青春のいじわる菊池桃子 | 菊池桃子 | 秋元康 | 林哲司 | | 緩い坂道 錆たバス停 遠い街が黄昏てく 君は僕から 少し離れてガードレール腰掛けてた 君は怒っているみたい 何も話してくれないね 青春の躊躇いの中で僕達は動けずにいたね 君からもらった心の涙が重いよ 嫌いになったわけじゃないよと 細い肩に つぶやいても 僕の方から君へと吹いた風の色は変られない 違う誰かを愛したらいつかわかってくれるだろう 青春という言葉なんて僕達に似合わないけれど 素直になれない二人の若さが痛いね 違う誰かを愛したらいつかわかってくれるだろう さよならは ためされた誓い 僕達が又会える日までうつむく君だけ瞳にとじこめたいから 青春という季節の中 僕達に残された窓は いっしょに歩いた陽ざしのまぶしさだけだね |
SUMMER EYES菊池桃子 | 菊池桃子 | 秋元康 | 林哲司 | | コテージの窓から広がる コバルトのリーフが光れば 陽に灼けた横顔ためらい 少しうつむいて 少年みたいね 私ひとり 街へ帰る 海風 聞かせて 君のせいじゃない 言い出せなかった 私がいけないだけよ 彼女には何も 知らせずにいてね 遠くで見つめていたい 太陽が特別眩しい 息さえもできないくらいに 手の平を翳して見上げた 夏を少しだけ嫌いになりたい シャツのえりを直しながら 涙をかくした 君のせいじゃない そんな自分を 責めたら悲しくなるわ 悪いのは私 困らせてばかり ごめんね好きだったこと 風邪をひいたのと 伝えておいてね 誰かに聞かれた時は 悪いのは私 困らせてばかり ごめんね好きだったこと |
雪にかいたLOVE LETTER菊池桃子 | 菊池桃子 | 秋元康 | 林哲司 | | あなたに伝えたいの この胸のときめき 雪の上にそっと書いた レター 遠い教会の鐘の音(ね) 古いオルガンが聞こえる 白いクリスマスイヴ 私 1人ぽっちよ 誰にも言えないほど 小さな物語 叶わぬ夢 あなたを愛してから 初めて来た冬は 北の風が冷たい こんなクリスマスイヴには 人はロマンスを信じる 街の灯りがともる 恋が生まれる夜ね あなたがいつも通る secret love レンガの石畳 雪の上に せつない想いだけを no body know 指で書いておくの もし消えても 泣かない 気づいてくれるかしら secret love 私のメッセージ ONE WAY だけど 夜空の星が雪に no body know 変わってしまう夜 あなた だけに ………メリー クリスマス |
卒業 -GRADUATION-菊池桃子 | 菊池桃子 | 秋元康 | 林哲司 | | 緑の木々のすき間から 春の陽射しこぼれて 少し眩しい並木道 手を翳して歩いた あの人と私は 帰る時はいつでも 遠廻りしながら ポプラを数えた 4月になるとここへ来て 卒業写真めくるのよ あれほど誰かを 愛せやしないと 誕生日にはサンテグジュペリ ふいに贈ってくれた 一行おきに好きだよと 青いペンで書いてた あの頃の二人は 話しさえ出来ずに そばにいるだけでも 何かを感じた 4月になるとここへ来て 卒業写真めくるのよ あれほど誰かを 愛せやしないと 4月が過ぎて都会へと 旅立ってゆくあの人の 素敵な生き方 うなずいた私 |
