LIVE REPORT

GRANRODEO ライブレポート

GRANRODEO

『LIVE 2013 G8 ROCK ☆ SHOW ーCRACK NIGHTー』, 『 LIVE 2013 G8 ROCK ☆ SHOWーFLASH NIGHTー』

2013年04月20日@横浜アリーナ

撮影:平野タカシ/取材:榑林史章

2013.05.20

GRANRODEO初となる単独横浜アリーナ2デイズ公演「G8 ROCK☆SHOW-CRACK NIGHT-」と「~ -FLASH NIGHT-」が、4月20日と21日に開催。2日間を通して1本のライヴをイメージしたというセットリストで延べ46曲をほぼノンストップで演奏し、約8年かけて築き上げて来たエネルギッシュなパフォーマンスを、思う存分に見せつけるステージになった。

1日目は、最近の人気曲である「Can Do」からスタートし、ヘヴィサウンドの「ROSE HIP-BULLET」や四つ打ちダンスサウンドの「Beat it,Love!」など、多彩な楽曲がずらり。最新作『CRACK STAR FLASH』からは、「0-GRAVITY」「メズマライズ」といった世界観あふれる楽曲といった印象。2日目は、高速のメタルナンバー「SEED BLASTER」で始まり、アルバム『CRACK~』に収録の「NO PLACE LIKE A STAGE」や、彼らには珍しいポップナンバーの「21st CENTURY LOVERS」など、バラエティーに富んだ楽曲が並ぶ。終始歌い演奏しながらステージを所狭しと駆け回ったKISHOW(Vo)とe-ZUKA(Gu)、そして踊りながら声援を送るファン。全編がまるでお祭り騒ぎ!

両日を通して披露された最新シングル「偏愛の輪舞曲(ロンド)」は、ダンサーによるパフォーマンスが印象的で、幻想的なムードが一層引き立っていた。そのカップリング曲である「Y・W・F」では、ピコピコしたサウンドに合わせて、e-ZUKAがベースの瀧田イサムとイモ欽トリオ風の振り付けを見せた他、KISHOWが《僕はよい子》という歌詞のところでガリ勉メガネをかけるなどユーモアもたっぷり。また、e-ZUKAのソロコーナーでは、ギターを背中や歯で弾くパフォーマンスを見せたり、オリジナル・キャラクターのロジャーとジーナが巨大化するという演出も。少々ハプニングもあったが、それをMCでお茶目に話すe-ZUKAの様子に、客席からホンワカした笑いと声援がたくさん飛んだ。ちなみに2日目には、テンションの上がったe-ZUKAが、ギターを弾きながら客席に飛び込む場面もあった。また両日のアンコールで披露された「桜色第2ボタン」では、天井からまかれた無数の風船とピンクのサイリウムで客席が埋め尽くされ、それはまるで桜の花びらの絨毯が敷き詰められたようで実に壮観だった。

“デビュー5年で武道館、8年で横浜アリーナ。やってたらどんどん欲が出てしまって、横アリには悪いけど、ここも通過点にさせてもらう(笑)。さらなる高みへと、みんなで行こうぜ!”(KISHOW)

両日を締めくくったのは、いつも後半の盛り上がりどころで披露している「Go For It!」と「modern strange cowboy」の2曲。いつもならこの後もう少しあるのだが、この続きはKISHOWの言う“さらなる高み”までおあずけといったところ。横アリ2デイズの達成感に浸る間もなく、GRANRODEOは早くも走り始めた。



》Live Information
『GRANRODEO LIVE 2013 Y・W・F/(^o^)\ ヤッホー ワンダホー FUJIYAMA!!』
7/20(土) 山梨・富士急ハイランド コニファーフォレスト
『GRANRODEO FES 2013 ROUND GR』
7/21(日) 山梨・富士急ハイランド コニファーフォレスト
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