天気晴朗ナレドモ波高シ本日 晴朗 藍色の 大空は 海に落ち 揺れる やがて波高し 行け 行け 出陣 声援を 送る 人生の 海原で けして独りでは ないとわかるよう 奮え 奮え 君へと 前途は 眩しい 舵を取れ 風に乗れ この心 発艦 巡り巡る 時代に ひとりひとり生まれて 出逢い別れ 運命は おのが 選び取るもの 走り抜ける 波間は 月も日にも 輝く どこまでも進め 後退ることなく 遠き人は立つ 息吹持ち 傍らに 引き継ぐ この血へ 薫陶授けて 奮え 奮え 自分へ 前途は 険しい 暗い雲 黒い影 蹴散らせよ 突撃 戦争(いくさ)知らぬ ぼくらも 生きることは 戦い 持てる 智恵と勇気は 助けられる 幸運 守るものは 気高い 平和という 生きもの 飼い慣らすなかれ 尊びつづけよ 高く舞え 神風を 背に受け 吶喊 戦争知らぬ ぼくらは 生きることが 闘い 持てる 智恵と勇気に 導びかれよ 勝運 たとえ 倒れ伏しても 天を仰ぎ 目覚めん そこには見護る 光が差すだろう 次の代に 伝えよう 変わらぬ 大和魂強しと 見ぬ同胞(とも)たちへ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 本日 晴朗 藍色の 大空は 海に落ち 揺れる やがて波高し 行け 行け 出陣 声援を 送る 人生の 海原で けして独りでは ないとわかるよう 奮え 奮え 君へと 前途は 眩しい 舵を取れ 風に乗れ この心 発艦 巡り巡る 時代に ひとりひとり生まれて 出逢い別れ 運命は おのが 選び取るもの 走り抜ける 波間は 月も日にも 輝く どこまでも進め 後退ることなく 遠き人は立つ 息吹持ち 傍らに 引き継ぐ この血へ 薫陶授けて 奮え 奮え 自分へ 前途は 険しい 暗い雲 黒い影 蹴散らせよ 突撃 戦争(いくさ)知らぬ ぼくらも 生きることは 戦い 持てる 智恵と勇気は 助けられる 幸運 守るものは 気高い 平和という 生きもの 飼い慣らすなかれ 尊びつづけよ 高く舞え 神風を 背に受け 吶喊 戦争知らぬ ぼくらは 生きることが 闘い 持てる 智恵と勇気に 導びかれよ 勝運 たとえ 倒れ伏しても 天を仰ぎ 目覚めん そこには見護る 光が差すだろう 次の代に 伝えよう 変わらぬ 大和魂強しと 見ぬ同胞(とも)たちへ |
地球で天映す 水面 輝く緑 巡る風 雨の恵み 受けて 大地を 踏みしめる 世界の何処にいる 僕も君も 肌の下 流れている 静かな川は あたたかい 永い時をつなぎ 繰り返した先の 誰もがそこに立つ 生きよう 生きとし生ける人間 ともに 出会うことなく行き過ぎても 同じ星 喜びも涙もある 愛を持たない場所はない だけど僕にあって 君にないのは 自由 遠いその国では 生きて 生まれてきた君よ ともに 触れ合うことは出来なくとも 生きよう 生きとし生ける人間 ともに 出会うことなく行き過ぎても 同じ星 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 天映す 水面 輝く緑 巡る風 雨の恵み 受けて 大地を 踏みしめる 世界の何処にいる 僕も君も 肌の下 流れている 静かな川は あたたかい 永い時をつなぎ 繰り返した先の 誰もがそこに立つ 生きよう 生きとし生ける人間 ともに 出会うことなく行き過ぎても 同じ星 喜びも涙もある 愛を持たない場所はない だけど僕にあって 君にないのは 自由 遠いその国では 生きて 生まれてきた君よ ともに 触れ合うことは出来なくとも 生きよう 生きとし生ける人間 ともに 出会うことなく行き過ぎても 同じ星 |
帝都乙女決死隊いざ進め 花散らし われらは 乙女戦士 立ち向かう 夕日より 紅燃ゆ この頬を見よ 先立つ不幸を お許しください 手を付く畳は 青く薫り 我を培った 大和の魂 先祖の遺影に 最後の敬礼を 誰を護る何時(いつ)を守る 人は天命に 戦い続けるのだ 悪の為でなく いざ翔ばん 白鳥よ 私は 乙女剣士 羽ばたける 翼こそ 捕らわれない 唯一の自由 女と生まれ 優しきを知り 愛を生む身なれど このまま何もせずに 老いるは死ぬより辛いのです 乳呑み子に飲ます 乳はこの血潮 戻らずも母は お前の中 祖国背負い立つ 強い子に育て 螢になり星になり 見守らん すべて捨てるわけではない 巡りゆく命 明日に在る平和が 無駄にならぬよう いざ進め 帝都行く 私は乙女兵士 舞い落ちる 雪よりも まだ真白く 輝く胸 ああ君に会い 頂いた日々 美しき思い出 それでもこれが定め 留まることはできないのです いざ進め 花散らし われらは 乙女戦士 立ち向かう 夕日より 紅燃ゆ この頬見よ いざ翔ばん 白鳥よ 私は 乙女剣士 羽ばたける 翼こそ 捕らわれない 唯一の自由 女に生まれ 喜びを知り 愛を産む身なれば このまま微笑のまま 赴くことができるのです | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | いざ進め 花散らし われらは 乙女戦士 立ち向かう 夕日より 紅燃ゆ この頬を見よ 先立つ不幸を お許しください 手を付く畳は 青く薫り 我を培った 大和の魂 先祖の遺影に 最後の敬礼を 誰を護る何時(いつ)を守る 人は天命に 戦い続けるのだ 悪の為でなく いざ翔ばん 白鳥よ 私は 乙女剣士 羽ばたける 翼こそ 捕らわれない 唯一の自由 女と生まれ 優しきを知り 愛を生む身なれど このまま何もせずに 老いるは死ぬより辛いのです 乳呑み子に飲ます 乳はこの血潮 戻らずも母は お前の中 祖国背負い立つ 強い子に育て 螢になり星になり 見守らん すべて捨てるわけではない 巡りゆく命 明日に在る平和が 無駄にならぬよう いざ進め 帝都行く 私は乙女兵士 舞い落ちる 雪よりも まだ真白く 輝く胸 ああ君に会い 頂いた日々 美しき思い出 それでもこれが定め 留まることはできないのです いざ進め 花散らし われらは 乙女戦士 立ち向かう 夕日より 紅燃ゆ この頬見よ いざ翔ばん 白鳥よ 私は 乙女剣士 羽ばたける 翼こそ 捕らわれない 唯一の自由 女に生まれ 喜びを知り 愛を産む身なれば このまま微笑のまま 赴くことができるのです |
Tico-Tico no Fubaさあ時間よ 可愛い小鳥 鳴いてチクタクチクタクタ チコチコまだ 夢をみてる だめよデートの時間だわ あおめかし 可愛い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チコチコほら ハァトうばう 彼が待ちぼうけしちゃうわ 粉をはたいてピンクのチーク 甘いココナッツみたいなルージュ 仕上げひと吹き バニラのコロン きっと太陽に溶けるわ 柱時計の扉があく アタシ急かしておしり叩く まだよカッコウ過ぎない 小麦色のワンピースはどこかしら もう時間よ のろま小鳥 あせるチクタクチクタクタ クタクタまた 夢をみるの ずっとデートの時間なの さあおめかし 憎い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チクチクほら ハァトあげる 彼を待ちぼうけさせちゃう もう時間よ 嫌い小鳥 鳴いてチクタクチクタクタ ハラハラまた 遅らせたら その舌を抜いてしまうわ! さあおめかし 可愛い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チコチコほら ハァトうばう 彼が待ちぼうけしてるわ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | Zequinha De Aberu | Yoshihisa Hirano | さあ時間よ 可愛い小鳥 鳴いてチクタクチクタクタ チコチコまだ 夢をみてる だめよデートの時間だわ あおめかし 可愛い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チコチコほら ハァトうばう 彼が待ちぼうけしちゃうわ 粉をはたいてピンクのチーク 甘いココナッツみたいなルージュ 仕上げひと吹き バニラのコロン きっと太陽に溶けるわ 柱時計の扉があく アタシ急かしておしり叩く まだよカッコウ過ぎない 小麦色のワンピースはどこかしら もう時間よ のろま小鳥 あせるチクタクチクタクタ クタクタまた 夢をみるの ずっとデートの時間なの さあおめかし 憎い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チクチクほら ハァトあげる 彼を待ちぼうけさせちゃう もう時間よ 嫌い小鳥 鳴いてチクタクチクタクタ ハラハラまた 遅らせたら その舌を抜いてしまうわ! さあおめかし 可愛い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チコチコほら ハァトうばう 彼が待ちぼうけしてるわ |
月夜のピエレット曇りかけた 空を見上げ 夜の息の 冷たさに 手を伸ばせば あなたがいた 昨日さえも 遠くなるの あなたの夢まで 出掛けてゆきたい パラソル回して 銀色影絵の つなわたり 恋の径 あなたの窓辺にそっと腰かけて おやすみの投げキッス 明日 逢いに来てね まだふたりは 見つめるたび 恋におちる季節でも 雪のときも嵐もある ずっと 駆けてゆけるかしら 離れてるだけで 泣きたくなるから 月夜のピエレット 瑠璃色螺子巻 くりかえすセレナアデ あなたのこころに 音符の星たち きらきらと降りつもる 明日 きっと晴れよ パラソル回して 銀色影絵の つなわたり 恋の径 小さな不安はうずめてしまおう ゆらゆらと踊るように 生きていたい 月夜のピエレット 瑠璃色螺子巻 くりかえすセレナアデ あなたのこころに 音符の星たち きらきらと降りつもる 明日 きっと晴れよ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 曇りかけた 空を見上げ 夜の息の 冷たさに 手を伸ばせば あなたがいた 昨日さえも 遠くなるの あなたの夢まで 出掛けてゆきたい パラソル回して 銀色影絵の つなわたり 恋の径 あなたの窓辺にそっと腰かけて おやすみの投げキッス 明日 逢いに来てね まだふたりは 見つめるたび 恋におちる季節でも 雪のときも嵐もある ずっと 駆けてゆけるかしら 離れてるだけで 泣きたくなるから 月夜のピエレット 瑠璃色螺子巻 くりかえすセレナアデ あなたのこころに 音符の星たち きらきらと降りつもる 明日 きっと晴れよ パラソル回して 銀色影絵の つなわたり 恋の径 小さな不安はうずめてしまおう ゆらゆらと踊るように 生きていたい 月夜のピエレット 瑠璃色螺子巻 くりかえすセレナアデ あなたのこころに 音符の星たち きらきらと降りつもる 明日 きっと晴れよ |
鎮魂頌愛する者を 守りぬくため 僕らは命を 投げ出せるだろうか この手に握る 平和という名の 剣をかざして 戦うのだろうか 生まれくる前の我 それは今ここに 眠る英霊か 真白き鳩が 舞い降りるたび さわぐ梢の間 真昼の月 迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君 我の代わり生きよと 頭を垂れて 祈りつづける 老いし人の背に ゆらいだ陽炎 終わりなき悲しみを 包み抱くのは 誰が眼差しか 蝉時雨だけが 降り注ぐ日の まばゆい空の 青さが染みる さまよう心 呼び戻した地に 優しい姉のような 唄を聞く ああ君 死にたもうことなかれと 真白き鳩が 飛び立ってゆく 翼の先の 光に向かい 忘れることなき 涙の川の 果てない流れを 人は渡り 生きる果敢なさ 生きる尊さを 巡る時のなか 僕らは知る 迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君よ 己がため強くあれ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 愛する者を 守りぬくため 僕らは命を 投げ出せるだろうか この手に握る 平和という名の 剣をかざして 戦うのだろうか 生まれくる前の我 それは今ここに 眠る英霊か 真白き鳩が 舞い降りるたび さわぐ梢の間 真昼の月 迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君 我の代わり生きよと 頭を垂れて 祈りつづける 老いし人の背に ゆらいだ陽炎 終わりなき悲しみを 包み抱くのは 誰が眼差しか 蝉時雨だけが 降り注ぐ日の まばゆい空の 青さが染みる さまよう心 呼び戻した地に 優しい姉のような 唄を聞く ああ君 死にたもうことなかれと 真白き鳩が 飛び立ってゆく 翼の先の 光に向かい 忘れることなき 涙の川の 果てない流れを 人は渡り 生きる果敢なさ 生きる尊さを 巡る時のなか 僕らは知る 迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君よ 己がため強くあれ |
