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  • 上野優華
    答えのない毎日を生きるあなたへ、そして私へ。
    答えのない毎日を生きるあなたへ、そして私へ。

    上野優華

    答えのない毎日を生きるあなたへ、そして私へ。

     2023年3月22日に“上野優華”がニューアルバム『恋愛シグナル』をリリースしました。アルバムには、androp・内澤崇仁が書き下ろした新曲「恋をしました。あなたに」や、NakamuraEmiによる提供曲「チョコかアイス」を含む全10曲が収録。さらに、初回限定盤に同梱されるBlu-rayには『上野優華 ONEMAN LIVE TOUR 2022 ~冬の夜長と片想い~』初日・渋谷公演の模様が収録!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“上野優華”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。今回は第2弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 チョコかアイス 」にまつわるお話です。大人なっても、大人になったからこそ、いろんな選択のなかで揺れている方へ。あなたにとって守りたい<君>とは何ですか…? 今回も音声版がございます。ぜひ本人による朗読でもエッセイをお楽しみください。 これでよかったのかな。 私は間違ってなかったかな。 本当はもっとこういう人生もあったんじゃないかな。   大人ってもっと気楽だと思ってた。 みんな楽しそうに見えたし、怒られることもないだろうし、宿題なんてもちろんないし、やりたいことやって生きてると思ってた。   だから早く大人になりたくて仕方なかった。   自分でなんでも決められる人生って どんなに素敵だろうって。   色んなことに疑問を抱いて 色んなことを乗り越えて 色んなものに反抗して、でも打ち負かされて それでも手を伸ばして。   やっと手に入れた「自由」だと思ってた。   どんな仕事についても どんな服を着ても どんな家に住んでも 誰と仲良くするのも 誰を好きになっても お金も時間も夢も全部自分の自由。   人生そのものが自分で決められるようになってから 知ったのは、その「自由」が何よりも難しいって事と   未来への道が2つに分かれて その分岐点に立った時に、 私はまだ昔憧れていた「大人」になれていなかった事。   身体は1つしかないから どっちの道を選ぶのか決めなきゃいけなくて でもそんな簡単に選べなくて 私が私を信用出来なくなった。   でも、この曲は そんな私を救ってくれました。   君を選んだら どこまでもいける 君を選んだら 君なしではいられない 君とさよなら 新しい私に 君とさよなら 君なしではいられない   この「君」という存在が あなたにとってなんなのか。 私にとってなんなのか。   正解を出すのではなく、当たり前に 頭に浮かんだその「君」が 自分にとって一番守りたいものだと 気づかせてくれた。   そして 間違ってないよって言ってくれた気がした。   正解だとも言わないけど。 それがどれだけ私を救ったか。   そして、これから どれだけの人を救えるだろうか。   私が思い描いていた大人は この曲のような強くて、素直で 自分自身と戦える人なんだと思う。   答えのない毎日を生きるあなたへ、そして私へ。 きっとどの道も間違ってないから どうか自分を信じてあげられる人生でありますようにと願っています。   どこまでも行けるし、どこまでも行こう。 <上野優華> ◆紹介曲「 チョコかアイス 」 作詞:NakamuraEmi・カワムラヒロシ 作曲:NakamuraEmi・カワムラヒロシ ◆New ALBUM『恋愛シグナル』 2023年3月22日発売   <収録曲> 1. ジコアイキセイ 2. imu 3. 恋をしました。あなたに 4. Cinema 5. そうゆうとこ。 6. フラッシュバック 7. チョコかアイス 8. Amber 9. ジャスミン 10. 分かってくれない

    2023/03/23

  • 上野大樹
    2023年春、僕はメジャーデビューアルバムをリリースする。
    2023年春、僕はメジャーデビューアルバムをリリースする。

    上野大樹

    2023年春、僕はメジャーデビューアルバムをリリースする。

     2023年4月5日に“上野大樹”がメジャーデビューアルバム『新緑』をリリース。春を彩る出会いと別れをテーマに作られた今作。タイトル曲「新緑」を含む6曲と、Disc2には代表曲「ラブソング」「NAVY」などインディーズ時代の集大成とも言えるインディーズベスト8曲を合わせた全14曲の2枚組アルバムとなっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“上野大樹”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾です。綴っていただいたのは、メジャーデビューアルバム『新緑』をリリースする今春にたどり着くまでの、これまでの“春”のお話。彼が歩んできた様々な春の景色、生まれた楽曲、そして想いや決意をぜひ、今作と併せて受け取ってください。   今年も春がやってくる。   街には緑が増えて、みんなの声も自然と大きくなっている気がする春。 電車の中吊り広告や道行く街頭掲示板には新生活を彩る言葉や笑みで溢れている春。   そんな春が毎年ほんのすこし苦手だった。   そんな春に僕は今年メジャーデビューをする。   ────────────────────────────────────────   ・2019年春。   初めて曲をリリースした。 今の事務所に入るきっかけになったリリース。   リリース曲は「青」という楽曲。 知人の赤ちゃんが産まれてすぐ亡くなった話を聞き、それを元に書いた歌だ。 丁度冬の終わりかけ、春に差し掛かる頃。 桜に葉がつき始めても、季節を超えても、その子を思い出せるようにとその歌を作った。   最後のサビに<青色の春流れてく季節の中で花が咲くのよこれからも>と書いた。   その頃に歌を書いていた自分はまだ何者でもなかった。     ・2020年春。   事務所に所属して初めてCDを出した。3曲入りのシングル。   その中の1曲に「 おぼせ 」という楽曲がある。 自分以外の事柄を何も知らない等身大の自分と、上京して少しずつ大きくなる 3.11 の震災のことを重ねて歌った曲。道なりに行く電車で隣町のことも、隣の人のことも、世間でも大きなあのニュースのことも、何も知らない自分をただ歌った曲。日常をただ日常として歌いたかった。   最後のサビで<あの街に行こう、窓辺にずっと残る風 この街を出よう、未だに全然わからないな>と書いた。   その歌を書き終えて僕は、今まで住んでいた街を出て、次の居場所を作るべく引っ越した。   引っ越して最初に書いた歌は、「 て 」という歌と「 ラブソング 」という歌だった。     ・2021年春。   コロナというウイルスが世界中を侵略して何も出来なかった2020年。 その年の冬に初めてアルバムを出した僕は、リリースが落ち着いてこの春また新たにシングル曲をリリースした。   楽曲は「 ラブソング 」   この楽曲で上野大樹を知ってくれた人も多いのではないだろうか。 最速でYouTubeでは300万回再生を突破。 そんな中ずっと誰でも聴けるようにとYouTubeだけに置いていた楽曲を満を持してリリース。   自分の中で何かを解き放った感覚で、この楽曲に驕ることなく、また1からみんなに刺さる曲を書こうと思った。いつも楽曲リリースはスタートのような感覚だけど、この楽曲の場合はゴールのような清々しさがあった。     ・2022年春。   初めてドラマの主題歌が決まった。   「面影」という楽曲。   その頃には楽曲提供なんかも4曲くらい同時に進行していて、自分の音楽生活が自分だけの枠を飛び越えていた。楽曲に関して誰かに介入される初めての感覚。もどかしくもあり新鮮で面白くもあった。   その頃からテレビやラジオの出演も増えた。初めての衣装合わせやヘアメイク。自分の話し方や、立ち振る舞い。今までとは違う、何もわからない中で何かを築いている感覚。   その年、ツアーのファイナルは渋谷クラブクアトロだった。   昔大好きなバンドの解散ライブを見に行ったクアトロ。 自分の為だけに集まってくれてパンパンになったクアトロ。   「青」のリリースの頃は30人だったのが10倍以上になった。 後ろにはずっとお世話になった音楽家やスタッフのみんな。   やっとここまできた感覚だった。   ────────────────────────────────────────   そんな僕はこの春にメジャーデビューする。   avex/cutting edge より『新緑』というアルバムで。   新曲6曲にインディーズ時代のベスト8曲。   色々な春を迎えて、その春ごとに僕は僕を不安にさせた。 その度に自分に課題を課して、乗り越えて、その先が今だった。   今年の春は今まで以上に不安である。 今まで以上に楽しみでもある。 今年の春は今まで以上に、忙しい。   素晴らしいアルバムができた。 素晴らしいチームに巡り会えた。 素晴らしい春が僕にも訪れた。   あとは素晴らしい日を1日1日作っていこうと思う。   4月5日 Major 1st Album 新緑 release。   2023年春、僕はメジャーデビューアルバムをリリースする。 <上野大樹>   ◆メジャーデビューアルバム『新緑』 2023年4月5日発売   <収録曲> CD/Disc1 1. 夏風を待って 2. 新緑 3. ランタナ 4. 予感 5. 遠い国 6. ざわめき   CD/Disc2 1. ラブソング 2. て 3. おぼせ 4. 波に木 5. NAVY 6. 面影 7. 東京 8. 愛のまま  

