| 願い三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | 灰色の雲間から 漏れる光は遠く 足元に絡みつき 邪魔をする砂塵よ どれくらい泣いたなら 心の奥深くの 真っ黒な思い出を 洗い流せるだろう 春の桜吹雪 夏の夕立雲 紅く染まった森 降りつもる雪の音 黙っていても 季節は流れるのに どれくらい もがいたら 浅はかな自分から どれくらい 抗えば 抜け出せるのだろう 若葉輝く街 焼けたコンクリート 長く落とした影 凍りついた窓辺 欠けた月さえ 闇を照らせるのに 曇りない微笑み 濁りない優しさ 消える事ない愛 壊れない繋がり ただ願うのは この心の やすらぎ どれくらい祈ったら 明日は訪れるの どれくらい悔やんだら 許されるのだろう |
| 耳を澄ませば三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | 窓に灯る 夕げの明かり そこには幸せ探し 暮らす日々がある 願い続け 叶わない虚しさに 折れそうな心で 立ち止まる時 耳を澄ませば ほら 聞こえてくるだろう 寄り添う様な 風の声が 君なら大丈夫 きっと上手くいくさ 不器用な生き方だって 誰かが見つめてる 胸に手を当てれば ほら 感じるだろう 守り続けた 大事なもの 君なら大丈夫 きっと上手行くさ 僕は風と一緒に 詩(うた)を奏でるから 耳を澄ませば ほら 聞こえてくるだろう 心つつみ 寄り添う様な 風の詩声が |
| 少年の日に…三浦和人 | 三浦和人 | ひろよしゆきこ | 三浦和人 | 鳩野信二 | 雨上りの交差点で 君を見つけたよ 遠くを見たまま 思うことは何? 迷うだけで声もかけない 僕に気付いたね 無邪気に微笑む… 悲しみの理由(わけ)を 僕に見せないの? やさしさだけでは 頼りないね 少年の日に めぐり会っていたなら 今より純粋に 君を愛せたのに どんな悲しい景色からも 必ず 守ってみせると 約束できるのに… すてられなくて壊せないもの 増えすぎた今じゃ 諦めることを 選びがちになる 傷つけてはいけない人も たくさんいるから 言葉に出せない… 「わたしをさらって」瞳で言うけど 情熱だけでは 越えられない 少年の日に めぐり会っていたなら 何も怖れることなく 君と駆け出すのに できることなら時間だけを 戻して 君を探し出す その手を離さない… 少年の日に めぐり会っていたなら 今より純粋に 君を愛せたのに 少年の日に めぐり会っていたなら 最初で最後の人は そう君だけ… |
| 明日への夢三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | もどかしい事 つまんない事 沢山あふれているね 心を惑わす 怪しい道標 あっちを向いて こっちを向いて 瞳を凝らしてみるよ 大切な事は いったい何かを つかみきれずに 傷つく事もあるけど もう一度 胸張って やり直すのさ 明日への夢を見よう 必ず見つかるよ 探し続ければ 明日への夢を見よう 心はいつだって 負けない 嬉しい事と哀しい事を 比べたら切りがないよ 羨む気持ちが 何かと邪魔をする ふさいだままじゃ 勿論 前に進んでいけはしない 自分を信じる力を思い出そう 振り返るのも たまには大切かもね でもすぐに 前を見て 歩き出すなら 明日への夢を見よう 想いは届くよ 願い続ければ 明日への夢を見よう 挑み続けるのさ 何度も 明日への夢を見よう 必ず見つかるよ 探し続ければ 明日への夢を見よう 心はいつだって 負けない |
| 卒業試合三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 奥慶一 | 子供が出来たと お前からの電話 結婚なんて似合わないお前が 今ではおやじになる 学生時代は 暗くなるまで毎日 お前とラグビーボールを 追いかけ合った ぶつかり合い飛び散る 汗の匂いと グラウンドの向こうに 沈む夕日 今も忘れない ダブルの背広が似合うように なってきた俺は 生きる事の本当の意味 わかりかけてきた気がする 恋人はいつも お前と張り合った お前の胸でねむるのは 俺が一番愛した人 いつもお前には かなわなかった俺が 最後の卒業試合に 50ヤードの独走 駆けぬけてゆく風と 近づくゴール 飛び込んだ時の 土の香り 今も忘れない ダブルの背広が似合うように なってきた俺に 思い出は哀しいくらいに 遠い輝き放っている ダブルの背広が似合うように なってきた俺は 生きる事の本当の意味 わかりかけてきた気がする |