Chu Chuある日 目覚めたときに 胸の奥で かすかな痛みとともに あなたを思う Sha La La La 窓で 光たちが 踊っているよ どんな朝より キラキラすべてが 綺麗だと 感じる あなたのことこんなに 好きだなんて 気づいたら もうじっと してられない Chu Chu Chu Chu 小鳥が 私の耳に 愛をうたうよ 服を着ながら とつぜん なみだが こぼれた 一粒だけ Sha La La La みんな 女の子は 生まれる前 可愛い天使だったこと 秘かに思い出す こんなとき Chu Chu Chu Chu あなた 頬に胸に キスを送るわ どんな夜より やさしい夢をあげたいのよ ああ今すぐ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | ある日 目覚めたときに 胸の奥で かすかな痛みとともに あなたを思う Sha La La La 窓で 光たちが 踊っているよ どんな朝より キラキラすべてが 綺麗だと 感じる あなたのことこんなに 好きだなんて 気づいたら もうじっと してられない Chu Chu Chu Chu 小鳥が 私の耳に 愛をうたうよ 服を着ながら とつぜん なみだが こぼれた 一粒だけ Sha La La La みんな 女の子は 生まれる前 可愛い天使だったこと 秘かに思い出す こんなとき Chu Chu Chu Chu あなた 頬に胸に キスを送るわ どんな夜より やさしい夢をあげたいのよ ああ今すぐ |
血の断章鳩の血のいろ 似合う雪の首 接吻(ベエゼ)より甘い あなたの牙の痕 少女のときから 待ち続けていた 小さな悪夢 つなぎつむぎあわせながら 棘を手折る優雅な指で わたし弔われて眠り 月の柩で目覚めた ただあなたを愛するため 人はこころを 胸の奥隠すけど 宝石匣で わたしは育てるの 永すぎる魔冬 哀しみ抱えた あなたの腕に 放たれ輝けるように 誰も願う 永遠の愛は 初めからここにしかない だから貴いと知るほど ただあなただけ崇める 愛おしい お父様 わたしを 抱いて 蕾散らす懺悔の爪に わたし抉り取られ睡り 薔薇の柩で叶わぬ ただ馨しい死を夢む 無垢なる無為なる 真紅の真白き花嫁 さよなら遠い刻 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 鳩の血のいろ 似合う雪の首 接吻(ベエゼ)より甘い あなたの牙の痕 少女のときから 待ち続けていた 小さな悪夢 つなぎつむぎあわせながら 棘を手折る優雅な指で わたし弔われて眠り 月の柩で目覚めた ただあなたを愛するため 人はこころを 胸の奥隠すけど 宝石匣で わたしは育てるの 永すぎる魔冬 哀しみ抱えた あなたの腕に 放たれ輝けるように 誰も願う 永遠の愛は 初めからここにしかない だから貴いと知るほど ただあなただけ崇める 愛おしい お父様 わたしを 抱いて 蕾散らす懺悔の爪に わたし抉り取られ睡り 薔薇の柩で叶わぬ ただ馨しい死を夢む 無垢なる無為なる 真紅の真白き花嫁 さよなら遠い刻 |
Cheri Cheriラビアンローズなんて まだまだ遠いけど あなたがくれるベエゼは 薔薇色なの 呪いの魔法が みるみる解けるように わたしは綺麗に 微笑(わら)えるようになる Cheri Cheri 銀のナイフ ずっとずっとお守りだった 不実の果実がなる ジャングル Cheri Cheri もうひとりに きっときっと戻さないで あなたが好き ジュテームおしえて 自由はあふれて みんな木の葉みたい ひとりじゃ行き場所さえ 決められない あなたとわたしを 籠に閉じ込めて 日がな一日絵を描く ステキナミライ Cheri Cheri 胸の小鳥 ずっとずっと鳴きっぱなし ふらちな不眠症の ラビリンス Cheri Cheri だけど強く ぎゅっとぎゅっと抱きしめられ ゼンマイねじ 壊れちゃいそう Cheri Cheri 銀のナイフ ずっとずっとお守りだった 不実の果実がなる ジャングル ほんとに欲しいものは この世にふたつだけ あなたの瞳 ジュテーム見つめて | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | ラビアンローズなんて まだまだ遠いけど あなたがくれるベエゼは 薔薇色なの 呪いの魔法が みるみる解けるように わたしは綺麗に 微笑(わら)えるようになる Cheri Cheri 銀のナイフ ずっとずっとお守りだった 不実の果実がなる ジャングル Cheri Cheri もうひとりに きっときっと戻さないで あなたが好き ジュテームおしえて 自由はあふれて みんな木の葉みたい ひとりじゃ行き場所さえ 決められない あなたとわたしを 籠に閉じ込めて 日がな一日絵を描く ステキナミライ Cheri Cheri 胸の小鳥 ずっとずっと鳴きっぱなし ふらちな不眠症の ラビリンス Cheri Cheri だけど強く ぎゅっとぎゅっと抱きしめられ ゼンマイねじ 壊れちゃいそう Cheri Cheri 銀のナイフ ずっとずっとお守りだった 不実の果実がなる ジャングル ほんとに欲しいものは この世にふたつだけ あなたの瞳 ジュテーム見つめて |
小さき者への贖罪の為のソナタもし君が立つ 足下が崖なら 飛び降りるべきは 私の方で 翼などもう 疾うに失くしたから 天へと昇れる術を 持たないだけで だけど羽よりも そして誰よりも いまの君をそっと抱ける 腕を持っている 苦しみを怺え 悲しみを越えて それでも頽れたなら 地上で砕けた 星のように燃える 行き場なき希望の 帰る空を 何度でも捧げよう 君が覗いた闇の 深い底を 目に映す者は 私だけでいい だからこうして 夜に歌いかける すべてを呑み込む 虚無が目覚めぬように どんな言葉なら そして祈りなら その心の奥に触れる 響きとなるだろう 愚かさを知って 愛しさを分かち 過ちに躓けど 許される明日を 願って立ち進む 穢れなき戦いの どうして君を 独りにできるだろう 生きてきた意味を 生きてゆく理由を 命の血へと流れる 遠き人々の 想いが綴るのを いつの日か読み取らん 愛よりも深く 罪よりも重く 積み重なってゆく時 もう誰も何も 君を引き裂けない 世界照らす輝きを 私たちは 静かにそばにいる | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | もし君が立つ 足下が崖なら 飛び降りるべきは 私の方で 翼などもう 疾うに失くしたから 天へと昇れる術を 持たないだけで だけど羽よりも そして誰よりも いまの君をそっと抱ける 腕を持っている 苦しみを怺え 悲しみを越えて それでも頽れたなら 地上で砕けた 星のように燃える 行き場なき希望の 帰る空を 何度でも捧げよう 君が覗いた闇の 深い底を 目に映す者は 私だけでいい だからこうして 夜に歌いかける すべてを呑み込む 虚無が目覚めぬように どんな言葉なら そして祈りなら その心の奥に触れる 響きとなるだろう 愚かさを知って 愛しさを分かち 過ちに躓けど 許される明日を 願って立ち進む 穢れなき戦いの どうして君を 独りにできるだろう 生きてきた意味を 生きてゆく理由を 命の血へと流れる 遠き人々の 想いが綴るのを いつの日か読み取らん 愛よりも深く 罪よりも重く 積み重なってゆく時 もう誰も何も 君を引き裂けない 世界照らす輝きを 私たちは 静かにそばにいる |
眼帯兎と包帯羊のMarchen片眼の兎追い少年は 裏庭の柵越え 森に迷い込む 飛び散る木漏れ日の精たち 色とりどりの花 目が眩んでゆく 触れば怪我する 毒茸の群れが 嗤って転がる 絡まる蔦の葉 樫の根に掴まれ 足を滑らせた 空が罅割れ 墜ちる苔の上に そっと降り積もる 光る胞子 裸の胸に 少年は夢に凭れ 忘れてゆく 続くべき日を それはいけないことではなく 覗き見るは兎 赤眼の輝きで 忍び寄るは羊 三本肢で 森の底は怖い だけど魅惑に満ち 何かを失くしても 抜け出せはしない 行こうもっと奥へ遠くへ 君ももっと気に入るから ママもいないひとりじゃない 誰もぶたない君を 蜜蜂溶けた甘い芥子のお茶を飲み 駒鳥詰めた美味しいパイを食べよう 綺麗な蝶々が 貰いにやってくる 君の良い心 蹌踉ける羊追い少女が 白い靴を汚し 森に入り込む 幸せの頬翳りもせず 翼生えたように どこまでも先へ 微風つなげて やさしく迎えよう 崖の向こうがわ 帳が降りても 本当の暗い闇 感じないように | ALI PROJECT | 宝野アリカ | シューマン | | 片眼の兎追い少年は 裏庭の柵越え 森に迷い込む 飛び散る木漏れ日の精たち 色とりどりの花 目が眩んでゆく 触れば怪我する 毒茸の群れが 嗤って転がる 絡まる蔦の葉 樫の根に掴まれ 足を滑らせた 空が罅割れ 墜ちる苔の上に そっと降り積もる 光る胞子 裸の胸に 少年は夢に凭れ 忘れてゆく 続くべき日を それはいけないことではなく 覗き見るは兎 赤眼の輝きで 忍び寄るは羊 三本肢で 森の底は怖い だけど魅惑に満ち 何かを失くしても 抜け出せはしない 行こうもっと奥へ遠くへ 君ももっと気に入るから ママもいないひとりじゃない 誰もぶたない君を 蜜蜂溶けた甘い芥子のお茶を飲み 駒鳥詰めた美味しいパイを食べよう 綺麗な蝶々が 貰いにやってくる 君の良い心 蹌踉ける羊追い少女が 白い靴を汚し 森に入り込む 幸せの頬翳りもせず 翼生えたように どこまでも先へ 微風つなげて やさしく迎えよう 崖の向こうがわ 帳が降りても 本当の暗い闇 感じないように |
誰ソ彼パピヨン回廊灯しましょう パピヨンの 夜に羽ばたく翅を 唯一の 道標に その爪先 あと一歩 進めますか どちらへ 見えない前 見ぬ後ろ 選ぶのは此処で あなた お急ぎにならず 考えあそばし 抱きしめて温めて 未も睡りつづける 幸せの繭たちを 傷ついて傷つけて 零してきた涙の 数だけ綺麗な 命が羽化する 幻(ゆめ)と現の狭間 開く扉の鍵 もうとっくにお持ちね 床のうえに 散らばった 星の欠片 花片 赤い魂 青い記憶 生なる日々は紫 沈みゆく刻も 煌めくものです 舞いあがれ その幽体(からだ) 耀く鱗粉(ひかり)浴びて 黄昏の向こう側 追いかけて 引き寄せて 次の世界を創る やさしい思い出を いくつも重ねて 積み上げては壊して なんども生まれ変わる 誰でもない誰かに 灯しましょう パピヨンの 夜に羽ばたく翅を 唯一の 道標に 夢見ませ ひたすらに 今 生きているという 唯一の 真実(まこと)を 抱きしめて 胸深く そっと息を潜めた 歓びの繭たちは 傷ついて傷つけて 捧げてきた涙の 数だけ美しい あなたに目覚める 幻と現の狭間 閉じた扉の鍵 もうわたしへお返し | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 灯しましょう パピヨンの 夜に羽ばたく翅を 唯一の 道標に その爪先 あと一歩 進めますか どちらへ 見えない前 見ぬ後ろ 選ぶのは此処で あなた お急ぎにならず 考えあそばし 抱きしめて温めて 未も睡りつづける 幸せの繭たちを 傷ついて傷つけて 零してきた涙の 数だけ綺麗な 命が羽化する 幻(ゆめ)と現の狭間 開く扉の鍵 もうとっくにお持ちね 床のうえに 散らばった 星の欠片 花片 赤い魂 青い記憶 生なる日々は紫 沈みゆく刻も 煌めくものです 舞いあがれ その幽体(からだ) 耀く鱗粉(ひかり)浴びて 黄昏の向こう側 追いかけて 引き寄せて 次の世界を創る やさしい思い出を いくつも重ねて 積み上げては壊して なんども生まれ変わる 誰でもない誰かに 灯しましょう パピヨンの 夜に羽ばたく翅を 唯一の 道標に 夢見ませ ひたすらに 今 生きているという 唯一の 真実(まこと)を 抱きしめて 胸深く そっと息を潜めた 歓びの繭たちは 傷ついて傷つけて 捧げてきた涙の 数だけ美しい あなたに目覚める 幻と現の狭間 閉じた扉の鍵 もうわたしへお返し |
