“恋をする”ということ

Gaku
“恋をする”ということ
2025年12月10日に“Gaku”が新曲「君とクリスマス」をリリースしました。恋人と過ごすクリスマスの夜を心待ちにする気持ちを描いた、心温まるラブソング。“君が好き”という真っ直ぐな想いを、ポップなメロディーに乗せ、やわらかなファルセットで歌い上げており、Gakuの新たな魅力が感じられる1曲となっております。 さて、今日のうたではそんな“Gaku”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 君とクリスマス 」にまつわるお話です。みなさんは、「好き」をどんなときに感じますか? Gakuが改めて“恋をする”ということを紐解いてみたとき、気づいたことは…。ぜひ歌詞とあわせて、エッセイをお楽しみください。 ラブソングを書くのは、照れくさい。 そもそも僕は、なるべく直接的に言葉にせずとも、 気持ちが伝わっていてほしいと思う。 好きだと伝えるのには、誰だって躊躇いがある。 そんな葛藤がありながら、僕はなんとか初めて 君が好きだ、とストレートに歌う歌を書いた。 恋愛模様を描くというと、 どこかドラマチックでエモーショナルなシーンを 切り取りたくなるように思うが、どうだろう。 “恋をする”ということを、 自分なりに紐解いてみた。 たとえば、帰り道で。 電車に揺られている時に、 たまたま目に入った遊園地の広告を見て、 好きな人がはしゃいでいる姿が思い浮かんだり。 たとえば、通りすがったコーヒーショップで。 ホリデーシーズン限定のドリンクが出ているのを見つけて、 早く教えてあげなきゃ!とスマホを手に取ったり。 ドラマチックでもなんでもない、 そうした日常のふとした瞬間に頭に浮かぶのが 好きだ、ということなんだと思う。 そして恋をしている時、 これまでむず痒く感じていたラブソングを聴いて、 嘘みたいにすんなりと共感してしまったりもする。 それからずっと月日が経った後にその曲を聴くと、 ノスタルジックでグッとくる。 恋をしている気持ちはとても繊細で尊く、 背景に流れるバックミュージックもまた、 より特別で大切に感じられる。 僕が書いたラブソング「君とクリスマス」も、 誰かのこの冬の恋のBGMとなり、 いつか忘れた頃にどこかでまた耳にした時に ふっと胸が熱くなる、 そんな一曲になってくれれば素敵だなと思う。 <Gaku> ◆紹介曲「 君とクリスマス 」 作詞:Gaku 作曲:Gaku



















