自分の色を見失ってしまいそうなミスターカメレオンへ…。

リリィ、さよなら。
自分の色を見失ってしまいそうなミスターカメレオンへ…。
そんな日が来るんです。いや、来ちゃうんです。 決して何かを諦めたとかそういうんじゃなくて なんかもっとこう自然に どーでもよくなってしまうんだなぁ…。 (中略) 己がね、ある時まるでカメレオンのように 壁に同化してしまう術を覚えるんです。 実際に消えてしまうわけじゃないんですよ。 己は己ではないもの…つまり 世界の側に同化したってわけです。 主演・八嶋智人の映画『つむじ風食堂の夜』でこんなセリフがありました。同作は、ノスタルジックな食堂に集う夢みる大人たちの、ちょっとした日々の出来事を描いた物語です。皆さんはこのセリフを読んで、そんなの淋しいなと思いますか?仕方がないことだと思いますか?(個人的には<そんな日>が一生訪れなければいいなぁと思ってしまいます…。) 生きていくということは、生活をしていくということ。そのために多くの大人が<オリジナルカラー>にこだわり続けることよりも、カメレオンのように“世界=社会”の色に同化していくことを選ぶのは自然であるのかもしれません。…でも。…だけど。そんなモヤモヤを感じた人もいらっしゃいますよね。あなたのその“葛藤”を代弁してくれるような新曲歌詞が届きました。リリィ、さよなら。の『ミスターカメレオン』という楽曲です。 僕は上手くやれているはずさ だから帰ってきてくれオリジナルカラー 真似して擬態して得たものに埋もれて そこで泣いているのはダレ? また 動き出した世界が今 僕を置いていこうとするから Changin' Changin' 必死なんだ いつの間にか僕はきっと 誰かになってしまったよ どうかしてるかい 『ミスターカメレオン』/リリィ、さよなら。 この曲は、ボーカル・ヒロキのソロプロジェクト“リリィ、さよなら。”が6月22日にリリースした3rdミニアルバム「どうして君は世界で一人」の収録曲。<セカンド思春期>が歌詞のコンセプトとなっており、同曲では<上手くやっていくため>にいろんな色を重ねすぎて自分の色を失いそうな“僕”を描いております。不安、焦燥感、虚しさ、喪失感…『ミスターカメレオン』の気持ちは、あなた自身にも重なりませんか? 新しい色を次から次へと塗りたくって 気づいたら僕は誰だ? あまりにたくさん混じりすぎて もうどれが本当か分からないよ でも 優しい自分がいたり 残酷な自分がいたり ずるい自分 強い自分 弱い自分がいたりして 綺麗ではないけれど それが誰の色でもない 僕だけの色なのかも 『ミスターカメレオン』/リリィ、さよなら。 しかし、そんな“葛藤”を描きながらも、最後にほんの少しだけ、考え方の幅を広げてくれて、一歩前に進むチカラを与えてくれるのがヒロキさんの歌詞なんです。<なぁ、ミスターカメレオン>…リリィ、さよなら。の問い掛けに、是非、耳を傾けてみてください。尚、このアルバムには今年配信リリースされた「春色の彼女」「シアワセな機械」「花びら」といった人気楽曲も収録。全曲歌詞が公開されておりますので、楽曲と併せて要チェックです! ◆3rdミニアルバム『どうして君は世界で一人』 2016年6月22日発売 1.シアワセな機械 2.メロディ 3.春色の彼女 4.ミスターカメレオン 5.花びら 6.夢が叶ってしまっても