翼いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 鈴木Daichi秀行 | 僕らはまたこの世界の果てへ飛び出す 託されたいくつもの願いを翼にして この胸に小さな勇気とともに脈を打つ無限の魂たちの声に耳を向け その光を浴びるたびに人は確かに夢を持っていく 限りない空の片隅 人は密かに泪を滲ます 乾いた夏の色 それはスタートのサイン 伝わるその鼓動 そしていつか向かい合えば未来 僕らはまたこの世界の果てへ飛び出す 託されたいくつもの願いを翼にして この胸に小さな勇気とともに脈を打つ無限の魂たちの声に耳を向け 繋がることそこで光る時間は始まる 輝いたいくつもの祈りを形にして 掌に大きな夢を強く握りしめ 自分の正しい道の先に目を見据え そう 積み重ね上げた日々がたどり着く場所 my way 明日はある 今足音紡ぐたびに僕らまた少しね大人になる 「変われない」と嘆いてても何も始まらないことに気づく 届いた明日の鐘 それが始まりの合図 重なり合う光 そして今がいつの日より未来 僕らがまたこの時代の先へ飛び立つ 閉ざされたいくつもの扉を開けながらね この先にどんな大きな変化があろうとも 揺るぎない闘志とともに今を駆けてゆく 僕らはまたこの世界の果てへ飛び出す 託されたいくつもの願いを翼にして この胸に小さな勇気とともに脈を打つ無限の魂たちの声に耳を向け 繋がることそこで光る時間は始まる 輝いたいくつもの祈りを形にして 掌に大きな夢を強く握りしめ 自分の正しい道の先に目を見据え そう 積み重ね上げた日々がたどり着く場所 my way 明日はある |
てのひらの音いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 中村タイチ | かざす掌に映る太陽は沈む心を照らすよ ずっと遠くまで 時に僕等は傷ついた 小さな声さえ届かずただ無償を探す影に押された 緩い坂道を抜けたら窓の空いた白い部屋 まだ時計の針は確かに動き続けてる 揺れていた日々今は遠くなる思い出たち 朽ちかけたこの足跡も揺れて咲く一輪の花 かざす掌に映る太陽は沈む心を照らすよ そして僕は足元を知る 道は果てしなく 時間は限りなく僕の心に続くよ ずっと遠くまで 立ち止まり空を見上げる「始まりの声は聞こえるよ」と 隣の人が微かに呟いて過ぎていく 止まらない涙 いつかきっと見たあの陽炎 やっと見つけたこの場所はもっと輝きを放って 鳴り続ける靴音届けどこまでも 道の狭間で響くよ 疲れ眠りにつくその前に 部屋の片隅で佇んだ季節ははぐれた夢と幻 今もそのままで 絡まる糸達解き 全てを掴んでゆく 砂地の暗闇歩き 陽の当たる場所を目指してく 今までもこれからもずっと… かざす掌に映る太陽は沈む心を照らすよ そして僕は足元を知る 道は果てしなく 時間は限りなく僕の心に続くよ ずっと遠くまで 繋ぐ掌は少し瞬いて肩にかかる力を溶かした もう怯む意味も無い 全てを委ねたあの頃は遠く 道の果てを探してく ずっと遠くまで もっと遠くまで |
try againいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 近藤隆史・田中ユウスケ・室屋光一郎 | 今始めよう あの日決めた夢だけを見て歩いていくのさ 動き出した答えに気づけば 「これから」という希望 いつか笑って話せる日が来るかな 走り出した日々に one more try again 退屈な毎日に何かを求めて彷徨う街 答えなどないとわかっていたけど 風向きを気にして 不都合な真実を見ないで過ごすことにも慣れて 自嘲気味に笑う自分を壊して何かが弾けたよ いつか見てたそれは満開の花 咲き誇るように そのイメージを その残像を 形にして生きてく 今始めよう あの日決めた夢だけを見て歩いていくのさ 動き出した答えに気づけば 「これから」という希望 いつか笑って話せる日が来るかな 走り出した日々に one more try again 明け方に気がついた 春に浮かぶ蒼色の空に わかったような気がしていたんだけど少し不思議な朝 今年もこの季節が期待と不安を運んで来る 何気ない合図 扉を開いて 世界へ飛び出すよ それはまるで空を駆けるような軽やかなリズムで そのステップで その感情で 新たな景色を生む また始めよう 僕らだけじゃ辿り着けやしない その舞台へ 届くんだと信じた未来へ 「今まで」という 自信 誇り この胸に燃え続けてるんだよ 伸ばしたこの両手 and more fly again 限りない希望 あの日僕ら 誓った約束の言葉抱いて 目指したそのゴールを越えれば 見たことのない それはまるで夢のような景色へ変わるんだよ 悔し涙超えた no more cry again 今始めよう あの日決めた夢だけを見て歩いていくのさ 動き出した答えに気づけば 「これから」という希望 いつか笑って話せる日が来るかな 走り出した日々に one more try again 走り出した日々に one more try again |
夏色惑星いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 中村太知 | 目を覚ました太陽が 私たちを空の下連れ出した 乾ききった答えなら 破り捨ててまた別の夢を見る 砂に書いた二つの文字 少し照れて波が消した 触れて握る人差し指 夏の始まりを示してる 風を背負って 波間を掻いて 私たちは今飛び出すよ 有り触れた答えだけじゃ何も変わらないでしょ? 今を描いて 明日を蹴って 太陽にその手をかざせば 見えないはずの未来も少しだけど顔を見せるよ 立ち止まった砂の上 君の笑う横顔を覗き込む 遠く見えた君の隣 今はあたしの宝物 君に見せた秘密の文字 恋の始まりを感じてる その手をとって 空を仰いで 二人の足跡を残すよ 夏に盗まれた恋が一つのカタチなんでしょ? ただ寄り添って 二人笑って 火照ったその頬を冷ませば 出逢えた夏の世界の扉がいつの間にか開くよ 揺れて見えた二つの影 夕暮れを背に重なった キラリ光る一番星 そんな二人を見守ってる 風を背負って 波間を掻いて 私たちは今飛び出すよ 有り触れた答えだけじゃ何も変わらないでしょ? 今を描いて 明日を蹴って 太陽にその手をかざせば 見えないはずの未来も少しだけど顔を見せるよ |
