田村武也作曲の歌詞一覧リスト  52曲中 1-52曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
蒼のなかへ小沢亜貴子・田村武也小沢亜貴子・田村武也二宮康田村武也伊戸のりお(女)あなたの瞳は誘われる媚薬 (女)ワインもいらない 優しく酔わす (男)君の胸はとまどいの魅惑 (男)遠くに潮騒 甘く切ない (男女)愛を求めて愛に傷つき (男女)愛を育て寒い夜も乗り越えてきた (男女)心を紡ぐ糸を結んで  (女)重ねた手感じる (男)(い・と・し・さ) (男女)心を紡ぐ糸は切れない (男)揺れながら落ちてく (女)誰もいない海の底深く (男女)沈むふたりは蒼のなかへ  (女)波の音は耳元の吐息 (女)背中に情熱 溺れる身体 (男女)愛は激しく愛は孤独に (男女)愛を越えて見つめ合えば暖かくなる (男女)心を紡ぐ糸を結んで  (女)Kissでふさいだ (男)(き・ず・あ・と) (男女)心を紡ぐ糸は切れない (男)夢のなか泳ごう (男女)心を紡ぐ糸を結んで  (女)重ねた手感じる (男)(い・と・し・さ) (男女)心を紡ぐ糸は切れない (男)揺れながら落ちてく (女)誰もいない海の底深く (男女)沈むふたりは蒼のなかへ
天気雨岩崎宏美岩崎宏美田村武也田村武也泣かないで あしたは晴れるよ もう泣かないで 涙を拭いて そう言ったあと あなたは笑って いつも 空を 指差してみせた  天気雨のなかを ひとり走ってく 濡れた服のままで あの日の帰り道 今わたしは ほんの少しの雨にも 傘をひろげ 空をふさいでいるのかな ポツリ 冷たい 雫のなか 今日は歩こう  覚えてる あなたの背中で 揺られて聞いた あの歌今も… あの約束の 変わらない空が いつも わたしを 見ていてくれるから  天気雨のなかを ひとり歩いてる 歌を唄いながら 想い出の帰り道 今あなたに もしも逢えるとしたなら 空を見上げ 微笑む 大人になれたかな ポツリ 冷たい 雫のなか 今日は歩こう  天気雨のなかを ひとり走ってく 濡れた服のままで あの日の帰り道 今わたしは ほんの少しの雨にも 傘をひろげ 空をふさいでいるのかな ポツリ 冷たい 雫のなか 今日は歩こう
ひまわりのように岩崎宏美岩崎宏美田村武也田村武也古川昌義今は 懐かしい 古ぼけた 小さな駅 ホームの 隅に咲いた ひまわりは あの日のまま  色褪せた 写真のなかに まるで 帰るような 夏の日ざし やさしい風 ふと振り返ると あの頃  遠いい夏の日が あなたを見てる 今でも 元気でいるかと 夢を追いかけて 生きてた そんな自分に 出逢えた 旅の途中  時間に 急かされて いつからか 急ぎ足で いつも 気がつけば うつむいて 歩いていた  町並みは変わってくけど 変わらないものたち 胸を張って 咲いている あの向日葵(はな)のように 生きよう  遠い夏の日に 置き忘れてた 記憶の扉を開けて 太陽に顔を 上げたら 背筋のばして ひまわりが 笑ってた
愛するキモチ!岩崎宏美岩崎宏美田村武也田村武也西脇辰弥古い時代に 生きた人たちは どんな 未来 想像しただろう 高く広がる 宇宙の上から 人は 何を 観ようとしてるの  朝の改札を 泳いで逃げよう 時計の針には 刺されないように!  そして 手を広げ 太陽を身体に浴びて 自分の現在を 確かめよう きっと 百年も千年も 変わらないのは 愛するキモチ 捨てちゃいけないココロ  暗い時代に なったと誰もが 声を揃え 口にしてるけど  願いごとひとつ 叶いますように あなたの想いが 届きますように  そして 手を広げ 太陽を身体に浴びて あの日のように 語り合おう いつか 迷っても 悩んでも 鬱ぎ込んでも 信じるキモチ 決して忘れないでね  争いのなかで今 埃にまみれた涙が こぼれて消えた 何のための…  そして 手をつなごう いつまでも 笑顔でいよう 勇気の意味を さぁ歌おう  きっと 百年も千年も 変わらないのは 愛するキモチ 捨てちゃいけないココロ
もしも涙が溢れてもはるはるはる田村武也十川知司今日の終わりに ため息ついてる 頑張りすぎて疲れただろう 土日も休まず働き過ぎだよ 辿り着くとこに 君はいるかい  答えを探しても 次の問題が出るだけさ  もしも涙が溢れても 拭わなくても良い ありがとう話してくれて 君はそのままで良いよ  初めの頃は そうじゃなかったね 新しい日々に輝いてた きっと明日は風も変わるさ 今日は昨日の続きじゃない  考えすぎたら 考えた自分になれないよ  もしも涙が溢れても 前を向いていよう 君の好きな南の島 穏やかな時を過ごそう  行き場を無くして みんな道を迷っているのさ 寂しさに温もりを求めている  いつも波間を眺めると 素直な君になる 沈む夕日を眺めてた あの頃の気持ちに帰ろう  もしも涙が溢れても 前を向いて歩こう 青い空の風のように 君の笑顔守りたい  君は一人じゃないんだよ
流れ星おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也通り過ぎる人の波間に 溺れそうな世の中で 馴染めないから 余計に格好つけてみせて どこ吹く風の知らん顔  いつか 幸せをくれると言ってたね だけどあの頃は 十分幸せだったよ…  そうだよ キミがいなきゃ あたし あたし 駄目だけど 今日からは ひとりで生きてみるよ たぶん それがいいよ  ふたりぼっちで歩いた街は キラキラしてて眩しかった こんなとこにも 自然(みどり)があるんだねって言いながら 神宮前で撮った写真  空が高いのも 花が咲いてるのも あの日のままなのに 何かが変わってしまったね  そうだよ キミといなきゃ あたし あたし 寂しいよ 大きかった ふたりの夢は 遠い空の流れ星  そうだよ キミがいなきゃ あたし あたし 駄目だけど 今日からは ひとりで生きてみるよ たぶん それがいいよ  大きかった この街でほら きっとあたし 流れ星
ひとりぼっちは雨上がりおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也どんなにお金があっても どんなに偉い社長さんになっても ひとりぼっちだったら 幸せって言えるかな  誰かが誰かを愛して その優しい気持ちが また誰かに 伝わっていくこと それがたぶん幸せ  生きてくことは 大変なんです だけどみんなきっと 一生懸命きっと 笑ってようと思うのです  涙の理由は聞かないで たまにゃ 泣きたいときだってあるでしょう 隠しきれない弱さも まるごと抱きしめちゃうから そう 明日は明日 今は今 成せばなるって 成さなきゃ仕様がない だから 気のみ気のままでいいから 歩いて行こうよ  こんなに広い世界で たった一人 そのひとのこと信じて ずっと守ってくこと それはたぶん愛です  五月の町は 雨も上がって 少し晴れた空に 見上げた虹の色を 数えて歩く帰り道  涙を拭いて深呼吸 そして 大きな声で唄いましょ 十分過ぎるほど人生 まだまだ 生きてる訳じゃない そう 今夜は気の合う同士で バカ騒ぎでもしながら呑みましょ だから 自分一人なんて言わないで 笑ってみせてよ  涙の理由は聞かないで たまにゃ 泣きたいときだってあるでしょう 隠しきれない弱さも まるごと抱きしめちゃうから 明日は明日 今は今 成せばなるって 成さなきゃ仕様がない だから 気のみ気のままでいいから 歩いて行こうよ  ららら… 十分過ぎるほど人生 まだまだ 生きてる訳じゃない ららら… だから 自分一人なんて言わないで 笑ってみせてよ  笑ってみせて!!
