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キュウソネコカミ ライヴレポート ライブレポート

キュウソネコカミ ライヴレポート

【キュウソネコカミ ライヴレポート】 『DMCC REAL ONEMAN TOUR 2018 -EXTRA!!- ~PAINT IT WHITE!!!~』 2018年11月21日 at 新木場STUDIO COAST

2018年11月21日@

撮影:Viola Kam(V’z Twinkle) /取材:フジジュン

2018.12.05

12月5日に最新アルバム『ギリ平成』のリリースを控え、新曲初披露の意味も込めて開催された、キュウソネコカミの『DMCC REAL ONEMAN TOUR 2018 -EXTRA-』。“PAINT IT WHITE!!!”とサブタイトルが付けられ、“白く塗りつぶせ!”と“白”がドレスコードに設けられた上、入口では紅白帽を配布し、会場は白一色! さらに開演時間となり、ステージの幕が上がるとメンバーの衣装やセットも白ずくめ。“すごいな、こんなことになるんや!”とこのコンセプトを思い付いたメンバーも驚く中、聴き慣れた曲がどこか清らかにさわやかに聴こえる不思議な現象を起こしながらライヴがスタートしたーー。

歌詞に“白”が出てくる曲というお題で「☆断捨離☆」「フェス行きたい」など、レア曲も飛び出した前半戦を経て、最新アルバム『ギリ平成』の新曲たちが並ぶブロックへ。「ピクピク」「ギリ昭和」「推しのいる生活」とタイトルだけではどんな曲か想像できない新曲たちに驚いたり楽しんだりしながら、初披露とは思えない盛り上がりを見せる観客。特に「炊き上がれ召し上がれ」はステージ上で米を炊くという前代未聞のパフォーマンスで笑わせ、しかもライヴ映像の撮影も兼ねていたため半強制的ながら異常なテンションだった。

そんな『ギリ平成』に収録される新曲たちを初披露する光景を観て驚いたのは、バンドの堂々とした演奏と初めて聴いたとは思えない観客の反応。2番になると早くも声を合わせていたり、会場に一体感が生まれたりするのはバンドの自信と楽曲のキャッチーさが為せる技だ。初めて聴くけどキュウソの音、ベタだけど新鮮みたいな、自信と確信が新曲たちに込められているからこそ、初披露でもしっかり伝わるのだろう。

“フェスの30分みたいに凝縮していくから”と「MEGA SHAKE IT ! 」からアクセルベタ踏みで突っ走った終盤戦では、「DQNなりたい、40代で死にたい」でヤマサキセイヤ(Vo)がフロアーに飛び込み、センターで立ち上がって《ヤーンキーこーわいー》を大合唱。これも観慣れた光景だが、白ずくめというだけでヤバい新興宗教に見えてくるから面白い(笑)。アンコールラスト、たっぷり気持ちを込めて「The band」を披露する頼もしい姿に『ギリ平成』を完成して、ロックバンドとしての自信と逞しさを増した彼らのこれからが本当に楽しみになった。こっからのキュウソは絶対すごいよ、ビビるぜ。

撮影:Viola Kam(V’z Twinkle) /取材:フジジュン

キュウソネコカミ

キュウソネコカミ:2009年12月、大学の軽音楽部内で就職活動に敗れた者たちを中心に兵庫県西宮市で結成。10年よりライヴ活動を開始。エッジが効いたダンサブルでキャッチーなサウンド、身の周りの事柄への愚痴や文句を込めた世界観のない歌詞、エモーショナルで逆ギレ気味なMCとライヴスタイルにステージ下での腰の低さも合わさって、アンダーグラウンドからオーバーグラウンドまで比較的いろいろなジャンルのバンドとの対バンを重ねる。そして、14年6月、ミニアルバム『チェンジ ザ ワールド』でメジャーデビューを果たした。

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