    2023/03/22

  • Lilubay
    ふるさと、は人の数だけある。
    ふるさと、は人の数だけある。

    Lilubay

    ふるさと、は人の数だけある。

     2023年3月1日に“Lilubay”が2nd EP『Home away from home』をリリースしました。本作品は旧バンド名addからLilubayに改名してバンドとして新たな一歩を踏み出し、その方向性を示した全5曲が収録。作詞はVoタグチハナ、作曲は西村コン、タグチハナが担当し、全曲セルフプロデュースでの制作となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Lilubay”のタグチハナによる歌詞エッセイをお届け。今回は第1弾です。綴っていただいたのは、アルバムタイトル曲「 Home away from home 」にまつわるお話。タグチハナにとっての“ふるさと”というと、思い浮かぶ光景は…。また今回は音声版もございます。本人による朗読でもエッセイをお楽しみください。   ふるさと、は人の数だけある。 国や街や、景色、匂い。 決してひとつの場所だけというルールはない。   私は東京で生まれ育った。   比較的人の多い街に暮らすことが多かったけれど、一度だけ母と犬と3人で葉山に暮らしたことがある。今聞くととても短い期間だったらしいのだが、その時の潮の香りや、近所のスーパーの匂い、庭で犬と遊んだ光景なんかを覚えている。 信じられないくらい大きなムカデもいた。   線路沿いの木造の家にも住んだ。 電車が通るたびひどく揺れた。 ベッドのとなりにはあひるのおまるがおいてあって、一階のリビングでは母とよく風船で遊んだ。 リンゴジュースと間違えて日本酒を飲んでしまい、泣いた。   小・中まで暮らした場所はたくさんの思い出がある。 母の友人たちとよくホームパーティをした。 一緒に住んだおばあちゃんも、いつもとても楽しそうだった。 今はもう会えなくなった人もいる。 大好きな人たちのことを想う。       少し大きくなって、部活の試合に負けて目を腫らしながら渡った横断歩道や、初めての恋人と初めて手を繋いだ坂道、親友と大喧嘩した曲がり角のガードレール…。 心臓の端っこがぎゅっとなるような、色々なシーンが蘇る。   その街をひさしぶりに1人で歩いた時に、ああそうか、人は思い出、記憶のぬくもりを身体の一部としてしまっておくことができるのだな、と思った。 そしてたまに、その箱を少しだけ開ける。ふわっと風が吹くように流れこみ、抱きしめてくれる。   そんな“記憶”が私にとってのふるさとであり、今日がまたきっと、未来にとっての「Home away from home」。 < Lilubay・ タグチハナ> ◆紹介曲「 Home away from home 」 作詞:タグチハナ 作曲:タグチハナ ◆2nd EP『Home away from home』 2023年3月1日発売   <収録曲> 1. mani・cure 2. Home away from home 3. わがままな私と、子どもみたいな君 4. Knock 5. rainy day

    2023/03/21

  • リリィ、さよなら。
    誓って。
    誓って。

    リリィ、さよなら。

    誓って。

     2023年3月14日に“リリィ、さよなら。”がNew single 「指輪」をリリースしました。今作は自身初のウエディングソング。切なく、儚く、胸がチクリ。という聴くだけで良い意味で落ち込める楽曲を多数輩出してきたリリィだが、アーティスト本人の心境の変化で「そろそろ幸せな曲も歌いたい」と作られた楽曲。また、今作をモチーフに書き下ろされた短編小説『世界最小のプロポーズ』(著:朝倉千秋)もweb上に公開中。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“リリィ、さよなら。”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 指輪 」にまつわる想いです。「誓い」とは自身にとって、誰かにとって、どんな意味を持つものなのか。年齢や経験を重ねた今、改めて「誓う」ことに向き合いたどり着いた、ひとつの答えを歌詞と併せて受け取ってください。 ― 誓う ―   って日常じゃなかなか体験しないことだ。 そもそも誓うほど大事なことなどそうそうないし 誓うって行為そのものがどうしても重く感じてしまう。   約2年ぶりに新曲をリリースした。 しかも「誓い」の歌、すなわちウエディングソングだ。 この歌を作ったのは実は高校1年生の頃、親戚の結婚式である。 「結婚ってこんな感じかなあ。」と まだろくに恋愛したことも多くなかったのに想像して作った。 長らくリリースしない、できないまま30歳になった。 ではなぜこのタイミングで? という話だが ようやくありのままの自分で唄える気がしたからだ。   サビで   Yes 誓うよ   と高らかに歌うのだが、リリースに至るまでは なんだかその歌詞がしっくり来ないまま歌っていた。   しかし三十路に差し掛かった今 周りの友人達は軒並み結婚をし、自身は独身だが沢山の大事な出逢いと別れを経験してきた。 そんな今、改めて「誓う」ことについて向き合ってようやくリリースを決意した。   様々な誓いがある。 幸せなこと、結婚。 それ以外にも、何かを守るための誓い。 例えば権利を守るための誓い、誰かを守るための誓い 自分を守るため、別れを守るための誓い それらのことを考えた時に 「誓い」は大事なものを守るためのものだと 自分の中で答えが出た。   誓いとはそれだけに責任を伴い 重く、覚悟のいる事であるのだ。   これからの人生で私も この記事を読んだ方も「誓う」ことが増えてくるだろう。 その時に「自分は何かを守るんだ」と思ってほしい。 そしてもしよければこの歌を「誓う」ことを応援する歌として聴いてほしい。   1番身近なところではやはり結婚だ。 結婚式、結婚パーティー、ぜひ流してほしい。 自分の守りたい人と聴いてくれたら私も幸せである。   この文章を読んだあなたが これから先、何年でも何十年でも続く シアワセな誓いを交わすことを願って。 <リリィ、さよなら。> ◆紹介曲「 指輪 」 作詞:滉紀 作曲:滉紀

    2023/03/20

  • ヤングスキニー
    あなたのことを歌って、あなたのことだけ考えてる。
    あなたのことを歌って、あなたのことだけ考えてる。

    ヤングスキニー

    あなたのことを歌って、あなたのことだけ考えてる。

     2023年3月15日に“ヤングスキニー”が1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』をリリースしました。配信シングル「東京」「コインランドリー」「本当はね、」「好きじゃないよ」、これまで会場限定シングルに弾き語りデモが収録された「ごめんね、歌にして」「ヒモと愛」を含む全10曲を収録。インディーズ時代の楽曲から最新曲まで、ここまでの勢いを凝縮した代名詞となる1枚です。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ヤングスキニー”のかやゆーによる歌詞エッセイを3週連続でお届け。その第1弾です。綴っていただいたのは、今作の入り口を飾るリード曲「 ヒモと愛 」にまつわるお話。2人にとっての幸せな愛の形を描いたこの曲が生まれた経緯とは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください! お久しぶりです。ヤングスキニーのVo.&Gt.かやゆーです。今回も新曲「ヒモと愛」の歌詞エッセイを書かせていただけることになりました。本当にありがとうございます。   この曲は、ヤングスキニーなりのラブソングだと思っています。ただのダメなヒモ男の歌に見えつつ、でもそんな男が歌にするのは紛れもない“あなた”のことだけ。それ以外は誰も歌うことはないのです。他人から見たら歪な愛の形でも、2人にとっては幸せな愛の形であり、2人にだけしかわからない世界がその狭いワンルームの中に広がっているのです。将来になんの保証もないバンドマンと、それに夢中な女性の歌です。   まあこんな曲を作らせていただきましたけども、僕は全然ヒモじゃないですからね。保証はないけど。ちなみにこの曲ができた経緯は、半年前くらいに、高校の同級生をライブに招待したところ、お礼に高級お寿司を奢っていただいたことがありました。その時に帰り際に「ヒモの曲でも書きなよ」と冗談混じりで言われたのですが、僕もそこでなぜか作曲意欲が湧き、家に帰ってお寿司で満腹のまま1時間くらいで作り上げました。   あともう一つエピソードを挙げるとするならば、初めて撮ったヤングスキニーのMVで着てる服は、元カノに買ってもらった服でしたね。その彼女には、ディズニーも連れてってもらいました。全然ヒモじゃないです。   そしてこの作品は、僕たちヤングスキニーのメジャー1stフルアルバムの1曲目、さらにリード曲として収録されています。なぜなら、まさにこの曲がヤングスキニーの音楽を体現している気がするからです。アルバムタイトルにもある通り、“歌にしてしまえば、どんなことでも許される”と思って作った曲ばかりなので、この曲はもちろん、ぜひそれ以外のアルバム収録曲も聞いていただけると嬉しいです。どうぞよろしく。   あ、最後にもう一つ、ヒモじゃないからね。 <ヤングスキニー・かやゆー> ◆紹介曲「 ヒモと愛 」 作詞:かやゆー 作曲:かやゆー  ◆1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』 2023年3月15日発売 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/ys_1stAL <収録曲> 1. ヒモと愛 2. ゴミ人間、俺 3. 本当はね、 4. 美談 5. コインランドリー 6. 好きじゃないよ 7. 夜のままで 8. 東京 9. らしく 10. ごめんね、歌にして  