春になるおがさわらあいおがさわらあいおがさわらあい・田村武也田村武也改札を抜けたら あのバス通り 桜並木の風の中 あなたの部屋までの12分間 いろんなことを思い出した  明日からこの道が 私の帰り道 照れくさい 顔を上げたら 青空が潤んでた  この気持ち あなたに伝えたいけど ごめんね 上手に言えないかも 目を閉じて やっぱり向こう向いてて こんな時 なんて言えばいいんだろう… 明日天気いいみたいだね そういえば… あのね… ありがとう  殺風景な部屋に 花を飾って あなたのシャツをたたんだりして あなたの帰りを待つことが シアワセって言うのかな  笑ったり 喧嘩もしたり たまには泣いたりして いつまでも いつまでも 二人いれますように  夕立が過ぎたら もう夏が来て 蜩が鳴いたら 秋が来て 吐く息の白さに 冬は訪れ やわらかな風吹く 春を待つ あなたが今 抱きしめてくれて この恋はそっと 愛になる  一緒に暮らそうと言われたとき ホントは少し怖かった…  この気持ち あなたに伝えたいから 時間を少し 止めてください 泣き虫なわたしのこの涙を 笑って 今日だけは許してね あなただから そう決めたから 届けたい想いは ありがとう あなたのそばで 春になる
あんた…おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也自動販売機の 安い缶チューハイで ふたりの記念日を 祝ったりしたね 女たらしで 甲斐性なしの やさしいあんたを なんでほっとけなかったのかな  通り過ぎる 冬の風が あんただけを連れ去り あたしはひとり 行くあてもなく  ただ 泣いて泣いて 泣き疲れ 孤独には 慣れてる つもりだっけけど あぁ あんたの名前を 呼びながら 無理して 笑って ひとり からまわり  新宿のビルが 少しだけ 見える公園で ここが落ち着くんだと 東京の人でもないくせに あんたが急に 夢なんか語るから いつもよりなんだか 男らしく見えたんだよ  喧嘩も弱いくせに 正義感だけは強くて いつもあたしを 守ってくれたね  あぁ 寒い寒い この空の 何処かであんたが 見ててくれるなら そう あんたとあんたと 見た夢の 続きが 見れる 気がするのです  通り過ぎる冬の風は 何処へ行くのですか 何を残していったのですか  ただ 泣いて泣いて 泣き疲れ 孤独には 慣れてる つもりだっけけど あぁ あんたの名前を 呼びながら 無理して 笑って ひとり からまわり
風鈴おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也鬼子母神堂の陽は陰り 路面電車の灯りが行く 浴衣の帯を直すたび 立ち止まるふたり覚えてる あの日買った 風鈴は今も 見知らぬ風に 吹かれています チリリ チリリ チリリと 揺れて  何も無かったあの頃は 今よりもっと笑ってたね 縁日 夏市 星祭り キミの面影 探している あぁ 夏の名残か 遠花火 短夜の空に 響いてます キミを失くしたときの ように  悲しいけれど 悲しいけれど キミは キミは もういない ふたりきりで歩いた町は 何も変わっていないのに ただキミだけがいないのです  きっとわたしが悪いのに 全部キミのせいにしてたね さよならを口にもできず キミに決めさせた弱虫 あの日買った 風鈴のように 季節はずれに 取り残されて キミを呼んでみるけど もう…  悔しいけれど 悔しいけれど 恋は 恋は 戻らない キミの心 傷つけたまま 何を選ぼうとしたんだろう ただこの胸が 痛むのです  やさしいキミが やさしいキミが ずっと ずっと 悲しくて ナミダ隠す そんな笑顔も 全部 捨ててしまったけど 今でもキミを…
残暑ブルースおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也残暑のキツい、あれは9月。 キミは少し風邪気味で、薄いシャツを羽織ってた。綺麗だった。 バイト帰りのコンビニで、またバイト探ししてる。 そんな僕をなぜキミは好きだったの。  どんな風にキミを傷つけたんだろう。 あの頃の駄目な僕は…。  頑張って 頑張って キミを守ると 言った僕を見つめて やさしく笑ってる。 そんなんじゃ そんなんじゃ 駄目なことくらい 僕もわかってたけど キミはただ笑ってた。  あの日、キミからの手紙には後悔の文字は無くて、 キミらしさと、刹那さと、潔さと。 キミがいなくなってもまだ東京にからまって、 生きています。夢だけは今も見てます。  キミの町ではまだ蛍が飛んでますか。 またキミと暮らしたいです。  頑張って 頑張って 歩いていける あれからほんの少し 大人になれたんだ。 本当は 本当は 悔しかったよ 。 情けない愛情で キミを愛してたこと。  全部時代のせいにしてたあの頃を、 振り返ればいつもそこに…。  キミなんだ キミなんだ キミがいたんだ。 なんにもなかったけど やさしく笑ってた。 何回も 何回も 夏がやって来て 蜩の声聞くたび キミを想うんだろう。
明日があるなら島津亜矢島津亜矢阿久悠田村武也ここへ来て外を見て 私と並んで 降りつづく雨のあと 小さな虹が出た 誰もみな気づかない かすかな虹でも ささやかな願いなら 叶えてくれそうよ 迷い子みたいな あなたと私が 小さなきっかけ 大事に育て 恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね  爪弾きが得意でしょ ギターを弾いてよ ポロポロと懐かしい 歌だけ聴かせてよ その次はこの私 あなたの心を しっかりと受けとめて やさしくしてあげる ふとしたはずみで 出会った二人が 運命(さだめ)みたいに からだを寄せて 恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね  恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね  一緒にいましょうね
あの日渋谷でふたりパパイヤ鈴木とLiLiCoパパイヤ鈴木とLiLiCo田久保真見田村武也田村武也もう一度きっと ふたりは逢える そんな気がしていた 胸騒ぎのジルバ 若すぎたから 傷つけあった 悲しい後悔は 踊り続けるボレロ  初めてキスした スペイン坂あたり あなたは 君もさ 変わらないままで  あの日渋谷でふたり あしたの夢を語り 指をからめて眠り 信じた愛 涙も 吐息も ひとつになった  今夜渋谷でふたり 甘く切ない香り あの頃のまま時を 止めた街は 心が さまよう ラビリンス  時計の針は 男と女 離れては近づく 罪作りのタンゴ 夜明けが来ても 帰らなかった あふれる情熱は 疲れ知らずのサンバ  サヨナラしたのは 道玄坂あたり あなたを 君だけ 愛してたくせに  あの日渋谷でふたり 胸に灯したあかり 吹き消すような終わり 失くした恋 心も 身体も ちぎれるように  今夜渋谷でふたり 甘く危険な香り あの頃のまま時を 止めた街は 過去へと 戻れる ラビリンス  初めてキスした スペイン坂あたり あなたは 君もさ 変わらないままで  あの日渋谷でふたり あしたの夢を語り 指をからめて眠り 信じた愛 涙も 吐息も ひとつになった  今夜渋谷でふたり 甘く切ない香り あの頃のまま時を 止めた街は 心が さまよう ラビリンス