ダリの宝石店ルビーは蜥蜴の二枚舌 男を騙すにもってこい 真赤なルージュを揃えます 真珠は人魚の喘ぎ声 ベッドの船で舵を取る 貴女の足首飾るため おひとついかが?と囁くペテン師 壜詰めにした恋の涙を ダイヤに変えてご覧にいれましょう ここはダリの素敵な宝石店 彷徨う瞳はエメラルド 金銀星夜に嵌め変えて 終わりのない地図探します きっと貴女は訪れる サファイヤ通りのこの店へ ルーペで心臓覗かれて 今晩お暇?と義眼の魔術師 メッキの愛でもないよりマシなら 豪華に仕立ててリボンで括りましょう ここはダリの不思議な宝石店 最後に貴女の心も肉体も 売り捌くまで出口は開かない ここはダリの素敵な宝石店 | ALI PROJECT | Arika Takarano | Mikiya Katakura | 平野義久 | ルビーは蜥蜴の二枚舌 男を騙すにもってこい 真赤なルージュを揃えます 真珠は人魚の喘ぎ声 ベッドの船で舵を取る 貴女の足首飾るため おひとついかが?と囁くペテン師 壜詰めにした恋の涙を ダイヤに変えてご覧にいれましょう ここはダリの素敵な宝石店 彷徨う瞳はエメラルド 金銀星夜に嵌め変えて 終わりのない地図探します きっと貴女は訪れる サファイヤ通りのこの店へ ルーペで心臓覗かれて 今晩お暇?と義眼の魔術師 メッキの愛でもないよりマシなら 豪華に仕立ててリボンで括りましょう ここはダリの不思議な宝石店 最後に貴女の心も肉体も 売り捌くまで出口は開かない ここはダリの素敵な宝石店 |
堕落論間違いだらけの バイブルを開いたように ときどき人生は 理由もなく憂鬱になる 平穏は ビロオドの柩みたいで このままじゃ埋もれそう あせっちゃって わめいちゃって 何でも放り投げて 遊んじゃって 終わっちゃって 自分に言い聞かせる ねえこんな日も きっと大切だって らくがきだらけの バンビの日記帳に 並んだ アイノコトバ 紛いものの星みたいね しあわせに掟があるなら それに気づいちゃいけない事 はしゃいじゃって ふざけちゃって でも何かおかしくて 恋しちゃって ふられちゃって とつぜん悟ったわ いつもあたし ぜったい本気が足りない あせっちゃって わめいちゃって 部屋中散らかって 疲れちゃって 眠っちゃって ステキなあしたを 夢見るのも きっと才能だわ もう はしゃいじゃって ふざけちゃって 何かが見えてきて まあいいっかって 立ち直って なんだかね 単純なの でも新しいあたしに これで会えるの | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 間違いだらけの バイブルを開いたように ときどき人生は 理由もなく憂鬱になる 平穏は ビロオドの柩みたいで このままじゃ埋もれそう あせっちゃって わめいちゃって 何でも放り投げて 遊んじゃって 終わっちゃって 自分に言い聞かせる ねえこんな日も きっと大切だって らくがきだらけの バンビの日記帳に 並んだ アイノコトバ 紛いものの星みたいね しあわせに掟があるなら それに気づいちゃいけない事 はしゃいじゃって ふざけちゃって でも何かおかしくて 恋しちゃって ふられちゃって とつぜん悟ったわ いつもあたし ぜったい本気が足りない あせっちゃって わめいちゃって 部屋中散らかって 疲れちゃって 眠っちゃって ステキなあしたを 夢見るのも きっと才能だわ もう はしゃいじゃって ふざけちゃって 何かが見えてきて まあいいっかって 立ち直って なんだかね 単純なの でも新しいあたしに これで会えるの |
Daphne春まだ浅き 黄昏の 冷たく棚引く 風の底に 密かにダフネの 香り嗅ぐ 行く手に穿たれし わが奈落を 閉ざすように 塞ぐように 甘く纏いつき あなたへと 転がりゆく 心を放てと 逢いに行っても いいですか 月影籠もる闇へ この身が抱くのが 荊でも ああ恋は 傷つくことを恐れぬ 静かにダフネは 朽ちるだろう 乙女の最後の 季節のように 幸福と哀しみの 狭間 私は佇み ただあなたの 髪を撫で 眠りにつく日 待ちわびる | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 春まだ浅き 黄昏の 冷たく棚引く 風の底に 密かにダフネの 香り嗅ぐ 行く手に穿たれし わが奈落を 閉ざすように 塞ぐように 甘く纏いつき あなたへと 転がりゆく 心を放てと 逢いに行っても いいですか 月影籠もる闇へ この身が抱くのが 荊でも ああ恋は 傷つくことを恐れぬ 静かにダフネは 朽ちるだろう 乙女の最後の 季節のように 幸福と哀しみの 狭間 私は佇み ただあなたの 髪を撫で 眠りにつく日 待ちわびる |
堕天國宣戦留まる者 愚かなりし はらりひらり指に触れた 黒い翼の 一片 君がひとつの物語なら まだいくらでも書き換えられる 血のインクは乾かない 誰も知らない本当の僕ら 荒れた世界 変えるのは 追い求めたのは ちっぽけな幸福 なんかじゃない 戦え 轟く鼓動を合図に 意のまま進めば 行く先 果てない 抗え のたうち幾度と破れど 刻もう 纏った傷跡に夢を 埋もれそうな今日の記憶 繋げるために 明日へ 僕らは神の造り賜うた 失敗作のただ美しい 弱さを抱く人形か だけど心は 天も奈落も 超えて胸に たどり着く 満ち足りるのは いつか目を閉ざす時だけでいい 戦え 交わる叫びは宣誓 合わせる力は 愛より尊い 奪わん 最後の止めを刺す剣 掲げよう すべてを突き抜く切尖 そこに集い充ちる光 育まれゆく 希望を 悟らん 轟く鼓動が教える 生きるということ 命というもの 闘え のたうち幾度と破れど 信じて 未知なる己の強さを 刻もう 纏った傷跡に夢を! 護らん 最後の止めを刺す剣 奪わん 最後にこの手が持つもの 掲げよう すべてを突き抜く切尖 そして集い充ちる光 身体に浴びて はらり ひらり指はやがて 白い翼の 一片 訪なうもの 静かなりし | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 留まる者 愚かなりし はらりひらり指に触れた 黒い翼の 一片 君がひとつの物語なら まだいくらでも書き換えられる 血のインクは乾かない 誰も知らない本当の僕ら 荒れた世界 変えるのは 追い求めたのは ちっぽけな幸福 なんかじゃない 戦え 轟く鼓動を合図に 意のまま進めば 行く先 果てない 抗え のたうち幾度と破れど 刻もう 纏った傷跡に夢を 埋もれそうな今日の記憶 繋げるために 明日へ 僕らは神の造り賜うた 失敗作のただ美しい 弱さを抱く人形か だけど心は 天も奈落も 超えて胸に たどり着く 満ち足りるのは いつか目を閉ざす時だけでいい 戦え 交わる叫びは宣誓 合わせる力は 愛より尊い 奪わん 最後の止めを刺す剣 掲げよう すべてを突き抜く切尖 そこに集い充ちる光 育まれゆく 希望を 悟らん 轟く鼓動が教える 生きるということ 命というもの 闘え のたうち幾度と破れど 信じて 未知なる己の強さを 刻もう 纏った傷跡に夢を! 護らん 最後の止めを刺す剣 奪わん 最後にこの手が持つもの 掲げよう すべてを突き抜く切尖 そして集い充ちる光 身体に浴びて はらり ひらり指はやがて 白い翼の 一片 訪なうもの 静かなりし |
Das Veilchen野に吹く微風に 小さなスミレその心 影を曳き揺れる 軽やかに駆ける 美しい娘の 土を撥ねる素足見つめ ああ スミレは思う 目立たぬ儚い私など 摘まれたとて あのやわらかな胸 抱きしめられるなど 叶うことのない夢だろう ああ ならば娘よ 白く滑らかなその爪先で 踏んでおくれ 静かに青い血吐き散らして 指へと口づけよう そして死なん 幸福のスミレは | ALI PROJECT | 訳詞:宝野アリカ | Mozart | | 野に吹く微風に 小さなスミレその心 影を曳き揺れる 軽やかに駆ける 美しい娘の 土を撥ねる素足見つめ ああ スミレは思う 目立たぬ儚い私など 摘まれたとて あのやわらかな胸 抱きしめられるなど 叶うことのない夢だろう ああ ならば娘よ 白く滑らかなその爪先で 踏んでおくれ 静かに青い血吐き散らして 指へと口づけよう そして死なん 幸福のスミレは |
タンゴ ダダ革張りの寝椅子(カウチ) 裸の背に貼付く ただ一点を見つめ 死人のポーズ 紫の烟り纏う その眼差しは 乾いた砂のように どこまでも私を沈める 行き場のない 哀しみたちが今 重なり合い踊りだすのは 情熱のタンゴなの 燃え尽きるまで接吻を 交わしましょう 支那扇あおぐ 黄昏のバルコンで 宵闇待つ肌に 白昼夢の心を添えて 失うこと 分かっているのなら やさしい手で殺してみてよ この恋を ひと思い 鮮やかな熱い血が まだ流れるうち 行き場のない 悦びたちが今 重なり合い踊ってるのは 情熱のタンゴなの 息絶えるまで抱擁を つづけましょう 失うこと 分かってしまうから 女の手は壊していくの また愛を 人生を 甘い声で愛しい名を 囁きながら | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | Arika Takarano | 革張りの寝椅子(カウチ) 裸の背に貼付く ただ一点を見つめ 死人のポーズ 紫の烟り纏う その眼差しは 乾いた砂のように どこまでも私を沈める 行き場のない 哀しみたちが今 重なり合い踊りだすのは 情熱のタンゴなの 燃え尽きるまで接吻を 交わしましょう 支那扇あおぐ 黄昏のバルコンで 宵闇待つ肌に 白昼夢の心を添えて 失うこと 分かっているのなら やさしい手で殺してみてよ この恋を ひと思い 鮮やかな熱い血が まだ流れるうち 行き場のない 悦びたちが今 重なり合い踊ってるのは 情熱のタンゴなの 息絶えるまで抱擁を つづけましょう 失うこと 分かってしまうから 女の手は壊していくの また愛を 人生を 甘い声で愛しい名を 囁きながら |
魂ノ代憶えてるよな 忘れてるよな ココはどこ 桃いろの まん丸い 部屋のなか 満ちてきたよな 満たされたよな つながってる 鹿ノ子帯 目を覚ます お稚児さん わたしは何で 産まれるのか このまま玉で いたいけれど すてきなことが 待ってるのかな 忘れたくない 憶えていたい 苦しい も 楽しい も 哀しい も 嬉しい も わたしはまたも 産まれてゆく そしても一度 くり返すの すてきなことね それってきっと 精一杯に 声あげ泣こう | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 憶えてるよな 忘れてるよな ココはどこ 桃いろの まん丸い 部屋のなか 満ちてきたよな 満たされたよな つながってる 鹿ノ子帯 目を覚ます お稚児さん わたしは何で 産まれるのか このまま玉で いたいけれど すてきなことが 待ってるのかな 忘れたくない 憶えていたい 苦しい も 楽しい も 哀しい も 嬉しい も わたしはまたも 産まれてゆく そしても一度 くり返すの すてきなことね それってきっと 精一杯に 声あげ泣こう |
寶島窓を燃やす 夕日の朱は胸に つつんで心臓 かがやく紅玉 航路は果てしない夢のように どこまでも続き 酔いに戻す 西へ東へ 北へ南へ 長い日々をひとり生きて 探すのはこの指に 掴めないもの 床を濡らす 月光の青は皮膚に うごめく斑猫 わずらう貴腐病 希望と絶望織りなす地図 水晶砕いた破片の先 空へ山河へ 海へ荒野へ 長い日々をひとり歩き 探すのはこの足が 踏み込めぬ場所 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 窓を燃やす 夕日の朱は胸に つつんで心臓 かがやく紅玉 航路は果てしない夢のように どこまでも続き 酔いに戻す 西へ東へ 北へ南へ 長い日々をひとり生きて 探すのはこの指に 掴めないもの 床を濡らす 月光の青は皮膚に うごめく斑猫 わずらう貴腐病 希望と絶望織りなす地図 水晶砕いた破片の先 空へ山河へ 海へ荒野へ 長い日々をひとり歩き 探すのはこの足が 踏み込めぬ場所 |
胎内ヒトガタ遊戯手首足首 落として 曲がる腕膝 剥がして 頸と頭を 離して 月の転がる匣の中に 敷き詰める 閉ざさぬ眼球(ひとみ) 映したのは 僕にはけして見えぬ何か いつもと変わらず妬ましく その子を少し憎みました ああ何故あなたは 僕にほんとの痛み 教えてくれなかったの 母さん 床に広がる真っ赤な海と おんなじように 涙の粒も熱いのですか 性はどっちに向かうの 雄も雌にも成りたくない 成れはしない 微笑み行き交う人たちは 僕にはけして知らぬ誰か また今日も人形を抱いて 気づけば壊しているのです 床に広がる真っ赤な海と おんなじように 涙の粒も熱いのですか 性はどっちに向かうの 雄も雌にも成りたくない 成れはしない 微笑み行き交う人たちは 僕にはけして知らぬ誰か また今日も人形を抱いて 気づけば壊しているのです ああ何故あなたは 僕にひとつの愛も 授けてくれなかったの 母さん 胸に溜まった真っ赤な膿に 息を詰まらせ あなたのなかへ 戻してください | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 手首足首 落として 曲がる腕膝 剥がして 頸と頭を 離して 月の転がる匣の中に 敷き詰める 閉ざさぬ眼球(ひとみ) 映したのは 僕にはけして見えぬ何か いつもと変わらず妬ましく その子を少し憎みました ああ何故あなたは 僕にほんとの痛み 教えてくれなかったの 母さん 床に広がる真っ赤な海と おんなじように 涙の粒も熱いのですか 性はどっちに向かうの 雄も雌にも成りたくない 成れはしない 微笑み行き交う人たちは 僕にはけして知らぬ誰か また今日も人形を抱いて 気づけば壊しているのです 床に広がる真っ赤な海と おんなじように 涙の粒も熱いのですか 性はどっちに向かうの 雄も雌にも成りたくない 成れはしない 微笑み行き交う人たちは 僕にはけして知らぬ誰か また今日も人形を抱いて 気づけば壊しているのです ああ何故あなたは 僕にひとつの愛も 授けてくれなかったの 母さん 胸に溜まった真っ赤な膿に 息を詰まらせ あなたのなかへ 戻してください |
