逃げ出すことさえ怖くてただ 微睡んでいる あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 背負った憎しみで僕らはいつから 眠りこけた睡蓮のようだ 生まれた時には終わっていた 泥濘みに足をとられてもがいていた 傍らをふと見遣れば 蓮が笑うように揺れていたんだ ずっと醒めない悪夢の中 いつまでもこの夜の闇が明けないまま あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 濁った泥中で僕らはいつまで 咲き方を知らずにいるんだ 光のない場所で萎えてうなだれた花びら 醜さゆえ疎まれたその種が肥えていく あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて それでも暁が僕らを照らして 白く染まる日を待っているんだ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 生まれた時には終わっていた この悪い夢はいつまで続くのか 油の浮いた水面にボウフラが湧くように 群れを成した 押し付けられた不条理の中 逃げ出すことさえ怖くてただ 微睡んでいる あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 背負った憎しみで僕らはいつから 眠りこけた睡蓮のようだ 生まれた時には終わっていた 泥濘みに足をとられてもがいていた 傍らをふと見遣れば 蓮が笑うように揺れていたんだ ずっと醒めない悪夢の中 いつまでもこの夜の闇が明けないまま あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 濁った泥中で僕らはいつまで 咲き方を知らずにいるんだ 光のない場所で萎えてうなだれた花びら 醜さゆえ疎まれたその種が肥えていく あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて それでも暁が僕らを照らして 白く染まる日を待っているんだ |
クラブ・アンリアリティ悲しみで溢れている極彩色の仮想空間にて 青い鳥たちは今日も午前3時の孤独をさえずってる 「ねぇどうして、彼女らはサッド・ガールを気取っているの?」 「数万年単位で仕込まれてきた遺伝子のせいだってこと!」 天国なんてここにはないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 現実なんて逃げ出して ねぇきみもおいでよ クラブ・アンリアリティへ あの日からずっとそうだ 逃げ場がない、悲しみの置き場がない ヤケクソの子供たちをゲームボーイだけが救ってきたんだ 「ねぇどうして、信じていた『天国』は見当たらないの?」 「数千年単位で仕掛けられていたドッキリだったってこと!」 真実なんてどこにもないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 極彩色マシマシのサイケな夢を見ようぜ クラブ・アンリアリティで 「寂しい」と繰り返すだけの、プログラムに成り下がったきみも 素敵だと思うよ 天国なんてここにはないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 現実なんて逃げ出して ねぇきみもおいでよ クラブ・アンリアリティ たったひとつの逃げ場所なんだ それぞれの悲しみが許されてる 死んでみるのはまた今度 何して遊ぼうか? | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 悲しみで溢れている極彩色の仮想空間にて 青い鳥たちは今日も午前3時の孤独をさえずってる 「ねぇどうして、彼女らはサッド・ガールを気取っているの?」 「数万年単位で仕込まれてきた遺伝子のせいだってこと!」 天国なんてここにはないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 現実なんて逃げ出して ねぇきみもおいでよ クラブ・アンリアリティへ あの日からずっとそうだ 逃げ場がない、悲しみの置き場がない ヤケクソの子供たちをゲームボーイだけが救ってきたんだ 「ねぇどうして、信じていた『天国』は見当たらないの?」 「数千年単位で仕掛けられていたドッキリだったってこと!」 真実なんてどこにもないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 極彩色マシマシのサイケな夢を見ようぜ クラブ・アンリアリティで 「寂しい」と繰り返すだけの、プログラムに成り下がったきみも 素敵だと思うよ 天国なんてここにはないよ わかってたでしょ でも大丈夫だよ 現実なんて逃げ出して ねぇきみもおいでよ クラブ・アンリアリティ たったひとつの逃げ場所なんだ それぞれの悲しみが許されてる 死んでみるのはまた今度 何して遊ぼうか? |
波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。くだらない愛の結果で僕らは生まれ落ちて 呼吸さえ強いられているけど 綺麗な言葉並べて、醜さに蓋をして 自分を愛せないままだな ずっと。 くだらない嘘を言う度青色こぼれ落ちた、ガラスの瞳が綺麗で 君のその瞼のように優しいひとになってさ そんな僕を愛したいんだよ 「わたしの呼吸に終わりがあること」 君の声を覚えている 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのか、なんてさ 他愛ない嘘が染みた積み木で遊んでいる 崩れるその日を待っている 澄み切った夜の静寂 君の頬の紅色で もうすぐ桜が咲くんだろう 僕らの呼吸に意味がなくても、二人はまた恋をする 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している そして君も夜の海に還っていくんだろう 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 囚われている ねぇ、覚えているかな いつかの春の朝に 桜の樹の下で約束したこと 思い出も君の名前も、いつの日か失ってしまって 僕もいつかこの海とひとつになるんだろう 君のいない冬の空気が僕の頬を刺すその痛みさえ 愛していたい 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのかな こうして冬が終わって、青い春がくる | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | くだらない愛の結果で僕らは生まれ落ちて 呼吸さえ強いられているけど 綺麗な言葉並べて、醜さに蓋をして 自分を愛せないままだな ずっと。 くだらない嘘を言う度青色こぼれ落ちた、ガラスの瞳が綺麗で 君のその瞼のように優しいひとになってさ そんな僕を愛したいんだよ 「わたしの呼吸に終わりがあること」 君の声を覚えている 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのか、なんてさ 他愛ない嘘が染みた積み木で遊んでいる 崩れるその日を待っている 澄み切った夜の静寂 君の頬の紅色で もうすぐ桜が咲くんだろう 僕らの呼吸に意味がなくても、二人はまた恋をする 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している そして君も夜の海に還っていくんだろう 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 囚われている ねぇ、覚えているかな いつかの春の朝に 桜の樹の下で約束したこと 思い出も君の名前も、いつの日か失ってしまって 僕もいつかこの海とひとつになるんだろう 君のいない冬の空気が僕の頬を刺すその痛みさえ 愛していたい 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのかな こうして冬が終わって、青い春がくる |