あなたのとなりにチェリッシュチェリッシュ田村武也田村武也田村武也あなたが泣いてるなら わたしはそばにいます どんなに離れてても そばにいます あなたが幸せなら そっと見守りましょう やさしい笑い声を 聞いてたいから  もしも あなたと一言だけ話せたら 何を言おうかな…  きっと時間はいつか 気まぐれに止まってしまうけど ずっと 忘れないでね わたしはいるから あなたのとなりに  ただいまを言う声が どんなに疲れてても 笑って私の名を呼んでくれた 私は知っています その強さも弱さも かけがえのない愛をくれた人を  出遭えたことが 信じ合えたことだって シアワセだったよ!  遠い虹の彼方に 同んなじ世界があるのなら どうか一言だけ 言ってみたいな あなたに おかえり  きっと離れてたって あなたは大丈夫 大丈夫 ずっと 忘れないでね 私はいるから あなたのとなりに  あなたのともだち
何十億のキセキチェリッシュチェリッシュ暮部拓哉田村武也田村武也誰より愛しい 大切なキミへ 言えなかった“ありがとう”を 伝えたいから…  黄昏吹く風は今日も 町の音を連れて 帰り道の子供たちの声 茜色暮れてゆく  一人じゃない事を 教えてくれたね その笑顔がみたい  何十億の星 瞬いて出逢った 宇宙(そら)を超えて 巡るキセキ信じてみたい 誰より愛しい 大切なキミに “ありがとう”を“ありがとう”を伝えたいから  あの場所もいつかはきっと 想い出に溢れて 小さな手が飛び立つ頃には 故郷と呼ばれてく  どんな悲しみでも 塗りかえてくれる 未来(あした)があるのなら  何十億の日々 実を結び咲いた 花のように 同じ時代(とき)を 笑っていたい きっと私たち 運命(さだめ)を辿って 何度だって 生まれ変わる 時の旅人  何十億の星 瞬いて出逢った 宇宙(そら)を超えて 巡るキセキ信じてみたい 誰より愛しい 何より尊い この想いはその瞳に 届いてますか 言えなかった“ありがとう”は 届いてますか…
情熱のアレグロりんともシスターズりんともシスターズ二宮康田村武也田村武也ドアを開けたら 変わる世界に 淋しい身体(からだ)は 離れてゆく  触って見つめて わたしは空っぽ 胸の奥に響いた 下手な嘘を笑った  愛されても 愛されても 明日(あした)のない 愛じゃない 燃える恋 儚(はかな)き夢 情熱のアレグロ  光と影が 行き交(か)う街は 泣きたい口唇(くちびる) 隠してゆく  溢(あふ)れて乱れて 言葉は空っぽ 同じ夜を重ねる これでいいの神様  抱かれながら 失(な)くしながら 部屋の窓に 月灯り 終わらない 夜の果ては 情熱のアレグロ  いつの日か 愛の棲(す)み処(か) いつの日にか 連れてって  愛されても 愛されても 明日(あした)のない 愛じゃない 燃える恋 儚(はかな)き夢 情熱のアレグロ
明日、笑顔で岩崎宏美岩崎宏美田村武也田村武也坂本昌之優しい風が肩を叩いて いつもより早い春 あなたと別れた朝も こんな日だったかな 涙の数を数えなくなって どれくらい経つだろう 手紙なんて古くさいけど ペンを取ります  あなたのように笑えば 何かが変わる気がした あなたのようになりたいと ずっと思っていたから  そう幸せになります 明日、笑顔で  あなたのいない部屋の窓辺に 花が咲きました あれから一度散って また咲きました 窓の向こうは柔らかな陽射し 温もりに守られて 小さな芽は力一杯 冬を越しました  あなたがここにいたら 少しは褒めてくれるかな どんなに遠い未来でも 今は行ける私を  そうあなたとの約束 明日、笑顔で  心の中のあなたは今も 微笑んでいるから 私も負けないように いつも笑顔で
なんかいい夜のブルースおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也ライブ帰りの 一人の夜に ふらりと入った 赤ちょうちん あんたよく見りゃ いい女だなって ほろ酔い隣のお父さん  ギター弾くのかい? やっぱりロックなんだろ? 俺はロックにゃうるさいんだと 歌いだせば コブシ利かせて吉幾三ってまぁいいか… ちょいと手拍子 なんかいいね こんな夜はブルース  夢を見るのは 若い奴らの 仕事なんだから頑張れや  父ちゃん、母ちゃん心配してるだろう? あぁ、そうかいもう死んじまったのかい そりゃ苦労したよなぁ…  涙ぐんでる 横顔やさしくて 今日は呑もうよ 歌でも歌って すいません!お兄さん!お銚子もう一本持ってきて! さぁさ乾杯! なんかいいね こんな夜はブルース  一人の夜が 寂しい時もあるよ 小さな温もりふれたらいつも 温かいな お父さん、そろそろ終電だよ 今日はありがとう なんかいいね こんな夜はブルース  うちの倅に孫ができたと 今度は嬉しそうに また涙ぐむ
あなたは風わたしは散る花おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也愛したあの日々は 移りゆく時のなか 誰かの影に隠れて 消えかけてる あんたのそばにいたい ただそれだけだったな 何が正しいのかさえ 解らぬまま  自由な男性(ひと)だと思う 自由なところが好きだった 誰よりもそう 好きだったのに  花のマネして散ったら 気づいてくれますか 風に吹かれ 風追いかけ 音もないまま 遠き春をただ待っても 寂しいばかりだし その温もり 愛し笑顔 忘れない  例えばもう一度 生まれ変われてもまた 同じようにしかきっと 咲けないけど 終わりのない日々を 信じてたあの頃の 本当の自分でいれた 自分でいい  やさしいあなたはたぶん 誰も傷つけたくないんでしょう 小さな嘘も つけないくせに  悲しい顔じゃ嫌でしょ もう逢わないのなら あたりまえに いつものよに 笑えてるかな 埋もれ木に花が咲いたら 思い出してください ゆかしき胸 恋し人よ いつまでも  花のマネして散ったら 気づいてくれますか 風に吹かれ 風追いかけ 音もないまま 遠き春をただ待っても 寂しいばかりだし その温もり 愛し笑顔 忘れない
零度おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也どのくらいの時刻が過ぎて もう どのくらい歩いてるだろう 幾度なくすり替わる心 冷たい雨は小糠雨  静かだな… 何も聞こえない… 真夜中 環八通り 擦り切れた踵が痛いよ まだ生存てるのね…あたし  どうせ死んでも それじゃ自分よがり 春を待つなら それはそれで闇 いっそ雨よ雪に変わって この全てを凍らせて  やがて来る朝にはどんな 意味があるというのですか 白夜なら沈まない太陽 それでも夜は明けない夜  真っ白な息をたどれば あの日に戻れるのかな 降り続く雨に紛れて 溢れる涙が 熱い  愛されたいと思えば思うほど 愛してるよと言ったのはあたし ただの強請(ねだ)れ者と笑って この心ごと捨ててって  愛されたいと思うのは罪で 愛してることそれだけで…  どうせ死んでも それじゃ自分よがり 春を待つなら それはそれで闇 いっそ雨よ雪に変わって この全てを凍らせて