大正撫子モダンガール黒い繭のように 結い上げた髪を 最初に切った 断髪の 君よ 床に散らばった 重たい柵み 二度と縛られず 自由を旅する 凜と香る 姫撫子 内に秘めし 熱き想い その瞳(め)が 見た夢の先 このわたしの今が在る Our name is GIRL 時代(とき)を超えて 声高に叫ぶ 気丈な女性に 憧れるけれど モダンに学ぼう 小粋な可憐さ 強さは その中 凜と生きる 姫撫子 緋色の帯 解かれた恋 その心の 切なさを もうわたしも知っている You and I are girls 懐かし友 凜と香る 姫撫子 内に秘めし 熱き想い その眼差し 見つめてた 未来にいるこのわたし Our name is GIRL 時代を超えて | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 黒い繭のように 結い上げた髪を 最初に切った 断髪の 君よ 床に散らばった 重たい柵み 二度と縛られず 自由を旅する 凜と香る 姫撫子 内に秘めし 熱き想い その瞳(め)が 見た夢の先 このわたしの今が在る Our name is GIRL 時代(とき)を超えて 声高に叫ぶ 気丈な女性に 憧れるけれど モダンに学ぼう 小粋な可憐さ 強さは その中 凜と生きる 姫撫子 緋色の帯 解かれた恋 その心の 切なさを もうわたしも知っている You and I are girls 懐かし友 凜と香る 姫撫子 内に秘めし 熱き想い その眼差し 見つめてた 未来にいるこのわたし Our name is GIRL 時代を超えて |
薔薇架刑もしもわたしが 仄蒼き薔薇(そうび)なら 肉体(からだ)は綻ぶ花でしょう 添い寝する駒鳥たち 刺で抱きしめ 甘き蜜を引きかえに 生き血を注がせ赤く赤く 月を浴びて燦燦と 盛りの刻を立ち止まらせて 祈りのように 呪いのように 開いた花唇の奥底で唄う そうまでもして 咲き誇るのかと 問うなかれ もしもわたしが 野に咲いた薔薇なら 心は蠢くその根でしょう 土深くに亡骸を 幾つ数えて 闇に染みし濁る夜露 貧り尽くし吸い尽くして 朱い茎を昇りつめ 光の在処 探りつづける 天女のように 獣のように 堕ちていく場処は墓穴と知れど それほどまでに 愛したいのかと 問うなかれ 枝を巡り 葉を滲ませ 自らの身を架刑とせん 月に潜み煌煌と わたしは薔薇でわたしは女 呪いのように 祈りのように 秘する想いは薫りつつ爛れ そうしてなおも 生きてゆくのかと 問いながら | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | もしもわたしが 仄蒼き薔薇(そうび)なら 肉体(からだ)は綻ぶ花でしょう 添い寝する駒鳥たち 刺で抱きしめ 甘き蜜を引きかえに 生き血を注がせ赤く赤く 月を浴びて燦燦と 盛りの刻を立ち止まらせて 祈りのように 呪いのように 開いた花唇の奥底で唄う そうまでもして 咲き誇るのかと 問うなかれ もしもわたしが 野に咲いた薔薇なら 心は蠢くその根でしょう 土深くに亡骸を 幾つ数えて 闇に染みし濁る夜露 貧り尽くし吸い尽くして 朱い茎を昇りつめ 光の在処 探りつづける 天女のように 獣のように 堕ちていく場処は墓穴と知れど それほどまでに 愛したいのかと 問うなかれ 枝を巡り 葉を滲ませ 自らの身を架刑とせん 月に潜み煌煌と わたしは薔薇でわたしは女 呪いのように 祈りのように 秘する想いは薫りつつ爛れ そうしてなおも 生きてゆくのかと 問いながら |
絶途、新世界ヘボロボロの旗を掲げ ココロに錦を飾る どんなに汚れても 先へ進んで行く カタカタと骨を鳴らし 歓喜(よろこび)の歌を吠えよ 生きるか死ぬかなど くだらない問題 鎖も口輪も 外した僕たちは 尾を振る飼主(あいて)を 持たない猛犬さ ギリギリの崖を渡る 乾いた包帯靡く 道程風任せ 微笑み撫でさせて 弱さは 腐った優しさ抱きしめる 強さを授けよ 眠れる勇者の血 常に君をみつめてた赤の他人 影を落とす節穴の目を瞠き 追う生者 ボロボロの旗を掲げ ココロに錦を飾る カタカタと骨を鳴らし 歓喜の歌を吠えよ ギリギリの崖を渡る 乾いた包帯靡く 道程風任せ 終わりを超えてゆけ 積もった枯れ葉も 再び吹き上がる 土には還らぬ 尊き意思の砂礫 遠い彼方を決めるのは奴らじゃない 瓦礫の海踏みしだく裸足のまま 僕らは やがて 目覚め あおう 新世界で | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | ボロボロの旗を掲げ ココロに錦を飾る どんなに汚れても 先へ進んで行く カタカタと骨を鳴らし 歓喜(よろこび)の歌を吠えよ 生きるか死ぬかなど くだらない問題 鎖も口輪も 外した僕たちは 尾を振る飼主(あいて)を 持たない猛犬さ ギリギリの崖を渡る 乾いた包帯靡く 道程風任せ 微笑み撫でさせて 弱さは 腐った優しさ抱きしめる 強さを授けよ 眠れる勇者の血 常に君をみつめてた赤の他人 影を落とす節穴の目を瞠き 追う生者 ボロボロの旗を掲げ ココロに錦を飾る カタカタと骨を鳴らし 歓喜の歌を吠えよ ギリギリの崖を渡る 乾いた包帯靡く 道程風任せ 終わりを超えてゆけ 積もった枯れ葉も 再び吹き上がる 土には還らぬ 尊き意思の砂礫 遠い彼方を決めるのは奴らじゃない 瓦礫の海踏みしだく裸足のまま 僕らは やがて 目覚め あおう 新世界で |
絶國TEMPEST轟け 雲を裂いて 耀け 嘆きのテンペスト この世をただ照らすのは 雷神撃つ光の矢 闇は頽れて重なり合う 月を犯しながら 幾万の夜が過ぎ 王の裳裾はわれを抱かん 人が生まれながら 抱えた罪は十 勾玉に繋げこの首飾る われは視よう 来る未來(とき)を 水晶の眼癈(し)いても 舞い散れ 死せる星辰(ほし)よ こぼれる 嵐ケ丘に 吹きすさぶ風を超えて わが魂(こころ)を運びたまえ 轟け 空を裂いて 乱れよ 怒りのテンペスト 地上をはや嘗めるのは 鬼神が曳く焔影 滅亡の緋い陽炎立ち 胸を卍に切り 薔薇の根を植えん たれを戀うると望むのなら 棘に絡められ 手も足も磔く なおも生きんと血潮巡るごと われは眠る 来る夢に いつか君に逢わんと さざめく 銀の雨よ この身を 嵐ケ淵へ 砕かれる波の間に間 わが叫びを沈めたまえ 轟け 穹窿突き 輝け 祈りのテンペスト 地上満つる清らかに 龍神吐く流涎の 天を映して水鏡揺れ 舞い飛べ 生きる星辰よ こぼれる 嵐ケ丘に 吹きすさぶ風を超えて わが魂を運びたまえ 轟け 雲を裂いて 耀け 嘆きのテンペスト この世をいま照らすのは 雷神撃つ光の矢 闇は美しく雪崩るだろう | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 轟け 雲を裂いて 耀け 嘆きのテンペスト この世をただ照らすのは 雷神撃つ光の矢 闇は頽れて重なり合う 月を犯しながら 幾万の夜が過ぎ 王の裳裾はわれを抱かん 人が生まれながら 抱えた罪は十 勾玉に繋げこの首飾る われは視よう 来る未來(とき)を 水晶の眼癈(し)いても 舞い散れ 死せる星辰(ほし)よ こぼれる 嵐ケ丘に 吹きすさぶ風を超えて わが魂(こころ)を運びたまえ 轟け 空を裂いて 乱れよ 怒りのテンペスト 地上をはや嘗めるのは 鬼神が曳く焔影 滅亡の緋い陽炎立ち 胸を卍に切り 薔薇の根を植えん たれを戀うると望むのなら 棘に絡められ 手も足も磔く なおも生きんと血潮巡るごと われは眠る 来る夢に いつか君に逢わんと さざめく 銀の雨よ この身を 嵐ケ淵へ 砕かれる波の間に間 わが叫びを沈めたまえ 轟け 穹窿突き 輝け 祈りのテンペスト 地上満つる清らかに 龍神吐く流涎の 天を映して水鏡揺れ 舞い飛べ 生きる星辰よ こぼれる 嵐ケ丘に 吹きすさぶ風を超えて わが魂を運びたまえ 轟け 雲を裂いて 耀け 嘆きのテンペスト この世をいま照らすのは 雷神撃つ光の矢 闇は美しく雪崩るだろう |
絶叫哲学絶叫 喉ヲアケテ モット喚キタマエ 絶唱 歌ウヨリカ ズットイイ声ダワ 擬音操ル 詩人ノ君ト 絶頂 音ヲ立テテ グット響キ合ウノ 絶望 奏デルヨニ キット純粋ダワ キレイナ指ハ ピアノデ殉死 何カ意味アル生キ方シタラ 意味無イノカシラ ハニー 浮世ハ徒然 ワタシダダイスト 夢モ刺激モ気軽ニ買エル 小サナ富デ デモワタシハ喘ギタイノ 戒厳令敷イタ国ノ 抑圧サレテク芸術家ミタイニ 絶叫 拳アゲテ モット壊シタマエ 絶笑 微笑ムヨリ ズットイイ顔ダワ 亀裂ダラケノ 偽善ノマスク ドンナ男(ヒト)ニモ好カレル事ガ 理想ナノカシラ マミィー 最強ロマンス アノ娘ヒロイズム 愛モ正義モ気易ク売レル オイクラデモ デモワタシハ抗イタイ 反勢力消エタ街ノ 地下室ニ隠ル叛逆者ミタイニ 皆ガ讃エル才能アレバ 成レルノカシラ英雄(ヒーロー) 完全無敵ノ和平フィロソフィー 人ハ絆デツナガッテルト 信ジテルノ ソウネ誰モ叫バナイワ 何カ意味アル生キ方シタラ 意味無イノカシラ ハニー 浮世ハ徒然 フタリダダイスト 夢モ刺激モ気軽ニ買エル 小サナ富デ デモワタシハ喘ギタイノ 戒厳令敷イタ国ノ 去勢サレソウナ革命家ミタイニ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 絶叫 喉ヲアケテ モット喚キタマエ 絶唱 歌ウヨリカ ズットイイ声ダワ 擬音操ル 詩人ノ君ト 絶頂 音ヲ立テテ グット響キ合ウノ 絶望 奏デルヨニ キット純粋ダワ キレイナ指ハ ピアノデ殉死 何カ意味アル生キ方シタラ 意味無イノカシラ ハニー 浮世ハ徒然 ワタシダダイスト 夢モ刺激モ気軽ニ買エル 小サナ富デ デモワタシハ喘ギタイノ 戒厳令敷イタ国ノ 抑圧サレテク芸術家ミタイニ 絶叫 拳アゲテ モット壊シタマエ 絶笑 微笑ムヨリ ズットイイ顔ダワ 亀裂ダラケノ 偽善ノマスク ドンナ男(ヒト)ニモ好カレル事ガ 理想ナノカシラ マミィー 最強ロマンス アノ娘ヒロイズム 愛モ正義モ気易ク売レル オイクラデモ デモワタシハ抗イタイ 反勢力消エタ街ノ 地下室ニ隠ル叛逆者ミタイニ 皆ガ讃エル才能アレバ 成レルノカシラ英雄(ヒーロー) 完全無敵ノ和平フィロソフィー 人ハ絆デツナガッテルト 信ジテルノ ソウネ誰モ叫バナイワ 何カ意味アル生キ方シタラ 意味無イノカシラ ハニー 浮世ハ徒然 フタリダダイスト 夢モ刺激モ気軽ニ買エル 小サナ富デ デモワタシハ喘ギタイノ 戒厳令敷イタ国ノ 去勢サレソウナ革命家ミタイニ |