君が夜の海に還るまでいつか僕も夜の海に還るから、その時まで さよならをしよう 「嫌いなあなたの とても綺麗な声を 忘れてしまえたら いつかは救われるかな 嫌いなあなたと 笑い合いたいと思えば それはきっと呪いのように わたしを縛るのだろう」 震える手で手紙を書いた その喉はもう二度と震えないのに いつか君が夜の海に還るまで、僕の声を覚えていて いつか僕も夜の海に還るから、その時まで、さよならをしよう 「嫌いなあなたの とても綺麗な声を 忘れてしまえたら いつかは救われるかな」 病室の窓から救いの羽音が鳴って、 筆を置いた君の頬から熱が失くなっていたんだ こうして君の身体は ひとつまたひとつ、朽ちていった いつか君が夜の海に還るまで、僕の声を覚えていて いつか僕も夜の海に還るから、その時まで、さよならをしよう いつか、春の花曇りの空の下 君の声は覚えている いつか 君は朝桜のように笑う その時まで忘れないから 君が春の青ざめた空に溶けた 君の頬の薄紅に染まったような、桜の木の下で待っている | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | いつか僕も夜の海に還るから、その時まで さよならをしよう 「嫌いなあなたの とても綺麗な声を 忘れてしまえたら いつかは救われるかな 嫌いなあなたと 笑い合いたいと思えば それはきっと呪いのように わたしを縛るのだろう」 震える手で手紙を書いた その喉はもう二度と震えないのに いつか君が夜の海に還るまで、僕の声を覚えていて いつか僕も夜の海に還るから、その時まで、さよならをしよう 「嫌いなあなたの とても綺麗な声を 忘れてしまえたら いつかは救われるかな」 病室の窓から救いの羽音が鳴って、 筆を置いた君の頬から熱が失くなっていたんだ こうして君の身体は ひとつまたひとつ、朽ちていった いつか君が夜の海に還るまで、僕の声を覚えていて いつか僕も夜の海に還るから、その時まで、さよならをしよう いつか、春の花曇りの空の下 君の声は覚えている いつか 君は朝桜のように笑う その時まで忘れないから 君が春の青ざめた空に溶けた 君の頬の薄紅に染まったような、桜の木の下で待っている |
白無垢悲しくもなく ただ情けなくて俯いて 轍と足跡で泥まみれの 一昨日の雪に苛ついた 手を繋ぎ歩くような 綺麗なもんじゃないけれど 走馬燈のような思い出 少しだけ滲んだ 別に何も変わることはない 詮無い生活 が続くだけだぜ なんて狐と葡萄みたいなこと 吐き捨てるほど 虚しくなんだな いつかの君が纏った白無垢の雪は 暖かで柔い真綿のようでした いま僕の上に降って脆く崩れてくそれは 重く冷たい涙のようなみぞれでした アスファルトの泥を撥ねて 忙しく駆けずる人の群れの中 失うはずのないものを失い その残滓に縋りついていた 君にそれを告げられた朝 僕の表情は間抜けていただろう 想像しただけで笑えてくるのに 君は少しも笑わなかったな 優しい記憶だけ抱いて眠りたいのに アルコホルじゃこの目は冴えてしまうのだ 街を這いずり回ってただくだ巻いても虚しい 君に触れたい いつかの君が纏った白無垢の雪は 暖かで柔い真綿のようでした いま僕の上に降って痛みをぼかしてくれたのは 重く冷たい涙のようなみぞれでした せわしい街の只中なるしめやかさよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 悲しくもなく ただ情けなくて俯いて 轍と足跡で泥まみれの 一昨日の雪に苛ついた 手を繋ぎ歩くような 綺麗なもんじゃないけれど 走馬燈のような思い出 少しだけ滲んだ 別に何も変わることはない 詮無い生活 が続くだけだぜ なんて狐と葡萄みたいなこと 吐き捨てるほど 虚しくなんだな いつかの君が纏った白無垢の雪は 暖かで柔い真綿のようでした いま僕の上に降って脆く崩れてくそれは 重く冷たい涙のようなみぞれでした アスファルトの泥を撥ねて 忙しく駆けずる人の群れの中 失うはずのないものを失い その残滓に縋りついていた 君にそれを告げられた朝 僕の表情は間抜けていただろう 想像しただけで笑えてくるのに 君は少しも笑わなかったな 優しい記憶だけ抱いて眠りたいのに アルコホルじゃこの目は冴えてしまうのだ 街を這いずり回ってただくだ巻いても虚しい 君に触れたい いつかの君が纏った白無垢の雪は 暖かで柔い真綿のようでした いま僕の上に降って痛みをぼかしてくれたのは 重く冷たい涙のようなみぞれでした せわしい街の只中なるしめやかさよ |
花の香生ぬるい土の匂い 靄がかった視界の奥に あなたの横顔 鼻先をくすぐる 湿っぽい夜の芳香で くらくらしたんだ 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 紗幕の奥に潜んだ やわ肌の上を 流れていく赤色に魅入られてしまった 汗ばんだその首筋に指を走らす 濡れそぼった花の香で緩んだくちもとに 垂涎 息を呑んだ 何もかも奪ってしまえたなら 薄闇に紛れて 垣間見た視界の奥に 踊る花一つ 帳を少し上げる ガラスの眼に狼狽の色 壊れそうだった 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 伸ばした手で触れた髪 かんざしを抜けば その頬には紅色が頼りなげに点した 燻らせた紫煙の行方に不帰の影 ひたに揺れる花の香で誘われた先に 散瞳 目が眩んだ その頬に光った滴一つ 茹だる夏の街灯、虫が集る夜に ほどいた髪、濡れ烏 艶やかに香った | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 生ぬるい土の匂い 靄がかった視界の奥に あなたの横顔 鼻先をくすぐる 湿っぽい夜の芳香で くらくらしたんだ 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 紗幕の奥に潜んだ やわ肌の上を 流れていく赤色に魅入られてしまった 汗ばんだその首筋に指を走らす 濡れそぼった花の香で緩んだくちもとに 垂涎 息を呑んだ 何もかも奪ってしまえたなら 薄闇に紛れて 垣間見た視界の奥に 踊る花一つ 帳を少し上げる ガラスの眼に狼狽の色 壊れそうだった 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 伸ばした手で触れた髪 かんざしを抜けば その頬には紅色が頼りなげに点した 燻らせた紫煙の行方に不帰の影 ひたに揺れる花の香で誘われた先に 散瞳 目が眩んだ その頬に光った滴一つ 茹だる夏の街灯、虫が集る夜に ほどいた髪、濡れ烏 艶やかに香った |
過ち自分の命が今閉じること ゼロに還ること、忘れられること 誰にも愛されなくなること そのどれもが恐ろしくて眠れないこと いつまでこうして 愛を買って、愛を売って 汚れた両手、誰に触れたいの? 居場所なんてどこにもないな 愛を買って、愛を売って それでもずっと、卑しく息をする僕を 殺してくれよ こんな世界に未練がある人 終わりのイメージに苛まれる人 消費し、消費されていく命の そのどれもを哀れまずにいられないこと いつまでこうして 愛を買って、愛を売って 汚れた両目、誰と合わせたいの? 居場所なんてどこにもないのに 愛を吸って、血脈に打って 一時の幸福に目が眩んでいる ここで僕を終わらせるべきだと思った 僕はずっと、 僕はずっと、 僕はずっと、 悔やみ続けていられない あの過ちを忘れないように、記憶に焼き付けて この命を閉じてしまおう | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 自分の命が今閉じること ゼロに還ること、忘れられること 誰にも愛されなくなること そのどれもが恐ろしくて眠れないこと いつまでこうして 愛を買って、愛を売って 汚れた両手、誰に触れたいの? 居場所なんてどこにもないな 愛を買って、愛を売って それでもずっと、卑しく息をする僕を 殺してくれよ こんな世界に未練がある人 終わりのイメージに苛まれる人 消費し、消費されていく命の そのどれもを哀れまずにいられないこと いつまでこうして 愛を買って、愛を売って 汚れた両目、誰と合わせたいの? 居場所なんてどこにもないのに 愛を吸って、血脈に打って 一時の幸福に目が眩んでいる ここで僕を終わらせるべきだと思った 僕はずっと、 僕はずっと、 僕はずっと、 悔やみ続けていられない あの過ちを忘れないように、記憶に焼き付けて この命を閉じてしまおう |
君のつづき映画の中のお話みたいに迎えた、私たちの結末 あの約束も守れないままで ごめんね これから君はまた、新しいフィルムの上を歩いていく 歩いていかなきゃね 想い出の足枷を解いて、幸せになってね 泣かないでほしいよ 君とまた笑いたいけど 私の命のエンドロールは終わった でも君の呼吸はまだ、続いているから 好きな映画を観ている君の隣が、私の天国だよ 記憶の中の君の横顔 私の宝物だったの また眺めたいよ、笑っていてよ、お願い これから君はもう、少しずつ私を忘れて 誰かと呼吸を交わして、生きていくの 時間が悲しみを癒して、さよならだね 泣かないでほしいよ 君とまた笑いたいけど 私の命のエンドロールが終わって 次のフィルムが回り始める お別れだよ、もう 君のつづきの映画が始まる 結末はハッピーエンド、約束だよ 君の幸せをずっと眺めてる 安息の光の中 映画の中のお話みたいに迎えた、私たちの結末 ひだまりのような体温があった | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 映画の中のお話みたいに迎えた、私たちの結末 あの約束も守れないままで ごめんね これから君はまた、新しいフィルムの上を歩いていく 歩いていかなきゃね 想い出の足枷を解いて、幸せになってね 泣かないでほしいよ 君とまた笑いたいけど 私の命のエンドロールは終わった でも君の呼吸はまだ、続いているから 好きな映画を観ている君の隣が、私の天国だよ 記憶の中の君の横顔 私の宝物だったの また眺めたいよ、笑っていてよ、お願い これから君はもう、少しずつ私を忘れて 誰かと呼吸を交わして、生きていくの 時間が悲しみを癒して、さよならだね 泣かないでほしいよ 君とまた笑いたいけど 私の命のエンドロールが終わって 次のフィルムが回り始める お別れだよ、もう 君のつづきの映画が始まる 結末はハッピーエンド、約束だよ 君の幸せをずっと眺めてる 安息の光の中 映画の中のお話みたいに迎えた、私たちの結末 ひだまりのような体温があった |