    2023/03/17

  • 上野優華
    どれもその子が選んだ幸せの形。
    どれもその子が選んだ幸せの形。

    上野優華

    どれもその子が選んだ幸せの形。

     2023年3月22日に“上野優華”がニューアルバム『恋愛シグナル』をリリースしました。アルバムには、androp・内澤崇仁が書き下ろした新曲「恋をしました。あなたに」や、NakamuraEmiによる提供曲「チョコかアイス」を含む全10曲が収録。さらに、初回限定盤に同梱されるBlu-rayには『上野優華 ONEMAN LIVE TOUR 2022 ~冬の夜長と片想い~』初日・渋谷公演の模様が収録!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“上野優華”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。今回は第1弾。綴っていただいたのは、今作『恋愛シグナル』にまつわるお話です。今、「好き」を抱えているあなたへ。恋をして日々、感情に大きく振り回されているあなたへ…。さらに今回は“音声版”もございます!上野優華本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 きっとこの恋は、もうあと一歩踏み込んでしまえば 私は抜け出すことが出来ない。   でも、もうあと一歩踏み込んだ世界は 今までとは比べられないほどキラキラ輝いているかもしれない。   進んでみないと分からないけど そのたった1歩で私の見える全てが良くも悪くもなってしまう。   恋をして、その感情に振り回されない人なんていないと思う。 自分のことが大好きになる恋愛もあれば、自分のことが大嫌いになる恋愛だってある。   その位人生が大きく変わってしまう。   赤信号なのか、青信号なのか。 分かりやすく誰かが示してくれたらいいけど それを見定めるのは自分しかいない。   んーん。 示してくれたとて意味ないのかもしれない。   いつだって、誰だって、 前を向いて歩いてるわけじゃないから。 信号に気づけないくらい俯いてる時だってあるし、周りが見えないくらい没頭することだってある。     特別だと言われて嬉しくなったり ほんと、そういうとこだよ?って呆れてるくらいあの人のことを知ってる私に嬉しくなったり くだらない毎日がこんなに愛しくて、この日々を守りたいと思ったり   それも恋だけど   どうせならもっと上手く騙してよって あの子に負けたわけじゃないなら、これ以上悲しい芝居をさせないで欲しいって そう願うほどあの人じゃなきゃダメな自分がいる   それも、在るべき形じゃないかもしれないけど きっと恋だよね。   どれも切実な気持ちで どれもその子が選んだ幸せの形。   色んな気持ちになって書いて、歌っていて気づいたのは 恋の始まりにも、終わりにも 共通してあるのは「好き」という気持ちがあること。   始まりにはもちろん、 嫌いになって恋が終わるなんていうのは 私の「好き」が抱えきれないほど大きくなってしまって、どうしようもなくて この「好き」を受け止めて貰えなくなった時にきっと恋が終わるんだと思いました。   どんな場面でも こんなに恋という言葉が出てくるコラムってあるのかな? その位「恋する心」に向き合って出来上がったアルバムです。 <上野優華> ◆New ALBUM『恋愛シグナル』 2023年3月22日発売   <収録曲> 1. ジコアイキセイ 2. imu 3. 恋をしました。あなたに 4. Cinema 5. そうゆうとこ。 6. フラッシュバック 7. チョコかアイス 8. Amber 9. ジャスミン 10. 分かってくれない

    2023/03/16

  • Hakubi
    自分が自分であることに向き合い、肯定していくために。
    自分が自分であることに向き合い、肯定していくために。

    Hakubi

    自分が自分であることに向き合い、肯定していくために。

     2023年3月15日に“Hakubi”がニューアルバム『Eye』をリリース!2枚目のフルアルバムとなる今作は、新作RPG『メメントモリ』キャラクターテーマソングとして書き下ろされた「Twilight」、ピッコマTVCMソングに起用された「あいたがい」、ドラマ『青春シンデレラ』主題歌に起用された「君が言うようにこの世界は」、今年1月から放送のTVアニメ『ノケモノたちの夜』エンディングテーマ「Rewrite」を含む全10曲を収録。    さて、今日のうたコラムでは、“Hakubi”の片桐(Vo/Gt.)による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、アルバムタイトル曲「 Eye 」にまつわるお話。自分が嫌になって、自分が自分であることから目を逸らしたくなるそんなとき、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 3ヶ月連続コラム、今回で最終回となります。 文章を書くのがとても好きなので、 書かせていただけるのが嬉しいです。   この原稿を書いているのはリリース一週間前で、 2nd Full Album『Eye』のリリースが近づき、 新曲を聴いて貰える楽しみな気持ちと、 どう感じて貰えるんだろうという緊張で 毎日ソワソワしています。   今回は、3月1日に先行配信を開始した楽曲、 「Eye」についてのお話です。   アルバムとタイトルと同じ、ということで 「Eyeを軸にアルバム制作をしたのですか?」 と、インタビュー等でよく聞かれるのですが 10曲中9曲が出来上がった段階で、 『Eye』というアルバムタイトルをつけてから 最後のピースを埋めるように作ったので、 アルバムの中では一番最後に作られたのでした。   自分が自分であることに向き合い、 肯定していくために作った「Eye」という楽曲、 僕と君のお話。     -E y e-     君はいつも不機嫌そうな顔をしてこっちをみる。 だから僕も、もっと不機嫌になってしまう。     そんなことを繰り返して、 目を合わすことも嫌になってしまっていたね。     でも、ある日 君は泣いていて、 涙はなくても泣いていて、 それをわかってあげられるのは 世界でたった一人僕だけだって気づいたんだ。     そうしたら涙が溢れてきて、 君の頬に涙が一筋流れて、 一緒になって情けない顔で泣いたんだ。     僕は君を世界で一番よく知っていて、 君は僕を世界で一番よく知っている。     おはようから、おやすみまでの1日も、 情けなくて嫌なところも、 少しずつ好きになってきたところも、 全部全部よく知ってる。 全部全部誰よりもわかってる。     いくら目を逸らしたって、 君は僕で、僕は君なんだから、 それなら堂々と 君と目を合わせてやる。     君と何度もぶつかってきた 傷だらけの僕が言うんだ。 こころから。     そのままでいいんだよ と、僕は君に言う。     君は君でいいんだよ と、僕は君に言う。     生きていていいんだよ、と と、僕は君に言うんだ。       3ヶ月ありがとうございました。 今回で最終回となります。 また機会があれば、 歌詞でも、こう言ったコラムでも 私の言葉を読んでくれると幸いです。       <hakubi 片桐> ◆紹介曲「 Eye 」 作詞:片桐 作曲:Hakubi ◆ニューアルバム『Eye』 2023年3月15日発売 初回限定盤[CD+DVD] PCCA-06178 ¥4,000(税込) 通常盤[CD ONLY] PCCA-06179 ¥3,000(税込) ◆ライブ情報 ●Hakubi one-man tour 2023 -Eye to Eye- 2023年4月1日(土) 福岡 LIVEHOUSE CB(17時30分開場/18時開演) 2023年4月2日(日) 岡山YEBISU YA PRO(17時30分開場/18時開演) 2023年4月7日(金) 名古屋ELL(18時30分開場/19時開演) 2023年4月8日(土) 金沢vanvanV4(17時30分開場/18時開演) 2023年4月15日(土) 札幌BESSIE HALL(17時30分開場/18時開演) 2023年4月23日(日) 仙台MACANA(17時30分開場/18時開演) 2023年4月27日(木) 大阪 BIGCAT(18時15分開場/19時開演) 2023年4月30日(日) 東京LINE CUBE SHIBUYA(17時開場/18時開演)   ▼チケットご予約はこちら https://w.pia.jp/t/hakubi/

    2023/03/15

  • ゴホウビ
    “似合う”と“好き”
    “似合う”と“好き”

    ゴホウビ

    “似合う”と“好き”

     男女混声豆腐メンタル4人組バンド“ゴホウビ”が、2023年2月8日に新曲「kissしよ」をデジタルリリースしました。白雪姫がモチーフとなっている今作。主人公の王子様が、姫に対して強がってしまい、「ごめんね」が言えず、もっとも伝えたい「アイラブユー」をなかなか伝えられないという、カップルにありがちな何気ない日常が描かれております。おとぎ話だけではない、現代人の心にも刺さるカップル向けラブリーソング…!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“ゴホウビ”による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回は第2弾です。綴っていただいたのは、彼らのメジャーデビュー曲「 好きな服 」にまつわるお話。自分に“似合う”ものと“好き”なものは必ずしも一致しない。それならどちらを選ぶ方が幸せなのか…。そう考えたことがあるあなたへ。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 最近SNSで、“骨格・肌色診断”をよく見かける。 これで大体自分にどんな服が似合うかわかる。   でも、“似合う”と“好き”が一致するとは限らない。 私も試してみたけれど、好みとは真逆の服をあてがわれた。   じゃあ好きな方を選べばいいじゃんと思うかもしれないが、これまた好きな服を着て似合ってないことに開き直れなかったりする。難儀!   小さな画面越し、私の理想を着こなす見知らぬ誰かが「自分らしく生きよう」とこちらに微笑みかけてくる。そっとスマホを伏せる。   こんだけ比較対象がわんさか溢れるこの世界で、“自分なんか”って感情が生まれること、否定しないでほしいよな。自分は自分、人は人、わかっちゃいるけど強くなれないから強がるしかない日もあるよ。未だに思うもん、選ばなかった道を進んだ方が幸せになれたんじゃないかって。弱っちくて嫌になるよ。   それでも私はなんだかんだ“好き”を選んでしまう体質で、ここまで来てしまいました。あちゃー! もう醒めるまで「好き」を追及してみようと思います。一生“完璧”にはなれないけど、だから苦しくて、憧れ続ける。       どちらを選ぶ方が幸せか、それは本当に人それぞれ。考え抜いて選んだ答えに間違いなんてない。   だけどもし今、“好き”と“似合う”の間であなたが揺れているのなら、自分の心に従ってみるのも悪くないかもしれませんよ。   “好き”は奇跡の出会いだよ。   さて明日は何着よう。   <ゴホウビ・スージー> ◆紹介曲「 好きな服 」 作詞:スージー 作曲:スージー・cody