サクラ知れずおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也小さな花びらが 川面にゆれ落ちて 時間を航るように 静かに流れてく 黙ったままの二人  桜が終わったら 東京も一瞬(すこし)だけ静かになるね 夏がくる頃には 夏がくる頃には あたしも 帰郷(かえ)ろうかな  ごめんね あたしやっぱり あの人を忘れてない いつでも いつでも あなたは そばにいてくれるのに 溢れるほどたくさんの 愛をくれた人だったね バカだね バカだね これじゃ 幸せになれないね  あなたとあの人と あの日飛び乗った 東京行きの列車は どこへ向かってるの どこまで流れてくの  夢見た頃は過ぎ去り ふるさと遠く微笑み 呼んでも 呼んでも ここには あの人はもういない もしもひとりぼっちだったら 行方知れずこの街で 何にも 何にも 見えずに 震えてただけでした  あなたはわかってたんでしょ なのにやさしかったんでしょ あの人も許してくれるでしょう でもね 弱いままの自分じゃ 誰も愛せないから ねぇそうでしょ  ごめんね あたしやっぱり あの人が好きなんだよ どうしても どうしても あなたに 嘘なんかつけないよ ごめんね あたしやっぱり 一人で歩いていくよ もう少し もう少し ここで 頑張ってみるから さよなら
願いの森おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也あなたと逢ったあの夜は 月も朧で 蒼き影にうら寂びて その目 その声 キレいで  愛しい人を見つめるあなたに 魔法の呪文を唱えてあげましょう あなたが幸せになれるのなら この身体がなくなっても かまわない  この想いがいつか あなたに届くのなら 一言だけでいい 好きだっていうのに 願いの森の中 涙の雨が降る 誰にも気付かれない 深い世界で 月のように見えなくなる ボクを忘れて  遠い遠い昔 人は与え合ってた 奪うことも知らないで ずっと ずっと ずっと  愛するというキモチはこんなに つらく儚いなんて思わなかった あなたと出逢ってしまったボクは 暗闇に堕ちた賢者 どうしても  どんなに叫んでも あなたは振り向かない 微笑んでくれたら 死んだっていいのに 何が許されていて 何が罪なんだろう この世の運命(さだめ)とは 誰か教えて  この想いがいつか あなたに届くのなら 一言だけでいい 好きだっていうのに 願いの森の中 涙の雨が降る 誰にも気付かれない 深い世界で 月のように見えなくなる ボクを忘れて
パズルおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也こんな風に終わりになるなら 友達のままでよかったな  呆れちゃうくらいのサヨナラ突きつけられてさ お前もシアワセになれって 言うかな…  なんだってわかりすぎたから なんだって許しすぎたかな  若い娘に負けたくないとかそんなんじゃなくて 当たり前にあたしのこと 見ないで  きっと簡単なことなんだろうけど 男と女 いつも恋愛になると答えがみつからない  真っすぐで子供なところを アノ女(ひと)も好きになったんでしょ?  歴代の彼女は言うでしょう「いい人だった」って 嫌われないその性格がズルいよ…  きっと3000ピースのパズルね 男と女 いつも完成のイメージを先に見たがる  長い付き合いじゃない この先もそうじゃない 失くさないほうがいいよ あたしもただの1ピース(ひとかけら)  きっと簡単なことなんだろうけど 男と女 いつも恋愛になると答えがみつからない
雨降りおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也雨の日は傘さして お池のほとりの蝸牛 母さんを待っていた 独りぼっちの子供でした  大人になれば寂しくないと 思っていたけど  あなたの前でまた傘さして 誰かの影に隠れています そんなわたしにやさしい言葉 いりませんいりません 外は雨降り ココロ雨降り  愛故に哀しくて 傷つくことが恋と知って 一度だけ愛されて 私はいなくなりました  人はいつか変われますか あなたのように  嬉しい時は嬉しい顔で 悲しい時は涙を流す そんな普通のこともできずに 駄目ですね駄目ですね 今のわたしじゃ 今のわたしじゃ  あなたが好きですたった一言 私はきっと言わないでしょう 二人になるのが恐いのです 愛し方わからない 誰か教えて 教えてください
さよならゲームおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也あたし馬鹿だから よくわからないよ もう最終回とか ツーアウト満塁だとか なんであんたが出てくの?  何もいいこと なかっただろなんて 散々 泣かされて 散々 愛して ほんといつも勝手ばかり  しあわせ 隠れんぼ 結局 通せんぼ  最後のやさしさより このまま一緒にいたい あんたが賭けてきたもの そん中の夢になりたかった  男の人はいいね 思い立てば自由で… 女に生まれたことがなんだか 損してるって気になるよ  あんたの行き損ねたっていう 甲子園は眩しそうだね まるで見る気もないTVの向こうの タテジマの選手たち  泣いても 笑っても 終わりは終わりなの…?  最後のホームランを サヨナラって言うんだってね 眩しいあの場所を 今頃どこで見ているの  最後はあんたに負けた あたしは敗戦投手 あんたが賭けてきたもの そん中の夢になりたかった
朝の相剋おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也朝靄は銀色 高層ビルを包んでる 夜が明けたね  気の利いた台詞も ラヂオは言えないみたいで コルトレーン  あなたの答えはどうでもよかった これから始まる朝が恐くて…  ため息 窓を曇らせ 見えなくなる ふたりの街 忘れてしまうのですか わたしのことなど  こうなる気がしたの あの娘を始めて見たとき 不安だった  悪い予感は全部 当たるくせにどうしてかな… どうしてかな…  あなたのとなりは私じゃなかった 眩しい朝日がココロを突き刺す  何時ものようにあなたを 見ようとすればするほど 涙が堪えきれない やっぱり寂しい  嫌いになれたらそのほうが楽ね お願いそのやさしさはいらない  ため息 窓を曇らせ 見えなくなる ふたりの街 忘れてしまうのですか わたしのことなど
ピアノおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也市営団地の夕暮れは 昔のまんまの秋うらら 何にも変わりのないとこが 寂しかったりするのです  あの頃せがんで困らせて ピアノを買ってもらってさ 狭い部屋には大袈裟で 随分無理していたろうな  時代(とき)の流れは真っすぐなのに 生きてくことは行ったり来たり  あぁ 私は笑えていますか 疲れた顔してるのかな… どうしたんだろう 涙が溢れる 心たどるように そっとただいま あぁ 空に一番星  誰の言葉も信じれず 最初に髪を染めました 初めて嘘をついたのも やっぱり同じ頃でした  結局団地じゃ迷惑な 鳴らないピアノを邪魔そうに 部屋を出て行く生意気を あの人は黙って見てました  埃だらけのピアノの音は 私みたいに歪んでいるね  あぁ あの日に戻れるのならば 伝えることもできるのに なんでなんだろう 人はいつだって 後から気づいて そっと鍵かけて そう 知らんぷりなんてね  ピアノの上に置かれた写真は あの頃のまま時が止まってる  あぁ あなたがもしもここにいて 名前を呼んでくれるなら もう一度子供に返って ありがとうだって ごめんねだって ねぇ きっと言えるのに  幸せはここにちゃんとあったんだな... 一番星が笑ってた