穴の空いた生活粉々になった心の破片で、足の踏み場もない部屋 「片付けくらいやりなよ」って 君なら叱ってくれたかな 狭い部屋で交わしあった、呼吸の暖かみを求めて 一度味をしめてしまえば、死ぬまで忘れられないや こんなにも僕は、寂しさに弱いのなら 初めから一人でいればよかったなぁ 君が遠くへ越していってから ぽっかりと穴の空いた生活 まるで君がこちらを覗く窓みたいだ 温みが残る僕の続きを、笑って眺めていて 粉々になった心の破片でついた傷が痛むけど この痛みを失ってしまえば、君との幸せな思い出も 薄れてしまいそうで怖いよ 「ちゃんとご飯を食べなきゃだめだよ 朝になったらカーテンをあけて 洗濯も掃除もちゃんとやるんだよ」なんて お母さんみたいな手紙と、ひだまりを残した 君をどうしても忘れたくないけど もう僕は、前を向き歩き始める 君の体温が薄れゆくことに慣れるまでは ねぇ、 君との淡い幸せな記憶に、たまには逃げてもいいかな 明日は少し出かけてみようか 流行りの映画でも観るよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 粉々になった心の破片で、足の踏み場もない部屋 「片付けくらいやりなよ」って 君なら叱ってくれたかな 狭い部屋で交わしあった、呼吸の暖かみを求めて 一度味をしめてしまえば、死ぬまで忘れられないや こんなにも僕は、寂しさに弱いのなら 初めから一人でいればよかったなぁ 君が遠くへ越していってから ぽっかりと穴の空いた生活 まるで君がこちらを覗く窓みたいだ 温みが残る僕の続きを、笑って眺めていて 粉々になった心の破片でついた傷が痛むけど この痛みを失ってしまえば、君との幸せな思い出も 薄れてしまいそうで怖いよ 「ちゃんとご飯を食べなきゃだめだよ 朝になったらカーテンをあけて 洗濯も掃除もちゃんとやるんだよ」なんて お母さんみたいな手紙と、ひだまりを残した 君をどうしても忘れたくないけど もう僕は、前を向き歩き始める 君の体温が薄れゆくことに慣れるまでは ねぇ、 君との淡い幸せな記憶に、たまには逃げてもいいかな 明日は少し出かけてみようか 流行りの映画でも観るよ |
永遠喪失を、過ちを 幾度となく重ねてきた 自分という輪郭の 怯えた線が愛しい 恐怖が染みついた世界で いつかは閉じるこの命で 希望を探して歩く姿は美しい 心の奥で揺らめいている未来の 灯火が燃え尽きるまで 僕が愛したこの世界に、永遠など望みはしない この手が震えようとも、変わっていく未来を 今日が最期だって構わない 一秒先を見つめていたい 呪いのような運命さえ 抗い続けよう、永遠に 忘れること、失うこと 傷と恐怖と歩むこと 消えてゆく隣人の重みを背負いながら 「もしかして絶望している?」 いくつもの足跡、 「いつになれば完璧を得るの?」 全部どこかで途切れている 誰かが辿り着けずにいた この地をまた後にして 僕が愛したこの世界に、永遠など望みはしない この手が震えようとも、変わっていく未来を 今日が最期だって構わない 一秒先を見つめていたい 呪いのような運命さえ 抗い続けよう だから、永遠なんていらない | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | 喪失を、過ちを 幾度となく重ねてきた 自分という輪郭の 怯えた線が愛しい 恐怖が染みついた世界で いつかは閉じるこの命で 希望を探して歩く姿は美しい 心の奥で揺らめいている未来の 灯火が燃え尽きるまで 僕が愛したこの世界に、永遠など望みはしない この手が震えようとも、変わっていく未来を 今日が最期だって構わない 一秒先を見つめていたい 呪いのような運命さえ 抗い続けよう、永遠に 忘れること、失うこと 傷と恐怖と歩むこと 消えてゆく隣人の重みを背負いながら 「もしかして絶望している?」 いくつもの足跡、 「いつになれば完璧を得るの?」 全部どこかで途切れている 誰かが辿り着けずにいた この地をまた後にして 僕が愛したこの世界に、永遠など望みはしない この手が震えようとも、変わっていく未来を 今日が最期だって構わない 一秒先を見つめていたい 呪いのような運命さえ 抗い続けよう だから、永遠なんていらない |
ちはる feat. n-buna from ヨルシカ - From THE FIRST TAKE君の髪に冬の残り香があった ほろ苦くて、煙みたいなアイスブルーで 僕の髪に春の花びらがついて 笑い合っていたこと もう随分前のことのように思える あまりに脆くて ただ散りゆく季節の幼い恋を 胸に抱いて雨を待つ 花冷えの日、またひとつ春めいていくから さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す 薄桃色に霞んでいく光の束をつかんだら 花便りがもう聞こえる 昼下がりの街はグレイスケールの海 こぬか雨だ 傘をさしたって仕方ないね 笑う君の長いまつ毛を滑った しずくになれたら そんな空想さえ懐かしく思える 僕らの時間は ただ散りゆく季節と共に過ぎていった 気づけば君の背中は春霞の向こう側 逃げ去ってしまった さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す アスファルトに滲んでいく 花びらひとつ拾う度 何度も踏みつけられて汚れてもなお鮮やかな桃色が あの日から色のない霧に囚われた 僕の目には眩し過ぎたよ 季節が千巡っても、またここに戻ってこようと思う 花冷えの日 さらさらと頬に伝う しずくはもう溢れてしまって 景色全部が滲んでいく 君の背中が見えた気がした さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す 薄桃色に霞んでいく光の束をつかんだら 花便りがもう聞こえる ぬるい風に冬の残り香があった 何度だって 君のいない春を歩いていくよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 君の髪に冬の残り香があった ほろ苦くて、煙みたいなアイスブルーで 僕の髪に春の花びらがついて 笑い合っていたこと もう随分前のことのように思える あまりに脆くて ただ散りゆく季節の幼い恋を 胸に抱いて雨を待つ 花冷えの日、またひとつ春めいていくから さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す 薄桃色に霞んでいく光の束をつかんだら 花便りがもう聞こえる 昼下がりの街はグレイスケールの海 こぬか雨だ 傘をさしたって仕方ないね 笑う君の長いまつ毛を滑った しずくになれたら そんな空想さえ懐かしく思える 僕らの時間は ただ散りゆく季節と共に過ぎていった 気づけば君の背中は春霞の向こう側 逃げ去ってしまった さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す アスファルトに滲んでいく 花びらひとつ拾う度 何度も踏みつけられて汚れてもなお鮮やかな桃色が あの日から色のない霧に囚われた 僕の目には眩し過ぎたよ 季節が千巡っても、またここに戻ってこようと思う 花冷えの日 さらさらと頬に伝う しずくはもう溢れてしまって 景色全部が滲んでいく 君の背中が見えた気がした さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す 薄桃色に霞んでいく光の束をつかんだら 花便りがもう聞こえる ぬるい風に冬の残り香があった 何度だって 君のいない春を歩いていくよ |
デマゴーグ信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 私が私であること、それさえも見失うような 暗い場所に落ちてきたみたいだ 膨らみ続けてく宇宙で、ひどく小さないきものたち みんな何かの奴隷になって 柔らかな夢の中へ逃げてしまった 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる 呼吸をすることその苦しみ全てを抱えて生きる、 美しさに祝福を! 信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 生温い痛みの中 母親の腕の中で眠るような錯覚を覚えた 狭まり続けてく視界で、見えたものさえ失ってゆく 遅効性の毒が抜けないまま 抜け殻のように終わってしまうのだろうか 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる あなたも、その汚されてしまった瞳を光で雪いで 醒めない夢はないんだよ 隣にいる誰かを妬ましく思う日々さえ、受け入れられますように その目を覆いたくなるような現実の醜さでさえ、 抱きしめられますように ずっとその苦しみ全てを抱えて生きる、あなたへの祈りを! | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 私が私であること、それさえも見失うような 暗い場所に落ちてきたみたいだ 膨らみ続けてく宇宙で、ひどく小さないきものたち みんな何かの奴隷になって 柔らかな夢の中へ逃げてしまった 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる 呼吸をすることその苦しみ全てを抱えて生きる、 美しさに祝福を! 信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 生温い痛みの中 母親の腕の中で眠るような錯覚を覚えた 狭まり続けてく視界で、見えたものさえ失ってゆく 遅効性の毒が抜けないまま 抜け殻のように終わってしまうのだろうか 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる あなたも、その汚されてしまった瞳を光で雪いで 醒めない夢はないんだよ 隣にいる誰かを妬ましく思う日々さえ、受け入れられますように その目を覆いたくなるような現実の醜さでさえ、 抱きしめられますように ずっとその苦しみ全てを抱えて生きる、あなたへの祈りを! |