    2023/03/14

  • 中村ゆりか
    女の子の恋愛には影がつきもの。
    女の子の恋愛には影がつきもの。

    中村ゆりか

    女の子の恋愛には影がつきもの。

     2023年3月1日に“中村ゆりか”が1st EP盤『Moonlight』をリリースしました。「月」をキーワードにアートワークされたビジュアルは、月明かりに照らされているような色彩で、中村ゆりかの妖艶な表情が魅力的。作詞作曲を恋愛ソングのカリスマ・CHIHIROが手がけた4曲が収録されており、リアルな女性の心情などを歌った楽曲になっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな中村ゆりかの最新作の楽曲を手がけた“CHIHIRO”による歌詞エッセイをお届け。今作の“『Moonlight』=月”というコンセプトにはどのようにたどり着いたのか。そして収録曲「 浮ついたHeart 」「 分かっていても 」「 Positive 」に込めた想いを綴っていただきました。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 月の光は色んな意味がある。 暖かさ、静けさ、冷たさ、美しさ。   中村ゆりかというアーティスト像に 謎めいた魅力のある月のイメージがすごくマッチして 「Moonlight」というコンセプトでEPを書き上げた。   光と影。 女の子の恋愛には影がつきもの。 その影を光に持っていける音楽で表現できたらいいねって二人でよく話してた。   浮気された女の子の気持ちを書いた「 浮ついたHeart 」。   浮気って心を抉られる。 そして時間が経ってもトラウマにもなる。 そんな時に悲しくても強く吹っ切っていくための曲を書いた。   気づかなきゃよかったんだ 早々に気付いてよかったかな 君の嘘も浮ついたHeart 私だけじゃなかったLover 笑ってしまうよね 一番好きな人にね 一番されたくなかったこと 君はしたんだ もう嫌い   そして 叶わない恋を諦められない気持ちを書いた「 分かっていても 」 最初から二人を隔てるものが多かった。 絶対恋しちゃいけない人を好きになった。 君の肩書き、離れた数字。 危険信号が点滅してるのに進みたくなって 葛藤しながら恋をしている女の子を描いた。 君と結ばれる世界線を信じて。   終わる点滅 2人はRed light 青にはきっと戻れない 君と結ばれる世界線 どこかにあると信じてる   EPのラストに入れたのは 女の子が強く自信を持って生きようというメッセージの「 Positive 」   傷ついたりするしどん底な日だってあるけど めげないで前を向くの。 ここで成長するか停滞するかは自分次第。 どうにかなるからポジティブに進もう。 そんな応援歌になれるような曲。   どうにかなるMy life どうにでもなるし Positiveにいこう どうにかなるMy life どうにでもなるし Aggressiveにいこう   綺麗な言葉じゃなく 苦しみも含んだような言葉を書いたのは それがリアルだから。   人生山もあれば谷もあるし 光を浴びる日もあれば、影を感じる日もある。   ふと心が癒されたい日に このEPが心を照らす音楽になれば嬉しいです。   ゆりちゃんの素敵な声と共に。   <CHIHIRO> ◆紹介曲 「 浮ついたHeart 」 作詞:CHIHIRO 作曲:CHIHIRO 「 分かっていても 」 作詞:CHIHIRO 作曲:CHIHIRO 「 Positive 」 作詞:CHIHIRO 作曲:CHIHIRO ◆1st EP盤『Moonlight』 2023年3月1日発売   <収録曲> M1.浮ついたHeart M2.Lovely Baby M3.分かっていても M4.Positive M5.浮ついたHeart(Instrumental)  M6.Lovely Baby(Instrumental) M7.分かっていても(Instrumental) M8.Positive(Instrumental)  

    2023/03/13

  • 牛来美佳
    勝手な使命感が動かした、失ったモノたちが教えてくれたこと。
    勝手な使命感が動かした、失ったモノたちが教えてくれたこと。

    牛来美佳

    勝手な使命感が動かした、失ったモノたちが教えてくれたこと。

     2023年2月22日に“牛来美佳”がメジャーデビューシングル「いつかまた浪江の空を」をリリースしました。彼女は東日本大震災後、避難先で活動を続ける、福島県浪江町出身のシンガーソングライター。タイトル曲は、震災前に浪江町のイベントで知り合った音楽家・山本加津彦との共作で、2015年にYouTube上にて発表。その後、合唱曲としてもじわじわと全国に広がり、昨年配信限定でリリース。そして今年のCD化に繋がりました。    さて、今日のうたコラムでは、そんな“牛来美佳”による歌詞エッセイをお届けします。歌手になる夢を抱き始めた頃、東日本大震災の経験、「伝えるための歌を歌い続ける」という決心、そして生まれた「 いつかまた浪江の空を 」という楽曲。今ここにたどり着くまでの軌跡と想いを、歌詞と併せて受け取ってください。さらに今回は“音声版”もございます!牛来美佳本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 8歳の時から夢見ていたのは歌手になること。 教室の窓からいつもの景色を眺めながら、 言葉というものなのか…想いというものなのか… ノートや教科書の隅に書き綴る。 その頃から一人遊びのように癖になってた。   福島県内ではあったものの中学を卒業して親元を離れ、 密かに歌手になる夢に向かっていくつもりだったが、 出逢ったライブハウスの店長とのご縁で、 イベントのステージでカバー曲を歌うシンガーとして、 何度かステージに立っただけ。 オリジナルの制作や本格的な音楽活動は一切なく、 ただただ歌手という夢に恋をしているような私だった。   19歳の時に娘を授かり、それを機に帰郷し20歳で出産。 間もなくシングルマザーとして娘を育てる日々。 周りはこれからやりたいことを見付けて夢を追いかけていく時。 だけど私は生活や育児に追われていく日々で、 同世代の子たちとは全く違う環境(状況)だった。       そして私は東日本大震災を経験する。 まして原発事故により全町民強制避難指示区域となり、 着の身着のまま突然の避難を余儀なくされた。 福島県内は勿論、新潟県内などあちこち転々と避難した後、 当時5歳だった幼い娘と2人で群馬県に辿り着いた。   避難先で見える景色はその地域にある当たり前の姿。 私たちにとっての当たり前の日常はどこの場所にも重なることはなく、 あの浪江町にあった全てという全てが当たり前の日常だった。   町は存在しているのに自分たちが住んでいる家にも、 町に入ることさえ許されない。 って本当に意味が分からない現実が起こった。       大地震により崩壊している建物も、 大津波で救助隊を待っていた命たちも、 そのまま…そのまま突然に町から人が居なくなった。 そんなことが現実に起こっていること。   心の叫びは限界を超えて、 とにかく伝えなきゃ、伝えなきゃ…と 強い想いと共に焦りを感じていた。     安否確認後に電話してきた 10代の頃に出逢ったライブハウスの店長。 「美佳、こんな時だからこそ歌わないか? 10代の頃いつかオリジナル曲つくろう って言ってそのままだったしさ…。」   とにかく伝えなきゃ…と思い繰り返す中で、 その電話の声を思い出した。 気付いた時には「私、うたう。だから協力して欲しい」と電話をしていた。 震災から3ヶ月後のことだった。 福島と群馬を行ったり来たりしながら生まれて初めての作曲。 無知ながら自主制作でCDを作る作業に取り掛かり、 2012年3月にミニアルバムを完成させた。   「伝えるための歌を歌い続ける」と決心し、 私はシンガーソングライターとして活動し始めた。   強制的に町を去らなくてはならなかった現実は、 どんな言葉を並べても全てを表現できない。 当たり前にあるこの瞬間、瞬間がこんなにも愛おしいということ。 そして私は伝えるための歌を歌い続けていきたい。 その目の前にある日常が私たちにとって愛おしい日々。 震災があって良かったなんて思うことはこれまでもこれからも決して無いこと。 だけど震災がなければ出逢えなかった沢山の方々とのご縁が私の支えであり、 一つひとつの巡り合わせに心から感謝している。   音楽家・山本加津彦さんと共作し2015年に発表した「いつかまた浪江の空を」。 発表から7年の月日を経てキングレコードから配信リリースになり、 また更に約1年越しに同レコード会社からCDリリースとなった。   傷ついた心を癒せぬまま、震災直後に音楽を通して伝えることを決心した。 本当は孤独に歌っていたような気持ちもあったけど、 諦めない気持ちと伝え続ける想いがゆっくりゆっくりと時と共に歩いている。   この楽曲に込めた想い… いつかまた浪江の空の下で沢山の人々たちの笑顔が溢れ、 当たり前の日常が、生活の音が、自然の鳴き声たちと共に ありふれることを心から願い、祈りを込めてずっと歌い続けてきた大切な楽曲です。   浪江で会おう…。   <牛来美佳> ◆紹介曲「 いつかまた浪江の空を 」 作詞:牛来美佳・山本加津彦 作曲:山本加津彦 ◆「いつかまた浪江の空を」 2023年2月22日発売 配信: https://king-records.lnk.to/namienosora_gorai2023   <収録曲> 1.「いつかまた浪江の空を」 2.「菜の花のきみへ」 3.「幸せのカタチ~I think this is Love~」