夏・コイいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 田中ユウスケ | 丸く見開いた目と決して沈まない太陽 僕の行く先を想像してみる 遠のく雨の憂いをもう薫る夏の匂いに 託して僕は夏に包まれてく 朝もやを駆け抜けて来た道は 遠く遥か続くそれは海の様に何もかもを飲み込む 目もくらむ程の太陽は僕らを 容赦なく照らし続け やがて褐色の肌になる 触れる指を解くのはまだ早いみたい ぎこちなさの残る会話をしたりして ふいに気付き夕日を見て君は何を思う 波のざわめき 風のささやき 火照った頬に染み込む 丸く見開いた目と決して沈まない太陽 僕の行く先を想像してみる 遠のく雨の憂いをもう薫る夏の匂いに 託して僕は夏に包まれてく 長く伸びるその影に静かにキスして やがて次第に訪れるだろう満天の 星空を待つ 夕凪は時として胸を打つ鼓動や微かな呼吸でさえ この耳に届かせる 簡単な言葉にだって躊躇いながらの声 確信に迫る言葉とは触れないし もどかしさに押し黙って僕は何を思う 過ぎたあの夏 これからの夏 二人を照らす月明かり いったい僕らの未来はどんくらいのスパンでもって 絡んでんだ?なんて 想像してみる この夏に生まれる恋が永遠の時間となって 二人の内に色を添えれたらいい 少し冷たい水をすくいました 泪に似た味に気付く僕は 蘇る記憶にだって何の抵抗も抱かない 季節は廻る 季節は廻る 同じ砂の上 軽く流しちゃった声もいつだって聞いていたいよ 素直な想いが脳裏をよぎる ありふれる恋の原形も形を変えてくように 二人の恋は夏に包まれてく 小さな恋よ いつしか花になれ |
虹いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 江口亮 | 重なり合った青空が僕らの行く手に広がる 大きく深呼吸して緩んだ靴の紐を結ぶ 変わる替わるこの世界の秘密をもう一度見つけよう 「自分らしくやんだ」って 「他人らしくなんな」って 例えばそこから始まる未来が確かにあるとしても まだ僕ら不確かな道の上 走り出した世界が僕を明日へ誘う 流れて行く景色はやがて光と変わる あるがままの願いを込めてまた踏み出せば 遠く見えた世界が七色の虹へ変わる 「疲れたんだ」と嘆くより「ここまで来た」って喜ぶ そんな風に思ってたい そんな風に生きていたい 止まぬことない靴音をまた一歩一歩足してこう その歩幅はいつだって不安定であったって 閉じては開いた胸の内側に触れようとしてみたら 誰もみな疼く様な傷もある 「当たり前」の世界が僕に奇跡を観せる 遥か見える景色が遠く遠く広がる 彩色(いろ)とりどりの愛が僕を包み込むから やがて届く未来もいくつもの虹へ続く ただ一つの世界を僕らの彩色(いろ)に染める 途切れることない道 その先をまた見つめる 走り出した世界が僕を明日へ誘う 流れて行く景色はやがて光と変わる あるがままの願いを込めてまた踏み出せば 遠く見えた世界が七色の虹へ変わる |
ニセモノいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 西川進 | 海外に似た素敵な街 行き交う人の群れは同じ 何かを捜してる様に見えなくもない 宵の帳に街は目覚める 不揃いの光は人を誘う そう此処は混沌に満ちた偽物の世界 そう「自分らしく…」なんていう響きに浸かって 盲目的となって 気付かぬ声上げる 毎回の口癖が心を締め付けるわ 偽らざる程の理由を探している 歩めど迷えど心の中はblue 遠巻きに自分の姿を見て嘲笑うの ぞんざいな嘘に見え隠れした自分 長くはないわ至福の時 そつ無く熟す日常覗き また愛想笑いの柵に冷たくキス 無理した振りしても世知辛い 尚更 其処にもう打つ手は無い 追憶は彼方 愛欲が此の街の常 衝動的と知って 其の誘惑を振り切って ようやく立ち止まって 偽りの身と知る 経験や数もここじゃ絵空事 そう曰く付き 小洒落たコートに此の身も溶けてfly fly 永遠も過去もただの綺麗事 遠くなる月 乱れた吐息に其の身任せてcry cry 世捨て人は言う 憂いはタブー 繰り返してる皮肉なchoice 報われないと嘆くは孤独のMr.child 妖艶な嘘を着飾る人々の目はいつも「嫌い、嫌、嫌」 体裁をまずは繕う 其の姿に今宵も出遭い 苛苛… 境界線なんぞ二の次で 目眩く魔法が今宵も此の街に散る |
二輪花いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 田中ユウスケ | 声が聞こえる? あの日見上げた夜空へ 同じ響きでいつかは届くかな… 君は変わらず この手温めてくれるの だからあたしは光る明日が見えたの 「不器用でもいい」って決めたあの時 胸に開く花は 見えないけど、でも確かに咲く 偽りを捨てた今 恐れは消えた 昇り始める朝日眩しいけど 咲き誇る花々 輝いて 揺らぐ歩幅覚束ないけれど 繋ぐ掌がここにあるの 重ねた夢の欠片を数えて 紡ぐ明日へ 恋は「必ず…」という言葉を嫌うの だけどあなたはそこに居てくれるの 言葉も無く ただ抱きしめたあなたの身体、触れた指が ただ愛しくて 確かめてみた この胸の奥にある唯一の光 溢れる木漏れ日の中に咲く花 色彩は違えどただ美しくて やがて枯れゆく運命と知っても 変わらずにいつまでも愛でるの ほらまたあなたの声が この胸の中に咲く 声が聞こえる? あの日流した泪は 夜空に溶けて キラリ明日へ届くの |
ぬくもりいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | あの日 きみがくれたその言葉が いつの日でも僕を支えていて さり気なく手を振るその背中を もう少しだけ見ていたいと思った ふるさとに咲くはずの淡い花 何故だろうその花の匂いがした 確かなことなど何もないから 不確かな明日を信じてみるよ そう 遠く聞こえたのは変わらないメロディー いつでも 言葉に出来ないほどの強い愛が 僕の胸のうちを駆け抜けてく どうして なんで 怖くて目を背けた 泣いたっていいんだよ それも僕らなんだよ 愛するものを守りたくて 暗闇をひたすらに駆けてゆく 忘れないで 僕がまだここにいる ぬくもりの中に見つけた「ありがとう」 あの街を出て行くと決めたのは 飾らない優しさのきみの言葉 遠く離れてつま弾いた日々に 一抹の希望を重ねてみるよ そう 強く信じたのはあたたかい未来 今でも 心に抱えた孤独や虚しさと 誰も笑顔の裏闘ってる そうしてないと壊れてしまいそうで 強くなくていいんだよ それが僕らなんだよ 愛する意味をまた求めて きみのその面影に触れてみる 忘れないよ 僕らなら歩けるよ この日々の中に答えはあるだろう 言葉に出来ないほどの強い愛が 僕の胸のうちを駆け抜けてく どうして なんで 怖くて目を背けた 泣いたっていいんだよ それも僕らなんだよ 愛するものを守りたくて 暗闇をひたすらに駆けてゆく 忘れないで 僕がまだここにいる ぬくもりの中に見つけた「ありがとう」 見つけた「ありがとう」 |
残り風いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 板垣祐介・湯浅篤 | 「もう二度と戻れない」と知る 涙で滲んだ道を歩いて本当は少しだけ見えていた明日を気にした 有り触れるその言葉だけどふいに何かを信じてみたいの いつかまた巡り逢うのだと秘かに誓う 気がつけばもう見えぬ面影を探す 一度無くした日々は何処?何処? 咲き誇れ命の花 凛としてこの心焦がして 吹きやまぬは残り風 あの日を惜しむように流れて明日へと 手探りで掴んでは消える毎日の儚さにも気付いて 曖昧なあたしを壊して 静かに瞳を閉じる 後悔が去り行く希望で それを知っても朝日を見たいの 今強く生きて行くのだと確かに願う ひとところに留どまる恐さを見つけて踏み出した時 君は何処?何処? 巡りゆくはこの心 小春日の息吹へと寄り添えど 流るる涙消えずにひとひらの風を纏い 流れて君へと ふわり浮かぶ風 今は見えないけど 確かに見えたの一重の風跡 君が何か伝えたの? あたしが今伝えるの? 欲しかった答えは 今 今… 時間 満ちて見えた心 今行くよ 変わらないあたしで 響き合う声 言の葉 光を放つように 届け彼方へ 咲き誇れ命の花 凛としてこの心を焦がして 吹きやまぬは残り風 あの日を惜しむように流れて明日へと |
How to make itいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | ヒダカトオル | 隠しきれない自分の姿 いったん大空へ開いてはまた消えてくけど 一人足並みを揃えるつもりで一瞬躊躇う曇り空になる 心も移ろう気だってする どーだい?気張った人生に意味などありゃしない それでも報われたいと願うならむしろ無欲だ でも 案外嫌いになった自分を待ってんだ 存分楽しむことに浸ってさ浮ついた夢を語る腐った傷 幼き日の面影が影法師より永く僕を縛る 安定への鍵と不安定への鍵に 怯え 戸惑い 未来は揺らいでく Guess! my everything is all right, it's coming through the night. I wanna go! I wanna be ambitious! and I'll find it's the best way. Call me with loud voice! Stand up! just like your heroes. I'm gonna go! I'm gonna be ambitious, and I'll know how to make it better. 実態共わずして無理して愚痴ってる 単純明快な嘘装って犠牲を翳してみる 実際本来の僕を失くしてるわけじゃない 相当こんがらがって狂ってる それがむしろ本当の理由 終わることのない「今」に一切合切の願いを叫んでみる 聞こえてくるものは何もない 歪なカタチの不安くらい 見えない 消えない 変わることもない 絶対憂いは存在 当然躊躇う意味はない その理想隠された万華鏡の中にただ潜んでる 感慨深い時代に均等の愛に酔わされる ただ理想 されど理想だと第三者の声に気付く未来 幼き日の面影が影法師より永く僕を縛る 安定への鍵と不安定への鍵に 怯え 戸惑い 未来は揺らいでく 絶対憂いは存在 当然躊躇う意味はない その理想隠された万華鏡の中にただ潜んでる 感慨深い時代に均等の愛に酔わされる ただ理想 されど理想だと第三者の声に気付け! Guess! my everything is all right, it's coming through the night. I wanna go! I wanna be ambitious! and I'll find it's the best way. Call me with loud voice! Stand up! just like your heroes. I'm gonna go! I'm gonna be ambitious, and I'll know how to make it, 絶対憂いは存在 当然躊躇う意味はない その理想隠された万華鏡の中にただ潜んでる 感慨深い時代に均等の愛に酔わされる ただ理想 されど理想だと第三者の声に気付く未来 |