ナイトルーティーン feat. suis from ヨルシカ少し大袈裟に喪失を歌う 音楽に涙を拭われて 退屈な映画のしょうもなさが 背をさする夜 「今日あった出来事を話そう」 「おかえりとただいまはちゃんと言おう」 「夕飯の間テレビは消そう」 なんとなくまだ守ってたいよ 風に洗われた犬ころみたいな ぬるい幸せが 大切だった ぴかぴかのコンビニへ歩く ふかふかの布団で夢見る 意味のないルーティーン 君がいないだけさ ぷかぷかと煙を吐き出す すかすかのレイトショーを観る 何度繰り返せば ひとりに慣れるのかな 悲しみをちょっと脚色した いつまでも覚えていれるように とうてい歌にも映画にもならない なんでもないもの 「明日出すゴミはまとめとこう」 「寝る前にあったかいものを飲もう」 染みついたこの癖が抜けたら 本当に君を失うみたいで つやつやのご飯が炊けたよ ぽかぽかのお風呂が沸いたよ 誰に伝えたらいい? 宛先のない日々 ぴかぴかのコンビニへ歩く ふかふかの布団で夢見る 意味のないルーティーン 君がいないだけさ ぷかぷかと煙を吐き出す すかすかのレイトショーを観る 何度繰り返せば ひとりに慣れるのかな 冬の朝の毛布のような 君の名残から抜け出せないよ 二度寝をしようにも 目は冴えてしまってる 夏の夜は薄明るい ひとりでアイスでも買いに行こうかなぁ ぼやけたコンビニへ歩こう | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 少し大袈裟に喪失を歌う 音楽に涙を拭われて 退屈な映画のしょうもなさが 背をさする夜 「今日あった出来事を話そう」 「おかえりとただいまはちゃんと言おう」 「夕飯の間テレビは消そう」 なんとなくまだ守ってたいよ 風に洗われた犬ころみたいな ぬるい幸せが 大切だった ぴかぴかのコンビニへ歩く ふかふかの布団で夢見る 意味のないルーティーン 君がいないだけさ ぷかぷかと煙を吐き出す すかすかのレイトショーを観る 何度繰り返せば ひとりに慣れるのかな 悲しみをちょっと脚色した いつまでも覚えていれるように とうてい歌にも映画にもならない なんでもないもの 「明日出すゴミはまとめとこう」 「寝る前にあったかいものを飲もう」 染みついたこの癖が抜けたら 本当に君を失うみたいで つやつやのご飯が炊けたよ ぽかぽかのお風呂が沸いたよ 誰に伝えたらいい? 宛先のない日々 ぴかぴかのコンビニへ歩く ふかふかの布団で夢見る 意味のないルーティーン 君がいないだけさ ぷかぷかと煙を吐き出す すかすかのレイトショーを観る 何度繰り返せば ひとりに慣れるのかな 冬の朝の毛布のような 君の名残から抜け出せないよ 二度寝をしようにも 目は冴えてしまってる 夏の夜は薄明るい ひとりでアイスでも買いに行こうかなぁ ぼやけたコンビニへ歩こう |
まなざしは光雨降り、小さな傘に身を隠す僕に 薄明かりがひとすじ またひとつ諦める、身体は軽くなる 足元に引いた線の向こうから手を振る人 きみが笑うだけでどうしてこんなにも 過去の自分がほどかれるのだろう この感情には名前があるらしい 心臓がうるさい きみと目があうたび、指が触れあうたび 僕の奥の奥まで見つけてもらえたような気がした 言葉を交わすたび、同じ景色を見るたび 僕を照らしてくれるきみのこと、もっと知りたくなるよ あの入道雲さえ突き破って真っ直ぐ泳ぎ渡ってきた 眩しくて、でもあたたかな きみのまなざしは光だ 傷つくことも、傷つけられることも 足元に引いた線の中で逃げてきたけど 雨降り、小さな傘に身を隠してそぼ濡れていた 僕をそっと暖めるような光がさす 目を細めて見上げた先 どんな言葉でも足らないほどに愛しい 子供みたいな笑み どうしようもないくらい 自分でも怖いくらい もうこの目を逸らせない きみのまなざしの全てが欲しい きみと目があうたび、指が触れあうたび 僕の奥の奥まで見つけてもらえたような気がした 言葉を交わすたび、同じ景色を見るたび 僕を照らしてくれるきみのこと、もっと知りたくなるよ あの入道雲さえ突き破って真っ直ぐ泳ぎ渡ってきた 眩しくて、でもあたたかな きみのまなざしは光だ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | 雨降り、小さな傘に身を隠す僕に 薄明かりがひとすじ またひとつ諦める、身体は軽くなる 足元に引いた線の向こうから手を振る人 きみが笑うだけでどうしてこんなにも 過去の自分がほどかれるのだろう この感情には名前があるらしい 心臓がうるさい きみと目があうたび、指が触れあうたび 僕の奥の奥まで見つけてもらえたような気がした 言葉を交わすたび、同じ景色を見るたび 僕を照らしてくれるきみのこと、もっと知りたくなるよ あの入道雲さえ突き破って真っ直ぐ泳ぎ渡ってきた 眩しくて、でもあたたかな きみのまなざしは光だ 傷つくことも、傷つけられることも 足元に引いた線の中で逃げてきたけど 雨降り、小さな傘に身を隠してそぼ濡れていた 僕をそっと暖めるような光がさす 目を細めて見上げた先 どんな言葉でも足らないほどに愛しい 子供みたいな笑み どうしようもないくらい 自分でも怖いくらい もうこの目を逸らせない きみのまなざしの全てが欲しい きみと目があうたび、指が触れあうたび 僕の奥の奥まで見つけてもらえたような気がした 言葉を交わすたび、同じ景色を見るたび 僕を照らしてくれるきみのこと、もっと知りたくなるよ あの入道雲さえ突き破って真っ直ぐ泳ぎ渡ってきた 眩しくて、でもあたたかな きみのまなざしは光だ |
輪郭その輪郭をそっとなぞる 君の小さな背に浮かぶ 少し骨ばったような稜線 僕は息を止めている 青く血脈の透けたやわ肌 君の過去を語っているようで それを僕はなぞっていく 君は息を漏らしている 今日で幾度めの夜か 数えきれないほどを越えた でもきっとここでさよならだよ 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 二人で傷つけた互いの首筋から ひとしずくの赤をこぼした 窓に差した薄い明かりで 目を覚ました僕はひとりだった この部屋で目を覚ますのはもう何度目のことだろうって 昼か夕かすらわからなくって 枕に残った君の残り香を 君の吸いさしの煙草に火をつける 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 君が僕を忘れて誰かを愛せたなら こぼれ落ちたひとしずくの青で この夜を染めて眠りたいから | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | その輪郭をそっとなぞる 君の小さな背に浮かぶ 少し骨ばったような稜線 僕は息を止めている 青く血脈の透けたやわ肌 君の過去を語っているようで それを僕はなぞっていく 君は息を漏らしている 今日で幾度めの夜か 数えきれないほどを越えた でもきっとここでさよならだよ 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 二人で傷つけた互いの首筋から ひとしずくの赤をこぼした 窓に差した薄い明かりで 目を覚ました僕はひとりだった この部屋で目を覚ますのはもう何度目のことだろうって 昼か夕かすらわからなくって 枕に残った君の残り香を 君の吸いさしの煙草に火をつける 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 君が僕を忘れて誰かを愛せたなら こぼれ落ちたひとしずくの青で この夜を染めて眠りたいから |