    2023/03/10

  • ドレスコーズ
    《ぼくらの孤独について。》
    《ぼくらの孤独について。》

    ドレスコーズ

    《ぼくらの孤独について。》

     2023年3月8日に“ドレスコーズ”が「ドレミ」7inchレコードをリリースしました。タイトル曲は、3月17日(金)より公開の映画『零落』(監督:竹中直人 / 原作:浅野いにお)の主題歌となっており、現在各サブスクリプションサービスにて好評配信中です。7inchレコードには、主題歌「ドレミ」と劇中歌「スーパー、スーパーサッド」のオリジナル音源が収録!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ドレスコーズ”の志磨遼平による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 ドレミ 」にまつわるお話です。孤独とは何なのか。孤独でなくなるための方法はあるのか。そしてそれは自分を救ってくれるのか…。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 「読書を好むのは孤独な者だけだ、なぜなら他人といる時間に本は必要ないからだ」というようなことを昔、誰かが言っていた。   今までに本を読んだ時間は今までお前が孤独だった時間だ、と。   というそのことばすら本で読んだし、そのとおりだね、と思ったがなにしろひとりなので口には出さずに思うだけにした。   ならば部屋中が本で埋もれたぼくの孤独は推して知るべし、といったところである。今ではテーブルの上まで本に占領され、いつも床に座ってごはんをぱくぱく食べている。もはや家賃を払うのはぼくじゃなくて本だと思う。   そう思ったところで、本はますます増えていく。ある日のぼくが買って帰ったのは、浅野いにおの『零落』という漫画だった。これもまた孤独について描かれた本だった。   ぼくにはぼくの本の山と同量かそれ以上の《口には出さずに思うだけにした》ことばがあって、それはたまたまひとりだからそうしたわけだけれど、たとえ誰かといたって口に出したかどうかはわからない。   なぜなら、そんなことを誰かに言ったところで、わかってもらえないかもしれないからだ。   わかってもらえないなら口に出したってしょうがないし、わかってもらえないならそれは「孤独」とおんなじだ。   誰といたって、いつも孤独が部屋を占領している。テーブルの上まで。孤独は家賃を払ってくれない。   『零落』は、れいらく、と読む。《零落れる》と書いておちぶれる、とも読む。   主人公の深澤は漫画家である。かつては人気作家だったが人気が続かず、おちぶれる。周囲が求めるものと自らの作家性に折り合いがつかずスランプにおちいる。かつての理解者はみな、手の平を返すように深澤のもとを去ってゆく。   創作を志した者であれば誰もが身につまされる話だ。   そんな話が、竹中直人監督の手によって映画化され、まさかのぼくが主題歌(と劇伴音楽)を担当する運びとなった。   スクリーンに映っていたのは、あの「部屋いっぱいの孤独」だった。   深澤の仕事部屋、妻と猫が待つ家、ちふゆと過ごすラブホテル。どのシーンでも、誰と過ごしていようとも、そこに映っているのは深澤の孤独だけだった。   かつてそんな歌を聴いたことがある。ぼくが思い出したのは、意外にもザ・ブルーハーツの“月の爆撃機”だった。   《ここから一歩も通さない/理屈も法律も通さない/誰の声も届かない/友達も恋人も入れない》   勇壮な曲調にまどわされそうになるが、ぼくはこれをなんてかなしい歌だ、と思った。   友達も恋人も入れない場所が、ぼくらにはある。かなしいことに。   それは自分の最後の砦(とりで)だ。誰にも指一本ふれさせないものをしまってある、幾重にも鎖をかけた扉の奥の部屋だ。   深澤は、その扉の前に立って苦悩する。「誰にでもわかるものを作る」ことは、その最後の砦を他人に明け渡すことだ。その部屋を土足で荒らされるということだ。   そんなことになるくらいなら。わかってたまるか。   『零落』のために書き下ろすならそんな歌だ、とぼくは考えた。竹中監督からの「"Don't Let Me Down" のような曲はどうだろう」というヒントに基づいて、題は“ドレミ”」とした。   (ビートルズがその歴史の終焉間際に生んだ“Don't Let Me Down”もまた、かなしい歌だ。「俺をがっかりさせるな」というジョンの叫びを、隣にいたポールは一体どんな気持ちで聴いていたんだろう)。   ぼくらが「孤独」でなくなるためのたったひとつの方法は、心の扉を開くこと。幾重にも鎖をかけた、例のあの扉を。   そしてきみはその大切ななにかを、だまって相手に差し出せばいい。   そうすればきみはきみではなくなって、誰かのものになれるだろう。孤独じゃないとは、そういうことだ。   でも、そんなことになるくらいなら。   おねがいベイビー、わかんないで。もう、ぼくのことなど。   そんなとびきりかなしい歌を、とびきりかなしい映画とその原作のために。     2023年 3月 ドレスコーズ 志磨遼平 ◆紹介曲「 ドレミ 」 配信: https://dress.lnk.to/doremilink 作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平   

    2023/03/09

  • ズーカラデル
    歌詞の内容って実体験なんですか?
    歌詞の内容って実体験なんですか?

    ズーカラデル

    歌詞の内容って実体験なんですか?

     2023年3月8日に“ズーカラデル”がMini Album『ACTA』をリリースしました。2022年にリリースした「ピノ」「ダダリオ」「都会の幽霊」に加え、新曲4曲を含む全7曲を収録。タイトルの『ACTA』は、ゴミや塵を意味する“芥”が由来であり、日々生活する中で切り捨られてしまうような感情を掬い上げて紡いだ作品となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ズーカラデル”の吉田崇展による歌詞エッセイをお届け! 彼が質問されて困る「歌詞の内容って実体験なんですか?」という問い。正しく伝わるように説明するなら…。その答えを改めて、正直に、丁寧に、綴っていただきました。 「歌詞の内容って実体験なんですか?」という質問をされて、困ることがたまにある。   “なんとなくその場を繋ぐのに丁度良い質問”として投げかけられているということは分かるのでサラッと答えたいのだけれど、話が下手なので「実際に体験した、という意味では実体験ではないのですが、歌の結末として描かれた感情は私が確かに感じたことがあるもので、しかしそれらは脳内物質によって引き起こされた虚像なので…」とかモニョモニョ喋っていたら、ああ、本当に興味が無さそうな顔をしている。   本当はこっちだって「全部妄想です」とか「目の前で起こったことを紙に書き写すだけです」みたいなシンプルでポップな回答をしたいのだけれど、嘘をつくのも良くないので、仕方なく正直に話す。正しく伝わるようにすると、話がどんどん長くなってゆく。   「歌詞の中の登場人物にはそれぞれモデルがいて、それは現在、あるいは過去の意中の女性だったり、友人、家族、SNSや道ですれ違っただけの知らないおじさんという場合もあります。   この人々はほとんどの場合、完全な姿では曲中に登場しません。例えば、これは実際に私が書いた曲なのですが、歌詞のある行でかつての恋人が現れて、再び私の前から立ち去って行く。かと思うと別の行では、彼女はテレビの中でしか見たことのない見目麗しい女性の姿になって私に微笑みかけるのです。   こうやって少しずつ折り重なったばらばらのイメージがサウンドと混ざり合うことによってひとつの像を結ぶといった塩梅です。   曲中では男性が女性として登場したり、その逆もあります。彼らと私が現実とは違う関係を持つこともあります。先程“かつての恋人”という例を紹介しましたが、そのモデルになった方とは私、一度も交際したことはありません。   他にもロックンロールだの夢や友情だのといった概念を擬人化して登場させる場合もあります。彼らは皆この虚な世界で確固たる“個”を持ち続けて生きているので、とても鮮やかに物語を紡いでくれます。それを敢えて腐してあげるのも楽しいです。全ての物事は一面的な視点で語り尽くせるものではないですから。   あるいは道端の石ころや架空の獣、原子力発電所の歌なんかも書いたことがあります。石ってなんか泣けませんか? そうでもない? ええそうですか。人にはそれぞれ感性がありますからね。ところで歌詞における意味の連続性が… <ズーカラデル・吉田崇展> ◆4th Mini Album『ACTA』 2023年3月8日発売 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/ACTA   <収録曲> 1. シアン 2. ラブソング 3. 怪光線 4. ダダリオ 5. ピノ 6. 流星群 7. 都会の幽霊 ◆『ACTA』全曲Teaser 

