LIVE REPORT

Silent Siren ライブレポート

Silent Siren

『Silent Siren Live Tour 2014→2015冬「~武道館へ GO! サイレン GO!~」』

2015年01月17日@日本武道館

撮影:Yuka Komai/取材:榑林史章

2015.01.22

“日本武道館をピンク色に染めたい”...この日ついに、Silent Sirenの夢が、現実のものになった。オープニングには、2010年にすぅ(Vo&Gu)とひなんちゅ(Dr)が出会い結成に至った経緯、結成当初のライヴでは動員が数人だったこと、読モだからと色眼鏡で見られて悔しい想いをしたことなど、これまでの道のりがダイジェストでまとめられ、メンバーのコメントとともに流された。ガールズバンドとして、メジャーデビューから最速で武道館に到達したという、一見とんとん拍子で来たように思える活動は、決して平坦なものではなかった。悔しさが努力を生み、努力が夢を加速させ、そんな4人に共鳴するファンは、メジャーデビューからの2年強で急激に増加した。会場にはピンクのTシャツを着たおよそ9,000人のファンが集結し、この日の武道館は、彼女たちの願い通りピンク色に染まっていた。

感動と興奮を抑え切れずに、MCでは“ヤバイ!”を連発した4人。“いろいろ話したいことを考えていたけど、幕が開いた瞬間全部飛びました(苦笑)”とすぅ。“武道館は、自分たちだけで叶えたなんて思っていない。みんなに連れてきてもらったと思っている”と感謝の気持ちも口にした。また、恒例のサイサイコーナーでは、あっち向いてホイ対決が行なわれ、罰ゲームとしてすぅがバンジージャンプにチャレンジすることも決定した。武道館であっち向いてホイをやるという、突き抜けたユーモア感覚は、実にロックで、彼女たちらしいと言える。

もちろん、この日のライヴは彼女たちの持つロック感がたっぷり感じられるステージを展開。読モということで、見た目はかわいらしくオシャレな彼女たちだが、その根底にはロックスピリットがあふれている。一見かわいい雰囲気の楽曲の中にも、ロック好きがニヤリとする仕掛けが満載だ。すぅが書く、心の奥底で行き場を失った気持ちに光りを当てた歌詞も、数々のロックレジェンドたちが総じて経験してきた、苦悩の叫びに通じたものを感じる。意味よりも先に想いがほとばしるような、すぅの歌声には、かわいさとエモさが同居している。プレイに関しても、格段の成長を遂げた。例えば、「Limited」や「「Are you Ready?」」、「チャイナキッス」では、ソロやかけ合い、各パートの見せ場がふんだんにあり、身体を揺らしながら演奏するプレーヤーとしての彼女たちにも、たくさんの声援が贈られた。また、2月25日にリリースされるアルバム『サイレントサイレン』から、4つ打ちのダンスロック「Dance MusicQ」も披露され、さらなる進化も感じさせた。結成からの4年半を集大成しながら、新たな一歩も感じさせてくれるセットリストには、4人で積み上げて来た自信に満ちていた。

中盤には、Silent Sirenの始まりの曲である「チラナイハナ」のアンサーソングとして、武道館公演に向けて作った「KAKUMEI」を披露した。“今のうちらの等身大を詰め込んだ曲。自分自身に革命を起こして、光る未来をみんなと歩んでいきたい”と、すぅ。読モがバンドをやるというある種の革命を起こしながら、武道館ライヴを実現するまでの道のりを歌った、胸にグッと響く前向きな歌詞とともに、力強いサウンドを聴かせたのだった。アンコールでは“武道館を夢見ていたころの原点に帰ってやりたい”と、初期メンバーでSilent Sirenの作曲やアレンジを担当しているクボナオキを迎えて、5人で「チラナイハナ」を演奏。感極まって泣きそうになるのを我慢しながら、当時の気持ちを振り返り“初心を忘れない”とすぅは語る。4年半前、小さなスタジオで黙々と練習していた時のように、花道の先に設けた小さなステージで、向かい合いながら演奏したメンバー。細く華奢な身体から放たれる、パワーとエネルギー、そして胸の奥で燃え続ける革命の炎は、次なるステージに向けてますますアツく燃えている。
この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 12

    Dance MusicQ

  2. 16

    What show is it?

  3. 19

    <ENCORE>

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