海雪ジェロ | ジェロ | 秋元康 | 宇崎竜童 | 鈴木豪・多田三洋 | 凍える空から 海に降る雪は 波間にのまれて 跡形もなくなる ねえ 愛してても ああ 届かぬなら ねえ いっそ この私 身を投げましょうか? あなた 追って 出雲崎 悲しみの日本海 愛を見失い 岸壁の上 落ちる涙は 積もることのない まるで 海雪 掌 伸ばせば 冷たい幻 世間を振り切り 宿命(さだめ)だと信じた ねえ 愛されても ああ 叶わぬ中 ねえ いっそ この私 殺してください 一人きりの出雲崎 明日(あす)を待つ傘もなく 濡れたこの髪が 芯まで冷えて 恨む言葉も 水面に消えてく まるで 海雪 ねえ 愛してても ああ 届かぬなら ねえ いっそ この私 身を投げましょうか? あなた 追って 出雲崎 悲しみの日本海 愛を見失い 岸壁の上 落ちる涙は 積もることのない まるで 海雪 |
えいさジェロ | ジェロ | 一青窈 | 山本健太郎 | 鈴木豪 | すが漏りの浮き名の独り暮らし あなたの声、匂い、あなたの嘘 愛は終われますか ひとりでに 改札で凍て鶴だわ 声かけられぬ寂しさに耐えています 身じろぎもできないのあたし馬鹿ね えええ…えいさ 飛び立っておゆき 「現在使われておりません」が どこか遠くであのホトトギスに あなた呼び出されているのでしょう はぐれた手を温めて 追いかけられぬ悔しさに耐えています 遠慮がちのあたしじゃ役立たずね えええ…えいさ 幸せにおなり 嘘ついてまで欲しかったものがあったわ 痛くなるほど抱きしめられ 声かけられぬ寂しさに耐えています 身じろぎもできないのあたし馬鹿ね えええ…えいさ 飛び立っておゆき |
やんちゃ道ジェロ | ジェロ | 中村中 | 中村中 | 鈴木豪 | 泥んこで泣かされて帰って来ても 鼻水垂らし 笑顔を作ってる 負けん気なあたしに似て 強がりで 喧嘩の理由(わけ)は言わないね 寝顔はまだまだ子供だけど 我慢を覚えているんだね 知らぬ間に でこぼこしてきた小さな手 やぶけたズボンを縫うたびに 人には言えない悲しみが この胸の奥に忍び込む あやしておくれと駄々を言う 悔しさ噛みしめ 強くなれ 泥んこ道に咲く花のように 寝坊して飛び起きた遠足の朝 玄関先で慌てて手渡した 残り物弁当のおむすびが 大好きだよって笑ったね 贅沢させてやれないけど 手のかかる毎日 楽しいよ 愚図っても いつかはグレても帰る場所 あたしの背丈追い越して いつかはお前もいっちょ前 それが男さ やんちゃ道 転んでのめって歩む道 弱音を吐かないお前には 恥ずかしい所(とこ)は見せられない お前が笑ってくれるなら それがあたしの笑顔だよ 悲しみ拭って 胸を張れ 心の奥に咲く花のように |
爪跡ジェロ | ジェロ | 蟹江ハルキ | 春畑道哉 | 鈴木豪 | 答えなんか 無いのでしょう 二人の行く先に ただ 今は 束の間の 深い夜に 沈みたい ためらいながら 求め とまどいながら 夢を見てたわ 後ろ向きの恋を 捨てることができずに あなたが残した 爪跡 ひとり癒す 夜更け 部屋の灯り 仄暗く 浮かんだ横顔に ただ 時が 止まればと 痛いほどに 祈ったわ 未来を信じ そして 未来に怯え 夜ごと 震えた 壊れそうな心 ふさぐずるい口づけ あなたがいるなら生きられる どんなつらい明日も ためらいながら 求め とまどいながら 夢を見てたわ 私だけのひとと 言える時が来るのを 心に残った 爪跡 それは生きた証し |