    2023/03/08

  • センチミリメンタル
    僕の音楽人生を揺るがす出来事。
    僕の音楽人生を揺るがす出来事。

    センチミリメンタル

    僕の音楽人生を揺るがす出来事。

     2023年2月5日、様々なアーティストへの楽曲提供でも知られる温詞(あつし)のソロプロジェクト“センチミリメンタル”の新曲「ひとりごと」が配信スタート!今作はドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』の主題歌として書き下ろした楽曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“センチミリメンタル”の温詞による歌詞エッセイをお届け!今回が最終回です。 第1弾 では新曲「 ひとりごと 」の制作過程を、 第2弾 ではその歌詞に込めた想いを明かしてくださいましたが、最終回は自身が音楽に触れ、歌を作るようになるまでのお話。彼の僕の音楽人生を揺るがしたとある出来事とは…。今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 新曲「ひとりごと」リリースに伴ってのエッセイも今回で区切り。 前々回では楽曲が出来上がるまでの話、前回では楽曲の内容について詳しく掘り下げたので、今回は、僕が音楽に触れ、そして歌を作るようになるまでの話を出来たらと思う。   昔から、心の動きを言葉にするのが好きだった。 題名の付けられていないピアノ練習曲たちに、ひとつひとつ題名をつけていたことを覚えている。 この曲は力強いけど、どこかのんびりしているから「ライオンのお昼寝」とか。 そうして音楽に言葉をつけていくと、輪郭が増していくような感覚があった。   僕が本格的に作曲を始めたのは小学2年生からで、その時作っていたのは言葉のないピアノ曲たちだったけれど、今思えばその曲たちのタイトルを決める瞬間がとても好きだった記憶がある。   幼少期からクラシック音楽をやっていたのだが、実はずっと引け目に思っていることがあった。それは、楽曲が自分の中に入ってこない、染み付いていかない感覚。   無論、クラシック音楽が嫌いなわけではなかった。むしろ、聴いていて、弾いていて心地の良い素晴らしい音楽文化だと思っている。でも、それでも染み付いていかない。   それを顕著に感じるきっかけになったのは、どうも自分がクラシック音楽の題名を覚えれないということだった。 繰り返し聴いた曲はおろか、弾いた曲でさえも時折題名が出てこない。曲そのものと題名が脳内できちんと一致していないのだと思う。   だから、自作曲に向き合う時間が好きだった。 これは自分がその音や、それを弾く上で感じた心情をそのまま自分で命名しているのだから、間違えようもないし、変な引け目を感じずに済んだからだ。   そんな中、僕の音楽人生を揺るがす出来事が起きた。   それは、忘れもしない、僕が小学5年生の時。 家族と一緒にドラマ『1リットルの涙』を観ていた。 切ない物語に胸を揺さぶられている中、とある楽曲が劇中歌として流れてきた。 レミオロメンの「 粉雪 」という曲だ。   脳内に電撃が走ったような感覚があった。美しいサウンドの上に乗っかる、力強い歌声、言葉たち。 音楽が、心臓を貫くように、まっすぐに入り込んでくる。 これだ、と思った。 僕の好きな音楽は、やりたい音楽はこれだったんだ、と気付くきっかけとなる瞬間だった。   その衝撃を忘れられず、僕は中学生の頃からピアノ曲ではなく、歌を作るようになった。 言葉を書くことはずっと好きなままだったので、小学生の頃からよくポエムを書いたりはしていたから、オリジナルの歌を作り始めることはとても自然で、心地よいことだった。   言葉はまるで宇宙のようで、その中を駆け巡って僕はどこへだっていける気がした。 思考も、願いも、妄想空想も、言葉は全部カタチとして僕に応えてくれた。 小説を書いたりした時期もあったけれど、僕の中では言葉と歌声がひとつになった時の衝撃を越えられなかった。   それからもう随分長いこと経つけれど、僕は飽きもせず歌を作り続けている。 心の中に閉じ込めた思いを、声に出し、音に乗せて、歌い続けている。   今もなお思う。言葉は宇宙だ。 無限の可能性があるからこそ、その暗闇の中に迷い込んでしまうことも度々ある。 でも、その中で君と一緒に迷って、探して、傷つけ合って、支え合って、繋がっていたい。   だから、僕はずっと、言葉を“歌”というラッピングに包んで君に手渡していく。 <センチミリメンタル・温詞> ◆新曲「 ひとりごと 」 2023年2月5日配信 作詞:温詞 作曲:温詞

    2023/03/07

  • ゆいにしお
    「女の子」はなんなのか。
    「女の子」はなんなのか。

    ゆいにしお

    「女の子」はなんなのか。

     2023年2月15日に“ゆいにしお”が新曲「会いたいな今夜」を配信リリースしました。ドラマ『来世ではちゃんとします3』エンディングテーマとして書き下ろされた同曲。歌詞は作品の主人公である大森桃江をイメージしたアップナンバー。編曲家としてPEOPLE 1等の楽曲にも参加する“Hajime Taguchi”氏を迎え、打ち込みサウンドを駆使した軽快なトラックに仕上がっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ゆいにしお”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「 会いたいな今夜 」にまつわるお話です。ずっと「女の子」という定義に振り回されてきたというゆいにしお。あるとき出会った詩とは。そして「女の子」とは何なのでしょうか…。さらに今回は“音声版”もございます!ゆいにしお本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 思えばずっと、「女の子」に振り回されてきたような気がする。   女の子、女の子、女の子。こんなにも定義が曖昧で、多義的な言葉があるのでしょうか。   中学から大学まで女子校に通っていたときも、母親から「女の子らしくしなさい」と言われたときも、とうとう「女の子」はなんなのかわからなくなった。   「女の子」でいようと無理して型に押し込めてみたり、逆張りで「女の子」からはかけ離れた存在になろうと意識してみたり。   そんななかで、出会った詩がある。   What are little girls made of? What are little girls made of? Sugar and spice And all that’s nice, That’s what little girls are made of.   私なりのめちゃくちゃな訳をすると、   女の子は何でできているの? 女の子は何でできているの? お砂糖とスパイス、 それと素敵なもの全部 そんなものでできているよ   これを聞いて、「確かに」と思う人もいると思う。でも、私は「お砂糖とスパイスで女の子になれるのなら、こんなに今苦労してねえよ」と思ってしまったのだった。   お砂糖とスパイスでできているものこと、女の子に対して、この世は定義づけに厳しい。というか、女の子が神格化されすぎていると思う。   万物はかわいい女の子として擬人化されていく。 「今日は女子会!」という言葉に、「女の子っていう年齢か?」なんてささやきを耳にする。   でも、綺麗な色のコートを着てショーウィンドウを覗いたりして、「私はお砂糖とスパイスでできているかも」なんて日もある。   たとえお砂糖とスパイスでできていなくたって、誰でも「女の子」を名乗っていい。 誰かを愛さなくても、誰にも愛されていないと思っていても。   『会いたいな今夜』は、恋人にしてくれない人を思い続ける歌だけど、「女の子」でいたい人にも聞いてほしい1曲だ。   私もこの曲を聴いていたら、「女の子」に振り回されることを忘れられそう。   <ゆいにしお> ◆紹介曲「 会いたいな今夜 」 作詞:ゆいにしお 作曲:ゆいにしお

    2023/03/06

  • lynch.
    その先にある“感動”を掴む為に。
    その先にある“感動”を掴む為に。

    lynch.