BOYのテーマ菊池桃子 | 菊池桃子 | 秋元康 | 林哲司 | | Lonely Romancer 出逢いはミステリー Lonely Romancer あなたをそう呼ぶわ Boy いつの日からか まだ見ぬ人に ときめいていた Boy 心に深く 伝える愛は 不思議な力 瞳(め)と瞳(め)が合った瞬間(とき) 感じたのよ 初めて会ったのに やっと めぐり逢えた気持ち Lonely Romancer 願いが届くまで Lonely Romancer あなたを待っていた Boy 幾千年の 時の向うに 何が見えるの? Boy 悲しいことも 愛の光で 希望に変えて 嵐に出逢っても 恐れないわ 心ひとつにして 抱きしめ合うでしょう 2人 Lonely Romancer 想いはひとつだけ Lonely Romancer 愛の光の国 遠い宇宙の彼方(かなた) 続く銀河の世界 Stay with me Stay with me Lonely Romancer 出逢いはミステリー Lonely Romancer あなたをそう呼ぶわ Lonely Romancer 願いが届くまで Lonely Romancer あなたを待っていた |
もう逢えないかもしれない菊池桃子 | 菊池桃子 | 康珍化 | 林哲司 | | 日差しがひとつ弱まるたびに ふたりの心も もろくなるね 草原ぬけてミモザの駅へ あなたを送りに急ぐ 風と夕陽をつれて そんな怒った顔を はじめて見たわ 手も握れない 私 責めてるみたい もう逢えないかもしれない 秋は旅人 あなたに枯れ葉の音がした もう逢えないかもしれない 一度も好きと 言えずにごめんね いま 風は走る あなたの影をふまないように 離れて電車が来るの待った 胸が一杯 クルミの枝にそっと 小さく彫った あなたの名前 冬に 埋れてゆくね もう逢えないかもしれない 風も旅人 ホームにゆれてるかすみ草 もう逢えないかもしれない 思い出だけが 心に重くて ねえ 折れそうです もう逢えないかもしれない 夢も旅人 木の葉が涙の海になる もう逢えないかもしれない 一度も好きと 言えずにごめんね ほら 風が止まる |
Broken Sunset菊池桃子 | 菊池桃子 | 有川正沙子 | 林哲司 | | 潮風の バイパスを 染める夕陽 突然に カーラジオ 止めてあなた 他に好きな娘が できたと告げたの 瞳 翳(かげ)らせて 私いま 何を言えば いいのでしょう 黄昏は 足早に 胸に降りて 渚で手を振る あの日の幻 想い出が走る ふたりは やがて並んで 歩くと 信じていたの 時間(とき)の岸に佇み あなたを待った季節 泣かないように 目を閉じた 潮騒が 引いてゆく サイド・シート アクセルと 横顔に よぎる痛み 君をさらえない 僕がもどかしい 静かにつぶやく はじめて あなたの嘆き ごめんね 気が付かなくて 壊れやすい愛こそ 受け止められなかった あなたのために 目を伏せた どうして 愛はゆらめき 答えを 謎に隠すの どんな哀しみよりも あなたを失う今 せつなさの海 広がるの |
夏色片想い菊池桃子 | 菊池桃子 | 有川正沙子 | 林哲司 | | 木洩(こも)れ陽が眩(まぶ)しい 微風(そよかぜ)の坂道 偶然に逢えたと あなたは思っている 片想いずっと 続くつもりで 立ち止まる春を そっと見つめた ありがとう さり気ない 明るい陽射し 今目ざめた 聞いて un deux trois 恋のリ・ズ・ム あなたの胸まで 届けたい そして Avec Toi 耳を澄まし ふたりの メロディー 気付いてね 夕焼けのため息 はずかしさふき消し 気まぐれな天使は 白い羽根たたんだ 片思い同志 微笑んだ時 大切な愛の奇蹟がおきる 不思議だわ ためらいも あなたのそばで 透き通るの それは un deux trois 恋のま・ほ・う あなたの願いに 答えたい そして Avec Toi まぶた閉じて やさしい勇気を信じるわ きっと un deux trois 恋のリ・ズ・ム あなたの胸まで 届けたい そして Avec Toi 耳を澄まし ふたりの メロディーきかせてね |