大人になっても大人になっても 泥みたいなコーヒーはまだ苦いままだし 大人になっても クロモソームの違いがまだ恐ろしいし 大人になっても あの日を思い出して眠れなくなるし 大人になっても 伝えたいことをちゃんと伝えられないまま 夕焼けが綺麗すぎて死にたくなる 大人になっても この心に、何か一枚、羽織るものが欲しい 人肌ではもう誤魔化せない なぜだか寒くて 正しく傷つくための方法を 正しく学びとる前に学校を出ました 社会に不時着して、借り物の言葉で ああ、間に合わせの人生だ 大人になっても 誰かに依存するのが不安でたまらないし 大人になっても 愛を向けると愛を向けられるのが怖い 大人になっても 砂糖菓子の甘さで心は満ちるし 大人になっても 正しい教科書の言葉聞いてりゃ楽だし 大人になっても 冬の気配にちゃんと寂しくもなるし 大人になっても 人生の意味を知るため死ぬ選択肢はある 君のその苦しみはずっとあるよ 大人になっても 嫌な歌を聴かせちゃったけど 不安にならないで なんとなくで幸せに生きてる 滑稽だろ、笑えよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | 大人になっても 泥みたいなコーヒーはまだ苦いままだし 大人になっても クロモソームの違いがまだ恐ろしいし 大人になっても あの日を思い出して眠れなくなるし 大人になっても 伝えたいことをちゃんと伝えられないまま 夕焼けが綺麗すぎて死にたくなる 大人になっても この心に、何か一枚、羽織るものが欲しい 人肌ではもう誤魔化せない なぜだか寒くて 正しく傷つくための方法を 正しく学びとる前に学校を出ました 社会に不時着して、借り物の言葉で ああ、間に合わせの人生だ 大人になっても 誰かに依存するのが不安でたまらないし 大人になっても 愛を向けると愛を向けられるのが怖い 大人になっても 砂糖菓子の甘さで心は満ちるし 大人になっても 正しい教科書の言葉聞いてりゃ楽だし 大人になっても 冬の気配にちゃんと寂しくもなるし 大人になっても 人生の意味を知るため死ぬ選択肢はある 君のその苦しみはずっとあるよ 大人になっても 嫌な歌を聴かせちゃったけど 不安にならないで なんとなくで幸せに生きてる 滑稽だろ、笑えよ |
冷たい渦何気なく涙ながれて 寄る辺ない夜に急かされ ざわつく心の奥が 少しだけ痛くて 重なり積もる悲しみが 忘れてしまう喜びが ぐちゃぐちゃになっていく 冷たい渦を巻くんだ もう二度と治らない 不安という病が巣食って 街をゆく誰も皆、黒い羊 指先が触れるたび 何か奪われた気がして 抱き合って尚も疑い合い 花の根が腐るまで水を遣ってた ありふれた愛の温度を 一度知ってしまったせいで 肌を刺す孤独の冷たさだけが 耐えれなくて 枯れるまで流した涙 喜びも悲しみも混ざり合っていく 潰れそうな心の奥 僕を飲み込んだ冷たい渦 台風の目の空っぽに 何もない凪の日暮に ただうずくまっている 誰か僕に触ってよ 季節から僕だけが 弾き出されてしまうような 白昼夢が、僕に映る全てだった 差し伸べた君の手に 辿り着けた時にはきっと あらゆる詩歌も通り過ぎる 空の自分でさえ許してあげるのに ありふれた愛の温度を 一度知ってしまったせいで 肌を刺す孤独の冷たさだけが 耐えれなくて 枯れるまで流した涙 喜びも悲しみも混ざり合っていく 恋焦がれた世界から 僕を遠ざけた冷たい渦 | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 何気なく涙ながれて 寄る辺ない夜に急かされ ざわつく心の奥が 少しだけ痛くて 重なり積もる悲しみが 忘れてしまう喜びが ぐちゃぐちゃになっていく 冷たい渦を巻くんだ もう二度と治らない 不安という病が巣食って 街をゆく誰も皆、黒い羊 指先が触れるたび 何か奪われた気がして 抱き合って尚も疑い合い 花の根が腐るまで水を遣ってた ありふれた愛の温度を 一度知ってしまったせいで 肌を刺す孤独の冷たさだけが 耐えれなくて 枯れるまで流した涙 喜びも悲しみも混ざり合っていく 潰れそうな心の奥 僕を飲み込んだ冷たい渦 台風の目の空っぽに 何もない凪の日暮に ただうずくまっている 誰か僕に触ってよ 季節から僕だけが 弾き出されてしまうような 白昼夢が、僕に映る全てだった 差し伸べた君の手に 辿り着けた時にはきっと あらゆる詩歌も通り過ぎる 空の自分でさえ許してあげるのに ありふれた愛の温度を 一度知ってしまったせいで 肌を刺す孤独の冷たさだけが 耐えれなくて 枯れるまで流した涙 喜びも悲しみも混ざり合っていく 恋焦がれた世界から 僕を遠ざけた冷たい渦 |
月光 (feat. はるまきごはん)ガラクタばかりを集めて ボロ切れひとつを被せた 醜い形をしたレプリカ 誰かが紡いだ言葉を 誰かが奏でた音色を 歪にコラージュした偽物 一番最初はベイルの中 革新的な少年の愛情が 僕ら気付いたらもう見えなくなる おもちゃを無くした子供が泣いている どうしてだろう? あのスポットライトに照らされている その背中はまたこの手から遠ざかっていく あなたみたいになれやしなくて あの月を追いかけるように 渇いた心は満たされないまま 一人になって一人になって くすんだ夢を見続けてしまった なぞる僕たちは ガラクタだって、ボロ切れだって その心臓が放つ血液には 僕だけの怒りがあった 足りないのなんだったんだろう 神様に聞いてきたあとで 堕天使の弓矢に口止めされた 初めから知っていたんだよ 忘れた芝居をしてんだよ 貰いもんの剣を抱きしめている 何十回目の失望だろう? いっそ何もかもを捨ててしまいたいと きっと最後は何も残らない 愛も、紡いだ音も、名前も朽ちていく どうしてだろう? この胸の奥にこびり付いている 冬の夜の静寂に似た孤独を あなたはきっと知りもしないで 一人星を見ていた 赤い目の僕に気も留めないまま 隣に立ったあなたは遠くて くすんだ夢も見えなくなってしまって それでも追い続けて 偽物だって、真実(ほんとう)だって 今振り返ればただそこには ぼやけた記憶があった 廃物と化したアイロニー クリシェを抜け出したいのに 「また誰かの焼き直し?」 数多の星の屑たち 沈み消えゆくユースタシー 無慈悲な月の光 「アイデンティティさえまやかし?」 「盗んででも愛が欲しい?」 羊のような雲が浮かんだ昼すぎ 懐かしい歌が風に揺れている あなたの声で教えて貰った言葉 今でも忘れぬように 書き留めてる同じことを あなたみたいになれやしなくて あの月を追いかけるように 渇いた心は満たされないまま 時間が経って時間が経って 振り返る時目を逸らさぬように なぞる僕たちは ガラクタだって、ボロ切れだって 醒めぬ夢を追っていった先には 僕だけの光が、ずっと | キタニタツヤ | キタニタツヤ・はるまきごはん | キタニタツヤ・はるまきごはん | キタニタツヤ・はるまきごはん | ガラクタばかりを集めて ボロ切れひとつを被せた 醜い形をしたレプリカ 誰かが紡いだ言葉を 誰かが奏でた音色を 歪にコラージュした偽物 一番最初はベイルの中 革新的な少年の愛情が 僕ら気付いたらもう見えなくなる おもちゃを無くした子供が泣いている どうしてだろう? あのスポットライトに照らされている その背中はまたこの手から遠ざかっていく あなたみたいになれやしなくて あの月を追いかけるように 渇いた心は満たされないまま 一人になって一人になって くすんだ夢を見続けてしまった なぞる僕たちは ガラクタだって、ボロ切れだって その心臓が放つ血液には 僕だけの怒りがあった 足りないのなんだったんだろう 神様に聞いてきたあとで 堕天使の弓矢に口止めされた 初めから知っていたんだよ 忘れた芝居をしてんだよ 貰いもんの剣を抱きしめている 何十回目の失望だろう? いっそ何もかもを捨ててしまいたいと きっと最後は何も残らない 愛も、紡いだ音も、名前も朽ちていく どうしてだろう? この胸の奥にこびり付いている 冬の夜の静寂に似た孤独を あなたはきっと知りもしないで 一人星を見ていた 赤い目の僕に気も留めないまま 隣に立ったあなたは遠くて くすんだ夢も見えなくなってしまって それでも追い続けて 偽物だって、真実(ほんとう)だって 今振り返ればただそこには ぼやけた記憶があった 廃物と化したアイロニー クリシェを抜け出したいのに 「また誰かの焼き直し?」 数多の星の屑たち 沈み消えゆくユースタシー 無慈悲な月の光 「アイデンティティさえまやかし?」 「盗んででも愛が欲しい?」 羊のような雲が浮かんだ昼すぎ 懐かしい歌が風に揺れている あなたの声で教えて貰った言葉 今でも忘れぬように 書き留めてる同じことを あなたみたいになれやしなくて あの月を追いかけるように 渇いた心は満たされないまま 時間が経って時間が経って 振り返る時目を逸らさぬように なぞる僕たちは ガラクタだって、ボロ切れだって 醒めぬ夢を追っていった先には 僕だけの光が、ずっと |