ハジマリノウタ~遠い空澄んで~いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | 遠くに見えた街並み いつの日にか誓った景色と同じ 怯えて立てなくなっても 涙に滲む明日を教えてくれる 君からもらった言葉 僕の生きる意味を照らしてくれた 「もう少し強くなれたら…」なんて思ってみても仕方ないよ 「夢の途中」そう気付いたら なんだかちょっと楽になって 答えなど無くていいんだよ 僕の頬は少し朱に染まる 遠く見えた空は澄んでいて 泡沫の日々に迷わんとした 揺るぎないこの胸の真ん中の想いを託して 想いを信じて 僕はただ明日を見て歩こう たとえそこに願い届かずとも 変わらないあの日の言葉だけを この手に抱えて この手に抱えて 君とね 出逢ったことが見えなくなった場所を示してくれた そうして解り合えたよ 僕も君も同じ弱さを持ってる どうしてなんだ?みんな抱えてる怖さや不安を隠したりして 「強くない」ってそう言い切ったら 暗く濁った闇に灯り灯る 伝えたいことが溢れてきて あの空の向こうへ流れてゆく ぎこちない言葉でしかないけど 今伝えたくて 今届けたくて 連綿とゆく時間の中で 僕は確かにここで呼吸(いき)をする 柔らかい陽の光を浴びれば また目を覚まして また歩き出せる 僕が生きた「証」を残そう それをいつの日か「夢」と名付けよう つつましくも意味の在る「証」を 意味在る「夢」だと 確かな「夢」だと 僕は「今」を信じて歩こう たとえそこに祈り叶わずとも 生まれゆく全ての言葉たちを この手に抱えて この手に抱えて |
ハルウタいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 江口亮 | 伝えたくて届けたくて あの日の君へ いつの日かのサヨナラさえも 胸に仕舞って 空の蒼さに目を細めて何気なく翳した手に 薫る風がそっと横切り季節をまた告げる 口笛をふいに吹いて風向きが変わるように 少しだけ君は涙して 「明日が少し怖いの」と呟いた君の横顔だけを見つめてる 伝えたくて届けたくて あの日の君へ いつの日かのサヨナラさえも 胸に仕舞って いつか僕ら大人になる そして出逢える 君とここで約束するよ だから笑顔で だから笑顔で 掴みかけたその掌はひらひらと手を離れて 止まることを知らぬ明日は遠い空へ消える 暗闇の中歩いて手探りの道に見えた一縷(いちる)の光が在ると知る 言葉をあえて探したら「希望」の二文字を僕ら一途に選ぶだろう 離れなくて届かなくて そこにあるのは いつの日にも二人見上げた 空の蒼さで あの日僕ら胸に残る夢を描いた だからここで君に祈るよ いつも笑顔で 僕が君にもらったもの 君が僕に話したこと 数えたら星降る夜が始まる カタチのない想いを今 君の元へ流せば 約束のその場所へ二人を連れて行く 伝えたくて届けたくて あの日の君へ いつの日かのサヨナラさえも 胸に仕舞って いつか僕ら大人になる そして出逢える 君とここで約束するよ だから笑顔で だから笑顔で |
ひなげしいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 湯浅篤 | 大体三日間でひと月の疲れを癒してる 叶わぬ恋と銘打ったこの果敢なき物語 安定の裏側に見え隠れするように暮らしてる 情熱と嘘に似せた古びた扉が嫌い 甲斐性なしと言われる程に未練は無いとしても 金輪際味わえない様な夢に溺れたわ 一切合切の記憶を消してとは言わないけど それでもチクリ痛むの その刺激がまたツライ 融通の効かない愛が世界を救うなら 「最愛なるもんは何?」なんて問いに意味など無い 「愛」だ「恋」だと嘆くは孤独の雛罌粟 心は泪色 燃えて散りゆく運命と知らずに 気付けば生まれ始める明日を見て笑う 「後悔なんてない…」ってワケもないって解ってる 混沌の海に捨てた煮え切らない言葉 自嘲癖と偽っても手にしたかったその夢は ぞんざいなウソとともにあっさりと砕け散った 夕映えの空にいっそ想いを流したら 案外簡単にフワリおぼろ月が浮かぶ 交わる術を無くしたあたしは雛罌粟 そぞろな朱の色 あえて過ぎ行く季節と言えずに気付けば溢れ始める ふた筋の泪 融通の効かない愛が世界を救うなら 「最愛なるもんは何?」なんて問いに意味など無い 「愛」だ「恋」だと嘆くは孤独の雛罌粟 心は泪色 燃えて散り行く運命と気付いたあたしは光り始める月へまだ祈る… |
地球いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 本間昭光 | もしもあなたが遠くへ離れても きっといつかの太陽よりも強く輝きたい ひとつ掛け違えたボタンを外して まるで無邪気な子供のように いつまでも一緒にいたいけれど この場所から離れてくことが 今は少しだけ恐いんだ この限られた時間の中で それぞれに何かを見つけたら 同じ地球に立って あなたをずっと待っていたい もし今すぐ会えるなら ここを何も持たず飛び出すのに たとえ時間が経ってもその手を握るよ 朝日に照らされた川原の隅に小さな輪を見た 僕らの目の前に続いてく遥かな地に 他人に決められた道なんてないよ どこまでも一緒にいたいけれど ある一点を見据えただけじゃ 何か始まるわけでもなく 何も感じられず生きてくのが この足跡を遮ってく 届かない場所からも その風を受けていたい 一瞬の花火のように 何度でも空に瞬けたら 同じ地球に立って あなたをずっと待っていたい どこかで逢えるから 今はここで歩いてくよ |
ホントウノヒビいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 江口亮 | 今見上げた一つの星 いつかの様にそう飛んでった 語りかけた明日に向かい 流れる様にもう消えちゃった 簡単な嘘で ごまかされた生き方を僕は捨てるんだって そのとき 曖昧な意味 そんなもんはなくていんじゃない? ホントウノヒビ 夢見た光 いつかの祈り 叶う日が来るからと 一人一つ投げられたピースを探して 偶然じゃなく 必然でなく ひたすら祈る 心の中を見てた そして僕は閉じられた世界の扉を壊して行ける 今出逢えた二つの星 嬉しくなって輝き増した 忘れかけた場所に向かい誇れる様に歩き出した 本当はいつも怖くて苦しかった自分を責めるけど その日々 後悔の意味 そんなことしなくていんじゃない? 続いてく道 明日の出逢い いくつの願い 辿る日があるからさ 一つ二つ輝いた夜空にキスして 簡単じゃなく 単純でなく 純粋な愛 そんなものを見つけた時に 僕らあの日々に溢した泪を信じて行ける ホントウノヒビ 夢見た光 いつかの祈り 叶う日が来るからと ホントウノヒビ 夢見た光 いつかの祈り 叶う日が来るからと 一人一つ投げられたピースを探して 偶然じゃなく 必然でなく ひたすら祈る 心の中を見てた 時に人は閉じられた世界の扉を壊して行ける |
マイサンシャインストーリーいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | 太陽が目覚める いつもの毎日の中で 揺れて揺れて煌めく世界をまた始める そんな旅立ちを誓うよ 歩き出す度また高鳴る胸を信じよう 微かに聞こえたのは季節を彩る音 溢れ出すマイサンシャインストーリー 重なり合う季節が僕の物語を繋ぐ ふとした時に気づく香りがこの胸満たしてく 見上げた空に手をかざして 眩しくたって震えるこの夢に 正直になることしかできないもん そうだよいつも 風の道見上げたら 光の世界に包まれていって瞼閉じたんだ そこから歩き出すよ 差し出す君の手を握って嬉しくなって伝わる体温に この身委ねることしかできないもん そうだよ今日も 風の道数えたら明るい未来に誘われていって まずは始めんだ 僕たちを照らし出す物語 さあ行こうか明日へ 新たな出逢い求めよう 触れて触れて艶めく音色を今奏でる 流れ出すマイサンシャインストーリー 語らい合う奇跡が君の物語を綴る ふとした時に芽吹く光に満ち充ちてるメロディー 響いた声に恋しちゃって胸が弾んで高鳴るその歌に 耳傾けてみるしかできないもん そうだよいつか 帰り道気づいたら二人の世界に光差し込んで なぜか見えたんだ 僕たちが創り出す物語 見上げた空に手をかざして 眩しくたって震えるこの夢に 正直になることしかできないもん そうだよいつも 風の道見上げたら 光の世界に包まれていって瞼閉じたんだ そこから歩き出すよ 差し出す君の手を握って嬉しくなって伝わる体温に この身委ねることしかできないもん そうだよ今日も 風の道数えたら明るい未来に誘われていって まずは始めんだ 僕たちを照らし出す物語 |
マイステージいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 鈴木Daichi秀行 | 「必ずまた逢える?」と君は僕に尋ねるけど 孤独な愛を知ったひとはどこか切なくする 泣き出した空 流れるその雲 伝う涙がまた邪魔をする あの日の僕らが夢に観てた そのステージがその景色が 今目の前に広がる 僕らはまだ生きてく 愛の欠片をまた探して行く 儚い世界その真ん中で 命のパズルを今組み上げてく ただひたすら明日へ 夢の欠片をまた紡いで行く 二つとないカタチが在る いつの日にも胸の奥にまた繋がるマイステージ 「夢でね逢いに行くよ」 僕は君に微笑むけど 小さなウソになった言葉ふわり空へ消える 傷つかないで生きて行きたくて それでも悲しいことがおきる 理不尽に目を背けるよりも そのステージを その真実を 今はっきりと見つめる 僕らはまだ歩ける いつかと同じ日の匂いがする か細い未来その両側で 出逢い分かれ繰り返してまた始めるマイステージ 僕らはまだ生きてく 愛の欠片をまた探して行く 儚い世界その真ん中で 命のパズルを今組み上げてく ただひたすら明日へ 夢の欠片をまた紡いで行く 二つとないカタチが在る いつの日にも胸の奥にまた繋がるマイステージ |
my rainいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 本間昭光 | 降り出す雨に戸惑う影 予報通りにはいかないんだなぁ 何故だかちょっと嬉しくなって 心の中に咲いた笑顔 「雨降りは大嫌い」君はそう言うけど きっと相も変わんない日常が生んだ戸惑いが胸の中弾けた 一瞬で手にしたんだ後悔をしない未来を ありったけの力で ねえ? 「もう一回始めるんだ!!」心ん中で叫んだ 一つの世界を無数に舞う my rain 憂鬱なはずの雨のリズム 味方につけたなら始めよう 「今さら」なんて話じゃなくて「今から」だから素敵でしょう? お気に入りブーツで水たまり跳ねて いっそ境界線なんてなくした身体と心が悪戯に弾けた 目一杯息を吸って そうやって感じたんだ 輝いてる光をいつも 背一杯無理したって一向に下降線だ 上昇気流が生み出した my rain 突然 雲の切れ間から光が射してさ 輝く虹色に変わった 太陽と雨が出逢った瞬間の奇跡に逢った 世界中の色彩浴びて 最高に美しかった 本当に届きそうな 七色に浮く my way 一瞬で手にしたんだ後悔をしない未来を ありったけの力で ねえ? 「もう一回始めるんだ!!」心ん中で叫んだ 一つの世界を無数に舞う my rain |
真昼の月いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 本間昭光 | 真昼の月の光を浴びても 言の葉の如く消えてく幻 伝う涙は今宵も綺麗で とめどなく溢れては消える調べ 想い馳せて焦がる人 君ぞそれを願えど待ち人 巡る四季の中誰を恋ふて 一人夕凪に指を這わす 黄昏の風吹き止まぬよう 瞼の裏側に祈りをして 一抹の夢に身を委ね 白々光る 真昼の月の光を浴びても 言の葉の如く消えてく幻 伝う涙は今宵も綺麗で とめどなく溢れては消える調べ 燃ゆる花のひらにとて やがてそれも朽ち果てる定め 霞む君の手よいつぞ消えて かくも虚し気にまた時間を食む 数多の光色褪せぬよう 揺蕩う星々をはた見上げて 永遠の夢を胸に綴じ 静かに浮かぶ 滾る生命の岸辺を渡れど 君に辿り付かずしては眼醒める 放つ願いは今宵も綺麗で 届かずとも溢れる淡き調べ 真昼の月の光を浴びても 言の葉の如く消えてく幻 伝う涙は今宵も綺麗で とめどなく溢れては消える調べ とめどなく溢れては消える調べ |