Say Yes!菊池桃子 | 菊池桃子 | 売野雅勇 | 林哲司 | | 空にSay Yes! 悲しいことがあっても いつもSay Yes! 君を信じていてね 愛にはぐれたり 淋しさが涙に負けそうな時は 思い出して みんなひとりきりじゃないと 夕陽が舗道に落す影のように そっと首傾げ 誰かがキミのこと 優しく見つめている 勇気を出して翔んでね 怖がらなくて平気よ 夢の重さ支えあえば走れるわ 空にSay Yes! Vのサインを挙げて OK. Say Yes! 涙を吹き飛ばして もっとSay Yes! 力の限り遠く それはSay Yes! 青春へのメッセージ…生きるのがとても好き… 世界中がキミを待ってる 悩みを話して ひとりで泣かないで 心を閉じたら明日が見えなくて 夢も道に迷うわ 大事な気持伝える 言葉は探せなくても 泣き止むまで背中に手を触れてるわ 空にSay Yes! 悲しいことがあっても いつもSay Yes! 君を信じていてね 空にSay Yes! Vのサインを挙げて OK. Say Yes! 自分宛てのメッセージ…青春がとても好き… 世界中がみんな待ってる |
アイドルを探せ菊池桃子 | 菊池桃子 | 売野雅勇 | 林哲司 | | 銀河の片隅(すみ)で息をひそめて 名もない星を探してるあなた 街を見降ろす天文台は 夢にいちばん近い駅なのね… 横顔まぶしい 空巡る神秘が描(えが)く レヴュー祈るように見とれる 夏の日の少年のまま ねえずっと生きていってね 夢映す瞳(め)が翳(かげ)らないよう 代わりになり傷つきたく思う… 最後に出逢うひとだといいな 後ろ姿にささやいてみたの いちばん小さな星をあげるよ 探し出してね 運命が伏せた奇跡のカードよ 夜があけてく空を見ると なぜ懐(なつか)かしくなるのかな… もう記憶から消えた日に この生命棲んでたからね 長い眠りを解いたのは誰 風のようなあなたに逢うためね 最後に出逢うひとだといいな あたたかな瞳で微笑ってるひとが いちばん小さな星を見つけて… あなたの夢で呼吸(いき)をしていたい 時間が消えても… |
Nile in Blue菊池桃子 | 菊池桃子 | 売野雅勇 | 林哲司 | | 手のひらに落ちた雨の粒 神秘が連鎖(つな)ぐ銀の環(わ)に見えた… 何千マイルを超えてきた 青いナイルの水のようだねと 哀しみやすれ違いに傷つくと 美しい瞳(め)をした人たちと 静かに祈るの Let me fly to you 未来にまで飛びたいな 星のように I believe your love 生きる意味は 愛だけが知っているね きっと… オアシスのような瞳(ひとみ)からあふれた涙 あなたは泣いてた さよならの時に聴いたのは 忘れかけてた懐しいララバイ 優しさは裏切ることを知らない あたたかい人の誇りなのね 生まれてうれしい… I believe your love 微笑(ほほえみ)だけ届けたい 風に乗せて Love is why we are 愛は生きる証(あかし)だと 信じさせた Nile in blue Let me fly to you 心の中 見つめれば あなたがいる I believe your love 逢えなくても同じ環で 結ばれてる きっと |
ガラスの草原菊池桃子 | 菊池桃子 | 売野雅勇 | 林哲司 | | 陽炎(かげろう)の線路に耳あてた 少年のあなたが振り返える 街角のプラタナスを染めてく風が 故郷の草原からたどり着く頃 あなたの写真に触れた指先が 想い出にそっとあたたまる 何も言えなくてうなずいたあの日 青春さえ時間は連れ去る 夏草の輝き思う時 あなたが遠くからささやくの 未来から届く青い手紙のように 優しさで私のこと導いてくの あなたは私の心の勇気よ 夢を生きること教えたね 明日にはぐれた涙の破片(かけら)を 手を差しのべ笑顔で 希望に変えるひと… 何より素敵な贈り物なのね 遠くを見つめる眼差しが あなたがその夢あきらめることは 淋しさよりつらいな… 私は 草原がいつか雪に隠れても 真夏の輝き消えないわ あなたが描いたまぶしい未来が 瞳(め)を閉じると心に映るの… |