逃走劇逃げようぜ、果ての果てへと 誰もがきっと不安で 痛みに慣れて、麻痺した心で 宛先も無く祈っている 形を成す日は来るだろうか 共犯者になろう カナリヤはとうに鳴き始めてる 映画のようにはいかなくとも 僕らには理解者が必要だ 逃げようぜ、果ての果てへと 破けそうな心臓の鼓動より速く 汚された世界は捨ててしまえ 闇を裂いて息を切らす 僕らの逃走劇さ 正しさが人を殺して 誰一人でさえ悲劇に気付かない 狂ってんだよお前ら全部 怒りに染まる赤い春を征こう 温もりに飢え ぼろぼろになってしまった僕らを 共犯者と呼ぼう 目の前の全部燃やしてしまえばいい 逃げようぜ、果ての果てへと 破けそうな心臓の鼓動より速く 汚された世界は捨ててしまえ 闇を裂いて息を切らす 僕らの逃走劇さ 燃える街を眺めていた 僕らを赦せるのは僕らだけだ 立ち込める暗雲が頭を支配していく 僕らを衝き動かすように 逃げようぜ、果ての果てへと 壊された未来を置き去りにして 永遠に思えた夜の闇 あの満月さえ振りほどく 僕らの逃走劇さ どこまでも行ける気がしていた 水平線の先を目指す 僕らの逃走劇さ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 逃げようぜ、果ての果てへと 誰もがきっと不安で 痛みに慣れて、麻痺した心で 宛先も無く祈っている 形を成す日は来るだろうか 共犯者になろう カナリヤはとうに鳴き始めてる 映画のようにはいかなくとも 僕らには理解者が必要だ 逃げようぜ、果ての果てへと 破けそうな心臓の鼓動より速く 汚された世界は捨ててしまえ 闇を裂いて息を切らす 僕らの逃走劇さ 正しさが人を殺して 誰一人でさえ悲劇に気付かない 狂ってんだよお前ら全部 怒りに染まる赤い春を征こう 温もりに飢え ぼろぼろになってしまった僕らを 共犯者と呼ぼう 目の前の全部燃やしてしまえばいい 逃げようぜ、果ての果てへと 破けそうな心臓の鼓動より速く 汚された世界は捨ててしまえ 闇を裂いて息を切らす 僕らの逃走劇さ 燃える街を眺めていた 僕らを赦せるのは僕らだけだ 立ち込める暗雲が頭を支配していく 僕らを衝き動かすように 逃げようぜ、果ての果てへと 壊された未来を置き去りにして 永遠に思えた夜の闇 あの満月さえ振りほどく 僕らの逃走劇さ どこまでも行ける気がしていた 水平線の先を目指す 僕らの逃走劇さ |
なくしもの「深い霧の中を灯りもつけずに ふら、ふらり、ひとりさまよい 無邪気な子どもがそう望んだから 気まぐれで手折られた花ひとつ 『ここは遺失物係です』 『何を失くされましたか』 『場所はどこら辺か、心当たりは』 すっからかんの頭とすっからかんのカバンの 底は抜けていた どこをどう歩いてきたっけ? 何を失くしたのかさえもわからなくて けれど大事にしてたことは憶えていて いつか誰かが拾ってくれるでしょうか 探し続けていたら がらんどうに向き合えたら いつか生きててよかったと思えるでしょうか 天から賜るこの不幸せに 前触れも、筋合いもない ふわり舞った蝶がふと疎ましくて 徒に毟られた翅ひとつ ただ生きていたって意味がさして無いように思えて 諦めることばかり考えます なんとなくまた目覚めてなんとなく寝落ちている ひとつも戻らなかったカバンの中 明日も明後日もそうでしょう 大事なものが幾つもあって ひとつさえ失くしたくなくて ちゃんと抱えて歩いてきたのに 気づいたら空っぽだ 生きることってなんですか? 何を失くしたのかさえもわからなくて けれど大事にしてたことは憶えていて いつか誰かが拾ってくれるでしょうか 探し続けていたら がらんどうに向き合えたら いつか生きててよかったと思えるでしょうか ただ生きていたっていいやと笑えるでしょうか」 誰かを踏み潰す雨が止みますように。 差しのべられた手をちゃんと取れますように。 失くしものをあなたと見つけられますように。 いつか、いつか、いつか、いつか、 いつか。 | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | 「深い霧の中を灯りもつけずに ふら、ふらり、ひとりさまよい 無邪気な子どもがそう望んだから 気まぐれで手折られた花ひとつ 『ここは遺失物係です』 『何を失くされましたか』 『場所はどこら辺か、心当たりは』 すっからかんの頭とすっからかんのカバンの 底は抜けていた どこをどう歩いてきたっけ? 何を失くしたのかさえもわからなくて けれど大事にしてたことは憶えていて いつか誰かが拾ってくれるでしょうか 探し続けていたら がらんどうに向き合えたら いつか生きててよかったと思えるでしょうか 天から賜るこの不幸せに 前触れも、筋合いもない ふわり舞った蝶がふと疎ましくて 徒に毟られた翅ひとつ ただ生きていたって意味がさして無いように思えて 諦めることばかり考えます なんとなくまた目覚めてなんとなく寝落ちている ひとつも戻らなかったカバンの中 明日も明後日もそうでしょう 大事なものが幾つもあって ひとつさえ失くしたくなくて ちゃんと抱えて歩いてきたのに 気づいたら空っぽだ 生きることってなんですか? 何を失くしたのかさえもわからなくて けれど大事にしてたことは憶えていて いつか誰かが拾ってくれるでしょうか 探し続けていたら がらんどうに向き合えたら いつか生きててよかったと思えるでしょうか ただ生きていたっていいやと笑えるでしょうか」 誰かを踏み潰す雨が止みますように。 差しのべられた手をちゃんと取れますように。 失くしものをあなたと見つけられますように。 いつか、いつか、いつか、いつか、 いつか。 |
I DO LOVE YOU. (Interlude)僕たちはただひとつだけ間違えてしまったようだ 生活にひとつ垂らした違和感がそう、溶けきるまで 僕たちはただ互いを知りすぎてしまったようだ ただ僕は ただ僕は ただ僕は ただ僕は I DO LOVE YOU. | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 僕たちはただひとつだけ間違えてしまったようだ 生活にひとつ垂らした違和感がそう、溶けきるまで 僕たちはただ互いを知りすぎてしまったようだ ただ僕は ただ僕は ただ僕は ただ僕は I DO LOVE YOU. |
夜警真っ赤な眼の高層ビルがまばたきしている 夜をこするように立つ 不出来な世界を腐している 輝きなんてひとつたりとも無い生活が 灯す明かりの群れが綺麗だね 鼓膜の奥の奥の奥まで 浸すぬるい音の無い夜 甘い匂い、誰も幸福に飢えている 凍りつく野生の常夜灯 千日手に陥る世界 引き分ける相手もいないよ 誰もいない 誰もいない みんな眠っている 幹線道路も、恋人の肌も みんな眠っている だらだらと終わっていく最中の景色 僕らは緩い滑り台の上 視界の先の先の先まで ぼかす淡い幸福のベールで 盲いた僕らは可能性を手放した 機能しないアミグダラ、下垂 トーラス都市の放射冷却 どろり粘る風が吹く前に 逃げだしたい 逃げだしたい 鼓膜の奥の奥の奥まで 浸すぬるい音の無い夜 甘い匂い、誰も幸福に飢えている 凍りつく野生の常夜灯 千日手に陥る世界 引き分ける相手もいないよ 誰もいない 誰もいない 悲しくない? 寂しくない? 虚しくない? 途方もない現実の葬列、葬列、葬列、葬列 | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 真っ赤な眼の高層ビルがまばたきしている 夜をこするように立つ 不出来な世界を腐している 輝きなんてひとつたりとも無い生活が 灯す明かりの群れが綺麗だね 鼓膜の奥の奥の奥まで 浸すぬるい音の無い夜 甘い匂い、誰も幸福に飢えている 凍りつく野生の常夜灯 千日手に陥る世界 引き分ける相手もいないよ 誰もいない 誰もいない みんな眠っている 幹線道路も、恋人の肌も みんな眠っている だらだらと終わっていく最中の景色 僕らは緩い滑り台の上 視界の先の先の先まで ぼかす淡い幸福のベールで 盲いた僕らは可能性を手放した 機能しないアミグダラ、下垂 トーラス都市の放射冷却 どろり粘る風が吹く前に 逃げだしたい 逃げだしたい 鼓膜の奥の奥の奥まで 浸すぬるい音の無い夜 甘い匂い、誰も幸福に飢えている 凍りつく野生の常夜灯 千日手に陥る世界 引き分ける相手もいないよ 誰もいない 誰もいない 悲しくない? 寂しくない? 虚しくない? 途方もない現実の葬列、葬列、葬列、葬列 |
よろこびのうた僕だけ言葉が通じないみたいだ 誰のせいかなんてわかっているけど なぜ僕はここまで続いてしまった? 優しい友達がいたからかな 数えきれない痛みたちと 片手で足るよろこびの欠片 続けるか終わるかのどっちかひとつを 選び取る自由に疲れたよ 消えてしまえたら よかったのにな 僕らはみんな寂しくて 生きることがへたくそだった 涙がとうに涸れたから 終わる場所を探しているんだ よろこびのうた 抱きしめるように 歌う | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 僕だけ言葉が通じないみたいだ 誰のせいかなんてわかっているけど なぜ僕はここまで続いてしまった? 優しい友達がいたからかな 数えきれない痛みたちと 片手で足るよろこびの欠片 続けるか終わるかのどっちかひとつを 選び取る自由に疲れたよ 消えてしまえたら よかったのにな 僕らはみんな寂しくて 生きることがへたくそだった 涙がとうに涸れたから 終わる場所を探しているんだ よろこびのうた 抱きしめるように 歌う |
化け猫 (Leaks From His Laptop)君を撫でて 顔を埋めて 不機嫌な面で睨まれたいな 路地裏に消えてく君の 二股のしっぽも愛おしい 僕のことをじっと見つめるのに カメラを向けたら目を背けるの 烏の濡れ羽と同じ色 足音も立てず夜に溶けた 愛想のない君は化け猫 ガラスの瞳に赤い満月が映った 愛憎渦巻く街の路地裏で 取り殺されても構わないよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 君を撫でて 顔を埋めて 不機嫌な面で睨まれたいな 路地裏に消えてく君の 二股のしっぽも愛おしい 僕のことをじっと見つめるのに カメラを向けたら目を背けるの 烏の濡れ羽と同じ色 足音も立てず夜に溶けた 愛想のない君は化け猫 ガラスの瞳に赤い満月が映った 愛憎渦巻く街の路地裏で 取り殺されても構わないよ |