幻いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 常田真太郎 | 降り積もる雪はこの手に舞い降り 隠したはずの心の穴に溶け出した 二人が見たのはいつの日の景色 見覚え在る色彩がどこか微睡んだ 遠く揺らめいた愛をその手に抱えていたの 本当はマボロシと知りながら 羨んだ恋の意味は儚さに消えてゆくと ふいに気付いた ゆらゆら舞い散る粉雪たち 切なげに溶けて行く愛は何処へ… さらさら重なる光と影 傷つきたくないなんて本当は…嘘なのにね 夢見た明日はもう二度と来ずに 永遠という無限の彼方に溶け込んだ 切に愛し合う日々も「偽り」と呼ばれるなら 盲目の涙に泣き濡れりゃいい 歯痒くも愛しさ故 その身を焦がす想いを そっと隠した ひらひら瞬く淡き光 頼りなげに揺れては消えて何処へ… はらはら導く先を照らし 意味有りげな光を宿し今宵は誰の元へ… 悲しみの涙に染まる頃 あの人の面影(かげ)を捜すのでしょう 触れ合う度に愛を感じた 温もりにその身体を寄せた 傷つくくせに また爪を立てて吐息が滲む ゆらゆら舞い散る粉雪たち 切なげに溶けて行く愛は何処へ… さらさら重なる光と影 傷つきたくないなんて本当は 傷つきたくないなんて本当は…嘘なのにね |
夢題~遠くへ~いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 亀田誠治 | 遠くへ 流れてく 僕らの影は 今も変わらずにあるから 見失ってしまってもいいさ またとない“今”それは 孤独を 背負ったり 歩むべき道を違えて 焦ったり泣き出したりの連続 閉ざした心 矛盾にはさまれ 息も出来ないくらいに耐えてた 疼き出した この感情に押されて 揺れ始めた 僕を残して 僕は 強ささえ超えて はばたける鳥になる 声は やがて届くだろう 今あなたのいる場所へ 叫ぶとしても 避けられはしない 果てしない物語 僕は 欲しがる きっと未来への扉さえ 「開くのが怖い けど見てみたい」の葛藤 いつかどこかで 出会ったのかな かすむ記憶をたぐりよせて 白いシーツに くるまる僕に 生まれたての 明日をください 僕の わずかな迷いよ はばたいて風になれ 誰かの 手を握ったなら 離さずに舞い上がれ 僕は 強ささえ超えて はばたける鳥になる 声は やがて届くだろう 変わらずにその場所へ 叫ぶとしても 避けられはしない 掴んだものは 輝きの日々 |
messageいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 中村タイチ | 「最近、倦怠期?」って聞かれて 仏頂面して でも「全然無問題(もーまんたい)!」なんて笑うけど 本当はちょっとばっか心配になってるんだ まだ誰にも言えないけど 「来週いつ逢お?」って送って何時間かして ほら やっと返信が来た!と思ったらママで 「もう、どんだけ待たせてんの!?」 なんつって送りたいよ でもそんな勇気はない それから悩んで また時間経って ようやく返って来たメールには 「遅くなってめんご!来週はちょっと忙し過ぎて逢えないかも…(-.-;)」 我儘なあたしを見せたくないけど 好きなのに 好きなのに また逢えないなんて 疑いの目で君を見たくないけど 「どうしてよ? どうしてよ? どうしてよ!?」なんて いつもよりもね怒ってみたなら 少しは考えてくれるかな…? 「人生絶頂期♪」って思って三ヶ月経って でもあたしの気持ちは前よりもっと強くなって もしかしたらほんのちょっとお互いすれ違ってんの?? んなこと思いたくない!! それでも迷って うらぶれた想いで もう一度練り直したメールには 「本当はもっとかまって欲しいよ…!(><)!」 ぎこちない愛を指先から… ありきたりなことしか言えないけど 逢いたくて 逢いたくて もう耐えらんないよ 不確かな愛の言葉なんていらないの それはただ それはただ 単純(シンプル)な魔法(マジック) いつも君から届いて欲しいよ 笑顔にしてくれる言葉鍵(キーワード) 鳴り始めたケータイのサブディスプレイに光るのは君の名前 胸がドキってして 受信箱に増えてく些細な会話が 恋しくて 愛しくて もうイヤんなっちゃうよ 最後に見つけた秘密の言葉が 嬉しくて保護したメッセージ |
もう一度その先へいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | きらめいた星見上げて 君の名前を口ずさんだ ひとひらの切なさならもういらないと願ったから いつからか芽生えた希望 本当は持ってたいその理想 巡り巡る時の鼓動 その中で 君からもらった言葉 震えるこの掌に愛の意味を教えてくれた 今 歩き出すたび 伝えたい愛と 溢れ出す想いのその中で あのときに出会えた それは奇跡にも似たような色彩(いろ) 喜びと優しさに包まれて満ち溢れてく そしてこの先 あの場所で僕ら 始まりの鐘をまた鳴らして 本当に守れる愛を(何か)見つけられたならば行こう もう一度その先へ 振り向けば悲しさより 優しさの数増えていった 言葉には出さないけど もう一度だけ抱きしめるよ どこかで見たような魔法 それを信じたくもなるでしょう 通り過ぎていく人の その中で 僕らが出会えたことは 弛まぬ一つだけの奇跡と 永遠(トワ)に信じてるから まだ 続いてく旅 泥濘(ぬかる)んでる道 瞬いた明かりまた見据えて 繋がる掌が 少し強く握られたからさ 輝きと愛しさに誘われて 踏み出していく そしてここから 変わらずに僕ら始まりの鍵を握りしめて 本当に頼れる愛を見つけられたからさ行こう もう一度その先へ 今 歩き出すたび 伝えたい愛と 溢れ出す想いのその中で あのときに出会えた それは奇跡にも似たような色彩(いろ) 喜びと優しさに包まれて満ち溢れてく そしてこの先 あの場所で僕ら 始まりの鐘をまた鳴らして 本当に守れる愛を(何か)見つけられたならば行こう もう一度その先へ |