| 遠い花火三浦和人 | 三浦和人 | 夏冬春秋 | 三浦和人 | | よく似た背中に 思わず駆け寄る 問わず語りの夢ひとつ 影は消えてく 花火に誘(いざな)う 人波はなれ ひとり見送る 夏の終りを なつかしい腕のなか 咲いた遠い花火 会えなくなるのが いつも怖かった くりかえし泣くたびに あなたに近くなる 短い夢から 今も醒めない 溜息ついたら しあわせ逃げると 言わずもがなの歯がゆさに ちょっと笑った わたしと出逢えて しあわせだった? 少し遅れて あなたも笑った 永遠を閉じこめて 咲いた遠い花火 忘れられるのが とても怖かった こみ上げる胸の奥 痛みは消えるのに はかない光は まだ燃えのこる なつかしい腕のなか 咲いた遠い花火 会えなくなるのが いつも怖かった くりかえし泣くたびに あなたに近くなる 短い夢から 今も醒めない |
| 愛について三浦和人 | 三浦和人 | ザイヤ | 三浦和人 | 鳩野信二 | 君がそばで 笑うだけで なぜかやさしくなれるよ 僕は君に 何ができるだろう ざわめいた時代の中で わかり合えなくても 仕方ないさなんて あのころの僕は あきらめてたね 愛について語るとき 人は他人に やさしくなれる ひとりきりでは生きられない 僕に気づくから 愛について語るとき 僕は僕を好きでいられる 愛しさの理由(わけ)を そっと感じてる僕がいる 近すぎると なぜか 見えなくなる たいせつに 抱きしめるほど 飾ることも嘘も みんなとけてゆくよ いつでもそばにいてくれたから 愛について語るとき 人は生きるふしぎを想う 愛し合うとは 変わることを許し合えること 雨の夜も 風の日も ふたりずっと 一緒にいよう 君は君らしく 僕は僕らしく ありのまま 愛について語るとき 人は他人に やさしくなれる ひとりきりでは生きられない 僕に気づくから 愛について語るとき 君は君を好きでいられる たとえどんな時も 君を見つめてる この場所で |
| 蝉三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | 浴衣の襟元 そっとなおして 紅い鼻緒に 目をやれば 耳鳴りのような 蝉の鳴き声 時を惜しむように 夜に鳴いてる 誰にも内緒で 貴方に逢いに行く 少し汗ばんだ肌は 夏の暑さのせいなんかじゃない 私はまるで 夜に鳴く蝉 わずかな時にしか 生きられぬ恋 私はまるで 夜に鳴く蝉 貴方に愛されたいと 鳴いている 結末の見えた 恋なんてと 人は言い捨てて しまうけど 貴方の唇で 触れられたなら 私は舵を失った 船になる 誰にも内緒の事が 増えて行く度 心と体は だんだんと 別の方へと 離れてしまう 私はまるで 夜に鳴く蝉 叶わぬ願いだと 言い聞かせてみても 私はまるで 夜に鳴く蝉 貴方だけが愛しいと 鳴いている 私はまるで 夜に鳴く蝉 わずかな時にしか 生きられぬ恋 私はまるで 夜に鳴く蝉 貴方に愛されたいと 鳴いている |
| メリーゴーランド三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | メリーゴーランド 愛をはこんで 哀しい人の心に… 恋の予感に 高鳴る胸と 切なさ募る想い 甘いぬくもり 戯れの日々 輝いた思い出 求め合うことばかりじゃ心 擦れ違うしかなくて 悲しい言葉 もどかしい夜 ただ人を恨んだ メリーゴーランド 愛をはこんで 乾いた人の心に 淋しさ受け止めてこそ 真実の愛に気づくと 教えて 上手に人とふれあえなくて 心を閉ざした 「しょうがないさ」と溜め息混じり 自分についた嘘 メリーゴーランド 夢をはこんで 壊れた人の心に 信じることからすべて 始まると もう一度だけ 伝えて 本当の自分を 探し出すのさ 何度 壊れそうになっても メリーゴーランド 廻れよ廻れ 喜び 悲しみ 乗せて 幾度 時が移ろうと 変わらない大切なもの 守って |