振り子の上であるいは双子のように あるいは愛しあう恋人のように あるいは憎み相争い拒絶するように あるいは僕と君のように まるで 誰の憐れみもうざったいのに ひとりで食べた飯は不味いとか 僕と僕が喧嘩しているような日々 悲しくて笑えてしまうくらい ささやかな幸福の贅肉がついた心を 責め立てるようによろこびのうたを歌う 消えてしまいたいと願う朝が 生きていてよかったと咽ぶ夜に塗り潰され 感情の振り子の上で僕らは暮らす | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | あるいは双子のように あるいは愛しあう恋人のように あるいは憎み相争い拒絶するように あるいは僕と君のように まるで 誰の憐れみもうざったいのに ひとりで食べた飯は不味いとか 僕と僕が喧嘩しているような日々 悲しくて笑えてしまうくらい ささやかな幸福の贅肉がついた心を 責め立てるようによろこびのうたを歌う 消えてしまいたいと願う朝が 生きていてよかったと咽ぶ夜に塗り潰され 感情の振り子の上で僕らは暮らす |
旅にでも出よっかもう頑張りたくなくて お休みした 朝の空気が気持ちいいから 散歩するみたいに 出掛けてみよう 目的地はない むかしの音楽 車輪の音 僕を日々から少しだけ遠ざける ぼさぼさの頭 風のコーム それならおしゃれもしよう 明日のことは明日の僕が うまくやってるでしょう 旅にでも出よっか 遠く遠くのどっか 狭いまちを飛び出して 今日はよそで寝よう 海を見に行こうぜ 美味いめしも食おうぜ 嫌なことは忘れよう やりたいことぜんぶ やりきるまでは帰れない! 流れていく景色 折れた切符 綿のように運ばれたいと、そう思う くしゃくしゃの煙草 鳴る小銭 ポケットは軽くしてある きみのすべきこと 誰かに代わってもらいましょう 旅にでも出よっか 遠く遠くのどっか 狭いまちを飛び出して 今日はよそで寝よう 少し勇気を出して 知らん人と話して 子供に戻ったように わがままも言える 財布が軽くなって 両足は重くなって 心が満ちる時間 家が恋しくなって 遊び疲れて帰ればいい | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | もう頑張りたくなくて お休みした 朝の空気が気持ちいいから 散歩するみたいに 出掛けてみよう 目的地はない むかしの音楽 車輪の音 僕を日々から少しだけ遠ざける ぼさぼさの頭 風のコーム それならおしゃれもしよう 明日のことは明日の僕が うまくやってるでしょう 旅にでも出よっか 遠く遠くのどっか 狭いまちを飛び出して 今日はよそで寝よう 海を見に行こうぜ 美味いめしも食おうぜ 嫌なことは忘れよう やりたいことぜんぶ やりきるまでは帰れない! 流れていく景色 折れた切符 綿のように運ばれたいと、そう思う くしゃくしゃの煙草 鳴る小銭 ポケットは軽くしてある きみのすべきこと 誰かに代わってもらいましょう 旅にでも出よっか 遠く遠くのどっか 狭いまちを飛び出して 今日はよそで寝よう 少し勇気を出して 知らん人と話して 子供に戻ったように わがままも言える 財布が軽くなって 両足は重くなって 心が満ちる時間 家が恋しくなって 遊び疲れて帰ればいい |
ウィスパー誰にも聞こえない叫びを 友だちさえ知らない、透き通る翼を 隠していた 溶けてく飴玉、寂しくて 大人へと近づく つま先で立ってる あたたかな太陽さえ眩しくて疎ましく思えてしまうこと 自分だけが間違いを抱えてる気がして悲しくもなるけど 弱さを抱えた僕たちに でも孤独を愛せる僕たちに おまじないのメロディをくれるような 秘密の逃げ場所があるよ 教科書を閉じた僕たちに 悪いことを知りたい僕たちに 自分らしさのリズムをくれるような 小さく響くささやきを いつも 泣いている君の目頭を拭って 笑っている君の今を彩って いつも 開いた口から溢れそうな弱音を 歌が上書きして、少し楽になる 走り出した僕らの追い風になる音 隠した幼い羽、今なら飛べるかな 天使たちがくれたやさしい思い込みの歌を 空からばら撒こう、街じゅうに積もるほど 互いを知りたい僕たちに でも傷を負いすぎた僕たちに 柔らかなハーモニーをくれるような 手探りの言葉があるよ 靴擦れが痛む僕たちに それでも歩いてゆく僕たちに 生きることを手伝ってくれるような 小さく響くささやきを いつも 泣いている君の目頭を拭って 笑っている君の今を彩って いつも 開いた口から溢れそうな弱音を 歌が上書きして、少し楽になる | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 誰にも聞こえない叫びを 友だちさえ知らない、透き通る翼を 隠していた 溶けてく飴玉、寂しくて 大人へと近づく つま先で立ってる あたたかな太陽さえ眩しくて疎ましく思えてしまうこと 自分だけが間違いを抱えてる気がして悲しくもなるけど 弱さを抱えた僕たちに でも孤独を愛せる僕たちに おまじないのメロディをくれるような 秘密の逃げ場所があるよ 教科書を閉じた僕たちに 悪いことを知りたい僕たちに 自分らしさのリズムをくれるような 小さく響くささやきを いつも 泣いている君の目頭を拭って 笑っている君の今を彩って いつも 開いた口から溢れそうな弱音を 歌が上書きして、少し楽になる 走り出した僕らの追い風になる音 隠した幼い羽、今なら飛べるかな 天使たちがくれたやさしい思い込みの歌を 空からばら撒こう、街じゅうに積もるほど 互いを知りたい僕たちに でも傷を負いすぎた僕たちに 柔らかなハーモニーをくれるような 手探りの言葉があるよ 靴擦れが痛む僕たちに それでも歩いてゆく僕たちに 生きることを手伝ってくれるような 小さく響くささやきを いつも 泣いている君の目頭を拭って 笑っている君の今を彩って いつも 開いた口から溢れそうな弱音を 歌が上書きして、少し楽になる |
ユーモア乾いた空に雨雲が押し寄せるように 涙があふれそうになる夜 きみのおどけた声がききたい ぬるい陽だまりをひとりで歩いて 飼い慣らせないままのさびしさがある 強い風の日の急ぎ足の雲に 追いつくようにきみは走り去った 波の音が永遠に響く海 歌うように跳ねる砂が足を舐める 乾いた空に雨雲が押し寄せるように 涙があふれそうになる夜 きみのおどけた声がききたい やさしいユーモアをもっと教えて くだらないジョークをいくつもまじえて 悲しい話をうまいことごまかす 散らかる心の部屋を片付けて 余白を生むようにきみの詩は在った 僕たちは永遠でいられない それでも言葉の残響は名残る 束ねた花に煩いがほどけていくように きみから見た世界は柔らかい ゆるむ頬で真似してうたう 抱きしめあえない星座たち 夜の隔たりの距離を詩は渡っていく 乾いた空に雨雲が押し寄せるように 涙があふれそうになる夜 冷蔵庫の音がうるさい きみのおどけた声はもうきけない きみのユーモアを覚えておこう | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | トオミヨウ | 乾いた空に雨雲が押し寄せるように 涙があふれそうになる夜 きみのおどけた声がききたい ぬるい陽だまりをひとりで歩いて 飼い慣らせないままのさびしさがある 強い風の日の急ぎ足の雲に 追いつくようにきみは走り去った 波の音が永遠に響く海 歌うように跳ねる砂が足を舐める 乾いた空に雨雲が押し寄せるように 涙があふれそうになる夜 きみのおどけた声がききたい やさしいユーモアをもっと教えて くだらないジョークをいくつもまじえて 悲しい話をうまいことごまかす 散らかる心の部屋を片付けて 余白を生むようにきみの詩は在った 僕たちは永遠でいられない それでも言葉の残響は名残る 束ねた花に煩いがほどけていくように きみから見た世界は柔らかい ゆるむ頬で真似してうたう 抱きしめあえない星座たち 夜の隔たりの距離を詩は渡っていく 乾いた空に雨雲が押し寄せるように 涙があふれそうになる夜 冷蔵庫の音がうるさい きみのおどけた声はもうきけない きみのユーモアを覚えておこう |
よろこびのうた消えてしまえたら よかったのにな 僕らはみんな寂しくて 生きることがへたくそだった 涙がとうに涸れたから 終わる場所を探しているんだ よろこびのうた 抱きしめるように 歌う | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 消えてしまえたら よかったのにな 僕らはみんな寂しくて 生きることがへたくそだった 涙がとうに涸れたから 終わる場所を探しているんだ よろこびのうた 抱きしめるように 歌う |