雪やまぬ夜二人いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 湯浅篤 | かじかむ手のひら 指先 吐息で温めたあなたが愛しい 睫毛にかかる前髪に手を伸ばし解かしたあたしは嬉しい 街に散るイルミネーション 光は今宵の花 ただ あなたの隣にいたい 色彩の踊る真ん中で 降り積もる粉雪 響く鐘の音があたしの心に今届く 少し冷えた唇を頬に感じ 雪やまぬ夜二人 時々触れる左手を気にして歩いてた頃は二年前 今、あなたの右のポケットに誘われるあたしの左手には嫉妬ね 白い吐息が雪と混ざって 紡ぎ上げる今宵のメロディ 足音はリズムを奏で 静寂をまた色づかせる 染み渡る温もりきつく抱いたまま 色褪せぬ思い出も分かつ 言いかけた想いも胸に抱いたまま 満ちてゆく夜二人 やまぬこの雪のように深く深く深く あなたのことを思い続けたいと切に願う 廻る季節の中でただいつもいつもいつも あなたが傍にいるのを感じたい はやる気持ちを照れ笑いで 隠したあたしに気付いてあなたが笑う 降り積もる粉雪 響く鐘の音に 気付いた二人は目を閉じる 繋ぎ合わせた心のパズルがまた増えてゆく そのすべて途切れないように… |
雪やまぬ夜二人 -2010 version-いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 松任谷正隆 | かじかむ手のひら 指先 吐息で温めたあなたが愛しい 睫毛にかかる前髪に手を伸ばし解かしたあたしは嬉しい 街に散るイルミネーション 光は今宵の花 ただあなたの隣にいたい 色彩の踊る真ん中で 降り積もる粉雪 響く鐘の音があたしの心に今届く 少し冷えた唇を頬に感じ 雪やまぬ夜二人 時々触れる左手を気にして歩いてた頃は二年前 今、あなたの右のポケットに誘われるあたしの左手には嫉妬ね 白い吐息が雪と混ざって 紡ぎ上げる今宵のメロディ 足音はリズムを奏で 静寂をまた色づかせる 染み渡る温もりきつく抱いたまま 色腿せぬ思い出も分かつ 言いかけた想いも胸に抱いたまま 満ちてゆく夜二人 やまぬこの雪のように深く深く深く あなたのことを思い続けたいと切に願う 廻る季節の中でただいつもいつもいつも あなたが傍にいるのを感じたい はやる気持ちを照れ笑いで隠したあたしに気付いたあなたが笑う 降り積もる粉雪 響く鐘の音があたしの心に今届く 少し冷えた唇を頬に感じ 雪やまぬ夜二人 降り積もる粉雪 響く鐘の音に 気付いた二人は目を閉じる 繋ぎ合わせた心のパズルがまた増えてゆく そのすべて途切れないように… |
夢見台いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 湯浅篤 | 「変わらず歩ける」と君のメッセージが聞こえた時に僕は何をしよう 今までの言葉じゃ持ちきれないほど大きな夢と共に今日も眠る 降り注ぐ雨が僕の傘を曇らせても 痛いほどの声で残した明日をこの手に抱き寄せた 力強くまだ走って 目一杯また走って 遠くなる明日を捕まえにいくよ ひたすらにまだ走って がむしゃらにまた走って ありふれた答えを探しに出かけようか いつか見てた未来へと 例えばその先が見えなくなっても凍えた胸を温めていよう 喜びや悲しみ散らばる世界で小さな声をどうか絶やさずに 広い道の上に人それぞれ道はあって 澄み渡る空に失くした自分の行方を探してる もう一回そこに立って 背一杯息を吸って 早くなる鼓動を確かめていくよ 「失敗していい」って簡単なことって知って 目の前の扉を開いて始めようか いつも見てた未来へと 力強くまだ走って 目一杯また走って 遠くなる明日を捕まえにいくよ ひたすらにまだ走って がむしゃらにまた走って 揺るがない答えを探しに出かけようか いつか見てた未来へと |
わたしが蜉蝣いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 本間昭光 | ふと目覚め何かにまた怯えて 過ぎ去って行った幾重の過去たち 答えなど分かってるつもりでも 冷めきったような孤独の人たち ルルル 暗闇と明るさとの会話に戸惑っていったわたしが蜉蝣 息もせず水の流れを漂う 淀みがかった愛の流れに寄り添う 気がついた時には大人になってて 夢見ていた空がただ眩しくて わたしが失ったものたちをただ見下ろして 背中に背負った翼で 一度風を受ける 水辺に残したままの夢のその塊は 太陽と共に爆ぜてそしてまた夢を見る ルルル 空回り現実を繰り返し 薄汚れていった靴底を蹴れば 鈍いほど痛みは広がってて 霞みがかった空のはざまを羽ばたく 弾かれた指先 外れと願えど 放たれた扉はただ重たくて わたしから育ったものだけをまた抱きしめて どこにも行かないように この手握りしめる 子供の頃の記憶がふわりと蘇り 恐れを知らぬ強さを少しは懐かしむ いつか憧れた陽の光 それは眩いほど綺麗で たどり着けるはずもないくせに 心の中に宿る わたしが失ったものたちをただ見下ろして 背中に背負った翼で 一度風を受ける 水辺に残したままの夢のその塊は 太陽と共に爆ぜてそしてまた夢を見る |
ワンゴールいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 立崎優介・田中ユウスケ | 裸足のままで駆け出して遠くのゴールが見えました 晴れ間覗いた蒼い空に少し救われたなぁ 自分で見つけた道だけどいつも自信があるわけじゃない 今も不安と紙一重でそれでも上を向く 晴れた空に七色の虹があって 消えた涙 どんなときも輝く いつも探してたものを見つけたよ 今を生きて行く喜びの中で あの日から始まったささやかなきらめきがこの胸を満たしてく そして手を伸ばそう 届くと信じる意味がそこに在る 答えは一つです 鳴り出した鐘の音がその先を照らしてて 目指したのはかけがえのないワンゴール 気づけばここまで来たことが昨日と明日を繋げてる 少し弾んだ笑い声で滲んだ汗を拭う 暮れる空に小さな願い祈って 遠く見えたあの光を追ってく だから歩き出そう この手を広げて 今日を抱きしめる旅を始めよう そうやって踏み出したあどけない足音に負けることないように そして手をかざそう 眩しい未来に目を逸らさぬように 答えが一つです どうしても伝えたいこの胸のときめきに 光るものがやっと見つけたワンゴール いつも探してたものを見つけたよ 今を生きて行く喜びの中で あの日から始まったささやかなきらめきがこの胸を満たしてく そして手を伸ばそう 届くと信じる意味がそこに在る 答えは一つです 鳴り出した鐘の音がその先を照らしてて 目指したのはかけがえのないワンゴール |