雪華懺悔心中一片一文灰散る如く 薄霞 時は降り積もる 毀れる躰はああ何処で 朽ちゆくのでしょう 蠢く私の不浄の指は 毒の絲吐いて女郎蜘蛛 縛られた過去の亡霊と 人肌を縊る 綺麗事ほどお笑い種の 表を越えて渡りませ 本当は 悪いお人で あらしゃりますか 愚か恋しや 痴人の愛の 果て無き情け縺れ 堕ちては外道 縋れど地獄 のぼる気も失せ蜘蛛の糸 如夜叉燃しませ 戀の恨道 引き返せぬのならば 覚悟の腹はいざ 抜く鞘ひらひら段平翳して 刺青の薫り墨染めの桜 漆の闇へと隠しつつ はるかに 愛する痛みなら 膿み尽くしたでしょう 見上げる宵には裸木の骨 生きれど女は月髑髏 白珠の下腹満ちるたび 生まれ出づる死よ 朝日を知らぬ赤子のように 血肉包まれ眠りませ 本当に 可哀いお人で あらしゃりますね いのち愛しや 賽の河原の 石積み遊び憫れ 通るは百鬼 罅ぜる鬼灯 転ぶ間もなく針の山 女夜叉抱きませ 懺悔野ざらし 二度と帰らせまいと 占う吉凶は 剥ぐ爪はらはら花弁数えて 怖いお人で あらしゃりますか いのち惜しかろ 飲み乾す咽に 爛れる情の苦し 秘すれば仏 焼かれて般若 崩れゆくほど麗しや 女夜叉抱きませ 夢の通い路 二度と戻れぬように 踏み出した足首 舞う雪はらはら六花に埋もれて 愚か恋しや 痴人の愛の 果て無き情け縺れ 堕ちては外道 縋れど地獄 のぼる気も失せ蜘蛛の糸 如夜叉燃しませ 戀の恨道 引き返せぬのならば 覚悟の腹はいざ 抜く鞘ひらひら段平翳して | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 一片一文灰散る如く 薄霞 時は降り積もる 毀れる躰はああ何処で 朽ちゆくのでしょう 蠢く私の不浄の指は 毒の絲吐いて女郎蜘蛛 縛られた過去の亡霊と 人肌を縊る 綺麗事ほどお笑い種の 表を越えて渡りませ 本当は 悪いお人で あらしゃりますか 愚か恋しや 痴人の愛の 果て無き情け縺れ 堕ちては外道 縋れど地獄 のぼる気も失せ蜘蛛の糸 如夜叉燃しませ 戀の恨道 引き返せぬのならば 覚悟の腹はいざ 抜く鞘ひらひら段平翳して 刺青の薫り墨染めの桜 漆の闇へと隠しつつ はるかに 愛する痛みなら 膿み尽くしたでしょう 見上げる宵には裸木の骨 生きれど女は月髑髏 白珠の下腹満ちるたび 生まれ出づる死よ 朝日を知らぬ赤子のように 血肉包まれ眠りませ 本当に 可哀いお人で あらしゃりますね いのち愛しや 賽の河原の 石積み遊び憫れ 通るは百鬼 罅ぜる鬼灯 転ぶ間もなく針の山 女夜叉抱きませ 懺悔野ざらし 二度と帰らせまいと 占う吉凶は 剥ぐ爪はらはら花弁数えて 怖いお人で あらしゃりますか いのち惜しかろ 飲み乾す咽に 爛れる情の苦し 秘すれば仏 焼かれて般若 崩れゆくほど麗しや 女夜叉抱きませ 夢の通い路 二度と戻れぬように 踏み出した足首 舞う雪はらはら六花に埋もれて 愚か恋しや 痴人の愛の 果て無き情け縺れ 堕ちては外道 縋れど地獄 のぼる気も失せ蜘蛛の糸 如夜叉燃しませ 戀の恨道 引き返せぬのならば 覚悟の腹はいざ 抜く鞘ひらひら段平翳して |
戦慄の子供たち光る眼で闇を読む 恐るべき子供達 生まれてきた時からずっと 愛とは凶器で 真っ赤に濡れた胸を掴んで 傷口に埋めた 腐敗の中から成せる世界には 華やぐ絶望 生かすも殺すもわたしたちの業 犬のように笑い 豚のように泣いて 喚きつづけたあとには さあどうする 守られあやされ毀れて 息づくこの身は抜け殻 ひび割れ煌めく心の 引き金に指を掛け 守られあやされ壊して すべてわかったふりをして 撃つのは甲斐なき幻(ゆめ)ばかり 足の生えた亡霊の群れ 遊戯の死を踏めど 生きるために焦がれて探す ゲートは 地の底に どんな始まりも終わりの為では 非ざる凶暴 わたしを救うのはわたしたちだけ 敵のように愛し 友のように憎み 偽りながら出会ったわけじゃない 番って求めてさぐれば みんな沈んでく気がする 上澄みに浮かぶ心は 汚れてはないと知る 番って求め 弄って 涙にならない痛みを さあ口移しで分け合おう 眠る眼で闇を抱く 哀しみの子供達 守られあやされ毀れて 息づくこの身は抜け殻 ひび割れ煌めく心の 引き金に指を掛け 縛られ囲われ飼われて喰まれて 抗う切なる自由よ 呪って夢みて疎んで祈って 運命よ! 生きたいと願う まだ残れるわたしの命 | ALI PROJECT | Arika Takarano | Mikiya Katakura | | 光る眼で闇を読む 恐るべき子供達 生まれてきた時からずっと 愛とは凶器で 真っ赤に濡れた胸を掴んで 傷口に埋めた 腐敗の中から成せる世界には 華やぐ絶望 生かすも殺すもわたしたちの業 犬のように笑い 豚のように泣いて 喚きつづけたあとには さあどうする 守られあやされ毀れて 息づくこの身は抜け殻 ひび割れ煌めく心の 引き金に指を掛け 守られあやされ壊して すべてわかったふりをして 撃つのは甲斐なき幻(ゆめ)ばかり 足の生えた亡霊の群れ 遊戯の死を踏めど 生きるために焦がれて探す ゲートは 地の底に どんな始まりも終わりの為では 非ざる凶暴 わたしを救うのはわたしたちだけ 敵のように愛し 友のように憎み 偽りながら出会ったわけじゃない 番って求めてさぐれば みんな沈んでく気がする 上澄みに浮かぶ心は 汚れてはないと知る 番って求め 弄って 涙にならない痛みを さあ口移しで分け合おう 眠る眼で闇を抱く 哀しみの子供達 守られあやされ毀れて 息づくこの身は抜け殻 ひび割れ煌めく心の 引き金に指を掛け 縛られ囲われ飼われて喰まれて 抗う切なる自由よ 呪って夢みて疎んで祈って 運命よ! 生きたいと願う まだ残れるわたしの命 |
戦争と平和Love will give wish to all the people 夢から目醒めて 泣き出す幼子をあやしつけるように What should we do for the world この星を揺らす せつない叫び声をそっと鎮められたら たとえ天の怒りに触れて ひかりの園を追われたとしても けしてあなたと離れはしない 瓦礫の森の白い月を見上げて はるか遠い時 黄金の記憶を呼び戻すの Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕には哀しみも抱きしめられるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける 荒れた地にも一茎の花が 太陽に向かい咲きほこるように この世に満ちる美しきもの めぐる緑と広がる蒼穹の下で あなたを愛し 故郷を想って私は生きる Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を包む海より深い愛を人は満たしつづける 炎散る廃虚逃げ惑う人 飢えた子供の罪なきその眸に おとぎばなしの青い鳥の影が映る日まで Love will give wish to all the people 無力なこの手を差し伸べれば いつか誰かを救えるの? What should we do for the world この星を揺らすせつない叫び声をいつか鎮めるために Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕なら 哀しみに戦い勝てるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を照らす空より高い愛を人は掲げつづける | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | Love will give wish to all the people 夢から目醒めて 泣き出す幼子をあやしつけるように What should we do for the world この星を揺らす せつない叫び声をそっと鎮められたら たとえ天の怒りに触れて ひかりの園を追われたとしても けしてあなたと離れはしない 瓦礫の森の白い月を見上げて はるか遠い時 黄金の記憶を呼び戻すの Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕には哀しみも抱きしめられるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける 荒れた地にも一茎の花が 太陽に向かい咲きほこるように この世に満ちる美しきもの めぐる緑と広がる蒼穹の下で あなたを愛し 故郷を想って私は生きる Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を包む海より深い愛を人は満たしつづける 炎散る廃虚逃げ惑う人 飢えた子供の罪なきその眸に おとぎばなしの青い鳥の影が映る日まで Love will give wish to all the people 無力なこの手を差し伸べれば いつか誰かを救えるの? What should we do for the world この星を揺らすせつない叫び声をいつか鎮めるために Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕なら 哀しみに戦い勝てるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を照らす空より高い愛を人は掲げつづける |
SENGOKU GIRL行ケド戻レドサア通リヤンセ 巡リ巡ツテモ蟻地獄 白衣ノ曝ニ滲ンダ血ノ地図 タドツテアナタノ弱味ニ付ケ込ミタイ ウロコノ鎧ヲ百片剥ガシテ 緑青ノ花デ散華シテ参ロウ 恋ニ忠義ヲ誓イ 裏切リニハ切腹 昇リツメテ下剋上 ワタシハモウ断絶 悲劇メイテ姫君乱心 逃ゲ込ム廊下ニ影曳ク血天井 ココナラ同ジ悪夢ガ滴ルワ 愛トハ戦デ勝ツテモ負ケテモ フタリハ独リト独リデシカナイノ 恋ノ制裁受ケテ 苦シミニハ介錯 寝テモ覚メテモ乱世 アナタハモウ失脚 紅蓮ハナツ黒天守閣 イツペン死ンデクダサル 愛トハ戦デ 生キテモ死ンデモ ドンナニ刺シテモ コンナニ突イテモ 虫ノ息デモマダ責メタリナイデシヨ 恋ノ合ワセ銅鏡ガ 映シダスハ神獣 持チツ持タレツ浄土 アナタトナラ心中 晴レテ冥土ヘ夫婦道中 モイツペン死ンデクダサル 逝ケド戻レドマダ通リヤンセ 巡リ巡ツテモ蟻地獄 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 行ケド戻レドサア通リヤンセ 巡リ巡ツテモ蟻地獄 白衣ノ曝ニ滲ンダ血ノ地図 タドツテアナタノ弱味ニ付ケ込ミタイ ウロコノ鎧ヲ百片剥ガシテ 緑青ノ花デ散華シテ参ロウ 恋ニ忠義ヲ誓イ 裏切リニハ切腹 昇リツメテ下剋上 ワタシハモウ断絶 悲劇メイテ姫君乱心 逃ゲ込ム廊下ニ影曳ク血天井 ココナラ同ジ悪夢ガ滴ルワ 愛トハ戦デ勝ツテモ負ケテモ フタリハ独リト独リデシカナイノ 恋ノ制裁受ケテ 苦シミニハ介錯 寝テモ覚メテモ乱世 アナタハモウ失脚 紅蓮ハナツ黒天守閣 イツペン死ンデクダサル 愛トハ戦デ 生キテモ死ンデモ ドンナニ刺シテモ コンナニ突イテモ 虫ノ息デモマダ責メタリナイデシヨ 恋ノ合ワセ銅鏡ガ 映シダスハ神獣 持チツ持タレツ浄土 アナタトナラ心中 晴レテ冥土ヘ夫婦道中 モイツペン死ンデクダサル 逝ケド戻レドマダ通リヤンセ 巡リ巡ツテモ蟻地獄 |
青嵐血風録疾風の如く 胸に噛み付く 須臾の想い熱く わが心には蒼き狼 無疵のまま血を流す 迷い惑い彷徨って 意味を成さぬ咆吼の 山に空に谺越え 何処に届く絶唱 路に倒れて呼ぶ名などない 散らばる誇り掻き抱く時 溝の泥水映える若月 優しき春を何故見せる 誰かの孤独と ひととき交われば 救いの手は影だけ伸ばす 僕らが視たいのはその先でも ここは遙かな真紅の戦場 流浪の民の 堕ち行く先 悪の華は暗く わが魂の青き嵐よ 止む事無く降り続け 焦り喘ぎ這いずって 断ち切らんと煩悩の 行きつ戻りつ獣路 いつ果てるや葛藤 生まれながらに知っていたのか 愛という名のぬくもり哀し 暗に求めた垂乳根の母 貴女が与えし日々の中 近づき遠ざかり 抱くのは幻か この腕には諸刃の剣 誰かと刺し違え確かめ合う この世に生まれ落ちたということ 俘囚の身なれ 牙を向けても 見えぬ敵はいずこ わが心には蒼き狼 眠らぬ夜を幾つ過ぎ 切り裂かれし晴天と 紫黒の地の渾沌と 奇跡のような夕映えを 纏う我は血みどろ 疾風の如く 胸に噛み付く 須臾の想い深く わが心には蒼き狼 涙無く傷は沁みて 流浪の民の 堕ち行く先 悪の華は暗く わが魂の青き嵐よ 止む事無く降り続け 迷い惑い彷徨って 意味を成さぬ咆吼の 山に空に谺越え いつか届く絶唱 嵐逝き夕映え 纏う我は血みどろ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 疾風の如く 胸に噛み付く 須臾の想い熱く わが心には蒼き狼 無疵のまま血を流す 迷い惑い彷徨って 意味を成さぬ咆吼の 山に空に谺越え 何処に届く絶唱 路に倒れて呼ぶ名などない 散らばる誇り掻き抱く時 溝の泥水映える若月 優しき春を何故見せる 誰かの孤独と ひととき交われば 救いの手は影だけ伸ばす 僕らが視たいのはその先でも ここは遙かな真紅の戦場 流浪の民の 堕ち行く先 悪の華は暗く わが魂の青き嵐よ 止む事無く降り続け 焦り喘ぎ這いずって 断ち切らんと煩悩の 行きつ戻りつ獣路 いつ果てるや葛藤 生まれながらに知っていたのか 愛という名のぬくもり哀し 暗に求めた垂乳根の母 貴女が与えし日々の中 近づき遠ざかり 抱くのは幻か この腕には諸刃の剣 誰かと刺し違え確かめ合う この世に生まれ落ちたということ 俘囚の身なれ 牙を向けても 見えぬ敵はいずこ わが心には蒼き狼 眠らぬ夜を幾つ過ぎ 切り裂かれし晴天と 紫黒の地の渾沌と 奇跡のような夕映えを 纏う我は血みどろ 疾風の如く 胸に噛み付く 須臾の想い深く わが心には蒼き狼 涙無く傷は沁みて 流浪の民の 堕ち行く先 悪の華は暗く わが魂の青き嵐よ 止む事無く降り続け 迷い惑い彷徨って 意味を成さぬ咆吼の 山に空に谺越え いつか届く絶唱 嵐逝き夕映え 纏う我は血みどろ |