| 風の回廊三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | 締め切った窓を開け 風を誘い入れる 灯りともる事ない 故郷の家 想い出たどる様に 忘れものを探せば 古びたアルバム達 そっと眠ってた 分厚いページ モノクロの写真には 母に抱かれた 幼子の僕 裏木戸を叩くように 通り抜ける北風 すべてをいざなう様に 空へ翔けてく お帰りなさい その言葉の温もり 大好きだった 子供の頃から 声 聞こえた気がして 振り向き探しても 主 亡くした時計 刻む音だけ 風の回廊 あの空へ続く道 いつか逢えるかな 大切な人に 坂道を降りながら 深呼吸したなら 森の風達 僕に囁きかける 傍にいるよと いつもいるよと…。 |
| 交差点三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | すれ違う肩越し 聞き馴染んだ声 振り向けば あの頃と 変わらぬ笑顔 優しくて真面目な 貴方が物足りず 強引な誘惑に 落ちたあの日 本当の愛よりも 胸の奥 焦がす様な ときめき それだけが 激しく惹きつけた 若さの危うさは 思い出に捨て去り 繰り返す毎日を 今 生きてる 優しさその意味や 幸せが何なのか 今なら痛いほど 分かっているけれど 貴方と過ごした日 本当は一番に まぶしい時だとは 絶対に言わない 悪戯に過ぎた 泡沫の日々よ でも 懐かしい…。 |
| 夜明け前三浦和人 | 三浦和人 | 夏冬春秋 | 三浦和人 | | スピードおとして カーブ抜ければ まばゆい光の都会(まち) みんなが落とした 夢のかけらが 海にこぼれてくようだ 疲れた体を 夜風(かぜ)に晒して 微熱(びねつ)を 鎮(しず)めてゆく 繋がる答えが 見つけられずに 渇いた心で 走ってる今夜も 一度手にしたものを 棄てられるのか 時代(とき)が忘れたものを 壊せるか 二度と還らぬものを 悔やんでいるか 夜明けは すぐそこまで 何かの運命(ちから)に 引き寄せられて 僕らはここまで来た 身動きできない 闇を引き裂き 小さなライトで 走ってく明日(あした)へ 傷つけてきた人に 赦(ゆる)されたいか となりで眠る人を 守れるか 再び会えぬ人を 憶えているか ひとりの男として 一度手にしたものを 棄てられるのか 時代(とき)が忘れたものを 壊せるか 二度と還らぬものを 悔やんでいるか 夜明けは すぐそこまで |
| あしたはいい日三浦和人 | 三浦和人 | 夏冬春秋 | 三浦和人 | | 遥かな海を 旅する鳥は 波間に浮かぶ小枝で 翼を休めると云(ゆ)う 生きてくことが 哀しくなる夜は あなたも泣いたらいい 子どものように 失(な)くしたものが 遠くできらめくとき 憎んだことも 許したことも 眠りにつくよ あしたはいい日 笑顔を思い出せたら 小さいけれど 羽ばたく力(ちから) 生まれてくるよ やさしい風は 夜明けに吹いてくる 果てない夢のつづき 壊さないよう 愛する人が 何度も手招(てまね)くから 信じるままに ただひたむきに 追いつづけるよ あしたはいい日 誰かにめぐり逢えたら 生きてることの 温もりたちを 伝えてゆくよ 失くしたものが 遠くできらめくとき 憎んだことも 許したことも 眠りにつくよ あしたはいい日 誰かにめぐり逢えたら 生きてることの 歓(よろこ)びたちを 伝えてゆくよ |
| 刹那の嵐三浦和人 | 三浦和人 | 夏冬春秋 | 三浦和人 | | どうして ほかの誰にも優しい そんなに 妬(や)かせたいの? 月のように近くで 星のように遠くで こころを惑(まど)わせる ワインを わざとドレスに零(こぼ)して ドラマを つづけましょう 悪魔よりも狡(ずる)くて 女神よりも自由な 普通(ただ)の女になる 恋は 刹那 刹那 刹那 刹那の嵐 ときめきさえ 罰のように痛くて 今夜 理性(うそ)を脱いで 見つめ合って 指で触れて あなただけに満たされたい どうして かさねた胸が苦しい あなたも 同じでしょう? エンドロールみたいに 街の燈火(あかり)がゆれて もっと泣きたくなる 恋は 刹那 刹那 刹那 刹那の嵐 夜明けのない 愛の国は見えない 今夜 烈風(かぜ)になって 高波(なみ)になって 爪をたてて 声をあげて 泣かせにくる 恋は 刹那 刹那 刹那 刹那の嵐 生まれ変わる わたしじゃない わたしに 今夜 理性(うそ)を脱いで 見つめ合って 指で触れて あなただけに満たされたい |