嘘泣きジェロ | ジェロ | 田久保真見 | 浜圭介 | 鈴木豪 | 悲しすぎると 泣けないね なみだが胸で 凍りつく… でも笑うほど 強くない 背中であなた 送らせて… 嘘泣きを してる間に ふり向かず 出て行ってよ 泣き崩れてる こころが 泣き叫んでる 未練が あなたを止める その前に そっと 夢がつぶれて しまうほど 最後に抱いて 欲しかった… いま私から 遠ざかる 靴音さえも 愛してた… 嘘泣きを してる間に 酔っぱらって ねむりたいの まだ燃え焦がる こころが まだ燃えのこる 未練が あなたを憎む その前に いっそ 嘘泣きを してる間に ふり向かず 出て行ってよ 泣き崩れてる こころが 泣き叫んでる 未練が あなたを止める その前に そっと |
ただ…涙ジェロ | ジェロ | 中村中 | 中村中 | 鈴木豪 | どうして涙は 枯れないのでしょう 子供の頃から 流しているのに 大人になったら 余計に大粒になるのでしょう 悲しくて、悲しくて、 悲しい事しかわからない 悲しいだけ、悲しいだけ、 ただ ただ…涙 どうしてあの人 冷たいのでしょう 好かれちゃない事 わかっているのに 冷たくされたら 余計に愛おしくなるのでしょう 淋しくて、淋しくて、 淋しい事しかわからない 淋しいだけ、淋しいだけ、 ただ ただ…涙 この身を捨てれば 悲しみは涙は枯れますか 悲しくて、悲しくて、 悲しい事しかわからない 悲しいだけ、悲しいだけ、 ただ ただ ただ ただ…涙 |
夜明けの風ジェロ | ジェロ | TANUKICHI | 平尾昌晃 | 若草恵 | ふるさとの花びら 見送るように舞い散る 忘れるため振り向かず 消せない日々忘れたい 一人孤独抱いて 笑顔の向こう 続く道を願う 思い出よ 遠く未来へ 悲しみよ 涙よさよなら どんな 辛い事が来ても 会える 生きてさえいれば いつか 断ち切れぬ想いが 男の胸でざわめいてた 夜明けの風の中で 舞い落ちたひとひら たたかう男空見る 君のために前を向け 最後の夜胸に秘め 二人いつも今も 誰より信じ 絆深く愛を この闇の 果てを目指して 歩き出せ 光を探して 命 燃える限り強く 願い この恋にともれ いつか 陽が昇る明日には 男の背中照らしていた 夜明けの霧と月が どんな 辛い事が来ても 会える 生きてさえいれば いつか 断ち切れぬ想いが 男の胸でざわめいてた 夜明けの風の中で |
人生晴れるや~桜花乱舞ジェロ | ジェロ | 平尾昌晃・TANUKICHI | 平尾昌晃 | | 男 男は 夢を持ち 君が 君が 描いた道標 きっと願いは 叶うよと 愛する 笑顔見て 明日を 信じて 前を向け サクラよ サクラよ 冬には咲かない 淡い花びら ここに幸あれ 咲いて舞い散る 青空 この愛 忘れず ♪ サ・ク・ラ (桜吹雪よ この世はたのし) ♪ サ・ク・ラ (咲いて乱れる この世のさだめ) めぐり逢い 100年 生きてる 逢いたい時 夢を抱く 人生 晴れるや~ 男 男は 愛深く 夢を 夢を叶えて 生きて行く 荒れた大地や 嵐でも いとしい 人となら 未来を 信じて 前を向け サクラよ サクラよ 夏にも咲かない 誰にでもある 倖せならば 信じていたい ふたりの 温もり 忘れず ♪ サ・ク・ラ (春よ来い来い 早咲きさくら) ♪ サ・ク・ラ (人は夢見て 願いを込めて) 届けたい この愛 この恋 逢いたくなる 抱きたくなる 人生 晴れるや~ ♪ サ・ク・ラ (熱い思いは 日本の誇り) ♪ サ・ク・ラ (みんな笑って 満開さくら) めぐり逢い 100年生きてる 逢いたい時 夢を抱く 人生 晴れるや~ |
セレナーデジェロ | ジェロ | 須藤晃 | 玉置浩二 | トオミヨウ | 涙色 夜霧に 消えそうな 星屑よ さよならですか さよならですか 会えなくなりますか 想い出は 哀愁 耳もとに セレナーデ さよならですね さよならですね 哀しいさだめですね 誰よりも 好きだった 遠くから見つめてた いえなくて いえなくて ひとり 泣いていたよ あなただけ 追いかけて あなただけ 待ちつづけた何年も 風に飛ばされた鳥は 夜のかなた 見えない 許されぬ 恋だから 街角に セレナーデ さよならなんだ さよならなんだ わかっていたけれど どうしても ほしいもの なによりも ほしいもの 命より 命より 大切な ものだった あなただけ 追いかけて あなただけ 待ちつづけた何年も 風に流された夢は 愛のとばりの 向こうへ あなただけ 追いかけて あなただけ 待ちつづけた何年も 風に飛ばされた鳥は 夜のかなた 見えない あなただけ 追いかけて あなただけ 待ちつづけた何年も 風に流された夢は 愛のとばりの セレナーデ |