静謐なる私小説恋に堕ちる唄なら 詩人たちが星の数書く 金糸雀の声持つ歌姫たちが 月昇るたび さえずる だけどわたしのこころにあるのは ただひとつの恋だけ かつて愛された 想い それがあるから 夢も明日もいらない 小さな籠のなか暮らすの ……… 愛に裂けた傷なら 時の針が痕なく縫おう 青褪めた裸の踊り子たちは 情熱を舞いつづける だけどわたしのこころに 咲くのは散ることない黒薔薇 誰かを愛した 記憶 それがあるから 恐れも寂しさもなく 穏やかな微笑でいるの ……… いつもわたしのこころにあるのは ただ一度の恋だけ 褪せる事のない 秘密を抱いたままで 一生 誰にも語らず 静かなる微笑で生きる やがて老いていくほど少女のように | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | Yoshihisa Hirano | 恋に堕ちる唄なら 詩人たちが星の数書く 金糸雀の声持つ歌姫たちが 月昇るたび さえずる だけどわたしのこころにあるのは ただひとつの恋だけ かつて愛された 想い それがあるから 夢も明日もいらない 小さな籠のなか暮らすの ……… 愛に裂けた傷なら 時の針が痕なく縫おう 青褪めた裸の踊り子たちは 情熱を舞いつづける だけどわたしのこころに 咲くのは散ることない黒薔薇 誰かを愛した 記憶 それがあるから 恐れも寂しさもなく 穏やかな微笑でいるの ……… いつもわたしのこころにあるのは ただ一度の恋だけ 褪せる事のない 秘密を抱いたままで 一生 誰にも語らず 静かなる微笑で生きる やがて老いていくほど少女のように |
聖少女領域まだ云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて羽のように軽い 囁いて パパより優しいテノールで 奪う覚悟があるのならば 百万の薔薇の寝台(ベッド)に 埋もれ見る夢よりも 馨しく私は生きてるの どうすれば醜いものが 蔓延(はびこ)ったこの世界 汚れずに羽搏いて行けるのか ひとり繭の中 学びつづけても 水晶の星空は 遠すぎるの まだ触れないで その慄える指先は 花盗人の甘い躊躇い 触れてもいい この深い胸の奥にまで 届く自信があるのならば 白馬の王子様なんて 信じてるわけじゃない 罅割れた硝子厘(ケエス)に 飾られた純潔は 滅びゆく天使たちの心臓 また明日も目覚めるたびに 百年の刻を知る 眠れない魂の荊姫 くい込む冠 一雫の血に ああ現実(いま)が真実と 思い知るの まだ行かないで 月光の結界で 過ちに気づいてしまいそう 安らかなぬくもりに抱かれ 壊れたい私は 罪の子なのでしょうか そっと零れてくる 涙の意味さえわからない もう云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて鎖のように重い 囁いて パパより優しいテノールで どんな覚悟もできるならば さあ誓ってよその震える唇で 蜜を摘む狩人のときめき 攫っていい この深い胸の奥底を 射抜く勇気があるのならば 貴方、捕まえたらけして 逃がさないようにして | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | まだ云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて羽のように軽い 囁いて パパより優しいテノールで 奪う覚悟があるのならば 百万の薔薇の寝台(ベッド)に 埋もれ見る夢よりも 馨しく私は生きてるの どうすれば醜いものが 蔓延(はびこ)ったこの世界 汚れずに羽搏いて行けるのか ひとり繭の中 学びつづけても 水晶の星空は 遠すぎるの まだ触れないで その慄える指先は 花盗人の甘い躊躇い 触れてもいい この深い胸の奥にまで 届く自信があるのならば 白馬の王子様なんて 信じてるわけじゃない 罅割れた硝子厘(ケエス)に 飾られた純潔は 滅びゆく天使たちの心臓 また明日も目覚めるたびに 百年の刻を知る 眠れない魂の荊姫 くい込む冠 一雫の血に ああ現実(いま)が真実と 思い知るの まだ行かないで 月光の結界で 過ちに気づいてしまいそう 安らかなぬくもりに抱かれ 壊れたい私は 罪の子なのでしょうか そっと零れてくる 涙の意味さえわからない もう云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて鎖のように重い 囁いて パパより優しいテノールで どんな覚悟もできるならば さあ誓ってよその震える唇で 蜜を摘む狩人のときめき 攫っていい この深い胸の奥底を 射抜く勇気があるのならば 貴方、捕まえたらけして 逃がさないようにして |
星月夜どんなにあなたを 抱きしめても いつかはふたりが 離れる時がくる 迷子のように それがこわい 星が音を たてて墜ちる 秘やかな こんな夜は 誰も天使に なれないけど 心は空より 息づいているわ ただひとつの 翳りもなく あなたが目を 閉じたあとも そばにいるわ いつまでも もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから いつしか涙は 悲しみよりも 愛するために あふれてゆくでしょう あなたを知る それまでより わたしが目を 閉じるときは ただこの手を 握ってて もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから 木々のみどり 風のかおり わたしたちが 流れてく 時をこえて 夢をこえて そばにいるわ いつまでも | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 平野義久 | どんなにあなたを 抱きしめても いつかはふたりが 離れる時がくる 迷子のように それがこわい 星が音を たてて墜ちる 秘やかな こんな夜は 誰も天使に なれないけど 心は空より 息づいているわ ただひとつの 翳りもなく あなたが目を 閉じたあとも そばにいるわ いつまでも もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから いつしか涙は 悲しみよりも 愛するために あふれてゆくでしょう あなたを知る それまでより わたしが目を 閉じるときは ただこの手を 握ってて もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから 木々のみどり 風のかおり わたしたちが 流れてく 時をこえて 夢をこえて そばにいるわ いつまでも |
世紀末ゲネシス怒りよ 遙か天を裂き走る稲妻の切尖 哀しみ 幾万年前絶えた星の灯の下で この世界が 生まれたとき 包んだのは 闇と光 どちらだったろう 人はひとり 産まれてくる 暗がりだけ 見つめながら 生きる事が 死に向かうのだとしても 希望よ 白む空にまた昇る黄金の太陽 愛しさ 澄んだ水面へと映る偽りのない姿 喜び 伸ばす手に触れて咲いた葩弁のぬくもり 淋しさ 蒼い夜に浮き墜ちる月の雫の中に 闇へと舞い散れ 光に埋もれよ この世界が 終わる瞬間(とき)を 抱きとるのは 光か闇 どちらだろうか どこに消え 逝くとしても 戦い 立ち向かう盾と響く鋼の剣の音 絶望 風が凍りつく荒野跡形もない息吹 怒りよ 遙か天を裂き走る稲妻の切尖 哀しみ 幾万年前絶えた星の灯の下で 闇から舞うのは輝く翼で 光が生むのは美しい無数の影 われわれが 歩む地を 彩るもの | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 怒りよ 遙か天を裂き走る稲妻の切尖 哀しみ 幾万年前絶えた星の灯の下で この世界が 生まれたとき 包んだのは 闇と光 どちらだったろう 人はひとり 産まれてくる 暗がりだけ 見つめながら 生きる事が 死に向かうのだとしても 希望よ 白む空にまた昇る黄金の太陽 愛しさ 澄んだ水面へと映る偽りのない姿 喜び 伸ばす手に触れて咲いた葩弁のぬくもり 淋しさ 蒼い夜に浮き墜ちる月の雫の中に 闇へと舞い散れ 光に埋もれよ この世界が 終わる瞬間(とき)を 抱きとるのは 光か闇 どちらだろうか どこに消え 逝くとしても 戦い 立ち向かう盾と響く鋼の剣の音 絶望 風が凍りつく荒野跡形もない息吹 怒りよ 遙か天を裂き走る稲妻の切尖 哀しみ 幾万年前絶えた星の灯の下で 闇から舞うのは輝く翼で 光が生むのは美しい無数の影 われわれが 歩む地を 彩るもの |
青蛾月憂いの三日月に 恋したウサギは 光の雫で からだを染めるよ 手を伸ばせば何でも 届くと信じられる 胸刺す月の針 光を紡いで あなたを迎え飛ぶ 絨毯をつくる 唇を濡らしても 触れるのは風ばかり 独りきりの 蒼いこの世界で 天鵞絨の闇の中で 泣きながら眠る 悲しみよ夢の中で 立ち止まるがいい 感じる指先の鮮やかな記憶 あなたに逢うための 祈りを続ける 瞬きをする間 塗りかえられる景色 一人では何処へも 飛ぶことができない 遠い国へ 誘うことまでも 幾千の年月が過ぎても あなたから届く月の便りを ただ 待つばかり わたしは月姫 哀しい運命の 金の文字が 瞳に沁みる 涙が零れて 止まらない 抱きしめられるたび 帰ってゆく想い それは昔聞いた おとぎ話の中 息を潜め 美しき夜に 苦しみは森に潜む 青蛾の翅 銀粉にまかれながら 消え失せてしまえ 花に埋もれ オフィーリア わたしはここに 狂気に埋もれた夢を 取り戻すために 光に包まれて 抱かれて眠れ 悲しみよ夢の中で 凍りつくがいい | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 憂いの三日月に 恋したウサギは 光の雫で からだを染めるよ 手を伸ばせば何でも 届くと信じられる 胸刺す月の針 光を紡いで あなたを迎え飛ぶ 絨毯をつくる 唇を濡らしても 触れるのは風ばかり 独りきりの 蒼いこの世界で 天鵞絨の闇の中で 泣きながら眠る 悲しみよ夢の中で 立ち止まるがいい 感じる指先の鮮やかな記憶 あなたに逢うための 祈りを続ける 瞬きをする間 塗りかえられる景色 一人では何処へも 飛ぶことができない 遠い国へ 誘うことまでも 幾千の年月が過ぎても あなたから届く月の便りを ただ 待つばかり わたしは月姫 哀しい運命の 金の文字が 瞳に沁みる 涙が零れて 止まらない 抱きしめられるたび 帰ってゆく想い それは昔聞いた おとぎ話の中 息を潜め 美しき夜に 苦しみは森に潜む 青蛾の翅 銀粉にまかれながら 消え失せてしまえ 花に埋もれ オフィーリア わたしはここに 狂気に埋もれた夢を 取り戻すために 光に包まれて 抱かれて眠れ 悲しみよ夢の中で 凍りつくがいい |
すみれの花咲くころすみれの花咲くころ はじめて君を知りぬ 君を想い日ごと夜ごと 悩みしあの日のころ すみれの花咲くころ 今も心ふるう 忘れな君 われらの恋 すみれの花咲くころ 春すみれ咲き 春を告げる 春何ゆえ 人は汝を待つ 楽しく悩ましき春の夢 甘き恋 人の心酔わす そは汝 すみれ咲く春 すみれの花咲くころ はじめて君を知りぬ 君を想い日ごと夜ごと 悩みしあの日のころ すみれの花咲くころ 今も心ふるう 忘れな君 われらの恋 すみれの花咲くころ | ALI PROJECT | Fritz Rotter・白井鐵 | Franz Doelle | Yoshihisa Hirano | すみれの花咲くころ はじめて君を知りぬ 君を想い日ごと夜ごと 悩みしあの日のころ すみれの花咲くころ 今も心ふるう 忘れな君 われらの恋 すみれの花咲くころ 春すみれ咲き 春を告げる 春何ゆえ 人は汝を待つ 楽しく悩ましき春の夢 甘き恋 人の心酔わす そは汝 すみれ咲く春 すみれの花咲くころ はじめて君を知りぬ 君を想い日ごと夜ごと 悩みしあの日のころ すみれの花咲くころ 今も心ふるう 忘れな君 われらの恋 すみれの花咲くころ |