| いつかやがて三浦和人 | 三浦和人 | 阿久悠 | 三浦和人 | 奥慶一 | やわらかな心は 石よりも固く やさしい目差しが 剣よりも鋭い時代が ほんのそのあたり 雲の彼方に 来ている いつか やがて いつか いつか やがて 詩を読む言葉が 銃よりも強く 絵を描く情熱が 火薬よりも激しい時代が ほんのひとうねり 波の向うに 来ている いつか やがて いつか いつか やがて 美しいということは 飾ることではなく やさしいということは つくろうことではなく 強いということは 無理をすることではなく 豊かということは ただ持つことではなく 人々は今より飾りなく愛し 今よりよく笑い 歌よりも楽しい時代が ほんのひとまたぎ 川のあちらに 来ている いつか やがて いつか いつか やがて いつか やがて いつか いつか やがて |
| 永遠三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 鳩野信二 | 揺れる想いを 風に飛ばそう 埋もれそうな この街から 見つけられない 心の居場所を 探し求めているよ 永遠といえる 遥かな願いを それを夢と呼べるなら 叶えられるよう きっと叶うよう ずっと育て続けたい 泣き叫んでいる 子供の声に 羨ましいと 耳をふさいだ 傷つく事に 慣れ過ぎた時 素直になれないなんて 永遠といえる 確かな想いを それを愛と呼べるなら 壊れないように 壊されぬように ずっと守り続けたい 立ち止まる夜 哀しみを越えて 歩き始める 勇気が欲しい 永遠といえる 確かな想いを それを愛と呼べるなら 壊れないように 壊されぬように ずっと守り続けたい |
| 時計三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 奥慶一 | 街が見下ろせる部屋の片隅で 老人は死んだ よみがえる思い出 あいつとの喧嘩 芽生えた友情 初めて飲んだ酒の苦さ 勝利と挫折 結婚 その部屋には古ぼけた時計 錆び付いた音で そっと時を刻んでいた 時計だけは知ってる 恐れることも知らずに 輝き駆け抜けた青春の日と 時計だけは知ってる 決まって夜になると 自分に話しかけてくる 老人の淋しさを 大切な者を守るため 彼は働き続けた 妻のその笑顔 子供たちの未来 そして安らぎ でもくいちがう現実と夢 旅立ち 誰もいない部屋 曇った夕日見つめながら彼は ただひとつ深い 深い溜め息をついた 時計だけは知ってる 毎日欠かす事なく ネジを巻きに来る彼の願いと 時計だけは知ってる 決まって夜になると 自分に話しかけてくる 老人の悲しさを 時計だけは知ってる 毎日欠かす事なく ネジを巻きに来る彼の願いと 時計だけは知ってる 決まって夜になると 自分に話しかけてくる 老人の悲しさを |
| 夢の跡先三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | 閉ざした日記の ページを捲ればそこに 抱えた悩みを 投げ捨てる文字 忘れ去ってしまいたい 思い出が顔を出す 「どうして生まれて来たんだ?」と 悔やんでばかり 若さだなんて言い訳 大嫌いだったあの頃 未熟な僕を自分で 笑ってる様で そんな強がり言うしか 耐えられそうになくて 受け止め続けた 痛みと哀しみ達が 微かな明日(あす)への 光をくれる いらない存在なんて 誰一人居はしない 自分に出来る事をずっと 探していたい 振り返ったなら いくつも 思い知らされてばかりさ でも見えなかった事に 気づき始めてる だから 心の傷さえ 優しく想えてくる 生まれて来た事の意味 分かりかけて来た気がする 心が望む居場所も ほんの少しだけど だから 重ねた月日が こんなにも愛おしい 心から 愛おしい |