心に咲く名もない花おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也あなたが生まれてくることがわかった日 きっとみんな笑顔でいたでしょう 夢と希望に満ちた健やかな未来 祈るように名前を考えたりして  駆け足で過ごした日々に いつしか大人になって 運命なんて大袈裟だけれど 出逢いは何時も奇跡を連れてる  恋は今 花のように あなたの胸の中 芽生えていく 枯れないでと願う その心を 愛と呼ぶのでしょう  巡り会えた喜びを いつまでも忘れないでいて あなたの世界で一番の人 ずっとふたりでいれますように 永遠でありますように  泣き顔の写真や制服の姿とか 家族旅行で出かけた一枚を 優しい顔して 少し寂しい顔して 眺めてる人はあなたの大切なふるさと  昔描いてた未来は あっという間の過去(きのう)で 思い通りにならない時間を 歩いてくのが人生 ふたりで  その涙の行く先は 雨上がり いつか晴れ渡る空 光溢れてるあの日のように みんな笑顔でいるよ  もしも明日に理由が あるとしたらそれはたったひとつ どんなことがあっても越えられる 道が明日へ続いてるから 繋いだ手 離さないで  たくさんの笑顔たちと ふたりを包んでく拍手の中 わたしは幸せについてそっと 考えたりしていた  この胸の中にいつか わたしにも花が咲くのかな 夢見てるような場面でこっそり こぼれる涙拭いながら 神様につぶやいた  心に咲いた名もない花を 幸せと呼ぶのでしょう
あの日の太陽ニトリアキオニトリアキオ田村武也田村武也田村武也静かに始まる 遠い夜明けは 誰の心を照らすのだろうか  果てない未来を あの日夢見て 旅に出た日と 同じはずの太陽  長い夜を 越えた場所には 信じた夢の 扉がきっと 開こうとしてるから  ここにいると 伝えておくれ 変わらぬ想い抱(いだ)きながら 今も歩いていると  北の大地の 大空(そら)のようには 東京(ここ)じゃ見えない 青空見上げて  辛くはないぞと 嘘をついたら 小さな自分の 頬に涙ひとつ  あのふるさと あの太陽よ 帰りたいと 願う心 今はしまっておこう  叫びとなれ この命よ 歩き続ける 一歩先に 朝陽が照らす限り  長い夜を 越えた場所には 信じた夢の 扉がきっと 開こうとしてるから  ここにいると 伝えておくれ 変わらぬ想い抱きながら 今も歩いていると  今も歩いていると
再会のうたおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也遠い故郷(ふるさと)の母さんに 電話をするのもいいけれど 「元気でいます」とそれだけの 手紙を書くのもきっといい  旅にでるなら太陽に 「行ってきます」もいいけれど 想いを胸に忍ばせて 夜汽車に乗るのもきっといい  答えなんてどこにもない 理由なんていらない キミの選んだ道を進めばいい  そうさ 忘れないよ出逢えたことは かけがえのないことだけど いつか元気で何処かでもう一度 もう一度逢えたならもっといい 約束しよう  再会のうた  あの頃語った冒険は 見果てぬ大きな夢ばかり いつからか口にさえもせずに 引出しにしまった夢ばかり そう 世界中に愛をばらまいて 世界中が幸せになればいい そんな大きな夢だって キミの小さな一歩から始まるのさ  さよならは言わないよ 涙なんていらない キミと過ごした日々を忘れないよ  そうさ 素晴らしいことさ出逢いはいつも 偶然じゃないきっと奇跡 いつかふたりでこの場所でもう一度 もう一度逢えるって信じていよう 旅立つ君へ 必ず逢おう  再会のうた
1980おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也世界のホームラン王も最後にはバットを置いたって頃 産まれたばかりの私を抱いてる母の古い写真 その年平和を叫んだ海の向こうの大スターが 銃弾に倒れたんだと兄貴の知ったかぶり  幼稚園の頃だったか妙な動物が日本にやってきて エリマキ拡げて走るのをみんな面白がってた 制服を着せられた猫やピンクのサンショウウオたちは その後自分たちの故郷(ばしょ)へちゃんと帰れたのかな  小学生の頃お葬式ごっこは列記としたイジメだと 大人たちはみんな社会問題にしてたけど いまだにイジメはありませんでしたと隠すのもやっぱり 大人たちのほうだと思うけどな…  歌おう 遠いサヨナラの唄 どこまでも高い空へ その声がいつか枯れても 愛に溢れてたはずのあの頃に 忘れてしまった言葉を 語り継ぐのために  日本中の景気の良さはいつまでも続かないんだと 誰もが気づきはじめた頃大きな地震がやってきた 人の命の尊さは本当だったんだなって 中学生の私は初めて人のために泣きました  大人と子供の狭間で厚底サンダル履きながら ミレニアムの大騒ぎなんて私には関係ないって 自分の人生は自分で決めるんだって生意気な頃 同時多発テロのショックそしておとんが死んだ  それなりに恋をして将来のこととか考えて 世の中いつの間にかデジタルだらけになっていて 昔はよかったなってそんな誰かの言葉に うなずいてる自分が可笑しかった  帰ろう あの日見てた未来を もう一度見上げに行こう そこにいる今の自分を 愛に溢れてたはずのあの頃と あの頃と同じ笑顔で 今を生きてますか? どれだけの時代(とき)がどれだけ流れても 置き去りになんてしないよ ずっと変わらないままの心で この広い世界の片隅で ただ愛のために
彷徨いの哀歌おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也取り留めのない時間(とき)の中に閉じ込められてく いつものように何か言って ここから出して  そう言葉なんて役立たずの嘘 もうわかってるよ きっと容易い終わりでしょ?  あなたは黙って あなたらしく笑って 「ありがとう」とだけ言ったね 無情なほど… 運命(さだめ)でしょうか 何かの罰でしょうか それでも それでも それでも 愛してる  悲しいのは 独りになる そんなことよりも あなたのいない歩き方がわからないこと  そうあの頃なら 繋いでたはずの 手はポケットの中 気付かなかった私のせい?  真夜中の月に照らされたさよならが ひとつだった影 ふたつに引き裂いてく 取り戻せるなら涙も流しましょう こころが こころが こころが 壊れてく  どれだけの時間(とき)を どれだけ彷徨ったら あなたを忘れて 忘れてしまえるのですか…? 運命(さだめ)でしょうか 何かの罰でしょうか それでも それでも それでも 愛してる
夕焼け列車おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也誰の言葉も聴こえないように 耳を塞いで歩いてました 井の頭線の高架下には 塗りつぶされた明日への地図  全部上書きされてくような 意味のない街角のニュース 夕焼けよ忘れないでいて この涙の行方を この涙の行方を  覚えてますか あの場所にまだ踏切があった頃 あなたと二人でいつも 快速の過ぎるの見ながら 何処か知らない場所へと 行こうねって話していたんだ あったかかったな… あぁ、あぁ、握りしめたその手  やさしい言葉に溶け込むように もたれ掛かって眠ってました 悲しくもないし悔しくもなくて ただ捨て猫みたいに転がってました  誰か本当のこと言ってよ 愛なんて空想上のルール 夕焼けよあたしを攫って 遠い空の果てまで 遠い空の果てまで  聴こえてますか この世界の雑踏に紛れた声 孤独に苛まれながら 潰れそうな心おさえて いつかあの場所に消えた あの空がどこかにあるのなら あの温もりを あぁ、あぁ、忘れずにいたいよ  あなたを乗せた列車の後を 見えなくなるまで見送ってたんだ 夕日が赤くてまぶしかったのを 今でもずっと覚えているんだ さよならも言えなくて さよならも言えなくて  覚えてますか あの場所にまだ踏切があった頃 あなたと二人でいつも 快速の過ぎるの見ながら 何処か知らない場所へと 行こうねって話していたんだ あったかかったな… あぁ、あぁ、握りしめたその手