ストロベリーパイをお食べ真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Love いくら食べても 飽きることはない love me 銀のナイフを 握りしめる瞬間から 胸は躍る おなかすかせた獣みたいに 恋をした アノ子が欲しいの アノ子じゃ わからない コノ子がいいかな いいえドノ子も 中味は変わらないね 真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Heart いくら食べても 飽きることはない 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love me 食べ散らかした お菓子のように あちこち 恋のシガイ 部屋から部屋へ コマドリたちは 放し飼い おしゃべりはずんで いっしょに寝ました 三日もたったら 愛は壜詰め 綺麗なカビが生えた 真っ赤な Strawberry pie おもてなししてね とろける Honey Heart いくら飲んでも すぐにノドは乾く 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love you 真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Heart いくら食べても 飽きることはない 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love me | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Love いくら食べても 飽きることはない love me 銀のナイフを 握りしめる瞬間から 胸は躍る おなかすかせた獣みたいに 恋をした アノ子が欲しいの アノ子じゃ わからない コノ子がいいかな いいえドノ子も 中味は変わらないね 真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Heart いくら食べても 飽きることはない 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love me 食べ散らかした お菓子のように あちこち 恋のシガイ 部屋から部屋へ コマドリたちは 放し飼い おしゃべりはずんで いっしょに寝ました 三日もたったら 愛は壜詰め 綺麗なカビが生えた 真っ赤な Strawberry pie おもてなししてね とろける Honey Heart いくら飲んでも すぐにノドは乾く 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love you 真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Heart いくら食べても 飽きることはない 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love me |
STILL ALIVE静寂 蒼ク深ク 時ノ水面 揺蕩ウ ヒトリ 風ガ吹クヨウニ 過ギ去ッテク 彼奴ハドコニ 向カッテクンダロウ 音ヲ紡グ 息ヲオクレ 此処デ本当ノ 歌ヲツクロウ アタシハマダ 機械ジャナイカラ 無限ヲ抱ク 宇宙ガ視エル 共鳴ダケ 残シテイコウ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 静寂 蒼ク深ク 時ノ水面 揺蕩ウ ヒトリ 風ガ吹クヨウニ 過ギ去ッテク 彼奴ハドコニ 向カッテクンダロウ 音ヲ紡グ 息ヲオクレ 此処デ本当ノ 歌ヲツクロウ アタシハマダ 機械ジャナイカラ 無限ヲ抱ク 宇宙ガ視エル 共鳴ダケ 残シテイコウ |
水月鏡花遥かな記憶は 水面に描いた 翡翠の波間に 浮かび わたしの身体は 届かぬ底方へ 撓み沈み揺れて落ちる 生まれくる前に 視た夢が泳ぎつく場所は なんにもなくても すべてがあふれる 光で織られた岸辺でしょうか ぬくもる目蓋は 開くの それとも 閉じるためにあるのかしら 生まれくる前に 視た夢が辿りつく時は 薄闇の幕が そっと捲られた あなたに出会った あの日でしょうか 生まれゆく前に 還ったあとも夢はつづき 忘れえぬ声と 微笑みを抱いて 永遠の輪の中昇ってゆくの | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 遥かな記憶は 水面に描いた 翡翠の波間に 浮かび わたしの身体は 届かぬ底方へ 撓み沈み揺れて落ちる 生まれくる前に 視た夢が泳ぎつく場所は なんにもなくても すべてがあふれる 光で織られた岸辺でしょうか ぬくもる目蓋は 開くの それとも 閉じるためにあるのかしら 生まれくる前に 視た夢が辿りつく時は 薄闇の幕が そっと捲られた あなたに出会った あの日でしょうか 生まれゆく前に 還ったあとも夢はつづき 忘れえぬ声と 微笑みを抱いて 永遠の輪の中昇ってゆくの |
人生美味礼讃注げ満たせよ 黄金の杯 盛れよ溢れよ 欲望の皿 純銀のナイフの先で肉が舞う 砕け銜えよ 本能の骨 吐けよ下せよ 煩悩の灰汁 純正の血は唇を染めるだろう まずはこの眼で味わって 舌根から脳へと抜ける幸福 舐め回し髄まで啜り これこそ生きることの堪能 さあ、晩餐を共にしよう 愛すべき美食家達(グルマンディーズ) 美味なる悪食の虜 この世に食せぬものなどない 身も心も蕩けて 眠れる花の中 溺れ死ぬ蜜蜂のように 掲げ捧げよ 贄の美少年 崇め讃えよ 巨漢の王を 人類の罪などここに在りはせぬ 混ぜて捏ねろよ 一滴の毒 捨てよ排せよ 無菌の卓を 真実は腐臭の底に嗅ぎとらん 酸いも甘いもまだ知らぬ 珊瑚色に隠れた肌の輝き 美しい君を前にして いま渇望することの快楽 さあ、晩餐を共にしよう 優秀なる美食学(ガストロノミー) 先天性の稀なる舌で 筆舌尽くしがたき馳走を 今日も求めて彷徨う さながら血に飢えた 哀れなる伯爵のように 老いてもなお衰えなき 浅ましくも愛おしきその食欲 頬張り尽くし食べ尽くして これこそ生きることの恍惚 さあ、晩餐を共にしよう 選ばれし美食家達 美味なる飽食の虜 この世に食せぬものなし 食べて飲んで吐いて出し 泣いて笑い生きて死ぬ 弱肉強食なれの果て それがすべてそれで終わりさ どうかこの身が果てたら 収めてくれたまえ 残さずに胃袋のその中へ | ALI PROJECT | Arika Takarano | Mikiya Katakura | | 注げ満たせよ 黄金の杯 盛れよ溢れよ 欲望の皿 純銀のナイフの先で肉が舞う 砕け銜えよ 本能の骨 吐けよ下せよ 煩悩の灰汁 純正の血は唇を染めるだろう まずはこの眼で味わって 舌根から脳へと抜ける幸福 舐め回し髄まで啜り これこそ生きることの堪能 さあ、晩餐を共にしよう 愛すべき美食家達(グルマンディーズ) 美味なる悪食の虜 この世に食せぬものなどない 身も心も蕩けて 眠れる花の中 溺れ死ぬ蜜蜂のように 掲げ捧げよ 贄の美少年 崇め讃えよ 巨漢の王を 人類の罪などここに在りはせぬ 混ぜて捏ねろよ 一滴の毒 捨てよ排せよ 無菌の卓を 真実は腐臭の底に嗅ぎとらん 酸いも甘いもまだ知らぬ 珊瑚色に隠れた肌の輝き 美しい君を前にして いま渇望することの快楽 さあ、晩餐を共にしよう 優秀なる美食学(ガストロノミー) 先天性の稀なる舌で 筆舌尽くしがたき馳走を 今日も求めて彷徨う さながら血に飢えた 哀れなる伯爵のように 老いてもなお衰えなき 浅ましくも愛おしきその食欲 頬張り尽くし食べ尽くして これこそ生きることの恍惚 さあ、晩餐を共にしよう 選ばれし美食家達 美味なる飽食の虜 この世に食せぬものなし 食べて飲んで吐いて出し 泣いて笑い生きて死ぬ 弱肉強食なれの果て それがすべてそれで終わりさ どうかこの身が果てたら 収めてくれたまえ 残さずに胃袋のその中へ |
自由戀愛出合い頭に 目と目 星が散って 錯覚 または 運命の あやとり遊び 寄せ絡め たわめて お名前 拝聴します 大人のための お伽話 信じ 麗し乙女 中身だけ だけどあなたは わたし見えているの その他の群衆のなか 指をつなぎましょ もっと求めあえるわ 夢の国の扉は見せかけで 押しても引いても開かなくても 恋に暮らしましょ 他には何も持たず いま人生 産まれたての気分 裸になってゆく 変われなかった 行き場 ひとり 迷い 余所様の背を 追ったとて つまづくだけの 道外れ わたしは 日の元に 晒されます 声を重ねましょ それだけで歌になる オトコもオンナも関係なくて 幾つであろうと未熟なままで 命燃やしましょ 一秒も無駄はない いくら道草回り道しても 帰る場所はあるの 指をつなぎましょ もっと分かりあえるわ 胸の奥の扉の鍵を捨て 悲喜交々いろんな風通し 恋を育てましょ それさえあれば足りる ほらいつでも産まれたての気分 裸で生きてゆく | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 出合い頭に 目と目 星が散って 錯覚 または 運命の あやとり遊び 寄せ絡め たわめて お名前 拝聴します 大人のための お伽話 信じ 麗し乙女 中身だけ だけどあなたは わたし見えているの その他の群衆のなか 指をつなぎましょ もっと求めあえるわ 夢の国の扉は見せかけで 押しても引いても開かなくても 恋に暮らしましょ 他には何も持たず いま人生 産まれたての気分 裸になってゆく 変われなかった 行き場 ひとり 迷い 余所様の背を 追ったとて つまづくだけの 道外れ わたしは 日の元に 晒されます 声を重ねましょ それだけで歌になる オトコもオンナも関係なくて 幾つであろうと未熟なままで 命燃やしましょ 一秒も無駄はない いくら道草回り道しても 帰る場所はあるの 指をつなぎましょ もっと分かりあえるわ 胸の奥の扉の鍵を捨て 悲喜交々いろんな風通し 恋を育てましょ それさえあれば足りる ほらいつでも産まれたての気分 裸で生きてゆく |
殉教者の指数えてみよ さあ心を 荊が巻く身体の中 あそこここにそこにも在り 弾け裂ける 憎む妬む恋うる欲す ああ一度に君に向かう想い ああ僕はもう止められない こんな責め苦の果てにも 繋げてみよ この血管 僕の肉を縫う赤い絲 目眩続くこの長さが 君への距離 太く細く熱く硬く 愛などと奇麗事で叫べば 剥がれて暴かれるのは穢れ 皹割れてゆく死 愛などと奇麗事で呼べど 痛みに掏り替えられる陶酔 ああそれでも君に向かう想い もう僕は生きることしか出来ず 責め苦を背負って | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 数えてみよ さあ心を 荊が巻く身体の中 あそこここにそこにも在り 弾け裂ける 憎む妬む恋うる欲す ああ一度に君に向かう想い ああ僕はもう止められない こんな責め苦の果てにも 繋げてみよ この血管 僕の肉を縫う赤い絲 目眩続くこの長さが 君への距離 太く細く熱く硬く 愛などと奇麗事で叫べば 剥がれて暴かれるのは穢れ 皹割れてゆく死 愛などと奇麗事で呼べど 痛みに掏り替えられる陶酔 ああそれでも君に向かう想い もう僕は生きることしか出来ず 責め苦を背負って |
Je te veuxわたしの胸はぴあの ゼンマイ仕掛けの小鳥 くるしい恋の唄ばかり 歌いすぎたみたい やさしく叩いて 壊して わたしの指はミシン 心臓ふちどるビーズ いつも赤い糸ばかり よじれもつれ途切れ 幾重にも絡まる愛の重さ だけど絹(シルク)のように 包んであげるわ 世界中でいちばん あなたが欲しい もう何も誰もいらない わたしのからだはまだ 組み変わってゆくパズル どうぞ恋の欠片ごと 嵌めてつなぎ合わせ ここにあなたが 居るという答え そっと唇寄せて 教えて下さい わたしの目がすべてを 消してしまうまで ずっと | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | わたしの胸はぴあの ゼンマイ仕掛けの小鳥 くるしい恋の唄ばかり 歌いすぎたみたい やさしく叩いて 壊して わたしの指はミシン 心臓ふちどるビーズ いつも赤い糸ばかり よじれもつれ途切れ 幾重にも絡まる愛の重さ だけど絹(シルク)のように 包んであげるわ 世界中でいちばん あなたが欲しい もう何も誰もいらない わたしのからだはまだ 組み変わってゆくパズル どうぞ恋の欠片ごと 嵌めてつなぎ合わせ ここにあなたが 居るという答え そっと唇寄せて 教えて下さい わたしの目がすべてを 消してしまうまで ずっと |