| 悲しくて三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | 薄く曇った硝子窓 コトコト揺らす風の便り ひとり暮しの この部屋に 訪れた寒い季節 ひと冬前は わたしの 躰あたためる あなたが居た けれど運命(さだめ)の悪戯(いたずら)か あなたは還らぬ人に 悲しくて 悲しくて 身も心も やつるるほどに 哀しさよりも人恋しさに あふれた涙も涸れ果てて 生きてゆくには面影だけが あまりに優しすぎる 想い出だけに つつまれて 過ぎゆく日々は淋しすぎる いますぐ声を聞きたい もう一度抱かれてみたい 悲しくて 悲しくて 眠れぬ夜は狂おしく 呼びかえすこと できるのならば 声を限りに 叫びもした せめて叶わぬ願いならば 想い出消し去りたい 悲しくて 悲しくて 身も心も やつるるほどに 哀しさよりも人恋しさに あふれた涙も涸れ果てて 生きてゆくには面影だけが あまりに優しすぎた |
| アディオス三浦和人 | 三浦和人 | 夏冬春秋 | 三浦和人 | | 少し褪せたカーテンが 風と戯れてる 空っぽのこの部屋は 他人みたいね 新しいアドレスは 教えないで行くわ 心揺らぐ時は 一人がいいから アディオス あなた 知ってるわ 彼女の事 迷いながら 愛されたくないの アディオス あなた 思いきり泣いたあとで 大事な想い出だけ そっと傷つけないサヨナラを 選んだから あたたかい腕の中 戻りたくなるけど 夜は同じ夢を 見せたりはしない アディオス あなた 悔やんでね ほんの少し それがきっと 何よりの贈り物 アディオス あなた 街で出会ったとしても 知らない振りをするわ そんな忘れ方できるほど 愛したから アディオス あなた 悔やんでね ほんの少し それがきっと 何よりの贈り物 アディオス あなた 街で出会ったとしても 知らない振りをするわ そんな忘れ方できるほど 愛したから |
| 序曲 (プロローグ)三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | 耳鳴りのような雨 貴方だけがいない部屋 傷つけ合うだけ 傷つけ合った二人 言い訳ばかりが増えてゆく 途切れがちな貴方の電話 見知らぬ誰かの面影に 心ふるわせた日々 愛はただ哀しみへと続くプロローグ 愛すれば 愛するほど深く 愛はただ哀しみへと続くプロローグ 想い出が楽しければ 楽しいほど 眠れない一人の夜 いくつもやり過ごした後 少しずつ歩き出す 寂しさに負けぬよう 温もりだけ欲しがるような 恋に終わり告げる勇気と もっと私らしい私を 見つめ始めた時 哀しみは真実へと続くプロローグ 傷跡の痛み 知れば知る程 哀しみは真実へと続くプロローグ もっと素敵に生まれ変われるわ きっと 愛はただ哀しみへと続くプロローグ 愛すれば 愛するほど深く 愛はただ哀しみへと続くプロローグ もっと素敵に生まれ変われるわ きっと |
| 再会三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 奥慶一 | 優しい風が街中を 吹き抜ける週末の午後 ショーウインドウ 覗く君を 見つけて立ち止まる 5年振りの再会は 振り返り驚く君と 何となく 他人行儀な笑顔で 始まった 元気だった? 幸せそうだね そんなありふれた 言葉しか見つからず 指に光るリングが 語りかける 二人の間を 流れ去った時の意味を カップルで賑わったカフェ 向かい合わせに座れば 恋人同志に 二人も見えるだろうか 夢ばかり追いかけた僕 見守ることしかできない 君のその淋しさに 気づきもしなかった 思い出をたどったなら 昨日のことの様に浮かぶ 初めて君を抱いた あの夜の愛しさも 「ただ二人が若すぎただけね」 おどけた笑顔で 君はポツリ呟く 微笑みしか 返せない僕は ガラスに写った 横顔見つめ目を伏せた あんなにも人を信じ せつない程愛せた頃 思い出は思い出のまま 眠らせてこそ美しい 迫り来る黄昏時 帰りを待つ人のもとへ 二人はそれぞれに また歩き始める |
