“宇宙の日”に聴きたい!言葉が流星の様に降り注ぐ「宇宙を泳ぐ舟」

溢れ出す想い
僕らは隠していた
星の降る丘で
涙は流れて空へ

君が待ちわびた
宇宙を泳ぐ舟

間に合うさ
孤独な君だけが
遥か未来
壊れた街を治すから。
「宇宙を泳ぐ舟」/ハルカトミユキ

 1992年は、世界中が協力して宇宙について考えようという国際宇宙年だったそうな。そこで、日本では一般の方々から「宇宙の日」にふさわしい日を募集。その結果、1992年、宇宙飛行士の毛利衛氏がスペースシャトルで初めて宇宙へ飛び立った日、「9月12日」が宇宙の日に選ばれました。そんな「宇宙の日」の今日、是非聴いていただきたいのが歌人・ハルカ(Vo/Gt)と奇人・ミユキ(Key/Cho)によるユニット“ハルカトミユキ”のこの曲「宇宙を泳ぐ舟」です。

 短歌歌人でもあるシンガーソングライター・ハルカが紡ぐ言葉がまるで流星のように心に降り注ぐ慟哭アッパーソング。「壊れた君を、治せるのは、どんなに孤独でも、君自身だけ」と、歌われるこの曲には、壊れたこの街に生きる壊れてしまったぼっちからぼっちへ贈る、ギリギリのメッセージが込められています。「宇宙を泳ぐ舟」は7月29日から配信されていますが、来たる9月30日にハルカトミユキがリリースするミニアルバム「LIFE」にも収録。さらに、9月9日からはそのアルバムのオープニングナンバー「肯定する」も先行配信がスタート!歌ネットでも歌詞が公開となっております。

今、僕ら約束をしよう
君の全てを受け入れよう
君が捨てたその命

僕に拾い上げさせてくれ
もうあいつらに触れさせない
ひとりで生きる勇気 君に。

肯定するよ、生きてく君の 全てを
「肯定する」/ハルカトミユキ

 この曲は、ミニアルバム「LIFE」完成間際にして、ハルカが過労でダウンしながらもこだわりぬいて完成させた1曲。“生きることを選んだ僕から、生きることを迷っている君へ送る、弱虫アンセム”として放たれる力強いナンバーです。同曲についてハルカはこのようにコメント。

『実は、このテーマは、もう1年以上も書いては捨て、書いては捨てしてきた。その時々の、私にとっての「肯定」を書いてはいたのだが、みんなに聴いてもらおうという決心がなかなかつかなかった。今回レコーディングした「肯定」が、今の私の現在進行形の「肯定」だ。実を言えばこの歌は、未だ、私の中ではあまりにも生まれたままの、なまなましいままの言葉の羅列であって、これを完成形の歌詞と宣言するには、大きな躊躇があり、発表する自信が揺らいでいた。しかし、どうしてもこの曲を野音で歌いたかった。そんな時に、一度倒れたことで、この飾りのない、でこぼこの言葉の塊こそが、今の私なのではないかと思えるようになった。良くも悪くも、気に入られようが、ゴミのように捨て去られようが、この歌こそが、今の私なのだと。』

 10月3日(土)に日比谷野外大音楽堂での完全フリーライブを開催するハルカトミユキ。「宇宙を泳ぐ舟」や「肯定する」が、星空の下でどのように放たれるのか、今から楽しみですね…!

◆2nd mini ALBUM「LIFE」
2015年9月30日発売
初回生産限定盤(CD+DVD) AICL-2962〜2963 ¥4500+税
通常盤(CD) AICL-2964 ¥2000+税