やんぐわーるど prod. NEE残念、馬鹿だね ムキになってしまってもパラッパ ふざけたい、壊したい 申し訳ないけど「うん、ごめんね」 万歳、掲げて この鳴り響く音が分かるなら 衝動、止まれない とりあえず今日はそんなもんなんだ シャララ ここはどこだい? 迷い込んでしまったの 僕が望んで来たはずなのに 正しさも間違いも 馬鹿なフリして分かってる それなのに溢れた僕の失敗作 世界はまだ暴力的に 僕らを笑っている 分からないけどもうサヨナラ 1人ぼっちで良いさ 何気ない日の帰りの道で なぜか泣いちゃいそうです 「我慢するからこっちに来てよ」 誤魔化してまた明日 期待外れの天気予報 希望を捨て歌う、歌う 物語はこれから続くの (あはあは、あはあは) 「信じてるものだけが正義だ」 その未来のため 叫ぶ、叫ぶ 確かに僕も悪いとこがありますが (え?え?え?) 早く帰らせて シャララ 「それなりに考えて 生きている理由も明白です」 そこに普通を求められたって もう分からないよ 常識が違くったって やってる事が変で笑われたって 構わず歌うからさ やるせない日々が僕を包む 眠れずに朝の光が刺す 耐えれない程に傷ついたよ だからもう恐れない僕が居るの お預けよ僕らの絶望 振りかざし今、笑え笑え 電車に揺られ窓を眺めたら (ガタンゴトン、ガタンゴトン) 知らぬ誰かに訴えています 「頑張れば僕も羽ばたけるかな?」 不幸話に付き合ってくれよ (はい、はい、はい) 興味無いようね 予想的中、天気予報 希望のまま歌う、歌う だけど何故か疑ってしまうの 「信じてる物だけが正義か?」 その未来に僕は不安になる いつの間にか誰も信じれなくなった 嗚呼 いつまでも続く幸せとか 有り余る金とか名誉じゃない 願いたいのはもっと単純なものさ (聞かせて、聞かせて) そぅ宇宙の果ての話とか 僕の好きな事や愛とか なにも疑わないで受け取りたいんです 僕は大人になりました。 | キタニタツヤ | くぅ | くぅ | | 残念、馬鹿だね ムキになってしまってもパラッパ ふざけたい、壊したい 申し訳ないけど「うん、ごめんね」 万歳、掲げて この鳴り響く音が分かるなら 衝動、止まれない とりあえず今日はそんなもんなんだ シャララ ここはどこだい? 迷い込んでしまったの 僕が望んで来たはずなのに 正しさも間違いも 馬鹿なフリして分かってる それなのに溢れた僕の失敗作 世界はまだ暴力的に 僕らを笑っている 分からないけどもうサヨナラ 1人ぼっちで良いさ 何気ない日の帰りの道で なぜか泣いちゃいそうです 「我慢するからこっちに来てよ」 誤魔化してまた明日 期待外れの天気予報 希望を捨て歌う、歌う 物語はこれから続くの (あはあは、あはあは) 「信じてるものだけが正義だ」 その未来のため 叫ぶ、叫ぶ 確かに僕も悪いとこがありますが (え?え?え?) 早く帰らせて シャララ 「それなりに考えて 生きている理由も明白です」 そこに普通を求められたって もう分からないよ 常識が違くったって やってる事が変で笑われたって 構わず歌うからさ やるせない日々が僕を包む 眠れずに朝の光が刺す 耐えれない程に傷ついたよ だからもう恐れない僕が居るの お預けよ僕らの絶望 振りかざし今、笑え笑え 電車に揺られ窓を眺めたら (ガタンゴトン、ガタンゴトン) 知らぬ誰かに訴えています 「頑張れば僕も羽ばたけるかな?」 不幸話に付き合ってくれよ (はい、はい、はい) 興味無いようね 予想的中、天気予報 希望のまま歌う、歌う だけど何故か疑ってしまうの 「信じてる物だけが正義か?」 その未来に僕は不安になる いつの間にか誰も信じれなくなった 嗚呼 いつまでも続く幸せとか 有り余る金とか名誉じゃない 願いたいのはもっと単純なものさ (聞かせて、聞かせて) そぅ宇宙の果ての話とか 僕の好きな事や愛とか なにも疑わないで受け取りたいんです 僕は大人になりました。 |
知らないあそび prod. indigo la End見えないところにまだ 浮ついた恥ずかしさが 戸惑うピアスの穴 透けて見えるような気がした おままごとのような触れ合いが 勝手に馴染んでたんだよ 愛しくなる 虚しくなる 繰り返す遊びのような わたくしごと あなたが知らない間にかいた冷たい汗 支えのないゴンドラ 何の疑いもなく乗るあなた いつもより軽い耳で 私は風を借りて踏み出す 揺れているよ まだ進む気配もないのにな 嘘つく前 優しくなる 見飽きたのにまだ痛くって 気付いたのに わかったのに どうにかしようとしてる 愛しくなる 虚しくなる 繰り返す遊びのような わたくしごと あなたが知らない間にかいた冷たい汗 「私はもうわかってるよ」 その言葉だけ言えなくて 薄闇の中で巡り合う幸せ 見つけようとしてる 上手くできないな 代わりに知らない遊びが増えていく 冷たい汗で あなたを濡らすこととかね | キタニタツヤ | 川谷絵音 | 川谷絵音 | | 見えないところにまだ 浮ついた恥ずかしさが 戸惑うピアスの穴 透けて見えるような気がした おままごとのような触れ合いが 勝手に馴染んでたんだよ 愛しくなる 虚しくなる 繰り返す遊びのような わたくしごと あなたが知らない間にかいた冷たい汗 支えのないゴンドラ 何の疑いもなく乗るあなた いつもより軽い耳で 私は風を借りて踏み出す 揺れているよ まだ進む気配もないのにな 嘘つく前 優しくなる 見飽きたのにまだ痛くって 気付いたのに わかったのに どうにかしようとしてる 愛しくなる 虚しくなる 繰り返す遊びのような わたくしごと あなたが知らない間にかいた冷たい汗 「私はもうわかってるよ」 その言葉だけ言えなくて 薄闇の中で巡り合う幸せ 見つけようとしてる 上手くできないな 代わりに知らない遊びが増えていく 冷たい汗で あなたを濡らすこととかね |
カルチャー ぼくらはマターリ進んでいく、少しずつ理性を耕していく 「気づき」も「目覚め」も、ユーチューブじゃもらえないよ 一歩ずつユクーリ学んでいく、間違えるたんび直していく マジでかったるくて苦しい、でも日々育っていくデモクラシー ね、そうだろべいべー モ**の前でおしゃべりしてるだけの人たち ムカつく「****」は顔出し晒してもいいらしい ここでぶっちゃけたいが 在*****2世のおれの***もまた**フォビアでさ(えー?) 自分とこで痛みのリレー止めんのはムズいらしい 「なんとなく嫌」「なんとなく怖い」 そんなフォビアをアンインストールしたい 粛々と考える そうやって歳をとる ぼくらはマターリ進んでいく、少しずつ理性を耕していく 「気づき」も「目覚め」も、ツイッターにゃ荷が重いよ 一歩ずつユクーリ学んでいく、間違えるたんび直していく マジでかったるくて苦しい、でも日々育っていくデモクラシー 「少子化は若い**たちのせい」 「治安の悪化は****のせい」 「戦争は茶番、DSのやらせ」 歯止めのないネットミーム 誰かの描いた物語をありがたく聴いてそれだけをただ丸呑む 「真実」がぼくらの望む形をしてくれていたら、ちょっと危険かもね 「あいつらが悪い」「あいつらはずるい」 って二元論で片付くストーリーじゃない から考え続ける ハンナおばちゃんもゆってる(^-^)v ぼくらはマターリ進んでいく、少しずつ理性を耕していく 「気づき」も「目覚め」も、無くたって君はすごいよ 一歩ずつユクーリ学んでいく、間違えるたんび直していく マジでかったるくて苦しい、でも日々育っていくデモクラシー ね、そうだろべいべー ポピュリストも拳銃も キャッチーすぎる熱狂は長続きしないもんよ ぼくらにはカルチャー ひ孫にさえ届くように どうせ逃げれぬ現実を楽しく見つめれるように ぼくらにはカルチャー  | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | ぼくらはマターリ進んでいく、少しずつ理性を耕していく 「気づき」も「目覚め」も、ユーチューブじゃもらえないよ 一歩ずつユクーリ学んでいく、間違えるたんび直していく マジでかったるくて苦しい、でも日々育っていくデモクラシー ね、そうだろべいべー モ**の前でおしゃべりしてるだけの人たち ムカつく「****」は顔出し晒してもいいらしい ここでぶっちゃけたいが 在*****2世のおれの***もまた**フォビアでさ(えー?) 自分とこで痛みのリレー止めんのはムズいらしい 「なんとなく嫌」「なんとなく怖い」 そんなフォビアをアンインストールしたい 粛々と考える そうやって歳をとる ぼくらはマターリ進んでいく、少しずつ理性を耕していく 「気づき」も「目覚め」も、ツイッターにゃ荷が重いよ 一歩ずつユクーリ学んでいく、間違えるたんび直していく マジでかったるくて苦しい、でも日々育っていくデモクラシー 「少子化は若い**たちのせい」 「治安の悪化は****のせい」 「戦争は茶番、DSのやらせ」 歯止めのないネットミーム 誰かの描いた物語をありがたく聴いてそれだけをただ丸呑む 「真実」がぼくらの望む形をしてくれていたら、ちょっと危険かもね 「あいつらが悪い」「あいつらはずるい」 って二元論で片付くストーリーじゃない から考え続ける ハンナおばちゃんもゆってる(^-^)v ぼくらはマターリ進んでいく、少しずつ理性を耕していく 「気づき」も「目覚め」も、無くたって君はすごいよ 一歩ずつユクーリ学んでいく、間違えるたんび直していく マジでかったるくて苦しい、でも日々育っていくデモクラシー ね、そうだろべいべー ポピュリストも拳銃も キャッチーすぎる熱狂は長続きしないもんよ ぼくらにはカルチャー ひ孫にさえ届くように どうせ逃げれぬ現実を楽しく見つめれるように ぼくらにはカルチャー |