| 風三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | 飾りたてた 人ごみの中 暮れ色の風に乗り 心包み響き渡る 人の笑い声 風 通りすごした過去を あおりたててゆく 偽(つく)り笑い おどけて見せる ただ流れすぎるままに 心開く事もあった 偽(つく)り言葉と知らず 人の心のうらはらさだけが 暗く影残す 風 やさしく流れる中に 立ちつくす ひとり 心の中また甦える 思い出さえ消せもせず 風 通りすごした過去を あおりたててゆく 偽(つく)り笑い おどけて見せる ただ流れすぎるままに ただ流れすぎるままに |
| 夢で逢いたいから三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人・夏冬春秋 | 三浦和人 | | 淋しい時 思いだして欲しい 僕がいつでも 見つめていること またひとつ別れの涙 ながした後 少し大人になる 今は哀しいけれど 翳りある夜には ひと握りの 倖せを わけてあげよう 夢で 逢いたいから 翳りある夜には ひと握りの 倖せを わけてあげよう 夢で 逢いたいから 風が窓の外で 子守唄を うたう夜 そっと おやすみ 夢で 逢いたいから 夢で 逢いたいから |
| 蒼のデジャビュ三浦和人 | 三浦和人 | 夏冬春秋 | 三浦和人 | | 零れた吐息がそっと 首すじをかすめて 寂しかった胸を つつんでく 見おろすブルーの街は 硝子の迷路みたい ひとりだと 不意に怖くなる 会いたい会えない時間まで 埋めて欲しくて 駆けだす心を 知らないでしょう 満ちてくる たそがれのデジャビュ 今だけは生きてるって 感じさせて 甘い夢 このままなぞって かすかな胸のざわめき あの日と変わらない ときめきも 苦しさに似てる 訊(き)きたい訊(き)かない約束を 信じてるから いちばん悲しい瞳(め)で 抱きしめて 打ち寄せる 愛しさのデジャビュ 愛だけを切りとって 連れ去って 遠くても 思い出すように 打ち寄せる 愛しさのデジャビュ 今だけは生きてるって 感じさせて 甘い夢 このままなぞって 甘い夢 何度もなぞって |
| 気まぐれ三浦和人 | 三浦和人 | 保杉弘 | 三浦和人 | | こうしてそっと針をのせて 耳を澄ますと 懐かしのメロディー きのうの雪は 融けたのだろうか 子供達が はしゃいでいる 気まぐれは雪の所為さ 背中まるめた あの日々を 気まぐれな雪の所為さ また思い出すなんて 忘れたはずの 想い出さえ 気づいてみれば また同じくりかえし 喫茶店(さてん)に流れてたあの唄を 少しずつでも 忘れたい 気まぐれは雪の所為さ 独りぼっちの この夜を 気まぐれな雪の所為さ 淋しい気持ちにさせる 気まぐれは雪の所為さ 独りぼっちの この夜を 気まぐれな雪の所為さ 淋しい気持ちにさせる |
| 二人のミステイク三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | | 書き出しの文字が見つからない まるで海の様に広がる空白 テレビでは午後6時の天気予報 明日は雨模様と告げている 誓いあったこの想いも 描きあった夢も 壊れる事などないと 信じていたのに あまりにも夜に食事を 一緒にする時がない それが二人のミステイク 分かり合えた様な振りして 互いを見つめなかった それが二人のミステイク そして貴方は 思いやりが下手だった 貴方にいつも笑われていた 君は「愛」という文字が下手だねって テレビでは午後7時のワイドショーが 後わずかで終わろうとしている 指先が痛くなる程 強くペンを握り 「さようなら」の文字ひとつ それだけを書いた あまりに出口の見えない 喧嘩ばかりをしていた それが二人のミステイク 愛し始めたあの頃の 心を見失った それが二人のミステイク そして私も 思いやりが下手だった そっとドアに鍵をかけて 深い溜息をつけば 思い出達が騒ぎ出す 今 歩きだした私は 早い冬の訪れに 思わず肩を震わせる 見上げた空には 限りなく厚い雪雲 哀しいほどの 雪雲 |