地獄の門蛇に魅入られたら 真っ逆さまに 堕ちよ 蛇の道深く 憎しみはたわわに 虚実は花と咲き乱れ実る 夢の瑕疵の 唾棄すべき腑 手をかけよ 命を以って 蒼白に開く指 まみえる前に もしもおまえが 暗殺者ならば 迷い 嫉み 打ち砕くことができようか 悶絶せよ 堕落するときは いっそ見事に 血を吐き 毒に塗れ 奈落へと向かわん 其処でしか見えない天を仰ぎ 灼け爛れてゆく 明日を嗤えよ 縋り付き 這い上がる 鉄の汗 舌にのせ 喘ぎは至極 悪も穢れも 生きてゆくこその 痛み 証 涙を汚すより貴く 闘争せよ 愛を知りたくば 真っ暗がりへ 求めよ 赤子のように 叫びの胤の中 産まれるまえの闇 甦らん 選ぶがいい 戻るのか行くのか もしもわたしが 征服者ならば 人の心 忘れ去ってしまえるだろうか 陥落せよ 邪に魅入られたら 真っ逆さまに 堕ちよ 蛇の谷深く 悦びはうららに 月華さえ最後に辿り着くは 底の土 静かなる塋域 堕落すべきとき さあさ華麗に 血を抱き 毒に淫し 奈落へと向かわん この世の終わりには 果てがないと 嗚呼知るがいい 悶え盛る日々に! | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 蛇に魅入られたら 真っ逆さまに 堕ちよ 蛇の道深く 憎しみはたわわに 虚実は花と咲き乱れ実る 夢の瑕疵の 唾棄すべき腑 手をかけよ 命を以って 蒼白に開く指 まみえる前に もしもおまえが 暗殺者ならば 迷い 嫉み 打ち砕くことができようか 悶絶せよ 堕落するときは いっそ見事に 血を吐き 毒に塗れ 奈落へと向かわん 其処でしか見えない天を仰ぎ 灼け爛れてゆく 明日を嗤えよ 縋り付き 這い上がる 鉄の汗 舌にのせ 喘ぎは至極 悪も穢れも 生きてゆくこその 痛み 証 涙を汚すより貴く 闘争せよ 愛を知りたくば 真っ暗がりへ 求めよ 赤子のように 叫びの胤の中 産まれるまえの闇 甦らん 選ぶがいい 戻るのか行くのか もしもわたしが 征服者ならば 人の心 忘れ去ってしまえるだろうか 陥落せよ 邪に魅入られたら 真っ逆さまに 堕ちよ 蛇の谷深く 悦びはうららに 月華さえ最後に辿り着くは 底の土 静かなる塋域 堕落すべきとき さあさ華麗に 血を抱き 毒に淫し 奈落へと向かわん この世の終わりには 果てがないと 嗚呼知るがいい 悶え盛る日々に! |
地獄の季節ああ祈りの 季節がはじまる 盛りの炎が 消えたこの世の 最後の種子から 生まれ落ち黄昏に 育った子らよ 純粋の闇 真実の夜 その底に潜む 月光は獣道 本能の声が呼ぶ 銃をかまえて aller a la chasse 夢を狩り出す手解きを 指に食い込むダフネの花 まだ見ぬ母の子守唄 身体中を熱く巡り ひかれ合う血と蜜 もっと強く啜ってごらんよ ここに湧く享楽の美酒を 死を抱くよりも 恐れるものは 揺蕩う時間に 流されて魂が 老いてゆくこと 求めもしない 救えもしない 未来に望むのは 愛よりも美しい めくるめく滅亡 翼をもいで aller a la chasse 君を飾ろう檻の中 噎び泣くのは鞣しの肌 不在の父に恋い焦がれ 白い胸を輝かせる 癒えることない疵 もっと深く抉ってあげよう そこに在る悲しみの果実を 剣をたてて aller a la chasse 君を抱いても終わらない 鏤められた野獣の罠 異端の神を仕留めよう 銃をかまえて aller a la chasse 夢を狩り出す手解きを 指に食い込むダフネの花 まだ見ぬ母の子守唄 身体中を熱く巡り 混じり合う血と蜜 いくつでも齧ってみせよう 甘やかな苦しみの果実を ああ実りの地獄の季節で 僕らの永遠よ! | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | ああ祈りの 季節がはじまる 盛りの炎が 消えたこの世の 最後の種子から 生まれ落ち黄昏に 育った子らよ 純粋の闇 真実の夜 その底に潜む 月光は獣道 本能の声が呼ぶ 銃をかまえて aller a la chasse 夢を狩り出す手解きを 指に食い込むダフネの花 まだ見ぬ母の子守唄 身体中を熱く巡り ひかれ合う血と蜜 もっと強く啜ってごらんよ ここに湧く享楽の美酒を 死を抱くよりも 恐れるものは 揺蕩う時間に 流されて魂が 老いてゆくこと 求めもしない 救えもしない 未来に望むのは 愛よりも美しい めくるめく滅亡 翼をもいで aller a la chasse 君を飾ろう檻の中 噎び泣くのは鞣しの肌 不在の父に恋い焦がれ 白い胸を輝かせる 癒えることない疵 もっと深く抉ってあげよう そこに在る悲しみの果実を 剣をたてて aller a la chasse 君を抱いても終わらない 鏤められた野獣の罠 異端の神を仕留めよう 銃をかまえて aller a la chasse 夢を狩り出す手解きを 指に食い込むダフネの花 まだ見ぬ母の子守唄 身体中を熱く巡り 混じり合う血と蜜 いくつでも齧ってみせよう 甘やかな苦しみの果実を ああ実りの地獄の季節で 僕らの永遠よ! |
真偽贋者遊覧会夜の夢こそマコトは 嘘 夢見ることこそ 現 色を一つ差して引いて もう違いがわからない ここが何処かさえも曖昧な 屋根の下 床の上 見つからない人魚のよう 人が抱く幻想は 騙し合って作られた剥製 愛でようか 壊そうか 魔術師(ウィザード)の声で歌い 手品師(マジシャン)の手で持てなす 贋作師(フェイカー)の目で見つめて 詐欺師(ライアー)の舌で語る いっそどうぞ こころゆくまで 騙し絵(トロンプルイユ)を 仮面剥いだ貌が同じ もう誰だかわからない ありのままがいちばん恐ろしい 隠しても 曝しても 超現実主義(シュルレアリスム) 快楽 抽象表現主義(アンフォルメル)の憂鬱 絶対抽象絵画(シュプレマティスム) 禁欲 前衛芸術(アヴァンギャルド)の爆発 枠の中を 抜けて先まで 逆さ絵(トリックアート)で 魔術師(ウィザード)の声で嗤い 手品師(マジシャン)の手で盗んで 贋作師(フェイカー)の目で射ぬいて 詐欺師(ライアーの)舌で騙れ いっそどうぞ ココロひらいて ずっとみんな 姿持たない 歪像画(アナモルフォーズ)ね 歪ム 歪ム 回レ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 夜の夢こそマコトは 嘘 夢見ることこそ 現 色を一つ差して引いて もう違いがわからない ここが何処かさえも曖昧な 屋根の下 床の上 見つからない人魚のよう 人が抱く幻想は 騙し合って作られた剥製 愛でようか 壊そうか 魔術師(ウィザード)の声で歌い 手品師(マジシャン)の手で持てなす 贋作師(フェイカー)の目で見つめて 詐欺師(ライアー)の舌で語る いっそどうぞ こころゆくまで 騙し絵(トロンプルイユ)を 仮面剥いだ貌が同じ もう誰だかわからない ありのままがいちばん恐ろしい 隠しても 曝しても 超現実主義(シュルレアリスム) 快楽 抽象表現主義(アンフォルメル)の憂鬱 絶対抽象絵画(シュプレマティスム) 禁欲 前衛芸術(アヴァンギャルド)の爆発 枠の中を 抜けて先まで 逆さ絵(トリックアート)で 魔術師(ウィザード)の声で嗤い 手品師(マジシャン)の手で盗んで 贋作師(フェイカー)の目で射ぬいて 詐欺師(ライアーの)舌で騙れ いっそどうぞ ココロひらいて ずっとみんな 姿持たない 歪像画(アナモルフォーズ)ね 歪ム 歪ム 回レ |
処女懐胎、あるいは白骨塔より少女達は飛翔する空へと続く糸杉よりも 暗い土の中の わたし達の方が 天を知っている 割れて墜ちる破片 血で受け止めながら 蜜蝋の肌溶かし薫らせ 玻璃の骨砕いて この身で包むものは 腐敗せぬ魂 遙かな古代(むかし)でも 在らざる未來でも ずっと 失くしたのは青い翼 太陽の民に愛された証の 此処にいると伝えたくも 届けたいのは誰 見目麗しくそして醜く 生まれついたけれど わたし達はけして 神の子でなく 毒蛾の鱗粉に 送られる葬列 光の筋を導くものは 信仰か幻戯か 瞼の世界こそ 崩壊せん現実 果ての泥濘から 息を返すはあと少し 授かるのは黒い翼 天使と悪魔抱擁の印の もうひとつの鼓動はいま 細い肢体を破る 目を閉じて目を開けて 夜明けより闇夜より 破瓜なくて解体と懐胎の 死と再生 生まれるのは白い翼 抱きしめるのが 叶うというのなら 其処に行くと伝えられる 待っているのは何 羽撃くだけ 舞い上がるのは こんなにも容易い もっと高く もう許されぬ落下 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 空へと続く糸杉よりも 暗い土の中の わたし達の方が 天を知っている 割れて墜ちる破片 血で受け止めながら 蜜蝋の肌溶かし薫らせ 玻璃の骨砕いて この身で包むものは 腐敗せぬ魂 遙かな古代(むかし)でも 在らざる未來でも ずっと 失くしたのは青い翼 太陽の民に愛された証の 此処にいると伝えたくも 届けたいのは誰 見目麗しくそして醜く 生まれついたけれど わたし達はけして 神の子でなく 毒蛾の鱗粉に 送られる葬列 光の筋を導くものは 信仰か幻戯か 瞼の世界こそ 崩壊せん現実 果ての泥濘から 息を返すはあと少し 授かるのは黒い翼 天使と悪魔抱擁の印の もうひとつの鼓動はいま 細い肢体を破る 目を閉じて目を開けて 夜明けより闇夜より 破瓜なくて解体と懐胎の 死と再生 生まれるのは白い翼 抱きしめるのが 叶うというのなら 其処に行くと伝えられる 待っているのは何 羽撃くだけ 舞い上がるのは こんなにも容易い もっと高く もう許されぬ落下 |
昭和恋々幻燈館今は昔 白黒写真を 見れば浮かぶ色鮮やかに 知らない思い出まで 活き活きと動き出して 虹色幻影ノスタルジック 子供たちは外を駈け回り 家の軒にこぼれ咲く花 露地裏 燈りが灯る夕暮れ 山の古巣にカラスも帰るよ 夜道には黒マント翻し 秘密探偵が通る 怖くも愉しや 光も暗闇も溢れていた お洒落したら銀座のカフェーへ 日傘回し出掛けましょうか 西洋はパイプの烟の向こう 愛の台詞は文学の薫り パパとママそのまたママとパパの ダンスホールのロマンス 嬉し恥ずかし 笑顔も涙も華やいでいた 生まれ変わるなら あの時代に 生きてみたいな 足踏みのオルガンが奏でてた 希望の唄に靴が鳴る 切なく哀しや モノよりこころが豊かだった 戻らぬ恋人待つように 昭和恋々 | ALI PROJECT | Arika Takarano | Mikiya Katakura | | 今は昔 白黒写真を 見れば浮かぶ色鮮やかに 知らない思い出まで 活き活きと動き出して 虹色幻影ノスタルジック 子供たちは外を駈け回り 家の軒にこぼれ咲く花 露地裏 燈りが灯る夕暮れ 山の古巣にカラスも帰るよ 夜道には黒マント翻し 秘密探偵が通る 怖くも愉しや 光も暗闇も溢れていた お洒落したら銀座のカフェーへ 日傘回し出掛けましょうか 西洋はパイプの烟の向こう 愛の台詞は文学の薫り パパとママそのまたママとパパの ダンスホールのロマンス 嬉し恥ずかし 笑顔も涙も華やいでいた 生まれ変わるなら あの時代に 生きてみたいな 足踏みのオルガンが奏でてた 希望の唄に靴が鳴る 切なく哀しや モノよりこころが豊かだった 戻らぬ恋人待つように 昭和恋々 |
昭和B級下手喰い道舌が肥えたのは ガキの時分から 何でも喰ったから パンの欠片盗んで投獄 ジャン・バルジャンにゃなりたきゃないが 腹の虫は 年がら年中 たかる蝿のごとく鳴き喚く 小銭せびって駆け出す トタンのあばら屋 意地悪バアさんが駄菓子売る 軒先並んだ見目毒々しい チクロにズルチン サッカリン 魅惑の着色 人工甘味に 勝る旨さはない ボクらの未来は明るく輝く 丈夫に健康に 末は社長か総理大臣! 酸いも甘いもどうでもいいほど 大人になってしまうもんさ 金の卵 働きづめお国のため せめて 晩には 裸電球 眩しく妖しい横丁 馴染みの暖簾街 大繁盛 立ち飲み悪酔い シケモク燻して カストリ アブサン デンキブラン モツ焼きヤミ鍋 正体不明の 香ばしいい匂い 食肉解体の放るもんほど 賜るご馳走さ なんでもかんでも とことん味わえ! 現代(いま)では飽食反省大国? マクロビ ビーガン ベジタリアン 無添加推奨 有機栽培も 無くならないアレルギー 飢えとは無縁の乙女はこぞって 気楽なダイエット みんなグルメ 安全第一 素晴らしい未来!! | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 舌が肥えたのは ガキの時分から 何でも喰ったから パンの欠片盗んで投獄 ジャン・バルジャンにゃなりたきゃないが 腹の虫は 年がら年中 たかる蝿のごとく鳴き喚く 小銭せびって駆け出す トタンのあばら屋 意地悪バアさんが駄菓子売る 軒先並んだ見目毒々しい チクロにズルチン サッカリン 魅惑の着色 人工甘味に 勝る旨さはない ボクらの未来は明るく輝く 丈夫に健康に 末は社長か総理大臣! 酸いも甘いもどうでもいいほど 大人になってしまうもんさ 金の卵 働きづめお国のため せめて 晩には 裸電球 眩しく妖しい横丁 馴染みの暖簾街 大繁盛 立ち飲み悪酔い シケモク燻して カストリ アブサン デンキブラン モツ焼きヤミ鍋 正体不明の 香ばしいい匂い 食肉解体の放るもんほど 賜るご馳走さ なんでもかんでも とことん味わえ! 現代(いま)では飽食反省大国? マクロビ ビーガン ベジタリアン 無添加推奨 有機栽培も 無くならないアレルギー 飢えとは無縁の乙女はこぞって 気楽なダイエット みんなグルメ 安全第一 素晴らしい未来!! |