情熱モラトリアムJUNNA | JUNNA | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 白戸佑輔 | 一瞬飛んで跳ねてからまた心地よいときでいいの 喧騒感の真ん中ですら負けない気持ちがいいの 幸福的な価値観にすら悲劇は訪れる 計画的に生きていく一体何が楽しいの? 変われること一つ見つけられんのなら このいびつな世界 踏み出して 壊して 歩いていくだけ だから 届かない情熱をこの手に伝えたい 私が叶えてみせる まだいくつの夢がある 曖昧なことばっかなんでまた少しだけ苦しいよ 焦燥感と戦いの果て勝利をもたらす太陽 感覚的な行動にこの身を委ねて目指せ 「後悔」なんてがらじゃない苦し紛れの思考排除 飾らぬことさえも恐れはしないから あの歪んだ過去も 飛び越して 裸足で 駆けていくだけ 今は 果てしないこの道を確かに歩みたい 私が探してるもの ほらいくつも芽吹いてる 変わらない常識をこの手で壊したい 積み上げていく言葉が 私をまた作ってく 感じるまま生きていこうよ 信じるまま進めばいいさ この地球(ほし)では 辛いことさえ笑え! そんな気持ちが今必要なんだ だから 届かない情熱をこの手に伝えたい 私が叶えてみせる まだいくつの夢がある 揺るがない現実をこの手で掴みたい 明日が教えてくれる それだけただ 信じてる |
僕になる 竹渕慶 | 竹渕慶 | 山下穂尊 | 竹渕慶 | ナツメユウタ | ふと見上げれば小さな身体が少し浮き上がって 諦めた明日を指差した 行き場のなくなった自由は 息苦しくも生き残った希望だ いつか誰かに言われた言葉は忘れたけど ヒヤリとした感覚だけが胸に残る あなたは誰? 盲目の手探りに 誰もがきっともがいてる 触れることで 愛することで 伝わる何かがそこにあるなら 伝えられない何かもそこにある それでも それでもいいや、って分かり合えたら 初めて僕は僕になれる 初めて君は君になれる わずらわしいと手を離したあなたの 柔らかい右手の感触を覚えているだけで 正しさを武器にした自分は ただ幼さの中にいる未練だ 欲しいものと夢みたいな日々の曲がり角で 飾らない私という言葉がよぎる 私は誰? ゆきずりのあからさまに また目をつぶっている 響くことで 歌うことで 届いていく言葉がそこにあるなら 目に見えないいくつもの意味がある それでも それでもいいな、って分かり合えたから 初めて僕が僕になれる 初めて君が君になれる 触れることで 愛することで 伝わる何かがそこにあるなら 伝えられない何かもそこにある それでも それでもいいや、って分かり合えたら 初めて僕は僕になれる 初めて君は君になれる 初めて僕は僕になれる |
憐哀感情MARiA | MARiA | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 中村タイチ | 震える夜の悲しみの中で 私はあなたに抱かれている 遠い記憶のカケラを探して 夢見る少女は眠りにつく 弛まぬ愛と信じていたのさ 恋やら愛やら知らん顔で はらりはらりと裸の心で見つめていたのは恋心と 「夢だけ見させて」くちづけ交わして 出来ることならば 離さないで 孤独から逃れたいくせに 儚い愛を歌っている 曖昧なこの感情論 私が欲しいのはただただ縛られたその鎖だけ やもめのごとき切なさ故 静かな恋と眠っている 単純なこの劣等感 あなたが欲しいのはそもそも放たれたその光だけ あなたが欲しいのはそもそも放たれたその光だけ 灯火の様な心の乱れに面影探して頬を撫でる 肌の蒼さと吐息のまどろみ 戻れない愛を迷っている 「一人でいさせて」言葉にならずに 温もり纏って爪を噛めど どこからか聞こえた鴉の泣きじゃくる歌響いている 偽りのその人生観 鏡に映るのは見たことない涙した一人だけ たとえひととき夢を見ても 抗うほどに力はなく 儚さ故の焦燥感 私が欲しいのはひたすら単純なあの言葉だけ 私が欲しいのはひたすら単純なその言葉だけ 愛は終わりのない欲望の影にまみれど どうして果てしのない道の上をまた揺蕩う 孤独から逃れたいくせに 儚い愛を歌っている 曖昧なこの感情論 私が欲しいのはただただ縛られたその鎖だけ やもめのごとき切なさ故 静かな恋と眠っている 単純なこの劣等感 あなたが欲しいのはそもそも放たれたその光だけ あなたが欲しいのはそもそも放たれたその光だけ |
未来図やなわらばー | やなわらばー | 山下穂尊 | 本間昭光 | 本間昭光 | この街に来てから どのくらい経ったのかな いつかの未来はいまどこにあるのだろう 夢見てたあの日の私はまだ幼くて 裸足で駆けてた そう心のまま 広げた未来図 心の中に夢見てた未来はいつから少しずつ変わって行く 涙をこらえ見上げたのは嘘つきをごまかすため 夕日に染まる道 空に消えたため息に 気づいた私はもう 顔を上げて明日(あす)へと駆けよう やがてふるさと 帰るときが来ても この日々たちを胸に抱いて いつでも悔やむことないように 振り返ることないように ビルの上 見えたあの空が 確かに繋がってる だからもう一度始めよう 心にいつも夢見てた未来は これから少しずつ探して行く 悲しいこともあるのだけど また一歩踏み出すから いつの日も輝くように |