なきむし倶楽部ジェロ | ジェロ | 山川啓介 | 堀江淳 | 江口正祥 | 両手をひろげた その幅(はば)は たかが背丈(せたけ)と おんなじ広さ それでもあんたの 悲しみくらい 抱いてやれるよ おれでいいなら 星屑小路(ほしくずこうじ)の 突き当たり ネオンもうるんだ“なきむし倶楽部” ぽつぽつと聞かせてよ 涙の理由(わけ)なんか 泣くだけ泣いたら 見える虹 人生 やさしい意地悪(いじわる)さ 誰より不幸と 嘆(なげ)く夜 そいつも時には 必要なのさ どこかに待ってる つぎの幸せ もっと大事に 抱きしめるから グラスの中には 海がある あんたがつぶやく“なきむし倶楽部” きれいだね いつかしら少女の瞳(め)をしてる つまずきべそかき 立ち上がる 誰もが死ぬまで おさな児(ご)さ 今夜は子供に お帰りと 母の声がする“なきむし倶楽部” この膝で眠りなよ 朝まで見てるから 生きてりゃ明日(あした)が きっと来る 人生愛しい いとおしい |
ポロポロジェロ | ジェロ | 本堂哲也 | CHANGSU | 八澤勉 | ポロポロポロ ポロポロポロ 涙がこぼれる ポロポロポロ ポロポロポロ 心がふるえる もう帰りたい もう戻れない 遠い町の灯が消える ポロポロポロ ポロポロポロ 灯が消えるよ ポロポロポロ ポロポロポロ もういいかな ポロポロポロ ポロポロポロ まぁだ まだだよ もう帰りたい もう戻れない 遠い町の灯が消えた ポロポロポロ ポロポロポロ わが故郷よ まぶたの奥に 浮かぶ笑顔 あなたの歌う 声が聞きたい ハアーイヨー 今年ゃ豊年だよ 穂に穂がー 咲いてヨー ハアーアーア 道の小草にも ヤレサーヨー 米がなるヨー ホロホロホロ ホロホロホロ みんなに会いたい ホロホロホロ ホロホロホロ みんなで歌いたい もう大丈夫 もう怖くない 心のなかに 生きている ホロホロホロ ホロホロホロ あなたと歌える まぶたの奥に 浮かぶ笑顔 あなたの歌う 声が聞こえる |
うぬぼれジェロ | ジェロ | 鈴木紀代 | 影山時則 | 周防泰臣 | 愛されてると 信じてたのは 私一人の うぬぼれでした 泣いて泣いて 又泣いて 又々泣いて 又泣く私 死ぬまで離しは しないよと 言った男は どこの誰… 愛が行き場を 失くしてる あなたのそばで 寝息を聞いて 寝つく私は 倖せでした 待って待って 又待って 又々待って 又待つ私 心の傷跡(きずあと) うずく夜(よる) つける薬は ないですか… 熱はいまだに 下がらない 喜びくれて 笑顔をくれて 罪なあなたは 涙もくれた 泣いて泣いて 又泣いて 又々泣いて 又泣く私 女に生まれて よかったと 言った私は バカですね… 恋はうぬぼれ 蜃気楼(しんきろう) |
ひとり舟ジェロ | ジェロ | 鈴木紀代 | 影山時則 | 周防泰臣 | 流されて 流されて ビルの谷間の なみだ川 立つ瀬なければ 浮かぶ瀬もない 寄る辺(べ)なくして 今日も又 あゝゝ木(こ)の葉みたいな ひとり舟(ぶね) 倖せは 倖せは 泣けば泣くほど 遠ざかる やっとつぼみの 夢一輪を 何でかき消す つむじ風 あゝゝどこへ流れる ひとり舟 人の世は 人の世は 嘘と真実(まこと)の 寄せ集め 愛にはぐれて 情けに飢(う)えて 寒さこらえる 夜(よる)の川 あゝゝ春はいつ来る ひとり舟 |