    その先にある“感動”を掴む為に。

     2023年3月1日に“lynch.”がニューアルバム『REBORN』をリリースしました。今作ではメンバー全員が曲作りを行い、それぞれが作曲した楽曲(全10曲)が収録。一時活動休止や武道館公演の大成功を経て、変わらない部分と進化した部分が交わり“lynch.の今”をより色濃く放つ作品に。そのタイトルの通り、復活を遂げた今だからこそ生み出された渾身の作品に仕上がっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“lynch.”の明徳による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作『REBORN』にまつわるお話です。“REBORN=生まれ変わる”というタイトルを掲げるアルバムにたどり着くまでに経験したこと、体感したこと、気づいたこと…。ぜひ楽曲と併せて、エッセイを受け取ってください。 映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観た。 もちろんこれはバスケの話なんだけど、湘北バスケ部を自分のバンドに置き換えて、この作品を観てしまったバンドマンは結構多いんじゃないかなと思った。ここではストーリーの内容については触れんけど、バンドをやっていて、個性的な仲間達と一緒に頑張ってこられて良かったなと、自分のバンド人生を誇りに思える。そんな素敵な内容の映画だった。   前置きはこんなところで、最近特にlynch.という塊になった時に起きる不思議なパワーというかバンドマジックを痛感している。 演奏力や音楽理論なんてものを超越した、ふとした瞬間の鳥肌が立つ感じ。それがどんどん増えてきていて。これだけは長い年月苦楽を共にしてきたlynch.の5人でlynch.の曲を演奏した時にしか出せないグルーヴなんだと言い切れるし、人を感動させられる力なんだと思う。   個人的に去年はlynch.以外のサポートの現場が多く、沢山の名だたるプレイヤーの方々と音を合わせてきた。皆、圧倒的な演奏力を持ち、音楽理論を日々勉強しているんだけど、共通して、観に来たお客さんを“感動させる”為に切磋琢磨している。逆に言うと、オリジナルメンバーでは無い故に、音だけで毎回勝負するしかないというシビアな世界だった。   僕の師匠の人時氏の更に師匠にあたる佐久間正英氏の著者にも、テクニカルなプレイどうこうでは無く一音一音に責任を持って演奏するのがプロとして求められる事である。というような事が書かれていて、それを痛感した一年だった。   オリジナルのバンドというのは、バンドというだけで許されてしまう状況が多々存在していて、そこを勘違いしていると前述したバンドマジックの力だけではスタジオミュージシャンの演奏力、音楽力の産み出す“感動”には敵わなくなってくる時があるんだと思う。   lynch.も慢心していた訳では無いけど、lynch.という存在が動くだけで巻き起こる力に頼り過ぎていた節はあったのかもしれない。ただ幸いな事に昨年約一年間活動を止めて、それぞれがバンドと音楽に向き合う時間を作った。リーダーの一言で半ば強行的にその時間は作られたんだけど、結果的にはlynch.はこれをきっかけに強くなれたと思う。   今回リリースした『REBORN』は、lynch.という名前に負けない力をつけたこの5人がまた集まって1から動き始める、そんな意思表明でもあるアルバムです。   20年近く活動してきて、武道館公演を成功させた直後に出すアルバムとしてはかなり冒険しているんだけど、もっと先の未来を見た時にこのタイミングの冒険は大きな意味のある決断だったと言えると思う。   毎回思い通りに上手くいく事なんて無くて、悔しい思いをする事がほとんどだけどその先にある“感動”を掴む為にこれからもやっていくし、lynch.にしか見せられない“感動”を見せていきたいです。   『REBORN』を聴き込んで、スラムダンクの映画を観て、REBORNツアーに来てライブをみて貰えば感動できる事間違いなし!   <lynch. 明徳> ◆ニューアルバム『REBORN』 2023年3月1日発売 配信: https://king-records.lnk.to/reborn   <収録曲> ECLIPSE  THE FORBIDDEN DOOR  NIHIL  ANGEL DUST  CRIME  BLEU  PRAGMA  CANDY  CALLING ME  SINK  

    2023/03/03

  • moon drop
    君の唄を書いたよ。
    君の唄を書いたよ。

    moon drop

    君の唄を書いたよ。

     2023年1月25日に“moon drop”が2nd Full Album『僕の唄で君に永遠を』を配信リリースしました。さらに3月22日にはCDリリースすることも決定。結成から約9年間、まっすぐにラブソングだけを歌い続けてきた彼ら。今作も相も変わらずラブソングだけを詰め込んだ全11曲のアルバム作品となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“moon drop”の浜口飛雄也(Vo.)による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 ex.ボーイフレンド 」にまつわるお話。君と居た日々のこと、君の心のこと…。あの頃とは生活の色も変わった今、書くことができたこの歌を、ぜひエッセイと併せて受け取ってください。   何が大切で何が必要か そんなもの最初から分かってたら そもそも誰かに恋なんてしないと思う   「私の言葉を聞いて、私の心をのぞいて」 君の心の中で鳴ってたのはきっとその類のもの 今ならあの生活の中で 君がずっと感じてたこと全部晴らせるよなんて 今になっても言えやしない   あの街で、また次の街で 今日もステージであんな歌を歌うこと それを許してよなんて 当然のように言えなかった   別に離れたくて離れた訳じゃない ただもっと普通の いや、普通っていうか もっと平らな道を二人で歩きたかったんだと思う   君と居た日々のことを思い返す 君が目を瞑ってくれてたこと それに慣れてしまっていた それでも不機嫌な暮らしの中で 確かな幸せがあったことを忘れない 君もそう思ってくれていますように   散々泣かせたこと 散々怒らせたこと 散々考えさせたこと 今は少し思い出して 懐かしんでくれたらいいな   今まで散々歌ってきた元恋人の曲     少し時間が経って また生活の色が変わって 君の唄を書いたよ       - - - - - - - - - - - - - -   元彼女の歌なんか聴けるかバカ! そもそもいつまでバンドなんか続けんの?   いつでも私は離れる準備は出来てます そろそろ決めてよ私とバンド   帰り遅い酒臭い明日のバイトはどうすんの? 本当のことを言うと 貴方じゃなきゃいけないことなんて無い   ずっともっと最高の彼女で居たかったのに ずっと本当最高の女で居たかったのに 君のせいだよ   もっと大胆にそう不器用なりに 不格好でも下手クソでもいいから丁寧に 優しくしていてよ しょうがないなって許させてよ   ex. ガールフレンドだって いつ?どこの誰だよ うだうだ言ってないで 身ぐるみ全部剥がしちゃいな   ずっともっと最高の彼女で居たかったのに ずっと本当最高の女で居たかったのに   ずっともっと最高の結末を望んでたよ きっと本当は最初から分かっていたはずなんて そんな訳ないじゃん   元彼氏の歌になるその日まで <moon drop・浜口飛雄也> ◆紹介曲「 ex.ボーイフレンド 」 作詞:浜口飛雄也 作曲:浜口飛雄也・坂知哉 ◆2nd Full Album『僕の唄で君に永遠を』 2023年1月25日 Digital Release 2023年3月22日 CD Relaese   <収録曲> 1. 愛の縫目  2. ボーイズアンドガールズ  3. オールドルーキー  4. 君とiらんど。  5. 足りない 6. ふたりぐらし  7. kiiteruno?  8. ex. ボーイフレンド  9. 花  10. タイムマシン  11. アダムとイブ 配信サービス一覧: https://moondrop.lnk.to/bokunouta

    2023/03/02

  • 家入レオ
    ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。
    ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。

    家入レオ

    ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。

     2023年2月15日に“家入レオ”が4年ぶりのニューアルバム『Naked』をリリースしました。2022年に配信リリースされた「レモンソーダ」「Pain」「かわいい人」の他、新曲を含む全12曲が収録。全収録曲のソングライティングに家入本人が携わっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 I don't like you 」にまつわるお話。年齢を重ねるにつれ、景色に変化が訪れだした今、感じること、想うことは…。さらに、今回も第1弾・第2弾に引き続き“音声版”がございます。家入レオの言葉を本人の朗読でもお楽しみください。 20代後半。28になり、30という年齢も視野に入りはじめた最近。見慣れた景色に変化が訪れだした。   これまで地元福岡では早くに結婚しお母さんになった同級生もいることはいたけれど、どちらかと言えば少数派で。風の噂で聞くその子たちの様子も何処か現実味に欠けており、同じ制服を着ていたかつてのクラスメイトがミルクをあげている姿を上手く想像することができずにいたあの頃は、瞬く間に過ぎた。結婚、出産の報告も急激に増え、「久しぶりにご飯でも食べる?」と連絡を取り合い、先に待ち合わせ場所に着いていた友達2人が抱っこ紐をして娘を連れている姿は考えるものがあった。   そうか、28ってこういう現実もあり得るんだ、と遠いようでいて、近くて、近いようでいて、遠い。不思議な心地。だけどもう怖くない。私はアルバム『Naked』を作りながら私の道を選んだから。そして、そこで見えた答えがあって、その答えを更新していく為の「未来」がある。生きていけば良いんだ、思い切り。自分の人生を。   「I don't like you」は幸せの価値観について歌った1曲。 「今彼氏いるの?」「結婚してるの?」って質問にいいえで答えると、相手が少し気まずそうにする or 謎の明るい励ましが返ってくるあの感じ。気持ちは理解できるんだけど、同時にどうして? と疑問に思ったところから曲の構想が生まれた。   勿論恋愛も楽しいし、最高だけど、楽しくて最高なものは他にもある! 仕事に趣味、友達、ひとりの時間。幸せを感じる瞬間は人それぞれ。社会の声や他人の視線に押されなくて良い。自分の幸せを選ぶ権利が誰にでもある。   「恋愛がすべてじゃないでしょう」というサビの歌詞は、私はこう思う!と言い切っている訳ではなくて、この曲がディスカッションをするきっかけになればいいな、の願いを込めた。私はこれをしている時が幸せ!私はこれ!と話しているうちに、「常識がすべてじゃない」ことが分かってくる。だって人それぞれ幸せも常識も違うから。   自分の正しい、を相手に押し付けないこと。だからこそ、相手から自分の正しい、を否定された時も、ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。そういうテーマを湿度なくカラッと歌いたいと思ってのバンドサウンド。私が裸の心で紡ぎ歌ったニューアルバム『Naked』。ライブで歌うのを楽しみにしてる。   <家入レオ> ◆紹介曲「 I don't like you 」 作詞:家入レオ・Kanata Okajima 作曲:久保田真悟(Jazzin'park)・栗原暁(Jazzin'park) ◆7th Album『Naked』 2023年2月15日発売 【初回限定盤A:CD +DVD】 VIZL-2146 ¥5,500(税込) 【初回限定盤B:CD+DVD】 VIZL-2147 ¥4,620(税込) 【通常盤:CD】 VICL-65773 ¥3,300(税込) 【ビクターオンラインストア限定盤:CD】 NZS-905 ¥4,180(税込)    <収録曲> 1. Winter 2. 悩みたいだけ 3. レモンソーダ 4. I don't like you 5. 奇跡が足りない 6. 嘘つき 7. Pain 8. Hikari 9. 愛は鎖じゃない 10. 君に未練はないけど、恋に未練がある 11. かわいい人 12. Boyfriend 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/leo_Naked