| 7年目のアンコール三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 三浦和人 | 奥慶一 | ひとつひとつ灯り始めた ライトが今僕を写しだす ときめく胸と 奮える身体 おさえながら 歌い始めた愛の歌 しぼりだす言葉とにじむ汗 頭の中をよぎるものは 自分で決めた長い空白の日々 7年目のアンコール あつい拍手の渦が この僕に新しい命与えてくれる 7年目のアンコール やっぱり歌うことがすべて 見つめた瞳に涙をうかべ 同じように歌う君の顔 貴方の歌と共に 大人になりたかった そんな言葉が僕をうつ もう一度あらたに思うよ もっと優しい歌がきっと歌える そんな気がするよ 7年目のアンコール 今歌う喜びと そしてその怖さを心に感じながら 7年目のアンコール やっぱり歌うことがすべて 7年目のアンコール 今歌う喜びと そしてその怖さを心にきざみながら 7年目のアンコール やっぱり歌うことがすべて 歌い続けるずっと 君がいるかぎり 歌い続けるずっと 君がいるかぎり |
| 避暑地の出来事三浦和人 | 三浦和人 | 夏冬春秋 | 三浦和人 | | 駅からつづく 長い坂道を 小指をつないで歩いた 去年のあなた ひどく照れてたね 出会ったころに 戻ったみたいと 今年の夏休みはひとりで 飛び出したけれど 輝いてた あの教会も テニスコートも ボートハウスも 退屈なだけだね 少し離れて すぐに会いたくて あなたに 何度も 恋してる 爽やかな風 爽やかな午後 まぶしい避暑地の出来事 木漏れ日そよぐ 並木をぬけると 日除けをあげた カフェテラス あなたが居たら きっとカプチーノ わたしは今日も 冷たいハーブティー 時々 優しさも見失い 遠まわりしても 振りむいたら いつもあなたの 腕のなかの 陽だまりへと そっと みちびかれる 少し憎んで すぐに許して あなたに 何度も 恋してる 爽やかな風 爽やかな午後 まぶしい避暑地の出来事 少し離れて すぐに会いたくて あなたに 何度も 恋してる 変わらない愛 変わりない日々 あしたは あなたに 帰ろう |
| 恋雨~KOISAME~石原詢子 | 石原詢子 | いとう冨士子 | 三浦和人 | 樫原伸彦 | 振り返るのは 今日が最後よ 報われないと わかっていたわ 何度 時間を巻き戻しても きっと あなたを好きになる 冷たい雨が 私を濡らす この想いは届かない… 冬の空を 見上げてみる 悲しみ色に染まる時 雨はやがて 霙(みぞれ)になる 恋雨 降りしきる 「愛してる」より 深い言葉が あるとしたなら 伝えていたわ けれど あなたと見えない明日(あす)を 歩くことさえ できないの 冷たい雨は 私を濡らし 傷跡だけ残してく… 冬の空に 浮かぶ雲は 心のように重たくて 雨はやがて 雪に変わる 恋雨 降りしきる 冬の空を 見上げてみる 恋しい涙 溢れ出す 雨はやがて 雪に変わる 恋雨 降りしきる 恋雨 降りしきる 悲しい 雨が降る |
| 愛はかげろう風輪 | 風輪 | 三浦和人 | 三浦和人 | | 窓ガラス 流れ落ちてゆく雨を 細い指先で なぞってみる くもりとかして すべる指先に 伝わる冷たさ 心にしみる 忘れ去られた 部屋の片隅 貴方の影 今もゆれてる 愛はかげろう つかの間の命 激しいまでに 燃やし続けて 別れはいつも 背中合わせに 人の心を ゆらして 別れ言葉を 口にする貴方は いつもとちがって やさしすぎた はき出すタバコの 煙の影が 教えてくれた 偽(つく)り言葉と あつく いだかれた日々を 倖せと言えば かなしい 愛はかげろう さめきった愛の 過ぎ去る後に 残るものは いつも 女の乾いた涙 さまよい歩く 迷い子 愛はかげろう つかの間の命 激しいまでに 燃やし続けて 別れはいつも 背中合わせに 人の心を ゆらして |
| 愛はかげろう石原詢子 | 石原詢子 | 三浦和人 | 三浦和人 | 樫原伸彦 | 窓ガラス 流れ落ちてゆく雨を 細い指先で なぞってみる くもりとかして すべる指先に 伝わる冷たさ 心にしみる 忘れ去られた 部屋の片隅 貴方の影 今もゆれてる 愛はかげろう つかの間の命 激しいまでに 燃やし続けて 別れはいつも 背中合わせに 人の心を ゆらして 別れ言葉を 口にする貴方は いつもとちがって やさしすぎた はき出すタバコの 煙の影が 教えてくれた 偽(つく)り言葉と あつく いだかれた日々を 倖せと言えば かなしい 愛はかげろう さめきった愛の 過ぎ去る後に 残るものは いつも 女の乾いた涙 さまよい歩く 迷い子 愛はかげろう つかの間の命 激しいまでに 燃やし続けて 別れはいつも 背中合わせに 人の心を ゆらして |