東京忘れおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也いつものバスを降りてコンビニに立ち寄って いつもより小さい方のシャンプーを買いました 部屋の灯りをつけて洗濯物をしまい ベッドにもたれかかったときやっぱり涙がこぼれました  こんな風じゃ駄目だなって本当はずっとわかっていたけど  あなたと暮らした日々にもしも帰れるならば 例え同じ終りがきたって何度でも好きになれる あなたの笑顔が変わらないでいたなら  初めて借りた部屋は殺風景な部屋で ふたりで海へ行ったときの写真を飾りました 窓辺の植木鉢に水をやるのはあなた 歌を唄って聴かせるのはわたしの役目でした  なんでもない毎日でも幸せだって思っていたけど  あの日の薄紫の花はまた咲きますか ひとりきりじゃ少し広過ぎる部屋を彩ってくように 去り行く季節を全部忘れるように  たぶん東京でのことは誰のせいでもなくてさ 大きな夢を見てたら小さな石ころにつまづいてさ ふたりの道ふたりで選んでそれでよかったんだなって そんな風に思えた頃窓辺に花が咲いて 風に揺れる薄紫が涙でぼやけて見えた あの頃の涙と少し違う涙で 少し違うこころで
世泣き節おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也通り雨に濡れたコートのポケットには しわくちゃに握りしめられた履歴書と 禁煙(やめ)たはずのセブンスター 冷たいあんたの手 その手を握りしめてるあたしの手  東京にはきっと夢があるんだなんて 田舎もん丸出しで降りた新宿駅には あの頃の弾き語りも手相占いも 今じゃもういない  遠すぎる 遠すぎる明日を 夢見ても 夢見ても届かない それでもあんたが行くのなら ヤレエンヤラサって着いて行くよ  流れる風の儚さに 笑って涙を流します  便利さばかりが先走るこの街では 結局取り残されるのはあんたみたいな人で そのくせ小さな画面で仕事を探してさ その背中は寂しいね  世の中を 世の中を泣いても その声は その声は聴こえない 見上げる夜空に朧月 ヤレエンヤラサって明日天気  流れる時代(とき)の侘びしさに 今日も流浪(さすら)うふたりです 寄り添う街の世泣き節  ただ愛しくて ただ愛しくて ただやさしくて そばにいたくて… いつも通りのこの帰り道 しあわせを見つめてた
返せない鍵おがさわらあいおがさわらあいおがさわらあい・田村武也田村武也田村武也まだ独りなの?あの部屋で暮らしてるの? ちゃんと食べてるの? 野菜嫌いのあなただから  聴きたいことがたくさんあるよ  ふたりのあの頃を閉じ込めて 扉を閉めたのはわたしでした もう違う明日を歩こうと あなたへの想いに鍵をかけて あなたへの想いに鍵をかけて  もうひとりでもなんだってできるのよ 躓くこともあるけどなんとかやっていけてるよ  足りないものはなんだったんだろう  恋というにはもう大人だったし 愛というにはまだ若すぎたね 弱いもの同士のやさしさに ただしがみついてたふたりでした ただしがみついてたふたりでした  引出しの奥返せない鍵  いつかまたどこかで逢えるように わざとしまったまんまの返さない鍵 もう違う明日を歩いてるはずの あなたはたぶん忘れてるよね 想いごとそのまま持ってるんだよ
貨物船おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也海の見えるテーブル席はホントならとても雰囲気もよくて 窓に映るキミの向こうの貨物船がただ通り過ぎてく  ボクが微笑めば キミも同じように 悲しく悲しく微笑んだ  どこまでも静かなふたりの中の時間 止まって 戻って 繰り返して このままでこの日が海に沈んでく前に 言葉をください 言葉を…  消えかけてる恋の行方にしがみついたってどうしようもなくて キミがひとり席を立ったらそれで終わるだけきっとそうだろ  幸せよずっとキミのそばにあれ いつでも いつでも 願ってる  だからもう無理して笑わなくてもいいから そのまま そのまま キミを見せて あの貨物船(ふね)はこれから遠くに行くんだろうな 僕らも運んでくれたら…  さよならはボクにするんじゃなくて 弱虫だったキミ自身にするのさ  どこまでも静かなふたりの中の時間 止まって 戻って 繰り返して いつの日か愛する人とこの場所に来たら キミはたぶん キミは…
夢の線路岩崎宏美岩崎宏美田村武也田村武也上杉洋史悲しみが続くだけの線路なんてない ひと駅ずつひと駅ずつ 出逢えた笑顔たち  この道をたどれば はじめの一歩がある  夢のままに人は旅立ってく 果てしない道 見えなくても ありのままに信じたその心 傷ついたならあなたのいる あの場所へと帰ろう  ともし火も道しるべも 見えない夜は 目を閉じようすぐそばには 温もりあふれてる  大切な誰かの声が聴こえてくる  愛のままに生きることの強さ 悲しみさえも抱きしめよう 手を伸ばしたその先の未来へ 夢の線路が続く限り 旅路はまだ終わらない  過ぎ去る景色は遠い日の記憶 思い馳せた明日を目指して あこがれは胸に春を待つように また次の街へと…  夢のままに人は旅立ってく 果てしない道 見えなくても ありのままに信じたその心 傷ついたならあなたのいる あの場所へと帰ろう
シアワセ色岩崎宏美岩崎宏美田村武也田村武也上杉洋史あなたに恋をして すこし照れたりして あなたが眩しくて 追いかけてみたりして  あなたに涙して 心が傷ついて やっぱり恋しくて あなたと寄り添った  ふたりの間に刻み込まれた 小さな歴史を奇跡と呼ぶのでしょう  信じ過ぎたら壊れそうで 目を背ければ逃げていきそうな 他愛もない確かな愛を いつまでも変らずに あなたと  夕焼けの色なら たぶん明日の色 あなたとの明日は きっと優しさ色  カタチのないもの守りゆくこと ひとりじゃできないことでも ふたりなら…  言葉にするのは照れくさいけど 声に出したい言葉だってあって そっとあなたに ちゃんと伝えたい 胸に溢れる想い ありがとう  握りしめた手と手がずっと 離れないようにと祈っていたの 他愛もない確かな愛が 紡ぐ未来(あした)へと ねぇ歩こう  あなたと眺めてた あの日の夢の絵に ふたりで付けた色 それがシアワセ色
真夏のサクラ岩崎宏美岩崎宏美西林初秋田村武也上杉洋史好きな歌さえも どこかに忘れたよう 人のぬくもりまでも そっと遠ざけて めぐる季節の ふいの風にとまどい 夢すら見失う あなたなの  夏の陽 緑の葉 ゆれる木漏れ日 陽に焼かれ 風に吹かれる桜の木  春が過ぎれば 足をとめる人はいない けれど桜は負けない  雨のあとにしか 虹はかからないから 夜明け前がいちばん 暗い時間だから あきらめないでね いまのあなたは桜 季節はずれの 桜なの  冬の日 北の風 しなる枯れ枝 雲の下 みぞれに打たれ凍える桜(き)  春が過ぎれば 人は誰も家路を急ぐ けれど桜は折れない  春が過ぎれば 足をとめる人はいない けれど桜は負けない  春は来るから きっと来るから 桜(はな)は咲くから きっと咲くから