    2023/03/01

  • 新山詩織
    友チョコ。
    友チョコ。

    新山詩織

    友チョコ。

     聞くひとの心を捉えて離さない、染み入る歌声と歌詞が多くのリスナーを惹きつけるシンガーソングライター・新山詩織。そんな彼女が、2022年12月にアーティストデビュー10周年を迎え、2023年4月17日にはメジャーデビュー10周年を迎えます…!    さて、今日のうたコラムでは、メモリアルイヤーを記念して“新山詩織”による歌詞エッセイを1年を通じ、12ヶ月連続でお届け!その第3弾です。綴っていただいたのは、懐かしくて、甘くてほろ苦い、バレンタインの思い出…。さらに今回は“音声版”もございます!新山詩織の言葉を本人の朗読でもお楽しみください。 2月になると いつも高校時代を思い出す。   当時「友チョコ」が流行っていたのもあり バレンタイン当日の朝クラスの戸を開けると 机の上にチョコが置かれていたり 「あげる!」とクラスの女子みんなから次々とお菓子を貰った(はず)。   みんなとても上手で、手が込んでいて、可愛くラッピングされていた もし自分が男子だったら天国だったんじゃないかと思う。   それから「貰ったらやっぱり返したい!」と言うギブアンドテイク精神が生まれ はりきってお返しのお菓子を作っていた。   なので毎年バレンタイン前になると 幼稚園時代からの親友とふたりどちらかの家の台所を占領して それぞれ目的のレシピを元に黙々とお菓子を作った。   私は焼き菓子が好きだったので クッキーを50個、60個、パウンドケーキを2、3本 とにかく大量生産出来るものをひたすらに焼いた。   私が何gを大雑把に計量していたのを「ちゃんとして!」と幼馴染に注意されたり 「試食しなきゃね!」と言いながら結局いくつか渡す分まで食べてしまったり 片思いしてた男の子との進展を互いに聞き合ったり…   あのなんとも言えない、楽しく幸せな親友とのお菓子作りの時間は 私にとって甘くてほろ苦い、忘れられない青春の思い出だ。   <新山詩織>

    2023/02/28

  • 竹内アンナ
    わたしが主人公だから。
    わたしが主人公だから。

    竹内アンナ

    わたしが主人公だから。

     2023年2月22日に“竹内アンナ”が自身5枚目のE.P『at FIVE』をリリースしました。すでにファンにはお馴染みのこのタイトル。デビューE.P『at ONE』からスタートし、atというのが“Anna Takeuchi”の頭文字となっているそうで、随所に彼女の遊び心が散りばめられております。今作には、昨年9月から3ヶ月連続配信リリースされた「あいたいわ」「made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D」「サヨナラ」を含む全5曲が収録。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“竹内アンナ”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作の収録曲「 WILD & FREE 」にまつわるお話です。ダメダメで、カッコ悪くて、自分なんかは主人公になれっこないと思っているあなたへ。この曲とエッセイを受け取ってください。 大好きな漫画のストーリーが絶体絶命のピンチを迎えている。 手に汗握りながらもページをめくる手がどこか落ち着いているのはどうしてだろう。 心のどこかで「きっと大丈夫」と分かっているから。 だって、だって、 “あの人は主人公だから”   まるで幻みたいに、まるで嘘みたいに、 遠く遠く手が届かない存在。   どうしたら わたしもそうなれる?   部屋の窓に切り取られた空を仰いでも 答えは掴めない。   ふぅ、っとついたため息が 冷たいフローリングに落ちる。   今日もうまく行かなかった、失敗をした。 そうやって挫折を繰り返すたびに わたしは世界の隅っこにいるような気分になった。   もっと気楽に、ラフに、楽しく 生きていたいよなぁ。   なぁんてボソっと呟いても 聞いているのはきっと神さまくらい。   外のいいお天気とは裏腹に グレーな霧がかかった心を晴らすために 珈琲でも入れようかと思った。             5分経過。         いや、面倒くさい。めちゃくちゃ面倒だ。   当たり前だけどわたしが珈琲を入れなきゃ わたしはいつまでたっても珈琲が飲めないわけだ。   わたしはわたしがいないと なあんにもできないんだな~ 全く世話の焼けるやつだ~ と意味の分からないことを思った。     んん、待てよ、待て待て、意味、分かる、かも。   わたしの人生にわたしがいなかったら もしかしてなにも始まらないんじゃないか?   珈琲を飲むことはもちろん、漫画を読みふけることも、 仕事で失敗しちゃうことも、誰かを好きになったりすることも、 全部、全部、わたしがいないとできないことじゃない?   そのとき、小さい部屋に散らばっていた点と点が 繋がった気がした。     そうか、そうだ。     主人公はヒーロである必要も、天才である必要もないんだ。   胸を張って生きていれば、 それだけできっと世界は回る。   ダメダメでも、かっこ悪くてもいいよ。 だってトントン拍子で成功を掴んじゃうストーリーなんて面白くないもんね。   転んだ数だけ、笑った数だけ、 興味深さの深さの部分が出るよきっと。   そう思うだけで 随分心が楽になった。   これからこの先もきっと 喜怒哀楽いろんな感情に振り回されるだろうし 良いことも悪いこともたくさん押し寄せてくるけれど、 大丈夫。   そのすべてがハッピーエンドを迎えるための伏線になる。     どうしてか?だってわたしの人生 “わたしが主人公だから”。 <竹内アンナ> ◆紹介曲「 WILD & FREE 」 作詞:竹内アンナ 作曲:竹内アンナ ◆5th E.P『at FIVE』 2023年2月22日発売 <収録曲> 1.WILD & FREE 2.サヨナラ 3.生活 feat. パジャマで海なんかいかない 4.あいたいわ 5.made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D

    2023/02/27

  • ももすももす
    猫飼いたい?
    猫飼いたい?

    ももすももす

    猫飼いたい?

     2023年2月15日に“ももすももす”がニューシングル「エソア」をリリース!タイトル曲は、TVアニメ『魔王学院の不適合者 Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』のエンディングテーマに決定しており、アニメの壮大な世界観に寄せて書き下ろされた、ドラマチックに駆け抜けるロックナンバーとなっております。また、今作にはカップリング曲として「宵待花」と「犬飼いたい」が収録。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“ももすももす”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回。綴っていただいたのは、今作のカップリング「 犬飼いたい 」にまつわるお話です。犬好きのあなたも、猫好きのあなたも、ぜひ歌詞と併せてエッセイをお楽しみください! 曲を作るとき、最近はピアノでコードを弾きながら、メロディーや歌詞を作ることが多いけれど、この曲は私が口ずさんだ歌詞とメロディーを、パソコンに打ち込んだ、数少ない曲です。   犬を飼いたいのですが、猫が二匹いるので、これ以上ご飯を狙われるのは大変だなと。そして、散歩も大変だなと、責任を持って犬を飼わないことにした経緯を曲にしました。   MVも自分で撮影編集したのですが、このエッセイを書くに当たって見返したところ、自分が登場し過ぎていて、とても恥ずかしいなと思いました。   そのためインターネットで叩かれないといいなと願っています。もし叩かれたら擁護コメントをお願いします。   なぜなら心がとても弱いので。   そもそも猫を飼い始めたのも、ひとり暮らしをしていて、寂し過ぎて心を病みそうになり、驚異的な頻度で猫カフェに通っていたことがきっかけでもあります。   今は毎日猫を愛することによって、癒されています。   うちの猫達は、白猫が10歳で、茶白猫が2歳なのですが、毎日喧嘩したり、お互いをグルーミングしあったり、なんだかカップルみたいだなと思ったりします。   でも片方の猫が人間に撫でられている時、もう片方の猫が嫉妬してちょっかいをかけに来たりもします。なので平等に可愛がるように、注意が必要です。   また、二匹の猫は毎晩私のベッドの上で寝ます。シングルベッドに二匹猫がいると、とても寝るスペースが少なくなるのですが、時々、猫が一緒に寝てくれない時があると、朝眠った気がしなくてとても悲しいです。   皆さんもぜひ猫を飼ってみませんか。   猫飼いたい? <ももすももす> ◆紹介曲「 犬飼いたい 」 作詞:ももすももす 作曲:ももすももす ◆New Single「エソア」 2023年2月15日発売   <収録曲>   01.エソア 02.宵待花 03.犬飼いたい 04.エソア (Karaoke) 05.宵待花 (Karaoke) 06.犬飼いたい (Karaoke) 07.エソア (TV Edit)

    2023/02/24

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