あの町へ帰ろう水森かおり水森かおり田村武也田村武也田村武也泣きべそかいて帰った ひとりぼっちの道 擦りむいた膝こぞう 夕げの香りがしていた  古い工場の町は 何もなかったけど 見えない何かを信じて みんな笑っていた  砂利道も煙突も消えていったけど 夢見た頃の想いは 今も変わらないまま  帰ろうよ 帰ろうよ あの町へ帰ろう 遠き日の温もりよ 懐かしきふるさと  会いたいな 会いたいよ やさしいあの笑顔に 伝えたいことばかり 大切なあなたへ  揺れる地下鉄の窓に 空を探しながら 「元気ですか?」と一言 打ちかけて止めた指先  一人暮らしの部屋に 届いた荷物には 相変わらずのリンゴと 「元気ですか?」の文字  時代(とき)の流れはいつも慌ただしいけど 時代(とき)が止まったみたいな 小さな幸せがある  帰ろうよ 帰ろうよ あの町へ帰ろう 誰だって いつだって 忘れないふるさと  ありがとう ありがとう 今度はちゃんと言おう 見守ってくれた人 大切なあなたへ  あの頃 信じてた何かは きっと果てしない未来!  帰ろうよ 帰ろうよ あの町へ帰ろう 遠き日の温もりよ 懐かしきふるさと  会いたいな 会いたいよ やさしいあの笑顔に 伝えたいことばかり 大切なあなたへ 大切なあなたへ
冬列車川中美幸川中美幸田村武也田村武也田村武也もうどのくらい眠っていたかしら カタカタ揺れる窓が冷たい  暗い海の底深く線路は続いていく あなたの温もり確かめるように 顔を埋めた  離さないで 離さないで 行方しれずの冬の列車 いつになれば たどり着くの 誰もいない 愛の果て  あなたはきっとやさしい人だから 何も言わずにいてくれるのね  過去(きのう)へ戻る乗車券(きっぷ)をそっと破り捨てた 平気なフリしたのに泣いてる私が 窓に映ってた  離さないで 離さないで このままずっといられるなら どんな夜も 寒い夜も 越えていける 愛の果て  離さないで 離さないで 行方しれずの冬の列車 いつになれば たどり着くの 誰もいない 愛の果て  離さないで
ひとつひとつおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也川の瀬音もローカル線も 時が止まったままのふるさと ただいまくらい言わせてよ 後ろめたさが不甲斐ないよね  四十九日も百か日にも 顔も出さんでどうしてた?って 黒いネクタイ緩ませて 酔った兄貴の言葉が刺さる  小さな幸せ 寄り添ったあの頃 どうしようもない どうしようもないくらいに 家族だったな…  ひとつひとつ大切なものを数えてみたら あれ、もうこれしか残ってないや それでもきっとまた来年も夏が来るから またここに帰ってきてもいいかな いいかな…?  東京行きの寂れたホーム あの日と同じ最終列車 「お前の道を行け」と兄貴の 不器用な手紙を握りしめてた  遠くに霞んだ夢をまだ見ながら どうしようもない どうしようもないくらいに 生きていくのです  ひとつひとつ大切なものを抱きしめていよう ほら、こんなにやさしくてあったかくて 立ち止まるたびに見上げてた空の青さに ただ涙がこぼれた日々をずっと 忘れずに  逢いたい人は何処にいますか 帰りたい場所はまだありますか 今になって失くしたものたちが こんなにも恋しくなるなんて… 待っていてくれるただそれだけで ひとりじゃないと思えるのです 誰かを見守り見守られることが 幸せの本当の姿なんだと だからあなたにあなたに もう一度会いたくて  ひとつひとつ大切なものを数えてみたら
ちっぽけな僕らの世界地図おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也教室の窓から眺めていた 雨にさらされたグランドのボール 黒板の世界地図じゃどこへも行けなかった  どうにもならないことを知って どうしようもないこととそっぽ向いて それでも諦め切れずにみんな大人になった  高層ビルに旅客機が突っ込んでいくところを 震える手を抑えながらただ見ていた 警報が鳴り響いて海が街を飲み込んだのは もう10年も前のことなんだね いまじゃこんな大都会だというのに 病床が足りないんだという 嘘だろ? 嘘だろ? 今何年だよ 神様…  あの空の向こうに消えた夏も 何も言わず降り続く雨も 本当はどこへ行ってしまったの 声が枯れるまでずっと歌って それでも涙が止まらなくて あの世界地図の広さが 今はわかるよ  焼け焦げた大地をたったひとり 小さな少年が歩いて行く 白黒の写真で昔見たようなそんな景色さ  しあわせって言葉が怖くらい 行き先のわからないそんな時代を 駆け抜けるだけの勇気が今は欲しくて  あの日眺めていたグランドに消えた夢は 断ち切られてしまったわけじゃないんだと 信じて 信じて 信じて もう何十年も経つんだな もしかしたらみんな愛されたいだけの 優しさと冷酷さの世界を それでも それでも 歩いて行こう 一緒に  僕はぎゅっと君の手を握って 見果てぬ未来へ地図を広げる ちっぽけな僕らの世界地図さ 指が切れるまで弾いたギターも たぶん届きはしないだろう それでも歌わないよりは ずっとましだろう  地平線の見えないこの街の どこかに太陽が沈んで行く 誰にでもおんなじ朝が来るといいのにな…  あの空の向こうに消えた夏も 何も言わず降り続く雨も 本当はどこへ行ってしまったの 声が枯れるまでずっと歌って それでも涙が止まらなくて あの世界地図の広さが 今はわかるよ
雨音おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也賑わった町の人影が消えていく 誰のせいでもないと誰かがつぶやく  世界の真ん中に描かれた未来都市は 華やかに傷ついて涙を落とした  僕は雨の音を聞いてたんだ 君を待ってた  悲しい歌は歌わないように イタズラだったあの頃のこと 思い出そうとしていた  もう一度君ともう一度君と 手を繋いで 微笑みあって ふたり歩きたいよ この街角を  一粒の雨がいつか川になるなら この一粒の涙いつか花になれ  ららら ららら 愛のうたが 聴こえてるかい  大きな時代のうねりの中じゃ 人は無力でひとりでなんて 生きていけないと思う  僕は弱くてどうしようもないけど 君を想った時間の数は 誰にも負けはしないよ それぐらいかな  この雨が止んだらこの雨が止んだら 線路伝いの遊歩道から 明日へ駆けていくよ  もう一度君ともう一度君と 手を繋いで 微笑みあって ふたり歩きたかった この街角を
あぁ愛しきこの人生おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也似合わないロングコート 羽織った夜の街 意地悪ネオンが邪魔をして 見上げる星もなく  慰めてほしいいのに あんたの優しい声を つれない態度で聞き捨てて 嫌な女になる  あぁ情けなくて 情けなくて 笑っちゃうような人生 それでも信じて歩くのは 貧乏性の悪い癖  駅までの道のりは まるで迷路のようで 銀座線に乗るだけで 一大事だったな  夢なんて言葉はもう 口にしなくなって 当たり前の毎日に 慣れたふりもできる  あぁ情けなくて 情けなくて 愛しきこの人生 どん底に溜まった涙のことを きっと希望と言うのだろう  あぁ生きてくのは 生きてくのは 哀しいもんだねぇ 見えない星たち探しながら 一人歩く道玄坂
ガイドブックおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也金網越しに青空 見上げてる君を見てた 壊れそうなその肩に 触れることもできずに  病室からじゃ見えない 君の好きな場所全部 一緒に行こう ふたりだけで いますぐに このまま連れ出したい  君は笑って ありがとうねって笑って 震えるその手を隠して もう一度笑って 言葉探した 僕のダメな思考回路 何にも言えない時間が 通り過ぎていく  夏の終わりを告げる風が 君だけを連れて行く  あなたが扉を開けて いつもの笑顔をくれて それだけで嬉しくて いつもの自分でいれた  あなたは次の幸せ 探してねって言った夜 初めてあなたは怒って 抱きしめてくれたね やさしかったな…  時よ止まって どうかこのまま止まって 大切な人とこのまま ふたりでいさせて 言葉少なな 不器用なあなたがくれた 大きなこの愛があれば 何も怖くない  夏の終わりを告げる風は どこまで吹いて行くんだろう  ふたりでいれた時間は ほんの一瞬だったけど 紡いだはずの想いの糸は いつまでも いつまでも 切れはしない  何も変わらない 青空は今日も高くて だけど夏の空じゃなくて もう秋だなって 君の笑った 写真を一枚挟んだ 君の好きな場所のガイドブック カバンに詰めて旅に出よう  振り向かない もう立ち止まらない この胸に君をつれて
孤独な大人たちよもう一度走り出せおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也暗くよどんだ部屋のモニター 点滅を続けるカーソル 虫籠で光ってたホタルのように 孤独さ ハロー?ハロー? 誰か ハロー? ハロー?  出来もしないことをいつしか 大人は口にしなくなってた 出来もしないことを夢みて 若者は世界を築いてく  さぁ何回も何回も転んで それでもまた立ち上がれた あの頃のままの姿で 大人達よ走り出せ  忘れたふりして 忘れちゃいないんだ みんな…  画面越しに孤独はみんな がらんどうの心を埋めて 不恰好な自分を受け入れたんだ 君もかい? ハロー?ハロー? 誰か ハロー?ハロー?  子供の頃の僕はなぜか あまり泣かない子供だった だけどホタルが光らなくなった夜は ひとりで泣いたことを覚えてる  そういつだっていつだって変わらない 想いがまだ眠っている なんだってなんだってできるさ 大人達よもう一度  あの頃の嘘 あの頃の言い訳 あの頃の正義 理由なき日々の残像  さぁ何回も何回も転んで それでもまた立ち上がれた あの頃のままの姿で 大人達よ走り出せ
もういいやおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也あぁ思い出の中に置き忘れたのは なんとかっていうあんたが ずっと欲しがってたギター 野望とか希望とかそんなような言葉も ベランダの端っこにまだ転がってるわ 埃をかぶったまま  あぁ打たれ弱い男ってのはいつだって 都合のいい時にだけ甘ったるい言葉で 手のひら返しの愛情ごっこだよ フーテン暮らしを自由と勘違いしてさ  バカみたいだよホント バカだよ、、、  涙も嘘も夢も東京もさよなら もういいや全部いいや 生まれ変わりたいなんてちっとも思わない けどなんだろう ねぇ、どうして 泣いてるんだろう…  あぁ最初から言ってよ最初っからさぁ 本気じゃなかったんだってお前じゃなかったって あんたにも少しくらい意地があるのなら 一回くらい男らしいところ見せてよ  黙ってないでさ  あぁもうこんな話どれくらいしてるのかしら 女なんてもんは女々しいだけの極みね 蝶よ花よと持て囃されてた みんなみんなあの時代で終わってたのね  あんたが好きだったよ バカだな、、、  しらけたフリで声で最後までいれたら もういいや全部いいや 気丈な女の惨めな顔はみせずに いたいけど あぁ、どうして 泣いてるんだろう…  わかってるよあんたが そんなに器用じゃないってことも だからもっとあんたらしくいて欲しかった  涙も嘘も夢も東京もさよなら もういいや全部いいや 生まれ変わりたいなんてちっとも思わない けどなんだろう ねぇ、どうして 泣いてるんだろう…  泣いてるんだろう…
やせっぽっちのカラスおがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也やせっぽっちのカラスが啼いていた 世知辛い時代になったねと あたしはあんたの手を握り 夕焼け小焼けの帰り道  くだらない話が楽しくて どこにでもあるような幸せで それでもふたりが一番で 可笑しなもんだね世の中は  つまづいて転んで擦りむいた夢 いまだにバカみたいに 抱きしめながら  ずっとしがみついて 明日にしがみついて 笑って泣いて笑って  だけど答えはわからなくて やっぱり意地を張って 生きて生きて生きて  東京の空よ真っ赤な空よ ふたりの明日を照らしておくれ ふたりの明日を照らしておくれ  時代遅れの歌ばかり歌ってた あんたのギターが好きだった 下北 客はわたしだけで それでも本気で歌ってたね  たまにはすき焼きでも食べようかと羽振りよく あんたは急に言い出して ブックオフにギターを売ったんだと 笑うあんたをひっぱたいたね  一度決めたことを捻じ曲げないのも あんたのことだから仕方ないけど  どうか終わらないで このまま終わらないで ずっとずっとあんたと どうにもならないことだらけで 人生はそんなもんで だからいつかきっと  東京の街よ嘆くカラスよ お前はどこまで飛んでいくの どこか遠い場所に答えがあるなら ふたりをこのまま導いておくれ ふたりをこのまま導いておくれ
帰れない夏おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也手探りで君と歩いたこの町に 篝火みたいな灯りが揺れて 夕焼けが静かに落ちる神田川 君が残した懐かしいあの歌  夏は夢…それは嘘… 遠くに蝉時雨 ひとことが ひとことが 言えなかったのが悔しくて あの夏のまま一人でいるのです  アパートの裏の小さなあの猫も あれから姿をみせなくなって 建て付けの悪い雨戸もようやっと 大家さんが直してくれたよ  時は逝き時は来て それでもなのにまだ 帰れないあの夏を 捨てられないのが情けなくて ふと君のことを探してしまうのです  ふたりで選んだはずのふたつの道 君だけがちゃんと歩いて行って ひとりぼっちの東京は夏一夜 宵宮祭りの声が聞こえる
結界の情歌おがさわらあいおがさわらあい田村武也田村武也田村武也風に消えたあなたを探した 六道の辻で待っていましょう  人の世は絶え間なく流れゆく河のように わたしはただ浮かんだまま沈みもしないで  あなたの手に肩に背中に 触れるだけでいい それだけでいい 修羅の世も地獄でも行ける あなたを呼び戻せるように 迎え鐘を鳴らしましょうか  もう一度と願うことはもう 射干玉(ぬばたま)の闇の現(うつつ)でしょう  花の色は沫雪(あわゆき)の一瞬の夢のまま 恋と呼んだあの日のこと忘れないように  あなたのやさしさが今ごろ 痛いくらいに 痛いくらいに 餓鬼の世も畜生でもない 空蝉の無情な世に 置き去られた女の情歌  あなたの手に肩に背中に 触れるだけでいい それだけでいい 修羅の世も地獄でも行ける あなたを呼び戻せるように 迎え鐘を鳴らしましょう  打ち慕ぶる女は情歌
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